(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】2018537744
(43)【公表日】20181220
(54)【発明の名称】光学活性物品上に配置された記号内へのデータのエンコード
(51)【国際特許分類】
   G06K 7/14 20060101AFI20181122BHJP
   G09F 13/16 20060101ALI20181122BHJP
   G06K 7/12 20060101ALI20181122BHJP
   G06K 19/06 20060101ALI20181122BHJP
   G08G 1/017 20060101ALN20181122BHJP
   G08G 1/04 20060101ALN20181122BHJP
【FI】
   !G06K7/14 008
   !G09F13/16 F
   !G06K7/12
   !G06K7/14 030
   !G06K19/06 009
   !G06K19/06 140
   !G08G1/017
   !G08G1/04 C
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】40
(21)【出願番号】2018509771
(86)(22)【出願日】20160819
(85)【翻訳文提出日】20180220
(86)【国際出願番号】US2016047682
(87)【国際公開番号】WO2017034938
(87)【国際公開日】20170302
(31)【優先権主張番号】62/207,986
(32)【優先日】20150821
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】62/316,747
(32)【優先日】20160401
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.レーザーディスク
(71)【出願人】
【識別番号】505005049
【氏名又は名称】スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー
【住所又は居所】アメリカ合衆国,ミネソタ州 55133−3427,セント ポール,ポスト オフィス ボックス 33427,スリーエム センター
(74)【代理人】
【識別番号】100110803
【弁理士】
【氏名又は名称】赤澤 太朗
(74)【代理人】
【識別番号】100135909
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 和歌子
(74)【代理人】
【識別番号】100133042
【弁理士】
【氏名又は名称】佃 誠玄
(74)【代理人】
【識別番号】100157185
【弁理士】
【氏名又は名称】吉野 亮平
(72)【発明者】
【氏名】ジョンソン,ジャスティン エム.
【住所又は居所】アメリカ合衆国,ミネソタ州 55133−3427,セント ポール,ポスト オフィス ボックス 33427,スリーエム センター
(72)【発明者】
【氏名】ハワード,ジェームズ ダブリュ.
【住所又は居所】アメリカ合衆国,ミネソタ州 55133−3427,セント ポール,ポスト オフィス ボックス 33427,スリーエム センター
(72)【発明者】
【氏名】スナイダー,ジェームズ ビー.
【住所又は居所】アメリカ合衆国,ミネソタ州 55133−3427,セント ポール,ポスト オフィス ボックス 33427,スリーエム センター
(72)【発明者】
【氏名】ダーリン,トーマス ジェイ.
【住所又は居所】アメリカ合衆国,ミネソタ州 55133−3427,セント ポール,ポスト オフィス ボックス 33427,スリーエム センター
【テーマコード(参考)】
5C096
5H181
【Fターム(参考)】
5C096BA03
5C096CE03
5C096FA11
5H181AA01
5H181AA25
5H181AA26
5H181BB04
5H181BB05
5H181BB13
5H181CC02
5H181CC04
5H181CC24
5H181DD10
5H181EE10
(57)【要約】
コンピューティングデバイスは、記号セットの1つ以上の記号のセットを含む光学活性物品の画像を受信し、1つ以上の記号のセットの少なくとも1つの記号が記号に埋め込まれたエンコード領域のセットを含む。画像を受信したことに応じて、コンピューティングデバイスは、画像の特定の画像領域が少なくとも1つの記号を表すことを判定することができる。少なくとも1つの記号内のエンコード領域に関して、コンピューティングデバイスは、少なくとも一部、画像の特定の画像領域が少なくとも1つの記号を表すという判定に基づいて、1つ以上のエンコード領域が活性又は不活性であるかを判定することができる。コンピューティングデバイスは、少なくとも一部、1つ以上のエンコード領域が活性又は不活性であるかに基づいて、1つ以上の動作を実行することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピューティングデバイスによって、画像取込みデバイスから、記号セットの1つ以上の記号のセットを含む光学活性物品の画像を受信することであって、前記画像内に表された前記1つ以上の記号のセットの少なくとも1つの記号が、前記記号に埋め込まれた1つ以上のエンコード領域のセットを含む、ことと、
前記画像を受信したことに応じて、前記コンピューティングデバイスによって、前記画像の特定の画像領域が前記少なくとも1つの記号を表すことを判定することと、
前記少なくとも1つの記号内の1つ以上のエンコード領域に関して、前記コンピューティングデバイスによって、少なくとも一部、前記画像の前記特定の画像領域が前記少なくとも1つの記号を表すという前記判定に基づいて、前記1つ以上のエンコード領域が活性又は不活性であるかを判定することと、
前記コンピューティングデバイスによって、少なくとも一部、前記1つ以上のエンコード領域が活性又は不活性であるかに基づいて、1つ以上の動作を実行することと、を含む、方法。
【請求項2】
閾値光強度を上回る光を反射する第1のエンコード領域は活性であり、前記閾値光強度を上回る前記光を反射しない第2のエンコード領域は不活性である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
閾値光強度を上回る光を反射する第1のエンコード領域は不活性であり、前記閾値光強度を上回る前記光を反射しない第2のエンコード領域は活性である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記1つ以上のエンコード領域が活性又は不活性であるかを判定することは、
前記コンピューティングデバイスによって、前記少なくとも1つの記号を表す前記画像の前記特定の画像領域に基づいて、前記記号内の前記エンコード領域に対する既定位置のセットを判定することと、
前記既定位置のそれぞれの対応する位置に対して、前記対応する既定位置に対応するそれぞれのエンコード領域が活性又は不活性であるかを判定することと、
前記1つ以上のエンコード領域が活性又は不活性であるかに基づいて、1つ以上の値を判定することと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記1つ以上のエンコード領域は、視覚的に不透明で赤外透過性のインクで前記光学活性物品の再帰反射表面上に印刷され、前記1つ以上のエンコード領域を除く前記少なくとも1つの記号の残部は、視覚的に不透明で赤外不透明なインクで印刷された、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記1つ以上のエンコード領域の1つ以上の活性エンコード領域を表す画素値の第1のセットは、画素値の第1の範囲内であり、
前記1つ以上の活性エンコード領域を除く前記少なくとも1つの記号の残部を表す画素値の第2のセットは、前記画素値の第1の範囲とは異なる画素値の第2の範囲内である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記画像は、第1の画像であり、前記光学活性物品の前記第1の画像は、近赤外スペクトル内の第1のスペクトル範囲内で取込まれ、
前記光学活性物品の第2の画像は、可視スペクトル内の第2のスペクトル範囲内で取込まれ、
前記第2の画像内の前記少なくとも1つの記号を表す画素値の第3のセットは、前記画素値の第2の範囲内であり、前記少なくとも1つの記号を表す前記画素値の第3のセットの第1の割合は、前記少なくとも1つの記号を表す前記画素値の第2のセットの第2の割合より大きい、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記画像は、近赤外スペクトル内の照明条件下で取込まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記記号は、第1のスペクトル範囲内で人間が読み取れる情報を表し、1つ以上の活性及び不活性エンコード領域は、第2のスペクトル範囲内で機械可読情報を表す、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のスペクトル範囲は、350〜750nmの波長を含み、前記第2のスペクトル範囲は、750nmより大きな波長を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記1つ以上のエンコード領域は、異なるサイズである、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記1つ以上のエンコード領域は、重なり合わない、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記1つ以上のエンコード領域は、間隙、又は、文字、グリフ、若しくは数字のうちの少なくとも1つである記号のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記コンピューティングデバイスによって、前記1つ以上のエンコード領域の活性エンコード領域の位置を判定することと、
前記コンピューティングデバイスによって、少なくとも一部、前記活性エンコード領域の前記位置に基づいて、値を判定することと、を更に含み、
1つ以上の動作を実行することは、少なくとも一部、前記値に基づいて、前記1つ以上の動作を実行することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記コンピューティングデバイスによって、前記1つ以上のエンコード領域の活性エンコード領域の1つ以上の画素値のセットを判定することと、
前記コンピューティングデバイスによって、前記1つ以上の画素値のセットが画素値の複数の範囲の特定の範囲内の値であることを判定することと、
前記コンピューティングデバイスによって、少なくとも一部、前記特定の範囲に基づいて、値を判定することと、を更に含み、
1つ以上の動作を実行することは、少なくとも一部、前記値に基づいて、前記1つ以上の動作を実行することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記コンピューティングデバイスによって、前記記号の少なくとも2つのエンコード領域の間の距離を判定することと、
前記コンピューティングデバイスによって、少なくとも一部、前記距離に基づいて、値を判定することと、を更に含み、
1つ以上の動作を実行することは、少なくとも一部、前記値に基づいて、前記1つ以上の動作を実行することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記コンピューティングデバイスによって、前記少なくとも1つの記号の1つ以上のエンコード領域からなる割合を判定することと、
前記コンピューティングデバイスによって、少なくとも一部、前記割合に基づいて、値を判定することと、を更に含み、
1つ以上の動作を実行することは、少なくとも一部、前記値に基づいて、前記1つ以上の動作を実行することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記コンピューティングデバイスによって、前記1つ以上のエンコード領域の活性エンコード領域のサイズを判定することと、
前記コンピューティングデバイスによって、少なくとも一部、前記サイズに基づいて、値を判定することと、を更に含み、
1つ以上の動作を実行することは、少なくとも一部、前記値に基づいて、前記1つ以上の動作を実行することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記コンピューティングデバイスによって、基準位置と前記1つ以上のエンコード領域の活性エンコード領域の位置との間の径方向距離を判定することと、
前記コンピューティングデバイスによって、少なくとも一部、前記径方向距離に基づいて、値を判定することと、を更に含み、
1つ以上の動作を実行することは、少なくとも一部、前記値に基づいて、前記1つ以上の動作を実行することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記コンピューティングデバイスによって、誤り検出コードを表す1つ以上のエンコードデータユニットの1つ以上の値を判定することと、
前記コンピューティングデバイスによって、前記誤り検出コードに基づいて、検査を実行して、前記誤り検出コードが有効であるか否かを判定することと、を更に含み、
1つ以上の動作を実行することは、少なくとも一部、前記誤り検出コードが有効であるか否かに基づいて、前記1つ以上の動作を実行することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記1つ以上のエンコード領域のそれぞれの活性エンコード領域は、第1の値を表し、
前記1つ以上のエンコード領域のそれぞれの不活性エンコード領域は、第2の値を表し、
前記コンピューティングデバイスによって、前記第1の値及び前記第2の値の1つ以上のインスタンスを有するビットストリングを生成することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
少なくとも1つのエンコードユニットが、前記1つ以上の記号のセットのいずれにも埋め込まれていない、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
前記1つ以上の動作は、料金を徴収すること、車両登録が有効であることを検証すること、偽造プレート判定を実行すること、又は誤り検出検査を実行することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項24】
1つ以上のコンピュータプロセッサと、
命令を含むメモリと、を備えるコンピューティングデバイスであって、前記命令は、前記1つ以上のコンピュータプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のコンピュータプロセッサに請求項1〜23のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピューティングデバイス。
【請求項25】
実行されるとコンピューティングデバイスの少なくとも1つのプロセッサに請求項1〜23のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令をエンコードした、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項26】
請求項1〜23のいずれか一項に記載の方法を実行するための手段を備える装置。
【請求項27】
コンピューティングデバイスによって、画像取込みデバイスから、記号セットの1つ以上の記号のセットを含む光学活性物品の画像を受信することであって、前記画像内に表された1つ以上の記号のセットの少なくとも1つの記号が前記記号に埋め込まれた1つ以上の活性エンコード領域のセットを含む、ことと、
少なくとも一部、前記記号を表す画像データ及び前記少なくとも1つの記号の複数の変異形を表す画像データに基づいて、前記少なくとも1つの記号の前記複数の変異形から前記少なくとも1つの記号の特定の変異形を選択することと、
前記少なくとも1つの記号の前記変異形に関連付けられた値を判定することと、
前記コンピューティングデバイスによって、少なくとも一部、前記値に基づいて、1つ以上の動作を実行することと、を含む、方法。
【請求項28】
前記記号を表す前記画像データを特徴ベクトルにパラメータ化することと、
前記特徴ベクトルを分類器に入力することと、を更に含み、
前記少なくとも1つの記号の前記特定の変異形を選択することは、少なくとも一部、前記分類器による分類に基づいて、前記特定の変異形を判定することを含む、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記特定の変異形は、それぞれ前記複数の変異形に関連付けられた複数のスコアの中の最も高いスコアを有する、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記特徴ベクトルを前記分類器に入力する前に、少なくとも一部、前記少なくとも1つの記号の前記複数の変異形を表す前記画像データに基づいて、前記分類器を訓練することを更に含む、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記複数の変異形のそれぞれの変異形は、同じ少なくとも1つの記号を表し、
前記複数の変異形のそれぞれの変異形は、活性エンコード領域の異なる配置を含む、請求項27に記載の方法。
【請求項32】
前記変異形に関連付けられた前記値は、バイナリ値、10進数値、又は文字列のうちの少なくとも1つである、請求項27に記載の方法。
【請求項33】
前記1つ以上の活性エンコード領域のセットは、閾値光強度を上回る光を反射する、請求項27に記載の方法。
【請求項34】
前記1つ以上の活性エンコード領域のセットは、閾値光強度を上回る光を反射しない、請求項27に記載の方法。
【請求項35】
前記1つ以上の活性エンコード領域のセットは、視覚的に不透明で赤外透過性のインクで前記光学活性物品の再帰反射表面上に印刷され、前記1つ以上の活性エンコード領域を除く前記少なくとも1つの記号の残部は、視覚的に不透明で赤外不透明なインクで印刷された、請求項27に記載の方法。
【請求項36】
前記1つ以上の活性エンコード領域を表す画素値の第1のセットは、画素値の第1の範囲内であり、
前記1つ以上の活性エンコード領域を除く前記少なくとも1つの記号の残部を表す画素値の第2のセットは、前記画素値の第1の範囲とは異なる画素値の第2の範囲内である、請求項27に記載の方法。
【請求項37】
前記画像は、近赤外スペクトル内の照明条件下で取込まれる、請求項27に記載の方法。
【請求項38】
1つ以上のコンピュータプロセッサと、
命令を含むメモリと、を備えるコンピューティングデバイスであって、前記命令は、前記1つ以上のコンピュータプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のコンピュータプロセッサに請求項27〜37のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピューティングデバイス。
【請求項39】
実行されるとコンピューティングデバイスの少なくとも1つのプロセッサに請求項27〜37のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令をエンコードした、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項40】
請求項27〜37のいずれか一項に記載の方法を実行するための手段を備える装置。
【請求項41】
再帰反射基材と、
前記再帰反射基材上に配置された1つ以上の記号のセットと、を備える再帰反射物品であって、前記再帰反射基材上に配置された少なくとも1つの記号は、少なくとも活性又は不活性である複数のエンコード領域を含み、前記複数のエンコード領域は、少なくとも一部、前記複数のエンコード領域のうちの1つが活性又は不活性であるかに基づく1つ以上の値を表す、再帰反射物品。
【請求項42】
再帰反射基材と、
前記再帰反射基材上に配置された1つ以上の記号のセットと、を備える再帰反射物品であって、前記再帰反射基材上に配置された少なくとも1つの記号は、複数の活性エンコード領域を含み、前記複数のエンコード領域は、前記少なくとも1つの記号を、前記少なくとも1つの記号の複数の変異形の中の前記少なくとも1つの記号の変異形として識別する、再帰反射物品。
【請求項43】
少なくとも1つの記号が、それぞれが少なくとも活性又は不活性である複数のエンコード領域を含む、複数の記号を指定する印刷仕様を受信することと、
再帰反射物品上に、前記複数のエンコード領域の少なくとも前記活性又は不活性エンコード領域に対して視覚的に不透明で赤外透過性のインクを配置することと、
前記再帰反射物品上に、前記複数のエンコード領域の前記少なくとも活性又は不活性エンコード領域の他方の領域に対して視覚的に不透明で赤外不透明なインクを配置することと、を含む、方法。
【請求項44】
少なくとも1つの記号の複数の変異形の中の前記少なくとも1つの記号の変異形を指定する印刷仕様を受信することと、
再帰反射物品上に、前記少なくとも1つの記号の前記複数の変異形の中の前記記号の前記変異形を識別する、前記記号の前記変異形の1つ以上の活性エンコード領域に、視覚的に不透明で赤外透過性のインク、又は視覚的に不透明で赤外透過性のインクのうちの少なくとも1つを配置することと、を含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本特許出願は、概して、再帰反射物品、及びそのような再帰反射物品を使用することができるシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
自動車両認識(Automatic Vehicle Recognition)(AVR)又はライセンスプレート自動認識(Automated License Plate Recognition)(ALPR)は、電子システムによる車両の検出及び認識を指すことがある。AVR又はALPRの例示的な使用法としては、例えば、自動料金徴収(例えば、電子料金徴収システム)、交通法取締り(例えば、赤信号無視検知システム、速度取締りシステム)、犯罪に関連する車両の捜査、アクセス制御システム、及び施設アクセス制御が挙げられる。今日使用されているAVRシステムは、車両に取り付けられたRFIDタグを読み取るRFID技術を使用するシステムを含むことがある。ALPRシステムは、ライセンスプレートの画像を取込むカメラを使用することがある。
【0003】
一部のAVRシステムは、RFIDを使用するが、すべての車両がRFIDタグを含み得るのではない。更に、一部のタグリーダは、無給電RFIDタグの正確な位置を特定することが困難であることがある。そのように、これらのタグリーダは、RFIDタグに含まれた情報ではなく、その感度範囲内のタグの存在又は不在のみを検出することができる。一部のRFIDタグリーダは、近距離でのみ作動し、金属の存在下では十分に機能せず、かつ/又は多数のタグ付き物体が存在するときには干渉によって妨害されることがある。
【0004】
ALPRシステムは、画像取込みデバイスを使用して、ライセンスプレートの番号又はライセンスプレートの他の視覚コンテンツなどの車両の情報を読み取る。多くの例では、情報は、ライセンスプレートに取り付けられる、印刷される、又は隣接して置かれる。ALPRシステムは、視覚的に識別可能な情報を表示するライセンスプレートを備えることが世界のほぼ全域で車両に要求されているために、多くの環境で使用することができる。しかし、車両に対するライセンスプレート情報の画像取込み及び認識は、複雑であることがある。例えば、ALPRシステムの読取り精度は、リーダによって評価される取込まれた画像の品質に依存することがある。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】本開示の技術による、光学活性物品のエンコード領域に含まれた情報をデコードするための例示的なシステム100を示すブロック図である。
【図2】本開示の1つ以上の態様による、例示的なコンピューティングデバイスを示すブロック図である。
【図3】本開示の技術による、光学活性物品上に印刷することができるエンコード領域を有する記号の概念図である。
【図4A】本開示の技術による、光学活性物品上に印刷することができるエンコード領域を含む記号の概念図である。
【図4B】本開示の技術による、光学活性物品上に印刷することができるエンコード領域を含む記号の概念図である。
【図5A】記号セットである。
【図5B】本開示の技術による、光学活性物品上に印刷することができる記号セットに基づくエンコード領域を含む記号の対応する概念図である。
【図5C】本開示の技術による、光学活性物品上に印刷することができる記号セットに基づくエンコード領域を含む記号の対応する概念図である。
【図5D】本開示の技術による、光学活性物品上に印刷することができる記号セットに基づくエンコード領域を含む記号の対応する概念図である。
【図6A】本開示の1つ以上の技術による、エンコード領域の位置に基づく対応する値を有する記号を示す概念図である。
【図6B】本開示の1つ以上の技術による、エンコード領域の位置に基づく対応する値を有する記号を示す概念図である。
【図7A】本開示の技術による、階調度エンコードを有するエンコード領域を示す。図7Aに示すように、記号700は、2つのエンコード領域702及び704を含む。
【図7B】本開示の技術による、階調度エンコードを有するエンコード領域を示す。図7Aに示すように、記号700は、2つのエンコード領域702及び704を含む。
【図7C】本開示の技術による、階調度エンコードを有するエンコード領域を示す。図7Aに示すように、記号700は、2つのエンコード領域702及び704を含む。
【図8】本開示の技術による、エンコード領域間の距離に基づく異なる値を表すエンコード領域を示す。
【図9A】本開示の技術による、エンコード領域のサイズに基づく異なる値を表すエンコード領域を示す。
【図9B】本開示の技術による、視覚的に不透明で赤外透過性の、又は視覚的に不透明で赤外不透明なインクを含む記号のパーセント値に基づくエンコード値を示す。
【図10】本開示の技術による、データをエンコードするためのエンコード領域の比率距離間隔を示す概念図である。
【図11】本開示の1つ以上の技術による、記号セット内の記号の複数の変異形に基づく記号のエンコードを示す。
【図12】本開示の技術を実行するように構成されたコンピューティングデバイスの例示的な動作を示す流れ図である。
【図13】本開示の技術を実行するように構成されたコンピューティングデバイスの例示的な動作を示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
本開示の技術は、光学活性物品上に配置された記号内にデータをエンコードすることを対象としている。例えば、光学活性物品は、ライセンスプレート上に印刷された1つ以上の記号(例えば、文字又は数字)を含むライセンスプレートとすることができる。本開示の技術は、ライセンスプレート上のそのような記号内又はその近位に埋め込まれたエンコード領域を含むことができる。エンコード領域は、値のセットがデータを表すことができるように1つ以上の値を示すことができる。データを処理するために、本開示の技術は、エンコード領域に対する値をコンピューティングデバイスによって判定することができるように、特定の照明条件下で記号の画像を取込むことを含むことができる。画像内で判定されたようなエンコード領域の様々な特性及びエンコード領域の値に基づいて、本開示の技術は、ライセンスプレート内にエンコードされたデータを判定することができる。コンピューティングデバイスは、そのようなデータを追加の処理(例えば、料金徴収、セキュリティなど)のために使用することができる。
【0007】
図1は、本開示の技術による、光学活性物品のエンコード領域に含まれた情報をデコードするための例示的なシステム100を示すブロック図である。図1に示すように、システム100は、画像取込みデバイス102を含むことができる。画像取込みデバイス102は、1つ以上の画像取込みセンサ106及び1つ以上の光源104を含むことができる。システム110はまた、ライセンスプレート108などの本開示で説明するような1つ以上の光学活性物品を含むことができる。ライセンスプレート108は、車両110に取り付ける、又は別の方法で関連付けることができる。いくつかの実施例では、画像取込みデバイス102は、1つ以上の通信リンクを使用してネットワーク102を介してコンピューティングデバイス102に通信可能に連結される。他の実施例では、本開示で説明するように、画像取込みデバイス102は、ネットワークを必要としない有線又は無線接続など、ネットワーク102を伴わない1つ以上の形態の直接通信を介してコンピューティングデバイス102に通信可能に連結することができる。
【0008】
図1に例示するにあたり、光学活性物品108は、車両110に取り付けられたライセンスプレートとして示されている。車両110は、自動車、オートバイ、航空機、船舶、軍装備品、自転車、列車、又は任意の他の輸送車両とすることができる。他の実施例では、光学活性物品108は、文書、衣服、装着型機器、建造物、固定機器、又は任意の他の物体を含むがこれらに限定されない物体に、取り付ける、含める、若しくは埋め込む、又は別の方法で一体化する若しくは関連付けることができる。いくつかの実施例では、光学活性物品108は、車両110に取り付けられた別個の物体でなく、車両110又は他の好適な物体に印刷されていてもよい。
【0009】
光学活性物品108は、ベース面に適用された、反射、非反射、及び/又は再帰反射シートを含むことができる。いくつかの実施例では、光学活性物品は、再帰反射物品とすることができる。文字、画像、及び/又は任意の他のグラフィックコンテンツが挙げられるがこれらに限定されない情報を、再帰反射シート上に印刷、形成、又は別の方法で具現化することができる。反射、非反射、及び/又は再帰反射シートは、再帰反射シートをベース面に取り付けるための機械的結合、熱結合、化学結合、又は任意の他の好適な技術を含むがこれらに限定されない、1つ以上の技術及び/又は材料を使用して、ベース面に適用することができる。ベース面は、反射、非反射、及び/又は再帰反射シートを取り付けることができる、物体(上述したような、例えば、アルミニウム板など)の任意の表面を含むことができる。インク、染料、熱転写リボン、着色剤、顔料、及び/又は接着被覆フィルムのうちのいずれか1つ以上を使用して、シート上に情報を印刷、形成、又は別の方法で具現化することができる。いくつかの実施例では、情報は、多層光学フィルム、光学活性顔料若しくは染料を含む材料、又は光学活性顔料若しくは染料から形成される、又はそれを含む。
【0010】
図1の実施例では、光学活性物品108(例えば、ライセンスプレート)は、印刷された情報126A〜126F(「情報126」)を含む。図1で、情報126のそれぞれのインスタンスは、記号セットからの記号である。記号セットは、アルファベット、数字セット、及び/又は任意の他のグリフのセットとすることができる。図1で、記号セットは、少なくとも英語のアルファベットの文字及びアラビア数字を含む。
【0011】
図1の実施例では、それぞれの記号は、1つ以上のエンコード領域128A〜128Cを含む。エンコード領域は、(1)視覚的に不透明で赤外透過性のシアン、マゼンタ、及びイエロー(cyan, magenta and yellow)(CMY)インク、又は(2)視覚的に不透明で赤外不透明なインク(例えば、カーボンブラックを含有するインク)のいずれかを用いて本開示の技術に従って選択的に印刷することができる、光学活性物品108の位置、領域、又はエリアとすることができる。いくつかの実施例では、エンコード領域は、印刷された情報のインスタンス内に埋め込まれ、そのような埋め込まれたデータユニット128Aは、印刷された情報126A(例えば、アラビア数字「2」)の境界内に含まれている。記号の境界又は周辺部は、記号を表す画素値の第1のセットと、記号の表現の周囲又は中のスペース(例えば、余白)を表す画素値の第2のセットとの間の境界面とすることができる。いくつかの実施例では、記号の境界又は周辺部は、内側境界面(例えば、「A」のグリフ内の中央の余白)及び外側境界面(例えば、[A」のグリフの周囲の余白)を含む「A」など、1つより多くの境界面を有することができる。いくつかの実施例では、エンコード領域は、「活性」又は「不活性」とすることができる。図1の実施例では、視覚的に不透明で赤外透過性のインクで印刷され、閾値光強度を上回る光を反射するエンコード領域(例えば、128A)は、活性であり、視覚的に不透明で赤外不透明なインクで印刷され、閾値光強度を上回る光を反射しないエンコード領域(例えば、128B)は、不活性である。別の実施例では、視覚的に不透明で赤外透過性のインクで印刷され、閾値光強度を上回る光を反射するエンコード領域は不活性であり、視覚的に不透明で赤外不透明なインクで印刷され、閾値光強度を上回る光を反射しないエンコード領域は、活性である。本開示の目的に関して、活性エンコード領域は、概ね、視覚的に不透明で赤外透過性のインクで印刷された領域として説明される。
【0012】
図1に示すように、エンコード領域128A及び128Cは、視覚的に不透明で赤外透過性のCMYインク(例えば、「プロセスブラック(process black)」)の組み合わせで印刷され、エンコード領域128Bは、視覚的に不透明で赤外不透明なインクで印刷されている。例示のために、視覚的に不透明で赤外透過性のCMYインクで印刷されたエンコード領域128Bは、図1でクロスハッチングとして示されているが、人間の可視光スペクトル下では、エンコード領域128Bは、情報126Aの他の非エンコード領域(例えば、単調な黒色)のように見え得る。図1で、印刷された情報126Aは、埋め込まれたデータユニット128の位置以外は、視覚的に不透明で赤外不透明な黒色インクの組み合わせで印刷することができる。
【0013】
印刷された情報126が光源104からの赤外光127に晒されると、赤外光は、活性エンコード領域128A及び128Cに対応する位置から反射して画像取込みデバイス102に戻ることになる。不活性エンコード領域128Bは視覚的に不透明で赤外不透明なインクで印刷されているために、赤外光127は、活性エンコード領域128A及び128C以外のすべての「2」の文字の境界内で吸収される。赤外光は、視覚的に不透明で赤外透過性のインクで印刷された(かつ視覚的に不透明で赤外不透明なインクで印刷されていない)光学活性物品108の活性エンコード領域128A及び128B並びに他の活性エンコード領域の位置で、光学活性物品108から反射することになる。そのようにして、画像取込みデバイス102により取込まれた赤外画像は、視覚的に不透明で赤外透過性のインクで印刷された位置の余白、間隙、又は空隙を有して図1に示すように見えることになり、視覚的に不透明で赤外不透明なインクで印刷された他の位置は、黒色に見えるか、ないしは別のかたちで、視覚的に不透明で赤外透過性のインクから視覚的に区別可能となる。
【0014】
いくつかの実施例では、活性エンコード領域128A及び128Cは、視覚的に不透明で赤外透過性のインクで印刷された場合に、第1のスペクトル範囲下で画像取込みデバイス102に対して不透明又は黒色に見え、第2のスペクトル範囲下で画像取込みデバイス102に対して透明又は白色に見える。視覚的に不透明で赤外不透明のインクで印刷された情報126Aの部分(不活性エンコード領域128Bを含む)は、第2のスペクトル範囲下で画像取込みデバイス102に対して不透明又は黒色に見え、第1のスペクトル範囲下で画像取込みデバイス102に対して不透明又は黒色に見える。いくつかの実施形態では、第1のスペクトル範囲は、約350nm〜約750nm(すなわち、可視光スペクトル)であり、第2のスペクトル範囲は、約700nm〜約1100nm(すなわち、近赤外線スペクトル)である。いくつかの実施形態では、第1のスペクトル範囲は、約700nm〜約850nmであり、第2のスペクトル範囲は、約860nm〜約1100nmである。
【0015】
いくつかの実施形態では、活性エンコード領域128A及び128Cは、第1の照明条件下で取込みデバイス102に対して不透明又は黒色に見え、第2の照明条件下で取込みデバイス102に対して透明又は白色に見え、不活性エンコード領域128Bは、第2の照明条件下及び第1の照明条件下で取込みデバイス102に対して不透明又は黒色に見える。いくつかの実施形態では、第1の照明条件は、周囲可視条件(すなわち、拡散可視光)であり、第2の照明条件は、可視的再帰反射条件(すなわち、同軸可視光)である。いくつかの実施形態では、光源の位置は第1の及び第2の照明条件において異なっている。
【0016】
いくつかの実施例では、好適な印刷技術としては、スクリーン印刷、フレキソ印刷、熱物質転写印刷、並びに、例えばレーザー印刷及びインクジェット印刷などのデジタル印刷が挙げられる。デジタル印刷を使用する1つの利点は、新しいスクリーン又はフレキソ印刷用スリーブを製造する必要なしに、顧客の要求を満たすように情報を容易にかつ素早くカスタマイズ/変更することができることである。
【0017】
いくつかの実施例では、記号のエンコード領域部分及び非エンコード領域部分の印刷は、それらが完全に重なり合うように、位置合わせして行われる。いくつかの実施形態では、活性エンコード領域が、再帰反射基材上に最初に印刷され、その後、記号の非エンコード領域部分が印刷される、又はその逆である。いくつかの実施例では、人間が読み取れる情報及び/又は機械可読情報は、同時係属の米国特許出願第61/969889号(代理人整理番号75057US002)に記載された材料を使用して印刷され、この特許出願の開示内容は、その全体が参照により本明細書に組み込まれるが、他の好適な材料もまた使用することができる。
【0018】
いくつかの実施形態では、エンコード領域は、赤外反射、赤外散乱、及び赤外吸収材料のうちの少なくとも1つを含む。これらの材料の使用により、赤外スペクトルにおけるコントラストを生成し、したがって、そのような条件下で見たときに「暗く」見える。使用することができる例示的な材料としては、米国特許第8,865,293号(Smithsonら)に記載されている材料が挙げられ、この特許の開示内容は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0019】
図1に示すように、システム100は、画像取込みデバイス102を含む。画像取込みデバイス102は、画像取込みセンサ106により感知された光又は電磁放射を、画素のセットを含むデジタル画像又はビットマップなどの情報に変換することができる。それぞれの画素は、光若しくは電磁放射の強度及び/又は色を表すクロミナンス成分及び/又は輝度成分を有することができる。いくつかの実施例では、1つ以上のエンコード領域の1つ以上の活性エンコード領域を表す画素値の第1のセットは、画素値の第1の範囲内であり、1つ以上の活性エンコード領域を除く少なくとも1つの記号の残部を表す画素値の第2のセットは、画素値の第1の範囲とは異なる画素値の第2の範囲内である。いくつかの実施例では、画像は、第1の画像であり、光学活性物品の第1の画像は、近赤外スペクトル内の第1のスペクトル範囲で取込まれ、光学活性物品の第2の画像は、可視スペクトル内の第2のスペクトル範囲で取込まれ、第2の画像内の少なくとも1つの記号を表す画素値の第3のセットは、画素値の第2の範囲内であり、少なくとも1つの記号を表す画素値の第3のセットの第1の割合は、少なくとも1つの記号を表す画素値の第2のセットの第2の割合より大きい。
【0020】
画像取込みデバイス102は、1つ以上の画像取込みセンサ106及び1つ以上の光源104を含むことができる。いくつかの実施例では、画像取込みデバイス102は、図1に示すような単一の集積デバイス内に画像取込みセンサ106及び光源104を含むことができる。他の実施例では、画像取込みセンサ106又は光源104は、画像取込みデバイス102から分離する、又は別の方法で一体化されないようにすることができる。画像取込みセンサ106の例としては、半導体電荷結合デバイス(charge-coupled devices)(CCD)、又は相補型金属酸化物半導体(complementary metal-oxide-semiconductor)(CMOS)若しくはN型金属酸化物半導体(N-type metal-oxide-semiconductor)(NMOS、ライブMOS)技術のアクティブ画素センサを挙げることができる。デジタルセンサとしては、平面パネル検出器が挙げられる。この実施例では、画像取込みデバイス102は、2つの異なる波長スペクトルの光を検出するための、少なくとも2つの異なるセンサを含む。いくつかの実施形態では、第1の画像取込み及び第2の画像取込みセンサは、第1及び第2の波長を実質的に同時に検出する。「実質的に同時に」は、ほんのいくつかの例を挙げれば、互いの10ミリ秒以内、互いの50ミリ秒以内、又は互いの100ミリ秒以内に第1及び第2の波長を検出することを指す場合がある。
【0021】
いくつかの実施例では、1つ以上の光源104は、第1の放射線源及び第2の放射線源を含む。いくつかの実施形態においては、第1の放射線源は、可視スペクトルにおける放射線を放出し、第2の放射線源は、近赤外スペクトルにおける放射線を放出する。他の実施形態においては、第1の放射線源及び第2の放射線源は、近赤外スペクトルにおける放射線を放出する。図1に示すように、1つ以上の光源104は、近赤外スペクトルにおける放射線(例えば、赤外光127)を放出することができる。
【0022】
いくつかの実施例では、画像取込みデバイス102は、第1のレンズ及び第2のレンズを含む。いくつかの実施例では、画像取込みデバイス102は、1秒当たり50フレーム(frames per second)(fps)でフレームを取込む。他の例示的なフレーム取込みレートは、60、30、及び25fpsを含む。フレーム取込みレートは、用途に依存し、例えば、100又は200fpsなど、相異なるレートが使用可能であることは、当業者には明白であるはずである。所要のフレームレートに影響をもたらす要因は、例として、用途(例えば、パーキングであるか料金徴収であるか)、垂直視野(例えば、より低いフレームレートは、より大きい視野に使用され得るが、焦点深度が問題になる可能性がある)、及び車両速度(より速い交通には、より高いフレームレートが必要である)である。
【0023】
いくつかの実施例では、画像取込みデバイス102は、少なくとも2つのチャネルを含む。チャネルは、光学チャネルとすることができる。2つの光学チャネルは、1つのレンズを通って単一のセンサに至ることができる。いくつかの実施例では、画像取込みデバイス102は、チャネルごとに少なくとも1つのセンサ、1つのレンズ、及び1つの帯域通過フィルタを含む。帯域通過フィルタは、単一のセンサによって受け取られることになる複数の近赤外波長の透過を可能にする。少なくとも2つのチャネルは、以下のうちの1つにより区別することができる:(a)帯域幅(例えば、狭帯域又は広帯域、ここで狭帯域照明は、可視から近赤外までの任意の波長とすることができる)、(b)異なる波長(例えば、異なる波長での狭帯域処理を使用して、他の特徴(例えば、他の物体、太陽光、ヘッドライト)を抑制しながら、例えば、ライセンスプレート及びその書かれた文字(ライセンスプレート識別子)などの対象の特徴を強調することができる)、(c)波長領域(例えば、カラー又はモノクロセンサのいずれかと共に使用される可視スペクトルの広帯域の光)、(d)センサの種類又は特性、(e)タイム露出、及び(f)光学構成要素(例えば、レンズ)。
【0024】
図1の実施例では、画像取込みデバイス102は、固定とする、又は別の方法で固定位置に取り付けることができ、光学活性物品108の位置は、固定でなくてもよい。画像取込みデバイス102は、車両110が画像取込みデバイス102に接近する又はこれを通過する際に、光学活性物品108の1つ以上の画像を取込むことができる。しかし、他の実施例では、画像取込みデバイス102は、固定でなくてもよい。例えば、画像取込みデバイス102は、別の車両又は移動している物体内とすることができる。いくつかの実施例では、画像取込みデバイス102は、光学活性物品108に対する画像取込みデバイス102の位置を変化させる、人間の操作者又はロボットデバイスにより保持することができる。
【0025】
図1の実施例では、画像取込みデバイス102は、1つ以上の通信リンク130A及び130Bによりコンピューティングデバイス112に通信可能に連結することができる。画像取込みデバイス102は、光学活性物品108の画像をコンピューティングデバイス116に送信することができる。通信リンク130A及び130Bは、有線又は無線接続を表す場合がある。例えば、通信リンク130A及び130Bは、WiFiプロトコルを使用する無線イーサネット接続とすることができる、かつ/又はカテゴリー5又はカテゴリー6のケーブルを使用する有線イーサネット接続とすることができる。任意の好適な通信リンクが可能である。いくつかの実施例では、画像取込みデバイス102は、ネットワーク114によりコンピューティングデバイス116に通信可能に連結される。ネットワーク114は、パケット及び/又はフレームベースのデータの転送を提供するルータ、スイッチ、ハブ、及び相互連結通信リンクを含むがこれらに限定されない、任意の数の1つ以上のネットワーク接続されたデバイスを表す場合がある。例えば、ネットワーク114は、インターネット、サービスプロバイダのネットワーク、顧客のネットワーク、又は任意の他の好適なネットワークを表す場合がある。他の実施例では、画像取込みデバイス102は、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus)(USB)リンクなどの直接接続によりコンピューティングデバイス116に通信可能に連結される。
【0026】
コンピューティングデバイス116は、画像取込みデバイス102と情報を送受信することができる1つ以上のデスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、メインフレーム、サーバ、クラウドコンピューティングシステムなどの、画像取込みデバイス102から遠隔とすることができる、任意の好適なコンピューティングシステムを表す。いくつかの実施例では、コンピューティングデバイス116は、本開示の技術を実装する。例えば、本開示の技術は、埋め込まれたデータを含む光学活性物品を生成し、その後、そのような光学活性物品を読み取って埋め込まれたデータに基づく動作を実行することを提供する。例えば、自動車管理機関(motor vehicle government organization)は、本開示の技術による物品内にエンコードされたデータを有する光学活性物品として、光学的にライセンスプレートを生成することができる。そのようなライセンスプレートは、車両に取り付けて、その後、車両が幹線道路上を走行している間に、画像取込みデバイス102によって読み取ることができる。本開示の技術を使用して、コンピューティングデバイス116は、光学活性物品に埋め込まれたデータを判定して、ほんのいくつかの例を挙げると、料金を徴収すること、偽造プレート判定を実行することなどの、1つ以上の動作を実行することができる。
【0027】
図1の実施例では、光学活性物品108は、最初にエンコード領域128A〜128C及び図1に示す他のエンコード領域を含む情報126A〜126Fのインスタンスを有して生成することができる。製造又は印刷プロセスでは、再帰反射シートがアルミニウム板に適用され、情報126A〜127のそれぞれのインスタンスが、人間の操作者により提供する、又は機械により生成することができる印刷仕様に基づいて印刷される。印刷仕様は、視覚的に不透明で赤外不透明なインク、又は視覚的に不透明で赤外透過性のインクで印刷される1つ以上の位置を指定することができる、すなわち、印刷仕様は、1つ以上の活性及び不活性エンコード領域を指定することができる。例えば、印刷仕様は、記号セットからの1つ以上の記号を指定することができ、特定の記号は、1つ以上のエンコード領域を含む。印刷仕様は、記号に埋め込まれたどのエンコード領域が視覚的に不透明で赤外不透明なインクで印刷される(例えば、不活性である)か、及び記号に埋め込まれたどの他のエンコード領域が視覚的に不透明で赤外透過性のインクで印刷される(例えば、活性である)かを示すことができる。
【0028】
上述したように、印刷仕様は、人間の操作者により、又は機械により生成することができる。例えば、視覚的に不透明で赤外不透明なインク及び視覚的に不透明で赤外透過性のインクを印刷するプリンタは、人間の操作者が光学活性物品に関する印刷仕様を入力、指定、又は別の方法で提供する、ユーザインターフェイスを含む、かつ/又はユーザインターフェイスを提供するコンピューティングデバイス(図示せず)に通信可能に連結することができる。例えば、人間の操作者は、図1に示すような情報126A〜126Fのインスタンスとして印刷される1つ以上の記号を指定することができる。それぞれの記号は、1つ以上のエンコード領域を含むことができる。エンコード領域は、特定の記号に特有の固定された既定位置に配置することができる。固定された既定位置は、例えば、エンコード領域が視覚的に不透明で赤外不透明なインク及び視覚的に不透明で赤外透過性のインクで特定の位置に印刷されているか否かをコンピューティングデバイス116が判定することができるように、コンピューティングデバイス116に既知とすることができる。エンコード領域は、2つ以上の異なる状態を表すことができる。例えば、視覚的に不透明で赤外不透明なインクで印刷された不活性エンコード領域は、「1」を表すことができ、視覚的に不透明で赤外透過性のインクで印刷された活性エンコード領域は、「0」を表すことができる。そのようにして、図1の実施例では、情報126Aのインスタンスなどの情報のそれぞれのインスタンスは、2個の異なる可能な値を表すことができる。
【0029】
いくつかの例では、人間の操作者は、記号のセット内に特定の値のエンコードを含めることができる。例えば、人間の操作者は、記号のセット内にビットストリングのエンコードを含めることができ、記号のセットは、ライセンスプレートの文字列を表し、ビットストリングは、ライセンスプレートの文字列に埋め込まれたデータである。図1のビットストリング、010101010001010110は、以下のように表すことができ、視覚的に不透明で赤外不透明なインクで印刷された不活性エンコード領域は、「1」を表すことができ、視覚的に不透明で赤外透過性のインクで印刷された活性エンコード領域は、「0」を表すことができる。
2 5 0 R Z A
010 101 010 001 010 110
【0030】
いくつかの実施例では、ビットストリングは、複数のフィールドに細分することができる。例えば、「250」に対応する上位の9ビット(010101010)は、車両型式を表すことができ、下位9ビット(001010110)は、ライセンスプレートに対する発行状態及び年を表すことができる。いくつかの実施例では、印刷仕様を指定するとき、人間の操作者は、ユーザインターフェイスにビットストリング010101010001010110を、及びユーザインターフェイスにユーザによって選択された対応する記号を提示することができる。別の実施例では、ユーザは、文字セットから、コンピューティングデバイスによってビットストリング010101010001010110に翻訳される1つ以上の文字又は文字列を指定することができる。例えば、データのセット{車両型式、免許証発行状態、免許証発行年}は、ビットストリング010101010001010110に翻訳され、ビットストリングは、記号内にエンコード領域をエンコードするために使用される。更に他の実施例(図11及び13に更に説明する)では、人間の操作者は、同じ記号の、エンコード領域の異なるエンコードを有する、複数の変異形を含む記号セットから異なる記号変異形を指定することができる。例えば、記号セットは、以下の値:{R:000}、{R:001}...{R:111}を有する、Rの文字の複数の変異形を含むことができる。記号の特定のセット内にビットストリングをエンコードするために、人間の操作者は、
【数1】
に対応する記号変異形のセットを指定することができ、例えば、{R:001}は、下線を引いたビット位置に対応する。いくつかの実施例では、ユーザは、文字セットから、文字セットからの1つ以上の文字又は文字列に対するビットストリングを表すようにエンコードされるエンコード領域を含む記号変異形のセットに翻訳される、1つ以上の文字又は文字列を指定することができる。例えば、データのセット{車両型式、免許証発行状態、免許証発行年}は、ビットストリング{2、5、0、R、Z、A}に翻訳される。
【0031】
上述した技術又は他の好適な技術の任意のものを使用して、人間の操作者は、プリンタに図1に示すような活性及び不活性エンコード領域を有する光学活性物品108を印刷させる印刷仕様を提供することができる。上述した技術のいずれかはまた、印刷仕様に対するユーザ入力の複数のインスタンスに対して自動的に実行することができる。例えば、上述した技術のいずれかは、ユーザ入力の複数のインスタンスを含む情報のリスト、グループ、又はスプレッドシートと共に使用することができ、それらは、バッチとして処理して、ユーザ入力のそれぞれの対応するインスタンスに対するそれぞれの印刷仕様を提供することができる(例えば、ユーザ入力値のスプレッドシートは、ユーザ入力のそれぞれのインスタンスに対する別個の光学活性物品をプリンタに印刷させるコンピューティングデバイスに入力される)。
【0032】
図1の実施例では、コンピューティングデバイス116は、光学式文字認識構成要素118(又は「OCRモジュール」118)、デコード構成要素123、サービス構成要素122、及びユーザインターフェイス(user interface)(UI)構成要素124を含む。構成要素118、120、122、及び124は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらのハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェア(コンピューティングデバイス116及び/若しくは1つ以上の他の遠隔のコンピューティングデバイスに常駐して稼働している)の組み合わせを使用して、本明細書で説明する動作を実行することができる。いくつかの実施例では、構成要素118、120、122は、ハードウェア、ソフトウェア、並びに/又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実装することができる。コンピューティングデバイス116は、構成要素118、120、122を1つ以上のプロセッサで動作させることができる。コンピューティングデバイス116は、基礎をなすハードウェア上で動作するバーチャルマシンとして、又はバーチャルマシン内で構成要素118、120、122のいずれかを動作させることができる。構成要素118、120、122は、様々な方法で実装することができる。例えば、構成要素118、120、122のいずれかは、ダウンロード可能な若しくはプリインストールされているアプリケーション又は「アプリ」として実装することができる。別の実施例では、構成要素118、120、122のいずれかは、コンピューティングデバイス116のオペレーティングシステムの一部として実装することができる。
【0033】
図1の実施例では、車両110は、車道を走行して、画像取込みデバイス102に接近することがある。画像取込みデバイス102は、光源104に赤外光127を車両110の方向に投射させることができる。光源104が赤外光127を投射するのと実質的に同時に、画像取込みデバイス106は、画像109などの光学活性物品108の1つ以上の画像を取込むことができる。実質的に同時は、同時、又は10ミリ秒、50ミリ秒、若しくは100ミリ秒以内とすることができる。画像109は、視覚的に不透明で赤外不透明なインクが黒色画素として見え、視覚的に不透明で赤外透過性のインクが白色画素として見えるビットマップとすることができる。結果として得られる画像109は、ビットマップとして記憶することができ、画像取込みデバイス102は、このビットマップをネットワーク114を介してコンピューティングデバイス116に送信する。
【0034】
OCR構成要素118は、最初に、情報126A〜126Fのインスタンスとして記号を表す画像109を表すビットマップを受信する。図1に示すように、画像109は、記号に埋め込まれた1つ以上のエンコード領域128A〜128Cのセットを含む、少なくとも1つの記号(例えば、「2」)を含む。画像109を受信したことに応じて、OCR構成要素118は、情報126Aのインスタンスを含む画像領域129に光学式文字認識を実行する。OCR構成要素118が光学式文字認識を実行したことに基づいて、OCR構成要素118は、画像109の画像領域129が少なくとも1つの記号「2」を表すことを判定する。OCR構成要素118は、マトリックスマッチング及び特徴マッチングを含むがこれらに限定されない、任意の1つ以上のOCR技術を実装することができる。マトリックスマッチングは、そのうちの1つが記号「2」に対応する1つ以上の記憶されたグリフのセットに対する画像領域129の1つ以上の部分の、画素ごとの比較を実行することができる。特徴マッチングは、情報126Aのインスタンスの様々な特徴(例えば、線、ループ、線方向、交差など)を分解し、この特徴は、記号「2」を識別するための対応する記号のセットのグリフ特徴と比較される。
【0035】
図1の実施例では、デコード構成要素120は、OCR構成要素118から記号「2」を示すデータを受信することができる。いくつかの実施例では、OCR構成要素118は、記号のセット、及び特定の画像領域に対する情報のインスタンスが特定の記号であるという対応する可能性を示す対応する信頼値(例えば、{{「2」:85%の信頼度}、{「Z」:15%の信頼度}})を送信することができる。デコード構成要素120は、記号「2」を示すデータを受信し、検索を実行して、画像109内に含まれた記号「2」内のエンコード領域の位置を指定する位置データを取得する。例えば、コンピューティングデバイス116は、エンコード領域を含む記号セット内のそれぞれの記号に対する位置データを含むことができる。位置データは、記号内のどこにエンコード領域が配置されるかを指定する座標を含むことができる。いくつかの実施例では、位置データは、記号内のどこにそれぞれのエンコード領域が配置されるかを示すマーカ、インジケータ、又は他のデータを有する記号の画像を含むことができる。この方法で、デコード構成要素120が情報126Aのインスタンスが記号「2」を表すことを判定したため、デコード構成要素120は、記号「2」内のエンコード領域128A〜128Cの位置を識別することができる。「Z」に対するエンコード領域の位置は、記号「2」のエンコード領域に対する位置とは異なる位置とすることができる。
【0036】
デコード構成要素120は、位置データを使用して、画像領域129により表された記号「2」内のエンコード領域128A、128B、及び128Cの位置を判定する。デコード構成要素120は、光(例えば、図1の赤外光)が1つ以上のエンコード領域128A〜128Cに対応する光学活性物品108の特定の位置から反射されたか否かに基づいて、1つ以上のエンコード領域128A〜128Cのそれぞれの対応する値を判定する。例えば、デコード構成要素120は、活性エンコード領域128A及び128Cが白色であり(例えば、赤外光を反射する)、不活性エンコード領域128Bが黒色である(例えば、赤外光を吸収した)ことを判定する。デコード構成要素120は、白色である活性エンコード領域128A及び128Cに「0」の値を、黒色である不活性エンコード領域128Bに「1」を割り当てることができる。したがって、デコード構成要素120は、エンコード領域128A〜128Cの値によってビットストリング010が表されていることを判定することができる。デコード構成要素120は、「2」の記号に関して上述したようなこのプロセスを情報126B〜126Fの他のインスタンスのそれぞれに対して順次実行するか、並列で実行するかのいずれかで、ビットストリング010101010001010110を生成することができる。
【0037】
サービス構成要素122は、デコード構成要素120からビットストリング010101010001010110を受信することができる。サービス構成要素122は、1つ以上の動作を実行することにより、任意の数のサービスを提供することができる。例えば、サービス構成要素122は、料金徴収サービス、車両登録検証サービス、セキュリティサービス、又は任意の他の好適なサービスを提供することができる。料金徴収サービスは、車両を識別して、車両の所有者の決済口座から料金を徴収することができる。例えば、サービス構成要素122によって受信したビットストリングは、料金を徴収するためにビットストリングによって使用可能な情報を含むことができる。車両登録検証サービスは、登録データベースにアクセスすることにより、ビットストリングに基づいて車両登録が使用されているものであることを検証することができる。セキュリティサービスは、ビットストリング又はビットストリングの欠如に基づいて、車両に関連付けられた特定のライセンスプレートが偽造であるか否かを判定することができる。任意の他の好適なサービスもまた、サービス構成要素122によって提供することができる。図1の実施例では、サービス構成要素122は、エンコード領域内にエンコードされたビットストリング010101010001010110に基づいて、車両に関連付けられたライセンスプレートが偽造であるか否かを判定することができる。サービス構成要素122は、データをライセンスプレートが偽造であるか否かを示すUI構成要素124に送信することができる。
【0038】
コンピューティングデバイス100はまた、UI構成要素106を含んでもよい。コンピューティングデバイス102のUI構成要素106は、タッチスクリーン、キーボード、マウス、カメラ、センサ、又は任意の他の入力デバイスなどの入力デバイスからのユーザ入力の通知を受信することができる。UI構成要素106は、他の構成要素が動作を実行することができるように、他のモジュール及び/又は構成要素への出力として、ユーザ入力の通知を送信することができる。UI構成要素106は、入力デバイスにより検出された入力を処理して他の構成要素及びモジュールに送信し、1つ以上の出力デバイスで提示され得る他の構成要素及びモジュールからの出力を生成する、コンピューティングデバイス116の様々な構成要素及びモジュール間の媒介として機能することができる。例えば、UI構成要素106は、表示用の1つ以上のユーザインターフェイスを生成することができる。ユーザインターフェイスは、サービス構成要素112の1つ以上によって提供されるサービスに対応することができる。例えば、車両110用のライセンスプレートが失効していた場合、UI構成要素106は、グラフィカルユーザインターフェイス内の表示として出力される警告を生成することができる。UI構成要素106は、いくつかの実施例では、1つ以上の他のコンピューティングデバイスに送信される1つ以上の警告、通報、又は他の通信を生成することができる。そのような警告としては、電子メール、テキストメッセージ、リスト、通話、又は任意の他の好適な通信を挙げることができるがこれらに限定されない。
【0039】
上述したように、サービス構成要素122は、様々なエンコード領域内にエンコードすることができる様々なデータを処理することができる。例示的なデータとしては、状態又は管轄情報を挙げることができる。状態又は管轄データは、光学活性物品内に直接エンコードして、他の状態認識技術を確認するために使用する、又はそれ自体で利用することができる。加えて、発行が増大している多数の個別仕様のプレート画像が存在し、それらは、それぞれがプレートを一意に識別するために使用される固有のエンコードブロックを有することができる。これらは、最初に、それぞれの状態内で、又は「絶滅の危機にある生息地」などのカテゴリーによりグループ分けすることができる。この情報は、管轄判定を行うのに利用することができるが、またプレートの文字のOCRのために特定のフォントを選択するのに役立てるために使用することもできる、又はプレート内の文字のより堅固なデコードを生成するのに役立てるために利用することができる。
【0040】
光学活性物品に埋め込むことができる他のデータとしては、ほんのいくつかの例を挙げれば、車両種類又は分類、登録情報、登録月、例えば、駐車場又は入場制限された場所へのアクセス制御、電子車両登録(Electronic Vehicle Registration)(EVR)型データ構造、特別プレート名称(例えば、障がい者)を挙げることができる。本開示の技術は、車両識別番号(Vehicle Identification Number)(VIN)又は他の特定の識別マークなどのデータをエンコードすることができる。エンコードすることができる他のデータとしては、発行日、印刷場所、印刷者、インク種類、他の管理及び来歴情報が挙げられるが、これらに限定されない。エンコードされたデータはまた、仮プレート、短期権限、又は宣伝用プレート用の特別なコーディングを含むことができる。このエンコードされたデータは、発行されて文字内にコード化された期間のみ有効である、又はなんらかの理由で特定の手順に対する順守若しくは遵守を促進するのに役立つように特定の時間の後で再発行を必要とし得る、車両用の資格証明のように、ライセンスプレート又は他の光学活性物品を扱うことを可能にすることができる。
【0041】
図2は、本開示の1つ以上の態様による、例示的なコンピューティングデバイスを示すブロック図である。図2は、図1に示すようなコンピューティングデバイス116の特定の一実施例のみを示す。コンピューティングデバイス116の多くの他の実施例は、他の例において使用することができ、例示的なコンピューティングデバイス116に含まれた構成要素のサブセットを含むことができる、又は図2の例示的なコンピューティングデバイス116に示されていない追加の構成要素を含むことができる。いくつかの実施例では、コンピューティングデバイス116は、アプリケーション228に含まれた機能のセット、サブセット、又はスーパーセットを稼働することができる、サーバ、タブレットコンピューティングデバイス、スマートフォン、手首若しくは頭部装着型コンピューティングデバイス、ラップトップ、デスクトップコンピューティングデバイス、又は任意の他のコンピューティングデバイスとすることができる。
【0042】
図2の実施例に示すように、コンピューティングデバイス116は、ユーザスペース202、カーネルスペース204、及びハードウェア206に論理的に分割することができる。ハードウェア206は、ユーザスペース202及びカーネルスペース204内で稼働する構成要素用の動作環境を提供する、1つ以上のハードウェア構成要素を含むことができる。ユーザスペース202及びカーネルスペース204は、メモリの異なる区域又は区分を表すことができ、カーネルスペース204は、ユーザスペース202より、処理及びスレッドに対して高い権限を提供する。例えば、カーネルスペース204は、ユーザスペース202内で稼働する構成要素より高い権限を有して動作するオペレーティングシステム220を含むことができる。
【0043】
図2に示すように、ハードウェア206は、1つ以上のプロセッサ208、入力構成要素210、記憶デバイス212、通信ユニット214、及び出力構成要素216を含む。プロセッサ208、入力構成要素210、記憶デバイス212、通信ユニット214、及び出力構成要素216はそれぞれ、1つ以上の通信チャネル218により相互連結することができる。通信チャネル218は、構成要素間通信用に構成要素208、210、212、214、及び216のそれぞれを相互連結することができる(物理的に、通信可能に、及び/又は動作可能に)。いくつかの実施例では、通信チャネル218は、ハードウェアバス、ネットワーク接続、1つ以上のプロセス間通信データ構造、又はハードウェア及び/若しくはソフトウェア間でデータを通信するための任意の他の構成要素を含むことができる。
【0044】
1つ以上のプロセッサ208は、コンピューティングデバイス116内の機能を実装する及び/又は命令を実行することができる。例えば、コンピューティングデバイス116上のプロセッサ208は、カーネルスペース204及びユーザスペース202に含まれた構成要素の機能を提供する、記憶デバイス212により記憶された命令を受信して実行することができる。プロセッサ208により実行されるこれらの命令は、コンピューティングデバイス116にプログラム実行中に記憶デバイス212内で情報を記憶及び/又は修正させることができる。プロセッサ208は、カーネルスペース204及びユーザスペース202内の構成要素の命令を実行して、本開示の技術による1つ以上の動作を実行することができる。すなわち、ユーザスペース202及びカーネルスペース204に含まれた構成要素は、本明細書で説明する様々な機能を実行するようにプロセッサ208によって動作可能とすることができる。
【0045】
コンピューティングデバイス116の1つ以上の入力構成要素242は、入力を受け入れることができる。入力の例としては、ほんのいくつかの例を挙げれば、触知入力、オーディオ入力、運動入力、及び光入力がある。一実施例では、コンピューティングデバイス116の入力構成要素242は、マウス、キーボード、音声応答システム、ビデオカメラ、ボタン、制御パッド、マイクロフォン、又は人間若しくは機械からの入力を検出するための任意の他の種類のデバイスを含む。いくつかの実施例では、入力構成要素242は、存在感知入力構成要素とすることができ、存在感知入力構成要素としては、存在感知スクリーン、タッチ感知スクリーンなどを挙げることができる。
【0046】
コンピューティングデバイス116の1つ以上の出力構成要素216は、出力を生成することができる。出力の例としては、触知出力、オーディオ出力、及びビデオ出力がある。いくつかの実施例では、コンピューティングデバイス116の出力構成要素216は、存在感知スクリーン、サウンドカード、ビデオグラフィックアダプタカード、スピーカ、陰極線管(cathode ray tube)(CRT)モニタ、液晶ディスプレイ(liquid crystal display)(LCD)、又は人間若しくは機械への出力を生成するための任意の他の種類のデバイスを含む。出力構成要素としては、陰極管(CRT)モニタ、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(Light-Emitting Diode)(LED)、又は触知出力、オーディオ出力、及び/若しくは視覚出力を生成するための任意の他の種類のデバイスなどの、ディスプレイ構成要素を挙げることができる。出力構成要素216は、いくつかの実施例では、コンピューティングデバイス116と一体化することができる。他の実施例では、出力構成要素216は、コンピューティングデバイス116に対して物理的に外部にあり、かつ別個であってもよいが、有線又は無線通信を介してコンピューティングデバイス116に動作可能に連結することができる。出力構成要素は、コンピューティングデバイス116の外側パッケージング内に配置されてそれに物理的に接続された、コンピューティングデバイス116の組込構成要素(例えば、携帯電話上のスクリーン)とすることができる。別の実施例では、存在感知ディスプレイ202は、コンピューティングデバイス116のパッケージングの外側に配置されて物理的に分離したコンピューティングデバイス116の外部構成要素(例えば、タブレットコンピュータと有線及び/又は無線データ経路を共有するモニタ、プロジェクタなど)とすることができる。
【0047】
コンピューティングデバイス116の1つ以上の通信ユニット214は、データを送信及び/又は受信することにより、外部デバイスと通信することができる。例えば、コンピューティングデバイス116は、通信ユニット214を使用して、セルラー無線ネットワークなどの無線ネットワーク上で無線信号を送信及び/又は受信することができる。いくつかの実施例では、通信ユニット214は、全地球測位システム(Global Positioning System)(GPS)ネットワークなどの衛星ネットワーク上で衛星信号を送信及び/又は受信することができる。通信ユニット214の例としては、ネットワークインターフェイスカード(例えば、イーサネットカードなどの)、光送受信機、無線周波数送受信機、GPS受信機、又は情報を送信及び/若しくは受信することができる任意の他の種類のデバイスが挙げられる。通信ユニット214の他の例としては、モバイルデバイスに見られるBluetooth(登録商標)、GPS、3G、4G、及びWi−Fi(登録商標)無線通信、並びにユニバーサルシリアルバス(USB)コントローラなどを挙げることができる。
【0048】
コンピューティングデバイス116内の1つ以上の記憶デバイス212は、コンピューティングデバイス116の動作中に処理するための情報を記憶することができる。いくつかの実施例では、記憶デバイス212は、一時メモリであり、それは、記憶デバイス212の主要目的が長期記憶でないことを意味する。コンピューティングデバイス116上の記憶デバイス212は、情報の短期記憶用に揮発性メモリとして構成することができ、したがって、動作を停止された場合に記憶された内容を保持しない。揮発性メモリの例としては、ランダムアクセスメモリ(random access memories)(RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic random access memories)(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(static random access memories)(SRAM)、及び当該技術分野で既知の他の形態の揮発性メモリが挙げられる。
【0049】
いくつかの実施例では、記憶デバイス212はまた、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を含む。記憶デバイス212は、揮発性メモリより大量の情報を記憶するように構成することができる。記憶デバイス212は、不揮発性メモリスペースとして情報の長期記憶用に更に構成して、アクティブ化/オフサイクルの後で情報を保持することができる。不揮発性メモリの例としては、磁気ハードディスク、光ディスク、フロッピィディスク、フラッシュメモリ、又は電気的プログラマブルメモリ(electrically programmable memories)(EPROM)若しくは電気的消去可能及びプログラマブルメモリ(electrically erasable and programmable memories)(EEPROM)の形態が挙げられる。記憶デバイス212は、ユーザスペース202及び/又はカーネルスペース204に含まれた構成要素に関連付けられたプログラム命令及び/又はデータを記憶することができる。
【0050】
図2に示すように、アプリケーション228は、コンピューティングデバイス116のユーザスペース202で稼働する。アプリケーション228は、プレゼンテーション層222、アプリケーション層224、及びデータ層226に論理的に分割することができる。プレゼンテーション層222は、アプリケーション228のユーザインターフェイスを生成して描写するユーザインターフェイス(UI)構成要素228を含むことができる。アプリケーション228は、UI構成要素124、OCR構成要素118、デコード構成要素120、及び1つ以上のサービス構成要素122を含むことができるが、これらに限定されない。例えば、アプリケーション層224は、OCR構成要素118、サービス構成要素122、及びデコード構成要素120を含むことができる。プレゼンテーション層222は、UI構成要素124を含むことができる。
【0051】
データ層226は、1つ以上のデータストアを含んでもよい。データストアは、構造形態又は非構造形態でデータを記憶することができる。例示的なデータストアは、リレーショナルデータベース管理システム、オンライン解析処理データベース、テーブル、又はデータを記憶するための任意の他の好適な構造のうちのいずれか1つ以上であってよい。OCRデータストア230は、記憶されたグリフなどの画素ごとの比較を実行するためのマトリックスマッチングデータを含むことができる。OCRデータストア230は、対応する記号のセットのグリフ特徴などの特徴識別を実行するための特徴マッチングデータを含むことができる。デコードデータ234は、光学活性物品上に印刷される記号内のエンコード領域の位置を指定する位置データを含むことができる。デコードデータ234は、記号内のどこにエンコード領域が配置されるかを指定する座標などの位置データを含むことができる。図1で説明したように、位置データは、記号内のどこにそれぞれのエンコード領域が配置されるかを示すマーカ、インジケータ、又は他のデータを有する記号の画像を含むことができる。サービスデータ232は、サービス構成要素122のサービスを提供するための、かつ/又はそれを提供することの結果として得られる、任意のデータを含むことができる。例えば、サービスデータは、車両登録情報、セキュリティ情報(例えば、周期的冗長コード又は検査)、ユーザ情報、又は任意の他の情報を含むことができる。画像データ232は、1つ以上の画像取込みデバイスから受信した1つ以上の画像を含むことができる。いくつかの実施例では、画像は、ビットマップ、Joint Photographic Experts Group画像(JPEG)、Portable Network Graphics画像(PNG)、又は任意の他の好適なグラフィックファイル形式である。
【0052】
図2の実施例では、通信ユニット214のうちの1つ以上は、画像取込みデバイスから、文字セットの1つ以上の記号のセットを含む光学活性物品の画像を受信することができる。いくつかの実施例では、UI構成要素124、又はアプリケーション層224のいずれか1つ以上の構成要素は、光学活性物品の画像を受信して、その画像を画像データ232に記憶することができる。画像内に表される1つ以上の記号のセットのうちの少なくとも1つの記号は、記号に埋め込まれた1つ以上のエンコード領域のセットを含む。
【0053】
画像を受信したことに応じて、OCR構成要素118は、画像の特定の画像領域が少なくとも1つの記号を表すことを判定することができる。例えば、図1で説明したように、1つ以上のOCR技術を画像領域に適用することにより、OCR構成要素118は、画像領域が記号「2」を表すことを判定することができる。一例として、OCR構成要素118は、画像領域をOCRデータ230と比較して、適合を識別することができる。OCRデータ230と画像領域との間のマッチングを判定すると、OCR構成要素118は、適合したOCRデータに関連付けられた記号を判定する。OCR構成要素118は、記号「2」を示すデータをデコード構成要素120に送信することができる。いくつかの実施例では、OCR構成要素118はまた、OCRが実行された画像の識別子をデコード構成要素120に送信することができる。デコード構成要素120は、記号「2」を示すデータを使用して、デコードデータ234から位置データを選択する。位置データは、記号「2」内のエンコード領域の様々な位置を示す。
【0054】
いくつかの実施例では、画像が取込まれた後で、OCR構成要素118は、前処理を実行して、画像内に高コントラストのエリアが存在するか否かを判定する。このプロセスは、画像フィルタリングと呼ばれる。いくつかの実施形態では、高コントラストは、光学活性基材(例えば、反射又は再帰反射)の使用により、もたらされる。高コントラストエリアを有さない画像は、OCR構成要素118によって破棄される。残りの画像は、その後、第2の前処理ステップに進められ、高コントラストエリアの画像が分離されて正規化される。正規化は、例えば、高コントラストエリアのスキュー除去、回転、サイズ調整、及びスケール調整を含む。正規化の後で、OCR構成要素118は、1つ以上のOCR技術を実行することができる。
【0055】
デコード構成要素120は、少なくとも一部、画像の特定の画像領域が少なくとも1つの記号を表すという判定に基づいて、1つ以上のエンコード領域のそれぞれの対応する値を判定することができる。例えば、特定の画像領域が記号「2」に対応することをデコード構成要素120が判定したため、デコード構成要素120は、位置データを選択して、記号「2」内のエンコード領域の既定の位置を識別することができる。エンコード領域に対する対応する値は、1つ以上のエンコード領域に対応する光学活性物品の特定の位置から光が反射されるか否かに基づく。光学活性物品上に印刷された記号のエンコード領域に対応する1つ以上の特定の値(例えば、ビットストリング)を判定すると、デコード構成要素120は、特定の値をサービス構成要素122に送信することができる。
【0056】
サービス構成要素122は、1つ以上の特定の値に基づいて、セキュリティ検査を実行して光学活性物品(例えば、ライセンスプレート)が偽造であるか否かを判定することなどの、1つ以上の動作を実行することができる。例えば、サービス構成要素122は、サービスデータ232を照会してCRCコード又はCRC検査データを選択することができる。サービス構成要素122は、サービスデータ232を使用して、光学活性物品が偽造であるか否かを確認することができる。例えば、光学活性物品が偽造であると判定したことに応じて、サービス構成要素122は、UI構成要素124に表示用の警告を生成させるデータをUI構成要素124に送信することができる。UI構成要素124は、出力構成要素に警告を表示させるデータを出力構成要素216の出力構成要素に送信することができる。
【0057】
いくつかの実施例では、コンピューティングデバイス116によって実行される1つ以上の動作は、セキュリティ又は検証動作を実行することを含むことができる。例えば、本開示の技術は、エンコードユニットの値が適切にデコードされる確率又は信頼レベルを向上することができる。コントラスト比、フォーカス、及び画素密度のような入力パラメータなどの様々な入力パラメータは、コンピューティングデバイス116が光学活性物品内の様々なエンコードユニットをデコードすることができる確率又は信頼レベルに影響を及ぼす場合がある。
【0058】
いくつかの実施例では、コンピューティングデバイス116は、特定の継続時間内に光学活性物品の複数の画像を受信することができる。例えば、画像取込みデバイスは、それぞれ特定の継続時間内に撮られた複数の画像をコンピューティングデバイス116に送信することができる。いくつかの実施例では、継続時間は、50ミリ秒、500ミリ秒、1秒、又は5秒とすることができる。いくつかの実施例では、継続時間は、10ミリ秒〜10秒の任意の値とすることができる。アプリケーション228は、図2で上述した技術を特定の継続時間内に取込まれたそれぞれの画像に対して繰り返して実行することができる。デコード構成要素120は、それぞれの画像に対する値を評価して、最も頻繁に発生した又は最も可能性が高い値である値をサービス構成要素122に送信することができる。
【0059】
いくつかの実施例では、アプリケーション228は、光学活性物品以外のソースから受信した1つ以上の値をデコード構成要素120から受信した1つ以上の値と比較することができる。例えば、車両が特定の値にデコードされるRFIDタグを有し、デコード構成要素120によってデコードされた値がRFID値に適合する場合、サービス構成要素122は、光学活性物品からの値が適正である、又は適正であるより高い信頼レベルを有することを判定することができる。
【0060】
いくつかの実施例では、本開示の技術は、周期的冗長検査又は他の好適な誤り検出コードを提供することができる。例えば、デコード構成要素120は、光学活性物品の記号内の1つ以上のエンコード領域に基づいて、光学活性物品が適切にデコードされていることを確実にするために計算することができる、冗長検査を計算することができる。いくつかの実施例では、CRC検査コードは、デコード構成要素120がプレート内の記号及び/又はプレートに埋め込まれた他のデータに基づいて一意に計算して、デコード構成要素120が文字上及び文字内の両方に含まれたデータを正確に解釈したことを検証するデータとして、光学活性物品内に埋め込まれる。デコード構成要素120は、デコード構成要素120がCRCを計算するために使用するデータのビット数に基づいて、信頼スコアを生成することができる。
【0061】
いくつかの実施例では、デコード構成要素120は、複数のセキュリティ及び/又は検証技術を実装して、それらの技術のそれぞれを画像に適用することができる。複数のセキュリティ及び/又は検証技術を共に組み合わせることにより、デコード構成要素120が実現した信頼度、光学活性物品の正常な補正、及びOCRデコードを向上することができる。
【0062】
いくつかの実施例では、デコード構成要素120によって実行される冗長検査は、デコードにおいて良好に区別されないビットが存在する場合に、1つ以上のデコードされた値(例えば、ビットストリーム又はデータストリーム)における誤り訂正を提供することができる。これは、CRCコードに対するそのデコードされた文字に関する近い可能性を検査して、どちらの値がCRCをその検査に合格させるかに基づいて正確な回答を選択することにより生じさせることができる。例えば、デコード構成要素120がCRC検査を満たさない001101のビットストリングをデコードする場合、デコード構成要素120は、最下位のビットを「0」に変更するなど、ビットを修正して、001100がCRC検査を満たすか否かを判定することができる。
【0063】
冗長検査はまた、遮られた又は読み取れない文字を再構築するために有用である場合がある。影、汚れ、障害物、湾曲、反射など、プレート又は文字列の一部が画像内で読み取れない、多くの状況が存在する。電子コード訂正を使用して冗長情報を文字内にエンコードすることにより、他の文字内に含まれたデータに基づいて失われた値を再構築することが可能である。記号内の1つ以上のエンコード領域からのデータを用いて、デコード構成要素120は、電子コード訂正を実行することができる。
【0064】
サービス構成要素122は、1つ以上のバージョニング技術を実装することができる。光学活性物品(例えば、ライセンスプレート)の多くの可能なデータエンコード及び可能な独自の表現を用いて、サービス構成要素122は、1つ以上の技術を実装して、どの光学活性物品が内部に何のデータを記憶しているかを制御することができる。この方法で、サービス構成要素122は、道路上に可能な他のエンコードを有する従来のプレートを依然有しつつ、エンコードの変更に適応することができる。一例として、車両管理局(Department of Motor Vehicles)(DMV)は、ライセンスプレート内にエンコードしているデータを変更して、司法当局が有するなんらかの新しい要望又は要求に適応しようとする場合がある。新しいエンコードによるDMVの管轄内のすべてのライセンスプレートの完全な再発行を防止するために、サービス構成要素122は、1つ以上の技術を実装して、「古い」エンコードスキームを実装されることになる「新しい」スキームと区別することができる。
【0065】
いくつかの実施例では、バージョン番号を、ライセンスプレート内の最上位の記号、最下位の記号、又は任意の他の記号としてビットストリングに含めることができる。バージョン番号は、1つ以上の記号の1つ以上のエンコードユニットが活性であるか又は不活性であるかに基づくことができる。サービス構成要素122は、バージョン番号を使用してサービスデータ232を照会して、サービスに関する1つ以上の動作を実行するときに適切なバージョンに対するデータを選択することができる。別の実施例では、プリンタは、プレートの印刷された領域上に、バージョンデータを記憶するバーコードを生成することができる。
【0066】
いくつかの実施例では、CRCコード又は他の好適な誤り検出コードは、光学活性物品のコーディングが変更されるごとに変更される。デコード構成要素120は、いくつかのCRC検査に対して検査することにより、エンコードのどのバージョンが用いられているかを判定することができる。CRCによるこのバージョニングを有することにより、データビットのいずれをもバージョン情報のために確保することなく、デコード構成要素120がコードのどのバージョンが使用されているかを判定することができる。
【0067】
いくつかの実施例では、コードのバージョニングは、バージョン番号を有するCRC/ハッシュの入力に「ソルト」を加えることを含むことができ、デコード構成要素120がCRC検査コードを、
CRC(テキスト=ABC123、領域=23、バージョン=0)として適用する代わりに、
デコード構成要素120は、CRC検査コードを、
CRC(テキスト=ABC123、領域=23、バージョン=1)として適用することができる。
いくつかの実施例では、ランダムかつ非公開のソルト(例えば、ソルト=DjuyPwQ6VHrzGLmtRAUU)をデコード構成要素120がデコードのために使用することになるハッシュ入力にCRC(テキスト=ABC123、領域=23、バージョン=1、ソルト=DjuyPwQ6VHrzGLmtRAUU)として含めることにより、偽造プレートの製造を低減することができる。
【0068】
図3は、本開示の技術による、光学活性物品上に印刷することができるエンコード領域を有する記号の概念図である。図3は、英語のアルファベットの文字「S」に対応する記号300Aを示す。図3に示すように、記号300は、4つのエンコード領域302、304、306、及び308を含む。いくつかの実施例では、それぞれのエンコード領域は、視覚的に不透明で赤外透過性のインク又は視覚的に不透明で赤外不透明なインクがエンコード領域の位置に印刷されているかに基づいて、「0」又は「1」の値をとることができる。いくつかの実施例では、エンコード領域に印刷された視覚的に不透明で赤外透過性のインクは、「0」に対応することができ、他の実施例では、エンコード領域に印刷された視覚的に不透明で赤外透過性のインクが、「1」に対応することができる。他の実施例では、エンコード領域に印刷された視覚的に不透明で赤外不透明なインクは、「1」に対応することができ、他の実施例では、エンコード領域に印刷された視覚的に不透明で赤外不透明なインクが、「0」に対応することができる。
【0069】
例示目的のために、それぞれのエンコード領域内に示す(ただし、光学活性物品上に印刷されなくてよい)記号300B内の数字「1」、「2」、「3」及び「4」は、ビットストリング内のビット位置の順序付けを表すことができ、「1」は、ビットストリング内の最下位のビットを表し、「4」は、ビットストリング内の最上位のビットを表す。上から下への順次の昇順(すなわち、記号300の最上部のエンコード領域に最下位のビット位置)で示しているが、任意の順序付けが可能である。図3は、記号300Cがエンコード領域310を白色として、及びエンコード領域306を黒色として含む画像の一部を更に示す。記号300Cは、白色部分が赤外光を反射し、黒色部分が赤外光を吸収する、赤外光で撮られた画像内に見え得る。
【0070】
図4は、本開示の技術による、光学活性物品上に印刷することができるエンコード領域を含む記号の概念図である。図4に示すように、記号400Aは、エンコード領域402及び404を含む。エンコード領域402及び404は、第1のサイズとすることができる。記号400Bは、エンコード領域402及び404より小さなエンコード領域406などの第2のサイズのエンコード領域を含む。いくつかの実施例では、単一の記号は、異なるサイズの異なるエンコード領域を有することができる。
【0071】
データの量、又は間隙のサイズは、プレートにわたるカメラ画像の品質又は画素密度の関数とすることができる。記号400Aを一例としてとると、いくつかの画像は、1フィート当たり約150画素で取込むことができ、それは、結果としてプレートにわたって平均で150画素、又は1文字当たり16画素となる。これは、我々のデータ埋め込み技術に対する作業ブロックサイズ(最小約4×4画素で計算することができる)を規定する。より高い解像度の画像取込みデバイスにより、システムは、記号400Bにより示すような、1つの記号当たりのより高いエンコード領域のペイロードを処理することができる。記号400Bは、最初に説明したブロックの半分の長さ及び高さのデータブロックを有する。この変更により潜在的なデータ密度は4倍となり、更に、必要とする画像の解像度は2倍にすぎないことがある。
【0072】
図5Aは、記号セットであり、図5B〜5Dは、本開示の技術による、光学活性物品上に印刷することができるこの記号セットに基づくエンコード領域を含む記号の対応する概念図である。本開示の各種実施例では、エンコード領域は正方形又は矩形の間隙として示されているが、エンコード領域は、任意の視覚形態で実装することができる。例えば、エンコード領域は、形状、記号、又は任意の他の視覚的に区別できるインジケータとして、実装することができる。例えば、図1に示すような間隙を使用するのではなく、本開示の技術は、任意のインジケータを用いることができる。
【0073】
図5Aは、10進数の値にデコードして戻されることになる、異なるエンコード領域位置に埋め込める10個の異なるマーカをサポートするマッピングを示す。複数のエンコード領域を文字上の同じスペースに用いて、異なるデータ状態を表すことができる。図5B及び5Cは、例えば、2進法で、「」を「0」として、及び「+」を「1」として示す。これにより、ゼロを「マーカなし」の表現により表すのではなく、マーカが特定の位置に常に存在することができ、これはまた、OCRアルゴリズムの実行を助成し、データデコードプロセスが正常であることを積極的に強化することになる。これは、更に拡張して、所与の位置に3つ以上の異なるマーカを含んで、バイナリエンコードを上回って、より高い基本数法に拡張することができる。
【0074】
図5Aは、それらの10進数の値にデコードして戻されることになる、間隙位置に埋め込まれた10個の異なるマーカをサポートする関連付けを示す。すなわち、エンコード領域として印刷された図5Aの異なるマーカは、10進法の10進数に対応するものとしてデコードすることができる。図5Bで、「+」の符号502が、記号500内にエンコード領域として埋め込まれている。いくつかの実施例では、「+」は、数体系の数字、記号セット内の記号、又は任意の他のキー値の対などの、なんらかの他のデータにマッピングすることができる。図5Cは、「」として印刷されたエンコード領域を有する記号504を示す。図5Aに関して上述したように、「」は、コンピューティングデバイスによって、10進法の数字「8」にデコードすることができる。図5Cの実施例では、「」は、埋め込みマーカとして使用することができ、マーカの存在又は欠如は、間隙の存在又は欠如と同じに扱われることになる。これにより、記号「S」のエリア全体がこれらの代替の埋め込みマーカ(例えば、「」、「+」など)をエンコード領域として有して影響を受けにくくすることができるため、OCRエンジンの性能を向上させることができる。図5Aのマーカのいくつかは、単一の文字内に存在することができ、図5Dに示すように、密な埋め込まれたデータ環境を提供することができる。
【0075】
図6A〜6Bは、本開示の1つ以上の技術による、エンコード領域の位置に基づく対応する値を有する記号を示す概念図である。いくつかの実施例では、記号の特定の位置内のエンコード領域の絶対位置は、異なるデータの意味に関連付けられている。本開示のいくつかの実施例では、埋め込まれたデータユニットの位置は、予め決められていて、「オン」又は「オフ」状態が、データを示す。
【0076】
図6Aは、記号600内における、エンコード領域を配置することができるそれぞれの可能な位置を示し、エンコード領域の位置は、値に対応する。例えば、図6Bは、位置「10」の活性エンコード領域(例えば、参照番号602)を示し、したがって、コンピューティングデバイスは、活性エンコード領域の位置から活性エンコード領域を有する位置10に対応する値を判定することができる。図6Aの実施例では、重なり合っていない位置が示されているが、他の実施例では、位置は重なり合うことができる。異なる値を識別するためにどの程度の変化が必要であるかという感度は、差が印字ヘッド/印刷の忠実度内であることを確実にするように、画素画像を取込んでいる画像取込みデバイス、及び印刷技術に基づくことがある。いくつかの実施例では、単一の文字の内部の複数の異なる変化量にわたって可能とすることができる。
【0077】
図7A〜7Cは、本開示の技術による、階調度エンコードを有するエンコード領域を示す。図7Aに示すように、記号700は、2つのエンコード領域702及び704を含む。プリンタは、本開示の技術に従って、エンコード領域の位置に含まれる視覚的に不透明で赤外透過性のインクの量又はグレースケール値を変化させることにより、アナログ又は階調度値を生成することができる。いくつかの実施例では、標準のビットマップ画像は、8ビットであり、したがって、データは、画素強度を特定の間隙に含まれるデータとして配置することにより、エンコードすることができる。これは、グレースケール値レベルごとに行われるか、又はいくつかのバケットに分割されて、不整合若しくは他のノイズ効果に対するなんらかの余裕を提供することができる。図1の実施例では、エンコード領域702及び704は、記号100内に含まれている。図7Bは、それぞれの間隙データフィールド(間隙位置)のための8つの異なる値を表すために使用される、異なる黒色レベルを示す。例えば、図7Bの最低強度値は、0の値にマッピングされ、最高強度値は、7の値にマッピングされる。図7Cで、エンコード領域702は、階調度に基づいて1の値を指定し、エンコード領域704は、4の値を指定している。そのように、コンピューティングデバイスは、エンコード領域702、704を有する画像をデコードするときに、1及び4のそれぞれの値を判定する。階調度に関して説明したが、エンコード領域に印刷される視覚的に不透明で赤外透過性のインクの任意の可変分布を使用して、図7A〜7Cで説明したのと同様に、値の異なるセットを表すことができる。例えば、異なるパターン、クロスハッチング、又は視覚的に不透明で赤外透過性のインクの任意の他の好適な可変分布を使用することができる。
【0078】
図8は、本開示の技術による、エンコード領域間の距離に基づく異なる値を表すエンコード領域を示す。図8の技術は、相対エンコード領域位置を使用して、データを表す。これは、間隙間のなんらかの所定の間隔又は距離に基づいて文字内にエンコード領域を配置することにより、実現することができる。図8の実施例では、距離802は、2進法の「1」の値を表し、距離804は、2進法の「2」の値を表す。図8の記号800は、エンコード領域806及び808を含む。1の値が記号810内にエンコードされる場合、エンコード領域814及び816は、距離802だけ離れて配置される。プレートがコンピューティングデバイスによってデコードされるとき、間隙間の距離が計算され、関連付けられたデータ値「1」が選択される。これにより、所与のデータ値に対する間隙配置にいくらかの柔軟性が与えられ、これは、文字を相違させることなどの他の目的のための手段として使用することができる。別の実施例として、0の値が記号812内にエンコードされる場合、エンコード領域818及び820は、距離804だけ離れて配置される。いくつかの実施例では、距離スキームは、異なる文字内の値に対して異なる間隔を用いることになり、例えば、任意のN個の距離を、N個の対応する値に対して含むことができる。
【0079】
図9Aは、本開示の技術による、エンコード領域のサイズに基づく異なる値を表すエンコード領域を示す。例えば、エンコード領域のサイズを使用して、情報をエンコードすることができる。ここで、図9は、エンコード領域902及び904を有する記号900を示す。エンコード領域902は、「0」を表す短い間隙として形成され、エンコード領域904は、「1」を表すより長い間隙(例えば、エンコード領域902より相対的に長い)として形成される。記号900は、エンコード領域の2つの異なるサイズ又は間隙長さの使用を示し、任意の数、N個のエンコード領域のサイズ又は間隙長さを使用することができる。
【0080】
図9Bは、本開示の技術による、視覚的に不透明で赤外透過性の、又は視覚的に不透明で赤外不透明なインクを含む記号のパーセント値に基づくエンコード値を示す。例えば、記号906は、視覚的に不透明で赤外透過性のインクで印刷されたエンコード領域908及び910を示す。記号912は、視覚的に不透明で赤外透過性のインクに対する視覚的に不透明で赤外透過性のより大きなパーセント値を含む。したがって、記号912は、記号900とは異なる値としてデコードすることができる。例えば、記号900をデコードするとき、コンピューティングデバイスは、視覚的に不透明で赤外透過性のインクで印刷された記号900の特定のパーセント値を判定することができる。コンピューティングデバイスは、パーセント値に対応する値を判定することができる。別の実施例として、情報をエンコードするために、5%〜55%が視覚的に不透明で赤外透過性のインクで印刷された記号のそれぞれ5%は、0〜9を表すことができる。この実施例では、領域サイズに基づいて、記号内にスペースに相当する5%の領域が存在し得る。したがって、単一の領域は、視覚的に不透明で赤外透過性のインクを印刷するために利用可能なスペース全体の5%を表す。例えば、記号906は、10%の間隙を有する文字を示し、記号912は、45%の間隙を有する記号を示す。これら2つの記号は、デコードすることができ、それぞれ、1及び7のエンコードされた値に匹敵する。
【0081】
図10は、本開示の技術による、データをエンコードするためのエンコード領域の比率距離間隔を示す概念図である。この技術は、複数の間隙間の相対間隔、又はエンコード領域の比率距離間隔を用いて、記号から値をデコードすることができる。いくつかの技術は、記号の中心(又は他の開始点)から記号のエンコード領域の中心(又は他の終点)までのベクトルを測定することができる。そのような技術は、クロッピング、ウィンドウィング、又はデコードの差異により影響を受けることがある距離判定から絶対値を除去することにより、値のデコードを誤り得る画像について、相対測定値を判定することができる。
【0082】
上述した技術は、図10の実施例のように、データサークルとして視覚化することができる。記号1000で、2つのリング1006及び1008が、「0」及び「1」の値を表すように定義されている。図9の実施例では、間隙がリング内に含まれている場合、それは、データ値にデコードすることができる。それぞれのリングは、リング1008がリング1006を含まず、かつリング1006がリング1008を含まないように、相互に排他的とすることができる。これにより、同じデータ値を表す多くの間隙位置に柔軟性が与えられる。この柔軟性を使用して、例えば、最大文字相違性などのシステムのなんらかの他の部分を最適化することができる。例えば、記号1000は、円1006内に間隙を含まないが、円1008(円1006を除く)内の間隙1010などの間隙を含む。
【0083】
記号1002は、更に大きな柔軟性を加えるために有効な0又は1の配置に対する異なる選択肢を表すことができる複数のリングを有するように、この技術を拡張することができることを示す。これを用いて、今度はそれぞれのリングが異なるデータ値を表す記号1004に示すように、より多くのデータを埋め込むこともできる。そのように、特定のリング内の記号に間隙又はエンコード領域を含めることにより、デコーダにリングに関連付けられた値を判定させることになる。記号1002は、バイナリエンコードされた値を示し、記号1004は、10進数でエンコードされた値を示す。
【0084】
図11は、本開示の1つ以上の技術による、記号セット内の記号の複数の変異形に基づく記号のエンコードを示す。図1などの本開示のいくつかの実施例では、記号内にエンコードされた1つ以上の値は、1つ以上のエンコード領域が活性又は不活性であるかに基づいていた。そのような実施例では、それぞれの記号、例えば、「7」は、既定のエリアにエンコード領域のセットを有することができ、本開示の技術は、それぞれのエンコード領域が活性又は不活性であるかを判定する。図10で、記号セット1004は、同じ記号の複数の記号変異形を含むことができる。それぞれの記号変異形は、異なる位置に1つ以上の活性エンコード領域を含むことができ、それぞれの記号変異形は、異なる値を表す。例えば、図2のデコードデータ234は、以下の値:{7:0}、{7:1}を有する「7」の文字の複数の変異形を含む記号セット1004を記憶することができる。特定の変異形に対応する値は、活性エンコード領域が記号内のどこに配置されるかに基づくことができる。例えば、活性エンコード領域1000は、記号「7」内の第1の位置にあり、活性エンコード領域1002は、記号「7」内の第2の異なる位置にある。そのように、デコード構成要素120が記号1006の活性エンコード領域をデコードするとき、デコード構成要素120は、活性エンコード領域1008の位置に基づいて、記号「7」のどの変異形が光学活性物品内に含まれているかを判定する。記号1006内の活性エンコード領域1008の位置又は場所が{7:0}に対応するため、対応するビットストリング001011内の最上位のビットは「0」である。
【0085】
したがって、図11の技術は、所与の記号セット内の複製された記号により実現された、所定の間隙配置を用いることができる。例えば、2つの7がフォント内に複製される。それぞれの7は、1つ以上の活性エンコード領域に対する位置の独自のセットを有する。この実施例では、6個の記号の文字列は、次に、6ビットのデータを含むことになる。記号7を複製して、相違する活性エンコード領域位置スキームを生成することができ、その結果として、OCR性能の増大、並びに記号セット内へのデータの埋め込みの両方を助成することができる、印刷可能な記号セットとなる。
【0086】
図11は、2つの変異形を有するサブセット1004A及び1004Bを示す。下の記号列は、サブセット1004A及び1004Bからの文字からなることにより、エンコードされたデータ001011を有する。これは、それぞれの文字に対するデータのより多くの組み合わせを提供することにより、拡張することができる。例えば、7及び7の代わりに、今度は、7...710又は7を有することが可能となり、式中xは、文字内の最大の異なる許容可能な間隙位置である。許容された文字のそれぞれの追加の反復は、所与の文字列内に記憶されるデータの量を指数関数的に増大させる。堅固なシステムを依然維持しながらデータ密度を増大するために、本開示の1つ以上の技術を共に実装することができる。これは、情報をエンコードするいくつかの方法を提供することになるだけでなく、規則のすべてが適正に解釈され、かつ正確なデータがデコードされているという、より良好な信頼度を得るために、規則のいくつかの評価も同時に提供する。
【0087】
いくつかの実施例では、記号のどの変異形が画像内の記号の画像データに対応するかを判定するために、コンピューティングデバイス116は、ニューラルネットワークなどの分類のためのモデルを実装することができる。再帰反射物品からのデータをデコードするのに使用する前に、コンピューティングデバイス116は、記号の変異形の画像データ及び記号の変異形の対応する識別子を含む訓練データに基づいて、ニューラルネットワークを訓練することができる。この方法で、画像データがパラメータ化されて、その後にモデルに入力される場合、モデルは、画像データが記号の特定の変異形に対応する確率に対応する1つ以上のスコアを出力することができる。コンピューティングデバイス116が画像を受信する場合、コンピューティングデバイス116は、再帰反射物品上に印刷された記号に対応する画像データの一部分を選択することができる。コンピューティングデバイス116は、画像データを、モデルに入力することができる特徴ベクトルとしてパラメータ化することができる。例えば、特徴ベクトルは、記号の位置を示す様々な画素位置、記号の境界を示す位置、活性及び/若しくは不活性エンコード領域の位置、画素強度、湾曲、グリフ若しくは記号の他の特徴、又は画像データの特徴ベクトルへのパラメータ化を表すことができる任意の他の値を示すことなどの、画像の任意のパラメータ化を指定することができる。コンピューティングデバイス116は、特徴ベクトルをモデル(又は分類器)に入力することができ、モデルは、以前の訓練に基づいて、記号の異なる変異形に対する1つ以上のスコアのセットを提供することができる。コンピューティングデバイス116は、例えば、1つ以上のスコアのセットから、最も高いスコアに関連付けられた記号の変異形を選択する。いくつかの実施例では、コンピューティングデバイス116は、変異形に基づいて、変異形に関連付けられた1つ以上の値を判定して更なる動作を実行することなどの、1つ以上の動作を実行することができる。
【0088】
図12は、本開示の技術を実行するように構成されたコンピューティングデバイスの例示的な動作を示す流れ図である。例示する目的のみのために、例示的な動作は、図1のコンピューティングデバイス116の文脈において、以下に説明する。図12に示すように、コンピューティングデバイス116は、画像取込みデバイスから、記号セットの1つ以上の記号のセットを含む光学活性物品の画像を受信することができる(1200)。画像内に表される1つ以上の記号のセットのうちの少なくとも1つの記号は、記号に埋め込まれた1つ以上のエンコード領域のセットを含むことができる。画像を受信したことに応じて、コンピューティングデバイス116は、画像の特定の画像領域が少なくとも1つの記号を表すことを判定することができる(1202)。
【0089】
コンピューティングデバイス116は、少なくとも1つの記号内の1つ以上のエンコード領域に関して、少なくとも一部、画像の特定の画像領域が少なくとも1つの記号を表すという判定に基づいて、1つ以上のエンコード領域が活性又は不活性であるかを判定することができる(1204)。図12の実施例では、コンピューティングデバイス116は、少なくとも一部、1つ以上のエンコード領域が活性又は不活性であるかに基づいて、1つ以上の動作を実行することができる(1206)。
【0090】
図13は、本開示の技術を実行するように構成されたコンピューティングデバイスの例示的な動作を示す流れ図である。例示する目的のみのために、例示的な動作は、図1のコンピューティングデバイス116の文脈において以下に説明する。図13の実施例では、コンピューティングデバイス116は、画像取込みデバイスから、記号セットの1つ以上の記号のセットを含む光学活性物品の画像を受信することができる(1300)。コンピューティングデバイス116は、少なくとも一部、記号を表す画像データ及び少なくとも1つの記号の複数の変異形を表す画像データに基づいて、少なくとも1つの記号の複数の変異形から少なくとも1つの記号の特定の変異形を選択することができる(1302)。コンピューティングデバイス116は、少なくとも1つの記号の変異形に関連付けられた値を判定することができる(1304)。コンピューティングデバイス116は、少なくとも一部、この値に基づいて、1つ以上の動作を実行することができる(1306)。
【0091】
いくつかの実施例では、「人間が読み取れる情報」という用語は、更なる機械翻訳なしに、人間によって読み取ることができ、かつ理解することができる情報を指す。人間が読み取れる情報の例としては、英数字、デザイン、幾何学形状、記号、及びアジア又はアラビア言語文字が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施例では、人間が読み取れる情報は、例えば、バーコードなどの、更なる機械による翻訳なしには人間により理解されないエンコードされた情報を含まない。いくつかの実施形態では、人間が読み取れる情報は、特定の条件下で適切な光検出器(例えば、人間の眼)に可視又は不可視にできている。
【0092】
いくつかの実施例では、「機械可読情報」という用語は、機械又はコンピュータによって光学的に撮像することができ、かつそのハードウェア及びソフトウェアによって解釈できるが、人間によって解釈できない形態でエンコードされた情報を指す。いくつかの実施形態では、機械可読情報は、特定の条件下で適切な光検出器(例えば、カメラ)に可視又は不可視にできている。
【0093】
いずれかの特定の実現形態のために選択される再帰反射物品は、所望の光学的、構造的、及び耐久性特性に依存することになる。したがって、望ましい再帰反射物品及び材料は意図される用途に基づいて変化することになる。再帰反射物品及び材料は反射性基材及び再帰反射性基材を含む。いくつかの実施例では、本明細書で使用する「再帰反射性」という用語は、斜め方向の入射光線をその入射方向に逆平行又はほぼ逆平行な方向に反射し、その結果、入射光線が光源又はその近傍に戻る属性を指す。再帰反射シートとして知られる2つのタイプは、微小球ベースのシート及びキューブコーナーシート(しばしばプリズム形シートと呼ばれる)である。
【0094】
「ビード」シートと呼ばれることの多い微小球ベースのシートは、入射光を再帰反射するように、通常少なくとも部分的に結合剤層に包埋され、関連する鏡面反射材料又は拡散反射材料(例えば、顔料粒子、金属フレーク、蒸着コーティング)を有する、多数の微小球を使用する。しばしば「プリズム形」シートと呼ばれるキューブコーナー再帰反射シートは、典型的にはほぼ平面の正面と複数のキューブコーナー要素を含む構造化された背面とを有する本体部分を含む。各キューブコーナー要素は、3つのほぼ相互に垂直の光学面を含む。個々のキューブコーナーへの汚染物質の付着を防ぐために、シール層が、構造化された表面に適用され得る。可撓性キューブコーナーシートはまた、本特許出願の実施形態又は実現形態に組み込むことができる。本出願と共に使用するための再帰反射シートは、例えば、光沢がないものであっても、又は光沢のあるものであってもよい。
【0095】
本明細書で説明した再帰反射物品は、所与の物体又は基材に適用することができるシートを含むように構成することができる。それらの物品は、光学的に単一面とすることができる。すなわち、片面(表側と指定される)は、光源からの入射光の受容と、検出器(例えば観察者の目)に向かって反射又は再帰反射される光の放出との両方に概して適応され、もう一方の面(裏側と指定される)は、例えば接着層によって物体に適用されるように概して適応される。表側は、光源及び検出器に面する。
【0096】
いくつかの実施例では、ドライビング及びALPR環境における光は、約350〜約700nmの間の領域にある可視光及び約700〜約1100nmの間の領域にある赤外線のスペクトル領域に分割することができる。典型的なカメラは、これらの範囲の両方を含む感度を有するが、標準的なカメラシステムの感度は、1100nmより長い波長に対して著しく減少する。様々な発光ダイオード(LED)がこの波長域全体にかけて発光することができ、典型的には、ほとんどのLEDは、中心波長及びその波長の周囲の狭い分布を特徴とする。例えば、830nm+/−20nmの波長を有する光線を発するLEDを含むシステムでは、適切に装備されたカメラは、車両の運転者には見えない光を有する近赤外線スペクトルでライセンスプレートを検出することができる。したがって、運転手はLEDの「ストローブ」光の影響を見ることはなく、それらによって気が散ることはない。
【0097】
いくつかの実施例では、カメラ及びライトは、典型的には、車両の運動の方向に対していくらかの角度でライセンスプレートを視野に捉えるように装着される。例示的な装着場所としては、交通の流れより上の位置又は道路の脇からの位置が挙げられる。画像は、ライセンスプレートに対する垂直入射(正面から)から20度〜45度の角度で収集することができる。必要に応じて赤外線又は紫外線に感度がある検出器を使用して、可視スペクトルの外の再帰反射光を検出することができる。例示的な検出器としては、P372を含むがこれに限定されない3M Company(St.Paul,MN)が販売するものが挙げられる。
【0098】
本明細書に記載されている再帰反射物品を使用して、これらのライセンスプレートの検出又は認識システムの取込み効率を改善することができる。ALPR取込みは、しるし、プレートの型式、及びプレートの起源を含むが、これに限定されない、ライセンスプレートデータを正しく発見及び識別するプロセスとして説明することができる。これらの自動システムの用途としては、限定はしないが、電子料金徴収システム、信号無視検知システム、速度取締りシステム、車両追跡システム、旅行タイミング(trip timing)システム、自動識別及び警告システム、車両アクセス制御システムが挙げられる。
【0099】
いくつかの実施例では、本開示の再帰反射物品はまた、標識に使用されてよい。本明細書で用いられる「標識」という用語は、通常、英数字文字、記号、図形、又は他のしるしによって情報を伝達する物品を指す。具体的な標識の例としては、交通規制目的に使用される標識、道路標識、視認性シート、ウィンドウ用ステッカー、識別材料(例えば、免許証)、及び車両ライセンスプレートが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施例では、可視光下での標識の外観を変えずに、機械可読バーコードを検分する望ましい特性を採用するために本特許出願の物品を使用することが有益であり得る。そのような再帰反射物品は、一般消費用に意図された標識の特定の情報の読み取りを可能にする一方で、バーコードの可変情報のような「隠されている」マーキングによって運転者又は標識視察者の気を散らすこと、及び/又はそれの不必要な検出を避けることを可能にするであろう。このような開発はセキュリティ目的、識別、及び在庫調整のための、物品の目立たないマーキング及び/又は物品による情報伝達を促進する。例えば、隠されたマーキングは、例えば、標識材料ロット番号、設置日、再注文情報、又は製品寿命のような標識特定の情報を含むことができる。
【0100】
1つ以上の実施例では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせで実装することができる。ソフトウェアで実装された場合、機能は、1つ以上の命令又はコードとして、コンピュータ可読媒体に記憶又はそれを介して送信して、ハードウェアベースの処理ユニットによって実行することができる。コンピュータ可読媒体としては、データ記憶媒体などの有形媒体に対応するコンピュータ可読記憶媒体、又は、例えば、通信プロトコルに従って1つの場所から別の場所へのコンピュータプログラムの伝送を促進する任意の媒体を含む通信媒体を挙げることができる。このようにして、コンピュータ可読媒体は、一般的に(1)非一時的な有形コンピュータ可読記憶媒体、又は(2)信号若しくは搬送波などの通信媒体に対応し得る。データ記憶媒体は、本開示で説明する技術の実装のための命令、コード、及び/又はデータ構造を取得するために、1つ以上のコンピュータ又は1つ以上のプロセッサによってアクセスすることができる、任意の利用可能な媒体とすることができる。コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読媒体を含み得る。
【0101】
例として、限定するものではなく、このようなコンピュータ可読記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、又はその他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、若しくはその他の磁気ストレージデバイス、フラッシュメモリ、又は、命令若しくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを格納するのに用いることができると共に、コンピュータによってアクセスできる他の任意の媒体を含むことができる。また、任意の接続は、コンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。例えば、命令が同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(digital subscriber line)(DSL)、又は、赤外、無線通信、及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、又は、赤外、無線通信、及びマイクロ波などの無線技術は、媒体の定義に含まれる。しかし、コンピュータ可読記憶媒体及びデータ記憶媒体は、接続、搬送波、信号、又は他の一過性媒体を含まず、代わりに、非一過性の有形記憶媒体を対象としていることを理解されたい。磁気ディスク及び光ディスクは、本明細書で使用する場合、コンパクトディスク(compact disc)(CD)、レーザーディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(digital versatile disc)(DVD)、フロッピーディスク、及びブルーレイディスクを含み、磁気ディスクは一般に、データを磁気的に複製し、光ディスクは、データをレーザーによって光学的に複製する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれなければならない。
【0102】
命令は、1つ以上のデジタル信号プロセッサ(digital signal processors)(DSP)、汎用マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuits)(ASIC)フィールドプログラマブル論理アレイ(field programmable logic arrays)(FPGA)、又は他の同等な集積若しくはディスクリート論理回路などの、1つ以上のプロセッサによって実行することができる。したがって、使用する場合「プロセッサ」という用語は、前述の構造のうちのいずれか、あるいは説明した技術の実装に適した任意の他の構造を指し得る。加えて、いくつかの態様では、説明した機能は、専用のハードウェア及び/又はソフトウェアモジュール内に設けることができる。また、当該技術は、1つ以上の回路又は論理素子に完全に実装してもよい。
【0103】
本開示の技術は、無線ハンドセット、集積回路(integrated circuit)(IC)、又はICのセット(例えば、チップセット)を含む、多様なデバイス又は装置に実装することができる。開示された技術を実行するように構成されたデバイスの機能的な態様を強調するために、様々な構成要素、モジュール、又はユニットを本開示で説明したが、様々なハードウェアユニットによる具現化が必ずしも必要ではない。むしろ、上述したように、様々なユニットは、好適なソフトウェア及び/又はファームウェアと併せて、上述したような1つ以上のプロセッサを含む、ハードウェアユニット内で組み合わせる、又は相互動作するハードウェアユニットの集合により提供することができる。
【0104】
実施形態によっては、本明細書で説明した方法のいずれかの特定の行為又はイベントは、異なる順序で実行することができ、共に加える、結合する、又は省略することができる(例えば、説明した行為又はイベントのすべてが方法の実践のために必要なわけではない)ことを認識されたい。更に、特定の実施形態では、行為又はイベントは、順次ではなく、例えば、マルチスレッド処理、割込処理、又は複数のプロセッサにより、同時に実行することができる。
【0105】
いくつかの実施例では、コンピュータ可読記憶媒体は、非一時的記憶媒体を含む。用語「非一時的」は、いくつかの実施例では、記憶媒体が搬送波又は伝搬信号で具現化されていないことを示す。特定の実施例では、非一時的記憶媒体は、経時的に変化し得るデータを記憶する(例えば、RAM又はキャッシュに)。
【0106】
様々な実施例を説明してきた。これらの及び他の実施例は、以下の特許請求の範囲内である。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【国際調査報告】