(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】2019502943
(43)【公表日】20190131
(54)【発明の名称】光配列性材料の組成物
(51)【国際特許分類】
   G02F 1/1337 20060101AFI20190104BHJP
   C09K 19/56 20060101ALI20190104BHJP
   C09K 19/38 20060101ALN20190104BHJP
【FI】
   !G02F1/1337 520
   !C09K19/56
   !G02F1/1337 525
   !C09K19/38
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】61
(21)【出願番号】2018525351
(86)(22)【出願日】20161108
(85)【翻訳文提出日】20180706
(86)【国際出願番号】EP2016076930
(87)【国際公開番号】WO2017080977
(87)【国際公開日】20170518
(31)【優先権主張番号】15194025.1
(32)【優先日】20151111
(33)【優先権主張国】EP
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA
(71)【出願人】
【識別番号】518163910
【氏名又は名称】ロリク・テクノロジーズ・アーゲー
【氏名又は名称原語表記】ROLIC TECHNOLOGIES AG
【住所又は居所】スイス国、4123 アルシュヴィル、ゲヴェルベシュトラーセ 18
(74)【代理人】
【識別番号】110001508
【氏名又は名称】特許業務法人 津国
(72)【発明者】
【氏名】リダウイ,ハッサン
【住所又は居所】フランス国、68200 ミュルーズ、リュ・ドゥ・レテ 22
(72)【発明者】
【氏名】シャペレ,サブリナ
【住所又は居所】フランス国、68128 ヴィラージュ−ヌフ、リュ・デ・ジャルダン 37
(72)【発明者】
【氏名】イブン−エルハジ,モハメド
【住所又は居所】スイス国、4123 アルシュヴィル、イン・デン・デュレンマッテン 1
【テーマコード(参考)】
2H290
4H027
【Fターム(参考)】
2H290AA73
2H290BD01
2H290BF24
2H290DA01
2H290DA03
4H027BA11
4H027BD01
4H027BD12
(57)【要約】
本発明は、式(I)のモノマーを含む又は式(I)のモノマーから誘導される光配列性材料及び酸発生剤、塩基発生剤、酸又は塩基からなる群から選択される添加剤を含む新規組成物に関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光配列性材料及び酸発生剤、塩基発生剤、酸又は塩基からなる群から選択される添加剤を含む組成物。
【請求項2】
式(I):
【化14】

(式中
PGが重合性基を表し、
G及びSが、相互に独立して、スペーサー単位を表し、
が、単結合又は直鎖若しくは分枝、置換若しくは非置換C−C24アルキレンを表し、
Eが芳香族基、単結合、酸素原子、硫黄原子、−NH−、−N(C−Cアルキル)−、−CR、−OCO−、−COO−、−OOC−、−NHCO−、−CONH−、−CONR−、−NRCO、−SCS、−CO−を表し、式中、R及びRが相互に独立して水素又は環状、直鎖若しくは分枝、置換若しくは非置換C−C24アルキルであり、ここで1個以上の−C−基、−CH−基、−CH−基が、相互に独立して置き換えられていなくても、又は連結基によって置き換えられていてもよく、但し、R及びRの少なくとも1つが水素ではなく、
X、Yが相互に独立してH、CN、F又はClであり、但し、少なくとも1つがHであり;
Wが置換又は非置換フェニル環又はエステル基のいずれかであり;
Tが単結合、直鎖又は分枝C−C16アルキル基を表し、ここで1個以上の−C−基、−CH基−、−CH−基又は−CH−基が相互に独立して、置き換えられていなくても、又は少なくとも1個のヘテロ原子及び/又は第1級、第2級、第3級若しくは第4級窒素、例えばアンモニムカチオン及び/又は連結基によって置き換えられていてもよく、
zが0〜4の整数であり;
が0〜15、好ましくは1〜10、より好ましくは1〜8、より好ましくは1〜5、最も好ましくは1〜3の整数であり、最も好ましくはnは1であり;
が1〜15、好ましくは1〜10、より好ましくは1〜8、より好ましくは1〜5、最も好ましくは1〜3の整数であり、最も好ましくはnは1であり;
が0〜2の整数であり;好ましくはnは0又は1であり;
が1〜2の整数であり;
Vが末端基を表す)
で示されるモノマーを含む又は式(I)のモノマーに由来する光配列性材料、
及び酸発生剤、塩基発生剤、酸又は塩基からなる群から選択される添加剤を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
Wが非置換又はAで置換されたフェニル環であり、ここでAはハロゲン、置換又は非置換C−C24アルキル、置換又は非置換C−C24アルケニル、置換又は非置換C−C24アルキニル、又はカルボン酸を表し、ここで1個以上の−C−基、−CH−基、−CH−基が、相互に独立してヘテロ原子で置き換えられてもよい、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
式(IV):
【化15】

(式中
がOH、Cl、1から20個の炭素を有する置換又は非置換アルコキシ基、1から20個の炭素を有するアルキル基又は1から20個の炭素を有するアリール基を表し;
が単結合又は1個以上の好ましくは隣接していない−C−基、−CH−基、−CH−基がヘテロ原子で置き換えられていてもよい、直鎖若しくは分枝、置換若しくは非置換C−C24アルキレンを表し;
zが0〜15の整数であり;
が単結合又はC〜C12の置換若しくは非置換脂肪族若しくは脂環式基を表し;
が0〜4の整数であり;
が0〜15の整数であり;
が1から15の整数であり;
が1〜2の整数であり;
X、Yが相互に独立してH、F、Cl、CNを表し;
が1個以上の−C−基、−CH−基、−CH−基が連結基で置き換えられていてもよい、環式、芳香族、直鎖又は分枝、置換又は非置換C−C24アルキレンを表し;
EがO、S、NH、C(C−Cアルキル)、NR、OC、OOC、OCONH、OCONR、SCS、SCを表し、ここでRが、1個以上の−C−基、−CH−基、−CH−基が相互に独立して連結基で置き換えられていてもよい、環式、直鎖又は分枝、置換又は非置換C−C24アルキルであり;
Aがハロゲン、H又は置換若しくは非置換C−C24アルキル、置換若しくは非置換C−C24アルケニル、置換若しくは非置換C−C24アルキニル又はカルボン酸を表し、ここで1個以上の−C−基、−CH−基、−CH−基が相互に独立してヘテロ原子によって置き換えられていてもよく;
がOH、Cl、1〜20個の炭素を有する直鎖又は分枝、置換又は非置換アルコキシ基を表し、1個以上の−C−、−CH−、−CH−が非置換又は置換C−C20アリール基によって置き換えることができ;
が、その電子密度の非局在化を有する化学基及び/又はその隣接原子の電子密度の非局在化を誘導する化学基を表し、
Tが、非置換又は置換、直鎖C−C16アルキルを表す)
で示されるモノマーを含む又は式(IV)のモノマーに由来する光配列性材料並びに酸発生剤、塩基発生剤、酸及び塩基からなる群から選択される添加剤を含む請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
、z、n、n、x、S、A、R、Tが上記の通りであり;
が置換又は非置換C−C脂環式基を表し;
が置換又は非置換C−C24直鎖アルキルを表し;
EがO又はS又はNHを表し;
X、YがHであり;
がCNである、
請求項4に記載の光配列性材料を含む組成物。
【請求項6】
、z、n、n、x、S、R、Tが上記の通りであり;
AがH、1つ以上のハロゲン、1つ以上のメトキシ基又は1つ以上のカルボキシル基を表し;
が置換又は非置換C−C脂環式基を表し;
が置換又は非置換C−C24直鎖アルキルを表し;
EがO又はS又はNHを表し;
X、YがHであり;
がCNである、
請求項4又は5に記載の光配列性材料を含む組成物。
【請求項7】
、z、n、n、x、S、R、Tが上記の通りであり;
AがH、1つ以上のハロゲン、1つ以上のメトキシ基又は1つ以上のカルボキシル基を表し;
が置換又は非置換C−C脂環式基を表し、
が置換又は非置換C−C24直鎖アルキルを表し;
EがOを表し;
X、YがHであり;
がCNである、
請求項4、5又は6のいずれか一項に記載の光配列性材料を含む組成物。
【請求項8】
、z、n、n、x、S、R、Z、Tが上記の通りであり;
AがH、1つ以上のハロゲン、1つ以上のメトキシ基又は1つ以上のカルボキシル基を表し;
が置換若しくは非置換シクロヘキサノール基又は置換若しくは非置換シクロヘキサンエーテル基であり;
がエチル基であり;
X及びYがHであり;
EがOであり;
がCNである、
請求項4〜7のいずれか一項に記載の光配列性材料を含む組成物。
【請求項9】
前記添加剤が酸発生剤又は塩基発生剤である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項10】
前記酸発生剤がジアリールヨードニウム塩又はスルホニウム塩からなる群から選択される、請求項9に記載の組成物。
【請求項11】
前記塩基発生剤がアミノケトンである、請求項9に記載の組成物。
【請求項12】
前記光配列材料と同一ではない第2のポリマー又はコポリマーをさらに含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項13】
前記第2のポリマー又はコポリマーがポリアミド酸又はポリイミドである、請求項12に記載の組成物。
【請求項14】
液晶の配向のための、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組成物の使用。
【請求項15】
請求項1〜14のいずれか一項に記載の組成物を少なくとも含む光学又は電気光学非構造化又は構造化素子。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、式(I)又は式(IV)のモノマーを含むポリマー及び酸発生剤、塩基発生剤、酸又は塩基からなる群から選択される添加剤を含む組成物に関する。
【0002】
式(I)のモノマーを含むポリマーは、当技術分野において既知であり、光学及び電気光学用途のための光配列性材料として使用される。これらの光配列性材料は、基板上にコーティングされ、加熱乾燥され、続いてUV光が照射される。続いて、光配列性材料に熱処理を施してよい。液晶セルを調製する方法は、2つのコート基板を組み立て、コート基板上に液晶を注入することによるものである。組み立て後、液晶セルは熱によりアニーリングされる。液晶の注入前に、セルに熱処理を施すことも可能である。ある用途では、アニーリング温度は90℃を超え、他の用途では100℃を超え、さらに他では110℃を超え、他の用途では120℃又は130℃を超える。
【0003】
より高い温度、即ち100℃超にてアニーリングされた液晶セルは、その電気光学特性を失うことがある。したがって、熱処理後に良好な電気光学特性を示す光配列性材料を構成する組成物を開発する必要がある。
【0004】
したがって、本発明の目的は、高温、好ましくは100℃超にて光配列性材料の安定化を可能にする組成物を提供することである。
【発明の概要】
【0005】
本発明の第1の目的は、光配列性材料並びに酸発生剤、塩基発生剤、酸及び塩基からなる群から選択される添加剤を含む組成物を提供することである。
【0006】
本発明の第2の目的は、少なくとも1つの光配列性材料、第1の材料とは異なるポリマー及び酸発生剤、塩基発生剤、酸又は塩基からなる群から選択される添加剤を含む組成物を提供することである。
【0007】
本発明の第3の目的は、前記組成物を含み、好ましくは重合性液晶をさらに含む配向層を提供することである。
【0008】
本発明の第4の目的は、前記組成物を含む配向層の製造方法及びそのような方法によって得た配向層を提供することである。
【0009】
第5の実施形態において、本発明は、液晶を配列させるための、又は重合性液晶を含む液晶若しくは重合性液晶の配列のための、又は一対の前記配向層に挟まれた液晶の配列のための、前記配向層の使用に関する。
【0010】
本発明の第6の目的は、前記組成物又は前記配向層を含む液晶表示装置の製造方法を提供することである。
【0011】
本発明の第7の目的は、前記組成物又は前記配向層を含む光学又は電気光学非構造化又は構造化素子を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
第1の実施形態では、本発明は、光配列性材料及び酸発生剤、塩基発生剤、酸又は塩基からなる群から選択される添加剤を含む組成物に関する。
【0013】
好ましくは、本発明による光配列性材料は、配列光への暴露時に好ましい方向を示し、したがって液晶の配列能力を誘起することができる、光配列性部分を組み込む。
【0014】
光配列性部分は、好ましくは異方性吸収特性を有し、好ましくは230〜500nmの波長範囲内で吸収を示す。
【0015】
好ましくは、光配列性部分は、炭素−炭素二重結合、炭素−窒素二重結合又は窒素−窒素二重結合を有する。
【0016】
例えば、光配列性部分は、置換又は非置換アゾ染料、アントラキノン、クマリン、メリシアニン、メタン、2−フェニルアゾチアゾール、2−フェニルアゾベンズチアゾール、スチルベン、シアノスチルベン、カルコン、シンナマート、スチルバゾリウム、1,4−ビス(2−フェニルエチレニル)ベンゼン、4,4’−ビス(アリールアゾ)スチルベン、ペリレン、4,8−ジアミノ−1,5−ナフトキノン染料、2個の芳香環と共役したケトン部分又はケトン誘導体を有するジアリールケトン、例えば置換ベンゾフェノン、ベンゾフェノンイミン、フェニルヒドラゾン及びセミカルバゾンである。
【0017】
上に挙げた異方性吸収材料の調製は、例えばHoffmanら、米国特許第4,565,424号、Jonesら、米国特許第4,401,369号、Cole,Jr.ら、米国特許第4,122,027号、Etzbachら、米国特許第4,667,020号及びShannonら、米国特許第5,389,285号に示すように周知である。
【0018】
好ましくは、光配列性部分は、アリールアゾ、ポリ(アリールアゾ)、スチルベン、シアノスチルベン、ジアリールケトン誘導体及びシンナマートを含み、より好ましくは、光配列性部分はシンナマートを含む。
【0019】
光配列材料は、モノマー、オリゴマー又はポリマーの形態を有し得る。光配列性部分は、ポリマー若しくはオリゴマーの主鎖内若しくは側鎖内に共有結合することができ、又は光配列性部分はモノマーの一部であってよい。
【0020】
ポリマーとしては、例えばポリアクリラート、ポリメタクリラート、ポリイミド、ポリアミド酸、ポリマレインイミド、ポリ−2−クロロアクリラート、ポリ−2−フェニルアクリラート;非置換又はC−Cアルキル置換ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミド、ポリ−2−クロロアクリルアミド、ポリ−2−フェニルアクリルアミド、ポリビニルエーテル、ポリビニルエステル、ポリスチレン誘導体、ポリシロキサン、ポリアクリル酸又はポリメタクリル酸の直鎖又は分枝アルキルエステル;ポリフェノキシアルキルアクリラート、ポリフェノキシアルキルメタクリラート、炭素原子1〜20個のアルキル残基を有するポリフェニルアルキルメタクリラート;ポリアクリルニトリル、ポリメタクリルニトリル、ポリスチレン、ポリ−4−メチルスチレン又はそれの混合物が挙げられる。
【0021】
さらに、好ましい光配列性モノマー又はオリゴマー又はポリマーは、米国特許第5,539,074号、米国特許第6,201,087号、米国特許第6,107,427号、米国特許第6,335,409号及び米国特許第6,632,909号に記載されている。
好ましい実施形態では、本発明は、式(I):
【0022】
【化1】

(式中
PGは重合性基を表し、
G及びSは、相互に独立して、スペーサー単位を表し、
は、単結合又は直鎖若しくは分枝、置換若しくは非置換C−C24アルキレン、特にC−C12アルキレン、より特にC−Cアルキレン、より特にC−Cアルキレン、最も特にC−Cアルキレン、最も特にC−Cアルキレンであり、ここで1個以上の−C−基、−CH−基、−CH−基は連結基で置き換えられてよく、
Eは芳香族基、単結合、酸素原子、硫黄原子、−NH−、−N(C−Cアルキル)−、−CR、−OCO−、−COO−、−OOC−、−NHCO−、−CONH−、−CONR−、−NRCO、−SCS、−CO−を表し、式中、R及びRは相互に独立して水素又は環状、直鎖若しくは分枝、置換若しくは非置換C−C24アルキルであり、ここで1個以上の−C−基、−CH−基、−CH−基は、相互に独立して置き換えられていなくても、又は連結基によって置き換えられていてもよく、但し、R及びRの少なくとも1つは水素ではなく、
X、Yは相互に独立してH、CN、F又はClであり、但し、少なくとも1つがHであり;
Wは置換又は非置換フェニル環又はエステル基のいずれかであり;
Tは単結合、直鎖又は分枝C−C16アルキル基を表し、ここで1個以上の−C−基、−CH基−、−CH−基又は−CH−基は相互に独立して、置き換えられていなくても、又は少なくとも1個のヘテロ原子及び/又は第1級、第2級、第3級若しくは第4級窒素、例えばアンモニウムカチオン及び/又は連結基によって置き換えられていてもよく、
zは0〜4の整数であり;より好ましくはzは1又は2のいずれかであり;
は1〜2の整数であり;並びに
は0〜15、好ましくは1〜10、より好ましくは1〜8、より好ましくは1〜5、最も好ましくは1〜3の整数であり、最も好ましくはnは1であり;
は1〜15、好ましくは1〜10、より好ましくは1〜8、より好ましくは1〜5、最も好ましくは1〜3の整数であり、最も好ましくはnは1であり;
は0〜2の整数であり;好ましくはnは0又は1であり;
Vは末端基を表す)
で示されるモノマーを含む又は式(I)のモノマーに由来する光配列性材料、
及び酸発生剤、塩基発生剤、酸又は塩基からなる群から選択される添加剤を含む、組成物に関する。
【0023】
表現「重合性基」は、本発明の文脈において使用される場合、(場合により他のコモノマーとの)重合を施されてオリゴマー、デンドリマー、ポリマー又はコポリマーを生じることができる官能基を示す。得られたオリゴマー、デンドリマー、ポリマー又はコポリマーは、直鎖、分枝又は架橋のいずれかであることができる。当業者には、どの官能基がある特定のポリマー向けであるかが明らかとなる。したがって、例えば示された重合性基としての「イミドモノマー」の場合、当業者には、ポリイミドを生成する重合用の実際のモノマー単位が例えばジアミン及び二無水物であることは明らかである。同様に、「ウレタンモノマー」に関しては、実際のモノマー単位はジオール及びジイソシアネートである。
【0024】
本発明の文脈において、用語「官能基」は、1を超える官能基、例えば2個の官能基又は3個の官能基又は4個の官能基が存在できることを意味する。このため、例えば式(I)の化合物は、PG中に1、2、3又は4個の官能基を有することができる。
【0025】
PGは、好ましくは非置換又は置換アクリラート、メタクリラート、2−クロロアクリラート、2−フェニルアクリラート、場合によりN−低級アルキル置換アクリルアミド、メタクリルアミド、2−クロロアクリルアミド、2−フェニルアクリルアミド、ビニル、アリル、ビニルエーテル及びエステル、アリルエーテル及びエステル、炭酸エステル、アセタール、尿素、マレインイミド、ノルボルネン、ノルボルネン誘導体、エポキシ、スチレン及びスチレン誘導体、例えばα−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−クロロスチレン、シロキサン、シラン、ジアミン、イミドモノマー、アミド酸モノマー及びそのエステル、アミドイミドモノマー、マレイン酸及びマレイン酸誘導体、例えばジ−n−ブチルマレアート、ジメチルマレアート、ジエチルマレアートなど、フマル酸及びフマル酸誘導体、例えばジ−n−ブチルフマラート、ジ−(2−エチルヘキシル)フマラートなど、ウレタン又はその対応するホモポリマー及びコポリマーから選択される。
【0026】
より好ましくは、重合性基PGはアクリラート、メタクリラート、ビニルエーテル及びエステル、エポキシ、スチレン誘導体、シロキサン、シラン、マレインイミド、ジアミン、ノルボルネン、ノルボルネン誘導体、イミドモノマー、アミド酸モノマー及びその対応するホモポリマー及びコポリマー又は非置換若しくは置換、脂肪族、芳香族及び/若しくは脂環式ジアミン基から選択される。
【0027】
より好ましくは、PGは、非置換又は置換、脂肪族、芳香族及び/又は脂環式ジアミン基、シロキサン、マレインイミド、特に1〜40個の炭素原子を有するジアミン基を表し、ここでジアミン基は、1個以上のヘテロ原子及び/若しくは架橋基を含み得る脂肪族基;並びに/又は芳香族基;並びに/又は脂環式基若しくはシロキサンを含む。
【0028】
さらにより好ましくは、PGはシロキサン化合物である。
【0029】
スペーサーG及びSは、相互に独立して、単結合又は環状、直鎖若しくは分枝、置換若しくは非置換C−C24アルキレン、特にC−C12アルキレン、特にC−Cアルキレン、より特にC−Cアルキレン、最も特にC−Cアルキレンであり得るスペーサー単位を表し、ここで1個以上の、好ましくは隣接していない−C−基、−CH−基、−CH−基は置き換えられていなくても、又は連結基によって少なくとも1回置き換えられていてもよい。
【0030】
より好ましくは、スペーサーG及びSは、相互に独立してC−C24アルキレンを表し、ここで1個又は複数の好ましくは隣接していない−C−基、−CH−基、−CH−基は、置き換えられていなくても、又は架橋基を介して結合された非芳香族、芳香族、非置換若しくは置換炭素環基又は複素環基によって少なくとも1回置き換えられていてもよい。
【0031】
G及びSにおける非芳香族基、芳香族基、脂環式基又はフェニレン、シクロヘキシレン又は炭素環基又は複素環基の置換基は、好ましくは、クロロ若しくはフルオロ若しくはトリフルオロメチル等の少なくとも1つのハロゲン及び/又はC−Cアルコキシ、好ましくはメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペントキシ、ヘキソキシ及び/又は酸素である。
【0032】
好ましくは、相互に独立してG及びSの架橋基を介して結合した非芳香族、芳香族、非置換又は置換の炭素環基又は複素環基は、式(II)によって表され:
−(Z2aa4−(Z−Ca1−(Z−Ca2−(Z1aa3− (II)
式中:
、Cはそれぞれ独立して、好ましくは架橋基Z及びZ及び/又はZ1aを介して相互に結合した非芳香族、芳香族、場合により置換された炭素環基又は複素環基を表し、好ましくはC及びCは、基S及び/又はSが長い分子軸を有するように、架橋基Z及びZ並びに/又はZ1aを介して対向位置にて結合され、並びに
、Z、Z1a、Z2aはそれぞれ独立して、好ましくは−CH(OH)−、−CH−、−O−、−CO−、−CH(CO)−、−SO−、−CH(SO)−、−SO−、−CH(SO)−、−COO−、−OCO−、−COCF−、−CFCO−、−S−CO−、−CO−S−、−SOO−、−OSO−、−SOS−、−CH−CH−、−OCH−、−CHO−、−CH=CH−、−C≡C−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−CH=N−、−C(CH)=N−、−O−CO−O−、−N=N−から選択される架橋基又は単結合を表し、
ここでa1、a2、a3、a4は、a1+a2+a3+a4≦6であるように、それぞれ独立して0〜3の整数を表し、好ましくはa3及びa4は0であり、a1+a2は1、2、3又は4であり、より好ましくは1、2、最も好ましくは1である、
より好ましくは、Sの非芳香族、芳香族、非置換又は置換の炭素環基又は複素環基は、式(II)によって表され、式中:
、Cは、群G1の化合物から選択され、群Gは:
【化2】

からなる群から選択され、式中:
」は、式(II)中の隣接する基へのC及びCの連結結合を示し;並びに
Lは−CH、−OCH、CF、−COCH、極性基、ニトロ、ニトリル、ハロゲン、例えばフルオル又はクロル、CH=CH−、CH=C(CH)−CH=CH−(CO)O−、CH=CH−O−、CH=C(CH)−(CO)O−、−O−又はCH=C(CH)−O−であり、
は0〜4の整数であり;
は0〜3の整数であり;
は0〜2の整数であり;
、Z、Z1a、Z2aはそれぞれ独立して−O−、−CO−、−COO−、−OCO−、−COCF−、−CFCO−、−CH−CH−、−OCH−、−CHO−、−CH=CH−、−C≡C−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−又は単結合を表し;但し、ヘテロ原子は相互に直接結合せず、
a1、a2、a3、a4は、a1+a2+a3+a3≦6であるように、それぞれ独立して0〜3の整数を表し;好ましくはa3は0であり、a+a≦4である。
【0033】
最も好ましくは、Sの架橋基を介して結合した非芳香族、芳香族、非置換又は置換炭素環又は複素環基は、式(II)によって表され、式中:
、Cはそれぞれ独立して非置換又は置換の1,4−フェニレン基、2−メトキシ−1,4−フェニレン基、3−メトキシ−1,4−フェニレン基、2−トリフルオロメチル−1,4−フェニレン基、5−メトキシ−1,4−フェニレン基、2−フルオル−1,4−フェニレン、3−フルオル−1,4−フェニレン、5−フルオル−1,4−フェニレン、2,3,5,6−テトラフルオル−1,4−フェニレン基、1,4−シクロへキシレン基又は4,4’−ビフェニレン基を表し、並びに
、Z、Z1a、Z2aは、それぞれ独立して、−O−、−CO−、−COO−、−OCO−、−CH−CH−、−OCH−、−CHO−、−CH=CH−、−C≡C−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−又は単結合を表し;並びに
a1、a2、a3、a4は独立して0又は1であり、好ましくはa3及びa4は0である。
【0034】
特に最も好ましくは、Sの架橋基を介して結合した非芳香族、芳香族、非置換又は置換の炭素環基又は複素環基は、式(II)によって表され、式中:
、Cはそれぞれ独立して、少なくとも1つのフルオル、メトキシ又はトリフルオロメチル置換又は非置換の1,4−フェニレンを表し;並びに
、Z、Z1a、Z2aは、それぞれ独立して、−O−、−CO−、−COO−、−OCO−、−CH−CH−、−OCH−、−CHO−、−CH=CH−、−C≡C−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−又は単結合であり;並びに
a1、a2、a3、a4は独立して0又は1であり、好ましくはa3及びa4は0である。
【0035】
より好ましくは、Sの架橋基を介して結合した非芳香族、芳香族、非置換又は置換の炭素環基又は複素環基は、式(II)によって表され、
、Cは、上記の意味を有する群Gから選択され;並びに
、Z、Z1a、Z2aは、それぞれ独立して、−O−、−CO−、−COO−、−OCO−、−COCF−、−CFCO−、−CH−CH−、−OCH−、−CHO−、−CH=CH−、−C≡C−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−又は単結合であり、但し、ヘテロ原子は相互に直接結合せず、並びに
a1、a2、a3、a4は、a1+a2+a3+a4≦6であるように、それぞれ独立して0〜3の整数を表し、好ましくはa1+a2≦4、a3及びa4は0であり;並びに好ましくは、Sは、Zを介してAに連結されている。
【0036】
最も好ましくは、Sの架橋基を介して結合した非芳香族、芳香族、非置換又は置換炭素環基又は複素環基は、式(II)によって表され、式中:
、Cは、それぞれ独立して、非置換又はハロゲン原子、極性基、及び/又は1〜10個の炭素原子を有するアルコキシ基、アルキルカルボニルオキシ基若しくはアルキルオキシカルボニル基によって1置換若しくは多置換された1,4−フェニレン基、1,4−シクロへキシレン基又は4,4’−ビフェニレン基を表し、並びに
、Z、Z1a、Z2aは、それぞれ独立して、−COO−、−OCO−、−CH−CH−、−OCH−、−CHO−、−CH=CH−、−C≡C−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−又は単結合であり;そして
a1、a2、a3、a4は独立して0又は1であり、好ましくはSはZを介してAに結合している。
【0037】
特に最も好ましくは、Sの架橋基を介して結合した非芳香族、芳香族、非置換又は置換炭素環基又は複素環基は、式(III)で表され:
−(Z2aa4−(Z−Ca1−(Z1aa3− (III)
式中:
は、好ましくは群Gの化合物から選択される、非芳香族、芳香族、非置換又は置換の炭素環基又は複素環基を表し、並びに
、Z1a2aは、相互に独立して、−COO−、−OCO−、−OCO(C−C)アルキル、−COOCH(C−C)アルキル−、−CH−CH−、−OCH−、−CHO−、−CH=CH−、−C≡C−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−若しくは単結合、又は直鎖若しくは分枝鎖の置換若しくは非置換C−Cアルキレンであり、ここで、1個以上の−CH−基は、相互に独立して、上記のように連結基、好ましくは−O−により置き換えられていてもよく;
a1、a3は1であり、a4は0又は1のいずれかである。
【0038】
さらに、特に最も好ましくは、Sの架橋基を介して結合した非芳香族、芳香族、非置換又は置換の炭素環基又は複素環基は式(III)を表し、式中:
は、置換若しくは非置換1,4−フェニレン、非置換であるか又はハロゲン原子によって、及び/又は1〜10個の炭素原子を有するアルコキシ基、アルキルカルボニルオキシ基若しくはアルキルオキシカルボニル基によって1置換又は多置換されたシクロへキシレンであり、
、Z1a、Z2aはそれぞれ相互に独立して、−COO−、−OCO−、−CH−CH−、−OCH−、−CHO−、−CH=CH−、−C≡C−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−若しくは単結合、又は直鎖若しくは分枝、置換若しくは非置換C−Cアルキレンを表し、ここで1個以上の−C−基、−CH−基、−CH−基は相互に独立して、上記の連結基によって、好ましくは−O−、−COO−、−OCO−によって置き換えられ、より好ましくは、Z2aは単結合であり、
a1、a3は相互に独立して1を表し、a4は0又は1であり、好ましくはSはZを介してAに結合している。
【0039】
より好ましくは、Gは、単結合、非置換又は非置換の非芳香族、芳香族、非置換又は置換の炭素環基又は複素環基又は−(CHn1−、−(CHn1−O−(CHn1(CHn1−O(OC)−(CHn1−、(CHn1−(OC)O−(CHn1−、(CHn1−NH−(CHn1−、(CHn1−NH(OC)−(CHn1−、−(CHn1−(OC)NH−(CHn1−、(CHn1−S−(CHn1−、(CHn1−S(SC)−(CHn1−、(CHn1−(SC)NH−(CHn1−、(CHn1−NH(CS)−(CHn1−、(CHn1−(SC)S−(CHn1−、(CHn1−NHCONH−(CHn1−、(CHn1−NHCSNH−(CHn1−、(CHn1−O(CO)O−(CHn1−、−(CHn1−OCONH−(CHn1−、−(CHn1−NHOCO−(CHn1−である。
【0040】
最も好ましくは、Gは単結合、フェニレン、置換若しくは非置換のシクロヘキシレン又は−(CHn1−、−(CHn1−O(OC)−(CHn1−、−(CHn1−NH(CO)O−(CHn1−、好ましくは−(CH−、−(CH−、−(CH−、−(CH−、−O(OC)−(CH−、−O(OC)−(CH−、−(CH−NH(CO)O−(CH−であり、式中、n1は、相互に独立して0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、好ましくは0、1、2、3、4、5、6であり、より好ましくは0、1、2、3、4であり、最も好ましくは0、1又は2である。
【0041】
より好ましくは、Sは単結合、直鎖又は分枝、置換又は非置換C−Cアルキレン、より特にはC−Cアルキレン、上記の好ましいもののうち、最も特にC−Cアルキレンであり;ここで1個以上の、好ましくは隣接していない−C−基、−CH−基、−CH−基は置換されていなくてもよく、又は
非置換若しくは置換の脂環式基、好ましくはシクロヘキシレン、又は非置換若しくは置換芳香族基、単結合、ヘテロ原子、−O−、−CO、−アリーレン−、−CO−O−、−O−CO−、−O−CO−O−によって、より好ましくは
非置換又は置換のシクロへキシレン又は非置換若しくは置換のフェニレン、単結合、−O−、−CO、−アリーレン−、−CO−O−、−O−CO−、−O−CO−O−によって、少なくとも1回置き換えられていてよく
但し連結基の酸素原子は相互に直接結合していない。
【0042】
が芳香族基を含む場合、分子の残部への結合が芳香環の任意の炭素原子にて生じ得ることが、本発明にさらに含まれる。
【0043】
用語「連結基」は、本発明の文脈において使用される場合、好ましくは、非置換又は置換脂環式基、好ましくはシクロヘキシレン、又は非置換若しくは置換芳香族基、単結合、ヘテロ原子、カチオン性炭素水素基、例えば−(C+)−、−O−、−CO、−アリーレン−、−CO−O−、−O−CO−、
【化3】

−CN、−NR−、−NR−CO−、−CO−NR−、−NR−CO−O−、−O−CO−NR−、−NR−CO−NR−、−CH=CH−、−C≡C−、−O−CO−O−及び−Si(CH−O−Si(CH−からなる群から選択され、式中:
は水素原子又はC−Cアルキルを表し、
但し連結基の酸素原子は相互に直接結合していない。
【0044】
連結基の置換された脂環式基又は芳香族基の置換基は、1以上であってよく、好ましくはハロゲン、例えばフルオル、クロロ、ブロモ、ヨード、好ましくはフルオロ/クロロ、より好ましくはフルオル;又はC−Cアルコキシ、例えば好ましくはメトキシ若しくはトリフルオロメチルである。
【0045】
本発明のさらなる実施形態では、Eは、好ましくは、置換又は非置換フェニレン、単結合、−O−、−COO−、−OOC−、−NHCO−、−CONH−、−CONR−、−NRCO、−SCS、−CO−であり、最も好ましくは、Eは、−O−、−COO−、−OOC−又は置換若しくは非置換フェニレンである。
【0046】
好ましい実施形態では、Wは、Aで置換されたフェニル環であり、ここでAは1個以上のハロゲン、H又は1個以上の置換又は非置換C−C24アルキル、1個以上の置換又は非置換C−C24アルケニル、1個以上の置換又非置換C−C24アルキニル、又は1個以上のカルボン酸であり、ここで1個以上の−C−基、−CH−基、−CH−基は、相互に独立してヘテロ原子で置き換えられてもよい。
【0047】
より好ましいTは、単結合、直鎖C−C16アルキルであり、ここで少なくとも1個の−C−基、−CH−基、−CH−基又は−CH基は、相互に独立して置き換えられていないか、又は少なくとも1個のヘテロ原子によって置き換えられていて、好ましくは−C−基、−CH−基、−CH−基は置き換えられていないか、又は少なくとも1個のヘテロ原子によって置き換えられていて、ここでヘテロ原子は−O−若しくは−S−であることができ;及び/又は第1級、第2級、第3級若しくは第4級窒素、例えばアンモニウムカチオンによって、より好ましくは第2級若しくは第3級アミンによって置き換えられ;及び/又は連結基であって、より好ましくはハロゲン、例えばフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、より好ましくはフルオロ及び/若しくはクロロ、最も好ましくはフルオロ等の連結基及び/又は好ましくは非置換又は置換の脂環式基又は芳香族基、−CH=CH−、−C≡C−、単結合、ヘテロ原子、−O−、−CO、−CO−O−、−O−CO−、
【化4】

−CN、−NR−である連結基によって置き換えられ、ここで
は水素原子又はC−Cアルキルを表し、
但し連結基の酸素原子は相互に直接結合せず;
又は/及びTは直鎖C−C16アルキルであり、ここで少なくとも1個の−C−基、−CH−基、−CH−基若しくは−CH基は相互に独立して置き換えられていないか、又は−O−(CH2)n−、−OCO−(CH2)n−、OOC−(CH2)n−、−NH−(CH2)n−、−S−(CH2)n−、SSC−(CH2)n−、−SCS−(CH2)n−、−O−(CH2)n−O−、−O−(CH2)n−COO−、−O−(CH2)n−OCO−、OOC−(CH2)n−O−、−OCO−(CH2)n−O−、−O−(CH2)n−NH−、−NH−(CH2)n−O−、OOC−(CH2)n−NH−、−NH−(CH2)n−COO−、−OCO−(CH2)n−NH−、−OCO−(CH2)n−NH−、NH−(CH2)n−NH−、−S−(CH2)n−S−、−S−(CH2)n−CSS−、−S−(CH2)n−SCS−、SSC−(CH2)n−S−、−SCS−(CH2)n−S−、−SCS−(CH2)n−S−、−O−(CH2)n−S−、−O−(CH2)n−CSS−、−O−(CH2)n−SCS−、OOC−(CH2)n−S−、−OCO−(CH2)n−S−、−OCO−(CH2)n−S−、−S−(CH2)n−O−、−S−(CH2)n−COO−、−S−(CH2)n−OCO−、−SSC−(CH2)n−O−、−SCS−(CH2)n−O−、−SCS−(CH2)n−O−、−S−(CH2)n−NH−、−NH−(CH2)n−S−、SSC−(CH2)n−NH−、−NH−(CH2)n−CSS−、−SCS−(CH2)n−NH−及び−SCS−(CH2)n−NH−基から選択される少なくとも1個の基によって置き換えられ;
ここでnは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、好ましくは1、2、3、4、5、6、より好ましくは2、3、4、5、6の整数である。
【0048】
本発明の好ましい実施形態では、Eは、好ましくは、置換又は非置換フェニレン、単結合、−O−、−COO−、−OOC−、−NHCO−、−CONH−、−CONR−、−NRCO、−SCS、−CO−であり、最も好ましくは、Eは、−O−、−COO−、−OOC−又は置換若しくは非置換フェニレンである。
【0049】
本発明の文脈において、表現「末端基」は、以下からなる群から選択される:
その電子密度の非局在化を有する化学基及び/又はその隣接原子の電子密度の非局在化を誘導する化学基;
ハロゲン、好ましくはフルオロ、クロロ、ブロモ又はヨード、特にクロロ又はフルオロ;
ハロゲンを含有する基、好ましくはフルオロ−、クロロ−、ブロモ−、ヨード−アルキル、特にフルオロ−、クロロ−、−アルキル、より好ましくはフルオロ−アルキル、特にトリフルオロメチル;
酸素を含有する基、好ましくはヒドロキシ、カルボニル、例えばケトン又はアルデヒド基、炭酸エステル、カルボン酸塩、カルボン酸、カルボキシルエステル、エーテル、例えばC−Cアルコキシ、アセタール又はケタール基、オルトカーボネートエステル、
カチオン、アニオン、塩を含有する基;
窒素を含有する基、好ましくはカルボキサミド、第1級アミン、第2級アミン、例えばジ−(C−C16アルキル)アミノ、第3級アミン、アンモニウムイオン、第1級ケチミン、第2級ケチミン、第1級アルジミン、第2級アルジミン、アミノカルボニル、イミド、アジド、アゾ、シアネート、イソシアネート、ニトレート、ニトリル、イソニトリル、ニトロソオキシ、ニトロ、ニトロソ、ピリジル、
硫黄を含有する基、好ましくはスルフヒドリル、スルフィド、ジスルフィド、スルフィニル、スルホニル、スルフィノ、スルホ、チオシアネート、イソチオシアネート、カルボノチオイル
リンを含有する基、好ましくはホスフィノ、ホスホノ、ホスファート、
少なくとも1個の−C−基、−CH−基又は−CH−基が置き換えられていないか、又はヘテロ原子、例えば−O−、−S−によって若しくは又はアンモニムカチオンである第1級、第2級、第3級若しくは第4級窒素、好ましくはイソプロピル、tert−ブチル、sec−ブチル、ネオペンチル、イソペンチルによって置き換えられてよい、非置換又は置換分枝アルキル;
少なくとも1個の−C−基、−CH−基又は−CH2−基がヘテロ原子によって、又はアンモニウムカチオンである第1級、第2級、第3級又は第4級窒素によって置換されている、非置換又は置換直鎖アルキル;
1個以上の−C−基、−CH−基、−CH−基は相互に独立して置き換えられていないか、又は連結基によって置き換えられ、好ましくは−エン(en)基がアルケニル基の末端位置にある、非置換又は置換直鎖又は分枝アルケニル、特に−O−アルケニル、−OOC−アルケニル、−OCO−アルケニル、−OCNHアルケニル、−NHCOアルケニル、好ましくはアルキルアクリロイルオキシ、好ましくはメタクリロイルオキシ、アクリロイルオキシ、ビニル、ビニルオキシ、アリル、アリルオキシ;
少なくとも1個の−C−基、−CH−基又は−CH−基が置き換えられていないか、又は連結基によって置き換えられ、好ましくはここで
イル(yl)基がアルキニル基の末端位置にある、非置換又は置換直鎖又は分枝アルキニル、特に−O−アルキニル、−OOC−アルキニル、−OCO−アルキニル、−OCNHアルキニル、−NHCOアルキニル、好ましくは−≡−、−≡−CH、アセチル;
好ましくは5、6、10又は14環原子を包含する、非置換又は置換の、炭素環式若しくは複素環式芳香族基又は脂環式基、例えばフラン、ベンジル又はフェニル、ピリジニル、ピリジニウムカチオン、ピリミジニル、ピリジニウムカチオン、ナフチルであって、ビフェニリル又はトリフェニルのような環集合体を形成してもよく、中断されていない又は少なくとも1個のヘテロ原子及び/若しくは少なくとも1個の架橋基によって中断されている;又はフェナントリル、テトラリニルのような縮合多環系。
好ましくは芳香族基はベンジル、フェニル、ビフェニル又はトリフェニルである。より好ましい芳香族基は、ベンジル、フェニル及びビフェニルであり;さらに
非置換又は置換脂環式基は、好ましくは非芳香族炭素環又は複素環基であり、複素環基は炭素環基を示し、少なくとも1つの−C−基、−CH−基又は−CH−基は置き換えられていないか、又はヘテロ原子、例えば、−O−、−S−、又はアンモニウムカチオンである第1級、第2級、第3級若しくは第4窒素によって置き換えられていてよく;及び好ましくは脂環式基は3〜30個の炭素原子を有する環系であり、及び好ましくはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘキシル、シクロヘキサジエニル、デカリニル、アジリジニル、オキシラニル、アズリニル、アジリジウムカチオン、オキシレニル、チイレニル(thiirenyl)、ジアジリンジアジリジウムカチオン、オキサジリジニル、オキサジリジニウムカチオン、ジオキシラニル、アゼチジニル、アゼチニウムカチオンアゼト(azetinium cation azete)、アゼチジンカチオン、オキセタニル、オキセチル、チエタニル、チエチル(thietyl)、ジアゼチジニル、ジアゼチジニウムカチオン、ジオキセタニル、ジオキセチル(dioxetyl)、ジチエタニル、ジチエチル(dithietyl)、オキソラニル、チオラニル、ピロリジニル、ピロリジニウムカチオンピロール、チオフェ(thiophe)、ピロリル、フラニル、ジオキサニル、ジオキソラニル、ジチオラニル、マレインイミジル、マレインアミジル、オキサゾリニル、オキサゾリジニル、オキサゾリニウムカチオン(oxazolidnium cation)、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、イミダゾリウムカチオン、イミダゾリジニル、イミダゾリニウムカチオン、ピラゾリジニル、ピラゾリジニウムカチオン、ピラゾリル、ピラゾリウムカチオン、ピラゾリニル、チアゾリジニル、チアゾリジニウムカチオン、チアゾリル、チアゾリウムカチオン、チアゾリニル、イソチアゾリル、フラザニル、オキサジアゾリル、ジチアゾリル、テトラゾリル、ピペリジニル、ピペリジウムカチオン、ピペラジウムオキサン、ピラニル、チアニル、チオピラニル、ピペラジニル、ジアジニル、モルホリニル、オキサジニル、チオモルホリニル、チアジニル、ジオキシニル、ジオキサニル、ジチアニル、ジチイニル(dithiinyl)、トリアジニル、テトラジニル、アゼパニル、アゼピニル、例えばオキセパニル、オキセピニル、チエパニル、チエピニル、ホモピペラジニル、ジアゼピニル、チアゼピニル、アゾカニル、アゾシニル、オキセカニル(oxecanyl)、キノリニル、キノリニウムカチオン、ベンゾチフェニル(benzothiphenyl)、インドリル、ベンゾフラニル、アクリジニル、ジベンゾチオフェニル、カルバゾリル、ジベンゾフラニル;イミダゾリウムカチオン、ピラゾリウムカチオンから選択されるアンモニウムカチオンである。
【0050】
好ましくは、本発明の文脈において、表現「末端基」は、例えば好ましくは、
ハロゲン、好ましくはフルオロ、クロロ、ブロモ又はヨード、特にクロロ又はフルオロ;
ハロゲンを含有する基、好ましくはフルオロ−、クロロ−、ブロモ−、ヨード−アルキル、特にフルオロ−、クロロ−、−アルキル、より好ましくはフルオロ−アルキル、特にトリフルオロメチル;
酸素を含有する基、好ましくはヒドロキシ、カルボニル、例えばケトン基又はアルデヒド基、炭酸エステル、カルボン酸塩、カルボン酸、カルボキシルエステル、エーテル、例えばC−Cアルコキシ、アセタール基又はケタール基、オルトカーボネートエステル;
窒素を含有する基、好ましくはカルボキサミド、第1級アミン、第2級アミン、例えばジ(C−C16アルキル)アミノ、第3級アミン、アンモニウムイオン、第1級ケチミン、第2級ケチミン、第1級アルジミン、第2級アルジミン、アミノカルボニル、イミド、アジド、アゾ、シアナート、イソシアナート、ニトラート、ニトリル、イソニトリル、ニトロソオキシ、ニトロ、ニトロソ、ピリジル;
好ましくは−≡−、−≡−CH、アセチルである、非置換又は置換直鎖又は分枝アルキニル
好ましくは5、6、10又は14環原子を包含する、非置換又は置換の、炭素環式若しくは複素環式芳香族基又は脂環式基、例えばフラン、ベンジル又はフェニル、ピリジニル、ピリジニウムカチオン、ピリミジニル、ピリジニウムカチオン、ナフチルであって、ビフェニリル又はトリフェニルのような環集合体を形成してもよく、中断されていない又は少なくとも1個のヘテロ原子及び/若しくは少なくとも1個の架橋基によって中断されている;又は縮合多環系、例えばフェナントリル、テトラリニルを表す。好ましくは芳香族基はベンジル、フェニル、ビフェニル又はトリフェニルである。より好ましい芳香族基はベンジル、フェニル及びビフェニルである;
より好ましくは、クロロ又はフルオロ、トリフルオロメチル、エーテル、例えばC−Cアルコキシ、ジ−(C−C16アルキル)アミノ、ニトリル、ピリジル、好ましくは−≡−、−≡−CH、アセチルである非置換又は置換直鎖又は分枝アルキニル;好ましくは5、6、10又は14環原子を包含する、非置換又は置換の、炭素環式若しくは複素環式芳香族基又は脂環式基、例えばフラン、ベンジル又はフェニル、ピリジニル、ピリジニウムカチオン、ピリミジニル、ピリジニウムカチオン、ナフチルであって、ビフェニリル又はトリフェニルのような環集合体を形成してもよく、中断されていない又は少なくとも1個のヘテロ原子及び/若しくは少なくとも1個の架橋基によって中断されている;又は縮合多環系、例えばフェナントリル、テトラリニルである。好ましくは芳香族基はベンジル、フェニル、ビフェニル又はトリフェニルである。より好ましい芳香族基はベンジル、フェニル及びビフェニルである;
最も好ましくは、クロロ又はフルオロ、トリフルオロメチル、エーテル、例えばC−Cアルコキシ、ジ−(C−C16アルキル)アミノ、ニトリル、ピリジル、好ましくは−≡−、−≡−CH、アセチルである非置換又は置換直鎖又は分枝アルキニル;非置換又は置換ベンジル、フェニル又はビフェニルであり;特に好ましくはニトリルである。
【0051】
本発明の文脈において使用される架橋基は、好ましくは−CH(OH)−、−CO−、−CH(CO)−、−SO−、−CH(SO)−、−SO−、−CH(SO)−、−COO−、−OCO−、−COCF−、−CFCO、−S−CO−、−CO−S−、−SOO−、−OSO−、−SOS−、−O−CO−O−、−CH−CH−、−OCH−、−CHO−、−CH=CH−、−C≡C−、−(C−Cアルキル)1−6C=CH−COO−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−OCO−CH=C(C−Cアルキル)1−6CH−、−CH=N−、−C(CH)=N−、−N=N−、ヘテロ原子、カチオン性炭素水素基、例えば−(C+)−若しくは単結合;又は1個以上の−C−基、−CH−基、−CH−基が相互に独立して、置き換えられていないか、若しくは上記のような連結基によって置き換えられていてよい、環式、直鎖若しくは分枝、置換又は非置換C−C24アルキレンから選択される。
【0052】
本発明の文脈において、アルキルは非置換又は置換アルキルの意味を有し、置換アルキルはアルキレンの意味も有する。
【0053】
アルキル、アルキルオキシ、アルコキシ、アルキルカルボニルオキシ、アクリロイルオキシアルコキシ、アクリロイルオキシアルキル、アクリロイルオキシアルケン、アルキルオキシカルボニルオキシ、アルキルアクリロイルオキシ、メタクリロイルオキシアルコキシ、メタクリロイルオキシアルキル、メタクリロイルオキシアルケン、アルキルメタクリロイルオキシ、アルキルメタクリロイルオキシ、アルキルメタクリロイルオキシ、アルキルビニル、アルキルビニルオキシ及びアルキルアリルオキシ及びアルキレンは、本発明の文脈で使用する場合、それらのアルキル残基、それぞれ、それらのアルキレン残基、環式、直鎖又は分枝、置換又は非置換アルキル、それぞれ、アルキレンを示し、ここで1個以上の、好ましくは隣接していない−C−基、−CH−基又は−CH−基は、置き換えられていないか、又は連結基により置き換えられていてもよく、好ましくは−O−、NH、−COO、OCOにより置き換えられていてもよい。
【0054】
さらに、本発明の文脈において、「アルキル」は分枝又は直鎖、非置換又は置換アルキル、好ましくはC−C40アルキル、特にC−C30アルキル、好ましくはC−C20アルキル、より好ましくはC−C16アルキル、最も好ましくはC−C10アルキル、特に最も好ましくはC−Cアルキルである。したがって、アルキレンは、例えばC−C40アルキレン、特にC−C30アルキレン、好ましくはC−C20アルキレン、より好ましくはC−C16アルキレン、最も好ましくはC−C10アルキレン、特に最も好ましくはC−Cアルキレンである。
【0055】
本発明の文脈において、下記に与えられるアルキルの定義は、同様にアルキレンにも適用可能である。
【0056】
−Cアルキルは、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル又はヘキシルである。
【0057】
−C10アルキルは、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルである。
【0058】
−C16アルキルは、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル又はヘキサデシルである。
【0059】
−C20アルキルは、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシルである。
【0060】
−C24アルキルは、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシルである。
【0061】
−C30アルキルは、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシル、ヘンエイコシル、トリコシル、テトラコシ(tetracosy)、ペンタコシル、ヘキサコシル(hexacosdy)、ヘプタコシル、オクタコシル、ノナコシ(nonacosy)又はトリアコンチルである。
【0062】
−C40アルキルは、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシル、ヘンエイコシル、トリコシル、テトラコシ、ペンタコシル、ヘキサコシル(hexacosdy)、ヘプタコシル、オクタコシル、ノナコシ(nonacosy)、トリアコンチル又はテトラコンチルである。
【0063】
−Cアルコキシは、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、ペントキシ又はヘキソキシである。
【0064】
−C20アクリロイルオキシアルキレン、好ましくはC−C10アクリロイルオキシアルキレン、
−Cアクリロイルオキシアルキレンは、例えばアクリロイルオキシメチレン、アクリロイルオキシエチレン、アクリロイルオキシプロピレン、アクリロイルオキシイソプロピレン、アクリロイルオキシブチレン、アクリロイルオキシ−sec−ブチレン、アクリロイルオキシペンチレン、アクリロイルオキシヘキシレン、アクリロイルオキシヘプチレン、アクリロイルオキシオクチレン、アクリロイルオキシノニレン、アクリロイルオキシデシレン、アクリロイルオキシウンデシレン、アクリロイルオキシドデカン、アクリロイルオキシトリデシレン、アクリロイルオキシテトラデシレン、アクリロイルオキシペンチルデカン、アクリロイルオキシヘキサデシレン、アクリロイルオキシヘプタデシレン、アクリロイルオキシオクタデシレン、アクリロイルオキシノンデシレン、アクリロイルオキシエイコシレンである。
【0065】
−C20メタクリロイルオキシアルキレン、好ましくはC−C10メタクリロイルオキシアルキレン、
−Cメタクリロイルオキシアルキレンは、例えばメタクリロイルオキシメチレン、メタクリロイルオキシエチレン、メタクリロイルオキシプロピレン、メタクリロイルオキシイソプロピレン、メタクリロイルオキシブチレン、メタクリロイルオキシ−sec−ブチレン、メタクリロイルオキシペンチレン、メタクリロイルオキシへキシレン、メタクリロイルオキシヘプチレン、メタクリロイルオキシオクチレン、メタクリロイルオキシノニレン、メタクリロイルオキシデシレン、メタクリロイルオキシウンデシレン、メタクリロイルオキシドデカン、メタクリロイルオキシトリデシレン、メタクリロイルオキシテトラデシレン、メタクリロイルオキシペンチルデカン、メタクリロイルオキシヘキサデシレン、メタクリロイルオキシヘプタデシレン、メタクリロイルオキシオクタデシレン、メタクリロイルオキシノンデシレン、メタクリロイルオキシエイコシレンである。
【0066】
−C20アクリロイルオキシアルコキシ、好ましくはC−C10アクリロイルオキシアルコキシ、
−Cアクリロイルオキシアルコキシは、例えばアクリロイルオキシメトキシ、アクリロイルオキシエトキシ、アクリロイルオキシプロポキシ、アクリロイルオキシイソプロポキシ、アクリロイルオキシブトキシ、アクリロイルオキシ−sec−ブトキシ、アクリロイルオキシペントキシ、アクリロイルオキシヘキソキシ、アクリロイルオキシヘプトキシ、アクリロイルオキシオクトキシ、アクリロイルオキシノノキシ、アクリロイルオキシデコキシ、アクリロイルオキシウンデコキシ、アクリロイルオキシドデカノキシ、アクリロイルオキシトリデシルオキシである。
【0067】
−C20メタクリロイルオキシアルコキシ、好ましくはC−C10メタクリロイルオキシアルコキシ、
−Cメタクリロイルオキシアルコキシは、例えばメタクリロイルオキシメトキシ、メタクリロイルオキシエトキシ、メタクリロイルオキシプロポキシ、メタクリロイルオキシイソプロポキシ、メタクリロイルオキシブトキシ、メタクリロイルオキシ−sec−ブトキシ、メタクリロイルオキシペントキシ、メタクリロイルオキシヘキソキシ、メタクリロイルオキシヘプトキシ、メタクリロイルオキシオクトキシ、メタクリロイルオキシノノキシ、メタクリロイルオキシデコキシ、メタクリロイルオキシウンデコキシ、メタクリロイルオキシドデカノキシ、メタクリロイルオキシトリデシルオキシである。
【0068】
脂肪族基は、例えば飽和又は不飽和1価、2価、3価、4価、5価、6価、7価、8価、9価、10価アルキル、アルキレン、アルキルオキシ、アルキルカルボニルオキシ、アクリロイルオキシ、アルキルアクリル、アルキルメタクリル、アルキル(アルキレン)アクリル(アクリレン)、アルキル(アルキレン)メタクリル(メタクリレン)、アルキルオキシカルボニルオキシ、アルキルオキシカルボニルオキシ メタクリロイルオキシ、アルキルビニル、アルキルビニルオキシ又はアルキルアリルオキシであり、これらは1個又は複数のヘテロ原子及び/又は架橋基を含み得る。
【0069】
脂環式基は、好ましくは非芳香族基又は単位であり、置換又は非置換であってもよい。好ましくは、脂環式基は、非芳香族炭素環基又は複素環基であり、例えば3〜30個の炭素原子を有する環系、例えばシクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロペンテン、シクロヘキサン、シクロヘキセン、シクロヘキサジエン、デカリン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ピロリジン、ピペリジン又はステロイド骨格、例えばコレステロールを表す。好ましい脂環式基はシクロヘキセンである。脂環式基の置換基は、ハロゲン、好ましくはフッ素及び/又はクロロ、C−Cアルコキシ、好ましくはメトキシ又はトリフルオロメチルである。
【0070】
用語「芳香族」は、本発明の文脈において使用する場合、好ましくは、5、6、10又は14の環原子を含む非置換又は置換炭素環基及び複素環基、例えばフラン、ベンゼン又はフェニレン、ピリジン、ピリミジン、ナフタレンであって、ビフェニレン又はトリフェニレンなどの環集合体を形成してもよく、中断されていない又は少なくとも1個のヘテロ原子及び/若しくは少なくとも1個の架橋基によって中断されている;又は縮合多環系、例えばフェナントレン、テトラリンを示す。好ましくは芳香族基はベンゼン、フェニレン、ビフェニレン又はトリフェニレンである。より好ましい芳香族基は、ベンゼン、フェニレン及びビフェニレンである。芳香族基又は炭素環基及び複素環基の特に好ましい置換基は、ハロゲン、好ましくはフッ素及び/又はクロロ、C−Cアルコキシ、好ましくはメトキシ又はトリフルオロメチルである。
【0071】
炭素環式若しくは複素環式芳香族基又は脂環式基は、好ましくは3、4、5、6、10又は14個の環原子を包含し、例えばアジリジン、エポキシ、シクロプロピル、フラン、ピロリジン、オキサゾリン、イミダゾール、ベンゼン、ピリジン、トリアジン、ピリミジン、ナフタレン、フェナントレン、ビフェニレン又はテトラリン単位、好ましくは、ナフタレン、フェナントレン、ビフェニレン又はフェニレン、より好ましくは、ナフタレン、ビフェニレン又はフェニレン、最も好ましくはフェニレンである。
【0072】
特に好ましい炭素環式及び複素環式芳香族基の置換基は、ハロゲン、好ましくは、フルオロ又は/及びクロロ、C−Cアルコキシ、好ましくはメトキシ又はトリフルオロメチルである。
【0073】
非置換又は置換の炭素環式若しくは複素環式芳香族基又は脂環式基は、例えば非置換又は一置換若しくは多置換である。炭素環式又は複素環式芳香族基の好ましい置換基は、少なくとも1個のトリフルオロメチル、ハロゲン、例えばフルオル、クロロ、ブロモ、ヨード、特にフルオル及び/又はクロロであり、より特にフルオル、ヒドロキシル、極性基、アクリロイルオキシ、アルキルアクリロイルオキシ、アルコキシ、特にメトキシ、エトキシ、プロポキシ;アルキルカルボニルオキシ、アルキルオキシカルボニルオキシ、アルキルオキソカルボニルオキシ(alkyloxocarbonyloxy)、メタクリロイルオキシ、ビニル、ビニルオキシ及び/又はアリルオキシ基であり、ここでアルキル残基は好ましくは1〜20個の炭素原子、より好ましくは1〜10個の炭素原子を有する。好ましい極性基は、ニトロ、ニトリル若しくはカルボキシ基、及び/又は非置換、一置換又は多置換された環式直鎖又は分枝C−C30アルキルである。C−C30アルキルの好ましい置換基は、メチル、フッ素及び/又は塩素であり、ここで1個以上の、好ましくは隣接していない−C−基、−CH−基、−CH−基は相互に独立して連結基で置き換えられていてもよい。好ましくは、連結基は、−O−、−CO−、−COO−及び/又は−OCO−から選択される。
【0074】
5個又は6個の原子の単環は、例えばフラン、ベンゼン、好ましくはフェニレン、ピリジン、ピリミジン、ピリジンカチオン、ピリミジンカチオンである。
【0075】
8個、9個又は10個の原子の二環系は、例えばナフタレン、ビフェニレン又はテトラリンである。
【0076】
13個又は14個の原子の三環系は、例えばフェナントレンである。
【0077】
用語「フェニレン」は、本発明の文脈において使用される場合、好ましくは場合により置換されている1,2−、1,3−又は1,4−フェニレン基を示す。フェニレンの特に好ましい置換基は、ハロゲン、好ましくはフルオル及び/又はクロロ、C−Cアルコキシ、好ましくはメトキシ又はトリフルオロメチルである。フェニレン基は、1,3−又は1,4−フェニレン基のいずれかであることが好ましい。1,4−フェニレン基が特に好ましい。
【0078】
用語「ハロゲン」は、クロロ、フルオロ、ブロモ又はヨード置換基、好ましくはクロロ又はフルオロ置換基、より好ましくはフルオロを示す。
【0079】
用語「ヘテロ原子」は、本発明の文脈において使用される場合、中性、アニオン性又はカチオン性ヘテロ原子であり、主に酸素、硫黄及び窒素、ハロゲン、例えばフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、より好ましくはフルオロ及び/又はクロロ、最も好ましくはフルオロ;好ましくはハロゲン、酸素及び窒素であり、後者の場合、第1級アミン、第2級アミン、第3級アミン又は第4級アンモニウムカチオン、好ましくは−NH−の形態である。
【0080】
用語「場合により置換されている」は、本発明の文脈において使用される場合、低級アルキル、例えばC−Cアルキル、低級アルコキシ、例えばC−Cアルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン又は上で定義したような極性基で主に置換されていることを意味する。
【0081】
直鎖又は分枝アルキル、アルキレン、アルコキシ、アルキルカルボニルオキシ、アクリロイルオキシアルコキシ、アクリロイルオキシアルキル、アクリロイルオキシアルケン、アルキルオキシカルボニルオキシ、アルキルアクリロイルオキシ、メタクリロイルオキシアルコキシ、メタクリロイルオキシアルキル、メタクリロイルオキシアルケン、アルキルメタクリロイルオキシ、アルキルメタクリロイルオキシ、アルキルビニル、アルキルビニルオキシ、アルキルアリルオキシ及びアルキレン基に関して、又は−C−基、−CH−基、−CH−基の一部又は幾つかは、例えばヘテロ原子によって、しかし他の基、好ましくは架橋基によっても置き換えられていてよいことが、繰り返し指摘される。そのような場合、一般に、そのような置換基は互いに直接結合していないことが好ましい。あるいは、ヘテロ原子、特に酸素原子は相互に直接結合していないことが好ましい。
【0082】
本発明の第1の実施形態の文脈において、式(IV):
【化5】

(式中、
はOH、Cl、1〜20個の炭素を有する置換若しくは非置換のアルコキシル基、1〜20個の炭素を有するアルキル基又は1〜20個の炭素を有するアリール基を表し、
は、単結合又は直鎖若しくは分枝、置換若しくは非置換C−C24アルキレン、特にC−C12アルキレン、より特にC−Cアルキレン、より具体的にはC−Cアルキレン、特にC−Cアルキレン、最も具体的にはC−Cアルキレン、最も具体的にはC−Cアルキレンを表し、ここで1個以上の−C−基、−CH−基、−CH−基が連結基によって置き換えられていてもよく、
zは0〜15、好ましくは1〜10、より好ましくは1〜8、より好ましくは1〜5、さらにより好ましくは1〜3の整数であり、最も好ましくはnは1であり;
は、単結合又はC−C12、より好ましくはC−C10、さらにより好ましくはC−C、最も好ましくはC−Cの置換若しくは非置換脂肪族基若しくは脂環式基を表し。
は0〜4、好ましくは0〜2;さらにより好ましくは1〜2の整数であり;
は0〜15、好ましくは1〜10、より好ましくは1〜8、より好ましくは1〜5、最も好ましくは1〜3の整数であり、最も好ましくはnは1であり;
は1〜15、好ましくは1〜10、より好ましくは1〜8、より好ましくは1〜5、最も好ましくは1〜3の整数であり、最も好ましくはnは1であり;
は1〜2の整数であり;
X、Yは相互に独立して、H、F、Cl、CNを表し、但し少なくとも1つはHであり;
は、環式、芳香族、直鎖又は分枝、置換又は非置換C−C24アルキレン、特にC−C12アルキレン、より特にはC−Cアルキレン、より特にC−Cアルキレン、最も特にC−Cアルキレン、最も特にC−Cアルキレンを表し、ここで1個以上の−C−基、−CH−基、−CH−基が連結基で置き換えられていてもよく;
Eは、単結合、芳香族基、O、S、NH、C(C−Cアルキル)、NR、OC、OOC、OCONH、OCONR、SCS、SCを表し、ここでRは、1個以上の−C−基、−CH−基、−CH−基が相互に独立して連結基で置き換えられていてもよい、環式、直鎖又は分枝、置換又は非置換C−C24アルキルであり;
Aは、ハロゲン、H又は置換若しくは非置換C−C24アルキル、置換若しくは非置換C−C24アルケニル、置換若しくは非置換C−C24アルキニル又はカルボン酸を表し、ここで1個以上の−C−基、−CH−基、−CH−基は、相互に独立してヘテロ原子によって置き換えられていてもよく;好ましくはAはハロゲン、H又はC−C24アルコキシ又はカルボン酸であり;最も好ましくはAはH、F、メトキシ又はカルボン酸であり;
はOH、Cl、1〜20個の炭素を有する直鎖又は分枝、置換又は非置換アルコキシル基を表し、ここで−C−、−CH−、−CH−が非置換又は置換C−C20アリール基で置き換えることができ;
は、その電子密度の非局在化を有する化学基及び/又はその隣接原子の電子密度の非局在化を誘導する化学基を表し、そして
Tは、非置換又は置換、直鎖C−C16アルキルを表す)
で示されるシロキサンモノマーを含む又はそれに由来する光配列性材料ポリマー並びに酸発生剤、塩基発生剤、酸及び塩基からなる群から選択される添加剤を含む組成物がより好ましい。
【0083】
本発明の第1の実施形態の文脈においてより好ましいのは、式(IV)のシロキサンモノマーを含む又はそれに由来する光配列性材料ポリマーを含む組成物であって、
【化6】

式中、
Ra、z、n、n、n、x、S、A、R、Tは上で定義した通りであり;
は、置換又は非置換C−Cの脂肪族基又は脂環式基を表し;
は、置換又は非置換C−C24直鎖アルキルを表し;
EはO又はS又はNHを表し;
X、YはHであり;
はCNである、
光配列性材料ポリマー並びに酸発生剤、塩基発生剤、酸及び塩基からなる群から選択される添加剤を含む組成物である。
【0084】
別の好ましい実施形態では、本発明の第1の態様は、式(IV)のシロキサンモノマーを含む又はそれに由来する光配列性材料を含む組成物であって、
【化7】

式中
Ra、z、n、n、n、x、S、R、Tは上で定義した通りであり;
Aは、H、1個以上のハロゲン、1個以上のメトキシ基又は1以上のカルボキシル基を表し;
は、置換又は非置換C−C脂環式基を表し、
は、置換又は非置換C−C24直鎖アルキルを表し;
EはO又はS又はNHを表し;
X、YはHであり;
はCNである;
光配列性材料並びに酸発生剤、塩基発生剤、酸及び塩基からなる群から選択される添加剤を含む組成物に関する。
【0085】
別の好ましい実施形態では、本発明の第1の態様は、式(IV)のシロキサンモノマーを含む又はそれに由来する光配列性材料を含む組成物であって、
【化8】

式中
Ra、z、n、n、n、x、S、R、Tは上で定義した通りであり;
Aは、H、1個以上のハロゲン、1個以上のメトキシ基又は1個以上のカルボキシル基を表し、
は、置換又は非置換C−C脂環式基を表し、
は、置換又は非置換C−C24直鎖アルキルを表し;
EはOを表し;
X、YはHであり;
はCNである;
光配列性材料並びに酸発生剤、塩基発生剤、酸及び塩基からなる群から選択される添加剤を含む組成物に関する。
【0086】
さらなる好ましい実施形態では、本発明の第1の態様は、式(IV)のモノマーを含む又はそれに由来する光配列性材料を含む組成物であって、
【化9】

式中
Ra、z、n、n、n、x、S、R、Z、Bは上で定義した通りであり;
AはH、1個以上のハロゲン、1個以上のメトキシ基又は1個以上のカルボキシル基を表し、
は、置換若しくは非置換シクロヘキサノール基又は置換若しくは非置換シクロヘキサンエーテル基であり、
はエチル基であり;
EはOであり;
X、YはHであり;
はCNである;
光配列性材料並びに酸発生剤、塩基発生剤、酸及び塩基からなる群から選択される添加剤を含む組成物に関する。
【0087】
添加剤は、酸発生剤、塩基発生剤、酸及び塩基からなる群から選択される。
【0088】
本発明の文脈における酸発生剤の例は、オニウム塩酸発生剤及びオニウム塩光開始剤である。例示的なオニウム塩光開始剤としては、ジアリールヨードニウム塩、トリアリールスルホニウム塩、モノアリールジアルキルスルホニウム塩、トリアリールセレノニウム塩、テトラアリールホスホニウム塩、アリールジアゾニウム塩、トリアジン光酸発生剤、スルホナート光酸発生剤及びジスルホン光酸発生剤などが挙げられる。
【0089】
ジアリールヨードニウム塩の例としては、ジフェニルヨードニウム塩、ジ−p−トリルヨードニウム塩、ビス(4−ドデシルフェニル)ヨードニウム塩、ビス(4−メトキシフェニル)ヨードニウム塩、(4−オクチルオキシフェニル)フェニルヨードニウム塩、ビス(4−デシルオキシ)フェニルヨードニウム塩、4−(2−ヒドロキシテトラデシルオキシ)フェニルフェニルヨードニウム塩、4−イソプロピルフェニル(p−トリル)ヨードニウム塩、4−イソブチルフェニル(p−トリル)ヨードニウム塩、4−メチルフェニル)[4(2−メチルプロピル)フェニル]−,ヘキサフルオロホスファート(1−)(BASF製Irgacure 250)、4−メトキシフェニルフェニルヨードニウムトリフルオロメタンスルホナート、ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨードニウムトリフルオロメタンスルホナート ジフェニルヨードニウム テトラフルオロボラート;ジ(4−メチルフェニル)ヨードニウムテトラフルオロボラート;フェニル−4−メチルフェニルヨードニウムテトラフルオロボラート;ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロホスファート、ジフェニルヨードニウムトリフルオロメタンスルホナート、4−イソプロピル−4’−メチルジフェニルヨードニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボラート、ビス(4−フルオロフェニル)ヨードニウムトリフラート、(2−ブロモフェニル)(2,4,6−トリメチルフェニル)ヨードニウムトリフラート、[3−(トリフルオロメチル)フェニル](2,4,6−トリメチルフェニル)ヨードニウム、フェニル[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ヨードニウムトリフラート、(4−ニトロフェニル)(2,4,6−トリメチルフェニル)ヨードニウムトリフラート、(4−ニトロフェニル)(2,4,6−トリメチルフェニル)ヨードニウムトリフラート、ジ(4−ヘプチルフェニル)ヨードニウムテトラフルオロボラート;ジ(3−ニトロフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロホスファート;ジ(4−クロロフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロホスファート;ジ(ナフチル)ヨードニウムテトラフルオロボラート;ジ(4−トリフルオロメチルフェニル)ヨードニウムテトラフルオロボラート;ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスファート;ジ(4−メチルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロホスファート;ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロアルセナート;ジ(4−フェノキシフェニル)ヨードニウムテトラフルオロボラート;フェニル−2−チエニルヨードニウムヘキサフルオロホスファート;3,5−ジメチルピラゾリル−4−フェニルヨードニウムヘキサフルオロホスファート;ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロアンチモネート;ジ(2,4−ジクロロフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロホスファート;ジ(4−ブロモフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロホスファート;ジ(4−メトキシフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロホスファート;ジ(3−カルボキシフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロホスファート;ジ(3−メトキシカルボニルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロホスファート;ジ(3−メトキシスルホニルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロホスファート;ジ(4−アセトアミドフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロホスファート;ジ(2−ベンゾチエニル)ヨードニウムヘキサフルオロホスファート;ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨードニウムペルフルオロ−1−ブタンスルホナート及びジフェニルヨードニウムヘキサフルオロアンチモネートが挙げられるが、これらに限定されない。
【0090】
スルホニウム化合物の例としては、トリフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホナート、トリ(4−メチルフェニル)スルホニウムトリフルオロメタンスルホナート、2,4,6−トリメチルフェニルジフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホナート、1−(2−ナフトリルメチル(naphtholylmethyl))トラニウム(thoranium)トリフルオロメタンスルホナート、4−ヒドロキシ−1−ナフチルジメチルスルホニウムトリフルオロメタンスルホナート、シクロヘキシルメチル(2−オキソシクロヘキシル)スルホニウムトリフルオロメタンスルホナート、トリ−p−トリルスルホニウム塩、4−(フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウム塩、4−(4−ベンゾイル−2−クロロフェニルチオ)フェニルビス(4−フルオロフェニル)スルホニウム塩、7−イソプロピル−9−オキソ−10−チア−9,10−ジヒドロアントラン−2−イルジ−p−トリルスルホニウム塩、7−イソプロピル−9−オキソ−10−チア−9,10−ジヒドロアントラセン−2−イルジフェニルスルホニウム塩、2−[(ジフェニル)スルホニオ]チオキサントン、4−[4−(4−tert−ブチルベンゾイル)フェニルチオ]フェニルジ−p−トリルスルホニウム塩、4−(4−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウム塩、ジフェニルフェナシルスルホニウム塩、4−ヒドロキシフェニルメチルベンジルスルホニウム塩、2−ナフチルメチル(1−エトキシカルボニル)エチルスルホニウム塩、4−ヒドロキシフェニルメチルフェナシルスルホニウム塩、フェニル[4−(4−ビフェニルチオ)フェニル]−4−ビフェニルスルホニウム塩、フェニル[4−(4−ビフェニルチオ)フェニル]−3−ビフェニルスルホニウム塩、[4−(4−アセトフェニルチオ)フェニル]ジフェニルスルホニウム塩、オクタデシルメチルフェナシルスルホニウム塩、4−(フェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウム塩、4−(4−ベンゾイル−2−クロロフェニルチオ)フェニルビス(4−フルオロフェニル)スルホニウム塩、4−(4−ベンゾイルフェニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウム塩、フェニル[4−(4−ビフェニルチオ)フェニル]−4−ビフェニルスルホニウム塩、フェニル[4−(4−ビフェニルチオ)フェニル]−3−ビフェニルスルホニウム塩及びジフェニル[4−(p−ターフェニルチオ)フェニル]ジフェニルスルホニウム塩、トリフェニルスルホニウムテトラフルオロボラート、メチルジフェニルスルホニウムテトラフルオロボラート、ジメチルフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスファート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスファート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモナート、ジフェニルナフチルスルホニウムヘキサフルオロアルセナート、トリトリルスルホニウムヘキサフルオロホスファート、アニシルジフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、4−ブトキシフェニルジフェニルスルホニウムテトラフルオロボラート、9−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]チアントレニウムヘキサフルオロホスファート、4−クロロフェニルジフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスファート、トリ(4−フェノキシフェニル)スルホニウムヘキサフルオロホスファート、ジ(4−エトキシフェニル)メチルスルホニウムヘキサフルオロアルセナート、4−アセトニルフェニルジフェニルスルホニウムテトラフルオロボラート、4−チオメトキシフェニルジフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスファート、ジ(メトキシスルホニルフェニル)メチルスルホニウムヘキサフルオロアンチモナート、ジ(ニトロフェニル)フェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモナート、ジ(カルボメトキシフェニル)メチルスルホニウムヘキサフルオロホスファート、4−アセトアミドフェニルジフェニルスルホニウムテトラフルオロボラート、ジメチルナフチルスルホニウムヘキサフルオロホスファート、トリフルオロメチルジフェニルスルホニウムテトラフルオロボラート、p−(フェニルチオフェニル)ジフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネートが挙げられるが、これらに限定されない。
【0091】
ジアゾニウム化合物の例としては、ジアゾニウム塩、2−クロロ−4−(ジメチルアミノ)−5−メトキシベンゼンジアゾニウム、4−n−フェニル−アミノ−2−メトキシ−フェニルジアゾニウムスルファート、4−n−フェニル−アミノ−2−メトキシ−フェニルジアゾニウムp−エチルフェニルスルファート、4−n−フェニルアミノ−2−メトキシ−フェニル−ジアゾニウム2−ナフチルスルファート、4−n−フェニル−アミノ−2−メトキシ−フェニルジアゾニウムフェニルスルファート、2,5−ジエトキシ−4−n−4’−メトキシフェニルカルボニルフェニルジアゾニウム−3−カルボキシ−4−ヒドロキシ−フェニルスルファート、2−メトキシ−4−n−フェニルジアゾニウム−3−カルボキシ−4−ヒドロキシフェニルスルファート、4−ニトロベンゼンジアゾニウムテトラフルオロボラートが挙げられるが、これらに限定されない。
【0092】
トリアジン化合物の例には、2−メチル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−フェニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(4−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(4−メトキシスチリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(2,4−ジメトキシスチリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−メトキシスチリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−(フラン−2−イル)ビニル]−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン等のトリクロロメチル−S−トリアジン化合物が挙げられるが、これらに限定されない。
【0093】
スルホナート化合物の例としては、ベンゾイル−1−フェニルメチルp−トルエンスルホナート、2−ベンゾイル−2−ヒドロキシ−2−フェニルエチルp−トルエンスルホナート、1,2,3−ベンゼン−トリイル−トリス(メタンスルホナート)、2−ニトロベンジルp−トルエンスルホナート又は4−ニトロベンジルp−トルエンスルホナート、2−フェニル−2−(p−トルエンスルホニルオキシ)アセトフェノンが挙げられるが、これらに限定されない。
【0094】
塩基発生剤としては、例えばカルバマート型、α−アミノケトン、第4級アンモニウムテトラフェニルボラート塩としての第4級アンモニウム型、O−フェニルアセチル2−アセトナフトンオキシムとしてのo−アシルオキシム型、スルホンアミド、ニフェジピン、芳香族スルホンアミドが挙げられる。塩基発生剤の例は、2−(9−オキソキサンテン−2−イル)プロピオン酸1,5,7−トリアザビシクロ[4.4.0]デカ−5−エン塩、アセトフェノンO−ベンゾイルオキシム、2−ニトロベンジルカルバマート、ニトロベンジルシクロヘキシルカルバマート、3,5−ジメトキシベンジルシクロヘキシルカルバマート、1,2−ビス(4−メトキシフェニル)−2−オキソエチルシクロヘキシルカルバマート、3−ニトロフェニルシクロヘキシルカルバマート、ベンジルシクロヘキシルカルバマート、[[(2−ニトロベンジル)オキシ]カルボニル]オクチルアミン、[[(2−ニトロベンジル)オキシ]カルボニル]シクロヘキシルアミン、[[(2−ニトロベンジル)オキシ]カルボニル]ピペラジン、ビス[[(2−ニトロベンジル)オキシ]カルボニル]ヘキサン−1,6−ジアミン、[[(2,6−ジニトロベンジル)オキシ]カルボニル]シクロヘキシルアミン、ビス[[(2,6−ジニトロベンジル)オキシ]カルボニル]ヘキサン−1,6−ジアミン、N−[[(2−ニトロフェニル)−1−メチルメトキシ]カルボニル]シクロヘキシルアミン、N−[[(2−ニトロフェニル)−1−メチルメトキシ]カルボニル]−オクタデシルアミン、ビス[[(α−メチル−2−ニトロベンジル)オキシ]カルボニル]ヘキサン,1,6−ジアミン、N−[[(2,6−ジニトロフェニル)−1−メチルメトキシ]カルボニル]シクロヘキシルアミン、N−[[(2−ニトロフェニル)−1−(2’−ニトロフェニル)メトキシ]カルボニル]シクロヘキシルアミン、N−置換4−(o−ニトロフェニル)ジヒドロキシピリジン、N−(2−ニトロベンジルオキシカルボニル)ピペリジン、1,3−ビス(N−(2−ニトロベンジルオキシカルボニル)−4−ピペリジル]プロパン、N、N’−ビス(2−ニトロベンジルオキシカルボニル)ジヘキシルアミン及びO−ベンジルカルボニル−N−(1−フェニルエチリデン)ヒドロキシルアミン、N−[[(2,6−ジニトロフェニル)−1−(2’,6’−ジニトロフェニル)メトキシ]カルボニル]シクロヘキシルアミン、N−シクロヘキシル−4−メチルフェニルスルホンアミド、N−シクロヘキシル−2−ナフチルスルホンアミド、o−フェニルアセチル−2−アセトナフトンオキシム及びN−メチルニフェジピンが挙げられるが、これらに限定されない。
【0095】
塩基発生剤としては、例えば−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパン−1−オン又はアルキルアミノセトフェノン等の基CCHOCONH−を有するアミノケトンが挙げられる。
【0096】
本発明の文脈における酸の例としては、ブレンステッド酸、例えば硫酸、塩酸、硝酸、リン酸、フッ化水素酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、ブタン酸、ペンタン酸、ヘキサン酸、モノクロロ酢酸、ジクロロ酢酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、シュウ酸、マロン酸、スルホン酸、フタル酸、フマル酸、クエン酸、マレイン酸、オレイン酸、メチルマロン酸、p−アミノ安息香酸、メタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、酢酸及びトリフルオロ酢酸;並びにルイス酸、例えばアルミニウムトリクロリド、ボロントリフルオリド、チタンテトラクロリド、塩化鉄(III)、塩化亜鉛、塩化スズ、トリアルキルアルミニウム、オクタン酸亜鉛、オクタン酸錫、ジブチルスズジラウラート、アルミニウム(III)アセチルアセトナート及びジブチルスズジメトキシドが挙げられる。ブレンステッド酸とルイス酸とを組み合わせることも可能である。
【0097】
本発明の文脈における塩基の例としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム及びカリウムジドロキシド等の金属水酸化物、ブチルリチウム等のアリル金属、ナトリウムメトキシド及びカリウムメトキシド等の金属アルコキシド、ナトリウムシラノラート、カリウムシラノラート及びリチウムシラノラート等の金属シラノラート、トリメチルアミン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン及び1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン等の第1級、第2級及び第3級アミン並びにトリフェニルホスフィン、トリ(4−メトキシフェニル)ホスフィン、トリブチルホスフィン等のホスフィン類が挙げられる。
【0098】
本発明による組成物は、他の添加剤も含有し得る。添加剤は、核形成剤、清澄剤、帯電防止剤、酸化防止剤、滑り剤、シリカ、タルク、安定剤、UV安定剤、潤滑剤、カップリング剤、抗菌剤、架橋剤、界面活性剤、光活性剤、光増感剤、光発生剤、特にカチオン光発生剤からなる群から選択される。シラン含有化合物及びエポキシ含有架橋剤等の添加剤を添加してもよい。好適なシラン含有添加剤は、Plast.Eng.36(1996),(Polyimides,fundamentals and applications),Marcel Dekker,Inc.に記載されている。好適なエポキシ含有架橋添加剤として、4,4’−メチレン−ビス−(N、N−ジグリシジルアニリン)、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、ベンゼン−1,2,4,5−テトラカルボン酸1,2,4,5−N、N’−ジグリシジルジイミド、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、N、N−ジグリシジル−シクロヘキシルアミンなどが挙げられる。他の好適な添加剤としては、2,2−ジメトキシフェニルエタノン、ジフェニル−メタノン及びN,N−ジメチルベンゼンアミン又はエチル4−(ジメチルアミノ)−ベンゾアート、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン−1、Irgacure(登録商標)500(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン及びベンゾフェノンの重量比1:1混合物)、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン又はMichlerのケトンの混合物が挙げられる。
【0099】
本発明の定義及び選好による組成物は、場合によりさらに有機溶媒を含む。有機溶媒の例は、クロロベンゼン、ピロリドン溶媒、好ましくはN−メチル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドン、N−シクロヘキシル−2−ピロリドン;イミダゾリジノン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、トルエン、クロロホルム、有機エステル、例えばアセチル酢酸エステル又はブチル酢酸エステル、ペンチル酢酸エステル、ヘキシル酢酸エステル;さらにY−ブチロラクトン、メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、ブチルカルビトール、テトラヒドロフラン、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジペンチルエーテルジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジイソブチルケトンモノエチレングリコールジメチルエーテル等である。これらの溶媒は、単独で又はその混合物として使用することができる。
【0100】
本発明の文脈において、コポリマーは、少なくとも2つの異なる種類のモノマーを含むポリマーとして定義され、第1のモノマーは式(I)の化合物であり、少なくとも第2のモノマーは第1のモノマーとは異なる。
【0101】
本発明の好ましい実施形態では、式(I)の第1のモノマー及び参照により本明細書に組み入れられる国際公開公報第2014/191292号に記載されている、シアノスチルベン基を含む第2のモノマーを含むコポリマーである。
【0102】
第2の実施形態では、本発明は、上述した光配列性材料及び添加剤並びに第1のポリマーとは異なる第2のポリマーを含む組成物に関する。
【0103】
本発明の第2の実施形態の第2のポリマーは、ポリアミド酸、ポリアミド酸エステル、ポリイミド、重合性液晶、重合液晶(LCP)、ポリシロキサン、ポリアクリラート、ポリメタクリラート、ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミド、ポリビニルエーテル、ポリビニルエステル、ポリアリルエーテル、ポリアリルエステル、ポリスチレン、ポリアミドイミド、ポリマレイン酸、ポリフマル酸、ポリウレタン及びその誘導体、ポリスチロール、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルクロリド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリカーボネート、ポリシラン、ポリマレインイミド、ポリノルボルネン、ポリテレフタラート、ポリシアノスチルベン及びデンドリマーからなる群から選択されるポリマーである。
【0104】
ポリアミド酸又はポリイミドがより好ましい。ポリアミド酸が最も好ましい。
【0105】
より好ましくは、重合性液晶又は重合液晶は、極性基を含有する。
【0106】
より好ましくは、第2のポリマーは、ポリアクリラート、ポリメタクリラート、ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミド、ポリビニルエーテル、ポリビニルエステル、ポリアリルエーテル、ポリアリルエステル、ポリスチレン、ポリシロキサン、ポリアミドイミド、ポリマレイン酸、ポリフマル酸、ポリウレタン及びその誘導体、ポリスチロール、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエチレン、ポイルポピレン(poylpopylen)、ポリビニルクロリド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリカーボネート、ポリシラン、ポリマレインイミド、ポリノルボルネン、ポリテレフタラート及びデンドリマーからなる群から選択される。
【0107】
「ジアミン」又は「ジアミン化合物」という用語は、少なくとも2個のアミノ基を有する、即ち3つ以上のアミノ基を有し得る化学構造を示すとして理解されるべきである。
【0108】
第2のポリマーがジアミンである場合、ジアミンは、1〜40個の炭素原子を有し、好ましくは以下の構造の群:アニリン、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、ベンジジン、ジアミノフルオレン又はその誘導体から作製又は選択される、場合により置換された脂肪族、芳香族又は脂環式ジアミノ基を表し、但し、2個のアミノ基を持たない列挙された化合物は、少なくとも1個のさらなるアミノ基を有する誘導体として見なされ、より好ましくは、コモノマーとしても使用できる、以下の市販のアミノ化合物(供給者の例:Aldrich、ABCR、ACROS、Fluka)から作製又は選択され:
4−アミノ−2,3,5,6−テトラフルオロ安息香酸
4−アミノ−3,5−ジヨード安息香酸、3,4−ジアミノ安息香酸
4−アミノ−3−メチル安息香酸、
4−アミノ−2−クロロ安息香酸
4−アミノサリチル酸
4−アミノ安息香酸
4−アミノフタル酸
1−(4−アミノフェニル)エタノール
4−アミノベンジルアルコール
4−アミノ−3−メトキシ安息香酸
4−アミノフェニルエチルカルビノール
4−アミノ−3−ニトロ安息香酸
4−アミノ−3,5−ジニトロ安息香酸
4−アミノ−3,5−ジクロロ安息香酸
4−アミノ−3−ヒドロキシ安息香酸
4−アミノベンジルアルコールヒドロクロリド
4−アミノ安息香酸ヒドロクロリド
パラローズアニリン塩基
4−アミノ−5−クロロ−2−メトキシ安息香酸
4−(ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシイソプロピル)アニリン
ピペラジン−p−アミノベンゾアート
4−アミノ−3,5−ジブロモ安息香酸
イソニコチン酸ヒドラジドp−アミノサリチル酸塩
4−アミノ−3,5−ジヨードサリチル酸
4−アミノ−2−メトキシ安息香酸
2−[2−(4−アミノフェニル)−2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)エチル]イソインドリン−1,3−ジオン
4−アミノ−2−ニトロ安息香酸
2,4−ジアミノ安息香酸
p−アミノ安息香酸、
[3,5−3h]−4−アミノ−2−メトキシ安息香酸
L−(+)−トレオ−2−アミノ−1−(4−アミノフェニル)−1,3−プロパンジオール
L−(+)−トレオ−2−(N,N−ジメチルアミノ)−1−(4−アミノフェニル)−1,3−プロパンジオール
エチル2−(4−アミノフェニル)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロパノアート
エチル2−(4−アミノ−3−メチルフェニル)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロパノアート
エチル2−(4−アミノ−3−メトキシフェニル)−3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシプロパノアート
3,4−ジアミノベンジルアルコールジヒドロクロリド
4−アミノナフタレン−1,8−ジカルボン酸
4−アミノ−3−クロロ−5−メチル安息香酸
4−アミノ−2,6−ジメチル安息香酸
4−アミノ−3−フルオロ安息香酸
4−アミノ−5−ブロモ−2−メトキシベンゼンカルボン酸
2,7−ジアミノフルオレン
4,4’−ジアミノオクタフルオロビフェニル
3,3’−ジアミノベンジジン
3,3’,5,5’−テトラメチルベンジジン
3,3’−ジメトキシベンジジン
o−トリジン
3,3’−ジニトロベンジジン
2−ニトロベンジジン
3,3’−ジヒドロキシベンジジン
o−トリジンスルホン
ベンジジン、
3,3’−ジクロロベンジジン
2,2’,5,5’−テトラクロロベンジジン、
ベンジジン−3,3’−ジカルボン酸
4,4’−ジアミノ−1,1’−ビナフチル
4,4’−ジアミノジフェニル−3,3’−ジグリコール酸
ジヒドロエチジウム
o−ジアニシジン
2,2’−ジクロロ−5,5’−ジメトキシベンジジン
3−メトキシベンジジン
3,3’−ジクロロベンジジン(ジフェニル−d6)、
2,7−ジアミノ−9−フルオレノン
3,5,3’,5’−テトラブロモ−ビフェニル−4,4’−ジアミン
2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン
2,2’−ジクロロ[1,1’−ビフェニル]−4,4’−ジアミン
3,9−ジアミノ−1,11−ジメチル−5,7−ジヒドロ−ジベンゾ(a,c)シクロヘプテン−6−オン
3,3’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン
ジベンゾ(1,2)ジチイン−3,8−ジアミン
3,3’−トリジン−5−スルホン酸
3,3’−ジクロロベンジジン−d6
テトラメチルベンジジン
3,3’−ジアミノベンゾフェノン、
3,3’−ジアミノジフェニルメタン、
4,4−ビス−(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)−吉草酸
2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン
2,2−ビス(3−アミノ−4−メチルフェニル)ヘキサフルオロプロパン
テトラブロモメチレンジアニリン
2,7−ジアミノ−9−フルオレノン
2,2−ビス(3−アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン
ビス−(3−アミノ−4−クロロ−フェニル)−メタノン
ビス−(3−アミノ−4−ジメチルアミノ−フェニル)−メタノン
3−[3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)ベンジル]−5−(トリフルオロメチル)アニリン
1,5−ジアミノナフタレン
又はその誘導体、再度但し、2個のアミノ基を持たない列挙した化合物は、少なくとも1個の追加のアミノ基を有する誘導体として見なされる。
【0109】
さらなる他のジアミンの好ましい例は、
エチレンジアミン、1,3−プロピレンジアミン、1,4−ブチレンジアミン、1,5−ペンチレンジアミン、1,6−ヘキシレンジアミン、1,7−ヘプチレンジアミン、1,8−オクチレンジアミン、1,9−ノニレンジアミン、1,10−デシレンジアミン、1,11−ウンデシレンジアミン、1,12−ドデシレンジアミン、α,α’−ジアミノ−m−キシレン、α,α’−ジアミノ−p−キシレン、(5−アミノ−2,2,4−トリメチルシクロペンチル)メチルアミン、1,2−ジアミノシクロヘキサン、4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタン、1,3−ビス(メチルアミノ)シクロヘキサン、4,9−ジオキサドデカン−1,12−ジアミン、3,5−ジアミノ安息香酸メチルエステル、3,5−ジアミノ安息香酸ヘキシルエステル、3,5−ジアミノ安息香酸ドデシルエステル、3,5−ジアミノ安息香酸イソプロピルエステル、4,4’−メチレンジアニリン、4,4’−エチレンジアニリン、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジメチルジフェニルメタン、3’,3’,5,5’−テトラメチルベンジジン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、1,5−ジアミノナフタレン、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノビフェニル、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ジアミノベンゾフェノン、4,4’−ジアミノベンゾフェノン、4,4’−ジアミノ−2,2’−ジメチルビベンジル、ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、2,7−ジアミノフルオレン、
9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン、4,4’−メチレンビス(2−クロロアニリン)、4,4’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、2,2’,5,5’−テトラクロロ−4,4’−ジアミノビフェニル、2,2’−ジクロロ−4,4’−ジアミノ−5,5’−ジメトキシビフェニル、3,3’−ジメトキシ−4,4’−ジアミノビフェニル、4,4’−(1,4−フェニレンイソプロピリデン)ビスアニリン、4,4’−(1,3−フェニレンイソプロピリデン)ビスアニリン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[3−(4−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス[3−アミノ−4−メチルフェニル]ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(4−アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2’−ビス[4−(4−アミノ−2−トリフルオロメチルフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、4,4’−ジアミノ−2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ビフェニル、4,4’−ビス[(4−アミノ−2−トリフルオロメチル)フェノキシ]−2,3,5,6,2’,3’,5’,6’−オクタフルオロビフェニル;
並びにその全てが参照により本明細書に明示的に組み入れられている、米国特許第6,340,506号、国際公開公報第00/59966号及び国際公開公報第01/53384号に開示されているジアミンである。
本発明によるジアミン化合物は、当業者に公知である方法を使用して調製され得る。
【0110】
さらに、好ましいジアミンは、以下に列挙する市販のジアミンである:
ポリマー:
ポリ(3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物−コ−4,4’−オキシジアニリン/1,3−フェニレンジアミン)、アミド酸溶液
ポリ(3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物−コ−4,4’−オキシジアニリン/1,3−フェニレンジアミン)、アミド酸溶液
ポリ(ピロメリット酸二無水物−コ−4,4’−オキシジアニリン)、アミド酸溶液
芳香族ジアミン
2,7−ジアミノフルオレン
1,5−ジアミノアントラキノン
2,6−ジアミノアントラキノン
塩酸パラローズスアニリン
3,6−アクリジンジアミン
4,4’−ジアミノオクタフルオロビフェニル
2,2’−ジチオジアニリン
3,3’,5,5’−テトラメチルベンジジン
3,3’−ジアミノジフェニルスルホン
4,4’−ジアミノ−2,2’−ジメチルビベンジル
4,4’−ジアミノジフェニルエーテル
4,4’−ジチオジアニリン
4,4’−ジアミノジフェニルスルホン
4,4’−ジアミノジフェニルメタン
4,4’−エチレンジアニリン
3,3’−ジメトキシベンジジン
2,2’−ジチオビス(1−ナフチルアミン)
3,7−ジアミノ−2−メトキシフルオレン
3,6−ジアミノ−10−メチルアクリジニウムクロリド
プロピジウムヨージド
o−ジアニシジンジヒドロクロリド
2,7−ジアミノフルオレンジヒドロクロリド
酢酸パラローズアニリン
3,6−ジアミノ−10−メチルアクリジニウムクロリドヒドロクロリド
プロフラビンジヒドロクロリド
o−トリジンジヒドロクロリド
3,3’,5,5’−テトラメチルベンジジンジヒドロクロリド
3,3’−ジアミノベンジジンテトラヒドロクロリド
4,4’−ジアミノスチルベンジヒドロクロリド
4,4’−ジアミノジフェニルアミンスルファート
プロフラビンヘミスルファート
2,2’−エチレンジアニリンジホスファート
1,5−ジアミノ−4,8−ジヒドロキシアントラキノン
o−トリジン
3,3’−ジアミノベンゾフェノン
3,3’−ジアミノジフェニルメタン
3,4’−ジアミノジフェニルメタン
2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン
4,4’−ジアミノ−1,1’−ジアントラミド
3,3’−ジニトロベンジジン
4,4’−ジアミノ−5,5’−ジメチル−2,2’−ビフェニルジスルホン酸
4,4’−ジアミノスチルベン−2,2’−ジスルホン酸
3−アミノ−4−ヒドロキシフェニルスルホン
4,4−ビス−(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)−吉草酸
2,2’−ジアミノ−4,4’−ジフルオロビベンジル
2−アミノ−4−クロロフェニルジスルフィド
3,3’−(デカメチレンジオキシ)ジアニリン
3,3’−(ペンタメチレンジオキシ)ジアニリン
4−(p−アミノアニリノ)−3−スルホアニリン
4−[3−(4−アミノフェノキシ)プロポキシ]アニリン
2−ニトロベンジジン
ベンジジン−3−スルホン酸
4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド
4,4’−ジアミノベンズアニリド
n,n’−ビス(3−アミノフェニルスルホニル)エチレンジアミン
2,2’−ビフェニルジアミン
3,4’−ジアミノジフェニルエーテル
プロフラビンヘミスルファート
フェノサフラニン
4,4’−ジアミノベンゾフェノン
2,2−ビス(4−アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン
2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン
2,2−ビス(3−アミノ−4−メチルフェニル)ヘキサフルオロプロパン
3,3’−ジヒドロキシベンジジン
3,3’−ジアミノ−4,4’−ジヒドロキシビフェニル
4,4’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル
2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン
1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン
1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン
ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン
9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン
o−トリジンスルホン
ベンジジン
3,3’−ジクロロベンジジンジヒドロクロリド
ベンジジンジヒドロクロリド
3,6−チオキサンテンジアミン−10,10−ジオキシド
4,4’−ジアミノ−2,2’−ビフェニルジスルホン酸
4,4’−アゾジアニリン
2,5−ビス−(4−アミノフェニル)−(1,3,4)オキサジアゾール
3,3’−ジメチルナフチリジン
ベンジジンスルファート
1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン
3,3’−ジクロロベンジジン
2,2’,5,5’−テトラクロロベンジジン
4,4’−ジアミノ−1,1’−ビナフチル
ジアミンボルドー
ベンゾフラビン
クリサニリン
2,2’−チオビス(5−アミノベンゼンスルホン酸)
4,4’−メチレン−ビス(2−クロロアニリン)
テトラブロモメチレンジアニリン
4,4’−ジアミノ−3,3’−ジニトロジフェニルエーテル
ベンジジンピロホスファート
3,6−ジアミノチオキサンテン−10−ジオキシド、ジヒドロクロリド
4,4’’−ジアミノ−p−ターフェニル
1,8−ジアミノ−4,5−ジヒドロキシアントラキノン
ビス(p−アミノフェノキシ)ジメチルシラン
ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン
4,4’−メチレンジ−2,6−キシリジン
2−アミノベンズアルデヒド−エチレン−ジイミン
3−メチルベンジジンジヒドロクロリド
3,3’−ジエチルベンジジンジヒドロクロリド
3,6−ジアミノアクリジンヒドロクロリド
4,4’−ジアミノ−5,5’−ジメチル−2,2’−ビフェニルジスルホン酸二ナトリウム塩
4,4’−メチレンビス(3−クロロ−2,6−ジエチルアニリン)
4,4’−メチレン−ビス−(2,6−ジエチルアニリン)
4,4’−メチレンビス−(2,6−ジイソプロピルアニリン)
トルイレンジアミン
3,8−ジアミノ−6−フェニルフェナントリジン
チオニンパークロラート
ジヒドロエチジウム
チオニン
4,4−ジアミノベンゼンスルホニルアニリド
o−ジアニシジンヒドロクロリド
2,2’−ジクロロ−5,5’−ジメトキシベンジジン
3−メトキシベンジジン
2,2’−(ヘキサメチレンジオキシ)ジアニリン
2,2’−(ペンタメチレンジオキシ)ジアニリン
2,2’−(エチレンジオキシ)ジアニリン
4−[4−(4−アミノフェノキシ)ブトキシ]アニリン
2,2’−ジアミノ−4’−メトキシ−4−メチルベンズアニリド
5,5’−ジメチル−2,2’−ジニトロベンジジン
n,n’−ビス(2−アミノフェニル)−1,3−プロパンジアミン
3,4’−ジアミノカルコン
2,3’,4,5’,6−ペンタフェニル−3,4’−ビフェニルジアミン
2−([1−(4−(1−[(2−アミノフェニル)チオ]−2−ニトロエチル)フェニル)−2−ニトロエチル]チオ)アニリン
2−((2−[(2−アミノフェニル)チオ]エチル)チオ)アニリン
2−((4−[(2−アミノフェニル)チオ]ブタ−2−エニル)チオ)アニリン
4,4’−ジアミノ−3,3’−ジメチルジフェニルメタン
2,2’−ジアミノ−ビベンジル
トリメチレンビス(4−アミノベンゾアート)
フルオレセインアミン
ベンジジン混合物
3−ニトロ−4,4’−メチレンジアニリン
4,4−ジアミノ−2,2’−ジクロロジフェニルジスルフィド
1,6−ジアミノピレン
1,8−ジアミノピレン
3,6−ジアミノカルバゾール
4,4’(5’)−ジアミノ−[2,4]−ジベンゾ−18−クラウン−6,ジヒドロクロリド
4,4’−ジアミノスチルベン−2,2’−ジスルホン酸、二ナトリウム塩
(r)−(+)−2,2’−ジアミノ−1,1’−ビナフチル
プロフラビンヘミスルファート二水和物
3,6−ジアミノアクリジンヘミスルファート半水和物
ジミジウムブロミド一水和物
o−トリジンジヒドロクロリド水和物
3,3’,5,5’−テトラメチルベンジジンジヒドロクロリド水和物
3,3’−ジアミノベンジジンテトラヒドロクロリド二水和物
3,6−[ビス(4−アミノ−3−(ナトリウムスルホナト)フェニルアミノ)]−2,5−ジクロロ−4−ベンゾキノン
2,2’−ジメチルベンジジンヒドロクロリド
2,2’−(フェニルメチレンビス)ビス(4−メチルアニリン)
3,4’−ジアミノビフェニル
2,7−ジアミノ−9−フルオレノン
n,n’−ビス(2−アミノフェニル)オキサミド
2−[2−(2−アミノフェニル)ジアザ−1−エニル]アニリン
3,5,3’,5’−テトラブロモ−ビフェニル−4,4’−ジアミン
n,n’−ビス(4−アミノフェニル)−1,3−ビス(アミノメチル)ベンゼンジヒドロクロリド
4’,4’’(5’’)−ジアミノジベンゾ−15−クラウン−5
2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン
ビス(4−アミノ−2,3−ジクロロフェニル)メタン
α,α’−ビス(4−アミノフェニル)−1,4−ジイソプロピルベンゼン
2,2−ビス(3−アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン
3,10−ジアミノ−6,13−ジクロロベンゾ[5,6][1,4]オキサジノ[2,3−b]フェノキサジン−4,11−ジスルホ
n1−(2−アミノ−4−メチルフェニル)−2−アミノベンズアミド
n1−(2−アミノ−4−クロロフェニル)−2−アミノベンズアミド
2,2’−ジクロロ[1,1’−ビフェニル]−4,4’−ジアミン
4,4’(5’)−ジアミノジベンゾ−15−クラウン−5ジヒドロクロリド
rcl s19,413−1
ビス−(4−アミノ−3−ニトロ−フェニル)−メタノン
ビス−(3−アミノ−4−クロロ−フェニル)−メタノン
ビス−(3−アミノ−4−ジメチルアミノ−フェニル)−メタノン
n,n’−ビス−(4−アミノ−2−クロロ−フェニル)−イソフタルアミド
n,n’−ビス−(4−アミノ−2−クロロ−フェニル)−テレフタルアミド
3,9−ジアミノ−1,11−ジメチル−5,7−ジヒドロ−ジベンゾ(a,c)シクロヘプテン−6−オン
2−アミノベンズアルデヒドn−[(z)−(2−アミノフェニル)メチリデン]ヒドラゾン
3,3’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン
ジカルボキシジンジヒドロクロリド
4,4’−(1,3−フェニレンジイソプロピリデン)ビスアニリン
1,4−フェニレンビス[[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]メタノン]
2−((5−[(2−アミノフェニル)チオ]−3,4−ジニトロ−2−チエニル)チオ)アニリン
n’1−(2−アミノベンゾイル)−2−アミノベンゼン−1−カルボヒドラジド
2−[4−(5−アミノ−1h−ベンゾイミダゾール−2−イル)フェニル]−1h−ベンゾイミダゾール−5−アミン
4−[4−(4−アミノフェノキシ)−2,3,5,6−テトラフルオロフェノキシ]アニリン
3,3’−ジニトロ−4,4’−ジアミノジフェニルスルホン
3,3’,4,4’−テトラアミノジフェニルスルホン
4−[1−(4−アミノフェニル)−1−メチルエチル]アニリン
3,3−ジアミノジフェニル尿素
ビス(4−アミノフェニル)アセチレン
ジベンゾ(1,2)ジチイン−3,8−ジアミン
エチジウムホモダイマー−2
4.4’−ビス−(2−アミノベンゼンスルホニル)ビスフェノールエステル
ネオペンチルグリコールビス(4−アミノフェニル)エーテル
2,2’−オキシジアニリン
4,4’−ジアミノジフェニルアミン−2,2−ジスルホン酸
4,4−ジアミノジフェニル尿素
3,3’−トリジン−5−スルホン酸
n1−(3−[(2−アミノベンゾイル)アミノ]プロピル)−2−アミノベンズアミド
2−((6−[(2−アミノフェニル)スルファニル]−5−ニトロ−2−ピリジル)スルファニル)アニリン
2−((6−アミノ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ジチオ)−1,3−ベンゾチアゾール−6−イルアミン
テトラメチルベンジジン
2−([6−[(2−アミノフェニル)スルファニル]−3,5−ジ(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]スルファニル)アニリン
3,6−ジアミノチオキサンテン−10−ジオキシドジヒドロクロリド
m−トリジンジヒドロクロリド水和物
2−アミノ−n−[2−アミノ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチルベンズアミド
2−([2−[(2−アミノフェニル)チオ]−6−ニトロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]チオ)アニリン
2−[(3−([(2−アミノフェニル)チオ]メチル)−2,4,6−トリメチルベンジル)チオ]アニリン
3−[3−アミノ−5−(トリフルオロメチル)ベンジル]−5−(トリフルオロメチル)アニリン
2−((5−[(2−アミノフェニル)チオ]−4−クロロ−2−ニトロフェニル)チオ)アニリン
4−(1−(4−アミノフェニル)−2−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]ビニル)アニリン
1,5−ビス(4−アミノフェノキシ)ペンタン
2,3’−ジクロロベンジジンジヒドロクロリド
3,3’−ジアモノ−4,4’−ジクロロジフェニルスルホン
3−(ビス−(4−アミノ−フェニル)−メチル)−2,3−ジヒドロ−イソインドール−1−オン
4,4−ジアミノジフェニル−2−スルホン酸
4,4’−ジアミノ−ジフェニレン−シクロヘキサン
4,5’−ジアミノ−(1,1’)ビアントラセニル−9,10,9’,10’−テトラオン
脂環式ジアミン
4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルアミン)
4,4’−メチレンビス(2−メチルシクロヘキシルアミン)
脂肪族ジアミン
1,8−ジアミノ−p−メンタン
4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルアミン)
d−シスチン
l−シスチンジメチルエステルジヒドロクロリド
ネアミン
ビス(2−アミノプロピル)アミン
(h−cys−β−na)2 2hcl
l−シスチンジベンジルエステルジトシレート
1.4−ジアミノシクロヘキサン
(h−cys−pna)2
dl−2−アミノプロピオン酸無水物
l−シスチン(ジ−b−ナフチルアミド)ヒドロクロリド
l−シスチン−ビス−p−ニトロアニリドジヒドロブロミド
l−シスチンジエチルエステルジヒドロクロリド
トランス−1,4−シクロヘキサンジアミン
4,4’−メチレンビス(2−メチルシクロヘキシルアミン)
l−ロイシンチオール、酸化ジヒドロクロリド
1,3−ジアミノアダマンタンジヒドロクロリド
l−ロイシンチオールジスルフィドジヒドロクロリド
l−シスチン二ナトリウム塩、一水和物
l−ホモシスチンメチルエステルヒドロクロリド
1,3−アダマンタンジアミン
テトラシクロ[8.2.1.1(8,11).0(2,7)]テトラデカ−2,4,6−トリエン−10,11−ジアミン
トリシクロ[3.3.1.0(3,7)]ノナン−3,7−ジアミン
市販ジアミンのクラスからは、以下に挙げるジアミンが好ましい:
脂環式ジアミン
4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルアミン)
4,4’−メチレンビス(2−メチルシクロヘキシルアミン)
脂肪族ジアミン
4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルアミン)
1.4−ジアミノシクロヘキサン
トランス−1,4−シクロヘキサンジアミン
4,4’−メチレンビス(2−メチルシクロヘキシルアミン)
1,3−アダマンタンジアミン
芳香族ジアミン
2,7−ジアミノフルオレン
2,6−ジアミノアントラキノン
4,4’−ジアミノオクタフルオロビフェニル
4,4’−ジアミノジフェニルエーテル
4,4’−ジチオジアニリン
4,4’−ジアミノジフェニルメタン
4,4’−エチレンジアニリン
3,3’−ジメトキシベンジジン
o−トリジン
3,3’−ジアミノベンゾフェノン
3,3’−ジアミノジフェニルメタン
3,4’−ジアミノジフェニルメタン
2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン
4−[3−(4−アミノフェノキシ)プロポキシ]アニリン
4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド
4,4’−ジアミノベンゾフェノン
2,2−ビス(4−アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン
4,4’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル
2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン
1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン
1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン
ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン
9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン
ベンジジン
4,4’−アゾジアニリン
1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン
4,4’−ジアミノ−1,1’−ビナフチル
4,4’’−ジアミノ−p−ターフェニル
ビス(p−アミノフェノキシ)ジメチルシラン
4−[4−(4−アミノフェノキシ)ブトキシ]アニリン
3,4’−ジアミノカルコン
トリメチレンビス(4−アミノベンゾアート)
3,4’−ジアミノビフェニル
2,7−ジアミノ−9−フルオレノン
4’,4’’(5’’)−ジアミノジベンゾ−15−クラウン−5
2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン
α,α’−ビス(4−アミノフェニル)−1,4−ジイソプロピルベンゼン
3,3’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン
4,4’−(1,3−フェニレンジイソプロピリデン)ビスアニリン
1,4−フェニレンビス[[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]メタノン]
4−[4−(4−アミノフェノキシ)−2,3,5,6−テトラフルオロフェノキシ]アニリン
4−[1−(4−アミノフェニル)−1−メチルエチル]アニリン
ネオペンチルグリコールビス(4−アミノフェニル)エーテル
4,4−ジアミノジフェニル又は
1,5−ビス(4−アミノフェノキシ)ペンタン
市販ジアミン(L)のクラスからは、以下に挙げるジアミンがより好ましい:
芳香族ジアミン
2,7−ジアミノフルオレン
4,4’−ジアミノオクタフルオロビフェニル
4,4’−ジアミノジフェニルエーテル
4,4’−ジアミノジフェニルメタン
4,4’−エチレンジアニリン
3,3’−ジアミノベンゾフェノン
4−[3−(4−アミノフェノキシ)プロポキシ]アニリン
4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド
4,4’−ジアミノベンゾフェノン
2,2−ビス(4−アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン
4,4’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル
2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン
1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン
1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン
9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン
ベンジジン
ビス(p−アミノフェノキシ)ジメチルシラン
4−[4−(4−アミノフェノキシ)ブトキシ]アニリン
3,4’−ジアミノカルコン
トリメチレンビス(4−アミノベンゾアート)
3,4’−ジアミノビフェニル
2,7−ジアミノ−9−フルオレノン
4’,4’’(5’’)−ジアミノジベンゾ−15−クラウン−5
4−[4−(4−アミノフェノキシ)−2,3,5,6−テトラフルオロフェノキシ]アニリン
4−[1−(4−アミノフェニル)−1−メチルエチル]アニリン
1,5−ビス(4−アミノフェノキシ)ペンタン
脂肪族ジアミン
4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルアミン)
1.4−ジアミノシクロヘキサン
脂環式ジアミン
4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルアミン)
【0111】
好ましくは、さらなるポリマー、ホモポリマー若しくはコポリマー又はオリゴマーは、少なくとも基礎ビルディングブロックの1つとしてのジアミン及びテトラカルボン酸無水物、好ましくは式(II)のテトラカルボン酸無水物を含む。
【0112】
好ましくは、置換又は非置換、好ましくは極性基内で置換された又は非置換のテトラカルボン酸無水物は式(II)のものであり、
【化10】

式中:
Tは4価の有機基を表す。
【0113】
4価の有機基Tは、好ましくは脂肪族、脂環式又は芳香族のテトラカルボン酸二無水物から誘導される。
【0114】
4価の有機基Tは、好ましくは脂肪族、脂環式又は芳香族のテトラカルボン酸二無水物から誘導される。
【0115】
脂肪族又は脂環式テトラカルボン酸二無水物の好ましい例は、
1,1,4,4−ブタンテトラカルボン酸二無水物、エチレンマレイン酸二無水物、
1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物;2,3,5−トリカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物(「2,3,5−トリカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物」という用語により、この化合物の全ての異性体、特にexo体及び/又はendo体が組み入れられる。)、2,3,5−トリカルボキシシクロペンチル酢酸−1,2:3,4−二無水物は、例えば、特開59−190945号、特開60−13740号及び特開58−109479号、それぞれ独国特許第1078120号及び特開58−109479号、又は英国特許第872,355号及び日本特許第04458299号に記載されているような方法によって入手可能であり、これらの方法は参照により本明細書に組み入れられている;
テトラヒドロ−4,8−メタノ−フロ[3,4−d]オキセピン−1,3,5,7−テトロン、3−(カルボキシメチル)−1,2,4−シクロペンタン−トリカルボン酸1,4:2,3−二水和物、ヘキサヒドロフロ[3’,4’:4,5]シクロペンタ[1,2−c]ピラン−1,3,4,6−テトロン、3,5,6−トリカルボキシ−ノルボルニル酢酸二無水物、2,3,4,5−テトラヒドロフランテトラカルボン酸二無水物、rel−[1S,5R,6R]−3−オキサビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオン−6−スピロ−3’−(テトラヒドロフラン2’,5’−ジオン)、4−(2,5−ジオキソテトラヒドロフラン−3−イル)テトラヒドロ−ナフタレン−1,2−ジカルボン酸二無水物、5−(2,5−ジオキソテトラヒドロ−フラン−3−イル)−3−メチル−3−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸二無水物、ビシクロ[2.2.2]オクタ−7エン−2,3,5,6−テトラカルボン酸二無水物、ビシクロ[2.2.2]オクタン−2,3,5,6−テトラ−カルボン酸二無水物、
1,8−ジメチルビシクロ[2.2.2]オクタ−7−エン−2,3,5,6−テトラカルボン酸二無水物、ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、4,4’−オキシジフタル酸二無水物、3,3’,4,4’−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、
1,3−ジメチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、
1,3−ジフルオロ−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、
1,3−ジクロロ−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、
1,2,3−トリメチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、
1,2,3,4−テトラメチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、
1−メチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ジメチルジフェニルシランテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−テトラフェニルシランテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−フランジテトラカルボン酸二無水物、4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルフィド二無水物、4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)−ジフェニルスルホン二無水物、4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)−ジフェニルプロパン二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、エチレングリコールビス(トリメリット酸)二無水物、4,4’−(1,4−フェニレン)ビス(フタル酸)二無水物、4,4’−(1,3−フェニレン)ビス(フタル酸)二無水物、
4,4’−(ヘキサフルオロイソプロピリデン)ジフタル酸二無水物、4−tert−ブチル−6−(2,5−ジオキソテトラヒドロ−3−フラニル)−2−ベンゾフラン−1,3−ジオン、
5−(2,5−ジオキソテトラヒドロ−3−フラニル)−3a,4,5,9b−テトラヒドロナフト[1,2−c]フラン−1,3−ジオン、
5−(2,5−ジオキソテトラヒドロ−3−フラニル)−5−メチル−3a,4,5,9b−テトラヒドロナフト[1,2−c]フラン−1,3−ジオン、
5−(2,5−ジオキソテトラヒドロ−3−フラニル)−6−メチルヘキサヒドロ−2−ベンゾフラン−1,3−ジオン、
5−(2,5−ジオキソテトラヒドロ−3−フラニル)−7−メチル−3a,4,5,7a−テトラヒドロ−2−ベンゾフラン−1,3−ジオン、
6−(2,5−ジオキソテトラヒドロ−3−フラニル)−4−メチルヘキサヒドロ−2−ベンゾフラン−1,3−ジオン、
9−イソプロピルオクタヒドロ−4,8−エテノフロ[3’,4’:3,4]シクロブタ[1,2−f][2]ベンゾフラン−1,3,5,7−テトロン、
1,2,5,6−シクロオクタンテトラカルボン酸二無水物、
オクタヒドロ−4,8−エテノフロ[3’,4’:3,4]シクロブタ[1,2−f][2]ベンゾフラン−1,3,5,7−テトロン、
オクタヒドロフロ[3’,4’:3,4]シクロブタ[1,2−f][2]ベンゾフラン−1,3,5,7−テトロン、
テトラヒドロ−3,3’−ビフラン−2,2’,5,5’−テトロン、4,4’−オキシジ(1,4−フェニレン)ビス(フタル酸)二無水物及び
4,4’−メチレンジ(1,4−フェニレン)ビス(フタル酸)二無水物である。
【0116】
芳香族テトラカルボン酸二無水物の好ましい例は、
ピロメリット酸二無水物、
3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、
4,4’−オキシジフタル酸二無水物、
3,3’,4,4’−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、
1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、
2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、
3,3’,4,4’−ジメチルジフェニルシランテトラカルボン酸二無水物、
3,3’,4,4’−テトラフェニルシランテトラカルボン酸二無水物、
1,2,3,4−フランジテトラカルボン酸二無水物、
4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルフィド二無水物、
4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルホン二無水物、
4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルプロパン二無水物、
3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、
エチレングリコールビス(トリメリット酸)二無水物、
4,4’−(1,4−フェニレン)ビス(フタル酸)二無水物、
4,4’−(1,3−フェニレン)ビス(フタル酸)二無水物、
4,4’−(ヘキサフルオロイソプロピリデン)ジフタル酸二無水物、
4,4’−オキシジ(1,4−フェニレン)ビス(フタル酸)二無水物、
4,4’−メチレンジ(1,4−フェニレン)ビス(フタル酸)二無水物、
4−tert−ブチル−6−(2,5−ジオキソテトラヒドロ−3−フラニル)−2−ベンゾフラン−1,3−ジオン、
等である。
【0117】
より好ましくは、4価の有機基Tを形成するために使用されるテトラカルボン酸二無水物は、
1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、
1,2,3,4−シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、
2,3,5−トリカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物、
テトラヒドロ−4,8−メタノフロ[3,4−d]オキセピン−1,3,5,7−テトロン、
3−(カルボキシメチル)−1,2,4−シクロペンタントリカルボン酸1,4:2,3−二無水物、
ヘキサヒドロフロ[3’,4’:4,5]シクロペンタ[1,2−c]ピラン−1,3,4,6−テトロン、
5−(2,5−ジオキソテトラヒドロフラン−3−イル)−3−メチル−3−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸二無水物、
ピロメリット酸二無水物、
4−(2,5−ジオキソテトラヒドロフラン−3−イル)テトラヒドロナフタレン−1,2−ジカルボン酸二無水物、
5−(2,5−ジオキソテトラヒドロ−3−フラニル)−5−メチル−3a,4,5,9b−テトラヒドロナフト[1,2−c]フラン−1,3−ジオン、
5−(2,5−ジオキソテトラヒドロ−3−フラニル)−3a,4,5,9b−テトラヒドロナフト[1,2−c]フラン−1,3−ジオン、
5−(2,5−ジオキソテトラヒドロ−3−フラニル)−7−メチル−3a,4,5,7a−テトラヒドロ−2−ベンゾフラン−1,3−ジオン、
4−tert−ブチル−6−(2,5−ジオキソテトラヒドロ−3−フラニル)−2−ベンゾフラン−1,3−ジオン、
4,4’−(ヘキサフルオロネオイソプロピリデン(hexafluorneoisopropylidene))ジフタル酸二無水物及び
ビシクロ[2.2.2]オクト−7エン−2,3,5,6−テトラカルボン酸二無水物から選択される。
【0118】
本発明の文脈において、用語「ポリイミド」は、部分的又は完全にイミド化されたポリアミド酸又はポリアミドエステルの意味を有する。同様に、用語「イミド化」は、本発明の文脈において、部分的又は完全なイミド化の意味を有する。
【0119】
本発明の第2の実施形態は、より詳細には、第2のポリマーが100%イミド化されているか、又は1〜99%、好ましくは5〜50%、より好ましくは10〜40重量%の範囲のイミド化度を有する組成物に関する。
【0120】
本発明の第2の実施形態の文脈において、組成物は、上記のシロキサンオリゴマー、ポリマー又はコポリマー、第1のポリマーとは異なる第2のポリマー、並びに組成物の第1及び第2のポリマーとは異なる少なくとも1つの追加ポリマーを含み得る。
【0121】
本発明の第3の目的は、前記組成物を含む配向層を提供することである。より好ましくは、配向層は、重合性液晶をさらに含む。
【0122】
本発明の配向層(ポリマーゲル、ポリマー網目、ポリマーフィルム等の形態)は、液晶の配向層として使用できることが理解される。本発明のさらに好ましい実施形態は、本発明による組成物を含む配向層に関し、式(I)又は(IV)のモノマーを含むポリマーは好ましくは架橋形態である。このような配向層は、非構造化又は構造化光学又は電気光学素子の製造に、好ましくはハイブリッド層素子の製造に使用することができる。
【0123】
本発明の文脈において、表現「ポリマー層又はオリゴマー層」は、「ポリマー層、コポリマー層、ホモポリマー層又はオリゴマー層」の意味を有する。
【0124】
本発明の文脈において、表現「配向層」は、「配向膜」と同じ意味を有する。
【0125】
本発明の文脈において、ポリマー又はオリゴマー層は、好ましくは配向層である。
【0126】
本発明のポリマー、ホモポリマー若しくはコポリマー又はオリゴマーは、ポリマー層又はオリゴマー層が添加される用途に応じて、単独で又は他のポリマー、オリゴマー、モノマー、光活性ポリマー、光活性オリゴマー及び/又は光活性モノマーと組み合わせてポリマー層又はオリゴマー層の形態で使用され得る。したがって、ポリマー又はオリゴマー層の組成を変更することにより、特定の所望の特性、例えば誘導プレチルト角、又はチルト抑制、良好な配列品質、コントラスト比、表面湿潤、高い電圧保持率、特定アンカリングエネルギー、焼き付き等を制御することが可能であることが理解される。
【0127】
配向層は、本発明による組成物から好適に調製される。ポリマー又はオリゴマー溶液は、0.05〜50μm厚さの均質層が生成されるように、電極を備えた、場合によりコーティングされた支持体[例えばインジウム−スズ酸化物(ITO)でコーティングされたガラス板]に適用される。この工程では、スピンコーティング、メニスカスコーティング、ワイヤコーティング、スロットコーティング、オフセット印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷などの各種のコーティング技術が使用され得る。次いで、又は場合により、前のイミド化工程の後に、偏光器及び場合により構造の画像を作製するためのマスクを使用して、例えば高圧水銀蒸気灯、キセノン灯又はパルスUVレーザーで配向される領域を照射する。
【0128】
照射時間は、個々の灯の出力によって変わり、数秒から数時間まで変化させることが可能である。しかし、例えば架橋反応に好適な放射線のみを通過させるフィルタを使用して均質層を照射することにより、光反応(二量化、重合、架橋)を行うこともできる。
【0129】
本発明の配向層は、少なくとも1つの配向層並びに非構造化及び構造化光学素子並びに多層系を有する光学又は電気光学デバイスの製造に使用され得ることが理解される。
【0130】
本発明の第4の目的は、配列光を用いて露光組成物によって配向層を作製する方法を提供することである。
【0131】
上記の式(I)又は(IV)のモノマーを含むポリマーは、側鎖に少なくとも光反応性基を有する。好ましくは、側鎖の光反応性基は、配列光への露光によって反応する。
【0132】
本発明の文脈において、光反応性基という用語は、光、好ましくは配列光との相互作用によって反応することができる基の意味を有する。
【0133】
配列光による処理は、単一ステップ又は複数の個別ステップで実施され得る。本発明の好ましい実施形態では、配列光による処理は単一ステップで実施される。
【0134】
本発明の文脈において、光反応性基は、好ましくは二量化性基、異性化性基、重合性基及び/又は架橋性基の意味を有する。
【0135】
本発明の文脈では、配列光、好ましくは偏光は、光配列を開始させることができる波長の光である。好ましくは、波長は、UV−A、UVB及び/若しくはUV/C範囲に、又は可視範囲にある。適切な波長は、光配列化合物によって変わる。好ましくは、光反応性基は、可視光及び/又はUV光に対して感受性である。本発明のさらなる実施形態は、レーザー光による配列光の生成に関する。
【0136】
配列光の瞬間的方向は、基材に対して直角であっても又は斜角であってもよい。
【0137】
より好ましくは、配列光は、少なくとも部分的に直線偏光された光、楕円偏光、例えば円偏光又は非偏光であり、最も好ましくは、少なくとも円偏光若しくは部分的に直線偏光又は斜めに照射される非偏光である。特に、最も好ましい配列光は、実質的に偏光された光、特に直線偏光された光を示し;又は、配列光は、斜め照射によって適用される非偏光の光を示す。
【0138】
本発明のより好ましい実施形態は、式(I)又は(IV)のモノマーを含むポリマー及び酸発生剤、塩基発生剤、酸及び塩基からなる群から選択される添加剤を含む組成物に偏光、特に直線偏光又は非偏光の斜め照射に露光することによって、配向層を作製する方法に関する。
【0139】
式(I)又は(IV)のモノマーを含むさらに好ましいポリマーは、
少なくとも1%、好ましくは少なくとも5%、より好ましくは少なくとも8%、最も好ましくは少なくとも10%、特に最も好ましくは少なくとも15%、より特に好ましくは少なくとも30%、さらにより好ましくは少なくとも50%、60%若しくは75%のモノマーが光反応基を有する側鎖を含み、及び/又は
光反応性基が二量化、異性化、重合;架橋することができ、及び/又は
ポリマー、ホモポリマー若しくはコポリマー又はオリゴマーはそれぞれポリマーゲル若しくはポリマー網目又はオリゴマーゲル若しくはオリゴマー網目であり、及び/又は
ポリマー、ホモポリマー若しくはコポリマー又はオリゴマーが、0.01〜10dL/gの範囲、好ましくは0.01〜5dL/gの範囲の固有粘度を有し、及び/又は
ポリマー、ホモポリマー若しくはコポリマー又はオリゴマーが、1〜6,000,000、1,000〜6,000,000、2,000〜1000,000、2,000〜500,000、より好ましくは5,000〜200,000の分子量を有する。
ポリマー、ホモポリマー若しくはコポリマー又はオリゴマーが、2〜15000の繰り返し単位、特に4〜1000の繰り返し単位、より詳細には6〜500の繰り返し単位を含有し、及び/又は
ポリマー、ホモポリマー若しくはコポリマー又はオリゴマーが、ホモポリマー若しくはコポリマーの形態であり、好ましくは統計的コポリマーである。
【0140】
ポリマー層又はオリゴマー層は、本発明の組成物から容易に調製することができ、本発明のさらなる実施形態は、前記組成物を含み、好ましくは、配列光を用いた処理によって調製される配向層に関する。
【0141】
ポリマー層又はオリゴマー層は、好ましくは、本発明による1つ以上の組成物を支持体に適用し、続いて溶媒及び/又は添加剤を蒸発させ、イミド化の後に又はイミド化を行わずに、ポリマー若しくはオリゴマー又はポリマー混合物若しくはオリゴマー混合物に配列光を照射することによって作製される。配列光は、上記の意味及び選好を有する。
【0142】
用語「支持体」は、本発明の文脈で使用される場合、好ましくは透明又は不透明であり、好ましくは、インジウムスズ酸化物(ITO)によって場合によりコーティングされたガラス基板又はプラスチック基板、ポリエチレンテレフタラート(PET)、トリアセチルセルロース(TAC)、ポリプロピレン等のポリマーフィルムであるが、これらに限定されない。
【0143】
一般に、本発明のシロキサンポリマー、コポリマー又はオリゴマーを含む組成物は、スピンコーティング、メニスカスコーティング、ワイヤコーティング、スロットコーティング、オフセット印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷、インクジェット印刷等の当技術分野において公知の一般的なコーティング及び印刷方法によって適用される。コーティング方法としては、例えばスピンコーティング、エアードクターコーティング、ブレードコーティング、ナイフコーティング、リバースロールコーティング、転写ロールコーティング、グラビアロールコーティング、キスロールコーティング、キャストコーティング、スプレーコーティング、スロットオリフィスコーティング、カレンダーコーティング、電着コーティング、浸漬コーティング又はダイコーティングが挙げられる。
【0144】
印刷方法は、例えばフレキソ印刷等のレリーフ印刷、インクジェット印刷、直接グラビア印刷又はオフセットグラビア印刷等の凹版印刷、オフセット印刷等の平版印刷、又はスクリーン印刷等のステンシル印刷である。
【0145】
本発明のさらに好ましい実施形態は、非構造化又は構造化された配向層に関する。
【0146】
さらに本発明は、ポリマー層又はオリゴマー層内の配向方向及び/又はチルト角を変化させることを含む、構造化ポリマー層、コポリマー層又はオリゴマー層の作製方法に関する。配向方向及び/又はチルト角のこの変化は、例えば配列光の照射方向を制御することによって行うことができる。ポリマー層又はオリゴマー層の特定の領域を選択的に照射することによって、その層の非常に特定の領域の配列が可能であることが理解される。このようにして、定義されたチルト角を有する層を設けることができる。
【0147】
照射時間は、個々の灯の出力によって変わり、数秒から数時間まで変化させることが可能である。しかし、例えば反応に好適な放射線のみを通過させるフィルタを使用して均質層を照射することにより、光反応を行うこともできる。
【0148】
さらに好ましいのは、ポリマー層、コポリマー層又はオリゴマー層の作製のための;ポリマー層又はオリゴマー層の平面マルチドメイン平面配列の作製のための;並びに/又は本発明の所与の意味及び選好の範囲内のチルト角を有するポリマー層、コポリマー層又はオリゴマー層の調製のための方法である。
【0149】
本発明のさらに好ましい実施形態は、本発明の1つ以上の組成物を含む配向層に関する。
【0150】
本発明の文脈において、配向層は配列層、ポリマー層、ホモポリマー層若しくはコポリマー層又はオリゴマー層と同じ意味及び選好を有し、好ましくは光配列層である。
【0151】
本発明の文脈において、液晶の平面配列又は液晶の垂直配列のための本発明による配向層に関する。本発明の好ましい実施形態では、配向層は、液晶の平面配列のために使用される。本発明によるさらにより好ましい実施形態では、式(IV)の化合物を含む配向層は、液晶の平面配列のために使用される。
【0152】
本発明の文脈において、表現「液晶の平面配列」は、液晶がチルト角を有することを意味する。
【0153】
本発明の文脈において使用される場合、チルト角という用語は、液晶方向子と配列層の表面との間の角度である。液晶方向子とは、液晶分子の長軸の平均方向を意味するものとする。本発明の文脈において、平面配列とは、チルト角が30°未満、好ましくは0〜30°であることを意味するものとし、垂直配列は、チルト角が約90°、好ましくは85°〜90°であることを意味するものとする。
【0154】
好ましい実施形態では、光配列層によって誘起される液晶のチルト角は、10°未満、好ましくは0°〜10°である。より好ましい実施形態では、チルト角は5°未満、好ましくは0°〜5°であり、最も好ましい実施形態ではチルト角は1°未満、好ましくは0°〜1°、さらにより好ましくは0°〜0.5°である。0.2°又は0.1°未満のチルト角が好ましい。
【0155】
本発明の好ましい方法は、ポリマー層又はオリゴマー層内の配向方向及びチルト角が、配列光の照射方向を制御することによって変化する及び/又はポリマー層若しくはオリゴマー層の特定の領域に選択的に照射することによって、層の特定の領域が配列される方法に関する。
【0156】
本発明の第5の実施形態は、前記配向層の使用であって、
a)1つ以上の重合性液晶モノマーを含む、又は前記重合性液晶モノマーの重合形態である1つ以上の液晶ポリマー若しくはオリゴマーを含む液晶組成物、及び/又は
b)1つ以上の重合性液晶モノマーを含む、又は前記重合性液晶モノマーの重合形態である1つ以上の液晶ポリマー若しくはオリゴマーを含む液晶組成物であって、前記配向層の対に挟まれている液晶組成物
の配列、特に平面配列のための前記配向層の使用に関する。
【0157】
LCsPの例は、参照により本明細書に組み入れられる米国特許出願第2012/114907A1号に記載されている。
【0158】
さらに本発明は、好ましくは、隣接する液晶層の平面配列を誘起するための、特にS−IPS(Super IPS)、AS−IPS(Advanced super IPS)、E−IPS(Enhanced IPS)、H−IPS(Horizontal IPS)、UH−IPS、S−IPS II、e−IPS、p−IPS(performance IPS)、PLS技術(plane to line switching)、PS−IPS(ポリマー安定化型IPS)、磁場誘起による光反応性配列IPS FFS(フリンジフィールドスイッチング)、TN(ねじれネマチック)、STN(超ねじれネマチック)等のIPSモード等のIPSにおいて、平面配列が提供されるセルを操作するための、本発明による配向層の使用に関する。
【0159】
本発明の液晶組成物は、重合性モノマー、又は前記重合性モノマーの重合形態であるポリマー若しくはオリゴマーを含む。重合性モノマー又はポリマー又はオリゴマーは、二官能性であり、及び/又は剛性コアを有する(例えばベンゼン)。さらに好ましいのは、1つ以上の環又は縮合環構造及び該環又は縮合環構造に直接結合した官能基を有する重合性モノマー又はポリマー若しくはオリゴマーである。
【0160】
より好ましくは、液晶は、式(V)のモノマーを有し、
【0161】
−S−A−(Z−A−S−P(V)
式中
及びPは官能基であり、アクリラート、メタクリラート、ハロゲン化アクリラート、例えばフルオロアクリラート、クロロアクリラート;オキセタニル、マレインイミジル、アリル、アリルオキシ、ビニル、ビニルオキシ及びエポキシ基から独立して選択される。
【0162】
式(V)のS及びSは、相互に独立して、単結合又はスペーサー単位であり、スペーサー単位は、好ましくは、1つ以上の、好ましくは隣接しないC原子、CH−基又はCH−基が上記の意味及び選好の範囲内で連結基によって、好ましくは単結合、−O−、−O(CO)−、−S−、−(CO)O−又は
【化11】

−NR−によって置き換えられていてもよく、該置換基が好ましくは少なくとも1つのC−Cアルキル、好ましくはメチルである、直鎖又は分枝、置換若しくは非置換C−C24アルキレンである。
【0163】
式(V)のA及びAは、環構造であり、本発明に記載の意味及び選好を有する非置換又は置換炭素環式若しくは複素環式芳香族基又は脂環式基から独立して選択され、特に好ましいのは1,4−フェニレンナフタレン−2,6−ジイル基、ターフェニル基、クォートフェニル基、フェナントレン基であり、
式(V)のZは、−O−、−CO−、−CH(OH)−、−CH(CO)−、−OCH−、−CHO−、−O−CH−O−、−COO−、−OCO−、−(CO)−(CO)−、−OCF−、−CFO−、−CF−、−CON(C−C16アルキル)−、−(C−C16アルキル)NCO−、−CONH−、−NHCO−、−HNOCO−、−OCONH−、−NHCONH−、−OCOO−、−CO−S−、−S−CO−、−CSS、−SOO−、−OSO−、−SOS−、−SO−、−CH(SO)−、−SO−、−CH=CH−、−C≡C−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−、−CH=N−、−C(CH)=N−、−N=N−若しくは単結合であり;又は1つ以上のC原子、CH−基又はCH基が相互に独立して連結基で置き換えられていてもよい環状、直鎖又は分枝、置換又は非置換C−C24アルキレンから選択され;
好ましくは、式(V)のZは、−O−、−CO−、−COO−、−OCO−、−OCOO−、−OCF−、−CFO−、−CON(CH)−、−(CH)NCO−、−CONH−、−NHCO−、−CO−S−、−S−CO−、−CSS、−SOO−、−OSO−、−CSS−、−SOO−、−OSO−、−CH(SO)−、−CH−CH−、−OCH−、−CHO−、−CH=CH−、−C≡C−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−又は単結合であり、
より好ましくは、式(V)のZは、−COO−、−OCO−、−OCOO−、−OCF−、−CFO−、−CON(CH)−、−(CH)NCO−、−CONH−、−NHCO−、−CO−S−、−S−CO−、−CS−S−、−SOO−、−OSO、
特に−−COO−、−OCO−、−OCF−、−CFO−、−CON(CH)−、−(CH)NCO−、−CONH−、−NHCO−又は単結合であり、
最も好ましいZは、単結合、−COO−又は−OCO−であり;及び
式(V)のnは、1、2又は3の整数である。
【0164】
式(II)において、P及びPは好ましくはアクリラート基又はメタクリラート基であり、S及びSは単結合であり、Zは好ましくは単結合であり、nは好ましくは0又は1である。
【0165】
最も好ましくは、式(VI)、(VII)又は(VIII)のいずれか1つによって表される化合物であり、
【化12】

式中、P及びPは、相互に独立してアクリラート、メタクリラート、オキセタン、マレイミド、アリル、アリルオキシ、ビニル、ビニルアミド、ビニルオキシ及びエポキシ基、エポキシ誘導体、ブトキシ及びブトキシ誘導体であり、
Bは単結合、−CO−C(C−Cアルコキシ)−、−COO−、−OCO−であり、
、Y、Y、Y、Y、Yは相互に独立して水素、非置換又はフッ素、ジ−(C−C16アルキル)アミノ、C−C15アルキルオキシ、ニトロ、ニトリル及び/若しくは塩素によって置換されて、1つ以上のC原子、CH−基又はCH−基は、相互に独立して、連結基で置換されていてもよい、直鎖又は分枝C−C16アルキル基;ハロゲン又はニトリルであり;好ましい置換基は、C−Cアルキル基、特にメチル又はエチル、C−Cアルコキシ基、特にメトキシ又はエトキシ、塩素、フッ素又はニトリル、より好ましくはメトキシ、塩素、フッ素又はCNであり、最も好ましくはメトキシ、塩素又はフッ素であり、さらに芳香族基が置換されている場合には、好ましくは1回又は2回置換され、
、Sは、上記のように相互に独立して単結合又はスペーサー単位である。
【0166】
式(V)において、P及びPは好ましくはアクリラート基又はメタクリラート基であり、S及びSは単結合であり、Zは好ましくは単結合であり、nは好ましくは0又は1である。
【0167】
式(V)及び(VII)において、ベンゼン環の置換基は、o位、m位又はp位に存在する。式(VI)において、ナフタレン環の置換基は、o−位、m位、p位、ana位、E(epi)位、kata位、pen位、pros位、amphi位又は2,7位に存在する。ベンゼン環の置換基は、上記の位置のうちp位に存在することが好ましい。ナフタレン環の置換基は、上記の位置のうちamphi位に存在することが好ましい。
【0168】
好ましいものは、
【化13】

である。
【0169】
一般に、液晶組成物又は液晶層は、上記の単重合性及び/又は多重合性モノマーを含有するものであれば特に限定されない。このように、液晶組成物又は液晶層は、公知の各種の液晶材料から構成することができる。液晶組成物又は液晶層は、ディスプレイ用途と同一又は異なる液晶材料から構成され得る。
【0170】
重合性モノマーの重合形態であるオリゴマーは、一般に、いずれの分子量にも限定されない。好ましくは、分子量は200〜5000ダルトンの範囲、より好ましくは500〜2000ダルトンの範囲、最も好ましくは500〜1000ダルトンの範囲である。
【0171】
第6の実施形態では、本発明は、液晶ディスプレイの製造方法に関する。
【0172】
本発明の文脈において、用語「ディスプレイ」は、用語「パネル」と同じ意味を有する。
【0173】
液晶ディスプレイパネルの製造方法は、メチルエチルケトンパーオキサイド、ベンゾイルエーテル系化合物等の重合開始剤の使用を含み得る。
【0174】
好ましくは、本発明は、第1若しくは第2の実施形態によるシロキサンポリマー層、コポリマー層若しくはオリゴマー層に、又は好ましくは第3若しくは第4の実施形態による配向層に少なくとも1つのLCPを適用すること、及び前記LCPを重合させることを含む液晶ディスプレイの製造方法に関する。
【0175】
一般に、LCPの重合は、照射又は高温で行われる。
【0176】
LCPは、配向層に任意の量で適用することができるので、その量は特に限定されない。この量は、例えばモノマーLCPの重合によって形成されるLCPポリマーフィルムのそれぞれの厚さに応じて適宜設定され得る。
【0177】
さらに、本発明は、液晶ディスプレイの製造方法であって、本発明による重合性液晶モノマーを含む液晶組成物又は前記重合性液晶モノマーの重合形態であるポリマー若しくはオリゴマーを、本発明による少なくとも1つの配向層、好ましくは相互に対向する2つの配向層と接触させること;及び前記重合性液晶モノマーを重合させることを含む方法に関する。
【0178】
一般に、重合方法は、製造されたデバイスに悪影響を及ぼさない限り限定されない。好ましくは、重合は照射、特にUV照射又は熱によって行われる。
【0179】
より具体的には、本発明による配向層及び電極を含む液晶ディスプレイ、好ましくは液晶の平面配列を含むLCD、より特にIPSモードを含むLCDの作製方法は、偏光を用いた材料の露光、好ましくは、第1の露光を実施することを含み、該露光は、偏光に垂直な液晶の配向方向を誘導する、又は/及び露光、好ましくは第1の露光は液晶の配向方向を誘導し、偏光方向が70°より大きい角度をなす、又は/及び偏光を用いた露光、好ましくは第1の露光は、70°を超える電極と偏光方向間の角度で実施される。
【0180】
本発明の第7の目的は、本発明による組成物又は第3の実施形態の配向層を含む、光学又は電気光学非構造化又は構造化素子に関する。
【0181】
本発明による光学又は電気光学デバイスにおいて、式(I)又は(IV)のモノマーを含む化合物は、架橋形態であり得る。電気光学デバイスは、1を超える配向層を備え得る。層又は複数の層のそれぞれは、異なる空間的配向の1つ以上の領域を含有し得る。
【0182】
好ましい実施形態では、素子は液晶ディスプレイセルである。
【0183】
本発明の文脈において、素子、デバイス、セル、構造体は全て、本発明による線形、分枝又は架橋シロキサンポリマー、コポリマー又はオリゴマーによって配向される重合又は重合性液晶を含む物体を示す。
【0184】
好ましくは、本発明はさらに、相互に対向する一対の基板を含む、非構造化又は構造化光学又は電気光学デバイス、特にLCDに関し、該基板には、本発明による一対の配向層及び
a)場合により、その配向層上に形成されているLCPポリマーフィルム、又は
b)好ましくは、少なくとも1つの重合性液晶モノマーから製造されたポリマーを含む液晶組成物を備え、前記液晶組成物が前記一対の配向層の間に挟まれている、デバイスに関する。
【0185】
本発明は、好ましくは非構造化又は構造化光学又は電気光学素子の製造における、好ましくはハイブリッド層素子の製造における、液晶の配列、好ましくは平面配列のためのこのような配向層の使用にも関する。好ましくは、これらの光学又は電気光学デバイスは、少なくとも1つの配向層並びに非構造化及び構造化光学素子及び多層系を有する。層又は複数の層のそれぞれは、異なる空間的配向の1つ以上の領域を含有し得る。
【0186】
偏光方向は、露光中の配列層表面と偏光の偏光面との交線を意味するものとする。偏光が楕円偏光されている場合、偏光面は光の入射方向と偏光楕円の長軸によって定義される平面を意味するものとする。
【0187】
偏光方向という用語は、本発明の文脈において、露光工程の期間中の方向を述べるだけでなく、露光中に適用された、配列層に対する偏光の方向も示すためにも使用される。
【0188】
電極は、好ましくは平行ストライプ状、ジグザグ状又は櫛状電極である。
【0189】
好ましくは、本発明は、本発明による少なくとも1つのポリマー層、コポリマー層又はオリゴマー層を含む光学及び電気光学非構造又は構造化構成素子、好ましくは液晶ディスプレイセル、多層及びハイブリッド層素子に関する。
【0190】
本発明において、光学又は電気光学素子という表現は、好ましくはディスプレイ導波管、セキュリティ若しくはブランド保護エレメント、バーコード、光学格子、フィルタ、位相差板、補償フィルム、反射偏光フィルム、吸収偏光フィルム、異方性散乱フィルム補償器及び位相差フィルム、ねじれ位相差フィルム、コレステリック液晶フィルム、ゲスト−ホスト液晶フィルム、モノマー波形フィルム、スメクティック液晶フィルム、偏光子、圧電気セル、非線形の光学的性質を示す薄膜、装飾光学素子、輝度強化フィルム、波長域選択的補償用のコンポーネント、マルチドメイン補償用のコンポーネント、マルチビュー液晶ディスプレイのコンポーネント、色消し位相差板、偏光状態補正/調整フィルム、光学又は電気光学センサのコンポーネント、輝度強化フィルムのコンポーネント、光に基づく電気通信デバイス用のコンポーネント、異方性アブソーバーを備えたG/H偏光子、反射円形偏光子、反射線形偏光子、MC(モノマー波形フィルム)、ねじれネマチック(TN)液晶ディスプレイ、ハイブリッド配列ネマチック(HAN)液晶ディスプレイ、電界効果複屈折(ECB)液晶ディスプレイ、超ねじれネマチック(STN)液晶ディスプレイ、光学補償複屈折(OCB)液晶ディスプレイ、パイセル液晶ディスプレイ、PLS技術(plane to line switching)、PS−IPS(ポリマー安定型IPS)、面内スイッチング(IPS)液晶ディスプレイ、例えばS−IPS(Super IPS)、AS−IPS(Advanced super IPS)、E−IPS(Enhanced IPS)、H−IPS(Horizontal IPS)、UH−IPS、S−IPS II、e−IPS、p−IPS(performance IPS)等のIPSモード;磁場誘起による光反応性配列IPS、フリンジフィールドスイッチング(FFS)液晶ディスプレイ;(FPA)磁場誘起による光反応性配列;ハイブリッドFPA;VA−IPSモード液晶ディスプレイ又は青色位相液晶を使用するディスプレイの作製のための多層系又はデバイスの意味を有し、上記の種類のディスプレイは全て、透過型又は反射型又は半透過型方式で適用される。
【0191】
より好ましい光学又は電気光学素子は、PLS技術(plane to line switching)、PS−IPS(ポリマー安定型IPS)、面内スイッチング(IPS)液晶ディスプレイ、例えばS−IPS(Super IPS)、AS−IPS(Advanced super IPS)、E−IPS(Enhanced IPS)、H−IPS(Horizontal IPS)、UH−IPS、S−IPS II、e−IPS、p−IPS(performance IPS)等のIPSモード;磁場誘起による光反応性配列IPS、フリンジフィールドスイッチング(FFS)液晶ディスプレイ;(FPA)磁場誘起による光反応性配列;ハイブリッドFPA;VA−IPSモード液晶ディスプレイ、又は青色位相液晶を使用するディスプレイであり、上記の種類のディスプレイは全て、透過型又は反射型又は半透過型方式で適用される。
【0192】
本発明の利点は、当業者であっても予測することはできなかったであろう。
【0193】
驚くべきことに、本発明の組成物は、偏光を照射すると、重合又は重合可能な液晶を配向させ、高いアニーリング温度で安定であることが見出された。さらに、前記組成物は良好で均質な平面配向品質を示す。さらなる実施例は、本発明の組成物が、良好又は非常に良好な焼き付き特性、コントラスト比、及び電圧保持率を有することを実証する。
【0194】
さらなる実施例は、本発明をさらに説明する例の非限定的な選択である。
【0195】
実施例
実施例で使用される定義:
NMP:N−メチル−2−ピロリドン
BC:ブチルセルソルブ
THF:テトラヒドロフラン
RT:室温、通常18℃〜28℃の範囲
重量%:重量パーセント
MLC7067:メルクKGAから入手可能な、10.3の誘電異方性、0.1025の光学異方性及び81mPa.sの回転粘度を有する液晶の混合物である。
【0196】
実施例で使用したポリマーは、以下の通りである。
【表1】
【0197】
各種の添加剤は、例えばAldrich、TCI、Acros、BASF、Momentiveによって供給される。
【0198】
式Iで得られたポリマー及び本発明に記載の添加剤を含む組成物は、電気光学特性を安定化させることができる。以下の実施例では、この組成物の使用による配列品質(コントラスト比)の安定化が示されている。
【0199】
実施例1:
NMP中で固体P1を混合し、固体が溶解するまで十分に撹拌することによって、ポリマーP1の5.5重量%溶液を調製する。この溶液に、3重量%の4−イソブチルフェニル−4’−メチルフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスファート(BASF製Irgacure 250)を添加する。Irgacure 250の代わりに、他のジアリールヨードニウム塩を使用することができる。次いで、第2の溶媒であるブチルセルソルブ(BC)を添加し、組成物全体を十分に撹拌して最終溶液を得る。NMPとブチルセルロースとの溶媒比は1:1である。
【0200】
上記ポリマー溶液を2枚のITOコートガラス基板上に1700rpmの回転速度で30秒間スピンコーティングする。スピンコーティング後、基板を130℃で90秒間プリベークし、200℃の温度で40分間ポストベークするベーク処理を行う。得られた層の厚さは約80nmである。上にコーティングされたポリマー層を有する基板を、基板表面の法線に対して0°の入射角で直線偏光UV光(LPUV)に露光させる。偏光面は、基板の法線及び光の伝搬方向とまたがる平面内にある。適用される照射線量は100mJ/cmである。LPUV露光後、露光させたポリマー層をセルの内側に向けて、2枚の基板でセルを組み立てる。誘起された配列方向が相互に平行になるように基板を相互に調整する。正の誘電異方性を有する液晶MLC7067(Merck KGA)によってセルを毛管充填する。その後、場合によりセルを約130℃で30分間アニーリングし、室温まで冷却する。セル内の液晶の配列品質は、交差した2つの偏光子の間にセルを配置することによって確認され、暗状態を得るように調整される。暗状態に欠陥がなく、液晶が良好に配向していれば、配列品質は良好であると定義される。セルの幾つかの領域において、液晶のわずかな不均一な配向のために、暗状態が光漏れを有する場合、配列品質は、中程度であると定義される。液晶が暗状態のない状態で配向されていない場合、配列品質はさらに悪いと定義される。
【0201】
セル内の液晶は、セルの熱アニーリングの前後に明確かつ均一な平面配向を示した。
【0202】
比較例1
NMP中で固体P1を混合し、固体が溶解するまで十分に撹拌することによって、ポリマーP1の5.5重量%溶液を調製する。次いで、第2の溶媒であるブチルセルソルブ(BC)を添加し、組成物全体を十分に撹拌して最終溶液を得る。NMPとブチルセルロースとの溶媒比は1:1である。
【0203】
上記ポリマー溶液を2枚のITOコートガラス基板上に1700rpmの回転速度で30秒間スピンコーティングする。スピンコーティング後、基板を130℃で90秒間プリベークし、200℃の温度で40分間ポストベークするベーク処理を行う。得られた層の厚さは約80nmである。上にコーティングされたポリマー層を有する基板を、基板表面の法線に対して0°の入射角で直線偏光UV光(LPUV)に露光させる。偏光面は、基板の法線及び光の伝搬方向とまたがる平面内にある。適用される照射線量は100mJ/cmである。LPUV露光後、露光させたポリマー層をセルの内側に向けて、2枚の基板でセルを組み立てる。誘起された配列方向が相互に平行になるように基板を相互に調整する。正の誘電異方性を有する液晶MLC7067(Merck KGA)によってセルを毛管充填する。その後、場合によりセルを約130℃で30分間アニーリングし、室温まで冷却する。セル内の液晶は、セルの熱アニーリングの前後に非常に不良な平面配向を示した。
【0204】
実施例2
実施例1及び比較例1のセルの配列品質は、コントラスト比(CR)の測定によって定量化される。不偏IPSセルのコントラストは、透過光強度を測定するために光電子増倍管を備えた偏光顕微鏡で測定する。光源として、ELDIM製のLEDバックライトが使用される。顕微鏡対物レンズの焦点面の測定面積(サンプル)は、約1mmである。試料なしで、偏光子を顕微鏡から、検出器信号が最小値を表示する垂直位置まで移動する。次いで、セルを顕微鏡対物レンズの下にある回転可能なサンプルホルダー上に固定する。コントラストの決定のために、測定を2回行う。最初の測定では、検出器が最小値Vを表示するまでセルを回転させる。この位置では、セルの配列方向は偏光子に平行であり、Vは暗状態として定義される。次に、第2の測定では、検出器が明状態として定義される最大値Vmaxを表示するまで、セルを90°回転させる。サンプルのコントラストは、明状態対暗状態の比(CR=Vmax/V)として測定される。値が500を下回る場合、コントラストが−として定義され、値が1000を超える場合、コントラストは++として定義される。
【表2】
【0205】
実施例3
コーティングする溶液がポリマーP1及び2%の4−イソブチルフェニル−4’−メチルフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスファート(BASF製Irgacure 250)を含んだことを除いて、実施例1と同様にセルを調製する。セル内の液晶は、セルの熱アニーリングの前後に明確かつ均一な平面配向を示した。回転アナライザー法を用いて、0.1°を下回るチルト角を測定する。
【0206】
実施例4
コーティングする溶液がポリマーP1及び3%の2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパン−1−オン(Irgacure 907)を含んだことを除いて、実施例1と同様にセルを調製する。セル内の液晶は、セルの熱アニーリングの前後に明確かつ均一な平面配向を示した。回転アナライザー法を用いて、0.1°を下回るチルト角を測定する。
【0207】
実施例5
コーティングする溶液がポリマーP1及び3%のトリス(4−(4−アセチルフェニルチオ)フェニル)スルホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボラートを含んだことを除いて、実施例1と同様にセルを調製する。セル内の液晶は、セルの熱アニーリングの前後に明確かつ均一な平面配向を示した。回転アナライザー法を用いて、0.1°を下回るチルト角を測定する。
【0208】
実施例6
コーティングする溶液がポリマーP1及び1%のドデシルベンゼンスルホン酸を含んだことを除いて、実施例1と同様にセルを調製する。セル内の液晶は、セルの熱アニーリングの前後に明確かつ均一な平面配向を示した。回転アナライザー法を用いて、0.1°を下回るチルト角を測定する。
【0209】
実施例7
実施例3、実施例4、実施例5及び実施例6で得られたセルについて、実施例2に記載の方法を用いて、コントラスト比測定を行う。
【表3】
【0210】
実施例8
ポリシロキサンP1及びポリアミド酸PAA−1をNMP中重量%当たり10:90の比で混合することによって5.5重量%の溶液を調製してブレンド組成物を生成することを除いて、実施例1と同様にセルを調製する。固体が溶解するまで混合物を十分に撹拌し、次いで4重量%の4−イソブチルフェニル−4’−メチルフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスファート(BASF製Irgacure 250)を添加する。次いで、第2の溶媒であるブチルセルソルブ(BC)を添加し、組成物全体を十分に撹拌して最終溶液を得る。NMPとブチルセルロースとの溶媒比は1:1である。
【0211】
約100nmの厚さの層を得るために使用されるスピン速度は、30秒間で2500rpmである。セル内の液晶は、セルの熱アニーリングの前後に明確かつ均一な平面配向を示した。
【0212】
実施例9
コーティングする溶液が重量%当たり10:90の比のポリシロキサンP1及びポリアミド酸PAA−1並びに2%の4−イソブチルフェニル−4’−メチルフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスファート(BASF製のIrgacure 250)を含んだことを除いて、実施例1と同様にセルを調製する。セル内の液晶は、セルの熱アニーリングの前後に明確かつ均一な平面配向を示した。
【0213】
実施例10
コーティングする溶液が重量%当たり10:90の比のポリシロキサンP1及びポリアミド酸PAA−1並びに4%のMomentive製UV9390Cを含んだことを除いて、実施例1と同様にセルを調製する。セル内の液晶は、セルの熱アニーリングの前後に明確かつ均一な平面配向を示した。
【0214】
実施例11
コーティングする溶液が重量%当たり10:90の比のポリシロキサンP1及びポリアミド酸PAA−1並びに5%の4−イソブチルフェニル−4’−メチルフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスファート(BASF製Irgacure 250)を含んだことを除いて、実施例1と同様にセルを調製する。セル内の液晶は、セルの熱アニーリングの前後に明確かつ均一な平面配向を示した。
【0215】
比較例13
ポリシロキサンP1及びポリアミド酸PAA−1をNMP中重量%当たり10:90の比で混合することによって5.5重量%の溶液を調製してブレンド組成物を生成することを除いて、実施例1と同様にセルを調製する。固体が溶解するまで、混合物を十分に撹拌した。次いで、第2の溶媒ブチルセルソルブ(BC)を添加し、組成物全体を十分に撹拌して最終溶液を得る。NMPとブチルセルロースとの溶媒比は1:1である。
【0216】
100nmの厚さの層を得るために使用されるスピン速度は、30秒間で2500rpmである。セル内の液晶は、セルの熱アニーリングの前後に画成された均一な平面配向を示した。
【0217】
実施例14
コントラスト比測定は、実施例8、実施例9、実施例10、実施例11、実施例12及び比較例14で得たセルについて実施例2に記載したように実施したが、値が3000を下回る場合、コントラストは−と定義され、値が3000を超える場合、コントラストは++と定義される。
【表4】
【0218】
本実施例は、本発明による組成物が、最先端の組成物と比較して、熱処理後により良好なコントラスト比を有することを示す。
【0219】
実施例15
コーティングする溶液がポリマーP2及び2%の4−イソブチルフェニル−4’−メチルフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスファート(BASF製Irgacure 250)を含むことを除いて、実施例1と同様にセルを調製する。セル内の液晶は、セルの熱アニーリングの前後に明確かつ均一な平面配向を示した。
【0220】
比較例15:
コーティングする溶液がポリマーP2を含むことを除いて、比較例1と同様にセルを調製する。セル内の液晶は、セルの熱アニーリングの前後に不良な平面配向を示した。
【0221】
実施例16
実施例15及び比較例15で得たセルについて、実施例2に記載の方法を用いて、コントラスト比測定を行う。
【表5】
【0222】
実施例17
コーティングする溶液がポリマーP3及び2%の4−イソブチルフェニル−4’−メチルフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスファート(BASF製Irgacure 250)を含むことを除いて、実施例1と同様にセルを調製する。セル内の液晶は、セルの熱アニーリングの前後に明確かつ均一な平面配向を示した。
【0223】
比較例17
コーティングする溶液がポリマーP3を含むことを除いて、比較例1と同様にセルを調製する。セル内の液晶は、セルの熱アニーリングの前後に不良な平面配向を示した。
【0224】
実施例18
実施例17及び比較例17で得たセルについて、実施例2に記載の方法を用いて、コントラスト比測定を行う。
【表6】
【0225】
実施例19
コーティングする溶液がポリマーP4及び5%の4−イソブチルフェニル−4’−メチルフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスファート(BASF製Irgacure 250)を含むことを除いて、実施例1と同様にセルを調製する。セル内の液晶は、セルの熱アニーリングの前後に明確かつ均一な平面配向を示した。
【0226】
比較例19
コーティングする溶液がポリマーP4を含むことを除いて、比較例1と同様にセルを調製する。セル内の液晶は、セルの熱アニーリングの前後に不良な平面配向を示した。
【0227】
実施例20
実施例19及び比較例19で得たセルについて、実施例2に記載の方法を用いて、コントラスト比測定を行う。
【表7】
【0228】
実施例21
コーティングする溶液がポリマーP5及び5%の4−イソブチルフェニル−4’−メチルフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスファート(BASF製Irgacure 250)を含んだことを除いて、実施例1と同様にセルを調製する。セル内の液晶は、セルの熱アニーリングの前後に明確かつ均一な平面配向を示した。
【0229】
比較例21
コーティングする溶液がポリマーP5を含んだことを除いて、比較例1と同様にセルを調製する。セル内の液晶は、セルの熱アニーリングの前後に不良な平面配向を示した。
【0230】
実施例22
実施例21及び比較例21で得たセルについて、実施例2に記載の方法を用いて、コントラスト比測定を行う。
【表8】
【0231】
実施例23
コーティングする溶液がポリマーP6及び5%の4−イソブチルフェニル−4’−メチルフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスファート(BASF製Irgacure 250)を含むことを除いて、実施例1と同様にセルを調製する。セル内の液晶は、セルの熱アニーリングの前後に明確かつ均一な平面配向を示した。
【0232】
比較例23
コーティングする溶液がポリマーP6を含むことを除いて、比較例1と同様にセルを調製する。セル内の液晶は、セルの熱アニーリングの前後に不良な平面配向を示した。
【0233】
実施例24
実施例22及び比較例22で得たセルについて、実施例2に記載の方法を用いて、コントラスト比測定を行う。
【表9】
【国際調査報告】