(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO2018084026
(43)【国際公開日】20180511
【発行日】20190919
(54)【発明の名称】シンバル用支持具及びシンバル用支持具の使用方法
(51)【国際特許分類】
   G10D 13/00 20060101AFI20190823BHJP
   G10D 13/06 20060101ALI20190823BHJP
   G10G 5/00 20060101ALI20190823BHJP
【FI】
   !G10D13/00 202
   !G10D13/06 110
   !G10G5/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】21
【出願番号】2018548951
(21)【国際出願番号】JP2017038400
(22)【国際出願日】20171024
(31)【優先権主張番号】2016213991
(32)【優先日】20161101
(33)【優先権主張国】JP
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】517251292
【氏名又は名称】宮嶋 見津穂
【住所又は居所】東京都立川市羽衣町2丁目4番4号 モナークキャッスル立川スカイガーデン501
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100130281
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 道幸
(74)【代理人】
【識別番号】100214813
【弁理士】
【氏名又は名称】中嶋 幸江
(72)【発明者】
【氏名】宮嶋 貴哉
【住所又は居所】東京都立川市羽衣町2丁目4番4号 モナークキャッスル立川スカイガーデン501
【テーマコード(参考)】
5D182
【Fターム(参考)】
5D182BB07
5D182BB11
(57)【要約】
中実の略逆椀状であってシンバル(300)が当接する湾曲部(12)を有すると共に、中心軸に軸棒を貫通させる貫通孔(18)を有する支持具本体(10)からなり、湾曲部側(12)の貫通孔(18)の開口部(18a)が、湾曲状又は直線状に面取りされており、また、支持具本体(10)の硬度が25度〜80度の革、コルク、フェルト、シリコーン樹脂又はゴムスポンジの1種類又はこれらのうちの2種類以上の組み合わせであることを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シンバルをスタンドの軸棒に保持させるためのシンバル用支持具において、
中実の略逆椀状であって該シンバルが当接する湾曲部を有すると共に、中心軸に該軸棒を貫通させる貫通孔を有する支持具本体からなることを特徴とするシンバル用支持具。
【請求項2】
前記支持具本体が、前記湾曲部と対向する面側に、円柱状の土台部を有することを特徴とする請求項1記載のシンバル用支持具。
【請求項3】
前記支持具本体の前記湾曲部側の前記貫通孔の開口部が、湾曲状又は直線状に面取りされていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のシンバル用支持具。
【請求項4】
前記支持具本体の前記湾曲部側の前記貫通孔の開口部の面取りが、半径1mm〜半径3mmの湾曲状であることを特徴とする請求項3記載のシンバル用支持具。
【請求項5】
前記支持具本体の材質が、革、コルク、フェルト、シリコーン樹脂又はゴムスポンジの1種類又はこれらのうちの2種類以上の組み合わせであることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のシンバル用支持具。
【請求項6】
前記支持具本体の硬度が、25度〜80度であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のシンバル用支持具。
【請求項7】
前記支持具本体の高さが8mm〜30mm、底面の直径が20mm〜45mm、前記湾曲部の湾曲度合いが半径10mm〜半径30mmであることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のシンバル用支持具。
【請求項8】
前記支持具本体の高さが17mm、底面の直径が34mm、硬度が40度、前記湾曲部の湾曲度合いが半径25.5mmで、該支持具本体の前記湾曲部側の前記貫通孔の開口部が半径1mmの湾曲状に面取りされていることを特徴とする請求項1又は請求項5記載のシンバル用支持具。
【請求項9】
シンバルをスタンドの軸棒に保持させるためのシンバル用支持具の使用方法において、
該シンバルの下方に、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の第1のシンバル用支持具を、湾曲部が該シンバル側になるように該軸棒の貫通孔を貫通させて配置し、
該第1のシンバル用支持具の上方に該シンバルを載置し、
該シンバルの上方に、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の第2のシンバル用支持具を、湾曲部が該シンバル側になるように該軸棒を貫通孔に貫通させて配置することを特徴とするシンバル用支持具の使用方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シンバルをスタンドのスタンド軸棒に保持させるためのシンバル用支持具及びシンバル用支持具の使用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、シンバルをスタンドのスタンド軸棒に保持させて、シンバルを演奏するためのシンバル用支持具が用いられている。
【0003】
例えば、特許文献1や特許文献2に記載のフェルトワッシャが、シンバル用支持具の一般的な例である。特許文献1のフェルトワッシャは、肉厚の円筒状のフェルトである。そして、シンバルの孔の周囲の上下を、2つのフェルトワッシャで挟んだ上で、スタンドの棒状のホルダ本体に上方のフェルトワッシャの上から蝶ナットを螺着して、シンバルをホルダ本体に固定する(特許文献2のフェルトワッシャも同様な使用方法である)。
【0004】
このように、従来のシンバル用支持具であるフェルトワッシャは、まさにワッシャのようにシンバルの上下に面状にあてがい、シンバルの孔の周囲の面を押さえて、固定するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平9−325767号公報
【特許文献2】特開2014−77864号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来のシンバル用支持具では、シンバルに密接する側が、面状で、シンバルの自由な動きや振動を抑圧してしまい、シンバルの本来の響きを抑えてしまっていた。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、シンバルの動きや振動の抑圧を軽減し、シンバルの本来の響きを確保しつつシンバルを保持可能なシンバル用支持具及びシンバル用支持具の使用方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載のシンバル用支持具は、中実の略逆椀状であってシンバルが当接する湾曲部を有すると共に、中心軸に軸棒を貫通させる貫通孔を有する支持具本体からなることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載のシンバル用支持具は、支持具本体が、湾曲部と対向する面側に、円柱状の土台部を有することを特徴とする。
【0010】
請求項3記載のシンバル用支持具は、支持具本体の湾曲部側の貫通孔の開口部が、湾曲状又は直線状に面取りされていることを特徴とする。
【0011】
請求項4記載のシンバル用支持具は、支持具本体の湾曲部側の貫通孔の開口部の面取りが、半径1mm〜半径3mmの湾曲状であることを特徴とする。
【0012】
請求項5記載のシンバル用支持具は、支持具本体の材質が、革、コルク、フェルト、シリコーン樹脂又はゴムスポンジの1種類又はこれらのうちの2種類以上の組み合わせであることを特徴とする。
【0013】
請求項6記載のシンバル用支持具は、支持具本体の硬度が、25度〜80度であることを特徴とする。
【0014】
請求項7記載のシンバル用支持具は、支持具本体の高さが8mm〜30mm、底面の直径が20mm〜45mm、湾曲部の湾曲度合いが半径10mm〜半径30mmであることを特徴とする。
【0015】
請求項8記載のシンバル用支持具は、支持具本体の高さが17mm、底面の直径が34mm、硬度が40度、湾曲部の湾曲度合いが半径25.5mmで、支持具本体の湾曲部側の貫通孔の開口部が半径1mmの湾曲状に面取りされていることを特徴とする。
【0016】
請求項9記載のシンバル用支持具の使用方法は、シンバルの下方に、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の第1のシンバル用支持具を、湾曲部がシンバル側になるように軸棒の貫通孔を貫通させて配置し、第1のシンバル用支持具の上方にシンバルを載置し、シンバルの上方に、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の第2のシンバル用支持具を、湾曲部がシンバル側になるように軸棒を貫通孔に貫通させて配置することを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本願の発明によれば、シンバルの動きや振動の抑圧を軽減し、シンバルの本来の響きを確保しつつシンバルを保持可能である。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明に係るシンバル用支持具の一例の形態を示す説明図である。
【図2】同シンバル用支持具の使用方法の一例を示す説明図である。
【図3】同シンバル用支持具の使用方法の一例を示す説明図である。
【図4】本発明に係るシンバル用支持具の第1の実施の形態を示す説明図である。
【図5】本発明に係るシンバル用支持具の第1の実施の形態を示す説明図である。
【図6】本発明に係るシンバル用支持具の第1の実施の形態を示す説明図である。
【図7】本発明に係るシンバル用支持具の第1の実施の形態を示す説明図である。
【図8】本発明に係るシンバル用支持具の第2の実施の形態を示す説明図である。
【図9】本発明に係るシンバル用支持具の第3の実施の形態を示す説明図である。
【図10】本発明に係るシンバル用支持具の第4の実施の形態を示す説明図である。
【図11】本発明に係るシンバル用支持具の第5の実施の形態を示す説明図である。
【図12】本発明に係るシンバル用支持具の第6の実施の形態を示す説明図である。
【図13】本発明に係るシンバル用支持具の第7の実施の形態を示す説明図である。
【図14】本発明に係るシンバル用支持具の第8の実施の形態を示す説明図である。
【図15】本発明に係るシンバル用支持具の第9の実施の形態を示す説明図である。
【図16】本発明に係るシンバル用支持具の第10の実施の形態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。図1は、本発明に係るシンバル用支持具の一例の形態を示す説明図である。図2及び図3は、同シンバル用支持具の使用方法の一例を示す説明図である。
【0020】
本発明に係るシンバル用支持具1は、シンバル300をスタンドのスタンド軸棒100に保持させるためのものである。もっとも典型的な形状としては、図1〜図3に示すシンバル用支持具1がある。シンバル用支持具1は、支持具本体10からなり、支持具本体10は、中実の略逆椀状であってシンバル300が当接する湾曲部12を有すると共に、中心軸にスタンド軸棒100を貫通させる貫通孔18を有する形状である。ここで、後述するように、湾曲部12の一部が、シンバル300と密接する部分になる。また、シンバル用支持具1(支持具本体10)の場合、湾曲部12と対向する面(底面16)側に、円柱状の土台部14を有している。土台部14は、必ず必要というわけではないが、後述する使用方法においては、設けた方が好ましい場合もある。
【0021】
シンバル用支持具1(支持具本体10)の材質は、シンバル300の重さで激しく縮小せず、適度な弾性力を有するものであって、シンバル300の振動に耐えて所定期間にわたって破壊しないものであればよい。シンバル用支持具1(支持具本体10)の材質は、革、コルク、フェルト、シリコーン樹脂又はゴムスポンジの1種類又はこれらのうちの2種類以上の組み合わせが好ましい。また、シンバル用支持具1(支持具本体10)の硬度が、25度〜80度であることが望ましい。但し、シンバル300の音色を考慮すると、シンバル用支持具1(支持具本体10)の硬度が、25度〜50度がより望ましいこともある。尚、本願における硬度は、JIS K 6253のタイプA(JIS K 6253 デュロメータ タイプA(ショアA))よるものである。
【0022】
支持具本体10の湾曲部12の湾曲の度合いは、貫通孔18の湾曲部12側の開口部18aの周辺のみでシンバル300に密接し、湾曲部12の全体がシンバル300に密接しない程度の湾曲を有する必要になる。図1〜図3のシンバル用支持具1の支持具本体10では、底面16の直径が、38mm〜45mmで、全体の高さが20mm〜30mmであり、湾曲部12の湾曲度合いは、半径20mm〜半径30mmである。尚、土台部14の高さは、1mm〜5mmである。このシンバル用支持具1の支持具本体10の寸法的な数値は、シンバル300の大きさ等によって適宜選択されるものである。他の大きさとしては、例えば、底面の直径が、30mm〜38mmで、全体の高さが8mm〜20mmで、湾曲部12の湾曲度合いが半径10mm〜半径20mmのような小さなサイズのものであってもよい。支持具本体10の高さが8mm〜30mm、底面16の直径が20mm〜45mm、湾曲部12の湾曲度合いが半径10mm〜半径30mmの範囲が好ましい。
【0023】
次に、シンバル用支持具1の使用方法を説明する。まず、図2及び図3に示すように、シンバル300のスタンドには、スタンド軸棒100が起立し、その上端にネジ部102が、螺設されている。このスタンド軸棒100のネジ部102に、固定部材110を螺着する。具体的には、固定部材110は、円盤状で上面が中心から外周に向かって傾斜する皿部112と、皿部112の軸中心から上方に起立する円筒部114を有し、円筒部114の内周面には、ネジ山が穿設されたネジ山部116となっている。
【0024】
スタンド軸棒100に固定部材110のネジ山部116をねじ込むことで、固定部材110をスタンド軸棒100に固定する。次に、シンバル用支持具1(支持具本体10)を、固定部材110に嵌め込んでいく。具体的には、支持具本体10の底面16が、固定部材110の皿部112の上面側にし、支持具本体10の貫通孔18に固定部材110の円筒部114が挿入されるように嵌め込んでいく。そして、図3に示すように、支持具本体10の底面16を、固定部材110の皿部112の上面の傾斜に沿って密着させて固定させる。このとき、基本的に、固定部材110の円筒部114の先端が、支持具本体10の開口部18aよりも上方に突出することになる。
【0025】
この状態で、シンバル300のシンバル本体310の下面310bを、シンバル用支持具1(支持具本体10)及び固定部材110側にし、シンバル孔312にスタンド軸棒100のネジ部102を挿入しつつ、さらに、固定部材110の円筒部114を挿入しつつ、シンバル本体310の下面310bを、シンバル用支持具1(支持具本体10)の湾曲部12に載置して、シンバル本体310の自重で、密接させる。
【0026】
このような構成のシンバル用支持具1によれば、シンバル300の動きや振動の抑圧を軽減し、シンバル300の本来の響きを確保しつつシンバル300を保持可能である。
【実施例1】
【0027】
以下の実施例では、ほぼ基本形となるシンバル用支持具1の他の形状の例について説明する。図4〜図7は、本発明に係るシンバル用支持具の第1の実施の形態を示す説明図である。本実施例1のシンバル用支持具2は、支持具本体20からなり、支持具本体20は、中実の略逆椀状であってシンバル300が当接する湾曲部22を有すると共に、中心軸にスタンド軸棒100を貫通させる貫通孔28を有する形状である。また、支持具本体20の湾曲部22と対向する面(底面26)側に、円柱状の土台部24を有している。
【0028】
また、支持具本体20の湾曲部22側の貫通孔28の開口部28aが、湾曲状に面取りされている。開口部28aの面取りが湾曲状の場合、半径1mm〜半径3mmが好ましい。尚、図4〜図7のシンバル用支持具2(支持具本体20)の開口部28aの面取りは、湾曲状であるが、直線上に面取りされていてもよい。
【0029】
シンバル用支持具2(支持具本体20)の材質や硬度や使用方法は、シンバル用支持具1(支持具本体10)と同様である。また、シンバル用支持具2(支持具本体20)の大きさや湾曲部の湾曲度合いは、シンバル用支持具1(支持具本体10)で上述した範囲であればよいが、より具体的には、例えば、底面26の直径が、約40mmで、全体の高さが約22mmであり、湾曲部22の湾曲度合いは、半径約25.5mmである。尚、土台部24の高さは、約2mmである。また、開口部28aの湾曲状の面とりの湾曲度合いは、半径約3mmである。
【0030】
シンバル用支持具2(支持具本体20)のように、湾曲部22側の貫通孔28の開口部28aが、湾曲状又は直線状に面取りされていることで、シンバル300が激しく振動しても、その影響が、開口部28aに直接伝わらず、シンバル用支持具2が破損しにくくなる。
【実施例2】
【0031】
図8は、本発明に係るシンバル用支持具の第2の実施の形態を示す説明図である。本実施例2のシンバル用支持具3は、支持具本体30からなり、支持具本体30は、中実の略逆椀状であってシンバル300が当接する湾曲部32を有すると共に、中心軸にスタンド軸棒100を貫通させる貫通孔38を有する形状である。
【0032】
シンバル用支持具3(支持具本体30)の湾曲部32の形状は、比較的直線的ではあるが、湾曲している形状である。この形状であっても、支持具本体30の湾曲部32の湾曲の度合いは、貫通孔38の湾曲部32側の開口部38aの周辺のみでシンバル300に密接し、湾曲部32の全体がシンバル300に密接しない程度の湾曲である。
【0033】
シンバル用支持具3(支持具本体30)の材質や硬度や使用方法は、シンバル用支持具1(支持具本体10)と同様である。
【実施例3】
【0034】
図9は、本発明に係るシンバル用支持具の第3の実施の形態を示す説明図である。本実施例3のシンバル用支持具4は、支持具本体40からなり、支持具本体40は、中実の略逆椀状であってシンバル300が当接する湾曲部42を有すると共に、中心軸にスタンド軸棒100を貫通させる貫通孔48を有する形状である。
【0035】
シンバル用支持具4(支持具本体40)の湾曲部42の形状は、比較的直線的ではあるが、湾曲している形状である。この形状であっても、支持具本体40の湾曲部42の湾曲の度合いは、貫通孔48の湾曲部42側の開口部48aの周辺のみでシンバル300に密接し、湾曲部42の全体がシンバル300に密接しない程度の湾曲である。尚、シンバル用支持具4(支持具本体40)の湾曲部42の傾斜は、シンバル用支持具3(支持具本体30)の湾曲部32の傾斜に比べ、急峻である。
【0036】
シンバル用支持具4(支持具本体40)の材質や硬度や使用方法は、シンバル用支持具1(支持具本体10)と同様である。
【実施例4】
【0037】
図10は、本発明に係るシンバル用支持具の第4の実施の形態を示す説明図である。本実施例4のシンバル用支持具5は、支持具本体50からなり、支持具本体50は、中実の略逆椀状であってシンバル300が当接する湾曲部52を有すると共に、中心軸にスタンド軸棒100を貫通させる貫通孔58を有する形状である。
【0038】
シンバル用支持具5(支持具本体50)の湾曲部52は、上方がなだらかな湾曲形状であるが、他のシンバル用支持具とは異なり、湾曲部52が短く、他方、支持具本体50の湾曲部52と対向する面(底面56)側に、比較的高さのある円柱状の土台部54を有している形状である。尚、湾曲部52の湾曲度合いは、シンバル用支持具1(支持具本体10)やシンバル用支持具2(支持具本体20)とほぼ同様である。
【0039】
シンバル用支持具5(支持具本体50)の材質や硬度や使用方法は、シンバル用支持具1(支持具本体10)と同様である。
【実施例5】
【0040】
図11は、本発明に係るシンバル用支持具の第5の実施の形態を示す説明図である。本実施例5のシンバル用支持具6は、支持具本体60からなり、支持具本体60は、中実の略逆椀状であってシンバル300が当接する湾曲部62を有すると共に、中心軸にスタンド軸棒100を貫通させる貫通孔68を有する形状である。また、支持具本体60の湾曲部62と対向する面(底面66)側に、円柱状の土台部64を有している。
【0041】
シンバル用支持具6(支持具本体60)の湾曲部62は、全体として湾曲しているが、中段近郊にくびれ状の湾曲を有している。
【0042】
シンバル用支持具6(支持具本体60)の材質や硬度や使用方法は、シンバル用支持具1(支持具本体10)と同様である。
【実施例6】
【0043】
図12は、本発明に係るシンバル用支持具の第6の実施の形態を示す説明図である。本実施例6のシンバル用支持具7は、支持具本体70からなり、支持具本体70は、中実の略逆椀状であってシンバル300が当接する湾曲部72を有すると共に、中心軸にスタンド軸棒100を貫通させる貫通孔78を有する形状である。
【0044】
シンバル用支持具7(支持具本体70)の湾曲部72は、上方がなだらかな湾曲形状であるが、シンバル用支持具5(支持具本体50)と同様に、湾曲部72が短く、他方、支持具本体70の湾曲部72と対向する面(底面76)側に、比較的高さのある円柱状の土台部74を有している形状である。尚、湾曲部72の湾曲度合いは、シンバル用支持具5(支持具本体50)に比べて、より一層丸みを帯びている。
【0045】
シンバル用支持具7(支持具本体70)の材質や硬度や使用方法は、シンバル用支持具1(支持具本体10)と同様である。
【実施例7】
【0046】
図13は、本発明に係るシンバル用支持具の第7の実施の形態を示す説明図である。本実施例7のシンバル用支持具8は、他のシンバル用支持具と異なり、支持具本体80と内挿部材90とからなる。支持具本体80は、中実の略逆椀状である湾曲部82を有すると共に、中心軸にスタンド軸棒100よりも径の大きな貫通孔88を有する形状である。また、内挿部材90は、円筒形で、先端部90aがシンバル300が当接する湾曲部となっており、中心軸にスタンド軸棒100を貫通させる貫通孔88を有し、外径は、支持具本体80の貫通孔88に挿入可能な径になっている。
【0047】
すなわち、シンバル用支持具8は、支持具本体80と内挿部材90とにより、全体として、他のシンバル用支持具と同等な形状で且つ同等な機能を有している。そして、シンバル用支持具8の支持具本体80と内挿部材90の材質は、革、コルク、フェルト、シリコーン樹脂又はゴムスポンジのいずれかの組み合わせが望ましい。また、支持具本体80と内挿部材90の硬度は、シンバル用支持具1(支持具本体10)と同様である。但し、支持具本体80と内挿部材90とで、硬度の違う材質を用いることも可能である。さらに、シンバル用支持具8の使用方法は、図13(c)に示すように、全体としては、シンバル用支持具1と同様である。
【実施例8】
【0048】
図14は、本発明に係るシンバル用支持具の第8の実施の形態を示す説明図である。本実施例では、上述のシンバル用支持具の使用方法に加え、他の使用方法について説明する。尚、図14に示すシンバル用支持具2(支持具本体20)は、上述の通りである。また、シンバル用支持具9(支持具本体200)は、シンバル用支持具2(支持具本体20)と同様のものである。
【0049】
まず、図3の場合と同様に、シンバル用支持具2(支持具本体20)をスタンドのスタンド軸棒100に固定部材110を介して固定し、その上に、シンバル300を載置する。次に、シンバル300の上方に、他のシンバル用支持具であるシンバル用支持具9(支持具本体200)を、その湾曲部202がシンバル300側(上面310a側)になるようにスタンド軸棒100を貫通孔208に貫通させて配置する。そして、貫通孔208から突出したスタンド軸棒100のネジ部102に蝶ネジ120を螺嵌して、全体を固定するようにする。
【0050】
尚、本使用方法の説明として、シンバル用支持具2及びシンバル用支持具9を用いたが、他のシンバル用支持具の任意の組み合わせで使用するようにしてもよい。
【0051】
すなわち、シンバル300の下方に、シンバル用支持具を、湾曲部がシンバル側になるようにスタンド軸棒の貫通孔を貫通させて配置し、そのシンバル用支持具の上方にシンバルを載置し、シンバルの上方に、他のシンバル用支持具を、湾曲部がシンバル側になるようにスタンド軸棒を貫通孔に貫通させて配置している。
【実施例9】
【0052】
以下の実施例では、基本形となるシンバル用支持具1に比べ小さな形状の例について説明する(但し、シンバル用支持具1の土台部24に相当する部分を有さない)。本発明に係るシンバル用支持具の第9の実施の形態を示す説明図である。本実施例9のシンバル用支持具400は、支持具本体410からなり、支持具本体410は、中実の略逆椀状であってシンバル300が当接する湾曲部412を有すると共に、中心軸にスタンド軸棒100を貫通させる貫通孔418を有する形状である。また、支持具本体410の湾曲部412側の貫通孔418の開口部418aが、湾曲状に面取りされている。
【0053】
シンバル用支持具400(支持具本体410)の材質や硬度や使用方法は、シンバル用支持具1(支持具本体10)と同様である。また、シンバル用支持具400(支持具本体410)の大きさや湾曲部412の湾曲度合いは、底面416の直径が約32mmで、全体の高さが約10mmであり、湾曲部412の湾曲度合いは、半径約10.25mmである。また、開口部418aの湾曲状の面とりの湾曲度合いは、半径約3mmである。
【実施例10】
【0054】
以下の実施例では、基本形となるシンバル用支持具1に近く、実使用上、シンバル300の音色状好ましい形状の例について説明する(但し、シンバル用支持具1の土台部24に相当する部分を有さない)。本発明に係るシンバル用支持具の第10の実施の形態を示す説明図である。本実施例10のシンバル用支持具500は、支持具本体510からなり、支持具本体510は、中実の略逆椀状であってシンバル300が当接する湾曲部512を有すると共に、中心軸にスタンド軸棒100を貫通させる貫通孔518を有する形状である。また、支持具本体510の湾曲部512側の貫通孔518の開口部518aが、湾曲状に面取りされている。
【0055】
シンバル用支持具500(支持具本体510)の材質や使用方法は、シンバル用支持具1(支持具本体10)と同様であるが、硬度は40度である。また、シンバル用支持具500(支持具本体510)の大きさや湾曲部512の湾曲度合いは、底面516の直径が34mmで、全体の高さが17mmであり、湾曲部512の湾曲度合いは、半径25.5mmである。また、開口部518aの湾曲状の面とりの湾曲度合いは、半径1mmである。
【0056】
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
【0057】
本出願は、2016年11月1日に出願された日本国特許出願特願2016−213991号に基づく。本明細書中に日本国特許出願特願2016−213991号の明細書、特許請求の範囲、図面全体を参照として取り込むものとする。
【産業上の利用可能性】
【0058】
以上のように、本発明によれば、シンバルの動きや振動の抑圧を軽減し、シンバルの本来の響きを確保しつつシンバルを保持可能なシンバル用支持具及びシンバル用支持具の使用方法を提供することができる。
【符号の説明】
【0059】
1・・・・・・シンバル用支持具
2・・・・・・シンバル用支持具
3・・・・・・シンバル用支持具
4・・・・・・シンバル用支持具
5・・・・・・シンバル用支持具
6・・・・・・シンバル用支持具
7・・・・・・シンバル用支持具
8・・・・・・シンバル用支持具
9・・・・・・シンバル用支持具
10・・・・・支持具本体
12・・・・・湾曲部
14・・・・・土台部
16・・・・・底面
18・・・・・貫通孔
18a・・・・開口部
18b・・・・開口部
20・・・・・支持具本体
22・・・・・湾曲部
24・・・・・土台部
26・・・・・底面
28・・・・・貫通孔
28a・・・・開口部
30・・・・・支持具本体
32・・・・・湾曲部
36・・・・・底面
38・・・・・貫通孔
38a・・・・開口部
40・・・・・支持具本体
42・・・・・湾曲部
46・・・・・底面
48・・・・・貫通孔
50・・・・・支持具本体
52・・・・・湾曲部
54・・・・・土台部
56・・・・・底面
58・・・・・貫通孔
60・・・・・支持具本体
62・・・・・湾曲部
64・・・・・土台部
66・・・・・底面
68・・・・・貫通孔
70・・・・・支持具本体
72・・・・・湾曲部
74・・・・・土台部
76・・・・・底面
78・・・・・貫通孔
80・・・・・支持具本体
82・・・・・湾曲部
86・・・・・底面
88・・・・・貫通孔
90・・・・・内挿部材
90a・・・・先端部
92・・・・・外周面
94・・・・・貫通孔
100・・・・スタンド軸棒
102・・・・ネジ部
110・・・・固定部材
112・・・・皿部
114・・・・円筒部
116・・・・ネジ山部
120・・・・蝶ネジ
200・・・・支持具本体
202・・・・湾曲部
206・・・・底面
208・・・・貫通孔
300・・・・シンバル
310・・・・シンバル本体
310a・・・上面
310b・・・下面
312・・・・シンバル孔
400・・・・シンバル用支持具
410・・・・支持具本体
412・・・・湾曲部
416・・・・底面
418・・・・貫通孔
418a・・・開口部
418b・・・開口部
500・・・・シンバル用支持具
510・・・・支持具本体
512・・・・湾曲部
516・・・・底面
518・・・・貫通孔
518a・・・開口部
518b・・・開口部
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【国際調査報告】