(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】2018512148
(43)【公表日】20180517
(54)【発明の名称】紅藻アクロカエティウム・モニリフォルメ(Acrochaetium moniliforme)の細胞を培養するための方法、そのバイオマスの抽出物を得るための方法および化粧料におけるその使用
(51)【国際特許分類】
   C12M 1/00 20060101AFI20180417BHJP
   A61P 17/08 20060101ALI20180417BHJP
   A61K 36/04 20060101ALI20180417BHJP
   A61K 36/02 20060101ALI20180417BHJP
   A61K 8/9706 20170101ALI20180417BHJP
   A61K 8/9717 20170101ALI20180417BHJP
   A61Q 19/00 20060101ALI20180417BHJP
   A61P 17/10 20060101ALI20180417BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20180417BHJP
   A61Q 19/10 20060101ALI20180417BHJP
   C12N 1/02 20060101ALI20180417BHJP
   C12N 1/12 20060101ALI20180417BHJP
   A01G 33/00 20060101ALI20180417BHJP
【FI】
   !C12M1/00 E
   !A61P17/08
   !A61K36/04
   !A61K36/02
   !A61K8/9706
   !A61K8/9717
   !A61Q19/00
   !A61P17/10
   !A61P43/00 111
   !A61Q19/10
   !C12N1/02
   !C12N1/12 A
   !A01G33/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】37
(21)【出願番号】2017552969
(86)(22)【出願日】20160408
(85)【翻訳文提出日】20171113
(86)【国際出願番号】FR2016050816
(87)【国際公開番号】WO2016162648
(87)【国際公開日】20161013
(31)【優先権主張番号】1553106
(32)【優先日】20150410
(33)【優先権主張国】FR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】398057293
【氏名又は名称】ソシエテ・デクスプロワタシオン・デ・プロデュイ・プール・レ・アンデュストリー・シミック・セピック
【氏名又は名称原語表記】SOCIETE D’EXPLOITATION DE PRODUITS POUR LES INDUSTRIES CHIMIQUES SEPPIC
【住所又は居所】フランス共和国 75321 パリ・セデックス 07 カイ・ドルセイ 75
(71)【出願人】
【識別番号】517296248
【氏名又は名称】バイオテックマリン
【住所又は居所】フランス共和国 カンペール・ゲゼネック 22260 ゾン・アンダストリアル・デ・カンペール・ゲゼネック
(74)【代理人】
【識別番号】100090398
【弁理士】
【氏名又は名称】大渕 美千栄
(74)【代理人】
【識別番号】100090387
【弁理士】
【氏名又は名称】布施 行夫
(72)【発明者】
【氏名】レティシア・カッツァート
【住所又は居所】フランス共和国 カストル 81100 リュ・デ・マソン 5
(72)【発明者】
【氏名】エルバン・ル・ゲルバート
【住所又は居所】フランス共和国 カンペール・ゲゼネック 22260 ゾン・アンダストリアル・デ・カンペール・ゲゼネック バイオテックマリン内
【テーマコード(参考)】
2B026
4B029
4B065
4C083
4C088
【Fターム(参考)】
2B026AA05
4B029AA02
4B029BB04
4B029CC01
4B065AA83X
4B065AC14
4B065BD16
4B065CA04
4B065CA05
4B065CA18
4B065CA44
4B065CA50
4C083AA111
4C083AA112
4C083AA122
4C083AB032
4C083AC022
4C083AC072
4C083AC111
4C083AC122
4C083AC132
4C083AC152
4C083AC172
4C083AC272
4C083AC352
4C083AC392
4C083AC442
4C083AD022
4C083AD092
4C083AD202
4C083AD352
4C083AD662
4C083CC02
4C083CC04
4C083CC23
4C083CC31
4C083DD23
4C083DD27
4C083DD33
4C083EE11
4C083EE14
4C083FF01
4C088AA12
4C088AA14
4C088AC16
4C088BA10
4C088CA06
4C088MA63
4C088NA04
4C088ZA89
4C088ZA92
4C088ZC20
(57)【要約】
本発明は、小型多細胞大型藻の細胞の単藻バイオマスを得るための方法であって、次に示す連続したステップ:自然環境から採取した大型藻のサンプルから多細胞大型藻の細胞の単藻サンプルを調製するステップA)と;小型多細胞大型藻の細胞の単藻バイオマスの水性懸濁液を得るために、ステップA)で得られた多細胞大型藻の細胞の単藻サンプルを、少なくとも1種の窒素源を添加した海水中で培養するステップB)と;ステップB)終了時に得られた水性懸濁液から小型多細胞大型藻の細胞の単藻バイオマスを回収するステップC)と;ステップC)で得られた小型多細胞大型藻の細胞の単藻バイオマスの粉末を調製するステップD)と;を含む、方法に関する。本発明はまた、上述のバイオマスのグリコール抽出物、上記抽出物を製造するための方法、その化粧料および医薬における使用、ならびにそれを含む組成物にも関する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
小型多細胞大型藻の細胞の単藻バイオマスを取得するための方法であって、次に示す連続したステップ:
自然環境から取得した大型藻のサンプルから小型多細胞大型藻の細胞の単藻サンプルを調製するステップA)と;
小型多細胞大型藻の細胞の前記単藻バイオマスの水性懸濁液を得るために、ステップA)で得られた多細胞大型藻の細胞の前記単藻サンプルを、少なくとも1種の窒素源を添加した海水中で培養するステップB)と;
ステップB)終了時に得られた前記水性懸濁液から小型多細胞大型藻の細胞の前記単藻バイオマスを回収するステップC)と;
ステップC)で得られた小型多細胞大型藻の細胞の前記単藻バイオマスの粉末を調製するステップD)と;
を含む、方法。
【請求項2】
前記小型多細胞大型藻は、真正紅藻綱(Florideophyceae)、ウミゾウメン亜綱(Nemaliophycidae)、アクロカエティウム目(Acrochaetiales)、アクロカエティウム属(Acrochaetium)、アクロカエティウム・モニリフォルメ(Acrochaetium moniliforme)種の紅藻であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ステップD)において、ステップC)で得られた小型多細胞大型藻の細胞の前記単藻バイオマスは、凍結され、凍結乾燥され、次いで所望の粉末を得るために粉砕されることを特徴とする、請求項1および2のいずれか一項に記載の方法。
【請求項4】
小型多細胞大型藻の細胞の単藻バイオマスのグリコール抽出物を調製するための方法であって、次に示す連続したステップ:
請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法のステップC)またはステップD)で得られた小型多細胞大型藻の細胞の前記単藻バイオマスの粉末を、分散液100重量%当たりのバイオマスの比率が1重量%〜20重量%となるように、水−グリコール混合物中に撹拌しながら分散させるステップE)と;
期待されたグリコール抽出物が得られるように、上記のステップE)で得られた前記分散液を、その不混和な相に分離するステップF)と;
を含むことを特徴とする、方法。
【請求項5】
使用される前記グリコールはブチレングリコールである、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
ステップE)において使用される小型多細胞大型藻の細胞の前記単藻バイオマスの前記粉末は、真正紅藻綱(Florideophyceae)、ウミゾウメン亜綱(Nemaliophycidae)、アクロカエティウム目(Acrochaetiales)、アクロカエティウム属(Acrochaetium)、アクロカエティウム・モニリフォルメ(Acrochaetium moniliforme)種の紅藻の細胞の前記単藻バイオマスの粉末であることを特徴とする、請求項4および5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
ステップE)において:
使用される前記水−グリコール混合物は水−ブチレングリコール混合物であり、前記ブチレングリコールの含有量(ブチレングリコールおよび水の総重量に対するブチレングリコールの重量比)は50重量%〜75重量%であり、
前記水−グリコール混合物中への前記分散は、分散液100重量%当たりのバイオマスの比率が2重量%〜10重量%となるように行われ、
前記撹拌は1〜2時間継続され、次いで必要に応じてまたは所望により、
前記ブチレングリコールの含有量が、水を添加することにより40重量%に調整される、
ことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
小型多細胞大型藻の細胞の単藻バイオマスのグリコール抽出物であって、次に示す連続したステップ:
自然環境から採取した大型藻のサンプルから多細胞大型藻の細胞の単藻サンプルを調製するステップA)と;
小型多細胞大型藻の細胞の前記単藻バイオマスの水性懸濁液を得るために、ステップA)で得られた多細胞大型藻の細胞の前記単藻サンプルを、少なくとも1種の窒素源を添加した海水中で培養するステップB)と;
ステップB)終了時に得られた前記水性懸濁液から小型多細胞大型藻の細胞の前記単藻バイオマスを回収するステップC)と;
ステップC)で得られた小型多細胞大型藻の細胞の前記単藻バイオマスの粉末を調製する任意選択的なステップD)と;
ステップC)またはステップD)で得られた小型多細胞大型藻の細胞の前記単藻バイオマスを、分散液100重量%当たりのバイオマスの比率が1重量%〜20重量%となるように水−グリコール混合物中に撹拌しながら分散させるステップE)と;
上記のステップE)で得られた前記分散液を、その不混和な相に分離するステップF)と;
を含む方法により得られる、グリコール抽出物。
【請求項9】
使用される前記グリコールはブチレングリコールである、請求項8に記載のグリコール抽出物。
【請求項10】
請求項8および9のいずれか一項に記載のグリコール抽出物であって、それを調製するための前記方法のステップE)に使用される小型多細胞大型藻の細胞の前記単藻バイオマスの粉末は、真正紅藻綱(Florideophyceae)、ウミゾウメン亜綱(Nemaliophycidae)、アクロカエティウム目(Acrochaetiales)、アクロカエティウム属(Acrochaetium)、アクロカエティウム・モニリフォルメ(Acrochaetium moniliforme)種の紅藻の細胞の前記単藻バイオマスの粉末であることを特徴とする、グリコール抽出物。
【請求項11】
請求項10に記載のグリコール抽出物であって、それを調製するための前記方法のステップE)において:
使用される前記水−グリコール混合物は水−ブチレングリコール混合物であり、前記ブチレングリコールの含有量(ブチレングリコールおよび水の総重量に対するブチレングリコールの重量比)は50重量%〜75重量%であり、
前記水−グリコール混合物の前記分散は、分散液100重量%当たりのバイオマスの比率が2重量%〜10重量%となるように行われ、
前記撹拌は1〜2時間継続され、次いで必要に応じてまたは所望により、
前記ブチレングリコールの含有量が40重量%に調整される、
ことを特徴とする、グリコール抽出物。
【請求項12】
少なくとも1種の化粧的に許容される賦形剤と、有効量の請求項8〜11のいずれか一項に記載の小型多細胞大型藻の細胞の単藻バイオマスの前記グリコール抽出物とを含む、局所用化粧料組成物(C1)。
【請求項13】
ヒトの皮膚および/または頭皮で産生される皮脂の量を低減することを目的とした治療的処置方法において使用するための、請求項8〜11のいずれか一項に記載の小型多細胞大型藻の細胞の前記単藻バイオマスのグリコール抽出物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の主題は、小型多細胞大型藻の細胞の単藻バイオマス(unialgal biomass)の新規な抽出物、これを調製するための方法に加えてその化粧料有効物質としての使用、ならびにこれを含む局所用化粧料組成物、医薬組成物および皮膚用医薬組成物にある。
【背景技術】
【0002】
人の皮膚は他者に与える第一印象を決定する要素であり、皮膚の見た目を良くすることを常に気に掛ける者も多い。皮膚には健康な状態(多くの場合、透明感/ツヤのある肌が伴う)が反映されるが、それとは逆に、疲労状態および/またはだらしなさ(多くの場合、脂ぎった/照りを帯びた肌が伴う)も反映される。
【0003】
脂性肌には過剰脂漏(hyperseborrhea)または皮脂分泌過剰として知られる生物学的現象が関与しており、これは、皮脂が皮膚の皮脂腺から異常に多く産生されることと定義される。したがって、皮脂が皮膚表面で流動することにより、見た目のよくない「テカった」特徴が生まれる。一般に、この過剰脂漏には、過剰のテストステロンホルモンの存在が関与している。これが皮脂腺内で5−α−レダクターゼによりジヒドロテストステロン(DHT)に変換されると、皮脂腺細胞に存在する受容体に結合し、皮脂合成を活性化させる。過剰脂漏には、毛包漏斗部のケラチン生成細胞数の増加を特徴とする毛包の過角化が付随し、これが毛包管の閉塞を引き起こし、皮脂の流れが悪くなる。その結果として皮脂が蓄積すると、嫌気性菌であるプロピオニバクテリウム・アクネス(Propionibacterium acnes)の増殖に有利となる。後者が原因となって炎症現象が出現することになる。これらのあらゆる現象が原因となり、ニキビ肌の特徴である面皰等の特徴的な臨床症状が現れる。
【0004】
したがって脂性肌は、ヒトのみに発生する毛嚢脂腺系(pilosebaceous follicle)の慢性炎症性皮膚疾患である、一般にざ瘡と呼ばれる尋常性ざ瘡の前駆状態である。この病的状態は一般に思春期に影響を受けて進行し、多くの場合は思春期に開始し、青年期が終わると終了する。しかしながら、12歳から24歳の若者の85%が特別かつ適切な処置を必要とするざ瘡を発症しているとはいえ、44歳までの女性の12%および男性の3%も、ざ瘡を有するか少なくともざ瘡が発生しやすい脂性肌を有している。
【0005】
皮脂腺は毛髪に付随して存在するため(毛嚢脂腺系を参照のこと)、上述の現象により頭皮が脂性状態になり、脂っぽいフケを特徴とする目に見える臨床症状が現れる場合もある。
【0006】
したがって、「皮膚清浄化(dermopurifying)」有効成分を、次に示す様々な現象に対し作用させることができる:
・過剰脂漏(特に、DHT量に関わる作用物質(agent)を介して);
・毛包の過角化(特に、ケラチン生成細胞の分化を制限する作用物質を介して);
・プロピオニバクテリウム・アクネス(P.acnes)の増殖(特に、抗菌性/静菌性を有する作用物質を介して)。
【0007】
国際公開第2008/046791A1号パンフレットには、皮膚表面の皮脂濃度を低減する作用物質としての1,2−デカンジオールの使用と、十分な皮膚清浄化作用または抗ざ瘡作用を得ることに関するこの使用の利点とが、テトラサイクリン等の抗生物質またはレチナールやレチノイン酸等のレチノイドを使用した場合と比較して開示されている。
【0008】
このような様々な作用物質は皮膚に乾燥等の皮膚反応を誘発して多大なストレスを与えるか、あるいは効果が不十分であるという欠点を有する。
【0009】
藻類は、水中または湿気の非常に多い環境に生息する、光合成を行うクロロフィルを持つ生物である。これらは、海水、淡水、鹹水、流れのない環境、激しく波立つ(churned)環境または流れの激しい(turbulent)環境下で成長する。藻類には単細胞体も多細胞体もあり、褐色、緑色または紅色のものもあり、細胞学的および生化学的階層(order)の特徴に応じて分類されている。この生物は食物網の基盤を構成し、大気中酸素の産生および二酸化炭素の固定に関与していることから、地球規模で重要な役割を果たしている。
【0010】
大型藻類は真核多細胞藻類であり、普通は肉眼で見ることができ、大型植物と記載されることも多い。これらは有性生殖するものも無性生殖するものもあり、特定の種においては、生活環を通じてこの2種類の生殖方法が交互に行われる。生活環は、1つの世代からなるものも、交互に現れる2つの世代または3つの世代からなるものもある。それぞれ、単世代型(monogenetic)、世代交代型(digenetic)または三世代交代型(trigenetic)生活環と称されるであろう。
【0011】
これらの種は、生活環の種類に応じて、配偶体、胞子体、果胞子体または四分胞子体の形態となることができる。この環を通じて現れるこれらの様々な生活型は、同一形態にあるもの(したがって、同形生活環)も、異なる形態にあるもの(したがって、異形生活環)もある。
【0012】
その形態の違いが非常に顕著なものもあり、そのことを知らない人は、その2種類の生活型を同一種に結び付けることができない。この顕著な違いは藻体のサイズに起因する場合もある。すなわち、一方の生活型が巨視的である場合も、他方の生活型が微視的である場合もある。例えば、ワカメ(Undaria pinnatifida)の胞子体は1メートル近くにもなるが、この藻類の配偶体は数十マイクロメートルである。
【0013】
褐色藻類は約2,000種、紅藻類は約7,000種、緑色藻類は1,700種存在する。
【0014】
大型藻類の大きさは、数十マイクロメートルのアクロカエティウム(Acrochaetium)属藻類から、約100メートルに至るオオウキモ(Macrocystis pyrifera)種まである。
【0015】
紅藻類の網は真正紅藻綱(Florideophyceae)とも称され、これは紅色植物枝(rhodophyte branch)に属する。紅藻類の網である真正紅藻綱(Florideophyceae)には、アクロケチウム(Acrochaetiales)目、アクロシンフィトン(Acrosymphytales)目、イタニグサ(Ahnfeltiales)目、バルビアニア(Balbianiales)目、バリア(Balliales)目、カワモズク(Batrachospermales)目、カギケノリ(Bonnemaisoniales)目、イギス(Ceramiales)目、ベニマユダマ(Colaconematales)目、サンゴモ(Corallinales)目、エントウィスレイア(Entwisleiales)目、所属目不明の真正紅藻綱(Florideophyceae)、テングサ(Gelidiales)目、スギノリ(Gigartinales)、オゴノリ(Gracilariales)目、イソノハナ(Halymeniales)目、ベニマダラ(Hildenbrandiales)目、ウミゾウメン(Nemaliales)目、ウスギヌ(Nemastomatales)目、ダルス(Palmariales)目、イワノカワ(Peyssonneliales)目、ピヒエラ(Pihiellales)目、ユカリ(Plocamiales)目、ロダクリア(Rhodachlyales)目、ロドゴルゴン(Rhodogorgonales)目、マサゴシバリ(Rhodymeniales)目、ヌラクサ(Sebdeniales)目、エンジイシモ(Sporolithales)目およびチスジノリ(Thoreales)目が含まれる。
【0016】
紅藻は、クロロフィルaやカロテノイドといった他の植物にも見られる色素を含むが、その独自性は、フィコビリンタンパク質、すなわち、アロフィコシアニン(青色)、フィコシアニン(青色)および紅色を与えるフィコエリトリンが存在することにある。紅藻と灰色藻および藍藻との違いは、その葉緑体の構成の違いにある。
【0017】
紅藻の色の一部は藻に到達する光の波長によって決定される。紅藻は深部に多量のフィコエリトリン、すなわちこの深さで光を吸収することができる色素を蓄積している。表面においては、クロロフィルおよび他のフィコビリンタンパク質に対する赤色色素の比率は低下し、その名称にも拘わらずより緑色に近くなる。これは補色適応と称される。
【0018】
中国特許出願公開第102475664A号明細書には、皮脂または毛穴の収縮を調整する藻類の繊維を含む化粧料組成物が開示されている。
【0019】
テングサ(Gelidium)属およびダルス(Palmaria)属に属する紅藻は、脂性肌の状態を整える薬剤に使用される藻類として最も広く記載されている。特開2005−47910A号明細書には様々な紅藻類、例えば、マクサ(Gelidium amansii)、ゲリジウム・ジャポニカ(Gelidium japonica)およびダルス(Palmaria palmata)の皮脂分泌抑制性を、化粧料中に、食品中に、または医薬品として利用することが開示されている。中国特許出願公開第102525864A号明細書の場合は、海産食物に由来するペプチドをマクサ(Gelidium amansii)由来の藻多糖類および真珠粉と組み合わせて、抗ざ瘡活性剤として使用することが開示されている。韓国特許出願公開第2007 089309号明細書には、抗菌性、抗酸化性および抗ガン性を有する特定の分子サイズのオリゴ糖を得ることを目的として、マクサ(Gelidium amansii)濃縮物を調製するための方法が開示されている。
【0020】
しかしながら、テングサ(Gelidiales)目およびダルス(Palmariales)目の紅藻は、皮膚清浄化性のみが知られている訳ではない。韓国特許出願公開第10 1409764A号明細書には、乳酸発酵プロセスを経たマクサ(Gelidium amansii)抽出物を、抗シワ成分として化粧料に、または栄養補給に使用することが開示されている。仏国特許出願公開第2911278号明細書には、糖に富むダルス(Palmaria palmata)抽出物を脱色用化粧活性剤として使用することが開示されている。
【0021】
1万種ある大型藻の中で、現在、経済的利益をもたらしているものはわずか約100種に過ぎない。したがって、特定の食用微細藻類、ハイドロコロイド産生藻類および生物活性を有する分子を産生する藻類を対象とし、その生理機能、代謝および生殖に対する理解を深めるために広範な研究が行われてきた。
【0022】
食用として利用されているワカメ(Undaria pinnatifida)(より一般的には若布(Wakame)として知られる)等の藻類、コンブ(Laminaria japonica)(昆布(Kombu)とも呼ばれる)、スサビノリ(Porphyra yezoensis)(海苔(Nori)とも呼ばれる)およびボウアオノリ(Enteromorpha intestinalis)(青のり(Ao nori)とも呼ばれる)の養殖について知識を深めるための研究が行われてきた。
【0023】
ヤハズツノマタ(Chondrus crispus)、オオキリンサイ属藻類(Kappaphycus spp.)、キリンサイ(Eucheuma denticulatum)等の藻類が産生するハイドロコロイドは主として食品および化粧品用の増粘剤およびゲル化剤として利用されている。これらの高分子を産生するバイオマスは一定の経済的利益をもたらす[Ronelie C. et al. in:“Non−enzymatic isolation of somatic cells from Kappaphycus spp. and Eucheuma denticulatum(Solieriaceae,Rhodophyta)”;Eur.J.Phycol.(2014),49(4):486−492]。この点に関し、Clinton J.Dawesらは、自然環境から採取したサンプルから紅藻であるキリンサイ(Eucheuma denticulatum)およびカッパフィカス・アルバレジ(Kappaphycus alvarezii)の細胞の単藻バイオマスを取得するための方法、およびバイオマスを回収するためのその培養について開示している[Clinton J. Dawes et al.in:“Branch,micropropagule and tissue culture of the red algae Eucheuma denticulatum and Kappaphycus alvarezii farmed in the Philippines”,Journal of applied Phycology 3:247−257,1991]。紅藻であるガルディエリア・スルフラリア(Galdieria sulphuraria)に関するMyounghoonらの文献においても同様である[Myounghoon et al.in:“Isolation and characterization of thermostable phycocyanin from Galdieria sulphuraria”,Korean J.Chem.Eng.,31(3),490−495]。
【0024】
生物活性を有する分子を合成することを目的として、緑藻であるアクロスフォニア・コアリタ(Acrosiphonia coalita)、褐藻であるカラフトコンブ(Laminaria saccharina)ならびに紅藻であるアガーディエラ・スブラタ(Agardhiella subulata)、オクトーデス・セクンディラメア(Ochtodes secundiramea)およびホソバナミノハナ(Portieria hornemannii)をバイオリアクター内において培養することが研究されてきた[Gregory L.Rorrer et al.Production of bioactive metabolites by cell and tissue cultures of marine macroalgae in bioreactor systems.Plant Cell and Tissue Culture for the Production of Food Ingredients,edited by Fu et al.Kluwer Academic/Plenum Publishers,New York,1999]。
【0025】
これらの一部は知見に基づき、大型藻の繁殖サイクルの制御に基づいて行われる。例えば、コンブ目藻類(laminariales)の場合、葉状体に発達する巨視的な複相体である胞子体と、微視的な単相体である雄性配偶子および雌性配偶子とを交互に観察することができる。成熟した胞子放出期にある(fertile)胞子体は遊泳する胞子を産生し、これが固体基質上に着生して配偶体を作る。この配偶体を支持体上に播種し、この支持体上で、食用として利用することができる巨視的な胞子体へと成長させることを目的として、ワカメ(Undaria pinnatifida)(より一般的には若布(Wakame)として知られる)やコンブ(Laminaria japonica)(昆布(Kombu)とも呼ばれる)等の藻類の生活環を研究することにより、その微視的な生活型である配偶体の培養を発展させることが可能となった。これらの藻類の培養は、まず微視的な生活型を培養するために実験室で実施され、次いで、消費に利用できる巨視的な生活型を生産するために自然環境において実施される。
【0026】
ワカメ(Undaria pinnatifida)等のコンブ(Laminariales)目褐藻の胞子体培養が発展したことにより、1980年代において、「フリー配偶体培養(free living)」として知られる配偶体培養技術が発展した。これは、成熟胞子体を採取することと、胞子を形成させることと、胞子を採取することと、配偶体を形成することと、次いでこれを、配偶子を形成させるように培養することとから構成され、この配偶子が受精すると、新たな胞子体が形成されることになる(R.Perez et al.,1984)。
【0027】
カラフトコンブ(Laminaria saccharina)胞子体培養の発展にも、ワカメ(Undaria pinnatifida)培養と同様の方法でその配偶体を培養する方法を発展させることが必要であった[C.Zhi,G.L.Rorrer.Photolithotrophic cultivation of Laminaria saccharina gametophyte cells in a bubble−column bioreactor.Enzyme and Microbial Technology.Volume 18,Issue 4,March 1996,Pages 291−299]。
【0028】
同様に、H.Stegengaらは、実験的な研究を行うことを目的として、クロマストラム・モニリフォルメ(Chromastrum moniliforme)のサンプルを培養することにより、この藻の配偶体および四分胞子体のサンプルを単離した[H. Stegenga et al.in:“Remarks on the Audouinella microscopica (NAEG.)Woekerling complex, with a brief survey of the genus chromastrum papenfuss(Rhodophyta,Nemaliales)”,Acta Bot.Neerl.28(4/5),August 1979,p.289−311]。
【0029】
中国特許出願公開第103858745A号明細書には、カヤモノリ(Scytosiphon lomentaria)の人工培養の開発が開示されている。これは、海中で巨視的なカヤモノリ(Scytosiphon lomentaria)のバイオマスを生産することを目的として、藻類の生殖細胞の分化段階を制御し、それによって成熟した単室胞子嚢を形成させ、次いで、培養支持体に種付けするために胞子を形成させるものである。
【0030】
中国特許出願公開第103931482A号明細書には、食用として、特に巻物に使用される紅藻であるスサビノリ(Porphyra yezoensis)の配偶体の葉状体を取得するための方法が開示されている。この方法は、まず葉状体が海中で成長できるように、培養支持体に付着する殻胞子を形成させることを目的として、この藻類のコンコセリス期をin vitro培養することを含む。
【0031】
他の方法としては、紅藻類の外植片からカルス形成を誘導することを含むものがあり、上記カルスは発達して種苗となり、次いでこれがバイオリアクター内で培養される。これに関連するものとして、Ronelieらの研究[Ronelie C.et al.Non−enzymatic isolation of somatic cells from Kappaphycus spp.and Eucheuma denticulatum(Solieriaceae,Rhodophyta),Eur.J.Phycol.(2014),49(4):486−492];J.Munozの研究[J.Munoz.Use of plant growth regulators in micropropagation of Kappaphycus alvarezii(Doty)in airlift bioreactors.J Appl Phycol(2006)18:209−218]またはMaliakalらの研究[S.Maliakal,D.Cheney.Halogenated monoterpenes production in regenerated plantlet cultures of Ochtodes secundiramea.J.Phycol.37,1010−1019(2001)]を挙げることができる。
【0032】
他の方法においては、ボウアオノリ(Enteromorpha intestinalis)(食用および動物飼料に使用される藻類)に関しRusigらにより提案されているように、藻類葉状体細胞の細胞壁を消化することができるセルラーゼおよびアメフラシ由来の酵素の酵素混合物を使用し、新たな葉状体を再形成させることを目的として葉状体からプロトプラストを作出することが含まれる。細胞壁が消化された培養液はプロトプラストと呼ばれる[A Rusig & J.Cosson,Plant regeneration from protoplasts of Enteromorpha intestinalis(Chlorophyta,Ulvophyceae) as seedstock for macroagal culture.Journal of Applied Phycology 13:103−108,2001]。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0033】
小型(small)の多細胞藻類は、自然環境から収穫できるほど自然界に十分に豊富に存在しておらず、また、そのサイズが小さいことから、所望の種を識別することも、決まった種に限定して収穫することも難しいため、本発明者らは、化粧料に使用することができる有効成分を抽出することができるように、小型の多細胞大型藻の細胞の単藻バイオマスを取得することを可能にする新規な方法を開発するために努力を重ねてきた。
【0034】
本発明者らは、バイオリアクター内で使用することができる方法であって、無菌外植体を必要とせず、植物ホルモンも酵素も関与しない方法を発展させた。
【課題を解決するための手段】
【0035】
本発明の主題は、第1の態様によれば、小型多細胞大型藻の細胞の単藻バイオマスを取得するための方法であって、次に示す連続したステップ:
自然環境から取得した大型藻のサンプルから多細胞大型藻の細胞の単藻サンプルを調製するステップA)と;
小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスの水性懸濁液を得るために、ステップA)で得られた多細胞大型藻の細胞の上記単藻サンプルを、少なくとも1種の窒素源を添加した海水中で培養するステップB)と;
ステップB)終了後に得られた上記水性懸濁液から、小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスを回収(harvest)するステップC)と;
ステップC)で得られた小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスの粉末を調製するステップD)と;
を含む、方法にある。
【発明を実施するための形態】
【0036】
上記にて定義した方法における「小型多細胞大型藻(small multicellular macroalga)」という語は、30μm〜3cmの寸法を有する、細胞集合体(cell clumps)に組織化された多細胞大型藻を指す。この小型多細胞大型藻と大型(large)多細胞大型藻とは、後者の寸法が5cm〜20cmの間にあり、有機組織(tissue)様に組織化されている点が異なっている。
【0037】
上記にて定義した方法のステップA)に使用される、自然環境から採取した大型藻のサンプルとは、特に、海水から採取したサンプル(それが海水のサンプルであるか否かに関わらず)、固体基質(岩盤、砂地、貝殻もしくは堆積物またはそれ以外の人工支持体(ボートの船体、ポンツーン、堤防等))の表面から採取したサンプルを指し;このサンプルは、藻類や海生植物等の他の植物の表面もしくは内部から(着生生物または内部寄生生物)、または海綿動物、刺胞動物、原索動物、棘皮動物、軟体動物、節足動物、環形動物、海生脊椎動物等の動物の表面もしくは内部から(着生生物または内部寄生生物)採取することもできる。
【0038】
上記にて定義した方法のステップA)において使用される自然環境から採取した大型藻のサンプルは、一般に、非常に生物多様性に富み、小動物、原生動物、原核微細藻類、真核微細藻類、多細胞大型藻等の幅広い種類の生物を含む。
【0039】
上記にて定義した方法における「多細胞大型藻の細胞の単藻サンプル」という語は、1種のみの多細胞藻を含む培養液を意味することを意図している。
【0040】
上記にて定義した方法のステップA)によれば、小型多細胞大型藻の細胞の単藻サンプルは、標的藻類以外の生物から標的の大型藻を単離することにより得られる。これを実施するために、物理的分離手段および/または化学的分離手段を用いることができる。
【0041】
物理的分離手段として、例えば、顕微鏡下または双眼拡大鏡下に作業視野を調整しながら、ガラスピペットの細管の末端を用いて、標的の小型多細胞大型藻の細胞を2〜3個取り分けることによって分離を実施する。天然のサンプルから標的の種の細胞を段階希釈することによる分離もある。
【0042】
化学的分離手段として、例えば、藍藻系の微細藻類を除去するために抗生物質を使用するか、または珪藻系の微細藻類を除去するために二酸化ゲルマニウムを使用するものがある。
【0043】
可能な最良の単離結果を得るために様々な単離手段を組み合わせる。物理的および化学的単離手段は全て光が透過する半透明容器内で行われ、この容器は滅菌済の海水を含み、硝酸ナトリウム(NaNO)等の少なくとも1種の窒素源を50mg/dm〜250mg/dmの濃度(好ましくは150mg/dm)で含み、リン酸二水素ナトリウム(NaHPO)等のリン源を5mg/dm〜75mg/dmの濃度(好ましくは50mg/dm)で含む。例えば、次に示す組成を有するProvasoli培地等の所望の比率の栄養培養液を海水に添加することにより、他の無機元素を添加することも可能である:
【0044】
【表1】
【0045】
上記にて定義した方法のステップB)の実施は、硝酸ナトリウム(NaNO)等の少なくとも1種の窒素源を50mg/dm〜250mg/dm(好ましくは150mg/dm)の濃度で含み、かつリン酸二水素ナトリウム(NaHPO)等のリン源を5mg/dm〜75mg/dm(好ましくは50mg/dm)の濃度で含む海水を含む光バイオリアクター内で行われる。
【0046】
海水に、例えば、所望の比率のProvasoli培養液を添加することにより他の無機元素を添加することも可能である。
【0047】
培養は半透明の培養槽内で、場合により二酸化炭素を富化した空気をバブリングしながら行われる。
【0048】
培養は一般に、恒常的光照射下に、照射時間を一定にして、10℃〜25℃、好ましくは17℃で行われる。
【0049】
培養は、初代培養(first culture)ステップの500cmから商業的バイオマス生産ステップの20mまでの範囲の容量で、15日間の期間で行われる。但し、最初の15日間の期間が終了した後、双眼拡大鏡下および/または顕微鏡下に観察を行った場合に、ステップA)が終了した時点で標的としていたもの以外の藻類が増殖していることが示された場合、これはステップA)の結果が十分でないことを表している。したがって、上記にて定義した方法のステップA)は、十分な品質の小型多細胞大型藻の細胞の単藻サンプルが得られるまで繰り返される。
【0050】
上記にて定義した方法のステップC)は、一般に、培養液中に投入される小型多細胞大型藻のサイズに応じて、分画限界(cut−off threshold)が25μm〜100μmの間にある濾布を用いて行われる。小型多細胞大型藻の細胞の単藻バイオマスの培養液を濾過すると、海水は布を通過し、バイオマスは表面に残る。次いでバイオマスから構成される保持液を押圧することにより、依然として存在する遊離水を除去する。
【0051】
上記にて定義した方法のステップD)は当業者に知られている方法で行われる。例えば、上記にて定義した方法のステップC)で得られた小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスを乾燥させた後、これを粉砕し、所望の平均径を有する粉末を得るために篩別することができる。
【0052】
上記にて定義した方法の特定の態様によれば、その主題は、真正紅藻綱(Florideophyceae)、ウミゾウメン亜綱(Nemaliophycidae)、アクロカエティウム目(Acrochaetiales)、アクロカエティウム属(Acrochaetium)、アクロカエティウム・モニリフォルメ(Acrochaetium moniliforme)種の紅藻の細胞の単藻バイオマスを得るための方法にある。
【0053】
特定の一態様によれば、上記にて定義した方法のステップD)においては、ステップC)で得られた小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスは、凍結され、凍結乾燥され、次いで所望の粉末を得るために粉砕される。
【0054】
本発明の主題はまた、上記にて定義したプロセスにより得られる小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物を調製するための方法であって、次に示す連続したステップ:
ステップC)またはステップD)で得られた小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスを、分散液100重量%当たりのバイオマスの比率が1重量%〜20重量%となるように、水−グリコール混合物中に撹拌しながら分散させるステップE)と;
期待されたグリコール抽出物が得られるように、上記のステップE)で得られた分散液を不混和な相に分離するステップF)と;
を含むことを特徴とする、方法にある。
【0055】
上記にて定義した方法に使用されるグリコールとして、特に、ブチレングリコールまたは1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオールまたは1,6−ヘキサンジオールが挙げられる。
【0056】
上記にて定義した方法の特定の一態様によれば、使用されるグリコールはブチレングリコールである。
【0057】
上記にて定義した方法に使用される水/グリコール混合物の水対グリコールの体積比は、一般に、1/1以下且つ1/9以上、より詳細には、1/2以下且つ1/6以上である。必要に応じてまたは所望により、この体積比はステップE)終了後に上述の範囲内に調整される。
【0058】
上記にて定義した方法の特定の一態様によれば、その主題は、上記にて定義した方法により得られる、真正紅藻綱(Florideophyceae)、ウミゾウメン亜綱(Nemaliophycidae)、アクロカエティウム目(Acrochaetiales)、アクロカエティウム属(Acrochaetium)、アクロカエティウム・モニリフォルメ(Acrochaetium moniliforme)種の紅藻の細胞の単藻バイオマスのグリコール抽出物を調製するための方法であって、次に示す連続したステップ:
ステップD)で得られた真正紅藻綱(Florideophyceae)、ウミゾウメン亜綱(Nemaliophycidae)、アクロカエティウム目(Acrochaetiales)、アクロカエティウム属(Acrochaetium)、アクロカエティウム・モニリフォルメ(Acrochaetium moniliforme)種の紅藻の細胞の上記単藻バイオマスの粉末を、水−ブチレングリコール混合物中に撹拌しながら分散させるステップであって、ブチレングリコールの含有量(ブチレングリコールおよび水の総重量に対するブチレングリコールの重量比)は50重量%〜75重量%であり、分散液100重量%当たりのバイオマスの比率は2重量%〜10重量%であり、撹拌は1〜2時間継続され、次いで、必要に応じてまたは所望により、水を添加することによりブチレングリコールの含有量が40重量%に調整される、ステップE)と;
期待されたグリコール抽出物が得られるように、上記のステップE)で得られた分散液を不混和な相に分離するステップF)と;
を含むことを特徴とする方法にある。
【0059】
上記にて定義した方法のステップF)において、不混和な相の分離は重力によるデカンテーションまたは遠心分離によって行われる。
【0060】
必要に応じてまたは所望により、得られたグリコール水(hydroglycolic)抽出物は、懸濁粒子を除去して透明な溶液が得られるように、分画限界が0.2μmであるフィルターで濾過される。
【0061】
したがって本発明の主題は、小型多細胞大型藻の細胞の単藻バイオマスのグリコール抽出物であって、次に示すステップ:
自然環境から採取した大型藻のサンプルから小型多細胞大型藻の細胞の単藻サンプルを調製するステップA)と;
小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスの水性懸濁液を得るために、ステップA)で得られた小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻サンプルを少なくとも1種の窒素源を添加した海水中で培養するステップB)と;
ステップB)終了時に得られた上記水性懸濁液から小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスを回収するステップC)と;
ステップC)で得られた小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスの粉末を調製する任意選択的なステップD)と;
ステップC)またはステップD)で得られた小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスを、分散液100重量%当たりのバイオマスの比率が1重量%〜20重量%となるように、水−グリコール混合物中に撹拌しながら分散させるステップE)と;
上記のステップE)で得られた分散液を不混和な相に分離するステップF)と;
を含む方法により得られる、グリコール抽出物にある。
【0062】
本発明の特定の一態様によれば、その主題は、使用されるグリコールがブチレングリコールである、上記にて定義したグリコール抽出物にある。
【0063】
本発明の他の特定の態様によれば、その主題は、上記にて定義したグリコール抽出物であって、その調製に使用される、本発明の方法のステップE)に使用される小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスの粉末は、真正紅藻綱(Florideophyceae)、ウミゾウメン亜綱(Nemaliophycidae)、アクロカエティウム目(Acrochaetiales)、アクロカエティウム属(Acrochaetium)、アクロカエティウム・モニリフォルメ(Acrochaetium moniliforme)種の紅藻の細胞の上記単藻バイオマスの粉末であることを特徴とする、グリコール抽出物にある。
【0064】
本発明のさらなる特定の一態様によれば、その主題は、上記にて定義したグリコール抽出物であって、それを調製するための方法のステップE)において:
使用される水−グリコール混合物は、ブチレングリコールの含有量(ブチレングリコールおよび水の総重量に対するブチレングリコールの重量比)が50重量%〜75重量%である水−ブチレングリコール混合物であり、
上記水−グリコール混合物中への分散は、分散液100重量%当たりのバイオマスの比率が2重量%〜10重量%となるように行われ、
撹拌は1〜2時間継続され、次いで必要に応じてまたは所望により、
水を添加することによりブチレングリコール含有量が40重量%に調整される、
ことを特徴とする、グリコール抽出物にある。
【0065】
本発明の主題はまた、ヒトの皮膚および/または頭皮で産生される皮脂の量を低減することを目的とした、上記にて定義した小型多細胞大型藻の細胞の単藻バイオマスのグリコール抽出物の化粧料組成物中における使用にあり、より詳細には、小型多細胞大型藻の細胞の単藻バイオマスのグリコール抽出物は、上記にて定義した、真正紅藻綱(Florideophyceae)、ウミゾウメン亜綱(Nemaliophycidae)、アクロカエティウム目(Acrochaetiales)、アクロカエティウム属(Acrochaetium)、アクロカエティウム・モニリフォルメ(Acrochaetium moniliforme)種の紅藻の細胞の単藻バイオマスのグリコール抽出物である、上記にて定義した使用にある。
【0066】
本発明の主題はまた、ヒトの皮膚および/または頭皮で産生される皮脂の量を低減することを目的とする方法であって、上記ヒトの皮膚および/または上記頭皮に、少なくとも1種の化粧的に許容される賦形剤と有効量の上記にて定義した小型多細胞大型藻の細胞の単藻バイオマスのグリコール抽出物とを含む局所用化粧料組成物(C1)を適用する少なくとも1つのステップを含み;より詳細には、上記組成物(C1)に含まれる小型多細胞大型藻の細胞の単藻バイオマスのグリコール抽出物は、上記にて定義した、真正紅藻綱(Florideophyceae)、ウミゾウメン亜綱(Nemaliophycidae)、アクロカエティウム目(Acrochaetiales)、アクロカエティウム属(Acrochaetium)、アクロカエティウム・モニリフォルメ(Acrochaetium moniliforme)種の紅藻の細胞の単藻バイオマスのグリコール抽出物である、上記にて定義した方法にある。
【0067】
上記にて定義した紅藻の上記グリコール抽出物を含む本発明の化粧料組成物は、ヒトの皮膚および/または頭皮で産生される皮脂の量を低減する能力を有し、したがって審美性を改善することによって、健康状態(condition)が関与する皮膚の変化(脂性肌と称される)または健康状態が関与する毛髪の変化(毛髪のべたつきと称される)を処置(treat)することが可能になる。
【0068】
本発明の主題はまた、少なくとも1種の化粧的に許容される賦形剤と、有効量の上記にて定義した小型多細胞大型藻の細胞の単藻バイオマスのグリコール抽出物とを含む局所用化粧料組成物(C1)にあり;より詳細には、小型多細胞大型藻の細胞の単藻バイオマスのグリコール抽出物は、上記にて定義した、真正紅藻綱(Florideophyceae)、ウミゾウメン亜綱(Nemaliophycidae)、アクロカエティウム目(Acrochaetiales)、アクロカエティウム属(Acrochaetium)、アクロカエティウム・モニリフォルメ(Acrochaetium moniliforme)種の紅藻の細胞の単藻バイオマスのグリコール抽出物である、上記にて定義した組成物(C1)にある。
【0069】
上記にて定義した方法においては、一般に、上記組成物(C1)を処置すべき皮膚表面に伸ばし広げた後、皮膚を数分間マッサージする。
【0070】
本発明の主題である本発明の組成物(C1)の定義に用いられる「局所用」という表現は、それが直接的に適用されるか間接的に適用されるかに関わらず、上記組成物(C1)が皮膚に適用することによって使用されることを意味し、間接的に適用される場合、本発明による上記組成物(C1)は、皮膚に接触させることが意図された支持体(紙、拭き取りシート(wipe)、繊維製品、経皮器具等)に含浸される。
【0071】
本発明の主題である組成物(C1)の定義に用いられる「化粧的に許容される」という表現は、欧州経済共同体理事会指令(European Economic Community Council Directive)番号76/768/EEC(1976年7月27日付)(指令番号93/35/EEC(1993年6月14日付)により改正)に準拠し、人体の様々な部位(表皮、体毛および頭髪系、爪、唇ならびに生殖器)または歯および口腔粘膜に対し、清浄化、芳香付与、外観の変更および/もしくは体臭の修正を行うか、ならびに/またはこれらを保護するか、ならびに/またはこれらを良好な状態に維持することを専らのまたは主なねらいとして、これらと接触させることが意図されている任意の物質または調製物を含むことを意味する。
【0072】
上記にて定義した「有効量の小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物」という語は、上記組成物(C1)100重量%に対し、小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスの上記グリコール抽出物の量が、0.1重量%〜5重量%、より詳細には0.1重量%〜3重量%、さらに詳細には0.5重量%〜2重量%であることを意味することを意図している。
【0073】
本発明の主題である組成物(C1)は、一般に、水性、水性−アルコール性もしくは水性−グリコール性溶液の形態にあるか、懸濁液の形態にあるか、油中水型、水中油型、水中油中水型もしくは油中水中油型のいずれかのエマルジョン、マイクロエマルジョンもしくはナノエマルジョンの形態にあるか、または粉末形態にある。
【0074】
本発明の主題である組成物(C1)は、ボトル、ポンプ式「ディスペンサー型ボトル」、エアゾール式器具(加圧形態で)、格子板(grid)等の小孔を有する壁(perforated wall)が取り付けられた器具、または塗布ボール(「ロールオン」具と称される)を備えた器具に包装することができる。
【0075】
一般に、本発明の主題である小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物は、局所用処方の分野に通常使用されている化学的添加剤、例えば、起泡性および/または洗浄性界面活性剤、増粘性(thickening)および/またはゲル化性(gelling)界面活性剤、増粘剤および/またはゲル化剤、安定剤、皮膜形成化合物、溶媒および共溶媒、ハイドロトロープ剤、湧水または鉱水、可塑剤、乳化剤および乳化助剤、不透明化剤、パール剤、過脂剤、金属封鎖剤、キレート剤、油、ロウ、抗酸化剤、香料、精油、防腐剤、コンディショニング剤、防臭剤、体毛および皮膚の脱色を目的とした美白剤、皮膚および毛髪を処理および/または保護することを目的とした活性剤、サンスクリーン剤、無機フィラーまたは顔料、視覚効果をもたらす粒子または活性剤のカプセル化を意図した粒子、角質剥離粒子(exfoliating particle)、キメ改善剤(texturing agent)、蛍光増白剤および昆虫忌避剤と併用される。
【0076】
組成物(C1)において、小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができる起泡性および/または洗浄性界面活性剤としては、例えば、アニオン性、カチオン性、両性または非イオン性の起泡性および/または洗浄性界面活性剤を挙げることができる。
【0077】
アニオン性起泡性および/または洗浄性界面活性剤の中でも、アルキルエーテル硫酸エステル、アルキル硫酸エステル、アルキルアミドエーテル硫酸エステル、アルキルアリールポリエーテル硫酸、モノグリセリド硫酸エステル、α−オレフィンスルホン酸、パラフィンスルホン酸、アルキルリン酸エステル、アルキルエーテルリン酸エステル、アルキルスルホン酸、アルキルアミドスルホン酸、アルキルアリールスルホン酸、アルキルカルボン酸、アルキルスルホコハク酸エステル、アルキルエーテルスルホコハク酸エステル、アルキルアミドスルホコハク酸エステル、アルキルスルホ酢酸、アルキルサルコシン、アシルイセチオン酸、N−アシルタウリン、アシル乳酸、N−アシル化アミノ酸誘導体、N−アシル化ペプチド誘導体、N−アシル化タンパク質誘導体またはN−アシル化脂肪酸誘導体の、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アミン塩またはアミノアルコール塩を挙げることができる。
【0078】
両性の起泡性および/または洗浄性界面活性剤の中でも、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、スルタイン、アルキルアミドアルキルスルホベタイン、イミダゾリン誘導体、ホスホベタイン、アンホポリ酢酸塩(amphopolyacetate)およびアンホプロピオン酸塩を挙げることができる。
【0079】
カチオン性起泡性および/または洗浄性界面活性剤の中でも、特に第四級アンモニウム誘導体を挙げることができる。
【0080】
非イオン性起泡性および/または洗浄性界面活性剤の中でも、より具体的には、8〜16個の炭素原子を含む直鎖または分岐の飽和または不飽和脂肪族基を有するアルキルポリグルコシド(例えば、オクチルポリグルコシド、デシルポリグルコシド、ウンデシレニルポリグルコシド、ドデシルポリグルコシド、テトラデシルポリグルコシド、ヘキサデシルポリグルコシドまたは1,12−ドデカンジイルポリグルコシド);水添ヒマシ油のエトキシ化誘導体(例えば、INCI名「Peg−40 hydrogenated castor oil(Peg−40水添ヒマシ油)」で販売されている製品);ポリソルベート(例えば、ポリソルベート20、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート70、ポリソルベート80またはポリソルベート85);ヤシ油脂肪酸アミド;N−アルキルアミンを挙げることができる。
【0081】
組成物(C1)において、小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができる増粘性および/またはゲル化性界面活性剤の例としては、任意選択的にアルコキシル化されていてもよいアルキルポリグルコシド脂肪酸エステル(例えば、エトキシ化メチルポリグルコシドエステル(例えば、それぞれGlucamateTM LTおよびGlumateTM DOE120の名称で販売されている、トリオレイン酸PEG120メチルグルコースおよびジオレイン酸PEG120メチルグルコース));アルコキシル化脂肪酸エステル(例えば、CrothixTM DS53の名称で販売されているテトラステアリン酸PEG150ペンタエリスリチル、AntilTM 141の名称で販売されているオレイン酸PEG55プロピレングリコール);脂肪鎖ポリアルキレングリコールカルバミン酸エステル(例えば、ElfacosTM T211の名称で販売されているジカルバミン酸PPG−14ラウレスイソホリル、ElfacosTM GT2125の名称で販売されているジカルバミン酸PPG−14パルメス−60ヘキシル)を挙げることができる。
【0082】
組成物(C1)において、小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができる増粘剤および/またはゲル化剤の例としては、高分子電解質型の直鎖または分岐または架橋ポリマー(例えば、一部または全部を塩にしたアクリル酸ホモポリマー、一部または全部を塩にしたメタクリル酸ホモポリマー、一部または全部を塩にした2−メチル−[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸(AMPS)ホモポリマー、アクリル酸およびAMPSのコポリマー、アクリルアミドおよびAMPSのコポリマー、ビニルピロリドン(vinylpyrolidone)およびAMPSのコポリマー、AMPSおよびアクリル酸(2−ヒドロキシエチル)のコポリマー、AMPSおよびメタクリル酸(2−ヒドロキシエチル)のコポリマー、AMPSおよびヒドロキシエチルアクリルアミドのコポリマー、AMPSおよびN,N−ジメチルアクリルアミドのコポリマー、AMPSおよびトリス(ヒドロキシメチル)アクリルアミドメタン(THAM)のコポリマー、アクリル酸またはメタクリル酸およびアクリル酸(2−ヒドロキシエチル)のコポリマー、アクリル酸またはメタクリル酸およびメタクリル酸(2−ヒドロキシエチル)のコポリマー、アクリル酸またはメタクリル酸およびヒドロキシエチルアクリルアミドのコポリマー、アクリル酸またはメタクリル酸およびTHAMのコポリマー、アクリル酸またはメタクリル酸およびN,N−ジメチルアクリルアミドのコポリマー、アクリル酸またはメタクリル酸、AMPSおよびアクリル酸(2−ヒドロキシエチル)のターポリマー、アクリル酸またはメタクリル酸、AMPSおよびメタクリル酸(2−ヒドロキシエチル)のターポリマー、アクリル酸またはメタクリル酸、AMPSおよびTHAMのターポリマー、アクリル酸またはメタクリル酸、AMPSおよびN,N−ジメチルアクリルアミドのターポリマー、アクリル酸またはメタクリル酸、AMPSおよびアクリルアミドのターポリマー、アクリル酸またはメタクリル酸および炭素系鎖が4〜30個の炭素原子を含み、より具体的には10〜30個の炭素原子を含むアクリル酸アルキルのコポリマー、AMPSおよび炭素系鎖が4〜30個の炭素原子を含み、より具体的には10〜30個の炭素原子を含むアクリル酸アルキルのコポリマー、強酸官能基(遊離、一部が塩に変換または全部が塩に変換)を有する少なくとも1種のモノマーと、少なくとも1種の中性モノマーと、式(VIII):
CH=C(R’)−C(=O)−[CH−CH−O]−R’ (VIII)
(式中、R’は、水素原子またはメチル基を表し、R’は、8〜30個の炭素原子を含む直鎖または分岐のアルキル基を表し、nは、1以上かつ50以下の数を表す)の少なくとも1種の中性モノマーとの直鎖、分岐または架橋ターポリマーを挙げることができる。
【0083】
組成物(C1)において、小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができる高分子電解質型の直鎖または分岐または架橋ポリマーは、溶液、水性懸濁液、油中水型エマルジョン、水中油型エマルジョンまたは粉末の形態とすることができる。組成物(C1)において小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができる高分子電解質型の直鎖または分岐または架橋ポリマーは、SimulgelTM EG、SimulgelTM EPG、SepigelTM 305、SimulgelTM 600、SimulgelTM NS、SimulgelTM INS 100、SimulgelTM FL、SimulgelTM A、SimulgelTM SMS 88、SepinovTMEMT 10、SepiplusTM400、SepiplusTM265、SepiplusTMS、SepimaxTMZen、AristoflexTMAVC、AristoflexTMAVS、NovemerTMEC−1、NovemerTMEC−2、AristoflexTMHMB、CosmediaTMSP、FlocareTMET 25、FlocareTMET 75、FlocareTMET 26、FlocareTMET 30、FlocareTMET 58、FlocareTMPSD 30、ViscolamTMAT 64、ViscolamTMAT 100の名称で販売されている製品から選択することができる。
【0084】
組成物(C1)において小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができる増粘剤および/またはゲル化剤の例としては、単一種の糖(monosaccharide)のみからなる多糖(例えば、グルカンまたはグルコースホモポリマー)、グルコマンノグルカンズ(glucomannoglucans)、キシログリカンズ(xyloglycans)、D−マンノースの主鎖上のD−ガラクトース単位の置換度(DS)が0〜1の間、より具体的には1〜0.25の間にあるガラクトマンナン(例えば、カシアガム(DS=1/5)、ローカストビーンガム(DS=1/4)、タラガム(DS=1/3)、グアーガム(DS=1/2)またはフェヌグリークガム(DS=1)由来のガラクトマンナン)を挙げることができる。
【0085】
組成物(C1)において小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができる増粘剤および/またはゲル化剤の例としては、単一種の糖誘導体からなる多糖(例えば、硫酸化ガラクタン(より具体的には、カラギーナンおよび寒天)、ウロナン(uronan)(より具体的には、アルギン、アルギン酸塩およびペクチン)、単糖およびウロン酸のヘテロポリマー(より具体的には、キサンタンガム、ゲランガム、アラビアゴムの滲出液、カラヤゴムの滲出液およびグルコサミノグリカン)を挙げることができる。
【0086】
組成物(C1)において小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができる増粘剤および/またはゲル化剤の例としては、セルロース、セルロース誘導体(例えば、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース)、ケイ酸塩、デンプン、親水性デンプン誘導体およびポリウレタンを挙げることができる。
【0087】
組成物(C1)において小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができる安定剤の例としては、マイクロクリスタリンワックス(より具体的には、オゾケライト)、無機塩(例えば、塩化ナトリウムまたは塩化マグネシウム)およびシリコーンポリマー(例えば、ポリシロキサンポリアルキルポリエーテルコポリマー)を挙げることができる。
【0088】
組成物(C1)において小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができる溶媒の例としては、水、有機溶媒(例えば、グリセロール、ジグリセロール、グリセロールオリゴマー、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール、キシリトール、エリスリトール、ソルビトール)、水溶性アルコール(例えば、エタノール、イソプロパノールまたはブタノール)ならびに水および上記有機溶媒の混合物を挙げることができる。
【0089】
組成物(C1)において小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができる湧水または鉱水の例としては、少なくとも300mg/Lのミネラル分を含む(mineralization)湧水または鉱水、特に、Aveneの水、Vittelの水、Vichy basinの水、Uriageの水、La Roche Posayの水、La Bourbouleの水、Enghien−les−Bainsの水、Saint−Gervais−les−bainsの水、Neris−les−Bainsの水、Allevard−les−bainsの水、Digneの水、Maizieresの水、Neyrac−les−Bainsの水、Lons le Saunierの水、Rochefortの水、Saint Christauの水、Fumadesの水およびTercis−les−Bainsの水を挙げることができる。
【0090】
組成物(C1)において小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができるハイドロトロープ剤の例としては、キシレンスルホン酸塩、クメンスルホン酸塩、ヘキシルポリグルコシド、2−エチルヘキシルポリグルコシドおよびn−ヘプチルポリグルコシドを挙げることができる。
【0091】
組成物(C1)において小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができる乳化性界面活性剤の例としては、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤およびカチオン性界面活性剤を挙げることができる。
【0092】
組成物(C1)において小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができる非イオン性乳化性界面活性剤の例としては、ソルビトールの脂肪酸エステル(例えば、MontaneTM40、MontaneTM60、MontaneTM70、MontaneTM80およびMontaneTM85の名称で販売されている製品);ステアリン酸グリセリルと5mol〜150molのエチレンオキシドでエトキシ化されたステアリン酸とを含む組成物(例えば、SimulsolTM 165の名称で販売されている、135molのエチレンオキシドでエトキシ化されたステアリン酸およびステアリン酸グリセリルを含む組成物);マンニタンエステル;エトキシ化マンニタンエステル;ショ糖エステル;メチルグルコシドエステル;14〜36個の炭素原子を含む直鎖または分岐の飽和または不飽和脂肪族基を有するアルキルポリグリコシド(例えば、テトラデシルポリグルコシド、ヘキサデシルポリグルコシド、オクタデシルポリグルコシド、ヘキサデシルポリキシロシド、オクタデシルポリキシロシド、エイコシルポリグルコシド、ドデコシルポリグルコシド、2−オクチルドデシルポリキシロシド、12−ヒドロキシステアリルポリグルコシド);14〜36個の炭素原子を含む直鎖または分岐の飽和または不飽和脂肪族アルコールおよび上述のアルキルポリグリコシドの組成物(例えば、MontanovTM68、MontanovTM14、MontanovTM82、MontanovTM202、MontanovTMS、MontanovTMWO18、MontanovTML、FluidanovTM20XおよびEasynovTMの商品名で販売されている組成物)を挙げることができる。
【0093】
組成物(C1)中において小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができるアニオン性界面活性剤の例としては、クエン酸ステアリン酸グリセリル、硫酸セテアリル、石鹸(例えば、ステアリン酸ナトリウムまたはステアリン酸トリエタノールアンモニウム)、および塩に変換されているアミノ酸のN−アシル化誘導体(例えば、ステアロイルグルタミン酸塩)を挙げることができる。
【0094】
組成物(C1)において小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができるカチオン性乳化性界面活性剤の例としては、アミンオキシド、クオタニウム−82および国際公開第96/00719号パンフレットに記載されている界面活性剤および主として脂肪鎖が少なくとも16個の炭素原子を含む界面活性剤を挙げることができる。
【0095】
組成物(C1)において小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができる不透明化剤および/またはパール剤の例としては、パルミチン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ヒドロキシステアリン酸ナトリウム、パルミチン酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ヒドロキシステアリン酸マグネシウム、モノステアリン酸エチレングリコール、ジステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコールおよび12〜22個の炭素原子を含む脂肪族アルコールを挙げることができる。
【0096】
組成物(C1)において小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができるキメ改善剤の例としては、アミノ酸のN−アシル化誘導体(例えば、AminohopeTMLLの名称で販売されているラウロイルリシン)、DryfloTMの名称で販売されているオクテニルコハク酸デンプン塩、MontanovTM14の名称で販売されているミリスチルポリグルコシド、セルロース繊維、綿繊維、キトサン繊維、タルク、セリサイトおよびマイカを挙げることができる。
【0097】
組成物(C1)において小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができる防臭剤の例としては、アルカリ金属ケイ酸塩、亜鉛塩(例えば、硫酸亜鉛、グルコン酸亜鉛、塩化亜鉛または乳酸亜鉛);第四級アンモニウム塩(例えば、セチルトリメチルアンモニウム塩、セチルピリジニウム塩);グリセロール誘導体(例えば、カプリン酸グリセリル、カプリル酸グリセリル、カプリン酸ポリグリセリル);1,2−ドデカンジオール;1,3−プロパンジオール;サリチル酸;炭酸水素ナトリウム;シクロデキストリン;金属ゼオライト;TriclosanTM;ブロモヒドロキシAl、クロルヒドロキシAl、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、アルミニウムジルコニウムヒドロクロリド、アルミニウムジルコニウムトリヒドロクロリド、アルミニウムジルコニウムテトラヒドロクロリド、アルミニウムジルコニウムペンタヒドロクロリド、アルミニウムジルコニウムオクトヒドロクロリド(octohydrochloride)、硫酸アルミニウム、乳酸アルミニウムナトリウム(sodium aluminum lactate)、アルミニウムヒドロクロリドおよびグリコールの錯体(例えば、アルミニウムヒドロクロリドおよびプロピレングリコールの錯体、アルミニウムジヒドロクロリドおよびプロピレングリコールの錯体、アルミニウムセスキヒドロクロリドおよびプロピレングリコールの錯体、アルミニウムヒドロクロリドおよびポリエチレングリコールの錯体、アルミニウムジヒドロクロリドおよびポリエチレングリコールの錯体、アルミニウムセスキヒドロクロリドならびにポリエチレングリコールの錯体)を挙げることができる。
【0098】
組成物(C1)において小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができる油の例としては、鉱油(例えば、パラフィン油、流動ワセリン(liquid petroleum jelly)、イソパラフィンまたは白色鉱油);動物性油(例えば、スクワレンまたはスクワラン);植物性油(植物性スクワラン、スイートアーモンド油、ヤシ油、ヒマシ油、ホホバ油、オリーブ油、菜種油、落花生油、ヒマワリ油、コムギ胚芽油、トウモロコシ胚芽油、大豆油、綿実油、アルファルファ油、ケシ油、カボチャ油、月見草油、キビ油、オオムギ油、ライムギ油、紅花油、ククイ油、トケイソウ油、ヘーゼルナッツ油、パーム油、シヤ脂、杏仁油、テリハボク油、シシンブリウム油(sysymbrium oil)、アボカド油、カレンデュラ油、花由来または野菜由来の油、植物油のエトキシ化物);合成油(例えば、脂肪酸エステル(例えば、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸プロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸セチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ヘキサデシル、ステアリン酸イソプロピル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸ドデシル、ラウリン酸ヘキシル、ジカプリル酸プロピレングリコール、ラノリン酸系エステル(例えば、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸イソセチル)、脂肪酸モノグリセリド、ジグリセリドおよびトリグリセリド(例えば、トリヘプタン酸グリセリル)、安息香酸アルキル)、硬化油、ポリ(α−オレフィン)、ポリオレフィン(例えば、ポリ(イソブタン))、合成イソアルカン(例えば、イソヘキサドデカン、イソドデカン)、パーフルオロオイル);シリコーン油(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アミン変性シリコーン、脂肪酸変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、アルコールおよび脂肪酸で変性されたシリコーン、ポリエーテル基変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素基変性シリコーン、環状シリコーンおよびアルキル基変性シリコーン)を挙げることができる。本出願における「油」という語は、水に不溶であり、25℃の温度で液体の外観を呈している化合物および/または化合物の混合物を意味することを意図している。
【0099】
組成物(C1)において小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができるロウの例としては、ミツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、オウリキュリーロウ、木ロウ、コルク繊維ロウ(cork fiber wax)、サトウキビロウ、パラフィンロウ、リグナイトワックス、マイクロクリスタリンワックス、羊毛ロウ;オゾケライト;ポリエチレンワックス;シリコーンワックス;植物性ロウ;常温で固体の脂肪族アルコールおよび脂肪酸;常温で固体のグリセリドを挙げることができる。本出願における「ロウ/ワックス」という語は、45℃以上の温度で固体の外観を呈する水に不溶な化合物および/または化合物の混合物を意味することを意図している。
【0100】
組成物(C1)において小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができる有効成分の例としては、ビタミン類およびこれらの誘導体、特にこれらのエステル(例えば、レチノール(ビタミンA)およびそのエステル(例えば、パルミチン酸レチニル)、アスコルビン酸(ビタミンC)およびそのエステル、アスコルビン酸の糖誘導体(例えば、アスコルビルグルコシド)、トコフェロール(ビタミンE)およびそのエステル(例えば、酢酸トコフェリル)、ビタミンB3またはB10(ナイアシンアミドおよびその誘導体));皮膚の淡色化作用または皮膚の色素沈着抑制作用を有する化合物(例えば、SepiwhiteTMMSH、SepicalmTMVGの名称で販売されているω−ウンデシレノイルフェニルアラニン、ω−ウンデシレノイルフェニルアラニンのグリセロールモノエステルおよび/またはジエステル、ω−ウンデシレノイルジペプチド、アルブチン、コウジ酸、ヒドロキノン);鎮静作用を有する化合物(特に、SepicalmTM S、アラントインおよびビサボロール);抗炎症物質;保湿作用を有する化合物(例えば、尿素、ヒドロキシ尿素、グリセロール、ポリグリセロール、グリセロールグルコシド、ジグリセロールグルコシド、ポリグリセリルグルコシド、キシリチルグルコシド、AquaxylTMの商品名で販売されている組成物、Pro−xylaneTMの商品名で販売されている組成物、C−グリコシド誘導体(より具体的には、C−グルコシド誘導体またはC−キシロシド誘導体);ポリフェノールに富む植物抽出物(例えば、ブドウ抽出物、マツ抽出物、ワイン抽出物、オリーブ抽出物);痩身作用または脂肪分解作用を有する化合物(例えば、カフェインまたはその誘導体、AdiposlimTM、AdipolessTM、フコキサンチン);N−アシル化タンパク質;N−アシル化ペプチド(例えば、MatrixilTM);N−アシル化アミノ酸;N−アシル化タンパク質部分加水分解物;アミノ酸;ペプチド;タンパク質完全加水分解物;大豆抽出物(例えば、RaffermineTM);コムギ抽出物(例えば、TensineTMまたはGliadineTM);植物抽出物(例えば、タンニンに富む植物抽出物、イソフラボンに富む植物抽出物、テルペンに富む植物抽出物);淡水または海水藻類由来抽出物;海洋植物抽出物;一般的な海洋生物抽出物(サンゴ等);エッセンシャルワックス(essential wax);菌体抽出物;セラミド;リン脂質;抗菌作用または浄化作用を有する化合物(例えば、LipacideTM C8G、LipacideTM UG、SepicontrolTM A5、FluidipureTM8G、OctopiroxTMまたはSensivaTM SC50);賦活作用(energizing property)または刺激作用を有する化合物(例えば、PhysiogenylTM);パンテノールおよびその誘導体(例えば、SepicapTM MP);抗老化活性剤(例えば、SepiliftTM DPHP、LipacideTM PVB、SepivinolTM、SepivitalTM、ManolivaTM、Phyto−AgeTM、TimecodeTM、SurvicodeTM);抗光老化活性剤;表皮真皮境界部の健全性(integrity)を保護する活性剤;細胞外基質成分(例えば、コラーゲン、エラスチン、グリコサミノグリカン)の合成を促す活性剤;化学的な細胞間コミュニケーション(chemical cell communication)(例えば、サイトカイン)または物理的な細胞間コミュニケーション(physical cell communication)(例えば、インテグリン)に有利に作用する活性剤;皮膚に「温」感を生じさせる活性剤(例えば、皮膚血行促進剤、例えば、ニコチン酸誘導体)または皮膚に「冷」感を生じさせる製品(例えば、メントールおよび誘導体);皮膚の血行を改善する活性剤(例えば、静脈強壮剤(veinotonic);排液促進剤(draining active agent);鬱血除去を目的とする活性剤(ギンコ・バイロバ(ginko biloba)、キヅタ、セイヨウトチノキ、タケ、ナギイカダ属植物(ruscus)、ナギイカダ、センタラ・アシアティカ(Centalla asiatica)、ヒバマタ、ローズマリー、ヤナギの各抽出物);皮膚の日焼けまたは褐色化用薬剤(例えば、ジヒドロキシアセトン(DHA)、エリトルロース、メソ酒石酸アルデヒド、グルタルアルデヒド、グリセルアルデヒド、アロキサン、ニンヒドリン、植物抽出物(例えば、インドカリン(Pterocarpus)属およびバフィア(Baphia)属のレッドウッド(例えば、コウキ(Pterocarpus santalinus)、プテロカルプス・オスン(Pterocarpus osun)、アフリカンパドウク(Pterocarpus soyauxii)、アフリカキノカリン(Pterocarpus erinaceus)、カリン(Pterocarpus indicus)またはバフィア・ニティダ(Baphia nitida)の各抽出物、例えば、欧州特許出願公開第0971683号明細書に記載されているもの)));ヒトの皮膚の日焼けおよび/もしくは褐色化を促進および/もしくは加速する作用が知られている薬剤ならびに/またはヒトの皮膚を着色する作用が知られている薬剤(例えば、カロテノイド(より具体的には、β−カロテンおよびγ−カロテン)、Provitalから「キャロットオイル(carrot oil)」の名称で販売されている製品(INCI名:Daucus Carota、helianthis annuus sunflower oil(ヒマワリ油))(カロテノイド、ビタミンEおよびビタミンK含有));チロシンおよび/またはこれらの誘導体を含有し、紫外線曝露と併用することによりヒトの皮膚の日焼けを加速する作用が知られている薬剤(例えば、Provitalから「Sun Tan AcceleratorTM」の商品名で販売されている製品(チロシンおよびリボフラビン(ビタミンB)含有)、Zymo Lineから「Zymo Tan Complex」の商品名で販売されているチロシンおよびチロシナーゼの複合体、MibelleからMelanoBronzeTMの商品名で販売されている製品(INCI名:Acetyl Tyrosine(アセチルチロシン)、Monk’s pepper extract(セイヨウニンジンボクエキス)(Vitex agnus−castus))(アセチルチロシン含有)、UNIPEXからUnipertan VEG−24/242/2002の商品名で販売されている製品(INCI名:butylene glycol(ブチレングリコール)およびAcetyl Tyrosine(アセチルチロシン)およびhydrolyzed vegetable protein(植物タンパク質加水分解物)およびAdenosine triphosphate(アデノシン三リン酸))、Sedermaから「Try−ExcellTM」の商品名で販売されている製品(INCI名:Oleoyl Tyrosine(オレオイルチロシン)およびLuffa Cylindrica(Seed)Oil(ヘチマ種子油)およびOleic acid(オレイン酸))(マロ−かぼちゃ(marrow)種子抽出物(またはヘチマ油)含有)、Alban Mullerから「ActibronzeTM」の商品名で販売されている製品(INCI名:hydrolyzed wheat protein(加水分解コムギタンパク)およびacetyl tyrosine(アセチルチロシン)およびcopper gluconate(グルコン酸銅))、SynergaからTyrostanTMの商品名で販売されている製品(INCI名:potassium caproyl tyrosine(カプロイルチロシンK))、SynergaからTyrosinolの商品名で販売されている製品(INCI名:Sorbitan Isostearate(イソステアリン酸ソルビタン)、glyceryl oleate(オレイン酸グリセリル)、caproyl Tyrosine(カプロイルチロシン))、Alban MullerからInstaBronzeTMの商品名で販売されている製品(INCI名:Dihydroxyacetone(ジヒドロキシアセトン)およびAcetyl Tyrosine(アセチルチロシン)およびcopper gluconate(グルコン酸銅))、ExymolからTyrosilaneの商品名で販売されている製品(INCI名:methylsilanol(メチルシラノール)およびAcetyl Tyrosine(アセチルチロシン)));メラニン生成活性化作用を有することが知られているペプチド(例えば、Infinitec ActivosからBronzing SF Peptide powderの商品名で販売されている製品(INCI名:Dextran(デキストラン)およびOctapeptide−5(オクタペプチド−5))、Melitaneの商品名で販売されている製品(INCI名:Glycerin(グリセリン)およびAqua(水)およびDextran(デキストラン)およびAcetyl hexapeptide−1(アセチルヘキサペプチド−1))(α−MSHアゴニスト作用を有することが知られているアセチルヘキサペプチド−1含有)、LIPOTECからMelatimes SolutionsTMの商品名で販売されている製品(INCI名:Butylene glycol(ブチレングリコール)、Palmitoyl Tripeptide−40(パルミトイルトリペプチド−40)));糖および糖誘導体(例えば、ProvitalからTanositolTMの商品名で販売されている製品(INCI名:inositol(イノシトール))、CODIF internationalからThalitanTM(またはPhycosaccharideTM AG)の商品名で販売されている製品(INCI名:Aqua(水)およびhydrolyzed algin(加水分解アルギン)(Laminaria digitata(ラミナリアディギタータ))およびmagnesium sulfate(硫酸マグネシウム)およびmanganese sulfate(硫酸マンガン))(海洋由来オリゴ糖(マグネシウムイオンおよびマンガンイオンにキレートしたグルロン酸およびマンヌロン酸)含有)、Alban MullerからMelactivaTMの商品名で販売されている製品(INCI名:Maltodextrin(マルトデキストリン)、Mucuna Pruriens Seed extract(ムクナプルリエンス種子エキス)));フラボノイドに富む化合物(例えば、Silabから「Biotanning」の商品名で販売されている製品(INCI名:Hydrolyzed citrus Aurantium dulcis fruit extract(加水分解オレンジ果実エキス))(ヘスペリジン型のレモンフラボノイドに富むことが知られている));頭髪および/または体毛の治療を意図した薬剤(例えば、毛包のメラノサイトを保護する薬剤(上記メラノサイトを、上記メラノサイトの老化および/または細胞死に関与する細胞毒性物質から保護することを意図したもの)、例えば、欧州特許出願公開第1515688A2号明細書に記
載されているものから選択されるドーパクロムトートメラーゼ活性模倣物質(mimetic)、合成SOD模倣分子(例えば、マンガン錯体)、抗酸化化合物(例えば、シクロデキストリン誘導体、アスコルビン酸から誘導されたケイ素含有化合物)、リシンまたはアルギニンピロリドンカルボン酸塩、ケイヒ酸のモノエステルおよびジエステルとビタミンCとの組合せ、より一般的には、欧州特許出願公開第1515688A2号明細書に記載されているもの)を挙げることができる。
【0101】
組成物(C1)において小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができる抗酸化剤の例として、EDTAおよびその塩、クエン酸、酒石酸、シュウ酸、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、BHT(ブチルヒドロキシトルエン)、トコフェロール誘導体(例えば、酢酸トコフェロール)、抗酸化化合物の混合物(例えば、Akzo NobelよりINCI名:Tetrasodium Glutamate Diacetate(グルタミン酸ジ酢酸4Na)として販売されているDissolvineTM GL 47S)を挙げることができる。
【0102】
組成物(C1)において小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができるサンスクリーン剤の例としては、改正化粧品指令76/768/EEC、附属書VIIに含まれる全てのものを挙げることができる。
【0103】
組成物(C1)において小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができる有機サンスクリーン剤の中でも、安息香酸誘導体の群(例えば、パラアミノ安息香酸(PABA)、特に、PABAモノグリセリルエステル、N,N−プロポキシPABAのエチルエステル、N,N−ジエトキシPABAのエチルエステル、N,N−ジメチル−PABAのエチルエステル、N,N−ジメチル−PABAのメチルエステル、N,N−ジメチル−PABAのブチルエステル);アントラニル酸誘導体の群(例えば、N−アセチルアントラニル酸ホモメンチル);サリチル酸誘導体の群(例えば、サリチル酸アミル、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸エチルヘキシル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ベンジルまたはサリチル酸p−イソプロパノールフェニル(p−isopropanolphenyl salicylate));ケイヒ酸誘導体の群(例えば、ケイヒ酸エチルヘキシル、4−イソプロピルケイヒ酸エチル、2,5−ジイソプロピルケイヒ酸メチル、p−メトキシケイヒ酸プロピル、p−メトキシケイヒ酸イソプロピル、p−メトキシケイヒ酸イソアミル、p−メトキシケイヒ酸オクチル、p−メトキシケイヒ酸2−エチルヘキシル、p−メトキシケイヒ酸2−エトキシエチル、p−メトキシケイヒ酸シクロヘキシル、α−シアノ−β−フェニルケイヒ酸エチル、α−シアノ−β−フェニルケイヒ酸2−エチルヘキシル、ジ(パラ−メトキシケイヒ酸)モノ(2−エチルヘキサノイル)グリセリル);ベンゾフェノン誘導体の群(例えば、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩、4−フェニルベンゾフェノン、2−エチルヘキシル−4’−フェニルベンゾフェノン−2−カルボン酸塩、2−ヒドロキシ−4−n−オクチルオキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カルボキシベンゾフェノン);3−(4’−メチルベンジリデン)−d,l−カンファー、3−(ベンジリデン)−d,l−カンファー、カンファーメト硫酸ベンザルコニウム;ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル;スルホン酸誘導体の群(例えば、2−フェニルベンズイミダゾール−5スルホン酸およびその塩);トリアジン誘導体の群(例えば、ヒドロキシフェニルトリアジン、エチルヘキシルオキシヒドロキシフェニル−4−メトキシフェニルトリアジン、2,4,6−トリアニリノ−(p−カルボ−2’−エチルヘキシル−1’−オキシ)−1,3,5−トリアジン、安息香酸4,4−((6−(((1,1−ジメチルエチル)アミノ)カルボニル)フェニル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイルジイミノ)ビス(2−エチルヘキシル)エステル、2−フェニル−5−メチルベンゾオキサゾール、2,2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニルベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール);ジベンザジン(dibenzazine);ジアニソイルメタン、4−メトキシ−4”−t−ブチルベンゾイルメタン;5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン;アクリル酸ジフェニル誘導体の群(例えば、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニル−2−プロペノアート、エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニル−2−プロペノアート);ポリシロキサンの群(例えば、ベンジリデンマロネートシロキサン)を挙げることができる。
【0104】
組成物(C1)において小型多細胞大型藻の細胞の上記単藻バイオマスのグリコール抽出物と組み合わせることができる「ミネラルスクリーン(mineral screen)」としても知られる無機サンスクリーン剤の中でも、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、黄色、赤色または黒色酸化鉄および酸化クロムを挙げることができる。これらのミネラルスクリーンは微粉化されていてもいなくてもよく、表面処理されていてもいなくてもよく、場合により水中または油中予備分散液の形態で存在してもよい。
【0105】
本発明の主題はまた、上記にて定義した小型多細胞大型藻の細胞上記単藻バイオマスのグリコール抽出物の、ヒトの皮膚および/または頭皮で産生される皮脂の量を低減することを目的とした治療的処置方法におけるその使用にあり、より詳細には、上記にて定義した真正紅藻綱(Florideophyceae)、ウミゾウメン亜綱(Nemaliophycidae)、アクロカエティウム目(Acrochaetiales)、アクロカエティウム属(Acrochaetium)、アクロカエティウム・モニリフォルメ(Acrochaetium moniliforme)種の紅藻の細胞の単藻バイオマスのグリコール抽出物の、ヒトの皮膚および/または頭皮で産生される皮脂の量を低減することを目的とした治療的処置方法におけるその使用にある。
【実施例】
【0106】
以下に示す実施例は本発明を例示するものであって本発明を制限するものではない。
【0107】
技術的効果を示すために試験に供したサンプル
抽出物A:本発明による方法を用いて取得した藻類アクロカエティウム・モニリフォルメ(Acrochaetium moniliforme)の培養液のグリコール抽出物(ブチレングリコール中)
抽出物B:ヌメハノリ属藻類(Delesseria)のバイオマス凍結乾燥物から取得した上記藻類のグリコール抽出物(ブチレングリコール中)
抽出物C:ダルス属藻類(Palmaria)のバイオマス凍結乾燥物から取得した上記藻類のグリコール抽出物(ブチレングリコール中)
抽出物D:テングサ属藻類(Gelidium)のバイオマス凍結乾燥物から取得した上記藻類のグリコール抽出物(ブチレングリコール中)
【0108】
生物学的効果
モデルの選択および妥当性:
本発明者らの生成物の技術的効果を実証するために選択したモデルはジヒドロテストステロン(DHT)の産生を調査するためのモデルであり、これを用いることによって5−α−レダクターゼの活性が明らかになる。5−α−レダクターゼは、化粧料成分の皮膚清浄化性を決定する目的に非常に的を絞った酵素である。このモデルは細胞モデルであり、精製酵素を用いたモデルよりも堅牢性が高い。
【0109】
プロトコール:
皮膚毛乳頭のヒト線維芽細胞(22歳男性)を、特定の増殖培地を入れたコラーゲンコート培養ディッシュに播種した。3日後、陽性対照[フィナステリド(F)(2μMおよび1μM)]および各試験用藻類抽出物(表2)で24時間前処理した。次いで線維芽細胞をテストステロン(0.5μM)で刺激した後、24時間後処理を行った。各試験を6回ずつ繰り返した。
【0110】
【表2】
【0111】
効果の評価:
WST−8試薬を用いて生存率を測定し、次いで(DHT)の細胞内濃度を測定することによりテストステロンの変換を評価した。生存率はテストステロンを使用しない対照(対照T0)を基準として表した。(DHT)の量を生存率の結果に対し標準化し、次いで、効果(%)を求めるために、テストステロン(0.5μM)の対照(T1)を用いた対照条件に関連づけ、さらに、保護率(%)を求めるために、テストステロンを使用しない対照条件に対しても関連づけた。
【0112】
結果:
DHT産生結果を次の表3に示す。
【0113】
【表3】
【0114】
抽出物A(アクロカエティウム・モニリフォルメ(Acrochaetium moniliforme)バイオマスの抽出物、本発明の方法により取得)は、DHT産生の制限において、基準レベル(basal layer)に近い効果を示した。この効果は、皮脂産生調節活性、したがって「皮膚清浄化性」として特徴づけられる化粧料活性を有することを証明するものである。
【0115】
化合物B(従来のヌメハノリ属藻類(Delesseria)抽出物)、C(従来のダルス属藻類(Palmaria)抽出物)およびD(従来のテングサ属藻類(Gelidium)抽出物)は、DHT産生に対し有意な効果を示さなかった(最大濃度の化合物Bでわずかに効果が見られたことを除く)。
【0116】
本発明の方法により、他の紅藻類よりも有利な/差別化される皮膚清浄化効果を有する(皮膚清浄化性については既述)抽出物を得ることが可能である。
【0117】
処方
次に示す例において、比率は重量百分率で表す。
【0118】
皮膚清浄化作用を有する水中油型エマルジョン
水 100%になる適量
グリセロール 3%
SolagumTMAX 0.3%
MontanovTM202 2%
LanolTM99 7%
CetiolTMOE 3%
LanolTMP 0.25%
SepiplusTM400 0.8%
EuxylTMPE9010 1%
SensivaTMPA40 0.5%
抽出物A 1%
乳酸(20%) pH=5.5になる適量
【0119】
皮脂防止作用を有する水中油型エマルジョン
水 100%になる適量
MontanovTM202 3%
MontanovTM14 1.5%
PelemolTMBB 2%
シヤ脂 1.5%
植物性スクワラン 3%
ホホバ油 3%
C8−C10トリグリセリド 3%
DUB ISIP 3%
D,L−α−トコフェロール 0.1%
SolagumTMTara 0.6%
抽出物A 2%
ソルビン酸 0.3%
水酸化ナトリウム(48%) 0.07%
【0120】
鎮静作用を有する美容液
SepimaxTMZen 0.5%
水 100%になる適量
ブチレングリコール 2%
AquaxylTM 2%
抽出物A 1%
Montanox20 1%
フェノキシエタノール&エチルヘキシルグリセリン 0.80%
【0121】
SolagumTMAX:乳化剤として使用されるアラビアガムおよびキサンタンガムの混合物、SEPPIC社から販売;
MontanovTM202:(INCI名:Arachidyl Alcohol(アラキルアルコール)&Behenyl Alcohol(ベヘニルアルコール)&Arachidyl Glucoside(アラキルグルコシド)、SEPPIC社から販売されている乳化剤;
LanolTM 99:SEPPIC社から販売されているイソノナン酸イソノニル;
CetiolTMOE:(INCI名:Dicaprylyl ether(ジカプリリルエーテル))、BASF社から販売されている脂性相;
LanolTM P:SEPPIC社から販売されているパルミチン酸グリコール;
SepiplusTM400:(INCI名:Polyacrylate−13(ポリアクリレート−13) & Polyisobutene(ポリイソブテン) & Polysorbate 20(ポリソルベート20))、SEPPICから販売されている高分子増粘剤;
EuxylTMPE9010(INCI名:phenoxyethanol(フェノキシエタノール)およびethylhexylglycerin(エチルヘキシルグリセリン)):Schuelcke & Mayr社から販売されている防腐剤;
SensivaTMPA40:(INCI名:Phenethyl Alcohol(フェネチルアルコール)(および)Ethylhexylglycerin(エチルヘキシルグリセリン)):Schuelcke & Mayr社から販売されている抗菌剤;
MontanovTM14:(INCI名:Myristyl Alcohol(ミリスチルアルコール) & Myristyl Glucoside(ミリスチルグルコシド)、SEPPIC社から販売されている乳化剤;
PelemolTMBB:Phoenix Chemical社から販売されているベヘン酸ベヘニル;
SolagumTMTara:乳化剤として使用されるタラガム、SEPPIC社から販売;
SepimaxTMZen:(INCI名:polyacrylate crosspolymer−6(ポリアクリレートクロスポリマー−6)):増粘剤、乳化剤および安定剤;
AquaxylTM:(INCI名:Xylitylglucoside(キシリチルグルコシド)およびAnhydroxylitol(無水キシリトール)およびXylitol(キシリトール))、SEPPIC社から販売されている保湿組成物;
MontanoxTM 20:(INCI名:Polysorbate 20(ポリソルベート20))、SEPPIC社から販売されている水中油型乳化剤。
【国際調査報告】