(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】2019146081
(43)【公開日】20190829
(54)【発明の名称】インターホンシステムおよびドアベルシステム
(51)【国際特許分類】
   H04N 7/18 20060101AFI20190802BHJP
   H04M 9/00 20060101ALI20190802BHJP
   G08B 25/04 20060101ALI20190802BHJP
   G08B 25/00 20060101ALI20190802BHJP
【FI】
   !H04N7/18 H
   !H04M9/00 D
   !G08B25/04 J
   !G08B25/00 510M
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【全頁数】22
(21)【出願番号】2018029978
(22)【出願日】20180222
(71)【出願人】
【識別番号】000100908
【氏名又は名称】アイホン株式会社
【住所又は居所】愛知県名古屋市中区新栄町一丁目1番明治安田生命名古屋ビル
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】特許業務法人 信栄特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】若林 一磨
【住所又は居所】愛知県名古屋市熱田区神野町2丁目18番地 アイホン株式会社内
【テーマコード(参考)】
5C054
5C087
5K038
【Fターム(参考)】
5C054CA04
5C054CC02
5C054CD06
5C054DA07
5C054DA08
5C054EA05
5C054FC12
5C054GB02
5C054GD03
5C054HA18
5C054HA22
5C087AA02
5C087AA03
5C087AA25
5C087AA40
5C087AA44
5C087BB20
5C087BB73
5C087BB74
5C087DD05
5C087DD24
5C087EE05
5C087EE14
5C087EE18
5C087FF01
5C087FF02
5C087FF16
5C087FF24
5C087FF25
5C087GG02
5C087GG08
5C087GG18
5C087GG19
5C087GG66
5C087GG70
5C087GG83
5K038AA06
5K038CC01
5K038CC12
5K038DD15
5K038DD16
5K038DD22
5K038FF01
5K038GG02
5K038GG03
5K038GG05
(57)【要約】      (修正有)
【課題】地域の防犯力の向上に寄与可能な構成を備えたインターホンシステムを提供する。
【解決手段】インターホンシステム1は、複数の居室親機2−1〜2−nと、複数の情報端末3−1〜3−nと、サーバ4と、複数の玄関子機5−1〜5−nと、を含む。複数の居室親機2−1〜2−nと、複数の情報端末3−1〜3−nとは、ネットワークNを介して、外部ネットワーク上にあるサーバ4と通信可能である。複数の居室親機2−1〜2−nと、対応する複数の玄関子機5−1〜5−nとの間は、それぞれ信号線Lを介して通信可能に構成されている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
各住居に取り付けられ、それぞれが操作部とカメラとを有する複数の玄関子機と、
それぞれが、対応する前記玄関子機に関連付けられ、前記関連付けられた玄関子機と通信可能に構成される複数の居室親機と、
それぞれが、対応する前記玄関子機に関連付けられた複数の外部機器と、
記憶部を有し、前記複数の居室親機と前記複数の外部機器と通信可能である制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記複数の玄関子機から前記玄関子機の識別情報および前記カメラによって撮像された画像データを前記それぞれ関連付けられた複数の居室親機を介して受信し、
前記複数の外部機器または前記複数の居室親機から前記関連付けられた玄関子機の前記カメラによって撮像された前記画像データの来訪者区分の情報を受信し、
前記画像データおよび対応する前記来訪者区分の情報を前記玄関子機の識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶するように構成されている、インターホンシステム。
【請求項2】
前記制御部は、前記来訪者区分が不審者である前記画像データを、当該画像データの送信元の玄関子機とは異なる玄関子機に関連付けられた外部機器または居室親機へ送信する、請求項1に記載のインターホンシステム。
【請求項3】
前記外部機器または居室親機は、ユーザの入力により分類された、前記関連付けられた玄関子機とは異なる前記玄関子機の前記カメラによって撮像された前記画像データの前記来訪者区分の情報を前記制御部へ送信する、請求項2に記載のインターホンシステム。
【請求項4】
前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記画像データに基づいて前記受信した前記画像データの認証を行い、
前記認証が成立しない場合に、前記画像データに対応する来訪者区分の情報を、前記画像データの送信元の玄関子機に関連付けられた前記外部機器または前記居室親機から受信する、請求項1から3のいずれか一項に記載のインターホンシステム。
【請求項5】
前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記画像データに基づいて前記受信した前記画像データの認証を行い、
前記認証が成立した場合に、前記記憶部に記憶された前記画像データの来訪者区分の情報を前記居室親機を介して前記画像データの送信元の玄関子機に送信し、
前記画像データの送信元の玄関子機は、前記受信した画像データの来訪者区分の情報に応じて、所定の動作をする、請求項1から4のいずれか一項に記載のインターホンシステム。
【請求項6】
各住居に取り付けられ、それぞれが操作部とカメラとを有する複数のドアベルと、
それぞれが、対応する前記複数のドアベルに関連付けられた複数の外部機器と、
記憶部を有し、前記複数のドアベルと前記複数の外部機器と通信可能である制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記複数のドアベルから前記ドアベルの識別情報および前記カメラによって撮像された画像データをそれぞれ受信し、
前記複数の外部機器から前記関連付けられたドアベルの前記カメラによって撮像された前記画像データの来訪者区分の情報をそれぞれ受信し、
前記画像データおよび対応する前記来訪者区分の情報を前記ドアベルの識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶するように構成されている、ドアベルシステム。
【請求項7】
前記制御部は、前記来訪者区分が不審者である前記画像データを、当該画像データの送信元のドアベルとは異なるドアベルに関連付けられた外部機器へ送信する、請求項6に記載のドアベルシステム。
【請求項8】
前記外部機器は、ユーザの入力により分類された、前記関連付けられたドアベルとは異なる前記ドアベルの前記カメラによって撮像された前記画像データの前記来訪者区分の情報を前記制御部へ送信する、請求項7に記載のドアベルシステム。
【請求項9】
前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記画像データに基づいて前記受信した前記画像データの認証を行い、
前記認証が成立しない場合に、前記画像データに対応する来訪者区分の情報を、前記画像データの送信元のドアベルに関連付けられた前記外部機器から受信する、請求項6から8のいずれか一項に記載のドアベルシステム。
【請求項10】
前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記画像データに基づいて前記受信した前記画像データの認証を行い、
前記認証が成立した場合に、前記記憶部に記憶された前記画像データの来訪者区分の情報を、前記画像データの送信元のドアベルに送信し、
前記画像データの送信元のドアベルは、前記受信した画像データの来訪者区分の情報に応じて、所定の動作をする、請求項6から9のいずれか一項に記載のドアベルシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターホンシステムおよびドアベルシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
スピーカと、マイクと、カメラと、操作部とを備えた玄関子機と、玄関子機と通信可能に構成され且つ遠隔配置されるコンピューティング・デバイスと無線通信可能な居室親機とを有するインターホンシステムが知られている(特許文献1等参照)。また、スピーカと、マイクと、カメラと、操作部とを備え、遠隔配置されるコンピューティング・デバイスと無線通信可能なWIFIドアベルが知られている(特許文献2等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017−92726号公報
【特許文献2】米国特許第9094584号明細書
【特許文献3】米国特許第8872915号明細書
【特許文献4】米国特許第9237318号明細書
【特許文献5】米国特許第8144183号明細書
【特許文献6】米国特許第9432638号明細書
【特許文献7】米国特許第9485478号明細書
【特許文献8】米国特許第9516284号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年は、核家族などが増え、地域の防犯力が弱まっていると言われている。一方で、不審者による犯罪は無くならないのが現状であり、地域の防犯力の向上が期待されている。
【0005】
そこで、本発明は、地域の防犯力の向上に寄与可能な構成を備えたインターホンシステムおよびドアベルシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のインターホンシステムは、
各住居に取り付けられ、それぞれが操作部とカメラとを有する複数の玄関子機と、
それぞれが、対応する前記玄関子機に関連付けられ、前記関連付けられた玄関子機と通信可能に構成される複数の居室親機と、
それぞれが、対応する前記玄関子機に関連付けられた複数の外部機器と、
記憶部を有し、前記複数の居室親機と前記複数の外部機器と通信可能である制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記複数の玄関子機から前記玄関子機の識別情報および前記カメラによって撮像された画像データを前記それぞれ関連付けられた複数の居室親機を介して受信し、
前記複数の外部機器または前記複数の居室親機から前記関連付けられた玄関子機の前記カメラによって撮像された前記画像データの来訪者区分の情報を受信し、
前記画像データおよび対応する前記来訪者区分の情報を前記玄関子機の識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶するように構成されている。
【0007】
上記構成によれば、各玄関子機のカメラによって撮像された画像データおよびその来訪者区分の情報を制御部の記憶部に記憶することにより、複数の玄関子機に関連する情報を一括管理することができ、地域の防犯力の向上に寄与可能な構成を備えたインターホンシステムを提供することができる。
【0008】
また、上記インターホンシステムにおいて、
前記制御部は、前記来訪者区分が不審者である前記画像データを、当該画像データの送信元の玄関子機とは異なる玄関子機に関連付けられた外部機器または居室親機へ送信してもよい。
【0009】
上記構成によれば、異なる玄関子機のユーザが不審者として分類した画像データを確認することができるため、地域防犯力の向上に役立たせることができる。
【0010】
また、上記インターホンシステムにおいて、
前記外部機器または居室親機は、ユーザの入力により分類された、前記関連付けられた玄関子機とは異なる前記玄関子機の前記カメラによって撮像された前記画像データの前記来訪者区分の情報を前記制御部へ送信してもよい。
【0011】
上記構成によれば、異なる玄関子機のユーザが不審者として分類した画像データを所定の来訪者区分に分類できるため、ユーザの状況に応じて適切な来訪者区分に分類することができる。
【0012】
また、上記インターホンシステムにおいて、
前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記画像データに基づいて前記受信した前記画像データの認証を行い、
前記認証が成立しない場合に、前記画像データに対応する来訪者区分の情報を、前記画像データの送信元の玄関子機に関連付けられた前記外部機器または前記居室親機から受信しても良い。
【0013】
上記構成によれば、カメラで撮像された画像データに対して認証を行い、認証が成立しない場合に外部機器または前記居室親機から来訪者区分の情報を受信することにより、例えば、玄関子機のユーザは、初めての来訪者に対して来訪者区分の分類を行えばよいため、効率的に分類作業を行うことができる。
【0014】
また、上記インターホンシステムにおいて、
前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記画像データに基づいて前記受信した前記画像データの認証を行い、
前記認証が成立した場合に、前記記憶部に記憶された前記画像データの来訪者区分の情報を前記居室親機を介して前記画像データの送信元の玄関子機に送信し、
前記画像データの送信元の玄関子機は、前記受信した画像データの来訪者区分の情報に応じて、所定の動作をしても良い。
【0015】
上記構成によれば、カメラで撮像された画像データに対して認証を行い、認証が成立した場合には、画像データの送信元の玄関子機が、来訪者区分の情報に基づいて所定の動作を行うことにより、例えば、玄関子機のユーザが外部機器または前記居室親機を介して応答操作することなく来訪者に対して応答ができ、インターホンシステムの利便性が向上する。
【0016】
また、上記目的を達成するために、本発明のドアベルシステムは、
各住居に取り付けられ、それぞれが操作部とカメラとを有する複数のドアベルと、
それぞれが、対応する前記複数のドアベルに関連付けられた複数の外部機器と、
記憶部を有し、前記複数のドアベルと前記複数の外部機器と通信可能である制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記複数のドアベルから前記ドアベルの識別情報および前記カメラによって撮像された画像データをそれぞれ受信し、
前記複数の外部機器から前記関連付けられたドアベルの前記カメラによって撮像された前記画像データの来訪者区分の情報をそれぞれ受信し、
前記画像データおよび対応する前記来訪者区分の情報を前記ドアベルの識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶するように構成されている。
【0017】
上記構成によれば、各ドアベルのカメラによって撮像された画像データおよびその来訪者区分の情報を制御部の記憶部に記憶することにより、複数のドアベルに関連する情報を一括管理することができ、地域の防犯力の向上に寄与可能な構成を備えたドアベルシステムを提供することができる。
【0018】
また、上記ドアベルシステムにおいて、
前記制御部は、前記来訪者区分が不審者である前記画像データを、当該画像データの送信元のドアベルとは異なるドアベルに関連付けられた外部機器へ送信してもよい。
【0019】
上記構成によれば、異なるドアベルのユーザが不審者として分類した画像データを確認することができるため、地域防犯力の向上に役立たせることができる。
【0020】
また、上記ドアベルシステムにおいて、
前記外部機器は、ユーザの入力により分類された、前記関連付けられたドアベルとは異なる前記ドアベルの前記カメラによって撮像された前記画像データの前記来訪者区分の情報を前記制御部へ送信してもよい。
【0021】
上記構成によれば、異なるドアベルのユーザが不審者として分類した画像データを所望の来訪者区分に分類できるため、ユーザの状況に応じて適切な来訪者区分に分類することができる。
【0022】
また、上記ドアベルシステムにおいて、
前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記画像データに基づいて前記受信した前記画像データの認証を行い、
前記認証が成立しない場合に、前記画像データに対応する来訪者区分の情報を、前記画像データの送信元のドアベルに関連付けられた前記外部機器から受信しても良い。
【0023】
上記構成によれば、カメラで撮像された画像データに対して認証を行い、認証が成立しない場合に外部機器から来訪者区分の情報を受信することにより、例えば、ドアベルのユーザは、初めての来訪者に対して来訪者区分の分類を行えばよいため、効率的に分類作業を行うことができる。
【0024】
また、上記ドアベルシステムにおいて、
前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記画像データに基づいて前記受信した前記画像データの認証を行い、
前記認証が成立した場合に、前記記憶部に記憶された前記画像データの来訪者区分の情報を、前記画像データの送信元のドアベルに送信し、
前記画像データの送信元のドアベルは、前記受信した画像データの来訪者区分の情報に応じて、所定の動作をしても良い。
【0025】
上記構成によれば、カメラで撮像された画像データに対して認証を行い、認証が成立した場合には、画像データの送信元のドアベルが、来訪者区分の情報に基づいて所定の動作を行うことにより、例えば、ドアベルのユーザが外部機器を介して応答操作することなく来訪者に対して応答ができ、ドアベルシステムの利便性が向上する。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、地域の防犯力の向上に寄与可能な構成を備えたインターホンシステムおよびドアベルシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の第1実施形態に係るインターホンシステムの構成を示す図である。
【図2】図1のインターホンシステムが備える居室親機および玄関子機の構成を示す機能ブロック図である。
【図3】図1のインターホンシステムが備える情報端末の構成を示す図である。
【図4】図1のインターホンシステムが備えるサーバの記憶部に記憶される来訪者フォルダの一例を示す図である。
【図5】図1のインターホンシステムが備えるサーバの記憶部に記憶される来訪者テーブルの一例を示す図である。
【図6】図1のインターホンシステムにより実行される来訪者区分分類機能の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】図1のインターホンシステムにより実行される不審者情報共有化機能の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施形態に係るドアベルシステムの構成を示す図である。
【図9】図8のドアベルシステムが備えるドアベルの構成を示す機能ブロック図である。
【図10】図8のドアベルシステムが備えるサーバの記憶部に記憶される来訪者フォルダの一例を示す図である。
【図11】図8のドアベルシステムにより実行される来訪者区分分類機能の動作を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本実施形態について、添付の図面を参照して説明する。
【0029】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るインターホンシステムの構成を示す図である。
図1に示すように、インターホンシステム1は、複数の居室親機2−1〜2−nと、複数の情報端末3−1〜3−n(外部機器の一例)と、サーバ4と、複数の玄関子機5−1〜5−nと、を含む。複数の居室親機2−1〜2−nと、複数の情報端末3−1〜3−nとは、ネットワークNを介して、外部ネットワーク上にあるサーバ4と通信可能である。各居室親機2−1〜2−nおよび各情報端末3−1〜3−nとネットワークNとを中継する通信機器としては、例えば、Wi−Fiルータが用いられ得る。複数の居室親機2−1〜2−nと、対応する複数の玄関子機5−1〜5−nとの間は、それぞれ信号線Lを介して通信可能に構成されている。以下では、複数の居室親機2−1〜2−nのうち居室親機2−1(以下、居室親機2と称する)について代表して説明する。また、複数の情報端末3−1〜3−nのうち情報端末3−1(以下、情報端末3と称する)について代表して説明する。また、複数の玄関子機5−1〜5−nのうち玄関子機5−1(以下、玄関子機5と称する)について代表して説明する。
【0030】
図2は、居室親機2および玄関子機5の構成を示す機能ブロック図である。
玄関子機5は、来訪者が居住者を呼び出して通話するためなどに用いられるものであり、例えば各建物(戸建住戸など)の玄関等に設置されている。本例では、複数の玄関子機5−1〜5−nは、ある所定の範囲(所定の地域)内にある各建物の玄関に設置されているものとする。各玄関子機5は、取り付けられる建物の電力システムと所定の配線により電気的に接続されることで、当該電力システムから電力が供給される。なお、玄関子機5は、バックアップおよび/または一次電源用の電池を含んでも良い。居室親機2は、玄関子機5からの来訪者による呼び出しに対して応答するためなどに用いられるものであり、例えば各建物(戸建住戸など)の居室内に設置されている。
【0031】
図2に示すように、玄関子機5は、制御部51と、操作部(呼出ボタン)52と、マイク53と、スピーカ54と、人感センサ55と、カメラ56と、画像処理部57と、位置情報取得部58と、インターフェース回路(以下、インターフェース回路を「I/F」と称す)59とを備えている。
【0032】
制御部51は、玄関子機5の各部の動作を制御するための制御部であり、例えば、1以上のプロセッサと1以上のメモリを含む少なくとも一つのマイクロコントローラと、トランジスタ等のアクティブ素子およびパッシブ素子を含むその他電子回路から構成されている。また、制御部51は、集積回路(ハードウェア資源)によって構成されてもよく、少なくとも一つのマイクロコントローラと集積回路との組み合わせによって構成されてもよい。
【0033】
操作部52は、来訪者の各種入力操作を受け付ける。各種入力操作には、例えば、居住者の呼出等が含まれる。操作部52は、制御部51を介して、カメラ26に接続されている。操作部52は、呼出の入力操作がなされたことを知らせる呼出信号をカメラ56へ出力する。マイク53およびスピーカ54は、居住者(本例では、玄関子機5が設置された建物の居室内に設置された居室親機2や居住者が所有する情報端末3)に向けて来訪者側のメッセージ等の音声データを送出したり、来訪者に向けて居住者側のメッセージ等の音声データを出力するための通話部を構成する。
【0034】
人感センサ55は、玄関子機5の前方にいる人物を感知するためのセンサであり、例えば赤外線センサで構成されている。人感センサ55は、制御部51を介して、カメラ56に接続されている。人感センサ55は、人物を感知したことを知らせる検出信号をカメラ56へ出力する。
【0035】
カメラ56は、来訪者等の人物を撮像するための撮像機器である。カメラ56は、ウェブカメラであるビデオカメラとして構成しても良い。例えば、カメラ56は、人感センサ55から出力される検出信号に基づいて起動する。あるいは、操作部52から出力される呼出信号に基づいて起動する。カメラ56が撮像した画像は、画像処理部57へ出力される。画像処理部57は、例えば、プロセッサとメモリから構成されており、制御部51の制御信号に基づいて、カメラ56から取得した画像データを、I/F59を介して居室親機2へ送信する。
【0036】
位置情報取得部58は、玄関子機5の位置情報を取得するように構成されている。位置情報は、例えば、GPS(Global Positioning System)を用いて取得される。なお、玄関子機5を建物に設置する際の初期設定時に、居住者によって、玄関子機5の位置情報が位置情報取得部58に予め登録されてもよい。制御部51は、位置情報取得部58により取得された位置情報を、玄関子機5の識別情報と共に、居室親機2へ送信するように構成されている。なお、玄関子機5の位置情報が更新された場合には、制御部51は、更新された位置情報を、居室親機2へ送信し得る。
【0037】
I/F59は、信号線Lを介して、居室親機2と通信可能である。制御部51は、I/F59を介して、居室親機2との間で所定のデータ(例えば、音声データや画像データ)の送受信を行う。このように、玄関子機5は、居室親機2に対して所定のデータ(例えば、音声データや画像データ)を送信し、居室親機2や情報端末3のユーザとの間での双方向音声通話等による通信を開始することができる。
【0038】
居室親機2は、制御部21と、操作部(応答ボタン)22と、マイク23と、スピーカ24と、表示部25、玄関子機用I/F26と、サーバ用I/F27と、記憶部28と、を備えている。
【0039】
制御部21は、居室親機2の各部の動作を制御するための制御部であり、例えば、1以上のプロセッサと1以上のメモリを含む少なくとも一つのマイクロコントローラと、トランジスタ等のアクティブ素子およびパッシブ素子を含むその他電子回路から構成されている。また、制御部21は、集積回路(ハードウェア資源)によって構成されてもよく、少なくとも一つのマイクロコントローラと集積回路との組み合わせによって構成されてもよい。
【0040】
操作部22は、居住者の各種入力操作を受け付ける。各種入力操作には、例えば、玄関子機5からの呼出に対する応答操作等が含まれる。マイク23及びスピーカ24は、居住者が来訪者との間で通話をする際に、音声データを入出力するための通話部を構成する。表示部25は、玄関子機5が備えるカメラ56で撮像された来訪者等の映像(静止画または動画)を表示する。玄関子機用I/F26は、信号線Lを介して、玄関子機5と通信可能である。制御部21は、玄関子機用I/F26を介し、玄関子機5との間で所定のデータ(例えば、音声データや画像データ)の送受信を行う。
【0041】
サーバ用I/F27は、ネットワークNを介して、サーバ4と通信可能である。具体的には、サーバ用I/F27は、無線ローカルエリアネットワーク(LAN)、ラジオ、セルラー、インターネット、Bluetooth(登録商標)、電磁波、赤外線光、音波、およびマイクロ波等のネットワーク通信手段により、サーバ4と通信可能である。このように、居室親機2は、サーバ4に対して所定のデータ(例えば、音声データや画像データ)を送信し、居室親機2のユーザと、情報端末3のユーザとの間での双方向音声通話等による通信を開始することができる。また、居室親機2は、玄関子機用I/F26を介して取得した玄関子機5の所定のデータ(例えば、音声データや画像データ)をサーバ4へ送信し、来訪者と、情報端末3のユーザとの間での双方向音声通話等による通信を開始することができる。なお、居室親機2のサーバ用I/F27は、情報端末3と直接通信可能に構成されてもよい。
【0042】
記憶部28は、例えば、ROMとRAMを含むメモリから構成されている。制御部21は、玄関子機5から送信されたデータ(例えば、画像データや音声データ)を記憶部28へ記憶するとともに、当該データをサーバ4へ送信可能である。また、制御部21は、サーバ4から送信されたデータ(情報端末3から送信されたデータ)を記憶部28へ記憶するとともに、当該データを玄関子機5へ送信可能である。このように、居室親機2は、所定のデータ(例えば、音声データや画像データ)を、玄関子機5およびサーバ4(サーバ4を介して情報端末3)との間で送受信することにより、玄関子機5が設置された建物への来訪者と情報端末3のユーザとの間での双方向音声通話等による通信を開始することができる。
【0043】
また、記憶部28は、玄関子機5の初期設定時や更新時に送信された玄関子機5の識別情報を記憶している。
【0044】
図3は、情報端末3の構成を示す図である。
情報端末3は、玄関子機5からの呼び出しに、玄関子機5が設置された住居の居住者(ユーザ)が応答するためなどに用いられる機器である。情報端末3は、例えば、居住者が所有するスマートフォン、タブレットコンピュータ、およびその他の携帯情報端末を含む。玄関子機5と情報端末3とは、居室親機2およびサーバ4を介して通信可能である。
【0045】
情報端末3は、図3に示すように、所定のユーザ・インターフェース32を表示可能な表示部30を有している。表示部30は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等のタッチスクリーン型のディスプレイであって、画像(操作画像等)を表示するように構成されている。情報端末3は、プロセッサとメモリを備えており、玄関子機5から送信されたデータ(例えば、画像データや音声データ)に基づいて、所定のコンピュータソフトウェア(例えば、音声通話および画像表示用のアプリケーションソフトウェア)を実行する。例えば、情報端末3は、表示部30上に表示されるユーザ・インターフェース32への入力に基づいて所定のアプリケーションソフトウェアを実行することができる。ユーザ・インターフェース32は、玄関子機5が備えるカメラ56により撮像された前方領域の画像データに基づいて、静止画または動画の表示画像が表示される画像表示部34を含む。また、ユーザ・インターフェース32は、来訪者の呼出に応答することをユーザに許可させるための応答許可受付部36を含む。ユーザが、応答許可受付部36をタッチすることで、来訪者の呼出に応答するために、双方向音声通信が開始される。また、ユーザ・インターフェース32は、画像表示部34に表示された表示画像の録画をユーザに選択させるための録画受付部38を含む。ユーザが、当該録画受付部38をタッチすることで、画像表示部34に表示される表示画像の録画が可能である。また、ユーザ・インターフェース32は、画像表示部34に表示された表示画像の人物の来訪者の区分をユーザに分類・選択させるための来訪者区分選択部39を含む。ユーザが、当該来訪者区分選択部39をタッチすることで、画像表示部34に表示される表示画像の人物を、所定の来訪者区分に分類選択可能である。例えば、ユーザが、来訪者区分選択部39の欄に、来訪者区分を文字で入力する、あるいは、複数の来訪者区分候補リストの中から所望の来訪者区分を選択することが可能である。
【0046】
図2に示すように、サーバ4は、記憶部40と、制御部42とを備えている。記憶部40は、例えば、ROMとRAMを含むメモリから構成されている。制御部42は、例えば、1以上のプロセッサと1以上のメモリを含む少なくとも一つのマイクロコントローラと、トランジスタ等のアクティブ素子およびパッシブ素子を含むその他電子回路から構成されている。また、制御部42は、集積回路(ハードウェア資源)によって構成されてもよく、少なくとも一つのマイクロコントローラと集積回路との組み合わせによって構成されてもよい。
【0047】
制御部42は、居室親機2から送信されたデータ(例えば、画像データや音声データ)を記憶部40へ記憶するとともに、当該データを情報端末3へ送信可能である。また、制御部42は、情報端末3から送信されたデータを記憶部40へ記憶するとともに、当該データを居室親機2へ送信可能である。このように、サーバ4は、所定のデータ(例えば、音声データや画像データ)を、居室親機2および情報端末3との間で送受信することにより、居室親機2のユーザと情報端末3のユーザとの間での双方向音声通話等による通信を開始することができる。また、所定のデータが玄関子機5から送信されたデータの場合には、玄関子機5が設置された建物への来訪者と情報端末3のユーザとの間での双方向音声通話等による通信を開始することができる。なお、上述の通り、サーバ4を介さずに、居室親機2と情報端末3との間でデータを送受信しても良い。
【0048】
また、記憶部40には、各玄関子機5に対応した来訪者フォルダが記憶されている(図4参照)。来訪者フォルダは、来訪者区分(例えば、新規、家族、知人、業者、不審者)に対応する複数のサブフォルダを有している。各サブフォルダには、玄関子機5のユーザが情報端末3の来訪者区分選択部39を介して来訪者区分に分類・選択した画像データが記憶されている。制御部42は、居室親機2を介して玄関子機5から受信したデータおよび対応する情報端末3から受信した来訪者区分の情報に基づいて、記憶部40に記憶されている来訪者フォルダを更新する。
【0049】
来訪者フォルダの代わりに、各玄関子機5に対応する来訪者テーブルが記憶されていてもよい(図5参照)。来訪者テーブルは、画像データと、この画像データの来訪者区分の情報とが含まれている。
【0050】
また、制御部42は、ある玄関子機5に対応する「不審者」のサブフォルダに画像データが含まれている場合には、他の玄関子機5のユーザ(例えば、居室親機2や情報端末3)に画像データを含む不審者情報を送信する。これにより、玄関子機のユーザは、他の玄関子機5のカメラ56により撮像され不審者として分類された画像データを確認することができ、必要に応じて、該画像データを来訪者区分に分類・選択し、自己の来訪者フォルダに記憶することができる。
【0051】
次に、図6を参照して、インターホンシステム1により実行される来訪者区分分類機能の動作について説明する。なお、以下では、呼び出しに対する応答操作および来訪者区分の分類・選択動作は、情報端末3のユーザが行う例について説明する。
【0052】
まず、玄関子機5の制御部51は、操作部52による来訪者からの呼出操作がなされたか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1において、来訪者からの呼出操作がなされたと判定した場合(ステップS1のYes)、制御部51は、呼出信号をカメラ56へ出力し、カメラ56は、玄関子機5の前方領域(具体的には、来訪者)の撮像を開始する(ステップS2)。なお、人感センサ55が来訪者を感知したと判定した場合も同様に、制御部51は、検知信号をカメラ56へ出力し、カメラ56は、玄関子機5の前方領域の撮像を開始する。
【0053】
次に、カメラ56は、撮像した画像データを画像処理部57へ送信する(ステップS3)。制御部51は、画像処理部57が受信した画像データをI/F59を介して居室親機2に送信する(ステップS4)。なお、制御部51は、来訪者側のメッセージ等の音声データがある場合には、音声データは画像データと共に居室親機2へ送信する。また、玄関子機5の初期設定や更新時に識別情報を居室親機2の記憶部28に登録していない場合には、制御部51は、画像データ等とともに玄関子機5の識別情報を居室親機2へ送信してもよい。
【0054】
居室親機2の制御部21は、玄関子機5から受信したデータ(例えば、画像データおよび音声データ)を、記憶部28に記憶された玄関子機5の識別情報とともに、サーバ用I/F27を介してサーバ4へ送信する(ステップS5)。次に、サーバ4の制御部42は、居室親機2から受信したデータ(例えば、画像データおよび音声データ)を情報端末3へ送信する(ステップS6)。情報端末3のユーザは、サーバ4の制御部42から受信したデータに対して、ユーザ・インターフェース32を介して所定の応答操作(例えば、通話や電気錠の解錠)を行う(ステップS7)。
【0055】
次に、サーバ4の制御部42は、居室親機2から受信した玄関子機5のカメラ56で撮像された画像データの人物がすでに来訪者区分に分類されているか否かを判定する(ステップS8)。例えば、玄関子機5のカメラ56で撮像された画像データと記憶部40に記憶された来訪者フォルダの各来訪者区分に対応するサブフォルダに記憶されている画像データと比較し、顔認証を行う。ステップS8において、画像データに含まれる人物が来訪者区分に分類されていないと判定された場合には(ステップS8のNo)、制御部42は、玄関子機5のカメラ56で撮像された画像データを、「新規」のサブフォルダに記憶する(ステップS9)。情報端末3のユーザは、ステップS7において、所定の応答操作が終了すると、サーバ4の制御部42に「新規」のサブフォルダに記憶された画像データの送信を要求する要求信号を送信する(ステップS10)。サーバ4の制御部42は、情報端末3からの画像データ送信要求信号に基づいて「新規」のサブフォルダに記憶された画像データを情報端末3へ送信する(ステップS11)。なお、画像データ自体ではなく画像データのアドレス情報を送信してもよい。
【0056】
情報端末3のユーザは、サーバ4から受信した画像データを、ユーザ・インターフェース32の来訪者区分選択部39により来訪者区分に分類・選択し(ステップS12)、当該来訪者区分の情報をサーバ4へ送信する(ステップS13)。次に、サーバ4の制御部42は、情報端末3から受信した来訪者区分の情報に基づいて「新規」のサブフォルダに記憶されている画像データを、所定の来訪者区分のサブフォルダに移動させる(ステップS14)。なお、来訪者フォルダの代わりに、図5の来訪者テーブルを用いる場合には、サーバ4の制御部42は、ステップS11において、来訪者テーブルの来訪者区分が「新規」である画像データを情報端末3へ送信し、ステップS14において、情報端末3から受信した来訪者区分の情報に基づいて来訪者区分を「新規」から所定の来訪者区分に書き換える。
【0057】
なお、S7,S10,S12,S13における所定の応答操作および来訪者区分の分類・選択については、上述のように、情報端末3のユーザが行っているが、これに限定されず、居室親機2のユーザが行ってもよい。この場合、居室親機2のユーザは、表示部25に表示される来訪者区分選択部を操作することにより、所定の来訪者区分に分類・選択することができる。
【0058】
また、情報端末3のユーザは、ステップS7において、所定の応答操作を行った後に、サーバ4の記憶部40に記憶された新規のサブフォルダの画像データを取得して、所定の来訪者区分に分類していたが、これに限定されない。例えば、情報端末3のユーザは、呼出時(所定の応答操作を行う前)に、画像データを所定の来訪者区分に分類・選択して来訪者区分の情報をサーバ4へ送信してもよい。この場合には、サーバ4の制御部42は、ステップS9において、画像データを「新規」のサブフォルダに記憶する代わりに、情報端末3から受信した来訪者区分の情報に基づいて、所定の来訪者区分のサブフォルダに記憶させてもよい。この場合、ステップS10、S11、S14の動作は不要となる。
【0059】
また、ステップS10、S11において、サーバ4の制御部42は、情報端末3からの要求信号に基づいて画像データを送信しているが、情報端末3からの要求信号なしに、所定の期間経過後に、情報端末3に「新規」のサブフォルダに記憶された画像データを送信してもよい。
【0060】
また、サーバ4の制御部42は、ステップS8において、画像データに含まれる人物が来訪者区分に分類されていると判定した場合には(ステップS8のYes)、画像データの来訪者区分の情報を、居室親機2を介して玄関子機5へ送信してもよい。これにより、玄関子機5は、来訪者区分の情報に応じて所定の動作を行うことができる。例えば、来訪者区分が「知人」であれば「Aさん、お待ちしておりました」や、来訪者区分が「不審者」であれば「呼び出すことはできません、お引取りください」といったメッセージを玄関子機5のスピーカ54から出力することができる。
【0061】
また、サーバ4の制御部42は、ステップS6において、居室親機2から受信したデータを情報端末3へ送信しているが、ステップS8での判定結果に基づいて、居室親機2から受信したデータを情報端末3へ送信してもよい。例えば、ステップS8の判定を行い、玄関子機5のカメラ56で撮像された画像データが来訪者フォルダの「不審者」のサブフォルダに記憶されている画像データであると判定した場合には、情報端末3にデータを送信しないように構成してもよい。このように、来訪者区分が「不審者」の場合に、情報端末3での呼び出しに対する応答操作を行わない構成とすることにより、不審者の呼び出しを防止することが可能となる。
【0062】
次に、図7を参照して、インターホンシステム1により実行される不審者情報共有化機能の動作について説明する。なお、以下では、来訪者区分の分類・選択動作は、情報端末3のユーザが行う例について説明する。
【0063】
まず、サーバ4の制御部42は、記憶部40に記憶されている、ある所定の範囲(所定の地域)内に設置された複数の玄関子機5−1〜5−nの来訪者フォルダの「不審者」のサブフォルダに記憶されている画像データを他の玄関子機5のユーザ(他の玄関子機5に対応する情報端末3)へ送信済みか否かを判定する(ステップS21)。例えば、制御部42は、定期的に、各玄関子機5の「不審者」のサブフォルダを確認し、その中に記憶されている画像データがすでに他の玄関子機5の対応する情報端末3へ送付済みか否かを判定する。
【0064】
ステップS21において、「不審者」のサブフォルダに記憶された画像データが他の玄関子機5に対応する情報端末3へ送信されていないと判定した場合(ステップS21のYes)、制御部42は、画像データを含む不審者情報を、他の玄関子機5に対応する情報端末3に送信する(ステップS22)。例えば、ある所定の範囲を愛知県瀬戸市に設定し、瀬戸市内に設置された複数の玄関子機5−1〜5−nのうち、玄関子機5−1の「不審者」のサブフォルダに記憶された画像データが他の玄関子機5−2〜5−nに対応する情報端末3−2〜3−nに送信されていない場合には、制御部42は、玄関子機5−2〜5−nに対応する情報端末3−2〜3−nに、画像データを含む不審者情報を送信する。
【0065】
画像データを含む不審者情報を受信した情報端末3のユーザは、受信した画像データを自身の来訪者フォルダに登録・記憶するか否かを判断する(ステップS23)。自身の来訪者フォルダに登録・記憶する場合には(ステップS23のYes)、情報端末3のユーザは、来訪者区分選択部39を操作することにより、所定の来訪者区分に分類・選択する(ステップS24)。次に、情報端末3のユーザは、分類した来訪者区分の情報をサーバ4の制御部42へ送信する(ステップS25)。
【0066】
サーバ4の制御部42は、情報端末3から受信した来訪者区分の情報に基づいて、送信元の情報端末3に対応する玄関子機5の来訪者フォルダの所定の来訪者区分のサブフォルダに画像データを記憶する(ステップS26)。これにより、玄関子機5のユーザは、他の玄関子機5のユーザが不審者として分類した不審者情報を確認することができ、また、必要であれば、自分の判断基準で、画像データを来訪者区別に分類することができる。たとえば、不審者情報に含まれる画像データが業者の画像データであると判断した場合には、自身の「業者」のサブフォルダに登録・記憶することができる。
【0067】
なお、来訪者区分の分類については、上述のように、情報端末3のユーザが行っているが、これに限定されず、居室親機2のユーザが行ってもよい。この場合、サーバ4の制御部42は、画像データを含む不審者情報を、他の玄関子機5に対応する居室親機2に送信する。居室親機2のユーザは、表示部25に表示される来訪者区分選択部を操作することにより、所定の来訪者区分に分類・選択することができる。
【0068】
なお、ステップS21において、制御部42は「不審者」のサブフォルダに他の玄関子機5の情報端末3に未送信の画像データが含まれているか否かを判定しているが、これに限られない。例えば、玄関子機5のユーザが「不審者」のサブフォルダに画像データを登録したときに、他の玄関子機に対応する情報端末に画像データを含む不審者情報を送信してもよい。
【0069】
以上説明したように、第1実施形態に係るインターホンシステム1は、各住居に取り付けられ、操作部52とカメラ56とを有する複数の玄関子機5と、対応する玄関子機5に関連付けられ、関連付けられた玄関子機5と通信可能に構成される複数の居室親機2と、対応する玄関子機5に関連付けられた複数の情報端末3と、記憶部42を有し、複数の居室親機2と複数の情報端末3と通信可能であるサーバ4とを備える。サーバ4は、複数の玄関子機5から玄関子機5の識別情報およびカメラ56によって撮像された画像データを関連付けられた複数の居室親機2を介して受信し、複数の情報端末3または複数の居室親機2から関連付けられた玄関子機5のカメラ56によって撮像された画像データの来訪者区分の情報を受信し、画像データおよび対応する来訪者区分の情報を玄関子機5の識別情報に関連付けて記憶部40に記憶する。
【0070】
これにより、各玄関子機5のカメラ56によって撮像された画像データおよびその来訪者区分の情報をサーバ4の記憶部40に記憶することにより、複数の玄関子機5に関連する情報を一括管理することができ、地域の防犯力の向上に寄与可能な構成を備えたインターホンシステム1を提供することができる。
【0071】
(第2実施形態)
図8は、第2実施形態に係るドアベルシステムの構成を示す図である。第2実施形態では、第1実施形態と同一・同様な要素及び同一・同様な工程については、その詳しい説明を省略する。特に、情報端末3の来訪者区分の分類・選択機能の動作および不審者情報共有化機能の動作は、第1実施形態と同様な動作を行うため、その詳しい説明を省略する。
【0072】
図8に示すように、ドアベルシステム100は、複数のドアベル6−1〜6−nと、複数の情報端末3−1〜3−n(外部機器の一例)と、サーバ4とを含む。複数のドアベル6−1〜6−nと、複数の情報端末3−1〜3−nとは、ネットワークNを介して、外部ネットワーク上にあるサーバ4と通信可能である。各ドアベル6−1〜6−nおよび各情報端末3−1〜3−nとネットワークNとを中継する通信機器としては、例えば、Wi−Fiルータが用いられ得る。以下では、複数のドアベル6−1〜6−nのうちドアベル6−1(以下、ドアベル6と称する)について代表して説明する。また、複数の情報端末3−1〜3−nのうち情報端末3−1(以下、情報端末3と称する)について代表して説明する。
【0073】
図9は、ドアベル6の構成を示す機能ブロック図である。
ドアベル6は、来訪者が居住者を呼び出して通話するためなどに用いられるものであり、例えば各建物(戸建住戸など)の玄関等に設置されている。本例では、複数のドアベル6−1〜6−nは、ある所定の範囲(所定の地域)内にある各建物の玄関に設置されているものとする。各ドアベル6は、取り付けられる建物の電力システムと所定の配線により電気的に接続されることで、当該電力システムから電力が供給される。なお、ドアベル6は、バックアップおよび/または一次電源用の電池を含んでも良い。
【0074】
図9に示すように、ドアベル6は、制御部61と、操作部(呼出ボタン)62と、マイク63と、スピーカ64と、人感センサ65と、カメラ66と、画像処理部67と、位置情報取得部68と、I/F69とを備えている。
【0075】
制御部61は、ドアベル6の各部の動作を制御するための制御部であり、例えば、1以上のプロセッサと1以上のメモリを含む少なくとも一つのマイクロコントローラと、トランジスタ等のアクティブ素子およびパッシブ素子を含むその他電子回路から構成されている。また、制御部61は、集積回路(ハードウェア資源)によって構成されてもよく、少なくとも一つのマイクロコントローラと集積回路との組み合わせによって構成されてもよい。
【0076】
操作部62は、来訪者の各種入力操作を受け付ける。各種入力操作には、例えば、居住者の呼出等が含まれる。操作部62は、制御部61を介して、カメラ66に接続されている。操作部62は、呼出の入力操作がなされたことを知らせる呼出信号をカメラ66へ出力する。マイク63およびスピーカ64は、居住者(本例では、ドアベル6が設置された建物の居住者が所有する情報端末3)に向けて来訪者側のメッセージ等の音声データを送出したり、来訪者に向けて居住者側のメッセージ等の音声データを出力するための通話部を構成する。
【0077】
人感センサ65は、ドアベル6の前方にいる人物を感知するためのセンサであり、例えば赤外線センサで構成されている。人感センサ65は、制御部61を介して、カメラ66に接続されている。人感センサ65は、人物を感知したことを知らせる検出信号をカメラ66へ出力する。
【0078】
カメラ66は、来訪者等の人物を撮像するための撮像機器である。カメラ66は、ウェブカメラであるビデオカメラとして構成しても良い。例えば、カメラ66は、人感センサ65から出力される検出信号に基づいて起動する。あるいは、操作部62から出力される呼出信号に基づいて起動してもよい。カメラ66が撮像した画像は、画像処理部67へ出力される。画像処理部67は、例えば、プロセッサとメモリから構成されており、制御部61の制御信号に基づいて、カメラ66から取得した画像データを、I/F69を介してサーバ4へ送信する。
【0079】
位置情報取得部68は、ドアベル6の位置情報を取得するように構成されている。位置情報は、例えば、GPSを用いて取得される。なお、ドアベル6を建物に設置する際の初期設定時に、居住者によって、ドアベル6の位置情報が位置情報取得部68に予め登録されてもよい。制御部61は、位置情報取得部68により取得された位置情報を、サーバ4へ送信するように構成されている。なお、ドアベル6の位置情報が更新された場合には、制御部61は、更新された位置情報をサーバ4へ送信し得る。
【0080】
I/F69は、ネットワークNを介して、サーバ4と通信可能である。このように、ドアベル6は、サーバ4に対して所定のデータ(例えば、音声データや画像データ)を送信し、来訪者と、情報端末3のユーザとの間での双方向音声通話等による通信を開始することができる。なお、ドアベル6のI/F69は、情報端末3と直接通信可能に構成されてもよい。
【0081】
情報端末3は、ドアベル6からの呼び出しに、ドアベル6が設置された住居の居住者(ユーザ)が応答するためなどに用いられる機器である。情報端末3は、例えば、居住者が所有するスマートフォン、タブレットコンピュータ、およびその他の携帯情報端末を含む。ドアベル6と情報端末3とは、サーバ4を介して通信可能である。
【0082】
サーバ4は、記憶部40と、制御部42とを備えている。制御部42は、ドアベル6から送信されたデータ(例えば、画像データや音声データ)を記憶部40へ記憶するとともに、当該データを情報端末3へ送信可能である。また、制御部42は、情報端末3から送信されたデータを記憶部40へ記憶するとともに、当該データをドアベル6へ送信可能である。このように、サーバ4は、所定のデータ(例えば、音声データや画像データ)をドアベル6および情報端末3との間で送受信することにより、ドアベル6が設置された建物への来訪者と情報端末3のユーザとの間での双方向音声通話等による通信を開始することができる。
【0083】
また、記憶部40には、各ドアベル6に対応した来訪者フォルダが記憶されている(図10参照)。来訪者フォルダは、来訪者区分(例えば、新規、家族、知人、業者、不審者)に対応する複数のサブフォルダを有している。各サブフォルダには、ドアベル6のユーザが情報端末3の来訪者区分選択部39を介して来訪者区分に分類・選択した画像データが記憶されている。制御部42は、ドアベル6から受信したデータおよび対応する情報端末3から受信した来訪者区分の情報に基づいて、記憶部40に記憶されている来訪者フォルダを更新する。なお、来訪者フォルダの代わりに、各ドアベル6に対応する来訪者テーブルが記憶されていてもよい。
【0084】
また、制御部42は、あるドアベル6に対応する「不審者」のサブフォルダに画像データが含まれている場合には、他のドアベル6のユーザ(例えば、情報端末3)に画像データを含む不審者情報を送信する。これにより、ドアベルのユーザは、他のドアベル65のカメラ66により撮像され不審者として分類された画像データを確認することができ、必要に応じて、該画像データを来訪者区分に分類・選択し、自己の来訪者フォルダに記憶することができる。
【0085】
次に、図11を参照して、ドアベルシステム100により実行される来訪者区分分類機能の動作について説明する。
【0086】
まず、ドアベル6の制御部61は、操作部62による来訪者からの呼出操作がなされたか否かを判定する(ステップS31)。ステップS31において、来訪者からの呼出操作がなされたと判定した場合(ステップS31のYes)、制御部61は、呼出信号をカメラ66へ出力し、カメラ66は、玄関子機6の前方領域(具体的には、来訪者)の撮像を開始する(ステップS32)。なお、人感センサ65が来訪者を感知したと判定した場合も同様に、制御部61は、検知信号をカメラ66へ出力し、カメラ66は、ドアベル6の前方領域の撮像を開始する。
【0087】
次に、カメラ66は、撮像した画像データを画像処理部67へ送信する(ステップS33)。制御部61は、画像処理部67が受信した画像データをドアベル6の識別情報と共にI/F69を介してサーバ4に送信する(ステップS34)。なお、制御部61は、来訪者側のメッセージ等の音声データがある場合には、音声データは画像データと共にサーバ4へ送信する。
【0088】
次に、サーバ4の制御部42は、ドアベル6から受信したデータ(例えば、画像データおよび音声データ)を情報端末3へ送信する(ステップS35)。情報端末3のユーザは、サーバ4の制御部42から受信したデータに対して、ユーザ・インターフェース32を介して所定の応答操作(通話や電気錠の解錠等)を行う(ステップS36)。
【0089】
次に、サーバ4の制御部42は、ドアベル6から受信したドアベル6のカメラ66で撮像された画像データの人物がすでに来訪者区分に分類されているか否かを判定する(ステップS37)。例えば、ドアベル6のカメラ66で撮像された画像データと記憶部40に記憶された来訪者フォルダの各来訪者区分に対応するサブフォルダに記憶されている画像データと比較し、顔認証を行う。ステップS37において、画像データに含まれる人物が来訪者区分に分類されていないと判定された場合には(ステップS37のNo)、制御部42は、ドアベル6のカメラ66で撮像された画像データを、「新規」のサブフォルダに記憶する(ステップS38)。情報端末3のユーザは、ステップS36において、所定の応答操作が終了すると、サーバ4の制御部42に「新規」のサブフォルダに記憶された画像データの送信を要求する要求信号を送信する(ステップS39)。サーバ4の制御部42は、情報端末3からの画像データ送信要求信号に基づいて「新規」のサブフォルダに記憶された画像データを情報端末3へ送信する(ステップS40)。なお、画像データ自体ではなく画像データのアドレス情報を送信してもよい。
【0090】
情報端末3のユーザは、サーバ4から受信した画像データを、ユーザ・インターフェース32の来訪者区分選択部39により来訪者区分に分類・選択し(ステップS41)、当該来訪者区分の情報をサーバ4へ送信する(ステップS42)。次に、サーバ4の制御部42は、情報端末3から受信した来訪者区分の情報に基づいて「新規」のサブフォルダに記憶されている画像データを、所定の来訪者区分のサブフォルダに移動させる(ステップS43)。なお、来訪者フォルダの代わりに、来訪者テーブルを用いる場合には、サーバ4の制御部42は、情報端末3から受信した来訪者区分の情報に基づいて来訪者区分を「新規」から所定の来訪者区分に書き換える。
【0091】
なお、情報端末3のユーザは、所定の応答操作後に、画像データを所定の来訪者区分に分類していたが、これに限定されない。例えば、情報端末3のユーザは、呼出時(所定の応答操作を行う前)に、画像データを所定の来訪者区分に分類・選択して来訪者区分の情報をサーバ4へ送信してもよい。この場合には、サーバ4の制御部42は、画像データを「新規」のサブフォルダに記憶する代わりに、情報端末3から受信した来訪者区分の情報に基づいて、所定の来訪者区分のサブフォルダに記憶させてもよい。
【0092】
また、ステップS39、S40において、サーバ4の制御部42は、情報端末3からの要求信号に基づいて画像データを送信しているが、情報端末3からの要求信号なしに、所定の期間経過後に、情報端末3に「新規」のサブフォルダに記憶された画像データを送信してもよい。
【0093】
また、サーバ4の制御部42は、ステップS37において、画像データに含まれる人物が来訪者区分に分類されていると判定した場合には(ステップS37のYes)、画像データの来訪者区分の情報を、ドアベル6へ送信してもよい。これにより、ドアベル6は、来訪者区分の情報に応じて所定の動作を行うことができる。
【0094】
また、サーバ4の制御部42は、ステップS35において、ドアベル6から受信したデータを情報端末3へ送信しているが、ステップS37での判定結果に基づいて、ドアベル6から受信したデータを情報端末3へ送信してもよい。例えば、来訪者区分が「不審者」の場合に、情報端末3での呼び出しに対する応答操作を行わない構成とすることにより、不審者の呼び出しを防止することが可能となる。
【0095】
次に、ドアベルシステム100により実行される不審者情報共有化機能の動作について説明する。
まず、サーバ4の制御部42は、記憶部40に記憶されている、ある所定の範囲(所定の地域)内に設置された複数のドアベル6−1〜6−nの来訪者フォルダの「不審者」のサブフォルダに記憶されている画像データを他のドアベル6のユーザへ送信済みか否かを判定する。例えば、制御部42は、定期的に、各ドアベル6の「不審者」のサブフォルダを確認し、その中に記憶されている画像データがすでに他のドアベル6の対応する情報端末3へ送付済みか否かを判定する。
【0096】
「不審者」のサブフォルダに記憶された画像データが他のドアベル6に対応する情報端末3へ送信されていないと判定した場合、制御部42は、画像データを含む不審者情報を、他のドアベル6に対応する情報端末3に送信する。あるいは、ドアベル6のユーザが「不審者」のサブフォルダに画像データを登録したときに、他のドアベル6に対応する情報端末3に画像データを含む不審者情報を送信してもよい。
【0097】
画像データを含む不審者情報を受信した情報端末3のユーザは、受信した画像データを自身の来訪者フォルダに登録・記憶する場合、来訪者区分選択部39を操作することにより、所定の来訪者区分に分類・選択し、分類した来訪者区分の情報をサーバ4の制御部42へ送信する。
【0098】
サーバ4の制御部42は、情報端末3から受信した来訪者区分の情報に基づいて、送信元の情報端末3に対応するドアベル6の来訪者フォルダの所定の来訪者区分のサブフォルダに画像データを記憶する。これにより、ドアベル6のユーザは、他のドアベル6のユーザが不審者として分類した不審者情報を確認することができ、また、必要であれば、自分の判断基準で、画像データを来訪者区別に分類することができる。
【0099】
以上説明したように、第2実施形態に係るドアベルシステム100は、各住居に取り付けられ、操作部62とカメラ66とを有する複数のドアベル6と、対応する複数のドアベル6に関連付けられた複数の情報端末3と、記憶部40を有し、複数のドアベル6と複数の情報端末3と通信可能であるサーバ4とを備える。サーバ4制御部は、複数のドアベル6からドアベル6の識別情報およびカメラ66によって撮像された画像データをそれぞれ受信し、複数の情報端末3から関連付けられたドアベル6のカメラ66によって撮像された画像データの来訪者区分の情報をそれぞれ受信し、画像データおよび対応する来訪者区分の情報をドアベル6の識別情報に関連付けて記憶部40に記憶する。
【0100】
これにより、各ドアベル6のカメラ66によって撮像された画像データおよびその来訪者区分の情報をサーバ4の記憶部40に記憶することにより、複数のドアベル6に関連する情報を一括管理することができ、地域の防犯力の向上に寄与可能な構成を備えたドアベルシステム100を提供することができる。
【0101】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【0102】
上記の第1実施形態では、玄関子機5の人感センサ55により来訪者が感知された場合、居住者の呼び出しを行っているが、この例に限られない。例えば、居室親機2の制御部21は、人感センサ55にて感知されてカメラ56により撮像された画像データを受信すると、記憶部28に予め記憶している画像データおよび来訪者情報に基づいて受信した画像データの認証(例えば、顔認証)を行い、認証が成立した場合のみ、居住者の呼び出し(図6のステップS5以降)を行ってもよい。また、居室親機2の制御部21は、画像データと共に来訪者情報を含む認証結果をサーバ4へ送信し、サーバ4の制御部42は、居室親機2から受信した認証結果に基づいて記憶部40に記憶された来訪者フォルダの更新やステップS8の判定を行うように構成されてもよい。例えば、居室親機2から受信した認証結果に含まれる来訪者情報が「家族」である場合には、制御部42は、来訪者区分が「家族」のサブフォルダに画像データを記憶し、ステップS8で来訪者区分がすでに分類されている(ステップS8のYes)と判定してもよい。
【0103】
同様に、上記の第2実施形態では、ドアベル6の人感センサ65により来訪者が感知された場合に、呼び出しを行っているが、この例に限られない。例えば、ドアベル6の画像処理部67は、人感センサ65にて感知されてカメラ66により撮像された画像データを受信すると、予め記憶している画像データおよび来訪者情報に基づいて受信した画像データの認証(例えば、顔認証)を行い、認証が成立した場合のみ、居住者の呼び出し(図11のステップS34以降)を行ってもよい。また、ドアベル6の画像処理部67は、画像データと共に来訪者情報を含む認証結果をサーバ4へ送信し、サーバ4の制御部42は、ドアベル6から受信した認証結果に基づいて記憶部40に記憶された来訪者フォルダの更新やステップS37の判定を行うように構成されてもよい。
【符号の説明】
【0104】
1:インターホンシステム、2:居室親機、3:情報端末(外部機器の一例)、4:サーバ、5:玄関子機、6:ドアベル、21:制御部U、22:操作部、23:マイク、24:スピーカ、25:表示部、26:インターフェース回路、27:インターフェース回路、28:記憶部、30:表示部、32:ユーザ・インターフェース、34:画像表示部、36:応答許可受付部、38:録画受付部、39:来訪者区分選択部、40:記憶部、42:制御部、61:制御部、62:操作部、63:マイク、64:スピーカ、65:人感センサ、66:カメラ、67:画像処理部、68:位置情報取得部、69:インターフェース回路、100:ドアベルシステム
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】