【実施例1】
【0018】
図1は、清掃用具2の柄2Aに清掃シート保持補助具1を装着し、清掃シート3を清掃用具2の清掃ヘッド2Bに具備されている清掃シート装着具2Cへ、清掃シート保持補助具1を用いて取付けた状態を示したものである。
【0019】
図2、図3に示す清掃シート保持補助具4、5は、本発明の清掃シート保持補助具の一実施形態を示したもので、清掃シート保持補助具4、5は、留具体4A 、5A、支持体4B、5B、アーム部4C、5Cを有する。
【0020】
図2の支持体4Bは清掃用具の柄が通るほどのくり抜き穴が形成され、図3の支持体5Bは清掃用具の柄が通るほどの放射状の切り込みにより形成された複数の舌片を有し、該支持体は清掃用具の柄に着脱自在に装着した状態で使用され、必要な時にはいつでもすぐに使えるよう、常に清掃用具の柄に装着させた状態にしておくのが好ましい。
【0021】
また使用の際に、図1で示す、支持体1Aが柄2Aと清掃ヘッド2Bの接続部分と重なっても、素材に伸縮性があるので、支持体1A、アーム部1Cは、柄2Aと清掃ヘッド2Bの動きに合わせて柔軟に動くことができ、起倒自在な柄2Aと清掃ヘッド2Bの動きを阻害することは一切ない。
【0022】
更に、図1で示す、支持体1Aの舌片1Dはストッパーとして、清掃シート保持補助具1を柄2Aの好きな高さの位置で留めておくことができ、清掃シート3の交換時などには、上にあげておくとで邪魔にならず、また、清掃シート装着時に支持体1Aを少し上の位置に留めておくことで、留具体1Bが浮いた状態となり掴みやすくなるので、留具体1Bを楽に清掃シート3の上に重ねることができ、使い勝手がよく便利である。
【0023】
本発明の主たる目的である、清掃シートの脱落を防止をするための機能を有する留具体は、清掃用具の清掃シート装着具の係止部材のスリットと該清掃シート装着具下層に設けられている空間に入る大きさで、図4、図5に示す本発明の一実施形態である平面形状の留具体6、または潰れ変形可能な立体形状の留具体7が好ましく、図2、図3に示す留具体4A、5Aのように、形はデザイン性のある物などに種々変更可能である。
【0024】
本発明の清掃シート保持補助具を使用者が其々の清掃用具へ装着する手順は、従来の清掃シートを装着する手順と変わりはなく、図1で示す清掃ヘッド2Bの底面に巻き付けた清掃シート3の端縁部を、清掃ヘッド上面に設けられた清掃シート装着具2Cまで引き寄せ、その際に清掃用具2の柄2Aに装着させておいた支持体1Aに連接されたアーム部1Cの先端に備えられた留具体1Bも一緒に清掃シート装着具2Cに引き寄せ、清掃シート3の上に留具体1Bを置き、使用者が指先で留具体1Bを清掃シート装着具2Cへ押し込むことにより、清掃シート3と留具体1Bは清掃シート装着具2Cに係着される。
【0025】
使用者が指で直接清掃シートを清掃シート装着具へ装着する従来の手順と何ら変わりはないので、不要な手間をかけることなく簡単に使用できる上に、本発明の清掃シート保持補助具の留具体を、使用者の指先と清掃シートの間に挟み清掃シートを清掃シート装着具へ装着することで、従来、使用者が清掃シートの装着時に指先に感じている痛みや不快感を、本発明の清掃シート保持補助具の弾性体素材により防ぐことができる。
【0026】
図1に示す、本発明の清掃シート保持補助具1は、すべり止め効果を有する柔軟な弾性体なので、留具体1Bを清掃シート装着具2Cへ押し込む際に、弾性体が一旦縮小され、清掃シート装着具2Cに固定された後、縮小された該弾性体は元の状態まで拡張されることで、清掃シート装着具2Cの係止部材に清掃シート3と共に強固に挟着され、清掃中に清掃シート3に大きな引張力が作用したり、壁や天井を拭くために清掃ヘッド2Bを逆さにしても、清掃シート3が容易に清掃シート装着具2Cから脱落することはない。
【0027】
また、清掃シート3と留具体1Bを清掃シート装着具2Cから取り外す手順も従来の手順と変わらず、使用者が清掃シート3の辺縁部をやや強く引くことで、清掃シート装着具2Cから清掃シート3が引き抜かれ、同時に留具体1Bも清掃シート3に押し出されるかたちで清掃シート装着具2Cから抜け出てくるので、不要な手間をかけることなく簡単に取り外すことができる。更に清掃シート3を清掃シート装着具2Cから引き抜くと、留具体1Bは清掃シート装着具2Cから射出されるが、支持体1Aとアーム部1Cを介し柄2Aと繋がっているのでどこかに飛んでいき紛失してしまう心配もなく、いつでもすぐに使える状態が維持される。
【0028】
尚、留具体1Bは必ず清掃シート3の上から清掃シート装着具2Cに差し込む必要があり、誤って留具体1Bのみ、清掃シート装着具2Cの中に入れてしまった場合は、アーム部1Cを引っ張って引き抜くのではなく、清掃シート装着具2Cの係止部材スリットの隙間から、爪楊枝など先の細い物を差し込み留具体1Bに引っ掛けて引き抜くように取り出すことが好ましい。
【0029】
本発明の清掃シート保持補助具1は清掃用具2の柄2Aに装着したままでも清掃用具2の保管の邪魔になることはないので、清掃用具2を使用後、清掃シート保持補助具1は清掃用具2に装着したまま、使用者が従来清掃用具2を保管していた方法で清掃シート保持補助具1も共に保管しておくことができる。
【0030】
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々変更が可能である。
【0031】
例えば、本発明の清掃シート保持補助具の支持体は、図2で示すくり抜き穴4B、図3で示す放射状の切り込みが施された5Bのような形状の支持体を清掃用具の柄に通して装着される構造の他にも、支持体を柄に挟着、縛着する構造や、あるいは柄や清掃ヘッドの上面に粘着剤で貼り付ける構造としてもよく、その他にも、支持体、アーム部を備えない留具体単体のみで使用できる構造としてもよい。更に留具体は、図2、図3に示す留具体4A,5Aの形に限定されることなく種々変更可能である。
【0032】
本発明の清掃シート保持補助具は、白や薄グレーなどの、従来の清掃用具のデザインを損なうこのない清掃用具にマッチした色が好ましいが、カラフルな色や柄など、デザイン性のあるものとしてもよい。