(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】2021108165
(43)【公開日】20210729
(54)【発明の名称】検知装置
(51)【国際特許分類】
   G08B 17/107 20060101AFI20210702BHJP
   G08B 17/00 20060101ALI20210702BHJP
   G01N 21/53 20060101ALI20210702BHJP
【FI】
   !G08B17/107 A
   !G08B17/00 G
   !G01N21/53 A
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】16
(21)【出願番号】2021063348
(22)【出願日】20210402
(62)【分割の表示】2017117623の分割
【原出願日】20170615
(71)【出願人】
【識別番号】000003403
【氏名又は名称】ホーチキ株式会社
【住所又は居所】東京都品川区上大崎2丁目10番43号
(74)【代理人】
【識別番号】100141829
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 牧人
(74)【代理人】
【識別番号】100123663
【弁理士】
【氏名又は名称】広川 浩司
(72)【発明者】
【氏名】菊池 浩生
【住所又は居所】東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホーチキ株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】樋口 豊
【住所又は居所】東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホーチキ株式会社内
【テーマコード(参考)】
2G059
5C085
5G405
【Fターム(参考)】
2G059AA01
2G059BB01
2G059BB09
2G059CC19
2G059DD12
2G059EE02
2G059GG01
2G059KK01
5C085AA03
5C085AC03
5C085AC18
5C085BA26
5C085BA33
5C085CA15
5C085CA16
5C085DA08
5C085FA09
5G405AA01
5G405AB02
5G405AD06
5G405AD07
5G405CA21
5G405CA23
5G405CA25
5G405CA51
5G405DA08
5G405FA06
(57)【要約】
【課題】被検出物質が発生する可能性のある箇所の状況に合わせて、ノズル部による空気の吸引をより作業者の負担が少ない状態で行うことのできる検知装置を提供する。
【解決手段】空気の吸引口を有するノズル部材45と、吸引口から吸引された空気に含まれる被検出物質を検出する検出部31とを有する検知装置において、ノズル部材45は、検出部31側から先端側に向かって伸びる根元部46と、根元部46の先端から分岐する分岐部とを有し、分岐部には、根元部46と接続される位置から周方向同位置で両端部まで伸びる線と周方向反対側で対向する線上に複数の吸引口48が設けられる。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気の吸引口を有するノズル部材と、前記吸引口から吸引された空気に含まれる被検出物質を検出する検出部とを有する検知装置において、
前記ノズル部材は、前記検出部側から先端側に向かって伸びる根元部と、該根元部の先端から分岐する分岐部とを有し、
前記分岐部には、前記根元部と接続される位置から周方向同位置で両端部まで伸びる線と周方向反対側で対向する線上に複数の吸引口が設けられることを特徴とする検知装置。
【請求項2】
前記分岐部はU字状部を有し、前記吸引口は、前記U字状部に囲まれる内周側に向かうように設けられることを特徴とする請求項1に記載の検知装置。
【請求項3】
前記分岐部は前記根元部の先端から両側に向かってそれぞれ直線状に伸び、前記吸引口は、前記ノズル部材の先端側に向かうように設けられることを特徴とする請求項1に記載の検知装置。
【請求項4】
前記分岐部の両端面は閉塞されている請求項2または3に記載の検知装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ノズル部材から吸引した空気に含まれる煙粒子などの被検出物質を検知する可搬型の検知装置に関する。
【背景技術】
【0002】
サーバー等を設置したコンピュータルームや半導体製造設備等におけるクリーンルームには、微小な煙を検知可能な高感度の煙検知装置が設置される。高感度の煙検知装置は、監視区域に設置したサンプリング管から空気を吸引し、吸引した空気中に浮遊する粒子を、レーザー光を用いて光学的に検出し、粒子数が所定以上となった場合に、警報を出力する。
【0003】
このような固定式の煙検知装置の他、可搬型の煙検知装置も知られている。可搬型の煙検知装置は、監視区域に持ち込まれて使用されるもので、空気を吸引するノズル部と、ノズル部から吸引した空気中の煙濃度を検出する本体部とを有する。作業者は、可搬型の煙検知装置の本体部を把持し、あるいはショルダーストラップ等で体に固定し、ノズル部を手に持って移動する。そして、ノズル部を様々な箇所に向けることにより、煙の発生箇所を特定することができる。このような煙検知装置としては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特願2014−182803号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
可搬型の煙検知装置において、ノズル部は、先端部に開口部を有した細長いパイプ状に形成されるのが一般的である。この場合、監視区域における煙検知の際には、細長いノズル部の先端部を各所に向けて、開口部から空気を吸引させる。
【0006】
監視区域において煙が発生する可能性のある箇所は、例えばコンピュータや製造設備などであったり、あるいは部屋に配設される配管であったり、部屋の天井裏などであったりする。単純なパイプ形状のノズル部においては、吸引箇所が先端の開口部のみであるため、煙が発生する可能性のある箇所にそれぞれノズル部の開口部を向けていくのは、手間と時間を要する。また、天井などの高所にノズル部を向けるためには、ノズル部を手で高く掲げた状態を長時間継続しなければならず、作業者の負担が大きい。さらに、狭い隙間の奥など、手が届きにくい場所の煙検出についても、作業が困難であった。また、被検出物質がガスであるガス検知装置などにおいても、可搬型とした場合に同様の課題を有する。
【0007】
本発明は前記課題を鑑みてなされたものであり、被検出物質検知の作業効率を向上させると共に、検知作業を容易化できる検知装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係る検知装置は、空気の吸引口を有するノズル部材と、該ノズル部材から吸引された空気に含まれる被検出物質を検出する検出部とを有する検知装置において、
前記ノズル部材は、前記検出部側から先端側に向かって伸びる根元部と、該根元部の先端から分岐する分岐部とを有し、
前記分岐部には、前記根元部と接続される位置から周方向同位置で両端部まで伸びる線と周方向反対側で対向する線上に複数の吸引口が設けられることを特徴として構成されている。
【0009】
また、請求項2の発明に係る検知装置は、前記分岐部はU字状部を有し、前記吸引口は、前記U字状部に囲まれる内周側に向かうように設けられることを特徴として構成されている。
【0010】
さらに、請求項3の発明に係る検知装置は、前記分岐部は前記根元部の先端から両側に向かってそれぞれ直線状に伸び、前記吸引口は、前記ノズル部材の先端側に向かうように設けられることを特徴として構成されている。
【0011】
さらにまた、請求項4の発明に係る検知装置は、前記分岐部の両端面は閉塞されていることを特徴として構成されている。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る検知装置によれば、被検出物質検知の作業効率を向上させると共に、検知作業を容易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本実施形態における煙検知装置の正面図である。
【図2】本体部の平面図である。
【図3】本体部の底面図である。
【図4】警報表示部の拡大図である。
【図5】ノズル部の平面図である。
【図6】煙検知装置の構成を表したブロック図である。
【図7】ノズル部の正面図及びノズル部に取付可能なノズル部材の正面図である。
【図8】U字ノズル部材の使用状態の斜視図である。
【図9】T字ノズル部材の使用状態の斜視図である。
【図10】第1パイプ部材と第2パイプ部材の断面図である。
【図11】蛇腹伸縮ノズル部材の収縮した状態の蛇腹部より先端側の断面図である。
【図12】蛇腹伸縮ノズル部材の伸張した状態の蛇腹部より先端側の断面図である。
【図13】車輪部材を設けたU字ノズル部材の先端付近正面図である。
【図14】車輪部材を設けたT字ノズル部材の先端付近正面図である。
【図15】第2の形態の煙検知装置の正面図である。
【図16】筐体の重心位置を調整した場合の正面図である。
【図17】直線ノズル部材に対して取付可能なノズル部の分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の実施形態について、図面に沿って詳細に説明する。本実施形態では、被検出物質が煙である煙検知装置について説明する。本実施形態の煙検知装置は、可搬型であって、作業者が手で持って、あるいは体に固定して、監視区域内を移動し、煙の発生箇所を特定するために用いられる。図1には、本実施形態における煙検知装置の正面図を示している。この図に示すように、煙検知装置は、本体部1とノズル部2とが、ホース部材3によって接続されて構成されている。
【0015】
本体部1は、箱状に形成された本体部筐体10を有しており、その上面には手で持つことができる本体把手部11が設けられている。本体部筐体10の正面には、煙濃度のレベルを表示する警報表示部12が配置されている。また、本体部筐体10の側面には、ホース部材3を接続するホース接続部15が形成されている。
【0016】
図2には本体部1の平面図を、図3には本体部1の底面図を、それぞれ示している。本体部筐体10の上面には、前述の本体把手部11の他、電源スイッチ13及び風速切替スイッチ32aが配置されている。電源スイッチ13は、煙検知装置における電源供給のオンオフ操作を行うことができる。風速切替スイッチ32aは、ノズル部2で吸引する空気の流速を切替えることができる。また、本体部筐体10の底面には、ノズル部2から吸引した空気を排出する排出口16が配置されている。
【0017】
図4には、警報表示部12の拡大図を示している。警報表示部12は、検知した煙濃度の増加に対応して、注意灯、警戒灯及び警報灯を有している。また、電源供給を示す電源灯、障害発生を示す障害代表灯及び吸引系統の詰まりを示す吸引チェック灯を有している。さらに、警報表示部12には、煙検知装置においてエラーが発生した場合に、正常状態に復帰させる際に操作されるリセットスイッチ14も配置されている。
【0018】
図1に示すように、ノズル部2は、箱状に形成されたノズル部筐体20を有している。ノズル部筐体20には、本体部1からのホース部材3を接続するホース接続部21が形成されている。ノズル部筐体20のホース接続部21が設けられる面と反対側の面には、ノズル接続部22が設けられ、ここにはノズル部材が着脱可能となっている。ノズル部材は、複数種類から選択することができるが、図1においては直線ノズル部材40が取付けられている。直線ノズル部材40は、先端に吸引口42を有している。また、直線ノズル部材40の内部には、吸引した空気の流速を測定できる気流センサ25が設けられる。
【0019】
図5には、ノズル部2の平面図を示している。ノズル部筐体20の上面には、これを手で持つことのできるようにノズル把手部23が設けられている。本体部筐体10の本体把手部11は、片手で持つことができ、ノズル部筐体20のノズル把手部23も、片手で持つことができるので、作業者は、片方の手で本体部1を、もう片方の手でノズル部2を、それぞれ持って作業を行うことができる。
【0020】
ノズル部筐体20の上面には、ノズル把手部23と並ぶように煙濃度表示部24が配置されている。煙濃度表示部24は、バーグラフ状の表示部分であって、検知した煙濃度をリアルタイムに表示することができる。なお、煙濃度表示部24としては、バーグラフ状のものには限られず、煙濃度を数値で表示するものや、指示計で表示するものなど、別の形態であってもよい。また、煙濃度表示部24には、表示する煙濃度のレンジを切替えるスイッチ、あるいはレンジを連続的に変化させるボリュームスイッチを設けることもできる。
【0021】
次に、煙検知装置の内部構成について説明する。図6には、煙検知装置の構成を表したブロック図を示している。この図に示すように、本体部は、煙検知装置の制御を行う制御部30と、煙濃度の検出を行う煙検知ユニット31と、空気の吸引を行う吸引ユニット32と、煙検知装置に電源を供給する電源部34とを有している。煙検知ユニット31と吸引ユニット32は、制御部30によって動作が制御される。電源部34は、充電池からなる。
【0022】
制御部30には、電源スイッチ13とリセットスイッチ14、警報表示部12及び伝送部33が接続される。電源スイッチ13がオフからオンに操作されると、電源部34から各部に対し電源が供給され、制御部30や煙検知ユニット31、吸引ユニット32等が動作状態となる。伝送部33は、ノズル部2の煙濃度表示部24に対して、煙検知ユニット31で検出した煙濃度の情報を送信する。
【0023】
また、制御部30には、前述の風速切替スイッチ32a、気流センサ25及び音響出力可能なスピーカーなどからなる音響出力部26が接続される。制御部30からは、正常、注意、警戒、警報、障害などの状態に応じて音声信号が出力され、音響出力部26は当該音声信号に基づくブザー鳴動あるいは音声出力を行う。風速切替スイッチ32aは、制御部30を介して吸引ユニット32による吸引強度を切替えることができる。これにより、吸引口42から吸引される空気の流速を変更できる。
【0024】
風速切替スイッチ32aの切替に伴い、前述した煙濃度表示部24において表示する煙濃度のレンジを、制御部30により自動的に切替えるようにしてもよい。例えば、風速切替スイッチ32aを操作して、吸引口42から吸引される空気の流速を大きくした場合には、煙の検出をより高感度に行うことが可能となることから、煙濃度表示部24もより細かい数値のレンジに変更する。逆に、吸引口42から吸引される空気の流速を小さくした場合には、煙濃度表示部24を大きい数値のレンジに変更する。これにより、煙濃度表示部24のレンジを自動的に適切となるように設定できる。
【0025】
煙検知ユニット31は、ノズル部2を介して吸引した空気を引込管に取込み、この引込管を流れる気流に対し、レーザー光を結像させ、1マイクロメートル程度の検煙点を形成する。この検煙点を煙粒子が通過する際に発生する散乱光を、レーザー光の電界成分Eの方向と平行に配置したフォトダイオードにより受光し、検出パルスを出力してカウントし、このカウント数により微小な煙濃度を検出することができる。煙検知ユニット31で検出した煙濃度の情報は、制御部30に送られる。制御部30は、伝送部33を介してノズル部2の煙濃度表示部24に煙濃度の情報を送信し、煙検知ユニット31で検出した煙濃度に応じた表示を煙濃度表示部24にさせることができる。
【0026】
吸引ユニット32は、内部に吸引ファンを有し、これによってノズル部2の吸引口42から空気を吸引することができる。吸引口42から吸引された空気は、ホース部材3を介して本体部1の煙検知ユニット31に取り込まれる。煙検知ユニット31から排出された空気は、本体部1の排出口16から外部に排出される。
【0027】
直線ノズル部材40内に設けられる気流センサ25は、吸引ユニット32により空気が吸引されている際に、直線ノズル部材40内の空気の流速を測定し、制御部30にその情報を送信する。これにより、風速切替スイッチ32aによる切替状態や空気の吸引がされていないことを制御部30で把握できる。風速切替スイッチ32aが操作されたにも関わらず、空気の流速が変化していない場合や、空気の吸引がされていないことが検出された場合、制御部30は警報表示部12に障害発生を表示させると共に、音響出力部26から障害発生の音声を発生させる。
【0028】
また、気流センサ25で検出された空気の流速を基に、吸引ファンの制御や煙濃度表示部24のレンジ調整を、制御部30により行うことができる。吸引ファンの制御や煙濃度表示部24のレンジ調整は以下のように行う。まず、最初は気流センサ25で検出される空気の流速が高くなるように吸引ファンを制御する。このときは吸引量が大きいため、煙の量が少なくても検出が可能な高感度状態である。また、この状態において、煙濃度表示部24を細かい数値のレンジとすることで、僅かな煙の検出についても煙濃度表示部24で適切に表示することができる。
【0029】
高感度状態では、空気の吸引量が大きく、吸引口42の周辺の空気の流れを乱してしまうことから、煙発生箇所を正確に特定することが難しいことがある。そこで、高感度状態で煙を検出したら、制御部30は、気流センサ25で検出される空気の流速が小さくなるように吸引ファンを制御し、低感度状態とする。この状態において、煙濃度表示部24を大きい数値のレンジとすることで、煙の発生場所を煙濃度表示部24によって正確に特定することができる。
【0030】
なお、気流センサ25は、本実施形態では直線ノズル部材40の内部に設けられているが、これに限らず、本体部筐体10内の空気の流路に設けることもできる。例えば煙検知ユニット31の直前などに気流センサ25を配置することができる。
【0031】
電源部34は、電源回路部35と接続されている。電源回路部35は、ACコンセントに接続可能なACプラグを接続することができ、AC100ボルトを入力することで、所定の直流電圧に変換して電源部34に出力することができる。これにより、電源部34には、電源回路部35から電力が入力され、充電がなされる。
【0032】
次に、ノズル部材について説明する。図7には、ノズル部2の正面図及びノズル部2に取付可能なノズル部材の正面図を示している。前述のように、ノズル部2のノズル接続部22には、ノズル部材を着脱することができる。ノズル部材は、形状の異なる複数種類が用意されており、これらを必要に応じて選択し、いずれか1つをノズル接続部22に取付けることができる。ノズル接続部22の外周面には、ネジ山が形成され、各ノズル部材の基端側内周面に形成されるネジ山が、ノズル接続部22に螺合可能となっていることで、ノズル部材が着脱自在となっている。ただし、ノズル部材の着脱構造は、これに限られず、嵌合構造など別の構造であってもよい。
【0033】
ノズル部材としては、図1等にも示される直線ノズル部材40と、先端部がU字状に形成されたU字ノズル部材45と、先端部がT字状に形成されたT字ノズル部材50と、長さを伸縮可能な多段伸縮ノズル部材60と、同じく長さを伸縮可能な蛇腹伸縮ノズル部材70とが用意されている。ただし、選択肢として用意されるノズル部材は、2種類以上であればよく、また、これ以外の形状のノズル部材が用意されることもある。
【0034】
直線ノズル部材40は、全体が中空状のパイプ部41からなり、先端は開口しており、これが空気を吸引する吸引口42となる。直線ノズル部材40は、通常、ノズル部2に取付けられるノズル部材であり、先端の吸引口42を向けることで、場所を問わず空気を吸引することができる。
【0035】
U字ノズル部材45は、パイプ状に形成された根元部46を有し、根元部46の先端には、根元部46と連通するU字状部47が形成されている。U字状部47の両端面は閉塞されており、U字状部47には、その長さ方向に沿って複数の吸引口48が形成されている。吸引口48は、いずれもU字状部47に囲まれる領域の側、すなわち内周側を向くように配置されている。
【0036】
図8には、U字ノズル部材45の使用状態の斜視図を示している。この図に示すように、U字ノズル部材45は、監視区域内の配管80について、煙発生の有無を検出することに向いている。下方から配管80を跨ぐように、U字ノズル部材45のU字状部47を配置すると、U字状部47に形成された吸引口48は、いずれもその内側を向くように配置されているので、配管80の表面と対向した状態となる。この状態のまま、配管80の長さ方向にU字状部47を移動させていくことで、配管80から煙が発生していた場合に、その位置特定を容易に行うことができる。なお、U字ノズル部材45は、配管80に対してだけでなく、その他の場所の煙検出にも用いることができる。
【0037】
T字ノズル部材50は、パイプ状に形成された根元部51を有し、根元部51の先端には、側方に向かって伸びる側方延出部52を有している。側方延出部52は、根元部51の先端から両側に伸びているので、根元部51の先端部分と側方延出部52により、T字ノズル部材50の先端部はT字状を形成する。側方延出部52の端面は閉塞されており、側方延出部52には、その長さ方向に沿って複数の吸引口53が形成されている。吸引口53は、いずれもT字ノズル部材50の先端側を向くように配置されている。
【0038】
図9には、T字ノズル部材50の使用状態の斜視図を示している。T字ノズル部材50は、監視区域内の天井面に対し、煙発生の有無を検出することに向いている。T字ノズル部材50の側方延出部52を下方から天井面に近づけると、側方延出部52の吸引口53は、いずれも先端側に設けられているので、天井面と対向した状態となる。この状態のまま、天井面の面方向に側方延出部52を移動させていくことで、天井面から煙が発生していた場合や、発火場所の上部空間に煙が発生あるいは滞留していた場合に、その位置特定を容易に行うことができる。なお、T字ノズル部材50は、天井面に対してだけでなく、その他の場所の煙検出にも用いることができる。
【0039】
なお、ここで説明したT字ノズル部材50は、根元部51の先端から両側に向かって側方延出部52が伸びているが、一方にのみ側方延出部52が伸び、先端部が略L字状をなすような形状であってもよい。
【0040】
多段伸縮ノズル部材60は、それぞれパイプ状の部材である第1パイプ部材61と第2パイプ部材62、第3パイプ部材63及び第4パイプ部材64が、根元側、すなわちノズル部筐体20のノズル接続部22側から順に、長さ方向に連続するように連結され、1本のパイプとして構成されている。各パイプ部材は直径が異なり、第2パイプ部材62は第1パイプ部材61の中空内部に、第3パイプ部材63は第2パイプ部材62の中空内部に、第4パイプ部材64は第3パイプ部材63に、それぞれ進入可能となっており、これによって、多段伸縮ノズル部材60の長さを変えることができる。先端側に配置される第4パイプ部材64の先端が、吸引口65となる。
【0041】
図10には、第1パイプ部材61と第2パイプ部材62の断面図を示している。第1パイプ部材61の一方の端面は、小径状の開口部61aを有している。また、第1パイプ部材61の他方の端面は、第2パイプ部材62の外径に略適合する開口部61bを有している。第2パイプ部材62の一方の端部は、第1パイプ部材61の中空内部に配置され、端面には開口部62aが形成されている。また、第2パイプ部材62の第1パイプ部材61の中空内部に配置されている部分には、径方向に突出する突状部62bが形成されており、第1パイプ部材61の内径に略適合している。突状部62bの外径は、第1パイプ部材61の開口部62aよりも大きく、したがって、第2パイプ部材62を伸ばした場合に、突状部62bが第1パイプ部材61の開口部62aから出ることはできず、その位置で止まることができる。また、第2パイプ部材62は、図中破線で示すように、第1パイプ部材61に対してスライドし、中空内部に収納することができる。第2パイプ部材62の突状部62b側の端部は、第1パイプ部材61の開口部61a側の端面に当接し、それ以上移動しないようにすることができる。
【0042】
第2パイプ部材62と第3パイプ部材63との間、及び第3パイプ部材63と第4パイプ部材64との間も、同様の構造で連結されている。これにより、各パイプ部材は隣接する一回り径の大きいパイプ部材内に収納することができるから、多段伸縮ノズル部材60の長さを任意に伸縮させることができる。また、開口部によって各パイプ部材の中空内部は長さ方向に連通しているので、空気の吸引も確実に行うことができる。
【0043】
多段伸縮ノズル部材60の構造としては、図10に示したものには限られない。例えば、第2パイプ部材62のうち、第1パイプ部材61の中空内部に納められる側の端部に、回転に伴い径が変化するプラグを設ける構造であってもよい。この場合、第2パイプ部材62を第1パイプ部材61に対し任意の位置まで伸縮させ、その状態で第2パイプ部材62を回転させることで、プラグの径を第1パイプ部材61の中空内部で大きくし、第2パイプ部材62を第1パイプ部材61に対して固定する。第2パイプ部材62を逆方向に回転させることで、プラグの径が小さくなり、再度、第2パイプ部材62を長さ方向に移動させることができる。第3パイプ部材63や第4パイプ部材64にも同様の構造を設けることができる。また、多段伸縮ノズル部材60の構造は、各パイプ部材を任意に伸縮、固定できるものであれば、それ以外であってもよい。なお、多段伸縮ノズル部材におけるパイプ部材の数も2本以上であればよく、4本には限られない。
【0044】
図10の構造においては、多段伸縮ノズル部材60の先端に、吸引口65が形成される。この場合、吸引口65が1箇所であることから、空気の吸引量が大きくなるので、より精密な煙検出を行うことができる。一方、各パイプ部材の先端側の端面に形成される開口部について、周方向一部の径を大きくした切欠を形成し、各パイプ部材の端面に吸引口を形成するようにしてもよい。この場合、多段伸縮ノズル部材60の長さ方向複数箇所に吸引口が形成されるので、より広範囲について一度に煙発生を検出することができる。
【0045】
蛇腹伸縮ノズル部材70は、パイプ状に形成された根元部71と、先端側に形成された蛇腹部72とを有している。蛇腹部72の先端側には、パイプ状の先端部73が設けられ、その先端が吸引口74となっている。
【0046】
図11には、蛇腹伸縮ノズル部材70の収縮した状態の蛇腹部72より先端側の断面図を示している。蛇腹部72は、周面が長さ方向に複数箇所で折り曲げられて形成されている。蛇腹部72及び先端部73は、金属材によって形成されるが、樹脂材で形成してもよい。図12には、蛇腹伸縮ノズル部材70の伸張した状態の蛇腹部72より先端側の断面図を示している。このように、蛇腹部72は長さ方向に伸張させることができ、これによって、蛇腹伸縮ノズル部材70の長さを任意に変更することができる。また、蛇腹部72は、長さ方向への伸縮だけでなく、任意の方向に屈曲させることもできる。
【0047】
多段伸縮ノズル部材60や蛇腹伸縮ノズル部材70によれば、ノズル部材の長さを任意に変更できるので、煙発生の検出を行う場所の状態などに応じ長さを変更することにより、吸引口を確実に検出対象に向けることができる。また、蛇腹伸縮ノズル部材70では、任意の方向に屈曲させることもでき、吸引口の向きの自由度をより高くすることができる。
【0048】
ノズル部材には、車輪部材を設けることもできる。図13には、車輪部材49を設けたU字ノズル部材45の先端付近正面図を示している。この図に示すように、U字状部47の両先端部に、それぞれ車輪部材49を設けることができる。これにより、車輪部材49を天井面に当接させ、車輪部材49を天井面で走らせるようにすることで、U字状部47と天井面との間隔を適切に保ちながら、円滑にU字ノズル部材45を移動させることができ、作業効率を向上させることができる。
【0049】
また、図14には、車輪部材54を設けたT字ノズル部材50の先端付近正面図を示している。この図に示すように、両側の側方延出部52にそれぞれ車輪部材54を設けることができる。この場合も、車輪部材54を天井面に当接させ、車輪部材54を天井面で走らせるようにすることで、側方延出部52と天井面との間隔を適切に保ちながら、円滑にT字ノズル部材50を移動させることができ、作業効率を向上させることができる。また、その他のノズル部材に対し、車輪部材を設けるようにしてもよい。
【0050】
次に、本実施形態の煙検知装置の使用方法について説明する。監視区域には、固定式の煙検知装置が設置されており、この煙検知装置において所定以上の煙濃度が検出された場合に、作業者が本実施形態の煙検知装置を持って、監視区域の煙発生場所を特定する作業を行う。煙検知装置を使用する際には、まず、これまで説明した複数種類のノズル部材のうち一つを、監視区域の状況などの必要性に応じて選択し、本体部1に対して取付ける。
【0051】
監視区域に入った作業者は、電源スイッチ13をオフからオンに操作し、煙検知装置の電源を投入する。次に、作業者は、煙が発生しそうな場所、例えば、監視区域がコンピュータルームである場合には、サーバーの近くまで移動する。煙が発生しそうな場所に到達したら、ノズル部2の吸引口を各所に向けて空気を吸引し、煙検知ユニット31において煙濃度を検出する。煙濃度は、手元の煙濃度表示部24で表示されるので、作業者は煙濃度をリアルタイムに把握することができる。また、煙濃度のレベルに応じて、本体部1の警報表示部12の表示状態が変化し、吸引口を向けた場所から煙が発生していた場合には、そのことをすぐに把握することができる。
【0052】
このように、本実施形態の煙検知装置は、先端部の形状が異なる複数種類のノズル部材のうち一つを、選択的に本体部1に対して取付けることができるので、煙検知を行う場所の形状や状況に応じて、空気を吸引しやすい形状のノズル部材を用いた煙検知を行うことができ、作業効率を向上させると共に、煙検知作業を容易化することができる。
【0053】
本発明を適用する煙検知装置は、これまで説明したものには限られない。図15には、第2の形態の煙検知装置の正面図を示している。本形態の煙検知装置は、手で持つことができる筐体90を有している。筐体90は、略直方体の箱状をなすように形成されている。筐体90の一面には、複数種類のノズル部材91のうちいずれか一つが、選択的に取付可能となっている。ノズル部材91の形状は、第1の形態の煙検知装置の場合と同様である。
【0054】
本形態の煙検知装置は、ホース部材を有しておらず、煙検知ユニットや吸引ユニット、電源部などを内蔵した筐体90に、ノズル部材91が直接取付けられる。筐体90は把手部92を有しており、片手で持ってノズル部材91の吸引口を検査場所に向けることができる。本形態の煙検知装置は、筐体90にノズル部材91が直結されるので、筐体90とノズル部材91とを別々に持つ必要がなく、片手でノズル部材を各所に向けることができるので、取り回しを容易にすることができる。
【0055】
ノズル部材91または筐体90の重心位置を調整することにより、取り回しをより容易にすることもできる。ノズル部材91は長尺状であるため、先端側の重量が大きいと取り回しがしにくい。そこで、ノズル部材91の先端側ほど肉厚が小さくなるようにするなどして、重心が根元側に偏るように構成することで、ノズル部材91を各所に向ける取り回し性を良好にすることができる。
【0056】
また、筐体90の内部における重量物の配置により、筐体90の重心位置を調整することもできる。図16には、筐体90の重心位置を調整した場合の正面図を示している。筐体90内には、バッテリー等の重量物が設けられるので、その配置位置を調整することにより、筐体90の重心位置93を、把手部92の中央位置よりもノズル部材91が設けられる面と反対側寄りとすることができる。また、筐体90の重心位置93は、筐体90の把手部92が設けられる上面と反対側の下面寄りとなることが望ましい。この筐体90に設けられた把手部92を手で持つことにより、筐体90はノズル部材91側が上を向くように傾く。煙は上方に上がっていくため、ノズル部材91を向ける場所は高所が多い。このため、煙検知装置においてはノズル部材91が上を向くように筐体90が傾くことにより、取り回し性をより良好にすることができる。
【0057】
筐体90の重心位置は、必ずしも把手部92の中央位置よりも後寄りとならなくてもよく、できるだけ後寄りとなるように重量物の配置を調整してもよい。これによっても、筐体90を持った際のノズル部材91の取り回し性は良好にすることができる。また、筐体90の重心位置を調整するために、錘部材を筐体90内に配置するようにしてもよい。
【0058】
ノズル部材の重心位置及び筐体の重心位置の調整については、第1の実施形態の煙検知装置にも適用することができる。この場合、ノズル部筐体20について、重心位置が調整されるが、第1の実施形態のノズル部筐体20は、バッテリー等の重量物が少ないため、そのままでは十分な重心位置の調整ができない場合がある。この場合には、ノズル部筐体20の把手部23の位置を調整してもよい。具体的には、把手部23の位置をノズル部材が設けられる面の側に寄せることにより、把手部23の位置に対するノズル部筐体20の相対的な重心位置はノズル部材と反対側寄りとなるので、ノズル部筐体20を上方に向けやすくして、取り回し性を良好にすることができる。
【0059】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうる。各ノズル部材の形状については、上述の実施形態のものには限られないし、選択できるノズル部材の数も、2つ以上であればよく、上述の実施形態には限られない。
【0060】
また、上述の実施形態では、被検出物質が煙であるが、ガスなど煙以外を検出する検知装置であっても、本発明を適用することができる。ガスとしては、気体中の一酸化炭素等が挙げられる。ガスを検出する検知装置の場合、上述の実施形態における煙検知ユニットが、ガスを検出できるガス検知ユニットに置き換えられる。
【0061】
ガスを検出する検知装置において、被検出ガスが空気よりも重いガスであった場合には、ノズル部筐体20または筐体90の重心位置の調整において、ノズル部材が下方を向くようにすることが望ましい。このため、ノズル部筐体20または筐体90の重心位置は、把手部の中心位置よりもノズル部材が設けられる面の側に寄るように設定されることが望ましい。これにより、把手部を手で持った際に、ノズル部筐体20または筐体90が下方を向くので、ノズル部材を下方に向ける取り回し性を良好にすることができる。
【0062】
図9に示すT字ノズル部材50において、吸引口53は、側方延出部52の長さ方向に沿って複数が配置され、各吸引口53の形状及び径は同じであるが、この場合、根元部51に近い側の吸引口53での吸引量が大きく、先端側の吸引口53での吸引量が小さくなる可能性があるので、根元部51に近い側の吸引口53の径を、先端側の吸引口53の径よりも小さくし、吸引量が各吸引口53で均一になるようにすることもできる。また、吸引口53の形状も、円形状に限らず、方形状など他の形状であってもよい。さらには、図8に示すU字ノズル部材45においても、吸引口48の径及び形状を同様に変更することができる。
【0063】
図13及び図14に示す車輪部材49,54に替えて、ノズル部材の天井面と接する位置に、低摩擦素材を配置することもできる。低摩擦素材は、表面が円滑な樹脂材等からなり、ノズル部材の天井面と対向する面に配置されて、天井面側に突出する。低摩擦素材の角部は面取り形状となっており、天井面に引っ掛からないようにする。低摩擦素材を天井面に当接させることで、ノズル部材と天井面との間隔を一定に保ちつつ、ノズル部材を天井面の面方向に円滑に移動させることができる。
【0064】
また、ノズル部材の先端部の吸引口近傍に、マイクロスイッチなどからなる作動スイッチを設けてもよい。作動スイッチは、制御部30に接続され、押圧によりオフからオンに切り替わる。ノズル部材の先端部を検出対象に近づけ、吸引口近傍の作動スイッチが検出対象に当接してオンになったら、吸引ユニット32を動作させて煙検知ユニット31に空気を吸引する。これにより、検出対象に吸引口が近づいた際にのみ、吸引ユニット32を動作させることができるので、電池の消費を抑えることができる。
【0065】
また、ノズル部材の先端部に別のノズル部を取付けるようにしてもよい。図17には、直線ノズル部材40に対して取付可能なノズル部の分解図を示している。図17(a)は、直線ノズル部材40の先端部に先端U字ノズル部95を取付可能とした場合を示している。先端U字ノズル部95は、U字ノズル部材45のU字状部47に相当する部分と、直線ノズル部材40の先端部に取付けられる部分とを有している。直線ノズル部材40に先端U字ノズル部95を取付けることで、直線ノズル部材40にU字ノズル部材45と同様の機能を持たせることができる。
【0066】
図17(b)は、直線ノズル部材40の先端部に先端T字ノズル部96を取付可能とした場合を示している。先端T字ノズル部96は、T字ノズル部材50の側方延出部52に相当する部分と、直線ノズル部材40の先端部に取付けられる部分とを有している。直線ノズル部材40に先端T字ノズル部96を取付けることで、直線ノズル部材40にT字ノズル部材50と同様の機能を持たせることができる。
【0067】
また、制御部30において、吸引ユニット32の吸引ファンの制御を以下のように行うこともできる。各ノズル部材には、ノズル部筐体20に取付けられた際に制御部30がノズル部材の種類を判別できる判別部を有している。判別部は、例えばノズル部材の種類ごとに異なる情報を記憶したメモリによって構成することができる。制御部30は、ノズル部筐体20に取付けられたノズル部材の種類に応じて、吸引する空気の流速を変化させる。例えば、ノズル部材がU字ノズル部材45であった場合、U字ノズル部材45は吸引口48を複数有しているので、吸引する空気の流速が直線ノズル部材40の場合よりも大きくなるように吸引ファンを制御する。これにより、各吸引口48から吸引する空気の流量を十分に確保できる。また、ノズル部材がT字ノズル部材50であった場合にも、T字ノズル部材50は吸引口53を複数有しているので、吸引する空気の流速を大きくする。
【符号の説明】
【0068】
1 本体部
2 ノズル部
3 ホース部材
10 本体部筐体
11 本体把手部
12 警報表示部
13 電源スイッチ
14 リセットスイッチ
15 ホース接続部
16 排出口
20 ノズル部筐体
21 ホース接続部
22 ノズル接続部
23 ノズル把手部
24 煙濃度表示部
30 制御部
31 煙検知ユニット
32 吸引ユニット
33 伝送部
34 電源部
35 電源回路部
40 直線ノズル部材
41 パイプ部
42 吸引口
45 U字ノズル部材
46 根元部
47 U字状部
48 吸引口
49 車輪部材
50 T字ノズル部材
51 根元部
52 側方延出部
53 吸引口
54 車輪部材
60 多段伸縮ノズル部材
61 第1パイプ部材
62 第2パイプ部材
63 第3パイプ部材
64 第4パイプ部材
65 吸引口
70 蛇腹伸縮ノズル部材
71 根元部
72 蛇腹部
73 先端部
74 吸引口
80 配管
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】