(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】2019521788
(43)【公表日】20190808
(54)【発明の名称】詰まり低減チップを有する外科器具用切断アセンブリ
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/3205 20060101AFI20190712BHJP
   A61B 17/24 20060101ALI20190712BHJP
【FI】
   !A61B17/3205
   !A61B17/24
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】25
(21)【出願番号】2019501494
(86)(22)【出願日】20170714
(85)【翻訳文提出日】20190305
(86)【国際出願番号】US2017042101
(87)【国際公開番号】WO2018013906
(87)【国際公開日】20180118
(31)【優先権主張番号】62/362,117
(32)【優先日】20160714
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】514318275
【氏名又は名称】ストライカー・ユーロピアン・ホールディングス・I,リミテッド・ライアビリティ・カンパニー
【住所又は居所】アメリカ合衆国ミシガン州49002,カラマズー,エアヴュー・ブールヴァード 2825
(74)【代理人】
【識別番号】100099623
【弁理士】
【氏名又は名称】奥山 尚一
(74)【代理人】
【識別番号】100107319
【弁理士】
【氏名又は名称】松島 鉄男
(74)【代理人】
【識別番号】100125380
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 綾子
(74)【代理人】
【識別番号】100142996
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 聡二
(74)【代理人】
【識別番号】100166268
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 祐
(74)【代理人】
【識別番号】100170379
【弁理士】
【氏名又は名称】徳本 浩一
(74)【代理人】
【識別番号】100180231
【弁理士】
【氏名又は名称】水島 亜希子
(74)【代理人】
【識別番号】100096769
【弁理士】
【氏名又は名称】有原 幸一
(72)【発明者】
【氏名】カーティン,ダミアン・マイケル
【住所又は居所】アイルランド国,トラリー,アード・キャライグ 9
(72)【発明者】
【氏名】カッシェン,パトリック・オーウィン
【住所又は居所】アイルランド国,アール95・ピーピー83 グレイゲナマナ,カッシェンデイル
【テーマコード(参考)】
4C160
【Fターム(参考)】
4C160FF19
4C160FF23
4C160LL04
4C160LL21
4C160MM06
4C160NN23
(57)【要約】
外科器具用の切断アセンブリにおいて、チューブアセンブリが、外側切断窓を有する外側チューブと、外側チューブ内に同心に配置され、外側チューブに対して回転可能な内側チューブとを含む。内側チューブは内側切断窓を有し、内側及び外側切断窓はチューブアセンブリの切断窓を画定する。切断窓の近位境界の遠位側における内側チューブの部分は、内側チューブの遠位領域を画定する。突起が内側チューブの管腔内に位置し、突起の少なくとも一部は遠位領域内に配置される。突起はインサートであってもよい。突起は、遠位領域の容積の一部を占め及び/又は近位境界の遠位側における管腔の断面積を縮小する。突起は、切断窓を通って除去される材料の大きさを縮小させ、チューブアセンブリの詰まりを低減する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動アセンブリを有する外科器具用切断アセンブリであって、
近位端とは反対側の遠位端の間に画定された長軸と、前記遠位端の近くに配置され、患者の外科部位に当てられるように適合された切断窓とを含むチューブアセンブリであって、前記切断窓が、近位境界とは反対側の遠位境界を有する、チューブアセンブリ
を備える切断アセンブリにおいて、
前記チューブアセンブリは、
前記チューブアセンブリの前記遠位端の近くに外側切断窓を有する外側チューブと、
前記外側チューブ内に同心に配置され、前記駆動アセンブリによって前記外側チューブに対して回転可能になっている内側チューブであって、内側チューブが、前記遠位端の近くに位置する内側切断窓と、前記近位端と前記内側切断窓との間で延びる管腔とを有し、前記内側切断窓及び前記外側切断窓が、前記チューブアセンブリの切断窓を画定する、内側チューブと、
前記内側チューブの管腔の突起であって、突起の少なくとも一部が、前記切断窓の近位境界の遠位側に位置しており、突起が、突起の近位側における前記管腔の断面積に対して縮小した断面積を前記内側チューブの管腔にもたらし、前記縮小した断面積が、前記切断窓を通して除去可能な材料の大きさを縮小し、前記チューブアセンブリの詰まりを低減させるように適合されている、突起と
をさらに含んでいる、切断アセンブリ。
【請求項2】
前記内側チューブの管腔内に固定されたインサートをさらに備え、前記インサートが、前記縮小した断面積をもたらす前記突起を画定するようになっている、請求項1に記載の切断アセンブリ。
【請求項3】
前記インサートが、外面及び前記外面とは反対側の内面を有し、前記外面が、前記管腔の一部に追従するように形作られ、前記内面が、前記突起を画定するようになっている、請求項2に記載の切断アセンブリ。
【請求項4】
前記内面と前記外面との間に画定された前記インサートの厚みは、前記切断窓の近位境界に向かう方向にテーパが付されるようになっている、請求項3に記載の切断アセンブリ。
【請求項5】
前記切断窓の近位境界の遠位側における前記内側チューブの管腔が、前記長軸に向かって半径方向内方に形成され、これによって、前記縮小した断面積をもたらす前記突起を画定するようになっている、請求項1に記載の切断アセンブリ。
【請求項6】
前記管腔の断面積に対する前記内側チューブの縮小した断面積の比率が、1:1.3から1:1.8の範囲内にある、先行する請求項のいずれか記載の切断アセンブリ。
【請求項7】
駆動アセンブリを有する外科器具用切断アセンブリであって、
近位端とは反対側の遠位端の間に画定された長軸と、前記遠位端の近くに配置され、患者の外科部位に当てられるように適合された切断窓とを含むチューブアセンブリであって、前記切断窓が、近位境界とは反対側の遠位境界を有する、チューブアセンブリ
を備える切断アセンブリにおいて、
前記チューブアセンブリは、
前記遠位領域内に外側切断窓を有する外側チューブと、
前記外側チューブ内に同心に配置され、前記駆動アセンブリによって前記外側チューブに対して回転可能になっている内側チューブであって、前記チューブアセンブリの近位境界の遠位側における前記内側チューブの一部は、前記内側チューブの遠位領域を画定し、前記内側チューブが、前記遠位領域内に内側切断窓を有し、前記内側切断窓及び前記外側切断窓が、前記チューブアセンブリの切断窓を画定する、内側チューブと、
前記内側チューブの管腔内の突起であって、突起の少なくとも一部が、前記内側チューブの遠位領域内に配置され、突起が、前記切断窓を通して除去される材料の大きさを縮小し、前記チューブアセンブリの詰まりを低減させるように適合されている、突起と
をさらに含んでいる、切断アセンブリ。
【請求項8】
前記遠位領域内に配置された前記突起の容積が、前記チューブアセンブリの遠位領域における容積の20%〜60%の範囲内にある、請求項7に記載の切断アセンブリ。
【請求項9】
前記突起の他の部分が、前記切断窓の近位境界の近位側に位置している、先行する請求項のいずれか記載の切断アセンブリ。
【請求項10】
前記突起が、前記内側切断窓の半径方向の反対側にて前記長軸を中心として位置している、先行する請求項のいずれか記載の切断アセンブリ。
【請求項11】
前記切断窓の遠位境界における前記長軸から前記突起までの距離が、前記切断窓の近位境界における前記長軸から前記突起までの距離よりも短く、これによって、前記突起は、前記近位境界に向かう方向にてテーパが付されることになる、先行する請求項のいずれか記載の切断アセンブリ。
【請求項12】
前記突起が、実質的に平面状の内面をなす第1の遠位部分と前記第1の遠位部分の近位側の第2の近位部分とによってさらに画定され、前記近位側断面部分が、円弧状の内面を有している、先行する請求項のいずれかに記載の切断アセンブリ。
【請求項13】
前記外側チューブにおける前記切断窓の近位境界から前記突起の最近接点までの距離が、前記内側チューブにおける前記管腔の直径よりも短く、前記管腔を通る前記縮小された材料の大きさが、前記管腔の直径よりも小さな前記距離とほとんど等しく、これによって、前記チューブアセンブリの詰まりを低減させることになる、先行する請求項のいずれか記載の切断アセンブリ。
【請求項14】
前記突起が、前記長軸に対して偏心した孔によって少なくとも部分的に画定され、前記偏心した孔が、前記切断窓及び前記管腔と連通している、先行する請求項のいずれか記載の切断アセンブリ。
【請求項15】
前記突起及び前記内側切断窓の間の相対位置は、前記内側チューブが前記外側チューブ内にて回転するときに一定に維持されるようになっている、先行する請求項のいずれか記載の切断アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2016年7月14日に出願された米国仮特許出願第62/362,117号の優先権及び全ての利得を主張するものであり、その出願内容は、参照することによって、その全体がここに含まれるものとする。
【0002】
[発明の分野]
本開示は、一般的に、外科器具に関し、さらに詳細には、患者に用いられる詰まり低減チップを有する外科器具に関する。
【背景技術】
【0003】
周知のように、医療施術者は、外科処置の実施を助長するために外科器具を用いると有益であることを経験している。外科器具は、患者の外科部位に適用されるように設計されている。施術者は、外科器具により医療処置又は外科処置を施される患者の部位に当該外科器具を位置決めすることができる。内視鏡外科処置は、種々の外科目的を果たすために日常的に行われている。内視鏡外科処置では、門脈(portal)と呼ばれる小さな切開部が患者に形成される。医療当事者が外科部位を観察することを可能にする装置である内視鏡がこれらの門脈の1つに挿入される。特定の外科目的を果たすために用いられる外科器具が、他の門脈内には挿入される。外科医は、外科処置を行うために外科器具をいかに操縦するかを決定するために、外科部位を内視鏡を通して観察する。内視鏡手術を行う利点は、切開される体の部分が最小限に抑えられるので、手術後の治癒に必要な体の部分が同様に縮小されることにある。さらに、内視鏡外科処置中に、患者の内部器官及び組織の比較的小さな部分しか開放環境に露出しない。患者の体のこの最小の開口は、患者の器官及び組織が切開によって感染する程度を小さくする。
【0004】
外科処置に用いられる多くのチューブ装置が開発されてきている。これらのチューブ装置は有益である。なぜならば、これらのチューブ装置は、手術の成果及び迅速な回復を向上させながら、切開の大きさを容易に縮小し、アクセス及び視認性を改良するからである。チューブ装置の例として、切断窓を有する(一方のチューブが他方のチューブ内に配置された)二重チューブ又は単一チューブのいずれかを有する切断装置が挙げられる。このような切断装置は、耳、鼻、及び喉(ENT)シェーバ装置であるとよい。
【発明の概要】
【0005】
ENTシェーバ装置の詰まりは、内視鏡副鼻腔手術中における共通の頭痛の種である。詰まりの一般的な原因は、切断窓のごく近位側におけるENTシェーバ装置の遠位チップにおける副鼻腔の骨及び組織の閉込めである。詰まりの他の一般的な原因は、切断装置のチューブのごく近位側における副鼻腔の骨及び組織の閉込めである。
【0006】
これらの課題を解消する外科器具が望まれている。
【0007】
本開示の利点は、添付の図面と併せて以下の詳細な説明を参照することによって十分に理解されたならば、直ちに分かるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本開示の例示的実施形態に係る外科器具の斜視図である。
【図2】駆動アセンブリを省略した図1の外科器具の分解斜視図である。
【図3】本開示の例示的実施形態に係る図1及び図2の外科器具の切断アセンブリの詰まり低減チップの斜視図である。
【図4】縮小された材料を概略的に示している図3の切断アセンブリにおける詰まり低下チップの部分的立面図である。
【図5】図3の切断アセンブリにおける詰まり低減チップの他の部分的立面図である。
【図6】図3の切断アセンブリにおける詰まり低減チップの他の部分的立面図である。
【図7】線7−7に沿って切断された図3の切断アセンブリの断面図である。
【図8】本開示の他の例示的実施形態に係る詰まり低減チップの斜視図である。
【図9】図8の詰まり低減チップの部分的斜視図である。
【図10】本開示の他の例示的実施形態に係る詰まり低減チップの斜視図である。
【図11】図10の詰まり低減チップの部分的斜視図である。
【図12】本開示の他の例示的実施形態に係る詰まり低減チップの斜視図である。
【図13】図12の詰まり低減チップの立面図である。
【図14】図12の詰まり低減チップの傾斜図である。
【図15】図12の詰まり低減チップの平面図である。
【図16】図12〜図15の詰まり低減チップを形成するための機械加工プロセスを示す線図である。
【図17】図12〜図15の詰まり低減チップを形成するための機械加工プロセスを示す線図である。
【図18】図12〜図15の詰まり低減チップを形成するための機械加工プロセスを示す線図である。
【図19】図12〜図15の詰まり低減チップを形成するための機械加工プロセスを示す線図である。
【図20】線20−20に沿って切断された図1の外科器具の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1を参照すると、(図示されない)患者の医療処置に用いられる本開示の外科器具10の一実施形態が示されている。一実施形態では、外科器具10は、内視鏡副鼻腔手術中に副鼻腔の骨及び組織を切除するために用いられる使い捨て型ENTシェーバである。図示されるように、外科器具10は、総称的に12で表され、想像線で示される駆動アセンブリと、駆動アセンブリ12に取り外し可能に連結され、かつ総称的に14で表される切断アセンブリ14とを備えている。駆動アセンブリ12は、患者の外科部位から組織、骨等を除去するために、切断アセンブリ14の一部を回転させるために用いられる。外科器具10は、(図示されない)外科医のようなユーザーによって操作されるとよいことを理解されたい。
【0010】
図1に示されるように、駆動アセンブリ12は、軸方向に延びるハウジング15を備えている。ハウジング15は、略円筒状である。駆動アセンブリ12は、ハウジング15内に配置されたモータ16も備えている。モータ16は、切断アセンブリ14に連結された回転可能な駆動要素18を有している。モータ16は、電動式であってもよいし、又は空圧式であってもよい。一実施形態では、駆動要素18は、切断アセンブリ14に取り外し可能に連結されるようになっている。
【0011】
一実施形態では、切断アセンブリ14は、どのようなモータも備えないとよいことを理解されたい。すなわち、切断アセンブリ14は、一回の使用後又一連の使用後に廃棄可能となるように構成されているとよい。切断アセンブリ14がどのようなモータも備えないことによって、切断アセンブリ14のコストが低減する。
【0012】
図1〜図7を参照すると、切断アセンブリ14は、総称的に20で表される複数のチューブ又はチューブアセンブリを備えている。チューブアセンブリ20は、遠位端23と遠位端23とは反対側の近位端21(図20)との間に軸方向に延びている。チューブアセンブリ20は、近位端21と遠位端23との間に画定された長軸24を有している。チューブアセンブリ20は、遠位端23又はその近くに窓22、例えば、切断窓を備えている。この窓22は、患者の外科部位に当てられるように適合されている。いくつかの実施形態では、チューブアセンブリ20は、第1のチューブ又は外側チューブ26及び第2のチューブ又は内側チューブ28を備えている。内側チューブ28は、駆動アセンブリ102に連結され、駆動要素18によって外側チューブ26に対して回転可能になっている。内側チューブ28は、例えば、切断アセンブリ14が一回の使用後又は一連の使用後に廃棄可能になっている実施形態では、駆動要素18に取り外し可能に連結されるとよい。
【0013】
一実施形態では、外側チューブ26は、非回転可能であり、内側チューブ28は、外側チューブ26に対して回転可能である。内側チューブ28は、チューブアセンブリ20の近位端21と遠位端23との間に延びる管腔30を有している。内側チューブ28は、以下に説明する近位領域32及び遠位領域34を備えているとよい。内側チューブ28は、チューブアセンブリ20の遠位端23又はその近くに、例えば、内側チューブ28の遠位領域34内に第1の切断窓又は内側切断窓36を備えている(又は形成又は画定している)。
【0014】
内側チューブ28及び外側チューブ26の各々は、軸方向に延びる略中空円筒であるとよく、略円断面形状を有しているとよい。外側チューブ26は、内側チューブ28が外側チューブ26内に配置されるように、内側チューブ28の直径よりも大きな直径を有している。すなわち、外側チューブ26は、チューブアセンブリ20の近位端21と遠位端23との間に延びる管腔を有し、内側チューブ28は、外側チューブ26のこの管腔内に少なくとも部分的に配置されている。以下に説明する一実施形態(図20参照)では、内側チューブ28は、外側チューブ26内に配置されたときに外側チューブ26の近位領域38を超えて延びるように、外側チューブ26の軸長よりも長い軸長を有している。
【0015】
外側チューブ26は、図2に示されるように、近位領域38及び遠位領域40を備えているとよい。外側チューブ26は、チューブアセンブリの遠位端23又はその近くに、例えば、外側チューブ26の遠位領域40内に第2の切断窓又は外側切断窓42を形成している。内側切断窓36及び外側切断窓42は、チューブアセンブリ20の切断窓22を画定する。一例示的実施形態では、外側チューブ26は、遠位領域34内に、内側チューブ28の外面と外側チューブ26の内面とを互いに近づけることを可能にする半径方向減径段44を備えているとよい。
【0016】
一実施形態では、チューブアセンブリ20は、外側チューブ26の一部を覆って配置された非回転可能シース又は第3のチューブ又はカバーチューブ46をさらに備えているとよい。カバーチューブ46は、外側チューブ26の軸長よりも短い軸長を有している。カバーチューブ46は、傾斜していてもよいし、真っ直ぐでもよいし、又は柔軟になっていてもよい。カバーチューブ46は、任意選択的であることを理解されたい。加えて、カバーチューブ46は、以下に述べる接続ハブ68に連結されることを理解されたい。さらに、切断アセンブリ14が切断窓22を画定し、駆動アセンブリ12によって駆動可能になっている限り、どのような適切なチューブ構成が利用されてもよいことを理解されたい。
【0017】
内側チューブ28及び外側チューブ26は、用途に応じて、ステンレス鋼のような金属材料、又は複合材料のような非金属材料から作製される。カバーチューブ46は、用途に応じて、金属材料又は複合材料のような非金属材料から作製されるとよい。内側チューブ28及び外側チューブ26の壁厚は、チューブアセンブリ20を比較的小径且つ軽量とするために、比較的薄く、例えば、約0.1mmから約0.5mmの間であることを理解されたい。内側チューブ28及び外側チューブ26は、患者の鼻孔又は口腔の小開口内で機能するように且つユーザーの視野を遮らないように、比較的小径、例えば、約2.0mmから約5.0mmの直径を有することも理解されたい。一実施形態では、チューブアセンブリ20は、遠位端23の近くに屈曲部(図示せず)を有していてもよい。内側チューブ28及び外側チューブ26は、用途に応じてより大きな寸法又はより小さな寸法を有してもよいことをさらに理解されたい。
【0018】
切断アセンブリ14は、総称的に48で表される駆動ハブも備えている。駆動ハブ48は、内側チューブ28を長軸24を中心として回転させるために、内側チューブ28が駆動要素18に接続されることを可能にするように内側チューブ28の近位端の周りに配置されている。駆動ハブ48は、内側チューブ28の周りに配置されたハブ部材50を備えている。ハブ部材50は、軸方向に延び、略円筒状をなしている。ハブ部材50は、図2に示されるように、内側チューブ28を受け入れるために少なくとも部分的に該ハブ部材を軸方向に貫通する開口52を有している。ハブ部材50は、複数の隆起54も備えているとよい。これらの隆起54は、半径方向及び軸方向に延び、周方向において互いに離間している。ハブ部材50は、隆起54に隣接する減径部分56をさらに備えているとよい。ハブ部材50の減径部分56は、開口52と連通する減径開口53を画定しており、減径開口53は、開口52よりも小さな直径を有している(図20参照)。開口52から減径開口53への減径によって、リップ55が形成される。リップ55は、後述するようにチューブアセンブリ20の近位端21に隣接して又は該近位端と当接して配置されるように適合されている。ハブ部材50は、その遠位端に半径方向に延びるフランジ58も備えている。ハブ部材50は、非金属材料によって作製されているとよい。ハブ部材50は、完全な単体又は一体ユニットとして形成されているとよい。
【0019】
駆動ハブ48は、その近位端の減径部分56に(ハブ部材50の周りに配置される)バネ60及びOリングのようなシール62を備えることもできる。駆動ハブ48は、その遠位端に(内側チューブ28の遠位端の周りに配置される)ワッシャー64及びOリングのようなシール66を備えていてもよい。駆動ハブ48は、内側チューブ28の回転を可能にすると共に内側チューブ28内を通る流体の移送を可能にすることを理解されたい。種々の駆動連結構成が切断アセンブル14と共に用いられもよいことも理解されたい。
【0020】
切断アセンブリ14は、総称的に68で表される接続ハブをさらに備えている。接続ハブ68は、駆動アセンブリ12が切断アセンブリ14に取り外し可能に連結されることを可能にするために、内側チューブ28及び駆動ハブ50の一部の周りに配置されている。接続ハブ68は、ハウジングハブ70を備えている。ハウジングハブ70は、外側チューブ26又はカバーチューブ46を支持するユーザーの手の少なくとも一部によって係合されるように適合されている。ハウジングハブ70は、外側チューブ26又はカバーチューブ46を受け入れるために、該ハウジングハブ70を軸方向に貫通する開口72を備えている。ハウジングハブ70は、半径方向及び軸方向に延びる複数の握り部材74と、手の1つ又は複数の指を支持するために一端において半径方向外方に延びるフランジ76とを備えているとよい。接続ハブ68は、内側チューブ28の周りに配置された連結部材78も備えている。連結部材78は、軸方向に延び、略円筒状をなしている。連結部材70は、内側チューブ28を受け入れるために該連結部材を軸方向に貫通する開口72を有している。連結部材78は、流体連結部72の遠位端を受け入れるために、その近位端内に軸方向に延びる空洞80を備えている。連結部材78は、1つ又は複数の隆起82を備えているとよい。これらの隆起82は、半径方向に延び、駆動部材12のハウジング15に連結される近位端において周方向に互いに離間している。連結部材78は、半径方向内方及び周方向に延びて軸方向に互いに離間した1つ又は複数の溝84と、溝84内に配置されたOリングのような1つ又は複数のシール86を備えているとよい。接続ハブ68は、非金属材料によって作製されている。接続ハブ68は、完全な単体又は一体ユニットとして形成されているとよい。接続ハブ68によって、駆動アセンブリ12を切断アセンブリ14に連結することができることを理解されたい。
【0021】
図3を参照すると、切断窓22は、内側チューブ28に内側切断窓36を備えている。内側切断窓36は、チューブアセンブリ20の遠位端23の近くにおいて片側の壁を軸方向及び直径方向に貫通する開口として形成されている。切断窓22は、外側チューブ26に外側切断窓42も備えている。外側切断窓42は、チューブアセンブリ20の遠位端23の近くにおいて片側の壁を軸方向及び直径方向に延びる開口として形成されている。内側及び外側切断窓36,42は、略細長の楕円形状を有しているが、他の適切な形状を有していてもよい。内側切断窓36は、少なくとも1つ又は複数の切刃90を備えているとよい。切刃90は、鋸刃を形成する複数の歯92を備えているとよい。外側切断窓42は、少なくとも1つ又は複数の切刃94を備えているとよい。切刃94は、鋸刃を形成する複数の歯92を備えているとよい。内側切断窓36は、内側チューブ28が外側チューブ26内において回転するときに材料を切断窓22内に受け入れるために、外側切断窓42と一時的に半径方向において整列するように適合されている。内側チューブ28が外側チューブ26内において回転すると、内側及び外側切断窓36,42は、切刃90,94がチューブアセンブリ20の切断窓22内に位置する材料を切断又は縮小させるために、半径方向の整列から外れることになる。
【0022】
図1に示される一実施形態では、外科器具10は、流体源に接続するためにハウジング15に配置された灌注接続部95と、ハウジング15を通って灌注接続部95及び切断アセンブリ14の間並びに内側チューブ28及び外側チューブ26の間を経て窓22まで延び、かつ注液をもたらす灌注経路又は通路96とを備えている。外科器具10は、吸込源に接続するためにハウジング15に配置された吸引又は吸込接続部97と、ハウジング15を通って吸込接続部97及び内側チューブ28の第1の切断窓36の間に延びる吸引又は吸込経路又は通路98とを備えている。
【0023】
図4〜図6は、本開示の例示的実施形態による総称的に104で表される詰まり低減チップの部分的立面図を示している。図4を参照すると、チューブアセンブリ20の切断窓22は、遠位境界103及び遠位境界103とは反対側の近位境界101を備えている。一実施形態では、境界101,103は、それぞれ、切断窓20の最近位点及び最遠位点においてチューブアセンブリ20の長軸24と直交して延びる仮想面として画定されている。従って、図4に示される例示的実施形態では、外側チューブ26は、内側チューブ28の遠位側に突出し、切断窓22の近位境界101を画定し、内側チューブ28の遠位端23は、外側チューブ26の近位側(すなわち、外側チューブ26内)に位置し、切断窓の遠位境界103を画定する。すなわち、切断窓22を平面で見たとき、近位及び遠位境界101,103は、それぞれ、切断窓22の最近位点及び最遠位点とみなされることになる。いくつかの実施形態では、切断窓22の近位境界101の遠位側における内側チューブ28の一部は、内側チューブ28の遠位領域34を画定する。
【0024】
図4に示されるように、チューブアセンブリ20の詰まり低減チップ104は、内側チューブ28の管腔30内に突起112を備えている。突起112は、切断窓22を通して除去可能な材料の大きさを縮小し、これによって、チューブアセンブリ20の詰まりを低減させるように適合されている。いくつかの実施形態では、突起112の少なくとも一部は、突起112の近位側における管腔30の断面積と比べて縮小した断面積を前記管腔30にもたらすために、近位境界101の遠位側(図4の矢印102の方向)に配置されている。他の例では、突起112は、内側チューブ28の遠位領域34内に容積V112を占めている(図5)。突起112は、除去されるべき材料が切断窓22を突き抜ける量を減少させる。その結果、材料106が切断窓22の近位側の管腔30内を通る前に、(切刃90,94を介する)外側チューブ26内の内側チューブ28の回転による切断作用によって、材料106が十分に小さな破片に縮小され、これによって、チューブアセンブリ20の詰まりの可能性を低減させることになる。
【0025】
いくつかの実施形態では、管腔30の縮小した断面積は、管腔30の断面積(例えば、π×d;d:管腔30の直径)と突起112の断面積との間の差として画定されるとよい。一例では、管腔30の断面積に対する管腔30の縮小した断面積の比率は、1:1.1から1:2.0の範囲内、さらに具体的には、1:1.3から1:1.8の範囲内、さらに一層具体的には、1:1.5から1:1.6の範囲内にある。縮小した断面は、材料106(例えば、骨及び/又は組織片)の寸法が管腔30の断面積よりも大きくなく、さらに具体的には、前述の比率に基づく所定の因子だけ管腔30の断面積よりも小さくなることを確実にするように適合されている。他の例示的実施形態では、遠位領域34内に配置される突起112の容積V112は、チューブアセンブリ20の遠位領域34における容積V20の10%〜70%の範囲内、さらに具体的には、遠位領域34における容積V20の20%〜−60%の範囲内にある(図5参照)。
【0026】
従来におけるENTシェーバの一つの例示的な操作では、材料が切断窓を突き抜け、切断窓とは反対側の内側チューブと接触し、これによって、縮小された材料の大きさが管腔の直径と略等しくなるようになっている。縮小された材料が管腔の直径と略等しい大きさを有することによって、この縮小された材料が管腔内、特に、切断窓の近くの管腔内に詰まる可能性が増大する。さらに、従来のENTシェーバにおいて、切断窓の軸長が管腔の直径よりも大きい場合、縮小された材料の詰まりの可能性がさらに増大する。
【0027】
本開示の詰まり低減チップ104は、例えば、外側チューブ26における切断アセンブリ22の近位境界101から(図4において点105として近似された)突起112の最近接点までの距離を管腔30の直径よりも小さくすることによって、詰まりの可能性を著しく低減させるようになっている。具体的には、喉(throat)(すなわち、切断窓22から最近接点105までの距離)を通るどのような縮小された材料106も、管腔30の直径よりも小さな大きさを有している。その結果、いったん縮小された材料が突起112の近位側の管腔30に到達したなら、該縮小された材料がチューブアセンブリ20を詰まらせる可能性がますます少なくなる。
【0028】
材料が十分に縮小されて内側チューブ26の「喉」を通る前に、突起112(及び切断窓22の近位境界101)は、材料106を以下の位置、すなわち、内側チューブ28の各回転によって切断作用が材料106を継続的に縮小させる位置に、保持する。材料106が切断窓22の近くにより長く保持されるにも関わらず、実験的調査によれば、従来のENTシェーバに通常付随する詰まりを殆ど又は完全に排除する詰まり低減チップ104を組み入れるチューブアセンブリ20の材料除去能力に最小限の影響しか及ぼさないことが分かっている。
【0029】
図4に続いて図6を同時に参照すると、突起112は、管腔30内において、チューブアセンブリ20の遠位端23の近くから近位境界101の近位側(すなわち、矢印100の方向)の位置まで延びているとよい。すなわち、突起112の他の部分113が、近位境界101の近位側に位置しているとよい。すなわち、突起112の軸長L112は、切断窓22の軸長L22よりも大きくなっているとよい。突起112の部分113が近位境界101の近位側に位置することによって、近位境界101を通る材料106がチューブアセンブリ20の管腔30の断面積よりも小さな大きさに縮小されることが確実になる。突起112の軸長L112は、外側切断窓42の軸長L42よりも大きく及び/又は内側切断窓36の軸長L36よりも小さいとよいことを理解されたい。いくつかの実施形態では、突起112は、図4及び図6に示されるよりも近位境界101のさらに一層近位側に延び、後述の第2の近位部分110bがより鋭利なテーパを有するようになっていてもよい。
【0030】
詰まり低減チップ104の突起112は、棚又は内面110を有している。内面110は、チューブアセンブリ20の長軸24に向かって管腔30の内部表面108に対して半径方向内方に(すなわち、突起112の近位側に)配置されている。図5を参照すると、突起112は、管腔30の内部表面108に対して傾斜しているとよい。例えば、突起112の遠位端と近位端との間に延びる線は、管腔30の内部表面108に対して約5°から約40°の範囲内の角度αで配向されているとよい。他の実施形態では、角度αは、約10°から約30°の範囲内にあり、さらに具体的には、約15°から約25°の範囲内にある。角度αは、概して、(図4〜図6に示されるように立面図で見たとき)突起112に矢印100の方向においてテーパが付された輪郭を与える。すなわち、切断窓22の遠位境界103における長軸24から突起112までの距離は、切断窓22の近位境界101における長軸24から突起112までの距離よりも短く、これによって、突起112は、近位境界101に向かう方向におけるテーパが付されることになる。突起112のテーパは、有利には、材料106を切刃90,94に近い遠位境界103の近傍に保持し、これによって、縮小された材料106が突起112の内面110に沿って切断窓22の近位側の管腔30に向かって移動するときに、該材料106をより小さな破片に縮小させることになる。また、突起112のテーパは、前述した「喉」内の材料106の緩慢な通過を確実にし、これによって、「喉」を通る縮小された材料106は、該喉を通過するやいなやより大きな断面積の管腔30に達し、吸引源からの力によって管腔30内を近位側に迅速に吸引されることになる。
【0031】
いくつかの実施形態では、突起112の内面110は、第1の遠位部分110a及び第1の遠位部分110aの近位側における第2の近位部分110bをさらに備えるか又はそれらによって画定されている。図5及び図6を参照されたい。第1の遠位部分110aは、チューブアセンブリ20の長軸24と実質的に平行に配向されているとよい。第1の遠位部分110aは、立面図で見たとき、実質的に平面状である。第2の近位部分110bは、第1の遠位部分110a及び管腔30の内部表面108に対して傾斜又は屈曲しているとよい。第2の近位部分110bは、立面図で見たとき、第1の遠位部分110aに対して滑らかに移行するように鋭角化されているとよい。第2の近位部分110bは、管腔30の内部表面108に対して約20°から約60°の範囲内の角度βで配向されているとよい。他の実施形態では、角度βは、約30°から約50°の範囲内にある。
【0032】
図7を参照すると、突起112は、チューブアセンブリ20の切断窓22とは半径方向の反対側において、さらに具体的には、内側切断窓36とは半径方向の反対側において、長軸24を中心として配置されているとよい。突起112が内側チューブ28の管腔30内に配置されているので、内側チューブ28が外側チューブ26内において回転するとき、突起112と内側切断窓36との間の相対的な位置は、一定に保たれる。図7の切断窓22の半径方向位置は、線W1とW2との間に近似され、突起112は、線W1及び線W2の間における空間の実質的に反対側において、長軸24を中心として配置されている。
【0033】
突起112は、チューブアセンブリ20の詰まりを防ぐために材料106を適切に縮小させるのに十分となるように、管腔30の周囲に配置されている。いくつかの実施形態では、突起112は、管腔30の周囲の半分未満にわたって配置されている。例えば、軸方向の断面図である図7は、半径方向において約4時の位置にある突起112の片側と、半径方向において約8時の位置にある突起112の他の側とを示している。すなわち、突起112の両側間に長軸24を中心として拡がる角度γは、約70°から約180°の範囲内、さらに具体的には、約90°から約160°の範囲内、さらに一層具体的には、約110°から約150°の範囲内にある。管腔30の直径、外科器具10の意図された用途、等に少なくとも部分的に基づいて、角度γの他の適切な値も考えられる。
【0034】
いくつかの実施形態では、詰まり低減チップ104は、内側チューブ28の管腔30内に固定されるインサートを備えている。インサートは、突起112を画定し、内面110を形成するものである。例えば、インサートは、内側チューブ28の管腔30に接合されるとよい。インサートは、外面111及び内面110を備え、外面111は、管腔30の一部に追従するように形作られているとよい(図7参照)。内面110は、突起112を画定するようになっているとよい。インサートは、内面110と外面111との間に画定された厚みを有し、インサートのこの厚みは、軸方向において、すなわち、切断窓22の近位境界101に向かう方向100においてテーパが付されているとよい。インサートの厚みは、図7に示されるように、チューブアセンブリ20の長軸24を中心として半径方向にもテーパが付されているとよいことも理解されたい。
【0035】
図10及び図11に示される詰まり低減チップ104の他の例示的実施形態では、突起112は、長軸24に向かって半径方向内方に形成された近位境界101の遠位側の管腔30によって画定されている。すなわち、図4〜図6の突起112は、管腔30内に配置されており、内側チューブ28は、チューブアセンブリ20の遠位端23に略円筒状の外側輪郭を有しているが、図10及び図11は、遠位端23(例えば、遠位領域34)の近くにおいて長軸24に向かって内方に変形した内側チューブ28を示している。内側チューブ28の一部が内方に変形しているので、内側チューブ28の管腔30も、これに応じて内方に変形し、その結果、前述したような管腔30の断面積を縮小させる突起112を画定することになる。内側チューブ28の内方変形部分は、打抜、引抜、又は同様の適切な製造プロセスによって形成されるとよい。
【0036】
図12〜図15を参照すると、本開示による詰まり低減チップ104の更なる実施形態が示されている。この実施形態では、詰まり低減チップ104は、内側チューブ28の遠位領域34内に偏心孔を穿孔することによって形成された内面110を備えている。この孔は、チューブアセンブリ24の長軸24に関して偏心している。偏心孔は、切断窓22及び内側チューブ28の管腔30と連通している。この種のチップは、典型的には、機械加工によって作製される。図示されるように、内面110は、第1の切断窓36により小さな断面を有している。詰まり低減チップを機械加工によって作製するプロセスは、図16〜図19に示されている。
【0037】
本開示は、本開示の一実施形態による外科器具10を患者に対して操作するための方法を提供する。この方法は、軸方向に延びるチューブアセンブリ20を備える切断アセンブリ14を準備するステップを含んでいる。チューブアセンブリ20は、外側チューブ26内に同心に配置された管腔30を有する回転可能な内側チューブ28を備えている。内側チューブ28は、内側切断窓36を形成し、外側チューブ28は、外側切断窓42を形成している。内側及び外側チューブ36,42は、チューブアセンブリ20の切断窓20を画定する。この方法は、突起112を内側チューブ28の管腔30内に設けるステップも含んでいるとよい。突起112の少なくとも一部は、突起112を有する内側チューブ28の遠位領域34内に配置されている。いくつかの実施形態では、突起112は、切断窓22の近位境界101の遠位側に位置している。突起112は、突起112の近位側における管腔の断面積に対して縮小した断面積を内側チューブ28にもたらす。いくつかの実施形態では、突起112は、切断窓22の近位境界101の遠位側において管腔30の容積V20の一部を占める容積V112を有している。この方法は、切断窓を患者の外科部位に当て、内側チューブ28を駆動アセンブリ12によって外側チューブ26に対して回転させ、患者に対する内側切断窓36及び外側切断窓42の相互作用によって材料106を切断するステップを含んでいる。このステップにおいて、突起112は、切断窓22を通して除去される材料106の大きさを縮小し、チューブアセンブリ20の詰まりを低減させることになる。
【0038】
本開示の外科器具10によれば、有利には、外科器具10におけるチューブアセンブリ20の近位側又はごく近位における詰まりの可能性が低減される。図20は、チューブアセンブリ20と駆動ハブ48との間の界面114を特に示す図1の外科器具の一部の断面図である。前述したように、駆動ハブ48のハブ部材50は、駆動ハブ48(及び接続ハブ68)の開口52と連通する減径開口53を画定する減径部分56を備えている。リップ55が、開口52から減径開口53への減径によって形成されている。内側チューブ28は、外側チューブ26の軸長よりも長い軸長を有し、これによって、図20に示されるように、内側チューブ28は、外側チューブ26の近位領域38を超えて接続ハブ68及び駆動ハブ48内に延びている。
【0039】
外科器具10の組立中に、例えば、チューブアセンブリ20を駆動ハブ48に連結するとき、内側チューブ28は、駆動ハブ48の開口52内に摺動可能に挿入され、リップ55に隣接して又は当接して位置決めされる。リップ55によって、外科器具10のハウジング15及び他の構造に対するチューブアセンブリ20の適切な軸方向の位置決めが容易になる。内側チューブ28の管腔30は、図20に示されるように、駆動ハブ48の減径開口53と流体連通し、これによって、縮小された材料106は、管腔30から吸引源に通されることになる。
【0040】
内側チューブ28の管腔30の直径は、界面114において減径開口53の直径よりも小さい。すなわち、縮小された材料106は、該材料106が界面114を通過するときに管腔30のより小さな断面積から減径開口53のより大きな断面積に移動する。実際、縮小された材料が移動する通路が拡張されており、これによって、詰まりの可能性を低減させることになる。対照的な例として、もし内側チューブ28の管腔30の直径が減径開口53の直径よりも大きいなら、縮小された材料106は、リップ55上に引っ掛かり、界面114における詰まりの可能性が増大するであろう。
【0041】
本開示の1つの例示的実施形態によれば、駆動アセンブリを有する外科器具用の切断アセンブリは、チューブアセンブリ及び駆動ハブを備えている。チューブアセンブリは、遠位端の近くに配置され、患者の外科部位に当てられるように適合された切断窓と、外側チューブと、前記外側チューブ内に同心に配置され、駆動アセンブリによって前記外側チューブに対して回転可能になっている内側チューブとを備えている。前記内側チューブは、管腔を備えている。駆動ハブは、前記内側チューブに連結されている。前記駆動ハブは、前記内側チューブの近位端を摺動可能に受け入れるように適合された開口を画定すると共に、前記開口と連通する減径開口を画定している。前記減径開口の直径は、前記開口の直径よりも小さい。前記管腔の直径は、前記減径開口の前記直径よりも小さく、前記内側チューブの前記近位端が前記開口内に摺動可能に受け入れられたとき、縮小された材料が前記管腔から前記駆動ハブの前記減径開口に移動するときの前記外科器具の詰まりを低減することになる。リップが、前記開口と前記減径開口との間の界面に形成されており、前記内側チューブの前記近位端は、前記リップに隣接して位置決めされるように適合されている。
【0042】
従って、本開示の外科器具10は、切断窓22の近位境界101の遠位側における管腔の断面積を縮小するために及び/又はチューブアセンブリ20の遠位領域34の容積V20内に容積V112をもたらすために、突起112を有する詰まり低減チップ104を設けることによって、詰まりの発生を低減する。内側チューブ28の遠位領域34に入る材料106の大きさは、制限され、切断作用によってさらに縮小される位置に保持される。さらに、十分に縮小された大きさの材料106のみが、チューブアセンブリ20の「喉」を通過し、その後、該縮小された材料106は、吸引の影響によって、より大きな断面積の管腔に入ることになる。突起112は、内側チューブ28の管腔30に固定されるインサートであってもよいし、又は突起112を画定するように、例えば、内側チューブ28の遠位領域34を変形させることによって、チューブアセンブリ24の長軸24に対して偏心した孔を設けることによって、又は内側チューブ28内を適切に穿孔することによって、内側チューブ28の管腔30と一体に形成されてもよい。本開示の外科器具10は、現状の吸引を利用するシェーバシステムと同じように、組織を切断し、吸引するようになっている。他の実施形態では、外科器具10は、外科工具と共に用いられてもよいし、専用の工具又は器具であってもよいことを理解されたい。
【0043】
「備える:(include)、(includes)、及び(including)」という用語は、「備える(comprise)、(comprises)、及び(comprising)」という用語と同じ意味を有することをさらに理解されたい。
【0044】
本発明は、例示的に説明されている。用いられた専門用語は、制限するというよりもむしろ説明することが意図されていることを理解されたい。上記の示唆に照らして、本発明の多くの修正及び変更が可能である。従って、本発明は、具体的に記載されている以外の方法によって実施されてもよい。
【0045】
以下の例示的な条項を参照して、本開示の実施形態について説明する。
【0046】
条項1−組織を切断するための外科器具用切断アセンブリであって、ハウジング内に密閉された回転可能な駆動要素を有するモータを備える駆動アセンブリに連結されるように構成された切断アセンブリにおいて、管腔を有する回転可能な第1のチューブであって、前記管腔は、近位領域及び遠位領域を有し、前記第1のチューブは、前記遠位領域に第1の切断窓を形成する第1のチューブと、前記第1のチューブを覆って配置された第2のチューブであって、近位領域及び遠位領域を有し、前記遠位領域に第2の切断窓を形成する第2のチューブとを備え、前記第1のチューブは、前記第2のチューブに対して回転可能であり、前記管腔の前記窓の前記近位領域は、前記管腔の前記遠位領域の断面積よりも大きな断面積を有し、これによって、前記第1の切断窓及び前記第2の切断窓の相互作用によって切断された組織は、前記第1の切断窓及び前記管腔の前記遠位領域を通って前記管腔の前記近位領域に流れるのに適切な寸法を有し、前記管腔の前記遠位領域の詰まりを防ぐことになる、切断アセンブリ。
【0047】
条項2−前記管腔の前記近位領域は、内部表面を有し、前記管腔の前記遠位領域は、前記第1の切断窓とは反対側に内面を有する、条項1に記載の切断アセンブリ。
【0048】
条項3−前記内面は、前記内部表面に対して半径方向内方に配置されている、条項2に記載の切断アセンブリ。
【0049】
条項4−前記内面は、前記内部表面に対してゼロを超える角度で半径方向及び軸方向に延びている、条項2に記載の切断アセンブリ。
【0050】
条項5−前記第1の切断窓とは反対側において前記管腔の前記遠位領域内に配置され、前記内面を形成するインサートを備える、条項2に記載の切断アセンブリ。
【0051】
条項6−前記インサートは、前記第1のチューブに接合されている、条項5に記載の切断アセンブリ。
【0052】
条項7−前記インサートは、前記内部表面に対して0(ゼロ)を超える角度で半径方向及び軸方向に延びる前記内面を備える、条項5に記載の切断アセンブリ。
【0053】
条項8−前記インサートは、略円弧状断面輪郭、略半円状断面輪郭、及び略矩形状断面輪郭の1つを有する、条項5に記載の切断アセンブリ。
【0054】
条項9−前記インサートは、一種又は複数種の異なる材料から作製されている、条項5に記載の切断アセンブリ。
【0055】
条項10−前記内面は、前記第1の切断窓とは反対側の前記管腔の前記遠位領域における前記内側チューブによって画定されている、条項2に記載の切断アセンブリ。
【0056】
条項11−前記内面は、前記管腔の前記遠位領域の遠位端から前記切断窓の近位端未満の位置及び少なくとも該近位端の位置の1つまで軸方向に延びている、条項2に記載の切断アセンブリ。
【0057】
条項12−前記第1の切断窓は、前記内面及び前記第2の切断窓の1つの軸長よりも短い軸長を有する、条項11に記載の切断アセンブリ。
【0058】
条項13−前記管腔の前記遠位領域のチューブ壁に対する前記内面の角度は、約20°から約90°の範囲内にある、条項11に記載の切断アセンブリ。
【0059】
条項14−前記内面は、前記内部表面の半径方向高さよりも大きな半径方向高さを有する、条項11に記載の切断アセンブリ。
【0060】
条項15−前記第2のチューブを覆って配置された第3のチューブを備える、条項1に記載の切断アセンブリ。
【0061】
条項16−前記管腔の前記遠位領域は、引抜プロセス及び機械加工プロセスの1つによって形成された輪郭を有する、条項1に記載の切断アセンブリ。
【0062】
条項17−前記管腔の前記遠位領域は、非円断面を有する、条項16に記載の切断アセンブリ。
【0063】
条項18−前記第1の切断窓は、少なくとも1つの切刃を備える、条項1に記載の切断アセンブリ。
【0064】
条項19−前記第1のチューブ及び前記第2のチューブのいずれか1つに接続された吸引経路を備える、条項1に記載の切断アセンブリ。
【0065】
条項20−前記管腔の前記遠位領域の断面及び前記管腔の前記近位領域の断面は、1:1.5、1:3、及び1:6の1つの比率を有する、条項1に記載の切断アセンブリ。
【0066】
条項21−前記管腔の前記遠位領域の直径に対する前記第1の切断窓の軸長は、切断される骨片の寸法が前記近位領域の前記管腔の直径よりも大きくならないように決められている、条項1に記載の切断アセンブリ。
【0067】
条項22−患者に用いられる外科器具であって、切断アセンブリ及び駆動アセンブリを備える外科器具において、切断アセンブリは、軸方向に延びる複数のチューブを備え、前記チューブは、管腔を有する少なくとも回転可能な内側チューブであって、前記管腔は、近位領域及び遠位領域を有し、前記内側チューブは、前記遠位領域に内側切断窓を形成する内側チューブと、前記内側チューブを覆って配置された外側チューブであって、近位領域及び遠位領域を有し、前記遠位領域に外側切断窓を形成する外側チューブとを備え、前記内側チューブは、前記外側チューブに対して回転可能になっており、前記駆動アセンブリは、回転可能な駆動要素を有するモータと、前記モータを密閉し、前記切断アセンブリに取り外し可能に連結されたハウジングと、吸引源に接続するために前記ハウジングに配置された吸引接続部と、前記内側窓から前記内側チューブ及び前記ハウジングを通って前記吸引接続部に延びる吸引通路と、流体源に接続するために前記ハウジングに配置された灌注接続部と、前記ハウジングを通って前記灌注接続部及び前記切断アセンブリの間並びに前記内側チューブ及び前記外側チューブの間を経て前記切断窓に延び、注液をもたらし、血液、組織、及び骨を流す灌注通路と、吸引源に接続するために前記ハウジングに配置された吸引接続部と、前記ハウジングを通って前記吸引接続部と前記内側チューブの前記切断窓との間に延びる吸引通路とを備え、前記管腔の前記近位領域は、前記管腔の前記遠位領域の断面積よりも大きな断面積を有し、これによって、前記内側切断窓及び前記外側切断窓の相互作用によって切断された適切な寸法の組織が前記内側切断窓及び前記管腔の前記遠位領域を通って前記管腔の前記近位領域に流れ、前記管腔の前記遠位領域の詰まりを防ぐことが可能になる、外科器具。
【0068】
条項23−患者に用いられる外科器具を操作する方法であって、軸方向に延びる複数のチューブを備える切断アセンブリを準備するステップであって、これらのチューブは、管腔を有する少なくとも回転可能な内側チューブであって、管腔は、近位領域及び遠位領域を有し、内側チューブは、遠位領域に内側切断窓を形成している、内側チューブと、内側チューブを覆って配置された外側チューブであって、外側チューブは、近位領域及び遠位領域を有し、外側チューブは、遠位領域に外側切断窓を形成し、内側チューブは、外側チューブに対して回転可能になっている、外側チューブとを備える、ステップと、駆動アセンブリを準備するステップであって、駆動アセンブリは、回転可能な駆動要素を有するモータと、モータを密閉し、切断アセンブリに取り外し可能に連結されたハウジングと、吸引源に接続するためにハウジングに配置された吸引接続部と、内側窓から内側チューブ及びハウジングを通って吸引接続部に延びる吸引通路とを備える、ステップと、管腔の遠位領域の断面積よりも大きな断面積を有する管腔の近位領域をもたらすステップと、内側チューブを駆動アセンブリによって外側チューブに対して回転させるステップと、患者に対する内側切断窓及び外側切断窓の相互作用によって、骨及び/又は組織を切断するステップと、適切な寸法の切断された骨及び/又は組織を内側切断窓及び管腔の遠位領域を通して管腔の近位領域に流し、これによって、管腔の遠位領域の詰まりを防ぐようになっている、ステップとを含む方法。
【0069】
条項24−本明細書に具体的に記載されない等価物を含む、本明細書に開示及び記載された外科器具、切断アセンブリ、及び方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【手続補正書】
【提出日】20190313
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動アセンブリを有する外科器具用切断アセンブリであって、
近位端とは反対側の遠位端から近位側に延びる長軸と、前記遠位端の近くに配置され、患者の外科部位に当てられるように適合された切断窓とを含むチューブアセンブリであって、前記切断窓が、近位境界とは反対側の遠位境界を有する、チューブアセンブリ
を備える切断アセンブリにおいて、
前記チューブアセンブリは、
前記チューブアセンブリの遠位端の近くに外側切断窓を有する外側チューブと、
前記外側チューブ内に同心に配置され、前記駆動アセンブリによって前記外側チューブに対して回転可能になっている内側チューブであって、内側チューブが、前記遠位端の近くに位置する内側切断窓と、前記近位端と前記内側切断窓との間で延びる管腔とを有し、前記内側切断窓及び前記外側切断窓が、前記チューブアセンブリの切断窓を画定する、内側チューブと、
前記内側チューブの管腔の突起であって、突起の少なくとも一部が、前記切断窓の前記近位境界の遠位側に位置しており、突起が、突起の近位側における前記管腔の断面積に対して縮小した断面積を前記内側チューブの管腔にもたらし、前記縮小した断面積が、前記切断窓を通して除去可能な材料の大きさを縮小し、前記チューブアセンブリの詰まりを低減させるように適合されている、突起と
をさらに含んでいる、切断アセンブリ。
【請求項2】
前記内側チューブの管腔内に固定されたインサートをさらに備え、前記インサートが、前記縮小した断面積をもたらす前記突起を画定するようになっている、請求項1に記載の切断アセンブリ。
【請求項3】
前記インサートが、外面及び前記外面とは反対側の内面を有し、前記外面が、前記管腔の一部に追従するように形作られ、前記内面が、前記突起を画定するようになっている、請求項2に記載の切断アセンブリ。
【請求項4】
前記内面と前記外面との間に画定された前記インサートの厚みが、前記切断窓の近位境界に向かう方向にテーパが付されるようになっている、請求項3に記載の切断アセンブリ。
【請求項5】
前記切断窓の近位境界の遠位側における前記内側チューブの管腔が、前記長軸に向かって半径方向内方に形成され、これによって、前記縮小した断面積をもたらす前記突起を画定するようになっている、請求項1に記載の切断アセンブリ。
【請求項6】
前記管腔の断面積に対する前記内側チューブの縮小した断面積の比率が、1:1.3から1:1.8の範囲内にある、先行する請求項のいずれか記載の切断アセンブリ。
【請求項7】
駆動アセンブリを有する外科器具用切断アセンブリであって、
近位端とは反対側の遠位端から近位側に延びる長軸と、前記遠位端の近くに配置され、患者の外科部位に当てられるように適合された切断窓とを含むチューブアセンブリであって、前記切断窓が、近位境界とは反対側の遠位境界を有する、チューブアセンブリ
を備える切断アセンブリにおいて、
前記チューブアセンブリは、
前記遠位領域内に外側切断窓を有する外側チューブと、
前記外側チューブ内に同心に配置され、前記駆動アセンブリによって前記外側チューブに対して回転可能になっている内側チューブであって、前記チューブアセンブリの近位境界の遠位側における前記内側チューブの一部が、前記内側チューブの遠位領域を画定し、前記内側チューブが、前記遠位領域内に内側切断窓を有し、前記内側切断窓及び前記外側切断窓が、前記チューブアセンブリの切断窓を画定する、内側チューブと、
前記内側チューブの管腔内の突起であって、突起の少なくとも一部が、前記内側チューブの遠位領域内に配置され、突起が、前記切断窓を通して除去される材料の大きさを縮小し、前記チューブアセンブリの詰まりを低減させるように適合されている、突起と
をさらに含んでいる、切断アセンブリ。
【請求項8】
前記遠位領域内に配置された前記突起の容積が、前記チューブアセンブリの遠位領域における容積の20%〜60%の範囲内にある、請求項7に記載の切断アセンブリ。
【請求項9】
前記突起の他の部分が、前記切断窓の近位境界の近位側に位置している、先行する請求項のいずれか記載の切断アセンブリ。
【請求項10】
前記突起が、前記内側切断窓の半径方向の反対側にて前記長軸を中心として位置している、先行する請求項のいずれか記載の切断アセンブリ。
【請求項11】
前記切断窓の遠位境界における前記長軸から前記突起までの距離が、前記切断窓の近位境界における前記長軸から前記突起までの距離よりも短く、これによって、前記突起が、前記近位境界に向かう方向にてテーパが付されることになる、先行する請求項のいずれか記載の切断アセンブリ。
【請求項12】
前記突起が、実質的に平面状の内面をなす第1の遠位部分と前記第1の遠位部分の近位側の第2の近位部分とによってさらに画定され、前記近位側断面部分が、円弧状の内面を有している、先行する請求項のいずれか記載の切断アセンブリ。
【請求項13】
前記外側チューブにおける前切断窓の近位境界から前記突起の最近接点までの距離が、前記内側チューブの管腔の直径よりも短く、前記管腔を通る前記縮小された材料の大きさが、前記管腔の直径よりも小さな前記距離とほとんど等しく、これによって、前記チューブアセンブリの詰まりを低減させることになる、先行する請求項のいずれか記載の切断アセンブリ。
【請求項14】
前記突起が、前記内側チューブの前記遠位領域内における前記長軸に対して偏心した孔によって少なくとも部分的に画定され、前記偏心した孔が、前記切断窓及び前記管腔と連通している、先行する請求項のいずれか記載の切断アセンブリ。
【請求項15】
前記突起及び前記内側切断窓の間の相対位置は、前記内側チューブが前記外側チューブ内にて回転するときに一定に維持されるようになっている、先行する請求項のいずれか記載の切断アセンブリ。
【国際調査報告】