(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO2014054179
(43)【国際公開日】20140410
【発行日】20160825
(54)【発明の名称】情報処理装置、システム、方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20160729BHJP
   G06F 9/445 20060101ALI20160729BHJP
【FI】
   !G06F13/00 530A
   !G06F9/06 610Q
   !G06F9/06 650C
   !G06F9/06 640A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】32
【出願番号】2014539565
(21)【国際出願番号】JP2012076010
(22)【国際出願日】20121005
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KM,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC
(71)【出願人】
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
【住所又は居所】神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番1号
(74)【代理人】
【識別番号】100087480
【弁理士】
【氏名又は名称】片山 修平
(72)【発明者】
【氏名】横田 耕一
【住所又は居所】神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番1号 富士通株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】田中 秀樹
【住所又は居所】神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番1号 富士通株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】郭 兆功
【住所又は居所】神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番1号 富士通株式会社内
【テーマコード(参考)】
5B084
5B376
【Fターム(参考)】
5B084AA01
5B084AA02
5B084AA12
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5B084AB38
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5B376DA03
5B376DA20
5B376DA21
5B376FA13
5B376GA03
(57)【要約】
アプリケーション配信管理装置100は、端末10から、該端末10にインストールされたアプリケーションソフトウェアを識別する識別情報と、アプリケーションソフトウェアの該端末内の使用状況に関する情報とを取得する通信装置131と、通信装置131が取得した識別情報と使用状況に関する情報とに基づいて、配信候補のアプリケーションソフトウェアと、アプリケーションソフトウェアを配信する候補の端末とを選択する選択部173とを備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末から、該端末にインストールされたアプリケーションソフトウェアを識別する識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの該端末内の使用状況に関する情報とを取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、配信候補のアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する候補の端末とを選択する選択手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記選択手段が選択したアプリケーションソフトウェアを、前記選択手段が選択した端末に配信させる情報を、該アプリケーションを配信する装置に出力する出力手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記使用状況に関する情報は、アプリケーションソフトウェアの使用時間に関する情報を含み、
前記選択手段は、前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、インストールした端末の数が所定数以上で、前記使用時間が所定時間以上のアプリケーションソフトウェアを、前記配信するアプリケーションソフトウェアとして選択することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記使用状況に関する情報は、アプリケーションソフトウェアの使用開始時刻と使用終了時刻との情報を含み、
前記選択手段は、前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、所定数以上の端末においてインストールされたアプリケーションソフトウェアであって、複数の端末でアプリケーションソフトウェアが起動していた時間に重複する時間があるアプリケーションソフトウェアを、前記配信するアプリケーションソフトウェアとして選択することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
【請求項5】
利用者の端末を識別する識別情報を、前記利用者の属するグループごとに記憶する記憶手段を備え、
前記選択手段は、グループに属する端末から取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、前記配信するアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する端末とをグループごとに選択し、
前記出力手段は、前記選択手段がグループごとに選択したアプリケーションソフトウェアを、前記グループごとに選択した端末に配信させる情報を出力することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記出力手段は、前記選択手段が選択した前記配信するアプリケーションソフトウェアを、前記選択手段が選択した前記配信する端末に配信するように、前記アプリケーションソフトウェアを配信するサーバ装置に要求することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
【請求項7】
端末から、該端末にインストールされたアプリケーションソフトウェアを識別する識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの該端末内の使用状況に関する情報とを取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、配信候補のアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する候補の端末とを選択する選択手段とを備える情報処理装置と、
前記識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの使用状況に関する情報とを前記情報処理装置に送信する前記端末と、
を有することを特徴とするシステム。
【請求項8】
前記情報処理装置は、前記選択手段が選択したアプリケーションソフトウェアを、前記選択手段が選択した端末に配信させる情報を、該アプリケーションを配信する装置に出力する出力手段をさらに有することを特徴とする請求項7記載のシステム。
【請求項9】
前記使用状況に関する情報は、アプリケーションソフトウェアの使用時間に関する情報を含み、
前記選択手段は、前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、インストールした端末の数が所定数以上で、前記使用時間が所定時間以上のアプリケーションソフトウェアを、前記配信するアプリケーションソフトウェアとして選択することを特徴とする請求項7又は8記載のシステム。
【請求項10】
前記使用状況に関する情報は、アプリケーションソフトウェアの使用開始時刻と使用終了時刻との情報を含み、
前記選択手段は、前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、所定数以上の端末においてインストールされたアプリケーションソフトウェアであって、複数の端末でアプリケーションソフトウェアが起動していた時間に重複する時間があるアプリケーションソフトウェアを、前記配信するアプリケーションソフトウェアとして選択することを特徴とする請求項7又は8記載のシステム。
【請求項11】
前記情報処理装置は、利用者の端末を識別する識別情報を、前記利用者の属するグループごとに記憶する記憶手段を備え、
前記選択手段は、グループに属する端末から取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、前記配信するアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する端末とをグループごとに選択し、
前記出力手段は、前記選択手段がグループごとに選択したアプリケーションソフトウェアを、前記グループごとに選択した端末に配信させる情報を出力することを特徴とする請求項8記載のシステム。
【請求項12】
前記出力手段は、前記選択手段が選択した前記配信するアプリケーションソフトウェアを、前記選択手段が選択した前記配信する端末に配信するように、前記アプリケーションソフトウェアを配信するサーバ装置に要求することを特徴とする請求項8記載のシステム。
【請求項13】
コンピュータにおいて実行される情報処理方法であって、
端末から、該端末にインストールされたアプリケーションソフトウェアを識別する識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの該端末内の使用状況に関する情報とを取得するステップと、
前記取得するステップで取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、配信候補のアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する候補の端末とを選択するステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法。
【請求項14】
前記選択するステップで選択したアプリケーションソフトウェアを、前記選択するステップで選択した端末に配信させる情報を、該アプリケーションを配信する装置に出力するステップをさらに有することを特徴とする請求項13記載の情報処理方法。
【請求項15】
前記使用状況に関する情報は、アプリケーションソフトウェアの使用時間に関する情報を含み、
前記選択するステップは、前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、インストールした端末の数が所定数以上で、前記使用時間が所定時間以上のアプリケーションソフトウェアを、前記配信するアプリケーションソフトウェアとして選択することを特徴とする請求項13又は14記載の情報処理方法。
【請求項16】
前記使用状況に関する情報は、アプリケーションソフトウェアの使用開始時刻と使用終了時刻との情報を含み、
前記選択するステップは、前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、所定数以上の端末においてインストールされたアプリケーションソフトウェアであって、複数の端末でアプリケーションソフトウェアが起動していた時間に重複する時間があるアプリケーションソフトウェアを、前記配信するアプリケーションソフトウェアとして選択することを特徴とする請求項13又は14記載の情報処理方法。
【請求項17】
前記選択するステップは、利用者の端末を識別する識別情報を、前記利用者の属するグループごとに記憶する記憶手段を参照して、グループに属する端末から取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、前記配信するアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する端末とをグループごとに選択し、
前記出力するステップは、前記選択するステップがグループごとに選択したアプリケーションソフトウェアを、前記グループごとに選択した端末に配信させる情報を出力することを特徴とする請求項14記載の情報処理方法。
【請求項18】
前記出力するステップは、前記選択するステップが選択した前記配信するアプリケーションソフトウェアを、前記選択するステップが選択した前記配信する端末に配信するように、前記アプリケーションソフトウェアを配信するサーバ装置に要求することを特徴とする請求項14記載の情報処理方法。
【請求項19】
コンピュータに、
端末から、該端末にインストールされたアプリケーションソフトウェアを識別する識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの該端末内の使用状況に関する情報とを取得する手順と、
前記取得する手順で取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、配信候補のアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する候補の端末とを選択する手順と、
を実行させるためのプログラム。
【請求項20】
前記選択する手順で選択したアプリケーションソフトウェアを、前記選択する手順で選択した端末に配信させる情報を、該アプリケーションを配信する装置に出力する手順をさらに有することを特徴とする請求項19記載のプログラム。
【請求項21】
前記使用状況に関する情報は、アプリケーションソフトウェアの使用時間に関する情報を含み、
前記選択する手順は、前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、インストールした端末の数が所定数以上で、前記使用時間が所定時間以上のアプリケーションソフトウェアを、前記配信するアプリケーションソフトウェアとして選択することを特徴とする請求項19又は20記載のプログラム。
【請求項22】
前記使用状況に関する情報は、アプリケーションソフトウェアの使用開始時刻と使用終了時刻との情報を含み、
前記選択する手順は、前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、所定数以上の端末においてインストールされたアプリケーションソフトウェアであって、複数の端末でアプリケーションソフトウェアが起動していた時間に重複する時間があるアプリケーションソフトウェアを、前記配信するアプリケーションソフトウェアとして選択することを特徴とする請求項19又は20記載のプログラム。
【請求項23】
前記選択する手順は、利用者の端末を識別する識別情報を、前記利用者の属するグループごとに記憶する記憶手段を参照して、グループに属する端末から取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、前記配信するアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する端末とをグループごとに選択し、
前記出力する手順は、前記選択する手順がグループごとに選択したアプリケーションソフトウェアを、前記グループごとに選択した端末に配信させる情報を出力することを特徴とする請求項20記載のプログラム。
【請求項24】
前記出力する手順は、前記選択する手順が選択した前記配信するアプリケーションソフトウェアを、前記選択する手順が選択した前記配信する端末に配信するように、前記アプリケーションソフトウェアを配信するサーバ装置に要求することを特徴とする請求項20記載のプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本件は、情報処理装置、システム、方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、アプリケーションストア(以下、アプリストアという)の提供するアプリケーションソフトウェア(以下、アプリという)を端末にダウンロードして利用する機会が増えている。アプリを利用する端末には、スマートフォン、タブレット端末、ノートパソコン等が挙げられる。アプリストアの提供する各アプリの紹介ページには、アプリ利用者のレビューが記載されており、利用者は、レビューを参考にしてアプリストアからダウンロードするアプリを決めている。
【0003】
端末に配信又は推薦するファイルやアプリケーションを選択する技術が特許文献1及び2に開示されている。端末におけるアプリの使用状況を監視する技術が特許文献3に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000−222296号公報
【特許文献2】特開2012−14442号公報
【特許文献3】特開2003−50719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、アプリに対するレビューは、誰でも自由に記載できるものであって、実用性の高いアプリを判断する指標になるとは限らない。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、実用性の高いアプリケーションソフトウェアをユーザの端末に配信することができる情報処理装置、システム、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書に記載の情報処理装置は、端末から、該端末にインストールされたアプリケーションソフトウェアを識別する識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの該端末内の使用状況に関する情報とを取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、配信候補のアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する候補の端末とを選択する選択手段とを備える。
【0008】
本明細書に記載のシステムは、端末から、該端末にインストールされたアプリケーションソフトウェアを識別する識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの該端末内の使用状況に関する情報とを取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、配信候補のアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する候補の端末とを選択する選択手段とを有する情報処理装置と、前記識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの使用状況に関する情報とを前記情報処理装置に送信する前記端末とを備える。
【0009】
本明細書に記載の情報処理方法は、コンピュータにおいて実行される情報処理方法であって、端末から、該端末にインストールされたアプリケーションソフトウェアを識別する識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの該端末内の使用状況に関する情報とを取得するステップと、前記取得するステップで取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、配信候補のアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する候補の端末とを選択するステップとを有する。
【0010】
本明細書に記載のプログラムは、コンピュータに、端末から、該端末にインストールされたアプリケーションソフトウェアを識別する識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの該端末内の使用状況に関する情報とを取得する手順と、前記取得する手順で取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、配信候補のアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する候補の端末とを選択する手順とを実行させる。
【発明の効果】
【0011】
本明細書に記載の情報処理装置、システム、方法及びプログラムによれば、実用性の高いアプリケーションソフトウェアをユーザの端末に配信することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】第1の実施形態のシステム構成の一例を示す図である。
【図2】アプリケーション配信管理装置の備えるハードウェアの一例を示す図である。
【図3】端末の備えるハードウェアの一例を示す図である。
【図4】サーバ装置の備えるハードウェアの一例を示す図である。
【図5】第1の実施形態のアプリケーション配信管理装置の制御部が備える機能ブロックの一例を示す図である。
【図6】(A)は、ユーザ管理テーブルの一例を示す図であり、(B)は、端末別アプリ管理テーブルの一例を示す図である。
【図7】端末の制御部が備える機能ブロックの一例を示す図である。
【図8】アプリケーション配信管理装置を社内共用サーバとして実現した場合のシステム構成の一例を示す図である。
【図9】端末の制御部が、アプリの使用状況に関する情報を収集する手順を示すフローチャートである。
【図10】端末の制御部が、アプリの使用状況に関する情報をアプリケーション配信管理装置に送信する手順を示すフローチャートである。
【図11】端末からデータ送信の要求を受けたアプリケーション配信管理装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図12】第1の実施形態のアプリケーション配信管理装置の制御部が、配信するアプリと、アプリを配信する端末とを選択する手順を示すフローチャートである。
【図13】第2の実施形態のアプリケーション配信管理装置の制御部の機能ブロックの一例を示す図である。
【図14】(A)は、グループ管理テーブルの一例を示す図であり、(B)は、端末別アプリ管理テーブルの一例を示す図である。
【図15】端末と、アプリケーション配信管理装置と、サーバ装置との通信シーケンスを示す図である。
【図16】第2の実施形態のアプリケーション配信管理装置の制御部が、配信するアプリと、アプリを配信する端末とを選択する手順を示すフローチャートである。
【図17】アプリケーション配信管理装置がサーバ装置にアプリの端末への配信を要求する手順を示すフローチャートである。
【図18】第2の実施形態のアプリケーション配信管理装置の制御部が、配信するアプリと、アプリを配信する端末とを選択する他の例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
《第1の実施形態》
以下、第1の実施形態について、図1〜図12を参照しながら説明する。図1に、第1の実施形態のシステム構成の一例を示す。図1に示すように、第1の実施形態は、複数の端末10と、アプリケーション配信管理装置100と、サーバ装置200とを備える。複数の端末10とアプリケーション配信管理装置100とサーバ装置200とは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等のネットワーク300を介して接続されている。なお、図1には、端末10を有線でネットワーク300に接続した例を示した。この他に、端末10とネットワーク300との接続経路に、無線LAN等の無線通信、携帯電話等で利用される移動体通信を利用することもできる。
【0014】
まず、情報処理装置の一態様であるアプリケーション配信管理装置100について説明する。図2に、アプリケーション配信管理装置100の備えるハードウェアの一例を示す。アプリケーション配信管理装置100は、制御部110を備える。制御部110は、CPU(Central Processing Unit)111と、ROM(Read Only Memory)112と、RAM(Random Access Memory)113とを備える。CPU111と、ROM112と、RAM113とはそれぞれバス160に接続している。
【0015】
ROM112には、CPU111が制御に使用する制御プログラムが記録されている。CPU111は、アプリケーション配信管理装置100の電源がオンされて起動すると、制御プログラムをROM112から読み出してRAM113に記録する。その後、CPU111は、RAM113に記録した制御プログラムに従って処理(演算)を行う。RAM113は、CPU111のワークメモリとして使用され、CPU111が演算に使用するデータや、CPU111による演算後のデータ等が記録されている。CPU111、RAM113などのハードウェアと、ROM112に記録する制御プログラムとの協働によって実現される機能ブロックについては、図5を参照しながら後述する。
【0016】
アプリケーション配信管理装置100は、記録装置としてハードディスク装置(以下、HDDと表記する)120を備える。HDD120は、バス160に接続している。HDD120は、例えば、アプリケーション配信管理装置100の電源をオフする場合に保存しておく必要のあるデータを記録する。データの例として、後述するユーザ管理テーブル、端末別アプリ管理テーブル及びグループ管理テーブルに登録されたデータが挙げられる。また、HDD120には、端末10に配信するアプリを記録しておくこともできる。例えば、アプリケーション配信管理装置100がサーバ装置200に事前にアクセスしてサーバ装置200からアプリを取得し、取得したアプリをHDD120に記録しておいてもよい。
【0017】
アプリケーション配信管理装置100は、通信装置131を備える。通信装置131は、バス160に接続している。また、通信装置131は、制御部110の制御に従ってネットワーク300に接続し、ネットワーク300に接続した端末10やサーバ装置200とデータ通信を行う。
【0018】
アプリケーション配信管理装置100は、操作部141と、入力インターフェース142とを備える。入力インターフェース142は、バス160に接続していると共に、操作部141に接続している。操作部141は、利用者の操作入力を受け付ける受付部である。操作部141で受け付けた操作情報は、入力インターフェース142を介して制御部110に送られる。
【0019】
アプリケーション配信管理装置100は、グラフィックインターフェース151と、表示部152とを備える。グラフィックインターフェース151は、バス160に接続していると共に、表示部152に接続している。グラフィックインターフェース151は、制御部110で処理されたグラフィックデータを表示部152に表示させるためのインターフェースであり、表示部152に表示させるためにグラフィックデータを波形電気信号に変換する。表示部152は、グラフィックインターフェース151の出力する波形電気信号を入力し、入力した波形電気信号を表示画面に表示させる。
【0020】
図3に、端末10の備えるハードウェアの一例を示す。なお、図3には、端末10がノートPCである場合の端末10のハードウェアを示すが、端末10は、スマートフォンやタブレット端末であってもよい。
端末10は、制御部20と、HDD30と、通信装置40と、操作部51と、入力インターフェース52と、グラフィックインターフェース61と、表示部62とを備える。端末10の備えるハードウェアの処理は、アプリケーション配信管理装置100の対応するハードウェアの処理とほぼ同一であるため、説明は省略する。なお、図3には示していないが、端末10がスマートフォンやタブレット端末である場合には、HDD30に代えて、不揮発性メモリを使用した記録装置であるSDD(Solid State Drive)を端末10が備えていてもよい。また、端末10がスマートフォンやタブレット端末である場合、表示部62の表示画面の操作を検出するタッチセンサを備えているとよい。さらに、端末10がスマートフォンである場合には、端末10は、スピーカ及びマイクを備えているとよい。
【0021】
図4に、サーバ装置200の備えるハードウェアの一例を示す。サーバ装置200は、ハードウェアとして通信装置201と、HDD202と、制御部210とを備える。制御部210は、CPU211と、メモリ212とを少なくとも備えている。メモリ212には、ROMとRAMとが含まれる。制御部210は、ネットワーク300を介して接続要求を受け付けると、接続要求を送信した送信元装置にユーザ登録を要求する。制御部210は、送信元装置から送信されたユーザ登録の登録情報をメモリ212に記録する。また、送信元装置が、ユーザ登録済みのユーザの装置であった場合には、送信元装置に、ユーザ登録で登録したユーザIDとパスワードの送信を要求してユーザ認証を行う。ユーザ認証に成功した場合、サーバ装置200は、送信元装置から要求されたアプリをHDD202から取得して、送信元装置に配信する。
【0022】
図5に、アプリケーション配信管理装置100の制御部110が備える機能ブロック170の一例を示す。機能ブロック170とは、制御部110のCPU111、RAM113などのハードウェアと、ROM112に記録した制御プログラムとの協働によって実現される各処理を、一連の処理で実現される機能ごとにまとめたブロックである。制御部111は、機能ブロック170として入力部171と、データ管理部172と、選択部173と、出力部174とを備える。
【0023】
入力部171は、通信装置131が端末10から受信した情報を入力する。入力部171は、入力した情報等をデータ管理部172に出力する。また、入力部171は、HDD120から読み出したアプリ等のデータを出力部174に出力する。
【0024】
データ管理部172は、入力部171が出力した情報を入力する。情報には、端末10を識別する端末識別情報と、アプリを識別するアプリ識別情報と、アプリの使用状況に関する情報とが含まれる。これらの情報の詳細については後述する。データ管理部172は、入力した情報をRAM113に記録する。なお、RAM113には、ユーザ管理テーブルと、端末別アプリ管理テーブルとが記録されており、データ管理部172は、端末10から受信した情報を端末別アプリ管理テーブルに記録する。
【0025】
選択部173は、ユーザ管理テーブルと、端末別アプリ管理テーブルとを参照して、端末10に配信するアプリを選択すると共に、選択したアプリを配信する端末10を選択する。選択部173は、選択したアプリに関する情報と、選択した端末10に関する情報とを出力部174に出力する。
【0026】
ここで、図6(A)を参照しながらユーザ管理テーブルの一例について説明する。ユーザ管理テーブルは、ユーザ名に対応付けて、端末識別情報と、通信アドレスと、認証情報とを登録している。ユーザ名は、端末10を利用するユーザの名前又は名称である。端末識別情報は、ユーザ名のユーザが使用する端末10を識別する情報である。端末識別情報は、端末10のユーザが設定して、端末10からアプリケーション配信管理装置100に送信してもよい。又は、アプリケーション配信管理装置100が端末10ごとに端末識別情報を設定して、各端末10に送信するものであってもよい。通信アドレスは、端末識別情報が示す端末10と通信するためのアドレスである。例えば、MAC(Media Access Control)アドレスとIP(Internet Protocol)アドレスとの少なくとも一方が含まれる。認証情報は、サーバ装置200がユーザを認証する情報であって、ユーザID(identification)とパスワードとを含む。
【0027】
図6(B)に、端末別アプリ管理テーブルの一例を示す。端末別アプリ管理テーブルに登録される情報は、端末識別情報と、アプリ識別情報と、使用状況に関する情報とを含む。端末識別情報は、ユーザ管理テーブルに登録した端末識別情報と同一の情報である。アプリ識別情報は、端末識別情報が示す端末10にインストールされたアプリを識別する情報である。例えば、Google(登録商標)のAndroid(登録商標)のアプリである場合、ドメインをトップレベルドメインから逆方法に並べたパッケージ名が該当する。使用状況に関する情報は、例えば、アプリ識別情報の示すアプリが、端末識別情報の示す端末10において所定期間内に使用された時間の累積時間である。例えば、アプリの1カ月間の使用時間を加算した時間である。
【0028】
ここで、図5に戻り、アプリケーション配信管理装置100の制御部110が備える機能ブロック170について引き続き説明する。
選択部173は、端末別アプリ管理テーブルを参照して、端末10に配信するアプリを選択する。例えば、図6(B)に示す端末別アプリ管理テーブルには、各端末10にインストールされたアプリを識別するアプリ識別情報と、アプリの使用状況に関する情報として、アプリの使用時間とが登録されている。選択部173は、端末別アプリ管理テーブルを参照して、インストールした端末数が所定数以上で、アプリの使用時間が所定時間以上の条件を満たすアプリを検出する。選択部173は、条件を満たしたアプリを、端末10に配信するアプリに選択する。また、選択部173は、選択したアプリをインストールしていない端末10を、端末別アプリ管理テーブルを参照して検出する。なお、以下では、選択部173が選択したアプリを配信候補アプリと呼び、選択部173が検出した配信候補アプリをインストールしていない端末10を配信候補端末10と呼ぶ。選択部173は、配信候補アプリのアプリ識別情報と、配信候補端末10の端末識別情報とを出力部174に出力する。
【0029】
出力部174は、選択部173が出力した配信候補アプリのアプリ識別情報と、配信候補端末10の端末識別情報とを入力する。出力部174は、配信候補アプリのアプリ識別情報と、配信候補端末10の端末識別情報とを入力し、配信候補アプリを配信候補端末10に配信させるための情報を出力する。
具体的には、出力部174は、まず、ユーザ管理テーブルを参照して、入力した端末識別情報に対応付けて登録された認証情報と、通信アドレスとを取得する。出力部174は、サーバ装置200にアクセスし、取得した認証情報を使用してサーバ装置200と認証を行う。出力部174は、認証が正常終了すると、ユーザ管理テーブルから取得した配信候補端末10の通信アドレスを示す情報と、配信候補アプリを配信候補端末10に配信するように要求する情報とを通信装置131に出力する。すなわち、認証情報と、配信候補端末10の通信アドレスと、配信候補アプリを配信候補端末10に配信するように要求する情報とが、配信候補アプリを配信候補端末10に配信させるための情報に該当する。通信装置131は、入力した情報をサーバ装置200に送信する。なお、サーバ装置200に、端末10の通信アドレスを事前に登録している場合には、アプリケーション配信管理装置100からサーバ装置200に通信アドレスを通知する必要はない。
また、アプリケーション配信管理装置100のHDD120に、サーバ装置200から事前に取得した配信候補アプリを記録している場合、出力部174は、HDD120から配信候補アプリを取得して、配信候補端末10に配信することになる。この場合、出力部174は、HDD120から取得した配信候補アプリと、配信候補アプリを配信する配信候補端末10の通信アドレスとを通信装置131に出力する。したがって、HDD120から取得した配信候補アプリと、配信候補端末10の通信アドレスとが、配信候補アプリを配信候補端末10に配信させるための情報に該当する。
【0030】
図7に、端末10の制御部20が備える機能ブロック70の一例を示す。端末10は、アプリ監視部71と、OS(Operating System)72と、出力部73とを機能ブロック70として備える。アプリ監視部71は、所定時間ごとに、起動又は終了させたアプリが存在するか否かをOS72に問い合わせ、起動又は終了させたアプリのアプリ識別情報を取得する。アプリ監視部71は、OS72から起動させたアプリのアプリ識別情報を取得した場合、アプリ識別情報を取得した時刻をアプリの使用を開始した使用開始時刻に設定する。また、アプリ監視部71は、OS72から起動を終了させたアプリのアプリ識別情報を取得した場合、アプリ識別情報を取得した時刻をアプリの使用が終了した使用終了時刻に設定する。アプリ監視部71は、設定した使用開始時刻と使用終了時刻とからアプリの使用時間を算出し、算出した使用時間とアプリ識別情報とを対応付けてRAM23に記録させる。例えばOS72がWindows(登録商標)である場合、起動又は終了させたアプリに関する情報は、タスクマネージャで管理されており、当該タスクマネージャから当該情報を収集することができる。また、OS72がAndroid(登録商標)である場合、起動又は終了させたアプリに関する情報は、アクティビティマネージャで管理されており、当該アクティビティマネージャから当該情報を収集することができる。
【0031】
出力部73は、RAM23から情報を取得してアプリケーション配信管理装置100に送信する。出力部73は、例えば、一日一回や、一週間に一回等の設定された日時に、RAM23に記録した使用状況に関する情報に変更があるか否かを判定する。使用状況に関する情報に変更があると判定した場合、出力部73は、変更された使用状況に関する情報に、この使用状況に関する情報に該当するアプリのアプリ識別情報と、端末識別情報とを付加する。出力部73は、変更された使用状況に関する情報と、アプリ識別情報と、端末識別情報とをアプリケーション配信管理装置100に送信する。
【0032】
なお、アプリケーション配信管理装置100は、社内の共用サーバや、SNS(Social Networking Service)のサーバ等の備える機能の一部として設けてもよい。
サーバ装置200によって提供されるアプリの紹介ページに記載されるユーザのレビューは、誰でも自由に記載できるものであって、実用性の高いアプリを判断する指標になるとは限らない。また、サーバ装置200に登録され、ダウンロード可能なアプリには、有用なアプリもあれば、悪意のあるアプリも含まれる。このため、端末10が会社から社員に提供された端末であった場合、端末10の使用者に勝手に好みのアプリをインストールされては困る場合もある。そこで、図8に示すように社内共用サーバ等にアプリケーション配信管理装置100の備える機能を設けて、社内共用サーバにより、配信候補アプリと、アプリを配信する配信候補端末10とを選択するようにする。また、社内共用サーバで選択した配信候補アプリと、配信候補端末10とをサーバ装置200に通知することで、配信候補端末10に実用的なアプリを配信することができる。
【0033】
次に、端末10の制御部20の処理手順を説明する。まず、図9に示すフローチャートを参照しながら、制御部20が、アプリの使用状況に関する情報を収集する手順を説明する。
制御部20は、前回のOS72への問い合わせから所定時間を経過したか否かを判定する(ステップS1)。否定判定の場合(ステップS1/NO)、制御部20は、所定時間を経過するまで待機する。肯定判定の場合(ステップS1/YES)、制御部20は、起動させた又は終了させたアプリがあるか否かをOS72に問い合わせる(ステップS2)。制御部20は、起動させたアプリのアプリ識別情報をOS72から取得した場合(ステップS3/YES)、アプリ識別情報を取得した時刻をアプリの使用開始時刻に設定する。そして、制御部20は、取得したアプリ識別情報と、使用開始時刻とを対応付けてRAM23に記録する(ステップS4)。また、制御部20は、終了させたアプリのアプリ識別情報をOS72から取得した場合(ステップS5/YES)、アプリ識別情報を取得した時刻をアプリの使用終了時刻に設定する。そして、制御部20は、取得したアプリ識別情報と、使用終了時刻とを対応付けてRAM23に記録する(ステップS6)。さらに、制御部20は、アプリ識別情報が同一のアプリの使用開始時刻と使用終了時刻とを使用して、アプリの使用時間を算出する。制御部20は、算出した使用時間を、アプリ識別情報に対応付けてRAM23に記録する(ステップS7)。RAM23への記録が終了した場合、又はステップS5の判定が否定判定である場合(ステップS5/NO)、制御部20は、端末10の電源がオフされたか否かを判定する(ステップS8)。否定判定である場合(ステップS8/NO)、制御部20は、ステップS1からの処理を繰り返す。肯定判定である場合(ステップS8/YES)、制御部20は、処理を終了する。
【0034】
次に、図10に示すフローチャートを参照しながら、収集したアプリの使用状況に関する情報を、端末10からアプリケーション配信管理装置100に送信する手順を説明する。制御部20は、例えば、1日一回、設定された時刻に、収集したアプリの使用状況に関する情報をアプリケーション配信管理装置100に送信する。制御部20は、まず、設定された時刻となったか否かを判定する(ステップS11)。否定判定の場合(ステップS11/NO)、制御部20は、設定時刻まで待機する。また、肯定判定の場合(ステップS11/YES)、制御部20は、RAM23に記録した使用状況に関する情報に、更新されたものがあるか否かを判定する(ステップS12)。否定判定の場合(ステップS12/NO)、制御部20は、ステップS15の判定に移行する。肯定判定の場合(ステップS12/YES)、制御部20は、アプリケーション配信管理装置100にデータ送信を要求する(ステップS13)。制御部20は、アプリケーション配信管理装置100からデータ送信を許可するとの応答を受信すると、RAM23から、アプリ識別情報と更新された使用状況に関する情報とを取得する。制御部20は、取得したアプリ識別情報と更新された使用状況に関する情報とに、端末10を識別する端末識別情報を付加してアプリケーション配信管理装置100に送信する(ステップS14)。データ送信が終了すると、制御部20は、端末10の電源がオフされたか否かを判定する(ステップS15)。肯定判定の場合(ステップS15/YES)、制御部20は、この処理を終了させる。否定判定の場合(ステップS15/NO)、制御部20は、ステップS11からの処理を繰り返す。
【0035】
次に、アプリケーション配信管理装置100の制御部110の処理手順を説明する。まず、図11に示すフローチャートを参照しながら、端末10からデータ送信の要求を受信した場合の制御部110の処理手順を説明する。
制御部110は、端末10から、データ送信の要求を受信すると(ステップS21/YES)、データ送信を許可又は許否する応答を端末10に返信する。制御部110は、データ送信を許可した場合には、端末10から送信されるデータを受信する(ステップS22)。制御部110は、受信したデータを端末別アプリ管理テーブルに登録する(ステップS23)。端末10から送信されるデータには、アプリ識別情報と、アプリの使用状況に関する情報と、端末識別情報とが含まれている。制御部110は、受信したデータから端末識別情報とアプリ識別情報とを取得し、取得した端末識別情報及びアプリ識別情報と一致する端末別アプリ管理テーブルの欄に、使用状況に関する情報を登録する。なお、端末10から送信される使用状況に関する情報が、アプリの使用時間を示す情報である場合、制御部110は、端末別アプリ管理テーブルの該当欄に記録されている使用時間に、今回、端末10から受信した使用時間を加算する。制御部110は、加算した使用時間を、端末別アプリ管理テーブルに登録してデータを更新する。
【0036】
次に、図12に示すフローチャートを参照しながら、配信候補アプリと、配信候補端末10とを選択する制御部110の手順を説明する。以下の説明は、例えば、一週間に一回等の設定された日時に、配信候補アプリと、配信候補端末10とを選択する処理を制御部110が実行するものとして説明する。制御部110は、まず、設定された日時となったか否かを判定する(ステップS31)。否定判定の場合(ステップS31/NO)、制御部110は、設定された日時まで待機する。肯定判定の場合(ステップS31/YES)、制御部110は、端末別アプリ管理テーブルから、端末10にインストールされたアプリを識別するアプリ識別情報と、アプリの使用状況に関する情報とを取得する(ステップS32)。制御部110は、取得したアプリ識別情報と、アプリの使用状況に関する情報とに基づいて、配信候補アプリと、配信候補端末10とを選択する(ステップS33)。例えば、制御部110は、端末別アプリ管理テーブルを参照して、インストールした端末数が所定数以上で、使用時間が所定時間以上のアプリを検出する。制御部110は、検出したアプリを、端末10に配信する配信候補アプリに選択する。また、制御部110は、端末別アプリ管理テーブルを参照して、選択した配信候補アプリがインストールされていない端末10を検出する。制御部110は、検出した端末10を、配信候補端末10とする。制御部110は、配信候補アプリと配信候補端末10とを選択すると、配信候補アプリを配信候補端末10に配信させる情報を出力する(ステップS34)。例えば、制御部110は、まず、ユーザ管理テーブルから取得した、配信候補端末10のユーザの認証情報を使用して、サーバ装置200と認証を行う。制御部110は、認証情報を通信装置131に出力する。通信装置131は、入力した認証情報をサーバ装置200に送信する。サーバ装置200との認証に成功すると、制御部110は、ユーザ管理テーブルから取得した配信候補端末10の通信アドレスを通知する情報と、配信候補アプリを配信候補端末10に配信するように要求する情報とを通信装置131に出力する。通信装置131は、制御部110から入力した情報をサーバ装置200に送信する。従って、サーバ装置200によって、配信候補アプリが配信候補端末10に配信される。
また、配信候補アプリがHDD120に記録されている場合には、制御部110は、配信候補アプリをHDD120から取得して、取得した配信候補アプリと、配信候補アプリを配信する配信候補端末10の通信アドレスとを通信装置131に出力する。
【0037】
以上、詳細に説明したように、本第1の実施形態は、端末10にインストールされたアプリの使用状況に関する情報に基づいて、配信するアプリと、アプリを配信する端末10とを選択する。そして、選択したアプリを、選択した端末10に配信させる情報を出力する。したがって、実用性の高いアプリケーションソフトウェアを端末10に配信させることができる。
【0038】
《第2の実施形態》
以下、第2の実施形態について、図13〜図18を参照しながら説明する。なお、端末10、アプリケーション配信管理装置100、サーバ装置200の備えるハードウェアは、第1の実施形態と同一であるため説明を省略する。まず、図13を参照しながらアプリケーション配信管理装置100の備える機能ブロック170の一例について説明する。第2の実施形態のアプリケーション配信管理装置100は、第1の実施形態の制御部110が備える機能ブロック170に加えて、端末識別情報生成部175と、認証代理部176とをさらに備えている。
【0039】
入力部171は、通信装置131が端末10から受信したデータを入力する。入力部171は、入力したデータが、サーバ装置200との認証に使用する認証情報や、端末10との通信に使用する端末10の通信アドレスである場合には、入力したデータを端末識別情報生成部175と認証代理部176とに出力する。また、入力部171は、入力したデータが、端末10におけるアプリの使用状況に関する情報等である場合には、入力したデータをデータ管理部172に出力する。また、入力したデータが、HDD120から取得したアプリであった場合には、アプリを出力部174に出力する。なお、認証情報は、上述した第1の実施形態と同様に、端末10のユーザを認証するユーザIDとパスワードとが含まれる。また、通信アドレスには、端末10のMACアドレスと、IPアドレスとの少なくとも一方が含まれる。
【0040】
端末識別情報生成部175は、入力部171が出力する認証情報と、通信アドレスとを入力する。端末識別情報生成部175は、入力した認証情報と、通信アドレスとの少なくとも一方を使用して、端末10を特定する端末識別情報を生成する。端末識別情報に通信アドレスが含まれる場合には、端末識別情報にはMACアドレスと、IPアドレスとの少なくとも一方が含まれる。端末識別情報生成部175は、生成した端末識別情報をRAM113に記録する。また、端末識別情報生成部175は、生成した端末識別情報を通信装置131に出力する。通信装置131は、端末識別情報生成部175から入力した端末識別情報を、ネットワーク300を介して端末10に送信する。
【0041】
認証代理部176は、入力部171が出力する認証情報と、通信アドレスとを入力する。認証代理部176は、入力した認証情報と、通信アドレスとを使用して、サーバ装置200と認証処理を行う。すなわち、認証代理部176は、認証情報と通信アドレスとをアプリケーション配信管理装置100に送信した端末10に代わって、サーバ装置200と認証を行う。認証代理部176は、入力した認証情報をサーバ装置200に送り、端末10のユーザを認証する認証情報をサーバ装置200に登録する。また、認証代理部176は、端末10の通信アドレスをサーバ装置200に送り、サーバ装置200が端末10にアプリを配信できるようにする。
【0042】
データ管理部172は、上述した第1の実施形態と同様に、端末10を識別する端末識別情報と、アプリを識別するアプリ識別情報と、アプリの使用状況に関する情報とを入力部171から入力する。データ管理部172は、入力した情報を、RAM113に記録する。
【0043】
ここで、図14を参照しながら、RAM113に記録されたグループ管理テーブルと、端末別アプリ管理テーブルとについて説明する。図14(A)に、グループ管理テーブルの一例を示し、図14(B)に、端末別アプリ管理テーブルの一例を示す。図14(A)に示すグループ管理テーブルは、グループを識別するグループIDに対応付けて、ユーザ名と、端末識別情報と、通信アドレスと、認証情報とを登録している。ユーザ名は、グループに参加しているユーザの名前又は名称である。端末識別情報は、端末識別情報生成部175で生成された情報であり、ユーザの端末10を識別する情報である。通信アドレスは、端末識別情報の示す端末10の通信アドレスである。認証情報は、ユーザ名のユーザを認証するパスワードとユーザIDである。なお、グループについては、特に限定されるものではなく、例えば、会社内の同一の部署に属する社員のグループであってもよいし、趣味サークルに所属するメンバーのグループであってもよい。
【0044】
図14(B)に示す端末別アプリ管理テーブルは、端末10を識別する端末識別情報に対応付けて、アプリ識別情報と、使用状況に関する情報とを登録している。端末識別情報は、端末識別情報生成部175で生成された端末識別情報であり、ユーザの端末10を識別する情報である。アプリ識別情報は、端末識別情報が示す端末10にインストールされたアプリを示す情報である。使用状況に関する情報には、アプリ識別情報が示すアプリが使用された日付と、アプリが使用された使用開始時刻と、使用を終了した使用終了時刻とが含まれる。
【0045】
図13に戻ってアプリケーション配信管理装置100の機能ブロック170について引き続き説明する。選択部173は、RAM113のグループ管理テーブルと端末別アプリ管理テーブルとを参照して、配信候補アプリと、アプリを配信する配信候補端末10とを選択する。まず、選択部173は、処理対象とするグループを選択し、グループ管理テーブルから、選択したグループに属するユーザの端末識別情報を取得する。次に、選択部173は、端末別アプリ管理テーブルを参照して、取得した端末識別情報の端末10にインストールされたアプリ識別情報と、アプリの使用状況に関する情報とを取得する。選択部173は、取得したアプリ識別情報とアプリの使用状況に関する情報とを使用して、配信候補アプリと、アプリを配信する配信候補端末10とを選択する。まず、選択部173は、取得した端末識別情報とアプリ識別情報とにより、イントールした端末数が所定数以上のアプリを検出する。次に、選択部173は、アプリの使用状況に関する情報を使用して、検出したアプリの使用時間が、所定時間以上であるか否かを判定する。使用時間が、所定時間以上である場合、選択部173は、検出したアプリを端末10に配信する配信候補アプリに選択する。また、選択部173は、配信候補アプリを配信する配信候補端末10を選択する。選択部173は、端末別アプリ管理テーブルを参照して、配信候補アプリをイントールしていない端末10を、アプリを配信する配信候補端末10に選択する。なお、選択部173は、配信候補アプリを選択する処理と、配信候補端末10を選択する処理とを各グループごとに行う。選択部173は、配信候補アプリのアプリ識別情報と、配信候補端末10の端末識別情報とをRAM113に記録すると共に、出力部174に出力する。RAM113には、グループIDに対応付けて、配信候補アプリのアプリ識別情報と、配信候補端末10の端末識別情報とが記録される。
【0046】
出力部174は、選択部173が出力した配信候補アプリのアプリ識別情報と、配信候補端末10の端末識別情報とを入力する。出力部174は、端末識別情報が示す配信候補端末10の認証情報をグループ管理テーブルから取得する(以下、認証情報取得処理という)。次に、出力部174は、取得した認証情報によりサーバ装置200と認証を行って、アプリ識別情報が示すアプリを、配信候補端末10に配信するように要求する(以下、アプリ要求処理という)。出力部174は、認証情報取得処理とアプリ要求処理とを、配信候補アプリと配信候補端末10とを選択したグループごとに行う。
なお、上述した第1の実施形態のように、サーバ装置200から事前に取得した配信候補アプリをHDD120に記録している場合、出力部174は、HDD120から配信候補アプリを取得して、配信候補端末10に配信することになる。
【0047】
次に、図15に示すシーケンス図を参照しながら端末10と、アプリケーション配信管理装置100と、サーバ装置200との通信手順を説明する。
まず、端末10は、アプリケーション配信管理装置100に、認証情報と通信アドレスとを送信する。認証情報は、サーバ装置200との認証処理に必要な情報である。アプリケーション配信管理装置100は、受信した認証情報と通信アドレスとをサーバ装置200に送信して、端末10に代わってユーザ登録を行う。サーバ装置200は、アプリケーション配信管理装置100から受信した認証情報と通信アドレスとをメモリ212に記録する。また、アプリケーション配信管理装置100は、受信した認証情報と通信アドレスとの少なくとも一方を使用して、端末10を識別する端末識別情報を生成し、生成した端末識別情報を端末10に送信する。端末10は、アプリケーション配信管理装置100から送信された端末識別情報を受信すると、受信した端末識別情報をRAM23に記録する。
この後、端末10は、端末10にインストールされたアプリの使用状況を監視する。端末10は、アプリの起動を検出すると、アプリの使用を開始した時刻を示す使用開始時刻を、アプリを識別するアプリ識別情報に対応付けてRAM23に記録する。また、端末10は、アプリの終了を検出すると、アプリの使用を終了した時刻を示す使用終了時刻を、アプリを識別するアプリ識別情報に対応付けてRAM23に記録する。また、端末10は、所定時間ごとに、RAM23から、アプリ識別情報と、該当アプリの使用開始時刻及び使用終了時刻の情報とを読み出して、アプリケーション配信管理装置100に送信する。アプリケーション配信管理装置100は、端末10からデータ送信要求を受け付けると、端末10から送信されるアプリ識別情報と、使用開始時刻及び使用終了時刻の情報とを受信し、受信した情報をRAM113に記録する。
また、アプリケーション配信管理装置100は、所定時間ごとに、配信候補アプリの選択と、アプリを配信する配信候補端末10の選択とを行う。アプリケーション配信管理装置100は、グループに属する端末10のアプリ識別情報と、使用開始時刻及び使用終了時刻の情報とを使用して、配信候補アプリと、配信候補端末10とを選択する。配信候補アプリと配信候補端末10とを選択すると、アプリケーション配信管理装置100は、配信候補端末10のユーザの認証情報をグループ管理テーブルから取得する。アプリケーション配信管理装置100は、取得した認証情報をサーバ装置200に送信してサーバ装置200と認証を行う。認証が正常終了すると、アプリケーション配信管理装置100は、サーバ装置200に配信候補アプリの配信を要求する。サーバ装置200は、メモリ212に記録された通信アドレスを使用して、端末10に配信候補アプリを配信する。
【0048】
次に、フローチャートを参照しながら本実施形態の処理手順を説明する。なお、端末10の処理については、第1の実施形態と同一であるため説明を省略する。図16に示すフローチャートを参照しながらアプリケーション配信管理装置100の制御部110が、配信候補アプリと、配信候補端末10とを選択する手順を説明する。
制御部110は、予め設定された日時となると(ステップS51)、配信候補アプリと、配信候補端末10とを選択する処理を開始する。アプリケーション配信管理装置100は、配信候補アプリを選択する処理を、例えば、1週間に一回等の決められた時刻に行う。制御部110は、まず、グループ管理テーブルを参照して、処理対象とするグループを選択する(ステップS52)。次に、制御部110は、端末別アプリ管理テーブルを参照して、処理対象のグループに属する端末10にインストールされたアプリのアプリ識別情報と、アプリの使用状況に関する情報とを取得する(ステップS53)。制御部110は、取得した情報を用いて、処理対象のグループに属する端末10にインストールされたアプリを検出する。さらに、制御部110は、検出したアプリの中で、インストールした端末数が所定数以上で、使用時間が所定時間以上のアプリがあるか否かを判定する(ステップS54)。ステップS54の条件を満たすアプリを検出すると(ステップS54/YES)、制御部110は、検出したアプリを配信候補アプリに設定する。また、制御部110は、配信候補アプリをインストールしていない端末10の端末識別情報を端末別アプリ管理テーブルから取得する(ステップS55)。制御部110は、端末識別情報を取得した端末10を配信候補端末に設定する。制御部110は、配信候補アプリのアプリ識別情報と、配信候補端末10の端末識別情報とを、処理対象のグループのグループIDに対応付けてRAM113に記録する(ステップS56)。次に、制御部110は、処理対象のグループに設定していないグループが他にあるか否かを判定する(ステップS57)。肯定判定の場合(ステップS57/YES)、制御部110は、選択していないグループを処理対象のグループに設定する(ステップS52)。制御部110は、設定した処理対象のグループに対し、ステップS53以降の処理を行う。また、否定判定の場合(ステップS57/NO)、制御部110は、配信候補アプリを、配信候補端末に配信させる情報をグループごとに出力する(ステップS58)。
なお、このフローチャートでは、処理対象のグループを設定し、グループに属する端末10におけるアプリの使用状況に関する情報を使用して、配信候補アプリと、配信候補端末10とを選択していた。ただし、グループの設定は必須の構成ではなく、処理対象のグループの設定は行わずに、すべてのグループのアプリの使用状況に関する情報を使用して、ステップS54の条件を満たすアプリを検出してもよい。
【0049】
次に、図16に示すフローチャートのステップS58の詳細フローの一例として、制御部110が、配信候補端末への配信候補アプリの配信要求をサーバ装置200に出力する手順を図17に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、制御部110は、配信候補アプリと配信先アプリとを選択したグループのグループIDの中から処理対象とするグループIDを選択する(ステップS61)。すなわち、制御部110は、ステップS56で、アプリ識別情報及び端末識別情報と対応付けてRAM113に記録させたグループIDの中から処理対象のグループIDを選択する。次に、制御部110は、選択したグループIDに対応付けてRAM113に記録した配信候補アプリのアプリ識別情報と、配信候補端末の端末識別情報とをRAM113から取得する(ステップS62)。次に、制御部110は、取得した端末識別情報が示す配信候補端末10の認証情報をグループ管理テーブルから取得する(ステップS63)。次に、制御部110は、取得した認証情報を用いてサーバ装置200と認証を行う。認証処理が正常に終了すると、制御部110は、アプリ識別情報が示す配信候補アプリを、配信候補端末10に配信するように要求する(ステップS64)。制御部110は、配信候補アプリの配信候補端末10への配信要求が完了すると、S56でRAM113に記録した全てのグループIDを処理対象のグループIDに選択したか否かを判定する(ステップS65)。否定判定の場合(ステップS65/NO)、制御部110は、処理対象とするグループIDを選択し(ステップS61)、ステップS62以降の処理を繰り返す。また、肯定判定の場合(ステップS65/YES)、制御部110は、処理を終了する。
【0050】
以上、詳細に説明したように、本第2の実施形態は、インストールした端末数が所定数以上で、使用時間が所定時間以上のアプリを実用性の高いアプリとして選択する。また、選択したアプリをインストールしていない端末10を検出して、アプリを配信する配信候補端末10とする。そして、サーバ装置200に、選択したアプリを配信候補端末10に配信するように要求する。従って、実用性の高いアプリを、このアプリをインストールしていない端末10に配信することができる。このため、ユーザの利便性を高めることができる。
また、ユーザをグループごとに管理し、グループに属するユーザの端末10にインストールされたアプリの中から、使用頻度の高いアプリを、インストールした端末数とアプリの使用時間とに基づいて選択している。従って、特に、グループに属するユーザの間で使用頻度が高く、実用性が高いと判定されるアプリを、このアプリをインストールしていない端末10に配信することができる。このため、ユーザの利便性をさらに高めることができる。
また、アプリを配信するサーバ装置200を備え、アプリケーション配信管理装置100は、サーバ装置200に配信候補アプリを配信候補端末10に配信するように要求する。従って、アプリケーション配信管理装置100のHDD120にアプリを記録しておく必要がなく、HDD120の容量を削減することができる。
【0051】
《変形例》
上述した第2の実施形態では、使用頻度の高いアプリを、アプリをインストールした端末数と、アプリの使用時間とから選択していた。この変形例では、同一のグループに属するユーザのアプリ使用時間に重複する時間がある場合、グループでの実用性が高いアプリであるとの判断基準によりアプリを選択する。例えば、グループのメンバー同士で同じ画面を見ながら会話を楽しんだり、仕事内容の検討等を行ったりする可能性が高いため、アプリ使用時間に重複する時間があるアプリは、グループでの実用性が高いアプリであると判断する。
【0052】
変形例の処理手順を図18に示すフローチャートを参照しながら説明する。
アプリケーション配信管理装置100の制御部110が、処理対象グループに属する端末10のアプリ識別情報と使用状況に関する情報とを端末別アプリ管理テーブルから取得するまでの手順は図16に示すフローと同一である。制御部110は、取得した情報を用いて、選択したグループに属する端末10にインストールされたアプリであって、所定数以上の端末10にインストールされたアプリを検出する。次に、制御部110は、検出したアプリが複数の端末10で起動され、さらに起動していた時間に重複する時間があるか否かを判定する(ステップS74)。図14(B)に示す端末別アプリ管理テーブルには、端末10にインストールされたアプリを識別するアプリ識別情報と、アプリ識別情報のアプリが使用された日付、使用開始時刻及び使用終了時刻とが登録されている。制御部110は、端末別アプリ管理テーブルの登録情報を参照して、アプリが起動していた時間に重複する時間があるか否かを判定する。ステップS74の条件を満たすアプリを検出した場合(ステップS74/YES)、制御部110は、検出したアプリを配信候補アプリとして選択する。また、制御部110は、配信候補アプリをインストールしていない端末10の端末識別情報をグループ管理テーブルから取得する(ステップS75)。そして、制御部110は、選択した配信候補アプリのアプリ識別情報と、配信候補端末10の端末識別情報とを対応付けてRAM113に記録する(ステップS76)。以降の処理は、図16に示すフローチャートの処理と同一であるため、説明は省略する。なお、ステップS74の判定では、複数の端末10でアプリを起動させた重複する時間についてしきい値は設けていない。しかし、複数の端末10の端末数が多いほど、重複する時間を短く設定してもよい。例えば、端末数が3台である場合には、3台の端末10でアプリを起動させていた時間が10分以上であるか否かにより、配信候補アプリとするか否かを判定する。また、端末数が5台である場合には、5台の端末10でアプリを起動させていた時間が5分以上であるか否かより、配信候補アプリとするか否かを判定する。
なお、このフローチャートでも、処理対象のグループを設定し、グループに属する端末10におけるアプリの使用状況に関する情報を使用して、配信候補アプリと、配信候補端末10とを選択していた。ただし、グループの設定は必須の構成ではなく、処理対象のグループの設定は行わずに、すべてのグループのアプリの使用状況に関する情報を使用して、ステップS74の条件を満たすアプリを検出してもよい。
【0053】
このように本変形例では、同一のグループに属するユーザのアプリ使用時間に重複する時間があるアプリは、グループでの実用性が高いアプリであると判断して、アプリを選択する。また、選択したアプリをインストールしていない端末10を検出して、サーバ装置200に、選択したアプリを検出した端末10に配信するように要求する。従って、実用性の高いアプリを、このアプリをインストールしていない端末10に配信することができる。このため、ユーザの利便性を高めることができる。
【0054】
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、図2に示すアプリケーション配信管理装置100のハードウェアにおいて、アプリケーション配信管理装置100に必要なハードウェアは制御部110と通信装置131である。図2に示すその他のハードウェアは、アプリケーション配信管理装置100が備えていてもよいし、備えていなくてもよい。同様に、図3に示す端末10のハードウェアにおいて、端末10に必要なハードウェアは制御部20であり、図3に示すその他のハードウェアは、端末10が備えていてもよいし、備えていなくてもよい。
また、上述した第1及び第2の実施形態では、アプリケーション配信管理装置100と、サーバ装置200とを別々の装置として説明したが、アプリケーション配信管理装置100に、サーバ装置200の機能を設けてもよい。すなわち、アプリケーション配信管理装置100のHDD120にアプリを記録しておき、アプリケーション配信管理装置100が端末10にアプリを配信するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0055】
10 端末
20、110、210 制御部
40、131、201 通信装置
100 アプリケーション配信管理装置
171 入力部
173 選択部
174 出力部
200 サーバ装置
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】

【手続補正書】
【提出日】20150402
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末から、該端末にインストールされたアプリケーションソフトウェアを識別する識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの該端末内の使用状況に関する情報とを取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、配信候補のアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する候補の端末とを選択する選択手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記選択手段が選択したアプリケーションソフトウェアを、前記選択手段が選択した端末に配信させる情報を、該アプリケーションを配信する装置に出力する出力手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記使用状況に関する情報は、アプリケーションソフトウェアの使用時間に関する情報を含み、
前記選択手段は、前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、インストールした端末の数が所定数以上で、前記使用時間が所定時間以上のアプリケーションソフトウェアを、前記配信するアプリケーションソフトウェアとして選択することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記使用状況に関する情報は、アプリケーションソフトウェアの使用開始時刻と使用終了時刻との情報を含み、
前記選択手段は、前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、所定数以上の端末においてインストールされたアプリケーションソフトウェアであって、複数の端末でアプリケーションソフトウェアが起動していた時間に重複する時間があるアプリケーションソフトウェアを、前記配信するアプリケーションソフトウェアとして選択することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
【請求項5】
利用者の端末を識別する識別情報を、前記利用者の属するグループごとに記憶する記憶手段を備え、
前記選択手段は、グループに属する端末から取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、前記配信するアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する端末とをグループごとに選択し、
前記出力手段は、前記選択手段がグループごとに選択したアプリケーションソフトウェアを、前記グループごとに選択した端末に配信させる情報を出力することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記出力手段は、前記選択手段が選択した前記配信するアプリケーションソフトウェアを、前記選択手段が選択した前記配信する端末に配信するように、前記アプリケーションソフトウェアを配信するサーバ装置に要求することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
【請求項7】
端末から、該端末にインストールされたアプリケーションソフトウェアを識別する識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの該端末内の使用状況に関する情報とを取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、配信候補のアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する候補の端末とを選択する選択手段とを備える情報処理装置と、
前記識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの使用状況に関する情報とを前記情報処理装置に送信する前記端末と、
を有することを特徴とするシステム。
【請求項8】
コンピュータにおいて実行される情報処理方法であって、
端末から、該端末にインストールされたアプリケーションソフトウェアを識別する識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの該端末内の使用状況に関する情報とを取得するステップと、
前記取得するステップで取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、配信候補のアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する候補の端末とを選択するステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法。
【請求項9】
コンピュータに、
端末から、該端末にインストールされたアプリケーションソフトウェアを識別する識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの該端末内の使用状況に関する情報とを取得する手順と、
前記取得する手順で取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、配信候補のアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する候補の端末とを選択する手順と、
を実行させるためのプログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】
図3に、端末10の備えるハードウェアの一例を示す。なお、図3には、端末10がノートPCである場合の端末10のハードウェアを示すが、端末10は、スマートフォンやタブレット端末であってもよい。
端末10は、制御部20と、HDD30と、通信装置40と、操作部51と、入力インターフェース52と、グラフィックインターフェース61と、表示部62とを備える。端末10の備えるハードウェアの処理は、アプリケーション配信管理装置100の対応するハードウェアの処理とほぼ同一であるため、説明は省略する。なお、図3には示していないが、端末10がスマートフォンやタブレット端末である場合には、HDD30に代えて、不揮発性メモリを使用した記録装置であるSSD(Solid State Drive)を端末10が備えていてもよい。また、端末10がスマートフォンやタブレット端末である場合、表示部62の表示画面の操作を検出するタッチセンサを備えているとよい。さらに、端末10がスマートフォンである場合には、端末10は、スピーカ及びマイクを備えているとよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0022】
図5に、アプリケーション配信管理装置100の制御部110が備える機能ブロック170の一例を示す。機能ブロック170とは、制御部110のCPU111、RAM113などのハードウェアと、ROM112に記録した制御プログラムとの協働によって実現される各処理を、一連の処理で実現される機能ごとにまとめたブロックである。制御部110は、機能ブロック170として入力部171と、データ管理部172と、選択部173と、出力部174とを備える。

【手続補正書】
【提出日】20160520
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末から、該端末にインストールされたアプリケーションソフトウェアを識別する識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの該端末内の使用状況に関する情報とを取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、配信候補のアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する候補の端末とを選択する選択手段と、
前記選択手段が選択したアプリケーションソフトウェアを、前記選択手段が選択した端末に配信させる情報を、レビューと関連付けられたアプリケーションソフトウェアを記憶する装置に出力する出力手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記使用状況に関する情報は、アプリケーションソフトウェアの使用開始時刻と使用終了時刻との情報を含み、
前記選択手段は、前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、所定数以上の端末においてインストールされたアプリケーションソフトウェアであって、複数の端末でアプリケーションソフトウェアが起動していた時間に重複する時間があるアプリケーションソフトウェアを、前記配信するアプリケーションソフトウェアとして選択することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
利用者の端末を識別する識別情報を、前記利用者の属するグループごとに記憶する記憶手段を備え、
前記選択手段は、グループに属する端末から取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、前記配信するアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する端末とをグループごとに選択し、
前記出力手段は、前記選択手段がグループごとに選択したアプリケーションソフトウェアを、前記グループごとに選択した端末に配信させる情報を出力することを特徴とする請求項記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記出力手段は、前記選択手段が選択した前記配信するアプリケーションソフトウェアを、前記選択手段が選択した前記配信する端末に配信するように、前記アプリケーションソフトウェアを記憶するサーバ装置に配信の要求を行うことを特徴とする請求項記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記出力手段は、前記サーバ装置にアクセスし、前記配信する端末に対応する認証情報を使用して認証を行い、前記認証が正常終了すると、前記配信の要求を行うことを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
【請求項6】
端末から、該端末にインストールされたアプリケーションソフトウェアを識別する識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの該端末内の使用状況に関する情報とを取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、配信候補のアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する候補の端末とを選択する選択手段と、前記選択手段が選択したアプリケーションソフトウェアを、前記選択手段が選択した端末に配信させる情報を、レビューと関連付けられたアプリケーションソフトウェアを記憶する装置に出力する出力手段とを備える情報処理装置と、
前記識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの使用状況に関する情報とを前記情報処理装置に送信する前記端末と、
を有することを特徴とするシステム。
【請求項7】
コンピュータにおいて実行される情報処理方法であって、
端末から、該端末にインストールされたアプリケーションソフトウェアを識別する識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの該端末内の使用状況に関する情報とを取得するステップと、
前記取得するステップで取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、配信候補のアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する候補の端末とを選択するステップと、
前記選択するステップで選択したアプリケーションソフトウェアを、前記選択するステップで選択した端末に配信させる情報を、レビューと関連付けられたアプリケーションソフトウェアを記憶する装置に出力するステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法。
【請求項8】
コンピュータに、
端末から、該端末にインストールされたアプリケーションソフトウェアを識別する識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの該端末内の使用状況に関する情報とを取得する手順と、
前記取得する手順で取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、配信候補のアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する候補の端末とを選択する手順と、
前記選択する手順で選択したアプリケーションソフトウェアを、前記選択する手順で選択した端末に配信させる情報を、レビューと関連付けられたアプリケーションソフトウェアを記憶する装置に出力する手順と、
を実行させるためのプログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
本明細書に記載の情報処理装置は、端末から、該端末にインストールされたアプリケーションソフトウェアを識別する識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの該端末内の使用状況に関する情報とを取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、配信候補のアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する候補の端末とを選択する選択手段と、前記選択手段が選択したアプリケーションソフトウェアを、前記選択手段が選択した端末に配信させる情報を、レビューと関連付けられたアプリケーションソフトウェアを記憶する装置に出力する出力手段とを備える。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本明細書に記載のシステムは、端末から、該端末にインストールされたアプリケーションソフトウェアを識別する識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの該端末内の使用状況に関する情報とを取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、配信候補のアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する候補の端末とを選択する選択手段と、前記選択手段が選択したアプリケーションソフトウェアを、前記選択手段が選択した端末に配信させる情報を、レビューと関連付けられたアプリケーションソフトウェアを記憶する装置に出力する出力手段とを備える情報処理装置と、前記識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの使用状況に関する情報とを前記情報処理装置に送信する前記端末とを備える。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
本明細書に記載の情報処理方法は、コンピュータにおいて実行される情報処理方法であって、端末から、該端末にインストールされたアプリケーションソフトウェアを識別する識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの該端末内の使用状況に関する情報とを取得するステップと、前記取得するステップで取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、配信候補のアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する候補の端末とを選択するステップと、前記選択するステップで選択したアプリケーションソフトウェアを、前記選択するステップで選択した端末に配信させる情報を、レビューと関連付けられたアプリケーションソフトウェアを記憶する装置に出力するステップとを有する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
本明細書に記載のプログラムは、コンピュータに、端末から、該端末にインストールされたアプリケーションソフトウェアを識別する識別情報と、前記アプリケーションソフトウェアの該端末内の使用状況に関する情報とを取得する手順と、前記取得する手順で取得した前記識別情報と前記使用状況に関する情報とに基づいて、配信候補のアプリケーションソフトウェアと、前記アプリケーションソフトウェアを配信する候補の端末とを選択する手順と、前記選択する手順で選択したアプリケーションソフトウェアを、前記選択する手順で選択した端末に配信させる情報を、レビューと関連付けられたアプリケーションソフトウェアを記憶する装置に出力する手順とを実行させる。
【国際調査報告】