(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】2018516392
(43)【公表日】20180621
(54)【発明の名称】浮遊式アイウェア
(51)【国際特許分類】
   G02C 5/02 20060101AFI20180525BHJP
   G02C 11/00 20060101ALI20180525BHJP
   G02C 5/20 20060101ALI20180525BHJP
【FI】
   !G02C5/02
   !G02C11/00
   !G02C5/20
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】10
(21)【出願番号】2018514773
(86)(22)【出願日】20150812
(85)【翻訳文提出日】20171225
(86)【国際出願番号】US2015044913
(87)【国際公開番号】WO2016195730
(87)【国際公開日】20161208
(31)【優先権主張番号】14/726,575
(32)【優先日】20150531
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】517000287
【氏名又は名称】クリック・ゴーグルズ・インコーポレーテッド
【住所又は居所】アメリカ合衆国・カリフォルニア・94925・コーテ・マデラ・タマル・プラザ・408
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ロン・ランド
【住所又は居所】アメリカ合衆国・カリフォルニア・94925・コーテ・マデラ・タマル・プラザ・408
【テーマコード(参考)】
2H006
【Fターム(参考)】
2H006CA03
2H006CA04
(57)【要約】
アイウェアは、フレーム部材によって支持された一対のレンズと、フレーム部材のそれぞれの内側端部に連結された一対の着脱可能な連結部と、を有し、これらの連結部は互いに確実に連結可能かつ着脱可能である。フレーム部材の外端部に連結されているアイウェアテンプルの後端部間にストラップが連結されている。アイウェアは、フレーム部材によって支持された一対のレンズと、フレーム部材のそれぞれの内側端部に連結された一対の着脱可能な連結部と、を有し、これらの連結部は互いに確実に連結可能かつ着脱可能である。フレーム部材の外端部に連結されている眼鏡テンプルの後端間部にストラップが連結されている。ストラップは、連結部が解放されたときにその形状を略保持するのに十分な剛性を有し、撓んだときに屈曲可能であり、解放されると戻るのに十分な程度に弾力性があり、ストラップは円弧状の基部に連結された平行脚部を有する概してU字型であり、閉口脚部は、着用時に、テンプルの後端部に連結され、円弧状の基部は使用者の頭の後部に沿って延在し、かつ、アイウェアが水に浮く程度の浮力を有する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アイウェアであって、
フレーム部材に支持された一対のレンズ、
前記フレーム部材のそれぞれの内側端部に連結された一対の着脱可能な連結部であって、互いに確実に連結可能であり、互いに着脱可能である一対の着脱可能な連結部、
前記フレーム部材のそれぞれの外側端部に連結された一対のテンプル、及び、
前記テンプルの後端部間に連結されたストラップであって、前記ストラップは、前記連結部が解放された際にその形状が概ね保持されるのに十分な剛性であり、解放時に屈曲され、かつ、戻る際に屈曲可能なように弾力性があり、前記ストラップは、円弧状の基部に連結された略平行な脚部を有し、前記略平行な脚部は、着用時に前記テンプルの後端部に連結され、前記円弧状の基部は、使用者の頭の後部に沿って延在し、前記ストラップは、前記アイウェアが水に浮かぶ程度の浮力を有する、ストラップ、
を備え、
前記連結部が解放された際に、前記アイウェアは着脱が容易であり、前記連結部が互いに連結された際に、前記レンズは、一対の目の前に確実、かつ、安定して位置決めされるように互いに対して所定位置に固定されることを特徴とするアイウェア。
【請求項2】
前記連結部が磁石からなることを特徴とする請求項1に記載のアイウェア。
【請求項3】
前記テンプルは、異なる着用者に適合するための入れ子式の部分からなることを特徴とする請求項1に記載のアイウェア。
【請求項4】
前記テンプルは前記フレーム部材に枢動可能に接続され、前記連結部が互いに解放される際に、前記フレーム部材の前記内側端部は、前記アイウェアを着脱し易くするように外側に旋回可能であることを特徴とする請求項1に記載のアイウェア。
【請求項5】
前記ストラップの前記円弧状の基部はチャネルと浮力誘導材料とを備え、前記浮力誘導材料は前記チャネルによって捕捉されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のアイウェア。
【請求項6】
前記浮力誘導材料がネオプレンを含むことを特徴とする請求項5に記載のアイウェア。
【請求項7】
前記浮力誘導材料は、前記アイウェアが着用されている際に、前記使用者の頭または首の後部に接触するように前記ストラップ上に構成されていることを特徴とする請求項5に記載のアイウェア。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔関連出願への相互参照〕
本出願は、本願の譲受人に譲渡され、その全体が参考として援用される、「FLOATABLE EYEWEAR」と題された2015年5月31日に出願された米国特許出願第14/726,575号の優先権を主張し、その利益を主張する。
【0002】
本発明は、スナップ止め(snap-together)ブリッジ構造と、改善されたアイウェアが水中で浮くのに十分な浮力誘導材料と、を有する改良されたアイウェアを含む。
【背景技術】
【0003】
出願人は、特許文献1の所有者である。特許文献1に開示され特許請求された発明は、一対のレンズ、レンズまたはフレームのそれぞれの内側端部に連結された着脱可能な連結部、レンズまたはフレームのそれぞれの外側端部に枢動可能な一対のテンプル、及び、テンプルの後端の間に取り付けられた剛性ストラップ、から成るアイウェアを含む。ストラップは、使用者の髪型または帽子に干渉しないように、レンズの下に位置するように教示されている。レンズまたはそのフレームの内側端部は、連結部、好ましくは磁石によって互いに着脱可能に固定されるように教示されている。アイウェアを位置決めするために、先ず、レンズが互いに分離され、外側に枢動される。次いで、ストラップが、使用者の頭の後ろに巻き付けられ、レンズが互いに向かって枢動され、使用者の目の前で一緒に固定される。レンズは、アイウェアを簡単に着脱するためにすぐに分離できるように教示されているが、安全かつ正確に結合するように直ちに連結され得る。
【0004】
引用文献1のアイウェアの商業化において、読書用眼鏡が、大抵使用者の鼻橋にかけられ、かつ、繰り返し外されように、本明細書に記載され特許請求されている着脱可能な機能を十分に活用できるので、本発明は、読書用眼鏡の実施に向けられている。しかし、新規かつ自明ではない方法で変更することによって容易になる、本発明の他の実施形態がある。
【0005】
水中活動に携わる者は、着脱可能な機能を有するアイウェアが非常に有利であることが分かった。サーフボードやパドルボードなどの活動に従事する人は、サングラスが波、砂などの自然や環境の特徴物から反射した眩しさから目を保護することが求められる。このようなアイウェアは、フレーム部材が連結されている際に保護のためにアイウェアを代わりにかけ、必要でないときに、その詳細が以下でより完全に議論される図1及び図2の比較において図示されるようにフレーム部材を枢動することによってアイウェアが使用者の首からかけられるように、特許文献1の着脱可能な機能から大きく恩恵を受けるであろう。従来のアイウェアが単にストラップと固定(非着脱可能)フレーム部材を採用している際、アイウェアが使用者の首の周りにループを構成するので、使用者が首を絞める可能性がある。同時に、潜在的な使用者によって激しい水中活動が行われるため、アイウェアが使用者の首から落ちることが想定され、その結果、浮遊性が重要であることが想定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許第6,253,388号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、本発明の課題は、着脱可能な連結部を有するものとして特徴付けられるだけでなく、アイウェアが水に浮かぶように浮遊性であるアイウェアを提供することである。
【0008】
本発明のさらなる課題は、アイウェアが浮き、かつ、アクティブユーザにアイウェアの快適性を高めるようにクッション性を提供することを可能にするために、アイウェアレンズ及びフレーム部材の重量を十分に相殺するための適切な浮力材料を提供することである。
【0009】
これら及びさらなる課題は、以下の説明及び添付の特許請求の範囲を考慮すると容易に明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0010】
アイウェアは、フレーム部材に支持された一対のレンズ、前記フレーム部材のそれぞれの内側端部に連結された一対の着脱可能な連結部であって、互いに確実に連結可能であり、互いに着脱可能である一対の着脱可能な連結部、前記フレーム部材のそれぞれの外側端部に連結された一対のテンプル、及び、前記テンプル後端部間に連結されたストラップであって、前記ストラップは、前記連結部が解放された際にその形状が概ね保持されるのに十分な剛性であり、解放時に屈曲され、かつ、戻る際に屈曲可能なように弾力性があり、前記ストラップは、円弧状の基部に連結された略平行な脚部を有し、前記略平行な脚部は、着用時に前記テンプルの後端部に連結され、前記円弧状の基部は、使用者の頭の後部に沿って延在し、前記ストラップは、前記アイウェアが水に浮かぶ程度の浮力を有する、ストラップ、を備え、前記連結部が解放された際に、前記アイウェアは着脱が容易であり、前記連結部が互いに連結された際に、前記レンズは、一対の目の前に確実、かつ、安定して位置決めされるように互いに対して所定位置に固定される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明のアイウェアの第1の向きの斜視図である。
【図2】図1のアイウェアの第2の向きの斜視図である。
【図3】本発明のアイウェアのテンプル部分を示す側面図である。
【図4】図3の線4−4に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
構成及び操作方法、さらなる課題及び利点に関する本発明の特徴である新規な特徴は、本発明の好ましい実施形態が例示的に図示された添付の図面に関連して考慮される以下の説明からよりよく理解されるであろう。しかしながら、図面は説明のためのものであり、本発明の範囲の定義を意図するものではないことを明確に理解されたい。本発明を特徴付ける新規性を有する様々な特徴は、特に特許請求の範囲に詳細に記載されている。
【0013】
上記発明の概要において、以下の詳細な説明がよりよく理解され、本技術への現在の貢献が評価され得るために、本発明のより重要な特徴を概説した。当然のことながら、以下に記載され、本明細書に添付された特許請求の範囲の追加的な主題を形成する、本発明の追加的な特徴がある。当業者であれば、本開示の基礎となる概念は、本発明のいくつかの目的を実施するための他の構造、方法、及びシステムの設計の基礎として利用できることを理解するであろう。従って、特許請求の範囲は、本発明の精神及び範囲から逸脱しない限り、同等の構成を含むと見なされることが重要である。
【0014】
特定の用語及びその派生語は、便宜上及び参照のみのために以下の説明で使用され得、限定するものではない。例えば、「上向き」、「下向き」、「左向き」及び「右向き」などの用語は、特に言及しない限り、参照される図面上での方向を指す。「内向き」及び「外向き」のような類似の単語は、装置または領域の幾何学的中心及びその指定された部分に向かう方向及び離れる方向をそれぞれ指す。特記しない限り、単数形での引用は複数形を含み、逆もまた同様である。
【0015】
前述したように、出願人は、フレーム部材13及び14によってそれぞれ支持されたレンズ11及び12を含むアイウェアを特許文献1において教示している。フレーム部材13,14は、好ましくは磁石21,22を用いてブリッジ15に着脱可能に接続されている。アイウェアのテンプルは、好ましくは、副部品17/31及び18/32から構成され、セグメント17及び18が、様々な使用者に対応するために、それぞれセクション31及び32内の矢印35(図3)に移動する。この入れ子式の機能がなければ、スナップ止めブリッジ機能を有する出願人のアイウェアを着用しようとすると誤って連結性が失われ、ブリッジ15でフレーム部材13と14が分離することあり得、実際に頻繁に起こる。
【0016】
アイウェア10を装着することを望む人は、先ず、フレーム部材13及び14をヒンジ25及び26の周りを矢印23及び24に沿って移動させることによってアイウェアを開く。次いで、ストラップ16、が使用者の頭の後ろにまたは襟首上にくるようにアイウェアを使用者の首の周りに配置して、そこでテンプルピースが持ち上げられ、磁石21及び22がフレーム部材をブリッジ15に結合させるように、フレーム部材13及び14が一緒に引き出される。こうするうちに、図2で図示される構成が、図1に示される構成になる。従って、アイウェア10は、通常のアイウェアと比較して非常により便利に着用及び取り外しができる。
【0017】
本願のアイウェアは、身体活動、特に水中活動に携わる人々によって使用されることが意図されていると考えられる。例えば、レンズ11及び12は、アイウェア10がサングラスとして使用されるように着色されている場合、使用者は、ストラップ16が使用者の頭部の後ろまたは首領域に位置する間、使用者の目の直前に配置されるレンズ11及び12と共に、ブリッジ15がレンズ11及び12で使用者の鼻の鼻梁の上に直接配置される、図1の向きでこのアイウェアを着用するだろう。従って、使用者の身体活動の強度にかかわらず、ストラップ16がアイウェア10の離脱を防止するのを助けるので、アイウェア10を損失しない。必要に応じて、レンズ11及び12は、使用者の目から取り外される。図1の向きは、磁石21及び22を外し、フレーム部材13及び14ならびにそれらのそれぞれのレンズ11及び12を矢印23及び24の方向に動かすことによって図2の向きに変形され、これにより、アイウェア10は使用者の首にかけられ、邪魔にならないように単にぶら下がっている。
【0018】
本願のアイウェアは、既存のアイウェアがアクティブな使用者に与える危険性をなくすことができない場合には、軽減するという大きな利点をもたらす。未使用時に使用者の首の周りにアイウェアを保持するアイウェアのテンプルピースの端部に配置されるストラップを含むアイウェア製品が多数存在するが、従来のアイウェアのストラップ、テンプルピース及びフレームピースは連続的なループを形成するので、身体活動に携わる者は、この活動がアイウェアを使用者の咽喉に圧力をかける方向に外れて引っ張られるような活動であれば、窒息する可能性がある。このような状況は、アイウェア10を使用する際、事実上耐え難い。
【0019】
結果として、本発明の重要な特徴は、アイウェア10が水に浮かんで、巨大な波の作用またはある環境での他の物理的相互作用がアイウェア10を彼または彼女の頭または首かから離脱させた場合に、使用者がアイウェアを回収できるようにすることである。この機能を実現させる際に、好ましい実施形態としてのバンド16は、浮力材料33を集めて保持する内向き曲がったリップ41及び42を有する薄いプラスチックシェルとして構成されている。浮力材料の量及びその組成は、ある程度まで、アイウェア構造体10全体を浮遊させるのに必要な浮力の量に依存する。一例として、バンド16は、例えばネオプレンから成る図1及び図2に示されるような浮力材料33で略覆われていることが分かっている。ネオプレンが使用される場合、それは単包性または連泡性のいずれかで製造することができ、単包性が本質的に防水性であるので最も好ましい。さらに、図示されているような浮力材料33を貼り付ける際には、使用時に、浮力材料33が使用者の頭の後ろまたは使用者の襟首のいずれかに位置し、浮力材料33がない場合より、アイウェア10を適用及び使用するのにより好ましい快適な表面を提供する。
【0020】
上記開示は、当業者が本発明を実施するのに十分であり、本発明者が現在考えている本発明の実施の最良の形態を提供するものである。本明細書では、本発明の好ましい実施形態の不足のない完全な開示が提供されているが、記載された通りの正確な構成、寸法、関係または動作に本発明を限定することは望ましくない。当業者であれば、様々な修正、代替構成、変更、同類物が容易に思い付くであろうし、本発明の真の精神と範囲から逸脱することなく適切に採用され得る。このような変更は、代替材料、構成要素、構造的配置、サイズ、形状、形式、機能、操作上の特徴などを含み得る。従って、上記の説明及び図解は、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲を限定するものと見なされるべきではない。
【符号の説明】
【0021】
10 アイウェア
11 レンズ
12 レンズ
13 フレーム部材
14 フレーム部材
15 ブリッジ
16 バンド
16 ストラップ、バンド
17 セグメント
18 セグメント
21 磁石
22 磁石
25 ヒンジ
26 ヒンジ
31 セクション
32 セクション
33 浮力材料
41 リップ
42 リップ
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【国際調査報告】