分電盤の品番毎の機器配置データが蓄積された分電盤データ記憶部、及び蓄積されている分電盤データとチェック対象の分電盤の画像データから読み取った組み付け機器の情報とを比較してチェック対象の分電盤を判定する判定部、更に前記判定部の判定結果を表示する画像を生成する画像生成部を備えた分電盤チェック装置と、
チェック対象の分電盤の画像を取得するカメラ、及び撮影した画像を表示するディスプレイ、更に前記分電盤チェック装置に撮影した画像を送信する通信機能を備えた通信端末とを有し、
前記分電盤データ記憶部には、分電盤の品番毎の分岐ブレーカ取付位置、及び分岐電路に通電される電力を演算する計測ユニットの取付位置、更に前記計測ユニットが具備している100V/200Vの何れかに分岐電圧を設定する電圧設定部の設定情報を含む分電盤データが蓄積されており、
前記分電盤チェック装置は、前記通信端末から分電盤の画像データを受信すると、前記判定部が前記計測ユニットの前記電圧設定部の設定内容、及び個々の分岐ブレーカの接続確認表示窓の情報を読み取り、前記電圧設定部の設定電圧と対応する分岐ブレーカの接続が一致しているか判定すると共に、前記画像生成部が前記判定部の判定結果を受けて判定画像を生成して前記判定画像が前記通信端末に返信され、
前記通信端末が撮影して表示している画像上に返信された前記判定画像がポップアップ表示されることを特徴とする分電盤判定システム。
前記画像生成部は、前記判定画像を、分電盤全体が表示されている画像上において、判定した部位の近傍、或いは判定した部位を示す形で表示させることを特徴とする請求項1記載の分電盤判定システム。
前記分電盤チェック装置がクラウド上に配置されたサーバであり、前記通信端末がスマートフォンであることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の分電盤判定システム。
【背景技術】
【0002】
家庭内で使用される電力を管理するために、個々の分岐電路に電流センサを配置して分岐電流を計測し、この電流値を基に個々の分岐電路(に接続された電気機器)の消費電力を計測して専用の表示装置に表示させる電力管理システムがある。
このようなシステムで使用される分電盤では、分電盤に個々の分岐電路の使用電力を演算して表示装置に電力情報を送信するための計測ユニットが設置されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
一方で、現実空間の物体に対してコンピュータによる情報を付加するAR(Augmented Reality:拡張現実)と呼ばれる技術がある。この技術は、実際に撮影している画像上に、コンピュータにより作成された撮影対象に関する情報を重ねて表示させることができるため、撮影対象に関しての情報が把握し易くなるため、撮影対象を認識する手法として注目されている(例えば、特許文献2参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
家庭用分電盤は単相3線式であり、100V,200Vの分岐電路が混在している。従来、これら分岐電路の電圧のチェックは分岐電路の先に接続される負荷をチェックすることで目視で実施していた。そのため、分岐電路が多い近年の分電盤はチェックのための作業者の負担が増加し、100V/200Vの接続間違いが発生し易かった。
この点、計測ユニットを備えた分電盤では、200V設定の分岐電路(分岐ブレーカ)が電圧設定部で設定されるため、この計測ユニットの設定と分岐ブレーカの位置を確認するだけで分岐先を確認すること無く目視でチェックすることが可能となる。
【0006】
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、簡易な操作で分岐ブレーカの電圧チェックが可能な分電盤判定システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する為に、請求項1の発明に係る分電盤判定システムは、分電盤の品番毎の機器配置データが蓄積された分電盤データ記憶部、及び蓄積されている分電盤データとチェック対象の分電盤の画像データから読み取った組み付け機器の情報とを比較してチェック対象の分電盤を判定する判定部、更に判定部の判定結果を表示する画像を生成する画像生成部を備えた分電盤チェック装置と、チェック対象の分電盤の画像を取得するカメラ、及び撮影した画像を表示するディスプレイ、更に分電盤チェック装置に撮影した画像を送信する通信機能を備えた通信端末とを有し、分電盤データ記憶部には、分電盤の品番毎の分岐ブレーカ取付位置、及び分岐電路に通電される電力を演算する計測ユニットの取付位置、更に計測ユニットが具備している100V/200Vの何れかに分岐電圧を設定する電圧設定部の設定情報を含む分電盤データが蓄積されており、分電盤チェック装置は、通信端末から分電盤の画像データを受信すると、判定部が計測ユニットの電圧設定部の設定内容、及び個々の分岐ブレーカの接続確認表示窓の情報を読み取り、電圧設定部の設定電圧と対応する分岐ブレーカの接続が一致しているか判定すると共に、画像生成部が判定部の判定結果を受けて判定画像を生成して判定画像が通信端末に返信され、通信端末が撮影して表示している画像上に返信された判定画像がポップアップ表示されることを特徴とする。
この構成によれば、分電盤を撮影するだけで分岐ブレーカの仕様が100V/200V何れであるか判定でき、計測ユニットの設定と一致しているか容易にチェックができる。しかも分電盤の画像上にポップアップ表示されるため、判定内容を把握し易い。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載の構成において、画像生成部は、判定画像を、分電盤全体が表示されている画像上において、判定した部位の近傍、或いは判定した部位を示す形で表示させることを特徴とする。
この構成によれば、判定結果は画像上のチェックした部位の近傍で、或いはチェックした部位を示す形で表示されるため、チェックした場所を把握し易い。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の構成において、分電盤データ記憶部には、変流器の取付位置及び向きのデータが蓄積されており、判定部は、通信端末から送信された分電盤の画像から、変流器の位置及び向きの情報を抽出して分電盤データ記憶部に蓄積されている情報と比較判定し、画像生成部が、変流器の設置状態の判定結果に従い判定画像を生成することを特徴とする。
この構成によれば、分電盤を撮影するだけで変流器の取付状態をチェックでき、個々の変流器をそれぞれチェックする必要が無く、作業者の負担を軽減できる。
【0010】
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかの記載において、分電盤チェック装置がクラウド上に配置されたサーバであり、通信端末がスマートフォンであることを特徴とする。
この構成によれば、分電盤データ記憶部や判定部をクラウド上に配置されたサーバに設けることで、複数の通信端末に対して1つの分電盤チェック装置で対応できる。更に、スマートフォンを使用することで通信端末を新たに用意する必要が無く、システムを安価に構成できる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、分電盤を撮影するだけで分岐ブレーカの100V/200V接続の可否が判定でき、容易に電圧チェックができる。しかも分電盤画像上にポップアップ表示されるため、判定内容を把握し易い。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明に係る分電盤判定システムの一例を示す説明図である。
【図2】チェック対象の分電盤の一例を示す説明図であり、組み付けた機器を露出させた状態の正面図である。
【図3】A部拡大図で、分岐ブレーカの接続確認表示窓を示す設明図である。
【図4】分岐ブレーカの斜視図である。
【図5】計測ユニットの説明図である。
【図6】変流器の斜視図であり、向きを判定するための表示例を示している。
【図7】判定の流れを示すフロー図である。
【図8】判定の流れの続きを示すフロー図である。
【図9】判定結果の表示説明図であり、変流器の判定結果の表示を示し、向きの間違いを指摘する表示を行っている状態を示している。
【図10】判定結果の表示説明図であり、計測ユニットの設定電圧と分岐ブレーカの電圧仕様とが一致しているかチェック結果の表示を示している。
【図11】判定結果の表示説明図であり、分岐ブレーカの電圧仕様が間違っている場合の表示を示している。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る分電盤判定システムの一例を示す説明図であり、1はチェック対象の分電盤、2は無線通信機能を備えた通信端末としてのスマートフォン、3はインターネット等の通信網で構成されるクラウドC上に配置されたサーバを示している。
分電盤1には、主幹ブレーカ11、分岐ブレーカ12、一次送り端子台13、後述する計測ユニット14等が組み付けられ、15は分電盤1の単相3線式電路から成る主幹電路Dに流れる電流を計測する変流器(CT)を示している。尚、主幹電路Dは、主幹ブレーカ11の二次側にも存在するが省略してある。
【0014】
図2は実際の分電盤1の一例を示す正面図であり、主幹ブレーカ11、多数の分岐ブレーカ12、計測ユニット14を組み付けて未配線の状態の正面説明図である。また、図3はA部拡大図を示し、図4は分岐ブレーカ12の斜視図を示している。
図3,4に示すように、分岐ブレーカ12の上面(分電盤1に組み付けた状態では前面となる)には、負荷側端子12bに接続された分岐電路の接続状態を表示する接続確認表示窓12aが設けられ、この接続確認表示窓12aが分電盤1の前方から確認できるよう配置されている。
【0015】
接続確認表示窓12aは、2つの電圧相、1つの中性相の3端子それぞれの状態を表示しており、例えば図3において左から第1電圧相L1、第2電圧相L2、中性相Nの順に配置されている。そして、負荷側端子12bに電線が挿入されたら例えば白色が赤色に変化し、この色の変化は分電盤前方から確認することができるよう構成されている。
図3では、何れの分岐ブレーカ12も中央が白色でハッチングされている左右が赤色の状態、即ち第1電圧相L1と中性相Nに電線が接続された状態を示し、100V接続された状態を示している。
【0016】
図5は計測ユニット14の正面図である。計測ユニット14は、主幹電路Dの電流情報と分岐電路の電流情報とを入手して、電力を演算して外部に演算結果を出力する機能を備えている。単相3線式電路の分岐電路は100V/200Vがあるため、200V仕様の分岐ブレーカ12に対しては、計測したその分岐電路の電流値に対して200V電圧で演算され、電力が算出される。そのため、200V仕様の分岐ブレーカ12(200V仕様の分岐電路)を特定するための電圧設定部14aを有している。
この電圧設定部14aは、DIPスイッチ14bで構成され、100V/200Vの何れかが選択される。電圧設定部14aに関連付けられている分岐ブレーカ12は、この設定に従い主幹電路Dに接続されなければならない。
【0017】
具体的に、図5に示すように電圧設定部14aには8個のDIPスイッチ14bが組み込まれており、図1に示すエリアGの8個の分岐ブレーカ12がこの電圧設定部14aの個々のDIPスイッチ14bに対応している。
尚、分岐ブレーカ12毎に配置されている図示しない電流センサの計測データは、その分岐ブレーカ12の位置情報と共に計測ユニット14に伝送されるよう構成されている(詳述せず)。そのため、計測ユニット14は受信した位置情報により電圧設定部14aで設定された分岐電路と分岐ブレーカ12の位置関係を把握可能となっている。
【0018】
こうして、変流器15で計測した主幹電路Dの電流情報と合わせて、計測ユニット14において、全体の使用電力に加えて個々の分岐電路における使用電力の算出が成される。
【0019】
図6は変流器15の外観図を示している。図6に示すように、取付時に分電盤1の正面を向く変流器15の側面には、サーバ3に向きを認識させるためのマーク15aが付されている。尚、撮影画像から認識できれば良いため、マークでは無く記号や文字でも良い。
【0020】
サーバ3は、分電盤の品番毎の寸法、計測ユニット14の位置と分電盤1の品番の関係、分電盤1の品番毎のブレーカ(主幹ブレーカ11及び分岐ブレーカ12)の取付位置、一次送り端子台13の有無及び取付位置、変流器15の取付位置及び向き、計測ユニット14の電圧設定部14aの設定と分岐ブレーカ12の電圧仕様(100V/200Vの何れの仕様であるか)との関係等のデータを蓄積した分電盤データ記憶部3a、送信された画像から分電盤1の品番、変流器15の位置及び向き、分岐ブレーカ12の仕様を解析して判定する判定部3bを備えている。
また、メッセージ生成部3c、画像生成部3dを有し、判定結果に即したメッセージがメッセージ生成部3cで生成され、生成されたメッセージを載せたポップアップ画像を画像生成部3dが生成する。
【0021】
撮影に使用されるスマートフォン2は、所定のアプリケーションソフトウェア(以下、単に「アプリ」と称する。)がインストールされ、チェックしたい分電盤1を正面から全体をスマートフォン2の図示しないカメラで撮影したら、そのアプリを使用することで撮影した画像がサーバ3に送信される。
【0022】
尚、一次送り端子台13は、太陽光発電設備等の自家発電設備を備えている場合に使用される端子台であり、主幹ブレーカ11の一次側に配置される。
【0023】
以下、分電盤1の撮影から判定結果がスマートフォン2に表示されるまでの流れを説明する。図7,8は動作の流れを示すフロー図であり、この図7,8を参照して説明する。所定のアプリを起動し、スマートフォン2により分電盤1を撮影(S1)すると、撮影した画像がサーバ3に送信され、サーバ3の判定部3bにより以下のような判定処理が行われる。
スマートフォン2から送信された分電盤1の画像から、まず分電盤1内の主幹ブレーカ11、分岐ブレーカ12が認識され(S2)、認識した主幹ブレーカ11や分岐ブレーカ12の大きさ等から分電盤1の外形寸法が算出(S3)される。そして、算出した寸法及び主幹ブレーカの位置等から分電盤1の品番が判定される(S4)。
【0024】
品番が判別されたら、その品番に基づいて登録されている分岐ブレーカ12の取付位置、計測ユニット14の有無、一次送り端子台13がある場合はその取付位置、変流器15の位置及び方向のデータが分電盤データ記憶部3aから読み取られ(S5)、画像から読み取ったデータと対比される。
【0025】
具体的に、スマートフォン2から送信された画像から、まず変流器15の取付位置が読み取られ(S6)て登録されているデータと比較し、個々の変流器15の取付位置及び取り付け方向が判定(S7)される。
判定結果は、メッセージ生成部3cによりメッセージ化され、更に画像生成部3dによりそのメッセージが表示された判定画像がポップアップ画像として生成され、スマートフォン2に返信される。このメッセージ画像を受信したスマートフォン2では、アプリにより分電盤1を撮影して表示しているディスプレイ2aにポップアップ表示される(S8)。
【0026】
図9はこのときのスマートフォン画面の表示説明図であり、1つの変流器15の向きが間違っていると判定した場合の表示を示している。この表示は、チェック対象の変流器15の近くで、且つ問題の変流器15を指し示す形でポップアップ表示される。この表示は、例えば公知のAR(拡張現実)の技術を適用して実施される。尚、チェックした結果、何れの変流器15も間違っていなければ、その旨がポップアップ表示される。
【0027】
次に計測ユニット14を備えた品番であれば(S9でYes)、計測ユニット14を認識してその中のDIPスイッチ14bの設定状態が100V/200Vの何れであるか読み取られる(S10)。
上述したように、計測ユニット14の電圧設定部14aに設けられているDIPスイッチ14bの設定に合わせて、関連付けられている個々の分岐ブレーカ12(図1に示すエリアGの分岐ブレーカ12)は、100V/200Vの何れかの仕様で主幹電路Dに接続されていなければならない。サーバ3により、これが判定される。
具体的に、読み取ったDIPスイッチ14bによる設定値と、実際の分岐ブレーカ12から読み取った接続確認表示窓12aの状態(S11)を対比して判断され(S12)、判断結果がスマートフォン2が撮影している分電盤1の画像上にポップアップ表示される(S13)。
【0028】
図10はこの電圧設定の判定結果を表示した説明図であり、上述した変流器15の判定結果の表示と同様にポップアップ表示される。ここでは、電圧設定部14aでは200V設定されているが、対応する分岐ブレーカ12は100V接続されて100V仕様となっているため、接続変更(設定変更)を求める表示が成された状態を示している。そして、この表示は図10に示すように、分電盤1を表示した画像の中の計測ユニット14a近くで、且つ計測ユニット14を指し示す形で表示される。
【0029】
次に、200V設定不可エリアの分岐ブレーカ12の電圧がチェックされる(S14)。エリアG以外の分岐ブレーカ12は全て100V仕様で使用されているはずであり、それが判定される。
図11は、こうして判定した結果の表示説明図であり、スマートフォン2に表示される(S15)。図11では、200V設定の分岐ブレーカ12がエリアG外に存在しているため、その分岐ブレーカ12をエリアG内への移動を促すメッセージが表示されている。そして、この表示は図11に示すように、判定した分岐ブレーカ12の近くで、且つ分岐ブレーカ12を指し示す形で表示される。
【0030】
最後に、一次送り端子台13がある場合(S16でYes)は、一次送り端子台13がチェック(S16でYes)される。尚、一次送り端子台13の無い品番であれば、チェックせず終了となる。
撮影画像から一次送り端子台13の位置が読み取られ(S17)、判定結果がスマートフォン2に表示される(S18)。
【0031】
このように、分電盤1を撮影するだけで分岐ブレーカ12の仕様が100V/200V何れであるか判定でき、計測ユニット14の設定と一致しているか容易にチェックができる。しかも判定結果は、スマートフォン2が撮影している分電盤1の画像上にポップアップ表示されるため、判定内容を把握し易い。
また、判定結果は画像上のチェックした部位の近傍で、或いはチェックした部位を示す形で表示されるため、チェックした場所を把握し易い。
更に、分電盤1を撮影するだけで変流器15の取付状態をチェックでき、個々の変流器15をそれぞれチェックする必要が無く、作業者の負担を軽減できる。
また、分電盤データ記憶部3aや判定部3bをクラウドC上に配置されたサーバ3に設けることで、複数のスマートフォン2に対して1つのサーバ3で対応できる。更に、スマートフォン2を使用することで通信端末を新たに用意する必要が無く、システムを安価に構成できる。
【0032】
尚、上記実施形態では、判定結果の表示をチェックした部位の近くで、且つチェックした部位を指し示す形で行っているが、この表示はチェックした部位の近くで表示するだけでも良いし、矢印等でチェックした部位を示せば、メッセージの表示位置はチェックした部位から離れた場所でも良い。
また、変流器15は主幹電路Dの一次側にのみ設けた構成であるが、分岐電路の電流情報も変流器15により計測する形態の分電盤であれば、分電盤1に多数の変流器15が存在するが、上記システムにより個々の変流器の位置及び方向を読み取って場所及び方向を判定することが可能である。
更に上記実施形態では、変流器15、分岐ブレーカ12の電圧、一次送り端子台13の順にチェックしているが、この順番は任意である。
更に、クラウドC上に配置したサーバ3に分電盤データ記憶部3a及び判定部3b等を設けているが、これらの機能をスマートフォン2に組み込んで通信端末と分電盤チェック装置とを一体としても良い。
また、サーバ3の機能をパーソナルコンピュータやタブレット端末等に具備させて、スマートフォン2等のカメラ付通信端末とこれらの機器とを通信させて分電盤1をチェックすることも可能である。