(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】2019521925
(43)【公表日】20190808
(54)【発明の名称】容器蓋及び容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 90/54 20060101AFI20190712BHJP
【FI】
   !B65D90/54
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】18
(21)【出願番号】2019504116
(86)(22)【出願日】20170724
(85)【翻訳文提出日】20190125
(86)【国際出願番号】CN2017094138
(87)【国際公開番号】WO2018019209
(87)【国際公開日】20180201
(31)【優先権主張番号】201610590728.3
(32)【優先日】20160725
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】516190770
【氏名又は名称】上海鴻研物流技▲術▼有限公司
【住所又は居所】中華人民共和国 200233 上海市徐▲ホイ▼区田林路487号宝石園20号楼1105室
(74)【代理人】
【識別番号】100144048
【弁理士】
【氏名又は名称】坂本 智弘
(72)【発明者】
【氏名】ジェン、ユアンリ
【住所又は居所】中華人民共和国 200233 上海市徐▲ホイ▼区田林路487号宝石園20号楼1105室
【テーマコード(参考)】
3E070
【Fターム(参考)】
3E070AA25
3E070AB11
3E070DA07
3E070HA10
3E070HB20
3E070HG10
3E070PA14
3E070VA30
(57)【要約】
【課題】底部(4)及び側板(2)を備える容器(100)と配合して使用される容器蓋(1)において、容器蓋(1)が四つの角部(10)を有し、容器蓋(1)の上面から一体に上へ突起される制限突起(11)が角部(10)ごとに設けられ、少なくとも1つの制限突起(11)には、前記容器蓋(1)と容器(100)とをロックするためのロック装置(3)が設けられている。該構造は、蓋と箱体とのロック装置を積畳み制限構造の上に置き、もはや容器のスペースを下へ占めないうえに、操作が簡便になり、優良な構造強度を提供する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
底部及び側板を備える容器と配合して使用される容器蓋において、前記容器蓋が四つの角部を有し、前記容器蓋の上面から一体に上へ突起する制限突起が角部ごとに設けられ、そのうち、少なくとも1つの前記制限突起には、前記容器蓋と容器とをロックするためのロック装置が設けられている。好ましくは、前記容器は、大型容器である。好ましくは、前記制限突起の本体部は、前記側板の内側に位置する。好ましくは、二つの前記制限突起には、前記ロック装置が設けられ、前記ロック装置が設けられた前記二つの制限突起は、同一の側板の上方に位置する。好ましくは、前記制限突起ごとには、前記ロック装置が設けられることを特徴とする容器蓋。
【請求項2】
前記ロック装置が駆動体とロック体とを含み、前記制限突起の上面には、凹溝が設けられ、前記駆動体は、可動的に前記凹溝に取り付けられ、前記ロック体は、前記駆動体に接続され、容器の側板内に伸び込むことにより、前記容器蓋と前記容器とを互いにロックすることができることを特徴とする請求項1に記載の容器蓋。
【請求項3】
前記制限突起は、前記側板の内側に位置する本体部と、前記本体部から容器の外側へ伸びる延在部とを含み、そのうち、前記ロック装置が駆動体とロック体とを含み、前記本体部の上面には、前記駆動体を受けるための凹溝が設けられ、前記延在部の端面には、前記凹溝に連通され、前記ロック体を受けるためのラッチ孔が設けられる。好ましくは、前記延在部は、前記側板の上方に位置する。好ましくは、各前記制限突起の前記延在部は、同じ方向又は反対方向に延在することを特徴とする請求項1に記載の容器蓋。
【請求項4】
前記ロック体がラッチとボルトとを含み、前記蓋には、ボルト挿入孔を設置した保護辺が設けられ、前記側板には、ボルト受け孔が設けられ、前記ボルトは、前記ボルト挿入孔を通じて前記ボルト受け孔内に伸び込むことにより、前記容器蓋と側板とをロックすることができる。好ましくは、前記ラッチは、前記ボルトと一体に形成されることを特徴とする請求項3に記載の容器蓋。
【請求項5】
前記ラッチには、第1部分と第2部分とが備えられ、前記第1部分と前記第2部分とは、「L」字形状の構成に形成され、そのうち、前記第1部分は、前記ラッチ孔内に伸び込み、前記第2部分には、ボルトが設けられる。好ましくは、前記ラッチ孔と前記ボルト挿入孔との間には、凹部が設けられ、前記ラッチの第2部分は、前記凹部内に位置することを特徴とする請求項4に記載の容器蓋。
【請求項6】
二つの前記制限突起には、前記ロック装置が設けられ、前記二つの制限突起における前記ロック装置と配合されるボルト受け孔は、同一の側板に位置する。好ましくは、ボルト受け孔が設けられる他側の側板には、掛け孔が設けられ、容器蓋の対応位置には、前記掛け孔と配合するフックが設けられ、前記フックと掛け孔との配合、及び前記二つのロック装置のボルトとボルト受け孔との配合により、前記容器蓋が容器の側板にロックされることを特徴とする請求項4に記載の容器蓋。
【請求項7】
前記駆動体は、底部と前記底部から一体に上へ伸びる突出部とを含み、前記突出部の側面には、リセットスプリングシートが設けられる。好ましくは、前記駆動体には、前記底部から一体に上へ伸びる駆動ピンがさらに設けられ、前記ロック体のラッチには、駆動孔が設けられ、前記駆動ピンが前記駆動孔内に挿入されることにより、前記駆動体が前記ロック体に接続されることを特徴とする請求項1に記載の容器蓋。
【請求項8】
前記底部には、前記制限突起と配合するピットが設けられ、複数の容器が積み畳まれる場合、下層の容器の容器蓋における制限突起が上層の容器の底部におけるピットに収容されることにより、上、下の二つの容器が互いに固定される。好ましくは、前記ピットと前記制限突起との間には、上層の容器の積畳み操作を便利にするよう隙間があることを特徴とする請求項1に記載の容器蓋。
【請求項9】
前記制限突起は、前記側板の内側に位置する本体部と、前記本体部から容器の外側へ伸びる延在部とを含み、前記本体部の上面には、凹溝が設けられ、
前記ロック装置は、前記凹溝に可動的に取り付けられる駆動体とロック体とを備え、
前記蓋には、保護辺が設けられ、前記ロック体は、ラッチとボルトとを含み、前記延在部の端面には、前記ロック体を受けるためのラッチ孔が設けられ、前記保護辺には、ボルト挿入孔が設けられ、前記容器の側板には、ボルト受け孔が設けられ、前記ラッチは、前記ラッチ孔を通じて前記凹溝内に伸び込むことにより、前記駆動体に接続され、前記ボルトは、前記ボルト挿入孔を通じて前記ボルト受け孔内に伸び込み、
前記駆動体が駆動されることにより、前記ボルトが前記ボルト受け孔内に伸び込むこと又は前記ボルト受け孔内から引き抜くことは可能になり、前記容器蓋と前記容器とのロック及びアンロックは達成されることを特徴とする請求項1に記載の容器蓋。
【請求項10】
底部及び側板を備える容器において、請求項1〜9のいずれか1項に記載の容器蓋を更に備えることを特徴とする容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物流輸送の分野に関し、具体的には、容器蓋及び容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
工業生産では、複合材料により製造された大型容器を用いて品物を包装し、輸送して保存するのが通常の方法であり、これらの容器は、大部がプラスチック製の側板と底とを有し、側板と底に金属パイプが配置して補強される。液体の品物を収納することが必要である場合には、敷き袋を箱体に敷設してから液体の品物を敷き袋に充填することができる。品物をよく収納した後、品物が雨及び塵埃などにより汚れられないように、常に、容器の上に蓋を置いて箱体内の品物を保護する。なお、容器が折畳み可能なものであるか折り畳み不可のものであるかに関わらず、箱体に接続される蓋は常に全体的な強度に対してかなりのサポートを提供でき、液体の品物が箱体内に収納される場合、液体は、衝突、急加速や減速などの輸送中の状況により、箱体内に激しく揺らいでしまう。この場合、蓋は、液体の揺らぎ振幅を効果的に減少させることができるので、敷き袋が過度の力で破裂しなく、液体の品物の安全も保証される。蓋は、二つの容器が互いに積み畳まれる場合に上層の容器が各水平方向に移動することを制限して上層の容器が容易に倒れないように、大型容器に対してさらに機能する。
【0003】
図10は、従来において古典的な蓋の斜視図である。図10に示すように、蓋の四周には、容器の口部の四周に締められる1輪の保護辺と、四つの手動的に操作される蓋ロックと、が有され、蓋ロックには、蓋と箱体とを接続することにより蓋が内部の液体による衝撃を抵抗できるような横ラッチが有される。二つの容器を積み畳んで使用することが必要である場合、容器の底部における脚と蓋に突起される積畳みストッパーとは、大体に当接して、下層の箱体に対する上層の箱体の積畳みを安定させる。このような構造の方案による蓋は、容器の機能需要をある程度満足したが、手動的に操作されるロックは、使用不便であり、積畳みストッパー構造が上へ突起し蓋ロックの取付構造が下へ凹むことは、箱体の折畳み高さ又は側板の上部構造に対して悪く影響してしまう。
【0004】
特許文献1には、新たな蓋ロック構造が開示されており、このような弾性リセット付きのロック構造は、上記方案における蓋ロックの不便を改善し、操作が簡便であるが、これは、依然に下へ凹む蓋の空間により構造放置を達成することが必要とする。
【0005】
なお、実際の使用及び試験データによると、蓋上のロック構造は、箱体の上隅に近ければ近いほど、そのロック機能が安定であり、これは、使用中に、容器の頂角の変形量が他の位置より小さいので、ロック構造のロック効果も比較的に安定であり、また蓋の構造から見ると、ロック構造が四つの頂角に近い位置にあるときに、箱体内の液体による衝撃を抵抗する蓋の強度が最も強いことからである。しかしながら、容器には、互いに積畳み機能需要があるので、上層の容器の底脚としては、下層の容器の上に置くことが必要とし、これにより、蓋の頂角に近い位置(即ち、容器の頂端における四つの底脚の真下)は主な受力部位になり、従来の方案は、いずれもこの部位を避けてロック構造を配置しない。また、ロック構造が頂角に位置されないときに蓋の強度不足を補うために、市販のある製品には、蓋の4つの辺にロック構造を設ける方法が採用されることにより、蓋の使用操作が極めて不便利になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】中国特許出願公開第104590787号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明は、上記従来技術に存在する課題を解決するための容器蓋及びその容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の技術課題を解決するために、以下の構成によって把握される。
【0009】
本発明の一方面によれば、底部及び側板を備える容器と配合して使用される容器蓋において、前記容器蓋が四つの角部を有し、前記容器蓋の上面から一体に上へ突起する制限突起が角部ごとに設けられ、そのうち、少なくとも1つの前記制限突起には、前記容器蓋と容器とをロックするためのロック装置が設けられている容器蓋を提供する。
【0010】
好ましくは、前記容器は、大型容器である。
【0011】
好ましくは、前記制限突起の本体部は、前記側板の内側に位置する。
【0012】
好ましくは、二つの前記制限突起には、前記ロック装置が設けられ、前記ロック装置が設けられた前記二つの制限突起は、同一の側板の上方に位置する。
【0013】
好ましくは、前記制限突起ごとには、前記ロック装置が設けられる。
【0014】
好ましくは、前記ロック装置には、駆動体とロック体とが備えられ、前記制限突起の上面には、凹溝が設けられ、前記駆動体は、可動的に前記凹溝に取り付けられ、前記ロック体は、前記駆動体に接続され容器の側板内に挿入されることにより、前記容器蓋と前記容器とを互いにロックすることができる。
【0015】
好ましくは、前記制限突起には、前記側板の内側に位置する本体部と、前記本体部から容器の外側へ伸びる延在部とが備えられ、そのうち、前記ロック装置には、駆動体とロック体とが備えられ、前記本体部の上面には、前記駆動体を受けるための凹溝が設けられ、前記延在部の端面には、前記凹溝に連通され、前記ロック体を受けるためのラッチ孔が設けられる。
【0016】
好ましくは、前記延在部は、前記側板の上方に位置する。
【0017】
好ましくは、各前記制限突起の前記延在部は、同じ方向又は反対方向に延在する。
【0018】
好ましくは、前記ロック体がラッチとボルトとを含み、前記蓋には、ボルト挿入孔を設置した保護辺が設けられ、前記側板には、ボルト受け孔が設けられ、前記ボルトは、前記ボルト挿入孔を通じて前記ボルト受け孔内に伸び込むことにより、前記容器蓋と側板とをロックすることができる。
【0019】
好ましくは、前記ラッチは、前記ボルトと一体に形成される。
【0020】
好ましくは、前記ラッチには、第1部分と第2部分とが備えられ、前記第1部分と前記第2部分とは、「L」字形状の構成に形成され、そのうち、前記第1部分は、前記ラッチ孔内に伸び込み、前記第2部分には、ボルトが設けられる。
【0021】
好ましくは、前記ラッチ孔と前記ボルト挿入孔との間にある前記保護辺には、凹部が設けられ、前記ラッチの第2部分は、前記凹部内に位置する。
【0022】
好ましくは、二つの前記制限突起には、前記ロック装置が設けられ、前記ロック装置が設けられた前記二つの制限突起は、前記容器蓋の同一側に位置し、そのうち、当該二つの制限突起の延在部は、同一方向に延在する。
【0023】
好ましくは、前記駆動体には、底部と前記底部から一体に上へ伸びる突出部が設けられ、前記突出部の側面には、リセットスプリングシートが設けられる。
【0024】
好ましくは、前記駆動体には、前記底部から一体に上へ伸びる駆動ピンが設けられ、前記ロック体のラッチには、駆動孔が設けられ、前記駆動ピンが前記駆動孔内に挿入されることにより、前記駆動体が前記ロック体に接続される。
【0025】
好ましくは、前記底部には、前記制限突起と配合するピットが設けられ、複数の容器が積み畳まれる場合、下層の容器の容器蓋における制限突起が上層の容器の底部におけるピットに収容されることにより、上、下の二つの容器が互いに固定される。
【0026】
好ましくは、前記ピットと前記制限突起との間には、上層の容器の積畳み操作を便利にするよう隙間がある。
【0027】
好ましくは、前記制限突起には、前記側板の内側に位置する本体部と、前記本体部から容器の外側へ伸びる延在部とが備えられ、前記本体部の上面には、凹溝が設けられ,前記ロック装置には、前記凹溝に可動的に取り付けられる駆動体とロック体とが備えられ,前記蓋には、保護辺が設けられ、前記ロック体がラッチとボルトとを含み、前記延在部の端面には、前記ロック体を受けるためのラッチ孔が設けられ、前記保護辺には、ボルト挿入孔が設けられ、前記容器の側板には、ボルト受け孔が設けられ、前記ラッチは、前記ラッチ孔を通じて前記凹溝内に伸び込むことにより、前記駆動体に接続され、前記ボルトは、前記ボルト挿入孔を通じて前記ボルト受け孔内に伸び込み、前記駆動体が駆動されることにより、前記ボルトが前記ボルト受け孔内に伸び込むこと又は前記ボルト受け孔内から引き抜くことは可能になり、前記容器蓋と前記容器とのロック及びアンロックは達成される。
【0028】
本発明の他の方面によれば、底部、側板及び上記容器蓋が備えられる容器を更に提供する。
【発明の効果】
【0029】
本発明は、大型容器の利点及び不備を蓋構造にまとめ、蓋と箱体とのロック構造を積畳み制限構造に巧みに置き、もはや容器のスペースを占めないうえに、操作が簡便になり、優良な構造強度を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】図1は、本発明に係る容器の斜視図である。
【図2】図2は、本発明に係る容器の分解斜視図である。
【図3】図3は、本発明に係る容器の他の斜視図であり、それが容器の底部を示している。
【図4】図4は、本発明に係る容器蓋の平面図である。
【図5】図5は、本発明に係る容器蓋のロック装置の分解斜視図である。
【図6】図6は、本発明に係るロック装置の駆動体の斜視図である。
【図7】図7は、本発明に係るロック装置のロック体の斜視図である。
【図8】図8は、本発明に係る積み畳まれた二つの容器の斜視図である。
【図9】図9は、本発明に係る容器の一部の断面図である。
【図10】図10は、従来技術における容器蓋の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、本発明の目的、特徴及び利点をより明確に理解するために、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。添付図面に示す実施形態は、本発明の範囲を限定するものではなく、単に本発明の技術案の実質精神を説明するためのものであると理解されるべきである。
【0032】
本発明に係る容器蓋は、通常に容器と配合して使用されるものであり、該容器がベースと側板とを備え、容器蓋が四つの角部を有し、角部ごとには、容器蓋の上面から一体に上へ突起される制限突起が設けられ、そのうち、少なくとも1つの制限突起には、容器蓋と容器とをロックするためのロック装置が設けられている。
【0033】
以下、図面を参照しながら、本発明に係る容器蓋を実施するための形態について詳細に説明する。
【0034】
本発明において、容器とは、一般的に大型複合バルクコンテナであり、それは、側板が底部に対して折畳み可能である折畳み可能な容器であってもよいし、側板と底部とが一体に形成する一体式箱体であってもよく、以下、一体式箱体を例として説明する。
【0035】
図1は、本発明に係る容器の斜視図であり、図2は、本発明に係る容器の分解斜視図であり、図3は、本発明に係る容器の他の斜視図であり、それが容器の底部を示しており、図1〜3に示すように、本発明に係る容器100は、容器蓋1(以下、蓋1と略称する)と容器本体(以下、本体と略称する)とを備え、蓋1は、本体にクラッチ可能に設けられ、そのうち、本体には、底部4と底部4に設けられる側板2とが備えられる。本実施例において、単に一体式箱体を例として説明するので、側板2と底部4とは、一体に形成されている。しかしながら、当業者であれば、容器100は、側板2が底部4に対して折畳み可能である折畳み可能な容器であってもよいことを理解すべきであり、この場合、底部4は、ベースであってもよく、関連の構造については、公開番号がCN104944012Aである中国特許を参照してもよい。
【0036】
図4は、本発明に寄る容器蓋1の平面図であり、図1〜4に示すように、蓋1の4つの角部10(図2において点線により囲まれた領域)には、それぞれに、蓋1の上面から一体に上へ突起される制限突起11が設けられ、本発明においては、角部10の長さが150〜300mmであり、角部10の幅が100〜200mmである。
【0037】
制限突起11には、側板2の内側に位置する本体部111と、延在部112とが備えられ、即ち、制限突起11の本体部は、箱体の側板の肉厚22の真上から避けられ、延在部112は、本体部111から容器の外側へ延在して形成される。図2の分解図から見ると、箱体2の側板がある程度の肉厚22を有するので、上層の容器が積み畳まれる場合、蓋と側板の肉厚22の上方とが接触する領域は、力を伝達して力を受ける主要部位になる。
【0038】
ある好ましい実施の形態において、本体部111は、それが位置する角部の側板の蓋の二つの辺に平行するように設けられ、延在部112は、前記本体部111に垂直するように容器の外側へ延在され、そのうち、延在部112は、側板2の厚さ22に跨って、即ち、延在部112は、側板2の上方に位置する。
【0039】
好ましくは、本体部111は、矩形ブロックの形状を有し、それぞれ容器の4つの側板2に平行する4つの側面を有しており、そのうち、最も制限突起に寄る容器の側板の外面と制限突起において該側板に隣接する側面との距離は、該側板の厚さの2/3以上である。
【0040】
図4は、本発明に係る容器蓋の平面図であり、図5は、本発明に係る容器蓋のロック装置の分解斜視図であり、図6は、本発明に係るロック装置の駆動体の斜視図であり、図1〜6に示すように、制限突起11には、ロック装置3が設けられている。ロック装置3には、駆動体31とロック体32が設けられ、制限突起11の上面には、駆動体31を収容するための凹溝110が設けられ、駆動体31は、可動的に凹溝110に取り付けられる。ロック体32には、第1部分3211及び第2部分3212を有するラッチ321と、ボルト322と、が備えられ、第1部分3211と第2部分3212とは、「L」形構造のラッチ321を形成し、ボルト322は、第2部分3212に設けられ、好ましくは、ラッチ321とボルト322とは、一体に形成される。そのうち、ラッチ321の第1部分3211の上面には、駆動体31の駆動ピン313に配合することにより駆動体31をロック体32に接続するための駆動孔3213が設けられ、以下、これについて詳細に説明する。
【0041】
図2に示すように、蓋1の四周には、蓋の本体部を取り囲み下へ延在する保護辺12が設けられ、蓋12が容器本体に取り付けられる場合、保護辺12は、容器本体の四周の側板を囲む。制限突起11の延在部112において本体部111と対向する端面には、延在部112を貫通して凹溝110に連通するラッチ孔113が設けられる。ラッチ孔113の下方の蓋1の保護辺12には、蓋1の保護辺12を貫通するボルト挿入孔121が設けられ、そのうち、ボルト挿入孔121は、ラッチ孔113と大体に平行する。側板2においてボルト挿入孔121に対応する位置には、ボルト受け孔21が設けられ、蓋1が容器本体に取り付けられる場合、ロック体32のボルト322は、ボルト挿入孔121を貫通して、ボルト受け孔21内に伸び込むことが可能になる。ボルト挿入孔121とラッチ孔113とは、凹部122により接続され、取付中には、ラッチ321は、第1部分3211がラッチ孔113内に収容され、第2部分3212が凹部122内に位置する。
【0042】
図5に示すように、駆動体31は、底部311と突出部312とを備え、駆動体31は、略三角形の形状を呈し、広端と狭端とを有しており、そのうち、突出部312は、底部311から(図5に示す位置に対して)上へ突出され、突出部312の面積が底部311の面積より小さいことにより、底部311に譲り領域313が残されており、底部311の譲り領域313において広端に寄る位置には、駆動体31における駆動孔3213に配合するための駆動ピン314が設けられ、即ち、駆動ピン314を駆動孔3213内に挿入して駆動体31をロック体32に接続することにより、ロック体31は、駆動体31によって運動駆動できる。突出部312において狭端による位置には、接続体に配合することにより駆動体を凹溝110内に取り付けるための接続孔315が設けられ、以下、これについて詳細に説明する。突出部312において取付中に容器の外側に面する側面には、駆動体の運動アンロックを操作する時に駆動体をリセットするためのリセットスプリングシート316が設けられ、対応的には、突出部312においてリセットスプリングシート316に対向する側には、駆動体31を操作する時に手で把握することを便利にするための把握凹み口317が設けられる。
【0043】
図4に示すように、同様に、凹溝110は、略三角形の形状を呈し、広端と狭端とを有しており、凹溝110の底部において狭端による位置には、位置決め体114が設けられ、本実施例において、位置決め体114は、凹溝110の底面から一体に突出される突出ブロックであり、駆動体31を取り付ける場合、駆動体31における接続孔315は、位置決め体114と回動可能に配合され、即ち、位置決め体114は、接続孔315内に回動可能に挿入されることにより、駆動体31が凹溝110内に取り付けられる。
【0044】
図8は、本発明に係る積み畳まれた二つの容器の斜視図であり、図9は、本発明に係る容器の一部の断面図であり、図2及び図8〜9に示すように、底部4には、ピット41が設けられ、容器C1とC2(容器C1とC2は、いずれも本発明に係る容器110である。)が積み畳まれた場合、上層の容器C1の底部におけるピット41と下層の容器C2における制限突起11とが配合することにより、容器C1とC2が互いに位置決められる。
【0045】
図9に示すように、取付中、駆動体31は凹溝110内に位置し、凹溝110における位置決め体114は、駆動体31の接続孔315に収納され、駆動体31の駆動ピン314は、ロック体32の駆動孔3213内に挿入することにより、駆動体31を蓋1に接続し、ロック体32を駆動体31に接続し、そのうち、ロック体32のラッチ321の第1部分3211は、ラッチ孔113に収納され、ロック体32のラッチ321の第2部分3212は、蓋1の凹部122内に位置し、ボルト322は、ボルト挿入孔121を通じて側板2におけるボルト受け孔21に伸び込むことにより、蓋1と容器の側板とを互いにロックする。
【0046】
図8〜9に示すように、上下両層の容器C1とC2((容器C1とC2は、いずれも本発明に係る容器110である。)が積み畳まれた場合、制限突起11は、ピット41に完全的に収容され、そのうち、ロック装置が制限突起11上に位置しているので、ロック装置3もピット41内に収容されており、好ましくは、上層の容器C1の積畳み操作を便利にするように、制限突起11とピット41との間には隙間がある。
【0047】
図7に示すように、容器100の底部に設けられるピット41は、制限突起11の位置に対応しており、2つの容器が互いに積み畳まれる場合、図8、9に示すように、ピット41は、制限突起11に嵌合されると共に、四周にある程度の隙間を残すことにより上層の容器の積畳み操作を便利にする。また、蓋1の制限突起11における駆動体31の駆動ピン314とロック体32における駆動孔3213とは、互いに接続されることにより、ボルトのロック及びアンロック操作が達成される。ボルト322は、箱体2の側板の凹溝21に挿入して蓋1と側板2とをロックすることができる。蓋1における駆動体31とロック体32のラッチ321の第1部分3211とは、いずれも、大体に制限突起11の構成空間内に設けられるので、蓋1の内側面は、スムーズに保持でき、容器100の上方の受け面の構造を破壊する必要がない。
【0048】
発明の好適な蓋1のロック構成の方案は、ボルト322が容器100の側板2の表面から垂直的に凹溝21に挿入され、ボルト322の下部にガイド斜面323が設けられ、駆動体31にリセットスプリングシート316が設けられるというものである。ボルト322のガイド斜面により、蓋1はよく置かれない場合でも、多層の容器が積み畳まれた時に圧し潰されなく、リセットスプリングシート316は、ロック体32のラッチ321が常にロック状態の位置にあることを保持している。なお、ロック装置が対向する容器の二つの対向側に設けられるので、一側にある二つのロック装置がいずれもアンロックされた場合、蓋1を開いて他側へ押すことにより、蓋1のアンロック操作が速やかに達成できる。
【0049】
上記の実施例は、四つの制限突起11にいずれもロック装置が設けられることに対するものであるが、本発明の他の実施例によれば、ロック装置は、単にそのうちの二つの制限突起に設けられてもよく、且つ、ロック装置が設けられる該二つの制限突起は、容器の同一側に位置し、即ち、該二つのロック装置のボルトを受けるためのボルト受け孔は、同一の側板に位置され、この場合、ボルト受け孔が設けられる他側の側板には、掛け孔も設けられると共に、他側の容器蓋の対応位置には、フックが設けられ、他側のフックと掛け孔との配合、及び該二つのロック装置のボルトとボルト受け孔との配合により、容器蓋を容器の側板にロックすることが可能になる。このような実施形態において、アンロックが必要とする場合、ロック装置が設けられた一側に駆動体を操作して、ボルトをボルト受け穴から引き抜き、ロック装置が設けられない他側へ容器蓋を押すことにより、掛け孔から他側のフックを引き抜くことが達成でき、アンロックが達成できる。
【0050】
上記の実施例において二つの制限突起又は全ての制限突起にロック装置を設けることについて説明したが、当業者であれば、単に1つの制限突起にロック装置を設けることも可能であり、この場合、従来技術に存在する問題もある程度解決することができるが、この場合は、二つの制限突起または四つの制限突起にロック装置を設けることより好ましくない。
【0051】
本発明は、大型容器の利点及び不備を蓋構造にまとめ、蓋と箱体とのロック構造を積畳み制限構造に巧みに置き、もはや容器のスペースを占めないうえに、操作が簡便になり、優良な構造強度を提供する。
【0052】
以上、本発明の好適な実施形態については詳しく説明したが、当業者にとっては、本発明の上記内容を読んでから、本発明に対する様々な変形や変更が可能であることが理解すべきである。これらの同等の形態も本願添付の請求の範囲によって限定される範囲に含まれる。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【手続補正書】
【提出日】20190125
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
底部及び側板を備える容器と配合して使用される容器蓋において、前記容器蓋が四つの角部を有し、前記容器蓋の上面から一体に上へ突起する制限突起が角部ごとに設けられ、そのうち、少なくとも1つの前記制限突起には、前記容器蓋と容器とをロックするためのロック装置が設けられていることを特徴とする容器蓋。
【請求項2】
二つの前記制限突起には、前記ロック装置が設けられ、前記ロック装置が設けられた前記二つの制限突起は、同一の側板の上方に位置することを特徴とする請求項1に記載の容器蓋。
【請求項3】
前記制限突起ごとには、前記ロック装置が設けられることを特徴とする請求項1に記載の容器蓋。
【請求項4】
前記ロック装置が駆動体とロック体とを含み、前記制限突起の上面には、凹溝が設けられ、前記駆動体は、可動的に前記凹溝に取り付けられ、前記ロック体は、前記駆動体に接続され、容器の側板内に伸び込むことにより、前記容器蓋と前記容器とを互いにロックすることができることを特徴とする請求項1に記載の容器蓋。
【請求項5】
前記制限突起は、前記側板の内側に位置する本体部と、前記本体部から容器の外側へ伸びる延在部とを含み、そのうち、前記ロック装置が駆動体とロック体とを含み、前記本体部の上面には、前記駆動体を受けるための凹溝が設けられ、前記延在部の端面には、前記凹溝に連通され、前記ロック体を受けるためのラッチ孔が設けられることを特徴とする請求項1に記載の容器蓋。
【請求項6】
前記ロック体がラッチとボルトとを含み、前記蓋には、ボルト挿入孔を設置した保護辺が設けられ、前記側板には、ボルト受け孔が設けられ、前記ボルトは、前記ボルト挿入孔を通じて前記ボルト受け孔内に伸び込むことにより、前記容器蓋と側板とをロックすることができることを特徴とする請求項に記載の容器蓋。
【請求項7】
前記ラッチには、第1部分と第2部分とが備えられ、前記第1部分と前記第2部分とは、「L」字形状の構成に形成され、そのうち、前記第1部分は、前記ラッチ孔内に伸び込み、前記第2部分には、ボルトが設けられることを特徴とする請求項に記載の容器蓋。
【請求項8】
前記ラッチ孔と前記ボルト挿入孔との間には、凹部が設けられ、前記ラッチの第2部分は、前記凹部内に位置することを特徴とする請求項7に記載の容器蓋。
【請求項9】
二つの前記制限突起には、前記ロック装置が設けられ、前記二つの制限突起における前記ロック装置と配合されるボルト受け孔は、同一の側板に位置することを特徴とする請求項に記載の容器蓋。
【請求項10】
ボルト受け孔が設けられる他側の側板には、掛け孔が設けられ、容器蓋の対応位置には、前記掛け孔と配合するフックが設けられ、前記フックと掛け孔との配合、及び前記二つのロック装置のボルトとボルト受け孔との配合により、前記容器蓋が容器の側板にロックされることを特徴とする請求項6に記載の容器蓋。
【請求項11】
前記駆動体は、底部と前記底部から一体に上へ伸びる突出部とを含み、前記突出部の側面には、リセットスプリングシートが設けられることを特徴とする請求項1に記載の容器蓋。
【請求項12】
前記駆動体には、前記底部から一体に上へ伸びる駆動ピンがさらに設けられ、前記ロック体のラッチには、駆動孔が設けられ、前記駆動ピンが前記駆動孔内に挿入されることにより、前記駆動体が前記ロック体に接続されることを特徴とする請求項11に記載の容器蓋。
【請求項13】
前記底部には、前記制限突起と配合するピットが設けられ、複数の容器が積み畳まれる場合、下層の容器の容器蓋における制限突起が上層の容器の底部におけるピットに収容されることにより、上、下の二つの容器が互いに固定されることを特徴とする請求項1に記載の容器蓋。
【請求項14】
前記制限突起は、前記側板の内側に位置する本体部と、前記本体部から容器の外側へ伸びる延在部とを含み、前記本体部の上面には、凹溝が設けられ、
前記ロック装置は、前記凹溝に可動的に取り付けられる駆動体とロック体とを備え、
前記蓋には、保護辺が設けられ、前記ロック体は、ラッチとボルトとを含み、前記延在部の端面には、前記ロック体を受けるためのラッチ孔が設けられ、前記保護辺には、ボルト挿入孔が設けられ、前記容器の側板には、ボルト受け孔が設けられ、前記ラッチは、前記ラッチ孔を通じて前記凹溝内に伸び込むことにより、前記駆動体に接続され、前記ボルトは、前記ボルト挿入孔を通じて前記ボルト受け孔内に伸び込み、
前記駆動体が駆動されることにより、前記ボルトが前記ボルト受け孔内に伸び込むこと又は前記ボルト受け孔内から引き抜くことは可能になり、前記容器蓋と前記容器とのロック及びアンロックは達成されることを特徴とする請求項1に記載の容器蓋。
【請求項15】
底部及び側板を備える容器において、請求項1〜14のいずれか1項に記載の容器蓋を更に備えることを特徴とする容器。
【国際調査報告】