(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO2014050184
(43)【国際公開日】20140403
【発行日】20160822
(54)【発明の名称】電力開閉装置
(51)【国際特許分類】
   H02B 13/02 20060101AFI20160725BHJP
   H01H 33/66 20060101ALI20160725BHJP
【FI】
   !H02B13/04 K
   !H02B13/04 G
   !H02B13/04 A
   !H01H33/66 V
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】15
【出願番号】2014538216
(21)【国際出願番号】JP2013061180
(22)【国際出願日】20130415
(11)【特許番号】5693797
(45)【特許公報発行日】20150401
(31)【優先権主張番号】2012211717
(32)【優先日】20120926
(33)【優先権主張国】JP
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KM,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC
(71)【出願人】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
(74)【代理人】
【識別番号】100073759
【弁理士】
【氏名又は名称】大岩 増雄
(74)【代理人】
【識別番号】100088199
【弁理士】
【氏名又は名称】竹中 岑生
(74)【代理人】
【識別番号】100094916
【弁理士】
【氏名又は名称】村上 啓吾
(74)【代理人】
【識別番号】100127672
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 憲治
(72)【発明者】
【氏名】有岡 正博
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目7番3号 三菱電機株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】田中 直樹
【住所又は居所】東京都千代田区九段北一丁目13番5号 三菱電機エンジニアリング株式会社内
【テーマコード(参考)】
5G017
5G026
【Fターム(参考)】
5G017AA13
5G017BB01
5G017BB09
5G026RA07
5G026VA04
(57)【要約】
接地タンク内に配置され、操作機構部と連結される真空スイッチ管と、接地タンク内に配置されて、真空スイッチ管の可動側を支持する可動側絶縁支持物と、接地タンク内に配置されて、真空スイッチ管の固定側を支持する固定側絶縁支持物と、一方側は真空スイッチ管の可動側に接続されるとともに他方側は可動側碍管を介して接地タンクの上方に伸長配置される可動側端子導体と、一方側は真空スイッチ管の固定側に接続されるとともに他方側は固定側碍管を介して接地タンクの上方に伸長配置される固定側端子導体とを備えた電力開閉装置において、接地タンク内に配置され、真空スイッチ管の主回路に接続されるサージ抑制機器を設け、サージ抑制機器は、接地タンクの一部に設けた開口部に接地タンク内に突出するよう配設された円錐状絶縁物内に気密を保持して配置されるとともに、サージ抑制機器は、接地タンクの下方または側方に配置されたものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸心方向を水平方向に配置した接地タンクと、前記接地タンク内に水平方向に配置され、操作機構部と連結される真空スイッチ管と、前記接地タンク内に配置されて前記接地タンクに支持され、前記真空スイッチ管の可動側を支持する可動側絶縁支持物と、前記接地タンク内に配置されて前記接地タンクに支持され、前記真空スイッチ管の固定側を支持する固定側絶縁支持物と、一方側は前記接地タンクの壁部を貫通して前記真空スイッチ管の可動側に接続されるとともに他方側は可動側碍管を介して前記接地タンクの上方に伸長配置される可動側端子導体と、一方側は前記接地タンクの壁部を貫通して前記真空スイッチ管の固定側に接続されるとともに他方側は固定側碍管を介して前記接地タンクの上方に伸長配置される固定側端子導体とを備えた電力開閉装置において、前記接地タンク内に配置され、前記真空スイッチ管の主回路に接続されるサージ抑制機器を設け、前記サージ抑制機器は、前記接地タンクの一部に設けた開口部に前記接地タンク内に突出するよう配設された円錐状絶縁物内に気密を保持して配置されるとともに、前記サージ抑制機器は、前記接地タンクの下方または側方に配置されたことを特徴とする電力開閉装置。
【請求項2】
前記サージ抑制機器の端子は、接地線により点検用端子に接続されたことを特徴とする請求項1に記載の電力開閉装置。
【請求項3】
前記サージ抑制機器は、前記接地タンクに気密を保持して摺動できるものとし、前記サージ抑制機器と前記主回路とを接離可能としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力開閉装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、電力開閉装置に関し、接地タンク内に避雷器などのサージ抑制機器を電力開閉装置の主回路部と接離可能となるように取り付けるようにした電力開閉装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、電力開閉装置においては、優れた遮断性能を有する真空中で電流遮断を行なうために、回路の電流値が数Aまで減少すると電流を遮断する裁断現象が発生するために、この裁断現象によって回路電圧の数倍の開閉サージが発生することが知られている。
【0003】
このため、電力開閉装置の開閉サージによる絶縁劣化、絶縁破壊が懸念される機器が電力系統に使用されている場合には、電力開閉装置と前記電力機器との間に、避雷器やサージアブソーバなどのサージ抑制機器が設置されているが、サージ抑制機器は、他の設備と十分な絶縁距離を確保して設置する必要があるため、変電所等の面積が大きくなることが問題点であり、十分な面積がない変電所では、サージ抑制機器を設置できないために電力開閉装置が採用されないことも問題点としてあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−94636号公報
【特許文献2】特開2006−165436号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した従来の電力開閉装置は、電力開閉装置が接続された電力系統内にある変圧器、リアクトル、ケーブルなどの電力機器の絶縁劣化の加速および、最悪のケースでは電力機器内で絶縁破壊が発生するという問題点があった。
また、電力開閉装置の開閉サージによる絶縁劣化、絶縁破壊が懸念される機器が電力系統に使用されている場合には、電力開閉装置と前記電力機器との間に、避雷器やサージアブソーバなどのサージ抑制機器が設置されているが、サージ抑制機器は、他の設備と十分な絶縁距離を確保して設置する必要があるため、変電所等の面積が大きくなることが問題点であり、十分な面積がない変電所では、サージ抑制機器を設置できないために電力開閉装置が採用されないことも問題点としてあった。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、単体電力開閉装置の占有スペースを増やすことなく、サージ抑制機器を設けて自己および他の機器のサージによる誤作動を防止すると共に、サージ電圧による絶縁劣化を抑制する電力開閉装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明に係わる電力開閉装置は、軸心方向を水平方向に配置した接地タンクと、前記接地タンク内に水平方向に配置され、操作機構と連結される真空スイッチ管と、前記接地タンク内に配置されて前記接地タンクに支持され、前記真空スイッチ管の可動側を支持する可動側絶縁支持物と、前記接地タンク内に配置されて前記接地タンクに支持され、前記真空スイッチ管の固定側を支持する固定側絶縁支持物と、一方側は前記接地タンクの壁部を貫通して前記真空スイッチ管の可動側に接続されるとともに他方側は可動側ブッシングを介して前記接地タンクの上方に伸長配置される可動側端子導体と、一方側は前記接地タンクの壁部を貫通して前記真空スイッチ管の固定側に接続されるとともに他方側は固定側ブッシングを介して前記接地タンクの上方に伸長配置される固定側端子導体とを備えた電力開閉装置において、前記接地タンク内に配置され、前記真空スイッチ管の主回路に接続されるサージ抑制機器を設け、前記サージ抑制機器は、前記接地タンクの一部に設けた開口部に前記接地タンク内に突出するよう配設された円錐状絶縁物内に気密を保持して配置されるとともに、前記サージ抑制機器は、前記接地タンクの下方または側方に配置されたものである。
【発明の効果】
【0008】
この発明に係わる電力開閉装置によれば、電力開閉装置の開閉サージ保護のためにサージ抑制機器が必要な場合においても、サージ抑制機器設置のために別に設置スペースを確保する必要が無いなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】この発明の実施の形態1に係わる電力開閉装置を示す断面図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係わる電力開閉装置の要部を示す断面図である。
【図3】この発明の実施の形態2に係わる電力開閉装置を一部断面で示す正面図である。
【図4】この発明の実施の形態3に係わる電力開閉装置を示す断面図である。
【図5】この発明の実施の形態3に係わる電力開閉装置の要部を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1および図2に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。
1は例えば真空遮断器のような電力開閉装置を示す。電気的に接地された円筒状の接地タンク2は、軸心方向を水平方向に配置されて設置されており、軸方向両端部の上方にはそれぞれほぼ径方向に可動側端子引出口2aおよび固定側端子引出口2bが形成されている。また、接地タンク2の軸方向両端部の例えば下方側にはそれぞれ開口部2cおよび開口部2dが形成されている。なお、接地タンク2内には、絶縁性ガスとして、乾燥空気や窒素、二酸化炭素、SF6ガスといった絶縁性ガスが高圧力で封入されている。
【0011】
接地タンク2の可動側端子引出口2aの延長部には可動側碍管16aが可動側区画ブッシング18aを介して気密に取り付けられており、可動側端子引出口2aの延長部周囲には可動側変流器20aが配置しており、可動側変流器20aを覆うように可動側変流器カバー19aを取り付けている。
また、固定側端子引出口2bの延長部には固定側碍管16bが固定側区画ブッシング18bを介して気密に取り付けられており、固定側端子引出口2bの延長部周囲には固定側変流器20bが配置しており、固定側変流器20bを覆うように固定側変流器カバー19bを取り付けている。
【0012】
接地タンク2内に水平方向に配置され、操作機構部22と連結して操作される真空スイッチ管10はセラミック等の絶縁材料からなる筒状に構成された絶縁筒と、この絶縁筒内に収容され固定接点11aを一端に保持する固定接点側導体11と、この固定接点側導体11と接離可能に設けられ可動接点12aを一端に保持する可動接点側導体12とで構成されている。
接地タンク2の外部には固定接点11aと可動接点12aとを接離し開閉する操作機構部22が設けられている。操作機構部22は可動接点側導体12を水平方向に移動させることで、固定接点11aと可動接点12aを接離させこの電力開閉装置の主回路を開閉する。
【0013】
真空スイッチ管10の両端には、真空スイッチ管10の両端部の外周を囲うように可動側絶縁シールド24aおよび固定側絶縁シールド24bが設けられている。そして、接地タンク2内に配置されて接地タンク2に支持され、真空スイッチ管10の可動側を支持する可動側絶縁支持物23aと、接地タンク2内に配置されて接地タンク2に支持され、真空スイッチ管10の固定側を支持する固定側絶縁支持物23bとを設けている。
また、可動側接続導体21a内には真空スイッチ管10の可動接点側導体12が配置され、可動接点側導体12と可動側区画ブッシング18aの可動側中心導体17aの端部とを可動側つなぎ導体100で接続する。固定側接続導体21bには真空スイッチ管10の固定接点側導体11が配置され、固定接点側導体11と固定側区画ブッシング18bの固定側中心導体17bの端部とを固定側つなぎ導体101で接続する。
【0014】
可動側碍管16aの内部の可動側中心導体17aが真空スイッチ管10の可動側つなぎ導体100に接続され、固定側碍管16bの内部の固定側中心導体17bが真空スイッチ管10の固定側つなぎ導体101に接続されている。
可動側つなぎ導体100の一方は可動側絶縁シールド24aを貫通して真空スイッチ管10の可動側に接続されており、固定側つなぎ導体101の一方は固定側絶縁シールド24bを貫通して真空スイッチ管10の固定側に接続されている。
可動接点側導体12の他方は可動側絶縁支持物23aによって接地タンク2に電気的に絶縁した状態でスライド可能に支持され、固定接点側導体11の他方は固定側絶縁支持物23bによって接地タンク2に電気的に絶縁した状態で固定されている。
【0015】
また、真空スイッチ管10の可動側接続導体21a、固定側接続導体21bの何れか一方、または、可動側接続導体21a、固定側接続導体21bの両方の例えば下方近傍に、接地タンク2に対して径方向に開口部2c、開口部2dを設け、例えば開口部2cに接地タンク2内に突出するよう配設された円錐状絶縁物25を挿着している。また、円錐状絶縁物25の下部には絶縁筒26が気密に取り付けられている。この円錐状絶縁物25および絶縁筒26内に接地タンク2及びこの電力開閉装置の外部に対して気密を保持しつつ着脱可能に配置された避雷器やサージアブソーバなどのサージ抑制機器27を取り付けている。
【0016】
図2は図1のサージ抑制機器27周囲の要部を示す断面図である。円錐状絶縁物25は、その先端部を開口部2cから接地タンク2内に挿入して配置されており、開口部2cと絶縁フランジ25aは気密に接続されている。そして、円錐状絶縁物25の円錐凹部内を覆うように絶縁筒26がこの電力開閉装置の外部に対して気密に取り付けられている。
このように円錐状絶縁物25および絶縁筒26を配置することによりその接地タンク2の内外はガス的に分離されている。サージ抑制機器27から下方に突出した接地側端子27aは、接地タンク2の開口部2cに設けたフランジ2eに、絶縁フランジ25aを介して、接地タンク2と電気的に絶縁して固定されている。なお、サージ抑制機器27の主回路側端子27bは、真空スイッチ管10の主回路、すなわち可動側接続導体21aに設けた接続部に接離可能に接続される。
【0017】
サージ抑制機器27は、円錐状絶縁物25と絶縁フランジ25aを介して、接地タンク2内とガス的に分離されており、サージ抑制機器27を開口部2cより切り離しても、接地タンク2内の絶縁性ガスが外部に漏れることはない。これによりサージ抑制機器27の交換時、接地タンク2内の絶縁性ガスの回収、再充填作業が不要となり、円錐状絶縁物25の凹部内のガス交換のみでよくなるため、絶縁ガスの交換作業量を削減することができる。また、円錐状絶縁物25を介することでこの電力開閉装置の主回路(可動側接続導体21aなど)とサージ抑制機器27との間で確保すべき絶縁距離を短縮することができる。また、サージ抑制機器27を電力開閉装置に内蔵することで、サージ抑制機器27の設置のために電力開閉装置の設置スペースとは別に設置スペースを確保する必要が無く、また、サージ抑制機器27の取り替えの際にも円錐状絶縁物25内の絶縁ガス交換だけでよくなるため、長時間の運転停止が必要ないなどの効果がある。
また、サージ抑制機器27を電力開閉装置の接地タンク2の下方から上方に向けて取り付けることで、サージ抑制機器27を電力開閉装置の側部に突出しない構成にすることが出来るため、電力開閉装置の点検スペースを小さくすることが出来る。
【0018】
また、可動側接続導体21a、固定側接続導体21bの両方の下方に設けた開口部2c、開口部2dの内、サージ抑制機器27を取り付けていない開口部2d内には、着脱可能な蓋板28を気密状態に取り付けることにより、その開口部2d内に接地タンク2内で発生した分解ガスおよび接地タンク2内の絶縁媒体中の水分を吸着する吸着剤29を設置することができる。また、開口部2c、開口部2dは機器内の可動側つなぎ導体100、固定側つなぎ導体101、真空スイッチ管10等の点検を目的とする機器内点検口としても用いることができる。
【0019】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2を図3に基づいて説明する。上述した実施の形態1の電力開閉装置において、制御箱30の近傍または電力開閉装置の接地端子31の近傍にサージ抑制機器27の点検を行なうための点検用端子32を配置している。
サージ抑制機器27の接地側端子27aに接続した接地線33は、制御箱30の近傍に配置した点検用端子32に各相個別に接続し、点検用端子32から電力開閉装置の接地端子31までの間を各相一括の接地線33で接続されている。
【0020】
この実施の形態2では、制御箱30の近傍に配置した点検用端子32に各相のサージ抑制機器27の接地側端子27aからの接地線33を接続することで、点検用端子32により各相一括にサージ抑制機器27を管理することができる。また、電力開閉装置の接地端子31と点検用端子32を各相一括の接地線33で接続することにより、接地線の削減と接地線取り付け作業効率を向上させることができる。
【0021】
実施の形態3.
この発明の実施の形態3を図4および図5に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。上述した実施の形態1および実施の形態2ではサージ抑制機器27を接地タンク2の開口部2cのフランジ2eに気密に着脱可能に固定したが、図4に示すように接地タンク2の開口部2cのフランジ2e内をサージ抑制機器27が気密に摺動できるように、接地タンク2の開口部2cに固定したスライドシールケース34の貫通穴34aの内側に、スライドシールケース34の貫通穴34aより内側に突出させたパッキン35を設け、サージ抑制機器27の接地側端子27aの一部にスライドシールケース34の貫通穴34aの内径より僅かに小さな外径のスライドシール軸36を設けた構造としている。
【0022】
スライドシール軸36がスライドシールケース34の貫通穴34aより内側に突出させたパッキン35を外周方向に押し付けながら摺動する構造としている。サージ抑制機器27の主回路側端子27bの先端には接触子38を設け、サージ抑制機器27を主回路側に挿入した状態では、サージ抑制機器27の主回路側端子27bが電力開閉装置の主回路に電気的に接続される。
【0023】
この実施の形態3では、スライドシールケース34とスライドシール軸36により、サージ抑制機器27を気密に摺動させることで、サージ抑制機器27を接地タンク2の開口部2cより取り外さずに電力開閉装置の主回路とサージ抑制機器27の主回路側端子27bを接離することができる。
これにより、耐電圧試験時に一時的にサージ抑制機器27の主回路側端子27bを電力開閉装置の主回路と接離する場合に開口部2cよりサージ抑制機器27を取り外し、試験後に取り付ける作業を削減することで、作業時間を短縮することができる。
【0024】
ところで、上述した各実施の形態においては、接地タンク2の下方側に開口部2cを設けた場合について述べたが、これに限定されるものではなく、接地タンク2の側方に開口部2cを設けてもよく、上述した各実施の形態と同様の効果を奏する。
【0025】
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0026】
この発明は、サージ抑制機器設置のために別に設置スペースを確保する必要が無い電力開閉装置の実現に好適である。
【符号の説明】
【0027】
1 電力開閉装置、2 接地タンク、2c 開口部、2d 開口部、
10 真空スイッチ管、16a 可動側碍管、16b 固定側碍管、
23a 可動側絶縁支持物、23b 固定側絶縁支持物、
25 円錐状絶縁物、25a 絶縁フランジ、27 サージ抑制機器、
27a 接地側端子、27b 主回路側端子、32 点検用端子、
33 接地線、34 スライドシールケース、35 パッキン、
36 スライドシール軸、37 接触子。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】

【手続補正書】
【提出日】20140924
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸心方向を水平方向に配置した接地タンクと、前記接地タンク内に水平方向に配置され、操作機構部と連結される真空スイッチ管と、前記接地タンク内に配置されて前記接地タンクに支持され、前記真空スイッチ管の可動側を支持する可動側絶縁支持物と、前記接地タンク内に配置されて前記接地タンクに支持され、前記真空スイッチ管の固定側を支持する固定側絶縁支持物と、一方側は前記接地タンクの壁部を貫通して前記真空スイッチ管の可動側に接続されるとともに他方側は可動側碍管の内部を通って前記接地タンクの上方に伸長配置される可動側中心導体と、一方側は前記接地タンクの壁部を貫通して前記真空スイッチ管の固定側に接続されるとともに他方側は固定側碍管を通って前記接地タンクの上方に伸長配置される固定側中心導体とを備えた電力開閉装置において、前記接地タンクの一部に設けた開口部に先端部が前記接地タンク内に挿入して配置された円錐状絶縁物と、前記円錐状絶縁物の後端部に前記円錐状絶縁物の円錐凹部内を覆うように配置され前記接地タンク外に突出する絶縁筒と、前記絶縁筒の内部に気密を保持して配置されるとともに主回路側端子が前記円錐状絶縁物内に配置され、前記主回路側端子が前記真空スイッチ管の主回路に接続されるサージ抑制機器とを設け、前記サージ抑制機器は、前記接地タンクの下方または側方に配置されたことを特徴とする電力開閉装置。
【請求項2】
軸心方向を水平方向に配置した接地タンクと、前記接地タンク内に水平方向に配置され、操作機構部と連結される真空スイッチ管と、前記接地タンク内に配置されて前記接地タンクに支持され、前記真空スイッチ管の可動側を支持する可動側絶縁支持物と、前記接地タンク内に配置されて前記接地タンクに支持され、前記真空スイッチ管の固定側を支持する固定側絶縁支持物と、一方側は前記接地タンクの壁部を貫通して前記真空スイッチ管の可動側に接続されるとともに他方側は可動側碍管の内部を通って前記接地タンクの上方に伸長配置される可動側中心導体と、一方側は前記接地タンクの壁部を貫通して前記真空スイッチ管の固定側に接続されるとともに他方側は固定側碍管を通って前記接地タンクの上方に伸長配置される固定側中心導体とを備えた電力開閉装置において、前記接地タンクの一部に設けた開口部に配置され前記接地タンク外に突出する絶縁筒と、前記絶縁筒の内部に気密を保持して配置されるとともに主回路側端子が前記接地タンク内に配置され、前記主回路側端子が前記真空スイッチ管の主回路に接続されるサージ抑制機器と、前記真空スイッチ管の主回路側に配置され、前記サージ抑制機器の前記主回路側端子と接触される接触子と、前記サージ抑制機器の接地側端子の外周部に配置したスライドシール軸と、前記絶縁筒に配置され、前記スライドシール軸が挿通されるスライドシールケースとを設け、前記サージ抑制機器は、前記接地タンクの下方または側方に配置されたことを特徴とする電力開閉装置。
【請求項3】
前記サージ抑制機器の端子は、接地線により点検用端子に接続されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力開閉装置。
【請求項4】
前記サージ抑制機器は、前記接地タンクに気密を保持して摺動できるものとし、前記サージ抑制機器と前記主回路とを接離可能としたことを特徴とする請求項2に記載の電力開閉装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
この発明に係わる電力開閉装置は、軸心方向を水平方向に配置した接地タンクと、前記接地タンク内に水平方向に配置され、操作機構部と連結される真空スイッチ管と、前記接地タンク内に配置されて前記接地タンクに支持され、前記真空スイッチ管の可動側を支持する可動側絶縁支持物と、前記接地タンク内に配置されて前記接地タンクに支持され、前記真空スイッチ管の固定側を支持する固定側絶縁支持物と、一方側は前記接地タンクの壁部を貫通して前記真空スイッチ管の可動側に接続されるとともに他方側は可動側碍管の内部を通って前記接地タンクの上方に伸長配置される可動側中心導体と、一方側は前記接地タンクの壁部を貫通して前記真空スイッチ管の固定側に接続されるとともに他方側は固定側碍管を通って前記接地タンクの上方に伸長配置される固定側中心導体とを備えた電力開閉装置において、前記接地タンクの一部に設けた開口部に先端部が前記接地タンク内に挿入して配置された円錐状絶縁物と、前記円錐状絶縁物の後端部に前記円錐状絶縁物の円錐凹部内を覆うように配置され前記接地タンク外に突出する絶縁筒と、前記絶縁筒の内部に気密を保持して配置されるとともに主回路側端子が前記円錐状絶縁物内に配置され、前記主回路側端子が前記真空スイッチ管の主回路に接続されるサージ抑制機器とを設け、前記サージ抑制機器は、前記接地タンクの下方または側方に配置されたものである。
また、この発明に係わる電力開閉装置は、軸心方向を水平方向に配置した接地タンクと、前記接地タンク内に水平方向に配置され、操作機構部と連結される真空スイッチ管と、前記接地タンク内に配置されて前記接地タンクに支持され、前記真空スイッチ管の可動側を支持する可動側絶縁支持物と、前記接地タンク内に配置されて前記接地タンクに支持され、前記真空スイッチ管の固定側を支持する固定側絶縁支持物と、一方側は前記接地タンクの壁部を貫通して前記真空スイッチ管の可動側に接続されるとともに他方側は可動側碍管の内部を通って前記接地タンクの上方に伸長配置される可動側中心導体と、一方側は前記接地タンクの壁部を貫通して前記真空スイッチ管の固定側に接続されるとともに他方側は固定側碍管を通って前記接地タンクの上方に伸長配置される固定側中心導体とを備えた電力開閉装置において、前記接地タンクの一部に設けた開口部に配置され前記接地タンク外に突出する絶縁筒と、前記絶縁筒の内部に気密を保持して配置されるとともに主回路側端子が前記接地タンク内に配置され、前記主回路端子が前記真空スイッチ管の主回路に接続されるサージ抑制機器と、前記真空スイッチ管の主回路側に配置され、前記サージ抑制機器の前記主回路端子と接触される接触子と、前記サージ抑制機器の接地側端子の外周部に配置したスライドシール軸と、前記絶縁筒に配置され、前記スライドシール軸が挿通されるスライドシールケースとを設け、前記サージ抑制機器は、前記接地タンクの下方または側方に配置されたものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0022】
スライドシール軸36がスライドシールケース34の貫通穴34aより内側に突出させたパッキン35を外周方向に押し付けながら摺動する構造としている。サージ抑制機器27の主回路側端子27bの先端には接触子37を設け、サージ抑制機器27を主回路側に挿入した状態では、サージ抑制機器27の主回路側端子27bが電力開閉装置の主回路に電気的に接続される。

【手続補正書】
【提出日】20141216
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸心方向を水平方向に配置した接地タンクと、前記接地タンク内に水平方向に配置され、操作機構部と連結される真空スイッチ管と、前記接地タンク内に配置されて前記接地タンクに支持され、前記真空スイッチ管の可動側を支持する可動側絶縁支持物と、前記接地タンク内に配置されて前記接地タンクに支持され、前記真空スイッチ管の固定側を支持する固定側絶縁支持物と、一方側は前記接地タンクの壁部を貫通して前記真空スイッチ管の可動側に接続されるとともに他方側は可動側碍管の内部を通って前記接地タンクの上方に伸長配置される可動側中心導体と、一方側は前記接地タンクの壁部を貫通して前記真空スイッチ管の固定側に接続されるとともに他方側は固定側碍管を通って前記接地タンクの上方に伸長配置される固定側中心導体とを備えた電力開閉装置において、前記接地タンクの一部に設けた開口部に先端部が前記接地タンク内に挿入されて気密を保持して配置された円錐状絶縁物と、前記円錐状絶縁物の後端部に前記円錐状絶縁物の円錐凹部内を覆うとともに前記接地タンク外に突出する気密を保持して配置された絶縁筒と、前記絶縁筒の内部に気密を保持して配置されるとともに主回路側端子が前記円錐状絶縁物内に配置されるとともに前記主回路側端子が前記真空スイッチ管の主回路に接続されるサージ抑制機器とを設け、前記サージ抑制機器は、前記接地タンクの下方または側方に配置されたことを特徴とする電力開閉装置。
【請求項2】
軸心方向を水平方向に配置した接地タンクと、前記接地タンク内に水平方向に配置され、操作機構部と連結される真空スイッチ管と、前記接地タンク内に配置されて前記接地タンクに支持され、前記真空スイッチ管の可動側を支持する可動側絶縁支持物と、前記接地タンク内に配置されて前記接地タンクに支持され、前記真空スイッチ管の固定側を支持する固定側絶縁支持物と、一方側は前記接地タンクの壁部を貫通して前記真空スイッチ管の可動側に接続されるとともに他方側は可動側碍管の内部を通って前記接地タンクの上方に伸長配置される可動側中心導体と、一方側は前記接地タンクの壁部を貫通して前記真空スイッチ管の固定側に接続されるとともに他方側は固定側碍管を通って前記接地タンクの上方に伸長配置される固定側中心導体とを備えた電力開閉装置において、前記接地タンクの一部に設けた開口部に前記接地タンク外に突出する気密を保持して配置された絶縁筒と、前記絶縁筒の内部に気密を保持して配置されるとともに主回路側端子が前記接地タンク内に配置されるとともに前記主回路側端子が前記真空スイッチ管の主回路に接続されるサージ抑制機器と、前記真空スイッチ管の主回路側に配置され、前記サージ抑制機器の前記主回路側端子と接触される接触子と、前記絶縁筒の前記サージ抑制機器の接地側端子側に配置され、貫通穴を有するスライドシールケースと、前記サージ抑制機器の接地側端子の外周部に配置され、前記スライドシールケースの貫通穴に挿通されたスライドシール軸とを設け、前記サージ抑制機器は、前記接地タンクの下方または側方に配置されたことを特徴とする電力開閉装置。
【請求項3】
前記サージ抑制機器の端子は、接地線により点検用端子に接続されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力開閉装置。
【請求項4】
前記サージ抑制機器は、前記接地タンクに気密を保持して摺動できるものとし、前記サージ抑制機器と前記主回路とを接離可能としたことを特徴とする請求項2に記載の電力開閉装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
この発明に係わる電力開閉装置は、軸心方向を水平方向に配置した接地タンクと、前記接地タンク内に水平方向に配置され、操作機構部と連結される真空スイッチ管と、前記接地タンク内に配置されて前記接地タンクに支持され、前記真空スイッチ管の可動側を支持する可動側絶縁支持物と、前記接地タンク内に配置されて前記接地タンクに支持され、前記真空スイッチ管の固定側を支持する固定側絶縁支持物と、一方側は前記接地タンクの壁部を貫通して前記真空スイッチ管の可動側に接続されるとともに他方側は可動側碍管の内部を通って前記接地タンクの上方に伸長配置される可動側中心導体と、一方側は前記接地タンクの壁部を貫通して前記真空スイッチ管の固定側に接続されるとともに他方側は固定側碍管を通って前記接地タンクの上方に伸長配置される固定側中心導体とを備えた電力開閉装置において、前記接地タンクの一部に設けた開口部に先端部が前記接地タンク内に挿入されて気密を保持して配置された円錐状絶縁物と、前記円錐状絶縁物の後端部に前記円錐状絶縁物の円錐凹部内を覆うとともに前記接地タンク外に突出する気密を保持して配置された絶縁筒と、前記絶縁筒の内部に気密を保持して配置されるとともに主回路側端子が前記円錐状絶縁物内に配置されるとともに前記主回路側端子が前記真空スイッチ管の主回路に接続されるサージ抑制機器とを設け、前記サージ抑制機器は、前記接地タンクの下方または側方に配置されたものである。
また、この発明に係わる電力開閉装置は、軸心方向を水平方向に配置した接地タンクと、前記接地タンク内に水平方向に配置され、操作機構部と連結される真空スイッチ管と、前記接地タンク内に配置されて前記接地タンクに支持され、前記真空スイッチ管の可動側を支持する可動側絶縁支持物と、前記接地タンク内に配置されて前記接地タンクに支持され、前記真空スイッチ管の固定側を支持する固定側絶縁支持物と、一方側は前記接地タンクの壁部を貫通して前記真空スイッチ管の可動側に接続されるとともに他方側は可動側碍管の内部を通って前記接地タンクの上方に伸長配置される可動側中心導体と、一方側は前記接地タンクの壁部を貫通して前記真空スイッチ管の固定側に接続されるとともに他方側は固定側碍管を通って前記接地タンクの上方に伸長配置される固定側中心導体とを備えた電力開閉装置において、前記接地タンクの一部に設けた開口部に前記接地タンク外に突出する気密を保持して配置された絶縁筒と、前記絶縁筒の内部に気密を保持して配置されるとともに主回路側端子が前記接地タンク内に配置されるとともに前記主回路側端子が前記真空スイッチ管の主回路に接続されるサージ抑制機器と、前記真空スイッチ管の主回路側に配置され、前記サージ抑制機器の前記主回路側端子と接触される接触子と、前記絶縁筒の前記サージ抑制機器の接地側端子側に配置され、貫通穴を有するスライドシールケースと、前記サージ抑制機器の接地側端子の外周部に配置され、前記スライドシールケースの貫通穴に挿通されたスライドシール軸とを設け、前記サージ抑制機器は、前記接地タンクの下方または側方に配置されたものである。
【国際調査報告】