(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】2017531458
(43)【公表日】20171026
(54)【発明の名称】外科用線形ステープル装置
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/072 20060101AFI20170929BHJP
【FI】
   !A61B17/072
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】21
(21)【出願番号】2017506301
(86)(22)【出願日】20160317
(85)【翻訳文提出日】20170210
(86)【国際出願番号】KR2016002730
(87)【国際公開番号】WO2016171395
(87)【国際公開日】20161027
(31)【優先権主張番号】10-2015-0055272
(32)【優先日】20150420
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2015-0174204
(32)【優先日】20151208
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ
(71)【出願人】
【識別番号】517032990
【氏名又は名称】メディ チューリップ カンパニー,リミテッド
【住所又は居所】大韓民国 28160 チュンチョンブク−ド,チョンジュ−シ,フンドク−グ,オソン−ウプ,オソンセンミョン 1−ロ,194−41,501(エンタープライズ リサーチ オフィス 2)
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】カン,ミン ウン
【住所又は居所】大韓民国 34896 デジョン,ジュン−グ,ピョンチョン−ロ,93,102−1404
【テーマコード(参考)】
4C160
【Fターム(参考)】
4C160CC09
4C160CC23
(57)【要約】
本発明は、手術部位を縫合するためのステープルが内蔵されているステープルカートリッジ、前記ステープルカートリッジが収容されるカートリッジ収容溝が形成されたカートリッジ収容チャンネル、前記ステープルカートリッジに対応しながら前記ステープルカートリッジから吐出される前記ステープルを成形するアンビル、及び、外力によって前記ステープルカートリッジの長さ方向に沿って移動しながら前記ステープルカートリッジと前記アンビルとの間に配置された手術部位を切断するカッターを含んで構成され、手術部位の切断面から両側ステープリング線までの距離を異ならせることによって、ステープルによって損傷されない病理検査用組織を安定的且つ簡便に獲得できる外科用線形ステープル装置に関する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
手術部位を縫合するためのステープルが内蔵されているステープルカートリッジ;
前記ステープルカートリッジが収容されるカートリッジ収容溝が形成されたカートリッジ収容チャンネル;
前記ステープルカートリッジに対応しながら前記ステープルカートリッジから吐出される前記ステープルを成形するアンビル;及び、
外力によって前記ステープルカートリッジの長さ方向に沿って移動しながら前記ステープルカートリッジと前記アンビルとの間に配置された手術部位を切断するカッター;を含み、
前記ステープルカートリッジは、前記ステープルカートリッジの長さ方向に沿って前記カッターの移動を案内する第2カッター案内部と、前記第2カッター案内部の両側に配置される左側ステープル吐出孔及び右側ステープル吐出孔が形成されたカートリッジ胴体と、を含み、
前記右側ステープル吐出孔は、前記第2カッター案内部の右側方向に最も隣接するように配置される第1右側ステープル吐出孔を有し、前記左側ステープル吐出孔は、前記第2カッター案内部の左側方向に最も隣接するように配置される第1左側ステープル吐出孔を有し、
前記第1右側ステープル吐出孔は、前記手術部位のうち前記ステープルによって損傷されない病理検査用組織領域を確保するために前記第2カッター案内部を基準にして前記第1左側ステープル吐出孔より遠い距離に形成されることを特徴とする外科用線形ステープル装置。
【請求項2】
前記カートリッジ胴体の上面のうち前記第1右側ステープル吐出孔と前記第2カッター案内部との間に突出配置され、前記手術部位の切断時、切断面の周辺を加圧しながら掴む突出部をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の外科用線形ステープル装置。
【請求項3】
前記アンビルの外側面及び前記カートリッジ収容チャンネルの外側面のうち少なくともいずれか一つに配置され、前記病理検査用組織領域が除去される長期組織部位に含まれるように前記右側ステープル吐出孔の位置を表示する識別手段をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の外科用線形ステープル装置。
【請求項4】
手術部位を縫合するためのステープルが内蔵されているステープルカートリッジ;
前記ステープルカートリッジが収容されるカートリッジ収容溝が形成されたカートリッジ収容チャンネル;
前記ステープルカートリッジに対応しながら前記ステープルカートリッジから吐出される前記ステープルを成形するアンビル;及び、
前記ステープルカートリッジの後方領域に配置され、外力によって前記ステープルカートリッジの長さ方向に沿って移動しながら前記ステープルカートリッジと前記アンビルとの間に配置された手術部位を切断するカッター;を含み、
前記アンビルには、前記アンビルの長さ方向に沿って前記カッターの移動を案内する第1カッター案内部と、前記アンビルの幅方向を基準にして前記第1カッター案内部の右側方向に最も隣接するように配置される第1右側アンビル溝を有する右側アンビル溝と、前記アンビルの幅方向を基準にして前記第1カッター案内部の左側方向に最も隣接するように配置される第1左側アンビル溝を有する左側アンビル溝と、が形成され、
前記手術部位のうち除去される手術部位において前記ステープルによって損傷されない病理検査用組織領域を確保するために前記第1右側アンビル溝の中心線から前記第1カッター案内部の中心線までの第1距離は、前記第1左側アンビル溝の中心線から前記第1カッター案内部の中心線までの第2距離より大きいことを特徴とする外科用線形ステープル装置。
【請求項5】
前記右側アンビル溝は、前記第1右側アンビル溝の右側に形成される第2右側アンビル溝をさらに含み、
前記左側アンビル溝は、前記第1左側アンビル溝の左側に形成される第2左側アンビル溝と、前記第2左側アンビル溝の左側に形成される第3左側アンビル溝と、を含み、
前記第1距離は、前記第2左側アンビル溝の中心線から前記第1カッター案内部の中心線までの第3距離と同一であることを特徴とする、請求項4に記載の外科用線形ステープル装置。
【請求項6】
前記除去される手術部位において前記ステープルによってステープリングされる領域のうち前記第1カッター案内部に近い領域をさらに堅固に固定するために、前記第1右側アンビル溝の深さは前記第2右側アンビル溝の深さより小さいことを特徴とする、請求項5に記載の外科用線形ステープル装置。
【請求項7】
前記手術部位のうち残存する手術部位のステープリング領域の高さを、前記除去される手術部位のステープリング領域の高さより低下させるために、前記左側アンビル溝の深さは前記右側アンビル溝の深さより小さいことを特徴とする、請求項5に記載の外科用線形ステープル装置。
【請求項8】
前記ステープルカートリッジは、前記ステープルカートリッジの長さ方向に沿って前記カッターの移動を案内する第2カッター案内部と、
前記右側アンビル溝に対応する右側ステープル吐出孔及び前記左側アンビル溝に対応する左側ステープル吐出孔が形成されたカートリッジ胴体と、を含み、
前記カートリッジ胴体の上面のうち前記第2カッター案内部と前記右側ステープル吐出孔の第1右側ステープル吐出孔との間には突出部が突出形成されていることを特徴とする、請求項4から7のいずれか1項に記載の外科用線形ステープル装置。
【請求項9】
前記右側アンビル溝によって成形される右側ステープルの脚の長さと、前記左側アンビル溝によって成形される左側ステープルの脚の長さとは互いに異なることを特徴とする、請求項4から7のいずれか1項に記載の外科用線形ステープル装置。
【請求項10】
前記右側ステープルを吐出させるために前記右側ステープルを前記右側ステープル吐出孔の外部方向に加圧する右側加圧部材と、前記左側ステープルを吐出させるために前記左側ステープルを前記左側ステープル吐出孔の外部方向に加圧する左側加圧部材と、をさらに含み、
前記右側加圧部材と前記左側加圧部材の長さが互いに異なることを特徴とする、請求項9に記載の外科用ステープル装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外科用線形ステープル装置に関し、より詳細には、手術部位を縫合・切断する過程で安定的且つ簡便にステープルによって損傷されない病理検査用組織を獲得できる外科用線形ステープル装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、外科用ステープル装置は、腹部及び胸部臓器手術において臓器の切断及び吻合に多く使用される医療用器具である。このような外科用ステープル装置としては、開胸又は開腹した状態で使用されるオープン用ステープラーと、胸腔鏡及び腹腔鏡に使用されるエンド(endo)用ステープラーとがある。
【0003】
外科用ステープル装置は、手術部位の切断と同時に臓器の吻合を行えるので、手術時間を短縮するだけでなく、手術部位の正確な縫合を達成できるという長所を有する。さらに、外科用ステープル装置は、組織切断及び縫合のために外科用縫合糸を使用するときに比べて回復が早く、傷跡が少ないという長所により、現代の外科手術で広範囲に使用されている。特に、外科用ステープル装置は、癌手術において癌組織を切断し、切断部位を縫合するために広く使用されている。
【0004】
しかし、従来のステープル装置によって縫合されて切断された後で除去される手術部位のうち、凍結切片組織の検査のために獲得される切断面から隣接するように位置する生体組織はステープルによって損傷されるので、切断マージンに癌細胞が残っているか否かに対して正確に検査しにくいという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の解決しようとする課題は、手術部位を縫合して切断する過程で安定的且つ簡便にステープルによって損傷されない病理検査用組織を獲得できる外科用線形ステープル装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明は、手術部位を縫合するためのステープルが内蔵されているステープルカートリッジ;前記ステープルカートリッジが収容されるカートリッジ収容溝が形成されたカートリッジ収容チャンネル;前記ステープルカートリッジに対応しながら前記ステープルカートリッジから吐出される前記ステープルを成形するアンビル;及び、外力によって前記ステープルカートリッジの長さ方向に沿って移動しながら前記ステープルカートリッジと前記アンビルとの間に配置された手術部位を切断するカッター;を含み、前記ステープルカートリッジは、前記ステープルカートリッジの長さ方向に沿って前記カッターの移動を案内する第2カッター案内部と、前記第2カッター案内部の両側に配置される左側ステープル吐出孔及び右側ステープル吐出孔が形成されたカートリッジ胴体とを含み、前記右側ステープル吐出孔は、前記第2カッター案内部の右側方向に最も隣接するように配置される第1右側ステープル吐出孔を有し、前記左側ステープル吐出孔は、前記第2カッター案内部の左側方向に最も隣接するように配置される第1左側ステープル吐出孔を有し、前記第1右側ステープル吐出孔は、前記手術部位のうち、前記ステープルによって損傷されない病理検査用組織領域を確保するために前記第2カッター案内部を基準にして前記第1左側ステープル吐出孔より遠い距離に形成されることを特徴とする外科用線形ステープル装置を提供する。
【0007】
また、本発明の他の実施形態によると、本発明は、手術部位を縫合するためのステープルが内蔵されているステープルカートリッジ;前記ステープルカートリッジが収容されるカートリッジ収容溝が形成されたカートリッジ収容チャンネル;前記ステープルカートリッジに対応しながら前記ステープルカートリッジから吐出される前記ステープルを成形するアンビル;及び、前記ステープルカートリッジの後方領域に配置され、外力によって前記ステープルカートリッジの長さ方向に沿って移動しながら前記ステープルカートリッジと前記アンビルとの間に配置された手術部位を切断するカッター;を含み、前記アンビルには、前記アンビルの長さ方向に沿って前記カッターの移動を案内する第1カッター案内部と、前記アンビルの幅方向を基準にして前記第1カッター案内部の右側方向に最も隣接接するように配置される第1右側アンビル溝を有する右側アンビル溝と、前記アンビルの幅方向を基準にして前記第1カッター案内部の左側方向に最も隣接するように配置される第1左側アンビル溝を有する左側アンビル溝とが形成され、前記手術部位のうち、除去される手術部位において前記ステープルによって損傷されない病理検査用組織領域を確保するために前記第1右側アンビル溝の中心線から前記第1カッター案内部の中心線までの第1距離は、前記第1左側アンビル溝の中心線から前記第1カッター案内部の中心線までの第2距離より大きいことを特徴とする外科用線形ステープル装置を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る外科用線形ステープル装置の効果を説明すると、次の通りである。
【0009】
第一、第2カッター案内部を中心に両側に配置される第1右側ステープル吐出孔及び第1左側ステープル吐出孔と前記第2カッター案内部との間の距離がそれぞれ互いに異なるように形成し、一つの臓器を二つの領域に切断及び縫合する過程で切断面を基準にして除去される臓器のステープリング線までの距離が人体に残る手術部位のステープリング線までの距離より大きい値を有するようにすることによって、除去される臓器の組織において組織検査のための生体組織の切断マージンが損傷されることを防止するという利点がある。
【0010】
第二、第1カッター案内部を中心に両側に配置される第1右側アンビル溝及び第1左側アンビル溝と前記第1カッター案内部との間の距離がそれぞれ互いに異なるように形成し、一つの臓器を二つの領域に切断及び縫合する過程で切断面を基準にして除去される臓器のステープリング線までの距離が人体に残る手術部位のステープリング線までの距離より大きい値を有するようにすることによって、除去される臓器の組織において組織検査のための生体組織の切断マージンが損傷されることを防止するという利点がある。結果的に、除去される臓器の組織においてステープルによって損傷されない病理検査用組織領域を安定的且つ簡便に確保できるという利点がある。
【0011】
第三、カートリッジ胴体の上面のうち第1右側ステープル吐出孔と第2カッター案内部との間に突出部が配置されることによって、アンビルとステープルカートリッジが手術部位をクランピングした状態でカッターが前記手術部位の切断をするとき、前記突出部が切断面の周辺を加圧しながら掴むようにし、前記手術部位を安定的に切断できるという利点がある。
【0012】
第四、手術部位のうち除去される手術部位においてステープルによってステープリングされる領域のうち前記第1カッター案内部に近い領域をより堅固に固定するために、第1右側アンビル溝の深さが前記第2右側アンビル溝の深さより小さい値を有するようにすることによって、第1右側ステープリング線上で該当皮膚組織をさらに堅固に掴むようになり、前記手術部位の内容物、例えば、血液などが漏れなくなるという利点がある。
【0013】
第五、右側アンビル溝によって成形される右側ステープルの脚が、左側アンビル溝によって成形される左側ステープルの脚より長く形成され、切除されて除去される手術部位の組織をさらに緩く掴むことによって、病理検査用組織領域の損傷を最小化できるという利点がある。
【0014】
第六、アンビルの外側面及びカートリッジ収容チャンネルの外側面のうち少なくともいずれか一つに前記右側ステープル吐出孔の位置を表示する識別手段を設置することによって、病理検査用組織領域が除去される臓器の手術部位に含まれるようにし、手術中の誤りを防止できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係る外科用線形ステープル装置の第1実施例を示した図である。
【図2】図1の外科用線形ステープル装置に備えられたステープルカートリッジとアンビルの断面を示した図である。
【図3】図2のアンビルのうち皮膚組織と接触する面を示す図である。
【図4】図1の外科用線形ステープル装置によって手術部位が縫合されて切断された状態を示した図である。
【図5】本発明に係る外科用線形ステープル装置の第2実施例に備えられたステープルカートリッジとアンビルの断面を示した図である。
【図6】本発明に係る外科用線形ステープル装置の第3実施例に備えられたステープルカートリッジとアンビルの断面を示した図である。
【図7】本発明に係る外科用線形ステープル装置の第4実施例に備えられたステープルカートリッジの断面を示した図である。
【図8】本発明に係る外科用線形ステープル装置の第5実施例を示した図である。
【図9】図8の外科用線形ステープル装置に備えられたステープルカートリッジの手術部位を縫合して切断した状態を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、上述した解決しようとする課題が具体的に実現され得る本発明の好適な実施例を添付の図面を参照して説明する。本実施例を説明するにおいて、同一の構成に対しては同一の名称及び同一の符号を使用し、これによる付加的な説明は下記では省略する。
【0017】
図1〜図4を参照して、本発明に係る病理検査用組織を獲得できる外科用線形ステープル装置の第1実施例を説明すると次の通りである。
【0018】
図1〜図4を参照すると、前記外科用線形ステープル装置は、本体100、回転ヘッド200、延長シャフト300、ステープリングシャフト400、ステープルカートリッジ500及びカッター600を含む。
【0019】
前記本体100は、ユーザが把持できる支持取っ手110と、前記支持取っ手110の前方に配置され、前記支持取っ手110とヒンジ結合される操作取っ手120と、ストロークバー130とを含む。
【0020】
前記ストロークバー130は、前記延長シャフト300及び前記回転ヘッド200を貫通しながら前記操作取っ手120と連動するように連結されると同時に、引っ張り取っ手131と連結される。
【0021】
前記ストロークバー130は、前記操作取っ手120の操作によって前方に移動し、ユーザが前記引っ張り取っ手131を後方に引っ張ることによって前記ストロークバー130が後方に移動する。
【0022】
前記引っ張り取っ手131は、前記本体100の左右側面に前後の長さ方向に沿って形成されたガイド長孔101に沿って前記本体100の長さ方向に沿って前後方に移動する。
【0023】
前記回転ヘッド200は、前記本体100の前方に配置され、前記ストロークバー130を内蔵した状態で前記本体100の前方で前記延長シャフト300及びステープリングシャフト400を360゜回転させるようになる。
【0024】
前記延長シャフト300は、前記ステープリングシャフト400と前記回転ヘッド200との間に配置され、前記延長シャフト300の内部には前記ストロークバー130の一部分が配置される。
【0025】
前記ステープリングシャフト400は、アンビル410及びカートリッジ収容チャンネル420を含み、前記カートリッジ収容チャンネル420には、前記ステープルカートリッジ500が収容されるカートリッジ収容溝(図示せず)が形成されている。
【0026】
前記ステープルカートリッジ500には、手術部位を縫合するためのステープルが内蔵されており、前記アンビル410は、前記ステープルカートリッジ500に対応しながら前記ステープルカートリッジ500から吐出される前記ステープルを成形するようになる。
【0027】
前記カッター600は、前記ステープルカートリッジ500の後方領域に配置され、外力によって前記ステープルカートリッジ500の長さ方向に沿って移動しながら前記ステープルカートリッジ500と前記アンビル410との間に配置された手術部位を切断するようになる。
【0028】
前記アンビル410と前記ステープルカートリッジ500の構造に対して具体的に説明すると、次の通りである。
【0029】
前記アンビル410には、前記アンビル410の長さ方向に沿って前記カッター600の移動を案内する第1カッター案内部415と、前記アンビル410の幅方向を基準にして前記第1カッター案内部415の右側方向に配置される右側アンビル溝411と、前記アンビル410の幅方向を基準にして前記第1カッター案内部415の左側方向に配置される左側アンビル溝413が形成される。
【0030】
前記右側アンビル溝411は、前記第1カッター案内部415の右側方向に最も隣接するように配置される第1右側アンビル溝411aと、前記第1右側アンビル溝411aの右側に形成される第2右側アンビル溝411bとを含む。
【0031】
前記左側アンビル溝413は、前記第1カッター案内部415の左側方向に最も隣接するように配置される第1左側アンビル溝413aと、前記第1左側アンビル溝413aの左側に形成される第2左側アンビル溝413bと、前記第2左側アンビル溝413bの左側に形成される第3左側アンビル溝413cとを含む。
【0032】
結果的に、前記右側アンビル溝411は前記第1カッター案内部415の右側方向に2列に形成され、前記左側アンビル溝413は前記第1カッター案内部415の左側方向に3列に形成される。勿論、本発明はこれに限定されなく、前記左側アンビル溝413も2列に形成され得る。
【0033】
ここで、前記手術部位のうち除去される手術部位において前記ステープルによって損傷されない病理検査用組織領域を確保するために、前記第1右側アンビル溝411aの中心線から前記第1カッター案内部415の中心線までの第1距離D1は、前記第1左側アンビル溝413aの中心線から前記第1カッター案内部415の中心線までの第2距離D2より大きい値を有する。
【0034】
また、前記第1距離D1は、前記第2左側アンビル溝413bの中心線から前記第1カッター案内部415の中心線までの第3距離と同一の値を有する。
【0035】
また、前記第2右側アンビル溝411bの中心線から前記第1カッター案内部415の中心線までの第4距離は、前記第3左側アンビル溝413cの中心線から前記第1カッター案内部415の中心線までの第5距離と同一である。ここで、前記左側アンビル溝413と右側アンビル溝411の深さはいずれも同一である。
【0036】
勿論、本発明はこれに限定されなく、必要に応じて前記第1距離と前記第3距離は互いに異なる値を有する場合があり、前記第4距離と前記第5距離も互いに異なる値を有する場合がある。
【0037】
一方、前記アンビル410の外側面には、前記外科用線形ステープル装置の定位置を識別するための識別手段417が配置される。
【0038】
具体的に、前記識別手段417は、前記病理検査用組織領域が除去される手術部位、すなわち、第1手術部位Cに含まれるように前記右側アンビル溝411の位置を表示するようになる。
【0039】
前記識別手段417は、外部で識別可能な色を有するテープの形態、又は模様を有する突起の形態で前記アンビル410に付着してもよい。勿論、前記識別手段417は、蛍光物質が含まれた材料で製作されたり、LEDなどの照明の形態で提供されたりしてもよい。また、本発明はこれに限定されなく、前記識別手段417は、前記アンビル410の外側面及び前記カートリッジ収容チャンネル420の外側面のうち少なくともいずれか一つに配置されてもよい。
【0040】
結果的に、前記右側ステープル吐出孔511の位置を表示する識別手段417を設置することによって、病理検査用組織領域が除去される臓器の手術部位に含まれるようにし、手術中の誤りを防止できるようになる。
【0041】
一方、前記ステープルカートリッジ500は、前記ステープルカートリッジ500の長さ方向に沿って前記カッター600の移動を案内する第2カッター案内部515と、前記右側アンビル溝411に対応する右側ステープル吐出孔511及び前記左側アンビル溝413に対応する左側ステープル吐出孔513が形成されたカートリッジ胴体510とを含む。
【0042】
前記第2カッター案内部515は、前記カートリッジ胴体510の中央部分にホールの形態で備えられる。勿論、本発明はこれに限定されなく、前記第2カッター案内部515は、前記カートリッジ胴体510の幅方向中心から逸脱した位置に形成されてもよい。
【0043】
前記右側ステープル吐出孔511は、前記第2カッター案内部515の右側方向に最も隣接するように配置される第1右側ステープル吐出孔511aと、前記第1右側ステープル吐出孔511aの右側に形成される第2右側ステープル吐出孔511bとを含む。
【0044】
前記第1右側ステープル吐出孔511aは前記第1右側アンビル溝411aに対応し、前記第2右側ステープル吐出孔511bは前記第2右側アンビル溝411bに対応し、前記第1右側ステープル吐出孔511aには第1右側ステープル1aが配置され、前記第2右側ステープル吐出孔511bには第2右側ステープル1bが配置される。
【0045】
前記左側ステープル吐出孔513は、前記第2カッター案内部515の左側方向に最も隣接するように配置される第1左側ステープル吐出孔513aと、前記第1左側ステープル吐出孔513aの左側に形成される第2左側ステープル吐出孔513bと、前記第2左側ステープル吐出孔513bの左側に形成される第3左側ステープル吐出孔513cとを含む。
【0046】
前記第1左側ステープル吐出孔513aは前記第1左側アンビル溝413aに対応し、前記第2左側ステープル吐出孔513bは前記第2左側アンビル溝413bに対応し、前記第3左側ステープル吐出孔513cは前記第3左側アンビル溝413cに対応する。
【0047】
ここで、前記第1左側ステープル吐出孔513aには第1左側ステープル3aが配置され、前記第2左側ステープル吐出孔513bには第2左側ステープル3bが配置され、前記第3左側ステープル吐出孔513cには第3左側ステープル3cが配置される。
【0048】
本発明において、前記ステープル吐出孔の列の個数はこれに限定されないが、前記左側ステープル吐出孔513の列が前記右側ステープル吐出孔511の列より多く形成されることが好ましい。
【0049】
その理由は、前記左側ステープル吐出孔513から吐出される左側ステープル3によって縫合される手術部位は人体に残存する部分であるので、前記手術部位を細かく縫合しなければならない一方、前記右側ステープル吐出孔511から吐出される右側ステープル1によって縫合される手術部位は除去される部分であるので、相対的に細かく縫合しなくてもよいためである。
【0050】
前記第1右側ステープル吐出孔511aは、前記手術部位のうち前記ステープルによって損傷されない病理検査用組織領域を確保するために、前記第2カッター案内部515を基準にして前記第1左側ステープル吐出孔513aより遠い距離に形成される。
【0051】
前記カートリッジ胴体510の上面のうち前記第2カッター案内部515と前記第1右側ステープル吐出孔511aとの間には突出部517が突出形成される。
【0052】
前記突出部517は、前記アンビル410とステープルカートリッジ500が手術部位をクランピングした状態で前記カッター600が前記手術部位を切断するとき、切断面の周辺を加圧しながら掴むようにし、前記手術部位が安定的に切断できるようにする。
【0053】
前記突出部517は、前記アンビル410と前記ステープルカートリッジ500が前記手術部位をクランピングするとき、前記アンビル410と前記ステープルカートリッジ500との間の密着間隔を最小化させる。
【0054】
前記突出部517は、断面が円弧状でありながらカートリッジ胴体の長さ方向に沿って一直線に突出してもよく、エンボシングの形態で一定距離を有しながら突出してもよい。
【0055】
勿論、本発明はこれに限定されなく、前記突出部517は形成されなくてもよい。
【0056】
図4の(a)に示したように、前記ステープルカートリッジ500の上部に配置される手術部位Aは、前記カッター600によって仮想切断線A0を基準にして二つの手術部位に切断される。前記二つの手術部位のうちの一つは除去される第1手術部位Cであり、残りの一つは人体に残存する第2手術部位Bである。
【0057】
図4の(b)を参照すると、前記第1手術部位Cは切断面A1と平行な2列のステープリング線を有するようになり、前記第2手術部位Bは前記切断面A1と平行な3列のステープリング線を有するようになる。
【0058】
ここで、前記第1手術部位Cのステープリング線のうち前記切断面A1に近い第1右側ステープリング線1aaと前記切断面A1との間の距離D1は、前記第2手術部位Bのステープリング線のうち前記切断面に近い第1左側ステープリング線3aaと前記切断面A1との間の距離D2より大きい値を有する。
【0059】
前記第1手術部位Cのうち前記切断面A1と前記第1右側ステープリング線1aaとの間にある生体組織は前記ステープルによって全く損傷されないので、前記病理検査用組織として適するようになる。
【0060】
前記切断面A1と前記第1右側ステープリング線1aaとの間の距離D1は、前記病理検査用組織を獲得できる距離であればいずれも可能であるが、前記第2手術部位Bに形成されたステープリング線のうち第2右側ステープリング線から前記切断面A1までの距離と実質的に同一の距離を有することが好ましい。
【0061】
その理由は、前記手術部位Aが前記カッター600によって切断されるとき、前記第2カッター案内部515の両側においてステープルが前記手術部位Aを掴む位置、すなわち、切断面からステープリング線までの距離が同一であると、前記手術部位Aがより安定的に切断できるためである。
【0062】
結果的に、一つの臓器を二つの領域に切断及び縫合する過程で切断面を基準にして除去される臓器部位のステープリング線までの距離が、人体に残る手術部位のステープリング線までの距離より大きい値を有するようにすることによって、除去される手術部位において組織検査のための生体組織の切断マージンが損傷されなくなる。これによって、除去される臓器の手術部位においてステープルによって損傷されない病理検査用組織領域を安定的且つ簡便に確保できるようになる。
【0063】
図5を参照して、本発明に係る外科用線形ステープル装置の第2実施例に備えられたステープルカートリッジとアンビルの断面を説明する。
【0064】
本実施例に係る外科用線形ステープル装置を構成する構成は、前記第1実施例に係る外科用ステープル装置と類似する。但し、本実施例に係る外科用線形ステープル装置に備えられたアンビル710は、上述した第1実施例に係る外科用線形ステープル装置に備えられたアンビルと相違点を有する。
【0065】
具体的に、前記アンビル710には、第1カッター案内部715と、右側アンビル溝711と、左側方向に配置される左側アンビル溝713とが形成され、前記右側アンビル溝711は、第1右側アンビル溝711aと、第2右側アンビル溝711bとを含み、前記左側アンビル溝713は、第1左側アンビル溝713aと、第2左側アンビル溝713bと、第3左側アンビル溝713cとを含む。
【0066】
ここで、手術部位のうち除去される手術部位においてステープルによってステープリングされる領域のうち前記第1カッター案内部715に近い領域をさらに堅固に固定するために、前記第1右側アンビル溝の深さH1は、前記第2右側アンビル溝の深さH2より小さい値を有する。
【0067】
すなわち、前記第1右側アンビル溝711aに対応する第1右側ステープル1aの成形後の第1右側ステープリング線上のステープルの高さが、前記第2右側アンビル溝711bに対応する第2右側ステープル1bの成形後の第2右側ステープリング線上のステープルの高さより小さくなることによって、該当皮膚組織をさらに堅固に掴むようになる。
【0068】
前記第1右側ステープリング線上で該当皮膚組織をさらに堅固に掴むことによって、前記手術部位の内容物、例えば、血液などが漏れなくなる。
【0069】
同様に、手術部位のうち残存する手術部位においてステープリングされる領域のうち前記第1カッター案内部715に近い領域をさらに堅固に固定するために、前記第1左側アンビル溝713aの深さは前記第2左側アンビル溝713bの深さより小さく、前記第2左側アンビル溝713bの深さは前記第3左側アンビル溝713cの深さより小さい値を有する。
【0070】
前記残存する手術部位においては、第1左側アンビル溝713aに対応する第1左側ステープル3aの成形後の第1左側ステープリング線上のステープルの高さを最も小さくすることによって、前記残存する手術部位の内容物が漏れなくなり、前記第3左側アンビル溝713cに対応する第3左側ステープル3cの成形後の第3左側ステープリング線上のステープルの高さを最も高くすることによって、前記残存する手術部位の内容物に加えられる圧力を減少できるようになる。
【0071】
図6を参照して、本発明に係る外科用線形ステープル装置の第3実施例に備えられたステープルカートリッジとアンビルの断面を説明する。
【0072】
本実施例に係る外科用線形ステープル装置を構成する構成は、前記第1実施例に係る外科用ステープル装置と類似する。但し、本実施例に係る外科用線形ステープル装置に備えられたアンビル810は、上述した第1実施例に係る外科用線形ステープル装置に備えられたアンビルと相違点を有する。
【0073】
具体的に、前記アンビル810には、第1カッター案内部815と、右側アンビル溝811と、左側方向に配置される左側アンビル溝813とが形成され、前記右側アンビル溝811は、第1右側アンビル溝811aと、第2右側アンビル溝811bとを含み、前記左側アンビル溝813は、第1左側アンビル溝813aと、第2左側アンビル溝813bと、第3左側アンビル溝813cとを含む。
【0074】
ここで、前記手術部位のうち残存する手術部位のステープリング領域の高さを、前記除去される手術部位のステープリング領域の高さより低下させるために、前記左側アンビル溝の第1深さH3は、前記右側アンビル溝の第2深さH4より小さい値を有する。
【0075】
ここで、前記第1右側アンビル溝811aと前記第2右側アンビル溝411bはいずれも同一の第2深さH4であり、前記第1左側アンビル溝813a、第2左側アンビル溝813b及び第3左側アンビル溝813cはいずれも同一の第1深さH3を有する。
【0076】
これは、前記残存する手術部位は人の体中に残るので、内容物が漏れることをより安全に防止するためである。
【0077】
図7を参照して、本発明に係る外科用線形ステープル装置の第4実施例に備えられたステープルカートリッジの断面を説明する。
【0078】
本実施例に係る外科用線形ステープル装置を構成する構成は、前記第1実施例に係る外科用ステープル装置と類似する。但し、本実施例に係る外科用線形ステープル装置に備えられたステープルカートリッジは、上述した第1実施例に係る外科用線形ステープル装置に備えられたステープルカートリッジと相違点を有する。
【0079】
前記ステープルカートリッジは、第2カッター案内部1240、右側ステープル吐出孔1210及び左側ステープル吐出孔1220が形成されたカートリッジ胴体1200、左側加圧部材1280、右側加圧部材1270及びドライビングウェッジ1290を含む。
【0080】
前記右側ステープル吐出孔1210は、第1右側ステープル吐出孔1211及び第2右側ステープル吐出孔1213を含み、前記左側ステープル吐出孔1220は、第1左側ステープル吐出孔1221、第2左側ステープル吐出孔1223及び第3左側ステープル吐出孔1225を含む。
【0081】
前記右側ステープル吐出孔1210には右側ステープル6が配置され、前記左側ステープル吐出孔1220には左側ステープル7が配置され、前記右側ステープル6は右側アンビル溝(図示せず)によって成形され、前記左側ステープル7は左側アンビル溝(図示せず)によって成形される。
【0082】
前記第1右側ステープル吐出孔1211には第1右側ステープル6aが配置され、前記第2右側ステープル吐出孔1213には第2右側ステープル6bが配置される。
【0083】
前記第1左側ステープル吐出孔1221には第1左側ステープル7aが配置され、前記第2左側ステープル吐出孔1223には第2左側ステープル7bが配置され、前記第3左側ステープル吐出孔1225には第3左側ステープル7cが配置される。
【0084】
ここで、前記右側アンビル溝によって成形される前記右側ステープル6の脚の長さと、前記左側アンビル溝によって成形される前記左側ステープル7の脚の長さとは互いに異なる値を有する。すなわち、前記右側ステープル6の脚の長さが 前記左側ステープル7の脚の長さより長く形成される。
【0085】
前記ステープル吐出孔と前記アンビル溝との間の距離が同一であると、ステープルの脚が長くなるほど、前記ステープルの成形後に成形されたステープルの高さは高くなる。
【0086】
結果的に、右側アンビル溝によって成形される右側ステープルの脚の長さが、左側アンビル溝によって成形される左側ステープルの脚の長さより長く形成され、切除されて除去される手術部位の組織をより緩く掴むことによって、病理検査用組織領域の損傷を最小化できるようになる。
【0087】
一方、前記右側加圧部材1270は、前記右側ステープル6を吐出させるために前記右側ステープル6を前記右側ステープル吐出孔1210の外部方向に加圧するようになり、前記左側加圧部材1280は、前記左側ステープル7を吐出させるために前記左側ステープル7を前記左側ステープル吐出孔1220の外部方向に加圧するようになる。
【0088】
ここで、前記右側ステープル6の脚の長さが前記左側ステープル7の脚の長さより長いので、前記右側加圧部材1270の長さが前記左側加圧部材1280の長さより小さい値を有する。
【0089】
勿論、本発明はこれに限定されなく、前記右側加圧部材1270の長さと前記左側加圧部材1280の長さは、前記ステープルの脚の長さとは関係なく互いに異なる値を有してもよい。
【0090】
前記ドライビングウェッジ1290は、前記右側加圧部材1270と前記左側加圧部材1280を同時に前記右側ステープル吐出孔1210と前記左側ステープル吐出孔1220の方向に押し上げるようになり、これによって、前記右側ステープル6と前記左側ステープル7が前記右側ステープル吐出孔1210及び前記左側ステープル吐出孔1220にそれぞれ吐出される。
【0091】
図8及び図9を参照して、本発明に係る外科用線形ステープル装置の第5実施例を説明すると次の通りである。
【0092】
本実施例に係る外科用線形ステープル装置は、上部胴体10、下部胴体20、下部取っ手30、ステープルカートリッジ50及びカッター60を含む。
【0093】
具体的に、前記上部胴体10は、アンビル11、前記アンビル11の後方に配置される上部取っ手12、及び前記上部取っ手12と前記アンビル11とが連結される領域に配置される結合突起14を含む。
【0094】
前記アンビル11の外側面には、前記外科用線形ステープル装置の定位置を識別するための識別手段11aが配置される。
【0095】
前記下部胴体20は、カートリッジ収容チャンネル21、前記カートリッジ収容チャンネル21の後方に配置されるガイドスロット22、及び前記カートリッジ収容チャンネル21と前記ガイドスロット22とが連結される領域に配置される締結部28を含む。
【0096】
また、前記カートリッジ収容チャンネル21には、前記ステープルカートリッジ50が収容されるカートリッジ収容溝23が形成されている。
【0097】
前記ガイドスロット22には、前記ガイドスロット22の長さ方向に沿って移動するスライディング部材24が設置される。前記スライディング部材24は、前記ステープルカートリッジ50に内蔵されたステープルを吐出させるためのドライビングウェッジ26と、前記カッター60を移動させるためのプッシュバー27とを含む。
【0098】
前記締結部28には、前記スライディング部材24の移動を制限するためのストッパー40が配置され、前記ストッパー40には、前記ドライビングウェッジ26と前記プッシュバー27が貫通するための多数の貫通孔が形成されている。
【0099】
また、前記締結部28は、前記結合突起14を収容しながら前記上部胴体10と前記下部胴体20とを互いに締結させる。
【0100】
前記下部取っ手30は、前記下部胴体20の下部に配置され、前記締結部28にヒンジ結合される。
【0101】
前記ステープルカートリッジ50には、手術部位を縫合するためのステープルが内蔵されており、前記ステープルカートリッジ50の後方領域には前記カッター60が配置される。
【0102】
前記カッター60は、外力によって前記ステープルカートリッジ50の長さ方向に沿って移動しながら前記ステープルカートリッジ50と前記アンビル11との間に配置された手術部位を切断するようになる。
【0103】
前記ステープルカートリッジ50は、前記ステープルカートリッジ50の長さ方向に沿って前記カッター60の移動を案内する第2カッター案内部57と、前記第2カッター案内部57の両側に配置される左側ステープル吐出孔55及び右側ステープル吐出孔53が形成されたカートリッジ胴体51とを含む。
【0104】
前記左側ステープル吐出孔55及び前記右側ステープル吐出孔53は、上述した実施例とは異なり、前記第2カッター案内部57の両側にそれぞれ2列に配置される。
【0105】
また、前記左側ステープル吐出孔55の列の間隔は、前記右側ステープル吐出孔53の列の間隔と異なる値を有する。具体的に、前記右側ステープル吐出孔53の列の間隔は、前記左側吐出孔55の列の間隔より短く形成される。
【0106】
また、前記右側ステープル吐出孔53の第1列は、前記手術部位のうち前記ステープルによって損傷されない病理検査用組織領域を確保するために前記第2カッター案内部57を基準にして前記左側ステープル吐出孔55の第1列より遠い距離に形成される。
【0107】
具体的に、図9の(a)に示したように、前記ステープルカートリッジ50の上部に配置される手術部位Aは、前記カッター60によって仮想切断線A0を基準にして二つの手術部位に切断される。前記二つの手術部位のうち一つは除去される第1手術部位Cであり、残りの一つは人体に残存する第2手術部位Bである。
【0108】
図9の(b)を参照すると、前記第1手術部位Cは、切断面A1と平行な2列のステープリング線を有するようになり、前記第2手術部位Bは、前記切断面A1と平行な2列のステープリング線を有するようになる。
【0109】
ここで、前記第1手術部位Cのステープリング線のうち前記切断面A1に近い第1右側ステープリング線1aaと前記切断面A1との間の距離D1は、前記第2手術部位Bのステープリング線のうち前記切断面に近い第1左側ステープリング線3aaと前記切断面A1との間の距離D2より大きい値を有する。
【0110】
前記第1手術部位Cのうち前記切断面A1と前記第1右側ステープリング線1aaとの間にある生体組織は前記ステープルによって全く損傷されないので、前記病理検査用組織として適するようになる。
【0111】
ここで、前記右側ステープル吐出孔53の第2列と前記左側ステープル吐出孔55の第2列が前記第2カッター案内部57から同一の距離だけ離隔している場合、前記右側ステープル吐出孔53の列の間隔が小さいほど、前記病理検査用組織領域は多く確保できるだろう。
【0112】
勿論、本発明はこれに限定されなく、前記ステープルカートリッジと前記アンビルの構造は、上述した外科用線形ステープル装置の第1実施例〜第4実施例と実質的に同一に構成されてもよい。
【0113】
以上説明したように、本発明は、上述した特定の好ましい実施例に限定されなく、特許請求の範囲で請求する本発明の要旨から逸脱することなく当該発明の属する技術分野で通常の知識を有する者によって多様な変形の実施が可能であり、このような変形は本発明の範囲に属する。
【産業上の利用可能性】
【0114】
本発明は、除去される臓器の組織においてステープルによって損傷されない病理検査用組織領域を安定的且つ簡便に確保できるので、癌組織を切断し、切断部位を縫合するなどの腹部及び胸部臓器手術において臓器の切断及び吻合に多く使用される外科用ステープル装置に広く使用可能である。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4(a)】
【図4(b)】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9(a)】
【図9(b)】
【国際調査報告】