(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO2014057513
(43)【国際公開日】20140417
【発行日】20160825
(54)【発明の名称】貴重品保管装置
(51)【国際特許分類】
   E05B 49/00 20060101AFI20160729BHJP
   E05G 1/08 20060101ALI20160729BHJP
   A47G 29/12 20060101ALN20160729BHJP
【FI】
   !E05B49/00 S
   !E05B49/00 J
   !E05B49/00 B
   !E05B49/00 H
   !E05G1/08
   !A47G29/12 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】22
【出願番号】2012549579
(21)【国際出願番号】JP2012006473
(22)【国際出願日】20121010
(11)【特許番号】5449573
(45)【特許公報発行日】20140319
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KM,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC
(71)【出願人】
【識別番号】312015026
【氏名又は名称】小野田 基
【住所又は居所】神奈川県横浜市都筑区富士見が丘21番13号
(74)【代理人】
【識別番号】100080838
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 光康
(72)【発明者】
【氏名】小野田 基
【住所又は居所】神奈川県横浜市都筑区富士見が丘21番13号
【テーマコード(参考)】
2E250
3K100
【Fターム(参考)】
2E250AA17
2E250BB05
2E250BB08
2E250BB09
2E250BB10
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2E250FF13
2E250FF18
2E250FF23
2E250FF27
2E250FF28
2E250FF35
2E250FF44
2E250FF50
2E250GG07
2E250GG13
3K100AH30
(57)【要約】
本発明は不正使用を確実に防止することができるとともに、簡単に解錠することができる貴重品保管装置を得るにある。扉の施錠・解錠をそれぞれ設置された電気錠で行なう少なくとも1個以上の収納ボックスを備えた貴重品保管装置において、収納ボックスに設置され、あるいは該収納ボックスとは異なる場所に設置された、貸与された施設側の承認手段を用いて、施設側の承認データを読み取る施設側データ読み取り手段と、収納ボックスに設置された生体認証読み取り手段と、この生体認証読み取り手段で読み取った生体認証データおよび施設側データ読み取り手段で読み取った施設側承認データを処理記憶するとともに、生体認証データおよび施設側の承認データに基づいて、電気錠で施錠されている収納ボックスの扉の解錠信号を出して解錠し、該解錠した収納ボックス内に貴重品や、必要に応じて施設側の承認手段を収納して施錠された収納ボックスの扉を、生体認証読み取り手段で再度読み取り、貴重品預け入れ時の生体認証データと一致した場合にだけ解錠できる信号を、電気錠に出すコンピュータコンピュータとで貴重品保管装置を構成している。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
扉の施錠・解錠をそれぞれ設置された電気錠で行なう少なくとも1個以上の収納ボックスを備えた貴重品保管装置において、前記収納ボックスに設置され、あるいは該収納ボックスとは異なる場所に設置された、貸与された施設側の承認手段を用いて、施設側の承認データを読み取る施設側データ読み取り手段と、前記収納ボックスに設置された生体認証読み取り手段と、この生体認証読み取り手段で読み取った生体認証データおよび前記施設側データ読み取り手段で読み取った施設側承認データを処理記憶するとともに、前記生体認証データおよび施設側の承認データに基づいて、前記電気錠で施錠されている収納ボックスの扉の解錠信号を出して解錠し、該解錠した収納ボックス内に貴重品や、必要に応じて前記施設側の承認手段を収納して施錠された収納ボックスの扉を、前記生体認証読み取り手段で再度読み取り、貴重品預け入れ時の生体認証データと一致した場合にだけ解錠できる信号を、前記電気錠に出すコンピュータとからなることを特徴とする貴重品保管装置。
【請求項2】
施設側の承認手段は貸与者を特定することができる、カード、暗証番号、バーコード、磁気カード、コイン、セキュリティトークン、非接触ICカード、接触ICカード、使用者の情報が入力された運転免許証や公共機関で使用されているICカード、生体認証、携帯電話、携帯端末、ウエブサイト、アプリ等のいずれかであることを特徴とする請求項1記載の貴重品保管装置。
【請求項3】
施設側データ読み取り手段はカード読み取り装置、暗証番号読み取り装置、バーコード読み取り装置、磁気カード読み取り装置、コイン読み取り装置、セキュリティトークン読み取り装置、非接触ICカード読み取りリーダ、接触ICカード読み取りリーダ、生体認証リーダ、携帯電話認証リーダのいずれかであることを特徴とする請求項1記載の貴重品保管装置。
【請求項4】
生体認証読み取り装置は指紋リーダ、掌紋リーダ、虹彩模様リーダ、顔の輪郭リーダ、声紋リーダ、静脈リーダのいずれか、あるいはこれらを任意に2個以上組み合わせたものであることを特徴とする請求項1記載の貴重品保管装置。
【請求項5】
扉の施錠・解錠をそれぞれ設置された電気錠で行なう複数個の収納ボックスを筐体に備えた貴重品保管装置において、前記筐体に設置され、あるいは該筐体とは異なる場所に設置された、貸与された使用する収納ボックス番号のデータのない施設側の承認手段を用いて施設側の承認データを読み取る施設側データ読み取り手段と、前記複数個の収納ボックスに設けた、空いているか、使用しているかを表示する表示装置と、利用者が空いている収納ボックスの番号を入力することができる操作手段と、前記筐体に設置された生体認証読み取り手段と、この生体認証読み取り手段で読み取った生体認証データ、前記施設側データ読み取り手段で読み取った施設側承認データおよび、前記操作手段で入力された収納ボックスの番号を処理記憶するとともに、前記生体認証データ、施設側承認データおよび操作手段で入力された収納ボックスの番号に基づいて、前記電気錠で施錠されている収納ボックスの扉の解錠信号を出して解錠し、該解錠した収納ボックス内に貴重品や、必要に応じて前記施設側の承認手段を収納して施錠された収納ボックスの扉を、前記生体認証読み取り手段で再度読み取り、貴重品預け入れ時の生体認証データと一致した場合にだけ解錠できる信号を、前記電気錠に出す筐体に設けられたコンピュータとからなることを特徴とする貴重品保管装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は利用者を特定することができ、第三者の不正使用を防止して、利用者が安全に貴重品等を保管でき、かつ、安全で、解錠時には暗証番号の記憶やICカードやキーが不要で、これらの保管が不用な、ゴルフ場や銭湯、水泳プール、ホテル、スポーツジム、マンションの郵便受け等で使用される貴重品保管装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ゴルフ場やスポーツジムのように不特定多数の利用者が来場し、利用者が施設滞在中に貴重品を身から離さざるを得ない状況が生じる場所では、暗証番号を入力して施錠・解錠を行なう集合型の貴重品保管装置が設置されている。
【0003】
特にゴルフ場においては、プレーフィーが高額であり、利用者が多額の現金やクレジットカード類を持参するために、利用者の貴重品の取り扱いは重要である。利用者も多額の現金やクレジットカードを入れた財布を持参する必要があるにも拘らず、プレーする際には財布を持ち歩くと邪魔で、紛失の恐れがあるので、ゴルフ場が貴重品袋を用意して利用者の貴重品を預かるか、暗証番号をキーとした集合型の貴重品保管装置をフロント近くに設置して利用者に利用させている。
【0004】
貴重品保管装置の鍵としては、利用者に現物の鍵を渡すと紛失に伴う盗難の危険や、鍵管理の煩雑さから、利用者に暗証番号を入力させる方法や、指紋認識センサーなどの生体認証センサーで収集した人体認証データを利用して収納ボックスの施錠・解錠を行なう装置が、下記特許文献1に開示されているように、貴重品保管装置などに応用されている。
しかし、従来の貴重品保管装置においては、利用者が暗証番号を入力しなければならないので、操作手順が多く、また、暗証番号を失念しないように生年月日や電話番号を設定している利用者が後を絶たないため、第三者に暗証番号を把握されている場合があり、盗難の一因となっている。
【0005】
また、最初に暗証番号を入力するときに、キー操作を誤って、利用者が思い込んでいる暗証番号とは異なる暗証番号を入力してしまうと、貴重品を取り出すときに、利用者が思い込んでいる暗証番号を入力しても解錠できなくなる。このような状態の時、施設側で解錠することになるが、施設側が利用者が使用している収納ボックスを特定することができず、解錠した収納ボックス内の貴重品が利用者本人のものかを判断するのが非常に難しいという問題があった。
【0006】
このように、利用者の貴重品保管装置の誤操作に基づくトラブルや、第三者が巧妙な手段により貴重品保管装置の暗証番号を把握して貴重品を盗み取る例が後を絶たず、場合によっては、ゴルフ場の従業員が盗みに加わるような悪質な事例もあり、貴重品の管理に関する安全性や管理責任の所在について社会問題化しているのが現状である。
【0007】
そこで、暗証番号を使用しないでRFIDタグを内蔵するICカードをスコアカードホルダーなどに組み込み、このRFIDタグに格納されているIDデータと、生体確認センサーで収集した生体認証データとに基づいて、収納ボックスの扉の電磁錠を、施錠・解錠を行なう装置が下記特許文献2に開示されている。
【0008】
しかしながら、この方法で収納ボックスの扉の電磁錠の解錠は、IDデータおよび生体認証データと対照して行なうため、ICカードを組み込んだスコアカードホルダーを、気を付けながら持ち歩かなければならないという欠点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2005−185628号公報
【特許文献2】特許第4393438号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、収納ボックスの扉は施錠されていて、第三者が不審物や爆発物を収納したり、仕掛けたりする不正使用を確実に防止することができるとともに、利用者は施設側の承認手段と生体認証で収納ボックスの扉を解錠できるようにし、貴重品が収納されて施錠された収納ボックスの扉を生体認証だけで解錠できるようにした、利用者を特定でき、安全に貴重品の保管ができ、かつ収納ボックスの扉を解錠するためのキーやICカードを持ち歩くことなく、持ち歩いても解錠するため使用することができず、確実、簡単で安全に解錠することができる貴重品保管装置を提供することを目的としている。
【0011】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、本発明は扉の施錠・解錠をそれぞれ設置された電気錠で行なう少なくとも1個以上の収納ボックスを備えた貴重品保管装置において、前記収納ボックスに設置され、あるいは該収納ボックスとは異なる場所に設置された、貸与された施設側の承認手段を用いて、施設側の承認データを読み取る施設側データ読み取り手段と、前記収納ボックスに設置された生体認証読み取り手段と、この生体認証読み取り手段で読み取った生体認証データおよび前記施設側データ読み取り手段で読み取った施設側承認データを処理記憶するとともに、前記生体認証データおよび施設側の承認データに基づいて、前記電気錠で施錠されている収納ボックスの扉の解錠信号を出して解錠し、該解錠した収納ボックス内に貴重品や、必要に応じて前記施設側の承認手段を収納して施錠し、施錠された収納ボックスの扉を、前記生体認証読み取り手段で再度読み取り、貴重品預け入れ時の生体認証データと一致した場合にだけ解錠できる信号を、前記電気錠に出す前記収納ボックスに設けたコンピュータとで貴重品保管装置を構成している。
【0013】
また、本発明は、扉の施錠・解錠をそれぞれ設置された電気錠で行なう複数個の収納ボックスを筐体に備えた貴重品保管装置において、前記筐体に設置され、あるいは該筐体とは異なる場所に設置された、貸与された使用する収納ボックス番号のデータのない施設側の承認手段を用いて施設側の承認データを読み取る施設側データ読み取り手段と、前記複数個の収納ボックスに設けた、空いているか、使用しているかを表示する表示装置と、利用者が空いている収納ボックスの番号を入力することができる操作手段と、前記筐体に設置された生体認証読み取り手段と、この生体認証読み取り手段で読み取った生体認証データ、前記施設側データ読み取り手段で読み取った施設側承認データおよび、前記操作手段で入力された収納ボックスの番号を処理記憶するとともに、前記生体認証データ、施設側承認データおよび操作手段で入力された収納ボックスの番号に基づいて、前記電気錠で施錠されている収納ボックスの扉の解錠信号を出して解錠し、該解錠した収納ボックス内に貴重品や、必要に応じて前記施設側の承認手段を収納して施錠し、施錠された収納ボックスの扉を、前記生体認証読み取り手段で再度読み取り、貴重品預け入れ時の生体認証データと一致した場合にだけ解錠できる信号を、前記電気錠に出す筐体に設けられたコンピュータとで貴重品保管装置を構成している。
【発明の効果】
【0014】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1により、扉が電気錠で施錠された貴重品を収納する収納ボックスの扉を、施設側データ読み取り手段で読み取った施設側承認データと生体認証データで解錠することができる。
したがって、収納ボックスの扉は電気錠で施錠されているので、利用者以外の第三者が不審物や爆発物を収納したり、仕掛けたりする不正使用を確実に防止することができる。
(2)前記(1)により、施設側で貸与された施設側の承認手段を用いて、施設側データ読み取り手段で施設側の承認データを読み取らせるので、施設側で利用者を特定することができ、安全に使用することができる。
(3)前記(1)により、貴重品を収納した収納ボックスの扉は貴重品預け入れ時の生体認証データと一致する生体認証データで解錠することができる。
したがって、収納ボックスの扉を電気錠で施錠後は、生体認証データだけで解錠できるので、従来のようにICカードやキーの所持が不要で、安全で、楽に使用することができる。また、貴重品保管したときの施設側の承認手段を持ち歩いても、収納ボックスの解錠には使用することができないため、盗難や紛失に気をつけた持ち歩きをしなくても安全で、気楽に使用することができる。
(4)請求項2、3も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、施設側の承認手段として、カード、暗証番号、バーコード、磁気カード、コイン、鍵、トランスポンダキー、セキュリティトークン、非接触ICカード、接触ICカード、使用者の情報が入力された運転免許証や公共機関で使用されているICカード、生体認証、携帯電話、携帯端末、ウエブサイト、アプリ等のいずれかが使用でき、容易に施設側に都合のよいものを選択することができる。
(5)請求項4は前記(1)〜(3)と同様な効果が得られる。
(6)請求項5は前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、利用者が使用したい空の収納ボックスを選択して使用できる。
したがって、利用者が気持ちよく利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明を実施するための第1の形態の斜視図。
【図2】本発明を実施するための第1の形態の施設側の承認データの読み取り状態の説明図。
【図3】本発明を実施するための第1の形態の生体認証データの読み取り状態の説明図。
【図4】本発明を実施するための第1の形態のブロック図。
【図5】貴重品を収納する時の説明図。
【図6】貴重品を取り出す時の説明図。
【図7】本発明を実施するための第2の形態の斜視図。
【図8】本発明を実施するための第2の形態の施設側の承認データの読み取り状態の説明図。
【図9】本発明を実施するための第2の形態の生体認証データの読み取り状態の説明図。
【図10】本発明を実施するための第2の形態のブロック図。
【図11】本発明を実施するための第3の形態の斜視図。
【図12】本発明を実施するための第3の形態の使用開始態の説明図。
【図13】本発明を実施するための第3の形態のブロック図。
【図14】本発明を実施するための第4の形態の説明図。
【図15】本発明を実施するための第4の形態の使用開始態の説明図。
【図16】本発明を実施するための第4の形態のブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
【0017】
図1ないし図6に示す本発明を実施するための第1の形態において、1はゴルフ場、銭湯、水泳プール、スポーツジム、ホテル、マンションの郵便受け等の、貴重品を身体より離れた所で保管したり、貴重品を保管する場合に使用される本発明の貴重品保管装置で、この貴重品保管装置1は扉2の施錠・解錠をそれぞれ設定された電気錠3で行なう複数個の収納ボックス4を備えた筐体5と、この筐体5に設置された、貸与された施設側の承認手段6を用いて施設側の承認データを読み取る施設側データ読み取り手段7と、前記筐体5に設置された生体認証読み取り手段8と、この生体認証読み取り手段8で読み取った生体認証データおよび、前記施設側データ読み取り手段7で読み取った施設側承認データを処理記憶するとともに、前記生体認証データおよび施設側の承認データに基づいて、前記電気錠3で施錠されている収納ボックス4の扉2の解錠信号を出して解錠し、該解錠した収納ボックス4内に貴重品や、必要に応じて前記施設側の承認手段6を収納して施錠し、施錠された収納ボックス4の扉2を前記生体認証読み取り手段8で再度読み取り、貴重品預け入れ時の生体認証データと一致した場合にだけ解錠できる信号を、前記電気錠3に出す、前記筐体5の下部位置に設けたコンピュータ9とで構成されている。
【0018】
なお、前記施設側承認読み取り手段7や生体認証読み取り手段8は、操作しやすい筐体5の中央上部寄りの部位に配置するとよい。
【0019】
前記電気錠3は前記コンピュータ9からの電気的信号で解錠・施錠できるものであれば、どんな構造のものであってもよく、当然に電磁錠も含まれるものである。また、信号を受けて機械的に動作をするものでもよい。
【0020】
前記施設側の承認手段6は、施設側で貸与者を特定することができ、かつ使用する収納ボックス番号が記入あるいは入力された、会員証、カード、暗証番号、バーコード、磁気カード、コイン、鍵、トランスポンダキー、セキュリティトークン、非接触ICカード、接触ICカード、使用者の情報が入力された運転免許証や公共機関で使用されているICカード、生体認証、携帯電話、携帯端末、ウエブサイト、アプリ等のいずれかが使用されている。
【0021】
なお、生体認証はフロントにて事前登録承認し、筐体5側では登録済みの生体認証にて認証を行う。
【0022】
また、携帯電話、携帯端末、ウエブサイト、アプリ等を使用する場合には会員サイト等にて事前に施設側の承認データを受けておき、該施設側の承認データをバーコード、暗証番号、携帯電話FELICA(登録商標)等で携帯電話、携帯端末に組み込んでおくことにより、筐体5側にて施設側承認を行う。この施設側の承認手段6は直接貸与者を特定することができる、データが入力されたカードを用いたり、施設側にある貸与者を特定するデータとリンクした記号等が記載されたカードであってもよい。また、施設側の承認はその施設の都合により、1度の使用に限られるものと、複数回使用できるものとが使用される。
【0023】
前記施設側のデータ読み取り手段7は前記施設側の承認手段6に応じて、カード読み取り装置、暗証番号読み取り装置、バーコード読み取り装置、磁気カード読み取り装置、コイン読み取り装置、セキュリティトークン読み取り装置、非接触ICカード読み取りリーダ、接触ICカード読み取りリーダ、生体認証リーダ、携帯電話認証リーダ、スマホカメラの手のひらの認証を用いた携帯電話認証リーダのいずれかで、いずれも既存のものが使用される。
【0024】
前記生体認証読み取り手段8は指紋リーダ、掌紋リーダ、虹彩模様リーダ、顔の輪郭リーダ、声紋リーダ、静脈リーダ等のいずれか、あるいはこれらを2個以上、任意に組み合わせたものが使用されている。
【0025】
なお、生体認証読み取り手段8で使用される指紋リーダ、掌紋リーダ、虹彩模様リーダ、顔の輪郭リーダ、声紋リーダ、静脈リーダはいずれも既存のものが使用される。
【0026】
上記構成の貴重品保管装置1はフロントにおいてチェックインすると、貴重品保管装置1を利用する人に施設側の承認手段6を貸与する。
この時、フロントであらかじめ使用する収納ボックス4の番号を自動的に設定、あるいはあいている収納ボックス4を利用者に選択させて設定し、該施設側の承認手段6に記入あるいは入力しておく。
【0027】
貴重品を預け入れる場合、施設側の承認手段6を貸与された利用者が、該施設側の承認手段6を施設側のデータ読み取り手段7で施設側データを読み取りコンピュータ9で処理記憶させるとともに、生体認証読み取り手段8に生体認証部分を位置させて生体認証データを読み取らせ、コンピュータ9で処理記憶させることにより、あらかじめ設定された収納ボックス4の扉2を施錠している電気錠3に解錠信号を出して解錠する。
この解錠状態で収納ボックス4内へ貴重品を収納したり、必要に応じて施設側承認手段6を入れ、扉2を閉じることにより、電気錠3が施錠状態となる。
【0028】
収納ボックス4に収納した貴重品を取り出す場合、生体認証読み取り手段8に生体認証部分を位置させることにより、読み取った生体認証データがコンピュータ9の貴重品預け入れ時の生体認証データと一致すると、その人の収納ボックス4の扉2を施錠している電気錠3に解錠する信号を出して解錠し、該収納ボックス4より貴重品を取り出すことができる。
【0029】
なお、収納ボックス4より貴重品を取り出した後、扉2を閉じることにより、電気錠3は施錠状態となる。
【0030】
よりセキュリティを高めるため、扉2が解錠されて比較的短い一定時間がたつと、自動的に扉2を自動開閉する扉の自動開閉機構(図示せず)で自動的に閉じて電気錠3で施錠できるように設定することにより、第三者によって収納ボックス4内に不審物や爆発物を収納されたり、仕掛けられたりするのを効率よく防止することができる。
また、非接触ICカードとしての、RFIDカードはコスト高となるため、なるべく使用しないほうが良い。
【0031】
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図7ないし図16に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0032】
図7ないし図10に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、複数個の収納ボックス4A に使用中か空であるかを表示する表示装置としてのオン、オフランプ10をそれぞれ設けるとともに、収納ボックス番号を入力することができる操作手段11を筐体5に設け、この操作手段11からのデータと、施設側承認データ、生体認証データをコンピュータ9Aで処理記憶できるようにした点で、このような貴重品保管装置1Aにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、利用者が利用する収納ボックス4Aを現場で設定することができる。
【0033】
なお、表示装置としてのオン、オフランプ10を使用するものについて説明したが、ボックス番号を表示するものであっても良い。
【0034】
図11ないし図13に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、ホテルの客室に設置されている扉2の施錠・解錠をそれぞれ設定された電気錠3で行なう収納ボックス4Bに施設側データ読み取り手段7、生体認証読み取り手段8、コンピュータ9Bを設置した点で、このように構成した貴重品保管装置1Bにしても前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0035】
なお、施設側データ読み取り手段7、生体認証読み取り手段8は収納ボックス4Bのボックス側に設置しても良い。
【0036】
図14ないし図16に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、フロントに設置されている生体認証読み取り手段8を備えた端末12で施設側のデータとして利用者の生体認証を生体認証読み取り手段8で読み取り、有線あるいは無線で筐体5のコンピュータ9に施設側のデータとして入力できるようにするとともに、筐体5に設けられた生体認証読み取り手段8に生体認証部分を位置させて生体認証データを読み取らせ、前記施設側のデータと一致すると収納ボックス4の扉2を電気錠3で解錠でき、施錠状態の扉2は筐体5に設けられた生体認証読み取り手段8で生体認証を読み取らせることで、解錠できるようにした貴重品保管装置1Cにしても前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0037】
なお、この実施例では使用する収納ボックス4の番号は端末12で施設側のデータと一緒にコンピュータ9に入力させたり、あるいは操作手段11を用いて、利用者に選択させたりしても良い。
【0038】
また、携帯電話、携帯端末、ウエブサイト、アプリを用いて、施設側のデータを得た場合には、使用時に施設側のデータを組み込んだ携帯電話、携帯端末を施設側データ読み取り手段7で施設側のデータを読み取らせるとともに、生体認証読み取り手段8で生体認証データを読み取らせることで、あらかじめ、設定された施設側のデータと一致した場合にだけ施錠状態の収納ボックス4の扉2を電気錠3で解錠でき、施錠後、解錠するには使用時の生体認証データと一致する生体認証データでないと解錠しないようになっている。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明はゴルフ場や銭湯、水泳プール、ホテル、スポーツジム、マンションの郵便受け等で使用される貴重品等を収納保管する貴重品保管装置を製造する産業で利用される。
【符号の説明】
【0040】
1、1A、1B、1C:貴重品保管装置、
2:扉、 3:電気錠、
4、4A、4B:収納ボックス、 5:筐体、
6:施設側の承認手段、 7:施設側データ読み取り手段、
8:生体認証読み取り手段、 9、9A、9B:コンピュータ、
10:表示装置としてのオン、オフランプ、
11:操作手段、 12:端末。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】

【手続補正書】
【提出日】20131107
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
扉の施錠・解錠をそれぞれ設置された電気錠で行なう少なくとも1個以上の収納ボックスを備えた貴重品保管装置において、前記収納ボックスに設置され、あるいは該収納ボックスとは異なる場所に設置された、貸与された施設側の承認手段を用いて、施設側の承認データを読み取る施設側データ読み取り手段と、前記収納ボックスに設置された生体認証読み取り手段と、この生体認証読み取り手段で読み取った生体認証データおよび前記施設側データ読み取り手段で読み取った施設側承認データを処理記憶するとともに、前記生体認証データおよび施設側の承認データに基づいて、前記電気錠で施錠されている収納ボックスの扉の解錠信号を出して解錠し、該解錠した収納ボックス内に貴重品や、必要に応じて前記施設側の承認手段を収納して施錠された収納ボックスの扉を、前記生体認証読み取り手段で再度読み取り、貴重品預け入れ時の生体認証データと一致した場合にだけ解錠できる信号を、前記電気錠に出すコンピュータとからなることを特徴とする貴重品保管装置。
【請求項2】
生体認証読み取り装置は指紋リーダ、掌紋リーダ、虹彩模様リーダ、顔の輪郭リーダ、声紋リーダ、静脈リーダのいずれか、あるいはこれらを任意に2個以上組み合わせたものであることを特徴とする請求項1記載の貴重品保管装置。
【請求項3】
扉の施錠・解錠をそれぞれ設置された電気錠で行なう複数個の収納ボックスを筐体に備えた貴重品保管装置において、前記筐体に設置され、あるいは該筐体とは異なる場所に設置された、貸与された使用する収納ボックス番号のデータのない施設側の承認手段を用いて施設側の承認データを読み取る施設側データ読み取り手段と、前記複数個の収納ボックスに設けた、空いているか、使用しているかを表示する表示装置と、利用者が空いている収納ボックスの番号を入力することができる操作手段と、前記筐体に設置された生体認証読み取り手段と、この生体認証読み取り手段で読み取った生体認証データ、前記施設側データ読み取り手段で読み取った施設側承認データおよび、前記操作手段で入力された収納ボックスの番号を処理記憶するとともに、前記生体認証データ、施設側承認データおよび操作手段で入力された収納ボックスの番号に基づいて、前記電気錠で施錠されている収納ボックスの扉の解錠信号を出して解錠し、該解錠した収納ボックス内に貴重品や、必要に応じて前記施設側の承認手段を収納して施錠された収納ボックスの扉を、前記生体認証読み取り手段で再度読み取り、貴重品預け入れ時の生体認証データと一致した場合にだけ解錠できる信号を、前記電気錠に出す筐体に設けられたコンピュータとからなることを特徴とする貴重品保管装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は利用者を特定することができ、第三者の不正使用を防止して、利用者が安全に貴重品等を保管でき、かつ、安全で、解錠時には暗証番号の記憶やICカードやキーが不要で、これらの保管が不用な、ゴルフ場や銭湯、水泳プール、ホテル、スポーツジム、マンションの郵便受け等で使用される貴重品保管装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ゴルフ場やスポーツジムのように不特定多数の利用者が来場し、利用者が施設滞在中に貴重品を身から離さざるを得ない状況が生じる場所では、暗証番号を入力して施錠・解錠を行なう集合型の貴重品保管装置が設置されている。
【0003】
特にゴルフ場においては、プレーフィーが高額であり、利用者が多額の現金やクレジットカード類を持参するために、利用者の貴重品の取り扱いは重要である。利用者も多額の現金やクレジットカードを入れた財布を持参する必要があるにも拘らず、プレーする際には財布を持ち歩くと邪魔で、紛失の恐れがあるので、ゴルフ場が貴重品袋を用意して利用者の貴重品を預かるか、暗証番号をキーとした集合型の貴重品保管装置をフロント近くに設置して利用者に利用させている。
【0004】
貴重品保管装置の鍵としては、利用者に現物の鍵を渡すと紛失に伴う盗難の危険や、鍵管理の煩雑さから、利用者に暗証番号を入力させる方法や、指紋認識センサーなどの生体認証センサーで収集した人体認証データを利用して収納ボックスの施錠・解錠を行なう装置が、下記特許文献1に開示されているように、貴重品保管装置などに応用されている。
しかし、従来の貴重品保管装置においては、利用者が暗証番号を入力しなければならないので、操作手順が多く、また、暗証番号を失念しないように生年月日や電話番号を設定している利用者が後を絶たないため、第三者に暗証番号を把握されている場合があり、盗難の一因となっている。
【0005】
また、最初に暗証番号を入力するときに、キー操作を誤って、利用者が思い込んでいる暗証番号とは異なる暗証番号を入力してしまうと、貴重品を取り出すときに、利用者が思い込んでいる暗証番号を入力しても解錠できなくなる。このような状態の時、施設側で解錠することになるが、施設側が利用者が使用している収納ボックスを特定することができず、解錠した収納ボックス内の貴重品が利用者本人のものかを判断するのが非常に難しいという問題があった。
【0006】
このように、利用者の貴重品保管装置の誤操作に基づくトラブルや、第三者が巧妙な手段により貴重品保管装置の暗証番号を把握して貴重品を盗み取る例が後を絶たず、場合によっては、ゴルフ場の従業員が盗みに加わるような悪質な事例もあり、貴重品の管理に関する安全性や管理責任の所在について社会問題化しているのが現状である。
【0007】
そこで、暗証番号を使用しないでRFIDタグを内蔵するICカードをスコアカードホルダーなどに組み込み、このRFIDタグに格納されているIDデータと、生体確認センサーで収集した生体認証データとに基づいて、収納ボックスの扉の電磁錠を、施錠・解錠を行なう装置が下記特許文献2に開示されている。
【0008】
しかしながら、この方法で収納ボックスの扉の電磁錠の解錠は、IDデータおよび生体認証データと対照して行なうため、ICカードを組み込んだスコアカードホルダーを、気を付けながら持ち歩かなければならないという欠点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2005−185628号公報
【特許文献2】特許第4393438号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、収納ボックスの扉は施錠されていて、第三者が不審物や爆発物を収納したり、仕掛けたりする不正使用を確実に防止することができるとともに、利用者は施設側の承認手段と生体認証で収納ボックスの扉を解錠できるようにし、貴重品が収納されて施錠された収納ボックスの扉を生体認証だけで解錠できるようにした、利用者を特定でき、安全に貴重品の保管ができ、かつ収納ボックスの扉を解錠するためのキーやICカードを持ち歩くことなく、持ち歩いても解錠するため使用することができず、確実、簡単で安全に解錠することができる貴重品保管装置を提供することを目的としている。
【0011】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、本発明は扉の施錠・解錠をそれぞれ設置された電気錠で行なう少なくとも1個以上の収納ボックスを備えた貴重品保管装置において、前記収納ボックスに設置され、あるいは該収納ボックスとは異なる場所に設置された、貸与された施設側の承認手段を用いて、施設側の承認データを読み取る施設側データ読み取り手段と、前記収納ボックスに設置された生体認証読み取り手段と、この生体認証読み取り手段で読み取った生体認証データおよび前記施設側データ読み取り手段で読み取った施設側承認データを処理記憶するとともに、前記生体認証データおよび施設側の承認データに基づいて、前記電気錠で施錠されている収納ボックスの扉の解錠信号を出して解錠し、該解錠した収納ボックス内に貴重品や、必要に応じて前記施設側の承認手段を収納して施錠し、施錠された収納ボックスの扉を、前記生体認証読み取り手段で再度読み取り、貴重品預け入れ時の生体認証データと一致した場合にだけ解錠できる信号を、前記電気錠に出す前記収納ボックスに設けたコンピュータとで貴重品保管装置を構成している。
【0013】
また、本発明は、扉の施錠・解錠をそれぞれ設置された電気錠で行なう複数個の収納ボックスを筐体に備えた貴重品保管装置において、前記筐体に設置され、あるいは該筐体とは異なる場所に設置された、貸与された使用する収納ボックス番号のデータのない施設側の承認手段を用いて施設側の承認データを読み取る施設側データ読み取り手段と、前記複数個の収納ボックスに設けた、空いているか、使用しているかを表示する表示装置と、利用者が空いている収納ボックスの番号を入力することができる操作手段と、前記筐体に設置された生体認証読み取り手段と、この生体認証読み取り手段で読み取った生体認証データ、前記施設側データ読み取り手段で読み取った施設側承認データおよび、前記操作手段で入力された収納ボックスの番号を処理記憶するとともに、前記生体認証データ、施設側承認データおよび操作手段で入力された収納ボックスの番号に基づいて、前記電気錠で施錠されている収納ボックスの扉の解錠信号を出して解錠し、該解錠した収納ボックス内に貴重品や、必要に応じて前記施設側の承認手段を収納して施錠し、施錠された収納ボックスの扉を、前記生体認証読み取り手段で再度読み取り、貴重品預け入れ時の生体認証データと一致した場合にだけ解錠できる信号を、前記電気錠に出す筐体に設けられたコンピュータとで貴重品保管装置を構成している。
【発明の効果】
【0014】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1により、扉が電気錠で施錠された貴重品を収納する収納ボックスの扉を、施設側データ読み取り手段で読み取った施設側承認データと生体認証データで解錠することができる。
したがって、収納ボックスの扉は電気錠で施錠されているので、利用者以外の第三者が不審物や爆発物を収納したり、仕掛けたりする不正使用を確実に防止することができる。
(2)前記(1)により、施設側で貸与された施設側の承認手段を用いて、施設側データ読み取り手段で施設側の承認データを読み取らせるので、施設側で利用者を特定することができ、安全に使用することができる。
(3)前記(1)により、貴重品を収納した収納ボックスの扉は貴重品預け入れ時の生体認証データと一致する生体認証データで解錠することができる。
したがって、収納ボックスの扉を電気錠で施錠後は、生体認証データだけで解錠できるので、従来のようにICカードやキーの所持が不要で、安全で、楽に使用することができる。また、貴重品保管したときの施設側の承認手段を持ち歩いても、収納ボックスの解錠には使用することができないため、盗難や紛失に気をつけた持ち歩きをしなくても安全で、気楽に使用することができる。
)請求項は前記(1)〜(3)と同様な効果が得られる。
)請求項は前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、利用者が使用したい空の収納ボックスを選択して使用できる。
したがって、利用者が気持ちよく利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明を実施するための第1の形態の斜視図。
【図2】本発明を実施するための第1の形態の施設側の承認データの読み取り状態の説明図。
【図3】本発明を実施するための第1の形態の生体認証データの読み取り状態の説明図。
【図4】本発明を実施するための第1の形態のブロック図。
【図5】貴重品を収納する時の説明図。
【図6】貴重品を取り出す時の説明図。
【図7】本発明を実施するための第2の形態の斜視図。
【図8】本発明を実施するための第2の形態の施設側の承認データの読み取り状態の説明図。
【図9】本発明を実施するための第2の形態の生体認証データの読み取り状態の説明図。
【図10】本発明を実施するための第2の形態のブロック図。
【図11】本発明を実施するための第3の形態の斜視図。
【図12】本発明を実施するための第3の形態の使用開始態の説明図。
【図13】本発明を実施するための第3の形態のブロック図。
【図14】本発明者が考えた参照の貴重品保管装置の説明図。
【図15】本発明者が考えた参照の貴重品保管装置の使用開始態の説明図。
【図16】本発明者が考えた参照の貴重品保管装置のブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
【0017】
図1ないし図6に示す本発明を実施するための第1の形態において、1はゴルフ場、銭湯、水泳プール、スポーツジム、ホテル、マンションの郵便受け等の、貴重品を身体より離れた所で保管したり、貴重品を保管する場合に使用される本発明の貴重品保管装置で、この貴重品保管装置1は扉2の施錠・解錠をそれぞれ設定された電気錠3で行なう複数個の収納ボックス4を備えた筐体5と、この筐体5に設置された、貸与された施設側の承認手段6を用いて施設側の承認データを読み取る施設側データ読み取り手段7と、前記筐体5に設置された生体認証読み取り手段8と、この生体認証読み取り手段8で読み取った生体認証データおよび、前記施設側データ読み取り手段7で読み取った施設側承認データを処理記憶するとともに、前記生体認証データおよび施設側の承認データに基づいて、前記電気錠3で施錠されている収納ボックス4の扉2の解錠信号を出して解錠し、該解錠した収納ボックス4内に貴重品や、必要に応じて前記施設側の承認手段6を収納して施錠し、施錠された収納ボックス4の扉2を前記生体認証読み取り手段8で再度読み取り、貴重品預け入れ時の生体認証データと一致した場合にだけ解錠できる信号を、前記電気錠3に出す、前記筐体5の下部位置に設けたコンピュータ9とで構成されている。
【0018】
なお、前記施設側承認読み取り手段7や生体認証読み取り手段8は、操作しやすい筐体5の中央上部寄りの部位に配置するとよい。
【0019】
前記電気錠3は前記コンピュータ9からの信号で解錠・施錠できるものであれば、どんな構造のものであってもよく、当然に電磁錠も含まれるものである。また、信号を受けて機械的に動作するものでもよい。
【0020】
前記施設側の承認手段6は、施設側で貸与者を特定することができ、かつ使用する収納ボックス番号が記入あるいは入力された、会員証、カード、暗証番号、バーコード、磁気カード、鍵、トランスポンダキー、セキュリティトークン、非接触ICカード、接触ICカード、施設側で承認データを記憶部に格納した携帯電話や携帯端末等のいずれかが使用されている。
【0021】
なお、図14ないし図16で示す参照の貴重品保管装置では生体認証はフロントにて事前登録承認し、筐体5側では登録済みの生体認証にて認証を行う。
【0022】
また、施設側が貸与した携帯電話携帯端末等を使用する場合には会員サイト等にて事前に施設側の承認データを受けておき、該施設側の承認データをバーコード、暗証番号、携帯電話FELICA(登録商標)等で携帯電話、携帯端末に組み込んでおくことにより、筐体5側にて施設側承認を行う。この施設側の承認手段6は直接貸与者を特定することができる、データが入力されたカードを用いたり、施設側にある貸与者を特定するデータとリンクした記号等が記載されたカードであってもよい。また、施設側の承認はその施設の都合により、1度の使用に限られるものと、複数回使用できるものとが使用される。
【0023】
前記施設側のデータ読み取り手段7は前記施設側の承認手段6に応じて、カード読み取り装置、暗証番号読み取り装置、バーコード読み取り装置、磁気カード読み取り装置、セキュリティトークン読み取り装置、非接触ICカード読み取りリーダ、接触ICカード読み取りリーダ、携帯電話認証リーダのいずれかで、いずれも既存のものが使用される。
【0024】
前記生体認証読み取り手段8は指紋リーダ、掌紋リーダ、虹彩模様リーダ、顔の輪郭リーダ、声紋リーダ、静脈リーダ等のいずれか、あるいはこれらを2個以上、任意に組み合わせたものが使用されている。
【0025】
なお、生体認証読み取り手段8で使用される指紋リーダ、掌紋リーダ、虹彩模様リーダ、顔の輪郭リーダ、声紋リーダ、静脈リーダはいずれも既存のものが使用される。
【0026】
上記構成の貴重品保管装置1はフロントにおいてチェックインすると、貴重品保管装置1を利用する人に施設側の承認手段6を貸与する。
この時、フロントであらかじめ使用する収納ボックス4の番号を自動的に設定、あるいはあいている収納ボックス4を利用者に選択させて設定し、該施設側の承認手段6に記入あるいは入力しておく。
【0027】
貴重品を預け入れる場合、施設側の承認手段6を貸与された利用者が、該施設側の承認手段6を施設側のデータ読み取り手段7で施設側データを読み取りコンピュータ9で処理記憶させるとともに、生体認証読み取り手段8に生体認証部分を位置させて生体認証データを読み取らせ、コンピュータ9で処理記憶させることにより、あらかじめ設定された収納ボックス4の扉2を施錠している電気錠3に解錠信号を出して解錠する。
この解錠状態で収納ボックス4内へ貴重品を収納したり、必要に応じて施設側承認手段6を入れ、扉2を閉じることにより、電気錠3が施錠状態となる。
【0028】
収納ボックス4に収納した貴重品を取り出す場合、生体認証読み取り手段8に生体認証部分を位置させることにより、読み取った生体認証データがコンピュータ9の貴重品預け入れ時の生体認証データと一致すると、その人の収納ボックス4の扉2を施錠している電気錠3に解錠する信号を出して解錠し、該収納ボックス4より貴重品を取り出すことができる。
【0029】
なお、収納ボックス4より貴重品を取り出した後、扉2を閉じることにより、電気錠3は施錠状態となる。
【0030】
よりセキュリティを高めるため、扉2が解錠されて比較的短い一定時間がたつと、自動的に扉2を自動開閉する扉の自動開閉機構(図示せず)で自動的に閉じて電気錠3で施錠できるように設定することにより、第三者によって収納ボックス4内に不審物や爆発物を収納されたり、仕掛けられたりするのを効率よく防止することができる。
また、非接触ICカードとしての、RFIDカードはコスト高となるため、なるべく使用しないほうが良い。
[発明を実施するための異なる形態]
【0031】
次に、図7ないし図13に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0032】
図7ないし図10に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、複数個の収納ボックス4A に使用中か空であるかを表示する表示装置としてのオン、オフランプ10をそれぞれ設けるとともに、収納ボックス番号を入力することができる操作手段11を筐体5に設け、この操作手段11からのデータと、施設側承認データ、生体認証データをコンピュータ9Aで処理記憶できるようにした点で、このような貴重品保管装置1Aにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、利用者が利用する収納ボックス4Aを現場で設定することができる。
【0033】
なお、表示装置としてのオン、オフランプ10を使用するものについて説明したが、ボックス番号を表示するものであっても良い。
【0034】
図11ないし図13に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、ホテルの客室に設置されている扉2の施錠・解錠をそれぞれ設定された電気錠3で行なう収納ボックス4Bに施設側データ読み取り手段7、生体認証読み取り手段8、コンピュータ9Bを設置した点で、このように構成した貴重品保管装置1Bにしても前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0035】
なお、施設側データ読み取り手段7、生体認証読み取り手段8は収納ボックス4Bのボックス側に設置しても良い。
【0036】
図14ないし図16に示す本発明者が考えた参照の貴重品保管装置1Cにおいて、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、フロントに設置されている生体認証読み取り手段8を備えた端末12で施設側のデータとして利用者の生体認証を生体認証読み取り手段8で読み取り、有線あるいは無線で筐体5のコンピュータ9に施設側のデータとして入力できるようにするとともに、筐体5に設けられた生体認証読み取り手段8に生体認証部分を位置させて生体認証データを読み取らせ、前記施設側のデータと一致すると収納ボックス4の扉2を電気錠3で解錠でき、施錠状態の扉2は筐体5に設けられた生体認証読み取り手段8で生体認証を読み取らせることで、解錠できるようにしてもよい
【0037】
なお、この貴重品保管装置1Cでは使用する収納ボックス4の番号は端末12で施設側のデータと一緒にコンピュータ9に入力させたり、あるいは操作手段11を用いて、利用者に選択させたりしても良い。
【0038】
また、施設側が貸与した携帯電話携帯端末を用いて、施設側のデータを得た場合には、使用時に施設側のデータを組み込んだ携帯電話、携帯端末を施設側データ読み取り手段7で施設側のデータを読み取らせるとともに、生体認証読み取り手段8で生体認証データを読み取らせることで、あらかじめ、設定された施設側のデータと一致した場合にだけ施錠状態の収納ボックス4の扉2を電気錠3で解錠でき、施錠後、解錠するには使用時の生体認証データと一致する生体認証データでないと解錠しないようになっている。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明はゴルフ場や銭湯、水泳プール、ホテル、スポーツジム、マンションの郵便受け等で使用される貴重品等を収納保管する貴重品保管装置を製造する産業で利用される。
【符号の説明】
【0040】
1、1A、1B、1C:貴重品保管装置、
2:扉、 3:電気錠、
4、4A、4B:収納ボックス、 5:筐体、
6:施設側の承認手段、 7:施設側データ読み取り手段、
8:生体認証読み取り手段、 9、9A、9B:コンピュータ、
10:表示装置としてのオン、オフランプ、
11:操作手段、 12:端末。
【国際調査報告】