(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】2017212626
(43)【公開日】20171130
(54)【発明の名称】動画再生システム
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/8549 20110101AFI20171102BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20171102BHJP
   H04N 21/258 20110101ALI20171102BHJP
   H04N 5/91 20060101ALI20171102BHJP
   H04N 5/765 20060101ALI20171102BHJP
【FI】
   !H04N21/8549
   !G06F13/00 540A
   !H04N21/258
   !H04N5/91 N
   !H04N5/91 L
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
【全頁数】6
(21)【出願番号】2016104981
(22)【出願日】20160526
(71)【出願人】
【識別番号】501440684
【氏名又は名称】ソフトバンク株式会社
【住所又は居所】東京都港区東新橋一丁目9番1号
(74)【代理人】
【識別番号】100154195
【弁理士】
【氏名又は名称】丸林 敬子
(74)【代理人】
【識別番号】100171826
【弁理士】
【氏名又は名称】丸林 啓介
(72)【発明者】
【氏名】合場 邦章
【住所又は居所】東京都港区東新橋1丁目9番1号 ソフトバンク株式会社内
【テーマコード(参考)】
5B084
5C053
5C164
【Fターム(参考)】
5B084AA12
5B084AB07
5B084AB11
5B084BB12
5B084CB12
5B084CB22
5B084CF12
5B084DC02
5C053FA14
5C053JA30
5C053LA14
5C164MA06S
5C164MC03P
5C164SB21S
5C164SB29S
5C164SB41S
5C164TA08S
5C164YA21
(57)【要約】
【課題】不特定多数の人からのコメント件数に基づき再生時間を短縮して動画を再生する、動画再生システムの提供。
【解決手段】動画モニタ装置1が動画を表示し、動画モニタ装置1に表示された動画を見た不特定多数の人がツイッター(登録商標)等でコメントをコメント発信用端末2からインターネット5経由で動画時短編集装置4に送信し、動画時短編集装置4が集計したコメント件数をしきい値と比較し、コメント件数がしきい値以上になった部分を含む範囲の動画及び音声等の音を繋ぎ合わせた編集画像を動画時短編集装置4が作成した状態において、動画閲覧用端末3の利用者が配信要求をインターネット5経由で動画時短編集装置4に送信すると、動画時短編集装置4が編集画像をインターネット5経由で配信要求の有った動画閲覧用端末3に配信し、動画閲覧用端末3の表示部11及スピーカ12が配信された編集画像を表示する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
動画モニタ装置、コメント発信用端末、動画閲覧用端末、動画時短編集装置、インターネットを具備した動画再生システムであって、前記動画モニタ装置が動画を表示し、前記動画時短編集装置が前記動画モニタ装置で表示される動画を記憶し、前記動画モニタ装置に表示された動画を見た不特定多数の人がコメントを前記コメント発信用端末から前記インターネット経由で前記動画時短編集装置に送信し、前記動画時短編集装置が集計したコメント件数をしきい値と比較し、コメント件数がしきい値以上になった部分を含む範囲の動画及び音声等の音を繋ぎ合わせた編集画像を前記動画時短編集装置が作成した状態において、前記動画閲覧用端末が配信要求を前記インターネット経由で前記動画時短編集装置に送信し、前記動画時短編集装置が編集画像を前記インターネット経由で前記配信要求の有った前記動画閲覧用端末に配信し、前記動画閲覧用端末が配信された編集画像を表示することを特徴とする動画再生システム。
【請求項2】
動画時短編集装置が編集画像を作成する場合に、再生時間が予め設定された時間となるように編集画像を作成することを特徴とする請求項1記載の動画再生システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、再生時間を短縮して動画を再生する、動画再生システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1で開示された動画再生装置は、図4に示したように、動画再生装置に収録された動画例えばサッカーゲームを時刻t1から早送りでモニタ装置に再生し、その再生された動画を視聴している人が興味を持った場面、例えば時刻t2でのゴールシーンの時に操作部を操作し、時刻t3で人的入力が動画再生装置に入力されると、当該人的入力の入力された時刻t3から動画再生装置の動作の遅延した時刻t4よりも過去に遡った時刻t5から上記入力された時刻t3,t4を含む時刻t6までの範囲の動画を通常速度で再生し、その後前記時刻t6から、再び、早送りで再生するようになっている。
【0003】
しかしながら、特許文献1で開示された動画再生装置は、収録された動画の全場面を早送りと通常速度とで再生するため、再生時間を早送りよりも短縮できない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2014−142985号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、不特定多数の人からのコメント件数に基づき再生時間を短縮して動画を再生する、動画再生システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、動画モニタ装置、コメント発信用端末、動画閲覧用端末、動画時短編集装置、インターネットを具備した動画再生システムであって、前記動画モニタ装置が動画を表示し、前記動画時短編集装置が前記動画モニタ装置で表示される動画を記憶し、前記動画モニタ装置に表示された動画を見た不特定多数の人がコメントを前記コメント発信用端末から前記インターネット経由で前記動画時短編集装置に送信し、前記動画時短編集装置が集計したコメント件数をしきい値と比較し、コメント件数がしきい値以上になった部分を含む範囲の動画及び音声等の音を繋ぎ合わせた編集画像を前記動画時短編集装置が作成した状態において、前記動画閲覧用端末が配信要求を前記インターネット経由で前記動画時短編集装置に送信し、前記動画時短編集装置が編集画像を前記インターネット経由で前記配信要求の有った前記動画閲覧用端末に配信し、前記動画閲覧用端末が配信された編集画像を表示することを特徴とする。本発明の動画再生システムで再生される動画としては、テレビで放送されるドラマ、ニュース、運動競技等のあらゆる動画が適用可能である。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、不特定多数の人からのコメント件数に基づき再生時間を短縮して動画を再生することができる。例えば、前日見忘れた番組であっても通勤の電車内で視聴することができる。本発明において、動画時短編集装置が編集画像を作成する場合に、再生時間が予め設定された時間となるように編集画像を作成すれば、再生時間が最短となるように、再生時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】発明を実施するための形態に係る動画再生システムを示したブロック図。
【図2】発明を実施するための形態に係る動画再生システムの動画再生を示し、A図は動画構成の図表、B図はコメント件数推移の図表、C図は再生時間の短縮された動画構成の図表。
【図3】発明を実施するための形態に係る動画再生システムでのサッカーゲームの動画再生を示し、A図は動画構成の図表、B図はコメント件数推移の図表、C図は再生時間の短縮された動画構成の図表。
【図4】特許文献1で開示された動画再生システムを示したブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1に示した発明を実施するための形態に係る動画再生システムは、動画モニタ装置1、コメント発信用端末2、動画閲覧用端末3、動画時短編集装置4、インターネット5を具備する。動画モニタ装置1としては、テレビ受像機、動画再生機能を備えたコンピュータによる表示器等が適用可能である。
【0010】
動画閲覧用端末3としては、携帯型に限定されるものでないが、スマートフォンや動画再生機能を備えた携帯電話機等の電話機又はタブレット等であれば、通勤や移動中でも、再生時間の短縮された再生動画を視聴できる。
【0011】
動画閲覧用端末3は、表示部11、スピーカ12、操作部13を具備する。動画時短編集装置4は、コメント集計部16、再生部17、編集部18、記憶部19を具備する。記憶部19は、録画記憶部21、コメント記憶部22、編集画記憶部23、しきい値記憶部24を具備する。
【0012】
このような構成において、動画モニタ装置1が動画を表示し、動画時短編集装置4が動画モニタ装置1で表示される動画を記憶した状態において、前記動画モニタ装置1に表示された動画を見た不特定多数の人がツイッター(登録商標)等のSNSを利用して動画に対する意見や論評等のコメントをコメント発信用端末2からインターネット5経由で動画時短編集装置4に送信し、動画時短編集装置4のコメント集計部16がコメント件数を集計してコメント記憶部22に記憶する。
【0013】
そして、動画時短編集装置4の編集部18が前記記憶されたコメント件数をしきい値記憶部24に記憶されたしきい値と比較し、コメント件数がしきい値以上になった部分を含む範囲の動画及び音声等の音を繋ぎ合わせた編集画像を作成して編集画記憶部23に記憶する。
【0014】
前記編集部18が編集画像を作成する場合に、再生時間が予め設定された時間となるように編集画像を作成すれば、再生時間が最短となるように、再生時間を短くすることができる。
【0015】
前記編集画像が編集画記憶部23に記憶された状態において、動画閲覧用端末3の利用者が動画閲覧用端末3の操作部13を操作して配信要求をインターネット5経由で動画時短編集装置4に送信する。
【0016】
すると、動画時短編集装置4の再生部17が編集画記憶部23から編集画像を抽出してインターネット5経由で配信要求の有った動画閲覧用端末3に配信し、動画閲覧用端末3の表示部11及スピーカ12が配信された編集画像を表示する。
【0017】
これによって、動画閲覧用端末3の利用者が上記表示部11及びスピーカ12で表示された編集画像及び声等の音を視聴することができる。
【0018】
図1に示した動画モニタ装置1によれば、動画モニタ装置1がテレビ放送局から放送された動画を表示するとともにその表示された動画をインターネット5経由で動画時短編集装置4に送信し、動画時短編集装置4が動画モニタ装置1から送信された動画を録画記憶部21に記憶する場合を例示したが、これに限定されるものではない。
【0019】
例えば、動画時短編集装置4がテレビ放送局に設置されている場合は、テレビ放送局が動画モニタ装置1に放送する動画をインターネット5を経由しないで動画時短編集装置4にも送信し、動画時短編集装置4が動画モニタ装置1に放送された動画と同じ動画を録画記憶部21に記憶するようにしても良い。
【0020】
図2に示した発明を実施するための形態に係る動画再生システムの動画再生においては、図2のA図に示したように通常の再生速度で再生した場合における動画構成として起承転結を具備し、通常の再生速度で再生した場合における再生時間がT1であるとする。
【0021】
図2のB図に示したようにコメント件数の推移として、図2のA図の「起」の終盤にしきい値以上になった第1次上昇、図2のA図の「承」の始めにしきい値以上になった第2次上昇、図2のA図の「転」の中盤にしきい値以上になった第3次上昇、図2のA図の「結」始めにしきい値以上になった第4次上昇が発生したとする。
【0022】
すると、図2のC図に示したように再生時間の短縮された動画構成の編集画像が作成される。図2のC図に示した再生時間の短縮された動画構成の編集画像は、図2のB図における第1次乃至第4次上昇の起承転結を含む再生時間がT2(T1>T2)と短縮される。さらに、再生時間T2が予め設定された時間であれば、再生時間T2が予め設定された時間でない場合と比べ、再生時間を短くすることができる。例えば、第1次上昇による再生時間=10秒、第2次上昇による再生時間=20秒、第3次上昇による再生時間=15秒、第4次上昇による再生時間=10秒である場合には、再生時間T2=10+20+15+10=55秒になる。予め設定された時間がT2=40秒であれば、再生時間T2=55秒を40秒に編集することができ、再生時間T2が55秒から40秒に短縮できる。
【0023】
図2における時間T1が60分で、再生時間T2が10分であるというように、図1に示した動画モニタ装置1により60分で表示されたドラマ等の動画を動画閲覧用端末3の利用者が動画閲覧用端末3により10分で再生して視聴することができる。
【0024】
図3に示した発明を実施するための形態に係る動画再生システムでのサッカーゲームの動画再生においては、図3のA図に示したように通常の再生速度で再生した場合における動画構成として2回のゴールを具備し、通常の再生速度で再生した場合における再生時間がT3であるとする。
【0025】
図3のB図に示したようにコメント件数の推移として、図3のA図の開始直後にしきい値を僅かに越え、図3のA図の第1回目のゴール直後にしきい値以上になった第1次上昇、図3のA図の第2回目のゴール直後にしきい値以上になった第2次上昇が発生したとする。
【0026】
すると、図3のC図に示したように再生時間の短縮された動画構成の編集画像が作成される。図3のC図に示した再生時間の短縮された動画構成の編集画像は、図3のB図における開始直後、第1次上昇、第2次上昇を含む再生時間がT4(T3>T4)と短縮される。
【0027】
図3における時間T1が2乃至3時間で、再生時間T2が10分であるというように、図1に示した動画モニタ装置1により2乃至3時間で表示されたサッカーゲーム等の運動競技を動画閲覧用端末3の利用者が動画閲覧用端末3により10分で再生して視聴することができる。
【符号の説明】
【0028】
1 動画モニタ装置
2 コメント発信用端末
3 動画閲覧用端末
4 動画時短編集装置
5 インターネット
11 表示部
12 スピーカ
13 操作部
16 コメント集計部
17 再生部
18 編集部
19 記憶部
21 録画記憶部
22 コメント記憶部
23 編集画記憶部
24 しきい値記憶部
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】