(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO2014061139
(43)【国際公開日】20140424
【発行日】20160905
(54)【発明の名称】生体情報検知装置
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/02 20060101AFI20160808BHJP
   A61B 5/026 20060101ALI20160808BHJP
   A61B 5/0285 20060101ALI20160808BHJP
【FI】
   !A61B5/02 310G
   !A61B5/02 340D
   !A61B5/02 340H
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】22
【出願番号】2014541883
(21)【国際出願番号】JP2012076983
(22)【国際出願日】20121018
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KM,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC
(71)【出願人】
【識別番号】000005016
【氏名又は名称】パイオニア株式会社
【住所又は居所】神奈川県川崎市幸区新小倉1番1号
(74)【代理人】
【識別番号】100104765
【弁理士】
【氏名又は名称】江上 達夫
(74)【代理人】
【識別番号】100107331
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 聡延
(72)【発明者】
【氏名】市川 義博
【住所又は居所】神奈川県川崎市幸区新小倉1−1 パイオニア株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】加藤 哲也
【住所又は居所】神奈川県川崎市幸区新小倉1−1 パイオニア株式会社内
【テーマコード(参考)】
4C017
【Fターム(参考)】
4C017AA09
4C017AA10
4C017AA11
4C017AB08
4C017AC26
4C017EE01
4C017FF05
4C017FF17
(57)【要約】
生体情報検知装置(100)は、生体が有する生体情報を検知する検知部(175)と、生体の耳または耳たぶ(510,520)を挟持することで、検知部を生体情報が検知可能な位置に保持する挟持部(115,125,135,145)と、検知部に接続されており、生体の耳殻に沿って湾曲可能なケーブル(180)と、挟持部に設けられており、ケーブルを角度調整可能且つスライド可能に保持する保持部(190)とを備える。これにより、生体への容易且つ安定的な取付けが実現され、生体情報を極めて好適に検知することが可能である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
生体が有する生体情報を検知する検知部と、
前記生体の耳または耳たぶを挟持することで、前記検知部を前記生体情報が検知可能な位置に保持する挟持部と、
前記検知部に接続されており、前記生体の耳殻に沿って湾曲可能なケーブルと、
前記挟持部に設けられており、前記ケーブルを角度調整可能且つスライド可能に保持する保持部と
を備えることを特徴とする生体情報検知装置。
【請求項2】
前記保持部は、前記ケーブルを着脱可能に保持することを特徴とする請求項1に記載の生体情報検知装置。
【請求項3】
前記保持部は、前記挟持部の外側の面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の生体情報検知装置。
【請求項4】
前記保持部は、前記挟持部の内側の面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の生体情報検知装置。
【請求項5】
前記保持部は、前記挟持部に対して装脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の生体情報検知装置。
【請求項6】
前記保持部は、前記ケーブルを所定の角度で係止する係止手段を有することを特徴とする請求項1に記載の生体情報検知装置。
【請求項7】
前記挟持部は、支点において互いに連結される第1部材及び第2部材を含んで構成され、
前記第1部材及び前記第2部材の各々は、前記耳又は耳たぶを挟持する際に操作する取っ手部を有しており、
前記第1部材及び前記第2部材のうち一方の前記取っ手部は、前記支点から見て、他方の前記取っ手部より短い
ことを特徴とする請求項1に記載の生体情報検知装置。
【請求項8】
前記挟持部は、支点において互いに連結される第1部材及び第2部材を含んで構成され、
前記第1部材及び前記第2部材の各々は、前記耳又は耳たぶを挟持する際に操作する取っ手部、及び前記取っ手部の操作により挟持動作を行う動作部を夫々有しており、
前記第1部材及び前記第2部材の少なくとも一方の部材における前記取っ手部は、前記少なくとも一方の部材の前記動作部より、前記挟持部の外側方向に向けての高さが低い
ことを特徴とする請求項1に記載の生体情報検知装置。
【請求項9】
前記挟持部は、前記検知部を保持する検知部保持部材を含んで構成され、
前記検知部保持部材の前記検知部が配置される面の裏面には、前記裏面側から前記検知部の配置位置を認識するための認識手段が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の生体情報検知装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば血流量や脈拍数等の生体情報を検知する生体情報検知装置の技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の装置として、例えば生体の外耳部において生体情報を検知するものが知られている。例えば特許文献1では、発光素子から生体の外耳部に向けて光を照射すると共に、反射された光を受光素子で検出し、その検出結果に基づいて血流脈波等の生体情報を取得するという装置が開示されている。この装置は、例えば耳たぶを挟み込むようにして外耳部に取付けられる。
【0003】
他方で、同様に外耳部に取付けて使用する装置として、耳掛けタイプのイヤホン等が知られている。例えば特許文献2では、スピーカユニットに接続されたコードを耳殻に掛けるようにして使用する装置が開示されている。この装置では、耳殻に掛けるコードをユーザの耳殻の大きさに対応した長さに調整できるため、装置を安定して外耳部に保持することができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第4393568号公報
【特許文献2】特開2011−151648号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献2に記載の技術では、コードの長さを調整できる一方で、コードを所望の形状に変化させることができないという状況が発生し得る。具体的には、コードの接続箇所及び方向が固定されているため、コードの長さを調整できたとしても、コードの湾曲角度や方向を細かく調整することができない。従って、ユーザの耳殻に最適な形状を確実に実現できるとは言い難い。また、左右の耳に対して夫々専用の部品が用いられており、一方の耳に使用していた装置を反対側の耳で使用することはできない。
【0006】
ここで、上述した特許文献1に記載されているような生体情報検知装置では、その性質上、ユーザの外耳部に極めて安定的に保持できることが望まれる。また、一方の耳だけでは適切に生体情報を検知できない場合を想定して、左右両方の耳で使用可能であることも望まれる。しかしながら、特許文献2に記載の技術は、このような条件を満足しない。よって、好適に生体情報を検知することができないという技術的問題点が生じ得る。
【0007】
本発明は、例えば前述した問題点に鑑みなされたものであり、容易且つ安定的に取付けが可能であり、生体情報を好適に検知することが可能な生体情報検知装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の生体情報検知装置は上記課題を解決するために、生体が有する生体情報を検知する検知部と、前記生体の耳または耳たぶを挟持することで、前記検知部を前記生体情報が検知可能な位置に保持する挟持部と、前記検知部に接続されており、前記生体の耳殻に沿って湾曲可能なケーブルと、前記挟持部に設けられており、前記ケーブルを角度調整可能且つスライド可能に保持する保持部とを備える。
【0009】
本発明の作用及び他の利得は次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本実施例に係る生体情報検知装置の分解図である。
【図2】本実施例に係る生体情報検知装置の全体構成を示す斜視図(その1)である。
【図3】本実施例に係る生体情報検知装置の全体構成を示す斜視図(その2)である。
【図4】本実施例に係る生体情報検知装置の装着例を示す正面図(その1)である。
【図5】本実施例に係る生体情報検知装置の装着例を示す側面図である。
【図6】ケーブルクランプにおけるケーブル保持状態の調整機能を示す概念図である。
【図7】本実施例に係る生体情報検知装置の装着例を示す正面図(その2)である。
【図8】ケーブルクランプの係止機構を示す部分拡大図(その1)である。
【図9】ケーブルクランプの係止機構を示す部分拡大図(その2)である。
【図10】第1取っ手部及び第2取っ手部の長さの違いを示す側面図である。
【図11】第1動作部及び第2動作部を全開にした様子を示す側面図である。
【図12】第1取っ手部とセンサ保持部との高さの違いを示す側面図である。
【図13】本実施例に係る生体情報検知装置の変形例を示す側面図である。
【図14】本実施例に係る生体情報検知装置の変形例を示す斜視図(その1)である。
【図15】本実施例に係る生体情報検知装置の変形例を示す斜視図(その2)である。
【図16】本実施例に係る生体情報検知装置の変形例を示す断面図である。
【図17】図16のA−A線断面図(その1)である。
【図18】図16のA−A線断面図(その2)である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0012】
本実施形態に係る生体情報検知装置は上記課題を解決するために、生体が有する生体情報を検知する検知部と、前記生体の耳または耳たぶを挟持することで、前記検知部を前記生体情報が検知可能な位置に保持する挟持部と、前記検知部に接続されており、前記生体の耳殻に沿って湾曲可能なケーブルと、前記挟持部に設けられており、前記ケーブルを角度調整可能且つスライド可能に保持する保持部とを備える。
【0013】
本実施形態に係る生体情報検知装置には、生体情報が有する生体情報を検知する検知部が備えられている。なお、ここでの「生体情報」とは、生体から検知することが可能とされる多種多様な情報を含む概念であり、例として、血流量や脈拍数等、医療分野において用いられる情報が挙げられる。検知部は、例えば発光素子と受光素子を有するプローブユニット(より具体的には、例えばレーザードップラーフローメトリー法が用いられるレーザー血流計等)として構成され、発光素子から被検体に対して光を照射すると共に、被検体で反射された光を受光素子で検出する。検知部において検出された情報は、検知部に接続されるケーブルを介して外部の処理装置等に伝達される。
【0014】
本実施形態に係る生体情報検知装置を実際に使用する際には、上述した検知部は、挟持部により生体の耳又は耳たぶが挟持されることで生体情報を検知可能な位置に保持される。例えば、挟持部はクリップのような形状の部材として構成され、検知部は挟持部の内側部分(即ち、生体の耳又は耳たぶに接触する部分)に配置される。このように構成すれば、挟持部で生体の耳又は耳たぶを挟持した際に、検知部が生体の耳又は耳たぶに対向するように配置され、好適に生体情報を検知することが可能となる。
【0015】
また、上述した挟持部が生体の耳又は耳たぶを挟持した状態では、検知部に接続されるケーブルが生体の耳殻に沿うように湾曲される。これにより、ケーブルの湾曲部分が生体の耳殻に掛かり、挟持部によって耳又は耳たぶを挟持するだけの場合と比べて、検知部及び挟持部の位置がより安定的に保たれる。
【0016】
更に本実施形態では、挟持部にケーブルを保持する保持部が備えられており、生体の耳殻に沿って湾曲されたケーブルの一部が保持される。このような構成によれば、ケーブルは、検知部に接続される一端と、挟持部に設けられた保持部に保持された箇所との間で耳殻に沿うように湾曲される。なお、保持部は、必ずしも挟持部における耳又は耳たぶを挟み込む挟持部材に設けられずともよく、例えば挟持部材から延びる延設部材や挟持部材に接続される接続部材に設けられていてもよい。即ち、保持部が設けられる挟持部とは、単に挟持部材を指すのみでなく、挟持部材を含んで構成される一体的なユニットを包括する概念である。
【0017】
ここで特に、本実施形態に係る保持部によれば、ケーブルは角度調整可能且つスライド可能に保持される。なお、ここでの「角度調整可能」とは、ケーブルの保持角度を少なくとも一定範囲内で変更可能な形態を意味しており、例えば保持部を挟持部に対して回転可能な構成とすることで実現できる。或いは、保持部を少なくとも部分的に弾性体で構成したり、保持部の内部(具体的には、ケーブルと接触する部分)に弾性部材を配置することで実現できる。また「スライド可能」とは、ケーブルの保持される位置を保持した状態のままで変更可能な形態を意味しており、例えば保持部をケーブルが挿通するようなリング状の部材で構成することで実現できる。
【0018】
ケーブルを角度調整可能に保持することで、ケーブルの保持角度を調整できるため、生体の耳殻の形状に合わせたケーブル形状を実現することが可能となる。更に、左右両方の耳での使用を実現することも可能となる。また、ケーブルをスライド可能に保持することで、ケーブルを保持部から外すことなく湾曲部分の長さを変更することが可能となる。これにより、角度調整可能であるだけの場合と比べて、より好適に生体の耳殻の形状に合わせたケーブル形状を実現することが可能となる。
【0019】
以上説明したように、本実施形態の生体情報検知装置によれば、保持部におけるケーブルの保持状態の調整により、生体への容易且つ安定的な取付けが実現される。従って、生体情報を極めて好適に検知することが可能である。
【0020】
本実施形態に係る生体情報検知装置の一の態様では、前記保持部は、前記ケーブルを着脱可能に保持する。
【0021】
この態様によれば、ケーブルは保持部によって着脱可能に(即ち、保持部からの取り外しが可能な状態で)保持される。なお、ここでの「着脱可能」とは、単にケーブルを保持部から取り外すことができる形態を意味するだけでなく、例えば装置の分解等の特別な作業を伴わずに、容易にケーブルを取り外すことができる形態を意味している。具体的には、例えば保持部にはスリットが設けられ、保持部に対するケーブルの着脱はスリットを介して実現される。
【0022】
このように、ケーブルを保持部に対して着脱可能とすれば、生体への装置の着脱が好適に行える。また、保持部におけるケーブルの保持状態の調整も一層好適に行えるようになる。
【0023】
本実施形態に係る生体情報検知装置の他の態様では、前記保持部は、前記挟持部の外側に設けられている。
【0024】
この態様によれば、保持部が挟持部の外側(即ち、生体の耳又は耳たぶと対向する側とは反対側)に設けられているため、装置外部から保持部の位置が認識し易く、保持部に対する各種作業が行い易い。
【0025】
具体的には、例えば装置の組み立て時にケーブルを保持部に取付ける作業や、ケーブルを着脱可能な保持部からケーブルを取り外したり、反対に取付けたりする作業が極めて容易に行える。
【0026】
本実施形態に係る生体情報検知装置の他の態様では、前記保持部は、前記挟持部の内側に設けられている。
【0027】
この態様によれば、保持部が挟持部の内側(即ち、生体の耳又は耳たぶと対向する側)に設けられているため、保持部が挟持部の外側に突出してしまうことを防止できる。即ち、装置の外側部分の形状を平坦化することができる。
【0028】
このような構成によれば、例えば生体に触れる部分を平坦にすることができるため、装置を装着した耳を下にして寝ている状態での部品の出っ張りによる違和感や痛みを低減できる。また、外部との接触等によって、ケーブルを着脱可能な保持部からケーブルが誤って外れてしまうことを防止できる。
【0029】
本実施形態に係る生体情報検知装置の他の態様では、前記保持部は、前記挟持部に対して装脱可能に設けられている。
【0030】
この態様によれば、保持部そのものが挟持部から取り外せるように構成される。このため、保持部にケーブルを保持したままの状態であっても、保持部を装脱することでケーブルを保持部に対して着脱しているのと同様の効果が得られる。即ち、生体に対する装置の着脱や装着する耳の左右入れ替え、或いはケーブルの保持状態の調節が容易に行える。また、保持部に対するケーブルの保持状態(例えば、ケーブルのスライド位置等)を維持したまま着脱が行えるため、再装着した際の保持状態の調整の手間を省くことができる。
【0031】
本実施形態に係る生体情報検知装置の他の態様では、前記保持部は、前記ケーブルを所定の角度で係止する係止手段を有する。
【0032】
この態様によれば、ケーブルを角度調整可能に保持している保持部において、ケーブルの保持角度を所定の角度で固定することが可能となる。これにより、例えばケーブルの保持角度が意図せず変化してしまうことを防止できる。また、左耳に使用する場合の係止位置、右耳に使用する場合の係止位置のように、使用頻度の高い係止位置を予め設定しておくことで、ケーブルの保持角度の調整を容易に行うことが可能となる。
【0033】
本実施形態に係る生体情報検知装置の他の態様では、前記挟持部は、支点において互いに連結される第1部材及び第2部材を含んで構成され、前記第1部材及び前記第2部材の各々は、前記耳又は耳たぶを挟持する際に操作する取っ手部を有しており、前記第1部材及び前記第2部材のうち一方の前記取っ手部は、前記支点から見て、他方の前記取っ手部より短い。
【0034】
この態様によれば、挟持部は、第1部材と第2部材とが支点において互いに連結されるクリップのような部材として構成されている。そして特に、第1部材及び第2部材の各々は、生体の耳又は耳たぶを挟持する際に操作する取っ手部を有している。例えば、挟持動作を行う場合には、第1部材及び第2部材の取っ手部をつまむように操作することで、支点から見て取っ手部とは反対側にある動作部が開く。
【0035】
ここで本態様では特に、第1部材及び第2部材のうち一方の取っ手部は、支点から見て、他方の取っ手部より短くなるように構成されている。即ち、取っ手部の長さは、第1部材と第2部材とで互いに異なるように構成されている。このように構成すれば、上述したように取っ手部を操作して動作部を開く動作を行った場合における、動作部の開度を大きくすることができる。即ち、第1部材の取っ手部と第2部材の取っ手部とが接触する位置によって定まる動作部の開度の限界値が、取っ手部の長さを互いに異ならしめることにより大きくされる。
【0036】
なお、長い方の取っ手部における短い取っ手部が接触する部分にへこみを形成すれば、取っ手部同士が接触するまでの距離を大きくできるため、更に動作部の開度の限界値を大きくすることができる。
【0037】
動作部の開度限界が大きくされると、単に厚みのあるものを挟持できるようになるだけではなく、挟持動作以外の動作においても有益な効果が得られる。具体的には、生体の耳又は耳たぶを挟持する前後に行われる消毒作業等を好適に実行することが可能となる。
【0038】
本実施形態に係る生体情報検知装置の他の態様では、前記挟持部は、支点において互いに連結される第1部材及び第2部材を含んで構成され、前記第1部材及び前記第2部材の各々は、前記耳又は耳たぶを挟持する際に操作する取っ手部、及び前記取っ手部の操作により挟持動作を行う動作部を夫々有しており、前記第1部材及び前記第2部材の少なくとも一方の部材における前記取っ手部は、前記少なくとも一方の部材の前記動作部より、前記挟持部の外側方向に向けての高さが低い。
【0039】
この態様によれば、挟持部は、第1部材と第2部材とが支点において互いに連結されるクリップのような部材として構成されている。そして特に、第1部材及び第2部材の各々は、生体の耳又は耳たぶを挟持する際に操作する取っ手部を有している。また、第1部材及び第2部材における支点から見て取っ手部と反対側は、取っ手部の操作によって挟持動作を行う動作部となっている。
【0040】
ここで本態様では特に、第1部材及び第2部材の少なくとも一方の部材における取っ手部は、少なくとも一方の部材の動作部より、挟持部の外側方向に向けての高さが低くなるように(即ち、装置外側への出っ張りが小さくなるように)構成されている。このような構成においては、取っ手部よりも高さが高い分だけ、動作部の方が外部と接触し易い状態となる。このため、例えば取っ手部が外部と接触してしまい、意図せず動作部が開いてしまうことを防止できる。即ち、生体の耳又は耳たぶをより安定した状態で挟持することが可能となる。従って、生体情報の検知中に装置が外れたり、検知部の位置がずれたりしてしまうことを防止できる。
【0041】
本実施形態に係る生体情報検知装置の他の態様では、前記挟持部は、前記検知部を保持する検知部保持部材を含んで構成され、前記検知部保持部材の前記検知部が配置される面の裏面には、前記裏面側から前記検知部の配置位置を認識するための認識手段が設けられている。
【0042】
この態様によれば、生体情報を検知する検知部が、挟持部に含まれる検知部保持部材に保持されている。そして特に、検知部保持部材の検知部が配置される面(即ち、生体に対向配置される面)の裏面には、検知部の配置位置を認識するための認識手段が設けられている。認識手段は、例えば検知部の配置位置を示すマークや凹凸等として設けられる。
【0043】
認識手段を設けることで、検知部が配置される面の裏面(言い換えれば、装置の外側の面)側から、検知部の配置位置を容易に認識することが可能となる。従って、装置を生体の耳又は耳たぶに取付ける際に、実際に検知部を目視せずとも、適切な位置に検知部を保持することが可能となる。
【0044】
本実施形態におけるこのような作用、及び他の利得は次に説明する実施例から更に明らかにされる。
【実施例】
【0045】
以下、本発明の実施例について図を参照しつつ説明する。
【0046】
<全体構成>
先ず、本実施例に係る生体情報検知装置の全体的な構成について、図1から図3を参照して説明する。ここに図1は、本実施例に係る生体情報検知装置の分解図である。また図2及び図3は夫々、本実施例に係る生体情報検知装置の全体構成を示す斜視図である。
【0047】
図1において、本実施例に係る生体情報検知装置100は、第1クリップ110、第2クリップ120、プローブカバー130、クッション140、シャフト150、バネ160、プローブユニット170、ケーブル180及びケーブルクランプ190を備えて構成されている。
【0048】
第1クリップ110及び第2クリップ120は、例えばPOM(polyoxymethylene)、所謂ポリアセタール樹脂等の部材を成型して作成されており、装置の使用時には、生体の耳又は耳たぶを挟持するための部材として機能する。
【0049】
プローブカバー130及びクッション140は、例えばシリコン等の樹脂を成型して作成されており、それぞれ第1クリップ110及び第2クリップ120に取付けられる。プローブカバー130及びクッション140は、装置の使用時において、実際に生体の耳又は耳たぶに接触する部分となる。
【0050】
シャフト150及びバネ160は、例えばSUS(Steel Use Stainless)等の金属を加工して作成されており、第1クリップ110及び第2クリップ120を互いに連結すると共に挟持力を与える機能を有している。
【0051】
プローブユニット170は、生体が有する生体情報を検知するためのセンサ等を含んで構成されている。プローブユニット170には、ケーブル180が接続されており、プローブユニット170で検知された生体情報は、ケーブル180を介して外部に出力される。なお、ここでの図示は省略しているが、ケーブル180におけるプローブユニット170とは接続されない端部にはコネクタが設けられており、外部の処理装置等と接続可能に構成されている。
【0052】
ケーブルクランプ190は、例えばPOM等の樹脂を成型することで作成されており、第2クリップ120に取付けられた状態で、ケーブル180を保持可能に構成されている。なお、ケーブルクランプ190は、本発明の「保持部」の一例である。ケーブルクランプ190の具体的な構成については後に詳述する。
【0053】
図2及び図3において、本実施例に係る生体情報検知装置100は、上述した各部材を図のように組み立てることで構成される。なお、以下では、説明の便宜上、第1クリップ110における挟持動作の際に操作される部分を第1取っ手部115、第2クリップ120における挟持動作の際に操作される部分を第2取っ手部125と称する。また、第1クリップ110、プローブカバー130及びプローブユニット170を含んだ挟持動作の際に動作する部分を第1動作部135、第2クリップ及びクッション140を含んだ挟持動作の際に動作する部分を第2動作部145と称する。なお、第1取っ手部115及び第1動作部135によって構成される部材、並びに第2取っ手部125及び第2動作部145によって構成される部材は、それぞれ本発明の「第1部材」及び「第2部材」の一例であり、全体として本発明の「挟持部」の一例を構成している。
【0054】
本実施例に係る生体情報検知装置100では、プローブユニット170がプローブカバー130の内部に収納されているが、生体情報を検知するためのセンサ部175は、プローブカバー130に設けられた開口部から露出するように配置されている(図3参照)。このセンサ部175は、本発明の「検知部」の一例であり、例えばレーザードップラーフローメトリー法が用いられるレーザー血流計として構成され、生体の血流量や脈拍数等を検知する。
【0055】
なお、第1動作部135のセンサ保持部250(即ち、センサ部175を保持している部材)において、センサ部175のちょうど裏側の位置には、センサ部175の正確な位置を装置の外側から認識し易くするセンサマーク200が設けられている(図2参照)。センサマーク200は、例えば刻印や印刷等によって形成されている。なお、センサマーク200の位置は、図に示すように、センサ部175のちょうど裏側の位置であることが好ましいが、センサ部175の位置が十分に認識できるようなものであれば、多少ずれた位置に配置されていても構わない。
【0056】
<装着方法>
次に、本実施例に係る生体情報検知装置の装着方法について、図4及び図5を参照して説明する。ここに図4は、本実施例に係る生体情報検知装置の装着例を示す正面図(その1)である。また図5は、本実施例に係る生体情報検知装置の装着例を示す側面図である。
【0057】
図4及び図5において、本実施例に係る生体情報検知装置100は、例えば生体の耳又は耳たぶに装着して使用する。具体的には、図に示すように、生体の左耳510の耳たぶを第1動作部135及び第2動作部145で挟み込むようにする。このようにすれば、第1動作部135の内側に配置されたセンサ部175が耳たぶに対向するように配置され、生体情報を好適に検知することが可能となる。なお、生体情報が検知可能な位置であれば、耳たぶ以外の部位(例えば、耳輪等)を挟持するように装着されても構わない。
【0058】
ここで図4を見ても分かるように、装置が生体の耳たぶに装着される際には、プローブユニット170に接続されたケーブル180が、耳殻に沿って湾曲されると共に、耳殻に掛かるように取付けられる。より具体的には、プローブユニット170の先から延びるケーブルは、右耳510の上方側から耳輪の裏を通り下方側へと引き出され、右耳510の耳たぶ周辺でケーブルクランプ190によって保持される。なお、ケーブルクランプ190にはケーブル180を着脱するためのスリット(間隙)が設けられており、容易にケーブルを取付け及び取り外しすることが可能である。
【0059】
上述のように、ケーブル180を耳殻に掛けるように用いれば、単に第1動作部135及び第2動作部145で耳たぶを挟持する場合と比べて、装置の装着状態をより安定的なものとすることができる。なお、ケーブル180は、生体の耳の形状に合わせて適宜形状が調整可能とされる。即ち、生体の耳の形状が異なる場合であっても、確実に耳にフィットするような形状へと調整可能である。詳細な調整方法については以下で述べる。
【0060】
<ケーブル調整方法>
次に上述したケーブルクランプを用いたケーブルの調整方法について、図6から図9を参照して詳細に説明する。ここに図6は、ケーブルクランプにおけるケーブル保持状態の調整機能を示す概念図である。また図7は、本実施例に係る生体情報検知装置の装着例を示す正面図(その2)である。更に図8及び図9は夫々、ケーブルクランプの係止機構を示す部分拡大図である。
【0061】
図6において、本実施例に係るケーブルクランプ190は、ケーブル180をスライド可能に保持する。具体的には、ケーブルクランプ190は、ケーブル180を完全に固定するように保持するのではなく、保持した状態のままで保持位置を変更可能に構成されている。これにより、ケーブル180の湾曲部分(即ち、耳に係る部分)の長さを自由に調整することが可能となり、ケーブル180を生体の耳によりフィットさせることが可能となる。
【0062】
また、本実施例に係るケーブルクランプ190は、ケーブル180を角度調整可能に保持する。具体的には、ケーブルクランプ190は、取付けられた第2取っ手部125上で自身が回転可能とされている。このため、ケーブル180の保持角度を自由に変更することが可能となる。よって、ケーブル180の保持角度が固定である場合と比べると、ケーブル180の形状を生体の耳によりフィットしたものにできる。
【0063】
また図7に示すように、左耳510で使用していた装置のケーブル180の保持角度を変更して、右耳520で使用することも可能である。このため、例えば一方の耳が生体情報を検知するのに適さない状態である場合、或いは両方の耳から生体情報を検知した場合等においても、1つの装置で生体情報の検知が行える。
【0064】
ちなみに、ケーブルクランプ190には、ケーブル180を着脱するためのスリットが設けられているため、仮にケーブル180を保持したままでは調整が難しい場合であっても、ケーブルを取り外しての調整が可能である。また、ケーブルクランプ190自体が第2取っ手部125から装脱可能とされているため、ケーブル180を保持したままケーブルクランプ190を取り外して調整を行うこともできる。この場合、ケーブルの保持位置は維持されるため、例えば左右の耳を入れ替えて使用する際において非常に便利である。更に、ケーブルクランプ190には、以下で説明するような、ケーブル180の保持角度を係止するための機構が備えられていてもよい。
【0065】
図8において、本実施例に係るケーブルクランプ190には、突起部195が設けられている。突起部195は、第2取っ手部125に設けられた左耳用凹部310及び右耳用凹部320に合わせた形状となっており、所定の位置で回転角度を係止可能とされている。このような構成によれば、調整後のケーブル180の保持角度が意図せず変化してしまうことを防止できる。また、左耳用凹部310の位置で係止すれば左耳510での検知に適した角度となり、右耳用凹部320の位置で係止すれば右耳520での検知に適した角度となるため、ケーブル180の角度調整が極めて容易に行える。
【0066】
図9において、上述した係止機構は、予め設定された角度で係止するのではなく、適宜角度を固定するようなものであってもよい。例えば、図に示すような蛇腹係止機構195aを用いれば、図8の例と比べて非常に多くの係止角度を実現できるため、生体の耳にフィットするケーブル180の形状を好適に実現できる。なお、図中では、説明の便宜上、蛇腹部分を比較的大きな凹凸を有するように図示しているが、より細かな蛇腹とすることで、極めて細かい角度調整が可能となる。
【0067】
<細部の構成>
次に、本実施例に係る生体情報検知装置に特有の細部の構成について、図10から図12を参照して説明する。ここに図10は、第1取っ手部及び第2取っ手部の長さの違いを示す側面図である。また図11は、第1動作部及び第2動作部を全開にした様子を示す側面図である。更に図12は、第1取っ手部とセンサ保持部との高さの違いを示す側面図である。
【0068】
図10において、本実施例に係る生体情報検知装置100は、第1取っ手部115の支点(即ち、シャフト150)からの長さL1が、第2取っ手部125の支点からの長さL2よりも短くなるように構成されている。
【0069】
図11において、上述のように第1取っ手部115の長さL1と、第2取っ手部125の長さL2に差をつけることで、挟持動作を行う際の第1動作部135及び第2動作部145の開度を大きくすることができる。具体的には、図中の破線で囲まれた領域Aにおいて、第1取っ手部115及び第2取っ手部125が互いに接触し難い状態となる。このため、より広い範囲で第1取っ手部115及び第2取っ手部125を操作することが可能となり、結果として第1動作部135及び第2動作部145が大きく開くことになる。
【0070】
ちなみに、第1取っ手部115及び第2取っ手部125を互いに接触し難くするという観点からすれば、例えば第2取っ手部125における第1取っ手部115と接触する部分にへこみを設けることでも同様の効果が得られる。よって、上記取っ手部の長さに差を付ける構成に加えて利用すれば、第1動作部135及び第2動作部145の開度を更に大きくすることができる。
【0071】
第1動作部135及び第2動作部145が大きくなると、より厚いものが挟めるようになるだけではなく、第1動作部135及び第2動作部145の内側に対する視認性や作業のし易さが向上する。このため、例えば使用前後における消毒作業がし易い等の非常に有益な効果が得られる。
【0072】
なお、ここでは第1取っ手部115の長さL1の方が、第2取っ手部125の長さL2がよりも短い例について説明したが、逆に第1取っ手部115の長さL1の方が、第2取っ手部125の長さL2がよりも長い場合であっても同様の効果が得られる。
【0073】
図12において、本実施例に係る生体情報検知装置100は更に、第1取っ手部115の装置外側方向(即ち、図の下方向)に向けての高さh1が、第1動作部135におけるセンサ部175を保持するセンサ保持部材400の装置外側方向に向けての高さh2よりも低くなるように構成されている。このように構成すれば、例えば装置を装着した耳が下側になるようにベッド600に寝ているような場合に、第1取っ手部115よりも高いセンサ保持部材400がベッド600に接触する(図中の領域B参照)。一方で、センサ保持部材よりも高さが低い第1取っ手部115はベッド600に接触しない(図中の領域C参照)。このように、装置外部からの圧力は先ず第1動作部分135にかかることになるため、第1動作部135及び第2動作部145によって、より確実に生体の耳510が挟持された状態となる。また、誤って第1取っ手部115が操作されてしまうことで、装置が外れたり、装着位置がずれてしまったりすることを防止できる。
【0074】
<変形例>
次に、本実施例に係る生体情報検知装置の変形例について、図13から図18を参照して説明する。
【0075】
先ず、ケーブルクランプ190の配置位置が異なる変形例について、図13を参照して説明する。ここに図13は、本実施例に係る生体情報検知装置の変形例を示す側面図である。
【0076】
図13において、変形例に係るケーブルクランプ190は、第2取っ手部125の外側部分ではなく、内側部分に取付けられている。このように構成すれば、ケーブルクランプ190が第2取っ手部125の外側に突出してしまうことを防止できるため、装置の外側部分の形状を平坦化することができる。この場合、例えば生体に触れる部分を平坦にすることができるため、装置を装着した耳を下にして寝ている状態での部品の出っ張りによる違和感や痛みを低減できる。また、外部との接触等によって、ケーブルクランプ190からケーブル180が誤って外れてしまうことを防止できる。
【0077】
続いて、ケーブルクランプ190の形状が異なる変形例について、図14から図18を参照して説明する。ここに図14及び図15は夫々、本実施例に係る生体情報検知装置の変形例を示す斜視図である。また図16は、本実施例に係る生体情報検知装置の変形例を示す断面図である。更に図17及び図18は夫々、図16のA−A線断面図である。
【0078】
図14において、ケーブルクランプ190aは、第2取っ手部125の先端に取付けられており、回転軸191を軸として回動可能に構成されている。ケーブルクランプ190aは、図6等で示したケーブルクランプ190と同様に、ケーブル180をスライド可能に保持できるよう構成されている。
【0079】
ケーブルクランプ190aは、回転軸191を軸として回動させることで、第2取っ手部125に対する相対的な角度が変化する。このため、ケーブルクランプ190aを回動させることで、ケーブル180の保持角度を調整することができる。
【0080】
また、ケーブルクランプ190aを柔軟な弾性体等で構成すれば、ケーブルクランプ190aそのものを湾曲させることによりケーブル180の保持角度を調整することができる。即ち、ケーブルクランプ190aを回動させずとも、ケーブル180の保持角度を調整することが可能となる。
【0081】
図15において、ケーブルクランプ190bは、第2取っ手部125上に設けられており、開口部192を有している。開口部192は、図に示すように、ケーブル180を挿通することが可能に構成されている。
【0082】
図16に示すように、ケーブルクランプ190bでは、開口部192内に挿入されることでケーブル180が保持される。ケーブル180は、開口部192内部での摩擦によって保持される。ケーブル180は、開口部192内部で完全に固定される訳ではなく、スライド可能に保持されている。
【0083】
なお、ケーブルクランプ190bは一部が弾性部材で構成されてもよい。また、少なくとも開口部の一部がケーブル径より小さくなるよう設計され、圧入することで保持してもよい。
【0084】
図17及び図18に示すように、ケーブルクランプ190bの開口部192は、入口部分及び出口部分が広く、中央部分が狭くなるように構成されている。このようにすれば、入口部分及び出口部分におけるケーブル180の方向を調整することができる。このため、ケーブル180の保持角度を調整することが可能である。
【0085】
以上説明したように、本実施例に係る生体情報検知装置100によれば、ケーブルクランプ190におけるケーブル180の保持状態の調整により、生体への容易且つ安定的な取付けが実現される。従って、生体情報を極めて好適に検知することが可能である。
【0086】
なお、上述した例では、本実施例に係る生体情報検知装置100を生体の耳又は耳たぶに装着して使用する例についてのみ説明したが、クリップ部分などの一部の構成を変更することで、例えば指先等の別の部位に装着して使用することも可能である。このような場合であっても、上述したケーブルクランプ190による調整機能は有益な効果を奏する。
【0087】
本発明は、前述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う生体情報検知装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0088】
100 生体情報検知装置
110 第1クリップ
115 第1取っ手部
120 第2クリップ
125 第2取っ手部
130 プローブカバー
135 第1動作部
140 クッション
145 第2動作部
150 シャフト
160 バネ
170 プローブユニット
175 センサ部
180 ケーブル
190 ケーブルクランプ
191 回転軸
192 開口部
195 突起部
195a 蛇腹係止機構
200 センサマーク
250 センサ保持部
310 左耳用凹部
320 右耳用凹部
350 係止マーク
510 左耳
520 右耳
600 ベッド
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【国際調査報告】