(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO2014061229
(43)【国際公開日】20140424
【発行日】20160905
(54)【発明の名称】情報システム構築支援装置、情報システム構築支援方法および情報システム構築支援プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 9/44 20060101AFI20160808BHJP
   G06F 11/36 20060101ALI20160808BHJP
【FI】
   !G06F9/06 620K
   !G06F9/06 620R
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】25
【出願番号】2014541929
(21)【国際出願番号】JP2013005979
(22)【国際出願日】20131008
(31)【優先権主張番号】2012229304
(32)【優先日】20121016
(33)【優先権主張国】JP
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
【住所又は居所】東京都港区芝五丁目7番1号
(74)【代理人】
【識別番号】100109313
【弁理士】
【氏名又は名称】机 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100124154
【弁理士】
【氏名又は名称】下坂 直樹
(72)【発明者】
【氏名】榊 啓
【住所又は居所】東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株式会社内
【テーマコード(参考)】
5B376
【Fターム(参考)】
5B376BC03
5B376BC07
5B376BC09
5B376BC23
5B376BC38
5B376BC42
5B376BC73
5B376BC80
(57)【要約】
ユーザが所望する構築要件に応じた最適な情報システムを提示する。特定の業務要件に応じて設けた要件項目群を選択させる画面を提示する選択画面提示部と、要件項目群のパラメータを入力させる画面を提示する入力画面提示部と、パラメータに基づく構築要件を満たすシステムモデルを選定するシステムモデル選定部と、選定システムモデル群に基づいて既存システムの運用情報を取得する運用情報取得部と、運用情報のパラメータを用いて選定システムモデルの性能を評価する性能評価部と、評価結果と構築要件とを比較して選定システムモデルのサイジングファクタが決定された後のシステムモデルを用いて構築可能な情報システムを提示する構築候補提示部と、を備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
構築予定の情報システムである構築予定システムの構築要件を入力する際に、特定の業務要件に応じて設けられる要件項目群を選択させるための選択画面を提示する選択画面提示部と、
当該選択された前記要件項目群に含まれるパラメータを入力させるための入力画面を提示する入力画面提示部と、
予め記憶されているシステムの設計情報単位に設定されるシステムモデルの中から、前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件を満たす前記システムモデルを選定するシステムモデル選定部と、
前記システムモデル選定部により選定された前記システムモデル、および当該システムモデルと類似する類似システムモデルに基づいて、既に構築されている情報システムである既存システムの運用情報を取得する運用情報取得部と、
前記運用情報取得部により取得された前記運用情報に含まれるパラメータを用いて、前記システムモデル選定部により選定された前記システムモデルの性能を評価する性能評価部と、
前記性能評価部により評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定部により選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるシステムに関するサイズを決定する要素であるシステム要素が決定された、前記システムモデルを用いて構築可能な情報システムを、前記構築予定システムの候補として提示する構築候補提示部と、
を備えることを特徴とする情報システム構築支援装置。
【請求項2】
前記運用情報取得部により取得された前記運用情報に含まれるパラメータと前記入力された前記構築要件とを比較して、前記運用情報ごとに、前記入力された前記構築要件との類似度を算出する類似度算出部と、
前記性能評価部により評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定部により選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるサーバの前記システム要素を決定するシステム要素決定部と、をさらに備え、
前記システム要素決定部は、前記類似度算出部により算出された前記類似度の逆数を不確実性の要素とし、ロバスト最適化を用いて、前記システム要素を決定する、
ことを特徴とする請求項1記載の情報システム構築支援装置。
【請求項3】
前記構築要件は、アプリケーションが果たす役割を決めるための機能要件および前記構築予定システムで提供する品質の保証レベルを決めるためのサービスレベル要件であり、
前記システム要素決定部は、前記性能評価部により評価された前記システムモデルの性能と前記パラメータが入力された前記サービスレベル要件とを比較する、
ことを特徴とする請求項2記載の情報システム構築支援装置。
【請求項4】
前記類似システムモデルは、前記システムモデル選定部により選定された前記システムモデルの前記設計情報のうち前記システム要素のみが異なる他の前記設計情報の前記システムモデルである、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報システム構築支援装置。
【請求項5】
前記システムモデルの性能は、非機能要件である、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報システム構築支援装置。
【請求項6】
構築予定の情報システムである構築予定システムの構築要件を入力する際に、特定の業務要件に応じて設けられる要件項目群を選択させるための選択画面を提示する選択画面提示ステップと、
当該選択された前記要件項目群に含まれるパラメータを入力させるための入力画面を提示する入力画面提示ステップと、
予め記憶されているシステムの設計情報単位に設定されるシステムモデルの中から、前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件を満たす前記システムモデルを選定するシステムモデル選定ステップと、
前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデル、および当該システムモデルと類似する類似システムモデルに基づいて、既に構築されている情報システムである既存システムの運用情報を取得する運用情報取得ステップと、
前記運用情報取得ステップにおいて取得された前記運用情報に含まれるパラメータを用いて、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの性能を評価する性能評価ステップと、
前記性能評価ステップにおいて評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるシステムに関するサイズを決定する要素であるシステム要素が決定された、前記システムモデルを用いて構築可能な情報システムを、前記構築予定システムの候補として提示する構築候補提示ステップと、
を含むことを特徴とする情報システム構築支援方法。
【請求項7】
前記運用情報取得ステップにおいて取得された前記運用情報に含まれるパラメータと前記入力された前記構築要件とを比較して、前記運用情報ごとに、前記入力された前記構築要件との類似度を算出する類似度算出ステップと、
前記性能評価ステップにおいて評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるサーバの前記システム要素を決定するシステム要素決定ステップと、をさらに含み、
前記システム要素決定ステップは、前記類似度算出ステップにおいて算出された前記類似度の逆数を不確実性の要素とし、ロバスト最適化を用いて、前記システム要素を決定する、
ことを特徴とする請求項6記載の情報システム構築支援方法。
【請求項8】
前記構築要件は、アプリケーションが果たす役割を決めるための機能要件および前記構築予定システムで提供する品質の保証レベルを決めるためのサービスレベル要件であり、
前記システム要素決定ステップは、前記性能評価ステップにおいて評価された前記システムモデルの性能と前記パラメータが入力された前記サービスレベル要件とを比較する、
ことを特徴とする請求項7記載の情報システム構築支援方法。
【請求項9】
前記類似システムモデルは、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの前記設計情報のうち前記システム要素のみが異なる他の前記設計情報の前記システムモデルである、ことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の情報システム構築支援方法。
【請求項10】
前記システムモデルの性能は、非機能要件である、ことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の情報システム構築支援方法。
【請求項11】
コンピュータに、
構築予定の情報システムである構築予定システムの構築要件を入力する際に、特定の業務要件に応じて設けられる要件項目群を選択させるための選択画面を提示する選択画面提示ステップと、
当該選択された前記要件項目群に含まれるパラメータを入力させるための入力画面を提示する入力画面提示ステップと、
予め記憶されているシステムの設計情報単位に設定されるシステムモデルの中から、前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件を満たす前記システムモデルを選定するシステムモデル選定ステップと、
前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデル、および当該システムモデルと類似する類似システムモデルに基づいて、既に構築されている情報システムである既存システムの運用情報を取得する運用情報取得ステップと、
前記運用情報取得ステップにおいて取得された前記運用情報に含まれるパラメータを用いて、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの性能を評価する性能評価ステップと、
前記性能評価ステップにおいて評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるシステムに関するサイズを決定する要素であるシステム要素が決定された、前記システムモデルを用いて構築可能な情報システムを、前記構築予定システムの候補として提示する構築候補提示ステップと、
を実行させることを特徴とする情報システム構築支援プログラムを格納した記録媒体。
【請求項12】
前記運用情報取得ステップにおいて取得された前記運用情報に含まれるパラメータと前記入力された前記構築要件とを比較して、前記運用情報ごとに、前記入力された前記構築要件との類似度を算出する類似度算出ステップと、
前記性能評価ステップにおいて評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるサーバの前記システム要素を決定するシステム要素決定ステップと、をさらに実行させ、
前記システム要素決定ステップは、前記類似度算出ステップにおいて算出された前記類似度の逆数を不確実性の要素とし、ロバスト最適化を用いて、前記システム要素を決定する、
ことを特徴とする請求項11記載の情報システム構築支援プログラムを格納した記録媒体。
【請求項13】
前記構築要件は、アプリケーションが果たす役割を決めるための機能要件および前記構築予定システムで提供する品質の保証レベルを決めるためのサービスレベル要件であり、
前記システム要素決定ステップは、前記性能評価ステップにおいて評価された前記システムモデルの性能と前記パラメータが入力された前記サービスレベル要件とを比較する、
ことを特徴とする請求項11または12記載の情報システム構築支援プログラムを格納した記録媒体。
【請求項14】
前記類似システムモデルは、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの前記設計情報のうち前記システム要素のみが異なる他の前記設計情報の前記システムモデルである、ことを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載の情報システム構築支援プログラムを格納した記録媒体。
【請求項15】
前記システムモデルの性能は、非機能要件である、ことを特徴とする請求項11〜14のいずれか1項に記載の情報システム構築支援プログラムを格納した記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報システム構築支援装置、情報システム構築支援方法および情報システム構築支援プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
クラウドコンピューティング技術の進歩により、クラウド環境を利用するユーザは、情報システムの運用に必要なサーバやストレージ等を仮想化データセンター上に集約し、運用に必要な規模の情報システムを比較的手軽に構築して管理することができるようになった。下記特許文献1には、コンピュータの仮想化環境下において、過去に構築した仮想化環境を用いて、新たな仮想化環境の構築を支援するシステムが開示されている。
【0003】
特許文献1に記載されているシステムでは、仮想化環境を構築するための構築要件がユーザにより入力されると、その構築要件に類似する過去の仮想化環境をユーザに提示し、その提示した過去の仮想化環境の中からユーザが選択した仮想化環境を提供している。構築要件としては、例えば、利用するハードウェア、使用リソース、指定業務または用途、アプリケーションの条件情報が挙げられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011−242964号公報
【特許文献2】特開2010−218049号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されているシステムでは、ユーザに提示する過去の仮想化環境が、構築要件とどのように類似しているのかについては何も提示していない。したがって、提示された過去の仮想化環境の中から、構築要件に応じた最適な仮想化環境を選択することは、ユーザにとって容易なことではない。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、ユーザが所望する構築要件に応じた最適な情報システムを提示することができる情報システム構築支援装置、情報システム構築支援方法および情報システム構築支援プログラムを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様である情報システム構築支援装置は、構築予定の情報システムである構築予定システムの構築要件を入力する際に、特定の業務要件に応じて設けられる要件項目群を選択させるための選択画面を提示する選択画面提示部と、当該選択された前記要件項目群に含まれるパラメータを入力させるための入力画面を提示する入力画面提示部と、予め記憶されているシステムの設計情報単位に設定されるシステムモデルの中から、前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件を満たす前記システムモデルを選定するシステムモデル選定部と、前記システムモデル選定部により選定された前記システムモデル、および当該システムモデルと類似する類似システムモデルに基づいて、既に構築されている情報システムである既存システムの運用情報を取得する運用情報取得部と、前記運用情報取得部により取得された前記運用情報に含まれるパラメータを用いて、前記システムモデルの性能を評価する際に用いる評価用パラメータを算出するパラメータ算出部と、前記パラメータ算出部により算出された前記評価用パラメータを用いて、前記システムモデル選定部により選定された前記システムモデルの性能を評価する性能評価部と、前記性能評価部により評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定部により選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるシステムに関するサイズを決定する要素であるシステム要素を決定するシステム要素決定部と、前記システム要素決定部により前記システム要素が決定された前記システムモデルを用いて構築可能な情報システムを、前記構築予定システムの候補として提示する構築候補提示部と、を備える。
【0008】
本発明の一態様である情報システム構築支援方法は、構築予定の情報システムである構築予定システムの構築要件を入力する際に、特定の業務要件に応じて設けられる要件項目群を選択させるための選択画面を提示する選択画面提示ステップと、当該選択された前記要件項目群に含まれるパラメータを入力させるための入力画面を提示する入力画面提示ステップと、予め記憶されているシステムの設計情報単位に設定されるシステムモデルの中から、前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件を満たす前記システムモデルを選定するシステムモデル選定ステップと、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデル、および当該システムモデルと類似する類似システムモデルに基づいて、既に構築されている情報システムである既存システムの運用情報を取得する運用情報取得ステップと、前記運用情報取得ステップにおいて取得された前記運用情報に含まれるパラメータを用いて、前記システムモデルの性能を評価する際に用いる評価用パラメータを算出するパラメータ算出ステップと、前記パラメータ算出ステップにおいて算出された前記評価用パラメータを用いて、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの性能を評価する性能評価ステップと、前記性能評価ステップにおいて評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるシステムに関するサイズを決定する要素であるシステム要素を決定するシステム要素決定ステップと、前記システム要素決定ステップにより前記システム要素が決定された前記システムモデルを用いて構築可能な情報システムを、前記構築予定システムの候補として提示する構築候補提示ステップと、を含む。
【0009】
本発明の一態様である情報システム構築支援プログラムを格納した記録媒体は、コンピュータに、構築予定の情報システムである構築予定システムの構築要件を入力する際に、特定の業務要件に応じて設けられる要件項目群を選択させるための選択画面を提示する選択画面提示ステップと、当該選択された前記要件項目群に含まれるパラメータを入力させるための入力画面を提示する入力画面提示ステップと、予め記憶されているシステムの設計情報単位に設定されるシステムモデルの中から、前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件を満たす前記システムモデルを選定するシステムモデル選定ステップと、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデル、および当該システムモデルと類似する類似システムモデルに基づいて、既に構築されている情報システムである既存システムの運用情報を取得する運用情報取得ステップと、前記運用情報取得ステップにおいて取得された前記運用情報に含まれるパラメータを用いて、前記システムモデルの性能を評価する際に用いる評価用パラメータを算出するパラメータ算出ステップと、前記パラメータ算出ステップにおいて算出された前記評価用パラメータを用いて、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの性能を評価する性能評価ステップと、前記性能評価ステップにおいて評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるシステムに関するサイズを決定する要素であるシステム要素を決定するシステム要素決定ステップと、前記システム要素決定ステップにより前記システム要素が決定された前記システムモデルを用いて構築可能な情報システムを、前記構築予定システムの候補として提示する構築候補提示ステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ユーザが所望する構築要件に応じた最適な情報システムを提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】実施形態における情報システム構築支援装置の構成を例示する図である。
【図2】ユーザが情報システムを構築する際に使用する画面の一例である。
【図3】図2に示す要件項目群選択画面表示領域に表示される画面構成の一例である。
【図4】図2に示すパラメータ入力画面表示領域に表示される画面構成の一例である。
【図5】図2に示すパラメータ入力画面表示領域に表示される画面構成の一例である。
【図6】図2に示すシステムモデル候補画面表示領域に表示される画面構成の一例である。
【図7】評価用パラメータを表示する画面の一例である。
【図8】情報システムの構築を支援する際の手順を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明に係る装置の最小構成を例示する図である。
【図10】変形例における情報システム構築支援装置の構成を例示する図である。
【図11】実施形態における情報システム構築支援装置を実現するハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る情報システム構築支援装置、情報システム構築支援方法および情報システム構築支援プログラムの好適な実施形態について説明する。実施形態における情報システム構築支援装置は、クラウド環境下の仮想マシンを利用して構築する情報システムの性能を評価し、ユーザが入力した構築要件に見合った情報システムの構築を支援する装置である。
【0013】
まず、図1を参照して、実施形態における情報システム構築支援装置の構成について説明する。図1に示すように、情報システム構築支援装置1は、機能的には、例えば、選択画面提示部11と、入力画面提示部12と、システムモデル選定部13と、運用情報取得部14と、パラメータ算出部15と、性能評価部16と、サイジングファクタ(システム要素)決定部17と、構築候補提示部18と、を有する。
【0014】
ここで、図11に実施形態における情報システム構築支援装置を実現するハードウェア構成の一例を示す。情報システム構築支援装置1は、物理的には、例えば、CPU(Central Processing Unit)91と、記憶装置92と、入出力インターフェース93とを含むコンピュータ装置によって構成されてもよい。記憶装置は、例えば、CPUで処理されるプログラムおよびデータを記憶するROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)、主として制御処理のための各種作業領域として使用するRAM(Random Access Memory)等を含む。これらの各要素は、互いにバス94を介して接続する。CPUが、ROMに記憶されたプログラムを実行し、入出力インターフェースを介して受信されるメッセージや、RAMに展開されるデータ等を処理することで、情報システム構築支援装置1における各部の機能を実現する。
【0015】
ユーザは、ユーザ端末(不図示)を操作して情報システム構築支援装置1にアクセスし、情報システム構築支援装置1から提供される各種画面を使用して、これから構築しようと予定している情報システム(以下、「構築予定システム」という。)を決定していく。図2を参照して、ユーザが使用する画面について説明する。図2は、ユーザが情報システムを構築する際に使用する画面の一例である。表示画面GA上には、後述する要件項目群選択画面を表示するための領域gaと、後述するパラメータ入力画面を表示するための領域gbとが設けられている。また、表示画面GA上には、後述するシステムモデル候補画面を表示する領域Gpが、必要に応じてポップアップ表示される。
【0016】
図1に示す選択画面提示部11は、要件項目群選択画面をユーザに提示する。要件項目群選択画面は、特定の業務要件に応じて設けられる要件項目群をユーザに選択させるための画面である。
【0017】
図3に、要件項目群選択画面の一例を示す。要件項目群選択画面gaには、要件項目群の一例として、利用パッケージ、業務の複雑さ、アプリ開発規模、ワークフローが表示されている。ユーザは、要件項目群選択画面からいずれか一つの要件項目群を選択する。
【0018】
図1に示す入力画面提示部12は、選択画面提示部11によりユーザに提示された要件項目群選択画面において要件項目群の選択が確定した場合に、その選択された要件項目群に含まれるパラメータを入力させるためのパラメータ入力画面をユーザに提示する。パラメータとしては、例えば、要件項目群が利用パッケージである場合には、スケジューラ、利用人数、施設数、拠点数等が該当する。
【0019】
図4および図5に、パラメータ入力画面の一例を示す。図4は、要件項目群選択画面の要件項目群の中から“利用パッケージ”が選択された場合に表示されるパラメータ入力画面の一例である。図4に示すパラメータ入力画面には、“利用パッケージ”に設定されているパラメータの一例として、スケジューラ、利用人数、施設数、拠点数等が表示されている。図5は、要件項目群選択画面の要件項目群の中から“アプリ開発規模”が選択された場合に表示されるパラメータ入力画面の一例である。図5に示すパラメータ入力画面には、“アプリ開発規模”に設定されているパラメータの一例として、開発言語、開発規模、画面数等が表示されている。ユーザは、パラメータ入力画面を利用して構築要件のもととなるパラメータを入力する。
【0020】
本実施形態における情報システム構築支援装置1によれば、要件項目群選択画面から要件項目群を選択し、その選択した要件項目群に設定されているパラメータを入力することで、情報システムを構築していくことができる。これにより、ユーザは、複雑な構築要件を自ら直接入力することなく、情報システムを構築していくことが可能となる。
【0021】
ここで、構築要件には、例えば、機能要件およびサービスレベル要件が含まれる。機能要件は、アプリケーションが果たす役割を決めるための条件であり、例えば、データ処理や、データストア、画像分析、応答作成、統計処理、在庫管理等の機能を含む。サービスレベル要件は、構築予定システムで提供する品質の保証レベルを決めるための条件であり、例えば、スループットや、CPU最大使用率、ディスク最大使用率、ネットワーク使用率、TAT(Turn Around Time)等の保証レベルを含む。
【0022】
図1に示すシステムモデル選定部13は、入力画面提示部12によりユーザに提示されたパラメータ入力画面においてパラメータの入力が確定した場合に、入力されたパラメータに基づく構築要件を満たすシステムモデルを、システムモデル情報DB2を参照しながら選定する。システムモデル選定部13は、構築要件を満たすシステムモデルが複数存在する場合には、複数のシステムモデルを選定する。
【0023】
システムモデルは、情報システムを構築するための設計情報単位に設定されるモデルである。設計情報には、例えば、ネットワークの構成や、サーバの構成、アプリケーションのコンポーネント間の関係、アプリケーションの動作を示す処理フロー等を記述した情報が含まれる。
【0024】
システムモデル情報DB2は、既に構築されている情報システム(以下、「既存システム」という。)の設計情報を含むシステムモデル情報を記憶するデータベースである。システムモデル情報DB2は、構築要件をキーにして、システムモデル情報を検索できるように設計されている。システムモデル情報DB2は、情報システム構築支援装置1の内部に備えてもよいし、外部に備えてもよい。
【0025】
図6に、システムモデル候補画面の一例を示す。図6に示すように、システムモデル候補画面Gpには、性能評価に採用するシステムモデルを選択するための選択領域gcと、この選択領域gcで選択されたシステムモデルのモデル図を表示するための表示領域gdとが設けられている。
【0026】
選択領域gcには、システムモデル選定部13により選定された一つまたは複数のシステムモデルが表示される。表示領域gdに表示するモデル図としては、例えば、内部機能相関図や、機能スタック図、処理フロー図等がある。ユーザは、システムモデル候補表示領域Gpを利用して、構築予定システムの性能評価や情報システムの構築を実行させる。具体的に、例えば、ユーザは、選択領域gcで一つのシステムモデルを選択して、類似検索ボタンをクリックすることで構築予定システムの性能評価を実行させる。その評価結果を容認したユーザは、システム作成ボタンをクリックすることで情報システムの構築を実行させる。
【0027】
本実施形態における情報システム構築支援装置1によれば、ユーザは、自身が選択した要件項目群に対応するパラメータを入力することで、システムモデルの提示を受けることができる。したがって、ユーザは、システムモデル選定部13により選定されたシステムモデルが、自身が選択した特定の業務要件に対応する構築要件を満たしたシステムモデルであることを認識しながら、情報システムを構築していくことが可能となる。
【0028】
図1に示す運用情報取得部14は、システムモデル選定部13により選定されたシステムモデルを採用して過去に構築された既存システムの運用情報を運用情報DB3から取得する。システムモデル選定部13により選定されたシステムモデルが複数存在する場合には、ユーザにより選択領域gcで選択されたシステムモデルを採用した既存システムの運用情報を運用情報DB3から取得する。
【0029】
運用情報取得部14は、システムモデル選定部13により選定されたシステムモデルに類似するシステムモデルを採用して過去に構築された既存システムの運用情報を運用情報DB3からさらに取得する。本実施形態では、説明の便宜のために、システムモデル選定部13により選定されたシステムモデルと、このシステムモデルに類似するシステムモデルとの集合を、「選定システムモデル群」という。
【0030】
選定されたシステムモデルに類似するシステムモデルとして、例えば、選定されたシステムモデルの設計情報のうちサーバのサイジングファクタのみが異なる設計情報を有するシステムモデルを採用することができる。
【0031】
ここで、サーバのサイジングファクタは、サーバに関するサイズを決定する要素(システム要素)であり、例えば、サーバの台数や、サーバに搭載するCPUのコア数等を含む。なお、本実施形態では、例示的にサーバのサイジングファクタをシステム要素に採用した場合について説明するが、これに限定されず、ネットワークの帯域などの値や、ワーク関連の要素等もシステム要素に含めることができる。つまり、システム要素は、システムに関するサイズを決定する要素であればよい。
【0032】
運用情報は、情報システムを運用する運用者によって管理される情報であり、例えば、CPUの負荷、リクエストの処理数、ハードディスクの故障履歴等を含む。
【0033】
運用情報DB3は、既存システムの運用情報を記憶するデータベースである。運用情報DB3は、システムモデルをキーにして、運用情報を検索できるように設計されている。運用情報DB3は、情報システム構築支援装置1の内部に備えてもよいし、外部に備えてもよい。
【0034】
パラメータ算出部15は、運用情報取得部14により取得された運用情報に含まれるパラメータを用いて、情報システムの性能や信頼性、拡張性、セキュリティ、ミッションクリティカル性(以下、「MC(Mission Critical)性」という。)などの非機能要件を評価する際に用いる評価用パラメータを算出する。非機能要件の指標は、信頼性、可用性、保守性等の品質指標や、パフォーマンス等の性能指標が高いほど、高くなる。
【0035】
運用情報に含まれるパラメータとしては、例えば、リクエストの到着率や、アプリケーションメッセージの平均送信サイズ、平均CPU時間で表すWeb負荷、ディスク読込み時間で表すWeb読込み負荷、ディスク書込み時間で表すWeb書込み負荷、SQL実行時の平均サイズ、平均CPU時間で表すアプリケーション負荷、ディスク書込み時間で表すアプリケーション書込み負荷等を用いることができる。
【0036】
評価用パラメータは、運用情報取得部14により取得された選定システムモデル群の運用情報に含まれる各パラメータに合わせて設けられる。評価用パラメータの値には、その選定システムモデル群のパラメータ値の平均値を設定する。
【0037】
図7に、評価用パラメータの表示画面の一例を示す。図7に示すように、評価用パラメータ表示画面GBには、評価用パラメータの項目名と評価用パラメータの値とが一覧形式で表示されている。
【0038】
図1に示す性能評価部16は、パラメータ算出部15により算出された評価用パラメータを用いて、システムモデル選定部13により選定されたシステムモデルの性能を評価する。
【0039】
サイジングファクタ決定部17は、性能評価部16により評価された結果と、ユーザにより入力されたパラメータに基づくサービスレベル要件とを比較し、システムモデル選定部13により選定されたシステムモデルのサイジングファクタを決定する。言い換えると、サイジングファクタ決定部17は、システムモデル選定部13により選定されたシステムモデルが、ユーザにより入力されたパラメータに基づくサービスレベル要件を満たすように、その選定されたシステムモデルのサイジングファクタを決定する。
【0040】
構築候補提示部18は、サイジングファクタ決定部17によりサイジングファクタが決定された後のシステムモデルで構築可能な情報システムを、構築予定システムの候補としてユーザ端末に提示する。
【0041】
次に、図8を参照して、情報システム構築支援装置1の動作について説明する。図8は、情報システムの構築を支援する際の手順を説明するためのフローチャートである。
【0042】
最初に、選択画面提示部11は、要件項目群選択画面をユーザに提示する(ステップS101)。
【0043】
続いて、入力画面提示部12は、要件項目群選択画面において要件項目群の選択が確定された場合(ステップS102;YES)に、その選択された要件項目群に含まれるパラメータを入力させるためのパラメータ入力画面をユーザに提示する(ステップS103)。
【0044】
続いて、システムモデル選定部13は、パラメータ入力画面においてパラメータの入力が確定された場合に、(ステップS104;YES)に、その入力されたパラメータに基づく構築要件を満たすシステムモデルを、システムモデル情報DB2を参照して選定する(ステップS105)。選定したシステムモデルが複数存在する場合には、ユーザにいずれかのシステムモデルを選択させることで、ステップS105で選定するシステムモデルを一つに絞る。
【0045】
続いて、運用情報取得部14は、上記ステップS105で選定されたシステムモデルおよびこのシステムモデルに類似するシステムモデルをそれぞれ採用した既存システムの運用情報を運用情報DB3から取得する(ステップS106)。
【0046】
続いて、パラメータ算出部15は、上記ステップS106で取得された運用情報に含まれるパラメータを用いて、情報システムの非機能要件を評価する際に用いる評価用パラメータを算出する(ステップS107)。
【0047】
続いて、性能評価部16は、上記ステップS107で算出された評価用パラメータを用いて、上記ステップS105で選定されたシステムモデルの性能を評価する(ステップS108)。
【0048】
続いて、サイジングファクタ決定部17は、上記ステップS108で評価された結果と、上記ステップS103で入力されたパラメータに基づくサービスレベル要件とを比較し、上記ステップS105で選定されたシステムモデルのサイジングファクタを決定する(ステップS109)。
【0049】
続いて、構築候補提示部18は、上記ステップS109でサイジングファクタが決定された後のシステムモデルで構築可能な情報システムを、構築予定システムの候補としてユーザに提示する(ステップS110)。
【0050】
上述したように、実施形態における情報システム構築支援装置1によれば、選択画面提示部11が、特定の業務要件に応じて設けられる要件項目群を選択する要件項目群選択画面をユーザに提示し、入力画面提示部12が、選択された要件項目群に含まれるパラメータを入力するパラメータ入力画面をユーザに提示し、システムモデル選定部13が、ユーザにより入力されたパラメータに基づく構築要件を満たすシステムモデルを選定し、運用情報取得部14が、選定システムモデル群に対応する既存システムの運用情報を取得し、パラメータ算出部15が、上記取得した運用情報に含まれるパラメータを用いて評価用パラメータを算出し、性能評価部16が、評価用パラメータを用いて上記選定したシステムモデルの性能を評価し、サイジングファクタ決定部17が、上記評価したシステムモデルの性能と上記入力されたパラメータに基づくサービスレベル要件とを比較し、上記選定したシステムモデルの設計情報に含まれるサーバのサイジングファクタを決定し、構築候補提示部18が、サイジングファクタ決定後のシステムモデルで構築可能な情報システムを、構築予定システムの候補として提示することができる。
【0051】
これにより、ユーザが特定の業務要件を指定して入力したパラメータに基づく構築要件を満たすシステムモデルを構築予定システムの候補として選定することができ、選定システムモデル群に対応する既存システムの運用情報に基づいて算出した評価用パラメータを用いて、選定したシステムモデルの非機能要件を評価し、その評価結果と、ユーザが入力したパラメータに基づくサービスレベル要件とを比較して、ユーザが入力した要件に見合うサイジングファクタを決定し、サイジングファクタ決定後のシステムモデルで構築可能な情報システムをユーザに提示することができる。また、ユーザは、構築要件が、自身が選択した業務要件に関するものであることを認識できるため、選定されたシステムモデルが、特定の業務要件に対応するシステムモデルであることを容易に把握することができる。
【0052】
それゆえに、実施形態における情報システム構築支援装置1によれば、ユーザが所望する構築要件に応じた最適な情報システムを提示することが可能となる。
【0053】
なお、上述した実施形態は、単なる例示に過ぎず、実施形態に明示していない種々の変形や技術の適用を排除するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な形態に変形して実施することができる。
【0054】
例えば、上述した実施形態における情報システム構築支援装置1は、図1に示す各機能を構成要素としているが、本発明に係る情報システム構築支援装置の構成は、これに限定されない。本発明の最小構成について説明する。図9は、本発明に係る情報システム構築支援装置の最小構成を例示する図である。図9に示す情報システム構築支援装置1Aは、図1に示す情報システム構築支援装置1の各機能から、パラメータ算出部15およびサイジングファクタ決定部17を省略したものである。省略した各機能は、ネットワークを介して接続可能な外部の装置に備えることができる。
【0055】
また、上述した実施形態における情報システム構築支援装置に、以下の類似度算出機能をオプションとして追加してもよい。図10を参照して、本変形例における情報システム構築支援装置の構成について説明する。
【0056】
変形例における情報システム構築支援装置1Bが、上述した実施形態における情報システム構築支援装置1と相違する点は、類似度算出部19が追加される点と、サイジングファクタ決定部17の機能の一部が変更される点である。それ以外の構成については、実施形態における情報システム構築支援装置1の各構成と同様である。したがって、各構成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。以下においては、主に実施形態との相違点について説明する。
【0057】
類似度算出部19は、運用情報取得部14により取得された運用情報に含まれるパラメータと、入力されたパラメータに基づく構築要件とを比較して、運用情報ごとに、入力されたパラメータに基づく構築要件との類似度を算出する。
【0058】
サイジングファクタ決定部17は、サイジングファクタを決定する際に、類似度算出部19により算出された類似度の逆数を不確実性の要素とし、後述するロバスト最適化を用いてサイジングファクタを決定する。
【0059】
ここで、不確実性とロバスト最適化とについて説明する。一般に、世の中の問題には様々な不確実性が存在する。例えば、将来の生産計画を立てる問題をモデル化する場合には、将来の需要やコストの予測値を設定する際に、過去のデータを用いることが多いが、これらの値には予測誤差が含まれており、この予測誤差が不確実性の要因となる。このような不確実性を取り扱う手法として公知のロバスト最適化がある。このロバスト最適化は、不確実性の範囲を予め設定し、その中で最悪の事態が発生した場合を想定して最適化を行う手法である。したがって、ロバスト最適化を用いて最適化されたシステムは、予測可能な最悪な事態が発生した場合でも目的を達成することが可能となる。
【0060】
本変形例では、類似度算出部19により算出された類似度の逆数を不確実性の要素とし、この類似度の逆数が想定される最悪値に至っても、構築要件を満たすことができるように、サイジングファクタを決定する。
【0061】
このように、変形例における情報システム構築支援装置1Bによれば、上述した実施形態における情報システム構築支援装置1が奏する効果に加え、予測可能な最悪な事態が発生した場合であっても目的を達成することができる情報システムをユーザに提示することが可能となる。
【0062】
上述した実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、本発明を以下のように限定するものではない。
【0063】
(付記1) 構築予定の情報システムである構築予定システムの構築要件を入力する際に、特定の業務要件に応じて設けられる要件項目群を選択させるための選択画面を提示する選択画面提示部と、当該選択された前記要件項目群に含まれるパラメータを入力させるための入力画面を提示する入力画面提示部と、予め記憶されているシステムの設計情報単位に設定されるシステムモデルの中から、前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件を満たす前記システムモデルを選定するシステムモデル選定部と、前記システムモデル選定部により選定された前記システムモデル、および当該システムモデルと類似する類似システムモデルに基づいて、既に構築されている情報システムである既存システムの運用情報を取得する運用情報取得部と、前記運用情報取得部により取得された前記運用情報に含まれるパラメータを用いて、前記システムモデル選定部により選定された前記システムモデルの性能を評価する性能評価部と、前記性能評価部により評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定部により選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるシステムに関するサイズを決定する要素であるシステム要素が決定された、前記システムモデルを用いて構築可能な情報システムを、前記構築予定システムの候補として提示する構築候補提示部と、を備えることを特徴とする情報システム構築支援装置。
【0064】
(付記2) 前記運用情報取得部により取得された前記運用情報に含まれるパラメータと前記入力された前記構築要件とを比較して、前記運用情報ごとに、前記入力された前記構築要件との類似度を算出する類似度算出部と、前記性能評価部により評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定部により選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるサーバの前記システム要素を決定するシステム要素決定部と、をさらに備え、前記システム要素決定部は、前記類似度算出部により算出された前記類似度の逆数を不確実性の要素とし、ロバスト最適化を用いて、前記システム要素を決定する、ことを特徴とする付記1記載の情報システム構築支援装置。
【0065】
(付記3) 前記構築要件は、アプリケーションが果たす役割を決めるための機能要件および前記構築予定システムで提供する品質の保証レベルを決めるためのサービスレベル要件であり、前記システム要素決定部は、前記性能評価部により評価された前記システムモデルの性能と前記パラメータが入力された前記サービスレベル要件とを比較する、ことを特徴とする付記2記載の情報システム構築支援装置。
【0066】
(付記4) 前記類似システムモデルは、前記システムモデル選定部により選定された前記システムモデルの前記設計情報のうち前記システム要素のみが異なる他の前記設計情報の前記システムモデルである、ことを特徴とする付記1〜3のいずれかに記載の情報システム構築支援装置。
【0067】
(付記5) 前記システムモデルの性能は、非機能要件である、ことを特徴とする付記1〜4のいずれかに記載の情報システム構築支援装置。
【0068】
(付記6) 構築予定の情報システムである構築予定システムの構築要件を入力する際に、特定の業務要件に応じて設けられる要件項目群を選択させるための選択画面を提示する選択画面提示ステップと、当該選択された前記要件項目群に含まれるパラメータを入力させるための入力画面を提示する入力画面提示ステップと、予め記憶されているシステムの設計情報単位に設定されるシステムモデルの中から、前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件を満たす前記システムモデルを選定するシステムモデル選定ステップと、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデル、および当該システムモデルと類似する類似システムモデルに基づいて、既に構築されている情報システムである既存システムの運用情報を取得する運用情報取得ステップと、前記運用情報取得ステップにおいて取得された前記運用情報に含まれるパラメータを用いて、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの性能を評価する性能評価ステップと、前記性能評価ステップにおいて評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるシステムに関するサイズを決定する要素であるシステム要素が決定された、前記システムモデルを用いて構築可能な情報システムを、前記構築予定システムの候補として提示する構築候補提示ステップと、を含むことを特徴とする情報システム構築支援方法。
【0069】
(付記7) 前記運用情報取得ステップにおいて取得された前記運用情報に含まれるパラメータと前記入力された前記構築要件とを比較して、前記運用情報ごとに、前記入力された前記構築要件との類似度を算出する類似度算出ステップと、前記性能評価ステップにおいて評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるサーバの前記システム要素を決定するシステム要素決定ステップと、をさらに含み、前記システム要素決定ステップは、前記類似度算出ステップにおいて算出された前記類似度の逆数を不確実性の要素とし、ロバスト最適化を用いて、前記システム要素を決定する、ことを特徴とする付記6記載の情報システム構築支援方法。
【0070】
(付記8) 前記構築要件は、アプリケーションが果たす役割を決めるための機能要件および前記構築予定システムで提供する品質の保証レベルを決めるためのサービスレベル要件であり、前記システム要素決定ステップは、前記性能評価ステップにおいて評価された前記システムモデルの性能と前記パラメータが入力された前記サービスレベル要件とを比較する、ことを特徴とする付記7記載の情報システム構築支援方法。
【0071】
(付記9) 前記類似システムモデルは、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの前記設計情報のうち前記システム要素のみが異なる他の前記設計情報の前記システムモデルである、ことを特徴とする付記6〜8のいずれかに記載の情報システム構築支援方法。
【0072】
(付記10) 前記システムモデルの性能は、非機能要件である、ことを特徴とする付記6〜9のいずれかに記載の情報システム構築支援方法。
【0073】
(付記11) コンピュータに、構築予定の情報システムである構築予定システムの構築要件を入力する際に、特定の業務要件に応じて設けられる要件項目群を選択させるための選択画面を提示する選択画面提示ステップと、当該選択された前記要件項目群に含まれるパラメータを入力させるための入力画面を提示する入力画面提示ステップと、予め記憶されているシステムの設計情報単位に設定されるシステムモデルの中から、前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件を満たす前記システムモデルを選定するシステムモデル選定ステップと、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデル、および当該システムモデルと類似する類似システムモデルに基づいて、既に構築されている情報システムである既存システムの運用情報を取得する運用情報取得ステップと、前記運用情報取得ステップにおいて取得された前記運用情報に含まれるパラメータを用いて、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの性能を評価する性能評価ステップと、前記性能評価ステップにおいて評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるシステムに関するサイズを決定する要素であるシステム要素が決定された、前記システムモデルを用いて構築可能な情報システムを、前記構築予定システムの候補として提示する構築候補提示ステップと、を実行させることを特徴とする情報システム構築支援プログラム。
【0074】
(付記12) 前記運用情報取得ステップにおいて取得された前記運用情報に含まれるパラメータと前記入力された前記構築要件とを比較して、前記運用情報ごとに、前記入力された前記構築要件との類似度を算出する類似度算出ステップと、前記性能評価ステップにおいて評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるサーバの前記システム要素を決定するシステム要素決定ステップと、をさらに実行させ、前記システム要素決定ステップは、前記類似度算出ステップにおいて算出された前記類似度の逆数を不確実性の要素とし、ロバスト最適化を用いて、前記システム要素を決定する、ことを特徴とする付記11記載の情報システム構築支援プログラム。
【0075】
(付記13) 前記構築要件は、アプリケーションが果たす役割を決めるための機能要件および前記構築予定システムで提供する品質の保証レベルを決めるためのサービスレベル要件であり、前記システム要素決定ステップは、前記性能評価ステップにおいて評価された前記システムモデルの性能と前記パラメータが入力された前記サービスレベル要件とを比較する、ことを特徴とする付記11または12記載の情報システム構築支援プログラム。
【0076】
(付記14) 前記類似システムモデルは、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの前記設計情報のうち前記システム要素のみが異なる他の前記設計情報の前記システムモデルである、ことを特徴とする付記11〜13のいずれかに記載の情報システム構築支援プログラム。
【0077】
(付記15) 前記システムモデルの性能は、非機能要件である、ことを特徴とする付記11〜14のいずれかに記載の情報システム構築支援プログラム。
【0078】
この出願は、2012年10月16日に出願された日本出願特願2012−229304を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
【符号の説明】
【0079】
1、1A、1B 情報システム構築支援装置
2 システムモデル情報DB
3 運用情報DB
11 選択画面提示部
12 入力画面提示部
13 システムモデル選定部
14 運用情報取得部
15 パラメータ算出部
16 性能評価部
17 サイジングファクタ決定部
18 構築候補提示部
19 類似度算出部
91 CPU
92 記憶装置
93 入出力インターフェース
94 バス
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】

【手続補正書】
【提出日】20150323
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
構築予定の情報システムである構築予定システムの構築要件を入力する際に、特定の業務要件に応じて設けられる要件項目群を選択させるための選択画面を提示する選択画面提示部と、
当該選択された前記要件項目群に含まれるパラメータを入力させるための入力画面を提示する入力画面提示部と、
予め記憶されているシステムの設計情報単位に設定されるシステムモデルの中から、前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件を満たす前記システムモデルを選定するシステムモデル選定部と、
前記システムモデル選定部により選定された前記システムモデル、および当該システムモデルと類似する類似システムモデルに基づいて、既に構築されている情報システムである既存システムの運用情報を取得する運用情報取得部と、
前記運用情報取得部により取得された前記運用情報に含まれるパラメータを用いて、前記システムモデル選定部により選定された前記システムモデルの性能を評価する性能評価部と、
前記性能評価部により評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定部により選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるシステムに関するサイズを決定する要素であるシステム要素が決定された、前記システムモデルを用いて構築可能な情報システムを、前記構築予定システムの候補として提示する構築候補提示部と、
を備えることを特徴とする情報システム構築支援装置。
【請求項2】
前記運用情報取得部により取得された前記運用情報に含まれるパラメータと前記入力された前記構築要件とを比較して、前記運用情報ごとに、前記入力された前記構築要件との類似度を算出する類似度算出部と、
前記性能評価部により評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定部により選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるサーバの前記システム要素を決定するシステム要素決定部と、をさらに備え、
前記システム要素決定部は、前記類似度算出部により算出された前記類似度の逆数を不確実性の要素とし、ロバスト最適化を用いて、前記システム要素を決定する、
ことを特徴とする請求項1記載の情報システム構築支援装置。
【請求項3】
前記構築要件は、アプリケーションが果たす役割を決めるための機能要件および前記構築予定システムで提供する品質の保証レベルを決めるためのサービスレベル要件であり、
前記システム要素決定部は、前記性能評価部により評価された前記システムモデルの性能と前記パラメータが入力された前記サービスレベル要件とを比較する、
ことを特徴とする請求項2記載の情報システム構築支援装置。
【請求項4】
前記類似システムモデルは、前記システムモデル選定部により選定された前記システムモデルの前記設計情報のうち前記システム要素のみが異なる他の前記設計情報の前記システムモデルである、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報システム構築支援装置。
【請求項5】
前記システムモデルの性能は、非機能要件である、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報システム構築支援装置。
【請求項6】
構築予定の情報システムである構築予定システムの構築要件を入力する際に、特定の業務要件に応じて設けられる要件項目群を選択させるための選択画面を提示する選択画面提示ステップと、
当該選択された前記要件項目群に含まれるパラメータを入力させるための入力画面を提示する入力画面提示ステップと、
予め記憶されているシステムの設計情報単位に設定されるシステムモデルの中から、前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件を満たす前記システムモデルを選定するシステムモデル選定ステップと、
前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデル、および当該システムモデルと類似する類似システムモデルに基づいて、既に構築されている情報システムである既存システムの運用情報を取得する運用情報取得ステップと、
前記運用情報取得ステップにおいて取得された前記運用情報に含まれるパラメータを用いて、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの性能を評価する性能評価ステップと、
前記性能評価ステップにおいて評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるシステムに関するサイズを決定する要素であるシステム要素が決定された、前記システムモデルを用いて構築可能な情報システムを、前記構築予定システムの候補として提示する構築候補提示ステップと、
を含むことを特徴とする情報システム構築支援方法。
【請求項7】
前記運用情報取得ステップにおいて取得された前記運用情報に含まれるパラメータと前記入力された前記構築要件とを比較して、前記運用情報ごとに、前記入力された前記構築要件との類似度を算出する類似度算出ステップと、
前記性能評価ステップにおいて評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるサーバの前記システム要素を決定するシステム要素決定ステップと、をさらに含み、
前記システム要素決定ステップは、前記類似度算出ステップにおいて算出された前記類似度の逆数を不確実性の要素とし、ロバスト最適化を用いて、前記システム要素を決定する、
ことを特徴とする請求項6記載の情報システム構築支援方法。
【請求項8】
前記構築要件は、アプリケーションが果たす役割を決めるための機能要件および前記構築予定システムで提供する品質の保証レベルを決めるためのサービスレベル要件であり、
前記システム要素決定ステップは、前記性能評価ステップにおいて評価された前記システムモデルの性能と前記パラメータが入力された前記サービスレベル要件とを比較する、
ことを特徴とする請求項7記載の情報システム構築支援方法。
【請求項9】
前記類似システムモデルは、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの前記設計情報のうち前記システム要素のみが異なる他の前記設計情報の前記システムモデルである、ことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の情報システム構築支援方法。
【請求項10】
前記システムモデルの性能は、非機能要件である、ことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の情報システム構築支援方法。
【請求項11】
コンピュータに、
構築予定の情報システムである構築予定システムの構築要件を入力する際に、特定の業務要件に応じて設けられる要件項目群を選択させるための選択画面を提示する選択画面提示ステップと、
当該選択された前記要件項目群に含まれるパラメータを入力させるための入力画面を提示する入力画面提示ステップと、
予め記憶されているシステムの設計情報単位に設定されるシステムモデルの中から、前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件を満たす前記システムモデルを選定するシステムモデル選定ステップと、
前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデル、および当該システムモデルと類似する類似システムモデルに基づいて、既に構築されている情報システムである既存システムの運用情報を取得する運用情報取得ステップと、
前記運用情報取得ステップにおいて取得された前記運用情報に含まれるパラメータを用いて、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの性能を評価する性能評価ステップと、
前記性能評価ステップにおいて評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるシステムに関するサイズを決定する要素であるシステム要素が決定された、前記システムモデルを用いて構築可能な情報システムを、前記構築予定システムの候補として提示する構築候補提示ステップと、
を実行させることを特徴とする情報システム構築支援プログラム
【請求項12】
前記運用情報取得ステップにおいて取得された前記運用情報に含まれるパラメータと前記入力された前記構築要件とを比較して、前記運用情報ごとに、前記入力された前記構築要件との類似度を算出する類似度算出ステップと、
前記性能評価ステップにおいて評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記パラメータに基づく前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるサーバの前記システム要素を決定するシステム要素決定ステップと、をさらに実行させ、
前記システム要素決定ステップは、前記類似度算出ステップにおいて算出された前記類似度の逆数を不確実性の要素とし、ロバスト最適化を用いて、前記システム要素を決定する、
ことを特徴とする請求項11記載の情報システム構築支援プログラム
【請求項13】
前記構築要件は、アプリケーションが果たす役割を決めるための機能要件および前記構築予定システムで提供する品質の保証レベルを決めるためのサービスレベル要件であり、
前記システム要素決定ステップは、前記性能評価ステップにおいて評価された前記システムモデルの性能と前記パラメータが入力された前記サービスレベル要件とを比較する、
ことを特徴とする請求項11または12記載の情報システム構築支援プログラム
【請求項14】
前記類似システムモデルは、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの前記設計情報のうち前記システム要素のみが異なる他の前記設計情報の前記システムモデルである、ことを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載の情報システム構築支援プログラム
【請求項15】
前記システムモデルの性能は、非機能要件である、ことを特徴とする請求項11〜14のいずれか1項に記載の情報システム構築支援プログラム
【国際調査報告】