(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】2021107239
(43)【公開日】20210729
(54)【発明の名称】電場発生コンテナ
(51)【国際特許分類】
   B65D 88/74 20060101AFI20210702BHJP
   F25D 29/00 20060101ALI20210702BHJP
   F25D 23/00 20060101ALI20210702BHJP
   F25D 11/00 20060101ALI20210702BHJP
【FI】
   !B65D88/74
   !F25D29/00 Z
   !F25D23/00 301C
   !F25D23/00 307
   !F25D23/00 302Z
   !F25D11/00 101D
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】12
(21)【出願番号】2019239090
(22)【出願日】20191227
(11)【特許番号】6839262
(45)【特許公報発行日】20210303
【国等の委託研究の成果に係る記載事項】(出願人による申告)平成29年度、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構生物系特定産業技術支援センター、「「知」の集積と活用の場による研究開発モデル事業」委託研究、産業技術力強化法第17条の適用を受ける特許出願
(71)【出願人】
【識別番号】000227216
【氏名又は名称】日通商事株式会社
【住所又は居所】東京都港区海岸一丁目14番22号
(74)【代理人】
【識別番号】100106220
【弁理士】
【氏名又は名称】大竹 正悟
(72)【発明者】
【氏名】満間 周平
【住所又は居所】東京都港区海岸1丁目14番22号 日通商事株式会社内
【テーマコード(参考)】
3E070
3E170
3L045
3L345
【Fターム(参考)】
3E070AA25
3E070AB21
3E070AB24
3E070NA02
3E070RA01
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3E070WH01
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3E170WE03
3L045AA02
3L045AA05
3L045BA01
3L045BA02
3L045CA02
3L045KA00
3L045LA01
3L045PA04
3L345AA05
3L345AA30
3L345DD52
3L345GG40
3L345HH12
3L345HH32
3L345HH36
3L345HH42
3L345JJ08
3L345KK04
(57)【要約】
【課題】電場発生コンテナについて積載容量の低減を抑制する。
【解決手段】保管対象物を収容する収容室を有するコンテナ筐体2と、前記コンテナ筐体2に取付ける筐体3cを有しており前記収容室の室内温度を調整するリーファー装置3と、前記コンテナ筐体2に配置され前記収容室に電場を形成する電極部材5とを備える電場発生コンテナについて、前記リーファー装置3の前記筐体2内に配置されており、前記電極部材5に対する通電制御を行う電場発生制御装置3jを備える。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
保管対象物を収容する収容室を有するコンテナ筐体と、
前記コンテナ筐体に取付ける筐体を有しており前記収容室の室内温度を調整するリーファー装置と、
前記コンテナ筐体に配置され前記収容室に電場を形成する電極部材とを備える電場発生コンテナにおいて、
前記リーファー装置の前記筐体内に配置されており、前記電極部材に対する通電制御を行う電場発生制御装置を備えることを特徴とする電場発生コンテナ。
【請求項2】
前記電場発生制御装置は、
キャビネットと、
前記キャビネットに設けられ、前記リーファー装置から前記電場発生制御装置に対して駆動電源を供給するための電源線を接続する電源接続部と、
前記キャビネットに設けられ、前記電極部材に繋がる高圧電線を接続する高圧線接続部とを有する
請求項1記載の電場発生コンテナ。
【請求項3】
前記電場発生制御装置は、操作画面を表示する操作表示装置を有し、
前記キャビネットは、少なくとも前記操作画面と対向する窓を有する第1の扉を含む複数の扉を有する
請求項1又は請求項2記載の電場発生コンテナ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電場発生コンテナの改良に関する。
【背景技術】
【0002】
リーファーコンテナの収容室に電場を発生することができる電場発生コンテナが知られている(一例として特許文献1を参照。)。リーファーコンテナの収容室に電場を形成することで、「保管対象物」としての生鮮物の鮮度維持を図ることができる。収容室に電場を形成する電場装置は、収容室に電場を形成する電極部材と、電極部材に対して電場を形成するための通電を制御する電場発生制御装置とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6499366号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
リーファーコンテナは、コンテナ筐体に収容室の室内温度を調整するリーファー装置を備えている。リーファー装置は筐体を有しており、その筐体の内側に圧縮機、凝縮器、インバータ、センサ、配管等の各種装置、部品を配置した1つのユニット装置として構成されている。こうしたリーファーコンテナに電場発生制御装置を配置するためには、コンテナ筐体の収容室の全長が短くなってしまうという問題がある。即ち、図6で示すように、従来のリーファー装置20では、コンテナ筐体21の収容室の全長を短くしてリーファー装置22を配置し、そのリーファー装置22からコンテナ筐体21の長手方向に突出する支持枠23を新たに設置し、その支持枠23に電場発生制御装置24を配置している。そのため支持枠23の長さLだけ収容室の全長が短くなってしまい、積載容量が低減してしまう。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、電場発生コンテナについて積載容量の低減を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、保管対象物を収容する収容室を有するコンテナ筐体と、前記コンテナ筐体に取付ける筐体を有しており前記収容室の室内温度を調整するリーファー装置と、前記コンテナ筐体に配置され前記収容室に電場を形成する電極部材とを備える電場発生コンテナについて、前記リーファー装置の前記筐体内に配置されており、前記電極部材に対する通電制御を行う電場発生制御装置を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明の一態様によれば、電場発生制御装置がリーファー装置の筐体内に配置されているため、積載容量の低減を抑制することができる。ここで電場発生制御装置がリーファー装置の筐体内に配置されているとは、電場発生制御装置の一部が少しでも筐体内から突出して配置されていることを除外するものではない。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、電場発生コンテナについて積載容量が低減するのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図2のI−I線に沿う一実施形態の電場発生コンテナの断面図。
【図2】図1のII−II線に沿う電場発生コンテナの断面図。
【図3】図1の電場発生コンテナに備えるリーファー装置を模式的に示す説明図。
【図4】図3の電場発生制御装置の設置状態を示す拡大図。
【図5】図4の電場発生制御装置の上扉と下扉を省略して内部構造を模式的に示す説明図。
【図6】従来技術による電場発生コンテナの電場発生制御装置の設置状態を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔1〕本発明の一態様は、課題を解決するための手段において例示したほか、さらに以下の態様として下記実施形態に基づき把握することができる。
【0011】
〔2〕前記本発明の一態様及び実施形態は、前記電場発生制御装置が、キャビネットと、前記キャビネットに設けられ、前記リーファー装置から前記電場発生制御装置に対して駆動電源を供給するための電源線を接続する電源接続部と、前記キャビネットに設けられ、前記電極部材に繋がる高圧電線を接続する高圧線接続部とを有するものとしてもよい。これによれば、キャビネットに電源接続部と高圧線接続部を有するため、電場発生制御装置を小型化できる。
【0012】
〔3〕前記本発明の一態様及び実施形態は、前記電場発生制御装置が、操作画面を表示する操作表示装置を有し、前記キャビネットが、少なくとも前記操作画面と対向する窓を有する第1の扉を含む複数の扉を有するものとしてもよい。これによれば第1の扉を開けば操作画面を外部に露出させることができる。また、他の扉は閉じておくことができるので、キャビネットの内部がすべて外部に露出する機会を減らすことができ、キャビネットの内部に配置した部品を保護することができる。
【0013】
実施形態の説明〔図1〜図5〕
【0014】
次に、本発明の好適な実施形態について説明する。以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
【0015】
以下の説明では、電場発生コンテナ1のドア2eを正面とし、その左右方向(幅方向)をX方向、上下方向(高さ方向)をZ方向、前後方向(長手方向)をY方向として説明する。本明細書、特許請求の範囲に記載する「第1」、「第2」という用語は、異なる構成要素を区別するために用いられており、特定の順序や優劣を示すために用いられているものではない。図面で示す電場発生コンテナ1は、理解を容易にするため、装置構成の要部を模式的に示すものである。
【0016】
実施形態で示す電場発生コンテナ1は、外法寸法、内方寸法、扉開口寸法が、40フィートコンテナ(40フィート ハイキューブ リーファーコンテナ)として構成した一例を示す。即ち、外法寸法の長さ(Y方向)が12,192mm、幅(X方向)が2,438mm、高さ(Z方向)が2,896mmである(各図における縮尺は実際の寸法比率とは合っていない。)。しかしながら、本発明の電場発生コンテナは、20フィート、ハイキューブではない40フィート、また任意サイズのリーファーコンテナに適用することもできる。
【0017】
電場発生コンテナ1の説明
【0018】
電場発生コンテナ1は、コンテナ筐体2と、温度調整装置、冷却装置であるリーファー装置3とを備える。コンテナ筐体2は、直方体形状に形成されており、その内部には収容室4が形成されている。
【0019】
コンテナ筐体2の説明
【0020】
コンテナ筐体2は、天井部2a、一対の側壁部2b、前壁部2c、床部2d、ドア2eでなる。天井部2a、一対の側壁部2b、前壁部2c、床部2d、ドア2eは、それぞれ外装板と、内装板と、外装板と内装板との間に設けた断熱材とで構成されており、外気温の影響を排除して、リーファー装置3によって収容室4の室内を所定温度に維持できるようにしている。
【0021】
収容室4の室内に面する天井部2a、一対の側壁部2b、前壁部2c、床部2d、ドア2eの各内装板の表面は、収容室4の「室内面」を構成する。収容室4は、天井部2a、一対の側壁部2b、前壁部2c、床部2d、ドア2eのそれぞれの内装板によって囲まれる空間によって形成される。なお、前壁部2cは、その前壁外装板2c1、前壁内装板2c2、前壁断熱材2c3と、前壁部2cに固定設置されたリーファー装置3とによって構成されている。
【0022】
リーファー装置3は、図1で示すように収容室4の空間を吸入する吸気部3aと、冷気を収容室4に送る吹出口3bとを有する。吹出口3bから収容室4に吹き出した冷気は、床部2dを構成する複数のTレールどうしの間隙に形成されている溝形の床面通気路2d1によって風向が誘導されてドア2eに到達する。冷気はドア2eに沿って上昇して天井部2aの天井面2a1に到達し、天井面2a1に沿って前方に流れてリーファー装置3の吸気部3aに吸い込まれる。収容室4では図1で二点鎖線の矢印で示すように循環する冷気の流れが形成される。
【0023】
収容室4の天井面2a1には、複数の電極部材5が設置されている。図1及び図2の電場発生コンテナ1には14本の電極部材5が設置されている。電極部材5は全長に亘って棒形に形成されている。複数の電極部材5は、コンテナ筐体2の長手方向(Y方向)で相互に離間して並列に配置されるとともに、各電極部材5の長手方向がコンテナ筐体2の幅方向(X方向(「交差方向」))に沿うように配置されている。
【0024】
電極部材5は、電極収容部材6と、高電圧が印加されて電場を発生する電極板7とを有する。電極収容部材6は、電気絶縁性樹脂で形成されている。電極収容部材6は両端が液密に封止された筒状に形成されている。
【0025】
電極板7は、電極収容部材6の内部に収容される。電極板7は導電板で形成されており、一例としてアルミ板で形成できる。
【0026】
各電極板7は、図2で示すように導通路9と後述する高圧電線3j14を介して電場発生制御装置3jに接続されている。導通路9は、主電線9a、分岐電線9b、分岐コネクタ9cにより構成されている。複数の電極板7は、リーファー装置3に対して並列接続されているため、どれか一つの電極板7(電極部材5)が破損等して導通できなくなっても、他の電極板7は導通させ続けることができる。分岐コネクタ9cは防水コネクタであるため、水が付着しても問題がない。そのため収容室4は、水をかけて洗浄することができる。
【0027】
リーファー装置3の説明
【0028】
リーファー装置3は、コンテナ筐体2に装着するユニット装置として構成されている。リーファー装置3は、図1〜図3で示すように前壁部2cにボルト止めにより固定設置される。リーファー装置3は、筐体3cを有する。筐体3cは、枠体3c1とリーファーキャビネット3c2とを有する。枠体3c1は上部、中間部、下部に分かれている。中間部と下部は、リーファーキャビネット3c2の前方に設けられている。
【0029】
上部には、2つの開口扉3dが設置されている。開口扉3dを開けるとリーファーキャビネット3c2の内部にアクセスことができる。中間部には、中間部と下部とを仕切る仕切り棚3eが配置されており、仕切り棚3eには主に凝縮器3f、収容室4の温度調整を操作する操作装置3g等が設置されている。操作装置3gは、表示画面3g1と操作部3g2を有する。
【0030】
下部には、圧縮機室3h、インバータ装置3i、電場発生制御装置3jが設置されている。電場発生制御装置3jとインバータ装置3iの前方には金属製の保護パネル3kが設置されている。保護パネル3kは、電場発生制御装置3jの後述する上扉3j3よりも低い高さで形成されている。このため、操作装置3gを操作する際には、保護パネル3kと干渉することなく上扉3j3だけを開けることができて便利である。
【0031】
保護パネル3kとインバータ装置3iとの間には隙間があり、その隙間には電源ケーブル3mを収容する電源ケーブル収容部(図3参照)が設けられている。電源ケーブル3mは、電源プラグ3m1とケーブル3m2とで構成され、ケーブル3m2はリーファー装置3に接続されている。電源ケーブル3mは、コンテナターミナルとコンテナ船に設置された電源ボックス又はコンテナスタンド等の給電装置の電源ケーブルに対して接続することで、外部電力をリーファー装置3に供給している。
【0032】
以上のようなリーファー装置3は、機能的観点からみると、温度調整機能を担う凝縮器3f、操作装置3g、圧縮機室3h、インバータ装置3i等が冷却部(冷却装置)3Aを構成し、電場機能を担う電場発生制御装置3jが電場発生制御部3Bを構成しており、これらを統合して電場温度制御ユニットとして構成したものである。
【0033】
電場発生制御装置3jの説明〔図3、図4、図5〕
【0034】
電場発生制御装置3jは、リーファー装置3に設置されている。電場発生制御装置3jはキャビネット3j1を備える。キャビネット3j1は、本体3j2の正面開口を閉塞する複数の扉、即ち上扉(第1の扉)3j3と下扉(第2の扉)3j4を有している。
【0035】
上扉3j3は、本体3j2の上部収容部(第1の収容部)3j5を開閉し、閉状態では液密に上部収容部3j5を閉塞する。上扉3j3には外から内部(表示画面3j81)を視認するための窓3j7が設置されている。
【0036】
下扉3j4は、本体3j2の下部収容部(第2の収容部)3j6を開閉し、閉状態では液密に下部収容部3j6を閉塞する。なお、下扉3j4は、対向する保護パネル3kを取り外さなければ開くことができない。下扉3j4を開け難くしている理由は、下部収容部3j5に電場を発生する高圧電源部を設置しており、それを保護するとともに安全性を確保するためである。
【0037】
上部収容部3j5には、表示画面3j81を有する操作表示装置3j8と、変圧器(図示略)と、PLC、電源装置及びブレーカ装置等を含む第1の機械部3j9とが設置されている。操作表示装置3j8を操作することで、電場発生制御装置3jの各種動作の制御を行う。前述のように上扉3j3は保護パネル3kと干渉せずに開けられる。そのため操作表示装置3j8を操作する際には、上扉3j3だけを開けて操作することができて、使い勝手が良い。
【0038】
下部収容部3j6には、リレー群、ファンモータ及びヒータ等を含む第2の機械部3j10と、各種端子台及び高圧電源部等を含む第3の機械部3j11とが設置されている。
【0039】
電場発生制御装置3jは、リーファー装置3から受電して駆動する。そのため電場発生制御装置3jのキャビネット3j1の側面部には、一端がリーファー装置3に繋がる電源線3j12の他端を接続するための電源接続部3j13が設けられている。
【0040】
電源線3j12を通じて供給された電力は、第1の機械部3j9の電源装置を介してPLCを駆動させる。また、電源線3j12から供給された電力は、変圧器により昇圧されて第3の機械部3j11の高圧電源部に供給される。高圧電源部に供給された高電圧は、導通路9を通じて電極板7に供給される。そのために電場発生制御装置3jのキャビネット3j1の側面部には、一端が導通路9に繋がる高圧電線3j14の他端を接続するための高圧線接続部3j15が設けられている。
【0041】
高圧電線3j14は、前面板3c4に開口する挿通孔3c5を通じてリーファーキャビネット3c2の内部に導入される。高圧電線3j14は、図3において2点鎖線で示すように、前面板3c4の裏面側(収容室4側)にボックス状の閉空間を形成するリーファーキャビネット3c2の中に配線されており、その中で図外のコネクタを介して導通路9と接続されている。
【0042】
導通路9は、リーファーキャビネット3c2の上部から収容室4の内部に導入されて、各電極板7に接続される。
【0043】
このように電場発生制御装置3jは、リーファー装置3の電力を高電圧に変圧し、導通路9を介して高電圧を電極板7に供給するために必要な各種機械装置を単一のキャビネット3j1の内部に備える構成とされている。このように電場発生制御装置3jがコンパクトに構成されているため、電場発生制御装置3jはリーファー装置3の枠体3c1に設置することができる。
【0044】
キャビネット3j1の側面部には、電源接続部3j13、高圧線接続部3j15の他にも、ドア2eの開閉状態を検知するセンサの信号線が接続される信号線接続部(図示略)が設置されている。ドア2eが開状態のときには電極板7に対する高電圧の供給を停止するように制御される。
【0045】
キャビネット3j1は、防塵防水規格IP54相当の防塵性能、防水性能を有する防塵防水キャビネットとして構成されている。そのため上扉3j3、下扉3j4と本体3j2との接触部分には、防塵防水用のシール部が形成されている(図示略)。また、前述した電源接続部3j13、高圧線接続部3j15、信号線接続部は、防塵防水用のグロメット3j16に設置されている。したがって、キャビネット3j1の内部には、塵埃や水滴が付着しない。そのため電場発生制御装置3jの安全性を高めることができる。
【0046】
キャビネット3j1の左右の側面部には、第1の防振支持脚3j17と、第2の防振支持脚3j18が設置されている。それらは同一構造である。第1の防振支持脚3j17は、キャビネット3j1の奥行方向で複数個設置されており、リーファー装置3の枠体3c1の下枠板3c3に固定されている。第2の防振支持脚3j18は、キャビネット3j1の高さ方向で複数個設置されており、リーファー装置3のリーファーキャビネット3c2の前面板3c4に固定されている。電場発生制御装置3jは、下枠板3c3と前面板3c4と隙間を介して配置されている。
【0047】
第1の防振支持脚3j17と第2の防振支持脚3j18には、ゴム状弾性体でなるゴム脚3j19を備える。電場発生制御装置3jは、ゴム脚3j19の弾性変形により、コンテナ筐体2に固定設置されるリーファー装置3の枠体3c1に対して変位することができる。例えば、クレーンを使って電場発生コンテナ1を移送する際には、コンテナ筐体2が振動及び衝撃を受けることがある。また、コンテナ船で航海しているときやコンテナヤード等で定置しているときにも、振動及び衝撃を受けるおそれがある。このような場合でも、電場発生制御装置3jは、複数のゴム脚3j19の弾性変形によりリーファー装置3の枠体3c1に対して変位可能であるため、構成する機械部品への振動や衝撃を緩和して保護することができる。
【0048】
以上のような本実施形態の電場発生コンテナ1及びリーファー装置3によれば、リーファー装置3の筐体3cに電場発生制御装置3jを備えるため、電場発生コンテナ1の積載容量が低減するのを抑制することができる。
【0049】
変形例
【0050】
本発明の一態様である前記実施形態は、様々な変形例として実施することが可能である。そこでその例を説明する。
【0051】
前記実施形態のリーファー装置3は、枠体3c1の下部に電場発生制御装置3jを設置する例を示したが、リーファー装置3の内部に設置するのであれば、その他の場所(枠体3c1の上部や中間部)に設置してもよい。
【0052】
前記実施形態の電場発生制御装置3jは、上扉3j3と下扉3j4とを有する例を示したが、3つ以上の扉を有する構成としてもよい。また、上扉3j3は、複数の扉で構成してもよい。
【符号の説明】
【0053】
1 電場発生コンテナ
2 コンテナ筐体
2a 天井部
2a1 天井面
2b 側壁部
2c 前壁部
2c1 前壁外装板
2c2 前壁内装板
2c3 前壁断熱材
2d 床部
2d1 床面通気路
2e ドア
3 リーファー装置
3A 冷却部(冷却装置)
3B 電場発生制御部
3a 吸気部
3b 吹出口
3c 筐体
3c1 枠体
3c2 リーファーキャビネット
3c3 下枠板
3c4 前面板
3c5 挿通孔
3d 開口扉
3e 仕切り棚
3f 凝縮器
3g 操作装置
3g1 表示画面
3g2 操作部
3h 圧縮機室
3i インバータ装置
3j 電場発生制御装置
3j1 キャビネット
3j2 本体
3j3 上扉
3j4 下扉
3j5 上部収容部
3j6 下部収容部
3j7 窓
3j8 操作表示装置
3j81 表示画面
3j9 第1の機械部
3j10 第2の機械部
3j11 第3の機械部
3j12 電源線
3j13 電源接続部
3j14 高圧電線
3j15 高圧線接続部
3j16 グロメット
3j17 第1の防振支持脚
3j18 第2の防振支持脚
3j19 ゴム脚
3k 保護パネル
3m 電源ケーブル
3m1 電源プラグ
3m2 ケーブル
4 収容室
5 電極部材
6 電極収容部材
7 電極板
9 導通路
9a 主電線
9b 分岐電線
9c 分岐コネクタ
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【手続補正書】
【提出日】20201204
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
保管対象物を収容する収容室を有するコンテナ筐体と、
前記コンテナ筐体に取付ける筐体を有しており前記収容室の室内温度を調整するリーファー装置と、
前記コンテナ筐体に配置され前記収容室に電場を形成する電極部材とを備える電場発生コンテナにおいて、
前記リーファー装置は、前記リーファー装置の前記筐体内に配置されるキャビネットを有しており、前記電極部材に対する通電制御を行う電場発生制御装置を備えており、
前記キャビネットは、操作表示装置を収容する第1の収容部と、高圧電源部を収容する第2の収容部と、それらを開閉する第1の扉及び第2の扉とを有しており、
前記第2の扉は、前記リーファー装置の構造部材と干渉して開かないよう規制されていることを特徴とする電場発生コンテナ。
【請求項2】
前記電場発生制御装置は、
前記リーファー装置から前記電場発生制御装置に対して駆動電源を供給するための電源線を接続する電源接続部と、前記電極部材に繋がる高圧電線を接続する高圧線接続部を有する
請求項1記載の電場発生コンテナ。
【請求項3】
前記電場発生制御装置は、前記コンテナ筐体のドアの開閉状態を検知するセンサの信号線と電気的に接続される信号線接続部を有する
請求項1又は請求項2記載の電場発生コンテナ。