(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO2014054134
(43)【国際公開日】20140410
【発行日】20160825
(54)【発明の名称】エレベータ制御盤及びそれを用いたエレベータ装置
(51)【国際特許分類】
   B66B 1/34 20060101AFI20160729BHJP
【FI】
   !B66B1/34 C
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】27
【出願番号】2014539525
(21)【国際出願番号】JP2012075663
(22)【国際出願日】20121003
(11)【特許番号】5944008
(45)【特許公報発行日】20160705
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KM,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC
(71)【出願人】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100122437
【弁理士】
【氏名又は名称】大宅 一宏
(74)【代理人】
【識別番号】100147566
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100161171
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 潤一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100161115
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 智史
(72)【発明者】
【氏名】八尾 知彦
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目7番3号 三菱電機株式会社内
【テーマコード(参考)】
3F002
【Fターム(参考)】
3F002GA00
3F002GB02
(57)【要約】
エレベータ制御盤においては、ケースの前面の開口部が表カバーにより開閉される。表カバーの幅方向一端部には、曲げ部が設けられている。曲げ部には、スリットが設けられている。ケースの側面には、スリットに沿って相対的に移動されることにより表カバーの開閉動作を案内するとともに、表カバーがケースから外れるのを阻止する軸部材が設けられている。スリットの形状は、表カバーを制御盤本体の前方へスライドさせてから上方へスライドさせることにより開口部が開放されるような形状となっている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面に開口部が設けられているケースを有する制御盤本体、及び
前記開口部を開閉する表カバー
を備え、
前記表カバーの幅方向一端部には、曲げ部が設けられており、
前記曲げ部には、スリットが設けられており、
前記ケースの側面には、前記スリットに沿って相対的に移動されることにより前記表カバーの開閉動作を案内するとともに、前記表カバーが前記ケースから外れるのを阻止する軸部材が設けられており、
前記スリットの形状は、前記表カバーを前記制御盤本体の前方へスライドさせてから上方へスライドさせることにより前記開口部が開放されるような形状となっていることを特徴とするエレベータ制御盤。
【請求項2】
前記スリットの形状は、前記表カバーを上方へスライドさせてから前記軸部材を中心として前記表カバーを回転させて展開可能な形状となっていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ制御盤。
【請求項3】
前記曲げ部は、前記表カバーの幅方向一端部を断面Z形に曲げて形成されていることを特徴とする請求項2記載のエレベータ制御盤。
【請求項4】
前記軸部材は、前記スリットに通された軸部と、前記軸部の端部に設けられており、前記軸部材の前記スリットからの抜けを阻止する頭部とを有しており、
前記頭部と前記表カバーとの間には遊びが設けられており、遊びの分だけ前記表カバーが前記ケースの幅方向へスライド可能になっていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータ制御盤。
【請求項5】
前記表カバーは、全閉位置にあるときカバー固定ネジにより前記ケースに固定されており、
前記表カバーには、前記カバー固定ネジを通すダルマ孔が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のエレベータ制御盤。
【請求項6】
上方へスライドされた前記表カバーの下端を前記カバー固定ネジに掛けることにより、前記開口部が開放された状態が保持されることを特徴とする請求項5記載のエレベータ制御盤。
【請求項7】
前記表カバーは、第1の分割カバーと、前記第1の分割カバーの上に隣接して配置された第2の分割カバーとを含み、
前記第1及び第2の分割カバーのそれぞれに前記曲げ部及び前記スリットが設けられており、
前記軸部材は、前記第1の分割カバーに対応した第1の軸部材と、前記第2の分割カバーに対応した第2の軸部材とを含むことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のエレベータ制御盤。
【請求項8】
前記第1及び第2の分割カバーの前記スリットの形状は、前記第1及び第2の分割カバーを上方へスライドさせてから前記第1及び第2の軸部材を中心として前記第1及び第2の分割カバーを回転させて展開可能な形状となっており、
前記第1及び第2の分割カバーには、前記第1及び第2の分割カバーを展開した状態で結合して展開した状態に保持する結合部が設けられていることを特徴とする請求項7記載のエレベータ制御盤。
【請求項9】
前記第1の分割カバーの前記スリットの形状は、前記第1の分割カバーを上方へスライドさせてから前記第1の軸部材を中心として前記第1の分割カバーを回転させて展開可能な形状となっており、
前記第2の分割カバーの前記曲げ部には、フックが設けられており、
前記第1の分割カバーを展開した状態で前記フックに掛けることにより、前記第1の分割カバーの展開状態が保持されることを特徴とする請求項7記載のエレベータ制御盤。
【請求項10】
昇降路内を昇降されるかご、及び
前記昇降路内に設けられており、保守作業が前記かご上から行われるエレベータ制御盤
を備え、
前記エレベータ制御盤は、前面に開口部が設けられているケースを有する制御盤本体と、前記開口部を開閉する表カバーとを備えており、
前記表カバーの幅方向一端部には、曲げ部が設けられており、
前記曲げ部には、スリットが設けられており、
前記ケースの側面には、前記スリットに沿って相対的に移動されることにより前記表カバーの開閉動作を案内するとともに、前記表カバーが前記ケースから外れるのを阻止する軸部材が設けられており、
前記スリットの形状は、前記表カバーを前記制御盤本体の前方へスライドさせてから上方へスライドさせることにより前記開口部が開放されるような形状となっていることを特徴とするエレベータ装置。
【請求項11】
前記かごの上部に安全柵が設けられており、
前記表カバーは、前記かご上の床面を前記表カバーの下端と同じ高さにしたとき、前記安全柵の上端よりも上方までスライド可能になっていることを特徴とする請求項10記載のエレベータ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、制御盤本体のケースの開口部が表カバーにより開閉されるエレベータ制御盤及びそれを用いたエレベータ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のエレベータ制御盤では、前面カバーが上下方向に3つに分割されている。また、これらのカバーは蓋式であり、本体パネルの前面を開放する場合には、本体パネルからカバーが完全に取り外される(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、従来の他のエレベータ制御盤では、カバーの幅方向一端部が複数のヒンジを介して箱体に接続されている(扉式)。このため、箱体の前面を開放する場合には、ヒンジを中心としてカバーが回動され展開される(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−338152号公報(図1)
【特許文献2】特開2008−150161号公報(図3)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に、機械室レスエレベータでは、制御盤が昇降路内に設置される。このため、制御盤の設置位置(高さ)によっては、制御盤に対する保守作業をかご上から行う必要が生じる。これに対して、従来の蓋式のカバーを有する制御盤では、カバーが本体から切り離されるため、落下に対する予防措置を講ずる必要があった。
【0006】
また、かご上には作業者の安全のために安全柵が設けられているため、従来の扉式のカバーを有する制御盤では、カバーがかご又は安全柵と干渉し、カバーを展開させることが困難になってしまう。
【0007】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、表カバーとかご及び安全柵との干渉を避けつつ、表カバーを制御盤本体に接続したまま、開口部を開放することができるエレベータ制御盤及びそれを用いたエレベータ装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明に係るエレベータ制御盤は、前面に開口部が設けられているケースを有する制御盤本体、及び開口部を開閉する表カバーを備え、表カバーの幅方向一端部には、曲げ部が設けられており、曲げ部には、スリットが設けられており、ケースの側面には、スリットに沿って相対的に移動されることにより表カバーの開閉動作を案内するとともに、表カバーがケースから外れるのを阻止する軸部材が設けられており、スリットの形状は、表カバーを制御盤本体の前方へスライドさせてから上方へスライドさせることにより開口部が開放されるような形状となっている。
また、この発明に係るエレベータ装置は、昇降路内を昇降されるかご、及び昇降路内に設けられており、保守作業がかご上から行われるエレベータ制御盤を備え、エレベータ制御盤は、前面に開口部が設けられているケースを有する制御盤本体と、開口部を開閉する表カバーとを備えており、表カバーの幅方向一端部には、曲げ部が設けられており、曲げ部には、スリットが設けられており、ケースの側面には、スリットに沿って相対的に移動されることにより表カバーの開閉動作を案内するとともに、表カバーがケースから外れるのを阻止する軸部材が設けられており、スリットの形状は、表カバーを制御盤本体の前方へスライドさせてから上方へスライドさせることにより開口部が開放されるような形状となっている。
【発明の効果】
【0009】
この発明のエレベータ制御盤及びエレベータ装置は、表カバーの曲げ部にスリットが設けられており、表カバーの開閉動作を案内するとともに表カバーがケースから外れるのを阻止する軸部材がケースの側面に設けられており、スリットの形状が、表カバーを制御盤本体の前方へスライドさせてから上方へスライドさせることにより開口部が開放されるような形状となっているので、表カバーとかご及び安全柵との干渉を避けつつ、表カバーを制御盤本体に接続したまま、開口部を開放することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】この発明の実施の形態1による機械室レスエレベータを示す概略の構成図である。
【図2】図1のエレベータ制御盤を示す正面図である。
【図3】図2のエレベータ制御盤を示す左側面図である。
【図4】図2の第1ないし第3の分割カバーを全開位置に展開させた状態を示す正面図である。
【図5】図4のエレベータ制御盤を示す左側面図である。
【図6】図2の第1の分割カバーの開放動作途中の状態を示す斜視図である。
【図7】図6の要部を拡大して示す斜視図である。
【図8】この発明の実施の形態2によるエレベータ制御盤を示す正面図である。
【図9】図8のエレベータ制御盤を示す左側面図である。
【図10】図8の第1ないし第3の分割カバーを全開位置に展開させた状態を示す正面図である。
【図11】図10のエレベータ制御盤を示す左側面図である。
【図12】図8のXII−XII線に沿う第1及び第2の分割カバーの断面図である。
【図13】図12の第1の分割カバーを前方へ移動させた状態を示す断面図である。
【図14】図13の第1の分割カバーを真上へ移動させた状態を示す断面図である。
【図15】図8のカバー固定ネジを緩めた状態を示す平面図である。
【図16】図15の第1の分割カバーを前方へ移動させてダルマ孔からカバー固定ネジを抜いた状態を示す平面図である。
【図17】図16の第1の分割カバーを幅方向左側へスライドさせた状態を示す平面図である。
【図18】図17の第1の分割カバーを真上へ移動させた後に展開する途中の状態を示す平面図である。
【図19】図12の第2の分割カバーを真上へ移動させた状態を示す断面図である。
【図20】図19の第2の分割カバーを前方へ移動させた状態を示す断面図である。
【図21】図9の第1の分割カバーの上端部を拡大して示す側面図である。
【図22】図9の第2の分割カバーの上端部を拡大して示す側面図である。
【図23】図8の第1の分割カバーの下端をカバー固定ネジに掛けた状態を示す正面図である。
【図24】図23のエレベータ制御盤を示す左側面図である。
【図25】図24のXXV部を拡大して示す側面図である。
【図26】この発明の実施の形態3によるエレベータ制御盤を示す正面図である。
【図27】図26の第1及び第2の分割カバーを全開位置に展開させた状態を示す左側面図である。
【図28】図26の要部を示す斜視図である。
【図29】図28の第2の分割カバーを真上へ移動させた状態を示す斜視図である。
【図30】図28の結合孔に結合ピンを挿入した状態を示す斜視図である。
【図31】この発明の実施の形態4によるエレベータ制御盤を示す正面図である。
【図32】図31のエレベータ制御盤を示す左側面図である。
【図33】図31の第1の分割カバーを全開位置に展開させた状態を示す正面図である。
【図34】図33のエレベータ制御盤を示す左側面図である。
【図35】図34のフックを拡大して示す斜視図である。
【図36】図35のフックを示す正面図である。
【図37】図36のフックを示す左側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による機械室レスエレベータ(エレベータ装置)を示す概略の構成図である。図において、昇降路1内の上部(頂部)には、巻上機2が配置されている。巻上機2は、駆動シーブ3と、駆動シーブ3を回転させる巻上機モータ(図示せず)と、駆動シーブ3の回転を制動する巻上機ブレーキ(図示せず)とを有している。
【0012】
駆動シーブ3には、懸架体4が巻き掛けられている。懸架体4としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。懸架体4は、第1の端部(かご側端部)4aと、第2の端部(釣合おもり側端部)4bとを有している。第1の端部4aは、昇降路1内の上部に設けられた第1の綱止め部5aに接続されている。第2の端部4bは、昇降路1内の上部に配置された第2の綱止め部5bに接続されている。
【0013】
かご6及び釣合おもり7は、懸架体4により昇降路1内に吊り下げられており、巻上機2により昇降路1内を昇降される。昇降路1内には、かご6の昇降を案内する一対のかごガイドレール(図示せず)と、釣合おもり7の昇降を案内する一対の釣合おもりガイドレール(図示せず)とが設置されている。
【0014】
かご6の下部には、第1及び第2のかご吊り車8a,8bが設けられている。釣合おもり7の上部には、釣合おもり吊り車9が設けられている。懸架体4は、第1の端部4a側から順に、第1のかご吊り車8a、第2のかご吊り車8b、駆動シーブ3及び釣合おもり吊り車9に巻き掛けられている。即ち、かご6及び釣合おもり7は、2:1ローピング方式で吊り下げられている。
【0015】
かご6の前面には、かご出入口を開閉するかごドア装置10が設けられている。かご6上には、かご6上での保守作業時に立設される安全柵11が設けられている。
【0016】
昇降路1内の上部には、かご6の運転を制御するエレベータ制御盤12が設置されている。また、エレベータ制御盤12は、かご6と干渉しないように、真上から見てかご6と昇降路壁1aとの間の空間に配置されている。
【0017】
このため、エレベータ制御盤12としては、上下方向の寸法が幅方向(図1の紙面に垂直な方向)の寸法よりも大きく、厚さ寸法(図1の左右方向の寸法)が幅方向の寸法よりも小さい薄型縦長の制御盤が用いられている。また、エレベータ制御盤12に対する保守作業は、かご6上から行われる。
【0018】
図2は図1のエレベータ制御盤12を示す正面図、図3は図2のエレベータ制御盤12を示す左側面図である。エレベータ制御盤12は、制御盤本体21と、表カバーである第1ないし第3の分割カバー22〜24とを有している。制御盤本体21は、前面に開口部が設けられているケース25と、ケース25内に収容されている複数の制御機器(図示せず)とを有している。ケース25の開口部は、第1ないし第3の分割カバー22〜24により開閉される。
【0019】
第1の分割カバー22は、ケース25の下段に配置されている。第2の分割カバー23は、第1の分割カバー22の上に隣接してケース25の中段に配置されている。第3の分割カバー24は、第2の分割カバー23の上に隣接してケース25の上段に配置されている。第1ないし第3の分割カバー22〜24は、それぞれ独立して開閉可能となっている。
【0020】
第3の分割カバー24は、複数(この例では2つ)の蝶番(ヒンジ)26a,26bを介してケース25に接続されている。即ち、第3の分割カバー24は、通常の扉式のカバーである。
【0021】
第1の分割カバー22は、ケース25の開口部を覆う平板状のカバー本体22aと、カバー本体22aの幅方向の一端部に形成された断面Z形(2辺曲げ)の曲げ部22bとを有している。曲げ部22bは、カバー本体22aの幅方向の一端部から後方へ直角に突出したカバー側面部22cと、カバー側面部22cのカバー本体22aとは反対側の端部から外側へ直角に突出した突出部22dとを有している。
【0022】
第1の分割カバー22は、カバー固定具としての複数(この例では2つ)のカバー固定ネジ27a,27bによりケース25に固定されている。
【0023】
ケース25の側面には、曲げ部22bを貫通する第1の軸部材28が立設されている。曲げ部22bには、スリット22eが設けられている。第1の軸部材28は、スリット22eに通されており、スリット22eに沿って相対的に移動されることにより第1の分割カバー22の開閉動作を案内する。
【0024】
第2の分割カバー23の構成は、第1の分割カバー22と同様である。即ち、第2の分割カバー23は、ケース25の開口部を覆う平板状のカバー本体23aと、カバー本体23aの幅方向の一端部に形成された断面Z形(2辺曲げ)の曲げ部23bとを有している。曲げ部23bは、カバー本体23aの幅方向の一端部から後方へ直角に突出したカバー側面部23cと、カバー側面部23cのカバー本体23aとは反対側の端部から外側へ直角に突出した突出部23dとを有している。
【0025】
第2の分割カバー23は、カバー固定具としての複数(この例では2つ)のカバー固定ネジ29a,29bによりケース25に固定されている。
【0026】
ケース25の側面には、曲げ部23bを貫通する第2の軸部材30が立設されている。曲げ部23bには、スリット23eが設けられている。第2の軸部材30は、スリット23eに通されており、スリット23eに沿って相対的に移動されることにより、第2の分割カバー23の開閉動作を案内する。
【0027】
図4は図2の第1ないし第3の分割カバー22〜24を全開位置に展開させた状態を示す正面図、図5は図4のエレベータ制御盤12を示す左側面図である。実施の形態1では、カバー固定ネジ27a,27bを取り外すことにより、第1の分割カバー22が開放動作可能となり、カバー固定ネジ29a,29bを取り外すことにより、第2の分割カバー23の開放動作が可能となる。
【0028】
スリット22e,23eの形状は、分割カバー22,23を制御盤本体21の前方へスライドさせてから上方へスライドさせることによりケース25の開口部が開放されるような形状となっている。また、スリット22e,23eの形状は、分割カバー22,23を上方へスライドさせてから軸部材28,30を中心として分割カバー22,23を回転させて展開可能な形状となっている。
【0029】
図6は図2の第1の分割カバー22の開放動作途中の状態を示す斜視図である。スリット22eは、上部水平部31、垂直部32、下部水平部33及び開放保持部34を有している。上部水平部31は、カバー側面部22cの上端部近傍に水平に設けられている。下部水平部33は、曲げ部22bの下端部近傍に、カバー側面部22cと突出部22dとに跨って水平に設けられている。
【0030】
垂直部32は、上部水平部31のカバー本体22aとは反対側の端部と、下部水平部33のカバー本体22a側の端部との間に垂直に設けられている。開放保持部34は、下部水平部33の垂直部32とは反対側の端部から上方へ垂直に設けられている。
【0031】
第1の分割カバー22が全閉位置にあるとき、第1の軸部材28は、上部水平部31のカバー本体22a側の端部に位置している。また、第1の分割カバー22を開放動作させるとき、第1の軸部材28は、スリット22e内を上部水平部31、垂直部32及び下部水平部33の順に相対的に移動される。そして、第1の分割カバー22が全開位置にあるとき、第1の軸部材28は、開放保持部34の上端部に位置している。
【0032】
図7は図6の要部を拡大して示す斜視図である。第1の軸部材28は、スリット22eに通された軸部35と、軸部35の端部に設けられており、第1の軸部材28のスリット22eからの抜けを阻止する球状の頭部36とを有している。
【0033】
頭部36と第1の分割カバー22との間には、遊び(隙間又は余裕)が設けられている。これにより、第1の分割カバー22は、遊びの分だけケース25の幅方向へスライド可能になっている。
【0034】
第2の分割カバー23のスリット23eの形状、スリット23eと第2の軸部材30との位置関係、及び第2の軸部材30の構成等は、スリット22e及び第1の軸部材28の場合と同様である。
【0035】
次に、動作について説明する。エレベータ制御盤12の保守作業を行う場合、かご6上に作業員が乗り込み、図2の2点鎖線で示すように、かご6上の床面がエレベータ制御盤12の下端部よりも若干下方に位置するようにかご6を移動させる。そして、カバー固定ネジ27a,27bを取り外す。
【0036】
この後、安全柵11と第1の分割カバー22との間の隙間を利用して、第1の分割カバー22を手前(安全柵11側)へ引き出す。次に、第1の分割カバー22をケース25の幅方向左側へスライドさせる。これにより、第2の分割カバー23との干渉を避け、第1の分割カバー22を上方へスライドさせることが可能となる。
【0037】
この状態で、第1の軸部材28が垂直部32の下端部に移動するまで、第1の分割カバー22を真上へスライドさせる。これにより、第1の分割カバー22の下端部は、安全柵11の上端部よりも上方へ移動される。即ち、第1の分割カバー22は、かご6上の床面を第1の分割カバー22の下端と同じ高さにしたとき、安全柵11の上端よりも上方までスライド可能になっている。
【0038】
この後、第1の軸部材28を中心として第1の分割カバー22を約90°展開させる。そして、第1の軸部材28が開放保持部34の上端に移動するように、第1の分割カバー22を若干下方へ移動させる。このとき、第1の分割カバー22を安全柵11に載せ、安全柵11により第1の分割カバー22を支持するようにしてもよい。なお、第1の分割カバー22を全閉位置へ戻す場合は、上記の逆の手順である。
【0039】
また、第2の分割カバー23の開放動作及び閉鎖動作は、第1の分割カバー22の場合と同様である。エレベータ制御盤12の高さ寸法が大きい場合、必要に応じてかご6を上下動させながらエレベータ制御盤12に対する保守作業を行えばよい。
【0040】
このように、実施の形態1のエレベータ制御盤12によれば、図4に示すように、第1及び第2の分割カバー22,23とかご6及び安全柵11との干渉を避けつつ、第1及び第2の分割カバー22,23を制御盤本体21に接続したまま、ケース25の開口部を開放することができる。このため、第1及び第2の分割カバー22,23の落下に対する予防措置を講ずる必要がない。
【0041】
また、第1及び第2の分割カバー22,23を上方へスライドさせてから軸部材28,30を中心として第1及び第2の分割カバー22,23を回転させて展開可能となっているので、第1及び第2の分割カバー22,23を同時に全開位置に移動させることができる。
【0042】
さらに、第1及び第2の軸部材28,30の頭部36と第1及び第2の分割カバー22,23との間に遊びが設けられており、遊びの分だけ第1及び第2の分割カバー22,23がケース25の幅方向へスライド可能になっているので、上側に隣接するカバーとの干渉を容易に避けつつ、第1及び第2の分割カバー22,23を上方へ移動させることができる。
【0043】
さらにまた、第1の分割カバー22の高さ寸法は、安全柵11の高さ寸法よりも大きくなっており、第1の分割カバー22は、かご6上の床面を第1の分割カバー22の下端と同じ高さにしたとき、安全柵11の上端よりも上方までスライド可能になっている。従って、安全柵11との干渉をより確実に回避することができる。
【0044】
なお、実施の形態1では、全ての分割カバー22〜24が左側に展開する構成を示したが、分割カバー22〜24の全て又は一部を右側に展開してもよい。
また、実施の形態1では、3枚の表カバーを用いたが、表カバーは、1枚、2枚又は4枚以上であってもよい。2枚以上の表カバーを用いる場合、それらの表カバーのうち何枚にこの発明を適用してもよい。
さらに、2枚以上の表カバーを用いる場合、各表カバーの高さ寸法は同じでなくてもよく、任意に設定することができる。
【0045】
実施の形態2.
次に、図8はこの発明の実施の形態2によるエレベータ制御盤12を示す正面図、図9は図8のエレベータ制御盤12を示す左側面図、図10は図8の第1ないし第3の分割カバー22〜24を全開位置に展開させた状態を示す正面図、図11は図10のエレベータ制御盤12を示す左側面図である。
【0046】
図において、第1の分割カバー22のカバー本体22aには、カバー固定ネジ27a,27bを通す複数(この例では2つ)のダルマ孔(snowman type holes)22f,22gが設けられている。同様に、第2の分割カバー23のカバー本体23aには、カバー固定ネジ29a,29bを通す複数(この例では2つ)のダルマ孔23f,23gが設けられている。
【0047】
図12は図8のXII−XII線に沿う第1及び第2の分割カバー22,23の断面図である。第1の分割カバー22の上端部には、カバー本体22aをケース25側へ直角に折り曲げてなる折曲部22hと、折曲部22hの端部を上側へ直角に折り曲げてなる重なり部22iとが設けられている。即ち、カバー本体22aの上端部には、断面Z形の曲げ加工が施されている。
【0048】
第2の分割カバー23の下端部には、カバー本体23aをケース25側へ直角に折り曲げてなる折曲部23hと、折曲部23hの端部を下側へ直角に折り曲げてなる重なり部23iとが設けられている。即ち、カバー本体23aの下端部には、断面Z形の曲げ加工が施されている。
【0049】
重なり部22i,23iは、第1及び第2の分割カバー22,23が全閉位置にあるとき、エレベータ制御盤12を正面から見て前後に重ねて配置されている。また、重なり部23iは、重なり部22iの後ろ側に配置されている。これにより、エレベータ制御盤12内への水の浸入が防止されている。
【0050】
第2の分割カバー23をケース25に固定した状態で第1の分割カバー22を開く場合、カバー固定ネジ27a,27bを十分に緩めて、図13に示すように、重なり部22iが第2の分割カバー23と干渉しない位置まで第1の分割カバー22を前方へ移動させる。
【0051】
この後、図14に示すように、カバー固定ネジ27a,27bがダルマ孔22f,22gの大径部に入るまで、第1の分割カバー22を真上へ移動させる。そして、第1の分割カバー22を再度前方へ移動させ、ダルマ孔22f,22gからカバー固定ネジ27a,27bを抜く。
【0052】
図15は図8のカバー固定ネジ27a,27bを緩めた状態を示す平面図、図16は図15の第1の分割カバー22を前方へ移動させてダルマ孔22f,22gからカバー固定ネジ27a,27bを抜いた状態を示す平面図である。この後の動作は、実施の形態1と同様であり、図17に示すように、第1の分割カバー22をケース25の幅方向左側へスライドさせる。
【0053】
この状態で、第1の軸部材28が垂直部32の下端部に移動するまで、第1の分割カバー22を真上へスライドさせる。この後、図18に示すように、第1の軸部材28を中心として第1の分割カバー22を約90°展開させる。そして、第1の軸部材28が開放保持部34の上端に移動するように、第1の分割カバー22を若干下方へ移動させる。また、第1の分割カバー22を全閉位置へ戻す場合は、上記の逆の手順である。
【0054】
一方、第1の分割カバー22をケース25に固定した状態で第2の分割カバー23を開く場合、カバー固定ネジ29a,29bを緩めて、図19に示すように、重なり部23iが重なり部22iと干渉しない位置まで真上へ移動させる。これにより、カバー固定ネジ29a,29bがダルマ孔23f,23gの大径部に入る。即ち、重なり部22i,23iの重なり寸法は、重なりを解消することによりカバー固定ネジ29a,29bがダルマ孔23f,23g内を小径部から大径部へ移動するような寸法に設定されている。
【0055】
この後、図20に示すように、第2の分割カバー23を前方へ移動させ、ダルマ孔23f,23gからカバー固定ネジ29a,29bを抜く。この後の動作は、第1の分割カバー22の開放動作と同様である。また、第2の分割カバー23を全閉位置へ戻す場合は、上記の逆の手順である。
【0056】
図21は図9の第1の分割カバー22の上端部を拡大して示す側面図である。実施の形態2のスリット22eでは、上部水平部31と垂直部32との間に、ダルマ孔22f,22gからカバー固定ネジ27a,27bを抜くためのL字形のネジ抜き部37が設けられている。
【0057】
図22は図9の第2の分割カバー23の上端部を拡大して示す側面図である。実施の形態2のスリット23eでは、重なり部23iの重なり部22iとの干渉を解除するための干渉解除部38が、上部水平部31のカバー本体23a側の端部から上方へ垂直に設けられている。第2の分割カバー23が全閉位置にあるとき、第2の軸部材30は、干渉解除部38の上端部に位置している。他の構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
【0058】
このように、実施の形態2のエレベータ制御盤12によれば、図10に示すように、第1及び第2の分割カバー22,23とかご6及び安全柵11との干渉を避けつつ、第1及び第2の分割カバー22,23を制御盤本体21に接続したまま、ケース25の開口部を開放することができ、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
【0059】
また、第1の分割カバー22にダルマ孔22f,22gを設け、第2の分割カバー23にダルマ孔23f,23gを設けたので、カバー固定ネジ27a,27b,29a,29bをケース25から取り外すことなく、第1及び第2の分割カバー22,23を開くことができ、カバー固定ネジ27a,27b,29a,29bの落下や紛失を防止することができる。
【0060】
さらに、カバー固定ネジ27a,27b,29a,29bをケース25に取り付けたまま第1及び第2の分割カバー22,23を開くことができるため、例えば第1の分割カバー22のみを開く場合に、図23〜25に示すように、上方へスライドされた第1の分割カバー22の下端をカバー固定ネジ27a,27bに掛けることにより、開口部の第1の分割カバー22に対応する部分の開放状態を容易に保持することができる。
【0061】
なお、軸部材28,30の軸部35とスリット22e,23eの上部水平部31の幅との間に遊びを設け、この遊びを利用して、ダルマ孔22f,22gからカバー固定ネジ27a,27bを抜いたり、重なり部22iと重なり部23iとの干渉を解消したりすることもできる。これにより、スリット22e,23eの形状を、実施の形態1と同様に単純化することができる。
【0062】
実施の形態3.
次に、図26はこの発明の実施の形態3によるエレベータ制御盤12を示す正面図、図27は図26の第1及び第2の分割カバー22,23を全開位置に展開させた状態を示す左側面図である。
【0063】
実施の形態1、2では扉式の第3の分割カバー24を用いたが、実施の形態3では、第1及び第2の分割カバー22,23のみを用いている。また、第1及び第2の分割カバー22,23には、第1及び第2の分割カバー22,23を展開した状態で結合して展開した状態に保持する結合部40が設けられている。
【0064】
図28は図26の要部を示す斜視図である。結合部40は、第1の分割カバー22の重なり部22iに設けられた結合孔41と、第2の分割カバー23の重なり部23iに設けられた結合ピン42とを有している。第1及び第2の分割カバー22,23が全開位置にあるとき、結合ピン42は、結合孔41とは反対側へ突出しており、結合孔41に挿入されていない。
【0065】
図29は図28の第2の分割カバー23を真上へ移動させた状態を示す斜視図、図30は図28の結合孔41に結合ピン42を挿入した状態を示す斜視図である。実施の形態3では、第1及び第2の分割カバー22,23が全開位置にあるとき、全閉位置にあるときに対して、重なり部22i,23iの前後を逆にし、結合ピン42を結合孔41に挿入する。これにより、第1及び第2の分割カバー22,23が展開した状態に保持される。他の構成は、実施の形態1又は2と同様である。
【0066】
このような構成によれば、第1及び第2の分割カバー22,23の可動範囲が結合部40により拘束され、他の保持手段(機構)を用いることなく、第1及び第2の分割カバー22,23を展開した状態に保持することができる。
【0067】
実施の形態4.
次に、図31はこの発明の実施の形態4によるエレベータ制御盤12を示す正面図、図32は図31のエレベータ制御盤12を示す左側面図、図33は図31の第1の分割カバー22を全開位置に展開させた状態を示す正面図、図34は図33のエレベータ制御盤12を示す左側面図である。
【0068】
第2の分割カバー23の曲げ部23b(カバー側面部23c)には、フック44が設けられている。第1の分割カバー22の曲げ部22b(突出部22d)には、第1の分割カバー22が全開位置にあるときにフック44が通されるフック孔45が設けられている。このフック孔45を利用して、第1の分割カバー22を展開した状態でフック44に掛けることにより、第1の分割カバー22の展開状態が保持される。
【0069】
図35は図34のフック44を拡大して示す斜視図、図36は図35のフック44を示す正面図、図37は図36のフック44を示す左側面図である。フック44は、ピンの先端に球状の外れ止めを設けたものである。但し、フック44の形状はこれに限定されず、単なるL字形の金具等であってもよい。勿論、第1の分割カバー22を全開位置に移動させる際に、フック44が第1の分割カバー22に干渉することはない。他の構成及び動作は、実施の形態1〜3のいずれかと同様である。
【0070】
このような構成によれば、簡単な構成により、第1の分割カバー22の展開状態をより確実に保持することができる。また、フック孔45は、第1の分割カバー22を閉じた状態において、エレベータ制御盤12の側面から外側へ突出した突出部22dに位置するため、機能的及び法規的に問題にはならない。
【0071】
なお、実施の形態4では、第1の分割カバー22の上に隣接する第2の分割カバー23にフック44を設けたが、表カバーが1枚のみの場合はケースにフックを設けたり、上に隣接する表カバーが扉式カバーの場合は扉式カバーにフックを設けたりしてもよい。
また、実施の形態1〜4では、カバー固定ネジ27a,27bをカバー本体22aの左右に配置したが、左右のいずれか一方のみに配置してもよい。
さらに、実施の形態1〜4では、カバー本体22a,23aの幅方向一端部を曲げ加工して曲げ部22b,23bを形成したが、カバー本体22a,23aの幅方向一端部に別部材を固定して曲げ部としてもよい。
さらにまた、エレベータ装置全体のレイアウトは図1に限定されるものではなく、本発明のエレベータ制御盤は、他のレイアウトのエレベータ装置に適用してもよい。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】

【手続補正書】
【提出日】20151105
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面に開口部が設けられているケースを有する制御盤本体、及び
前記開口部を開閉する表カバー
を備え、
前記表カバーの幅方向一端部には、曲げ部が設けられており、
前記曲げ部には、スリットが設けられており、
前記ケースの側面には、前記スリットに沿って相対的に移動されることにより前記表カバーの開閉動作を案内するとともに、前記表カバーが前記ケースから外れるのを阻止する軸部材が設けられており、
前記スリットの形状は、前記表カバーを前記制御盤本体の前方へスライドさせてから上方へスライドさせることにより前記開口部が開放されるような形状となっており、かつ前記表カバーを上方へスライドさせてから前記軸部材を中心として前記表カバーを回転させて展開可能な形状となっていることを特徴とするエレベータ制御盤。
【請求項2】
前記曲げ部は、前記表カバーの幅方向一端部を断面Z形に曲げて形成されていることを特徴とする請求項記載のエレベータ制御盤。
【請求項3】
前記軸部材は、前記スリットに通された軸部と、前記軸部の端部に設けられており、前記軸部材の前記スリットからの抜けを阻止する頭部とを有しており、
前記頭部と前記表カバーとの間には遊びが設けられており、遊びの分だけ前記表カバーが前記ケースの幅方向へスライド可能になっていることを特徴とする請求項1又は請求項に記載のエレベータ制御盤。
【請求項4】
前面に開口部が設けられているケースを有する制御盤本体、及び
前記開口部を開閉する表カバー
を備え、
前記表カバーの幅方向一端部には、曲げ部が設けられており、
前記曲げ部には、スリットが設けられており、
前記ケースの側面には、前記スリットに沿って相対的に移動されることにより前記表カバーの開閉動作を案内するとともに、前記表カバーが前記ケースから外れるのを阻止する軸部材が設けられており、
前記スリットの形状は、前記表カバーを前記制御盤本体の前方へスライドさせてから上方へスライドさせることにより前記開口部が開放されるような形状となっており、
前記表カバーは、全閉位置にあるときカバー固定ネジにより前記ケースに固定されており、
前記表カバーには、前記カバー固定ネジを通すダルマ孔が設けられており、
上方へスライドされた前記表カバーの下端を前記カバー固定ネジに掛けることにより、前記開口部が開放された状態が保持されることを特徴とするエレベータ制御盤。
【請求項5】
前面に開口部が設けられているケースを有する制御盤本体、及び
前記開口部を開閉する表カバー
を備え、
前記表カバーの幅方向一端部には、曲げ部が設けられており、
前記曲げ部には、スリットが設けられており、
前記ケースの側面には、前記スリットに沿って相対的に移動されることにより前記表カバーの開閉動作を案内するとともに、前記表カバーが前記ケースから外れるのを阻止する軸部材が設けられており、
前記スリットの形状は、前記表カバーを前記制御盤本体の前方へスライドさせてから上方へスライドさせることにより前記開口部が開放されるような形状となっており、
前記表カバーは、第1の分割カバーと、前記第1の分割カバーの上に隣接して配置された第2の分割カバーとを含み、
前記第1及び第2の分割カバーのそれぞれに前記曲げ部及び前記スリットが設けられており、
前記軸部材は、前記第1の分割カバーに対応した第1の軸部材と、前記第2の分割カバーに対応した第2の軸部材とを含み、
前記第1及び第2の分割カバーの前記スリットの形状は、前記第1及び第2の分割カバーを上方へスライドさせてから前記第1及び第2の軸部材を中心として前記第1及び第2の分割カバーを回転させて展開可能な形状となっており、
前記第1及び第2の分割カバーには、前記第1及び第2の分割カバーを展開した状態で結合して展開した状態に保持する結合部が設けられていることを特徴とするエレベータ制御盤。
【請求項6】
前面に開口部が設けられているケースを有する制御盤本体、及び
前記開口部を開閉する表カバー
を備え、
前記表カバーの幅方向一端部には、曲げ部が設けられており、
前記曲げ部には、スリットが設けられており、
前記ケースの側面には、前記スリットに沿って相対的に移動されることにより前記表カバーの開閉動作を案内するとともに、前記表カバーが前記ケースから外れるのを阻止する軸部材が設けられており、
前記スリットの形状は、前記表カバーを前記制御盤本体の前方へスライドさせてから上方へスライドさせることにより前記開口部が開放されるような形状となっており、
前記表カバーは、第1の分割カバーと、前記第1の分割カバーの上に隣接して配置された第2の分割カバーとを含み、
前記第1及び第2の分割カバーのそれぞれに前記曲げ部及び前記スリットが設けられており、
前記軸部材は、前記第1の分割カバーに対応した第1の軸部材と、前記第2の分割カバーに対応した第2の軸部材とを含み、
前記第1の分割カバーの前記スリットの形状は、前記第1の分割カバーを上方へスライドさせてから前記第1の軸部材を中心として前記第1の分割カバーを回転させて展開可能な形状となっており、
前記第2の分割カバーの前記曲げ部には、フックが設けられており、
前記第1の分割カバーを展開した状態で前記フックに掛けることにより、前記第1の分割カバーの展開状態が保持されることを特徴とするエレベータ制御盤。
【請求項7】
昇降路内を昇降されるかご、及び
前記昇降路内に設けられており、保守作業が前記かご上から行われるエレベータ制御盤
を備え、
前記エレベータ制御盤は、前面に開口部が設けられているケースを有する制御盤本体と、前記開口部を開閉する表カバーとを備えており、
前記表カバーの幅方向一端部には、曲げ部が設けられており、
前記曲げ部には、スリットが設けられており、
前記ケースの側面には、前記スリットに沿って相対的に移動されることにより前記表カバーの開閉動作を案内するとともに、前記表カバーが前記ケースから外れるのを阻止する軸部材が設けられており、
前記スリットの形状は、前記表カバーを前記制御盤本体の前方へスライドさせてから上方へスライドさせることにより前記開口部が開放されるような形状となっており、かつ前記表カバーを上方へスライドさせてから前記軸部材を中心として前記表カバーを回転させて展開可能な形状となっていることを特徴とするエレベータ装置。
【請求項8】
昇降路内を昇降されるかご、及び
前記昇降路内に設けられており、保守作業が前記かご上から行われるエレベータ制御盤
を備え、
前記エレベータ制御盤は、前面に開口部が設けられているケースを有する制御盤本体と、前記開口部を開閉する表カバーとを備えており、
前記表カバーの幅方向一端部には、曲げ部が設けられており、
前記曲げ部には、スリットが設けられており、
前記ケースの側面には、前記スリットに沿って相対的に移動されることにより前記表カバーの開閉動作を案内するとともに、前記表カバーが前記ケースから外れるのを阻止する軸部材が設けられており、
前記スリットの形状は、前記表カバーを前記制御盤本体の前方へスライドさせてから上方へスライドさせることにより前記開口部が開放されるような形状となっており、
前記表カバーは、全閉位置にあるときカバー固定ネジにより前記ケースに固定されており、
前記表カバーには、前記カバー固定ネジを通すダルマ孔が設けられており、
上方へスライドされた前記表カバーの下端を前記カバー固定ネジに掛けることにより、前記開口部が開放された状態が保持されることを特徴とするエレベータ装置。
【請求項9】
昇降路内を昇降されるかご、及び
前記昇降路内に設けられており、保守作業が前記かご上から行われるエレベータ制御盤
を備え、
前記エレベータ制御盤は、前面に開口部が設けられているケースを有する制御盤本体と、前記開口部を開閉する表カバーとを備えており、
前記表カバーの幅方向一端部には、曲げ部が設けられており、
前記曲げ部には、スリットが設けられており、
前記ケースの側面には、前記スリットに沿って相対的に移動されることにより前記表カバーの開閉動作を案内するとともに、前記表カバーが前記ケースから外れるのを阻止する軸部材が設けられており、
前記スリットの形状は、前記表カバーを前記制御盤本体の前方へスライドさせてから上方へスライドさせることにより前記開口部が開放されるような形状となっており、
前記表カバーは、第1の分割カバーと、前記第1の分割カバーの上に隣接して配置された第2の分割カバーとを含み、
前記第1及び第2の分割カバーのそれぞれに前記曲げ部及び前記スリットが設けられており、
前記軸部材は、前記第1の分割カバーに対応した第1の軸部材と、前記第2の分割カバーに対応した第2の軸部材とを含み、
前記第1及び第2の分割カバーの前記スリットの形状は、前記第1及び第2の分割カバーを上方へスライドさせてから前記第1及び第2の軸部材を中心として前記第1及び第2の分割カバーを回転させて展開可能な形状となっており、
前記第1及び第2の分割カバーには、前記第1及び第2の分割カバーを展開した状態で結合して展開した状態に保持する結合部が設けられていることを特徴とするエレベータ装置。
【請求項10】
昇降路内を昇降されるかご、及び
前記昇降路内に設けられており、保守作業が前記かご上から行われるエレベータ制御盤
を備え、
前記エレベータ制御盤は、前面に開口部が設けられているケースを有する制御盤本体と、前記開口部を開閉する表カバーとを備えており、
前記表カバーの幅方向一端部には、曲げ部が設けられており、
前記曲げ部には、スリットが設けられており、
前記ケースの側面には、前記スリットに沿って相対的に移動されることにより前記表カバーの開閉動作を案内するとともに、前記表カバーが前記ケースから外れるのを阻止する軸部材が設けられており、
前記スリットの形状は、前記表カバーを前記制御盤本体の前方へスライドさせてから上方へスライドさせることにより前記開口部が開放されるような形状となっており、
前記表カバーは、第1の分割カバーと、前記第1の分割カバーの上に隣接して配置された第2の分割カバーとを含み、
前記第1及び第2の分割カバーのそれぞれに前記曲げ部及び前記スリットが設けられており、
前記軸部材は、前記第1の分割カバーに対応した第1の軸部材と、前記第2の分割カバーに対応した第2の軸部材とを含み、
前記第1の分割カバーの前記スリットの形状は、前記第1の分割カバーを上方へスライドさせてから前記第1の軸部材を中心として前記第1の分割カバーを回転させて展開可能な形状となっており、
前記第2の分割カバーの前記曲げ部には、フックが設けられており、
前記第1の分割カバーを展開した状態で前記フックに掛けることにより、前記第1の分割カバーの展開状態が保持されることを特徴とするエレベータ装置。
【国際調査報告】