(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】2016512308
(43)【公表日】20160425
(54)【発明の名称】電子制御式弁用途用のロッドガイド装置
(51)【国際特許分類】
   F16F 9/46 20060101AFI20160328BHJP
   F16F 9/34 20060101ALI20160328BHJP
   F16F 9/32 20060101ALI20160328BHJP
【FI】
   !F16F9/46
   !F16F9/34
   !F16F9/32 Q
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】23
(21)【出願番号】2016500491
(86)(22)【出願日】20140228
(85)【翻訳文提出日】20150908
(86)【国際出願番号】US2014019307
(87)【国際公開番号】WO2014149527
(87)【国際公開日】20140925
(31)【優先権主張番号】61/786,682
(32)【優先日】20130315
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】13/947,169
(32)【優先日】20130722
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】505318721
【氏名又は名称】テネコ オートモティブ オペレーティング カンパニー インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Tenneco Automotive Operating Company Inc.
【住所又は居所】アメリカ合衆国 イリノイ州 レイク フォレスト ノース フィールド ドライブ 500
【住所又は居所原語表記】500 North Field Drive,Lake Forest,Illinois,The United States of America
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】ロースル,マシュー エル.
【住所又は居所】アメリカ合衆国,60045 イリノイ州,レイク フォレスト,ノース フィールド ドライブ 500
(72)【発明者】
【氏名】カスミルスキ,カール シー.
【住所又は居所】アメリカ合衆国,60045 イリノイ州,レイク フォレスト,ノース フィールド ドライブ 500
(72)【発明者】
【氏名】マリン,トマス ピー.
【住所又は居所】アメリカ合衆国,60045 イリノイ州,レイク フォレスト,ノース フィールド ドライブ 500
(72)【発明者】
【氏名】マクガヘイ,ジョン
【住所又は居所】アメリカ合衆国,48183 ミシガン州,トレントン,ノース トレントン ドライブ 1769
(72)【発明者】
【氏名】ボンブリス,ティモシー
【住所又は居所】アメリカ合衆国,60045 イリノイ州,レイク フォレスト,ノース フィールド ドライブ 500
(72)【発明者】
【氏名】ブランケンシップ,デイヴィッド アール.
【住所又は居所】アメリカ合衆国,60045 イリノイ州,レイク フォレスト,ノース フィールド ドライブ 500
(72)【発明者】
【氏名】パーンハウゼン,ジェローン ケー.
【住所又は居所】アメリカ合衆国,60045 イリノイ州,レイク フォレスト,ノース フィールド ドライブ 500
【テーマコード(参考)】
3J069
【Fターム(参考)】
3J069AA54
3J069CC18
3J069EE01
3J069EE36
3J069EE43
(57)【要約】
ショックアブソーバは、ピストンロッドアセンブリが配置されたハウジングを有する。第1のロッドガイド部材は、ピストンロッドアセンブリの少なくとも一部のまわりに同心で配置されるように、ハウジングの第1の部分内に固定される。第2のロッドガイド部材は、ピストンロッドアセンブリの少なくとも別の部分のまわりに同心で配置されるように、第1のロッドガイド部材に隣接して、ハウジング内に固定される。電子制御式弁アセンブリは、第2のロッドガイド部材内に配置され、第1のロッドガイド部材と連通する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジング内にスライド可能に配置されたピストンロッドと、
前記ピストンロッドの少なくとも一部のまわりに同心で配置されるように、前記ハウジングの第1の部分内に固定された第1のロッドガイド部材と、
前記ピストンロッドの少なくとも別の部分のまわりに同心で配置されるように、前記第1のロッドガイド部材に隣接して、前記ハウジング内に固定された第2のロッドガイド部材と、
前記第2のロッドガイド部材内に、かつ前記第1のロッドガイド部材と連通して配置された電子制御式弁アセンブリと、
を含むショックアブソーバ。
【請求項2】
前記電子制御式弁アセンブリは、複数の電子制御式弁を含む、請求項1に記載のショックアブソーバ。
【請求項3】
前記複数の電子制御式弁は、前記ピストンロッドの軸方向に整列する、請求項2に記載のショックアブソーバ。
【請求項4】
前記電子制御式弁アセンブリは、
スリーブと、
前記スリーブ内に移動可能に配置されたアーマチュアと、
前記アーマチュアに隣接して配置されたコイルアセンブリと、
を含む、請求項1に記載のショックアブソーバ。
【請求項5】
前記第1のロッドガイド部材のチャネル内に取り外し可能に固定された回路板をさらに含み、前記回路板は、前記アーマチュアを作動させるために、前記電子制御式弁アセンブリと通信する、請求項4に記載のショックアブソーバ。
【請求項6】
前記電子制御式弁アセンブリを前記第2のロッドガイド部材に固定する保持リングをさらに含む、請求項1に記載のショックアブソーバ。
【請求項7】
防振装置が、前記保持リングの第1の面に配置され、前記防振装置は、回路板を前記第2のロッドガイド部材から振動的に切り離す、請求項6に記載のショックアブソーバ。
【請求項8】
前記第1のロッドガイド部材の開孔と前記第2のロッドガイド部材の開孔との間を流体連通する排液戻しチューブをさらに含む、請求項1に記載のショックアブソーバ。
【請求項9】
前記ピストンロッドから前記ハウジングまで延びる前記第2のロッドガイド部材の開孔をさらに含み、前記開孔は、前記開孔に配置された逆止弁を有する、請求項1に記載のショックアブソーバ。
【請求項10】
前記第2のロッドガイド部材は、前記第2のロッドガイド部材の上側面に配置された半径方向スロットを含み、前記半径方向スロットは、前記ピストンロッドと、前記ピストンロッドから軸がずれた、長手方向に延びるチャネルとの間の流体連通を可能にする、請求項1に記載のショックアブソーバ。
【請求項11】
第1の流体チャンバを画定するハウジングと、
前記ハウジング内でスライドし、第2の流体チャンバを画定するピストンロッドと、
前記ハウジング内で前記ピストンロッドを案内するロッドガイドと
を含むショックアブソーバであって、前記ロッドガイドは、
上側ロッドガイド部材であって、前記ピストンロッドをスライド可能に受け入れる中心開孔を有する、上側ロッドガイド部材と、
前記上側ロッドガイド部材に隣接する下側ロッドガイド部材であって、前記ピストンロッドをスライド可能に受け入れる中心開孔を有する、下側ロッドガイド部材と、
前記下側ロッドガイド部材内に、かつ前記上側ロッドガイド部材と連通して配置された電子制御式弁アセンブリであって、前記第1の流体チャンバと前記第2の流体チャンバとの間の流体流れを調量する電子制御式弁アセンブリと、
をさらに含む、ショックアブソーバ。
【請求項12】
前記電子制御式弁アセンブリは、複数の電子制御式弁を含む、請求項11に記載のショックアブソーバ。
【請求項13】
前記複数の電子制御式弁は、前記ピストンロッドの軸方向に整列する、請求項12に記載のショックアブソーバ。
【請求項14】
前記電子制御式弁アセンブリは、
スリーブと、
前記スリーブ内に移動可能に配置されたアーマチュアと、
前記アーマチュアに隣接して配置されたコイルアセンブリと、
を含む、請求項11に記載のショックアブソーバ。
【請求項15】
前記上側ロッドガイド部材のチャネル内に取り外し可能に固定された回路板をさらに含み、前記回路板は、前記アーマチュアを作動させるために、前記電子制御式弁アセンブリと通信する、請求項14に記載のショックアブソーバ。
【請求項16】
前記電子制御式弁アセンブリを前記下側ロッドガイド部材に固定する保持リングをさらに含む、請求項11に記載のショックアブソーバ。
【請求項17】
回路板を前記下側ロッドガイド部材から振動的に切り離すために、防振装置およびガスケットのうちの1つが、前記保持リングの第1の面に配置される、請求項16に記載のショックアブソーバ。
【請求項18】
前記上側ロッドガイド部材の開孔と前記下側ロッドガイド部材の開孔との間を流体連通する排液戻しチューブをさらに含む、請求項11に記載のショックアブソーバ。
【請求項19】
前記第2の流体チャンバから前記第1の流体チャンバまで延びる前記下側ロッドガイド部材の開孔をさらに含み、前記開孔は、前記開孔に配置された逆止弁を有する、請求項11に記載のショックアブソーバ。
【請求項20】
前記下側ロッドガイド部材は、前記下側ロッドガイド部材の上側面に配置された半径方向スロットを含み、前記半径方向スロットは、前記ピストンロッドと、前記ピストンロッドから軸がずれた、長手方向に延びるチャネルとの間の連通を可能にする、請求項11に記載のショックアブソーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2013年7月22日に出願された米国特許出願第13/947,169号明細書の優先権を主張し、さらに、2013年3月15日に出願された米国仮特許出願第61/786,682号明細書の利益を主張するものである。上記出願の開示全体は、参照により本明細書に援用されるものとする。
【0002】
本開示は、概して、自動車に使用されるサスペンションシステムなどのサスペンションシステムで使用する油圧ダンパまたはショックアブソーバに関する。より詳細には、本開示は、ショックアブソーバ用の改良されたロッドガイドアセンブリに関する。
【背景技術】
【0003】
このセクションでは、必ずしも先行技術ではない、本開示に関連する背景情報が提示される。
【0004】
ショックアブソーバは、走行中に発生する望ましくない振動を吸収するために、自動サスペンションシステムと共に使用される。望ましくない振動を吸収するために、ショックアブソーバは、通常、自動車のばね上部分(ボディ)とばね下部分(サスペンション)との間に連結される。ピストンは、ショックアブソーバの圧力チューブ内に配置され、圧力チューブは、車両のばね下部分に連結される。ピストンは、圧力チューブを貫通するピストンロッドによって、自動車のばね上部分に連結される。ピストンは、圧力チューブを上側作動チャンバおよび下側作動チャンバに分割し、これらチャンバの両方が油圧流体で満たされる。ピストンは、弁を通じて、ショックアブソーバが伸縮するときに上側および下側作動チャンバ間の油圧流体の流れを制限できるため、ショックアブソーバは制振力を発生させることができ、この制振力は、本来であれば車両のばね下部分からばね上部分に伝達されるであろう振動を抑制する。二重チューブショックアブソーバでは、流体貯蔵器または貯蔵チャンバが、圧力チューブと貯蔵チューブとの間に画定される。ベース弁は、下側作動チャンバと貯蔵チャンバとの間に配置されて、同様に制振力を発生させ、この制振力は、本来であれば車両のばね下部分から自動車のばね上部分に伝達されるであろう振動を抑制する。
【0005】
上記のように、二重チューブショックアブソーバの場合、ピストン上の弁は、ショックアブソーバが伸長して制振負荷を発生させたときに、上側および下側作動チャンバ間の制振流体の流れを制限する。ベース弁上の弁は、ショックアブソーバが圧縮されて制振負荷を発生させたときに、下側作動チャンバと貯蔵チャンバとの間の制振流体の流れを制限する。単一チューブショックアブソーバの場合、ピストン上の弁は、ショックアブソーバが伸縮して、制振負荷を発生させたときに、上側および下側作動チャンバ間の制振流体の流れを制限する。運転中、サスペンションシステムは、ジャウンス(圧縮)およびリバウンド(伸長)して動く。ジャウンス動作中に、ショックアブソーバは圧縮されて、二重チューブショックアブソーバでは、ベース弁を通して制振流体を移動させ、または単一チューブショックアブソーバでは、ピストン弁を通して制振流体を移動させる。ベース弁またはピストンに配置された制振弁は、制振流体の流れを制御し、ひいては、発生する制振力を制御する。リバウンド動作中に、ショックアブソーバは伸長して、二重チューブショックアブソーバおよび単一チューブショックアブソーバの両方で、ピストンを通して制振流体を移動させる。ピストンに配置された制振弁は、制振流体の流れを制御し、ひいては、発生する制振力を制御する。
【0006】
二重チューブショックアブソーバでは、ピストンおよびベース弁は通常、複数の圧縮路および複数の伸長路を含む。二重チューブショックアブソーバでのジャウンスまたは圧縮動作時、制振弁またはベース弁は、流体流れを制御して制振負荷を発生させるために、ベース弁内の圧縮路を開く。ピストン上の逆止弁は、上側作動チャンバ内の制振流体を移動させるために、ピストン内の圧縮路を開くが、この逆止弁は、制振負荷に寄与しない。圧縮動作時、ピストン上の制振弁は、ピストンの伸長路を閉じ、ベース弁上の逆止弁は、ベース弁の伸長路を閉じる。二重チューブショックアブソーバでのリバウンドまたは伸長動作時、ピストン上の制振弁は、流体流れを制御して制振負荷を発生させるために、ピストン内の伸長路を開く。ベース弁上の逆止弁は、下側作動チャンバ内の制振流体を移動させるために、ベース弁内の伸長路を開くが、この逆止弁は、制振負荷に寄与しない。
【0007】
単一チューブショックアブソーバでは、ピストンは通常、複数の圧縮路および複数の伸長路を含む。ショックアブソーバはまた、当技術分野で公知のように、流体のロッド体積流量を補償する手段を含む。単一チューブショックアブソーバでのジャウンスまたは圧縮動作時、ピストン上の圧縮制振弁は、流体流れを制御して制振負荷を発生させるために、ピストン内の圧縮路を開く。ピストン上の伸長制振弁は、ジャウンス動作中に、ピストンの伸長路を閉じる。単一チューブショックアブソーバでのリバウンドまたは伸長動作時、ピストン上の伸長制振弁は、流体流れを制御して制振負荷を発生させるために、ピストン内の伸長路を開く。ピストン上の圧縮制振弁は、リバウンド動作中に、ピストンの圧縮路を閉じる。
【0008】
ほとんどのダンパの場合、制振弁は、通常閉/開弁として設計される。この閉/開設計のために、これらの受動弁システムは、車両の様々な動作条件に応じて、発生する制振負荷を調整する能力を制限される。したがって、一部の弁は、同時係属中の共同所有の米国特許出願第12/573,911号明細書(整理番号第1316N−001731号)などにおいて、制振流体の抽出流れを含むように設計されている。このタイプの設計は効果的に機能するが、狭い寸法公差で製造される高精度の構成要素を必要とする。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0009】
このセクションは、本開示の全体的な概要を提示しており、最大範囲の、またはすべての特徴部の包括的な開示ではない。
【0010】
ショックアブソーバは、ピストンロッドアセンブリに対する案内動作を行い、かつ電子制御式弁アセンブリを収容するためのロッドガイド部材を含む。ロッドガイドアセンブリは、第2のロッドガイド部材に連結され、ショックアブソーバのハウジング内に固定された第1のロッドガイド部材を含む。第1および第2のロッドガイド部材は、低精度、高生産プロセスで製造可能である。
【0011】
本明細書に提示された説明から、さらなる適用可能分野が明らかになるであろう。この概要における説明および特定の例は、単に例示することを意図され、本開示の範囲を限定することを意図されたものではない。
【0012】
本明細書で説明される図面は、選択された実施形態を例示することのみを目的とし、すべての可能な実施例ではなく、本開示の範囲を限定することを意図されていない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本開示によるロッドガイドアセンブリを内蔵したショックアブソーバを有する自動車の図である。
【図2】本開示によるロッドガイドアセンブリを内蔵した二重チューブショックアブソーバを部分断面で示した側面図である。
【図3】図2に示すショックアブソーバからのロッドガイドアセンブリを部分断面で示した拡大側面図である。
【図4】本開示の別の実施形態によるロッドガイドアセンブリの一部を断面で示した拡大側面図である。
【図5】本開示の別の実施形態によるロッドガイドアセンブリの一部の断面図である。
【図6】本開示の別の実施形態によるロッドガイドアセンブリの一部の断面図である。
【図7】本開示の別の実施形態によるロッドガイドアセンブリの一部の断面図である。
【図8】本開示の別の実施形態によるロッドガイドアセンブリの一部の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
対応する参照番号は、図面のいくつかの図全体にわたって対応する要素を示している。
【0015】
以下の説明は、実際上、単なる例示であり、本開示、用途、または使用法を限定することを意図されていない。図1には、本発明によるショックアブソーバを有するサスペンションシステムを内蔵した車両が示されており、車両は、全体的に参照番号10で表されている。車両10は、フロントおよびリアアクスルアセンブリを有する乗用車として図示した。しかし、本発明によるショックアブソーバは、他のタイプの車両と共に、または他のタイプの用途で使用することができる。これらの代替となる構成の例には、それらに限定されるものではないが、非独立型フロントおよび/または非独立型リアサスペンションを内蔵した車両、独立型フロントおよび/または独立型リアサスペンションを内蔵した車両、あるいは当技術分野で公知の他のサスペンションシステムがある。さらに、本明細書で使用する「ショックアブソーバ」という用語は、一般にダンパを指すことを意図され、したがって、マクファーソンストラットおよび当技術分野で公知の他のダンパ設計を含む。
【0016】
車両10は、リアサスペンション12、フロントサスペンション14、およびボディ16を含む。リアサスペンション12は、1対のリアホイール18を動作可能に支持するように構成された、横方向に延びるリアアクスルアセンブリ(図示せず)を有する。リアアクスルは、1対のショックアブソーバ20および1対のスプリング22によってボディ16に取り付けられている。同様に、フロントサスペンション14は、1対のフロントホイール24を動作可能に支持するための横方向に延びるフロントアクスルアセンブリ(図示せず)を含む。フロントアクスルアセンブリは、1対のショックアブソーバ26および1対のばね28によって、ボディ16に取り付けられている。ショックアブソーバ20、26は、車両10のばね上部分(すなわち、ボディ16)に対するばね下部分(すなわち、リアサスペンション12およびフロントサスペンション14)の相対運動を弱めるように機能する。
【0017】
ここで図2を参照すると、ショックアブソーバ20がさらに詳細に示されている。図2は、ショックアブソーバ20のみを示しているが、ショックアブソーバ26は、ショックアブソーバ20と実質的に同様であることが理解される。ショックアブソーバ26は、車両10のばね上およびばね下質量に連結されるように構成される方法においてのみ、ショックアブソーバ20と異なる。ショックアブソーバ20は、圧力チューブ30、ピストンアセンブリ32、ピストンロッド34、貯蔵チューブ36、ベース弁アセンブリ38、およびロッドガイドアセンブリ40を含む。
【0018】
圧力チューブ30は、作動チャンバ42を画定する。ピストンアセンブリ32は、圧力チューブ30内にスライド可能に配置され、作動チャンバ42を上側作動チャンバ44と下側作動チャンバ46とに分割している。シール48は、ピストンアセンブリ32と圧力チューブ30との間に配置されて、過度の摩擦力を発生させることなく、圧力チューブ30に対するピストンアセンブリ32のスライド動作を可能にする。シール48はまた、上側作動チャンバ44を下側作動チャンバ46から封止するように機能する。ピストンロッド34は、ピストンアセンブリ32に取り付けられ、上側作動チャンバ44と、ロッドガイドアセンブリ40とを貫通している。ピストンアセンブリ32とは反対側のピストンロッド34の端部は、車両10のばね上質量に固定されるように構成されている。ピストンアセンブリ32内の弁は、圧力チューブ30内でのピストンアセンブリ32の移動中に、上側作動チャンバ44と下側作動チャンバ46との間の流体の移動を制御する。圧力チューブ30に対するピストンアセンブリ32の移動により、上側作動チャンバ44で移動する流体の量と、下側作動チャンバ46で移動する流体の量とに差が生じる。これは、主に、ピストンロッド34が上側作動チャンバ44のみを貫通し、下側作動チャンバ46を通らないからである。移動流体の量の差は「ロッド体積」として知られており、その流体はベース弁アセンブリ38を流れる。
【0019】
貯蔵チューブ36は、チューブ30、36間に配置された流体貯蔵器チャンバ50を画定するように圧力チューブ30を囲んでいる。貯蔵チューブ36の底端は、車両10のばね下質量に連結されるように構成されたベースカップ52によって閉じられている。貯蔵チューブ36の上端は、ロッドガイドアセンブリ40まで延びることができ、または、図示したように、貯蔵チャンバ50は、上側缶54で閉じることもでき、さらに、上側缶54は、ロッドガイドアセンブリ40を覆う円筒形とされる。ベース弁アセンブリ38は、チャンバ46、50間の流体の流れを制御するために、下側作動チャンバ46と貯蔵器チャンバ50との間に配置されている。ショックアブソーバ20の長さが伸長する場合(すなわち、ピストンロッド34が、上側缶54の上方外側方向に移動する場合)、「ロッド体積」という概念により、下側作動チャンバ46内の流体量を増量する必要がある。したがって、流体が、貯蔵器チャンバ50からベース弁アセンブリ38を通って下側作動チャンバ46に流れる。反対に、ショックアブソーバ20の長さが縮む場合(すなわち、ピストンロッド34がベース弁アセンブリ38に向かって移動する場合)、「ロッド体積」という概念により、余分な流体を下側作動チャンバ46から除去しなければならない。したがって、流体は、下側作動チャンバ46からベース弁アセンブリ38を通って貯蔵器チャンバ50に流れる。
【0020】
ここで図3を参照すると、ロッドガイドアセンブリ40がさらに詳細に示されている。ロッドガイドアセンブリ40は、シールアセンブリ60、上側ロッドガイド62、下側ロッドガイド64、回路板66、少なくとも1つの電子制御式弁アセンブリ68、および保持リング70を含む。シールアセンブリ60は、上側缶54と接するように、上側ロッドガイド62に組み込まれ、逆止シール72を含む。逆止シール72は、流体が、ピストンロッド34と上側ブッシュ74との境界面から、様々な流体路(図示せず)を通って、貯蔵器チャンバ50に流れるのを可能にするが、貯蔵器チャンバ50から、ピストンロッド34と上側ブッシュ74との間の境界面への逆方向の流体流れを阻止する。一例では、上側ブッシュ74は、ピストンロッド34をスライド可能に保持するために、テフロンコーティングされたベアリングとすることができる。
【0021】
上側ロッドガイド62は、最初に、上側缶54に組み込むことができ、または上側缶54に取り付ける前に、下側ロッドガイド64に前もって組み付けることもできる。次いで、上側缶54は、圧力チューブ30が下側ロッドガイド64に組み付けられた状態で、貯蔵チューブ36に組み付けることができる。特に、圧力チューブ30および貯蔵チューブ36をそれぞれ上側缶54および下側ロッドガイド64に圧入して、ロッドガイドアセンブリ40を圧力チューブ30および貯蔵チューブ36で保持することができる。
【0022】
上側ロッドガイド62は、中心開孔82が貫通し、同心チャネル84が下側面86から延びる略管状の本体80を有することができる。上側ロッドガイド62は、粉末金属成形、金属射出成形(MIM)、または他の鋳造/成形プロセスなどの従来の成形プロセスから製造することができる。上側ロッドガイド62は、中心開孔82の上側部分でシールアセンブリ60を収容することができ、一方、ブッシュ74は、中心開孔82の下側部分に組み込むことができる。ブッシュ74は、ピストンロッド34用の封止面も提供しながら、ピストンロッド34のスライド動作に対応するように、中心開孔82のまわりで上側ロッドガイド62に圧入することができる。同心チャネル84は、少なくとも回路板66を受け入れる大きさとすることができ、回路板66を上側ロッドガイド62内の所定の位置に保持するための複数の支持棒88を含むことができる。
【0023】
下側ロッドガイド64も、中心開孔92が貫通する略管状の本体90を有することができる。上側ロッドガイド62と同様に、下側ロッドガイド64は、粉末金属成形、金属射出成形(MIM)、または他の鋳造/成形プロセスなどの従来の成形プロセスから製造することができる。本体90は、上側缶54に対して封止し、流れ特性の改善を可能にし、圧力チューブ30と嵌合するために、外径が連続的に小さくなる3つの異なる領域を有することができる。例えば、本体90の上側領域94は、上側缶54の内径と一致した大きさの第1の外径を有することができる。上側領域94は、シールリングまたはOリング98を受け入れるために、第1の外径のまわりに延びる溝96を有することができる。複数の開孔100は、中心開孔92のまわりに同心で配置されるように、上側領域94で本体90を貫通することができる。開孔100は、電子制御式弁アセンブリ68を受け入れる大きさとすることができる。ロッドガイドアセンブリ40で使用するのに、4つの電子制御式弁アセンブリ68が示されているが、任意の数の電子制御式弁アセンブリ68を設けることができる。
【0024】
開孔100は、本体90の上側領域94から中央領域102まで延びることができる。中央領域102は、上側領域94よりも対応する直径が小さい、不規則な形状の外側面104を有することができる。外側面104は、開孔100の位置および形状に厳密に追従することができる。特に、外側面104は、任意の選択された数の電子制御式弁アセンブリ68に追従するように、対応して配置することができる。中央領域102は、各電子制御式弁アセンブリ68と貯蔵器チャンバ50との間を流体連通するために、各電子制御式弁アセンブリ68の位置に対応した複数の開口106を有することができる。さらに、別の流体流路を設けるために、別の開孔108が、開孔100と中心開孔92との間に延びることができる。下側領域110は、中央領域102から延びることができ、すでに説明したように、圧力チューブ30を受けるカラーとして成形することができる。
【0025】
下側ロッドガイド64は、流れ特性に干渉しないように、中心開孔92の、開口106より実質的に上の位置で、上側シールリング112および下側ブッシュ114を収容することができる。シールリング112およびブッシュ114は、ピストンロッド34用のさらなるシールも提供しながら、ピストンロッド34のスライド動作に対応するように、中心開孔92のまわりで下側ロッドガイド64に圧入することができる。シールリング112は、任意の半径方向隙間を吸収することで、補助シールとして機能するTシールまたはスリップリングとすることができる。ブッシュ114は、シールリング112を中心開孔92内に保持するためのカラーまたは張り出し部として機能することができる。
【0026】
回路板66は、すでに説明したように、上側ロッドガイド62のチャネル84内に配置することができ、支持棒88に当接することができる。回路板66は、保持リング70に当接し、回路板66を支持するために、支持棒88とは反対側の面に確実に保持された複数の防振装置116を含むことができる。回路板66を使用して、電子制御式弁アセンブリ68を作動させるための電力を供給することができる。例えば、各電子制御式弁アセンブリ68は、2つの位置のそれぞれに異なる流れ領域を有する2位置弁アセンブリとすることができる。各電子制御式弁アセンブリ68は、2つの位置間を移動するための配線接続を有することができ、配線接続は、回路板66まで延びる。
【0027】
電子制御式弁アセンブリ68は、アーマチュア118、ばね120、およびコイルアセンブリ122を含むことができる。各アーマチュア118は、下側ロッドガイド64内にスライド可能に受け入れられ、下側ロッドガイド64内で、コイルアセンブリ122と、下側ロッドガイド64内に配置されたストッパパック124との間を軸方向に移動する。ばね120は、アーマチュア118をコイルアセンブリ122から離れる方向に、ストッパパック124に向かって付勢する。Oリング126は、コイルアセンブリ122と保持リング70との間の境界面を封止する。アーマチュア118は、作動チャンバ42と貯蔵器チャンバ50との間の流体流れを制御するフランジ128を画定する。コイルアセンブリ122は、アーマチュア118の軸方向移動を制御するために、下側ロッドガイド64内に配置されている。コイルアセンブリ122用の配線接続は、回路板66まで延びる。
【0028】
コイルアセンブリ122に電力が全く供給されない場合、制振特性は、第1の位置にある電子制御式弁アセンブリ68の流れ領域によって定まる。各アーマチュア118の移動は、電子制御式弁アセンブリ68を第2の位置に変えるように各コイルアセンブリ122に電力を供給することで制御される。電子制御式弁アセンブリ68は、各コイルアセンブリ122に電力を供給し続けることによって、または電子制御式弁アセンブリ68を第2の位置に保持する手段を設け、コイルアセンブリ122への電力供給を切ることによって、第2の位置に保持することができる。電子制御式弁アセンブリ68を第2の位置に保持する手段には、機械手段、磁気手段、または当技術分野で公知の他の手段があり得る。
【0029】
第2の位置を取った後、第1の位置への移動は、各コイルアセンブリ122への電力供給を終わらせることによって、または保持手段に打ち勝つように、電流を逆流させる、すなわち、各コイルアセンブリ122に供給される電力の極性を逆転させることによって行うことができる。各電子制御式弁アセンブリ68を流れる流量には、第1の位置および第2の位置の両方で流れ制御するための離散した設定がある。本開示が、複数の電子制御式弁アセンブリ68を使用して説明されたが、任意の数の電子制御式弁アセンブリ68を使用することは本開示の範囲内である。
【0030】
複数の電子制御式弁アセンブリ68を使用する場合に、各電子制御式弁アセンブリ68は、1つまたは両方の位置で異なる流れ領域を有し得ることが理解されるべきである。1つまたは両方の位置で異なる流れ領域を有することで、複数の電子制御式弁アセンブリ68にわたる全流れ領域は、個々の各電子制御式弁アセンブリ68の位置に応じた特定の全流れ領域数に設定することができる。各電子制御式弁は、異なる流れ領域を有することができ、それらの流れ領域の組み合わせにより、利用可能な全流れ領域を定めることができる。
【0031】
様々な電子制御式弁アセンブリ68を保持するために、保持リング70を上側ロッドガイド62と下側ロッドガイド64との間に配置することができる。例えば、図示したように、保持リング70は、上側ロッドガイド62に圧入することができ、または接着剤などで、上側ロッドガイド62か、もしくは下側ロッドガイド64に固定することもできる。保持リング70は、中心開孔132が貫通する略管状の本体130を有することができる。本体130は、本体の外径部に段付き輪郭134を有することができる。このようにして、管状本体130の第1の部分は、上側ロッドガイド62のチャネル84内に配置することができ、一方、管状本体130の第2の部分は、上側ロッドガイド62と下側ロッドガイド64との間に配置することができる。開孔100は、下側ロッドガイド64の本体90の開孔100と同心で整列するように、本体130の中に延びることができる。
【0032】
ここで図4を参照すると、ロッドガイドアセンブリ240がさらに詳細に示されている。ロッドガイドアセンブリ240は、二重チューブショックアブソーバ20、26か、または単一チューブショックアブソーバ140のいずれかの設計において、ロッドガイドアセンブリ40の代わりに使用することができる。説明を簡単にするために、下記にショックアブソーバ20についてのみ説明する。相応して、シールアセンブリ60およびピストンロッド34などの様々な共通部分は図示されず、再度詳細に説明されない。ロッドガイドアセンブリ240は、上側ロッドガイド262、下側ロッドガイド264、回路板266、少なくとも1つの電子制御式弁アセンブリ68、保持リング270、および方形断面のシールリング272を含む。理解されるべきであるように、上側ロッドガイド262および下側ロッドガイド264は、すでに説明したように、粉末金属成形、金属射出成形(MIM)、または他の鋳造/成形プロセスなどの従来の成形プロセスから製造することができる。
【0033】
上側ロッドガイド262は、すでに説明したように、ショックアブソーバ20に組み込むことができ、またはショックアブソーバ20に取り付ける前に、下側ロッドガイド264に前もって組み付けることもできる。上側ロッドガイド262は、ピストンロッド34用のシールも提供しながら、ピストンロッド34のスライド動作に対応するように、本体280の中心開孔282で、略管状の本体280に組み込まれた(例えば、圧入された)上側ブッシュ274を有することができる。本体280の下側面286から延びる同心チャネル284は、少なくとも回路板266を受け入れる大きさとすることができ、本体280の下側面に挿入された複数の支持棒またはダウエルピン288を含むことができる。ダウエルピン288は、回路板266を上側ロッドガイド262内の所定の位置に保持するように機能することができる。
【0034】
下側ロッドガイド264も、中心開孔292が貫通する略管状の本体290を有することができる。本体290は、ショックアブソーバ20の内周面に対して封止する第1の外径部を有する上側領域294を有することができる。上側領域294は、シールリングまたはOリング298を受け入れる外周溝296を有することができる。上側溝300は、中心開孔292のまわりに同心で配置されるように、本体290を貫通することができる。溝300は、電子制御式弁アセンブリ68を受け入れ、リング270を保持する大きさとすることができる。ロッドガイドアセンブリ240で使用するのに、4つの電子制御式弁アセンブリ68が示されているが、任意の数の電子制御式弁アセンブリ68を設けることができる。
【0035】
複数の開孔302は、上側領域294から、小さい方の第2の外径を有する本体290の下側領域304まで延びることができるが、下側領域304を完全に貫通することができない(例えば、閉じた底面を有する止まり穴)。下側領域304は、貯蔵チャンバまたは貯蔵器306を収容する大きさとすることができ、貯蔵チャンバは、電子制御式弁アセンブリ68から排出された流体を維持する。特に、下側領域304は、各電子制御式弁アセンブリ68と貯蔵器306との間を流体連通するために、各電子制御式弁アセンブリ68の位置に対応した複数の開口308を有することができる。さらに、別の流体流路を設けるために、別の開口310が、開孔302と中心開孔292との間に延びることができる。下側ロッドガイド264はまた、すでに説明したように、二重チューブショックアブソーバとして使用する場合に、圧力チューブ30を受けるために、下側領域304から突出するカラー部分312を含むことができる。
【0036】
下側ロッドガイド264は、流れ特性に干渉しないように、中心開孔292の、開口310より実質的に上の位置で、断面が方形のシールリング272、上側シールリング314、および下側ブッシュ316を収容することができる。断面が方形のシールリング272は、下側ロッドガイド264の上側部分に圧入することができ、一方、上側シールリング314およびブッシュ316は、中心開孔292のまわりで、下側ロッドガイド264の下側部分に圧入することができる。断面が方形のシールリング272は、中心開孔282、292とチャネル284/溝300との間での流体の通過を防止するために、正方形または長方形のエラストマーリング(例えば、カントシール)とすることができる。シールリング314およびブッシュ316は、ピストンロッド34用のシールも提供しながら、ピストンロッド34のスライド動作に対応している。シールリング314は、任意の半径方向隙間を吸収することで、補助シールとして機能するTシールまたはスリップリングとすることができる。ブッシュ316は、シールリング314を中心開孔292内に保持するためのカラーまたは張り出し部として機能することができる。
【0037】
下側ロッドガイド264はまた、中心開孔292から上側領域294の外径部まで、下り傾斜角をなして延びる交差ドリル穴318を含むことができる。交差ドリル穴318は、逆止弁322を受け入れる外周溝320を含むことができる。一例では、逆止弁322は、流体が中心開孔292から逃げるのを可能にするために、半径方向に付勢されたエラストマーシールとすることができる。
【0038】
回路板266は、すでに説明したように、上側ロッドガイド262のチャネル284内に配置することができ、ダウエルピン288に当接することができる。特に、回路板266は、回路板266の反対の面から延び、回路板266を支持するダウエルピン288と整列する、一体に形成された複数の防振装置324を含むことができる。すでに説明したように、回路板266を使用して、電子制御式弁アセンブリ68を作動させるための電力を供給することができる。
【0039】
様々な電子制御式弁アセンブリ68を保持するために、保持リング270を上側ロッドガイド262と下側ロッドガイド264との間に配置することができる。例えば、図示したように、保持リング270は、下側ロッドガイド264に圧入することができ、または接着剤などで、上側ロッドガイド262か、もしくは下側ロッドガイド264に固定することもできる。保持リング270は、中心開孔330が貫通する略管状の本体328を有することができる。本体328は、電子制御式弁アセンブリ68を保持するために、チャネルが下側面に沿って延びるU字形状の輪郭332を有することができる。さらに、複数の開孔334は、下側ロッドガイド264の本体290の開孔302と同心で整列するように、本体328を貫通することができる。保持リング270はまた、保持リングの上側面に挿入された複数の支持棒またはダウエルピン336を含むことができる。ダウエルピン336は、回路板266を支持するために、防振装置324およびダウエルピン288と整列することができる。
【0040】
ここで図5を参照すると、ロッドガイドアセンブリ440がさらに詳細に示されている。ロッドガイドアセンブリ440は、二重チューブショックアブソーバ20、26か、または単一チューブショックアブソーバ140のいずれかの設計において、ロッドガイドアセンブリ240の代わりに使用することができる。説明を簡単にするために、下記にショックアブソーバ20についてのみ説明する。相応して、シールアセンブリ60およびピストンロッド34などの様々な共通部分は、再度詳細に説明されない。ロッドガイドアセンブリ440は、上側ロッドガイド462、下側ロッドガイド464、回路板466、少なくとも1つの電子制御式弁アセンブリ68、保持リング470、およびガスケット472を含む。理解されるべきであるように、上側ロッドガイド462および下側ロッドガイド464は、すでに説明したように、粉末金属成形、金属射出成形(MIM)、または他の鋳造/成形プロセスなどの従来の成形プロセスから製造することができる。
【0041】
上側ロッドガイド462は、ショックアブソーバ20に組み込むことができ、またはショックアブソーバ20に取り付ける前に、下側ロッドガイド464に前もって組み付けることもできる。上側ロッドガイド462は、ピストンロッド34用のシールも提供しながら、ピストンロッド34のスライド動作に対応するように、本体480の中心開孔482で、略管状の本体480に組み込まれた(例えば、圧入された)上側ブッシュ474を有することができる。上側ブッシュ474は、すでに説明したものよりも短くすることができ、それにより、上側ロッドガイド462が、上側ブッシュ474を受けるための座を形成するのを可能にする。本体480の下側面486から延びる同心チャネル484は、少なくとも回路板466および保持リング470を受け入れる大きさとすることができ、チャネル484の底面に挿入された複数の防振装置488を含むことができる。防振装置488は、回路板466を上側ロッドガイド462内の所定の位置に保持するように機能することができる。外周溝490は、シールリングまたはOリング492を受け入れるために、上側ロッドガイド462の下側部分のまわりに延びることができる。このようにして、本体480は、ショックアブソーバ20の内周に対して封止することができる。
【0042】
下側ロッドガイド464も、中心開孔496が貫通する略管状の本体494有することができる。複数の開孔500は、本体494を貫通するように、中心開孔496のまわりに同心で配置することができる。開孔500は、電子制御式弁アセンブリ68を受け入れる大きさとすることができる。ロッドガイドアセンブリ440で使用するのに、4つの電子制御式弁アセンブリ68が示されているが、任意の数の電子制御式弁アセンブリ68を設けることができる。開孔500は、本体494を完全に貫通することができない(例えば、閉じた底面502を有する止まり穴)。
【0043】
本体494は、各電子制御式弁アセンブリ68の位置に対応した複数の開口504を有することができる。開口504は、電子制御式弁アセンブリ68から排出された流体を維持するための貯蔵チャンバまたは貯蔵器506を提供するように、底面502の上に距離を置いて配置することができる。開口504は、各電子制御式弁アセンブリ68と貯蔵器506との間を流体連通するために設けることができる。さらに、別の流体流路を設けるために、別の開口510が、開孔500と中心開孔496との間に延びることができる。下側ロッドガイド464はまた、すでに説明したように、二重チューブショックアブソーバとして使用する場合に、圧力チューブ30を受けるために、本体494から突出するカラー部分512を含むことができる。
【0044】
下側ロッドガイド464は、中心開孔496に上側シールリング514および下側ブッシュ516を収容することができる。下側ブッシュ516は、開口510での流れ特性に干渉しないように、中央領域で外径部のまわりに延びる溝518を有することができる。上側シールリング514およびブッシュ516は、溝518を開口510と整列させるように、中心開孔496のまわりで、下側ロッドガイド464の下側部分に圧入することができる。シールリング514およびブッシュ516は、ピストンロッド34用の封止面も提供しながら、ピストンロッド34のスライド動作に対応する。シールリング514は、任意の半径方向隙間を吸収することで、補助シールとして機能するTシールまたはスリップリングとすることができる。ブッシュ516は、シールリング514を中心開孔496内に保持するためのカラーまたは張り出し部として機能することができる。
【0045】
下側ロッドガイド464はまた、上側シールリング514より上で、中心開孔496から本体494の外径部まで、下り傾斜角をなして延びる交差ドリル穴520を含むことができる。交差ドリル穴520は、逆止弁524を受け入れる外周溝522を含むことができる。一例では、逆止弁524は、流体が中心開孔496から逃げるのを可能にするために、半径方向に付勢されたエラストマーシールとすることができる。さらに、下側ロッドガイド464は、保持リング470の相対運動を防止するために、上方に向かって保持リング470に入り込む複数のダウエルピン526を内蔵することができる。
【0046】
回路板466は、すでに説明したように、上側ロッドガイド462のチャネル484内に配置することができ、防振装置488に当接することができる。特に、回路板466は、回路板466の反対の面から延び、回路板466を支持する防振装置488と整列する、一体に形成された複数のピン528を含むことができる。すでに説明したように、回路板466を使用して、電子制御式弁アセンブリ68を作動させるための電力を供給することができる。
【0047】
様々な電子制御式弁アセンブリ68を保持するために、保持リング470を上側ロッドガイド462と下側ロッドガイド464との間に配置することができる。例えば、図示したように、保持リング470は、上側ロッドガイド462に圧入することができ、または接着剤などで、上側ロッドガイド462か、もしくは下側ロッドガイド464に固定することもできる。保持リング470は、中心開孔532が貫通する略管状の本体530を有することができる。本体530は、チャネル534が本体530の下側面に沿って延びて、電子制御式弁アセンブリ68を受けるように、U字形状の輪郭を有することができる。さらに、複数の開孔536は、下側ロッドガイド464の本体494の開孔500と同心で整列するように、本体530を貫通することができる。保持リング470はまた、保持リングの上側面に挿入された複数の防振装置538を含むことができる。防振装置538は、回路板466を支持するために、ピン528および防振装置488と整列することができる。
【0048】
さらに、上側ロッドガイド462と下側ロッドガイド462との間の境界面にガスケット472を配置することができる。ガスケット472は、中心開孔482、496とチャネル484との間での流体の通過を防止するエラストマーリングとすることができる。
【0049】
ここで図6を参照すると、ロッドガイドアセンブリ640がさらに詳細に示されている。ロッドガイドアセンブリ640は、二重チューブショックアブソーバ20、26か、または単一チューブショックアブソーバ140のいずれかの設計において、ロッドガイドアセンブリ440の代わりに使用することができる。説明を簡単にするために、下記にショックアブソーバ20についてのみ説明する。相応して、シールアセンブリ60およびピストンロッド34などの様々な共通部分は、再度詳細に説明されない。ロッドガイドアセンブリ640は、上側ロッドガイド662、下側ロッドガイド664、回路板666、少なくとも1つの電子制御式弁アセンブリ68、保持リング670、および排液戻しチューブ672を含む。理解されるべきであるように、上側ロッドガイド662および下側ロッドガイド664は、すでに説明したように、粉末金属成形、金属射出成形(MIM)、または他の鋳造/成形プロセスなどの従来の成形プロセスから製造することができる。
【0050】
上側ロッドガイド662は、ショックアブソーバ20に組み込むことができ、またはショックアブソーバ20に取り付ける前に、下側ロッドガイド664に前もって組み付けることもできる。上側ロッドガイド662は、ピストンロッド34用のシールも提供しながら、ピストンロッド34のスライド動作に対応するように、本体680の中心開孔682で、略管状の本体680に組み込まれた(例えば、圧入された)上側ブッシュ674を有することができる。本体680の下側面686から延びる同心チャネル684は、少なくとも回路板666および保持リング670を受け入れる大きさとすることができ、本体680の下側面に挿入されたガスケットまたは複数の防振装置688を含むことができる。防振装置688は、回路板666を上側ロッドガイド662内の所定の位置に保持するように機能することができる。
【0051】
下側ロッドガイド664も、中心開孔692が貫通する略管状の本体690を有することができる。本体690は、ショックアブソーバ20の内周面に対して封止する第1の外径部を有する上側領域694を有することができる。上側領域694は、シールリングまたはOリング698を受け入れる外周溝696を有することができる。複数の開孔700は、本体690を貫通するように、中心開孔692のまわりに同心で配置することができる。開孔700は、電子制御式弁アセンブリ68を受け入れる大きさとすることができる。ロッドガイドアセンブリ640で使用するのに、4つの電子制御式弁アセンブリ68が示されているが、任意の数の電子制御式弁アセンブリ68を設けることができる。開孔700は、本体690を完全に貫通することができ、本体690の下側面に配置された栓702によって閉じることができる。
【0052】
本体690は、各電子制御式弁アセンブリ68の位置に対応した複数の開口704を有することができる。さらに、中心開孔692から下側ロッドガイド664の外部までの流体流路を形成するために、別の開口710が、開孔700と中心開孔692との間に延びることができる。下側ロッドガイド664はまた、すでに説明したように、二重チューブショックアブソーバとして使用する場合に、圧力チューブ30を受けるために、本体690から突出するカラー部分712を含むことができる。
【0053】
下側ロッドガイド664は、中心開孔692に上側シールリング714および下側ブッシュ716を収容することができる。下側ブッシュ716は、開口710での流れ特性に干渉しないように、中央領域で外径部のまわりに延びる溝718を有することができる。上側シールリング714およびブッシュ716は、溝718を開口710と整列させるように、中心開孔692のまわりで、下側ロッドガイド664の下側部分に圧入することができる。シールリング714およびブッシュ716は、ピストンロッド34用のシールも提供しながら、ピストンロッド34のスライド動作に対応する。シールリング714は、任意の半径方向隙間を吸収することで、補助シールとして機能するTシールまたはスリップリングとすることができる。ブッシュ716は、シールリング714を中心開孔692内に保持するためのカラーまたは張り出し部として機能することができる。
【0054】
回路板666は、すでに説明したように、上側ロッドガイド662のチャネル684内に配置することができ、防振装置688に当接することができる。特に、回路板666は、回路板666の反対の面から延び、回路板666を支持する防振装置688と整列する、一体に形成された複数のピン728を含むことができる。すでに説明したように、回路板666を使用して、電子制御式弁アセンブリ68を作動させるための電力を供給することができる。
【0055】
様々な電子制御式弁アセンブリ68を保持するために、保持リング670を上側ロッドガイド662と下側ロッドガイド664との間に配置することができる。例えば、図示したように、保持リング670は、上側ロッドガイド662に圧入することができ、または接着剤などで、上側ロッドガイド662か、もしくは下側ロッドガイド664に固定することもできる。保持リング670は、中心開孔732が貫通する略管状の本体730を有することができる。本体730は、チャネル734がその下側面に沿って延びて、電子制御式弁アセンブリ68を保持するように、U字形状の輪郭を有することができる。さらに、複数の開孔736は、電子制御式弁アセンブリ68および排液戻しチューブ672を受け入れるために、本体730を貫通することができる。保持リング670はまた、保持リングの上側面に挿入されたガスケットまたは複数の防振装置738を含むことができる。防振装置738は、回路板666を支持するために、ピン728および防振装置688と整列することができる。
【0056】
排液戻しチューブ672は、上側ロッドガイド662の開口795と下側ロッドガイド662の開口796との間に延びるように配置することができる。排液戻しチューブ672は、シールアセンブリ60と貯蔵器チャンバ50との間の流体流れを可能にするための、金属射出成形された、または鋳造されたチューブとすることができる。排液戻しチューブ672は、上側ロッドガイド662との境界において、Oリング740で封止することができ、下側ロッドガイド664との境界において、Oリング742で封止することができる。
【0057】
ここで図7を参照すると、ロッドガイドアセンブリ840がさらに詳細に示されている。ロッドガイドアセンブリ840は、二重チューブショックアブソーバ20、26か、または単一チューブショックアブソーバ140のいずれかの設計において、ロッドガイドアセンブリ640の代わりに使用することができる。説明を簡単にするために、下記にショックアブソーバ20についてのみ説明する。相応して、シールアセンブリ60およびピストンロッド34などの様々な共通部分は、再度詳細に説明されない。ロッドガイドアセンブリ840は、上側ロッドガイド862、下側ロッドガイド864、回路板866、弁スリーブ870内に配置された少なくとも1つの電子制御式弁アセンブリ68、保持リング872、および排液戻しチューブ874を含む。理解されるべきあるように、上側ロッドガイド862および下側ロッドガイド864は、すでに説明したように、粉末金属成形、金属射出成形(MIM)、または他の鋳造/成形プロセスなどの従来の成形プロセスから製造することができる。
【0058】
上側ロッドガイド862は、ショックアブソーバ20に組み込むことができ、またはショックアブソーバ20に取り付ける前に、下側ロッドガイド864に前もって組み付けることもできる。上側ロッドガイド862は、ピストンロッド34用のシールも提供しながら、ピストンロッド34のスライド動作に対応するように、本体880の中心開孔882で、略管状の本体880に組み込まれた(例えば、圧入された)上側ブッシュ876を有することができる。本体880の下側面886から延びる同心チャネル884は、少なくとも回路板866および保持リング872を受け入れる大きさとすることができ、本体880の下側面に挿入されたガスケットまたは複数の防振装置888を含むことができる。防振装置888は、回路板866を上側ロッドガイド862内の所定の位置に保持するように機能することができる。
【0059】
下側ロッドガイド864も、中心開孔892が貫通する略管状の本体890を有することができる。本体890は、ショックアブソーバ20の内周面に対して封止する第1の外径部を有する上側領域894を有することができる。上側領域894は、シールリングまたはOリング898を受け入れる外周溝896を有することができる。複数の開孔900は、本体890を貫通するように、中心開孔892のまわりに同心で配置することができる。開孔900は、弁スリーブ870を受け入れる大きさとすることができる。ロッドガイドアセンブリ840で使用するのに、電子制御式弁アセンブリ68を収容する4つのスリーブ870が示されているが、任意の数のスリーブ870/電子制御式弁アセンブリ68を設けることができる。スリーブ870は、本体890を貫通することができ、本体890の拡張部分904に沿って着座することができる。スリーブ870はまた、上側ロッドガイド862に入り込む部分で、保持リング872に入り込むことができる。
【0060】
スリーブ870は、各電子制御式弁アセンブリ68の位置に対応した複数の開口908を有する深絞りチューブとすることができる。さらに、中心開孔892から下側ロッドガイド864の外部までの流体流路を提供するために、別の開口910が、開孔900と中心開孔892との間に延びることができる。下側ロッドガイド864はまた、すでに説明したように、二重チューブショックアブソーバとして使用する場合に、圧力チューブ30を受けるために、本体890から突出するカラー部分912を含むことができる。
【0061】
下側ロッドガイド864は、流れ特性に干渉しないように、中心開孔892の、開口910より実質的に上の位置で、上側シールリング914および下側ブッシュ916を収容することができる。上側シールリング914およびブッシュ916は、ピストンロッド34用のシールも提供しながら、ピストンロッド34のスライド動作に対応するように、中心開孔892のまわりで下側ロッドガイド864に圧入することができる。シールリング914は、任意の半径方向隙間を吸収することで、補助シールとして機能するTシールまたはスリップリングとすることができる。ブッシュ916は、シールリング914を中心開孔892内に保持するためのカラーまたは張り出し部として機能することができる。
【0062】
回路板866は、すでに説明したように、上側ロッドガイド862のチャネル884内に配置することができ、防振装置888に当接することができる。特に、回路板866は、回路板866の反対の面から延び、回路板866を支持する防振装置888と整列する、一体に形成された複数のピン928を含むことができる。すでに説明したように、回路板866を使用して、電子制御式弁アセンブリ68を作動させるための電力を供給することができる。
【0063】
保持リング872は、様々なスリーブ870および電子制御式弁アセンブリ68を保持するために、上側ロッドガイド862と下側ロッドガイド864との間に配置することができる。図示したように、保持リング872は、上側ロッドガイド862に部分的に入り込むことができ、または任意の公知の方法で、上側ロッドガイド862か、もしくは下側ロッドガイド864に固定することもできる。保持リング872は、中心開孔932が貫通する略管状の本体930を有することができる。さらに、複数の開孔936は、電子制御式弁アセンブリ68および排液戻しチューブ874を受け入れるために、本体930を貫通することができる。保持リング872はまた、保持リングの上側面に配置されたガスケットまたは複数の防振装置938を含むことができる。防振装置938は、回路板866を支持するために、ピン928および防振装置888と整列することができる。
【0064】
排液戻しチューブ874は、上側ロッドガイド862の開口995と下側ロッドガイド862の開口996との間に延びるように配置することができる。排液戻しチューブ874は、シールアセンブリ60と貯蔵器チャンバ50との間の流体流れを可能にするための、金属射出成形された、または鋳造されたチューブとすることができる。排液戻しチューブ874は、上側ロッドガイド862との境界において、Oリング940で封止することができ、下側ロッドガイド864との境界において、Oリング942で封止することができる。
【0065】
ここで図8を参照すると、ロッドガイドアセンブリ1040がさらに詳細に示されている。ロッドガイドアセンブリ1040は、二重チューブショックアブソーバ20、26か、または単一チューブショックアブソーバ140のいずれかの設計において、ロッドガイドアセンブリ840の代わりに使用することができる。説明を簡単にするために、下記にショックアブソーバ20についてのみ説明する。相応して、シールアセンブリ60およびピストンロッド34などの様々な共通部分は、再度詳細に説明されない。ロッドガイドアセンブリ1040は、上側ロッドガイド1062、下側ロッドガイド1064、回路板1066、少なくとも1つの電子制御式弁アセンブリ68、および保持リング1070を含む。理解されるべきあるように、上側ロッドガイド1062および下側ロッドガイド1064は、すでに説明したように、粉末金属成形、金属射出成形(MIM)、または他の鋳造/成形プロセスなどの従来の成形プロセスから製造することができる。
【0066】
上側ロッドガイド1062は、ショックアブソーバ20に組み込むことができ、またはショックアブソーバ20に取り付ける前に、下側ロッドガイド1064に前もって組み付けることもできる。図示したように、例えば、上側ロッドガイド1062と下側ロッドガイド1064との間の境界に接着塗料1072を塗布することができる。接着塗料1072は、上側ロッドガイド1062および下側ロッドガイド1064を共に保持することができ、別のガスケット部材を必要とすることなく、接合境界面を封止することができる。
【0067】
上側ロッドガイド1062は、ピストンロッド34用のシールも提供しながら、ピストンロッド34のスライド動作に対応するように、本体1080の中心開孔1082で、略管状の本体1080に組み込まれた(例えば、圧入された)上側ブッシュ1074を有することができる。上側ブッシュ1074は、短いブッシュとすることができ、それにより、上側ロッドガイド1062が、上側ブッシュ1074を受けるための座を形成するのを可能にする。本体1080の下側面1086から延びる同心チャネル1084は、少なくとも回路板1066および保持リング1070を受け入れる大きさとすることができ、本体1080の下側面に挿入されたガスケットまたは複数の防振装置1088を含むことができる。防振装置1088は、回路板1066を上側ロッドガイド1062内の所定の位置に保持するように機能することができる。外周溝1090は、シールリングまたはOリング1092を受け入れるために、上側ロッドガイド1062の下側部分のまわりに延びることができる。このようにして、本体1080は、ショックアブソーバ20の内周に対して封止することができる。
【0068】
下側ロッドガイド1064も、中心開孔1096が貫通する略管状の本体1094を有することができる。複数の開孔1100は、本体1094を貫通するように、中心開孔1096のまわりに同心で配置することができる。開孔1100は、電子制御式弁アセンブリ68を受け入れる大きさとすることができる。ロッドガイドアセンブリ1040で使用するのに、4つの電子制御式弁アセンブリ68が示されているが、任意の数の電子制御式弁アセンブリ68を設けることができる。開孔1100は、本体1094を完全に貫通することができない(例えば、閉じた底面1102を有する止まり穴)。
【0069】
本体1094は、各電子制御式弁アセンブリ68の位置に対応した複数の開口1104を有することができる。開口1104は、電子制御式弁アセンブリ68から排出された流体を維持するための貯蔵チャンバまたは貯蔵器1106を提供するように、底面1102の上に距離を置いて配置することができる。開口1104により、各電子制御式弁アセンブリ68と貯蔵器1106との間を流体連通することができる。さらに、別の流体流路を設けるために、別の開口1110が、開孔1100と中心開孔1096との間に延びることができる。
【0070】
下側ロッドガイド1064は、排液を戻すために、半径方向スロット1112を含むこともできる。半径方向スロット1112は、中心開孔1096から本体1094の上側面1114を通って延びることができる。チャネル1116は、半径方向スロット1112の末端から本体1094を貫通するように、半径方向スロット1112に交差して延びることができる。したがって、半径方向スロット1112およびチャネル1116は、シールアセンブリ60と貯蔵器チャンバ50との間の流体路を提供することができる。下側ロッドガイド1064はまた、すでに説明したように、二重チューブショックアブソーバとして使用する場合に、圧力チューブ30を受けるために、本体1094から突出するカラー部分1118を含むことができる。
【0071】
下側ロッドガイド1064は、中心開孔1096に上側シールリング1120および下側ブッシュ1122を収容することができる。下側ブッシュ1122は、開口1110での流れ特性に干渉しないように、中央領域で外径部のまわりに延びる溝1124を有することができる。上側シールリング1120およびブッシュ1122は、溝1124を開口1110と整列させるように、中心開孔1096のまわりで、下側ロッドガイド1064の下側部分に圧入することができる。シールリング1120およびブッシュ1122は、ピストンロッド34用のシールも提供しながら、ピストンロッド34のスライド動作に対応する。シールリング1120は、任意の半径方向隙間を吸収することで、補助シールとして機能するTシールまたはスリップリングとすることができる。ブッシュ1122は、シールリング1120を中心開孔1096内に保持するためのカラーまたは張り出し部として機能することができる。
【0072】
回路板1066は、すでに説明したように、上側ロッドガイド1062のチャネル1084内に配置することができ、防振装置1088に当接することができる。特に、回路板1066は、回路板1066の反対の面から延び、回路板1066を支持する防振装置1088と整列する、一体に形成された複数のピン1128を含むことができる。すでに説明したように、回路板1066を使用して、電子制御式弁アセンブリ68を作動させるための電力を供給することができる。
【0073】
様々な電子制御式弁アセンブリ68を保持するために、保持リング1070を上側ロッドガイド1062と下側ロッドガイド1064との間に配置することができる。例えば、図示したように、保持リング1070は、上側ロッドガイド1062に圧入することができ、または接着剤などで、上側ロッドガイド1062か、もしくは下側ロッドガイド1064に固定することもできる。保持リング1070は、中心開孔1132が貫通する略管状の本体1130を有することができる。本体1130は、チャネル1134がその下側面に沿って延びて、電子制御式弁アセンブリ68を保持するように、U字形状の輪郭を有することができる。さらに、複数の開孔1136は、下側ロッドガイド1064の本体1094の開孔1100と同心で整列するように、本体1130を貫通することができる。保持リング1070はまた、保持リングの上側面に挿入された複数の防振装置1138を含むことができる。防振装置1138は、回路板1066を支持するために、ピン1128および防振装置1088と整列することができる。
【0074】
実施形態の前述の説明は、例示および説明のために提示された。実施形態は、網羅的であることを意図されておらず、または本発明を限定することも意図されていない。特定の実施形態の個々の要素または特徴部は、通常、その特定の実施形態に限定されるのではなく、具体的に図示または説明していなくても、適用可能な場合に、選択された実施形態において交換可能であり、使用することができる。同一のものを様々な方法で変えることもできる。そのような変形形態は、本発明からの逸脱とみなすべきではなく、そのような修正形態のすべては、本発明の範囲内に含まれることを意図されている。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【国際調査報告】