(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO2013099101
(43)【国際公開日】20130704
【発行日】20150430
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、プログラム、アプリケーション情報テーブル供給装置およびアプリケーション情報テーブル供給方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/45 20110101AFI20150403BHJP
   H04N 21/435 20110101ALI20150403BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20150403BHJP
   H04H 20/30 20080101ALI20150403BHJP
   H04H 60/13 20080101ALI20150403BHJP
   H04H 60/82 20080101ALI20150403BHJP
   H04H 20/93 20080101ALI20150403BHJP
【FI】
   !H04N21/45
   !H04N21/435
   !G06F13/00 520F
   !H04H20/30
   !H04H60/13
   !H04H60/82
   !H04H20/93
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】28
【出願番号】2013530469
(21)【国際出願番号】JP2012007527
(22)【国際出願日】20121122
(11)【特許番号】5516826
(45)【特許公報発行日】20140611
(31)【優先権主張番号】2011286944
(32)【優先日】20111227
(33)【優先権主張国】JP
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KM,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC
(71)【出願人】
【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニー株式会社
【住所又は居所】東京都港区港南1丁目7番1号
(74)【代理人】
【識別番号】100104215
【弁理士】
【氏名又は名称】大森 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100117330
【弁理士】
【氏名又は名称】折居 章
(74)【代理人】
【識別番号】100168181
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 哲平
(74)【代理人】
【識別番号】100170346
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 望
(74)【代理人】
【識別番号】100168745
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 彩子
(74)【代理人】
【識別番号】100176131
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 慎太郎
(72)【発明者】
【氏名】北原 淳
【住所又は居所】東京都港区港南1丁目7番1号 ソニー株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】北里 直久
【住所又は居所】東京都港区港南1丁目7番1号 ソニー株式会社内
【テーマコード(参考)】
5B084
5C164
【Fターム(参考)】
5B084AA01
5B084AA02
5B084AA05
5B084AA12
5B084AB04
5B084AB06
5B084AB19
5B084AB31
5B084AB32
5B084BA03
5B084BB12
5B084CD13
5B084CF12
5B084DB08
5B084DC13
5C164FA04
5C164MA08S
5C164UB10P
5C164UB24S
5C164UB26S
5C164UC41P
(57)【要約】
【課題】放送コンテンツとともに処理されるアプリケーションの供給の安定を図る。
【解決手段】情報処理装置は、放送コンテンツを受信し処理する放送コンテンツ処理部と、放送コンテンツとともに処理可能なアプリケーションをサーバより取得するための要求毎に、ランダムなタイミングを算出するための第1の情報が格納されたアプリケーション情報テーブルを取得し、第1の情報をもとに、アプリケーションを取得するための要求を送信するタイミングを算出するコントローラとを具備する。
【選択図】図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送コンテンツを受信し処理する放送コンテンツ処理部と、
前記放送コンテンツとともに処理可能なアプリケーションをサーバより取得するための要求毎に、ランダムなタイミングを算出するための第1の情報が格納されたアプリケーション情報テーブルを取得し、前記第1の情報をもとに、前記アプリケーションを取得するための要求を送信するタイミングを算出するコントローラと
を具備する情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記アプリケーション情報テーブルには、前記第1の情報にもとづく処理の有効期間に関する第2の情報が格納され、
前記コントローラは、前記第2の情報をもとに、前記第1の情報にもとづく処理の実行のオンオフを判定する
情報処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理装置であって、
前記コントローラは、前記第2の情報をもとに前記処理の有効期間が過ぎているかどうかを判定し、過ぎている場合には、前記第1の情報にもとづく処理をキャンセルして前記前記アプリケーションを取得するための要求を送信する
情報処理装置。
【請求項4】
放送コンテンツ処理部が、放送コンテンツを受信して処理し、
コントローラが、前記放送コンテンツとともに処理可能なアプリケーションをサーバより取得するための要求毎に、ランダムなタイミングを算出するための第1の情報が格納されたアプリケーション情報テーブルを取得し、前記第1の情報をもとに、前記アプリケーションを取得するための要求を送信するタイミングを算出する
情報処理方法。
【請求項5】
放送コンテンツを受信し処理する放送コンテンツ処理部と、
前記放送コンテンツとともに処理可能なアプリケーションをサーバより取得するための要求毎に、ランダムなタイミングを算出するための第1の情報が格納されたアプリケーション情報テーブルを取得し、前記第1の情報をもとに、前記アプリケーションを取得するための要求を送信するタイミングを算出するコントローラ
としてコンピュータを機能させるプログラム。
【請求項6】
放送コンテンツとともに処理可能なアプリケーションをサーバより取得するための要求毎に、ランダムなタイミングを情報処理装置に算出させるための第1の情報が格納されたアプリケーション情報テーブルを前記情報処理装置に供給する供給部を有するアプリケーション情報テーブル供給装置。
【請求項7】
供給部が、放送コンテンツとともに処理可能なアプリケーションをサーバより取得するための要求毎に、ランダムなタイミングを情報処理装置に算出させるための第1の情報が格納されたアプリケーション情報テーブルを前記情報処理装置に供給するアプリケーション情報テーブル供給方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は、アプリケーション管理テーブルを用いて放送コンテンツに関連するアプリケーションを実行することが可能な情報処理装置、情報処理方法、プログラム、アプリケーション情報テーブル供給装置およびアプリケーション情報テーブル供給方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、放送コンテンツの再生と同時に、インターネット等のネットワークを通じて配信されるアプリケーションの実行を行うことを可能とする技術が知られている。このような技術として、ハイブリッドブロードバンド放送(Hybrid Broadcast Broadband TV、以下「HbbTV」と称する。)と呼ばれる技術が知られている。HbbTVの標準規格として、欧州では「ETSI TS 102 796」(非特許文献1参照。)が策定されている。また、我が国でもこれに準拠した標準規格「ARIB STD-B23」(非特許文献2参照。)が策定されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】ETSI(European Telecommunications Standards Institute)「ETSI TS 102 796 V1.1.1 (2010-06)」http://www.etsi.org/deliver/etsi_ts/102700_102799/102796/01.01.01_60/ts_102796v010101p.pdf(平成23年10月21日閲覧)
【非特許文献2】社団法人電波産業会「デジタル放送におけるアプリケーション実行環境 標準規格 ARIB STD-B23 1.2版」http://www.arib.or.jp/english/html/overview/doc/2-STD-B23v1_2.pdf(平成23年10月21日閲覧)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えばHbbTVなどのように、放送コンテンツの再生と同時にアプリケーションが実行されるシステムでは、アプリケーションの起動から終了までのライフサイクルが、放送コンテンツに重畳されたAITセクション(Application Information Table)と呼ばれるデータ構造によって管理される。AITセクションを取得した情報端末は、AITセクションに含まれるアプリケーションのロケーション情報をもとに、当該アプリケーションが格納されたサーバ(アプリケーションサーバ)にアクセスして、そのアプリケーションを取得し、この後、AITセクションに記述されたアプリケーション制御用のコードをもとにアプリケーションの制御を行う。
【0005】
放送より取得されるAITセクションは一斉に各ユーザの情報処理装置において取得される。このため、各ユーザの情報処理装置からアプリケーションサーバに対し、アプリケーションの取得要求が短い期間に集中してしまう傾向がある。このようにアプリケーションサーバへのアプリケーションの取得要求が短い期間に大量に集中すると、アプリケーションサーバの負荷の増大によって、最悪の場合にはサーバがダウンしてアプリケーションを各ユーザに提供できなくなるおそれがある。
【0006】
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、放送コンテンツとともに処理されるアプリケーションの供給の安定を図ることのできる情報処理装置、情報処理方法、プログラム、アプリケーション情報テーブル供給装置およびアプリケーション情報テーブル供給方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本技術に係る情報処理装置は、放送コンテンツを受信し処理する放送コンテンツ処理部と、前記放送コンテンツとともに処理可能なアプリケーションをサーバより取得するための要求毎に、ランダムなタイミングを算出するための第1の情報が格納されたアプリケーション情報テーブルを取得し、前記第1の情報をもとに、前記アプリケーションを取得するための要求を送信するタイミングを算出するコントローラとを具備する。
【0008】
前記アプリケーション情報テーブルには、前記第1の情報にもとづく処理の有効期間に関する第2の情報が格納され、前記コントローラは、前記第2の情報をもとに、前記第1の情報にもとづく処理の実行のオンオフを判定するものであってよい。
【0009】
前記コントローラは、前記第2の情報をもとに前記処理の有効期間が過ぎているかどうかを判定し、過ぎている場合には、前記第1の情報にもとづく処理をキャンセルして前記前記アプリケーションを取得するための要求を送信するものであってよい。
【0010】
本技術に係る情報処理方法は、放送コンテンツ処理部が、放送コンテンツを受信して処理し、コントローラが、前記放送コンテンツとともに処理可能なアプリケーションをサーバより取得するための要求毎に、ランダムなタイミングを算出するための第1の情報が格納されたアプリケーション情報テーブルを取得し、前記第1の情報をもとに、前記アプリケーションを取得するための要求を送信するタイミングを算出する。
【0011】
本技術に係るプログラムは、放送コンテンツを受信し処理する放送コンテンツ処理部と、前記放送コンテンツとともに処理可能なアプリケーションをサーバより取得するための要求毎に、ランダムなタイミングを算出するための第1の情報が格納されたアプリケーション情報テーブルを取得し、前記第1の情報をもとに、前記アプリケーションを取得するための要求を送信するタイミングを算出するコントローラとしてコンピュータを機能させるものである。
【0012】
本技術に係るアプリケーション情報テーブル供給装置は、放送コンテンツとともに処理可能なアプリケーションをサーバより取得するための要求毎に、ランダムなタイミングを情報処理装置に算出させるための第1の情報が格納されたアプリケーション情報テーブルを前記情報処理装置に供給する供給部を有する。
【0013】
本技術に係るアプリケーション情報テーブル供給方法は、供給部が、放送コンテンツとともに処理可能なアプリケーションをサーバより取得するための要求毎に、ランダムなタイミングを情報処理装置に算出させるための第1の情報が格納されたアプリケーション情報テーブルを前記情報処理装置に供給する。
【発明の効果】
【0014】
以上のように、本技術によれば、放送コンテンツとともに処理されるアプリケーションの供給の安定を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本実施形態の情報処理システムの概要を示す図である。
【図2】AITセクションのデータ構造を示す図である。
【図3】XML−AITのデータ構造を示す図である。
【図4】確率的適用遅延記述子のデータ構造を示す図である。
【図5】AITセクションおよびXML−AITに指定されるアプリケーション制御コードの定義を示す図である。
【図6】本実施形態の情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図7】AITセクションに基づくアプリケーションの起動の典型的な動作例を示す図である。
【図8】図7の動作例のフローチャートである。
【図9】本実施形態の情報処理システムの構成例を示す図である。
【図10】AITセクション使用時のアプリケーションサーバに対するアクセスの分散の動作例を示す図である。
【図11】図10の動作例のフローチャートである。
【図12】XML−AITを用いたアプリケーションの起動の典型的な動作例を示す図である。
【図13】図12の動作例のフローチャートである。
【図14】XML−AIT使用時のアプリケーションサーバ300に対するアクセスの分散の動作例を示す図である。
【図15】図14の動作例のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本技術の実施の形態を図面をもとに説明する。
<第1の実施形態>
[情報処理システム]
図1は、本実施形態の情報処理システムの概要を示す図である。
本実施形態の情報処理システム1は、放送設備100と、インターネットなどの第1のネットワーク200と、アプリケーションサーバ300と、XML−AITサーバ400と、エッジルータ500と、LAN(Local Area Network)などの第2のネットワーク600と、情報処理装置700とを有する。
【0017】
放送設備100(アプリケーション情報テーブル供給装置)は、例えば、地上波、衛星波、IP(Internet Protocol)ネットワークなどの通信媒体を介してデジタル放送信号を送信する。放送設備100は、映像、音声、字幕などの各ストリームが多重化されたAVストリームと、AVストリームに付随するデータなどが重畳されたいわゆる放送ストリームを送出する。AVストリームに付随するデータとしては、HTML、BMLなどなどのマークアップ言語、Java(登録商標)スクリプトなどのスクリプト言語で記述されたアプリケーション、アプリケーションを管理するための情報からなるAIT(Application Information Table)セクションなどが含まれる。すなわち、放送設備100は、AITセクションを情報処理装置700に供給する供給部101を備える。
【0018】
アプリケーションサーバ300は、第1のネットワーク200に接続可能とされ、第1のネットワーク200を通じて情報処理装置700に、放送ストリームとともに処理されるアプリケーションを提供する。
【0019】
XML−AITサーバ400(アプリケーション情報テーブル供給装置)は、第1のネットワーク200に接続可能とされ、第1のネットワーク200を通じて情報処理装置700に、アプリケーションサーバ300から提供されるアプリケーションを管理するためのXML(Extensible Markup Language)−AITを配信する。すなわち、XML−AITサーバ400は、XML−AITを情報処理装置700に供給する供給部401を備える。
【0020】
なお、アプリケーションサーバ300とXML−AITサーバ400は1つのサーバであってもよい。これらは、典型的なコンピュータシステムで構成される。具体的には、これらは、CPU(Central Processing Unit)、メインメモリ、ストレージ、ユーザインタフェースなどを備える。メインメモリには、XML−AITを情報処理装置700に供給するようにコンピュータシステムを動作させるプログラムなどが格納され、CPUはこのプログラムを実行することによって、XML−AITを情報処理装置700に供給する供給部401として機能する。
【0021】
エッジルータ500は、第1のネットワーク200と第2のネットワーク600とを接続するためのルータである。第2のネットワーク600は有線、無線を問わない。
【0022】
情報処理装置700は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、テレビジョン装置、ゲーム機、タブレット端末、オーディオ・ビデオ再生機器などであるが、具体的に製品形態は問わない。
情報処理装置700は、放送設備100からデジタル放送信号を受信し、復調してトランスポートストリームを得る。情報処理装置700は、このトランスポートストリームから放送ストリームを分離し、デコードして情報処理装置700に接続される表示部(図示せず)及びスピーカ部(図示せず)や、記録装置(図示せず)に出力することが可能である。
【0023】
なお、表示部、スピーカ部および記録装置はそれぞれ、情報処理装置700と一体であってもよいし、互いに独立した機器として直接又は第2のネットワーク600を介して情報処理装置700に接続されていてもよい。あるいは、表示部及びスピーカ部を有する機器(図示せず)が直接又は第2のネットワーク600を介して情報処理装置700に接続されていてもよい。
【0024】
また、情報処理装置700は、取得したトランスポートストリームからアプリケーションや、AITセクションを含むPSI/SIを抽出し、当該AITセクションを解釈してアプリケーションの制御を行うことが可能である。情報処理装置700は、アプリケーションが可視的なアプリケーションである場合には、このアプリケーションの実行により生成された映像信号を、上記放送コンテンツの映像信号及び字幕信号と合成して表示部に出力することが可能である。
【0025】
さらに、情報処理装置700は、第1のネットワーク200、エッジルータ500及び第2のネットワーク600を通じて、アプリケーションサーバ300からアプリケーションを取得することができる。同様に情報処理装置700は、XML−AITサーバ400からXML−AITのファイルを取得することができる。情報処理装置700は、取得したXML−AITを解釈して、アプリケーションサーバ300から取得したアプリケーションや放送を通じて取得したアプリケーションを制御することが可能である。
【0026】
[アプリケーション]
ここで、アプリケーションについて説明する。アプリケーションは、放送設備100およびアプリケーションサーバ300から情報処理装置700に提供される。アプリケーションは、例えばHTML(Hyper Text Markup Language)文書、BML文書(Broadcast Markup Language)、MHEG文書(Multimedia and Hypermedia information coding)、Java(登録商標)スクリプト、静止画ファイル、動画ファイルなどで構成される。
【0027】
アプリケーションは可視的なものであっても不可視的なものであってもよい。可視的なアプリケーションとは、画面を通じてその状態をユーザが視ることのできるアプリケーションである。不可視的なアプリケーションは、画面を通じてその状態をユーザが視ることのできないアプリケーションである。例えば、ブラウザがユーザに不可視の透明な状態で起動中であるときに利用されるアプリケーションや、視聴率調査などを目的として情報処理装置にて視聴された放送コンテンツを特定するための情報や視聴時間を記録して特定のサーバに配信したりするアプリケーションなどが考えられる。
【0028】
また、アプリケーションは、情報処理装置700のユーザの操作に従って提示する情報や機能を変えることができる双方向型アプリケーションでもよいし、ユーザに対して一方向に情報を提示するアプリケーションでもよい。
【0029】
[AITセクション及びXML−AITのデータ構造]
ここで、放送設備100からAITセクションとして伝送されるAITのデータ構造と、アプリケーションサーバ300から提供されるXML−AITのデータ構造について説明する。
【0030】
図2は、AITのデータ構造を示す図である。
このAITは、アプリケーションに関する種々の情報や、アプリケーションを制御するためのアプリケーション制御コード等が格納されるテーブルである。具体的には、AITには、テーブルID、セクションシンタックス指示、セクション長、アプリケーション形式、バージョン番号、カレントネクスト指示、セクション番号、最終セクション番号、共通記述子ループ長、アプリケーション情報ループ長、アプリケーション識別子、アプリケーション制御コード11、アプリケーション記述子ループ長、アプリケーション記述子12等が格納される。アプリケーション記述子12には、アプリケーションサーバ300への負荷を分散させることを目的とした確率的適用遅延記述子を記述することが可能とされている。この確率的適用遅延記述子については後で詳細を説明する。
【0031】
図3は、XML−AITのデータ構造を示す図である。
このXML−AITには、アプリケーション毎の、アプリケーション名、アプリケーション識別子、アプリケーション記述子、アプリケーションタイプ、アプリケーション制御コード21、アプリケーションの可視性、現在のサービス内でのみ有効かを示すフラグ、アプリケーションの優先度、アプリケーションのバージョン、プラットフォームプロファイルにあわせたバージョン、アイコン、ストレージ機能の性能、トランスポートプロトコル記述子、アプリケーションロケーション記述子、アプリケーションバウンダリ記述子、アプリケーションスペシフィック記述子、アプリケーションユーセジ記述子、そして確率的適用遅延記述子22などが記述される。この確率的適用遅延記述子22は、AITのアプリケーション記述子12に記述可能な確率的適用遅延記述子と同じである。
【0032】
上記のAITおよびXML−AITのデータ構造において、確率的適用遅延記述子はアプリケーションサーバ300の負荷を時間的に分散させることを目的として本技術に係る実施形態のシステムから新規に導入された情報である。
【0033】
図4は確率的適用遅延記述子(randomized latency descriptor)のデータ構造を示す図である。
確率的適用遅延記述子は、当該確率的適用遅延記述子を識別する記述子タグ(descriptor_tag)、記述子長(descriptor_length)、アプリケーションサーバ300へのアクセスを分散させる時間の範囲(range)、アクセスタイミングの分散数(rate)、アクセスの分散を終了させる絶対時間(randomize_end_time)とその長さ(randomize_end_time_length)などで構成される。
【0034】
ここで、範囲(range)、分散数(rate)は、放送コンテンツとともに処理可能なアプリケーションをサーバより取得するための要求毎に、ランダムなタイミングを算出するための第1の情報に相当する。
また、絶対時間(randomize_end_time)は、上記の第1の情報にもとづく処理の有効期間に関する第2の情報に相当する。
【0035】
[アプリケーション制御コードの定義]
アプリケーションのライフサイクルは、AITセクション及びXML−AITに格納されるアプリケーション制御コード11、21をもとに、情報処理装置700によって動的に制御される。
図5はAITセクションのAIT及びXML−AITに格納されるアプリケーション制御コード11、21の定義を示す図である。
同図に示すように、アプリケーション制御コードとしては、"AUTOSTART"、"PRESENT"、"DESTROY"、"KILL"、"PREFETCH"、"REMOTE"、"DISABLED"、"PLAYBACK_AUTOSTART"が標準規格上存在する。これらアプリケーション制御コードの定義は以下のとおりである。
"AUTOSTART"は、サービスの選択に伴いアプリケーションを自動で起動することを指示するコードである。アプリケーションが既に実行されている場合にはこの限りでない。
"PRESENT"は、サービスが選択されている間、アプリケーションを実行可能な状態とすることを指示するコードである。但し、対象のアプリケーションは、サービスの選択に伴って自動的にアプリケーションは起動されず、ユーザからの起動の指示を受けて起動される。
"DESTROY"は、アプリケーションの終了の許可を指示するコードである。
"KILL"は、アプリケーションの強制的な終了を指示するコードである。
"PREFETCH"は、アプリケーションのキャッシュを指示するコードである。
"REMOTE"は、現在のトランスポートストリームでは取得できないアプリケーションであることを示すコードである。そのアプリケーションは、別のトランスポートストリームあるいはキャッシュから取得して利用可能となる。
"DISABLED"は、アプリケーションの起動を禁止することを示すコードである。
"PLAYBACK_AUTOSTART"は、ストレージ(記録装置)に録画された放送コンテンツの再生に伴いアプリケーションを起動させるためのコードである。
【0036】
[第1の情報処理装置の構成]
図6は本実施形態の情報処理装置700の構成を示すブロック図である。
情報処理装置700は、放送インタフェース701、デマルチプレクサ702、出力処理部703、映像デコーダ704、音声デコーダ705、字幕デコーダ706、通信インタフェース707、アプリケーションコントローラ708(コントローラ)を有する。
【0037】
放送インタフェース701は、アンテナ及びチューナを有し、これらを用いてユーザにより選局されたデジタル放送信号を受信する。放送インタフェース701は、受信したデジタル放送信号に対して復調処理などを施して得たトランスポートストリームをデマルチプレクサ702に出力する。
【0038】
デマルチプレクサ702は、トランスポートストリームから放送コンテンツのストリームパケット、アプリケーションのパケット、AITセクションのパケットをそれぞれ分離する。デマルチプレクサ702は、放送コンテンツのストリームパケットから映像ES(Elementary Stream)、音声ES、字幕ESを分離する。デマルチプレクサ702は、映像ESを映像デコーダ704に、音声ESを音声デコーダ705に、字幕ESを字幕デコーダ706に、そしてアプリケーションのパケット、およびAITセクションを含むPSI/SI(Program Specific Information/Service Information)のパケットをアプリケーションコントローラ708にそれぞれ分配する。
【0039】
映像デコーダ704は、映像ESをデコードして映像信号を生成し、生成した映像信号を出力処理部703に出力する。音声デコーダ705は、音声ESをデコードして音声信号を生成し、生成した音声信号を出力処理部703に出力する。
字幕デコーダ706は、字幕ESをデコードして字幕信号を生成し、生成した字幕信号を出力処理部703に出力する。
【0040】
放送インタフェース701、デマルチプレクサ702、出力処理部703、映像デコーダ704、音声デコーダ705、字幕デコーダ706は、放送コンテンツを受信して処理する放送コンテンツ処理部である。
【0041】
通信インタフェース707は、LANなどの第2のネットワーク600を通じて外部の機器と通信を行うためのインタフェースである。通信インタフェース707は無線による通信、有線による通信を問わない。
【0042】
アプリケーションコントローラ708は、アプリケーションの制御に関する処理を行うコントローラである。
【0043】
出力処理部703は、映像デコーダ704からの映像信号、音声デコーダ705からの音声信号、字幕デコーダ706からの字幕信号及びアプリケーションコントローラ708からの映像信号や音声信号等を合成し、情報処理装置700に接続された記録装置(図示せず)、表示部及びスピーカ部(図示せず)に出力する。
【0044】
上記の情報処理装置700の少なくともアプリケーションコントローラ708を含む構成の一部または全ては、CPU(Central Processing Unit)およびメインメモリを有するコンピュータとプログラムとにより構成される。
【0045】
[情報処理システム1の動作]
次に、本実施形態の情報処理システム1の動作例を以下の順に説明する。
1.AITセクションに基づくアプリケーションの起動の典型的な動作例
2.AITセクション使用時のサーバアクセスの分散の動作例
3.XML−AITに基づくアプリケーションの起動の典型的な動作例
4.XML−AIT使用時のサーバアクセスの分散の動作例
【0046】
(1.AITセクションに基づくアプリケーションの起動の典型的な動作例)
図7はAITセクションに基づくアプリケーションの起動の典型的な動作例を示す図である。
図8は図7の動作例のフローチャートである。
【0047】
情報処理装置700は、例えばリモコンなどを使ってユーザにより選局された局の放送設備100から伝送される放送コンテンツを受信し、映像データ、音声データ、字幕データなどのデコード処理などを行って、情報処理装置700に接続された表示部及びスピーカ部に放送コンテンツを出力する(ステップS101)。
【0048】
具体的には、放送インタフェース701が、ユーザにより選局された局の放送設備100から放送コンテンツのデジタル放送信号を受信し、復調処理などを施して得たトランスポートストリームをデマルチプレクサ702に出力する。デマルチプレクサ702はトランスポートストリームから放送コンテンツのストリームパケットを分離し、さらに放送コンテンツのストリームパケットを映像ES、音声ES、字幕ESに分離する。分離された映像ES、音声ES、字幕ESはそれぞれ、映像デコーダ704、音声デコーダ705、字幕デコーダ706にてデコードされ、出力処理部703にて合成されて表示部及びスピーカ部に出力される。
【0049】
この例では、放送設備100から時刻T1に、アプリケーションApp1に関するAITが格納されたAITセクションが放送コンテンツに重畳して伝送される。このAITセクションにはアプリケーションApp1のロケーション情報と起動を指示するアプリケーション制御コード"AUTOSTART"が格納されている。ここで、アプリケーションApp1はアプリケーションサーバ300から取得される場合を想定しているため、ロケーション情報はそのアプリケーションサーバ300から当該アプリケーションApp1を取得するために必要な情報として、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)などの通信プロトコル情報とURL(Uniform Resource Locator)などで構成される。
【0050】
デマルチプレクサ702はトランスポートストリームからアプリケーションApp1のパケットとAITセクションのパケットを分離してアプリケーションコントローラ708に供給する。アプリケーションコントローラ708はAITセクションを取得すると(ステップS102)、これを解析する(ステップS103)。
【0051】
この動作例では、AITセクションのAITにアプリケーション制御コードとして"AUTOSTART"が記述されているので、アプリケーションコントローラ708は、当該AITセクションに記述されたロケーション情報をもとにアプリケーションサーバ300にアクセスしてアプリケーションApp1を取得し、これを起動させる(ステップS104のN、ステップS105のY、ステップS106)。起動されたアプリケーションApp1は、例えば、表示部に表示された放送番組Aの映像とともに可視化(提示)される。
【0052】
続いて、時刻T2にAITセクションの更新が発生したものとする。情報処理装置700のアプリケーションコントローラ708は、AITセクションのデータ構造の中のバーションナンバーをもとにAITセクションの更新が発生したことを知ることができる。ここで、更新されたAITセクションには、アプリケーションApp1の終了を指示するアプリケーション制御コード"DESTROY"または"KILL"と、次のアプリケーションApp2の起動を指示するアプリケーション制御コード"AUTOSTART"が記述されているものとする。
【0053】
情報処理装置700のアプリケーションコントローラ708は、新たなAITセクションを取得すると(ステップS102)、このAITセクションに記述された、アプリケーションApp1に対するアプリケーション制御コード"DESTROY"または"KILL"に従ってアプリケーションApp1を終了させる(ステップS104のY、エンド)。また、アプリケーションコントローラ708は、当該AITセクションにアプリケーションApp2に対するアプリケーション制御コードとして格納された"AUTOSTART"に従ってアプリケーションApp2を取得し(ステップS105のY、S106)、これを起動させる(ステップS105)。これにより、アプリケーションApp1に代わってアプリケーションApp2が放送番組Aの映像とともに提示される。
【0054】
なお、アプリケーションコントローラ708は、取得したAITセクションに"AUTOSTART"、"DESTROY"、"KILL"以外の次のアプリケーション制御コードが記述されている場合には、そのアプリケーション制御コードに従ってアプリケーションの状態を遷移させるなどの処理を行った後(ステップS107)、次のAITセクションを待機する。
【0055】
図7において、アプリケーションApp1およびアプリケーションApp2は放送番組の映像に対して領域を分けてL字形に表示されるものとしたが、必ずしも放送番組の映像と同時に表示される必要はなく、全画面に表示してもよい。また、放送番組の映像に対して領域を分けて表示するにしても、縦横に分離して表示したり、左右に分離して表示させるようにしてもよい。アプリケーションを全画面に表示させる場合、放送番組の映像が表示されなくなるが、この状態においても、放送インタフェース701のチューナは選局状態にあり、AITセクションを含む放送ストリームの受信状態が継続される。
【0056】
上記のように、アプリケーションを時間によって切り替えて情報処理装置700に提示させるサービスの具体的な態様としては、例えば、次のようなものが挙げられる。
1.歌手のコンサート全体を映す動画が主映像としてAVストリームで伝送される場合に、その様子を別の角度から撮影したり、歌手をズーム撮影したりした副映像、その歌手やコンサートに関する文字データなどの情報を提供するためのアプリケーション。
2.様々な国の言語によるスポーツ実況の音声や字幕を提供するためのアプリケーション。
3.目の不自由な人向けにAVストリームで伝送される映像の内容を音声で説明するためのオーディオディスクリプションのアプリケーション。
【0057】
(2.AITセクション使用時のサーバアクセスの分散の動作例)
次に、本実施形態の情報処理システム1において、複数の情報処理装置700からアプリケーションサーバ300へのアプリケーション取得要求の送信を、AITセクションのAITをもとに時間的に分散させる仕組みについて説明する。
AITセクションは、その性質上、同時刻、あるいは非常に短い期間の間に多数の情報処理装置にて受信されることが一般的である。図9に示すように、情報処理システム1においては、実際には多数の情報処理装置700A,700B,・・・が存在することから、各情報処理装置700A,700B,・・・がそれぞれAITセクションのAITに記述された内容に基づきアプリケーションを起動させようとした場合、そのアプリケーションを取得するためのアプリケーションサーバ300へのアクセスが集中することが考えられる。アプリケーションサーバ300へのアクセスが集中してアプリケーションサーバ300の負荷が過大になると、応答時間が増大したり、サービスが停止したりするおそれがある。
【0058】
本実施形態の情報処理システム1では、このような課題を解決するために、AITセクションのAITに、それぞれの情報処理装置700A,700B,・・・がアプリケーションサーバ300にアプリケーションを取得するためのアクセスを行うタイミングにずれを設けるための情報として、図4に示した確率的適用遅延記述子22を新規に導入した。
【0059】
図10は、図9に示した2台の情報処理装置700A、700Bの動作に絞って、AITセクション使用時のアプリケーションサーバ300に対するアクセスの分散の動作例を示す図である。
図11は図10の動作例のフローチャートである。
以降、一方の情報処理装置700Aを「第1の情報処理装置」、他方の情報処理装置700Bを「第2の情報処理装置」と呼ぶこととする。
【0060】
第1の情報処理装置700Aおよび第2の情報処理装置700Bはともに放送Aを選局して(ステップS201)、表示部に放送Aを表示させているものとする。
【0061】
この例では、放送設備100から時刻T1に、アプリケーションApp1に関するAITが格納されたAITセクションが放送コンテンツに重畳して伝送される。このAITセクションにはアプリケーションApp1のロケーション情報と起動を指示するアプリケーション制御コード"AUTOSTART"が格納されているものとする。
【0062】
第1の情報処理装置700Aおよび第1の情報処理装置700Aはそれぞれ、AITセクションをほぼ同時タイミングで受信し(ステップS202)、このAITセクションに格納されたAITを解析して(ステップS203)、解析結果をもとにアプリケーションApp1に関する制御を行う。
【0063】
ここで、第1の情報処理装置700Aおよび第1の情報処理装置700Aそれぞれのアプリケーションコントローラ708は、実行中のアプリケーションが存在している状況で、AITにアプリケーション制御コードとして"DESTROY"または"KILL"が記述されている場合には(ステップS204のY)、その実行中のアプリケーションを終了させる(エンド)。
【0064】
また、第1の情報処理装置700Aおよび第1の情報処理装置700Aそれぞれのアプリケーションコントローラ708は、AITにアプリケーション制御コードとして"AUTOSTART"が記述されている場合には(ステップS205のY)、AITに記述された確率的適用遅延記述子22をもとにアプリケーションサーバ300に対するアプリケーションの取得要求を送信するタイミングを決定する処理を開始する。この処理については後で説明する。
【0065】
また、AITにアプリケーション制御コードとして"DESTROY"、"KILL"、"AUTOSTART"以外が記述されている場合には、そのアプリケーション制御コードに従ってアプリケーションの状態を遷移させる。(ステップS206)。この後、次のAITセクションの待機状態となる。
【0066】
ここで、AITに記述された確率的適用遅延記述子22をもとにアプリケーションサーバ300に対するアプリケーションの取得要求を送信するタイミングを決定する処理について説明する。
まず、アプリケーションコントローラ708は、受信したAITセクションのAITに確率的適用遅延記述子が記述されているかを調べる。当該確率的適用遅延記述子が記述されていない場合、アプリケーションコントローラ708はAITに記述されたアプリケーション制御コード"AUTOSTART"を実行する。すなわち、アプリケーションコントローラ708は、アプリケーションサーバ300に対して可及的に速やかにアプリケーションの取得要求を送信する。したがって、この場合には、アプリケーションサーバ300に対するアクセスの時間的な分散は行なわれない。
【0067】
確率的適用遅延記述子がAITに記述されている場合、アプリケーションコントローラ708は、確率的適用遅延記述子(randomized latency descriptor)22の中のアクセスの分散を終了させる時刻を示す絶対時間(randomize_end_time)と現在の時刻とを比較し、現在の時刻が絶対時間(randomize_end_time)を経過しているかどうかを判定する(ステップS207)。この判定の結果、現在の時刻が絶対時間(randomize_end_time)を経過している場合には(ステップS207のY)、アプリケーションコントローラ708はAITに記述されたアプリケーション制御コード"AUTOSTART"を実行する(ステップS211)。すなわち、絶対時間(randomize_end_time)により示される時刻より後は、アプリケーションサーバ300に対するアプリケーション取得要求の送信の時間的分散は行なわれないこととする。一方、現在の時刻が絶対時間(randomize_end_time)を経過していない場合(ステップS207のY)、アプリケーションコントローラ708はアプリケーションサーバ300に対するアプリケーション取得要求の送信の時間的分散を行うために、次のようにしてアプリケーションサーバ300に対するアプリケーション取得要求を送信するタイミングを次のようにして算出する(ステップS208)。
【0068】
まず、アプリケーションコントローラ708は、受信したAITの確率的適用遅延記述子(randomized latency descriptor)22の内から、アクセスタイミングの分散数(rate)を抽出し、1から(rate+1)の値の中でランダムに1つの整数値Nを決定する。続いて、アプリケーションコントローラ708は、受信したAITの確率的適用遅延記述子(randomized latency descriptor)22の内から、アプリケーションサーバ300へのアクセスを分散させる時間の範囲(range)の値を取り出す。そして、アプリケーションコントローラ708は、整数値Nおよび範囲(range)から以下の計算式(1)を用いて、アプリケーション取得要求の送信タイミング(LatencyPeriod)を算出する。
LatencyPeriod = (N−1)×range/rate ・・・(1)
ここで、第1の情報処理装置700Aにて算出されたLatencyPeriodが図10のTd1に相当し、第2の情報処理装置700Bにて算出されたLatencyPeriodが図10のTd2に相当する。これにより、第1の情報処理装置700Aと第2の情報処理装置700Bのそれぞれからアプリケーション取得要求が送信されるタイミングに高い確率で3ずれが確保される。
【0069】
なお、ここでは上記の確率的適用遅延記述子とこれに基づく計算方法を例示したが、本技術はこの例示にしたものに限定されるものではない。複数の情報処理装置からのアプリケーション取得要求の送信タイミングにずれを設けることができれば、どのような記述子と計算方法を採用してもよい。また、現在時刻が、確率的適用遅延記述子(randomized latency descriptor)22の内の絶対時間(randomize_end_time)を経過していない間だけアプリケーション取得要求の送信のタイミングを分散させることとしたが、絶対時間(randomize_end_time)に代えてXML−AITの取得タイミングからの経過上限時間を採用するようにしてもよい。
【0070】
この後、第1の情報処理装置700Aおよび第2の情報処理装置700Bそれぞれのアプリケーションコントローラ708は、各々で算出されたタイミングでアプリケーションサーバ300に対してアプリケーション取得要求を送信する。アプリケーションサーバ300は、それぞれのアプリケーション取得要求に対して、対応するアプリケーションApp1を応答する。第1の情報処理装置700Aおよび第2の情報処理装置700Bそれぞれのアプリケーションサーバ300は、アプリケーションApp1を取得すると、AITに記述されたアプリケーション制御コード"AUTOSTART"に従ってアプリケーションApp1を起動させる(ステップS209)。
【0071】
その後、アプリケーションコントローラ708は、取得したAITセクションのAITに記述された"AUTOSTART"以外の次のアプリケーション制御コードが記述されている場合には、これに従ってアプリケーションApp1の状態を遷移させる(ステップS210)。そしてアプリケーションコントローラ708は、次のAITセクションの待機状態となる。
【0072】
(3.XML−AITに基づくアプリケーションの起動の典型的な動作例)
次に、インターネットなどの通信により取得されるXML−AITに基づくアプリケーションの起動の典型的な動作例を説明する。
図12はXML−AITを用いたアプリケーションの起動の典型的な動作例を示す図である。
図13は図12の動作例に関するフローチャートである。
【0073】
本動作例において、ユーザによるリモコンの操作による放送の選局からAITセクションに基づくアプリケーションの制御までの動作は、上記の1.AITセクションに基づくアプリケーションの起動の典型的な動作例と基本的には同じである。
【0074】
この動作例では、提示中のアプリケーションApp1に、次に提示させるアプリケーションApp2用のXML−AITを情報処理装置700に取得させるためのcreateApplication()関数などを含むスクリプトが組み込まれている場合を想定している。createApplication()関数には、引数として、そのアプリケーションApp2用のXML−AITにアクセスするために必要な通信プロトコルに関する情報とXML−AITのロケーション情報などが記述されている。
【0075】
第1の情報処理装置700Aおよび第1の情報処理装置700Aそれぞれにおいて、アプリケーションApp1の提示中、ユーザからの指示あるいは時間など所定の条件が成立すると(ステップS309のY)、アプリケーションApp1に組み込まれた上記のスクリプトが実行されることによって、アプリケーションコントローラ708は、新たなXML−AITをXML−AITサーバ400から取得し(ステップS310)、解析する(ステップS311)。
【0076】
この新たなXML−AITには、アプリケーションApp1の終了を指示するアプリケーション制御コード"DESTROY"または"KILL"と、アプリケーションApp2の起動を指示するアプリケーション制御コード"AUTOSTART"が記述されていることとする。
【0077】
第1の情報処理装置700Aおよび第1の情報処理装置700Aのそれぞれにおいて、アプリケーションコントローラ708は、XML−AITに記述されたアプリケーションApp1に対するアプリケーション制御コード"DESTROY"または"KILL"に従ってアプリケーションApp1を終了させる(ステップS314)。さらに、アプリケーションコントローラ708は、XML−AITに記述されたアプリケーションApp2に対するアプリケーション制御コード"AUTOSTART"に従って(ステップS312のY)、そのXML−AITに記述されたアプリケーションApp2のロケーション情報をもとにアプリケーションサーバ300からアプリケーションApp2を取得し、これを起動させる(ステップS313)。
【0078】
その後、アプリケーションコントローラ708は、XML−AITに記述された次のアプリケーション制御コードに従ってアプリケーションApp2の状態を遷移させる(ステップS314)。この後、次のAITセクションの待機状態となる。
【0079】
(4.XML−AIT使用時のサーバアクセスの分散の動作例)
次に、本実施形態の情報処理システム1において、複数の情報処理装置700からアプリケーションサーバ300へのアプリケーション取得要求の送信を、XML−AITをもとに時間的に分散させる動作について説明する。
XML−AITは、インターネットを通じて通信により情報処理装置700に伝送される。このため、AITセクションに比較すれば、アプリケーションサーバ300の負荷の時間的な集中が発生する確率は低い。しかしながら、AITセクションのAITによりライフサイクルの制御が行われるアプリケーション(例えば上記のアプリケーションApp1)に組み込まれたcreateApplication()関数などを含むスクリプトが、絶対時間などの時間的な条件によって複数の情報処理装置700上で同時に実行されるような場合も考えられる。このような場合には、やはり複数の情報処理装置700がアプリケーションサーバ300に対してほぼ同時にアプリケーション取得要求を送信し、アプリケーションサーバ300の負荷が増大することか考えられる。
【0080】
そこで、本実施形態の情報処理システム1では、XML−AITにも図4に示した確率的適用遅延記述子22を新規に導入した。
【0081】
図14はXML−AIT使用時のアプリケーションサーバ300に対するアクセスの分散の動作例を示す図である。
図15は図14の動作例のフローチャートである。
【0082】
本動作例において、複数の情報処理装置700からアプリケーションサーバ300へのアプリケーション取得要求の送信を、XML−AITをもとに時間的に分散させる動作は、AITセクションのAITをもとにした動作と基本的には同じである。
【0083】
この動作例においても、提示中のアプリケーションApp1に、次に提示させるアプリケーションApp2用のXML−AITを情報処理装置700に取得させるためのcreateApplication()関数などを含むスクリプトが組み込まれている場合が想定されている。
【0084】
第1の情報処理装置700Aおよび第1の情報処理装置700Aそれぞれにおいて、アプリケーションApp1の提示中、ユーザからの指示あるいは時間など所定の条件が成立すると(ステップS409のY)、アプリケーションApp1に組み込まれた上記のスクリプトが実行されることによって、アプリケーションコントローラ708は、新たなXML−AITをXML−AITサーバ400から取得し(ステップS410)、解析する(ステップS411)。
【0085】
この新たなXML−AITには、アプリケーションApp1の終了を指示するアプリケーション制御コード"DESTROY"または"KILL"と、アプリケーションApp2の起動を指示するアプリケーション制御コード"AUTOSTART"が記述されていることとする。
【0086】
第1の情報処理装置700Aおよび第1の情報処理装置700Aのそれぞれにおいて、アプリケーションコントローラ708は、XML−AITに記述されたアプリケーションApp1に対するアプリケーション制御コード"DESTROY"または"KILL"に従ってアプリケーションApp1を終了させる(ステップS417)。
【0087】
また、アプリケーションコントローラ708は、XML−AITにアプリケーションApp2に対するアプリケーション制御コードとして"AUTOSTART"が記述されている場合には(ステップS412のY)、取得したXML−AITに記述された確率的適用遅延記述子(randomized latency descriptor)22をもとにアプリケーションサーバ300に対するアプリケーション取得要求を送信するタイミングを算出する(ステップS415)。具体的なタイミング算出方法は、上記の2.AITセクション使用時のサーバアクセスの分散の動作例で示した通りである。これにより、第1の情報処理装置700Aと第2の情報処理装置700Bのそれぞれからアプリケーション取得要求が送信されるタイミングにずれが確保される。
【0088】
この後、第1の情報処理装置700Aおよび第2の情報処理装置700Bそれぞれのアプリケーションコントローラ708は、各々で算出されたタイミングでアプリケーションサーバ300に対してアプリケーション取得要求を送信する。アプリケーションサーバ300は、それぞれのアプリケーション取得要求に対して、対応するアプリケーションApp2を応答する。第1の情報処理装置700Aおよび第2の情報処理装置700Bそれぞれのアプリケーションサーバ300は、アプリケーションApp2を取得すると、AITに記述されたアプリケーション制御コード"AUTOSTART"に従ってアプリケーションApp2を起動させる(ステップS416)。
【0089】
その後、アプリケーションコントローラ708は、取得したAITセクションのAITに記述された"AUTOSTART"以外の次のアプリケーション制御コードが記述されている場合には、これに従ってアプリケーションApp1の状態を遷移させる(ステップS417)。そしてアプリケーションコントローラ708は、次のAITセクションの待機状態となる。
【0090】
[実施形態の効果等]
本実施形態では、次のような効果が得られる。
1.AITセクションのAITおよびXML−AITに確率的適用遅延記述子(randomized latency descriptor)22を導入したことによって、複数の情報処理装置700からアプリケーションサーバ300に対するアプリケーション取得要求の送信のタイミングを分散させることができる。これにより、例えば、AITセクションおよびXML−AITが配信された直後などでのアプリケーションサーバ300の負荷を時間的に分散することができ、アプリケーションサーバ300の応答性および可用性の向上を図ることができる。
2.確率的適用遅延記述子(randomized latency descriptor)22の内の絶対時間(randomize_end_time)の記述子によって、アプリケーションサーバ300に対するアクセスを時間的に分散させるための処理が実施される期間(有効な期間)を任意に設定することができる。
【0091】
HbbTVの標準規格を前提とした実施形態を説明したが、本技術は、HbbTVの標準規格を前提とすることに必ずしも限定されるものではない。
【0092】
その他、本技術は、上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【符号の説明】
【0093】
1…情報処理システム
100…放送設備
101…供給部
300…アプリケーションサーバ
400…XML−AITサーバ
401…供給部
700…情報処理装置
701…放送インタフェース
702…デマルチプレクサ
703…出力処理部
704…映像デコーダ
705…音声デコーダ
706…字幕デコーダ
707…通信インタフェース
708…アプリケーションコントローラ
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】

【手続補正書】
【提出日】20140203
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送コンテンツを受信し処理する放送コンテンツ処理部と、
前記放送コンテンツとともに処理可能なアプリケーションを供給可能なサーバに対する前記アプリケーションの取得のためのアクセスのタイミングを分散させるための第1の情報と、有効期間に関する第2の情報が少なくとも格納されたアプリケーション情報テーブルを取得し、前記第1の情報をもとに前記サーバへのアクセスのタイミングを算出し、前記第2の情報をもとに、前記タイミングを算出する処理を行う期限を設定するコントローラと
を具備する情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記第1の情報が、前記サーバへのアクセスを分散させる時間の範囲(range)と、アクセス数の分散数(rate)の各情報を少なくとも含む
情報処理装置
【請求項3】
放送コンテンツ処理部が、放送コンテンツを受信して処理し、
コントローラが、前記放送コンテンツとともに処理可能なアプリケーションを供給可能なサーバに対する前記アプリケーションの取得のためのアクセスのタイミングを分散させるための第1の情報と、有効期間に関する第2の情報が少なくとも格納されたアプリケーション情報テーブルを取得し、前記第1の情報をもとに前記サーバへのアクセスのタイミングを算出し、前記第2の情報をもとに、前記タイミングを算出する処理を行う期限を設定する
情報処理方法。
【請求項4】
放送コンテンツを受信し処理する放送コンテンツ処理部と、
前記放送コンテンツとともに処理可能なアプリケーションを供給可能なサーバに対する前記アプリケーションの取得のためのアクセスのタイミングを分散させるための第1の情報と、有効期間に関する第2の情報が少なくとも格納されたアプリケーション情報テーブルを取得し、前記第1の情報をもとに前記サーバへのアクセスのタイミングを算出し、前記第2の情報をもとに、前記タイミングを算出する処理を行う期限を設定するコントローラと
としてコンピュータを機能させるプログラム。
【請求項5】
放送コンテンツとともに処理可能なアプリケーションを情報処理装置に供給可能なサーバへのアクセスのタイミングを分散させるための第1の情報と、前記第1の情報をもとに前記情報処理装置が前記サーバへのアクセスのタイミングを算出する処理を行う有効期間に関する第2の情報が少なくとも格納されたアプリケーション情報テーブルを前記情報処理装置に供給する供給部を有するアプリケーション情報テーブル供給装置。
【請求項6】
供給部が、放送コンテンツとともに処理可能なアプリケーションを情報処理装置に供給可能なサーバへのアクセスのタイミングを分散させるための第1の情報と、前記第1の情報をもとに前記情報処理装置が前記サーバへのアクセスのタイミングを算出する処理を行う有効期間に関する第2の情報が少なくとも格納されたアプリケーション情報テーブルを前記情報処理装置に供給するアプリケーション情報テーブル供給方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0062】
第1の情報処理装置700Aおよび第2の情報処理装置700Bはそれぞれ、AITセクションをほぼ同時タイミングで受信し(ステップS202)、このAITセクションに格納されたAITを解析して(ステップS203)、解析結果をもとにアプリケーションApp1に関する制御を行う。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0063】
ここで、第1の情報処理装置700Aおよび第2の情報処理装置700Bそれぞれのアプリケーションコントローラ708は、実行中のアプリケーションが存在している状況で、AITにアプリケーション制御コードとして"DESTROY"または"KILL"が記述されている場合には(ステップS204のY)、その実行中のアプリケーションを終了させる(エンド)。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0064】
また、第1の情報処理装置700Aおよび第2の情報処理装置700Bそれぞれのアプリケーションコントローラ708は、AITにアプリケーション制御コードとして"AUTOSTART"が記述されている場合には(ステップS205のY)、AITに記述された確率的適用遅延記述子22をもとにアプリケーションサーバ300に対するアプリケーションの取得要求を送信するタイミングを決定する処理を開始する。この処理については後で説明する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0068】
まず、アプリケーションコントローラ708は、受信したAITの確率的適用遅延記述子(randomized latency descriptor)22の内から、アクセスタイミングの分散数(rate)を抽出し、1から(rate+1)の値の中でランダムに1つの整数値Nを決定する。続いて、アプリケーションコントローラ708は、受信したAITの確率的適用遅延記述子(randomized latency descriptor)22の内から、アプリケーションサーバ300へのアクセスを分散させる時間の範囲(range)の値を取り出す。そして、アプリケーションコントローラ708は、整数値Nおよび範囲(range)から以下の計算式(1)を用いて、アプリケーション取得要求の送信タイミング(LatencyPeriod)を算出する。
LatencyPeriod = (N−1)×range/rate ・・・(1)
ここで、第1の情報処理装置700Aにて算出されたLatencyPeriodが図10のTd1に相当し、第2の情報処理装置700Bにて算出されたLatencyPeriodが図10のTd2に相当する。これにより、第1の情報処理装置700Aと第2の情報処理装置700Bのそれぞれからアプリケーション取得要求が送信されるタイミングに高い確率でずれが確保される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0075】
第1の情報処理装置700Aおよび第2の情報処理装置700Bそれぞれにおいて、アプリケーションApp1の提示中、ユーザからの指示あるいは時間など所定の条件が成立すると(ステップS309のY)、アプリケーションApp1に組み込まれた上記のスクリプトが実行されることによって、アプリケーションコントローラ708は、新たなXML−AITをXML−AITサーバ400から取得し(ステップS310)、解析する(ステップS311)。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0077】
第1の情報処理装置700Aおよび第2の情報処理装置700Bのそれぞれにおいて、アプリケーションコントローラ708は、XML−AITに記述されたアプリケーションApp1に対するアプリケーション制御コード"DESTROY"または"KILL"に従ってアプリケーションApp1を終了させる(ステップS314)。さらに、アプリケーションコントローラ708は、XML−AITに記述されたアプリケーションApp2に対するアプリケーション制御コード"AUTOSTART"に従って(ステップS312のY)、そのXML−AITに記述されたアプリケーションApp2のロケーション情報をもとにアプリケーションサーバ300からアプリケーションApp2を取得し、これを起動させる(ステップS313)。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0084】
第1の情報処理装置700Aおよび第2の情報処理装置700Bそれぞれにおいて、アプリケーションApp1の提示中、ユーザからの指示あるいは時間など所定の条件が成立すると(ステップS409のY)、アプリケーションApp1に組み込まれた上記のスクリプトが実行されることによって、アプリケーションコントローラ708は、新たなXML−AITをXML−AITサーバ400から取得し(ステップS410)、解析する(ステップS411)。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0086】
第1の情報処理装置700Aおよび第2の情報処理装置700Bのそれぞれにおいて、アプリケーションコントローラ708は、XML−AITに記述されたアプリケーションApp1に対するアプリケーション制御コード"DESTROY"または"KILL"に従ってアプリケーションApp1を終了させる(ステップS417)。

【国際調査報告】