(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】2018512640
(43)【公表日】20180517
(54)【発明の名称】ウェアラブルディスプレイ上のコンテンツの制御された表示
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/01 20060101AFI20180417BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20180417BHJP
   G09G 5/38 20060101ALI20180417BHJP
   G09G 5/36 20060101ALI20180417BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20180417BHJP
【FI】
   !G06F3/01 514
   !G09G5/00 510A
   !G09G5/00 550H
   !G09G5/00 550C
   !G09G5/38 A
   !G09G5/36 520E
   !G09F9/30 308Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
【全頁数】54
(21)【出願番号】2017542123
(86)(22)【出願日】20151217
(85)【翻訳文提出日】20171010
(86)【国際出願番号】US2015066451
(87)【国際公開番号】WO2016130214
(87)【国際公開日】20160818
(31)【優先権主張番号】14/620,584
(32)【優先日】20150212
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【住所又は居所】アメリカ合衆国、カリフォルニア州 92121−1714、サン・ディエゴ、モアハウス・ドライブ 5775
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100112807
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 貴志
(72)【発明者】
【氏名】フォルタンプーア、ババク
【住所又は居所】アメリカ合衆国、カリフォルニア州 92121−1714、サン・ディエゴ、モアハウス・ドライブ 5775
(72)【発明者】
【氏名】フランツ、ウィリアム・トーマス
【住所又は居所】アメリカ合衆国、カリフォルニア州 92121−1714、サン・ディエゴ、モアハウス・ドライブ 5775
(72)【発明者】
【氏名】ベーカー、ダニエル・スコット
【住所又は居所】アメリカ合衆国、カリフォルニア州 92121−1714、サン・ディエゴ、モアハウス・ドライブ 5775
【テーマコード(参考)】
5C094
5C182
5E555
【Fターム(参考)】
5C094AA01
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(57)【要約】
本開示は、ユーザエクスペリエンスを向上させる方法でウェアラブルディスプレイデバイス内の様々な表示領域に情報を表示するための、コンピュータ記憶媒体上で符号化されるコンピュータプログラムを含む、装置、方法、およびシステムを提供する。ウェアラブルディスプレイデバイスは、しわのある状態で動作することが可能であり得る、フレキシブルな表示領域を含み得る。1つの態様において、ウェアラブルディスプレイデバイスは、ウェアラブルディスプレイデバイス上の1つまたは複数の表示領域の位置に関する情報を提供するように構成された1つまたは複数のセンサを含む。いくつかの態様において、デバイスは、デバイス上に画像データをどこに表示すべきかを選択することが可能であるプロセッサを含む。いくつかの態様において、適切な表示領域の選択は、画像データに関連付けられたプライバシーレベルおよび/またはユーザに対する空間的なウェアラブルデバイスの配置に少なくとも部分的に基づく。
【選択図】 図11B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェアラブル電子デバイスであって、
第1の表示領域および第2の表示領域と、
前記第1および第2の表示領域の位置に関する情報を提供するように構成された少なくとも1つのセンサと、
第1の画像データを表示するために前記第1および第2の表示領域の1つを選択することが可能なプロセッサと、ここにおいて、表示領域の前記選択は、前記第1および第2の表示領域の前記位置と前記第1の画像データに関連付けられたプライバシーレベルとに少なくとも部分的に基づいている、
を含むディスプレイ
を備える、ウェアラブル電子デバイス。
【請求項2】
前記第1の表示領域の少なくとも一部分は第1の方向を向いており、前記第2の表示領域の少なくとも一部分は、前記第1の方向とは反対である第2の方向を向いている、請求項1に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記第1の画像データに関連付けられたプライバシーレベルを決定することも可能である、請求項1に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項4】
前記プライバシーレベルは、前記画像データのコンテンツ、前記画像データのソース、およびユーザ選択のうちの1つに少なくとも部分的に基づいている、請求項3に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項5】
前記ディスプレイは、湾曲した状態で動作することが可能である、請求項1に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項6】
前記ディスプレイは、しわのある状態で動作することが可能である、請求項1に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項7】
ウェアラブル電子デバイスであって、
湾曲した状態で動作させられることが可能なディスプレイと、前記ディスプレイは、
第1の表示領域と、
前記ディスプレイが前記湾曲した状態にあるときに前記第1の表示領域とは異なる方向を向いている第2の表示領域と、
を含み、
前記ディスプレイ上に表示される第1の画像データのプライバシーレベルを決定することと、
前記画像データの前記プライバシーレベルに少なくとも部分的に基づいて、前記画像データを表示するために前記第1および第2の表示領域の1つを選択することと
を行うことが可能なプロセッサと
を備える、ウェアラブル電子デバイス。
【請求項8】
前記ウェアラブルディスプレイデバイスは、ユーザの腕に装着されるように構成され、前記ディスプレイは、ユーザの腕に沿って湾曲しながら動作させられることが可能である、請求項7に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項9】
前記第1の表示領域は、ユーザの体を向くように構成される、請求項8に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項10】
前記第2の表示領域は、ユーザの体から向きがそれるように構成される、請求項9に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項11】
前記ユーザに対する前記第1および第2の表示領域の向きを決定するように構成された少なくとも1つのセンサをさらに備える、請求項7に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項12】
前記ディスプレイはフレキシブルであり、前記第1および第2の表示領域の境界は、前記フレキシブルディスプレイの前記向きおよび変形に少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項11に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項13】
前記プロセッサは、前記第1の画像データの前記プライバシーレベルを第2の画像データの前記プライバシーレベルと比較することが可能である、請求項7に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項14】
ウェアラブルディスプレイ上にデータを表示する方法であって、
前記ウェアラブルディスプレイが空間的にどのように配向されているかに少なくとも部分的に基づいて前記ウェアラブルディスプレイ上の第1の表示領域および第2の表示領域を指定することと、
前記ウェアラブルディスプレイ上に表示される画像データのプライバシーレベルを決定することと、
前記画像データの前記プライバシーレベルに依存して前記第1の表示領域または前記第2の表示上に前記画像データを表示することと
を備える、方法。
【請求項15】
前記ウェアラブルディスプレイが空間的にどのように配向されているかを決定することをさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記ウェアラブルディスプレイの向きに少なくとも部分的に基づいて、前記第1および第2の表示領域の境界を調整することをさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記ウェアラブルディスプレイはフレキシブルディスプレイであり、前記方法は、前記フレキシブルディスプレイの変形に少なくとも部分的に基づいて前記第1および第2の表示領域の境界を調整することをさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記ウェアラブルディスプレイが空間的にどのように配向されているかに少なくとも部分的に基づいて前記ウェアラブルディスプレイ上の第1の表示領域および第2の表示領域を指定することは、ユーザの体を向いている第1の表示領域を指定することと、前記ユーザの体から向きがそれている第2の表示領域を指定することとを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項19】
前記第1の表示領域上に第1の画像データを表示することと、前記第2の表示領域上に第2の画像データを表示することとをさらに備える、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記第1の画像データの前記プライバシーレベルは、前記第2の画像データの前記プライバシーレベルよりも高い、請求項19に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001] 本開示は、ウェアラブルデバイスに関する。より具体的には、本開示は、ユーザエクスペリエンスを向上させバッテリ寿命を延ばす方法で、ウェアラブルディスプレイデバイス(wearable display devices)内の様々な表示領域に情報を表示するためのデバイス、システム、および方法に向けられている。
【関連技術の説明】
【0002】
[0002] タッチスクリーンディスプレイを有するモバイルおよび/またはポータブル電子デバイスがユビキタスになった。このようなデバイスのスクリーンサイズは時間とともに大きくなっており、フレキシブルディスプレイが広く入手可能になり得る。いくつかのディスプレイデバイスは、ウェアラブルな形態で入手可能であるか、またはウェアラブルな形態に適応されることができ、ここで、ディスプレイデバイスは、取り外し可能にユーザの手首、前腕、または同様のものに取り付けられることができる。スクリーンのフレキシビリティと耐久性が増加するにつれて、ウェアラブルで非常にフレキシブルであるディスプレイデバイスがより一般的になり得る。そのようなデバイスの電力消費は、より大型のディスプレイがより多くの電力を必要とすることになるので、重要な考慮すべき事項となるであろう。したがって、ユーザフレンドリーでエネルギー効率の良い方法でコンテンツを表示するためのデバイス、システム、および方法の必要性が存在する。
【発明の概要】
【0003】
[0003] 本開示のシステム、方法、およびデバイスは、各々、いくつかの革新的な様態を有し、これらのうちのいずれも、本明細書に開示される所望の属性を単独で担うものではない。
【0004】
[0004] いくつかの態様において、ウェアラブルディスプレイデバイスは、ディスプレイを含む。ドライバ回路は、前記ディスプレイと電気通信し得る。前記ドライバ回路は、第1の画像品質で前記ディスプレイの第1の領域を駆動し、前記第1の品質とは異なる第2の画像品質で前記ディスプレイの第2の領域を駆動するように構成され得る。前記デバイスは、プロセッサを含み得る。前記プロセッサは、画像データが表示されることになる前記ディスプレイの領域を選択することが可能であり得る。前記プロセッサは、前記ドライバ回路に、前記ディスプレイの前記選択された領域に画像データを表示するように指示することが可能であり得る。画像データが表示されることになる前記ディスプレイの前記領域の前記選択は、前記画像データに関連付けられたコンテンツタイプと、前記画像データに関連付けられた画像フォーマットと、前記画像データに関連付けられた優先度と、1つまたは複数のユーザプロファイルに関連付けられたユーザプリファレンス(user preference)と、現在のユーザを示すバイオメトリック情報と、のうちの1つまたは複数に少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの態様において、前記プロセッサは、前記ディスプレイの領域のための画像品質を割り当てることが可能である。前記画像品質は、色域(color gamut)、解像度、色の範囲、フレームレート、画像のサイズおよび形状、リフレッシュレート、および同様のもの、のうちの1つまたは複数であり得る。
【0005】
[0005] いくつかの態様において、少なくとも2つの異なる画像品質を表示するように構成された少なくとも2つのサブ領域を有する表示エリアを有するウェアラブルディスプレイデバイスは、画像コンテンツを表示するためのコマンドを受信することと、前記コンテンツを表示するための前記表示エリアの適切なサブ領域を選択することと、前記表示エリアの前記選択されたサブ領域に前記コンテンツを表示することと、を含む方法によって動作させられ得る。いくつかの態様において、コマンドは、ソフトウェアアプリケーションから受信される。前記ソフトウェアアプリケーションは、それに関連付けられた優先度レベルを有し得、前記表示エリアの前記適切なサブ領域の前記選択は、前記優先度レベルに少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの態様において、前記適切なサブ領域を選択することは、前記ソフトウェアアプリケーションの使用履歴に関連する情報に少なくとも部分的に基づく。いくつかの態様において、前記適切なサブ領域を選択することは、前記ウェアラブルディスプレイデバイスの残りのバッテリ寿命に少なくとも部分的に基づく。
【0006】
[0006] いくつかの態様において、ウェアラブルディスプレイデバイスは、表示エリアを含む。前記表示エリアは、少なくとも第1の表示領域と第2の表示領域とを含み得る。ドライバ回路は、前記第1の表示領域および前記第2の表示領域と電気通信し得る。前記ドライバ回路は、第1の画像品質で前記第1の表示領域内に画像を表示することと、前記第1の画像品質とは異なる第2の画像品質で前記第2の表示領域内に画像を表示することと、を行うことが可能であり得る。いくつかの態様において、前記第1の表示領域は、第1の画素密度を有し、前記第2の表示領域は、前記第1の画素密度とは異なる第2の画素密度を有する。いくつかの態様において、前記ドライバ回路は、第1のリフレッシュレートで前記第1の表示領域を駆動することと、前記第1のリフレッシュレートとは異なる第2のフレームレートで前記第2の領域を駆動することと、を行うように構成される。いくつかの態様において、前記第1の表示領域は、第1の色域を表示することが可能であり、前記第2の表示領域は、前記第1の色域とは異なる第2の色域を表示することが可能である。
【0007】
[0007] いくつかの態様において、ウェアラブル電子デバイスは、ディスプレイを含む。前記ディスプレイは、第1の表示領域と、第2の表示領域と、前記第1および第2の表示領域の位置に関する情報を提供するように構成された少なくとも1つのセンサと、第1の画像データを表示するために前記第1および第2の表示領域のうちの1つを選択することが可能なプロセッサとを含み得る。表示領域の前記選択は、前記第1および第2の表示領域の前記位置と前記第1の画像データに関連付けられたプライバシーレベルとに少なくとも部分的に基づき得る。前記プロセッサは、前記第1の画像データに関連付けられたプライバシーレベルを決定することが可能であり得る。前記プライバシーレベルは、前記画像データのコンテンツと、前記画像データのソースと、ユーザ選択と、のうちの1つまたは複数に少なくとも部分的に基づき得る。
【0008】
[0008] いくつかの態様において、ウェアラブル電子デバイスは、湾曲した状態で動作させられることが可能なディスプレイを含む。前記ディスプレイは、第1の表示領域と、前記ディスプレイが前記湾曲した状態であるときに前記第1の表示領域とは異なる方向を向いている第2の表示領域と、プロセッサと、を含み得る。前記プロセッサは、前記ディスプレイ上に表示される第1の画像データのプライバシーレベルを決定することと、前記画像データの前記プライバシーレベルに少なくとも部分的に基づいて、前記画像データを表示するために前記第1および第2の表示領域の1つを選択することと、を行うことが可能であり得る。前記プロセッサは、前記第1の画像データの前記プライバシーレベルを第2の画像データの前記プライバシーレベルと比較することが可能であり得る。いくつかの態様において、前記デバイスは、前記ユーザに対する前記第1および第2の表示領域の向きを決定するように構成された少なくとも1つのセンサを含む。いくつかの態様において、前記ディスプレイはフレキシブルであり、前記第1の表示領域と前記第2の表示領域の境界は、前記フレキシブルディスプレイの向きおよび変形に少なくとも部分的に基づいて決定される。
【0009】
[0009] いくつかの態様において、ウェアラブルディスプレイ上にデータを表示する方法は、前記ウェアラブルディスプレイ上の第1の表示領域と第2の表示領域とを指定することを含む。前記指定は、前記ウェアラブルディスプレイが空間的にどのように配向(oriented)されているかに少なくとも部分的に基づき得る。前記方法は、前記ウェアラブルディスプレイ上に表示される画像データのプライバシーレベルを決定することを含み得る。前記方法は、前記画像データの前記プライバシーレベルに依存して前記第1の表示領域または前記第2の表示上に前記画像データを表示することを含み得る。いくつかの態様において、前記方法は、前記ウェアラブルディスプレイが空間的にどのように配向されているかを決定することを含む。前記方法は、前記ウェアラブルディスプレイの向きに少なくとも部分的に基づいて前記第1および第2の表示領域の境界を調整することを含み得る。
【0010】
[0010] いくつかの態様において、ウェアラブル電子デバイスは、ディスプレイと、前記ディスプレイに結合され、前記ディスプレイの状態を決定するように構成された複数のセンサと、前記複数のセンサと電気通信しているプロセッサと、を含む。前記プロセッサは、前記ディスプレイに画像データを提供するように構成され得る。前記プロセッサは、前記センサから受信された入力に少なくとも部分的に基づいて前記ディスプレイに提供される前記画像データの少なくとも1つの特性を変更することが可能であり得る。前記画像データの少なくとも1つの特性を前記変更することは、前記画像データをリサイズすることと、前記画像データを再整形する(reshaping)ことと、前記画像データの解像度を調整することと、前記画像データの輝度を変えることと、のうちの1つまたは複数を含み得る。
【0011】
[0011] いくつかの態様において、フレキシブルディスプレイ上にコンテンツを表示する方法は、フレキシブルディスプレイ上にコンテンツを表示することと、前記フレキシブルディスプレイに結合された1つまたは複数の変形センサ(deformation sensors)から電気信号を受信することと、前記受信された電気信号に少なくとも部分的に基づいて前記表示されたコンテンツを変えることと、を含む。いくつかの態様において、前記表示されたコンテンツを変えることは、前記表示されたコンテンツ内のテキストのフォントサイズを大きくすることを含む。
【0012】
[0012] いくつかの態様において、ウェアラブル電子デバイスは、ディスプレイを含む。前記ディスプレイは、複数の周辺光センサを含み得る。プロセッサは、前記複数のセンサと電気通信し得る。前記プロセッサは、前記センサから受信された入力に少なくとも部分的に基づいて前記ディスプレイの少なくとも一部分を不活性化する(deactivate)ように構成され得る。いくつかの態様において、前記ディスプレイは、少なくとも180度の弧で屈曲することが可能である。前記ディスプレイは、湾曲した状態および/またはしわのある状態(wrinkled state)で動作させられることが可能であり得る。
【0013】
[0013] 本開示で説明される主題の1つまたは複数のインプリメンテーションの詳細は、添付図面および以下の説明に記述される。本開示に提供されている例は、ユーザの腕に装着されるように構成されたウェアラブルでフレキシブルなディスプレイの観点で主に説明されるが、本明細書で提供されている概念は、例えば、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオード(「OLED」)ディスプレイ、および電界放出ディスプレイといった、他のタイプのディスプレイに適用することができる。他の特徴、様態、および利点は、説明、図面、および特許請求の範囲から明らかになるであろう。以下の図面の相対寸法は原寸通りに描かれていない場合があることに留意されたい。
【0014】
[0014] 必ずしもすべての目的または利点が、本明細書に説明されている任意の特定のインプリメンテーションにしたがって達成されることができるわけではないことが理解されるべきである。例えば、ある特定のインプリメンテーションの態様は、他のインプリメンテーションによって教示または示唆され得るような他の目的または利点を必ずしも達成することなく、本明細書に教示された1つの利点または利点のグループを達成または最適化する方法で、具現化または遂行され得る。さらに、本明細書で説明される態様および特徴は、ウェアラブルディスプレイデバイスの任意の特定のインプリメンテーションに限定されるものではない。よって、ウェアラブルディスプレイデバイスは、本明細書に説明される特徴および利点よりも多いまたは少ないものを含み得る。さらに、異なるインプリメンテーションからの様々な態様および特徴が交換可能であり得る。例えば、様々なインプリメンテーションにおけるウェアラブルディスプレイデバイスの特徴は、インプリメンテーション間で交換され得る。

[0015] 以下は、図面の各々の簡単な説明である。図面ごとに、例示された例となるインプリメンテーションの同じステップまたはコンポーネントを指定するために同じ参照番号が使用される。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】ラージフォーマットのウェアラブルディスプレイデバイスのインプリメンテーションを例示する図。
【図2A】複数の表示領域を含むディスプレイの様々な例となるインプリメンテーションの一例を図示する図。
【図2B】複数の表示領域を含むディスプレイの様々な例となるインプリメンテーションの一例を図示する図。
【図2C】複数の表示領域を含むディスプレイの様々な例となるインプリメンテーションの一例を図示する図。
【図2D】複数の表示領域を含むディスプレイの様々な例となるインプリメンテーションの一例を図示する図。
【図3A】モバイル電話がウェアラブルディスプレイデバイスのための相補デバイス(complementary device)としての役割をするインプリメンテーションを例示する図。
【図3B】モバイル電話がウェアラブルディスプレイデバイスのための相補デバイスとしての役割をするインプリメンテーションを例示する図。
【図4A】スマートウォッチがウェアラブルディスプレイデバイスのための相補デバイスとしての役割をするインプリメンテーションを例示する図。
【図4B】スマートウォッチがウェアラブルディスプレイデバイスのための相補デバイスとしての役割をするインプリメンテーションを例示する図。
【図5】ウェアラブルディスプレイデバイスを動作させるための例となる方法を例示するフロー図。
【図6A】ウェアラブルディスプレイデバイス上でのコンテンツ再編成(reorganization)の例を例示する図。
【図6B】ウェアラブルディスプレイデバイス上でのコンテンツ再編成の例を例示する図。
【図7A】ウェアラブルディスプレイ上でのコンテンツ再編成の別の例を示す図。
【図7B】ウェアラブルディスプレイ上でのコンテンツ再編成の別の例を示す図。
【図8A】ウェアラブルディスプレイ上でのコンテンツ再編成の別の例を示す図。
【図8B】ウェアラブルディスプレイ上でのコンテンツ再編成の別の例を示す図。
【図9A】ウェアラブルデバイス上のコンテンツ表示の例を示す図。
【図9B】ウェアラブルデバイス上でのコンテンツ表示の例を示す図。
【図10A】ウェアラブルデバイス上のコンテンツ表示および再編成の別の例を示す図。
【図10B】ウェアラブルデバイス上のコンテンツ表示および再編成の別の例を示す図。
【図11A】ウェアラブルデバイス上のコンテンツ表示の別の例を示す図。
【図11B】ウェアラブルデバイス上のコンテンツ表示の別の例を示す図。
【図12A】モバイル電話がウェアラブルディスプレイデバイスのための相補デバイスとしての役割をする別のインプリメンテーションを示す図。
【図12B】モバイル電話がウェアラブルディスプレイデバイスのための相補デバイスとしての役割をする別のインプリメンテーションを示す図。
【図12C】モバイル電話がウェアラブルディスプレイデバイスのための相補デバイスとしての役割をする別のインプリメンテーションを示す図。
【図12D】モバイル電話がウェアラブルディスプレイデバイスのための相補デバイスとしての役割をする別のインプリメンテーションを示す図。
【図13】ウェアラブルディスプレイデバイスの表示領域にコンテンツを表示するための例となる方法を例示するフロー図。
【図14A】複数の変形センサを有するウェアラブルデバイスのインプリメンテーションを示す図。
【図14B】複数の変形センサを有するウェアラブルデバイスのインプリメンテーションを示す図。
【図14C】複数の変形センサを有するウェアラブルデバイスのインプリメンテーションを示す図。
【図15A】複数の変形センサを有するウェアラブルデバイス上のコンテンツ表示および再編成の例を示す図。
【図15B】複数の変形センサを有するウェアラブルデバイス上のコンテンツ表示および再編成の例を示す図。
【図16A】複数の光センサを有するウェアラブルデバイスのインプリメンテーションを示す図。
【図16B】複数の光センサを有するウェアラブルデバイスのインプリメンテーションを示す図。
【図17】ウェアラブルディスプレイデバイスの表示領域にコンテンツを表示するための別の例となる方法を例示するフロー図。
【詳細な説明】
【0016】
[0033] 本開示は、ウェアラブルディスプレイと接続して使用され得るシステム、方法、およびデバイスを提供する。いくつかのインプリメンテーションにおいて、デバイスはフレキシブルであり得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、デバイスは、ユーザの腕に装着されるか、またはユーザの腕に対して固定されるように構成され得る。例えば、デバイスはスリーブ(sleeve)を含み得、これは、半弾性(semi-elastic)がありフレキシブルであり得る。他のインプリメンテーションにおいて、ディスプレイは、リジッド(rigid)であり得るか、または実質的にフレキシブルでないこともある。いくつかのインプリメンテーションにおいて、デバイスは、1つまたは複数のリジッドセクションを含み、それは、平面であり得るか、または凸状または凹状に湾曲していることもある。
【0017】
[0034] フレキシブルディスプレイに加えて、ディスプレイデバイスは、多様にフレキシブルな他のコンポーネントを含み得る。このようなコンポーネントは、モバイルコンピューティングデバイスの、1つまたは複数のディスプレイスクリーン、マイクロフォン、スピーカ、アンテナ、バッテリ、センサ、触覚フィードバック要素、プロセッサ、集積回路、入力または出力ポート、および他のコンポーネントを含み得る。よって、デバイスは、完全に独立したモバイルコンピューティングデバイスであり得る一方で、他のインプリメンテーションでは、ディスプレイデバイスは、スマートフォンのような別個のモバイルコンピューティングデバイスとの使用のためのコンパニオンデバイス(companion device)であり得る。
【0018】
[0035] いくつかのインプリメンテーションにおいて、デバイスは、1つより多くの表示領域を有し、別個の表示領域に異なる画像品質で画像を表示することが可能であり得る。言い換えると、ディスプレイ全体にわたって単一の画像品質で画像を表示することが可能な表示領域を有するのではなくむしろ、ディスプレイ内の異なる表示領域が、異なる表示領域内に異なる画像品質で画像を同時に表示することが可能であり得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、フレキシブルディスプレイは、2つの別個の表示領域に細分され得るが、他のインプリメンテーションでは、フレキシブルディスプレイは、2つより多くの別個の表示領域に細分され得る。
【0019】
[0036] これらの表示領域は、互いに構造的に異なり得るか、または表示された画像が異なる品質であるように駆動され得る。1つのインプリメンテーションにおいて、第1の表示領域は、第2の表示領域よりも高い画素密度を有し得、第1の表示領域は、第2の表示領域よりも高解像度の画像を表示することが可能であり得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、例えば、デバイスは、高解像度の画像またはビデオのような、比較的複雑な画像データを表示することが可能な第1の表示領域と、より低い画像品質で、静的テキストのような、比較的単純な画像データを表示するために使用される第2の表示領域とを含む。このようにして、ディスプレイデバイスの1つ適切な表示領域に様々な異なる画像品質で、および/または多数のソースから情報が表示され得る。
【0020】
[0037] ウェアラブルディスプレイデバイスは、また、特定の画像コンテンツが表示される表示領域を決定および/または選択するように構成され得る。例えば、ウェアラブルディスプレイデバイスは、テキストを表示するのに最も良く適している表示領域にテキストを表示し、ビデオを表示するのに最も良く適している表示領域にビデオを表示し得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイスは、表示されたコンテンツを第1の表示領域から第2の表示領域に移動させるように構成され得る。例えば、ビデオは、高品質で画像を表示することが可能な第1の表示領域に表示され得る。ビデオが一時停止されると、デバイスは、第1の表示領域の高い画像品質よりも少ない第2の画像品質を有する第2の表示領域に、そのビデオを移動させ得る。このようにして、コンテンツは、より効率的な方法で配列および表示されることができる。
【0021】
[0038] ウェアラブルディスプレイデバイスは、複数のアプリケーションまたはプログラムを同時に実行することが可能であり得るか、またはそのような能力を有するコンパニオンデバイスと併せて使用され得る。これらのプログラムまたはアプリケーションの各々は、ウェアラブルディスプレイデバイスのそれぞれの部分に画像データを同時に表示し得る。アプリケーションは、特定の表示領域にデータを表示するように構成および/または割り当てられ得る。例えば、アプリケーションは、アプリケーションが表示することを望む画像データのタイプに依存して特定の表示領域にデータを表示し得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、アプリケーションは、アプリケーションによって表示されるコンテンツに基づいて特定の表示領域で起動され得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ディスプレイデバイスは、アプリケーションの表示優先度に基づいて特定の表示領域にアプリケーションを割り当て得る。例えば、より高品質の表示から恩恵を受けることになるアプリケーションは、適切な表示能力を有する表示領域で起動され得るか、またはその表示領域に移動され得る。
【0022】
[0039] 本開示による技法は、ウェアラブルディスプレイデバイスが、ユーザに対するウェアラブルデバイスの物理的な向きに基づいて、パブリック情報またはプライベート情報を選択的に表示することを可能にし得る。すなわち、ウェアラブルコンピューティングデバイスは、ユーザ以外の誰かによって見られる可能性がより少ない、または見られることが不可能であるディスプレイ内のエリアに、プライベート情報を表示するように構成され得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイスは、ユーザのみが見ることができるエリアにプライベート情報を表示し得る。このようにして、ユーザ以外の個人は、ウェアラブルディスプレイデバイス上に表示されたユーザのプライベート情報を観察することを防止され得る。
【0023】
[0040] ウェアラブルディスプレイデバイスは、また、デバイスがユーザに対するデバイスの向きを決定することができるように構成され得る。すなわち、1つまたは複数のセンサは、デバイスのどの部分がユーザの体の方を向いているか、およびどの部分がユーザの体から向きがそれている(facing away from)かを、デバイスが決定することを可能にし得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、デバイスは、ユーザの体の方を向いている表示領域によりプライベートな情報を表示し、ユーザの体から向きがそれている表示領域にあまりプライベートではない情報を表示するように構成され得る。
【0024】
[0041] ウェアラブルディスプレイデバイスは、また、デバイスがユーザの視界から見えにくくされた(obscured)ディスプレイの部分を不活性化することができるように構成され得る。この方法では、デバイスは、エネルギー消費を節約することができる。例えば、ウェアラブルディスプレイデバイスは、ディスプレイの部分が、例えば、シャツの袖によって覆われたときを決定するように構成された1つまたは複数のセンサを含み得る。これらの覆われた部分は、電力消費を節約するために不活性化され得る。他のインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイスは、ユーザの視点から見ることができないディスプレイの部分を不活性化するように構成され得る。
【0025】
[0042] いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイスは、ディスプレイの状態を決定し、それに応じて表示されたコンテンツを調整するように構成される。例えば、デバイスは、表示エリアの物理的な変形を決定するように構成された1つまたは複数の変形センサを含み得る。例えば、過度にしわになることに応じて、表示されたコンテンツの可読性および/または視覚化が向上するように、表示されたコンテンツはあまりしわになっていないデバイスのエリアに移動され得、および/または表示されたコンテンツの相対的なサイズは大きくなり得る。
【0026】
[0043] 本開示で説明される主題の特定のインプリメンテーションは、以下の潜在的な利点のうちの1つまたは複数を実現するためにインプリメントされ(implemented)得る。ラージフォーマットディスプレイにわたる多様な表示能力を有するデバイスを提供することによって、デバイスは、より効率的に画像データをレンダリングし、それを大型スクリーンにわたって表示することができる。例えば、異なる品質で画像データを表示するように構成されたディスプレイ内の異なる表示領域は、デバイスの全体的な電力消費を低減し得る。それは、また、製造コストを削減することができ、また、ディスプレイを駆動するために必要とされる必須のコンピューティング電力を低減することもできる。様々な表示領域は、また、ユーザエクスペリエンスを向上させることができる。
【0027】
[0044] 当該技術では、フレキシブルディスプレイが存在する。このようなフレキシブルディスプレイは、例えば、サムソン、ソニー、シャープ、プラスティックロジック、および/またはアリゾナ州立大学から入手可能であり得る。これらのディスプレイは、変形する、屈曲する、湾曲する、折りたためる、しわになる、しわがとれる、丸くなる、ねじれる、および/または引き伸びることができる。フレキシブルディスプレイ技術が進歩し、価格が減少するにつれて、フレキシブルディスプレイを使用し、それと相互作用する新たな技法が、例えば、技術の幅広い適応を促すために必要とされる。このように、ディスプレイのフレキシビリティは増加し続けるので、本開示の1つまたは複数の態様が特に有用であると証明することができる。しかしながら、本明細書で説明されているインプリメンテーションが、フレキシブルディスプレイを含まないデバイスにおいてインプリメントされ得ることが理解されるべきである。
【0028】
[0045] 開示されるデバイスの他の態様もまたフレキシブルであり得る。フレキシブルなプリント回路基板、アンテナ、センサ、および/またはバッテリもまたウェアラブルディスプレイに含まれ得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、フレキシブルでウェアラブルなディスプレイデバイスは、他のコンポーネントもしくは部分よりもフレキシブルでなく、よりリジッドである、いくつかのコンポーネントもしくは部分を含み得る。例えば、より多くのリジッドコンポーネントが、比較的変形していない向きに配置され得、より多くのフレキシブルコンポーネントが、より大きい屈曲および/または湾曲の影響を受けるエリアに置かれ得る。したがって、例えば、ユーザの腕の長さと平行して延在するフレキシブルディスプレイの上部と下部に沿ったディスプレイデバイスの部分は、腕の長さに概して垂直である部分よりもフレキシブルでないこともある。このようにして、より多くのリジッドコンポーネントの使用がフレキシブルディスプレイデバイスにおいて採用され得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、より多くのリジッドコンポーネントが、腕時計、ブレスレット、またはスマートフォンのような、別個のコンパニオンコンポーネントに収められ得る。[0034] 図1は、ラージフォーマットのウェアラブルディスプレイデバイスのインプリメンテーションを例示している。示されているように、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、ユーザの手首と肘との間の前腕に丁度フィットするようなサイズおよび形状にされ得る。よって、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、フレキシブルであり、および/または多少弾性があり得る。しかしながら、上述されたように、ウェアラブルディスプレイデバイス100の1つまたは複数の部分がリジッドであり得る。例えば、いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、屈曲または湾曲した状態でユーザの腕の少なくとも一部分にフィットするように構成されたリジッドディスプレイか、または、ディスプレイが屈曲または湾曲した状態でユーザの腕の少なくとも一部分にフィットすることを可能にするように互いに独立して移動され得る複数のリジッドセクションを有するディスプレイを備える。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、ユーザに対して表示され得るテキスト、画像、ソーシャルメディア、ビデオ、ユーザインターフェース要素、および/または他のデータといった、画像データを表示するように構成された表示エリア110を支持する、バンド、ストラップ、またはスリーブといった、支持部材190を含み得る。
【0029】
[0046] いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、グローブまたは他の衣類を備え得る。例えば、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、長袖シャツ、セーター、またはジャケットの一部であり得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、湾曲した状態で動作することが可能である少なくとも1つの表示領域を含む。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、しわのある状態で動作することが可能である少なくとも1つの表示領域を含む。
【0030】
[0047] 図1の例示された例に示されているように、表示エリア110は、3つの表示領域120、130、および140に細分される。ウェアラブルディスプレイデバイス100は、また、メモリ、プロセッサ、オーディオ処理ユニット、スピーカ、マイクロフォン、通信システム、入力および出力コントローラ、タッチスクリーン、入力デバイス、および同様のものといった、実例的なコンポーネントの1つまたは複数を含み得る。各表示領域120、130、および140は、湾曲した状態で動作することが可能である。
【0031】
[0048] 例示されているインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100の表面エリアの表示エリア110は、図1に例示されているようにウェアラブルディスプレイデバイス100の一部分のみにわたり(cover)得る。しかしながら、他のインプリメンテーションにおいて、表示エリアもしくは領域110は、ユーザの腕の周りにさらに延在することもあり、さらにはウェアラブルディスプレイデバイス100全体を包含することもあり、その結果、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、ウェアラブルディスプレイデバイス100の表面エリア全体に画像を表示するように構成される。言い換えると、ウェアラブルディスプレイデバイス100の片側のみが例示されているが、図1のビューから隠されているデバイス100の部分もまた画像を表示するように構成され得る。1つのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100の表示エリア110は、大まかに長さが8インチであり、その最も広い地点で6インチの幅を有し得るが、他の形状およびサイズもまた適宜使用され得る。
【0032】
[0049] いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、タッチスクリーン機能、ジェスチャ感知機能、ボタン、ダイヤル、またはノブといった、1つまたは複数の入力メカニズムを含む。1つのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、表示エリア110と位置合わせされたタッチセンシティブ領域を含むが、いくつかの他のインプリメンテーションでは、タッチセンシティブ領域は、表示エリア110の外側に延在し得るか、または表示エリア110の一部分のみにわたり得る。
【0033】
[0050] 入力メカニズムは、ユーザが、ウェアラブルディスプレイデバイス100と相互作用することを可能にする。ユーザは、表示エリア110および/またはウェアラブルディスプレイデバイス100をタッチするか、またはそうでなければウェアラブルディスプレイデバイス100の入力メカニズムと相互作用することによって、例えば、表示エリア110上で、アプリケーションを起動し得るか、1つまたは複数のアプリケーションと相互作用し得るか、またはアプリケーションを並べ替え得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、「ローリング(rolling)」ディスプレイとして構成されることができ、ここで、ユーザは、表示された画像をユーザの腕の円周周りで(例えば、図1に示されているように上下に)スクロールし得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ユーザは、表示領域内でズームインおよびズームアウトすることができ得るか、もしくは、アプリケーションまたはユーザインターフェース要素を表示するために使用される表示領域の数を低減し、または拡大するようにズームし得る。
【0034】
[0051] いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、少なくとも180度の弧で屈曲することが可能である少なくとも1つのコンポーネントを含む。他のインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、少なくとも270度の弧で屈曲することが可能である少なくとも1つのコンポーネントを含む。他のインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、少なくとも360度の弧で屈曲することが可能である少なくとも1つのコンポーネントを含む。いくつかのインプリメンテーションにおいて、少なくとも1つのコンポーネントはディスプレイを含む。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、実質的にチューブ状の形状に変形されることができる少なくとも1つのディスプレイを含む。
【0035】
[0052] さらに、ウェアラブルディスプレイデバイス100のすべてのコンポーネントが、湾曲し、および/またはフレキシブルであることが必要とされるわけではない。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、1つまたは複数の実質的な平面を含む。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、1つまたは複数のリジッドコンポーネントを含む。1つまたは複数のリジッドコンポーネントは湾曲していることもある。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、セミリジッド(semi-rigid)であり得、それにより、屈曲し、および/または曲がり(flexed)、屈曲した状態および/または曲がった状態のままでいることが可能である。
【0036】
[0053] 本明細書に開示されているウェアラブルディスプレイデバイス100は、ディスプレイの向きを決定するように構成された1つまたは複数のセンサを含み得る。センサは、例えば、モーションセンサ、加速度計、ジャイロスコープ、光検出器、注視検出器(gaze detectors)、熱センサ、カメラ、および同様のものを含み得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、センサは、デバイス100に埋め込まれ得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、センサは、表示エリア110に埋め込まれ得る。
【0037】
[0054] 表示エリア110は、情報が表示エリア110のセクション上に、それらのユーザへの可視性に基づいて表示されるように構成され得る。例えば、本明細書で説明されているデバイス100は、現在ユーザに可視であるウェアラブルディスプレイ内の表示エリアを決定し、次いで、その現在可視である表示エリアにコンテンツを表示するように構成され得る。表示エリア110がユーザの腕に180度よりも多く巻き付くインプリメンテーションにおいて、ユーザの腕が動いたとき、またはねじれたときに、表示されている画像データが、ユーザに可視のままであるように移動し得る。
【0038】
[0055] 図1では、表示エリア110が、表示エリア110の表示領域120、130、および140に、3つの異なるアプリケーションからの画像データを表示しているのを見ることができる。第1のアプリケーションからのビデオコンテンツ101の形態で画像データが表示領域120に表示されており、天気情報103の形態で第2のアプリケーションからの画像データが表示領域130に表示されており、株式市場情報105の形態で第3のアプリケーションからの画像データが表示領域140に表示されている。例示されているインプリメンテーションにおいて、表示領域120は、表示領域130および140よりも高品質で画像データを表示することが可能であり得る。
【0039】
[0056] ウェアラブルディスプレイデバイス100は、表示エリア110の様々な表示領域120、130、および140内に画像データを表示するように構成されたドライバ回路を含み得、画像データを生成するプロセッサと画像データが表示される表示領域との間のインターフェースの一部を提供し得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、別々のドライバ回路が、表示領域120、130、または140の各々に、もしくは複数の表示領域を含むサブグループに関連付けられ得る。例えば、ドライバ回路は、第1の表示エリアと電気通信している第1のドライバ回路と、第2の表示エリアと電気通信している第2のドライバ回路とを含み得る。他のインプリメンテーションにおいて、ドライバ回路は、表示エリアの第1の表示サブ領域と電気通信している第1のドライバ回路と、表示エリアの第2の表示サブ領域と電気通信している第2のドライバ回路とを含み得る。他のインプリメンテーションにおいて、単一の表示ドライバは、表示エリア110内に少なくとも2つの異なる画像品質を表示するように構成され得る。
【0040】
[0057] 例示されているインプリメンテーションにおいて、表示領域120は、第1の画像品質でデータを表示することが可能であり、第2および第の3表示領域130および140は、第2の画像品質でデータを表示することが可能である。いくつかのインプリメンテーションにおいて、様々な表示領域の、画像データを表示する能力における差は、様々な表示領域間の物理的な差によるものである。例えば、異なる特性を有する2つ以上の別々のサブディスプレイは、表示エリア110を形成するように互いの近くに配置され得、各個別のサブディスプレイは、1つの表示領域としての役割をするか、または複数の表示領域に細分される。特定のインプリメンテーションにおいて、第1のサブディスプレイは、表示領域120を形成し得、第2のサブディスプレイは、表示領域130および140に分割され得る。他のインプリメンテーションにおいて、ドライバ回路または画像データにおける差は、表示領域に異なる画像品質でデータを表示させ得る。さらなるインプリメンテーションにおいて、表示領域130は、第2の画像品質で画像データを表示することが可能であり得るが、一方で、表示領域140は、第1および第2の画像品質とは異なる第3の画像品質で画像データを表示することが可能であり得る。よりさらなるインプリメンテーションにおいて、表示エリア110は、任意の範囲の画像品質で画像データを表示することが可能な追加的な表示領域を含み得る。
【0041】
[0058] 画像品質という用語は、本明細書において、様々な表示特性を指すために使用され、任意の数のそれらが様々な表示領域の間で異なり得る。例えば、画像品質における差は、限定ではないが、画素密度、画像解像度、フレームレート、色深度(color depth)、色域、シャープネス(sharpness)、輝度、およびコントラストにおける差を含み得る。
【0042】
[0059] 例えば、いくつかのインプリメンテーションにおいて、第1の表示領域120は、第2の表示領域130および第3の表示領域140よりも高い画素密度を有し、第1の表示領域120が、第2の表示領域130および第3の表示領域140よりも高解像度で画像データを表示することを可能にする。例えば、第1の表示領域120は、1インチ当たり約300画素(PPI:pixels per inch)有し得るが、一方で、第2の表示領域130および第3の表示領域140は、100PPIといった、より低い画素密度を有し得る。より低い密度の画素領域を含む表示エリア110は、ウェアラブルディスプレイデバイス100の全体的なコストを減少させることができる。より低い画素密度の領域は、また、より低い画素密度の領域のための画像データを生成および表示の両方をするのにより少ない電力を必要とし得るので、より高い画素密度の領域よりも少なく電力を消費し得る。
【0043】
[0060] 他のインプリメンテーションにおいて、物理的な画素密度は、表示エリア110にわたって実質的に均一であるが、ある特定の表示領域は、より低い有効画素密度で駆動され得る。例えば、第1の表示領域120は、第2の表示領域130および第3の画像領域140とほぼ同じ画素密度を有し得る。このようなインプリメンテーションにおいて、ドライバハードウェアおよび/またはソフトウェアは、第2の表示領域130および第3の表示領域140において、より低い有効画素密度を提供するように構成され得る。例えば、複数の隣接する画素が単一の画素として共に駆動され得、ディスプレイの有効解像度を低くし、すなわち交互の画素または線は非駆動のままにされ得る。このようなインプリメンテーションにおいて、表示エリア110は、動的な方法で2つ以上の表示領域に分割され得、ここで、表示領域は、表示エリア110内の固定された位置に位置する必要はない。むしろ、表示領域は、望まれた通り、表示エリア110内を方々に移動され、リサイズおよび/または再整形され得る。
【0044】
[0061] いくつかのインプリメンテーションにおいて、第1の表示領域120は、第1の色深度を有する画像データを表示することが可能であり、第2および第3の表示領域130および140は、第2および/または第3の色深度を有する画像データを表示することが可能である。ビット深度とも称される色深度は、単一画素の色を示すために使用されるビット数、または単一画素の色コンポーネントごとに使用されるビット数を指し得る。例えば、いくつかのインプリメンテーションにおいて、第1の色深度は、16ビットの色であり得、第2の色深度は8ビットの色であり得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、表示エリア110の少なくとも一部分は、1ビットまたは2ビットの色を表示するように構成され得る。例えば、単純なテキストは、エネルギーを節約しバッテリ寿命を増進するために、1ビットまたは2ビットの色で表示され得る。よって、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、様々な色深度で画像データを表示することが可能な様々なサブ領域を含み得る。
【0045】
[0062] いくつかのインプリメンテーションにおいて、第1の表示領域120は、第1のフレームレートで画像データを表示することが可能であり、第2および第3の表示領域130および140は、第2および/または第3のフレームレートで画像データを表示することが可能である。例えば、いくつかのインプリメンテーションにおいて、第1のフレームレートは、1秒あたり30フレームであり得、第2のフレームレートは1秒あたり15フレームであり得る。よって、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、様々な異なるフレームレートでコンテンツを表示することが可能である様々な表示領域を含み得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、フレームレートにおける差は、表示領域間の物理的な差、または関連付けられたドライバ回路もしくは他のデバイスコンポーネントの能力によるものであり得る。このようなインプリメンテーションにおいて、第1の表示領域が第1の最大フレームレートでのみ画像データを表示することが可能であり、第2の表示領域が第2の最大フレームレートでのみ画像データを表示することが可能であるように、表示領域が固定され得る。他のインプリメンテーションにおいて、フレームレートは、表示エリア110に提供される画像データに相関し得、表示領域にわたって可変および/または動的であり得る。
【0046】
[0063] いくつかのインプリメンテーションにおいて、第1の表示領域120は、第1の色域を有する画像データを表示することが可能であり、第2および第3の表示領域130および140は、第1の色域とは異なり得る第2および/または第3の色域で画像データを表示することが可能である。一般に、色域は、ドライバ回路が表示するように構成される色の完全なサブセットを指す。いくつかのインプリメンテーションにおいて、例えば、第1のサブ領域は、ウェアラブルディスプレイデバイス100の第2のサブ領域に関連付けられた第2の色域よりも広い第1の色域を表示することが可能であり得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、表示エリア110のある特定の表示領域は、所与の色域のみを表示することが可能であり得、それは、表示領域の物理的な特性によるものであり得るか、または関連付けられたドライバ回路もしくは他のデバイスコンポーネントによるものであり得る。
【0047】
[0064] いくつかのインプリメンテーションにおいて、第1の表示領域120は、第1の輝度レベルを有する画像データを表示することが可能であり、第2および第3の表示領域130および140は、第1の輝度レベルとは異なり得る第2および/または第3の輝度レベルで画像データを表示することが可能である。いくつかのインプリメンテーションにおいて、表示エリア110のある特定の表示領域は、所与の輝度レベルでのみ画像を表示することが可能であり得る。デバイスの一部分によって表示されることができる輝度の範囲は、表示領域の物理的な特性によって、または関連付けられたドライバ回路もしくは他のデバイスコンポーネントによって制限され得る。
【0048】
[0065] 表示領域における物理的な差または関連付けられたドライバ回路が、いくつかの表示領域の画像品質を他の表示領域と比べて限定するいくつかのインプリメンテーションにおいても、高い画像品質で画像データを表示することが可能な表示領域は、それにもかかわらず、所望の場合、より低い画像品質で駆動され得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、画像品質を動的に調整することができる。このような調整は、ユーザ入力、アプリケーション出力、および表示される画像データのコンテンツのうちの1つまたは複数に応じて行われ得る。例えば、比較的静的なテキストが第1の表示領域120に表示されるとき、コンテンツは、比較的低いフレームレートで表示され得る。しかしながら、ビデオが同じ表示領域120に表示されるとき、フレームレートは、比較的より高いフレームレートに増加し得る。
【0049】
[0066] いくつかのインプリメンテーションにおいて、画像品質の1つの態様は、第1の表示領域でより高いこともあるが、一方で、画像品質の異なる態様は、第2の表示領域でより高いこともある。例えば、第1の表示領域120は、第2の表示領域130のそれよりも高いフレームレートで画像データを表示することが可能であり得るが、一方で、第2の表示領域130は、第1の表示領域120のそれよりも高い解像度で画像データを表示することが可能であり得る。このような構成は、様々な表示領域が特定のタイプのデータを表示するために最適化されることを可能にし得る。
【0050】
[0067] ディスプレイおよび表示領域の様々なサイズおよび形状が使用され得る。図2A〜図2Dは、複数の表示領域を含むディスプレイの様々なインプリメンテーションを図示している。図2Aは、長方形のディスプレイ210Aを例示しており、それは、第1の表示領域120と第2の表示領域130とに細分され、第1および第2の表示領域120および130の向かい合うエッジが互いに隣接している。第1の表示領域120はビデオコンテンツ101を表示しており、一方で、第2の表示領域130は天気情報103を表示している。
【0051】
[0068] ディスプレイ210Aの長方形形状により、表示エリア110の上方エッジ112および下方エッジ114は、表示領域120および130の上方および下方エッジによって形成される実質的に平行な2本の線である。2つの表示領域120および130が、互いに隣接しているものとして言及されているが、特に、2つの異なるディスプレイが表示エリア110を形成するように組み合わされるインプリメンテーションでは、追加的なコンポーネントのために、2つの表示領域120と130との間に何らかの空間が存在し得る。
【0052】
[0069] 図2Bは、第1の表示領域120と第2の表示領域130とに細分されるディスプレイ210Bの別のインプリメンテーションを例示している。ディスプレイ210Bは、ディスプレイ210Bが、概して、長方形ではなく平行四辺形の形状である点で、図2Aのディスプレイ210Aとは異なり、ディスプレイ210Bの上方および下方エッジ112および114が互いにある角度で配向している。ディスプレイ210Bのような先細りしているディスプレイは、ユーザの前腕の細くなっている形状により、ウェアラブルディスプレイのコンポーネントとしての使用によく適していることもある。いくつかのインプリメンテーションにおいて、1つまたは複数の表示領域は、ユーザの肘から手首にかけてサイズが先細りしている。
【0053】
[0070] 図2Cは、第1の表示領域120と第2の表示領域130とに細分されるディスプレイ210Cの別のインプリメンテーションを例示している。図2Bのディスプレイ210Bのように、図2Cのディスプレイ210Cも先細りしている形状であるが、上方および下方エッジ112および114が、直線ではなくむしろ凹状の線である点で異なる。他のインプリメンテーションにおいて、他の直線ではないエッジ、例えば、凸状の線、または角度のある線もしくは他の不連続な線、が使用され得る。
【0054】
[0071] 図2Dは、長方形のディスプレイ210Dを例示しており、それは、第1の表示領域120、第2の表示領域130、および第3の表示領域140に細分される。図1の表示領域とは異なり、図2Dのディスプレイ210Dにおける第3の表示領域140は、ディスプレイ210Dの全長にわたり水平に延在している。図2Dに例示されている特定のインプリメンテーションにおいて、第3の表示領域140は、他の表示領域120および130と比較して細いが、他のインプリメンテーションでは、図2Dに例示されているインプリメンテーションよりも太くまたは細く作られ得る。
【0055】
[0072] 他のインプリメンテーションにおいて、追加の表示領域もまた使用され得る。他のインプリメンテーションにおいて、表示領域間の境界は、概して、本明細書のある特定の例示に図示されているような水平または垂直の直線である必要はないが、任意の適切な向きまたは形状であり得る。
【0056】
[0073] 図3Aおよび図3Bは、モバイル電話がウェアラブルディスプレイデバイス100のための相補デバイス200としての役割をするインプリメンテーションを例示している。ウェアラブルディスプレイデバイス100は、スマートフォンのような相補デバイス200に物理的またはワイヤレスに結合されるように構成され得る。相補デバイス200は、コンピュータ、ラップトップ、スマートフォン、スマートテレビジョンといった任意の好適なデバイスであり得る。この方法では、ウェアラブルディスプレイデバイス100の表示エリア110における画像の表示の制御は、相補デバイス200によって少なくとも部分的に制御され得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、相補デバイス200の表示をミラーリングし得る。他のインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、相補デバイス200によって表示されている画像データの少なくとも一部分を表示する。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、相補デバイス200に依存し得、相補デバイス200に直接またはワイヤレスのいずれかで接続され得る。他のインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、相補デバイス200なしに完全に機能的であり得るが、相補デバイス200がウェアラブルディスプレイデバイス100と相互作用するモードで使用されることもできる。
【0057】
[0074] いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、相補デバイス200と相互作用すること、および/またはそれを少なくとも部分的に制御することが可能であり得る。例えば、いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、ユーザが、ウェアラブルディスプレイデバイス100上に表示される表示領域および/またはアプリケーションを選択し、その表示領域および/またはアプリケーションが相補デバイス200上に表示されることを選ぶことができるように構成され得る。
【0058】
[0075] 図3Aおよび図3Bに例示されているインプリメンテーションにおいて、アプリケーションまたは他のユーザインターフェース要素が相補デバイス200上で選択され得、例えば、相補デバイス200のディスプレイを横にスワイプすることによって、ウェアラブルディスプレイデバイス100の表示エリア110上に移動され得る。相補デバイス200は、ウェアラブルディスプレイデバイス100上に画像データを表示することが可能な1つまたは複数のアプリケーションもしくはプログラムを実行すること、またはそうでなければ、ウェアラブルディスプレイデバイス100上に画像データを表示するためにウェアラブルディスプレイデバイス100上のアプリケーションもしくはプログラムと通信することが可能であり得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、ウェアラブルディスプレイデバイス100上に画像データを表示することが可能な1つまたは複数のアプリケーションまたはプログラムを実行している。すなわち、ウェアラブルディスプレイデバイス100の表示エリア110は、ウェアラブルディスプレイデバイス100上、または関連付けられた相補デバイス200上のいずれかで実行しているアプリケーションもしくはプログラムによって出力および/またはレンダリングされる画像データを表示することが可能である。
【0059】
[0076] 図4Aおよび図4Bは、スマートウォッチがウェアラブルディスプレイデバイス100のための相補デバイス200としての役割をするインプリメンテーションを例示している。いくつかのインプリメンテーションにおいて、腕時計は、ウェアラブルディスプレイデバイス100に含まれるほどフレキシブルではないコンポーネントを収める相補デバイス200であり得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、腕時計は、ウェアラブルディスプレイデバイス100の他のコンポーネントよりも重量があり、および/または通気性の少ないコンポーネントを収め得る。
【0060】
[0077] 図4Aおよび図4Bは、また、第1の表示領域120と第2の表示領域130とを含み得るディスプレイ110を例示している。上述されたように、第1の表示領域120は、第1の画像品質で第1の表示領域120内に画像を表示することが可能、またはそのように構成され得、一方で、第2の表示領域130は、第2の画像品質で第2の表示領域130内に画像を表示することが可能、またはそのように構成され得る。第2の画像品質は第1の画像品質とは異なり得る。図3Aおよび図3Bに例示されている特定のインプリメンテーションにおいて、第2の表示領域130は、第1の表示領域120に表示されることができる画像品質よりも少ない画像品質で画像を表示するように構成される。しかしながら、いくつかのインプリメンテーションにおいて、第2の表示領域130は、第1の表示領域120よりも高品質の画像を表示するように構成され得る。
【0061】
[0078] 図4Aおよび図4Bの例示されているインプリメンテーションが、表示領域120および130を、ユーザの前腕にほぼ平行して延在する軸にほぼ垂直に延在する方向に分割された領域として例示しているが、表示領域は任意の方法で分割され得る。ディスプレイ110がユーザの前腕に巻き付いている場合、表示領域は、ユーザの前腕の一部を囲むバンドまたはリングに形状が類似していることもある。他のインプリメンテーションにおいて、ディスプレイは、ユーザの前腕にほぼ平行して伸びる複数の伸長した表示領域に分割される。
【0062】
[0079] 図4Aおよび図4Bにおいて、表示領域120および130が各々、ユーザの前腕にほぼ平行して伸びる上方境界を上面(例えば、ユーザの親指により近い側面)に含み、それらが共にディスプレイ110の上方エッジを形成することを見ることができる。表示領域120および130は、また、ユーザの前腕にほぼ平行して伸びる下方境界を下面(例えば、ユーザの小指により近い側面)に含み得、それらは共にディスプレイ110の下方エッジを形成する。表示領域120および130は、2つの表示領域120および130を画定するために、概して半分にディスプレイ110を大まかに分割する、上方および下方境界間にほぼ垂直に延在する境界線を共有する。いくつかのインプリメンテーションにおいて、サブ領域を画定する境界線は動的である。言い換えると、サブ領域は、リサイズおよび/または再構成され得る。他のインプリメンテーションにおいて、境界線は、静的であり変化せず、ディスプレイ110を形成するように組み合わされた2つの別々のディスプレイ間の境界であり得る。
【0063】
[0080] 図4Aに示されているように、第1の表示領域120は、ビデオコンテンツ101を表示し得、第2の表示領域130は、天気コンテンツ103を表示し得る。天気コンテンツ103が一般に静的で主にテキストベースである一方で、ビデオコンテンツ101は、天気コンテンツ103と比較するとより動的であるので、ビデオコンテンツ101は、第2の表示130領域とは異なる画像品質でコンテンツを表示することが可能であるか、またはそのように構成された第1の表示領域120に表示され得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、第1の表示領域120は、第2の表示領域130よりも高い解像度、フレームレート、色深度、色範囲、および/または色域でコンテンツを表示することが可能であり得るか、またはそのように構成され得る。このようにして、ビデオコンテンツ101は、天気コンテンツ103とは異なる方法で表示され得る。よって、いくつかのインプリメンテーションにおいて、より高い画像品質で表示されることから恩恵を受けることになるコンテンツ(例えば、ビデオコンテンツ)は、第1の表示領域120に表示され得、他のコンテンツは、第2の表示領域130上に表示され得る。
【0064】
[0081] 図4Aおよび図4Bに示されているように、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、相補デバイス200と相互作用し得る。図4Aに示されているように、第1のビデオコンテンツ101は、第1の表示領域120に表示されており、天気コンテンツ103は、第2の表示領域130に表示されており、第2のビデオコンテンツ102は、相補デバイス200のディスプレイ上に表示されている。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ユーザは、よりラージフォーマットで第2のビデオコンテンツ102を見たいと望むこともある。したがって、いくつかのインプリメンテーションにおいて、ユーザは、モバイルデバイス200と相互作用することによって、第2のビデオコンテンツ102がウェアラブルディスプレイデバイス100上に表示されるようにさせ得る。次に、ウェアラブルディスプレイデバイス100および/またはモバイルデバイス200は、第2のビデオコンテンツ102が図4Bに示されているように第1の表示領域120に表示されるようにさせ得る。第2の表示領域130は、示されているように、第2の表示領域130および第3の表示領域140に動的に分割され得る。第1の表示領域120で見るために第2のビデオコンテンツ102が選択されると、第1のビデオコンテンツ101は一時停止され、および/または第2の表示領域130に表示され得、天気コンテンツ103は第3の表示領域140に移動される。第2の表示領域130は、示されているように、第2の表示領域130および第3の表示領域140に動的に分割され得る。
【0065】
[0082] いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100および/または相補デバイス200の一方または両方は、特定の画像データを表示するためのディスプレイ110の領域を選択するように構成され得る。ウェアラブルディスプレイデバイス100および/または相補デバイス200の一方または両方は、選択された画像データを表示するためのディスプレイ110の領域を選択するように構成されたプロセッサを含み得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、プロセッサは、表示されるデータのコンテンツに少なくとも部分的に基づいて、データを表示するためのディスプレイ110内の領域を選択するように構成される。すなわち、プロセッサは、アプリケーションが表示することになる画像データまたはコンテンツのタイプを決定するように構成され得る。例えば、プロセッサは、アプリケーションが、静的テキスト、スクロールするテキスト(scrolling text)、写真、動画、および/またはビデオを表示することになるかを決定するように構成され得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、プロセッサは、表示されるコンテンツの第1のタイプの拡張子によって少なくとも部分的にコンテンツのタイプを決定する。プロセッサは、次いで、ディスプレイ110内のどの領域がコンテンツを表示するのに最も良く適しているかを決定し得る。
【0066】
[0083] いくつかのインプリメンテーションにおいて、プロセッサは、コンテンツを表示することを望むソフトウェアアプリケーションのタイプに少なくとも部分的に基づいて、データを表示するためのフレキシブル表示エリア110内の領域を選択するように構成される。いくつかのインプリメンテーションにおいて、プロセッサは、アプリケーションから受信されているデータの量および/またはレートに少なくとも部分的に基づいて、データを表示するためのフレキシブル表示エリア110内の領域を選択するように構成される。例えば、表示をリフレッシュするための複数のコマンドは、動画および/またはビデオを示し得る。これに応じて、プロセッサは、表示データを、動画および/またはビデオを表示するためのディスプレイの最適なサブ領域に向けるように構成され得る。
【0067】
[0084] 表示データの他の態様が、ウェアラブルディスプレイ上に様々なタイプのコンテンツを表示するための最適なサブ領域を少なくとも部分的に決定するために使用され得る。例えば、いくつかのインプリメンテーションにおいて、プロセッサは、例えば、表示される色の数または色の範囲、フレームレート、周波数領域における詳細度(level of detail)、コンテンツウィンドウのサイズ、形状、および/またはエリア、ならびに/もしくは表示されるコンテンツの輝度レベルを決定することが可能である。プロセッサは、次いで、ディスプレイ110内のどの領域がコンテンツを表示するのに最も良く適しているかを決定し得る。
【0068】
[0085] いくつかのインプリメンテーションにおいて、プロセッサは、1つまたは複数のアプリケーションからの表示データの1つまたは複数の態様を比較し、データを表示するための最適なサブ領域を決定し得る。プロセッサは、例えば、第1のアプリケーションからの画像データにおける色の数を、第2のアプリケーションからの画像データにおける色の数と比較し、より多くの色を含む画像データを生成するアプリケーションからの画像データを、より多くの色を表示することが可能であるディスプレイのサブ領域に向け得る。別の例において、プロセッサは、アプリケーションからのコンテンツウィンドウの相対的なサイズおよび/または形状を比較し、そのコンテンツのサイズおよび/または形状のために最良に利用されるサブ領域を決定し得る。例えば、比較的細く伸長したコンテンツウィンドウは、対応する形状を有するディスプレイのサブ領域上に、および/または湾曲が比較的より大きいサブ領域に、最良に表示され得るが、一方で、実質的に正方形であるコンテンツウィンドウは、対応する形状を有するサブ領域に、および/または湾曲がより少ないサブ領域に、最良に表示され得る。別の例において、プロセッサは、表示される画像の相対的なシャープネスを決定するために画像データの2つ以上のセットに対して高速フーリエ変換(「FFT」)アルゴリズムを行い、より高解像度の画像を表示することが可能である表示領域によりシャープな画像を向け得る。別の例において、プロセッサは、どのコンテンツであれば表示能力がより良好な表示領域から最も恩恵を受けるかを決定するために、画像データにおける複雑性のレベルおよび/またはリフレッシュレートを比較し得る。
【0069】
[0086] いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイおよび/またはコンパニオンデバイスの相対的なバッテリ寿命は、どこに、および/またはどのように、様々なタイプのコンテンツがディスプレイ110上に表示されるかを少なくとも部分的に決定するために使用され得る。例えば、バッテリ寿命がしきい値を下回ると決定された場合、プロセッサは、電力をより少なく消費するディスプレイ110のサブ領域に表示データを向け得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、しきい値は、ユーザによって選択され得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ドライバ回路は、バッテリが低いときに、例えば、輝度レベルを減少させる、表示される色の数を減少させる、および/またはフレームレートを減少させることによって、より低い画像品質でディスプレイ110を駆動するように構成され得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、表示されたコンテンツは、ウェアラブルディスプレイの使用を長くするために、電力をより多く消費するサブ領域から電力をより少なく消費するサブ領域に移動され得る。
【0070】
[0087] プロセッサは、ユーザ入力なしに様々なタイプのコンテンツを表示するための、ディスプレイの好ましいサブ領域または最適なサブ領域を決定することが可能であり得る一方で、表示領域の選択は、いくつかのインプリメンテーションにおいて、コンテンツが表示される表示領域をユーザが選択することによってもまた行われ得る。例えば、図4Bを参照すると、プロセッサが、天気コンテンツ103は第2の表示領域130で最良に表示されると決定したとしても、ユーザは、天気コンテンツ103を第1の表示領域120で見たいと望むこともある。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ユーザがアプリケーションを開いたときに、ポップアップウィンドウが、そのアプリケーションコンテンツをどこに表示するかを選択するようにユーザを促し得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ポップアップウィンドウは、アプリケーションコンテンツをどこに表示すべきかを推奨し、ユーザは同意または不同意のいずれかをしてコンテンツをどこに表示するかを選択し得る。他のインプリメンテーションにおいて、タッチまたはジェスチャ入力といったユーザ入力が、ディスプレイの他の領域にコンテンツを移動させるために使用され得る。
【0071】
[0088] 図5は、ウェアラブルディスプレイデバイスを動作させるための例となる方法400を例示するフロー図であり示されている。本開示に図示されているフロー図におけるステップは特定の順序で例示されているが、様々なステップが、例としてこれらの順序で配列されているだけで、提示されている特定の順序または階層に限定されるものではない。加えて、それらのステップすべてが必要であるわけではない。さらに、本明細書に開示されている方法の使用は、フロー図によって明示的に例示されていない追加のステップを含み得る。図5に示されているように、方法400は、ブロック401において、コンテンツを表示するためのコマンドを受信することによって開始し得る。コマンドは、ユーザインターフェースから受信され得るか、または、例えば、eメールが受信されたとき、もしくはアラームがオフになったときに、即座のユーザインタラクションなしにトリガされ得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、コマンドは、1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションから受信される。
【0072】
[0089] 方法400は、ブロック403において、コンテンツを表示するのに好適なウェアラブルディスプレイ内の表示領域を識別することによって続き得る。ウェアラブルディスプレイは、複数の異なる表示領域を含み得、異なる表示領域は、異なる画像品質を表示することが可能であるか、またはそのように構成されている。画像品質は、解像度、フレームレート、色域、および色深度といった、1つまたは複数の表示特性を含み得る。適切な表示領域の識別は、コンテンツを表示することを求めるソフトウェアアプリケーションに少なくとも部分的に基づき得る。
【0073】
[0090] いくつかのインプリメンテーションにおいて、ソフトウェアアプリケーションは、関連付けられた画像品質優先度ランキングを有し得る。このようなインプリメンテーションにおいて、適切な表示領域の識別は、画像データを同時に表示する他のアプリケーションに対する、そのアプリケーションの優先度ランキングに少なくとも基づき得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、優先度ランキングはユーザ選択であり得るか、またはユーザプリファレンスに少なくとも部分的に基づき得る。ユーザプリファレンスは、ウェアラブルディスプレイデバイス100またはコンパニオンデバイスに記憶され得るユーザプロファイルの一部であり得る。この方法では、1人より多くのユーザがウェアラブルディスプレイデバイス100および/または表示エリア110をカスタマイズし得る。例えば、第1のユーザは、特定のコンテンツが常にディスプレイの同じサブ領域に表示されることを好み得るが、一方で、第2のユーザは異なるプリファレンスを有することもある。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、複数のユーザのうちの誰がウェアラブルディスプレイデバイス100を現在装着しているかを識別するために1つまたは複数のバイオメトリックパラメータを利用し、複数のユーザプロファイルのうちの1つを選択するように構成され得る。例えば、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、ユーザが装着したときにどのくらいウェアラブルディスプレイデバイス100が引き伸びるかに少なくとも部分的に基づいて、特定のユーザプロファイルを選択するように構成され得る。別の例において、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、平均心拍数、体温、および/または血圧といった、別のバイオメトリックパラメータに少なくとも部分的に基づいて特定のユーザプロファイルを選択するように構成され得る。別の例において、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、どのユーザがデバイス100を装着しているかを決定するために、ウェアラブルディスプレイデバイス100が巻き付いている腕の相対的なサイズを決定するための1つまたは複数のセンサを使用し得る。例えば、1つまたは複数のひずみゲージまたは圧力センサが、ユーザがデバイス100を装着しているときのウェアラブルディスプレイデバイス100の1つまたは複数のセクションのおおよその相対直径を決定するために使用され得、その結果、装着者を識別し、そのユーザに関連付けられたユーザプロファイルを選択する。
【0074】
[0091] いくつかのインプリメンテーションにおいて、優先度ランキングは動的に変化し得る。例えば、通知を受信するか、またはユーザに通知を表示することを求めるアプリケーションは、アプリケーションが通知を受信すると、またはその通知を表示することを求めると、より高い優先度が与えられ得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、優先度のより高いデータは、特定のロケーション、例えば、ユーザの手首により近い表示領域に表示され得る。このようにして、優先度のより高いデータは、優先度のより低いデータよりも容易にユーザによって見られることができる。
【0075】
[0092] いくつかのインプリメンテーションにおいて、優先度ランキングは、プロセッサによって少なくとも部分的に決定され得る。プロセッサは、例えば、アプリケーションの使用履歴および/またはウェアラブルディスプレイデバイス100の特定のユーザに関連付けられた使用履歴を考慮し得る。使用履歴は、例えば、ユーザが何回アプリケーションを起動したか、ユーザが何回アプリケーションと相互作用したか、どのくらいの頻度でアプリケーションがリフレッシュし、および/またはアラートを受信したか、ユーザが特定のアプリケーションからのコンテンツを表示する時間量、ならびに表示されるコンテンツのサイズおよび/または表示特性を含み得る。このようにして、プロセッサは、アプリケーションの相対的な優先度レベルを決定し、それに応じて優先度のより高いアプリケーションを配列し得る。代替的に、および/またはそれに加えて、プロセッサは、以下にさらに詳細に説明されるように、コンテンツのプライバシーレベルに少なくとも部分的に基づいて、コンテンツをどこに表示すべきかを決定するように構成され得る。
【0076】
[0093] 非限定的な例として、第1の画像コンテンツは第1のアプリケーションから出力され得、第2の画像コンテンツは第2のアプリケーションから出力され得る。ウェアラブルディスプレイデバイス100は、2つの表示領域を含み得る。第1の表示領域は、ユーザの前腕の上面にわたって延在する比較的平坦面に沿って配置され得るが、一方で、第2の表示領域は、ユーザの前腕の側面にわたって延在する比較的湾曲した表面上に第1の表示領域より下に配置され得る。プロセッサは、2つの画像コンテンツをどのように最良に表示すべきかを選ぶ必要があり得る。言い換えると、プロセッサは、どのサブ領域にコンテンツを表示すべきかを決定するために、第1の画像コンテンツを第2の画像コンテンツと比較し得る。プロセッサは、1つまたは複数のファクタに少なくとも部分的に基づいて選択を行い得る。例えば、プロセッサは、2つのアプリケーションのうちのどちらが最も頻繁に使用されているか、2つのアプリケーションのうちのどちらが今まで最も多くの実行時間を有しているか、どのアプリケーションが第1および第2の表示領域の物理的なサイズに最良にフィットするか、ならびに表示される1つまたは複数の画像品質を考慮し得る。第1の表示領域がユーザによってより容易に見られることができ、より容易にアクセス可能であるので、第1の表示領域は、より頻繁に使用され、および/またはより高い頻度でコンテンツを表示するアプリケーションに好ましいこともある。
【0077】
[0094] いくつかのインプリメンテーションにおいて、適切なサブ領域の識別は、表示されるコンテンツに関する所望の画像品質に少なくとも部分的に基づき得る。例えば、いくつかのインプリメンテーションにおいて、適切なサブ領域の識別は、表示される必要がある異なる色の数に少なくとも部分的に基づき得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、適切なサブ領域の識別は、アプリケーションによって出力される画像データのフレームレートに少なくとも部分的に基づき得る。
【0078】
[0095] 方法400は、ウェアラブルディスプレイデバイス100の選択された表示領域にコンテンツを表示することによってブロック405に移動し得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、識別された表示領域にコンテンツを表示することは、1つの表示領域から別の表示領域に、現在表示されている他のコンテンツを移動させることを含む。
【0079】
[0096] いくつかのインプリメンテーションにおいて、ユーザは、コンテンツが表示されるディスプレイ110内の表示領域をアクティブに選択し得る。他のインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100および/またはモバイル相補デバイス200は、コンテンツが表示されることになるサブ領域を自動的に選択し得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100および/または相補デバイス200は、どの表示領域が様々な画像データを表示することになるかを動的に決定し得る。このように、ウェアラブルディスプレイデバイス100および/または相補デバイス200は、自動的に、またはユーザ入力に応答してのいずれかで、1つの表示領域から別の表示領域にコンテンツをアクティブに移動させるように構成され得る。
【0080】
[0097] 図6Aおよび図6Bは、ウェアラブルディスプレイデバイス100上でのコンテンツ再編成の例を例示している。ウェアラブルディスプレイデバイス100は、スタンドアロンデバイスとして動作するように構成され得るか、または、コンピュータ、ラップトップ、スマートフォン、スマートテレビジョン、および同様のもののような別のデバイスと併せて動作するように構成され得る。図6Aに示されているように、第1のビデオコンテンツ101は、第1の表示領域120において再生している。第2のビデオコンテンツ102は、一時停止されて第2の表示領域130に表示されており、一方で、天気コンテンツ103は、第3の表示領域140に表示されている。このようなインプリメンテーションにおいて、ユーザは、第2のビデオコンテンツ102を見ることを再開したいと望むこともある。よって、ユーザは、例えば、第2のビデオコンテンツ102が表示されている第2の表示領域130のエリアに接触することによって、第2のビデオコンテンツ102を選択し得る。図6Bに示されているように、第2のビデオコンテンツ102の選択は、ウェアラブルディスプレイデバイス100に、第2のビデオコンテンツ102を第2の表示領域130から第1の表示領域120に移動させ、第1のビデオコンテンツ101を第1の表示領域120から第2の表示領域130に移動させ得る。第1のビデオコンテンツ101は、第2の表示領域130に移動されるとき一時停止され得る。
【0081】
[0098] 図7Aおよび図7Bは、ウェアラブルディスプレイ上でのコンテンツ再編成の別の例を示している。図7Aおよび図7Bのウェアラブルディスプレイデバイス100は、3つの異なる表示領域120、130、および140を含み、各々が、便宜上、ほぼ同じ幅を有するものとして例示されている。例示されているインプリメンテーションにおいて、表示領域は、少なくとも1つの表示特性に関して左から右へ減少する表示能力を有し得、その結果、第1の表示領域120は、第2の表示領域130よりも高品質で画像データを表示することが可能であり、そしてまた、第3の表示領域140よりも高品質で画像データを表示することが可能である。しかしながら、画像品質レベルは、他のインプリメンテーションでは別の順序または構成で配列され得る。
【0082】
[0099] 図7Aに示されているように、ビデオコンテンツ101は、第1の表示領域120に表示されており、スクロールする株式コンテンツ105は、第2の表示領域130に表示されており、天気コンテンツ103は、第3の表示領域140に表示されている。この配列は、ビデオコンテンツ101が最大表示能力を有する表示領域での表示に最も良く適しているという、ウェアラブルディスプレイデバイス100によって行われた決定によるものであり得るか、または以前のユーザ入力によるものであり得る。同様に、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、スクロールする株式コンテンツ105が第2の最大表示能力を有する表示領域での表示に最も良く適していると決定し、天気コンテンツ103が最低表示能力を有する表示領域での表示に最も良く適していると決定していることもある。このようにして、3つの異なるタイプのコンテンツの表示が最適化され得る。
【0083】
[0100] ビデオコンテンツ101が一時停止された場合、図7Bに示されているように、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、ビデオコンテンツ101の表示を第3の表示領域140に再割り当てまたは移動させ得る。一時停止されると、ビデオコンテンツ101の表示は、リフレッシュされる必要、および/または高解像度で表示される必要がもはやないこともある。したがって、それは、一時停止されると、最低表示能力を有する表示領域に移動され得る。第1の表示領域120は、次いで、電力消費を低減し、バッテリ寿命を延ばすために電源オフにされ得る。
【0084】
[0101] 図8Aおよび図8Bは、ウェアラブルディスプレイ100上でのコンテンツ再編成の別の例を示している。多様な表示能力を有する3つの表示領域を有するウェアラブルディスプレイデバイス100がまた示されている。図8Aに示されているように、ウェブブラウザ109は、第2の表示領域130に表示されており、スクロールする株式コンテンツ105は、第3の表示領域に表示されている。ウェブブラウザ109は、埋め込まれたビデオ119へのリンクを含み得る。ユーザは、埋め込まれたビデオ119を見たいと望むこともある。したがって、埋め込まれたビデオ119をユーザが選択すると、ウェアラブルディスプレイ500はビデオアプリケーションを開き得、その結果、図8Bに示されているように、ビデオコンテンツ101が第1の表示領域120に表示される。
【0085】
[0102] 図9A〜図12Dは、表示されるコンテンツの相対的なプライバシーレベルに少なくとも部分的に基づいてウェアラブルディスプレイデバイス100上にコンテンツを表示する例示的なインプリメンテーションを示している。これらのインプリメンテーションは、代替的に、および/または上述されたインプリメンテーションに加えて使用され得る。以下にさらに詳細に説明されることになるように、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、パブリック表示領域とプライベート表示領域とを含み得る。ある特定の表示されるコンテンツは、表示コンテンツに関連付けられたプライバシーレベルに少なくとも部分的に基づいて、プライベート表示領域として指定された表示領域に制限され得る。プライバシーレベルは、動的であり得、表示されているコンテンツのタイプ、および/または、そこからコンテンツが到来するアプリケーションに基づき得る。プライベートおよび/またはパブリック領域は、ディスプレイおよび/またはユーザのロケーション、位置、および向きに依存して動的であり得る。ウェアラブルディスプレイデバイス100は、ディスプレイおよび/またはユーザの位置および/または向きを決定するための1つまたは複数のセンサを含み得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、複数のレベルのプライバシーが使用され得る。
【0086】
[0103] いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、第1のプライバシーレベルもしくはしきい値を有する第1の領域と、第2のプライバシーレベルもしくはしきい値を有する第2の領域とを含む。第1および第2のプライバシーレベルもしくはしきい値は異なり得る。プライバシーしきい値に基づいて、制限または許可が、表示されたコンテンツに置かれ得る。言い換えると、いくつかのインプリメンテーションにおいて、アプリケーションは、アプリケーションが表示するつもりである情報のプライバシーレベルに基づいて、ウェアラブルディスプレイの特定の領域においてアプリケーションが起動または表示されることを防ぐ制限を含み得る。例えば、eメール、SMS、Facebook(登録商標)、および他のプライベート情報は、プライベート領域に表示され得るが、一方で、ニュース、株価、ツイッター(登録商標)フィード、およびスポーツのスコアといった、それほどセンシティブではない情報は、パブリックまたはあまりプライベートではない領域に表示され得る。
【0087】
[0104] いくつかのインプリメンテーションにおいて、ディスプレイのサブ領域をパブリックまたはプライベートとして指定することは動的であり得、パブリックおよびプライベートサブ領域の相対的なサイズおよびロケーションは、例えば、ユーザがどのように彼らの腕を配置しているかに基づいて調整され得る。プライバシー領域の指定は、コンテキストおよび/またはユーザ位置に基づいて変化し得る。例えば、プライベートサブ領域のサイズおよび配置は、ユーザの移動および/または配置(例えば、歩く、座る、または運転する)に基づいて、動的に、他の閲覧者から離れてユーザの体の方へ回転し得る。デバイスは、例えば、ユーザの腕のサイズおよび配置に基づいて、ユーザごとのプライベートおよびパブリックサブ領域のサイズおよび配置をカスタマイズするために、自己学習特徴を含み得る。プライバシー許可は、また、デバイスの物理的なロケーションに動的に基づき得、プライバシーしきい値は、ユーザが自宅か、またはオフィスもしくは自動車といった、プライベートまたはセミプライベートと指定された別のロケーションにいるときは低くされる。
【0088】
[0105] 図9A〜図9Bを参照すると、ウェアラブルディスプレイデバイス100上のパブリックおよびプライベート情報の表示が例示されている。図9Aは、パブリック表示領域110aを有するウェアラブルディスプレイデバイス100の上面図を例示している。図9Bは、図9Aの底面図であり、プライベート表示領域110bを有するウェアラブルディスプレイデバイス100の底面図を例示している。したがって、例示されているインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、パブリック情報の表示のために指定された上面と、プライベート情報の表示のために指定された底面とを含む。一般に、パブリック表示エリアはユーザから向きがそれている一方で、プライベート表示エリアは、ユーザ以外の人々が見にくいように、ユーザの体の方を向いている。
【0089】
[0106] 図9A〜図9Bを続けると、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、非活性領域(inactive region)170を含み得る。非活性領域170は、表示エリアほどフレキシブルでなくてもよい。非活性領域170は、ディスプレイ以外のコンポーネントのための空間を提供し得る。例えば、非活性領域170は、バッテリ、プロセッサ、センサ、メモリ、アンテナ、および同様のものを含み得る。示されているように、非活性領域170は、(図9Bに示されているように)ユーザの手のひらが上を向いているときにウェアラブルディスプレイデバイス100の下方および/または下側の狭いセクションに沿って位置し、これは、ウェアラブルディスプレイデバイス100のこの部分が、デバイスが装着されたときにユーザの視点からあまり見えないからである。しかしながら、非活性領域170は、ウェアラブルディスプレイデバイス100のどこにでも置かれることができ、1つより多くの非活性領域170が含まれ得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、非活性領域170を含まないこともある。
【0090】
[0107] 図9Aに示されているように、パブリック表示領域110aは、3つの表示領域120、130、および140に細分される。上述されたように、3つの表示領域120、130、および140は、同じであり得るかまたは領域ごとに異なることもある、様々な画像品質を表示することが可能であり得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、3つの表示領域120、130、および140は、パブリック表示領域110aにわたる多様な画像品質を提供するために、異なるように駆動されることが可能であり得る。示されているように、第1のアプリケーションからのビデオコンテンツ101が表示領域120に表示されており、天気情報103の形態で第2のアプリケーションからの画像データが表示領域130に表示されており、株式市場情報105の形態で第3のアプリケーションからの画像データが表示領域140に表示されている。3つよりも多いまたは3つよりも少ない表示領域が採用され得る。
【0091】
[0108] 図9Aに示されているように、プライベート表示領域110bは、ウェアラブルディスプレイデバイス100の下側に位置し、2つの表示領域160および180を含む。2つよりも多いまたは2つよりも少ない表示領域が採用され得る。表示領域160および180は、同じであり得るかまたは領域ごとに異なることもある、様々な画像品質を表示することが可能であり得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、2つの表示領域160および180は、プライベート表示領域110bにわたる多様な画像品質を提供するために、異なるように駆動されることが可能であり得る。示されているように、個人の連絡先111の形態の画像データが表示領域160に表示されており、個人メッセージ115の形態の画像データが表示領域180に表示されている。
【0092】
[0109] ウェアラブルディスプレイデバイス100は、ウェアラブルディスプレイデバイス100が空間的なウェアラブルディスプレイの向きを決定することができるように構成され得る。例えば、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、1つまたは複数のセンサを含み得る。1つまたは複数のセンサは、例えば、モーションセンサ、加速度計、ジャイロスコープ、光検出器、注視検出器、熱センサ、変形センサ、圧力センサ、カメラ、および同様のものを含み得る含み得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、センサは、非活性領域170内に配設される。いくつかのインプリメンテーションにおいて、センサは、表示領域の複数部分に埋め込まれる。センサは、表示領域120、130、140、160、170の位置に関する情報、および/またはパブリック表示領域110aおよび/またはプライベート表示領域110bの位置に関する情報を提供するように構成され得る。
【0093】
[0110] いくつかのインプリメンテーションにおいて、センサは、ウェアラブルディスプレイデバイス100のどの部分がユーザの方を向いており、どの部分がユーザから向きがそれているかを決定する際に使用され得る。例えば、図9A〜図9Bは、ウェアラブルディスプレイデバイス100の手のひらが上を向いている側面に概して位置するプライベート表示領域110bと、ウェアラブルディスプレイデバイス100の手のひらが下を向いている側面に概して位置するパブリック表示領域110aとを例示しているが、プライベート表示領域110bおよびパブリック表示領域110aは、ウェアラブルディスプレイデバイス100が回転されると位置を交換し得る。言い換えると、ウェアラブルディスプレイデバイス100がユーザに対して空間的に移動されると、プライベート表示領域110bおよびパブリック表示領域110aの向きが変更され得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、ユーザの体の方を向いている表示領域によりプライベートな情報を表示し、ユーザの体から向きがそれている表示領域にあまりプライベートでない情報を表示するように構成される。ウェアラブルディスプレイデバイス100は、1つまたは複数のセンサに電子的に結合された1つまたは複数のプロセッサを含み得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、(1つまたは複数の)プロセッサは、コンテンツがウェアラブルディスプレイデバイス100上に表示されることになる所を選択するように構成される。
【0094】
[0111] いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、プライベート表示領域110bがユーザから向きがそれているように移動され、および/またはユーザがプライベート表示領域110bを視覚化できない位置に移動されたとき、ならびに/もしくはユーザ以外の誰かがプライベート表示領域110bを視覚化できるようにプライベート表示領域110bが移動されたときに、プライベート表示領域110bが非活性化にされるように構成される。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、プライベート表示領域110bがウェアラブルディスプレイデバイス100の1つまたは複数のセンサによって提供される情報に応じてリサイズおよび/または再整形されるように構成される。
【0095】
[0112] 図10A〜図10Bは、別のインプリメンテーションにしたがった、ウェアラブルディスプレイデバイス100上のパブリックおよびプライベート情報の表示を例示している。図10Aに示されているように、プライベート表示領域110bは、ユーザの手首の内側に重なる概して長方形のエリアに位置し得る。パブリック表示領域110aは、残りの表示エリアを包含し得る。図10Bに示されている別のインプリメンテーションにおいて、プライベート表示領域110bは、ユーザの前腕の内側にわたって延在する比較的細い長方形のストリップ(strip)に沿って位置し得、一方で、パブリック表示領域110aは、残りの表示エリアを包含する。パブリックおよびプライベート表示領域110a、110bの相対的なサイズおよび/または配置が固定され得る。
【0096】
[0113] 他のインプリメンテーションにおいて、パブリックおよびプライベート表示領域110a、110bの相対的なサイズおよび/または配置は動的である。例えば、図10A〜図10Bに示されているように、プライベート表示領域110bは、追加のコンテンツがパブリック表示領域110a上に表示されるのに応じてリサイズおよび再整形され得る。図10Aにおいて、個人メッセージ115が、プライベート表示領域110b内に表示されており、パブリック表示領域110aにはいずれのコンテンツも表示されていない。図10Bにおいて、プライベート表示領域110bは、ビデオコンテンツ101および天気コンテンツ103がパブリック表示領域110a内に表示された後に、リサイズおよび再整形される。
【0097】
[0114] 図11A〜図11Bは、別のインプリメンテーションにしたがった、ウェアラブルディスプレイデバイス100上のパブリック、プライベート、およびセミプライベート情報の表示を例示している。図11Aは、ユーザによって装着されているウェアラブルディスプレイデバイス100の側面図を示す。図11Bは、ユーザの腕がほぼ90°回転した位置にある図11Aのウェアラブルディスプレイデバイス100を例示しており、それにより、ユーザの手のひらが上向きであり、ウェアラブルディスプレイデバイス100の下側を露出している。示されているように、図11Aおよび図11Bにおいて、パブリック表示領域110aは、ユーザの前腕の外側の周りに延在しており、一方で、プライベート表示領域110bおよびセミプライベート表示領域100cは、ユーザの前腕の内側に沿って位置している。プライベート表示領域110bは、概して、ユーザの手首の内側にわたって配設され得、一方で、セミプライベート領域110cは、ユーザの前腕の内側に沿って位置し得、手首およびプライベート表示領域110bに対して遠位である。例えば、ビデオコンテンツ101、天気コンテンツ103、および株式コンテンツ105のようなパブリックコンテンツは、パブリック表示領域110a内に表示され得る。例えば、個人メッセージ115および健康情報121のようなプライベートコンテンツは、プライベート表示領域110b内に表示され得る。例えば、eメールコンテンツ125のようなセミプライベートコンテンツは、セミプライベート表示領域110c内に表示され得る。
【0098】
[0115] パブリック表示領域110a、プライベート表示領域110b、および/またはセミプライベート表示領域110cの境界は、固定および/または動的であり得る。言い換えると、ディスプレイ内の様々な表示領域は、固定されたサイズおよび形状であり得、およびまたはサイズ、形状、および向きは、使用中に変化し得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、境界は、1つまたは複数のセンサによって提供された情報に応じて、リサイズ、再整形、または再配向され得る。例えば、境界は、ウェアラブルディスプレイデバイス100の向きに少なくとも部分的に基づいて決定およびまたは変えられ得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、境界は、表示されるコンテンツ量に少なくとも部分的に基づいて決定およびまたは変えられ得る。例えば、プライベート表示領域110bのサイズは、ユーザが大量のプライベート情報を見たいと望む場合に大きくなり得るか、または、ユーザが、より少なくプライベートコンテンツを表示したいと望むか、もしくはいずれのプライベートコンテンツも表示することを望まない場合に縮小し得、および/またはそれ以上表示されないこともある。
【0099】
[0116] コンテンツの相対的なプライバシーレベルがユーザ選択であり得る。他のインプリメンテーションにおいて、プロセッサは、コンテンツのプライバシーレベルを決定するように構成され得る。プライバシーレベルは、例えば、ユーザ入力、コンテンツを表示することを望むアプリケーション、ファイル拡張子、媒体のタイプのうちの1つまたは複数に少なくとも部分的に基づき得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、プロセッサは、1つまたは複数のアプリケーションからの表示データの1つまたは複数の態様を比較し、コンテンツのプライバシーレベルに少なくとも部分的に基づいて、データを表示するための最適のサブ領域を決定し得る。
【0100】
[0117] 図12A〜図12Dに示されているように、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、相補デバイス200と相互作用し得る。例示されているように、また図9A〜図9Bに示されているインプリメンテーションに類似して、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、ウェアラブルディスプレイデバイス100の手のひらが上を向いている側面に概して位置するプライベート表示領域110bと、ウェアラブルディスプレイデバイス100の手のひらが下を向いている側面に概して位置するパブリック表示領域110aと、ユーザの前腕の下側に沿って延在するウェアラブルディスプレイデバイス100のセクションに沿って位置する非活性領域170とを含む。
【0101】
[0118] 図12A〜図12Dは、相補デバイス200との使用の際のウェアラブルディスプレイデバイス100の例となるインプリメンテーションを例示している。示されているように、相補デバイス200は、複数のタイプのコンテンツを一度に表示し得る。相補デバイス200は、コンテンツを表示するために使用される1つまたは複数のアプリケーションを含み得る。図12Aにおいて、相補デバイスは、天気コンテンツ103およびeメールコンテンツ125を表示するものとして示されている。天気コンテンツ103は、第1の関連付けられたプライバシーレベルを有し得、eメールコンテンツ125は、第2のプライバシーレベルを有し得る。プライバシーレベルは、予め決定されていることもあるか、またはプロセッサによって決定され得る。プロセッサは、相補デバイス200内、および/またはウェアラブルディスプレイデバイス100内に位置し得る。
【0102】
[0119] 図12Aを続けると、ユーザは、ウェアラブルディスプレイデバイス100上での表示のために天気コンテンツ103を選択し得る。よって、示されているように、ユーザは、天気コンテンツ103をウェアラブルディスプレイデバイス100上にドラッグアンドドロップすることによって天気コンテンツ103を選択し得る。プロセッサは、天気コンテンツ103に関連付けられたプライバシーレベルに少なくとも部分的に基づいて、図12Bに示されているように、天気コンテンツ103をパブリック表示領域110a上へと向け得る。
【0103】
[0120] 図12Cに進むと、ユーザは、ウェアラブルディスプレイデバイス100上での表示のためにeメールコンテンツ125を選択し得る。よって、示されているように、ユーザは、eメールコンテンツ125をウェアラブルディスプレイデバイス100上にドラッグアンドドロップすることによってeメールコンテンツ125を選択し得る。プロセッサは、eメールコンテンツ125に関連付けられたプライバシーレベルに少なくとも部分的に基づいて、図12Dに示されているように、eメールコンテンツ125をプライベート表示領域110b上へと向け得る。
【0104】
[0121] 図13は、ウェアラブルディスプレイデバイス100の表示領域にコンテンツを表示するための例となる方法1300を例示するフロー図である。方法1300は、少なくとも第1の表示領域および少なくとも第2の表示領域が、図1のウェアラブルディスプレイデバイス100のようなウェアラブルディスプレイデバイス上で指定される、第1のブロック1301を含み得る。第1および第2の領域は、図1の表示エリア110のようなより大きい表示エリア内のサブ領域であり得る。第1の表示領域および第2の表示領域は、空間的なウェアラブルディスプレイデバイスの向きに少なくとも部分的に基づいて指定され得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、第1の表示領域は、デバイスを装着していない人によって見られることができないウェアラブルディスプレイデバイス上のロケーションに位置する。
【0105】
[0122] いくつかのインプリメンテーションにおいて、方法1300は、ウェアラブルディスプレイデバイスが空間的にどのように配向されているかに関する決定のような、ウェアラブルディスプレイデバイスの位置の決定をオプションとして含み得る。第1および第2の表示エリアの指定は、ウェアラブルディスプレイの向きに少なくとも部分的に基づき得、方法1300は、いくつかのさらなるインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイの向きの決定に少なくとも部分的に基づいて、使用中に第1および第2の表示領域のロケーションおよび/または境界を周期的に調整することをオプションとして含み得る。例えば、方法1300は、ユーザの体を向いている表示エリアの領域を第1の表示領域として指定することと、ユーザの体から向きがそれている表示エリアの領域を第2の表示領域として指定することとをオプションとして含み得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、第1および第2の表示エリアの指定は、ウェアラブルディスプレイの変形の程度とロケーションとに少なくとも部分的に基づき得、方法1300は、いくつかのさらなるインプリメンテーションにおいて、方法1300は、ウェアラブルディスプレイの変形の程度とロケーションとに少なくとも部分的に基づいて、使用中に第1および第2の表示領域のロケーションおよび/または境界を調整することをオプションとして含み得る。
【0106】
[0123] 方法1300は、次いで、ブロック1303に移動し得、ここにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス上に表示される画像データに関連付けられたプライバシーレベルが決定される。図13では、ブロック1301における少なくとも第1の表示領域および少なくとも第2の表示領域の指定の後に生じるものとして例示されているが、表示される画像データに関連付けられたプライバシーレベルの決定は、第1の表示領域および第2の表示領域の指定より前に、またはそれと同時に決定され得る。
【0107】
[0124] 方法1300は、次いで、ブロック1305に移動し得、ここにおいて、画像データは、ウェアラブルディスプレイデバイス上に表示される画像データに関連付けられたプライバシーレベルに少なくとも部分的に依存して、第1または第2の表示領域の少なくとも1つに表示される。方法1300のブロックのいくつかまたはすべては、ウェアラブルディスプレイデバイスの使用中に繰り返し行われ得、例えば、プリセットの間隔で、ユーザ入力によって、またはウェアラブルディスプレイデバイスの移動によってトリガされ得る。
【0108】
[0125] ここで図14A〜図16Bを参照すると、いくつかのインプリメンテーションにおいて、本明細書に開示されているウェアラブルディスプレイデバイス100は、フレキシブルディスプレイの状態を決定および/または監視するように構成された複数の変形センサを含む。いくつかのインプリメンテーションにおいて、センサは、ウェアラブルディスプレイデバイス100の物理的な変形を検出するように構成され得る。例えば、センサは、ディスプレイのクリンプ(crimps)、折り目、しわ、および/または引き伸びたエリアのような、ディスプレイの変形または歪みを検出するように構成され得る。変形センサは、いくつかのインプリメンテーションにおいて、圧力センサであり得るが、他の適切なタイプのセンサも使用され得る。例えば、センサは、フォースコレクションセンサ(force collection sensors)、圧電抵抗性ひずみゲージ、容量性タイプのセンサ、電磁気センサ、圧電センサ、光学センサ、電位差センサ(potentiometric sensors)、および同様のものを含み得る。
【0109】
[0126] センサ出力に応じて、表示の少なくとも1つの特性が変更され得る。表示の特性は、輝度、サイズ、形状、解像度、および同様のものを含み得る。言い換えると、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、ディスプレイの変形を識別するか、またはディスプレイの物理的な形状を決定し、それに応じて表示されたコンテンツを調整することができ得る。
【0110】
[0127] 例えば、図14A〜図14Cに示されているように、ウェアラブルディスプレイデバイス100が変形されると、テキストまたは他の表示要素のサイズが大きくされ得る。図14Aは、ディスプレイ110内の格子状のパターンの中に埋め込まれた複数の変形センサ405を例示している。変形センサ405は、1つまたは複数のプロセッサと電気通信し得る。図14Aに示されているように、テキストコンテンツ107は、ディスプレイ110上に表示されている。
【0111】
[0128] 変形センサ405は格子状のパターンで例示されているが、変形センサ405の任意の好適な配列が採用され得る。示されているものよりも多くのセンサまたは少ないセンサも含まれ得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、変形センサ405は、1つまたは複数の圧力センサを含む。いくつかのインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、少なくともウェアラブルディスプレイデバイス100の相当な部分内に配設された圧膜を含む。圧膜からの情報が、ウェアラブルディスプレイデバイス100にわたる折りまたはしわの相対的なレベルを決定するために少なくとも部分的に使用され得る。例えば、折り目またはしわがあるときはいつでも、それ自体を押す膜の構造により、局所的な圧力が増加することになる。このようにして、ウェアラブルディスプレイデバイス100の1つまたは複数のセクションの相対的なしわのロケーションおよび程度が決定され得る。
【0112】
[0129] 図14Bに進むと、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、変形状態で示されている。すなわち、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、テキストコンテンツ107の可読性を損ない、および/または見えにくくする傾向にあり得る、複数の折り目またはしわを含む。折りおよび/またはしわのレベルは、複数の変形センサ405のうちの1つまたは複数によって少なくとも部分的に決定され得る。変形センサ405によって提供された情報に応じて、プロセッサは、表示されたテキストコンテンツ107の少なくとも1つの特性を変更し得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、プロセッサは、相対的な変形が1つまたは複数のしきい値レベルを超えたことを示す信号に応じて、表示されたコンテンツの少なくとも1つの画像特性を調整するように構成される。例えば、図14Cに示されているように、変形に応じて、テキストコンテンツのサイズは大きくされる。テキストサイズの増大は、ウェアラブルディスプレイデバイス100が変形した状態にあるときでも、テキストコンテンツをユーザが読むことを可能にし得る。別の例において、変形に応じて、ウェアラブルディスプレイデバイス100上に表示されるアイコンのサイズが大きくされ得る。別の例において、変形に応じて、ウェアラブルディスプレイデバイス100上に表示される画像解像度が調整される。
【0113】
[0130] 例えば図15A〜図15Bに示されている、別のインプリメンテーションにおいて、プロセッサは、1つまたは複数の変形センサ405から受信された情報に応じて、表示されたコンテンツをリサイズおよび/または再整形し得る。図15Aは、ウェアラブルディスプレイデバイス100の表示エリア110上のビデオコンテンツ101と天気コンテンツ103の並んだ表示を例示している。図15Bは、ウェアラブルディスプレイデバイス100の遠位端および近位端が変形していることを除いて、図15Aと同じである。これに応じて、ビデオコンテンツ101および天気コンテンツ103は、あまり変形していないディスプレイ110のエリアにそれらが位置するように、移動およびリサイズされる。このようにして、ビデオコンテンツ101および天気コンテンツ103は、ユーザによってより容易に見られることができる。すなわち、しわがディスプレイの1つまたは複数の部分を遮るので有効解像度がより少なくなり、これに応じて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、コンテンツ(例えば、写真およびビデオ)を、クロップまたは見えにくくされるのではなくむしろ、残りの画素内にフィットするように自動的にリスケールし得る。
【0114】
[0131] 図16A〜図16Bに示されているような、別のインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、光を検出するように構成されたセンサ300を含み得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、センサは、周辺光を検出するように構成され得る。よって、ウェアラブルディスプレイが、例えば、シャツの袖によって、部分的または完全に覆われると、入射光を検出しないディスプレイの領域は、電力を節約するために不活性化され得る。言い換えると、ユーザがウェアラブルディスプレイデバイス100を使用していないとき、ユーザは、例えば、衣類の袖で、ウェアラブルディスプレイの一部分または全体を覆いたいと望むこともある。ウェアラブルディスプレイデバイス100のこれらの覆われた部分は、不活性化され、および/または自動的に電源オフにされ得る。すなわち、全体よりも少ないウェアラブルディスプレイデバイス100の表示がユーザに可視であると決定されると、全体よりも少ないウェアラブルディスプレイデバイス100が駆動され得る。
【0115】
[0132] 特に、図16Aは、ウェアラブルディスプレイデバイス100の表面にわたる様々なロケーションに配設され、光を検出するように構成されたセンサ300を含む、ウェアラブルディスプレイデバイス100を例示している。センサ300は、いくつかのインプリメンテーションにおいて、フォトダイオードを含み得るが、光の検出に好適な他の任意のコンポーネントも含み得る。図16Aでは、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、ユーザの袖301によって覆われていない。図16Bでは、ユーザの袖がユーザの前腕に引き下げられており、その結果、ウェアラブルディスプレイデバイス100を部分的に見えにくくしている。ウェアラブルディスプレイデバイス100の部分302が見えにくくされると、見えにくくされた部分302は、自動的に不活性化または電源オフにされ得るか、もしくは、より低い輝度のようなより低い画像品質で駆動され得る。見えにくくされていない部分303は、通常通りに駆動され得るか、または見えにくくされた部分302の不活性化を補うように調整され得る。
【0116】
[0133] 活性のままのウェアラブルディスプレイデバイス100の部分は、不活性化された部分に以前に表示されたコンテンツのすべてまたは一部分を表示するために再編成され得る。例えば、コンテンツはサイズが低減されて並べ替えられ得、その結果、ウェアラブルディスプレイデバイス100上に以前に表示されていた画像コンテンツのすべてがウェアラブルディスプレイデバイス100のより小さい活性エリア上に引き続き表示されている。図15Bにおいて、ビデオコンテンツ101がもはや表示されておらず、天気コンテンツ103がデバイスの活性エリア内にフィットするようにリサイズされていることを見ることができる。他のインプリメンテーションにおいて、ユーザが直近に相互作用した他の画像データまたはアプリケーションのような、より高い優先度を有するコンテンツは、ディスプレイの活性エリアに移動され得る。
【0117】
[0134] ウェアラブルディスプレイデバイス100の不活性化された部分は、見えにくくされた部分302と正確に一致する必要はない。ウェアラブルディスプレイデバイス100の別々の部分が、ウェアラブルディスプレイデバイス100内で分離するように駆動されるとき、部分的に見えにくくされた表示領域は、活性のままであり得るか、リサイズされ得るか、または不活性化され得る。部分的に見えにくくされた表示領域の扱いは、例えば、その表示領域が見えにくくされている程度に、またはユーザプリファレンスに基づき得る。
【0118】
[0135] 別のインプリメンテーションにおいて、ウェアラブルディスプレイデバイス100は、1つまたは複数の近接センサを含み得る。近接センサは、ウェアラブルディスプレイデバイス100が、例えば、衣類によって覆われているか、そうでなければ見えにくくされているかを決定するように構成され得る。したがって、近接センサは、ディスプレイの少なくとも一部分のごく近接にあるオブジェクトを検出し、ディスプレイのその部分は、電力消費を低減するために不活性化され得る。
【0119】
[0136] ウェアラブルディスプレイデバイス100上に表示されたコンテンツが、光センサおよび/または近接センサからの情報に応じて再編成、リサイズ、および/または再構成され得ることもまた企図される。例えば、2つのアプリケーションからの表示されるコンテンツは、ウェアラブルディスプレイデバイス100上に並んで表示され得る。ウェアラブルディスプレイデバイス100の一部分が覆われ得、その結果、2つのアプリケーションのうちの1つが同様に覆われる。次に、表示されたコンテンツは、ウェアラブルディスプレイデバイス100の覆われていない部分に並んでフィットするようにリサイズされ得る。別のインプリメンテーションにおいて、表示されたコンテンツは、2つのアプリケーションによって表示されたコンテンツが、ウェアラブルディスプレイの覆われていない部分内にフィットするように、並んでではなくむしろ、第2のコンテンツウィンドウの上部に1つのコンテンツウィンドウとして示されるように、再編成され得る。
【0120】
[0137] 図17は、ウェアラブルディスプレイデバイス100の表示領域にコンテンツを表示するための別の例となる方法1700を例示するフロー図である。方法1700は、しわまたは同様の変形の影響を受けることもあるフレキシブルディスプレイ上にコンテンツが表示される第1のブロック1701を含み得る。方法1700は、次いで、フレキシブルディスプレイに結合された1つまたは複数の変形センサから電気信号が受信されるブロック1703に移動し得る。方法1700は、次いで、受信された電気信号に少なくとも部分的に基づいて、表示されたコンテンツが変更されるブロック1705に移動し得る。表示されたコンテンツを変えることは、表示されたコンテンツ内のテキストのフォントサイズを大きくすること、表示されたコンテンツが表示されるエリアを低減すること、および/またはフレキシブルディスプレイの一部分を不活性化することを含み得る。
【0121】
[0138] 他のインプリメンテーションは、ディスプレイの複数の領域にわたる表示された画像データを認識するために、コンテンツ分析、所定のプリファレンス、またはユーザ入力の様々な組合せを利用し得る。例えば、いくつかのインプリメンテーションにおいて、特定の表示領域に表示されている画像データは、自動的に、または複数の表示領域にわたるユーザ入力に応じて、拡大され得るか、もしくは、表示領域は、有効に画像コンテンツを表示するために2つのサブ領域に動的に細分され得る。本明細書で説明された方法およびコンポーネントの他の様々な組合せもまた可能である。
【0122】
[0139] 本明細書で使用されるとき、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指すフレーズは、単一のメンバを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−cをカバーするように意図される。
【0123】
[0140] 本明細書に開示されたインプリメンテーションに関連して説明された例示的な様々な論理、論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとしてインプリメントされ得る。ハードウェアおよびソフトウェアの互換性が、概して機能性の点から説明されており、上述された例示的な様々なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップで例示されている。このような機能性がハードウェアでインプリメントされるかソフトウェアでインプリメントされるかは、特定の用途とシステム全体に課せられる設計制約とに依存する。
【0124】
[0141] 本明細書に開示された態様に関連して説明された例示的な様々な論理、論理ブロック、モジュール、および回路をインプリメントするために使用されるハードウェアおよびデータ処理装置は、汎用のシングルチップまたはマルチチッププロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェア構成要素、もしくは、本明細書で説明された機能を行うように設計されたそれらの任意の組合せでインプリメントされ得るかまたは行われ得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、または、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、もしくはステートマシンであり得る。プロセッサは、また、DSPとマクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに連結した1つまたは複数のマイクロプロセッサといった、コンピューティングデバイスの組合せ、または他の任意のそのような構成としてインプリメントされ得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、特定のステップおよび方法は、所与の機能に固有である回路によって行われ得る。
【0125】
[0142] 1つまたは複数の様態において、説明された機能は、本明細書に開示された構造体およびこれらの構造的均等物を含む、ハードウェア、デジタル電子回路、コンピュータソフトウェア、ファームウェアにおいて、またはこれらの任意の組合せにおいてインプリメントされ得る。本明細書で説明された主題のインプリメンテーションはまた、データ処理装置による実行のために、またはデータ処理装置の動作を制御するために、コンピュータ記憶媒体上で符号化される、1つまたは複数のコンピュータプログラム、すなわち、コンピュータプログラム命令の1つまたは複数のモジュール、としてインプリメントされ得る。
【0126】
[0143] ソフトウェアにおいてインプリメントされる場合、これら機能は、コンピュータ可読媒体上の1つまたは複数の命令もしくはコードとして、記憶または送信され得る。本明細書に開示された方法またはアルゴリズムのステップは、コンピュータ可読媒体上に存在し得るプロセッサ実行可能なソフトウェアモジュールにおいてインプリメントされ得る。コンピュータ可読媒体は、1つの場所から別の場所へコンピュータプログラムを転送することを可能にされ得る任意の媒体を含む通信媒体およびコンピュータ記憶媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気記憶デバイス、もしくは、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、他の任意の媒体を含み得る。また、任意の接続は、コンピュータ可読媒体と厳密には呼ばれることができる。本明細書で使用されるとき、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびBlu−ray(登録商標)ディスクを含み、ここで、ディスク(disk)は通常、磁気的にデータを再生するが、ディスク(disc)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。上記の組合せもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれ得る。加えて、方法またはアルゴリズムの動作は、機械可読媒体およびコンピュータ可読媒体上で、コードおよび命令のうちの1つ、もしくはそれらの任意の組合せもしくはセットとして存在し得、それは、コンピュータプログラム製品に組み込まれ得る。
【0127】
[0144] 本開示で説明されたインプリメンテーションへの様々な修正は、当業者にとって容易に明らかであり得、および、本明細書で定義される包括的な原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他のインプリメンテーションに適用され得る。よって、特許請求の範囲は、本明細書に示されたインプリメンテーションに限定されるように意図されておらず、本明細書に開示された新規の特徴、原理、および本開示と矛盾しない最も広い範囲が与えられるべきである。追加的に、当業者は、「上方」および「下方」といった相対的な用語が、図を説明し易くするために使用されることがあり、正しく方向付けられている頁上での図の向きに対応する相対的な位置を示し、インプリメントされている、または使用中の特定のコンポーネントの正しい向きを反映しない場合もあることを容易に理解するだろう。
【0128】
[0145] 別個のインプリメンテーションのコンテキストで本明細書で説明されているある特定の特徴は、また、単一のインプリメンテーションで組み合わせてインプリメントされることができる。反対に、単一のインプリメンテーションのコンテキストで説明されている様々な特徴は、また、別個に複数のインプリメンテーションにおいて、または任意の好適なサブコンビネーションでインプリメントされ得る。さらに、特徴は、ある特定の組合せで働くものとして上述されており、特許請求の範囲にも最初はそのように記載され得るが、特許請求の範囲に記載されている組合せからの1つまたは複数の特徴は、いくつかのケースでは、その組合せから削除され得、また特許請求の範囲に記載されている組合せは、サブコンビネーションもしくはサブコンビネーションの変形物に向けられ得る。
【0129】
[0146] 同様に、動作が特定の順序で図面に図示されているが、当業者は、そのような動作が、所望の結果を達成するために、示された特定の順序または連続した順序で行われる必要はないこと、または例示されたすべての動作が行われる必要があるわけではないことを容易に理解するであろう。さらに、図面は、1つのより例示的なプロセスをフロー図の形式で概略的に図示し得る。しかしながら、図示されていない他の動作は、概略的に例示されている例となるプロセスに組み込まれ得る。例えば、1つまたは複数の追加の動作は、例示された動作のいずれかの前に、後に、同時に、または、間に行われ得る。ある特定の環境では、マルチタスクおよび並列処理が有利であり得る。さらに、上述されたインプリメンテーションにおける様々なシステムコンポーネントの分離は、すべてのインプリメンテーションにおいてそのような分離を必要とするものとして理解されるべきではなく、説明されたプログラムコンポーネントおよびシステムが、概して、単一のソフトウェア製品に一体化されるか、または複数のソフトウェア製品にパッケージ化され得ることが理解されるべきである。追加的に、他のインプリメンテーションは、下記の特許請求の範囲内にある。いくつかのケースにおいて、特許請求の範囲に記載されたアクションは、異なる順序で行われることができ、それでもなお所望の結果を達成することができる。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図2D】
【図3A】
【図3B】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図8A】
【図8B】
【図9A】
【図9B】
【図10A】
【図10B】
【図11A】
【図11B】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図12D】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図15A】
【図15B】
【図16A】
【図16B】
【図17】
【手続補正書】
【提出日】20171023
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェアラブル電子デバイスであって、
第1の表示領域および第2の表示領域と、
前記第1および第2の表示領域の位置に関する情報を提供するように構成された複数のセンサと、
前記第1の画像データに関連付けられたプライバシーレベルを決定することと、第1の画像データを表示するために前記第1および第2の表示領域の1つを選択することが可能なプロセッサと、ここにおいて、表示領域の前記選択は、前記第1の表示領域の前記位置および前記第2の表示領域の前記位置と前記第1の画像データに関連付けられた前記決定されたプライバシーレベルとに少なくとも部分的に基づいており、前記プライバシーレベルは、画像データのコンテンツまたは画像データのソースに少なくとも部分的に基づいている
を含むディスプレイ
を備える、ウェアラブル電子デバイス。
【請求項2】
前記第1の表示領域の少なくとも一部分は第1の方向を向いており、前記第2の表示領域の少なくとも一部分は、前記第1の方向とは反対である第2の方向を向いている、請求項1に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項3】
前記ディスプレイは、湾曲した状態で動作することが可能である、請求項1に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項4】
前記ディスプレイは、しわのある状態で動作することが可能である、請求項1に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項5】
ウェアラブル電子デバイスであって、
湾曲した状態で動作させられることが可能なディスプレイと、前記ディスプレイは、 第1の表示領域と、
前記ディスプレイが前記湾曲した状態にあるときに前記第1の表示領域とは異なる方向を向いている第2の表示領域と、
を含み、
前記ディスプレイ上に表示される第1の画像データのプライバシーレベルを決定することと、
前記画像データの前記プライバシーレベルに少なくとも部分的に基づいて、前記画像データを表示するために前記第1および第2の表示領域の1つを選択することと、ここにおいて、前記プライバシーレベルは、画像データのコンテンツまたは画像データのソースに少なくとも部分的に基づいている、
を行うことが可能なプロセッサと
を備える、ウェアラブル電子デバイス。
【請求項6】
前記ウェアラブルディスプレイデバイスは、ユーザの腕に装着されるように構成され、前記ディスプレイは、ユーザの腕に沿って湾曲しながら動作させられることが可能である、請求項に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項7】
前記第1の表示領域は、ユーザの体を向くように構成される、請求項に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項8】
前記第2の表示領域は、ユーザの体から向きがそれるように構成される、請求項に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項9】
前記ユーザに対する前記第1および第2の表示領域の向きを決定するように構成された少なくとも1つのセンサをさらに備える、請求項に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項10】
前記ディスプレイはフレキシブルであり、前記第1および第2の表示領域の境界は、前記フレキシブルディスプレイの前記向きおよび変形に少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項11】
前記プロセッサは、前記第1の画像データの前記プライバシーレベルを第2の画像データの前記プライバシーレベルと比較することが可能である、請求項に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項12】
ウェアラブルディスプレイ上にデータを表示する方法であって、
前記ウェアラブルディスプレイが空間的にどのように配向されているかに少なくとも部分的に基づいて前記ウェアラブルディスプレイ上の第1の表示領域および第2の表示領域を指定することと、
前記ウェアラブルディスプレイ上に表示される画像データのプライバシーレベルを決定することと、
前記画像データの前記プライバシーレベルに依存して前記第1の表示領域または前記第2の表示上に前記画像データを表示することと、ここにおいて、前記プライバシーレベルは、画像データのコンテンツまたは画像データのソースに少なくとも部分的に基づいている、
を備える、方法。
【請求項13】
前記ウェアラブルディスプレイが空間的にどのように配向されているかを決定することをさらに備える、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記ウェアラブルディスプレイの向きに少なくとも部分的に基づいて、前記第1および第2の表示領域の境界を調整することをさらに備える、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記ウェアラブルディスプレイはフレキシブルディスプレイであり、前記方法は、前記フレキシブルディスプレイの変形に少なくとも部分的に基づいて前記第1および第2の表示領域の境界を調整することをさらに備える、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記ウェアラブルディスプレイが空間的にどのように配向されているかに少なくとも部分的に基づいて前記ウェアラブルディスプレイ上の第1の表示領域および第2の表示領域を指定することは、ユーザの体を向いている第1の表示領域を指定することと、前記ユーザの体から向きがそれている第2の表示領域を指定することとを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記第1の表示領域上に第1の画像データを表示することと、前記第2の表示領域上に第2の画像データを表示することとをさらに備える、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記第1の画像データの前記プライバシーレベルは、前記第2の画像データの前記プライバシーレベルよりも高い、請求項17に記載の方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0129
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0129】
[0146] 同様に、動作が特定の順序で図面に図示されているが、当業者は、そのような動作が、所望の結果を達成するために、示された特定の順序または連続した順序で行われる必要はないこと、または例示されたすべての動作が行われる必要があるわけではないことを容易に理解するであろう。さらに、図面は、1つのより例示的なプロセスをフロー図の形式で概略的に図示し得る。しかしながら、図示されていない他の動作は、概略的に例示されている例となるプロセスに組み込まれ得る。例えば、1つまたは複数の追加の動作は、例示された動作のいずれかの前に、後に、同時に、または、間に行われ得る。ある特定の環境では、マルチタスクおよび並列処理が有利であり得る。さらに、上述されたインプリメンテーションにおける様々なシステムコンポーネントの分離は、すべてのインプリメンテーションにおいてそのような分離を必要とするものとして理解されるべきではなく、説明されたプログラムコンポーネントおよびシステムが、概して、単一のソフトウェア製品に一体化されるか、または複数のソフトウェア製品にパッケージ化され得ることが理解されるべきである。追加的に、他のインプリメンテーションは、下記の特許請求の範囲内にある。いくつかのケースにおいて、特許請求の範囲に記載されたアクションは、異なる順序で行われることができ、それでもなお所望の結果を達成することができる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ウェアラブル電子デバイスであって、
第1の表示領域および第2の表示領域と、
前記第1および第2の表示領域の位置に関する情報を提供するように構成された少なくとも1つのセンサと、
第1の画像データを表示するために前記第1および第2の表示領域の1つを選択することが可能なプロセッサと、ここにおいて、表示領域の前記選択は、前記第1および第2の表示領域の前記位置と前記第1の画像データに関連付けられたプライバシーレベルとに少なくとも部分的に基づいている、
を含むディスプレイ
を備える、ウェアラブル電子デバイス。
[C2]
前記第1の表示領域の少なくとも一部分は第1の方向を向いており、前記第2の表示領域の少なくとも一部分は、前記第1の方向とは反対である第2の方向を向いている、C1に記載のウェアラブル電子デバイス。
[C3]
前記プロセッサは、前記第1の画像データに関連付けられたプライバシーレベルを決定することも可能である、C1に記載のウェアラブル電子デバイス。
[C4]
前記プライバシーレベルは、前記画像データのコンテンツ、前記画像データのソース、およびユーザ選択のうちの1つに少なくとも部分的に基づいている、C3に記載のウェアラブル電子デバイス。
[C5]
前記ディスプレイは、湾曲した状態で動作することが可能である、C1に記載のウェアラブル電子デバイス。
[C6]
前記ディスプレイは、しわのある状態で動作することが可能である、C1に記載のウェアラブル電子デバイス。
[C7]
ウェアラブル電子デバイスであって、
湾曲した状態で動作させられることが可能なディスプレイと、前記ディスプレイは、 第1の表示領域と、
前記ディスプレイが前記湾曲した状態にあるときに前記第1の表示領域とは異なる方向を向いている第2の表示領域と、
を含み、
前記ディスプレイ上に表示される第1の画像データのプライバシーレベルを決定することと、
前記画像データの前記プライバシーレベルに少なくとも部分的に基づいて、前記画像データを表示するために前記第1および第2の表示領域の1つを選択することと
を行うことが可能なプロセッサと
を備える、ウェアラブル電子デバイス。
[C8]
前記ウェアラブルディスプレイデバイスは、ユーザの腕に装着されるように構成され、前記ディスプレイは、ユーザの腕に沿って湾曲しながら動作させられることが可能である、C7に記載のウェアラブル電子デバイス。
[C9]
前記第1の表示領域は、ユーザの体を向くように構成される、C8に記載のウェアラブル電子デバイス。
[C10]
前記第2の表示領域は、ユーザの体から向きがそれるように構成される、C9に記載のウェアラブル電子デバイス。
[C11]
前記ユーザに対する前記第1および第2の表示領域の向きを決定するように構成された少なくとも1つのセンサをさらに備える、C7に記載のウェアラブル電子デバイス。
[C12]
前記ディスプレイはフレキシブルであり、前記第1および第2の表示領域の境界は、前記フレキシブルディスプレイの前記向きおよび変形に少なくとも部分的に基づいて決定される、C11に記載のウェアラブル電子デバイス。
[C13]
前記プロセッサは、前記第1の画像データの前記プライバシーレベルを第2の画像データの前記プライバシーレベルと比較することが可能である、C7に記載のウェアラブル電子デバイス。
[C14]
ウェアラブルディスプレイ上にデータを表示する方法であって、
前記ウェアラブルディスプレイが空間的にどのように配向されているかに少なくとも部分的に基づいて前記ウェアラブルディスプレイ上の第1の表示領域および第2の表示領域を指定することと、
前記ウェアラブルディスプレイ上に表示される画像データのプライバシーレベルを決定することと、
前記画像データの前記プライバシーレベルに依存して前記第1の表示領域または前記第2の表示上に前記画像データを表示することと
を備える、方法。
[C15]
前記ウェアラブルディスプレイが空間的にどのように配向されているかを決定することをさらに備える、C14に記載の方法。
[C16]
前記ウェアラブルディスプレイの向きに少なくとも部分的に基づいて、前記第1および第2の表示領域の境界を調整することをさらに備える、C14に記載の方法。
[C17]
前記ウェアラブルディスプレイはフレキシブルディスプレイであり、前記方法は、前記フレキシブルディスプレイの変形に少なくとも部分的に基づいて前記第1および第2の表示領域の境界を調整することをさらに備える、C14に記載の方法。
[C18]
前記ウェアラブルディスプレイが空間的にどのように配向されているかに少なくとも部分的に基づいて前記ウェアラブルディスプレイ上の第1の表示領域および第2の表示領域を指定することは、ユーザの体を向いている第1の表示領域を指定することと、前記ユーザの体から向きがそれている第2の表示領域を指定することとを含む、C14に記載の方法。
[C19]
前記第1の表示領域上に第1の画像データを表示することと、前記第2の表示領域上に第2の画像データを表示することとをさらに備える、C18に記載の方法。
[C20]
前記第1の画像データの前記プライバシーレベルは、前記第2の画像データの前記プライバシーレベルよりも高い、C19に記載の方法。
【手続補正書】
【提出日】20171024
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェアラブルディスプレイデバイスであって、
ディスプレイおよび前記ディスプレイと電気通信しているドライバ回路と、前記ドライバ回路は、第1の画像品質で前記ディスプレイの第1の領域を駆動し、前記第1の品質とは異なる第2の画像品質で前記ディスプレイの第2の領域を駆動するように構成される、
画像データが表示されることになる前記ディスプレイの領域を選択することと、
前記ドライバ回路に、前記ディスプレイの前記選択された領域に画像データを表示するように指示することと
を行うことが可能なプロセッサと、
を備える、ウェアラブルディスプレイデバイス。
【請求項2】
画像データが表示されることになる前記ディスプレイの前記領域の前記選択は、前記画像データに関連付けられたコンテンツタイプに少なくとも部分的に基づいている、請求項1に記載のウェアラブルディスプレイデバイス。
【請求項3】
画像データが表示されることになる前記ディスプレイの前記領域の前記選択は、前記画像データに関連付けられた画像フォーマットに少なくとも部分的に基づいている、請求項1に記載のウェアラブルディスプレイデバイス。
【請求項4】
画像データが表示されることになる前記ディスプレイの前記領域の前記選択は、前記画像データの優先度に少なくとも部分的に基づいている、請求項1に記載のウェアラブルディスプレイデバイス。
【請求項5】
前記画像データの優先度は、1つまたは複数のユーザプロファイルに関連付けられた1つまたは複数のユーザプリファレンスに少なくとも部分的に基づいている、請求項1に記載のウェアラブルディスプレイデバイス。
【請求項6】
前記プロセッサは、前記ウェアラブルデバイスの現在のユーザを示すバイオメトリック情報に基づいて前記1つまたは複数のユーザプロファイルを選択することがさらに可能である、請求項5に記載のウェアラブルディスプレイデバイス。
【請求項7】
前記プロセッサは、前記ディスプレイの領域のための画像品質を割り当てることも可能である、請求項1に記載のウェアラブルディスプレイデバイス。
【請求項8】
前記ディスプレイは、フレキシブルであり、および湾曲した状態で動作することが可能である、請求項1に記載のウェアラブルディスプレイデバイス。
【請求項9】
前記第1の画像品質は第1の色域であり、前記第2の画像品質は、前記第1の色域よりも広い第2の色域である、請求項1に記載のウェアラブルディスプレイデバイス。
【請求項10】
ウェアラブルディスプレイデバイスを動作させる方法であって、前記ウェアラブルディスプレイデバイスは、少なくとも2つの異なる画像品質を表示するように構成された少なくとも2つのサブ領域を有する表示エリアを有し、前記方法は、
画像コンテンツを表示するためのコマンドを受信することと、
前記コンテンツを表示するための前記表示エリアの適切なサブ領域を選択することと、
前記表示エリアの前記選択されたサブ領域に前記コンテンツを表示することと
を備える、方法。
【請求項11】
前記コンテンツを表示するための前記表示エリアの適切なサブ領域を選択することは、
画像データの1つまたは複数のセットに対して高速フーリエ変換(FFT)を実行することと、
前記画像データに対する前記FFTの結果に少なくとも部分的に基づいて適切なサブ領域を選択することと
を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
コンテンツを表示するための前記コマンドを受信することは、ソフトウェアアプリケーションからコマンドを受信することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記適切なサブ領域を選択することは、前記ソフトウェアアプリケーションに少なくとも部分的に基づいている、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記ソフトウェアアプリケーションは、それに関連付けられた優先度レベルを有し、前記表示エリアの前記適切なサブ領域の前記選択は、前記優先度レベルに少なくとも部分的に基づいている、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記適切なサブ領域を選択することは、前記ソフトウェアアプリケーションの使用履歴に関連する情報に少なくとも部分的に基づいている、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記適切なサブ領域を選択することは、前記ウェアラブルディスプレイデバイスの残りのバッテリ寿命に少なくとも部分的に基づいている、請求項10に記載の方法。
【請求項17】
前記適切なサブ領域を選択することは、所望の画像表示品質に少なくとも部分的に基づいている、請求項10に記載の方法。
【請求項18】
前記所望の画像表示品質は、所望の画像解像度である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記適切なサブ領域を選択することは、表示される色の範囲に少なくとも部分的に基づいている、請求項10に記載の方法。
【請求項20】
前記適切なサブ領域を選択することは、表示されるフレームレートに少なくとも部分的に基づいている、請求項10に記載の方法。
【請求項21】
前記適切なサブ領域を選択することは、前記コンテンツが表示される周波数に少なくとも部分的に基づいている、請求項10に記載の方法。
【請求項22】
前記適切なサブ領域を選択することは、アプリケーションの使用履歴に少なくとも部分的に基づいている、請求項10に記載の方法。
【請求項23】
前記適切なサブ領域を選択することは、前記コンテンツが表示されるエリアのサイズおよび形状に少なくとも部分的に基づいている、請求項10に記載の方法。
【請求項24】
前記ウェアラブルディスプレイデバイスの前記選択されたサブ領域に前記コンテンツを表示することは、前記少なくとも2つのサブ領域のうちの1つから、前記少なくとも2つのサブ領域のうちの別の1つにコンテンツの前記表示を移動させることを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項25】
前記表示エリアは、湾曲した状態で動作することが可能である、請求項10に記載の方法。
【請求項26】
ウェアラブルディスプレイデバイスであって、
少なくとも第1の表示領域と第2の表示領域とを含む表示エリアと、
前記第1の表示領域および前記第2の表示領域と電気通信しているドライバ回路と、前記ドライバ回路は、第1の画像品質で前記第1の表示領域内に画像を表示することと、前記第1の画像品質とは異なる第2の画像品質で前記第2の表示領域内に画像を表示することとを行うことが可能である、
を備える、ウェアラブルディスプレイデバイス。
【請求項27】
前記ドライバ回路は、前記第1の表示領域と電気通信している第1のドライバ回路と、前記第1第2の表示領域と電気通信している第2のドライバ回路とを含む、請求項26に記載のデバイス。
【請求項28】
前記第1の表示領域は、第1の画素密度を有し、前記第2の表示領域は、前記第1の画素密度とは異なる第2の画素密度を有する、請求項26に記載のデバイス。
【請求項29】
前記ドライバ回路は、第1のフレームレートで前記第1の表示領域を駆動することと、前記第1のフレームレートとは異なる第2のフレームレートで前記第2の領域を駆動することとを行うように構成される、請求項26に記載のデバイス。
【請求項30】
前記第1の表示領域は、第1の色域を表示することが可能であり、前記第2の表示領域は、前記第1の色域とは異なる第2の色域を表示することが可能である、請求項26に記載のデバイス。
【請求項31】
前記ディスプレイの前記第1の領域は、第1の画素密度を有する第1の隣接領域であり、前記ディスプレイの前記第2の領域は、前記第1の画素密度とは異なる第2の画素密度を有する第2の隣接領域である、請求項1に記載のウェアラブルディスプレイデバイス。
【国際調査報告】