(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】2019502088
(43)【公表日】20190124
(54)【発明の名称】加熱可能な流体袋
(51)【国際特許分類】
   F24H 1/20 20060101AFI20181221BHJP
   F24H 9/20 20060101ALI20181221BHJP
   A61F 7/03 20060101ALI20181221BHJP
【FI】
   !F24H1/20 F
   !F24H9/20 Z
   !A61F7/08 320A
   !A61F7/08 331
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】17
(21)【出願番号】2018544383
(86)(22)【出願日】20151118
(85)【翻訳文提出日】20180511
(86)【国際出願番号】CN2015094877
(87)【国際公開番号】WO2017079989
(87)【国際公開日】20170518
(31)【優先権主張番号】201510774117.X
(32)【優先日】20151113
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US
(71)【出願人】
【識別番号】515061086
【氏名又は名称】アマト ディビッド ジョン
【住所又は居所】ニュージーランド国 0602 オークランド ケルストン ヴァンガード ロード 3
(71)【出願人】
【識別番号】518167077
【氏名又は名称】チャン フイクアン
【氏名又は名称原語表記】ZHANG, Huiquan
【住所又は居所】中華人民共和国浙江省▲寧▼波市杭州湾新区庵▲東▼▲鎮▼沿江路18号
【住所又は居所原語表記】18 Yanjiang Road, Andong Town, Hangzhou Bay New Zone, Ningbo, Zhejiang, China
(74)【代理人】
【識別番号】100105050
【弁理士】
【氏名又は名称】鷲田 公一
(72)【発明者】
【氏名】アマト ディビッド ジョン
【住所又は居所】ニュージーランド国 オークランド ケルストン ヴァンガード ロード 3
(72)【発明者】
【氏名】チャン フイクアン
【住所又は居所】中華人民共和国浙江省▲寧▼波市杭州湾新区庵▲東▼▲鎮▼沿江路18号
【テーマコード(参考)】
3L122
4C099
【Fターム(参考)】
3L122AA02
3L122AA33
3L122AB30
3L122BB02
3L122EA47
4C099AA01
4C099CA08
4C099CA11
4C099EA05
4C099GA05
4C099JA01
(57)【要約】
本発明に係る加熱可能な流体袋は、袋体を備え、袋体には、注液口と電源投入口とが設けられており、電源投入口は、袋体内に取り付けられている電気加熱部材と電気的に接続されており、電気加熱部材は、サーメット製発熱シートからなり、サーメット製発熱シートは、アッパーシートとロワーシートで構成される金属保護シェル内に封入されており、アッパーシートには、接続台座が接続されており、接続台座内には、PVC保護シェルが取り付けられており、PVC保護シェル内には、電源コネクタ取付けシェルが取り付けられており、電源コネクタ取付けシェル内には、温度制御K301スイッチ、温度ヒューズ及び電源入力ソケットが取り付けられており、電源入力ソケットには、回転上蓋が取り付けられている。この流体袋は、構造が簡単であり、水と電気を分離し、防水で絶縁であるため、電気器具が安全で省エネルギーであり、耐用年数が長い。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
注液口(4)と電源投入口(41)とが設けられている袋体(1)を備え、注液口(4)には、抜き出し可能な注液口閉塞柱(3)が取り付けられており、電源投入口(41)が、袋体(1)内に取り付けられる電気加熱部材と電気的に接続されている加熱可能な流体袋であって、前記電気加熱部材は、サーメット製発熱シート(23)からなり、サーメット製発熱シート(23)は、アッパーシート(24)とロワーシート(25)で構成される金属保護シェル内に封入されており、前記アッパーシート(24)には、接続台座(21)が接続されており、接続台座(21)内には、PVC保護シェル(20)が取り付けられており、PVC保護シェル(20)は、ネジスリーブ(19)により接続台座(21)に対して軸方向に位置決めされ、ネジスリーブ(19)の上端は、PVC保護シェル(20)における環状ボス(31)を介してPVC保護シェル(20)に位置決めされており、その下端は、接続台座(21)のネジ部分(37)に回転装着されており、PVC保護シェル(20)内には、電源コネクタ取付けシェル(18)が取り付けられており、電源コネクタ取付けシェル(18)内には、温度制御スイッチ(17)が取り付けられており、電源コネクタ取付けシェル(18)内には、銅質フラットコア電源入力ソケット(15)が取り付けられており、電源入力ソケット(15)には、回転上蓋(14)が取り付けられており、サーメット製発熱シート(23)の導線は、金属保護シェル及びそれに設けられる接続台座(21)を通ってから、PVC保護シェル(20)を通り、電源コネクタ取付けシェル(18)に入り、その後、温度制御スイッチ及び温度ヒューズと電気的に接続された後、電源入力ソケット(15)と電気的に接続され、回転上蓋を回転させて電源入力ソケット(15)を露出させれば、電源プラグ(13)を電源入力ソケット(15)に挿入することができることを特徴とする加熱可能な流体袋。
【請求項2】
前記アッパーシート(24)とロワーシート(25)には、封止パッド(22)を取り付けるための環状凹溝(35)が設けられていることにより、サーメット製発熱シート、電源導線及び導線のリード線点の2次防水、絶縁封止システムを実現し、アッパーシート(24)、及びPVC保護シェル(20)の下部には、サーメット製発熱シート(23)の温度を直接感知できる温度ヒューズ(16)が取り付けられており、前記接続台座(21)の下部には、液体が通過する透かし彫り構造が設けられており、液体の温度は、当該透かし彫り構造を介して電源コネクタ取付けシェル(18)内に取り付けられる温度制御スイッチ(17)へ直接伝達されることを特徴とする請求項1に記載の加熱可能な流体袋。
【請求項3】
前記サーメット製発熱シート(23)の電源入力端には、上押さえ片(11)と下押さえ片(12)とが取り付けられており、上押さえ片(11)は、アッパーシート(24)の凹溝に取り付けられており、下押さえ片(12)は、ロワーシート(25)の凹溝(36)に取り付けられており、上押さえ片と下押さえ片との結合面には、凹凸状の係合構造が設けられており、超音波プロセスで上押さえ片と下押さえ片とを結合することにより、電源導線及びリード線点の1次防水絶縁封止システムを実現し、上押さえ片(11)と下押さえ片(12)との間には、導線封止パッド(27)が増設されており、導線封止パッド(27)には、導線を貫通させて取り付ける導線ガイドスリーブ(28)が接続されており、導線ガイドスリーブ(28)は、上押さえ片(11)、アッパーシート(24)及びPVC保護シェル(20)を通り、電源コネクタ取付けシェル(18)に挿入され、サーメット製発熱シート(23)から引き出される導線は、前記導線ガイドスリーブ(28)を通り、電源コネクタ取付けシェル(18)に入り、温度制御スイッチ(17)及び温度ヒューズ(16)と電気的に接続された後に、電源入力ソケット(15)と電気的に接続され、上押さえ片における導線ガイドスリーブが通る穴は、先細りの錐形構造を呈し、アッパーシートにおける先細りの錐形穴に挿入され、その後、アッパーシートにおける錐形穴は、PVC保護シェル(20)における先細りの錐形穴に挿入されてから、PVC保護シェル(20)の錐形穴は、電源コネクタ取付けシェル(18)における先細りの錐形穴に挿入され、導線ガイドスリーブ(28)が各錐形穴を通る際に、多重の加締めと封止を実現し、袋体における液体が導線に沿って電源コネクタ取付けシェル(18)に入らないように確保することを特徴とする請求項1に記載の加熱可能な流体袋。
【請求項4】
前記サーメット製発熱シート(23)には、絶縁作用を果たす絶縁材料(26)が巻きついていることを特徴とする請求項3に記載の加熱可能な流体袋。
【請求項5】
前記接続台座(21)ネジ部分の下部には、ラッチホール(29)が接続されており、ラッチ(30)の一端は、当該ラッチホール(29)に挿入され、他端は、ネジスリーブ(19)が使用過程において緩むことを防止するように、ネジスリーブ(19)における挿入溝に位置決めされることを特徴とする請求項1に記載の加熱可能な流体袋。
【請求項6】
前記導線封止パッド(27)は、シリカゲルパッドであり、その一方側には、加締め時の側面封止を実現する爪折りが設けられていることを特徴とする請求項3に記載の加熱可能な流体袋。
【請求項7】
注液口(4)と電源投入口(41)とが設けられている袋体(1)を備え、注液口(4)には、抜き出し可能な注液口閉塞柱(3)が取り付けられており、電源投入口(41)が、袋体(1)内に取り付けられる電気加熱部材と電気的に接続されている加熱可能な流体袋であって、前記電気加熱部材は、サーメット製発熱シート(23)からなり、サーメット製発熱シート(23)の導線付の一端は、シリカゲルシート(6)を通り、上台座(24')と下台座(25')で構成される保護シェル内に位置し、上台座(24')及び下台座(25')の一端は、シリカゲルシート(6)とともに封止された導線防水絶縁カバーを構成し、上台座(24')及び下台座(25')の他端は、封止された、又は透かし彫りのシールドカバーを構成し、サーメット製発熱シート(23)には、温度ヒューズ(16)が貼付されており、温度ヒューズには、ヒューズ保護シェル(19')が被せられており、ヒューズ保護シェル(19')は、シールドカバー内に位置し、導線防水絶縁カバー内には、上押さえ片(11)及び下押さえ片(12)が取り付けられており、上押さえ片(11)及び下押さえ片(12)は、サーメット製発熱シート(23)の導線付の一端を押さえ、上押さえ片(11)と下押さえ片(12)との間には、シリカゲルシート(8)が増設されており、シリカゲルシート(8)には、錐台状挿入穴が設けられており、錐台状挿入穴は、上押さえ片(11)における通り穴に挿入されており、2つの導線は、それぞれシリカゲルシート(8)における対応する錐台状挿入穴を通り、上押さえ片(11)から引き出され、糸通し器(10)における対応する穴に入り、糸通し器は、PVC絶縁カバー(20')における接続ホルダ(9)に挿入されており、接続ホルダ(9)は、前記導線防水絶縁カバー内に固定されており、PVC絶縁カバー(20')内には、温度制御スイッチ(17)が取り付けられており、電源入力ソケット(15)もPVC絶縁カバー(20')内に固定されており、電源入力ソケット(15)には、回転上蓋(14)が取り付けられており、回転上蓋を回転させて角形状ポスト付の電源入力ソケット(15)を露出させれば、電源プラグ(13)を電源入力ソケット(15)に挿入することができることを特徴とする加熱可能な流体袋。
【請求項8】
前記電源プラグ(13)は、通常のプラグ、又は袋の膨張時に電源オフにする保護機能を持つクランプ式プラグ(2)であることを特徴とする請求項1又は7に記載の加熱可能な流体袋。
【請求項9】
前記シリカゲルシート(8)の一方側には、防水性爪折りが設けられていることを特徴とする請求項7に記載の加熱可能な流体袋。
【請求項10】
前記接続ホルダ(9)の導線防水絶縁カバーに挿入される一端には、2つの環状突起(7)が設けられており、環状突起(7)は、導線防水絶縁カバーにおける対応する挿入溝に挿入されることにより、導線防水絶縁カバーにおける接続ホルダの位置決めを実現することを特徴とする請求項7に記載の加熱可能な流体袋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウォーミング用品に関し、特に、液体(例えば、水)を電気加熱するウォーミング装置、具体的には、加熱可能な流体袋に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、充電式湯たんぽは、冬でよく使われるウォーミング用品であり、加熱が素早く、使用が便利であるという利点を有する。手、胸、腹などの部位を暖めるために使われてもよく、局所の保温のために使われてもよい。充電式湯たんぽは、袋における液体を電気で加熱する装置であり、通常の加熱部品は、ヒーティングワイヤ、ヒーティングチューブなどがある。しかし、加熱過程において電気漏れを防止することは、かねてから解決し難い問題であり、袋における液体(ほとんどが水道水である)が電気器具部品にしみ込んで短絡または電気漏れを引き起こしやすいので、電気器具の絶縁は、常に注目される重点である。しかし、実際の使用過程において、故障が最も発生し易く、耐用年数にひどく影響するものが電気加熱部品であることが見出され、よって、電気加熱部品の代替品を見つけることは、電気器具の安全を保証し、加熱効率を向上させ、耐用年数を長くするキーポイントである。
【0003】
近年、サーメット製加熱部品は、水加熱に広く応用され、防水で絶縁であり、電気器具が安全であり、体積が小さく、効率が高く、耐用年数が長い利点を有する。そのため、サーメット製加熱部品の液体加熱装置(充電式湯たんぽ)への応用は、幅広いマーケットを有し、進化した新世代の製品であるので、必ず人気になる。
【0004】
本明細書において、明確な逆の説明がない限り、そのうちの書類、項目又は知識の項目が参照又は検討される場合、このような引用又は検討は、当該書類、項目又は知識項目或いはその他の組合せのいずれかが、優先権日に公開して得ることができ、公衆が既に知られており、一部公知されている常識であり、或いは、本明細書に関する問題のいずれかを解決しようとするためのものとして知られることを認めるわけではない。
【発明の概要】
【0005】
本発明は、従来の液体加熱装置におけるヒーティングワイヤ又はヒーティングチューブといった電気加熱部品の耐用年数が短く、効率が低く、体積が大きく、防水性と絶縁性が悪いなどの電気器具の安全問題に対し、サーメットを電気加熱部品として用いる加熱可能な流体装置を設計することを目的とする。
【0006】
本発明の一つの技術方案は、
注液口4と電源投入口41とが設けられている袋体1を備え、注液口4には、抜き出し可能な注液口閉塞柱3が取り付けられており、電源投入口41が、袋体1内に取り付けられる電気加熱部材と電気的に接続されている加熱可能な流体袋であって、前記電気加熱部材は、サーメット製発熱シート23からなり、サーメット製発熱シート23は、アッパーシート24とロワーシート25で構成される金属保護シェル内に封入されており、前記アッパーシート24には、接続台座21が接続されており、接続台座21内には、PVC保護シェル20が取り付けられており、PVC保護シェル20は、ネジスリーブ19により接続台座21に対して軸方向に位置決めされ、ネジスリーブ19の上端は、PVC保護シェル20における環状ボス31を介してPVC保護シェル20に位置決めされており、その下端は、接続台座21のネジ部分37に回転装着されており、PVC保護シェル20内には、電源コネクタ取付けシェル18が取り付けられており、電源コネクタ取付けシェル18内には、温度制御スイッチ17が取り付けられており、電源コネクタ取付けシェル18内には、銅質フラットコア電源入力ソケット15が取り付けられており、電源入力ソケット15には、回転上蓋14が取り付けられており、サーメット製発熱シート23の電線は、金属保護シェル及びそれに設けられる接続台座21を通ってから、PVC保護シェル20を通り、電源コネクタ取付けシェル18に入り、その後、温度制御スイッチ及び温度ヒューズと電気的に接続された後、電源入力ソケット15と電気的に接続され、回転上蓋を回転させて電源入力ソケット15を露出させれば、電源プラグ13を電源入力ソケット15に挿入することができることを特徴とする加熱可能な流体袋である。
【0007】
前記アッパーシート24とロワーシート25には、封止パッド22を取り付けるための環状凹溝35が設けられていることにより、サーメット製発熱シート、電源導線及び導線のリード線点の2次防水、絶縁封止システムを実現し、アッパーシート24、及びPVC保護シェル20の下部には、サーメット製発熱シート23の温度を直接感知できる温度ヒューズ16が取り付けられている。前記接続台座21の下部には、液体が通過する透かし彫り構造が設けられており、その目的は、液体の温度を当該透かし彫り構造を介して電源コネクタ取付けシェル18内に取り付けられる温度制御スイッチ17へ直接伝達できることである(熱量は、まず、接続台座21の透かし彫りベース板に伝達されてから、PVC保護シェル20に伝達され、その後、密接して取り付けられる電源コネクタ取付けシェル18に伝達された後、温度制御スイッチ17に伝達される)。
【0008】
前記サーメット製発熱シート23の電源入力端には、上押さえ片11と下押さえ片12とが取り付けられており、上押さえ片11は、アッパーシート24の凹溝に取り付けられており、下押さえ片12は、ロワーシート25の凹溝36に取り付けられており、上押さえ片と下押さえ片との結合面には、凹凸状の係合構造が設けられており、超音波プロセスで上押さえ片と下押さえ片とを結合することにより、電源導線及びリード線点の1次防水絶縁封止システムを実現し、上押さえ片11とサーメット製発熱シート23との間には、導線封止パッド27が増設されており、導線封止パッド27には、導線を貫通させて取り付ける導線ガイドスリーブ28が接続されており、導線ガイドスリーブ28は、上押さえ片11、アッパーシート24及びPVC保護シェル20を通り、電源コネクタ取付けシェル18に挿入され、サーメット製発熱シート23から引き出される導線は、前記導線ガイドスリーブ28を通り、電源コネクタ取付けシェル18に入り、温度制御スイッチ17及び温度ヒューズ16と電気的に接続された後に、電源入力ソケット15と電気的に接続され、上押さえ片における導線ガイドスリーブが通る穴は、先細りの錐形構造を呈し、アッパーシートにおける先細りの錐形穴に挿入され、その後、アッパーシートにおける錐形穴は、PVC保護シェル20における先細りの錐形穴に挿入されてから、PVC保護シェル20の錐形穴は、電源コネクタ取付けシェル18における先細りの錐形穴に挿入され、導線ガイドスリーブ28が各錐形穴を通る際に、多重の加締めと封止を実現し、袋体における液体が導線に沿って電源コネクタ取付けシェル18に入らないように確保する。
【0009】
前記サーメット製発熱シート23には、絶縁作用を果たす絶縁材料26が巻きついている。
【0010】
前記接続台座21のネジ部分の下部には、ラッチホール29が接続されており、ラッチ30の一端は、当該ラッチホール29に挿入され、他端は、ネジスリーブ19が使用過程において緩むことを防止するように、ネジスリーブ19における挿入溝に位置決めされる。
【0011】
前記導線封止パッド27は、シリカゲルパッドであり、その一方側には、加締め時の側面封止を実現する爪折りが設けられている。
【0012】
本発明のもう一つの技術方案は、
注液口4と電源投入口とが設けられている袋体1を備え、注液口4には、抜き出し可能な注液口閉塞柱3が取り付けられており、電源投入口41が、袋体1内に取り付けられる電気加熱部材と電気的に接続されている加熱可能な流体袋であって、前記電気加熱部材は、サーメット製発熱シート23からなり、サーメット製発熱シート23の導線付の一端は、シリカゲルシート6を通り、上台座24'と下台座25'で構成される保護シェル内に位置し、上台座24'及び下台座25'の一端は、シリカゲルシート6とともに封止された導線防水絶縁カバーを構成し、上台座24'及び下台座25'の他端は、封止された、又は透かし彫りのシールドカバーを構成し、サーメット製発熱シート23には、温度ヒューズ16が貼付されており、温度ヒューズには、ヒューズ保護シェル19'が被せられており、ヒューズ保護シェル19'は、シールドカバー内に位置し、導線防水カバー内には、上押さえ片11及び下押さえ片12が取り付けられており、上押さえ片11及び下押さえ片12は、サーメット製発熱シート23の導線付の一端を押さえ、上押さえ片11とサーメット製発熱シート23との間には、シリカゲルシート8が増設されており、シリカゲルシート8には、錐台状挿入穴が設けられており、錐台状挿入穴は、上押さえ片11における通り穴に挿入されており、2つの導線は、それぞれシリカゲルシート8における対応する錐台状挿入穴を通り、上押さえ片11から引き出され、糸通し器10における対応する穴に入り、糸通し器は、PVC絶縁カバー20'における接続ホルダ9に挿入されており、接続ホルダ9は、前記導線防水絶縁カバー内に固定されており、PVC絶縁カバー20'内には、温度制御スイッチ17が取り付けられており、電源入力ソケット15もPVC絶縁カバー20'内に固定されており、電源入力ソケット15には、回転上蓋14が取り付けられており、回転上蓋を回転させて角形状ポスト付の電源入力ソケット15を露出させれば、電源プラグ13を電源入力ソケット15に挿入することができることを特徴とする加熱可能な流体袋である。
【0013】
前記電源プラグ13は、通常のプラグ、又は袋の膨張時に電源オフにする保護機能を持つクランプ式プラグ2である。
【0014】
前記シリカゲルシート8の一方側には、防水性爪折りが設けられている。
【0015】
前記接続ホルダ9の導線防水絶縁カバーに挿入される一端には、2つの環状突起7が設けられており、環状突起7は、導線防水絶縁カバーにおける対応する挿入溝に挿入されることにより、導線防水絶縁カバーにおける接続ホルダの位置決めを実現する。
【0016】
本発明の有益な効果は以下の通りである。
【0017】
本発明は、多重の防水、絶縁封止により、少なくとも2つの独立する絶縁防水システムを形成する。一つのシステムが壊れても、少なくとももう一つのシステムが保護作用を果たすことができるので、水と電気の分離を実現し、国際電気工学電気器具の安全標準の要求を完全に満たす。
【0018】
本発明は、サーメットを採用しているが、サーメットのみに限らない。加熱部品としては、加熱部品の体積が小さく、熱効率が高く、防水で絶縁で安全であり、及び耐用年数が長いという利点を有し、特に、サーメット製加熱板を金属(金属のみに限らない)製保護シェルに封入することにより、加熱部品の損害を効果的に防止し、防水作用を果たすことができるだけでなく、熱伝達の効果を保証できる。
【0019】
本発明は、温度ヒューズを採用しているため、液体(水)なしの加熱による火災の発生を防止できる。
【0020】
本発明は、多重の防水、絶縁封止により、少なくとも2つの独立する絶縁防水システムを形成する。一つのシステムが壊れても、少なくとももう一つのシステムが保護作用を果たすことができるので、水と電気の分離を実現し、電気漏れ事件の発生を徹底的に防止することができる。特に、導線は、シリカゲルカバーを採用して錐形糸通し穴を用いるので、導線の防水と絶縁封止を実現する。
【0021】
本発明は、角形状電極ピンを採用しているため、外部電源とピンとの接触面積を拡大し、電流の過大による故障を効果的に防止することができる。
【0022】
本発明の電気的取り付けは、二重保護(PVC保護シェル20と電源コネクタ取付けシェル18とのしまりばめ)を採用しているため、一つが壊れる場合であっても依然として通常に作動することを確保することができ、安全性が向上し、かつ耐用年数が長くなる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の分解構造の一つの模式図である。
【図2】本発明の分解構造のもう一つの模式図である。
【図3】本発明に係る電源プラグの分解構造の模式図である。
【図4】本発明に係るクランプ式電源プラグの構造の模式図である。
【図5】図2における下台座25'の拡大構造の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、添付図面と実施例を組み合わせて本発明をさらに説明する。
【0025】
実施例1。
【0026】
図1、3、4に示すとおりである。
【0027】
加熱可能な流体袋は、注液口4と電源投入口41とが設けられている袋体1を備え、注液口4には、抜き出し可能な注液口閉塞柱3が取り付けられており、電源投入口と袋体1の防水性接続は、従来技術により実現することができ、電源投入口は、袋体1内に取り付けられる電気加熱部材と電気的に接続されており、前記電気加熱部材は、サーメット製発熱シート23からなり、サーメット製発熱シート23は、アッパーシート24とロワーシート25で構成される金属保護シェル内に封入されており、アッパーシート24とロワーシート25は、スクリュー33により固定接続可能であり、ロワーシートには、環状封止パッド22を増設するための環状凹溝35が設けられており、アッパーシートには、対応する環状凸溝が設けられており、シリカゲル環状封止パッド22によりサーメット製発熱シート23と袋体1における液体とを分離させ、また、サーメット製発熱シート23の2次絶縁のために、実装の前には、まず若干の層の絶縁材料26を巻き付けるべきであり、サーメット製発熱シート23の電源入力端には、上押さえ片11と下押さえ片12とが取り付けられており、上押さえ片11は、アッパーシート24の凹溝に取り付けられており、下押さえ片12は、ロワーシート25の凹溝36に取り付けられており、上押さえ片と下押さえ片との結合面には、凹凸状の係合構造が設けられており、超音波プロセスでそれらを結合することによりサーメット製発熱シートと導線の一つの防水絶縁封止システムを実現し、上押さえ片11とサーメット製発熱シート23との間には、爪折り(横漏れ防止用)付の導線封止パッド27が増設されており、導線封止パッド27には、導線を貫通させて取り付ける導線ガイドスリーブ28が接続されており、導線ガイドスリーブ28は、上押さえ片11、アッパーシート24及びPVC保護シェル20を通り、電源コネクタ取付けシェル18に挿入され、サーメット製発熱シート23から引き出される導線は、前記導線ガイドスリーブ28を通り、電源コネクタ取付けシェル18に入り、温度制御スイッチ17(型番は、K301であってもよい)及び温度ヒューズ16と電気的に接続された後に、電源入力ソケット15と電気的に接続され、上押さえ片における導線ガイドスリーブが通る穴は、先細りの錐形構造を呈し、アッパーシートにおける先細りの錐形穴に挿入され、その後、アッパーシートにおける錐形穴は、PVC保護シェル20における先細りの錐形穴に挿入されてから、PVC保護シェル20の錐形穴は、電源コネクタ取付けシェル18における先細りの錐形穴に挿入され、導線ガイドスリーブ28が各錐形穴を通る際に、多重の加締めと封止を実現し、袋体における液体が導線に沿って電源コネクタ取付けシェル18に入らないように確保する。前記アッパーシート24には、接続台座21が接続されており、接続台座21内には、PVC保護シェル20が取り付けられており、PVC保護シェル20は、ネジスリーブ19により接続台座21に対して軸方向に位置決めされ、ネジスリーブ19の上端は、PVC保護シェル20における環状ボス31を介してPVC保護シェル20に位置決めされており、その下端は、接続台座21のネジ部分37に回転装着されている。PVC保護シェル20内には、電源コネクタ取付けシェル18が取り付けられており、PVC保護シェル20と電源コネクタ取付けシェル18との間は、しまりばめにより、保護シェル20又は取付けシェル18のうちの一つが壊れても、もう一つが依然として通常に作動できる。電源コネクタ取付けシェル18内には、1つ又は2つの温度制御スイッチ17が取り付けられていることにより、一つが壊れても、もう一つが依然として通常に作動できる。温度制御スイッチ17は、PVC保護シェル20の下部、及び透かし彫りの通り溝の上方に密着して位置し、直接水温を感知でき、水温が設定温度に達すると、温度制御スイッチは、電源オフにする。温度ヒューズ16は、アッパーシート24におけるソリッドな位置に密着し、PVC保護シェル20の下部に位置することにより、温度ヒューズ16がサーメット製発熱シートの温度を直接感知でき、水なしの加熱を防止し、水なしの加熱の場合に、サーメット製発熱シート23を包むアッパーシートの温度が迅速に上昇し、温度ヒューズの設定温度を超えると、直ちに電源オフにし、製品を使えなくする。電源コネクタ取付けシェル18内には、電源入力ソケット15が固定されて取り付けられており、電源入力ソケット15には、スクリュー34により上蓋32が取り付けられており、回転上蓋14は、上蓋32に取り付けられている。サーメット製発熱シート23の電線は、金属保護シェル及びそれに設けられる接続台座21を通ってから、PVC保護シェル20を通り、電源コネクタ取付けシェル18に入り、その後、温度制御スイッチ及び温度ヒューズと電気的に接続された後、電源入力ソケット15と電気的に接続され、回転上蓋を回転させて電源入力ソケット15を露出させれば、電源プラグ13を電源入力ソケット15に挿入することができる。図1に示すように、電源プラグ13は、図3に示す通常のプラグを採用してもよく、図4に示す袋の膨張時に電源オフにする保護機能を持つクランプ式プラグ2を採用してもよい。
【0028】
具体的に実施する際に、ネジスリーブ19が使用過程において緩むことを防止するために、接続台座21のネジ部分37の下部に1つ又は幾つかのラッチホール29を接続し、ラッチ30の一端を当該ラッチホール29に挿入し、他端をネジスリーブ19における水平又は縦方向の挿入溝に位置決めすることにより、ネジスリーブ19が使用過程において緩むことを防止することができる。
【0029】
実施例2。
【0030】
図2、3、4、5に示すとおりである。
【0031】
加熱可能な流体袋は、注液口4と電源投入口とが設けられている袋体1を備え、注液口4には、抜き出し可能な注液口閉塞柱3が取り付けられており、電源投入口は、袋体1内に取り付けられる電気加熱部材と電気的に接続されており、前記電気加熱部材は、サーメット製発熱シート23からなり、図2に示すように、サーメット製発熱シート23の導線付の一端は、シリカゲルシート6を通り、上台座24'と下台座25'で構成される保護シェル(PVC材質であり、金属材料又はその他の材料であってもよい)内に位置し、上台座24'及び下台座25'の一端は、シリカゲルシート6とともにスクリュー38及びエポキシ樹脂により封止された導線防水絶縁カバー39を封止構成し、上台座24'及び下台座25'の他端は、封止された、又は透かし彫りのシールドカバー40を構成し(図2において、透かし彫り構造であり、サーメット製発熱シートは、袋体における液体と直接接触し、加熱が素早い)、サーメット製発熱シート23には、温度ヒューズ16が貼付されており、温度ヒューズには、ヒューズ保護シェル19'が被せられており、ヒューズ保護シェル19'は、シールドカバー内に位置し、導線防水カバー内には、上押さえ片11及び下押さえ片12が取り付けられており、上押さえ片11及び下押さえ片12は、サーメット製発熱シート23の導線付の一端を押さえ、上押さえ片11と下押さえ片12との間には、シリカゲルシート8が増設されており、シリカゲルシート8の側縁には、横漏れ防止用の爪折りが設けられており、その表面には、導線が通る2つの錐台状挿入穴又は錐台状導線ガイドスリーブが設けられており、錐台状挿入穴は、上押さえ片11における錐形通り穴(先細り状)に挿入されており、2つの導線は、それぞれシリカゲルシート8における対応する錐台状挿入穴又は錐台状導線ガイドスリーブを通り、上押さえ片11から引き出され、糸通し器10における対応する穴に入り、糸通し器は、PVC絶縁カバー20'における接続ホルダ9に挿入されており、接続ホルダ9の導線防水絶縁カバーに挿入される一端には、2つの環状突起7が設けられており、環状突起7は、導線防水カバーにおける対応する挿入溝37(図5)に挿入されることにより、導線絶縁防水カバーにおける接続ホルダの位置決めを実現する。PVC絶縁カバー20'内には、温度制御スイッチ17が取り付けられており、電源入力ソケット15もPVC絶縁カバー20'内に固定されており、電源入力ソケット15には、スクリュー34により上蓋32が取り付けられており、上蓋32には、回転上蓋14が取り付けられており、回転上蓋14を回転させて角形状ポスト付の電源入力ソケット15を露出させれば、図3に示す電源プラグ13又は図4に示すクランプ式電源プラグ2を電源入力ソケット15に挿入することができる。
【0032】
なお、インターネット技術の発展の必要に応じて、具体的に実施する際に、実施例1、2における湯たんぽを電気的に改造してもよい。温度制御スイッチ及び温度ヒューズを取り付けるための電源コネクタ取付けシェル18に通信パネルを増設することにより、携帯電話によるリモートコントロールを実現し、アプリにより加熱状態をリアルタイムに監視して電源をリモート開閉することができる。
【0033】
さらに、本発明の実施例1、2におけるサーメット製発熱シートの形状は、長方形、正方形、円形、菱形又はその他の形状であってもよい。サーメット製発熱シートに代わり、その他の類似する形状の発熱部品を用いてもよく、ひいては、適当な、創造性のない改良を施す前提で、本発明のサーメット製発熱シートに代わり、シート状構造ではないその他の発熱部品、或いはその他の材料の発熱部品を用いてもよい。
【0034】
さらに、本発明は、故障が発生するおそれがなく冷凍状態でそのまま起動してもよく、冷蔵庫に入れて冷凍して、アイスバッグとして使用してもよい。
【0035】
本発明に関わらない部分、例えば、電気原理図などについて、いずれも従来技術と同じであり、或いは、従来技術により実現することができ、中国特許2013800424341(又はPCT/NZ2013/000162)を参照することで実現することもできる。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【国際調査報告】