(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】2021066506
(43)【公開日】20210430
(54)【発明の名称】フィルム供給システムおよびフィルム供給方法
(51)【国際特許分類】
   B65B 41/12 20060101AFI20210402BHJP
   B65H 20/00 20060101ALI20210402BHJP
【FI】
   !B65B41/12 502A
   !B65H20/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
【全頁数】22
(21)【出願番号】2019194919
(22)【出願日】20191028
(71)【出願人】
【識別番号】000206093
【氏名又は名称】大森機械工業株式会社
【住所又は居所】埼玉県越谷市西方2761番地
(74)【代理人】
【識別番号】100112689
【弁理士】
【氏名又は名称】佐原 雅史
(74)【代理人】
【識別番号】100128934
【弁理士】
【氏名又は名称】横田 一樹
(72)【発明者】
【氏名】福井 健二
【住所又は居所】埼玉県越谷市西方2761番地 大森機械工業株式会社内
【テーマコード(参考)】
3F103
【Fターム(参考)】
3F103AA03
3F103EA15
(57)【要約】
【課題】 複数台の包装機に個別に包装フィルムを供給する構成であっても、原反ロールの交換作業時の人員削減と、原反ロールを運搬するための導線、あるいは交換作業のロボットを配置するためのスペースの確保を不要としたフィルム供給装置およびフィルム供給方法を提供する。
【解決手段】 フィルム供給システム1は、第一の包装機本体11Aと、第二の包装機本体11Bと、第一の包装機本体11Aに第一の包装フィルム15Aを供給する第一のフィルム供給装置12Aと、第二の包装機本体11Bに第二の包装フィルム15Bを供給する第二のフィルム供給装置12Bと、を有し、第一の包装機本体11Aと第二の包装機本体11Bを第一の領域R1に配置し、第一のフィルム供給装置12Aと第二のフィルム供給装置12Bとを第一の領域R1の外部に設けられた第二の領域R2に配置する。

【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の包装機本体に包装フィルムを供給するフィルム供給システムであって、
第一の包装機本体と、
第二の包装機本体と、
前記第一の包装機本体に第一の包装フィルムを供給する第一のフィルム供給装置と、
前記第二の包装機本体に第二の包装フィルムを供給する第二のフィルム供給装置と、
を有し、
前記第一の包装機本体と前記第二の包装機本体を第一の領域に配置し、
前記第一のフィルム供給装置と前記第二のフィルム供給装置とを前記第一の領域の外部に設けられた第二の領域に配置する、
ことを特徴とするフィルム供給システム。
【請求項2】
前記包装フィルムの端部に着脱可能な帯状のダミー部材を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のフィルム供給システム。
【請求項3】
少なくとも前記第一の包装機本体の近傍に前記ダミー部材の巻き取り手段を設ける、
ことを特徴とする請求項2に記載のフィルム供給システム。
【請求項4】
前記ダミー部材は、前記包装フィルムよりも剛性が高い部材である、
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のフィルム供給システム。
【請求項5】
前記第二の領域から前記第一の領域に至る前記包装フィルムの搬送経路において、該包装フィルムの張力調整手段を設ける、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のフィルム供給システム。
【請求項6】
前記第二の領域から前記第一の領域に至る前記包装フィルムの搬送経路において、該包装フィルムの蛇行調整手段を設ける、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のフィルム供給システム。
【請求項7】
複数の包装機本体に包装フィルムを供給するフィルム供給方法であって、
第一の領域に配置された第一の包装機本体に対して、第二の領域に配置された第一のフィルム供給装置から第一の包装フィルムを供給するステップと、
前記第一の領域に配置された第二の包装機本体に対して、前記第二の領域に配置された第二のフィルム供給装置から第二の包装フィルムを供給するステップと、を有し、
前記第二の領域は、前記第一の領域の外部に設けられた領域である、
ことを特徴とするフィルム供給方法。
【請求項8】
前記包装フィルムの端部に着脱可能な帯状のダミー部材を接合するステップと、
前記包装フィルムの搬送経路上において前記ダミー部材を搬送するステップとを有する、
ことを特徴とする請求項7に記載のフィルム供給方法。
【請求項9】
少なくとも前記第一の包装機本体の近傍において前記ダミー部材を巻き取るステップを有する、
ことを特徴とする請求項8に記載のフィルム供給方法。
【請求項10】
前記第一の領域において前記第一の包装機本体より上流側の供給前の包装フィルム(以下、「供給前包装フィルム」という。)の一端を帯状のダミー部材の一端に接合するステップと、
前記供給前包装フィルムとともに前記ダミー部材を前記第二の領域に向かって搬送するステップと、
前記ダミー部材を前記第一の領域に向かって搬送するステップと、を有する、
ことを特徴とする請求項7に記載のフィルム供給方法。
【請求項11】
前記供給前包装フィルムとともに前記ダミー部材を前記第一の領域に向かって搬送する、
ことを特徴とする請求項10に記載のフィルム供給方法。
【請求項12】
前記供給前包装フィルムに替えて他の包装フィルムを前記ダミー部材に接合するステップと、
前記他の包装フィルムとともに前記ダミー部材を前記第一の領域に向かって搬送するステップとを有する、
ことを特徴とする請求項10に記載のフィルム供給方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装機に包装フィルムを供給するフィルム供給システムおよびフィルム供給方法に関する。
【背景技術】
【0002】
図11は、従来の技術を説明する上面図(平面図)である。包装機110は、一般に、包装フィルム115で物品を包み込むとともに、その包装フィルム115の所定位置をシールし、カットすることで包装体を製造する包装機本体111と、その包装機本体111に包装フィルム115を連続して供給するフィルム供給装置112を備えた構成を基本とする。
【0003】
フィルム供給装置112は、包装フィルム115の供給先である包装機本体111の近傍に配置され、帯状の包装フィルム115を巻き取った原反ロール116を回転可能に支持する(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
係るフィルム供給装置112においては、包装機本体111への供給が終了した原反ロール116を支持部から取り外す処理や、その取り外して空きとなった支持部に新しい原反ロール116を装着する処理を定期的に行う必要がある。一般にこの種の原反ロール116の脱着作業は作業者WKの人手により行っているが、原反ロール116は重量があり、係る処理が煩雑である。原反ロール116の巻径や、包装機110の運転速度により変わるが、30分から1時間に1本の割合で原反ロール116の脱着の交換が生じることもある。
【0005】
特に図11に示すように、1フロアに複数の包装機110が稼働している場合、それぞれの包装機110のフィルム供給装置112において交換作業が必要となる。
【0006】
また、原反ロール116の交換作業における労力軽減が交換作業の労力軽減を図るため、原反ロール116を自動交換して、新旧のフィルムを自動接続し得る包装機も開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2018−111515号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
1台の包装機110であっても原反ロール116の交換作業は煩雑であり、また交換の頻度が高いところ、図11に示すように複数台の包装機110が可動する場合には、それぞれのタイミングでの交換となるため、更に交換作業が頻繁に発生する。つまり従来では、包装機110の台数に応じて(例えば、1対1で対応するように)複数人の作業者WKを配置する必要があるため、作業人員の削減が進まない問題があった。
【0009】
また、ロボットによって原反ロール116を自動交換する装置の場合も同様に、複数の包装機110のそれぞれにロボットを配置する必要がある。このために、各包装機110の間に十分なスペースを確保する必要があり、またコストが高騰する問題があった。
【0010】
さらに、原反ロール116の交換の作業を人手およびロボットのいずれで行なう場合であっても、原反ロール116はそれぞれの包装機110のフィルム供給装置112付近まで運搬する必要があり、包装機110の配置(レイアウト)によっては運搬の導線を確保することが困難であった。
【0011】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、複数台の包装機に個別に包装フィルムを供給する構成であっても、原反ロールの交換作業時の人員削減と、原反ロールを運搬するための導線、あるいは交換作業のロボットを配置するためのスペースの確保を不要としたフィルム供給装置およびフィルム供給方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、包装機本体に包装フィルムを供給するフィルム供給システムであって、第一の包装機本体と、第二の包装機本体と、前記第一の包装機本体に第一の包装フィルムを供給する第一のフィルム供給装置と、前記第二の包装機本体に第二の包装フィルムを供給する第二のフィルム供給装置と、を有し、前記第一の包装機本体と前記第二の包装機本体を第一の領域に配置し、前記第一のフィルム供給装置と前記第二のフィルム供給装置とを前記第一の領域の外部に設けられた第二の領域に配置する、ことを特徴とするフィルム供給システムに係るものである。
【0013】
また、本発明は、包装機本体に包装フィルムを供給するフィルム供給方法であって、第一の領域に配置された第一の包装機本体に対して、第二の領域に配置された第一のフィルム供給装置から第一の包装フィルムを供給するステップと、前記第一の領域に配置された第二の包装機本体に対して、前記第二の領域に配置された第二のフィルム供給装置から第二の包装フィルムを供給するステップと、を有し、前記第二の領域は、前記第一の領域の外部に設けられた領域である、ことを特徴とするフィルム供給方法に係るものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、複数台の包装機に個別に包装フィルムを供給する構成であっても、原反ロールの交換作業時の人員削減と、原反ロールを運搬するための動線、あるいは交換作業のロボットを配置するためのスペースの確保を不要としたフィルム供給装置およびフィルム供給方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態に係るフィルム供給システムの概要を示す平面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る包装機の一例を示す正面概要図である。
【図3】本発明の実施形態に係るフィルム供給システムの概要を説明する図である。
【図4】本発明の実施形態に係るフィルム供給システムの一部を示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係る接続手段の動作を説明する正面概略図である。
【図6】本発明の実施形態に係るフィルム供給方法の一例を示す概要図である。
【図7】本発明の実施形態に係るフィルム供給方法の一例を示す概要図である。
【図8】本発明の実施形態に係るフィルム供給方法の一例を示す概要図である。
【図9】本発明の実施形態に係るフィルム供給システムの一例を示す概要図である。
【図10】本発明の実施形態に係るフィルム供給システムの一例を示す概要図である。
【図11】従来の技術を示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
<フィルム供給システム>
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るフィルム供給システム1の構成について説明する。図1は、フィルム供給システム1の概略を示す上面図である。図2は、1台の包装機10の概略を示す図であり、一例としてピロー包装機の正面図である。なお、本図及び以降の各図において、一部の構成を適宜省略して、図面を簡略化する。そして、本図及び以降の各図において、部材の大きさ、形状、厚みなどを適宜誇張して表現する。
【0017】
また、説明の便宜上、包装機本体11における各種方向の定義として、包装フィルム15が上流から下流に移動する方向を搬送方向Tとし、搬送方向Tと水平面内で直交する方向を搬送幅方向Wとし、搬送方向T及び搬送幅方向Wに対して直交する方向(鉛直方向)を搬送高さ方向Hとする。
【0018】
図1を参照して、本実施形態のフィルム供給システム1は、複数の包装機10(10A,10B・・・)における包装フィルム15の供給システムである。複数の包装機10はそれぞれ、包装機本体11(11A、11B…)と、これらに包装フィルム15を供給するフィルム供給装置12(12A,12B・・・)を有する。ここでは包装機10の一例として横型逆ピロー包装機を例示するが、帯状の包装フィルムが供給される包装機10であればこれに限らない。また、ここでは具体例として4台の包装機10を有する場合について説明するが、包装機10の台数は複数であればこれに限らない。なお、同図において上方が上流側、下方が下流側である。
【0019】
本実施形態のフィルム供給システム1は、複数(例えば、4台)の包装機本体11(第一包装機本体11A、第二包装機本体11B、第三包装機本体11C,および第四包装機本体11D)にそれぞれ、包装フィルム15(15A,15B、15C,15D)を供給するシステムであり、第一フィルム供給装置12Aと、第二フィルム供給装置12Bと、第三フィルム供給装置12Cと、第四フィルム供給装置12Dとを有する。
【0020】
ここで、包装フィルム15(15A〜15D)はそれぞれ異なる種類(サイズ(幅)、厚み等)のフィルムであってもよいし、少なくとも一部が同じ種類のフィルムであってもよい。つまり、複数台の包装機10は全て異なる物品を包装するものであってもよいし、少なくとも一部は同じ物品を包装するものであってもよい。
【0021】
詳細には、第一包装機10Aは、第一包装機本体11Aと、これに第一包装フィルム15Aを供給する第一フィルム供給装置12Aと、製袋器25Aと、センターシールユニット27Aと、トップシールユニット30Aなどを有する。
【0022】
第二包装機10Bは、第二包装機本体11Bと、これに第二包装フィルム15Bを供給する第二フィルム供給装置12Bと、製袋器25Bと、センターシールユニット27Bと、トップシールユニット30Bなどを有する。
【0023】
第三包装機10Cは、第三包装機本体11Cと、これに第三包装フィルム15Cを供給する第三フィルム供給装置12Cと、製袋器25Cと、センターシールユニット27Cと、トップシールユニット30Cなどを有する。
【0024】
第四包装機10Dは、第四包装機本体11Dと、これに第四包装フィルム15Dを供給する第四フィルム供給装置12Dと、製袋器25Dと、センターシールユニット27Dと、トップシールユニット30Dなどを有する。
【0025】
4台の包装機本体11(第一包装機本体11A、第二包装機本体11B、第三包装機本体11Cおよび第四包装機本体11D)は、第一の領域R1に例えば搬送方向Tが揃うように横並びで配置される。
【0026】
一方、4台のフィルム供給装置12(第一フィルム供給装置12A、第二フィルム供給装置12B、第三フィルム供給装置12Cおよび第四フィルム供給装置12D)は、第一の領域R1とは異なる領域であって、第一の領域R1の外部に設けられた第二の領域R2に配置される。第二の領域R2は一例として、同図に示す平面視(上面視)において第一の領域R1から所定の距離Lで離間して確保される領域である。具体的には例えば、第一の領域R1はフロアの略中央部に配置される領域であり、第二の領域R2は壁面等に沿って配置される領域である。第一の領域R1と第二の領域R2の最も近接部における距離Lは、例えば、少なくとも1名の作業員が少なくとも1つの原反ロール(交換用の原反ロール)17を運搬し、また原反ロール16、17の交換作業を行なうのに十分な距離である。
【0027】
ここでは一例として、第二の領域R2には、4台のフィルム供給装置12を集約して一体的に支持するフィルム供給ユニット12Uが設けられる場合を示す。フィルム供給ユニット12Uは例えば、任意の位置に移動可能に構成されていてもよい。フィルム供給ユニット12Uの構成は後述するが、例えば、上下2段の収容部を有し、上段収容部に例えば、第一フィルム供給装置12Aと第二フィルム供給装置12Bが横並びで配置され、下段収容部に例えば、第三フィルム供給装置12Cと第四フィルム供給装置12Dが横並びで配置される。また、4台のフィルム供給装置12はそれぞれ、各包装機本体11に包装フィルム15を供給する(供給中となる)原反ロール16(16A、16B、16C,16D)に加え、当該原反ロール16が終了した場合などに交換するための(待機用、予備用)の原反ロール17(17A、17B、17C、17D)を保持する。
【0028】
なお、原反ロール16,17は(同じ規格の包装フィルム15を連続して供給する場合は特に)、区別されるものではないが、ここでは説明の便宜上、供給中の包装フィルム15を巻回している原反ロール16を供給用原反ロール16(16A、16B、16C,16D)と称し、待機中の原反ロールを交換用原反ロール17(17A、17B、17C、17D)と称する。
【0029】
第一フィルム供給装置12Aの一方の原反ロール(供給用原反ロール)16Aから引き出される第一包装フィルム15Aは、第一フィルム搬送手段40Aによって構成される包装フィルム15の搬送経路(以下、第一フィルム搬送経路FRA)上を搬送され、第一包装機本体11Aに供給される。
【0030】
第二フィルム供給装置12Bの一方の原反ロール(供給用原反ロール)16Bから引き出される第二包装フィルム15Bは、第二フィルム搬送手段40Bによって構成される包装フィルム15の搬送経路(以下、第二フィルム搬送経路FRB)上を搬送され、第二包装機本体11Bに供給される。
【0031】
第三フィルム供給装置12Cの一方の原反ロール(供給用原反ロール)16Cから引き出される第三包装フィルム15Cは、第三フィルム搬送手段40Cによって構成される包装フィルム15の搬送経路(以下、第三フィルム搬送経路FRC)上を搬送され、第三包装機本体11Cに供給される。
【0032】
第四フィルム供給装置12Dの一方の原反ロール(供給用原反ロール)16Dから引き出される第四包装フィルム15Dは、第四フィルム搬送手段40Dによって構成される包装フィルム15の搬送経路(以下、第四フィルム搬送経路FRD)上を搬送され、第四包装機本体11Dに供給される。
【0033】
各フィルム搬送経路FR(第一フィルム搬送経路FRA,第二フィルム搬送経路FRB、第三フィルム搬送経路FRC,第四フィルム搬送経路FRD)を構成する各フィルム搬送手段(第一フィルム搬送手段40A、第二フィルム搬送手段40B,第三フィルム搬送手段40Cおよび第四フィルム搬送手段40D)はそれぞれ、例えばベルトコンベアと適宜の位置に設けられたローラである。これにより、搬送中の各包装フィルム15の搬送抵抗を低減し、また不要なたるみや皺等を防止できる。なお各包装フィルム15は少なくともローラに掛け回されてそれぞれの包装機本体11へ供給されていればよく、各フィルム搬送手段40(40A〜40D)としてベルトコンベアは設けなくても良い。
【0034】
また、各フィルム搬送手段40は、各フィルム搬送経路FRが互いに干渉しないような適宜の位置(レイアウト)に配置される。
【0035】
図2を参照して、包装機10の構成について説明する。同図は包装機10の全体を示す概略正面図である。ここでは、4台の包装機10がいずれも同様の構成であるとし、個々に区別することなく1台の包装機10として説明する。なお4台の包装機10が同様の構成でなくてもよい。
【0036】
包装機本体11の上流側(同図において左側)には、包装機本体11に対して被包装物13を所定間隔毎に供給する被包装物搬送供給装置14が配置される。なお、被包装物搬送供給装置14は包装機10に含まれる構成であってもよいし、包装機10に含まれない構成であってもよい。
【0037】
フィルム供給装置12は、第二の領域R2に配置され、包装フィルム15をローラ状に巻き取った供給用原反ロール16に対し、図示省略する駆動モータ(サーボモータ等の速度制御可能なモータ)の出力を連係し、供給用原反ロール16の回転速度を適宜制御しながら一定速度で包装機本体11に供給する。包装フィルム15は、フィルム搬送経路FRを構成するフィルム搬送手段40によって搬送される。フィルム搬送手段40はここでは例えば、ローラ9と不図示のベルトコンベアである。具体的に、供給用原反ロール16から包装機本体11に至る所定位置に各種のローラ9(図では、代表して2個のみ記載している)とベルトコンベア(不図示)を配置し、供給用原反ロール16から送り出された包装フィルム15は、そのローラ9に掛け渡されることで、所定のフィルム搬送経路FRを通って包装機本体11に導かれる。本実施形態では、必ずしも供給用原反ロール16に駆動モータを連係する必要はなく、包装フィルム15のフィルム搬送経路FR上にフィードローラを設け、引き出すようにしても良い。
【0038】
包装機本体11は、連続して供給される帯状の包装フィルム15をその両側端縁部を重合させて筒状のフィルム(以下、筒状フィルム24)に製袋する製袋器25と、その製袋器25の下流側に配置され、筒状フィルム24を搬送する搬送手段(例えば、ベルトコンベア)26と、ベルトコンベア26の上方に配置されたセンターシールユニット(センターシール装置)27と、ベルトコンベア26の下流側に配置されたトップシールユニット(トップシール装置)30と、トップシールユニット30の下流側に配置された搬出コンベア28と、ベルトコンベア26の上方であってトップシールユニット30の直前に配置された抑えベルト29などを備えている。なお、トップシールユニット30の「トップシール」は「エンドシール」と言われる場合もある。
【0039】
被包装物搬送供給装置14は、例えば、板状の搬送路22と、その搬送路22の上方に配置されたコンベア装置18と、により構成される。コンベア装置18は、例えば、前後に配置されたスプロケット19と、その複数のスプロケット19に掛け渡されたエンドレスチェーン20と、そのエンドレスチェーン20に所定ピッチ毎に取り付けられた複数の押送フィンガー21とにより構成される。これにより、被包装物13の後面に押送フィンガー21が突き当たると、押送フィンガー21の移動に伴い、被包装物13も搬送路22上を前進移動する。
【0040】
被包装物搬送供給装置14から包装機本体11に対して順次供給される被包装物13は、製袋器25内に挿入される。これにより、製袋器25に供給された被包装物13は、筒状フィルム24内に所定間隔ごとに配置されることになる。また、このように筒状フィルム24内に被包装物13が内包されることから、ベルトコンベア26は、その被包装物13を内包した筒状フィルム24を搬送することになる。
【0041】
製袋器25は、フィルム供給装置12から連続して供給される包装フィルム15を通過させることで、包装フィルム15の両側端縁部24a同士を接触(重合)させて筒状フィルム24に製袋するものである。この例の製袋器25は、搬送高さ方向Hにおける上側が開放されており、包装フィルム15の両側端縁部24aが上側に位置するように設定されている。
【0042】
センターシールユニット27は、筒状フィルム24の重合された両側端縁部24aを両側から挟み込みながら加熱することで熱シールする。図示の例では、その両側端縁部24aに対して予熱を与えるバー状のシーラ(バーシーラ)31と、左右一対の加圧ローラ32にて所定の圧力を加えつつ熱シールするものを備えている。さらに、センターシールユニット27は、バーシーラ31の上流側に、左右一対のピンチローラ33を備えている。このピンチローラ33は、製袋器25を経て接触し、筒状フィルム24の両側端縁部24a同士を所定の圧力で挟み込むとともに、同期して回転することで、その両側端縁部24aひいては筒状フィルム24に対して搬送力を与える。また、加圧ローラ32は、ピンチローラとしての機能も備える。つまり、加圧ローラ32は、所定の圧力で筒状フィルム24の両側端縁部24aを挟み込んだ状態でピンチローラ33と同期して回転しているため、その両側端縁部24aひいては筒状フィルム24に対して搬送力を与える。
【0043】
トップシールユニット30は、筒状フィルム24に対し、搬送方向T(進行方向)と交差する方向、つまり、搬送幅方向W(横断する方向)にシールするとともにカットするものである。トップシールユニット30は、例えばいわゆるボックスモーションタイプのもので、筒状フィルム24を挟んで上下に配置された一対のトップシーラ30a,30bが、互いのシール面を対向させた状態を維持しながら所定の軌跡で移動し、物品の長さに応じたピッチ毎に、搬送幅方向Wにトップシール(エンドシール、横シール)とカットを行う。トップシールユニット30を通過することで、筒状フィルム24の先頭部分は、後続から分離され、包装体35が製造される。なお、トップシールユニット30は、回転式でもよい。
【0044】
また、本実施形態の包装機10は、包装機本体11の近傍、具体的には製袋器25の上流側に巻取り手段50が設けられる。巻取り手段50は、例えば巻取りリール51と押さえ手段(ローラなど)52を有し、包装フィルム15に着脱可能なダミー部材60の引き出しや巻取りを可能とする手段である。図示は省略しているが、ダミー部材60は、その一端が巻取りリール51に固定されており、巻取りリール51に巻き取られることで、他端が包装機本体11に近づき、巻取りリール51から引き出されることで、他端がフィルム供給装置12に近づく。押さえ手段52は、例えばダミー部材60に対して進退可能に構成され、包装フィルム15との接合時にダミー部材60を押さえる手段である。
【0045】
なお、巻取り手段50は、ダミー部材60と包装フィルム15の一時的な接合(剥離可能な接合)が可能であり、且つダミー部材60の引き出しと巻取りが可能な構成であれば、これに限らない。
【0046】
ダミー部材60は、帯状の部材であり、包装フィルム15よりも剛性が高い材質で構成された部材であって、例えば、包装機10(包装機本体11)のメンテナンス時や、異なる規格(サイズ等)の包装フィルム15に段取り替えする際に、包装フィルム15の端部に一時的に接合、または剥離可能な部材である。具体的には、同じ長さの包装フィルム15と比較して撓みや弛みが少なく、また繰り返し利用が可能な材質であることが好ましい。
【0047】
ダミー部材60の長手方向(フィルム搬送方向FR)の長さは、少なくとも製袋器25の上流側端部(あるいは巻取り手段50)から、対応するフィルム供給装置12が保持する原反ロール16,17の近傍(第二の領域R2内)の位置までとする。
【0048】
本実施形態では、各包装機本体11(製袋器25)の上流側端部から対応するそれぞれのフィルム供給装置12までの距離が異なっているが、ダミー部材60はそれぞれの包装機10毎に上記の適宜の長さを有している。
【0049】
図1に示したように、4台の包装機本体11は第一の領域R1に配置される。また包装機本体11のそれぞれに設けられる巻取り手段50の第一の領域R1に配置される。一方、これらにそれぞれ包装フィルム15を供給する4台のフィルム供給装置12は、第二の領域R2に集約して配置される。なお、少なくとも一部の包装機本体11は巻取り手段50を有していなくてもよい。
【0050】
図3を参照して、フィルム供給ユニット12Uおよびフィルム搬送経路FR(FRA、FRB,FRC,FRD)について説明する。同図は、フィルム供給ユニット12Uおよびフィルム搬送経路FRの概要図である。同図においてフィルム供給ユニット12Uについては一例として図1の第一の領域R1側から見た正面図である。一方、フィルム搬送経路FRは概念図であり、実際の構成を示すものではない。
【0051】
フィルム供給ユニット12Uは例えば、上下2段の収容部を有し、上段収容部に例えば、第一フィルム供給装置12Aと第二フィルム供給装置12Bが横並びで配置され、下段収容部に例えば、第三フィルム供給装置12Cと第四フィルム供給装置12Dが横並びで配置される。また、4台のフィルム供給装置12はそれぞれ、供給用原反ロール16(16A、16B、16C,16D)に加え、交換用原反ロール17(17A、17B、17C、17D)を保持する。
【0052】
この例のフィルム供給ユニット12Uは例えば、第一フィルム供給装置12A,第二フィルム供給装置12B,第三フィルム供給装置12Cおよび,第四フィルム供給装置12Dを集約し、例えば一体的に支持する。
【0053】
第一フィルム供給装置12Aの供給用原反ロール16Aから引き出される第一包装フィルム15Aは、第一フィルム搬送経路FRAを経由して第一包装機本体11Aに供給される。
【0054】
第二フィルム供給装置12Bの供給用原反ロール16Bから引き出される第二包装フィルム15Bは、第二フィルム搬送経路FRBを経由して第二包装機本体11Bに供給される。
【0055】
第三フィルム供給装置12Cの供給用原反ロール16Cから引き出される第三包装フィルム15Cは、第三フィルム搬送経路FRCを経由して第三包装機本体11Cに供給される。
【0056】
第四フィルム供給装置12Dの供給用原反ロール16Dから引き出される第四包装フィルム15Dは、第四フィルム搬送経路FRDを経由して、第四包装機本体11Dに供給される。
【0057】
既に述べたように、各包装フィルム15(15A〜15D)が互いに干渉しないように、各フィルム搬送手段40(40A〜40D)は、互いに鉛直方向の高さや水平方向の位置が適宜設定されている。
【0058】
また、第二の領域R2から第一の領域R1に至る各フィルム搬送経路FR上には、それぞれ、蛇行調整手段63および張力調整手段65が設けられる。詳細には、第一包装フィルム15Aのフィルム供給ユニット12Uから第一包装機本体11Aまでの第一フィルム搬送経路FRA上には蛇行調整手段63Aおよび張力調整手段65Aが設けられ、第二包装フィルム15Bのフィルム供給ユニット12Uから第二包装機本体11Bまでの第二フィルム搬送経路FRB上には蛇行調整手段63Bおよび張力調整手段65Bが設けられる。また、第三包装フィルム15Cのフィルム供給ユニット12Uから第三包装機本体11Cまでの第三フィルム搬送経路FRC上には蛇行調整手段63Cおよび張力調整手段65Cが設けられ、第四包装フィルム15Dのフィルム供給ユニット12Uから第四包装機本体11Dまでの第四フィルム搬送経路FRD上には蛇行調整手段63Dおよび張力調整手段65Dが設けられる。蛇行調整手段63および張力調整手段65の詳細については後述する。
【0059】
第一フィルム供給装置12Aは、この例では、第一包装機本体11Aに供給される供給用原反ロール16Aと、供給用原反ロール16を使い切った場合や段取り替えの場合などに待機する交換用原反ロール17Aを保持可能に構成される。具体的には、フィルム供給装置12Aは例えば、供給用原反ロール16Aを回転可能に支持する支持軸121を有し、供給用原反ロール16A或いは供給用原反ロール16Aから繰り出される第一包装フィルム15Aに対して駆動力を与え、そのフィルムを所定速度で搬送し、第一包装機本体11Aに供給する機能を備える。
【0060】
交換用原反ロール17A側は一例として、供給用原反ロール16Aと同様の構成である。すなわち交換用原反ロール17Aを回転可能に支持する支持軸121を有し、交換用原反ロール17A或いは交換用原反ロール17Aから繰り出される第一包装フィルム15Aに対して駆動力を与え、当該フィルムを所定速度で搬送し、第一包装機本体11Aに供給する機能を備える。
【0061】
ここでは一例として、図示右側の供給用原反ロール16Aと左側の交換用原反ロール17Aが交互に入れ替わる構成とする。すなわち、右側で支持される供給用原反ロール16Aの残量が所定量を下回ると、その終端部が既知のフィルム接合手段(不図示)などによって自動的に左側で支持される交換用原反ロール17Aの始端部に接合される。(あるいは作業者WKの手作業によって接合される)。その後は、左側の交換用原反ロール17Aが新たな供給用原反ロール16Aとして第一包装フィルム15Aの供給を開始する。そして、右側の支持軸121を(使い終わりの原反ロール16の紙管を取り出すなどして)解放し、新たに搬入された交換用原反ロール17Aが解放されている右側の支持軸121に取り付けられる。
【0062】
また右側の供給用原反ロール16Aの残量が所定量を下回ると、その終端部が既知のフィルム接合手段(不図示)などによって自動的に左側で支持される交換用原反ロール17Aの始端部に接合される。(あるいは作業者WKの手作業によって接合される)。その後は、左側の交換用原反ロール17Aが新たな供給用原反ロール16Aとして第一包装フィルム15Aの供給を開始する。そして、左側の支持軸121を(使い終わりの原反ロール16の紙管を取り出すなどして)解放し、新たに搬入された交換用原反ロール17Aが解放されている左側の支持軸121に取り付けられる。新たな交換用原反ロール17Aは所定の保管場所から運搬され、作業者WK(あるいはロボット、以下同様)により、解放されている支持軸121に取り付けられる。
【0063】
以下、同様に図示の左右の原反ロールが交互に供給用原反ロール16A,および交換用原反ロール17Aに入れ替わる。なお本実施形態の説明において、左右のいずれが供給用原反ロール16Aになったとしても、第一フィルム供給装置12Aから供給される包装フィルム15を第一包装フィルム15Aとしている。
【0064】
あるいは、図示の左右の原反ロールを供給用原反ロール16Aと交換用原反ロール17Aに固定的に使用する構成であってもよい。例えば、常時、図示右側の支持軸121で供給用原反ロール16Aを支持し、図示左側の支持軸121で交換用原反ロール17Aを支持するようにしてもよい。この場合、交換用原反ロール17Aの支持軸121は回転しなくてもよい。この構成において供給用原反ロール16Aを使い切ると、作業者WKは右側の支持軸121を(紙管を取り出すなどして)解放し、交換用原反ロール17Aに付け替える。そして保管場所から新たな原反ロール(新たな交換用原反ロール17A)が運搬されると、作業者WKが解放されている左側の支持軸121に取り付ける。
【0065】
2つの原反ロール16A、17Aは例えば、作業者WKから見て2つの原反ロール16A、17Aの軸(支持軸121)が奥行き方向に延びるとともに両者が左右横並びとなり、円柱状の原反ロール16A、17Aの面(円形の面)が作業者WKに対向するように配置される。このように配置することで、作業者WKは、2つの原反ロール16A、17Aに対して同様の操作(動作)で支持軸121への着脱を行なうことができる。
【0066】
しかしこの例に限らず、2つの原反ロール16A、17Aの軸(支持軸121)が上下縦並びで配置される構成であってもよい。また、2つの原反ロール16A、17Aの軸(支持軸121)が作業者WKからみて同軸上になるよう、すなわち原反ロール16A、17Aが作業者WKから見て同軸上の手前側と奥側に並ぶ構成であってもよい。また、原反ロール16A、17Aは例えば支持軸121のスライドまたは回動などによって作業者WKに対する相対位置が変化する構成であってもよい。
【0067】
第二フィルム供給装置12Bは、例えば、第一フィルム供給装置12Aと同様の構成である。すなわち、この例では、供給用原反ロール16Bを回転可能に支持する支持軸121を有し、供給用原反ロール16B或いは供給用原反ロール16Bから繰り出される第二包装フィルム15Bに対して駆動力を与え、そのフィルムを所定速度で搬送し、第二包装機本体11Bに供給する機能を備える。また、交換用原反ロール17Bを回転可能に支持する支持軸121を有し、交換用原反ロール17B或いは交換用原反ロール17Bから繰り出される第二包装フィルム15Bに対して駆動力を与え、そのフィルムを所定速度で搬送し、第二包装機本体11Bに供給する機能を備える。2つの原反ロール16B,17Bの配置や交換の態様なども第一フィルム供給装置12Aと同様であるので説明は省略する。
【0068】
第三フィルム供給装置12Cも、例えば、第一フィルム供給装置12Aと同様の構成である。すなわち、この例では、供給用原反ロール16Cおよび交換用原反ロール17Cをそれぞれ回転可能に支持する支持軸121を有し、原反ロール16C、17C或いは原反ロール16C、17Cから繰り出される第三包装フィルム15Cに対して駆動力を与え、そのフィルムを所定速度で搬送し、第三包装機本体11Cに供給する機能を備える。2つの原反ロール16C,17Cの配置や交換の態様なども第一フィルム供給装置12Aと同様であるので説明は省略する。
【0069】
第四フィルム供給装置12Dも、例えば、第一フィルム供給装置12Aと同様の構成である。すなわち、この例では、供給用原反ロール16Dおよび交換用原反ロール17Dをそれぞれ回転可能に支持する支持軸121を有し、原反ロール16D、17D或いは原反ロール16D、17Dから繰り出される第四包装フィルム15Dに対して駆動力を与え、そのフィルムを所定速度で搬送し、第四包装機本体11Dに供給する機能を備える。2つの原反ロール16D,17Dの配置や交換の態様なども第一フィルム供給装置12Aと同様であるので説明は省略する。
【0070】
以上、4つのフィルム供給装置12A〜12Dが同一構成である場合を例示したが、それぞれがあるいは少なくとも一部において、原反ロール16,17の配置などが異なる構成であってもよい。
【0071】
また、既に述べたように、4台のフィルム供給装置12(12A〜12D)は、第二の領域R2に集約されていればよく、フィルム供給ユニット12Uで一体的に支持されていなくてもよい。
【0072】
図4を参照して蛇行調整手段63と、張力調整手段65について説明する。同図(A)は蛇行調整手段63の概要を示す斜視図であり、同図(B)はその上面図である。同図(C)は、張力調整手段65の概要を示す正面図である。
【0073】
同図(A)、同図(B)に示すように蛇行調整手段63は、包装フィルム15の蛇行を調整可能な既知の構成であり、例えば、包装フィルム15の幅方向に配設されたガイドローラ631と、調整用ターンバー632と、調整用ターンバー632の駆動機構(不図示)及び検知手段(不図示)等を有する。調整用ターンバー632はその軸が、同図(B)に示すように包装フィルム15の幅方向に対して傾斜するように一方の端部側を中心に揺動可能に構成されている。
【0074】
蛇行調整手段63の検知手段(例えば、フィードバック用センサ)は、包装フィルム15の蛇行を、搬送幅方向Wの目標値からのズレとして随時監視し、ズレを検知した場合にはズレ量に応じた検出信号を調整用ターンバー632の駆動機構に出力する。駆動機構は、当該検出信号に基づき、同図(B)に示すように調整用ターンバー632を適宜揺動させて包装フィルム15の蛇行を正す。なお、長尺の包装フィルム15の蛇行が調整可能な手段であれば上記の構成に限らない。
【0075】
同図(C)に示すように、張力調整手段65は例えば、負荷をかけることにより包装フィルム15の張力を調整する既知のダンサーローラ装置である。ダンサーローラ装置65は例えば、鉛直方向に移動可能な軸651に回転自在に支持されるダンサーローラ652と、支持手段(枠体や壁面等)に移動不可に固定されたガイドローラ653などを有する。これらに包装フィルム15を掛け回し、軸651を適宜鉛直方向に移動させることによって包装フィルム15の経路長を変化させ、包装フィルム15にかかる張力を調整するものである。例えば、各包装機本体11が同様の構成の場合、張力調整手段65によってフィルム搬送経路FRの下流側、すなわち各包装機本体11に供給される前(直前)の張力を同等に調整する。また、包装機本体11が異なる構成、あるいは包装する物品や包装フィルム15の種類や規格が異なる場合には、それぞれの状態に応じて各包装機本体11に供給される前(直前)の張力を調整する。なお、長尺の包装フィルム15にかかる張力が調整可能な手段であれば上記の構成に限らない。また、張力調整手段65の一部に、複数の移動可能なローラ間に包装フィルム15を掛け渡し、当該ローラ間の距離を伸縮することでこの間に包装フィルム15を蓄え、また繰り出すことで張力を調整する機構を含んでもよい。
【0076】
また、図3の例では、蛇行調整手段63を張力調整手段65よりも上流側に配置した例を示しているが、いずれが上流側に配置されてもよい。また、一つのフィルム搬送経路FR上に蛇行調整手段63を複数設けてもよい。また、一つのフィルム搬送経路FR上に張力調整手段65を複数設けてもよい。
【0077】
このように、本実施形態のフィルム供給システム1は、第一の領域R1に配置される複数台の包装機本体11にそれぞれ包装フィルム15を供給する複数のフィルム供給装置12を、第一の領域R1の外側の第二の領域R2に集約して配置している。
【0078】
これにより、包装機10を複数台配置することによって、それぞれに原反ロール16,17の交換作業が頻繁に発生する構成であっても、包装機本体111のそれぞれの近傍にフィルム供給装置112を(分散して)配置する従来構成(図11)と比較して、交換作業に関わる作業者WKの人員を低減することができる。つまり作業者WKは第二の領域R2の1箇所で集中的に交換作業ができるので、例えば1人での作業も可能となり、大幅な人員の削減が図れる。
【0079】
また、フィルム供給ユニット12Uに供給用原反ロール16と交換用原反ロール17を自動交換するロボットを配置してもよい。例えば、図3に示すフィルム供給ユニット12Uの正面側(作業者WKの付近)に1台のロボットを配置すれば、4台全てのフィルム供給装置12に対して原反ロール16、17の交換作業が可能となる。従って、複数の包装機本体11のそれぞれにロボットを配置する構成と比較して、包装機本体11の周辺にロボット用のスペースを確保する必要がなく、効率的に複数の包装機本体11を配置できるとともに、コストの高騰を抑えることができる。
【0080】
また、新たな交換用原反ロール17を運搬する場合も、保管場所から1箇所のフィルム供給ユニット12Uに向かう運搬の導線のみを確保すればよく、包装機本体11のレイアウトによっては導線の確保が困難になるといった問題を回避できる。
【0081】
さらに、フィルム供給ユニット12Uから各包装機本体11に至る包装フィルム15のそれぞれの搬送経路上に蛇行調整手段63および張力調整手段65を設けるので、長尺の包装フィルム15の搬送であっても適宜適切な状態で包装機本体11に供給することが可能となる。
【0082】
<フィルム供給方法>
次に、図1および図3を参照して本実施形態のフィルム供給方法について説明する。
【0083】
第二の領域R2に配置された第一フィルム供給装置12Aは、第一の領域R1に配置された第一包装機本体11Aに対して、供給用原反ロール16Aから第一包装フィルム15Aを供給する。また、第一包装フィルム15Aは第一フィルム供給装置12Aから第一包装機本体11Aに至るまでのフィルム搬送経路FRA上においてその張力や蛇行が適宜調整される。
【0084】
また、第二の領域R2に配置された第二フィルム供給装置12Bは、第一の領域R1に配置された第二包装機本体11Bに対して、供給用原反ロール16Bから第二包装フィルム15Bを供給する。また、第二包装フィルム15Bは第二フィルム供給装置12Bから第二包装機本体11Bに至るまでのフィルム搬送経路FRB上においてその張力や蛇行が適宜調整される。
【0085】
第二の領域R2に配置された第三フィルム供給装置12Cは、第一の領域R1に配置された第三包装機本体11Cに対して、供給用原反ロール16Cから第三包装フィルム15Cを供給する。また、第三包装フィルム15Cは第三フィルム供給装置12Cから第三包装機本体11Cに至るまでのフィルム搬送経路FRC上においてその張力や蛇行が適宜調整される。
【0086】
第二の領域R2に配置された第四フィルム供給装置12Dは、第一の領域R1に配置された第四包装機本体11Dに対して、供給用原反ロール16Dから第四包装フィルム15Dを供給する。また、第四包装フィルム15Dは第四フィルム供給装置12Dから第四包装機本体11Dに至るまでのフィルム搬送経路FRD上においてその張力や蛇行適宜調整される。
【0087】
各フィルム供給装置12(12A〜12D)による包装フィルム15(15A〜15D)の供給は、それぞれ独立して行なわれる。すなわち、各包装機10(10A〜10D)の調整やクリーニング、また包装フィルム15の交換(継ぎ足し)や段取り替えのタイミングに応じて、各フィルム供給装置12は対応する包装機本体11への包装フィルム15の供給や停止を行なう。またそれに応じて、作業者WKによる各フィルム供給装置12への原反ロール16,17の取り付け、交換作業も任意のタイミングで発生する。
【0088】
本実施形態では、複数の包装機本体11にそれぞれ異なる包装フィルム15を供給する場合であっても、第二の領域R2に複数のフィルム供給装置12を集中的に配置しているため、原反ロール16,17の交換や取り付けの作業に係る人員を従来と比較して大幅に低減できる。
【0089】
さらに、ダミー部材60と巻取り手段50によって包装フィルム15の架け替えの作業効率の向上と、包装フィルム15の無駄を防止することが可能となる。以下、これについて説明する。
【0090】
<ダミー部材の利用例1>
図5は、包装フィルム15が供給されていない包装機本体11に包装フィルム15の供給を開始する場合の概要を示す図である。
【0091】
既に述べたように、フィルム供給システム1では、包装フィルム15の端部に着脱可能な帯状のダミー部材60と、各包装機本体11(少なくとも一つの包装機本体11)の近傍においてダミー部材60を巻き取りおよび引き出し可能な巻取り手段50を有する。
【0092】
そして、包装フィルム15の端部にダミー部材60を接合し、巻取り手段50から引き出し、又は巻き取ることで、フィルム搬送経路FR上においてダミー部材60を搬送する。
【0093】
本実施形態では、1つの包装機10においてフィルム供給装置12と包装機本体11とが従来の構成より離間している。このため、包装フィルム15の供給を開始する場合には、包装フィルム15をフィルム搬送経路FRに引き回しつつその始端部を包装機本体11まで到達させる必要がある。この作業は作業者WKによって行なう必要があるが、このときダミー部材60を用いることで作業が容易となる。
【0094】
すなわち作業者WKは、同図(A)に示すようにダミー部材60の上流側端部T1を引き出し、フィルム搬送経路FRの下流側(第一の領域R1)から上流側(第二の領域R2)に向けて、すなわち包装フィルム15の供給方向とは逆方向に、ダミー部材60をフィルム搬送経路FRに引き回し、フィルム供給装置12付近に到達させる。なおダミー部材60の長手方向の長さは、巻取り手段50からフィルム供給装置12に十分達する長さである。またダミー部材60は、例えば曲折するフィルム搬送経路FRに掛け渡し可能な程度に柔軟であるが包装フィルム15よりも剛性の高い(撓み、弛みあるいは柔軟性が少ない)材質である。
【0095】
そして、第二の領域R2(またはその近傍)においてダミー部材60の上流側端部T1を包装フィルム15の始端部(下流側端部)T2に接合する。この接合は、不図示の接合装置などを用いて自動で行なうようにしてもよいし、作業者WKが行なってもよい。
【0096】
その後、同図(B)に示すように、巻取り手段50によってダミー部材60を巻き取る。ダミー部材60は、フィルム搬送経路FRを上流(第二の領域R2)から下流(第一の領域R1)に向かって搬送され、それに伴いダミー部材60の上流側端部T1に接続された包装フィルム15も引き出され、フィルム搬送経路FR上のローラに掛け渡される。
【0097】
同図(C)に示すように、巻取り手段50がダミー部材60を略巻取るとダミー部材60によって引き出された包装フィルム15の始端部T2は包装機本体11の上流側に到達する。そこで例えば作業者WKなどがダミー部材60を包装フィルム15から剥離し、包装機本体11に包装フィルム15を取り付ける。
【0098】
ダミー部材60は、包装フィルム15よりも剛性の高い材質で構成されているため、一般的には柔軟な包装フィルム15の始端部T2を保持してフィルム搬送経路FRのローラ等に掛け渡し、包装機本体11付近まで引き出すよりも、フィルム搬送経路FR上の引き回し作業を容易に取り扱うことができる。そして、第二の領域R2において包装フィルム15を接合した後にダミー部材60を巻き取ることで、ダミー部材60が包装フィルム15を案内するため、包装フィルム15を容易にフィルム搬送経路FR上のローラに掛け渡すことができる。
【0099】
このようにして掛け渡される包装フィルム15は、フィルム搬送経路FR上で位置(蛇行)や張力などの微調整が必要であるが、ダミー部材60を介して巻取り手段50によって或る程度の張力が与えられている状態であるので、作業者WKが包装フィルム15の始端部T2を保持して掛け渡しながら張力や蛇行を調整する場合と比較して、随所の調整等が容易に行なえる。
【0100】
更にダミー部材60は、繰り返して利用可能であり、包装フィルム15の規格等が変更になっても同様に利用でき、効率的である。
【0101】
<ダミー部材の利用例2>
図6は、包装フィルム15の供給中に、或る包装機10において例えばフィルム搬送経路FRの調整(例えば、フィルム搬送手段40、蛇行調整手段63、張力調整手段65の調整など)などのために、包装フィルム15をフィルム搬送経路FRから取り外す場合の概要を示す図である。
【0102】
同図(A)に示すように、包装機本体11の上流側(第一の領域R1)において包装フィルム15にダミー部材60の上流側端部T1を接合し、同図(B)に示すように接合部分より下流側で包装フィルム15を切断する。ダミー部材60との接合部分より上流側の包装フィルム15は供給用原反ロール16から繰り出される包装フィルム15であるが、包装機本体11には供給前の包装フィルム15であり、以下これを供給前包装フィルム15´という。
【0103】
その後、同図(C)に示すように、フィルム供給装置12によって供給前包装フィルム15´を巻き取る。これによりダミー部材60が接合した状態で供給前包装フィルム15´が上流側(フィルム供給装置12側)に搬送され、フィルム搬送経路FRから離脱する。
【0104】
同図(D)に示すように、第二の領域R2、またはその近傍においてダミー部材60を供給前包装フィルム15´から取り外し、巻取り手段50によってダミー部材60のみを巻き取る。これによりフィルム搬送経路FR上からダミー部材60も離脱する。
【0105】
再びフィルム搬送経路FRのローラ等に包装フィルム15を掛け渡す場合は、図5に示したようにダミー部材60を第二の領域R2(その近傍)に送り、巻き取った供給前包装フィルム15´と接合してダミー部材60を巻き戻す。ダミー部材60の案内により供給前包装フィルム15´が再びフィルム搬送経路FRに引き回されて包装機本体11の上流側に到達する。
【0106】
<ダミー部材の利用例3>
図7および図8は、或る包装フィルム15の供給中(供給用原反ロール16が終了する以前、残量が十分にある状態)に、異なる規格(サイズ等)の他の包装フィルム15Nに段取り替えする場合の概要を示す図である。
【0107】
図7(A)に示すように、包装機本体11の上流側において包装フィルム15にダミー部材60の上流側端部T1を接合し、同図(B)に示すようにダミー部材60との接合部分より下流側で包装フィルム15を切断する。
【0108】
その後、図8(A)に示すように、フィルム供給装置12によって接合部分より上流側の包装フィルム15(供給前包装フィルム15´)を巻き取る。これによりダミー部材60が接合した状態で供給前包装フィルム15´が上流側(フィルム供給装置12側)に搬送され、供給前包装フィルム15´がフィルム搬送経路FRから離脱する。その後、第二の領域R2(またはその付近)においてダミー部材60を供給前包装フィルム15´から取り外す。作業者WKは、供給前包装フィルム15´が巻回される原反ロール16(供給用原反ロール16)をフィルム供給装置12から取り外す。
【0109】
そして同図(B)に示すように、それまでの原反ロール16(供給用原反ロール16)に替えて他の包装フィルム15Nが巻回される新たな原反ロール(新たな供給用原反ロール)16Nを取り付ける。そして他の包装フィルム15Nの始端部T3を、第二の領域R2(付近)で待機するダミー部材60の上流側端部T1に接合する。
【0110】
そして同図(C)に示すように、巻取り手段50によってダミー部材60を巻き取る。これにより、ダミー部材60は、他の包装フィルム15Nとともに第一の領域R1に向かって搬送され、他の包装フィルム15Nがフィルム搬送経路FRに引き回される。
【0111】
同図(D)に示すように両者の接合部分(他の包装フィルム15Nの始端部T3)が包装機本体11の上流側に達したら他の包装フィルム15Nからダミー部材60を剥離し、他の包装フィルム15Nを包装機本体11に取り付ける。なお、切断された包装フィルム15を包装機本体11に残しておき、その切断部に他の包装フィルム15Nの端部を接続すると、包装機本体11を運転することで、他の包装フィルム15Nが切断された包装フィルム15Nに引き連れられて製袋器や包装機本体11に通されるため、フィルム通し作業が楽に行える。他の包装フィルム15Nから剥離されたダミー部材60は、フィルム搬送経路FRから退避し、待機状態となる。
【0112】
このように、フィルム搬送経路FRに包装フィルム15が残存した状態で、他の包装フィルム15Nに架け替える必要がある場合、フィルム供給装置12の近傍と、包装機本体11の上流側端部において包装フィルム15(供給前包装フィルム15´)を切断するとフィルム搬送経路FR上に残存する供給前包装フィルム15´が無駄になる。しかしながら、本実施形態ではダミー部材60が包装フィルム15と他の包装フィルム15Nを間接的に接続するフィルム部材として機能するため、フィルム搬送経路FR上に残存する供給前包装フィルム15´を回収することができ、供給前包装フィルム15´が無駄になることを回避できる。また、ダミー部材60の巻き戻しによって他の包装フィルム15Nを案内するので他の包装フィルム15Nをフィルム搬送経路FRのローラ等に容易に掛け渡すことができる。
【0113】
このようにして掛け渡される他の包装フィルム15Nは、フィルム搬送経路FR上で位置や張力などの微調整が必要になる場合があるが、ダミー部材60を介して巻取り手段50によって或る程度の張力が与えられている状態であるので、作業者WKが始端部T3を保持して掛け渡す場合と比較して、随所の調整等が容易に行なえる。
【0114】
<第一の領域と第二の領域>
図9および図10を参照して、第一の領域R1および第二の領域R2のレイアウトの一例について説明する。図9および図10(A)は、第一の領域R1および第二の領域R2のレイアウトの一例を示す平面(上面)概要図であり、図10(B)は図10(A)の側面図である。
【0115】
図9(A)に示すように、第二の領域R2は、第一の領域R1の平面視における外周のいずれに設けてもよい。
【0116】
また、図1では包装機本体11における搬送方向Tに沿うように包装機本体11の側方に第二の領域R2を設ける例を示したが、これに限らず、図9(B)に示すように、複数の包装機本体11の上流側となる位置に設けてもよい。
【0117】
また、第二の領域R2は、複数(例えば、2台)の包装機本体11のそれぞれに包装フィルム15を供給する複数(例えば、2台)のフィルム供給装置12を集約して配置する領域であるので、このような第二の領域R2を更に複数設けても良い。具体的に、同図(C)では、第一の領域R1の外周の2箇所(例えば平面視における左側と右側)に第二の領域R21、R22を設けてる場合を例示している。この場合例えば、左側の第二の領域R21には第一包装機本体11Aに第一包装フィルム15Aを供給する第一フィルム供給装置12Aと、第二包装機本体11Bに第二包装フィルム15Bを供給する第二フィルム供給装置12Bを配置し、右側の第二の領域R22には第三包装機本体11Cに第三包装フィルム15Cを供給する第三フィルム供給装置12Cと、第四包装機本体11Dに第四包装フィルム15Dを供給する第四フィルム供給装置12Dを配置する。
【0118】
また、第一の領域R1は複数の包装機本体11が配置される領域であるので、同図(D)に示すように、このような第一の領域R1を更に複数設けても良い。具体的に、同図(D)の例では、第二の領域R2を中心としてその平面視における両側の2箇所(例えば図示では左側と右側)に第一の領域R11、R12を設けている。
【0119】
この場合例えば、左側の第一の領域R11には第一包装機本体11Aと第二包装機本体11Bが配置され、右側の第一の領域R12には第三包装機本体11Cと第四包装機本体11Dが配置される。そして中央の第二の領域R2には、上記4台の包装機本体11A〜11Dにそれぞれ包装フィルム15(15A〜15D)を供給する4台のフィルム供給装置12(12A〜12D)を集約して配置する。
【0120】
また、図10に示すように、第二の領域R2は例えば、2次元空間における第一の領域R1の外部に限らず、3次元空間における第一の領域R1の外部に配置されてもよい。具体的には同図に示すように、例えば床面等に第一の領域R1が設けられ、その鉛直方向(包装機本体11の搬送方向T)における上方に第二の領域R2が設けられても良い。
【0121】
以上、本実施形態について説明したが、本発明は、複数の包装機本体11のそれぞれに包装フィルム15を供給する構成であればよく、包装機本体11の台数は上記の例に限らない。
【0122】
また包装機本体11の配置も一例であり、少なくとも一部の包装機本体11において搬送方向Tが異なる方向になるように配置されていてもよい。
【0123】
また、包装機10は、横型逆ピロー包装機に限らず、例えば、横型正ピロー包装機であってもよいし、縦型ピロー包装機であってもよい。また、これに限らず、三方シール包装機、四方シール包装機、あるいは、帯状の包装フィルムが供給される他の包装機であってもよい。
【0124】
また、フィルム供給ユニット12U内の複数(上記の例では4台)のフィルム供給装置12の配置は上記の例に限らず、任意である。例えば、図3を参照して、鉛直方向に1段で作業者WKに対して幅方向(図3の左右方向)に4列に配置してもよいし、鉛直方向に1段で奥行き方向(図3の紙面奥行き方向)に4行に配置してもよいし、鉛直方向に複数段に分割してもよい。また整列配置しなくてもよい。
【0125】
さらにそれぞれのフィルム供給装置12内の2つの原反ロール16,17の配置も両者の軸が左右横並び、上下縦並び、奥行き方向並び(同軸上)など任意である。また、1つのフィルム供給装置12が支持する原反ロールの数は3以上であってもよい。また、複数のフィルム供給装置12において原反ロールの配置(支持位置)や支持数が異なるものがあってもよい。
【0126】
また、複数(上記の例では4台)のフィルム供給装置12は、第二の領域R2に集約されていればよく、フィルム供給ユニット12Uに一体的に支持されていなくてもよい。
【0127】
また、複数の包装機10(包装機本体11)のうち、巻取り手段50が設けられないものがあってもよい。
【0128】
また、第一の領域R1に配置された複数の包装機本体11に対して、第二の領域R2に集約して配置された複数のフィルム供給装置12からそれぞれ包装フィルム15を供給する構成であれば、これに加えて従来の包装機110(包装機本体111の近傍に対応するフィルム供給装置112を備えた包装機110)が含まれていてもよい。
【0129】
更に、本発明に係るフィルム供給システム1は、上述の実施の形態に限らず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
【0130】
すなわち、上記実施形態において、各構成の位置、大きさ、長さ、形状、材質、向きなどは適宜変更できる。
【符号の説明】
【0131】
1 フィルム供給システム
10 包装機
11 包装機本体
12 フィルム供給装置
12U フィルム供給ユニット
13 被包装物
14 被包装物搬送供給装置
15 包装フィルム
16 原反ロール(供給用原反ロール)
17 原反ロール(交換用原反ロール)
25 製袋器
35 包装体
40 フィルム搬送手段
60 ダミー部材
63 蛇行調整手段
65 張力調整手段
121 支持軸
631 ガイドローラ
632 調整用ターンバー
651 軸
652 ダンサーローラ
653 ガイドローラ
FR フィルム搬送経路
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】