(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO2017163447
(43)【国際公開日】20170928
【発行日】20180329
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 9/50 20060101AFI20180302BHJP
【FI】
   !G06F9/46 465E
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】45
【出願番号】2016572847
(21)【国際出願番号】JP2016074482
(22)【国際出願日】20160823
(11)【特許番号】6143981
(45)【特許公報発行日】20170607
(31)【優先権主張番号】2016056437
(32)【優先日】20160322
(33)【優先権主張国】JP
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
(71)【出願人】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
(74)【代理人】
【識別番号】100083840
【弁理士】
【氏名又は名称】前田 実
(74)【代理人】
【識別番号】100116964
【弁理士】
【氏名又は名称】山形 洋一
(74)【代理人】
【識別番号】100135921
【弁理士】
【氏名又は名称】篠原 昌彦
(72)【発明者】
【氏名】徳山 悟
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目7番3号 三菱電機株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】湯川 純
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目7番3号 三菱電機株式会社内
(57)【要約】
アプリケーションを構成する複数の実行ファイルの各々の実行責務を、複数の情報処理装置の何れかに割り当て、実行ファイルの各々及び実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す実行責務割当情報を生成するAP分割設定部(132)と、実行責務割当情報をネットワークに送信する通信部(140)と、実行責務割当情報を参照して、複数の実行ファイルの内、自装置に実行責務が割り当てられた実行ファイルを実行するAP分割実行部(133)とを備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して、複数の実行ファイルを有するアプリケーションを分散して実行する複数の情報処理装置を備える情報処理システムであって、
前記複数の情報処理装置の各々は、
前記アプリケーションの実行指示の入力を受ける入力部と、
前記入力部が前記実行指示の入力を受けた場合に、前記複数の実行ファイルの各々の実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当て、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第1の実行責務割当情報を生成するアプリケーション分割設定部と、
前記第1の実行責務割当情報を前記ネットワークに送信する送信部と、
前記ネットワークから、前記複数の情報処理装置に含まれる他の情報処理装置で生成され、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第2の実行責務割当情報を受信する受信部と、
前記第1の実行責務割当情報又は前記第2の実行責務割当情報を参照して、前記複数の実行ファイルの内、自装置に実行責務が割り当てられた実行ファイルを実行するアプリケーション分割実行部と、を備えること
を特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記複数の情報処理装置の各々は、
前記複数の実行ファイルの各々及び前記複数の実行ファイルの各々を実行するための条件を示すアプリケーション付属情報を記憶する記憶部をさらに備え、
前記アプリケーション分割設定部は、前記複数の実行ファイルの内、前記条件を満たす実行ファイルの実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当てること
を特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記条件は、前記複数の実行ファイルの各々を実行するために必要な装置数であり、
前記アプリケーション分割設定部は、前記複数の情報処理装置に含まれ、前記ネットワークに接続されている一又は複数の情報処理装置の数が、前記装置数以上である場合に、前記条件を満たすと判定すること
を特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記複数の情報処理装置の各々は、前記複数の情報処理装置の内の一の情報処理装置が前記ネットワークに新たに接続されたか否かを検出する実行装置監視部をさらに備え、
前記一の情報処理装置が新たに前記ネットワークに接続されたことを前記実行装置監視部が検出した場合に、前記アプリケーション分割設定部は、再度、前記複数の実行ファイルの各々の実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当てること
を特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記複数の情報処理装置の各々は、前記複数の情報処理装置の内の一の情報処理装置が前記ネットワークから外されたか否かを検出する実行装置監視部をさらに備え、
前記一の情報処理装置が前記ネットワークから外されたことを前記実行装置監視部が検出した場合に、前記アプリケーション分割設定部は、再度、前記複数の実行ファイルの各々の実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当てること
を特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記記憶部は、前記アプリケーションをさらに記憶すること
を特徴とする請求項2から5の何れか一項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記情報処理システムは、
前記ネットワーク及びインターネットに接続されたゲートウェイと、
前記インターネットに接続されたクラウドサーバと、をさらに備え、
前記受信部は、前記ゲートウェイを介して、前記クラウドサーバから前記アプリケーション付属情報、及び、前記複数の実行ファイルの内、自装置に実行責務が割り当てられた実行ファイルを受信し、
前記記憶部は、前記受信部で受信された、前記アプリケーション付属情報及び前記実行ファイルを記憶すること
を特徴とする請求項2から5の何れか一項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記複数の実行ファイルの内の第1の実行ファイルの実行責務は、前記複数の情報処理装置の内の第1の情報処理装置に割り当てられており、
前記複数の実行ファイルの内の第2の実行ファイルの実行責務は、前記複数の情報処理装置の内の第2の情報処理装置に割り当てられており、
前記第1の情報処理装置の前記送信部は、前記第1の実行ファイルの実行に、前記第2の実行ファイルに含まれる関数の算出結果が必要な場合に、前記関数の算出結果を要求する装置間通信要求を前記ネットワークに送信し、
前記第2の情報処理装置の前記受信部は、前記ネットワークから前記装置間通信要求を受信し、
前記第2の情報処理装置の前記アプリケーション分割実行部は、前記装置間通信要求に従って、前記関数を用いて値を算出し、
前記第2の情報処理装置の前記送信部は、前記算出された値を前記ネットワークに送信し、
前記第1の情報処理装置の前記受信部は、前記ネットワークから前記算出された値を受信して、前記第1の情報処理装置の前記アプリケーション分割実行部に与えること
を特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記複数の実行ファイルの内の第1の実行ファイル及び第2の実行ファイルは、前記複数の情報処理装置の内の第1の情報処理装置に割り当てられており、
前記第1の実行ファイルの実行に、前記第2の実行ファイルに含まれる関数の算出結果が必要な場合に、前記第1の情報処理装置の前記アプリケーション分割実行部は、前記第1の実行ファイルの実行中に、前記関数を用いて値を算出すること
を特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の情報処理システム。
【請求項10】
ネットワークを介して、複数の実行ファイルを有するアプリケーションを分散して実行する複数の情報処理装置の一つとして使用される情報処理装置であって、
前記アプリケーションの実行指示の入力を受ける入力部と、
前記入力部が前記実行指示の入力を受けた場合に、前記複数の実行ファイルの各々の実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当て、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第1の実行責務割当情報を生成するアプリケーション分割設定部と、
前記第1の実行責務割当情報を前記ネットワークに送信する送信部と、
前記ネットワークから、前記複数の情報処理装置に含まれる他の情報処理装置で生成され、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第2の実行責務割当情報を受信する受信部と、
前記第1の実行責務割当情報又は前記第2の実行責務割当情報を参照して、前記複数の実行ファイルの内、自装置に実行責務が割り当てられた実行ファイルを実行するアプリケーション分割実行部と、を備えること
を特徴とする情報処理装置。
【請求項11】
ネットワークを介して、複数の実行ファイルを有するアプリケーションを分散して実行する複数の情報処理装置の一つとして使用される情報処理装置が行う情報処理方法であって、
前記複数の実行ファイルの各々の実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当て、
前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す実行責務割当情報を生成し、
前記実行責務割当情報を前記ネットワークに送信し、
前記実行責務割当情報を参照して、前記複数の実行ファイルの内、自装置に実行責務が割り当てられた実行ファイルを実行すること
を特徴とする情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法に関し、特に、アプリケーションを分散して実行する情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、家電機器及びセンサ機器をLAN(Local Area Network)等のネットワークを介して制御する機器連携システムが利用されるようになってきた。通常、これらの機器連携システムでは1台の機器コントローラで実行するアプリケーションが各機器からの情報取得及び各機器への動作要求を行い、機器情報の見える化及び機器の自動運転を実現している。
【0003】
ネットワークに接続可能な機器の増加に伴って、アプリケーションは高機能化している。しかし、高機能化によって機器コントローラにかかる処理負荷が増加しているため、機器コントローラの性能を確保するためには、高性能なCPU(Central Processing Unit)を搭載すること、又は、複数のCPUを搭載して処理を分散することが必要になる。
【0004】
複数のCPUに処理を分散して実行させるためには、複数のCPUを管理するメインCPUが必要となる。メインCPUは、処理の分割、分割された処理の各CPUへの割り当て、分割された処理の切り替え、メモリアクセスの制御、及び、入出力データのアクセス制御等の処理を行う。このようなメインCPUによる一元管理では、複数の処理の同時動作が発生した場合に、メインCPUの担う処理が集中し、処理遅延によってオーバーヘッドが発生する。オーバーヘッドが発生すると、機器コントローラの性能を確保することが難しくなる。
【0005】
上記のような問題に対して、特許文献1には、通信回線を介して互いに接続された複数の装置に処理を分散させてアプリケーションを実行するためのデータ処理システムが開示されている。このデータ処理システムは、アプリケーションの実行時にデータ処理の内容が記述されたスクリプトコードを参照してデータ処理を複数の単位処理に分解し、複数の装置に各単位処理を割り当て、各装置が割り当てられた処理を実行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007−188456号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このような従来のデータ処理システムでは、アプリケーションの実行中にスクリプトコードを逐次解釈して処理の分配を行うため、解釈処理及び分配処理のオーバーヘッドが発生し、システム全体の処理速度が遅くなる。これにより、機器連携システムにおける機器操作への即時応答及びリアルタイムな情報表示が難しくなるという課題がある。
【0008】
また、接続された装置の数が少ないと各装置の担う処理が多くなるためにCPUに大きな負荷がかかる。従って、性能の低いCPUを搭載した装置ではアプリケーションが破綻し、機器連携システムを実現することができないという課題がある。
【0009】
そこで、本発明は、分散処理のオーバーヘッドを発生させることなく、アプリケーションを分散して実行できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様に係る情報処理システムは、ネットワークを介して、複数の実行ファイルを有するアプリケーションを分散して実行する複数の情報処理装置を備える情報処理システムであって、前記複数の情報処理装置の各々は、前記アプリケーションの実行指示の入力を受ける入力部と、前記入力部が前記実行指示の入力を受けた場合に、前記複数の実行ファイルの各々の実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当て、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第1の実行責務割当情報を生成するアプリケーション分割設定部と、前記第1の実行責務割当情報を前記ネットワークに送信する送信部と、前記ネットワークから、前記複数の情報処理装置に含まれる他の情報処理装置で生成され、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第2の実行責務割当情報を受信する受信部と、前記第1の実行責務割当情報又は前記第2の実行責務割当情報を参照して、前記複数の実行ファイルの内、自装置に実行責務が割り当てられた実行ファイルを実行するアプリケーション分割実行部と、を備えることを特徴とする。
【0011】
本発明の一態様に係る情報処理装置は、ネットワークを介して、複数の実行ファイルを有するアプリケーションを分散して実行する複数の情報処理装置の一つとして使用される情報処理装置であって、前記アプリケーションの実行指示の入力を受ける入力部と、前記入力部が前記実行指示の入力を受けた場合に、前記複数の実行ファイルの各々の実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当て、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第1の実行責務割当情報を生成するアプリケーション分割設定部と、前記第1の実行責務割当情報を前記ネットワークに送信する送信部と、前記ネットワークから、前記複数の情報処理装置に含まれる他の情報処理装置で生成され、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第2の実行責務割当情報を受信する受信部と、前記第1の実行責務割当情報又は前記第2の実行責務割当情報を参照して、前記複数の実行ファイルの内、自装置に実行責務が割り当てられた実行ファイルを実行するアプリケーション分割実行部と、を備えることを特徴とする。
【0012】
本発明の一態様に係る情報処理方法は、ネットワークを介して、複数の実行ファイルを有するアプリケーションを分散して実行する複数の情報処理装置の一つとして使用される情報処理装置が行う情報処理方法であって、前記複数の実行ファイルの各々の実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当て、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す実行責務割当情報を生成し、前記実行責務割当情報を前記ネットワークに送信し、前記実行責務割当情報を参照して、前記複数の実行ファイルの内、自装置に実行責務が割り当てられた実行ファイルを実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明の一態様によれば、アプリケーションを構成する実行ファイルの実行責務を予めネットワークに接続された情報処理装置に割り当て、各情報処理装置は割り当てられた実行ファイルだけを実行するので、分散処理のオーバーヘッドを発生させることなく、アプリケーションを分散して実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】実施の形態1〜3に係る情報処理システムの概略図である。
【図2】実施の形態1における情報処理装置の機能構成を概略的に示すブロック図である。
【図3】実施の形態1におけるAP付属情報の第1の例を示す概略図である。
【図4】実施の形態1における接続装置情報の第1の例を示す概略図である。
【図5】実施の形態1における実行責務割当情報の第1の例を示す概略図である。
【図6】実施の形態1における情報処理装置の全体的な処理手順を示すフローチャートである。
【図7】実施の形態1における実行装置管理処理を示すフローチャートである。
【図8】実施の形態1におけるAP分割設定処理を示すフローチャートである。
【図9】実施の形態1における接続装置情報の第2の例を示す概略図である。
【図10】実施の形態1におけるAP付属情報の第2の例を示す概略図である。
【図11】実施の形態1におけるAP分割実行処理を示すフローチャートである。
【図12】実施の形態1における実行責務割当情報の第2の例を示す概略図である。
【図13】実施の形態1における第1の実行ファイルの処理を示すフローチャートである。
【図14】実施の形態1における第2の実行ファイルの処理を示すフローチャートである。
【図15】実施の形態2における情報処理装置の機能構成を概略的に示すブロック図である。
【図16】実施の形態2における情報処理装置の全体的な処理手順を示すフローチャートである。
【図17】実施の形態2における実行装置追加監視処理を示すフローチャートである。
【図18】実施の形態2における接続装置情報の一例を示す概略図である。
【図19】実施の形態2におけるAP分割設定処理を示すフローチャートである。
【図20】実施の形態2における実行責務割当情報の一例を示す概略図である。
【図21】実施の形態2におけるAP分割実行処理を示すフローチャートである。
【図22】実施の形態3における情報処理装置の機能構成を概略的に示すブロック図である。
【図23】実施の形態3における監視用接続装置情報の一例を示す概略図である。
【図24】実施の形態3における実行装置監視部の実行装置追加監視処理を示すフローチャートである。
【図25】実施の形態3におけるAP分割実行処理を示すフローチャートである。
【図26】実施の形態3における実行責務割当情報の一例を示す概略図である。
【図27】実施の形態4に係る情報処理システムの概略図である。
【図28】実施の形態4における情報処理装置の機能構成を概略的に示すブロック図である。
【図29】実施の形態4におけるAP付属情報の一例を示す概略図である。
【図30】実施の形態4における実行責務割当情報の一例を示す概略図である。
【図31】実施の形態5に係る情報処理システムの概略図である。
【図32】実施の形態5における情報処理装置の機能構成を概略的に示すブロック図である。
【図33】実施の形態5における情報処理装置をヒートポンプ式冷温水システムに適用したシステム構成例を示す概略図である。
【図34】実施の形態5におけるAP付属情報の一例を示す概略図である。
【図35】実施の形態5における実行責務割当情報の一例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る情報処理システム100の概略図である。
情報処理システム100は、複数の情報処理装置110A〜110Dにより構成されており、複数の実行ファイルを有するアプリケーション(以下、APという)を分散して実行する。ここで、情報処理装置110A〜110Dの各々を特に区別する必要がない場合には、情報処理装置110という。情報処理装置110は、ネットワークとしてのLAN101に接続されており、複数の情報処理装置110間でデータ通信が可能となっている。なお、LAN101は、宅内に構築されるローカルエリアネットワークであって、インターネットに接続されていても、接続されていなくてもよい。
【0016】
図1に示されているように、情報処理装置110のハードウェア構成は、CPU10等のプロセッサと、ネットワーク通信装置11と、RAM(Random Access memory)12及びフラッシュメモリ13等の記憶装置と、入力装置14と、バス15となっている。
【0017】
CPU10は、APをRAM12に展開して実行する。
ネットワーク通信装置11は、LAN101を介して情報処理装置110と互いにデータ通信を行う。
RAM12は、CPU10がアクセスする揮発性メモリである。
フラッシュメモリ13は、APを格納する不揮発性メモリである。
入力装置14は、ユーザからの指示を受け付ける。例えば、入力装置14は、ユーザからのAPの実行指示としての起動設定開始要求の入力を受け付ける。具体的には、入力装置14は、ボタン又はリモコン受光部により構成される。
バス15は、CPU10、ネットワーク通信装置11、RAM12、フラッシュメモリ13及び入力装置14を接続し、接続された部分のデータの送受信を可能としている。
【0018】
図2は、実施の形態1における情報処理装置110の機能構成を概略的に示すブロック図である。
情報処理装置110は、記憶部120と、制御部130と、通信部140と、入力部150とを備える。
【0019】
記憶部120は、情報処理装置110の処理に必要な情報及びプログラムを記憶する。例えば、記憶部120は、AP121と、AP付属情報122と、装置ID情報123と、接続装置情報124と、実行責務割当情報125とを記憶する。
【0020】
AP121は、複数の実行ファイルで構成されている。実行ファイルは、CPU10がそのままRAM12に読み込んで実行できるファイルであり、例えば、AP121は、C言語及びJava言語等の高級言語で記述されたプログラムを実行形式に変換された複数の実行ファイルで構成される。AP121は、複数の実行ファイルが連携動作することによって、1又は複数の機能を実現する。具体的には、機器連携システムの1つにHEMS(Home Energy Management System)がある。HEMSには、家電機器の運転状態を取得して表示する機能、生活スケジュールに合わせて自動で運転する機能等がある。これらの機能は、通信プログラム、表示プログラム、スケジュールプログラム、装置管理プログラム及び運転管理プログラム等の実行ファイルを実行することによって実現される。
【0021】
AP付属情報122は、AP121を構成する実行ファイルと、実行ファイルを実行するための実行条件とを示す。
図3は、AP付属情報122の一例を示す概略図である。
図示するように、AP付属情報122は、No列122aと、実行ファイル名列122bと、実行可否判定基準装置数列122cとを有するテーブル形式の情報である。
No列122aは、AP付属情報122に含まれる各々の行を識別するための識別番号を格納する。
実行ファイル名列122bは、AP121を構成する実行ファイルを識別するための実行ファイル識別情報としての実行ファイル名を格納する。
実行可否判定基準装置数列122cは、実行ファイルを実行するための条件である実行可否判定基準装置数を格納する。実行可否判定基準装置数は、実行ファイルを実行するために必要な装置数である。例えば、LAN101に接続されている情報処理装置110の数が、実行可否判定基準装置数以上である場合に、対応する実行ファイルを実行することができるものとする。
なお、AP121及びAP付属情報122は、例えば、フラッシュメモリ13に予め格納されている。
【0022】
図2に戻り、装置ID情報123は、情報処理装置110自身の装置識別情報である装置IDを示す。装置IDは、例えば、IP(Internet Protocol)アドレス又はMAC(Media Access Control)アドレスであってもよい。また、装置IDは、予め定められたアルゴリズムで生成された固有の識別情報であってもよい。
【0023】
接続装置情報124は、LAN101に接続されている情報処理装置110の装置IDを示す。
図4は、接続装置情報124の一例を示す概略図である。
図示するように、接続装置情報124は、No列124aと、装置ID列124bとを有するテーブル形式の情報である。
No列124aは、接続装置情報124に含まれる各々の行を識別するための識別番号を格納する。
装置ID列124bは、LAN101に接続されている情報処理装置110の装置IDを格納する。
なお、接続装置情報124は、RAM12又はフラッシュメモリ13に記憶される。
【0024】
図2に戻り、実行責務割当情報125は、実行ファイル毎に、実行する責務を有する情報処理装置110を示す。
図5は、実行責務割当情報125の一例を示す概略図である。
図示するように、実行責務割当情報125は、No列125aと、実行ファイル名列125bと、装置ID列125cとを有するテーブル形式の情報である。
No列125aは、実行責務割当情報125に含まれる各々の行を識別するための識別番号を格納する。
実行ファイル名列125bは、AP121を構成する実行ファイルの実行ファイル名を格納する。
装置ID列125cは、実行ファイル名列125bで識別される実行ファイルを実行する責務を有する情報処理装置110の装置IDを格納する。
【0025】
なお、実行責務割当情報125は、RAM12又はフラッシュメモリ13に記憶される。
ここで、実行責務割当情報125は、後述するように、自装置で生成されて記憶部120に記憶される場合と、他の情報処理装置110で生成及び送信され、通信部140が受信して、記憶部120に記憶される場合とがある。以下、自装置で生成されて記憶部120に記憶されている実行責務割当情報125を第1の実行責務割当情報といい、他の情報処理装置110で生成されて記憶部120に記憶されている実行責務割当情報125を第2の実行責務割当情報という場合がある。
【0026】
図2に戻り、制御部130は、情報処理装置110の処理を制御する。
制御部130は、実行装置管理部131と、AP分割設定部132と、AP分割実行部133と、APインターフェース制御部(以下、API/F制御部という)134と、プロセス間通信部135と、装置間通信部136と、操作部137とを備える。
【0027】
実行装置管理部131は、自装置である情報処理装置110が起動した際に、自装置の装置IDを取得して、取得された装置IDを示す装置ID情報123を記憶部120に記憶させる。
また、実行装置管理部131は、LAN101に接続された情報処理装置110を検出し、各情報処理装置110が保持する固有の装置IDを取得する。そして、実行装置管理部131は、図4に示されているような接続装置情報124を生成して、それを記憶部120に記憶させる。なお、接続装置情報124には、装置ID情報123で示されている自装置の装置IDが含まれる。
【0028】
AP分割設定部132は、入力部150がAPの実行指示を受けた場合に、APに含まれている複数の実行ファイルの各々の実行責務を、情報処理システム100を構成している複数の情報処理装置110の何れかに割り当てる。例えば、AP分割設定部132は、AP付属情報122に書き込まれている実行ファイル名の実行ファイルの実行可否を判定し、実行可能と判定した実行ファイルの実行責務を接続装置情報124に登録されている情報処理装置110に割り当てる。
そして、AP分割設定部132は、図5に示されているように、実行ファイルと、その実行ファイルの実行責務が割り当てられた情報処理装置110とを示す実行責務割当情報125を生成して、それを記憶部120に記憶させる。図5に示されている実行責務割当情報125の場合では、第1の実行ファイルは、装置IDが192.168.1.100の情報処理装置110で実行され、第2の実行ファイルは、装置IDが192.168.1.101の情報処理装置110で実行され、第3の実行ファイルは、装置IDが192.168.1.102の情報処理装置110で実行されることになる。
【0029】
AP分割実行部133は、実行責務割当情報125を参照し、自装置に割り当てられた実行ファイルをフラッシュメモリ13から取得して実行する。
【0030】
API/F制御部134は、実行中の実行ファイルの処理の中で他の実行ファイルに対する処理の実行要求が発生すると、他の実行ファイルを実行している情報処理装置110を判定する。他の実行ファイルを実行している情報処理装置110が自装置であれば、API/F制御部134は、プロセス間通信部135を介して、他の実行ファイルに、処理の実行要求であるプロセス間通信要求を送信する。他の実行ファイルを実行している情報処理装置110が他の情報処理装置110であれば、API/F制御部134は、装置間通信部136及び通信部140を介して、他の情報処理装置110に、処理の実行要求である装置間通信要求を送信する。
【0031】
プロセス間通信部135は、同一情報処理装置110で実行されている実行ファイル間のデータの送受信を行う。プロセス間通信のデータの送受信としては、例えば、OS(Operating System)がサポートしているメッセージキュー又は共有メモリを使用する方法がある。
【0032】
装置間通信部136は、通信部140を介して、他の情報処理装置110で実行されている実行ファイル間のデータ送受信を行う。装置間通信のデータ送受信としては、例えば、OSがサポートしているネットワークソケットを使用する方法がある。
【0033】
操作部137は、入力部150に入力された指示を検出する。例えば、操作部137は、入力部150として機能する入力装置14がボタンであればボタン押下を検出し、入力装置14がリモコン受光部であればリモコン信号を検出する。
情報処理装置110が入力装置14を備えていない場合には、操作部137は、通信部140として機能するネットワーク通信装置11で受信するAP起動設定開始コマンドを検出する。操作部137は、これらを検出することによって、ユーザからのAPの起動設定開始操作を受け付ける。
【0034】
通信部140は、LAN101を介して、他の情報処理装置110と通信を行う。例えば、通信部140は、情報をLAN101に送信する送信部、及び、LAN101から情報を受信する受信部として機能する。
入力部150は、ユーザからの指示の入力を受け付ける。例えば、入力部150は、APの実行指示の入力を受け付ける。
【0035】
以上に記載された情報処理装置110の記憶部120は、図1に示されているCPU10がRAM12又はフラッシュメモリ13を利用することにより実現することができる。
制御部130は、CPU10が、フラッシュメモリ13に記憶されているプログラムをRAM12に読み出して、それを実行することで、実現することができる。
通信部140は、CPU10が、ネットワーク通信装置11を利用することにより実現することができる。
入力部150は、CPU10が、入力装置14を利用することにより実現することができる。
【0036】
図6は、実施の形態1における情報処理装置110の全体的な処理手順を示すフローチャートである。以下、図6に基づいて、情報処理装置110の起動後のメイン処理について説明する。
【0037】
情報処理装置110が起動すると、実行装置管理部131は、自装置である情報処理装置110固有の装置IDを取得して、取得された装置IDを示す装置ID情報123を生成する。そして、実行装置管理部131は、記憶部120に、生成された装置ID情報123を記憶させる(S10)。なお、例えば、装置IDがIPアドレス又はMACアドレスである場合には、実行装置管理部131は、通信部140から装置IDを取得することができる。
【0038】
次に、実行装置管理部131は、LAN101に接続された情報処理装置110に対してマルチキャスト等の同報通知手段を用いて、ステップS10で取得された装置IDと共に起動通知を、通信部140に送信させる(S11)。
【0039】
起動通知の送信後は、制御部130は、ユーザからのAP121の起動設定開始操作待ち(S12)と、他の情報処理装置110からのAP分割実行要求の受信待ち(S16)と、他の情報処理装置110からの装置起動確認要求の受信待ち(S18)となる。
【0040】
ステップS12で、操作部137がユーザからのAP121の起動設定開始操作の入力を検出すると(S12でYES)、処理は、ステップS13に進む。
ステップS13では、実行装置管理部131は実行装置管理処理を行う。ここでは、実行装置管理部131は、通信部140に、LAN101に接続された情報処理装置110に対して装置起動確認要求を送信させ、装置起動確認要求を受信した情報処理装置110からの起動通知を受信させる。これにより、実行装置管理部131は、LAN101に接続された情報処理装置110を検出し、検出された情報処理装置110の装置IDを示す接続装置情報124を生成する。
【0041】
次に、AP分割設定部132は、AP分割設定処理を行う(S14)。ここでは、AP分割設定部132は、実行ファイルの実行可否を判定し、実行可能と判定した実行ファイルの実行責務を、ステップS13で検出された情報処理装置110の何れかに割り当てることで、実行責務割当情報125を生成し、記憶部120にそれを記憶させる。そして、AP分割設定部132は、通信部140に、ステップS13で検出された全ての情報処理装置110に対して、生成された実行責務割当情報125と共にAP分割実行要求を送信させる。
【0042】
次に、AP分割実行部133は、AP分割実行処理を行う(S15)。例えば、AP分割実行部133は、記憶部120に記憶されている実行責務割当情報125を参照し、自装置に割り当てられた全ての実行ファイルを実行する(S15)。これにより、情報処理装置110は、AP121の実行中となる。
【0043】
ステップS13及びステップS14の処理は、ユーザからのAPの起動設定開始操作を受け付けた情報処理装置110のみがマスター装置として実行する。なお、マスター装置以外の情報処理装置110は、スレーブ装置として、以下のステップS16〜ステップS18及びステップS15に示されているように、マスター装置から送られてくる実行責務割当情報125を参照して、自装置に割り当てられている実行ファイルを実行する。
【0044】
ステップS16において、通信部140がマスター装置としての他の情報処理装置110からのAP分割実行要求を受信すると(S16でYes)、処理はステップS17に進む。
ステップS17では、AP分割実行部133は、AP分割実行要求と共に送信された実行責務割当情報125を取得して、それを記憶部120に記憶させる。そして、処理はステップS15に進む。
【0045】
ステップS18では、通信部140がマスター装置としての他の情報処理装置110からの装置起動確認要求を受信した場合には(S18でYes)、処理はステップS11に進み、通信部がそのような要求を受信していない場合には(S18でNo)、処理はステップS12に進む。
【0046】
図7は、図6のステップS13で行われる実行装置管理処理を示すフローチャートである。
実行装置管理処理を開始すると、実行装置管理部131は、通信部140に、LAN101に接続された情報処理装置110に対してマルチキャスト等の同報通知手段を用いて装置起動確認要求を送信させる(S20)。ここで、実行装置管理部131は、記憶部120に接続装置情報124が記憶されている場合には、接続装置情報124を初期化して、全ての行を削除してから、装置ID情報123で示されている自装置の装置IDを接続装置情報124に格納する。実行装置管理部131は、記憶部120に接続装置情報124が記憶されていない場合には、装置ID情報123で示されている自装置の装置IDを格納した接続装置情報124を生成して、記憶部120にそれを記憶させる。
【0047】
次に、実行装置管理部131は、時間計測を開始して(S21)、他の情報処理装置110からの起動通知の受信確認を行う(S22)。
【0048】
ステップS22において、通信部140が起動通知を受信した場合は(S22でYes)、処理はステップS23に進み、通信部140が起動通知を受信していない場合は(S22でNo)、処理はステップS25に進む。
【0049】
ステップS23では、実行装置管理部131は、起動通知と共に送信された装置IDを取得する。
そして、実行装置管理部131は、ステップS23で取得された装置IDを接続装置情報124に格納することで、接続装置情報124を更新する。
【0050】
ステップS25では、実行装置管理部131は、一定時間が経過しているかどうかを判定する。一定時間が経過している場合は(S25でYes)、実行装置管理部131は、実行装置管理処理を終了する。一定時間が経過していない場合は(S25でNo)、処理はステップS22に進む。
このように、実行装置管理部131は、一定時間の間、実行装置管理処理を行って、LAN101に接続されている情報処理装置110を検出する。
【0051】
図8は、図6のステップS14で行われるAP分割設定処理を示すフローチャートである。
AP分割設定処理を開始すると、AP分割設定部132は、記憶部120から、接続装置情報124と、AP付属情報122とを読み込む(S30、S31)。この際、AP分割設定部132は、記憶部120に、情報処理装置110に実行ファイルの実行責務が割り当てられていない初期状態の実行責務割当情報125を生成して、それを記憶部120に記憶させる。
【0052】
次に、AP分割設定部132は、AP付属情報122に格納されている実行ファイルの内、実行可否の判定を未だ行っていない一つの実行ファイルを特定し、特定した実行ファイルの実行可否を判定する(S32)。例えば、ステップS30で読み出された接続装置情報124が、図9に示されている接続装置情報124#1であり、ステップS31で読み出されたAP付属情報122が、図10に示されているAP付属情報122#1である場合には、接続装置情報124#1に格納されている装置IDの数が「4」であるため、AP付属情報122#1の実行ファイル名列122#1bに格納されている実行ファイルの内、AP付属情報122#1の実行可否判定基準装置数列122#1cに格納されている条件が満たされる実行ファイルは、第1の実行ファイル〜第7の実行ファイルである。このため、AP分割設定部132は、第1の実行ファイル〜第7の実行ファイルのそれぞれについては、実行可と判定し、第8の実行ファイルについては、実行不可と判定する。特定された実行ファイルの実行が可と判定された場合には(S33でYes)、処理はステップS34に進み、特定された実行ファイルの実行が不可と判定された場合には(S33でNo)、処理はステップS36に進む。
【0053】
ステップS34では、AP分割設定部132は、実行可と判定された実行ファイルの実行責務を、何れかの情報処理装置110に割り当てる。例えば、AP分割設定部132は、実行可と判定された実行ファイルを実行する情報処理装置110を、接続装置情報124に格納されている装置IDで識別される情報処理装置110の中から選択して、選択された情報処理装置110に、その実行ファイルの実行責務を割り当てる。割り当て方法は、例えば、既に実行ファイルに情報処理装置110が割り当てられている場合には、AP分割設定部132は、各情報処理装置110の処理負荷が均等になるように、実行責務割当情報125を参照して実行責務の割り当てが少ない情報処理装置110を優先的に選択する。具体的には、AP分割設定部132は、実行責務の割り当て数が均等となるように、実行責務の割り当て数が少ない情報処理装置110から順に選択する。なお、実行責務の割り当て数が同じ場合には、AP分割設定部132は、例えば、接続装置情報124のNo列124aに格納されている識別番号が小さいものから順に選択する等、実行責務の割り当て数が同じ情報処理装置110の中から、任意の情報処理装置110を選択すればよい。
また、未だ実行ファイルに情報処理装置110が割り当てられていない場合には、AP分割設定部132は、接続装置情報124に登録されている情報処理装置110の中から任意に情報処理装置110を選択する。この場合、AP分割設定部132は、例えば、接続装置情報124のNo列124aに格納されている識別番号が小さいものから順に選択する等、任意の情報処理装置110を選択すればよい。
【0054】
次に、AP分割設定部132は、実行責務を割り当てると、実行責務割当情報125において、特定された実行ファイルに対応させて、実行責務が割り当てられた情報処理装置110の装置IDを格納することで、実行責務割当情報125を更新する(S35)。
【0055】
ステップS36では、AP分割設定部132は、全ての実行ファイルの実行可否判定が終了したか否かを判定する。そして、未だ実行可否判定が行われていない実行ファイルがある場合には(S36でNo)、処理はステップS32に進み、全ての実行ファイルで実行可否判定が行われた場合には(S36でYes)、処理はステップS37に進む。
【0056】
ステップ37では、AP分割設定部132は、通信部140に、接続装置情報124に登録されている装置IDで識別される情報処理装置110に対して、実行責務割当情報125と共にAP分割実行要求を送信させる。そして、AP分割設定処理は終了する。
【0057】
図11は、図6のステップS15で行われるAP分割実行処理を示すフローチャートである。
AP分割起動処理を開始すると、AP分割実行部133は、記憶部120から実行責務割当情報125を読み込む(S40)。
【0058】
次に、AP分割実行部133は、読み込まれた実行責務割当情報125に含まれている実行ファイルの内、実行責務の有無の判定が未だ行われていない実行ファイルを一つ特定して、特定した実行ファイルに自装置が実行責務を有するか否かを判定する(S41)。例えば、AP分割実行部133は、記憶部120に記憶されている装置ID情報123で示されている装置IDと、実行責務割当情報125から特定された実行ファイルに対応する装置IDとを比較して、装置IDが一致した場合は、特定された実行ファイルの実行責務を有すると判定する。例えば、記憶部120から読み出された実行責務割当情報125が、図12に示されている実行責務割当情報125#1のようになっており、装置ID情報123で示されている装置IDが192.168.1.100である場合には、AP分割実行部133は、第1の実行ファイル及び第5の実行ファイルの実行責務があると判定する。なお、図12において、第8の実行ファイルは、対応する装置IDが不定なため、どの情報処理装置110も実行責務はない。
【0059】
特定された実行ファイルの実行責務があると判定した場合には(S42でYes)、処理はステップS43に進み、特定された実行ファイルの実行責務がないと判定した場合には(S42でNo)、処理はステップS44に進む。
【0060】
ステップS43では、AP分割実行部133は、特定された実行ファイルを記憶部120のAP121から取得して実行する。そして、処理はステップS44に進む。
【0061】
ステップS44では、AP分割実行部133は、読み込まれた実行責務割当情報125に含まれている全ての実行ファイルについて実行責務の有無の判定が終了したか否かを判定する。実行責務の有無の判定が未だ行われていない実行ファイルがある場合には(S44でNo)、処理はステップS41に進み、全ての実行ファイルの実行責務の有無の判定が終わっている場合には(S44でYes)、AP分割実行処理は終了する。
【0062】
図13及び図14を用いて、API/F制御部134の実行ファイル間通信処理を説明する。ここでは、第1の実行ファイルと第2の実行ファイル間の通信処理を例とするが、全ての実行ファイルが同様の通信処理によって通信が可能となっている。
【0063】
図13は、第1の実行ファイルの処理を示すフローチャートである。
AP分割実行部133は、第1の実行ファイルの処理の中で、例えば、第2の実行ファイルのB001関数の実行を要求する(S50)。
この場合、API/F制御部134は、記憶部120から、装置ID情報123及び実行責務割当情報125を読み込む(S51)。
【0064】
次に、API/F制御部134は、読み込まれた装置ID情報123及び実行責務割当情報125を参照して、自装置が第2の実行ファイルの実行責務を有するか否かを判断する(S52)。例えば、API/F制御部134は、装置ID情報123で示されている装置IDと、実行責務割当情報125から取得した第2の実行ファイルに対応する装置IDとを比較して、装置IDが一致した場合は第2の実行ファイルの実行責務を有する装置は第1の実行ファイルの実行責務を有する装置と同じである、言い換えると、自装置が第2の実行ファイルの実行責務を有すると判定する。自装置が第2の実行ファイルの実行責務を有する場合には(S53でYes)、処理はステップS54に進み、他の情報処理装置110が第2の実行ファイルの実行責務を有する場合には(S53でNo)、処理はステップS57に進む。
【0065】
ステップS54では、API/F制御部134は、プロセス間通信部135を介して第2の実行ファイルにB001関数の実行要求を送信する(S54)。
【0066】
ステップS54でB001関数の実行要求を送信すると、API/F制御部134は、B001関数の算出結果待ちとなり、第2の実行ファイルのB001関数が実行されるとプロセス間通信部135を介してB001関数の算出結果として値を受信する(S55)。
API/F制御部134は、プロセス間通信部135から受信したB001関数の算出結果をAP分割実行部133に与え、これにより、AP分割実行部133は、B001関数の算出結果を取得する(S56)。
【0067】
ステップS53で、他の情報処理装置110が第2の実行ファイルの実行責務を有すると判定すると(S53でNo)、処理はステップS57に進む。
ステップS57では、API/F制御部134は、実行責務割当情報125から第2の実行ファイルに対応する装置IDを取得する。
そして、API/F制御部134は、装置間通信部136を介して、通信部140に、第2の実行ファイルの実行責務を有する情報処理装置110へB001関数の実行要求である装置間通信要求を送信させる(S58)。
【0068】
API/F制御部134は、B001関数の実行要求を送信させると、B001関数の算出結果待ちとなり、第2の実行ファイルのB001関数が実行されると通信部140及び装置間通信部136を介してB001関数の算出結果としての値を受信する(S59)。そして、処理はステップS56に進む。
【0069】
図14は、第2の実行ファイルの処理を示すフローチャートである。
【0070】
AP分割実行部133が第2の実行ファイルを処理している際に(S60)、API/F制御部134は、プロセス間通信部135を介した他の実行ファイルからの関数の実行要求待ち(S61)と、通信部140及び装置間通信部136を介した他の実行ファイルからの関数の実行要求待ち(S63)となる。
【0071】
API/F制御部134が、プロセス間通信部135を介して、第1の実行ファイルからのB001関数の実行要求を受信すると(S61でYes)、処理はステップS62に進む。
ステップS62では、API/F制御部134は、記憶部120にプロセス間通信フラグを設定する。
次に、API/F制御部134は、AP分割実行部133にB001関数を実行させる(S64)。そして、処理はステップS65に進む。
【0072】
一方、API/F制御部134が、通信部140及び装置間通信部136を介して、第1の実行ファイルからのB001関数の実行要求を受信すると(S63でYes)、処理はステップS64に進む。
【0073】
ステップS65では、API/F制御部134は、プロセス間通信フラグが設定されているか否かを判定する。プロセス間通信フラグが設定されている場合には(S65でYes)、処理はステップS66に進み、プロセス間通信フラグが設定されていない場合には(S65でNo)、処理はステップS67に進む。
【0074】
ステップS66では、API/F制御部134は、プロセス間通信部135を介して、B001関数の算出結果を第1の実行ファイルに送信する。
一方、ステップS67では、API/F制御部134は、装置間通信部136を介して、通信部140に、B001関数の算出結果を第1の実行ファイルの実行責務を有する情報処理装置110へ送信させる。
【0075】
なお、図13及び図14において、第1の実行ファイルの実行責務を有する情報処理装置110と、第2の実行ファイルの実行責務を有する情報処理装置110とが異なっている場合には、第1の実行ファイルの実行責務を有する情報処理装置110を第1の情報処理装置ともいい、第2の実行ファイルの実行責務を有する情報処理装置110を第2の情報処理装置ともいう。
また、第1の実行ファイルの実行責務を有する情報処理装置110と、第2の実行ファイルの実行責務を有する情報処理装置110とが同じ場合、第1の実行ファイル及び第2の実行ファイルの実行責務を有する情報処理装置を第1の情報処理装置ともいう。
【0076】
以上のように、実施の形態1によれば、マスター装置である情報処理装置110は、APを構成する実行ファイルの実行責務を、LAN101に接続された情報処理装置110に割り当てる。そして、各情報処理装置110は、割り当てられた実行ファイルだけを実行することで、分散処理によるオーバーヘッドを発生することなくAPを分散して実行することができる。従って、性能の低いCPUを搭載した情報処理装置110で構成されている機器連携システムにおいても装置操作の即時応答及びリアルタイムな情報表示が可能となる。
【0077】
また、LAN101に接続された情報処理装置110の装置数が少ない場合には、実行する実行ファイルを減らすことで各情報処理装置110の担う処理が少なくなり、CPUの負荷を軽くすることができる。従って、性能の低いCPUを搭載した情報処理装置110で構成する機器連携システムにおいてもAPでの処理が破綻することなく、機器連携システムを実現することができる。
【0078】
実施の形態2.
図1に示されているように、実施の形態2に係る情報処理システム200は、複数の情報処理装置210A〜210Dにより構成されている。ここで、情報処理装置210A〜210Dの各々を特に区別する必要がない場合には、情報処理装置210という。
また、実施の形態2における情報処理装置210のハードウェア構成は、図1で示した実施の形態1の情報処理装置110のハードウェア構成と同一である。
【0079】
図15は、実施の形態2における情報処理装置210の機能構成を概略的に示すブロック図である。
情報処理装置210は、記憶部120と、制御部230と、通信部140と、入力部150とを備える。実施の形態2における情報処理装置210は、制御部230を除いて、実施の形態1における情報処理装置110と同様に構成されている。
【0080】
制御部230は、情報処理装置210の処理を制御する。
制御部230は、実行装置管理部131と、AP分割設定部232と、AP分割実行部233と、API/F制御部134と、プロセス間通信部135と、装置間通信部136と、操作部137と、実行装置監視部238とを備える。
実施の形態2における制御部230は、AP分割設定部232、AP分割実行部233及び実行装置監視部238を除いて、実施の形態1における制御部130と同様に構成されている。
【0081】
AP分割設定部232は、AP付属情報122に書き込まれている実行ファイル名の実行ファイルの実行可否を判定し、実行可能と判定した実行ファイルの実行責務を接続装置情報124に登録されている情報処理装置210に割り当てる。実施の形態2におけるAP分割設定部232は、実行ファイルの実行責務を情報処理装置210に割り当てた後にLAN101に新たに情報処理装置210が接続されると、実行ファイルの実行責務の割り当てを再度行う。
【0082】
AP分割実行部233は、実行責務割当情報125を参照し、実行責務が自装置に割り当てられた実行ファイルをフラッシュメモリ13から取得して実行する。実施の形態2におけるAP分割実行部233は、自装置に割り当てられた実行ファイルの実行中に、新たに実行ファイルの実行責務が割り当てられた場合には、新たに割り当てられた実行ファイルを実行する。
【0083】
実行装置監視部238は、AP実行中に新たにLAN101に接続された情報処理装置210を検出し、新たに接続された情報処理装置210が保持する固有の装置IDを取得して接続装置情報124を更新する。なお、マスター装置、言い換えると、ユーザからのAPの起動設定開始操作を受け付けた情報処理装置210の実行装置監視部238が、以上のような処理を行う。
【0084】
図16は、実施の形態2における情報処理装置210の全体的な処理手順を示すフローチャートである。
図16に示されている処理の内、図6に示されている処理と同様の処理については、図6と同じ符号が付されている。
【0085】
図16のステップS10〜ステップS13及びステップS16〜ステップS18の処理は、図6の同じ符号が付されている処理と同様である。
但し、ステップS13の後は、処理はステップS70に進み、ステップS17の後は、処理はステップS72に進む。
【0086】
ステップS70では、AP分割設定部232は、AP分割設定処理を行う。ここでの処理の詳細は、図19を用いて説明する。
次に、実行装置監視部238は、記憶部120にマスター装置フラグを設定する(S71)。
【0087】
次に、AP分割実行部233は、AP分割実行処理を行う(S72)。ここでの処理の詳細は、図21を用いて説明する。
次に、実行装置監視部238は、記憶部120にマスター装置フラグが設定されているか否かを判定する(S73)。マスター装置フラグが設定されている場合には(S73でYes)、処理はステップS74に進み、マスター装置フラグが設定されていない場合には(S73でNo)、AP実行中となる。
【0088】
ステップS74では、実行装置監視部238は、実行装置追加監視処理を行う。実行装置追加監視処理で、新たにLAN101に接続された情報処理装置210が検出されると、処理はステップS70に進み、再度AP分割設定処理が行われる。
【0089】
図17は、図16のステップS74で行われる実行装置追加監視処理を示すフローチャートである。
実行装置追加監視処理を開始すると、実行装置監視部238は、情報処理装置210が起動時に通知する起動通知を通信部140が受信したか否かを確認する(S80)。言い換えると、実行装置監視部238は、ステップS13での実行装置管理処理が行われた後に、起動通知が受信されたか否かを確認する。これにより、新たにLAN101に接続された情報処理装置210を検出することができる。起動通知が受信されている場合(S80でYes)には、処理はステップS81に進む。
【0090】
ステップS81では、実行装置監視部238は、起動通知と共に送信された装置IDを取得する。
次に、実行装置監視部238は、取得された装置IDを接続装置情報124に格納することで、接続装置情報124を更新する(S82)。例えば、図9に示されている接続装置情報124#1に、新たに接続された情報処理装置210の装置ID「192.168.1.104」が追加されると、接続装置情報124#1は、図18に示されている接続装置情報124#2に更新される。
【0091】
図19は、図16のステップS70で行われるAP分割設定処理を示すフローチャートである。
図19に示されている処理の内、図8に示されている処理と同様の処理については、図8と同じ符号が付されている。
【0092】
図19のステップS30〜ステップS33及びステップS34〜ステップS37の処理は、図6の同じ符号が付されている処理と同様である。
但し、ステップS33の後は、処理はステップS90に進む。
【0093】
ステップS90では、AP分割設定部232は、記憶部120から実行責務割当情報125を読み込む。
次に、AP分割設定部232は、特定された実行ファイルに実行責務が既に割り当てられているか否かを判断する(S91)。例えば、図12に示されている実行責務割当情報125#1の場合には、第1の実行ファイルから第7の実行ファイルまでは既に割り当てられていると判定されるが、第8の実行ファイルは割り当てられていないと判定される。
そして、既に実行責務が割り当てられている場合には(S91でYes)、処理はステップS36に進み、実行責務が割り当てられていない場合には、処理はステップS34に進む。ステップS34では、AP分割設定部232は、特定された実行ファイルの実行責務を、LAN101に接続されている情報処理装置210の何れかに割り当てる。ここでの割り当て方法は、実施の形態1と同様である。例えば、図12に示されている実行責務割当情報125#1において第8の実行ファイルの実行責務が割り当てられると、実行責務割当情報125#1は、図20に示されているような実行責務割当情報125#2に更新される(S35)。
【0094】
図21は、図16のステップS72で行われるAP分割実行処理を示すフローチャートである。
図21に示されている処理の内、図11に示されている処理と同様の処理については、図11と同じ符号が付されている。
【0095】
図21のステップS40〜ステップS44の処理は、図11の同じ符号が付されている処理と同様である。
但し、図21のステップS42で、特定された実行ファイルの実行責務があると判定された場合には(S42でYes)、処理はステップS100に進む。
【0096】
ステップS100では、AP分割実行部233は、特定された実行ファイルを既に実行しているか否かを判定する。特定された実行ファイルを既に実行している場合には(S100でYes)、処理はステップS44に進む。特定された実行ファイルを実行していない場合には(S100でNo)、処理はステップS43に進む。
【0097】
このようにAP実行中に新たにLAN101に接続された情報処理装置210が検出された場合には、再度実行ファイルの実行可否判定を行い、実行可能と判定すると実行責務が割り当てられ、実行される。言い換えると、実施の形態2では、情報処理装置210が新たにLAN101に接続されることにより、実行可否判定基準装置数を満たすこととなる実行ファイルがある場合に、この実行ファイルの実行責務が何れかの情報処理装置210に割り当てられ、この実行ファイルが実行される。
【0098】
以上、実施の形態2によれば、AP動作中において、新たにLAN101に接続された情報処理装置210を検出し、LAN101に接続された情報処理装置210の装置数が少なかったため実行することができなかった実行ファイルを後から実行可能とすることで、ユーザの利便性を向上することができる。
【0099】
実施の形態3.
図1に示されているように、実施の形態3に係る情報処理システム300は、複数の情報処理装置310A〜310Dにより構成されている。ここで、情報処理装置310A〜310Dの各々を特に区別する必要がない場合には、情報処理装置310という。
また、実施の形態3における情報処理装置310のハードウェア構成は、図1で示した実施の形態1の情報処理装置110のハードウェア構成と同一である。
【0100】
図22は、実施の形態3における情報処理装置310の機能構成を概略的に示すブロック図である。
情報処理装置310は、記憶部320と、制御部330と、通信部140と、入力部150とを備える。実施の形態3における情報処理装置310は、記憶部320及び制御部330を除いて、実施の形態1における情報処理装置110と同様に構成されている。
【0101】
記憶部320は、情報処理装置310の処理に必要な情報及びプログラムを記憶する。例えば、記憶部320は、AP121と、AP付属情報122と、装置ID情報123と、接続装置情報124と、実行責務割当情報125と、監視用接続装置情報326とを記憶する。
実施の形態3における記憶部320は、監視用接続装置情報326を除いて、実施の形態1における記憶部120と同様の情報及びプログラムを記憶している。
【0102】
監視用接続装置情報326は、LAN101に接続されている情報処理装置310の装置IDを示す。
図23は、監視用接続装置情報326の一例を示す概略図である。
図示するように、監視用接続装置情報326は、No列326aと、装置ID列326bとを有するテーブル形式の情報である。
No列326aは、監視用接続装置情報326に含まれる各々の行を識別するための識別番号を格納する。
装置ID列326bは、LAN101に接続されている情報処理装置310の装置IDを格納する。
【0103】
制御部330は、情報処理装置310の処理を制御する。
制御部330は、実行装置管理部131と、AP分割設定部232と、AP分割実行部333と、API/F制御部134と、プロセス間通信部135と、装置間通信部136と、操作部137と、実行装置監視部338とを備える。
実施の形態3における制御部330は、AP分割実行部333及び実行装置監視部338を除いて、実施の形態2における制御部230と同様に構成されている。言い換えると、AP分割設定部232は、実施の形態2と同様の処理を行う。
【0104】
実行装置監視部338は、AP実行中に新たにLAN101に接続された情報処理装置310を検出し、新たに接続された情報処理装置310が保持する固有の装置IDを取得して接続装置情報124を更新する。
実行装置監視部338は、エラー発生等で通信不可能となった場合等、LAN101に接続されなくなった情報処理装置310を検出して接続装置情報124を更新する。ここで、実行装置監視部338は、監視用接続装置情報326を用いて、接続装置情報124を更新する。
なお、マスター装置、言い換えると、ユーザからのAPの起動設定開始操作を受け付けた情報処理装置310の実行装置監視部338が、以上のような処理を行う。
【0105】
AP分割実行部333は、実行責務割当情報125を参照し、実行責務が自装置に割り当てられた実行ファイルをフラッシュメモリ13から取得して実行する。実施の形態3におけるAP分割実行部333は、自装置に割り当てられた実行ファイルの実行中に、新たに実行ファイルの実行責務が割り当てられた場合には、新たに割り当てられた実行ファイルを実行する。また、AP分割実行部333は、自装置への実行責務の割り当てが撤回された場合に、実行責務の割り当てが撤回された実行ファイルの実行を停止する。
【0106】
図24は、実施の形態3における実行装置監視部338の実行装置追加監視処理を示すフローチャートである。
【0107】
実行装置追加監視処理を開始すると、実行装置監視部338は、通信部140に、LAN101に接続された情報処理装置310に対してマルチキャスト等の同報通知手段を用いて装置起動確認要求を送信させる(S110)。ここで、実行装置監視部338は、記憶部320に監視用接続装置情報326が記憶されている場合には、監視用接続装置情報326を初期化して、全ての行を削除してから、装置ID情報123で示されている自装置の装置IDを監視用接続装置情報326に格納する。実行装置監視部338は、記憶部320に監視用接続装置情報326が記憶されていない場合には、装置ID情報123で示されている自装置の装置IDを格納した監視用接続装置情報326を生成して、記憶部320にそれを記憶させる。
【0108】
次に、実行装置監視部338は、時間計測を開始する(S111)。
次に、実行装置監視部338は、情報処理装置310が起動時に通知する起動通知を通信部140が受信したか否かを確認する(S112)。起動通知が受信されている場合(S112でYes)には、処理はステップS113に進む。起動通知が受信されていない場合(S112でNo)には、処理はステップS115に進む。
【0109】
ステップS113では、実行装置監視部338は、起動通知と共に送信された装置IDを取得する。
次に、実行装置監視部338は、取得された装置IDを監視用接続装置情報326に格納することで、監視用接続装置情報326を更新する(S114)。
【0110】
次に、実行装置監視部338は、ステップS111で計測を開始してから、一定時間が経過したか否かを判定する(S115)。一定時間が経過した場合には(S115でYes)、処理はステップS116に進み、一定時間が経過していない場合には(S115でNo)、処理はステップS112に進む。
【0111】
ステップS116では、実行装置監視部338は、監視用接続装置情報326と接続装置情報124とを比較して、差異があるか否かを判定する。例えば、図23に示されている監視用接続装置情報326と、図9に示されている接続装置情報124#1とを比較すると、装置ID「192.168.1.104」が追加され、装置ID「192.168.1.101」及び装置ID「192.168.1.103」が削除されたことになる。
【0112】
ステップS117では、監視用接続装置情報326と接続装置情報124とに差異があるため、実行装置監視部338は、監視用接続装置情報326と一致するように、接続装置情報124を更新する。そして、実行装置追加監視処理は終了する。
【0113】
ステップS118では、実行装置監視部338は、一定時間の経過待ちを行う。そして、処理はステップS110に進む。
【0114】
このように、実行装置監視部338は、一定時間間隔で実行装置追加監視処理を行って情報処理装置310の装置IDの追加と削除を検出する。
【0115】
図25は、実施の形態3におけるAP分割実行部333が行うAP分割実行処理を示すフローチャートである。
図25に示されている処理の内、図21に示されている処理と同様の処理については、図21と同じ符号が付されている。
【0116】
図25に示されているステップS40〜ステップS44及びステップS100の処理は、図21の同じ符号が付されている処理と同様である。
但し、ステップS42において、特定された実行ファイルの実行責務がないと判定された場合には(ステップS42でNo)、処理はステップS120に進む。
【0117】
ステップS120では、AP分割実行部333は、特定された実行ファイルを実行しているか否かを判定する。特定された実行ファイルを実行している場合には(ステップS120でYes)、処理はステップS121に進み、特定された実行ファイルを実行していない場合には(S120でNo)、処理はステップS44に進む。
【0118】
ステップS121では、AP分割実行部333は、特定された実行ファイルの実行を停止する。そして、処理はステップS44に進む。
【0119】
例えば、実行装置監視部338が、図18に示されている接続装置情報124#2を、図23に示されている監視用接続装置情報326と同じになるように接続装置情報124を更新した場合、AP分割設定部232は、図20に示されている実行責務割当情報125#5を、図26に示されている実行責務割当情報125#3に更新する。
このような場合、装置IDが192.168.1.100の情報処理装置310は、第1の実行ファイルを実行したまま、第5の実行ファイルの実行を停止して、第4の実行ファイルを実行する。装置IDが192.168.1.102の情報処理装置310は、第3の実行ファイルと第7の実行ファイルの実行を停止して、第2の実行ファイルと第5の実行ファイルを実行する。装置IDが192.168.1.104の情報処理装置310は、第8の実行ファイルの実行を停止して、第3の実行ファイルと第6の実行ファイルを実行する。
【0120】
このようにAP実行中に新たにLAN101に接続された情報処理装置310又はLAN101からの接続が外れた情報処理装置310が検出された場合に、再度実行ファイルの実行責務の再割り当てが実行される。
【0121】
以上、実施の形態3によれば、AP動作中において、新たにLAN101に接続された情報処理装置又はLAN101からの接続が外れた情報処理装置310が検出された場合、その都度LAN101に接続されている情報処理装置310に実行ファイルの実行責務を割り当て直すことで、APが破綻することなく、機器連携システムを実現することができる。
【0122】
実施の形態4.
図27は、実施の形態4に係る情報処理システム400の概略図である。
情報処理システム400は、複数の情報処理装置410A〜410Dと、ゲートウェイ(以下、GWという)470と、クラウドサーバ480とにより構成されている。ここで、情報処理装置410A〜410Dの各々を特に区別する必要がない場合には、情報処理装置410という。情報処理装置410は、ネットワークとしてのLAN101に接続されており、複数の情報処理装置410間でデータ通信が可能となっている。
なお、実施の形態4における情報処理装置410のハードウェア構成は、実施の形態1における情報処理装置110のハードウェア構成と同一である。
【0123】
GW470は、LAN101及びインターネット102に接続されており、これらの間のプロトコルの変換を行う。これにより、GW470を介して、情報処理装置410は、クラウドサーバ480と通信を行うことができる。
クラウドサーバ480は、インターネット102に接続されており、情報処理装置410は、LAN101、GW470及びインターネット102を介して、クラウドサーバ480から情報及びプログラムを受信することができる。
【0124】
図28は、実施の形態4における情報処理装置410の機能構成を概略的に示すブロック図である。
情報処理装置410は、記憶部420と、制御部430と、通信部140と、入力部150とを備える。
実施の形態4における情報処理装置410は、記憶部420及び制御部430を除いて、実施の形態1における情報処理装置110と同様に構成されている。
【0125】
記憶部420は、情報処理装置410の処理に必要な情報及びプログラムを記憶する。例えば、記憶部420は、装置ID情報123と、接続装置情報124と、実行責務割当情報125とを記憶する。これらの情報は、実施の形態1の対応する情報と同様である。
実施の形態4における記憶部420は、実施の形態1において予め記憶されているAP121及びAP付属情報122を記憶していない。実施の形態4では、これらはクラウドサーバ480から取得される。
【0126】
制御部430は、情報処理装置410の処理を制御する。
制御部430は、実行装置管理部131と、AP分割設定部432と、AP分割実行部433と、API/F制御部134と、プロセス間通信部135と、装置間通信部136と、操作部137とを備える。
実施の形態4における制御部430は、AP分割設定部432及びAP分割実行部433を除いて、実施の形態1における制御部130と同様に構成されている。
【0127】
AP分割設定部432は、通信部140を介して、クラウドサーバ480の予め定められた場所から、AP付属情報を取得する。取得されたAP付属情報は、記憶部420に記憶される。
図29は、実施の形態4におけるAP付属情報の一例を示す概略図である。
図示するように、AP付属情報422は、No列422aと、実行ファイル名列422bと、所在列422cと、実行可否判定基準装置数列422dとを有するテーブル形式の情報である。No列422a、実行ファイル名列422b及び実行可否判定基準装置数列422dに格納される情報は、実施の形態1におけるAP付属情報122の対応する列に格納される情報と同様である。
所在列422cは、実行ファイルの所在を示す情報を格納する。ここでは、所在列422cには、URL(Uniform Resource Locator)が格納される。
以上のように、実施の形態4におけるAP付属情報422は、APを構成する実行ファイルと、実行ファイルの所在と、実行ファイルを実行するための実行条件とを示す情報になっている。
【0128】
図28に戻り、AP分割設定部432は、AP付属情報422に書き込まれている実行ファイル名の実行ファイルの実行可否を判定し、実行可能と判定した実行ファイルの実行責務を接続装置情報124に登録されている情報処理装置410に割り当てる。そして、AP分割設定部432は、実行責務割当情報125を生成して、それを記憶部420に記憶させる。
【0129】
AP分割実行部433は、実行責務割当情報125及びAP付属情報422を参照し、自装置に割り当てられた実行ファイルを、この実行ファイルに対応する所在が示すクラウドサーバ480から取得する。取得された実行ファイルは、記憶部420に記憶されて、実行される。
【0130】
以上のように、実施の形態4によれば、APの実行ファイル及びAP付属情報422をクラウドサーバ480から取得することで、フラッシュメモリ13の容量を小さくすることができる。
【0131】
なお、実施の形態4では、AP分割設定部432は、実施の形態1と同様の実行責務割当情報125を生成しているが、AP分割設定部432での処理は、このような例に限定されない。
例えば、AP分割設定部432は、図30に示されているような実行責務割当情報425を生成して、それを記憶部420に記憶させてもよい。
【0132】
図30は、実行責務割当情報425の一例を示す概略図である。
図示するように、実行責務割当情報425は、No列425aと、実行ファイル名列425bと、所在列425cと、装置ID列425dとを有するテーブル形式の情報である。No列425a、実行ファイル名列425b及び装置ID列425dに格納される情報は、実施の形態1における実行責務割当情報125の対応する列に格納される情報と同様である。
所在列425cは、実行ファイルの所在を示す情報を格納する。
このような例では、実行責務割当情報425は、実行ファイル毎に、実行ファイルの所在及び実行する責務を有する情報処理装置410を示す情報になっている。
【0133】
このような場合、AP分割実行部433は、実行責務割当情報425を参照し、自装置に割り当てられた実行ファイルを、この実行ファイルに対応する所在が示すクラウドサーバ480から取得して、実行する。
【0134】
実施の形態5.
図31は、実施の形態5に係る情報処理システム500の概略図である。
情報処理システム500は、複数の情報処理装置510A〜510Dと、複数のHEMS機器590A〜590Dとにより構成されている。ここで、情報処理装置510A〜510Dの各々を特に区別する必要がない場合には、情報処理装置510という。情報処理装置510は、ネットワークとしてのLAN101に接続されており、複数の情報処理装置510間でデータ通信が可能となっている。また、HEMS機器590A〜590Dの各々を特に区別する必要がない場合には、HEMS機器590という。
なお、実施の形態5における情報処理装置510のハードウェア構成は、シリアル通信装置16が追加されていることを除いて、実施の形態1における情報処理装置110のハードウェア構成と同一である。
【0135】
シリアル通信装置16は、HEMS機器590とシリアル通信を行う。
言い換えると、情報処理装置510は、シリアル通信装置16を介して、HEMS機器590と接続されている。接続形態としては、情報処理装置510がHEMS機器590に内蔵されていてもよく、また、情報処理装置510がHEMS機器590に外付けされていてもよい。
HEMS機器590A〜590Dの各々は、例えば、家庭内のテレビ、冷蔵庫、IHクッキングヒーター等の生活家電やエアコン、ヒートポンプ式冷温水システム機器等の空調機器である。
【0136】
図32は、実施の形態5における情報処理装置510の機能構成を概略的に示すブロック図である。
情報処理装置510は、記憶部520と、制御部530と、通信部140と、入力部150と、シリアル通信部560とを備える。実施の形態5における情報処理装置510は、記憶部520、制御部530及びシリアル通信部560を除いて、実施の形態1における情報処理装置110と同様に構成されている。
【0137】
記憶部520は、情報処理装置510の処理に必要な情報及びプログラムを記憶する。例えば、記憶部520は、AP121と、AP付属情報122と、装置ID情報123と、接続装置情報124と、実行責務割当情報125と、レジデントAP527とを記憶する。
実施の形態5における記憶部520は、レジデントAP527を除いて、実施の形態1における記憶部120と同様の情報及びプログラムを記憶している。
【0138】
レジデントAP527は、1つ又は複数の実行ファイルで構成され、情報処理装置510は、記憶部520に記憶されているレジデントAP527を必ず実行する。言い換えると、レジデントAP527は、分散して実行されないアプリケーションである。例えば、レジデントAP527は、情報処理装置510の固有機能、又は、シリアル通信装置16を介して接続されたHEMS機器590の制御機能を実現する実行ファイルである。
【0139】
制御部530は、情報処理装置510の処理を制御する。
制御部530は、実行装置管理部131と、AP分割設定部132と、AP分割実行部533と、API/F制御部134と、プロセス間通信部135と、装置間通信部136と、操作部137とを備える。
実施の形態5における制御部530は、AP分割実行部533を除いて、実施の形態1における制御部130と同様に構成されている。
AP分割実行部533は、実施の形態1と同様の処理を行うほか、レジデントAP527の実行ファイルをフラッシュメモリ13から取得して実行する。
【0140】
シリアル通信部560は、HEMS機器590とシリアル通信を行い、情報を送受信する。
【0141】
次に、実施の形態5における情報処理装置510のAP121及びレジデントAP527の実行動作について、ヒートポンプ式冷温水システムを例として、図33を用いて説明する。
【0142】
図33は、情報処理装置510をヒートポンプ式冷温水システムに適用したシステム構成例を示す概略図である。
ヒートポンプ式冷温水システムを構成するHEMS機器590として、水を温めて給湯するヒートポンプユニット590A#と、放熱するラジエータ590B#と、流量を制御するバルブ590C#とがある。これらのHEMS機器590の各々は、情報処理装置510の各々に接続されている。なお、ヒートポンプユニット590A#、ラジエータ590B#及びバルブ590C#は、配管591A〜591Cで連結されている。
【0143】
ヒートポンプ式冷温水システムの室温最適制御APは、例えば、図34のAP付属情報122#5で示されている実行ファイルで構成されているものとする。そして、各々の実行ファイルの実行責務がAP分割設定部132によって情報処理装置510A〜510Cに割り当てられ、例えば、図35に示す実行責務割当情報125#5が生成される。
【0144】
情報処理装置510AのレジデントAP527は、例えば、ヒートポンプユニット590A#の温度情報の取得と、温度の設定とを行う実行ファイルである。情報処理装置510BのレジデントAP527は、例えば、ラジエータ590B#の動作モードの設定を行う実行ファイルである。情報処理装置510CのレジデントAP527は、例えば、バルブ590C#の温度情報の取得と、バルブの開閉とを行う実行ファイルである。
【0145】
ヒートポンプ式冷温水システムにおける情報処理装置510のAP121及びレジデントAP527の実行動作は、以下のようにして行われる。
情報処理装置510AのAP分割実行部533は、スケジューリング機能の実行ファイルと、リスケジューリング機能の実行ファイルと、ヒートポンプユニット590A#の温度情報の取得及び温度の設定を行う実行ファイルとを実行する。
情報処理装置510BのAP分割実行部533は、温冷感特性推定機能の実行ファイルと、ラジエータ590B#の動作モードを変更する実行ファイルとを実行する。
情報処理装置510CのAP分割実行部533は、設定温度制御機能の実行ファイルと、バルブ590C#の温度情報の取得及びバルブの開閉を行う実行ファイルとを実行する。
【0146】
以上のように、実施の形態5によれば、情報処理装置510は接続されたHEMS機器590の制御を行う実行ファイルを実行することで、AP121を分散して実行する場合でも特定のHEMS機器590を制御することができる。
【符号の説明】
【0147】
100,200,300,400,500 情報処理システム、 101 LAN、 102 インターネット、 110,210,310,410,510 情報処理装置、 10 CPU、 11 ネットワーク通信装置、 12 RAM、 13 フラッシュメモリ、 14 入力装置、 15 バス、 16 シリアル通信装置、 120,320,420,520 記憶部、 121 AP、 122,422 AP付属情報、 123 装置ID情報、 124 接続装置情報、 125,425 実行責務割当情報、 326 監視用接続装置情報、 527 レジデントAP、 130,230,330,430,530 制御部、 131 実行装置管理部、 132,232,432 AP分割設定部、 133,233,333,433,533 AP分割実行部、 134 API/F制御部、 135 プロセス間通信部、 136 装置間通信部、 137 操作部、 238,338 実行装置監視部、 140 通信部、 150 入力部、 560 シリアル通信部、 470 GW、 480 クラウドサーバ、 590 HEMS機器。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】

【手続補正書】
【提出日】20161213
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して、複数の実行ファイルを有するアプリケーションを分散して実行する複数の情報処理装置を備える情報処理システムであって、
前記複数の情報処理装置の各々は、
前記アプリケーションの実行指示の入力を受ける入力部と、
前記入力部が前記実行指示の入力を受けた場合に、前記ネットワークに接続された情報処理装置を検出し、当該検出された情報処理装置の装置IDを格納した接続装置情報を生成する実行装置管理部と、
前記接続装置情報を参照して、前記複数の実行ファイルの各々の実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当て、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第1の実行責務割当情報を生成するアプリケーション分割設定部と、
前記第1の実行責務割当情報を前記ネットワークに送信する送信部と、
前記ネットワークから、前記複数の情報処理装置に含まれる他の情報処理装置で生成され、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第2の実行責務割当情報を受信する受信部と、
前記第1の実行責務割当情報又は前記第2の実行責務割当情報を参照して、前記複数の実行ファイルの内、自装置に実行責務が割り当てられた実行ファイルを実行するアプリケーション分割実行部と、を備えること
を特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記複数の情報処理装置の各々は、
前記複数の実行ファイルの各々及び前記複数の実行ファイルの各々を実行するための条件を示すアプリケーション付属情報を記憶する記憶部をさらに備え、
前記アプリケーション分割設定部は、前記複数の実行ファイルの内、前記条件を満たす実行ファイルの実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当てること
を特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記条件は、前記複数の実行ファイルの各々を実行するために必要な装置数であり、
前記アプリケーション分割設定部は、前記複数の情報処理装置に含まれ、前記ネットワークに接続されている一又は複数の情報処理装置の数が、前記装置数以上である場合に、前記条件を満たすと判定すること
を特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記複数の情報処理装置の各々は、前記複数の情報処理装置の内の一の情報処理装置が前記ネットワークに新たに接続されたか否かを検出する実行装置監視部をさらに備え、
前記一の情報処理装置が新たに前記ネットワークに接続されたことを前記実行装置監視部が検出した場合に、前記アプリケーション分割設定部は、再度、前記複数の実行ファイルの各々の実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当てること
を特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記複数の情報処理装置の各々は、前記複数の情報処理装置の内の一の情報処理装置が前記ネットワークから外されたか否かを検出する実行装置監視部をさらに備え、
前記一の情報処理装置が前記ネットワークから外されたことを前記実行装置監視部が検出した場合に、前記アプリケーション分割設定部は、再度、前記複数の実行ファイルの各々の実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当てること
を特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記記憶部は、前記アプリケーションをさらに記憶すること
を特徴とする請求項2から5の何れか一項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記情報処理システムは、
前記ネットワーク及びインターネットに接続されたゲートウェイと、
前記インターネットに接続されたクラウドサーバと、をさらに備え、
前記受信部は、前記ゲートウェイを介して、前記クラウドサーバから前記アプリケーション付属情報、及び、前記複数の実行ファイルの内、自装置に実行責務が割り当てられた実行ファイルを受信し、
前記記憶部は、前記受信部で受信された、前記アプリケーション付属情報及び前記実行ファイルを記憶すること
を特徴とする請求項2から5の何れか一項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記複数の実行ファイルの内の第1の実行ファイルの実行責務は、前記複数の情報処理装置の内の第1の情報処理装置に割り当てられており、
前記複数の実行ファイルの内の第2の実行ファイルの実行責務は、前記複数の情報処理装置の内の第2の情報処理装置に割り当てられており、
前記第1の情報処理装置の前記送信部は、前記第1の実行ファイルの実行に、前記第2の実行ファイルに含まれる関数の算出結果が必要な場合に、前記関数の算出結果を要求する装置間通信要求を前記ネットワークに送信し、
前記第2の情報処理装置の前記受信部は、前記ネットワークから前記装置間通信要求を受信し、
前記第2の情報処理装置の前記アプリケーション分割実行部は、前記装置間通信要求に従って、前記関数を用いて値を算出し、
前記第2の情報処理装置の前記送信部は、前記算出された値を前記ネットワークに送信し、
前記第1の情報処理装置の前記受信部は、前記ネットワークから前記算出された値を受信して、前記第1の情報処理装置の前記アプリケーション分割実行部に与えること
を特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記複数の実行ファイルの内の第1の実行ファイル及び第2の実行ファイルは、前記複数の情報処理装置の内の第1の情報処理装置に割り当てられており、
前記第1の実行ファイルの実行に、前記第2の実行ファイルに含まれる関数の算出結果が必要な場合に、前記第1の情報処理装置の前記アプリケーション分割実行部は、前記第1の実行ファイルの実行中に、前記関数を用いて値を算出すること
を特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の情報処理システム。
【請求項10】
ネットワークを介して、複数の実行ファイルを有するアプリケーションを分散して実行する複数の情報処理装置の一つとして使用される情報処理装置であって、
前記アプリケーションの実行指示の入力を受ける入力部と、
前記入力部が前記実行指示の入力を受けた場合に、前記ネットワークに接続された情報処理装置を検出し、当該検出された情報処理装置の装置IDを格納した接続装置情報を生成する実行装置管理部と、
前記接続装置情報を参照して、前記複数の実行ファイルの各々の実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当て、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第1の実行責務割当情報を生成するアプリケーション分割設定部と、
前記第1の実行責務割当情報を前記ネットワークに送信する送信部と、
前記ネットワークから、前記複数の情報処理装置に含まれる他の情報処理装置で生成され、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第2の実行責務割当情報を受信する受信部と、
前記第1の実行責務割当情報又は前記第2の実行責務割当情報を参照して、前記複数の実行ファイルの内、自装置に実行責務が割り当てられた実行ファイルを実行するアプリケーション分割実行部と、を備えること
を特徴とする情報処理装置。
【請求項11】
ネットワークを介して、複数の実行ファイルを有するアプリケーションを分散して実行する複数の情報処理装置の一つとして使用される情報処理装置が行う情報処理方法であって、
前記ネットワークに接続された情報処理装置を検出し、当該検出された情報処理装置の装置IDを格納した接続装置情報を生成し、
前記接続装置情報を参照して、前記複数の実行ファイルの各々の実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当て、
前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す実行責務割当情報を生成し、
前記実行責務割当情報を前記ネットワークに送信し、
前記実行責務割当情報を参照して、前記複数の実行ファイルの内、自装置に実行責務が割り当てられた実行ファイルを実行すること
を特徴とする情報処理方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
本発明の一対象に係る情報処理システムは、ネットワークを介して、複数の実行ファイルを有するアプリケーションを分散して実行する複数の情報処理装置を備える情報処理システムであって、前記複数の情報処理装置の各々は、前記アプリケーションの実行指示の入力を受ける入力部と、前記入力部が前記実行指示の入力を受けた場合に、前記ネットワークに接続された情報処理装置を検出し、当該検出された情報処理装置の装置IDを格納した接続装置情報を生成する実行装置管理部と、前記接続装置情報を参照して、前記複数の実行ファイルの各々の実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当て、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第1の実行責務割当情報を生成するアプリケーション分割設定部と、前記第1の実行責務割当情報を前記ネットワークに送信する送信部と、前記ネットワークから、前記複数の情報処理装置に含まれる他の情報処理装置で生成され、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第2の実行責務割当情報を受信する受信部と、前記第1の実行責務割当情報又は前記第2の実行責務割当情報を参照して、前記複数の実行ファイルの内、自装置に実行責務が割り当てられた実行ファイルを実行するアプリケーション分割実行部と、を備えることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
本発明の一対象に係る情報処理装置は、ネットワークを介して、複数の実行ファイルを有するアプリケーションを分散して実行する複数の情報処理装置の一つとして使用される情報処理装置であって、前記アプリケーションの実行指示の入力を受ける入力部と、前記入力部が前記実行指示の入力を受けた場合に、前記ネットワークに接続された情報処理装置を検出し、当該検出された情報処理装置の装置IDを格納した接続装置情報を生成する実行装置管理部と、前記接続装置情報を参照して、前記複数の実行ファイルの各々の実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当て、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第1の実行責務割当情報を生成するアプリケーション分割設定部と、前記第1の実行責務割当情報を前記ネットワークに送信する送信部と、前記ネットワークから、前記複数の情報処理装置に含まれる他の情報処理装置で生成され、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第2の実行責務割当情報を受信する受信部と、前記第1の実行責務割当情報又は前記第2の実行責務割当情報を参照して、前記複数の実行ファイルの内、自装置に実行責務が割り当てられた実行ファイルを実行するアプリケーション分割実行部と、を備えることを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
本発明の一対象に係る情報処理方法は、ネットワークを介して、複数の実行ファイルを有するアプリケーションを分散して実行する複数の情報処理装置の一つとして使用される情報処理装置が行う情報処理方法であって、前記ネットワークに接続された情報処理装置を検出し、当該検出された情報処理装置の装置IDを格納した接続装置情報を生成し、前記接続装置情報を参照して、前記複数の実行ファイルの各々の実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当て、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す実行責務割当情報を生成し、前記実行責務割当情報を前記ネットワークに送信し、前記実行責務割当情報を参照して、前記複数の実行ファイルの内、自装置に実行責務が割り当てられた実行ファイルを実行することを特徴とする。

【手続補正書】
【提出日】20170324
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して、複数の実行ファイルを有するアプリケーションを分散して実行する複数の情報処理装置と、当該ネットワーク及びインターネットに接続されたゲートウェイと、当該インターネットに接続されたクラウドサーバと、を備える情報処理システムであって、
前記複数の情報処理装置の各々は、
前記アプリケーションの実行指示の入力を受ける入力部と、
受信部と、
記憶部と、
前記入力部が前記実行指示の入力を受けた場合に、前記受信部及び前記ゲートウェイを介して、前記クラウドサーバから、前記複数の実行ファイルの各々及び前記複数の実行ファイルの各々を実行するための条件を示すアプリケーション付属情報を受信し、当該アプリケーション付属情報を前記記憶部に記憶させるとともに、前記複数の実行ファイルの内、当該条件を満たす実行ファイルの実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当て、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第1の実行責務割当情報を生成するアプリケーション分割設定部と、
前記第1の実行責務割当情報を前記ネットワークに送信する送信部と、
前記受信部を介して、前記複数の情報処理装置に含まれる他の情報処理装置から、当該他の情報処理装置で生成され、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第2の実行責務割当情報を受信し、前記第1の実行責務割当情報又は当該第2の実行責務割当情報を参照して、前記複数の実行ファイルの内、自装置に実行責務が割り当てられた実行ファイルを、前記受信部及び前記ゲートウェイを介して、前記クラウドサーバから受信して、当該受信された実行ファイルを前記記憶部に記憶させ、当該受信された実行ファイルを実行するアプリケーション分割実行部と、を備えること
を特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記入力部が前記実行指示の入力を受けた場合に、前記複数の情報処理装置の内、前記ネットワークに接続された情報処理装置を検出し、当該検出された情報処理装置の装置IDを格納した接続装置情報を生成する実行装置管理部をさらに備え、
前記アプリケーション分割設定部は、前記接続装置情報及び前記アプリケーション付属情報を参照して、前記第1の実行責務割当情報を生成すること
を特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記条件は、前記複数の実行ファイルの各々を実行するために必要な装置数であり、
前記アプリケーション分割設定部は、前記複数の情報処理装置に含まれ、前記ネットワークに接続されている一又は複数の情報処理装置の数が、前記装置数以上である場合に、前記条件を満たすと判定すること
を特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記複数の情報処理装置の各々は、前記複数の情報処理装置の内の一の情報処理装置が前記ネットワークに新たに接続されたか否かを検出する実行装置監視部をさらに備え、
前記一の情報処理装置が新たに前記ネットワークに接続されたことを前記実行装置監視部が検出した場合に、前記アプリケーション分割設定部は、再度、前記複数の実行ファイルの各々の実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当てること
を特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記複数の情報処理装置の各々は、前記複数の情報処理装置の内の一の情報処理装置が前記ネットワークから外されたか否かを検出する実行装置監視部をさらに備え、
前記一の情報処理装置が前記ネットワークから外されたことを前記実行装置監視部が検出した場合に、前記アプリケーション分割設定部は、再度、前記複数の実行ファイルの各々の実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当てること
を特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記記憶部は、前記アプリケーションをさらに記憶すること
を特徴とする請求項2から5の何れか一項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記複数の実行ファイルの内の第1の実行ファイルの実行責務は、前記複数の情報処理装置の内の第1の情報処理装置に割り当てられており、
前記複数の実行ファイルの内の第2の実行ファイルの実行責務は、前記複数の情報処理装置の内の第2の情報処理装置に割り当てられており、
前記第1の情報処理装置の前記送信部は、前記第1の実行ファイルの実行に、前記第2の実行ファイルに含まれる関数の算出結果が必要な場合に、前記関数の算出結果を要求する装置間通信要求を前記ネットワークに送信し、
前記第2の情報処理装置の前記受信部は、前記ネットワークから前記装置間通信要求を受信し、
前記第2の情報処理装置の前記アプリケーション分割実行部は、前記装置間通信要求に従って、前記関数を用いて値を算出し、
前記第2の情報処理装置の前記送信部は、前記算出された値を前記ネットワークに送信し、
前記第1の情報処理装置の前記受信部は、前記ネットワークから前記算出された値を受信して、前記第1の情報処理装置の前記アプリケーション分割実行部に与えること
を特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記複数の実行ファイルの内の第1の実行ファイル及び第2の実行ファイルは、前記複数の情報処理装置の内の第1の情報処理装置に割り当てられており、
前記第1の実行ファイルの実行に、前記第2の実行ファイルに含まれる関数の算出結果が必要な場合に、前記第1の情報処理装置の前記アプリケーション分割実行部は、前記第1の実行ファイルの実行中に、前記関数を用いて値を算出すること
を特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の情報処理システム。
【請求項9】
ネットワークを介して、複数の実行ファイルを有するアプリケーションを分散して実行する複数の情報処理装置と、当該ネットワーク及びインターネットに接続されたゲートウェイと、当該インターネットに接続されたクラウドサーバと、を備える情報処理システムにおいて、当該複数の情報処理装置の一つとして使用される情報処理装置であって、
前記アプリケーションの実行指示の入力を受ける入力部と、
受信部と、
記憶部と、
前記入力部が前記実行指示の入力を受けた場合に、前記受信部及び前記ゲートウェイを介して、前記クラウドサーバから、前記複数の実行ファイルの各々及び前記複数の実行ファイルの各々を実行するための条件を示すアプリケーション付属情報を受信し、当該アプリケーション付属情報を前記記憶部に記憶させるとともに、前記複数の実行ファイルの内、当該条件を満たす実行ファイルの実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当て、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第1の実行責務割当情報を生成するアプリケーション分割設定部と、
前記第1の実行責務割当情報を前記ネットワークに送信する送信部と、
前記受信部を介して、前記複数の情報処理装置に含まれる他の情報処理装置から、当該他の情報処理装置で生成され、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第2の実行責務割当情報を受信し、前記第1の実行責務割当情報又は当該第2の実行責務割当情報を参照して、前記複数の実行ファイルの内、自装置に実行責務が割り当てられた実行ファイルを、前記受信部及び前記ゲートウェイを介して、前記クラウドサーバから受信して、当該受信された実行ファイルを前記記憶部に記憶させ、当該受信された実行ファイルを実行するアプリケーション分割実行部と、を備えること
を特徴とする情報処理装置。
【請求項10】
ネットワークを介して、複数の実行ファイルを有するアプリケーションを分散して実行する複数の情報処理装置と、当該ネットワーク及びインターネットに接続されたゲートウェイと、当該インターネットに接続されたクラウドサーバと、を備える情報処理システムにおいて、当該複数の情報処理装置の一つとして使用される情報処理装置が行う情報処理方法であって、
前記クラウドサーバから、前記複数の実行ファイルの各々及び前記複数の実行ファイルの各々を実行するための条件を示すアプリケーション付属情報を受信し、
前記アプリケーション付属情報を記憶し、
前記複数の実行ファイルの内、前記条件を満たす実行ファイルの実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当て、
前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第1の実行責務割当情報を生成し、
前記第1の実行責務割当情報を前記ネットワークに送信し、
前記複数の情報処理装置に含まれる他の情報処理装置から、当該他の情報処理装置で生成され、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第2の実行責務割当情報を受信し、
前記第1の実行責務割当情報又は前記第2の実行責務割当情報を参照して、前記複数の実行ファイルの内、自装置に実行責務が割り当てられた実行ファイルを、前記ゲートウェイを介して、前記クラウドサーバから受信し、
前記受信された実行ファイルを記憶し、
前記第1の実行責務割当情報又は前記第2の実行責務割当情報を参照して、前記受信された実行ファイルを実行すること
を特徴とする情報処理方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
本発明の一態様に係る情報処理システムは、ネットワークを介して、複数の実行ファイルを有するアプリケーションを分散して実行する複数の情報処理装置と、当該ネットワーク及びインターネットに接続されたゲートウェイと、当該インターネットに接続されたクラウドサーバと、を備える情報処理システムであって、前記複数の情報処理装置の各々は、前記アプリケーションの実行指示の入力を受ける入力部と、受信部と、記憶部と、前記入力部が前記実行指示の入力を受けた場合に、前記受信部及び前記ゲートウェイを介して、前記クラウドサーバから、前記複数の実行ファイルの各々及び前記複数の実行ファイルの各々を実行するための条件を示すアプリケーション付属情報を受信し、当該アプリケーション付属情報を前記記憶部に記憶させるとともに、前記複数の実行ファイルの内、当該条件を満たす実行ファイルの実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当て、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第1の実行責務割当情報を生成するアプリケーション分割設定部と、前記第1の実行責務割当情報を前記ネットワークに送信する送信部と、前記受信部を介して、前記複数の情報処理装置に含まれる他の情報処理装置から、当該他の情報処理装置で生成され、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第2の実行責務割当情報を受信し、前記第1の実行責務割当情報又は当該第2の実行責務割当情報を参照して、前記複数の実行ファイルの内、自装置に実行責務が割り当てられた実行ファイルを、前記受信部及び前記ゲートウェイを介して、前記クラウドサーバから受信して、当該受信された実行ファイルを前記記憶部に記憶させ、当該受信された実行ファイルを実行するアプリケーション分割実行部と、を備えることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
本発明の一態様に係る情報処理装置は、ネットワークを介して、複数の実行ファイルを有するアプリケーションを分散して実行する複数の情報処理装置と、当該ネットワーク及びインターネットに接続されたゲートウェイと、当該インターネットに接続されたクラウドサーバと、を備える情報処理システムにおいて、当該複数の情報処理装置の一つとして使用される情報処理装置であって、前記アプリケーションの実行指示の入力を受ける入力部と、受信部と、記憶部と、前記入力部が前記実行指示の入力を受けた場合に、前記受信部及び前記ゲートウェイを介して、前記クラウドサーバから、前記複数の実行ファイルの各々及び前記複数の実行ファイルの各々を実行するための条件を示すアプリケーション付属情報を受信し、当該アプリケーション付属情報を前記記憶部に記憶させるとともに、前記複数の実行ファイルの内、当該条件を満たす実行ファイルの実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当て、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第1の実行責務割当情報を生成するアプリケーション分割設定部と、前記第1の実行責務割当情報を前記ネットワークに送信する送信部と、前記受信部を介して、前記複数の情報処理装置に含まれる他の情報処理装置から、当該他の情報処理装置で生成され、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第2の実行責務割当情報を受信し、前記第1の実行責務割当情報又は当該第2の実行責務割当情報を参照して、前記複数の実行ファイルの内、自装置に実行責務が割り当てられた実行ファイルを、前記受信部及び前記ゲートウェイを介して、前記クラウドサーバから受信して、当該受信された実行ファイルを前記記憶部に記憶させ、当該受信された実行ファイルを実行するアプリケーション分割実行部と、を備えることを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
本発明の一態様に係る情報処理方法は、ネットワークを介して、複数の実行ファイルを有するアプリケーションを分散して実行する複数の情報処理装置と、当該ネットワーク及びインターネットに接続されたゲートウェイと、当該インターネットに接続されたクラウドサーバと、を備える情報処理システムにおいて、当該複数の情報処理装置の一つとして使用される情報処理装置が行う情報処理方法であって、前記クラウドサーバから、前記複数の実行ファイルの各々及び前記複数の実行ファイルの各々を実行するための条件を示すアプリケーション付属情報を受信し、前記アプリケーション付属情報を記憶し、前記複数の実行ファイルの内、前記条件を満たす実行ファイルの実行責務を、前記複数の情報処理装置の何れかに割り当て、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第1の実行責務割当情報を生成し、前記第1の実行責務割当情報を前記ネットワークに送信し、前記複数の情報処理装置に含まれる他の情報処理装置から、当該他の情報処理装置で生成され、前記実行ファイルの各々及び前記実行ファイルの各々の実行責務が割り当てられた情報処理装置を示す第2の実行責務割当情報を受信し、前記第1の実行責務割当情報又は前記第2の実行責務割当情報を参照して、前記複数の実行ファイルの内、自装置に実行責務が割り当てられた実行ファイルを、前記ゲートウェイを介して、前記クラウドサーバから受信し、前記受信された実行ファイルを記憶し、前記第1の実行責務割当情報又は前記第2の実行責務割当情報を参照して、前記受信された実行ファイルを実行することを特徴とする。
【国際調査報告】