(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO2014050451
(43)【国際公開日】20140403
【発行日】20160822
(54)【発明の名称】太陽電池モジュール
(51)【国際特許分類】
   H02S 10/40 20140101AFI20160725BHJP
   H01L 31/048 20140101ALI20160725BHJP
【FI】
   !H02S10/40
   !H01L31/04 560
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】10
【出願番号】2014538318
(21)【国際出願番号】JP2013073634
(22)【国際出願日】20130903
(31)【優先権主張番号】2012214511
(32)【優先日】20120927
(33)【優先権主張国】JP
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市中央区城見2丁目1番61号
(74)【代理人】
【識別番号】100109210
【弁理士】
【氏名又は名称】新居 広守
(74)【代理人】
【識別番号】100137235
【弁理士】
【氏名又は名称】寺谷 英作
(74)【代理人】
【識別番号】100131417
【弁理士】
【氏名又は名称】道坂 伸一
(72)【発明者】
【氏名】牧 賢一
【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】金子 哲弥
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 パナソニック株式会社内
【テーマコード(参考)】
5F151
【Fターム(参考)】
5F151JA03
5F151JA04
5F151JA05
5F151JA30
(57)【要約】
出力特性にムラが生じにくい太陽電池モジュールを提供する。
太陽電池モジュール1は、移動体2に取り付けられる太陽電池モジュールである。太陽電池モジュール1は、太陽電池10と、第1の保護部材16と、第2の保護部材17と、金属層17aとを備える。第1の保護部材16は、太陽電池10よりも移動体2の車外側に配されている。第2の保護部材17は、太陽電池10よりも移動体2の車内側に配されている。金属層17aは、太陽電池10よりも移動体2の車内側に配されている。金属層17aは、太陽電池10と絶縁されており、かつ、グラウンド電位に接続される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動体に取り付けられる太陽電池モジュールであって、
太陽電池と、
前記太陽電池よりも前記移動体の車外側に配された第1の保護部材と、
前記太陽電池よりも前記移動体の車内側に配された第2の保護部材と、
前記太陽電池よりも前記移動体の車内側に配された金属層と、
を備え、
前記金属層は、前記太陽電池と絶縁されており、かつ、グラウンド電位に接続される、太陽電池モジュール。
【請求項2】
前記太陽電池モジュールは、前記移動体の開口部に取り付けられる、請求項1に記載の太陽電池モジュール。
【請求項3】
前記第2の保護部材は、前記太陽電池に面する第1の樹脂層と、前記移動体の車内に面する第2の樹脂層と、前記第1の樹脂層と前記第2の樹脂層との間に配された前記金属層とを含む、請求項1または2に記載の太陽電池モジュール。
【請求項4】
前記太陽電池と前記第2の保護部材との間に配された封止材を更に備え、
前記金属層は、前記封止材中に配される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
【請求項5】
前記金属層は、前記移動体とアース線で接続されることによりグラウンド電位に接続される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
【請求項6】
前記金属層は前記第1の樹脂層及び前記第2の樹脂層の少なくとも一方から露出した露出部を含み、前記露出部と前記移動体とが接続されることによりグラウンド電位に接続される、請求項3に記載の太陽電池モジュール。
【請求項7】
前記移動体は、自動車である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽電池モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1等に記載されているように、太陽電池モジュールを車に搭載することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−033573号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車に太陽電池モジュールを搭載した場合、太陽電池モジュールの出力特性にムラが生じる場合がある。
【0005】
本発明の主な目的は、出力特性にムラが生じにくい太陽電池モジュールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る太陽電池モジュールは、移動体に取り付けられる太陽電池モジュールである。本発明に係る太陽電池モジュールは、太陽電池と、第1の保護部材と、第2の保護部材と、金属層とを備える。第1の保護部材は、太陽電池よりも移動体の車外側に配されている。第2の保護部材は、太陽電池よりも移動体の車内側に配されている。金属層は、太陽電池よりも移動体の車内側に配されている。金属層は、太陽電池と絶縁されており、かつ、グラウンド電位に接続される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、出力特性にムラが生じにくい太陽電池モジュールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は、第1の実施形態における移動体の模式的断面図である。
【図2】図2は、第1の実施形態における太陽電池モジュールの模式的断面図である。
【図3】図3は、変形例における太陽電池モジュールの模式的断面図である。
【図4】図4は、第2の実施形態における太陽電池モジュールの模式的断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
【0010】
また、実施形態等において参照する各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照することとする。また、実施形態等において参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。図面相互間においても、物体の寸法比率等が異なる場合がある。具体的な物体の寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。
【0011】
(第1の実施形態)
図1に示されるように、太陽電池モジュール1は、移動体2に取り付けられて使用される。移動体2としては、例えば、自動車、電車などが挙げられる。本実施形態では、移動体2が自動車により構成されている例について説明する。
【0012】
移動体2は、車体2a及び車輪2bを含む。車体2aは、主に金属板により構成されている。車体2aには、開口2a1が設けられている。開口2a1は、例えば、天井に設けられたサンルーフを構成するものであってもよい。太陽電池モジュール1は、この開口2a1に取り付けられている。なお、開口2a1は、太陽電池モジュール1によって塞がれていてもよいし、例えばガラスなど金属以外からなる窓板により塞がれており、窓板の上に太陽電池モジュール1が取り付けられていてもよい。
【0013】
図2に示されるように、太陽電池モジュール1は、太陽電池10を有する。具体的には、太陽電池モジュール1は、配線材20によって電気的に接続された複数の太陽電池10を有する。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば、太陽電池モジュールは、ひとつの太陽電池を有していてもよい。また、太陽電池は、一方面側に第1及び第2の電極が配された裏面接合型の太陽電池であってもよいし、一方面側に第1の電極が配されている一方、他方面側に第2の電極が配されている太陽電池であってもよい。
【0014】
太陽電池10の一方側には、第1の保護部材16が配されており、他方側には、第2の保護部材17が配されている。具体的には、太陽電池10の車外側に第1の保護部材16が配されており、車内側に第2の保護部材17が配されている。第1の保護部材16と第2の保護部材17との間には、封止材15が設けられている。この封止材15により太陽電池10が封止されている。第1の保護部材16は、ガラス板、セラミック板、樹脂板等により構成することができる。封止材15は、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)などの非架橋性樹脂や、ポリオレフィンなどの非架橋性樹脂などにより構成することができる。
【0015】
第2の保護部材17は、3層構造になっている。第1樹脂層17bと第2樹脂層17cとの間に金属層17aを含む。第1樹脂層17b及び第2樹脂層17cは、例えば、ポリフッ化ビニルフィルム等のフッ素系樹脂フィルムやポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等のポリエステルフィルムなどにより構成することができる。金属層17aは、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金等により構成することができる。金属層17aは、面状に設けられていてもよいし、メッシュ状に設けられていてもよい。すなわち、金属層17aは、開口を有していてもよい。金属層17aは、樹脂シートの外側に設けられていてもよい。
【0016】
金属層17aは、グラウンド電位に接続されている。具体的には、図2に示されるように、太陽電池モジュール1の端部の少なくとも一部において第2の保護部材17が他の部材よりも外側に延在しており、この延在部に第2の保護部材17を貫通する金具31が取り付けられている。すなわち、金具31は、金属層17aに接触しており、電気的に接続されている。金具31は、図2に模式的に示されるアース線30により、図1に示される車体2aに接続されている。これにより、金属層17aは、車体2a及び車輪2bを介してグラウンド電位に接続される。なお、アース線30は、金具31を介さず、直接金属層17aに接続されていてもよい。金具31は、アース線30を介さず、直接車体2aに接続されていてもよい。また、図3に示されるように、太陽電池モジュール1の端部の少なくとも一部において、金属層17aが第1樹脂層17b及び第2樹脂層17cの少なくとも一方よりも外側に延在しており、第1及び第2の樹脂層17b、17cから露出している。金属層17aの第1及び第2の樹脂層17b、17cからの露出部17a1が、アース線30を介して、または直接車体2aに接続されていてもよい。
【0017】
一般的に、移動体の内部には、モータや電子機器などの電磁波を放射する機器が設けられている。このため、移動体に太陽電池モジュールを設けた場合、移動体に搭載された機器からの電磁波に太陽電池モジュールが曝されることとなる。太陽電池モジュールが電磁波に曝されると、電磁波に起因するノイズが太陽電池モジュールの出力に生じ、出力特性にムラが生じる場合がある。
【0018】
ここで、太陽電池モジュール1では、第2の保護部材17が金属層17aを含んでおり、金属層17aがグラウンド電位に接続されている。このため、この金属層17aにより車内からの電磁波が遮蔽され、車内からの電磁波が太陽電池10に到達することが抑制されている。従って、電磁波に起因して出力特性にムラが生じることが抑制されており、安定した出力特性が実現されている。
【0019】
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、金属層17aが第2の保護部材17内に配されている例について説明した。但し、本発明において金属層の位置は、太陽電池よりも車内側(第2の保護部材側)である限りにおいて特に限定されない。ただし、金属層と太陽電池とは電気的に絶縁されている必要がある。
【0020】
図4に示されるように、金属層17aは、第1の保護部材16と第2の保護部材17との間に配された封止材15中において、太陽電池10と第2の保護部材17との間に配されていてもよい。このとき、金属層17aと太陽電池10との間には、封止材15が配されている。封止材15は、樹脂から構成されているため、金属層17aと太陽電池10とは絶縁されている。また、金属層17aは、第2の保護部材17と封止材15との境界に設けられていてもよい。これらの場合であっても、第1の実施形態と実質的に同様の効果が得られる。
【符号の説明】
【0021】
1…太陽電池モジュール
2…移動体
10…太陽電池
15…封止材
16…第1の保護部材
17…第2の保護部材
17a…金属層
17a1…露出部
30…アース線
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【国際調査報告】