(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】2019193553
(43)【公開日】20191031
(54)【発明の名称】太陽光発電モジュール用の取付装置及び太陽光発電モジュールアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   H02S 20/23 20140101AFI20191004BHJP
   E04D 13/18 20180101ALI20191004BHJP
   H02S 30/10 20140101ALI20191004BHJP
【FI】
   !H02S20/23 B
   !H02S20/23 Z
   !E04D13/18ETD
   !H02S30/10
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【全頁数】13
(21)【出願番号】2018197648
(22)【出願日】20181019
(31)【優先権主張番号】201810366479.9
(32)【優先日】20180423
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2018/101348
(32)【優先日】20180820
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】518356497
【氏名又は名称】北京▲ハク▼陽頂栄光伏科技有限公司
【住所又は居所】中華人民共和国北京市北京経済技術開発区栄昌東街7号院6号楼3001室
(74)【代理人】
【識別番号】110001999
【氏名又は名称】特許業務法人はなぶさ特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】呂 河江
【住所又は居所】中華人民共和国北京市北京経済技術開発区栄昌東街7号院6号楼3001室 北京▲ハク▼陽頂栄光伏科技有限公司内
【テーマコード(参考)】
2E108
5F151
【Fターム(参考)】
2E108KK01
2E108LL09
2E108NN07
5F151JA09
5F151JA13
(57)【要約】      (修正有)
【課題】太陽光発電モジュール或いは取付面に従って調整することができて、高い汎用性及び実用性を有する太陽光発電モジュール用の取付装置を提供する。
【解決手段】取付装置001は、調整機構100と、太陽光発電モジュールが取り付けられる2つの支持梁200とを含んでいる。調整機構100は、2つの支持梁200間の間隔及び/又は角度を調整するように、2つの支持梁200の夫々と接続される。2つの支持梁200間の間隔及び/又は角度は、様々な形状及び様々な大きさを備えた太陽光発電モジュールに合うように、或いは、様々な設置環境に合うように、設置状況に応じて調整することができる。取付装置001は、工場において製作及び組み立てが可能であり、太陽光発電モジュールを設置するために設置現場へ輸送される。取付装置001を用いた太陽光発電モジュールの設置工程は、単純で迅速であり、簡単な調整のみが必要で高水準の調整は回避される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
太陽光発電モジュール用の取付装置であって、
調整機構と、
前記太陽光発電モジュールが取り付けられる2つの支持梁と、を含み、
前記調整機構は、前記2つの支持梁間の間隔及び/又は角度を調整するように、前記2つの支持梁の夫々に接続されていることを特徴とする取付装置。
【請求項2】
前記調整機構は、少なくとも1つの第1の調整ロッドを含み、
該少なくとも1つの第1の調整ロッドの各々の2つの端部は、夫々、移動可能に前記2つの支持梁へ接続され、
前記少なくとも1つの第1の調整ロッドの各々の、前記2つの支持梁の各々に対する角度が、調整可能になっていることを特徴とする請求項1記載の取付装置。
【請求項3】
前記調整機構は、互いに交差すると共に互いに回転可能に接続された、2つの第1の調整ロッドを含み、
該2つの第1の調整ロッドの各々の2つの端部は、夫々、スライド可能に前記2つの支持梁へ配置され、
前記2つの第1の調整ロッドの各々の、前記2つの支持梁の各々に対する角度が、プリセット値に達したとき、前記2つの第1の調整ロッドの各々の2つの端部が、夫々、前記2つの支持梁に固定可能になることを特徴とする請求項2記載の取付装置。
【請求項4】
前記調整機構は、1つの第1の調整ロッドを含み、
該1つの第1の調整ロッドの2つの端部は、夫々、スライド可能に前記2つの支持梁へ配置され、
前記1つの第1の調整ロッドの、前記2つの支持梁の各々に対する角度が、プリセット値に達したとき、前記1つの第1の調整ロッドの2つの端部が、夫々、前記2つの支持梁に固定可能になることを特徴とする請求項2記載の取付装置。
【請求項5】
前記2つの支持梁は、夫々、対応する支持梁の長手方向に沿って延びたスライドレールを備え、該スライドレールの内部に第1のスライドブロックが配置され、
前記少なくとも1つの第1の調整ロッドの各々の2つの端部は、夫々、回転可能に1つのスライドブロックに接続され、前記少なくとも1つの第1の調整ロッドの各々の、前記2つの支持梁の各々に対する角度が、プリセット値に達したとき、前記少なくとも1つの第1の調整ロッドの各々の2つの端部が、夫々、対応する前記第1のスライドブロックに固定可能になることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載の取付装置。
【請求項6】
前記調整機構は、第2の調整ロッドを含み、該第2の調整ロッドの2つの端部が、夫々、移動可能に前記2つの支持梁に接続され、前記第2の調整ロッドの長さが、調整可能になっていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の取付装置。
【請求項7】
前記第2の調整ロッドは、固定スリーブと可動ロッドとを含み、前記固定スリーブの第1の端部が、前記2つの支持梁のうちの一方に回転可能に接続され、前記固定スリーブの第2の端部が、前記可動ロッドの第1の端部に被せられ、前記可動ロッドの第2の端部が、前記2つの支持梁のうちの他方に回転可能に接続され、
前記2つの支持梁間の角度がプリセット値に達したとき、前記固定スリーブと前記可動ロッドとが、前記2つの支持梁に固定され、
前記可動ロッドが前記固定スリーブからプリセットされた長さに延びたとき、前記可動ロッドが前記固定スリーブに固定可能になることを特徴とする請求項6記載の取付装置。
【請求項8】
前記2つの支持梁は、夫々、対応する支持梁の長手方向に沿って延びたスライド溝を備え、該2つのスライド溝の2つの開口部は、太陽光発電モジュールが取り付けられように、互いに対向していることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の取付装置。
【請求項9】
前記スライド溝は、対応する支持梁の2つの端面を貫いて延ばされ、各支持梁の2つの端部には、夫々、対応するスライド溝における前記太陽光発電モジュールの位置を制限するための、制限構造を備えていることを特徴とする請求項8記載の取付装置。
【請求項10】
前記制限構造は、制限ヘッドと固定ボルトとを含み、前記制限ヘッドが、前記スライド溝の内部へ挿入され、前記固定ボルトが、前記スライド溝の溝底部を貫通して前記制限ヘッドに固定されることを特徴とする請求項9記載の取付装置。
【請求項11】
前記2つの支持梁は、夫々、取付構造を備え、該取付構造は、移動可能に対応する支持梁へ接続されると共に、取付面に接続されるように形成されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項記載の取付装置。
【請求項12】
前記取付構造は、スライド可能に対応する支持梁へ配置されることを特徴とする請求項11記載の取付装置。
【請求項13】
前記2つの支持梁は、夫々、対応する支持梁の長手方向に沿って延びた取付溝を備え、該取付溝の内部に、第2のスライドブロックがスライド可能に配置され、
前記取付構造が、前記第2のスライドブロックに接続される接続部を有することを特徴とする請求項12記載の取付装置。
【請求項14】
前記取付構造が取付具を含み、該取付具と協働するようにチャックが前記取付面に配置されることを特徴とする請求項11から13のいずれか1項記載の取付装置。
【請求項15】
太陽光発電モジュールと、請求項1から14のいずれか1項記載の取付装置とを含むことを特徴とする太陽光発電モジュールアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、「太陽光発電モジュール用の取付装置及び太陽光発電モジュールアセンブリ」という名称で、2018年4月23日に提出された、中国特許出願第201810366479.9号と、「太陽光発電モジュール用の取付装置及び太陽光発電モジュールアセンブリ」という名称で、2018年8月20日に提出された、国際特許出願PCT/CN2018/101348号との、優先権の利益を主張するものであり、それらの内容が参照によって本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、太陽光発電応用の技術分野に関し、より詳しくは、太陽光発電モジュール用の取付装置及び太陽光発電モジュールアセンブリに関する。
【背景技術】
【0003】
従来の太陽光発電モジュール用の取付装置では、フレームが主に鋼材料及びアルミニウム材料から作られ、太陽光発電モジュールを設置するための構造が、通常、様々な接続部品及びネジによって組み立てられる。太陽光発電モジュールが設置される環境状態に従い、太陽光発電モジュールの様々な支持構造の構成要素が、設計者により設計され、工場で製造され、現地へ輸送され、そして現地で組み立てられる。太陽光発電モジュールは、職人によって支持構造を調整した後に、現地で組み立てられた支持構造に取り付けられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、太陽光発電モジュールを着色された鋼板屋根へ設置する場合、設置環境に従って設計された支持構造の構成要素は、設置の現場へ別々に輸送され、太陽光発電モジュールを設置するために現地で支持構造が組み立てられる。このため、太陽光発電モジュールの設置に長い時間を要し、設置作業が複雑になっている。加えて、組み立てられた支持構造は、太陽光発電モジュールの設置要件を満たすように調整される必要があり、これには高いスキルを有する設置作業者が要求される。更に、設置は着色された鋼板屋根上で終わり、支持構造の構成要素の数量及び重量が大きいため、着色された鋼板屋根の荷重負荷要件を満たすように、設置設備の総重量を抑えることは困難である。
【0005】
これを基に、従来の取付装置を使用した太陽光発電モジュールの設置が長い時間を要し、作業者に高い技術を要求するという問題に取り組み、太陽光発電モジュールの設置効率及び設置の利便性を大幅に改善し、高い広汎性を備えた取付装置を提供する必要がある。更に、そのような取付装置を含む太陽光発電モジュールアセンブリをも提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ある実施形態において、本開示は、太陽光発電モジュール用の取付装置を提供する。この取付装置は、調整機構と、太陽光発電モジュールが取り付けられる2つの支持梁とを含み、調整機構は、2つの支持梁間の間隔及び/又は角度を調整するように、2つの支持梁の夫々に接続される。
【0007】
別の実施形態において、本開示は、太陽光発電モジュールアセンブリを提供する。この太陽光発電モジュールアセンブリは、太陽光発電モジュールと、太陽光発電モジュール用の取付装置とを含み、取付装置は、調整機構と、太陽光発電モジュールが取り付けられる2つの支持梁とを含み、調整機構は、2つの支持梁間の間隔及び/又は角度を調整するように、2つの支持梁の夫々に接続される。
【0008】
他の実施形態において、本開示は、太陽光発電モジュールアセンブリを提供する。この太陽光発電モジュールアセンブリは、複数の太陽光発電モジュールと、整列配置された複数の取付装置とを含み、複数の取付装置は、複数の調整機構と、太陽光発電モジュールが取り付けられる複数の支持梁とを含み、2つの隣接する支持梁の各々は、少なくとも1つの調整機構により接続され、少なくとも1つの調整機構は、2つの隣接する支持梁間の間隔及び/又は角度を調整するように形成され、複数の太陽光発電モジュールの各々は、2つの隣接する支持梁毎にそれらの間に取り付けられる。
【0009】
本開示の太陽光発電モジュール用の取付装置は、太陽光発電モジュールが取り付けられる2つの支持梁と、2つの支持梁間の間隔及び/又は角度を調整する調整機構とを含み、これによって、様々な形状及び様々な大きさを備えた太陽光発電モジュールに合うように、或いは、様々な設置環境に合うように、設置状況に応じて、2つの支持梁間の間隔及び/又は角度を調整することができる。取付装置は、共通の設計に従って工場で製作及び組み立てることができ、太陽光発電モジュールの設置のために設置現場へ輸送することができる。この取付装置を使用した太陽光発電モジュールの設置工程は、シンプルかつ迅速であり、その間には簡単な調整のみが必要であり、高水準の調整が回避される。加えて、取付装置は、単純な構成を有し、設置状況に応じて調整することができ、これによって、高い広汎性及び実用性を有する。取付装置が軽量材料で作られる場合、取付装置は、在来型の屋根にのみではなく、高い荷重負荷要件を備えた軽量鋼製の傾斜屋根に、太陽光発電モジュールの設置にも適合することができる。
【0010】
本開示の実施形態の技術的解決手段、或いは、先行技術における技術的解決手段を、より明確に説明するために、実施形態や従来技術の説明に必要な添付の図面が、簡潔に説明される。明らかに、以下の説明内の添付図面は、本開示の幾つかの実施形態のみを示しており、当業界で通常の知識を有する者は、創意工夫なしで、添付の図面から別の図面を更に導き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】太陽光発電モジュール用の取付装置の一実施形態の構造概略図である。
【図2】太陽光発電モジュール用の取付装置の他の実施形態の構造概略図である。
【図3】太陽光発電モジュール用の取付装置のもう1つの実施形態の構造概略図である。
【図4】太陽光発電モジュール用の取付装置の更なる1つの実施形態の構造概略図である。
【図5】図1のA−A線に沿った取付装置の断面図である。
【図6】太陽光発電モジュール用の取付装置の一実施形態の適用概略図である。
【図7】図6のB−B線に沿った取付装置の断面図である。
【図8】太陽光発電モジュールアセンブリの一実施形態の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
ここで、本開示の実施形態の技術的解決手段をより明確に説明するために、本開示の特定の実施形態について、添付の図面を参照して詳細に説明する。明白に、説明される実施形態は一部に過ぎず、本開示の実施形態の全てではない。当業者により創作業務なしで、本開示の実施形態に基づいて得られる他の実施形態は、本開示の保護範囲に置かれるものである。
【0013】
本開示の太陽光発電モジュール300用の取付装置001は、設置される太陽光発電モジュール300或いは取付面400に従って調整することができ、これによって高い汎用性及び実用性を有する。取付面400は、屋根の面、壁面、タイル構造の面といった、太陽光発電モジュール300が設置されることとなる面であってよい。太陽光発電モジュール300及び取付面400の構造概要図を、図5及び図6で参照することができる。取付装置001は、製作工程において組み立てられ、取付装置001の現地組み立てを回避し、これによって、太陽光発電モジュール300の設置効率を大幅に向上させると共に、設置の技術的要求を少なくすることができる。
【0014】
図1を参照すると、取付装置001は、調整機構100と2つの支持梁200とを含む。2つの支持梁200の構造は、同一であってよい。2つの支持梁200は、取付装置001の異なる位置に配置することができる。又、2つの支持梁200は、太陽光発電モジュール300を取り付ける。調整機構100は、2つの支持梁200の各々に接続され、2つの支持梁200間の間隔及び/又は角度を調整する。
【0015】
2つの支持梁200は、太陽光発電モジュール300を取り付け、同時に、取付面400へ固定される。すなわち、2つの支持梁200を介して、太陽光発電モジュール300を取付面400に固定することができる。2つの支持梁200は、調整機構100の調整機能により、互いに平行に間隔を空けて設けられる。2つの支持梁200は、矩形の大きさが異なる太陽光発電モジュール300を取り付ける(図1及び図6参照)。2つの支持梁200は、調整機構100の調整機能により、互いに角度をもって間隔を置いて設けられる。2つの支持梁200は、台形や三角形の大きさが異なる太陽光発電モジュール300を取り付けることができる(図2参照)。
【0016】
図5〜図7に示す図は、図1に示される2つの支持梁200が互いに平行に間隔を空けて設けられた例であり、本開示の取付装置001を具体的に説明する。
【0017】
太陽光発電モジュール300は、様々な方法によって2つの支持梁200に取り付けることができる。図5を参照すると、ある実施形態において、2つの支持梁200の各々は、対応する支持梁200の長手方向に沿って延びたスライド溝210を備えることができる。その内、2つの支持梁200の、2つのスライド溝210の開口部は、太陽光発電モジュール300を取り付けるように、互いに対向している。この実施形態において、太陽光発電モジュール300は、スライド溝210に滑り込まされることによって、2つの支持梁200に取り付けられる。太陽光発電モジュール300の設置方法は、簡単で接触が確実であり、太陽光発電モジュール300の、取り付け及び取り外し、メンテナンスが便利である。他の実施形態では、太陽光発電モジュール300を、2つの支持梁200に接着させることによって、太陽光発電モジュール300の設置を実現する。
【0018】
太陽光発電モジュール300は、2つのスライド溝210を介して2つの支持梁200に取り付けられるとき、スライド溝210と協働して取り付けられ使用される太陽光発電モジュール300の縁に、取付保護縁を設けることによって、太陽光発電モジュール300を保護すると共に、太陽光発電モジュール300の取り付けがより確実になる。
【0019】
図6及び図7を参照すると、スライド溝210の各々は、対応する支持梁200の2つの端面を貫いて延びる。本実施形態において、対応する支持梁200の2つの端面を貫いてスライド溝210が延びていることにより、太陽光発電モジュール300は、支持梁200の2つの端部の何れか一方から、スライド溝210に滑り込まれて固定され、これによって取り付けが、より柔軟及びより便利になる。
【0020】
支持梁200の各々の2つの端部は、夫々、スライド溝210内での太陽光発電モジュール300の位置を制限する、制限構造220を備えている。このように、2つの支持梁200に取り付けられた後に、太陽光発電モジュール300は、支持梁200の2つの端部の何れか1つの端が、スライド溝210から離脱することを防止する。制限構造220は、様々な構成を有することができる。図7を参照すると、ある実施形態において、制限構造220は、制限ヘッド221と固定ボルト222とを含んでいる。制限ヘッド221は、スライド溝210の内部へ挿入される。固定ボルト222は、スライド溝210の溝底部及び制限ヘッド221を貫通することで、制限ヘッド221をスライド溝210の溝底部に固定することができる。制限ヘッド221は、ゴム材料で作ることができる。各支持梁200の各端部のスライド溝210の内部へ制限ヘッド221を挿入し、かつ、固定ボルト222を介して制限ヘッド221をスライド溝210へ固定することにより、太陽光発電モジュール300がスライド溝210から滑り出ないように、スライド溝210内での太陽光発電モジュール300の位置を制限することができ、よって設置の安定性が向上される。他の実施形態において、制限構造220はバッフルであってもよく、バッフルを固定するための溝を、スライド溝210の内壁に設けることができる。バッフルは、スライド溝210内での太陽光発電モジュール300の位置を制限するように、各支持梁200の各端部に配置することができる。
【0021】
支持梁200は、様々な方法で取付面400に設置固定することができる。図1及び図5を参照すると、ある実施形態では、支持梁200の各々に取付構造500を配置してもよい。取付構造500は、移動可能に支持梁200へ接続される。取付構造500は、取付面400へ接続される。
【0022】
取付構造500を移動可能に支持梁200へ接続してもよいことは、取付構造500を支持梁200の長手方向に沿ってスライド可能に支持梁200へ接続してもよいこと、又は、取付構造500を回転可能に支持梁200へ接続してもよいこと、或いは、取付構造500をスライド可能かつ回転可能に支持梁200へ接続してもよいことを示している。なお、移動可能な接続は、取付構造500が、スライド可能又は回転可能に支持梁200へ接続され、スライド移動又は回転可能に取り付け位置に取り付けられたとき、取付構造500が支持梁200へ固定できることを指す。このように、2つの支持梁200は、太陽光発電モジュール300の大きさに合わせて間隔が調整され配置された後に、取付面400への固定設置が適合するように、支持梁200における取付構造500の位置を調整する。
【0023】
取付構造500は、様々な構成を有することができる。ある実施形態では、取付構造500は取付具510を含む。取付具510と協働するように、取付面400にはチャック410が設置される。取付具510を用いてチャック410を挟み込むことにより、支持梁200を取付面400へ固定設置することができる。取付具510を用いてチャック410を挟み込んで取り付ける方法は、取付面400の構造に応じてチャック410の種類を変えることができ、相応する取付具510の種類も変えることができる。これにより、太陽光発電モジュール取付装置001の設置が、より柔軟で、適用性が高くなる。
【0024】
ある実施形態において、取付構造500がスライド可能に支持梁200に配置される構成に関連して、支持梁200の各々は、各支持梁200の長手方向に沿って延びた取付溝230を備えていてもよい。取付溝230の内部には、第2のスライドブロック231をスライド可能に配置できる。これに応じて、取付構造500は接続部520を有する。このような状況下で、接続部520を第2のスライドブロック231へ接続することにより、取付構造500をスライド可能に支持梁200へ接続できる。
【0025】
ある実施形態において、取付構造500は、取付具510と接続部520とを含んでいる。取付具510は、接続部520へ接続できる。取付具510は、チャック410に係合するクランプ部410を有する。取付構造500は、取付溝230内へスライド可能に配置することができる。第2のスライドブロック231は、取付溝230内へスライド可能に配置することができる。ある実施形態では、第2のスライドブロック231は、ナットを使用して接続部520へ接続可能なT形ボルトであってもよい。より具体的には、T形ボルトを通すことができるネジ穴を、接続部520へ設けてもよい。T形ボルトは、取付溝230内へスライド可能に配置することができる。取付具510は、現場の設置状態に応じて取付具510の位置を調整するように、支持梁200上でスライド移動することができる。加えて、ナットにより接続部520をT形ボルトで固定接続する前に、接続部520を有する取付具510は自由に回転することができ、これによって、支持梁200及び取付面400の取り付けをより柔軟に調整できるようになり、このことは、支持梁200を異なる取付面400への取り付けを便利にする。本実施形態において、取付装置001は、単純な構造、便利な動作、そして高い使用信頼度を有する。加えて、如何なる専用の付属品を用いず、一般的なボルト及びナットを使用して、設置を実現することができる。
【0026】
別の実施形態では、支持梁200の長手方向に沿って、支持梁200に取付レールを配置し、取付構造500には取付レールに係合するスライドスリーブを配置してもよい。スライドスリーブは、取付レールに被せられて取付レールに沿ってスライド移動する。これによって、取付構造500を支持梁200へスライド可能に接続され設けることができる。
【0027】
ある実施形態において、太陽光発電モジュール300は、取付装置001へ取り付ける前、又は取付面400に設置する前に、調整機構100を介して、2つの支持梁200間の間隔及び/又は角度を調整することによって取り付けてもよい。
【0028】
調整機構100は様々な構成を有する。図1及び図5を参照すると、ある実施形態において、調整機構100は、第1の調整ロッド110を含む。第1の調整ロッド110の2つの端部は、夫々、2つの支持梁200へ移動可能に接続され、支持梁200の各々に対する第1の調整ロッド110の角度は、調整することができる。
【0029】
移動可能な接続は、第1の調整ロッド110の各端部が、対応する支持梁200の長手方向に沿ってスライド移動できると共に、支持梁200に対して回転可能であることを指す。更に、移動可能な接続は、第1の調整ロッド110の2つの端部が、支持梁200に沿ってスライド移動、及び対応する支持梁200の所定位置に回転移動したときに、第1の調整ロッド110の2つの端部は、2つの支持梁200へ固定できることを指す。具体的に、第1の調整ロッド110の2つの端部は対応する所定位置に達したとき、すなわち、支持梁200の各々に対する第1の調整ロッド110の角度がプリセット値に達したときに、2つの支持梁200に対する第1の調整ロッド110の位置を、結合構造によって固定することができる。本実施形態において、各端部の所定位置は、太陽光発電モジュール300及び取付面400の具多的な状況に合わせて設定することができる。
【0030】
本実施形態では、第1の調整ロッド110の2つの端部と、2つの支持梁200との相対位置を調整することによって、支持梁200の各々に対する第1の調整ロッド110の傾斜角度を調整することができ、これによって、2つの支持梁200間の間隔及び/又は角度を調整することができる。
【0031】
第1の調整ロッド110の数量は、1つであってもよい。具体的に、1つの第1の調整ロッド110の2つの端部が、夫々、2つの支持梁200にスライド可能に配置される。1つの第1の調整ロッド110の、支持梁200の各々に対する角度が、プリセット値に達したときに、1つの第1の調整ロッド110の2つの端部の各々は、2つの支持梁200へ固定することができる。ある実施形態では、1つの第1の調整ロッド110の各端部が、対応する支持梁200と45°の角度を成すように移動されたときに、結合構造を介して、1つの第1の調整ロッド110の位置を、2つの支持梁200に固定することができる。1つの第1の調整ロッド110の2つの端部は、夫々、2つの支持梁200へスライド可能に配置され、更に、1つの第1の調整ロッド110の2つの端部は、夫々、2つの支持梁200の異なる高さの位置へ移動することができる。これによって、1つの第1の調整ロッド110は、2つの支持梁200と異なる角度を成すことができる。2つの支持梁200に対する1つの第1の調整ロッド110の傾斜角度が大きくなるにつれて、2つの支持梁200の間の間隔が広くなる。1つの第1の調整ロッド110が、2つの支持梁200に対して直交するとき、2つの支持梁の間の間隔が最大になる。第1の調整ロッド110の数量が2つであってもよく、2つの第1の調整ロッド110は、互いに平行、対称的、或いは交差するように設けられてもよい。更に、調整機構100は、3つ以上の第1の調整ロッド110を含んでいてもよい。
【0032】
ある実施形態において、調整機構100は、互いに交差して回転可能に接続された、2つの第1の調整ロッド110を含む。2つの第1の調整ロッド110の各々の2つの端部は、夫々、2つの支持梁200にスライド可能に配置することができる。2つの第1の調整ロッド110の各々の、2つの支持梁200の各々に対する角度が、プリセット値に達したときに、2つの第1の調整ロッド110の各々の2つの端部は、夫々、2つの支持梁200へ固定することができる。本実施形態において、2つの第1の調整ロッド110は、2つの支持梁200の間で、2つの安定した三角形の幾何学的構造を形成することによって、取付装置001の構造をより安定化する。
【0033】
支持梁200の各々は、各支持梁200の長手方向に沿って延びた、スライドレール240を設ける。スライドレール240の内部には、第1のスライドブロック241をスライド可能に配置することができる。第1の調整ロッド110の2つの端部は、夫々、1つのスライドブロック241に回転可能に接続される。第1の調整ロッド110の、支持梁200の各々に対する角度が、プリセット値に達したとき、第1の調整ロッド110の2つの端部を、夫々、対応するスライドブロック241に固定することができる。
【0034】
第1のスライドブロック241は、T形ボルトであってもよい。第1の調整ロッド110はこのT形ボルトに回転可能に接続することができる。具体的に、第1の調整ロッド110は、L形接続プレート111を介してT形ボルトに回転可能に接続することができる。T形ボルトを挿通することができるネジ穴を、L形接続プレート111の第1端部に形成してもよい。更に、L形接続プレート111の第2端部は、第1の調整ロッド110へ回転可能に接続することができる。例えば、第1の調整ロッド110へ接続する第1の接続穴を、L形接続プレート111の第2端部に設けると共に、第2の接続穴を第1の調整ロッド110に設け、これら2つの接続穴に順番にボルトを通過させることで、L形接続プレート111と第1の調整ロッド110を回転可能に接続することができる。
【0035】
本実施形態において、スライドレール240内にスライド可能にT形ボルトを配置することにより、2つの調整ロッド110の各端部を、対応する支持梁200でスライド移動させると共に、L形接続プレート111を介して、支持梁200に対して回転させることによって、2つの支持梁200間の間隔及び/又は角度を調整することができる。2つの第1の調整ロッド110の各端部が所定位置へ移動されたとき、すなわち、2つの第1の調整ロッド110の各々の、2つの支持梁200の各々に対する角度がナットの締め付けによって、プリセット値に達したときに、L形接続プレート111及びT形ボルトを、2つの支持梁200へ固定することができ、更に、L形接続プレート111を第1の調整ロッド110へ固定することで、2つの第1の調整ロッド110を2つの支持梁200へ固定することができる。本実施形態では、装置の構成は、構造が簡単で、操作が便利で、そして使用の信頼度が高く、加えて、如何なる専用の付属品を用いず、一般的なボルト及びナットを使用することにより、構成を実現することができる。
【0036】
更に、第1の調整ロッド110の端部を便利に配置するように、支持梁200に位置決め目盛を刻み込むことにより、2つの支持梁200間の間隔を正確に決定することが便利である。
【0037】
ある実施形態では、図3及び図4を参照すると、調整機構100は第2の調整ロッド120を含んでいる。第2の調整ロッド120は1つ或いはこれより多く配置してもよい。ある実施形態では、互いに平行する2つの第2の調整ロッド120を配置することができる。例えば、2つの第2の調整ロッド120は、互いに平行し、この時、第2の調整ロッド120の各々の各端部は、2つの支持梁200と直交する。第2の調整ロッド120の2つの端部は、夫々、移動可能に2つの支持梁200へ接続される。第2の調整ロッド120の長さは、調整できる。2つの第2の調整ロッド120の長さを変える過程において、2つの支持梁200間の間隔も変えることができる。本実施形態では、2つの支持梁200間の間隔は、第2の調整ロッド120の長さ調整により調整され、かつ、第2の調整ロッド120が、2つの支持梁200の夫々へ移動可能に接続されるため、2つの支持梁200間の角度も、便利に調整することができる。
【0038】
図3及び図4を参照すると、ある実施形態では、第2の調整ロッド120は、固定スリーブ121及び可動ロッド122を含んでいる。固定スリーブ121の第1の端部は、1つの支持梁200へ回転可能に接続する。固定スリーブ121の第2の端部は、可動ロッド122の第1の端部へ被せる。可動ロッド122の第2の端部は、別の1つの支持梁200へ回転可能に接続することができる。固定スリーブ121から可動ロッド122をプリセットされた長さに延ばした状態で、可動ロッド122は固定スリーブ121へ固定することができ、これによって、2つの支持梁200間の間隔を便利に調整することができる。2つの支持梁200間の角度がプリセット値に達したときに、固定スリーブ121及び可動ロッド122は支持梁200へ固定され、これにより、ニーズに応じて2つの支持梁200はプリセット角度を呈する。更に、可動ロッド122が固定スリーブ121から延びる長さを視認できるように、可動ロッド122に位置決め目盛を刻み込んでもよく、よって、2つの支持梁200間の間隔を正確に決定することが便利になる。
【0039】
本開示において、支持梁200と調整機構100の調整ロッドとは、全て、アルミニウム合金材料により作ることができる。支持梁200における、スライド溝210、スライドレール240及び取付溝230の具体的な位置は、図5で参照することができる。スライド溝210は、支持梁200の上面に設けることができる。又、2つの支持梁200の、2つのスライド溝210の開口部は、互いに対向して配置される。スライドレール240は、支持梁200の側面の中間部分に設けることができる。又、2つの支持梁200上の2つのスライドレール240は、互いに対向して配置される。取付溝230は、支持梁200の下面に設けることができる。又、取付溝230は、下向きの開口部を有する。
【0040】
本開示における取付装置001は、現地での組み立て及びキャリブレーション無しで設置できるように、設置される太陽光発電モジュール300と取付面400とに応じて、リアルタイムに調整することができ、これによって、設置の効率及び利便性が大幅に向上される。取付装置001は、シンプルな構造を有しており、軽量のアルミニウム材料で作ることができ、少量の接続部材を使用し、総重量が軽く、そして、荷重負荷に高い要求を有する軽量鋼製の傾斜屋根を使用した屋根への設置に適する。
【0041】
本開示は、太陽光発電モジュール300と取付装置001とを含む、太陽光発電モジュールアセンブリ002を提供する。太陽光発電モジュール300は、2つの支持梁200の間に設置される。本実施形態において、太陽光発電モジュール300と取付装置001とは、工場での製造工程において直接組み合わせることができ、これによって、現地での取り付け及び調整を回避することができる。設置要員は、現地に応じて太陽光発電モジュールアセンブリ002を取り付けることができ、これによって、設置作業はより簡素化され、設置効率が向上される。
【0042】
図8を参照すると、実施形態において、太陽光発電モジュールアセンブリ002の概略図を示す。実施形態において、太陽光発電モジュールアセンブリ002は、複数の太陽光発電モジュール300と、整列配置された複数の取付装置001とを含んでいてもよい。太陽光発電モジュール300の各々は、2つの隣接する支持梁200間に設置することができる。
【0043】
ある実施形態において、太陽光発電モジュールアセンブリ002は、複数の太陽光発電モジュール300と、これら複数の太陽光発電モジュール300を取り付ける、複数の支持梁200とを含んでいてもよい。同じ大きさを有する複数の太陽光発電モジュール300を整列して配置できるように、各行及び各列に配置された取付装置001の数量及び大きさは、同じであってよい。2つの隣接する支持梁200間の間隔及び角度を調整する調整機構100を、各々の列において、複数の太陽光発電モジュール300における2つの隣接する支持梁200毎に備えることができる。太陽光発電モジュールアセンブリ002の外側に配置された2つの支持梁200を除き、その中間にある支持梁200の各々は、対称的になるように設計することができる。図5を参照すると、中間において、各々の支持梁200の上面に2つのスライド溝210を後ろ合わせて設ける。そのような中間において、2つのスライドレール240は、夫々、各支持梁200の中間部の2つの側面に設けられている。そのような中間において、各支持梁200の下方の取付溝230は、1つの取付溝230に統合することができる。本開示の太陽光発電モジュールアセンブリ002は、よりコンパクトで単純な全体構造、高い適用性、及び、高い設置効率を有する。
【0044】
ある実施形態では、大きさが異なる複数の太陽光発電モジュール300を、整列配置された複数の取付装置001に取り付けることができる。具体的に、組み合わされた行や列に配置された取付装置001の数量及び大きさは、同じであってもよい。具体的な技術的要求に合わせて、複数の取付装置001の特定の構成を配置することができる。
【0045】
ここでの第1及び第2といった関係用語が、実態や機能を他の実体や機能から差別化するために使用されており、それらの実体や機能間の如何なる実際の関係性や順序を、要求又は示唆するものではないことは、留意すべきである。更に、「含む(include)」、「構成する(comprise)」という用語、及びこれらのあらゆる変化形は、非排他的な包含をカバーするように意図されている。従って、一連の要素を含む、工程、方法、物体、又は装置は、そのような要素を含むだけでなく、明白に明示されていない他の要素も含んでおり、或いは、工程、方法、物体、又は装置の、特有の要素を更に含んでいてもよい。それ以上の限定が為されない場合、「〜を含む」で限定される要素は、その要素を含む工程、方法、物体、又は装置に存在する、他の同じ要素を除外するものではない。
【0046】
本開示の実施形態の各々は、進行的な方法で説明されている。何れの実施形態も、他の実施形態と異なる部分を強調して示している。それらの実施形態において同じ又は類似した部分は、適切な相互参照になっている。
【0047】
実施形態で開示された上記の説明は、当業者に本開示の実行や使用を許容する。それらの実施形態に対する多様な変更は、当業者にとって明白である。本明細書で規定される全般的な原理は、本開示の範囲から逸脱することなく、他の実施形態で実行することができる。従って、本開示は、本明細書で言及された実施形態に限定されるものではなく、本明細書に開示された原理及び新規性に従った最大限の範囲に拡張されるものである。
【符号の説明】
【0048】
001:取付装置、002:太陽光発電モジュールアセンブリ、100:調整機構、110:第1の調整ロッド、120:第2の調整ロッド、121:固定スリーブ、122:可動ロッド、200:支持梁、210:スライド溝、220:制限構造、221:制限ヘッド、222:固定ボルト、230:取付溝、231:第2のスライドブロック、240:スライドレール、241:第1のスライドブロック、300:太陽光発電モジュール、400:取付面、410:チャック、500:取付構造、510:取付具、520:接続部
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】