(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】2019145105
(43)【公開日】20190829
(54)【発明の名称】文字入力装置、文字入力方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0488 20130101AFI20190802BHJP
   G06F 3/023 20060101ALI20190802BHJP
【FI】
   !G06F3/0488 160
   !G06F3/023 460
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【全頁数】38
(21)【出願番号】2019027713
(22)【出願日】20190219
(31)【優先権主張番号】2018027377
(32)【優先日】20180219
(33)【優先権主張国】JP
(71)【出願人】
【識別番号】899000057
【氏名又は名称】学校法人日本大学
【住所又は居所】東京都千代田区九段南四丁目8番24号
(74)【代理人】
【識別番号】100161207
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 和純
(74)【代理人】
【識別番号】100175824
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100126882
【弁理士】
【氏名又は名称】五十嵐 光永
(72)【発明者】
【氏名】中村 喜宏
【住所又は居所】東京都千代田区九段南四丁目8番24号 学校法人日本大学内
【テーマコード(参考)】
5B020
5E555
【Fターム(参考)】
5B020AA03
5B020DD04
5B020DD22
5E555AA13
5E555AA54
5E555BA04
5E555BB04
5E555BC19
5E555BE12
5E555CA13
5E555CA22
5E555CB16
5E555CB44
5E555CC19
5E555DB25
5E555DB41
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】使用者による入力ミスを抑制しつつ入力部を小型化することができる文字入力装置、文字入力方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】使用者による入力操作を受け付ける入力部と、その入力操作に基づいて入力される文字を決定する制御部とを備える文字入力装置は、入力部として、左上区画、右上区画、左下区画および右下区画のみを備え、左上区画は第1文字群の入力に用いられ、右上区画は第2文字群の入力に用いられ、左下区画は第3文字群の入力に用いられ、右下区画は第4文字群の入力に用いられ、使用者が左上区画で接触状態を開始し、接触状態を左下区画で解除する場合に、文字の入力状態が、第1文字群の入力状態から、第5文字群の入力状態に切り替わり、使用者が左上区画で接触状態を開始し、接触状態を右上区画で解除する場合に、文字の入力状態が、第1文字群の入力状態から、第6文字群の入力状態に切り替わる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者による入力操作を受け付ける入力部と、前記入力部に対する前記使用者の入力操作に基づいて、入力される文字を決定する制御部とを備える文字入力装置であって、
前記入力部は、前記使用者による入力操作を受け付ける区画として、左上区画、前記左上区画の右側に配置された右上区画、前記左上区画の下側に配置された左下区画、および、前記左下区画の右側に配置された右下区画のみを備え、
前記左上区画は、複数の文字を含む第1文字群の入力に用いられ、
前記使用者が前記左上区画内の所定の位置である第1位置で前記左上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左上区画に対する接触状態を前記第1位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第1文字群に含まれる第1文字に決定し、
前記使用者が前記左上区画内の所定の位置である第2位置で前記左上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左上区画に対する接触状態を前記第2位置とは異なる位置である第3位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第1文字群に含まれる第2文字に決定し、
前記右上区画は、前記第1文字群とは異なる複数の文字を含む第2文字群の入力に用いられ、
前記使用者が前記右上区画内の所定の位置である第4位置で前記右上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記右上区画に対する接触状態を前記第4位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第2文字群に含まれる第3文字に決定し、
前記使用者が前記右上区画内の所定の位置である第5位置で前記右上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記右上区画に対する接触状態を前記第5位置とは異なる位置である第6位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第2文字群に含まれる第4文字に決定し、
前記左下区画は、前記第1文字群および前記第2文字群とは異なる複数の文字を含む第3文字群の入力に用いられ、
前記使用者が前記左下区画内の所定の位置である第7位置で前記左下区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左下区画に対する接触状態を前記第7位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第3文字群に含まれる第5文字に決定し、
前記使用者が前記左下区画内の所定の位置である第8位置で前記左下区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左下区画に対する接触状態を前記第8位置とは異なる位置である第9位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第3文字群に含まれる第6文字に決定し、
前記右下区画は、前記第1文字群、前記第2文字群および前記第3文字群とは異なる複数の文字を含む第4文字群の入力に用いられ、
前記使用者が前記右下区画内の所定の位置である第10位置で前記右下区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記右下区画に対する接触状態を前記第10位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第4文字群に含まれる第7文字に決定し、
前記使用者が前記右下区画内の所定の位置である第11位置で前記右下区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記右下区画に対する接触状態を前記第11位置とは異なる位置である第12位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第4文字群に含まれる第8文字に決定し、
前記使用者が前記左上区画で前記入力部に対する接触状態を開始し、次いで、前記使用者が、前記入力部に対する接触位置を、前記左上区画内の位置から、前記左下区画内の位置に移動させる場合に、前記制御部は、文字の入力状態を、前記第1文字群の入力状態から、前記第1文字群、前記第2文字群、前記第3文字群および前記第4文字群とは異なる複数の文字を含む第5文字群の入力状態に切り替え、
前記使用者が前記左上区画で前記入力部に対する接触状態を開始し、次いで、前記使用者が、前記入力部に対する接触位置を、前記左上区画内の位置から、前記右上区画内の位置に移動させる場合に、前記制御部は、文字の入力状態を、前記第1文字群の入力状態から、前記第1文字群、前記第2文字群、前記第3文字群、前記第4文字群および前記第5文字群とは異なる複数の文字を含む第6文字群の入力状態に切り替える、
文字入力装置。
【請求項2】
前記使用者が、前記入力部に対する接触位置を、前記左上区画内の位置から、前記左下区画内の位置に移動させる場合であっても、前記左下区画内の位置が、前記左下区画の中心位置よりも前記左上区画の側に位置する場合には、前記制御部は、文字の入力状態を、前記第5文字群の入力状態に切り替えることなく、前記第1文字群の入力状態に維持する、
請求項1に記載の文字入力装置。
【請求項3】
どの文字群の入力状態であるかを前記使用者に示すガイド表示部を更に備える、
請求項1または請求項2に記載の文字入力装置。
【請求項4】
前記使用者が、前記左上区画、前記右上区画、前記左下区画および前記右下区画のいずれかに接触している場合に、前記ガイド表示部が、どの文字群の入力状態であるかを表示し、
前記使用者が、前記左上区画、前記右上区画、前記左下区画および前記右下区画のいずれにも接触していない場合に、前記ガイド表示部による表示が行われない、
請求項3に記載の文字入力装置。
【請求項5】
前記左上区画、前記右上区画、前記左下区画および前記右下区画の形状は長方形であり、
前記使用者が前記左上区画内の所定の位置である第13位置で前記入力部の前記左上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左上区画に対する接触状態を、前記第13位置を中心とする第1円形領域内で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第1文字群に含まれる前記第1文字に決定し、
前記使用者が前記左上区画内の前記第13位置で前記左上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記入力部に対する接触状態を、前記第1円形領域の外側、かつ、前記右上区画および前記右下区画の左右方向の中心である第1中心よりも左側、かつ、前記左下区画および前記右下区画の上下方向の中心である第2中心よりも上側の領域内で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第1文字群に含まれる前記第2文字に決定し、
前記第1円形領域の直径は、前記左上区画の長辺の長さの約50%であり、
前記使用者が前記左上区画内の前記第13位置で前記入力部に対する接触状態を開始し、次いで、前記使用者が、前記入力部に対する接触位置を、前記左上区画内の位置から、前記左下区画のうちの前記第2中心上の位置である第14位置に移動させる場合に、前記制御部は、文字の入力状態を、前記第1文字群の入力状態から、前記第5文字群の入力状態に切り替え、
前記第5文字群の入力状態に切り替わった後に、前記使用者が前記入力部に対する接触状態を、前記第14位置を中心とする第2円形領域内で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第5文字群に含まれる第9文字に決定し、
前記第5文字群の入力状態に切り替わった後に、前記使用者が前記入力部に対する接触状態を、前記第2円形領域の外側の領域内で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第5文字群に含まれる第10文字に決定し、
前記第2円形領域の直径は、前記左下区画の長辺の長さの約60%である、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の文字入力装置。
【請求項6】
前記使用者が前記左上区画内の所定の位置である第15位置で前記入力部の前記左上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左上区画に対する接触状態を、前記第15位置を中心とする第3円形領域内で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第1文字群に含まれる前記第1文字に決定し、
前記使用者が前記左上区画内の前記第15位置で前記左上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記入力部に対する接触状態を、前記第3円形領域の外側、かつ、前記第1中心よりも左側、かつ、前記第2中心よりも上側の領域内で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第1文字群に含まれる前記第2文字に決定し、
前記第3円形領域の直径は、前記左上区画の長辺の長さの約50%であり、
前記使用者が前記左上区画内の前記第15位置で前記入力部に対する接触状態を開始し、次いで、前記使用者が、前記入力部に対する接触位置を、前記左上区画内の位置から、前記右上区画のうちの前記第1中心上の位置である第16位置に移動させる場合に、前記制御部は、文字の入力状態を、前記第1文字群の入力状態から、前記第6文字群の入力状態に切り替え、
前記第6文字群の入力状態に切り替わった後に、前記使用者が前記入力部に対する接触状態を、前記第16位置を中心とする第4円形領域内で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第6文字群に含まれる第11文字に決定し、
前記第6文字群の入力状態に切り替わった後に、前記使用者が前記入力部に対する接触状態を、前記第4円形領域の外側の領域内で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第6文字群に含まれる第12文字に決定し、
前記第4円形領域の直径は、前記右上区画の長辺の長さの約60%である、
請求項5に記載の文字入力装置。
【請求項7】
前記左上区画、前記右上区画、前記左下区画および前記右下区画が表示機能を有し、
文字の入力状態が、前記第1文字群の入力状態である場合であって、前記左上区画内における前記使用者の接触位置が変化しない場合に、前記左上区画の全体が、第1色によって表示され、
文字の入力状態が、前記第1文字群の入力状態である場合であって、前記左上区画内における前記使用者の接触位置が右向きに移動する場合に、前記左上区画の右側部分が、前記第1色とは異なる第2色によって表示され、前記左上区画の残りの部分が、前記第1色によって表示される、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の文字入力装置。
【請求項8】
前記使用者が前記左上区画で前記入力部に対する接触状態を開始し、次いで、前記使用者が、前記入力部に対する接触位置を、前記左上区画内の位置から、前記左下区画内の位置に移動させ、文字の入力状態が、前記第1文字群の入力状態から、前記第5文字群の入力状態に切り替わる場合に、
前記左上区画の下側部分が第3色によって表示され、
文字の入力状態が、前記第5文字群の入力状態である場合であって、前記左下区画内における前記使用者の接触位置が変化しない場合に、前記左下区画の全体が、前記第3色とは異なる第4色によって表示され、
文字の入力状態が、前記第5文字群の入力状態である場合であって、前記左下区画内における前記使用者の接触位置が右向きに移動する場合に、前記左下区画の右側部分が、前記第3色によって表示され、前記左下区画の残りの部分が、前記第4色によって表示される、
請求項7に記載の文字入力装置。
【請求項9】
入力部が、使用者による入力操作を受け付け、制御部が、前記入力部に対する前記使用者の入力操作に基づいて、入力される文字を決定する、文字入力方法であって、
前記入力部は、前記使用者による入力操作を受け付ける区画として、左上区画、前記左上区画の右側に配置された右上区画、前記左上区画の下側に配置された左下区画、および、前記左下区画の右側に配置された右下区画のみを備え、
前記左上区画は、複数の文字を含む第1文字群の入力に用いられ、
前記使用者が前記左上区画内の所定の位置である第1位置で前記左上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左上区画に対する接触状態を前記第1位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第1文字群に含まれる第1文字に決定し、
前記使用者が前記左上区画内の所定の位置である第2位置で前記左上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左上区画に対する接触状態を前記第2位置とは異なる位置である第3位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第1文字群に含まれる第2文字に決定し、
前記右上区画は、前記第1文字群とは異なる複数の文字を含む第2文字群の入力に用いられ、
前記使用者が前記右上区画内の所定の位置である第4位置で前記右上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記右上区画に対する接触状態を前記第4位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第2文字群に含まれる第3文字に決定し、
前記使用者が前記右上区画内の所定の位置である第5位置で前記右上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記右上区画に対する接触状態を前記第5位置とは異なる位置である第6位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第2文字群に含まれる第4文字に決定し、
前記左下区画は、前記第1文字群および前記第2文字群とは異なる複数の文字を含む第3文字群の入力に用いられ、
前記使用者が前記左下区画内の所定の位置である第7位置で前記左下区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左下区画に対する接触状態を前記第7位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第3文字群に含まれる第5文字に決定し、
前記使用者が前記左下区画内の所定の位置である第8位置で前記左下区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左下区画に対する接触状態を前記第8位置とは異なる位置である第9位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第3文字群に含まれる第6文字に決定し、
前記右下区画は、前記第1文字群、前記第2文字群および前記第3文字群とは異なる複数の文字を含む第4文字群の入力に用いられ、
前記使用者が前記右下区画内の所定の位置である第10位置で前記右下区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記右下区画に対する接触状態を前記第10位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第4文字群に含まれる第7文字に決定し、
前記使用者が前記右下区画内の所定の位置である第11位置で前記右下区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記右下区画に対する接触状態を前記第11位置とは異なる位置である第12位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第4文字群に含まれる第8文字に決定し、
前記使用者が前記左上区画で前記入力部に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記入力部に対する接触状態を前記左下区画で解除する場合に、前記制御部は、文字の入力状態を、前記第1文字群の入力状態から、前記第1文字群、前記第2文字群、前記第3文字群および前記第4文字群とは異なる複数の文字を含む第5文字群の入力状態に切り替え、
前記使用者が前記左上区画で前記入力部に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記入力部に対する接触状態を前記右上区画で解除する場合に、前記制御部は、文字の入力状態を、前記第1文字群の入力状態から、前記第1文字群、前記第2文字群、前記第3文字群、前記第4文字群および前記第5文字群とは異なる複数の文字を含む第6文字群の入力状態に切り替える、
文字入力方法。
【請求項10】
コンピュータに、
入力部が使用者による入力操作を受け付けるステップと、
制御部が、前記入力部に対する前記使用者の入力操作に基づいて、入力される文字を決定するステップと
を実行させるためのプログラムであって、
前記入力部は、前記使用者による入力操作を受け付ける区画として、左上区画、前記左上区画の右側に配置された右上区画、前記左上区画の下側に配置された左下区画、および、前記左下区画の右側に配置された右下区画のみを備え、
前記左上区画は、複数の文字を含む第1文字群の入力に用いられ、
前記使用者が前記左上区画内の所定の位置である第1位置で前記左上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左上区画に対する接触状態を前記第1位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第1文字群に含まれる第1文字に決定し、
前記使用者が前記左上区画内の所定の位置である第2位置で前記左上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左上区画に対する接触状態を前記第2位置とは異なる位置である第3位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第1文字群に含まれる第2文字に決定し、
前記右上区画は、前記第1文字群とは異なる複数の文字を含む第2文字群の入力に用いられ、
前記使用者が前記右上区画内の所定の位置である第4位置で前記右上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記右上区画に対する接触状態を前記第4位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第2文字群に含まれる第3文字に決定し、
前記使用者が前記右上区画内の所定の位置である第5位置で前記右上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記右上区画に対する接触状態を前記第5位置とは異なる位置である第6位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第2文字群に含まれる第4文字に決定し、
前記左下区画は、前記第1文字群および前記第2文字群とは異なる複数の文字を含む第3文字群の入力に用いられ、
前記使用者が前記左下区画内の所定の位置である第7位置で前記左下区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左下区画に対する接触状態を前記第7位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第3文字群に含まれる第5文字に決定し、
前記使用者が前記左下区画内の所定の位置である第8位置で前記左下区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左下区画に対する接触状態を前記第8位置とは異なる位置である第9位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第3文字群に含まれる第6文字に決定し、
前記右下区画は、前記第1文字群、前記第2文字群および前記第3文字群とは異なる複数の文字を含む第4文字群の入力に用いられ、
前記使用者が前記右下区画内の所定の位置である第10位置で前記右下区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記右下区画に対する接触状態を前記第10位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第4文字群に含まれる第7文字に決定し、
前記使用者が前記右下区画内の所定の位置である第11位置で前記右下区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記右下区画に対する接触状態を前記第11位置とは異なる位置である第12位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第4文字群に含まれる第8文字に決定し、
前記使用者が前記左上区画で前記入力部に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記入力部に対する接触状態を前記左下区画で解除する場合に、前記制御部は、文字の入力状態を、前記第1文字群の入力状態から、前記第1文字群、前記第2文字群、前記第3文字群および前記第4文字群とは異なる複数の文字を含む第5文字群の入力状態に切り替え、
前記使用者が前記左上区画で前記入力部に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記入力部に対する接触状態を前記右上区画で解除する場合に、前記制御部は、文字の入力状態を、前記第1文字群の入力状態から、前記第1文字群、前記第2文字群、前記第3文字群、前記第4文字群および前記第5文字群とは異なる複数の文字を含む第6文字群の入力状態に切り替える、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、文字入力装置、文字入力方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
スマートウォッチ(登録商標)などの小型タッチパネルディプレイを用いた文字入力方法としては、テンキーをベースとしてキーの周囲に複数の文字を潜在的に配置し、キーを押しつつ目的の文字の方向に指をフリック、もしくはマルチタップすることで文字を入力するソフトウェアキーボード方式、指やスタイラスペンにより1文字ずつ手書きで入力・認識する手書き文字認識方式、および画面の大きさに影響されないハンズフリーな入力手段として音声認識方式などがある。
ところで、テンキーをベースとしたソフトウェアキーボード方式では、キーの数が少なくとも10キーは必要であり、スマートウォッチ等の小型デバイスでは、十分な大きさのキーを配置することができないため指で正確なタイピングをするのが難しい、ミス入力が多く発生するという問題点があった。
また、手書き文字認識方式では、キーボードと比較して入力時間が長くなるのと、書き順を間違うとミス入力の割合が高くなるという問題があった。
また、音声認識方式では、発話内容が周囲に漏れてしまい公共空間での使用が難しい、周囲の雑音の影響を受けるという問題点があった。
【0003】
従来、フリック入力方式の文字入力について、入力される可能性の高い文字を正確に入力し、誤入力を低減させる情報入力装置が知られている(特許文献1参照)。
また従来、キー入力の作業を楽しくする文字入力用プログラムおよび文字入力方法が知られている(特許文献2参照)。
ところで、特許文献1に記載された情報入力装置、あるいは、特許文献2に記載された文字入力用プログラムおよび文字入力方法では、ある文字群の入力に用いられるキーを、他の文字群の入力にも用いることが行われていない。つまり、特許文献1に記載された情報入力装置、あるいは、特許文献2に記載された文字入力用プログラムおよび文字入力方法では、1つのキーにおいて、ある文字群の入力状態と、他の文字群の入力状態との切り替えが行われない。そのため、特許文献1に記載された情報入力装置、あるいは、特許文献2に記載された文字入力用プログラムおよび文字入力方法によっては、使用者による入力ミスを抑制しつつ入力部を小型化することができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2015−061180号公報
【特許文献2】特開2017−045424号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した問題点に鑑み、本発明は、使用者による入力ミスを抑制しつつ入力部を小型化し、使用者による入力速度を向上させ、入力に伴う使用者の疲労を抑制し、入力部が表示の妨げになってしまうことを抑制することができる文字入力装置、文字入力方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、使用者による入力操作を受け付ける入力部と、前記入力部に対する前記使用者の入力操作に基づいて、入力される文字を決定する制御部とを備える文字入力装置であって、前記入力部は、前記使用者による入力操作を受け付ける区画として、左上区画、前記左上区画の右側に配置された右上区画、前記左上区画の下側に配置された左下区画、および、前記左下区画の右側に配置された右下区画のみを備え、前記左上区画は、複数の文字を含む第1文字群の入力に用いられ、前記使用者が前記左上区画内の所定の位置である第1位置で前記左上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左上区画に対する接触状態を前記第1位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第1文字群に含まれる第1文字に決定し、前記使用者が前記左上区画内の所定の位置である第2位置で前記左上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左上区画に対する接触状態を前記第2位置とは異なる位置である第3位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第1文字群に含まれる第2文字に決定し、前記右上区画は、前記第1文字群とは異なる複数の文字を含む第2文字群の入力に用いられ、前記使用者が前記右上区画内の所定の位置である第4位置で前記右上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記右上区画に対する接触状態を前記第4位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第2文字群に含まれる第3文字に決定し、前記使用者が前記右上区画内の所定の位置である第5位置で前記右上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記右上区画に対する接触状態を前記第5位置とは異なる位置である第6位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第2文字群に含まれる第4文字に決定し、前記左下区画は、前記第1文字群および前記第2文字群とは異なる複数の文字を含む第3文字群の入力に用いられ、前記使用者が前記左下区画内の所定の位置である第7位置で前記左下区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左下区画に対する接触状態を前記第7位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第3文字群に含まれる第5文字に決定し、前記使用者が前記左下区画内の所定の位置である第8位置で前記左下区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左下区画に対する接触状態を前記第8位置とは異なる位置である第9位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第3文字群に含まれる第6文字に決定し、前記右下区画は、前記第1文字群、前記第2文字群および前記第3文字群とは異なる複数の文字を含む第4文字群の入力に用いられ、前記使用者が前記右下区画内の所定の位置である第10位置で前記右下区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記右下区画に対する接触状態を前記第10位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第4文字群に含まれる第7文字に決定し、前記使用者が前記右下区画内の所定の位置である第11位置で前記右下区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記右下区画に対する接触状態を前記第11位置とは異なる位置である第12位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第4文字群に含まれる第8文字に決定し、前記使用者が前記左上区画で前記入力部に対する接触状態を開始し、次いで、前記使用者が、前記入力部に対する接触位置を、前記左上区画内の位置から、前記左下区画内の位置に移動させる場合に、前記制御部は、文字の入力状態を、前記第1文字群の入力状態から、前記第1文字群、前記第2文字群、前記第3文字群および前記第4文字群とは異なる複数の文字を含む第5文字群の入力状態に切り替え、前記使用者が前記左上区画で前記入力部に対する接触状態を開始し、次いで、前記使用者が、前記入力部に対する接触位置を、前記左上区画内の位置から、前記右上区画内の位置に移動させる場合に、前記制御部は、文字の入力状態を、前記第1文字群の入力状態から、前記第1文字群、前記第2文字群、前記第3文字群、前記第4文字群および前記第5文字群とは異なる複数の文字を含む第6文字群の入力状態に切り替える、文字入力装置である。
【0007】
本発明の一態様の文字入力装置では、前記使用者が、前記入力部に対する接触位置を、前記左上区画内の位置から、前記左下区画内の位置に移動させる場合であっても、前記左下区画内の位置が、前記左下区画の中心位置よりも前記左上区画の側に位置する場合には、前記制御部は、文字の入力状態を、前記第5文字群の入力状態に切り替えることなく、前記第1文字群の入力状態に維持してもよい。
【0008】
本発明の一態様の文字入力装置は、どの文字群の入力状態であるかを前記使用者に示すガイド表示部を更に備えてもよい。
【0009】
本発明の一態様の文字入力装置では、前記使用者が、前記左上区画、前記右上区画、前記左下区画および前記右下区画のいずれかに接触している場合に、前記ガイド表示部が、どの文字群の入力状態であるかを表示し、前記使用者が、前記左上区画、前記右上区画、前記左下区画および前記右下区画のいずれにも接触していない場合に、前記ガイド表示部による表示が行われなくてもよい。
【0010】
本発明の一態様の文字入力装置では、前記左上区画、前記右上区画、前記左下区画および前記右下区画の形状は長方形であり、前記使用者が前記左上区画内の所定の位置である第13位置で前記入力部の前記左上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左上区画に対する接触状態を、前記第13位置を中心とする第1円形領域内で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第1文字群に含まれる前記第1文字に決定し、前記使用者が前記左上区画内の前記第13位置で前記左上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記入力部に対する接触状態を、前記第1円形領域の外側、かつ、前記右上区画および前記右下区画の左右方向の中心である第1中心よりも左側、かつ、前記左下区画および前記右下区画の上下方向の中心である第2中心よりも上側の領域内で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第1文字群に含まれる前記第2文字に決定し、前記第1円形領域の直径は、前記左上区画の長辺の長さの約50%であり、前記使用者が前記左上区画内の前記第13位置で前記入力部に対する接触状態を開始し、次いで、前記使用者が、前記入力部に対する接触位置を、前記左上区画内の位置から、前記左下区画のうちの前記第2中心上の位置である第14位置に移動させる場合に、前記制御部は、文字の入力状態を、前記第1文字群の入力状態から、前記第5文字群の入力状態に切り替え、前記第5文字群の入力状態に切り替わった後に、前記使用者が前記入力部に対する接触状態を、前記第14位置を中心とする第2円形領域内で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第5文字群に含まれる第9文字に決定し、前記第5文字群の入力状態に切り替わった後に、前記使用者が前記入力部に対する接触状態を、前記第2円形領域の外側の領域内で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第5文字群に含まれる第10文字に決定し、前記第2円形領域の直径は、前記左下区画の長辺の長さの約60%であってもよい。
【0011】
本発明の一態様の文字入力装置では、前記使用者が前記左上区画内の所定の位置である第15位置で前記入力部の前記左上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左上区画に対する接触状態を、前記第15位置を中心とする第3円形領域内で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第1文字群に含まれる前記第1文字に決定し、前記使用者が前記左上区画内の前記第15位置で前記左上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記入力部に対する接触状態を、前記第3円形領域の外側、かつ、前記第1中心よりも左側、かつ、前記第2中心よりも上側の領域内で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第1文字群に含まれる前記第2文字に決定し、前記第3円形領域の直径は、前記左上区画の長辺の長さの約50%であり、前記使用者が前記左上区画内の前記第15位置で前記入力部に対する接触状態を開始し、次いで、前記使用者が、前記入力部に対する接触位置を、前記左上区画内の位置から、前記右上区画のうちの前記第1中心上の位置である第16位置に移動させる場合に、前記制御部は、文字の入力状態を、前記第1文字群の入力状態から、前記第6文字群の入力状態に切り替え、前記第6文字群の入力状態に切り替わった後に、前記使用者が前記入力部に対する接触状態を、前記第16位置を中心とする第4円形領域内で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第6文字群に含まれる第11文字に決定し、前記第6文字群の入力状態に切り替わった後に、前記使用者が前記入力部に対する接触状態を、前記第4円形領域の外側の領域内で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第6文字群に含まれる第12文字に決定し、前記第4円形領域の直径は、前記右上区画の長辺の長さの約60%であってもよい。
【0012】
本発明の一態様の文字入力装置では、前記左上区画、前記右上区画、前記左下区画および前記右下区画が表示機能を有し、文字の入力状態が、前記第1文字群の入力状態である場合であって、前記左上区画内における前記使用者の接触位置が変化しない場合に、前記左上区画の全体が、第1色によって表示され、文字の入力状態が、前記第1文字群の入力状態である場合であって、前記左上区画内における前記使用者の接触位置が右向きに移動する場合に、前記左上区画の右側部分が、前記第1色とは異なる第2色によって表示され、前記左上区画の残りの部分が、前記第1色によって表示されてもよい。
【0013】
本発明の一態様の文字入力装置では、前記使用者が前記左上区画で前記入力部に対する接触状態を開始し、次いで、前記使用者が、前記入力部に対する接触位置を、前記左上区画内の位置から、前記左下区画内の位置に移動させ、文字の入力状態が、前記第1文字群の入力状態から、前記第5文字群の入力状態に切り替わる場合に、前記左上区画の下側部分が第3色によって表示され、文字の入力状態が、前記第5文字群の入力状態である場合であって、前記左下区画内における前記使用者の接触位置が変化しない場合に、前記左下区画の全体が、前記第3色とは異なる第4色によって表示され、文字の入力状態が、前記第5文字群の入力状態である場合であって、前記左下区画内における前記使用者の接触位置が右向きに移動する場合に、前記左下区画の右側部分が、前記第3色によって表示され、前記左下区画の残りの部分が、前記第4色によって表示されてもよい。
【0014】
本発明の一態様は、入力部が、使用者による入力操作を受け付け、制御部が、前記入力部に対する前記使用者の入力操作に基づいて、入力される文字を決定する、文字入力方法であって、前記入力部は、前記使用者による入力操作を受け付ける区画として、左上区画、前記左上区画の右側に配置された右上区画、前記左上区画の下側に配置された左下区画、および、前記左下区画の右側に配置された右下区画のみを備え、前記左上区画は、複数の文字を含む第1文字群の入力に用いられ、前記使用者が前記左上区画内の所定の位置である第1位置で前記左上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左上区画に対する接触状態を前記第1位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第1文字群に含まれる第1文字に決定し、前記使用者が前記左上区画内の所定の位置である第2位置で前記左上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左上区画に対する接触状態を前記第2位置とは異なる位置である第3位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第1文字群に含まれる第2文字に決定し、前記右上区画は、前記第1文字群とは異なる複数の文字を含む第2文字群の入力に用いられ、前記使用者が前記右上区画内の所定の位置である第4位置で前記右上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記右上区画に対する接触状態を前記第4位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第2文字群に含まれる第3文字に決定し、前記使用者が前記右上区画内の所定の位置である第5位置で前記右上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記右上区画に対する接触状態を前記第5位置とは異なる位置である第6位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第2文字群に含まれる第4文字に決定し、前記左下区画は、前記第1文字群および前記第2文字群とは異なる複数の文字を含む第3文字群の入力に用いられ、前記使用者が前記左下区画内の所定の位置である第7位置で前記左下区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左下区画に対する接触状態を前記第7位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第3文字群に含まれる第5文字に決定し、前記使用者が前記左下区画内の所定の位置である第8位置で前記左下区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左下区画に対する接触状態を前記第8位置とは異なる位置である第9位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第3文字群に含まれる第6文字に決定し、前記右下区画は、前記第1文字群、前記第2文字群および前記第3文字群とは異なる複数の文字を含む第4文字群の入力に用いられ、前記使用者が前記右下区画内の所定の位置である第10位置で前記右下区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記右下区画に対する接触状態を前記第10位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第4文字群に含まれる第7文字に決定し、前記使用者が前記右下区画内の所定の位置である第11位置で前記右下区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記右下区画に対する接触状態を前記第11位置とは異なる位置である第12位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第4文字群に含まれる第8文字に決定し、前記使用者が前記左上区画で前記入力部に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記入力部に対する接触状態を前記左下区画で解除する場合に、前記制御部は、文字の入力状態を、前記第1文字群の入力状態から、前記第1文字群、前記第2文字群、前記第3文字群および前記第4文字群とは異なる複数の文字を含む第5文字群の入力状態に切り替え、前記使用者が前記左上区画で前記入力部に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記入力部に対する接触状態を前記右上区画で解除する場合に、前記制御部は、文字の入力状態を、前記第1文字群の入力状態から、前記第1文字群、前記第2文字群、前記第3文字群、前記第4文字群および前記第5文字群とは異なる複数の文字を含む第6文字群の入力状態に切り替える、文字入力方法である。
【0015】
本発明の一態様は、コンピュータに、入力部が使用者による入力操作を受け付けるステップと、制御部が、前記入力部に対する前記使用者の入力操作に基づいて、入力される文字を決定するステップとを実行させるためのプログラムであって、前記入力部は、前記使用者による入力操作を受け付ける区画として、左上区画、前記左上区画の右側に配置された右上区画、前記左上区画の下側に配置された左下区画、および、前記左下区画の右側に配置された右下区画のみを備え、前記左上区画は、複数の文字を含む第1文字群の入力に用いられ、前記使用者が前記左上区画内の所定の位置である第1位置で前記左上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左上区画に対する接触状態を前記第1位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第1文字群に含まれる第1文字に決定し、前記使用者が前記左上区画内の所定の位置である第2位置で前記左上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左上区画に対する接触状態を前記第2位置とは異なる位置である第3位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第1文字群に含まれる第2文字に決定し、前記右上区画は、前記第1文字群とは異なる複数の文字を含む第2文字群の入力に用いられ、前記使用者が前記右上区画内の所定の位置である第4位置で前記右上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記右上区画に対する接触状態を前記第4位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第2文字群に含まれる第3文字に決定し、前記使用者が前記右上区画内の所定の位置である第5位置で前記右上区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記右上区画に対する接触状態を前記第5位置とは異なる位置である第6位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第2文字群に含まれる第4文字に決定し、前記左下区画は、前記第1文字群および前記第2文字群とは異なる複数の文字を含む第3文字群の入力に用いられ、前記使用者が前記左下区画内の所定の位置である第7位置で前記左下区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左下区画に対する接触状態を前記第7位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第3文字群に含まれる第5文字に決定し、前記使用者が前記左下区画内の所定の位置である第8位置で前記左下区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記左下区画に対する接触状態を前記第8位置とは異なる位置である第9位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第3文字群に含まれる第6文字に決定し、前記右下区画は、前記第1文字群、前記第2文字群および前記第3文字群とは異なる複数の文字を含む第4文字群の入力に用いられ、前記使用者が前記右下区画内の所定の位置である第10位置で前記右下区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記右下区画に対する接触状態を前記第10位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第4文字群に含まれる第7文字に決定し、前記使用者が前記右下区画内の所定の位置である第11位置で前記右下区画に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記右下区画に対する接触状態を前記第11位置とは異なる位置である第12位置で解除する場合に、前記制御部は、入力される文字を、前記第4文字群に含まれる第8文字に決定し、前記使用者が前記左上区画で前記入力部に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記入力部に対する接触状態を前記左下区画で解除する場合に、前記制御部は、文字の入力状態を、前記第1文字群の入力状態から、前記第1文字群、前記第2文字群、前記第3文字群および前記第4文字群とは異なる複数の文字を含む第5文字群の入力状態に切り替え、前記使用者が前記左上区画で前記入力部に対する接触状態を開始し、前記使用者が前記入力部に対する接触状態を前記右上区画で解除する場合に、前記制御部は、文字の入力状態を、前記第1文字群の入力状態から、前記第1文字群、前記第2文字群、前記第3文字群、前記第4文字群および前記第5文字群とは異なる複数の文字を含む第6文字群の入力状態に切り替える、プログラムである。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、使用者による入力ミスを抑制しつつ入力部を小型化し、使用者による入力速度を向上させ、入力に伴う使用者の疲労を抑制し、入力部が表示の妨げになってしまうことを抑制することができる文字入力装置、文字入力方法およびプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】第1実施形態の文字入力装置の概要の一例を示す図である。
【図2】第1実施形態の文字入力装置の適用例の平面図である。
【図3】「あ行」の「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」の5文字の入力方法の一例を示す図である。
【図4】「た行」の「た」、「ち」、「つ」、「て」、「と」の5文字の入力方法の一例を示す図である。
【図5】「ま行」の「ま」、「み」、「む」、「め」、「も」の5文字の入力方法の一例を示す図である。
【図6】「わ行」の「わ」、「を」、「ん」の3文字の入力方法の一例を示す図である。
【図7】入力部に対する使用者の接触位置が左上区画から左下区画に移動する例を説明するための図である。
【図8】文字の入力状態が第1文字群の入力状態から第5文字群の入力状態に切り替わった後における「さ行」の「さ」、「し」、「す」、「せ」、「そ」の5文字の入力方法の一例を示す図である。
【図9】入力部に対する使用者の接触位置が左上区画から右上区画に移動する例を説明するための図である。
【図10】文字の入力状態が第1文字群の入力状態から第6文字群の入力状態に切り替わった後における「か行」の「か」、「き」、「く」、「け」、「こ」の5文字の入力方法の一例を示す図である。
【図11】入力部に対する使用者の接触位置が右上区画から右下区画に移動する例を説明するための図である。
【図12】文字の入力状態が「た行」の「た」〜「と」の5文字の入力状態から「な行」の「な」〜「の」の5文字の入力状態に切り替わった後における「な行」の「な」、「に」、「ぬ」、「ね」、「の」の5文字の入力方法の一例を示す図である。
【図13】入力部に対する使用者の接触位置が右上区画から左上区画に移動する例を説明するための図である。
【図14】文字の入力状態が「た行」の「た」〜「と」の5文字の入力状態から「は行」の「は」〜「ほ」の5文字の入力状態に切り替わった後における「は行」の「は」、「ひ」、「ふ」、「へ」、「ほ」の5文字の入力方法の一例を示す図である。
【図15】入力部に対する使用者の接触位置が左下区画から左上区画に移動する例を説明するための図である。
【図16】文字の入力状態が「ま行」の「ま」〜「も」の5文字の入力状態から「や行」の「や」、「ゆ」、「よ」の3文字の入力状態に切り替わった後における「や行」の「や」、「ゆ」、「よ」の3文字の入力方法の一例を示す図である。
【図17】入力部に対する使用者の接触位置が左下区画から右下区画に移動する例を説明するための図である。
【図18】文字の入力状態が「ま行」の「ま」〜「も」の5文字の入力状態から「ら行」の「ら」〜「ろ」の5文字の入力状態に切り替わった後における「ら行」の「ら」、「り」、「る」、「れ」、「ろ」の5文字の入力方法の一例を示す図である。
【図19】入力文字表示部による表示が行われる一例を示す図である。
【図20】第1文字群の入力状態から第5文字群の入力状態への切り替えの具体例を説明するための図である。
【図21】第1文字群の入力状態から第6文字群の入力状態への切り替えの具体例を説明するための図である。
【図22】第2実施形態の文字入力装置の概要の一例を示す図である。
【図23】第2実施形態の文字入力装置の適用例の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の文字入力装置、文字入力方法およびプログラムの実施形態について、添付図面を参照して説明する。
【0019】
<第1実施形態>
図1は第1実施形態の文字入力装置1の概要の一例を示す図である。図2は第1実施形態の文字入力装置1の適用例の平面図である。
図1および図2に示す例では、文字入力装置1が、入力部11と、制御部12とを備えている。入力部11は、文字入力装置1の使用者による入力操作を受け付ける。制御部12は、入力部11に対する使用者の入力操作に基づいて、入力される文字を決定する。
入力部11は、使用者による入力操作を受け付ける区画として、左上区画11LU、左上区画11LUの右側に配置された右上区画11RU、左上区画11LUの下側に配置された左下区画11LD、および、左下区画11LDの右側に配置された右下区画11RDのみを備えている。また、入力部11は、ガイド表示部11GDと、入力文字表示部11DPとを備えている。
ガイド表示部11GDは、どの文字群の入力状態であるかを使用者に示す。詳細には、使用者が、左上区画11LU、右上区画11RU、左下区画11LDおよび右下区画11RDのいずれかに接触している場合に、ガイド表示部11GDが、どの文字群の入力状態であるかを表示する。一方、使用者が、左上区画11LU、右上区画11RU、左下区画11LDおよび右下区画11RDのいずれにも接触していない場合に、ガイド表示部11GDによる表示が行われない。
入力文字表示部11DPは、左上区画11LUなどに対する使用者の入力操作によって入力された文字を表示する。
【0020】
左上区画11LUは、複数の文字を含む第1文字群の入力に用いられる。
図2に示す例では、左上区画11LUが、「あ行」の「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」の5文字の入力に用いられる。他の例では、左上区画11LUが、「あ行」以外の行の文字の入力に用いられてもよい。
【0021】
図1および図2に示す例では、使用者が左上区画11LU内の所定の位置で左上区画11LUに対する接触状態を開始し、使用者が左上区画11LUに対する接触状態をその位置で解除する場合(つまり、接触状態を開始した位置で、接触状態を解除する場合)に、制御部12は、入力される文字を、第1文字群に含まれる第1文字に決定する。
図2に示す例では、使用者が左上区画11LU内の所定の位置で左上区画11LUに対する接触状態を開始し、使用者が左上区画11LUに対する接触状態をその位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、「あ行」の「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」の5文字のうちの「あ」に決定する。
他の例では、使用者が左上区画11LU内の所定の位置で左上区画11LUに対する接触状態を開始し、使用者が左上区画11LUに対する接触状態をその位置で解除する場合に、制御部12が、入力される文字を、「あ」以外の文字に決定してもよい。
【0022】
図1および図2に示す例では、使用者が左上区画11LU内の所定の位置で左上区画11LUに対する接触状態を開始し、使用者が左上区画11LUに対する接触状態をその位置とは異なる位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第1文字群に含まれる第2文字(つまり、上述した第1文字とは異なる文字)に決定する。
図2に示す例では、使用者が左上区画11LU内の所定の位置で左上区画11LUに対する接触状態を開始し、使用者が左上区画11LUに対する接触状態をその位置とは異なる位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、「あ行」の「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」の5文字のうちの例えば「い」に決定する。
【0023】
図3は「あ行」の「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」の5文字の入力方法の一例を示す図である。
図3に示す例では、使用者が左上区画11LU内の所定の位置で左上区画11LUに対する接触状態を開始し、使用者が左上区画11LUに対する接触状態をその位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「あ」に決定する。
使用者が左上区画11LU内の所定の位置で左上区画11LUに対する接触状態を開始し、使用者が左上区画11LUに対する接触状態をその位置よりも左側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「い」に決定する。
使用者が左上区画11LU内の所定の位置で左上区画11LUに対する接触状態を開始し、使用者が左上区画11LUに対する接触状態をその位置よりも上側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「う」に決定する。
使用者が左上区画11LU内の所定の位置で左上区画11LUに対する接触状態を開始し、使用者が左上区画11LUに対する接触状態をその位置よりも右側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「え」に決定する。
使用者が左上区画11LU内の所定の位置で左上区画11LUに対する接触状態を開始し、使用者が左上区画11LUに対する接触状態をその位置よりも下側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「お」に決定する。
【0024】
図1および図2に示す例では、右上区画11RUは、上述した第1文字群とは異なる複数の文字を含む第2文字群の入力に用いられる。
図2に示す例では、右上区画11RUが、「た行」の「た」、「ち」、「つ」、「て」、「と」の5文字の入力に用いられる。他の例では、右上区画11RUが、「た行」以外の行の文字の入力に用いられてもよい。
【0025】
図1および図2に示す例では、使用者が右上区画11RU内の所定の位置で右上区画11RUに対する接触状態を開始し、使用者が右上区画11RUに対する接触状態をその位置で解除する場合(つまり、接触状態を開始した位置で、接触状態を解除する場合)に、制御部12は、入力される文字を、第2文字群に含まれる第3文字に決定する。
図2に示す例では、使用者が右上区画11RU内の所定の位置で右上区画11RUに対する接触状態を開始し、使用者が右上区画11RUに対する接触状態をその位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、「た行」の「た」、「ち」、「つ」、「て」、「と」の5文字のうちの「た」に決定する。
他の例では、使用者が右上区画11RU内の所定の位置で右上区画11RUに対する接触状態を開始し、使用者が右上区画11RUに対する接触状態をその位置で解除する場合に、制御部12が、入力される文字を、「た」以外の文字に決定してもよい。
【0026】
図1および図2に示す例では、使用者が右上区画11RU内の所定の位置で右上区画11RUに対する接触状態を開始し、使用者が右上区画11RUに対する接触状態をその位置とは異なる位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第2文字群に含まれる第4文字(つまり、上述した第3文字とは異なる文字)に決定する。
図2に示す例では、使用者が右上区画11RU内の所定の位置で右上区画11RUに対する接触状態を開始し、使用者が右上区画11RUに対する接触状態をその位置とは異なる位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、「た行」の「た」、「ち」、「つ」、「て」、「と」の5文字のうちの例えば「ち」に決定する。
【0027】
図4は「た行」の「た」、「ち」、「つ」、「て」、「と」の5文字の入力方法の一例を示す図である。
図4に示す例では、使用者が右上区画11RU内の所定の位置で右上区画11RUに対する接触状態を開始し、使用者が右上区画11RUに対する接触状態をその位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「た」に決定する。
使用者が右上区画11RU内の所定の位置で右上区画11RUに対する接触状態を開始し、使用者が右上区画11RUに対する接触状態をその位置よりも左側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「ち」に決定する。
使用者が右上区画11RU内の所定の位置で右上区画11RUに対する接触状態を開始し、使用者が右上区画11RUに対する接触状態をその位置よりも上側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「つ」に決定する。
使用者が右上区画11RU内の所定の位置で右上区画11RUに対する接触状態を開始し、使用者が右上区画11RUに対する接触状態をその位置よりも右側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「て」に決定する。
使用者が右上区画11RU内の所定の位置で右上区画11RUに対する接触状態を開始し、使用者が右上区画11RUに対する接触状態をその位置よりも下側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「と」に決定する。
【0028】
図1および図2に示す例では、左下区画11LDは、上述した第1文字群および第2文字群とは異なる複数の文字を含む第3文字群の入力に用いられる。
図2に示す例では、左下区画11LDが、「ま行」の「ま」、「み」、「む」、「め」、「も」の5文字の入力に用いられる。他の例では、左下区画11LDが、「ま行」以外の行の文字の入力に用いられてもよい。
【0029】
図1および図2に示す例では、使用者が左下区画11LD内の所定の位置で左下区画11LDに対する接触状態を開始し、使用者が左下区画11LDに対する接触状態をその位置で解除する場合(つまり、接触状態を開始した位置で、接触状態を解除する場合)に、制御部12は、入力される文字を、第3文字群に含まれる第5文字に決定する。
図2に示す例では、使用者が左下区画11LD内の所定の位置で左下区画11LDに対する接触状態を開始し、使用者が左下区画11LDに対する接触状態をその位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、「ま行」の「ま」、「み」、「む」、「め」、「も」の5文字のうちの「ま」に決定する。
他の例では、使用者が左下区画11LD内の所定の位置で左下区画11LDに対する接触状態を開始し、使用者が左下区画11LDに対する接触状態をその位置で解除する場合に、制御部12が、入力される文字を、「ま」以外の文字に決定してもよい。
【0030】
図1および図2に示す例では、使用者が左下区画11LD内の所定の位置で左下区画11LDに対する接触状態を開始し、使用者が左下区画11LDに対する接触状態をその位置とは異なる位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第3文字群に含まれる第6文字(つまり、上述した第5文字とは異なる文字)に決定する。
図2に示す例では、使用者が左下区画11LD内の所定の位置で左下区画11LDに対する接触状態を開始し、使用者が左下区画11LDに対する接触状態をその位置とは異なる位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、「ま行」の「ま」、「み」、「む」、「め」、「も」の5文字のうちの例えば「み」に決定する。
【0031】
図5は「ま行」の「ま」、「み」、「む」、「め」、「も」の5文字の入力方法の一例を示す図である。
図5に示す例では、使用者が左下区画11LD内の所定の位置で左下区画11LDに対する接触状態を開始し、使用者が左下区画11LDに対する接触状態をその位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「ま」に決定する。
使用者が左下区画11LD内の所定の位置で左下区画11LDに対する接触状態を開始し、使用者が左下区画11LDに対する接触状態をその位置よりも左側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「み」に決定する。
使用者が左下区画11LD内の所定の位置で左下区画11LDに対する接触状態を開始し、使用者が左下区画11LDに対する接触状態をその位置よりも上側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「む」に決定する。
使用者が左下区画11LD内の所定の位置で左下区画11LDに対する接触状態を開始し、使用者が左下区画11LDに対する接触状態をその位置よりも右側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「め」に決定する。
使用者が左下区画11LD内の所定の位置で左下区画11LDに対する接触状態を開始し、使用者が左下区画11LDに対する接触状態をその位置よりも下側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「も」に決定する。
【0032】
図1および図2に示す例では、右下区画11RDは、上述した第1文字群、第2文字群および第3文字群とは異なる複数の文字を含む第4文字群の入力に用いられる。
図2に示す例では、右下区画11RDが、「わ行」の「わ」、「を」、「ん」の3文字の入力に用いられる。他の例では、右下区画11RDが、「わ行」以外の行の文字の入力に用いられてもよい。
【0033】
図1および図2に示す例では、使用者が右下区画11RD内の所定の位置で右下区画11RDに対する接触状態を開始し、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその位置で解除する場合(つまり、接触状態を開始した位置で、接触状態を解除する場合)に、制御部12は、入力される文字を、第4文字群に含まれる第7文字に決定する。
図2に示す例では、使用者が右下区画11RD内の所定の位置で右下区画11RDに対する接触状態を開始し、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、「わ行」の「わ」、「を」、「ん」の3文字のうちの「わ」に決定する。
他の例では、使用者が右下区画11RD内の所定の位置で右下区画11RDに対する接触状態を開始し、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその位置で解除する場合に、制御部12が、入力される文字を、「わ」以外の文字に決定してもよい。
【0034】
図1および図2に示す例では、使用者が右下区画11RD内の所定の位置で右下区画11RDに対する接触状態を開始し、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその位置とは異なる位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第4文字群に含まれる第8文字(つまり、上述した第7文字とは異なる文字)に決定する。
図2に示す例では、使用者が右下区画11RD内の所定の位置で右下区画11RDに対する接触状態を開始し、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその位置とは異なる位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、「わ行」の「わ」、「を」、「ん」の3文字のうちの例えば「を」に決定する。
【0035】
図6は「わ行」の「わ」、「を」、「ん」の3文字の入力方法の一例を示す図である。
図6に示す例では、使用者が右下区画11RD内の所定の位置で右下区画11RDに対する接触状態を開始し、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「わ」に決定する。
使用者が右下区画11RD内の所定の位置で右下区画11RDに対する接触状態を開始し、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその位置よりも左側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「を」に決定する。
使用者が右下区画11RD内の所定の位置で右下区画11RDに対する接触状態を開始し、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその位置よりも上側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「ん」に決定する。
【0036】
図1および図2に示す例では、使用者が左上区画11LUで入力部11に対する接触状態を開始し、次いで、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、左下区画11LD内の位置に移動させる場合に、制御部12は、文字の入力状態を、第1文字群の入力状態から、第1文字群、第2文字群、第3文字群および第4文字群とは異なる複数の文字を含む第5文字群の入力状態に切り替える。
図2に示す例では、使用者が左上区画11LUで入力部11に対する接触状態を開始し、次いで、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、左下区画11LD内の位置に移動させる場合に、制御部12は、文字の入力状態を、「あ行」の「あ」〜「お」の5文字の入力状態から、「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字の入力状態に切り替える。
詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、左下区画11LD内の位置に移動させる場合であっても、左下区画11LD内の位置が、左下区画11LDの中心位置よりも上側(左上区画11LUの側)に位置する場合には、制御部12は、文字の入力状態を、「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字の入力状態に切り替えることなく、「あ行」の「あ」〜「お」の5文字の入力状態に維持する。
他の例では、使用者が左上区画11LUで入力部11に対する接触状態を開始し、次いで、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、左下区画11LD内の位置に移動させる場合に、制御部12は、文字の入力状態を、「さ行」以外の行の文字の入力状態に切り替えてもよい。
【0037】
図7は入力部11に対する使用者の接触位置が左上区画11LUから左下区画11LDに移動する例を説明するための図である。
図7に示す例では、使用者が、左上区画11LU内の位置P1で入力部11に対する接触状態を開始する。その結果、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態になる。
次いで、使用者は、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置P1から、左下区画11LD内の位置P2に移動させる。詳細には、位置P2は、左下区画11LDの中心位置よりも下側に位置する。その結果、文字の入力状態が、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態から、第5文字群(「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字)の入力状態に切り替わる。
【0038】
図8は文字の入力状態が第1文字群の入力状態から第5文字群の入力状態に切り替わった後における「さ行」の「さ」、「し」、「す」、「せ」、「そ」の5文字の入力方法の一例を示す図である。
図8に示す例では、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、左下区画11LD内の位置に移動させた後、使用者がその位置で入力部11に対する接触状態を解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「さ」に決定する。つまり、1ストロークによって、1つの文字「さ」が入力される。
使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、左下区画11LD内の位置に移動させた後、使用者が左下区画11LDに対する接触状態をその位置よりも左側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「し」に決定する。詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、左下区画11LDの所定領域(例えば、左下区画11LDの中心位置に中心を有する円形の領域)内に移動させた後、使用者が左下区画11LDに対する接触状態をその所定領域よりも左側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「し」に決定する。
使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、左下区画11LD内の位置に移動させた後、使用者が左下区画11LDに対する接触状態をその位置よりも上側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「す」に決定する。詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、左下区画11LDの所定領域内に移動させた後、使用者が左下区画11LDに対する接触状態をその所定領域よりも上側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「す」に決定する。
使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、左下区画11LD内の位置に移動させた後、使用者が左下区画11LDに対する接触状態をその位置よりも右側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「せ」に決定する。詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、左下区画11LDの所定領域内に移動させた後、使用者が左下区画11LDに対する接触状態をその所定領域よりも右側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「せ」に決定する。
使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、左下区画11LD内の位置に移動させた後、使用者が左下区画11LDに対する接触状態をその位置よりも下側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「そ」に決定する。詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、左下区画11LDの所定領域内に移動させた後、使用者が左下区画11LDに対する接触状態をその所定領域よりも下側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「そ」に決定する。
【0039】
図1および図2に示す例では、使用者が左上区画11LUで入力部11に対する接触状態を開始し、次いで、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、右上区画11RU内の位置に移動させる場合に、制御部12は、文字の入力状態を、第1文字群の入力状態から、第1文字群、第2文字群、第3文字群、第4文字群および第5文字群とは異なる複数の文字を含む第6文字群の入力状態に切り替える。
図2に示す例では、使用者が左上区画11LUで入力部11に対する接触状態を開始し、次いで、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、右上区画11RU内の位置に移動させる場合に、制御部12は、文字の入力状態を、「あ行」の「あ」〜「お」の5文字の入力状態から、「か行」の「か」〜「こ」の5文字の入力状態に切り替える。
詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、右上区画11RU内の位置に移動させる場合であっても、右上区画11RU内の位置が、右上区画11RUの中心位置よりも左側(左上区画11LUの側)に位置する場合には、制御部12は、文字の入力状態を、「か行」の「か」〜「こ」の5文字の入力状態に切り替えることなく、「あ行」の「あ」〜「お」の5文字の入力状態に維持する。
他の例では、使用者が左上区画11LUで入力部11に対する接触状態を開始し、次いで、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、右上区画11RU内の位置に移動させる場合に、制御部12は、文字の入力状態を、「か行」以外の行の文字の入力状態に切り替えてもよい。
【0040】
図9は入力部11に対する使用者の接触位置が左上区画11LUから右上区画11RUに移動する例を説明するための図である。
図9に示す例では、使用者が、左上区画11LU内の位置P3で入力部11に対する接触状態を開始する。その結果、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態になる。
次いで、使用者は、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置P3から、右上区画11RU内の位置P4に移動させる。詳細には、位置P4は、右上区画11RUの中心位置よりも右側に位置する。その結果、文字の入力状態が、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態から、第6文字群(「か行」の「か」〜「こ」の5文字)の入力状態に切り替わる。
【0041】
図10は文字の入力状態が第1文字群の入力状態から第6文字群の入力状態に切り替わった後における「か行」の「か」、「き」、「く」、「け」、「こ」の5文字の入力方法の一例を示す図である。
図10に示す例では、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、右上区画11RU内の位置に移動させた後、使用者がその位置で入力部11に対する接触状態を解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「か」に決定する。
使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、右上区画11RU内の位置に移動させた後、使用者が右上区画11RUに対する接触状態をその位置よりも左側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「き」に決定する。詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、右上区画11RUの所定領域(例えば、右上区画11RUの中心位置に中心を有する円形の領域)内に移動させた後、使用者が右上区画11RUに対する接触状態をその所定領域よりも左側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「き」に決定する。
使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、右上区画11RU内の位置に移動させた後、使用者が右上区画11RUに対する接触状態をその位置よりも上側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「く」に決定する。詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、右上区画11RUの所定領域内に移動させた後、使用者が右上区画11RUに対する接触状態をその所定領域よりも上側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「く」に決定する。
使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、右上区画11RU内の位置に移動させた後、使用者が右上区画11RUに対する接触状態をその位置よりも右側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「け」に決定する。詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、右上区画11RUの所定領域内に移動させた後、使用者が右上区画11RUに対する接触状態をその所定領域よりも右側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「け」に決定する。
使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、右上区画11RU内の位置に移動させた後、使用者が右上区画11RUに対する接触状態をその位置よりも下側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「こ」に決定する。詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、右上区画11RUの所定領域内に移動させた後、使用者が右上区画11RUに対する接触状態をその所定領域よりも下側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「こ」に決定する。
【0042】
図2に示す例では、使用者が右上区画11RUで入力部11に対する接触状態を開始し、次いで、使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、右下区画11RD内の位置に移動させる場合に、制御部12は、文字の入力状態を、「た行」の「た」〜「と」の5文字の入力状態から、「な行」の「な」〜「の」の5文字の入力状態に切り替える。
詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、右下区画11RD内の位置に移動させる場合であっても、右下区画11RD内の位置が、右下区画11RDの中心位置よりも上側(右上区画11RUの側)に位置する場合には、制御部12は、文字の入力状態を、「な行」の「な」〜「の」の5文字の入力状態に切り替えることなく、「た行」の「た」〜「と」の5文字の入力状態に維持する。
他の例では、使用者が右上区画11RUで入力部11に対する接触状態を開始し、次いで、使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、右下区画11RD内の位置に移動させる場合に、制御部12は、文字の入力状態を、「な行」以外の行の文字の入力状態に切り替えてもよい。
【0043】
図11は入力部11に対する使用者の接触位置が右上区画11RUから右下区画11RDに移動する例を説明するための図である。
図11に示す例では、使用者が、右上区画11RU内の位置P5で入力部11に対する接触状態を開始する。その結果、「た行」の「た」〜「と」の5文字の入力状態になる。
次いで、使用者は、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置P5から、右下区画11RD内の位置P6に移動させる。詳細には、位置P6は、右下区画11RDの中心位置よりも下側に位置する。その結果、文字の入力状態が、「た行」の「た」〜「と」の5文字の入力状態から、「な行」の「な」〜「の」の5文字の入力状態に切り替わる。
【0044】
図12は文字の入力状態が「た行」の「た」〜「と」の5文字の入力状態から「な行」の「な」〜「の」の5文字の入力状態に切り替わった後における「な行」の「な」、「に」、「ぬ」、「ね」、「の」の5文字の入力方法の一例を示す図である。
図12に示す例では、使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、右下区画11RD内の位置に移動させた後、使用者がその位置で入力部11に対する接触状態を解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「な」に決定する。
使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、右下区画11RD内の位置に移動させた後、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその位置よりも左側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「に」に決定する。詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、右下区画11RDの所定領域(例えば、右下区画11RDの中心位置に中心を有する円形の領域)内に移動させた後、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその所定領域よりも左側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「に」に決定する。
使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、右下区画11RD内の位置に移動させた後、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその位置よりも上側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「ぬ」に決定する。詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、右下区画11RDの所定領域内に移動させた後、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその所定領域よりも上側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「ぬ」に決定する。
使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、右下区画11RD内の位置に移動させた後、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその位置よりも右側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「ね」に決定する。詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、右下区画11RDの所定領域内に移動させた後、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその所定領域よりも右側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「ね」に決定する。
使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、右下区画11RD内の位置に移動させた後、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその位置よりも下側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「の」に決定する。詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、右下区画11RDの所定領域内に移動させた後、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその所定領域よりも下側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「の」に決定する。
【0045】
図2に示す例では、使用者が右上区画11RUで入力部11に対する接触状態を開始し、次いで、使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、左上区画11LU内の位置に移動させる場合に、制御部12は、文字の入力状態を、「た行」の「た」〜「と」の5文字の入力状態から、「は行」の「は」〜「ほ」の5文字の入力状態に切り替える。
詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、左上区画11LU内の位置に移動させる場合であっても、左上区画11LU内の位置が、左上区画11LUの中心位置よりも右側(右上区画11RUの側)に位置する場合には、制御部12は、文字の入力状態を、「は行」の「は」〜「ほ」の5文字の入力状態に切り替えることなく、「た行」の「た」〜「と」の5文字の入力状態に維持する。
他の例では、使用者が右上区画11RUで入力部11に対する接触状態を開始し、次いで、使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、左上区画11LU内の位置に移動させる場合に、制御部12は、文字の入力状態を、「は行」以外の行の文字の入力状態に切り替えてもよい。
【0046】
図13は入力部11に対する使用者の接触位置が右上区画11RUから左上区画11LUに移動する例を説明するための図である。
図13に示す例では、使用者が、右上区画11RU内の位置P7で入力部11に対する接触状態を開始する。その結果、「た行」の「た」〜「と」の5文字の入力状態になる。
次いで、使用者は、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置P7から、左上区画11LU内の位置P8に移動させる。詳細には、位置P8は、左上区画11LUの中心位置よりも左側に位置する。その結果、文字の入力状態が、「た行」の「た」〜「と」の5文字の入力状態から、「は行」の「は」〜「ほ」の5文字の入力状態に切り替わる。
【0047】
図14は文字の入力状態が「た行」の「た」〜「と」の5文字の入力状態から「は行」の「は」〜「ほ」の5文字の入力状態に切り替わった後における「は行」の「は」、「ひ」、「ふ」、「へ」、「ほ」の5文字の入力方法の一例を示す図である。
図14に示す例では、使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、左上区画11LU内の位置に移動させた後、使用者がその位置で入力部11に対する接触状態を解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「は」に決定する。
使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、左上区画11LU内の位置に移動させた後、使用者が左上区画11LUに対する接触状態をその位置よりも左側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「ひ」に決定する。詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、左上区画11LUの所定領域(例えば、左上区画11LUの中心位置に中心を有する円形の領域)内に移動させた後、使用者が左上区画11LUに対する接触状態をその所定領域よりも左側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「ひ」に決定する。
使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、左上区画11LU内の位置に移動させた後、使用者が左上区画11LUに対する接触状態をその位置よりも上側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「ふ」に決定する。詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、左上区画11LUの所定領域内に移動させた後、使用者が左上区画11LUに対する接触状態をその所定領域よりも上側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「ふ」に決定する。
使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、左上区画11LU内の位置に移動させた後、使用者が左上区画11LUに対する接触状態をその位置よりも右側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「へ」に決定する。詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、左上区画11LUの所定領域内に移動させた後、使用者が左上区画11LUに対する接触状態をその所定領域よりも右側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「へ」に決定する。
使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、左上区画11LU内の位置に移動させた後、使用者が左上区画11LUに対する接触状態をその位置よりも下側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「ほ」に決定する。詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、左上区画11LUの所定領域内に移動させた後、使用者が左上区画11LUに対する接触状態をその所定領域よりも下側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「ほ」に決定する。
【0048】
図2に示す例では、使用者が左下区画11LDで入力部11に対する接触状態を開始し、次いで、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左下区画11LD内の位置から、左上区画11LU内の位置に移動させる場合に、制御部12は、文字の入力状態を、「ま行」の「ま」〜「も」の5文字の入力状態から、「や行」の「や」、「ゆ」、「よ」の3文字の入力状態に切り替える。
詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左下区画11LD内の位置から、左上区画11LU内の位置に移動させる場合であっても、左上区画11LU内の位置が、左上区画11LUの中心位置よりも下側(左下区画11LDの側)に位置する場合には、制御部12は、文字の入力状態を、「や行」の「や」、「ゆ」、「よ」の3文字の入力状態に切り替えることなく、「ま行」の「ま」〜「も」の5文字の入力状態に維持する。
他の例では、使用者が左下区画11LDで入力部11に対する接触状態を開始し、次いで、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左下区画11LD内の位置から、左上区画11LU内の位置に移動させる場合に、制御部12は、文字の入力状態を、「や行」以外の行の文字の入力状態に切り替えてもよい。
【0049】
図15は入力部11に対する使用者の接触位置が左下区画11LDから左上区画11LUに移動する例を説明するための図である。
図15に示す例では、使用者が、左下区画11LD内の位置P9で入力部11に対する接触状態を開始する。その結果、「ま行」の「ま」〜「も」の5文字の入力状態になる。
次いで、使用者は、入力部11に対する接触位置を、左下区画11LD内の位置P9から、左上区画11LU内の位置P10に移動させる。詳細には、位置P10は、左上区画11LUの中心位置よりも上側に位置する。その結果、文字の入力状態が、「ま行」の「ま」〜「も」の5文字の入力状態から、「や行」の「や」、「ゆ」、「よ」の3文字の入力状態に切り替わる。
【0050】
図16は文字の入力状態が「ま行」の「ま」〜「も」の5文字の入力状態から「や行」の「や」、「ゆ」、「よ」の3文字の入力状態に切り替わった後における「や行」の「や」、「ゆ」、「よ」の3文字の入力方法の一例を示す図である。
図16に示す例では、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左下区画11LD内の位置から、左上区画11LU内の位置に移動させた後、使用者がその位置で入力部11に対する接触状態を解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「や」に決定する。
使用者が、入力部11に対する接触位置を、左下区画11LD内の位置から、左上区画11LU内の位置に移動させた後、使用者が左上区画11LUに対する接触状態をその位置よりも左側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「ゆ」に決定する。詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左下区画11LD内の位置から、左上区画11LUの所定領域(例えば、左上区画11LUの中心位置に中心を有する円形の領域)内に移動させた後、使用者が左上区画11LUに対する接触状態をその所定領域よりも左側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「ゆ」に決定する。
使用者が、入力部11に対する接触位置を、左下区画11LD内の位置から、左上区画11LU内の位置に移動させた後、使用者が左上区画11LUに対する接触状態をその位置よりも上側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「よ」に決定する。詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左下区画11LD内の位置から、左上区画11LUの所定領域内に移動させた後、使用者が左上区画11LUに対する接触状態をその所定領域よりも上側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「よ」に決定する。
【0051】
図2に示す例では、使用者が左下区画11LDで入力部11に対する接触状態を開始し、次いで、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左下区画11LD内の位置から、右下区画11RD内の位置に移動させる場合に、制御部12は、文字の入力状態を、「ま行」の「ま」〜「も」の5文字の入力状態から、「ら行」の「ら」〜「ろ」の5文字の入力状態に切り替える。
詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左下区画11LD内の位置から、右下区画11RD内の位置に移動させる場合であっても、右下区画11RD内の位置が、右下区画11RDの中心位置よりも左側(左下区画11LDの側)に位置する場合には、制御部12は、文字の入力状態を、「ら行」の「ら」〜「ろ」の5文字の入力状態に切り替えることなく、「ま行」の「ま」〜「も」の5文字の入力状態に維持する。
他の例では、使用者が左下区画11LDで入力部11に対する接触状態を開始し、次いで、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左下区画11LD内の位置から、右下区画11RD内の位置に移動させる場合に、制御部12は、文字の入力状態を、「ら行」以外の行の文字の入力状態に切り替えてもよい。
【0052】
図17は入力部11に対する使用者の接触位置が左下区画11LDから右下区画11RDに移動する例を説明するための図である。
図17に示す例では、使用者が、左下区画11LD内の位置P11で入力部11に対する接触状態を開始する。その結果、「ま行」の「ま」〜「も」の5文字の入力状態になる。
次いで、使用者は、入力部11に対する接触位置を、左下区画11LD内の位置P11から、右下区画11RD内の位置P12に移動させる。詳細には、位置P12は、右下区画11RDの中心位置よりも右側に位置する。その結果、文字の入力状態が、「ま行」の「ま」〜「も」の5文字の入力状態から、「ら行」の「ら」〜「ろ」の5文字の入力状態に切り替わる。
【0053】
図18は文字の入力状態が「ま行」の「ま」〜「も」の5文字の入力状態から「ら行」の「ら」〜「ろ」の5文字の入力状態に切り替わった後における「ら行」の「ら」、「り」、「る」、「れ」、「ろ」の5文字の入力方法の一例を示す図である。
図18に示す例では、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左下区画11LD内の位置から、右下区画11RD内の位置に移動させた後、使用者がその位置で入力部11に対する接触状態を解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「ら」に決定する。
使用者が、入力部11に対する接触位置を、左下区画11LD内の位置から、右下区画11RD内の位置に移動させた後、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその位置よりも左側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「り」に決定する。詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左下区画11LD内の位置から、右下区画11RDの所定領域(例えば、右下区画11RDの中心位置に中心を有する円形の領域)内に移動させた後、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその所定領域よりも左側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「り」に決定する。
使用者が、入力部11に対する接触位置を、左下区画11LD内の位置から、右下区画11RD内の位置に移動させた後、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその位置よりも上側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「る」に決定する。詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左下区画11LD内の位置から、右下区画11RDの所定領域内に移動させた後、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその所定領域よりも上側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「る」に決定する。
使用者が、入力部11に対する接触位置を、左下区画11LD内の位置から、右下区画11RD内の位置に移動させた後、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその位置よりも右側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「れ」に決定する。詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左下区画11LD内の位置から、右下区画11RDの所定領域内に移動させた後、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその所定領域よりも右側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「れ」に決定する。
使用者が、入力部11に対する接触位置を、左下区画11LD内の位置から、右下区画11RD内の位置に移動させた後、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその位置よりも下側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「ろ」に決定する。詳細には、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左下区画11LD内の位置から、右下区画11RDの所定領域内に移動させた後、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその所定領域よりも下側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を「ろ」に決定する。
【0054】
図19は入力文字表示部11DPによる表示が行われる一例を示す図である。
図19に示す例では、最初に、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、右上区画11RU内の位置に移動させた後、使用者が右上区画11RUに対する接触状態をその位置よりも下側の位置で解除する。その結果、「こ」の文字が、入力され、入力文字表示部11DPに表示される。
次いで、使用者が右下区画11RD内の所定の位置で右下区画11RDに対する接触状態を開始し、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその位置よりも上側の位置で解除する。その結果、「ん」の文字が、入力され、入力文字表示部11DPに表示される。
次いで、使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、右下区画11RD内の位置に移動させた後、使用者が右下区画11RDに対する接触状態をその位置よりも左側の位置で解除する。その結果、「に」の文字が、入力され、入力文字表示部11DPに表示される。
次いで、使用者が右上区画11RU内の所定の位置で右上区画11RUに対する接触状態を開始し、使用者が右上区画11RUに対する接触状態をその位置よりも左側の位置で解除する。その結果、「ち」の文字が、入力され、入力文字表示部11DPに表示される。
次いで、使用者が、入力部11に対する接触位置を、右上区画11RU内の位置から、左上区画11LU内の位置に移動させた後、使用者がその位置で入力部11に対する接触状態を解除する。その結果、「は」の文字が、入力され、入力文字表示部11DPに表示される。
以上により、入力文字表示部11DPには、「こんにちは」の文字が表示される。
【0055】
図20は第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態から第5文字群(「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字)の入力状態への切り替えの具体例を説明するための図である。詳細には、図20(A)は「あ行」の「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」の5文字が入力される具体例を説明するための図である。図20(B)は第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態から、第5文字群(「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字)の入力状態に切り替わる瞬間の具体例を説明するための図である。図20(C)は「さ行」の「さ」、「し」、「す」、「せ」、「そ」の5文字が入力される具体例を説明するための図である。
図20に示す例では、左上区画11LU、右上区画11RU、左下区画11LDおよび右下区画11RDの形状が長方形である。
図20(A)に示す例では、使用者が左上区画11LU内の位置PAで入力部11の左上区画11LUに対する接触状態を開始する。
使用者が前記左上区画11LUに対する接触状態を、位置PAを中心とする円形領域A1内で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)に含まれる「あ」に決定する。
円形領域A1の直径は、左上区画11LUの長辺の長さの約50%である。
【0056】
図20(A)に示す例では、使用者が左上区画11LU内の位置PAで左上区画11LUに対する接触状態を開始し、使用者が入力部11に対する接触状態を、円形領域A1の外側、かつ、右上区画11RUおよび右下区画11RDの左右方向の中心RCよりも左側、かつ、左下区画11LDおよび右下区画11RDの上下方向の中心LCよりも上側の領域内で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)に含まれる「あ」以外の文字に決定する。
詳細には、使用者が左上区画11LU内の位置PAで左上区画11LUに対する接触状態を開始し、使用者が入力部11に対する接触状態を、円形領域A1の左側の領域A2内で解除する場合、あるいは、左上区画11LUよりも左側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)に含まれる「い」に決定する。
使用者が左上区画11LU内の位置PAで左上区画11LUに対する接触状態を開始し、使用者が入力部11に対する接触状態を、円形領域A1の上側の領域A3内で解除する場合、あるいは、左上区画11LUよりも上側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)に含まれる「う」に決定する。
使用者が左上区画11LU内の位置PAで左上区画11LUに対する接触状態を開始し、使用者が入力部11に対する接触状態を、円形領域A1の右側の領域A4内で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)に含まれる「え」に決定する。
使用者が左上区画11LU内の位置PAで左上区画11LUに対する接触状態を開始し、使用者が入力部11に対する接触状態を、円形領域A1の下側の領域A5内で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)に含まれる「お」に決定する。
【0057】
つまり、図20(A)に示す例では、領域A4の右端が、左上区画11LUと右上区画11RUとの境界線ではなく、右上区画11RUおよび右下区画11RDの左右方向の中心RCによって画定されている。そのため、領域A4の右端が左上区画11LUと右上区画11RUとの境界線によって画定されている場合よりも、使用者は「え」を容易に入力することができる(つまり、使用者による誤入力を抑制することができる)。
また、領域A5の下端が、左上区画11LUと左下区画11LDとの境界線ではなく、左下区画11LDおよび右下区画11RDの上下方向の中心LCによって画定されている。そのため、領域A5の下端が左上区画11LUと左下区画11LDとの境界線によって画定されている場合よりも、使用者は「お」を容易に入力することができる(つまり、使用者による誤入力を抑制することができる)。
【0058】
図20(B)に示す例では、使用者が左上区画11LU内の位置PAで入力部11に対する接触状態を開始し、次いで、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置PAから、左下区画11LDのうちの中心LC上の位置PBに移動させる。その結果、制御部12は、文字の入力状態を、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態から、第5文字群(「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字)の入力状態に切り替える。
【0059】
図20(C)に示す例では、文字の入力状態が、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態から、第5文字群(「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字)の入力状態に切り替わった後、使用者が入力部11に対する接触状態を、位置PBを中心とする円形領域B1内で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第5文字群(「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字)に含まれる「さ」に決定する。
円形領域B1の直径は、左下区画11LDの長辺の長さの約60%である。
【0060】
使用者が左上区画11LU内の位置PAで入力部11に対する接触状態を開始し、次いで、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置PAから、例えば位置PBを通過させて、左下区画11LDのうちの中心LCよりも下側の領域内の位置(図示せず)に移動させる他の例では、使用者の入力部11に対する接触位置が位置PBを通過する時点で、位置PBを中心とする円形領域B1が形成される。
【0061】
図20(C)に示す例では、文字の入力状態が、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態から、第5文字群(「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字)の入力状態に切り替わった後、使用者が入力部11に対する接触状態を、円形領域B1の外側の領域内で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第5文字群(「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字)に含まれる「さ」以外の文字に決定する。
詳細には、文字の入力状態が、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態から、第5文字群(「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字)の入力状態に切り替わった後、使用者が入力部11に対する接触状態を、円形領域B1の左側の領域B2内で解除する場合、あるいは、左下区画11LDよりも左側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第5文字群(「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字)に含まれる「し」に決定する。
文字の入力状態が、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態から、第5文字群(「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字)の入力状態に切り替わった後、使用者が入力部11に対する接触状態を、円形領域B1の上側の領域B3内で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第5文字群(「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字)に含まれる「す」に決定する。
文字の入力状態が、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態から、第5文字群(「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字)の入力状態に切り替わった後、使用者が入力部11に対する接触状態を、円形領域B1の右側の領域B4内で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第5文字群(「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字)に含まれる「せ」に決定する。
文字の入力状態が、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態から、第5文字群(「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字)の入力状態に切り替わった後、使用者が入力部11に対する接触状態を、円形領域B1の下側の領域B5内で解除する場合、あるいは、左下区画11LDよりも下側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第5文字群(「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字)に含まれる「そ」に決定する。
【0062】
つまり、図20(C)に示す例では、円形領域B1の直径が、円形領域A1(図20(A)参照)の直径よりも大きい。そのため、使用者が「さ」を入力しようとしているにもかかわらず、入力部11に対する接触位置を位置PAから位置PBに移動させるスライド動作の慣性などによって、「そ」の誤入力などが行われてしまうおそれを抑制することができる。
仮にキーの外側付近にスライドした場合(つまり、位置PBが左下区画11LDの左端付近に位置する場合)は、円形領域B1がキーボードをはみ出した部分が欠けた状態で展開される(すなわち、円形領域B1の左端部分が左下区画11LD外に位置する)が、キーボードの周囲(入力部11のうちの左下区画11LDよりも左側の部分)には数mm程度の余白部分があるため、そちら側にフリックして文字を入力することができる(つまり、入力部11のうちの左下区画11LDより左側の部分が、領域B2として機能する)。
【0063】
図21は第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態から第6文字群(「か行」の「か」〜「こ」の5文字)の入力状態への切り替えの具体例を説明するための図である。詳細には、図21(A)は「あ行」の「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」の5文字が入力される具体例を説明するための図である。図21(B)は第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態から、第6文字群(「か行」の「か」〜「こ」の5文字)の入力状態に切り替わる瞬間の具体例を説明するための図である。図21(C)は「か行」の「か」、「き」、「く」、「け」、「こ」の5文字が入力される具体例を説明するための図である。
図21(A)に示す例では、使用者が左上区画11LU内の位置PCで入力部11の左上区画11LUに対する接触状態を開始する。
使用者が前記左上区画11LUに対する接触状態を、位置PCを中心とする円形領域C1内で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)に含まれる「あ」に決定する。
円形領域C1の直径は、左上区画11LUの長辺の長さの約50%(つまり、円形領域A1の直径と同じ)である。
【0064】
図21(A)に示す例では、使用者が左上区画11LU内の位置PCで左上区画11LUに対する接触状態を開始し、使用者が入力部11に対する接触状態を、円形領域C1の外側、かつ、右上区画11RUおよび右下区画11RDの左右方向の中心RCよりも左側、かつ、左下区画11LDおよび右下区画11RDの上下方向の中心LCよりも上側の領域内で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)に含まれる「あ」以外の文字に決定する。
詳細には、使用者が左上区画11LU内の位置PCで左上区画11LUに対する接触状態を開始し、使用者が入力部11に対する接触状態を、円形領域C1の左側の領域C2内で解除する場合、あるいは、左上区画11LUよりも左側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)に含まれる「い」に決定する。
使用者が左上区画11LU内の位置PCで左上区画11LUに対する接触状態を開始し、使用者が入力部11に対する接触状態を、円形領域C1の上側の領域C3内で解除する場合、あるいは、左上区画11LUよりも上側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)に含まれる「う」に決定する。
使用者が左上区画11LU内の位置PCで左上区画11LUに対する接触状態を開始し、使用者が入力部11に対する接触状態を、円形領域C1の右側の領域C4内で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)に含まれる「え」に決定する。
使用者が左上区画11LU内の位置PCで左上区画11LUに対する接触状態を開始し、使用者が入力部11に対する接触状態を、円形領域C1の下側の領域C5内で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)に含まれる「お」に決定する。
【0065】
図21(B)に示す例では、使用者が左上区画11LU内の位置PCで入力部11に対する接触状態を開始し、次いで、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置PCから、右上区画11RUのうちの中心RC上の位置PDに移動させる。その結果、制御部12は、文字の入力状態を、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態から、第6文字群(「か行」の「か」〜「こ」の5文字)の入力状態に切り替える。
【0066】
図21(C)に示す例では、文字の入力状態が、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態から、第6文字群(「か行」の「か」〜「こ」の5文字)の入力状態に切り替わった後、使用者が入力部11に対する接触状態を、位置PDを中心とする円形領域D1内で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第6文字群(「か行」の「か」〜「こ」の5文字)に含まれる「か」に決定する。
円形領域D1の直径は、右上区画11RUの長辺の長さの約60%(つまり、円形領域B1の直径と同じ)である。
【0067】
使用者が左上区画11LU内の位置PCで入力部11に対する接触状態を開始し、次いで、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置PCから、例えば位置PDを通過させて、右上区画11RUのうちの中心RCよりも右側の領域内の位置(図示せず)に移動させる他の例では、使用者の入力部11に対する接触位置が位置PDを通過する時点で、位置PDを中心とする円形領域D1が形成される。
【0068】
図21(C)に示す例では、文字の入力状態が、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態から、第6文字群(「か行」の「か」〜「こ」の5文字)の入力状態に切り替わった後、使用者が入力部11に対する接触状態を、円形領域D1の外側の領域内で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第6文字群(「か行」の「か」〜「こ」の5文字)に含まれる「か」以外の文字に決定する。
詳細には、文字の入力状態が、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態から、第6文字群(「か行」の「か」〜「こ」の5文字)の入力状態に切り替わった後、使用者が入力部11に対する接触状態を、円形領域D1の左側の領域D2内で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第6文字群(「か行」の「か」〜「こ」の5文字)に含まれる「き」に決定する。
文字の入力状態が、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態から、第6文字群(「か行」の「か」〜「こ」の5文字)の入力状態に切り替わった後、使用者が入力部11に対する接触状態を、円形領域D1の上側の領域D3内で解除する場合、あるいは、右上区画11RUよりも上側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第6文字群(「か行」の「か」〜「こ」の5文字)に含まれる「く」に決定する。
文字の入力状態が、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態から、第6文字群(「か行」の「か」〜「こ」の5文字)の入力状態に切り替わった後、使用者が入力部11に対する接触状態を、円形領域D1の右側の領域D4内で解除する場合、あるいは、右上区画11RUよりも右側の位置で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第6文字群(「か行」の「か」〜「こ」の5文字)に含まれる「け」に決定する。
文字の入力状態が、第1文字群(「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態から、第6文字群(「か行」の「か」〜「こ」の5文字)の入力状態に切り替わった後、使用者が入力部11に対する接触状態を、円形領域D1の下側の領域D5内で解除する場合に、制御部12は、入力される文字を、第6文字群(「か行」の「か」〜「こ」の5文字)に含まれる「こ」に決定する。
【0069】
つまり、図21(C)に示す例では、円形領域D1の直径が、円形領域C1(図21(A)参照)の直径よりも大きい。そのため、使用者が「か」を入力しようとしているにもかかわらず、入力部11に対する接触位置を位置PCから位置PDに移動させるスライド動作の慣性などによって、「け」の誤入力などが行われてしまうおそれを抑制することができる。
仮にキーの外側付近にスライドした場合(つまり、位置PDが右上区画11RUの上端付近に位置する場合)は、円形領域D1がキーボードをはみ出した部分が欠けた状態で展開される(すなわち、円形領域D1の上端部分が右上区画11RU外に位置する)が、キーボードの周囲(入力部11のうちの右上区画11RUよりも上側の部分)には数mm程度の余白部分があるため、そちら側にフリックして文字を入力することができる(つまり、入力部11のうちの右上区画11RUより上側の部分が、領域D3として機能する)。
【0070】
<第1実施形態のまとめ>
第1実施形態の文字入力装置1では、上述したように、使用者が左上区画11LUで入力部11に対する接触状態を開始し、次いで、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、左下区画11LD内の位置に移動させる場合に、制御部12は、文字の入力状態を、第1文字群(例えば「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態から、第1文字群(例えば「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)、第2文字群(例えば「た行」の「た」〜「と」の5文字)、第3文字群(例えば「ま行」の「ま」〜「も」の5文字)および第4文字群(例えば「わ行」の「わ」、「を」、「ん」の3文字)とは異なる複数の文字を含む第5文字群(例えば「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字)の入力状態に切り替える。
つまり、第1実施形態の文字入力装置1では、左下区画11LDが、第3文字群(例えば「ま行」の「ま」〜「も」の5文字)の文字の入力に用いられるのみならず、第5文字群(例えば「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字)の文字の入力にも用いられる。
また、第1実施形態の文字入力装置1では、上述したように、使用者が左上区画11LUで入力部11に対する接触状態を開始し、次いで、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、右上区画11RU内の位置に移動させる場合に、制御部12は、文字の入力状態を、第1文字群(例えば「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態から、第1文字群(例えば「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)、第2文字群(例えば「た行」の「た」〜「と」の5文字)、第3文字群(例えば「ま行」の「ま」〜「も」の5文字)、第4文字群(例えば「わ行」の「わ」、「を」、「ん」の3文字)および第5文字群(例えば「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字)とは異なる複数の文字を含む第6文字群(例えば「か行」の「か」〜「こ」の5文字)の入力状態に切り替える。
つまり、第1実施形態の文字入力装置1では、右上区画11RUが、第2文字群(例えば「た行」の「た」〜「と」の5文字)の文字の入力に用いられるのみならず、第6文字群(例えば「か行」の「か」〜「こ」の5文字)の文字の入力にも用いられる。
そのため、第1実施形態の文字入力装置1によれば、入力可能な文字数を減少させることなく、入力部11を小型化することができる。詳細には、ソフトウェアキーボード画面上での区画(左上区画11LU、右上区画11RU、左下区画11LD、右下区画11RD)の占有面積を最小化することができる。
【0071】
第1実施形態の文字入力装置1では、上述したように、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、左下区画11LD内の位置に移動させる場合であっても、左下区画11LD内の位置が、左下区画11LDの中心位置よりも左上区画11LUの側(上側)に位置する場合には、制御部12は、文字の入力状態を、第5文字群(例えば「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字)の入力状態に切り替えることなく、第1文字群(例えば「あ行」の「あ」〜「お」の5文字)の入力状態に維持する。
そのため、第1実施形態の文字入力装置1によれば、入力部11を小型化しつつ、使用者による入力ミスを抑制することができる。詳細には、タッチパネルとしての入力部11を小さくする場合に生じやすくなる「誤入力」を抑制できる。この効果は、入力部11を非常に小さくする場合に顕著になる。
【0072】
第1実施形態の文字入力装置1は、上述したように、どの文字群の入力状態であるかを使用者に示すガイド表示部11GDを備えている。
そのため、第1実施形態の文字入力装置1によれば、ガイド表示部11GDが備えられない場合よりも、入力部11の操作性を向上させることができる。
【0073】
第1実施形態の文字入力装置1は、上述したように、使用者が、左上区画11LU、右上区画11RU、左下区画11LDおよび右下区画11RDのいずれにも接触していない場合に、ガイド表示部11GDによる表示が行われない。
そのため、第1実施形態の文字入力装置1によれば、使用者が左上区画11LU、右上区画11RU、左下区画11LDおよび右下区画11RDのいずれにも接触していないにもかかわらずガイド表示部11GDによる表示が行われる場合よりも、省エネルギー効率を向上させることができる。
【0074】
<第2実施形態>
以下、本発明の文字入力装置、文字入力方法およびプログラムの第2実施形態について、添付図面を参照して説明する。
第2実施形態の文字入力装置1は、後述する点を除き、上述した第1実施形態の文字入力装置1と同様に構成されている。従って、第2実施形態の文字入力装置1によれば、後述する点を除き、上述した第1実施形態の文字入力装置1と同様の効果を奏することができる。
【0075】
図22は第2実施形態の文字入力装置1の概要の一例を示す図である。図23は第2実施形態の文字入力装置1の適用例の平面図である。
図22および図23に示す例では、左上区画11LUが、左側部分11LU1と、右側部分11LU2と、上側部分11LU3と、下側部分11LU4とを備えている。
右上区画11RUは、左側部分11RU1と、右側部分11RU2と、上側部分11RU3と、下側部分11RU4とを備えている。
左下区画11LDは、左側部分11LD1と、右側部分11LD2と、上側部分11LD3と、下側部分11LD4とを備えている。
右下区画11RDは、左側部分11RD1と、上側部分11RD3とを備えている。
【0076】
図1および図2に示す例では、左上区画11LU、右上区画11RU、左下区画11LDおよび右下区画11RDが表示機能を有さない。
一方、図22および図23に示す例では、左上区画11LU、右上区画11RU、左下区画11LDおよび右下区画11RDが表示機能を有する。
【0077】
図22および図23に示す例では、文字の入力状態が、「あ行」の「あ」〜「お」の5文字の入力状態である場合であって、左上区画11LU内における使用者の接触位置が変化しない場合に、左上区画11LUの全体が、第1色によって表示される。
文字の入力状態が、「あ行」の「あ」〜「お」の5文字の入力状態である場合であって、左上区画11LU内における使用者の接触位置が右向きに移動する場合に、左上区画11LUの右側部分11LU2が、第1色とは異なる第2色によって表示され、左上区画11LUの左側部分11LU1と上側部分11LU3と下側部分11LU4とが、第1色によって表示される。
文字の入力状態が、「あ行」の「あ」〜「お」の5文字の入力状態である場合であって、左上区画11LU内における使用者の接触位置が左向きに移動する場合に、左上区画11LUの左側部分11LU1が、第1色とは異なる第2色によって表示され、左上区画11LUの右側部分11LU2と上側部分11LU3と下側部分11LU4とが、第1色によって表示される。
文字の入力状態が、「あ行」の「あ」〜「お」の5文字の入力状態である場合であって、左上区画11LU内における使用者の接触位置が上向きに移動する場合に、左上区画11LUの上側部分11LU3が、第1色とは異なる第2色によって表示され、左上区画11LUの左側部分11LU1と右側部分11LU2と下側部分11LU4とが、第1色によって表示される。
文字の入力状態が、「あ行」の「あ」〜「お」の5文字の入力状態である場合であって、左上区画11LU内における使用者の接触位置が下向きに移動する場合に、左上区画11LUの下側部分11LU4が、第1色とは異なる第2色によって表示され、左上区画11LUの左側部分11LU1と右側部分11LU2と上側部分11LU3とが、第1色によって表示される。
【0078】
図22および図23に示す例では、使用者が左上区画11LUで入力部11)に対する接触状態を開始し、次いで、使用者が、入力部11に対する接触位置を、左上区画11LU内の位置から、左下区画11LD内の位置に移動させ、文字の入力状態が、「あ行」の「あ」〜「お」の5文字の入力状態から、「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字の入力状態に切り替わる場合に、左上区画11LUの下側部分11LU4が第3色によって表示される。
【0079】
文字の入力状態が、「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字の入力状態である場合であって、左下区画11LD内における使用者の接触位置が変化しない場合に、左下区画11LDの全体が、第3色とは異なる第4色によって表示される。
文字の入力状態が、「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字の入力状態である場合であって、左下区画11LD内における使用者の接触位置が右向きに移動する場合に、左下区画11LDの右側部分11LD2が、第3色によって表示され、左下区画11LDの左側部分11LD1と上側部分11LD3と下側部分11LD4とが、第4色によって表示される。
文字の入力状態が、「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字の入力状態である場合であって、左下区画11LD内における使用者の接触位置が左向きに移動する場合に、左下区画11LDの左側部分11LD1が、第3色によって表示され、左下区画11LDの右側部分11LD2と上側部分11LD3と下側部分11LD4とが、第4色によって表示される。
文字の入力状態が、「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字の入力状態である場合であって、左下区画11LD内における使用者の接触位置が上向きに移動する場合に、左下区画11LDの上側部分11LD3が、第3色によって表示され、左下区画11LDの左側部分11LD1と右側部分11LD2と下側部分11LD4とが、第4色によって表示される。
文字の入力状態が、「さ行」の「さ」〜「そ」の5文字の入力状態である場合であって、左下区画11LD内における使用者の接触位置が下向きに移動する場合に、左下区画11LDの下側部分11LD4が、第3色によって表示され、左下区画11LDの左側部分11LD1と右側部分11LD2と上側部分11LD3とが、第4色によって表示される。
【0080】
<本発明の実施形態のまとめ>
第1および第2実施形態の文字入力装置1は、スマートウォッチ等の超小型デバイスでも、ストレスなく快適に入力ができるソフトウェアキーボードを実現するものである。スマートウォッチでは従来の機器と比較して格段に画面が小さいため、ミス入力が起きにくいキーの大きさを確保するためにはキーの数を極端に少なくする必要がある。そのため従来の文字割り当て方式を適用することが不可能であった。
そこで、第1および第2実施形態の文字入力装置1では、以下の点を明らかにしてスマートフォン等の超小型デバイス向けのソフトウェアキーボードを実現する。
第1および第2実施形態の文字入力装置1では、画面上に配置するキーの数を減らしても学習が容易で、快適に入力できる文字割り当て方法が採用されている。その結果、学習速度向上、入力速度向上、ミス割合抑制、疲労度抑制などを実現することができる。
第1および第2実施形態の文字入力装置1では、フリック入力方式が採用され、テンキー方式等よりも性能を向上させることができる。
第1および第2実施形態の文字入力装置1では、ミス入力削減と学習速度向上のための入力ヒントを表示することができる。
【0081】
最近スマートウォッチと呼ばれる腕時計型のウェアラブルデバイスの開発・実用化が進んでいる。スマートウォッチは、通信機能を有し電話やメール、SNS等の通知を表示したり、音声や振動で知らせてくれる機能をもつ。さらに、加速度、ジャイロ、気圧、脈拍、光、GPSなどのセンサを備えている機種もあり、ランニングやサイクリングなどの歩数や心拍数、経路などの記録や健康管理、ナビゲーションなどに利用可能であり、最近急速に普及してきている。スマートウォッチは、スマートフォンなどの既存のモバイル機器に比べて表示画面が格段に小さいという特徴がある。しかし、ディスプレイには高解像度のタッチパネルディスプレイを使用する機種もあり、情報の出力面では、ある程度の文章や地図、画像などを表示できる能力を備えている。しかし、情報の入力面においては必ずしも十分な能力を備えているとは言えなかった。その原因としては画面が小さいため、スマートフォンのように多くのキーを配置するのは難しく、ストレスなく快適に入力ができるソフトウェアキーボードを配置することができないという問題点がある。比較的画面が大きな一部の機種にはテンキー型配置のマルチタップ式キーボードを備えているものがあるが、それでも十分な大きさのキーを配置することができないため、指で正確なタイピングするのが難しい、ミス入力が多く発生するという問題点があった。このファットフィンガーの問題を解決するために、手書き文字認識方式を採用するものもあるが、1文字ずつ指やスタイラスペンで文字を手書きで入力・認識するため、キーボード入力と比較して入力時間が長くなるのと、書き順を間違うとミス入力の割合が高くなるという問題点があった。画面の大きさに影響されないハンズフリーの入力手段として音声認識方式があるが、発話内容が周囲に漏れてしまい公共空間での使用は難しい、周囲の雑音の影響を受けるという問題点があった。
【0082】
以上の示したように、従来の小型デバイス向けの文字入力手段は、画面が極端に小さいスマートウォッチのような超小型デバイスには、そのまま適用することが困難か、もしくは快適な入力を行うのに十分な性能を有していなかった。
【0083】
スマートフォン向けの入力方式として、特許文献1等に記載されているように、各行のあ段がテンキー風に配置されたフリック入力がある。フリック入力では、各行のあ段の周囲に、十字型や扇方に他のい段、う段、え段、お段の4段が潜在的に配置されており、あ段のキーを押しつつ目的の文字の方向に指をスライドさせる、もしくはマルチタップすることで文字入力するものである。フリック入力では、キーの数を少なく抑えているが、それでも最低10キーは必要であり、スマートウォッチで10キーを配置するとキーが小さくなりすぎて、正確なタイピングを行うことが難しかった。つまりフリック入力はスマートフォンに最適化された入力メソッドであり、超小型デバイスには向いていない。そのためスマートウォッチに最適化された入力方法が必要である。そこで、ミスの少ない快適なタイピングを行うには、指の大きさという物理的な制限から、キーの数を極端に減らす必要がある。またキーの数を減らしたからといって文字割り当てが極端に複雑になったのでは、学習に時間がかかってしまい一般的なユーザにとって利用されなくなる可能性がある。そこでキーの数を極端に減らしても、キー割り当てが簡単で学習が容易な入力方法とはどのようなものかという問いに対して、答えを出す必要がある。
【0084】
第1および第2実施形態の文字入力装置1は、スマートウォッチのような超小型デバイスでも学習が容易で、ストレスなく快適に入力ができるソフトウェアキーボードを実現したものである。
第1および第2実施形態の文字入力装置1では、キー(区画)の数を4つに限定したフリック入力方式が採用される。
上述した図2に示す例では、かな入力が行われる。指の大きさを考慮して、キー(区画)の数が4つに制限される。
このままだと、仮にフリック入力の場合と同様に各文字の周囲に4つの文字を配置したとすると4×5=20文字しか入力できない。そこで、第1および第2実施形態の文字入力装置1では、図7および図8に示すようなフリック入力が行われる。
詳細には、第1および第2実施形態の文字入力装置1では、使用者が、キー(区画)にタッチした後に、隣のキー(区画)まで指をスライドさせることで、スライド先のキー(区画)の割り当て文字を変更し、さらにスライド先のキー(区画)で通常のフリック操作を行う。つまり、使用者は、隣のキー(区画)まで指をスライドさせ、そのまま続けてフリック入力を行い、1ストロークで1文字の入力を行う。
このフリック入力方式を使用することにより、わずか4つのキーを使って原理的に4×3×5=60文字の入力が可能となる。
他の実施形態の文字入力装置1では、入力モードを切り替えることで、日本語かな文字以外にも、バックスペース等の特殊文字、アルファベット、数字、記号などについても入力可能となる。
【0085】
第1および第2実施形態の文字入力装置1では、隣のキー(区画)まで指をスライドさせるフリックにより、スライド先のキー(区画)がどの文字に変化しているのか、また隣のキー(区画)まで指をスライドさせた後のそのキーのフリックにより、各方向にどの文字が割り当てられているのかなどが、ガイド表示部11GDによって、入力画面上にヒントとして表示される。
【0086】
第2実施形態の文字入力装置1では、現在どの文字が選択されているのかが、図23に示すように、三角形の領域(部分)などによって、フィードバック表示される。
【0087】
<本発明者による検証結果>
本発明者は、鋭意研究において、使用者が本発明の文字入力装置1を使用する場合に、使用者が従来の文字入力装置を使用する場合よりも、習熟所要時間が短くなる(学習速度が向上する)ことを見い出した。
また、本発明者は、使用者が本発明の文字入力装置1を使用する場合に、使用者が従来の文字入力装置を使用する場合よりも、文字の入力速度が速くなることを見い出した。
また、本発明者は、使用者が本発明の文字入力装置1を使用する場合に、使用者が従来の文字入力装置を使用する場合よりも、文字の入力ミスの割合を抑制できることを見い出した。
また、本発明者は、使用者が本発明の文字入力装置1を使用する場合に、使用者が従来の文字入力装置を使用する場合よりも、使用者の疲労度を抑制できることを見い出した。
【0088】
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。上述した各実施形態に記載の構成を組み合わせてもよい。
【0089】
なお、上述した実施形態における文字入力装置1が備える各部の機能全体あるいはその一部は、これらの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶部のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
【符号の説明】
【0090】
1…文字入力装置、11…入力部、11LU…左上区画、11LU1…左側部分、11LU2…右側部分、11LU3…上側部分、11LU4…下側部分、11RU…右上区画、11RU1…左側部分、11RU2…右側部分、11RU3…上側部分、11RU4…下側部分、11LD…左下区画、11LD1…左側部分、11LD2…右側部分、11LD3…上側部分、11LD4…下側部分、11RD…右下区画、11RD1…左側部分、11RD3…上側部分、11GD…ガイド表示部、11DP…入力文字表示部、12…制御部
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】