(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】2019522467
(43)【公表日】20190815
(54)【発明の名称】動物飼料を調理するための調理器
(51)【国際特許分類】
   A23N 17/00 20060101AFI20190719BHJP
   A47J 43/04 20060101ALI20190719BHJP
   A01K 5/01 20060101ALI20190719BHJP
【FI】
   !A23N17/00 E
   !A47J43/04
   !A01K5/01 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】19
(21)【出願番号】2018561654
(86)(22)【出願日】20170522
(85)【翻訳文提出日】20190117
(86)【国際出願番号】FR2017051259
(87)【国際公開番号】WO2017203150
(87)【国際公開日】20171130
(31)【優先権主張番号】1654600
(32)【優先日】20160523
(33)【優先権主張国】FR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ
(71)【出願人】
【識別番号】594034072
【氏名又は名称】セブ ソシエテ アノニム
【住所又は居所】フランス 69130 エキュリ シュマン デュ ムーラン カロン 112 キャンパス セブ
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】特許業務法人 谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジル モラン
【住所又は居所】フランス 21490 ヴァロワ エ シェーニョ リュ ユーグ ド モンコニ 22
【テーマコード(参考)】
2B102
4B053
4B061
【Fターム(参考)】
2B102AC15
2B102AC20
4B053AA01
4B053BA12
4B053BA14
4B053BB03
4B053BK60
4B061DA09
4B061DB12
4B061DB33
4B061DB34
(57)【要約】
本発明は、動物飼料を調理するための調理器(500)に関し、調理器(500)は、ハウジングと、乾燥飼料の一部分および液体部分を受容するように設計されている混合チャンバ(200)と、混合チャンバ(200)の中に配置されている移動可能な混合手段と、消費チャンバー(400)とを含み、混合チャンバ(200)は、調理器(500)から取り外し可能である、調理器(500)において、混合チャンバ(200)は、調理器(500)の上に装着されると、回転可能になり、配合飼料を混合する位置から配合飼料を分配する位置へ通過するようになっており、ハウジングから突出する把持部を有することを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
動物飼料を調理するための調理器(500)であって、
− ハウジングと、
− 乾燥飼料を貯蔵するための手段と、
− 水などの液体を貯留するための手段と、
− 前記乾燥飼料の一部分および液体の一部分を受容するように設計されている混合チャンバ(200)と、
− 前記混合チャンバ(200)の中に配置され、前記乾燥飼料の一部分および前記液体の一部分を混合し、ペーストの形態の配合飼料を形成する移動可能な混合手段と、
− 前記配合飼料を受容するように設計されている食物容器(400)と
を含み、
前記混合チャンバ(200)は、前記調理器(500)から取り外し可能である、前記調理器(500)において、
前記混合チャンバ(200)は、前記調理器(500)の上に装着されると、
− 前記調理器(500)に対して回転可能となり、前記配合飼料を混合する位置から前記配合飼料を分配する位置へ進み、
− 前記ハウジングから突出する、前記調理器(500)の外側に配置されている把持部を有する
ことを特徴とする調理器(500)。
【請求項2】
前記把持部は回転対称性を有している請求項1に記載の調理器(500)。
【請求項3】
前記把持部には補助的なノッチまたは隆起部がない請求項1または2に記載の調理器(500)。
【請求項4】
前記混合チャンバ(200)は、開口部(211)を含み、
− 前記混合チャンバ(200)が前記混合位置にあるときに、前記開口部(211)は、前記混合チャンバ(200)の前記上側部に配置されており、
− 前記混合チャンバ(200)が前記分配位置にあるときに、前記開口部(211)は、前記混合チャンバ(200)の前記下側部に配置されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の調理器(500)。
【請求項5】
前記混合チャンバ(200)は、フック(213)を含み、前記調理器(500)は、スロットを含み、前記スロットは、前記調理器(500)の上に前記混合チャンバ(200)を装着する間に、前記フック(213)をガイドするように配置されており、前記開口部(211)が前記混合チャンバ(200)の前記上側部の中に配置されている状態で、前記混合チャンバが装着されることを確実にする請求項4に記載の調理器(500)。
【請求項6】
前記調理器(500)は、円形スロート(332)を含み、前記フック(213)が回転することを可能にし、前記混合チャンバ(200)が分解されることを防止する請求項5に記載の調理器(500)。
【請求項7】
前記混合チャンバ(200)は、歯付き部分(212)を含み、前記調理器(500)は、前記混合チャンバ(200)のための駆動手段を含み、前記駆動手段は、前記歯付き部分(212)と係合するように設計されているピニオン(341)を備える請求項1乃至6のいずれか一項に記載の調理器(500)。
【請求項8】
前記調理器(500)は、混合パドル(100)を含み、前記混合パドル(100)は、前記混合チャンバ(200)の中に配置されており、前記混合チャンバ(200)に対して回転移動することができる請求項1乃至7のいずれか一項に記載の調理器(500)。
【請求項9】
前記混合チャンバ(200)は、前記混合パドル(100)との枢動リンクを形成する2つのアンカー部を含む請求項8に記載の調理器(500)。
【請求項10】
前記調理器(500)は、ドライバー(331)を含み、前記ドライバー(331)は、前記混合パドル(100)を回転で駆動するように設計されており、前記混合チャンバ(200)の前記アンカー部のうちの1つは、前記ドライバー(331)を受容するように設計されている請求項9に記載の調理器(500)。
【請求項11】
前記混合チャンバ(200)はカバー(220)を含む請求項1乃至10のいずれか一項に記載の調理器(500)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、動物飼料を調理するための調理器の混合チャンバに関する。また、本発明は、動物飼料を調理するための調理器に関する。
【背景技術】
【0002】
家畜のための飼料を調理するためのデバイス、たとえば、特許文献1に説明されているものなどが、先行技術において知られている。他方では、このシステムは、とりわけ、固体の形態でしか飼料を提供できないという不利益を有しており、それは、特定の動物には適切でない可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許第8511519号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の1つの目的は、先行技術の上述の不利益に応えることであり、とりわけ、まず第1に、ペーストまたはマッシュの形態で動物飼料を調理するための調理器用の混合チャンバを提案することであるが、調理器は、人間工学的でありメインテナンスしやすくなければならない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この目的のために、本発明の第1の態様は、動物飼料を調理するための調理器であって、
− ハウジングと、
− 乾燥飼料を貯蔵するための手段と、
− 水などの液体を貯留するための手段と、
− 乾燥飼料の一部分および液体の一部分を受容するように設計されている混合チャンバと、
− 混合チャンバの中に配置され、乾燥飼料の一部分および液体の一部分を混合し、ペーストの形態の配合飼料(feed ration)を形成する移動可能な混合手段と、
− 配合飼料を受容するように設計されている食物容器と
を含み、
混合チャンバは、調理器から取り外し可能である、調理器において、
混合チャンバは、調理器の上に装着されると、
− 調理器に対して回転可能となり、配合飼料を混合する位置から配合飼料を分配する位置へ進み、
− ハウジングから突出する、調理器の外側に配置されている把持部を有する
ことを特徴とする、調理器に関する。この実装形態による飼料調理器は、取り外し可能な混合チャンバを含み、取り外し可能な混合チャンバは、それぞれの毎回の使用のたびに汚れることとなるこのパーツをクリーニングすることを容易にする。しかし、混合チャンバは、飼料の調理の間に可動であるが、依然として、調理器のハウジングから外向きに突き出ているパーツを維持しており、蓋または安全キャップを開ける必要なく、把持を可能にする。したがって、本発明は、可動安全デバイスなしの人間工学的な調理器を提案している。
【0006】
有利には、把持部は回転対称性を有している。
【0007】
有利には、把持部には補助的なノッチまたは隆起部がない。そのような実装形態は、挟まりのリスクを防止する。その理由は、ノッチまたは隆起部が存在しない場合には、混合位置から分配位置への移行の間に、ハウジングの固定されたパーツに対して指が挟まれる可能性のある壁部または可動面が存在しないからである。
【0008】
有利には、混合チャンバは、開口部を含み、
− 混合チャンバが混合位置にあるときに、開口部は、混合チャンバの上側部に配置されており、
− 混合チャンバが分配位置にあるときに、開口部は、混合チャンバの下側部に配置されている。このように、混合されることとなる原料は、重力によって流れ込み得、混合の後に取得されたマッシュは、同じ開口部を通して重力によって排出され得る。
【0009】
有利には、混合チャンバは、フックを含み、調理器は、スロットを含み、スロットは、調理器の上に混合チャンバを装着する間に、フックをガイドするように配置されており、開口部が混合チャンバの上側部の中に配置されている状態で、混合チャンバが装着されることを確実にする。このように、混合チャンバが混合位置の中に直接的に装着されるときに、調理が即座に始まることが可能である。
【0010】
有利には、調理器は、円形スロートを含み、フックが回転することを可能にし、混合チャンバが分解されることを防止する。
【0011】
有利には、混合チャンバは、歯付き部分を含み、調理器は、混合チャンバのための駆動手段を含み、駆動手段は、歯付き部分と係合するように配置されているピニオンを備える。混合チャンバ自身は、駆動手段の一部を構成しており、それは、全体的な設計を簡単化する。
【0012】
有利には、調理器は、混合パドルを含み、混合パドルは、混合チャンバの中に配置されており、混合チャンバに対して回転移動することができる。
【0013】
有利には、混合チャンバは、混合パドルとの枢動リンクを形成する2つのアンカー部(anchorage)を含む。
【0014】
有利には、調理器は、ドライバーを含み、ドライバーは、混合パドルを回転で駆動するように設計されており、混合チャンバのアンカー部のうちの1つは、前記ドライバーを受容するように設計されている。
【0015】
有利には、混合チャンバは、カバーを含む。
【0016】
本発明の他の特性および利点は、本発明の実施形態の以下の詳細な説明を読むことによって、より明確に理解されることとなり、本発明の実施形態は、非限定的な例として提供されており、添付の図面によって図示されている。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明による、調理器の混合チャンバの中に受容されるように設計されている混合パドルの側面図である。
【図2】図1の方向IIにしたがって見た、図1の混合パドルを表す図である。
【図3】図1の方向IIIにしたがって見た、図1の混合パドルを表す図である。
【図4】図1の軸線IV−IVにしたがって見た、図1の混合パドルの断面を表す図である。
【図5a】本発明による、調理器の混合チャンバの中に設置されている図1の混合パドルを表す図である。
【図5b】図5aの混合チャンバの一部を形成するポットを表す図である。
【図6】図5aの混合チャンバを収容する、本発明による動物飼料調理器の斜視図である。
【図7】図6の動物飼料調理器の断面を表す図である。
【図8】図6の調理器のハウジングの底部の斜視図である。
【図9】図6の調理器の分配エリアの斜視図である。
【図10】図6の調理器の背面図である。
【図11】図6の調理器の分解図である。
【図12】図6の調理器の取り外し可能なカートリッジを詳述する図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図6、図10、図11、および図12は、本発明による調理器500の全体的な図を表しており、それは、ブラケット401によって支持されている主本体部を含み、ブラケット401は、食物容器400(たとえば、ボウルなど)も支持している。
【0019】
図10は、主本体部がブラケット401に対して異なる高さに位置決めされ得、餌を与えられることとなる動物のサイズに応じて、主本体部と食物容器400との間の高さを調節することができるようになっているということを示している。この目的のために、複数の孔部が、ブラケット401の中に設けられており、適切な高さにおいて、主本体部の中のネジ孔部の中にそれをねじ込むことができるようになっている。ブラケット401に関して、それは、たとえば、調理器500および食物容器400を適切な場所に保持するために、壁部に固定されている。
【0020】
図11は、調理器500が、液体リザーバー800、取り外し可能なカートリッジ610、および混合チャンバ200を含む、いくつかのエレメントを取り外し可能に受容することが可能であるということを示しており、混合チャンバ200の中において、少なくとも1つの液体(たとえば、水など)および乾燥飼料が混合され、マッシュの形態の配合飼料(feed ration)を形成するようになっており、次いで、配合飼料は、食物容器400の中へ分配されることとなる。また、トレイ410が、調理器500の本体部の中に設けられており、乾燥飼料のための貯蔵手段としての役割を果たす。
【0021】
また、調理器500は、取り外し可能なカートリッジ610およびそのサポート611を取り外し可能に受容することが可能であり、その非常に単純な組み立てが図12に示されている。実際に、取り外し可能なカートリッジ610は、必要である場合には混合されることとなる原料の中に含まれるべき食品サプリメントを収容しており、取り外し可能なカートリッジ610は、そのサポート611の中に装着され得、サブアッセンブリは、次いで、混合チャンバの上方において、調理器500の主本体部の中へスナップフィットまたは挿入され、後に説明されるように、所定量の食品サプリメントが、動物の配合飼料の中に容易に含まれ得るようになっている。
【0022】
図1は、本発明による、調理器500の混合チャンバ200の中に受容されるように設計されている混合パドル100を表しており、それは、第1の偏心アーム110および第2の偏心アーム120を含み、それらの両方は、回転軸線150に対して偏心しており、それが動物飼料調理器500の中で使用されるときに、混合パドルは回転軸線150の周りに回転する。
【0023】
実際に、混合パドル100は、所定分量の乾燥飼料などの原料をその中で液体と混合するために、動物飼料調理器500(図6に見ることができる)の混合チャンバ200(図5a、図6、図7、および図11に見ることができる)の中に受容されるように設計されている。この目的のために、回転軸線150の周りの回転で混合パドル100を駆動し、最初に、水などの液体と乾燥飼料を混合し、次いで、この混合物を練り、均質なペーストを取得するようになっており、次いで、食物容器400(図6に見ることができる)の中へペーストを分配し、食物容器400は、動物にとってアクセス可能であり、動物がこの新鮮に調理されたマッシュを消費することができるようになっているということが想定される。
【0024】
図1に戻ると、それぞれの偏心アーム110および120は、それぞれ、第1の部分110aおよび120aを含み、第1の部分110aおよび120aは、回転軸線150を含む平面に対して傾斜しており、混合パドルが第1の回転方向に回転するときに、混合チャンバ内に収容されている原料が第1の軸線方向(図1の中の方向II)に移動することを引き起こすようになっている。有利には、第1の部分110aおよび120aは、スクリューコンベヤーの一部分を形成するために、形状が螺旋状になっている。このように、混合パドルが第1の回転方向と反対の第2の回転方向に回転するときに、第1の部分110aおよび120aは、混合チャンバ内に収容されている原料が第2の軸線方向(図1の中の方向III)に移動することを引き起こす。
【0025】
それに加えて、それぞれの偏心アーム110および120は、それぞれ、第2の部分110bおよび120bを含み、第2の部分110bおよび120bは、第1の軸線方向IIに対して、第1の部分110aおよび120aの上流に配置されており、回転軸線150に対して半径方向に配向された断面を有しており、混合パドル100が第2の回転方向に回転するときに、混合チャンバ200の外側に向けての、混合チャンバ200内に収容されている原料の半径方向の移動をもたらすようになっており、次いで、これらの原料は、第1の部分110aおよび120aによって、第2の部分110bおよび120bに向けて戻される。
【0026】
実際に、本発明は、下記に説明されているように、実現されることとなる結果に応じて、混合パドル100を2つの正反対の回転方向に回転させることを提案している。
【0027】
図5aに示されているように、混合チャンバ200は、カバー220によって閉じられたポット210を含み、混合パドル100は、カバー220によって閉じられたポット210の内側に配置されている。また、混合チャンバ200は、開口部211を含み、開口部211は、カバー220を通して部分的な断面で示されている。図5aおよび図5bにおいて見られるように、開口部211は、ポットの中に形成されているが、カバーの中に開口部211を確立することを想定することが可能であることとなる。
【0028】
調理器500は、ピニオン341を備えたギヤードモーター340を含み、ピニオン341は、それが調理器500のハウジング350の中に設置されているときに、混合チャンバ200が枢動することを引き起こすことが可能である。本説明の残りの部分において、ポット210の底部は、混合チャンバ200の第1の端部を形成すると考えられることとなり、次いで、カバー220が、混合チャンバ200の第2の端部に設置されている。
【0029】
第1の位置において、混合チャンバ200は、開口部211が混合チャンバ200の上部にある状態で、ハウジング350の中に設置されており、原料(乾燥飼料、液体、および、場合によっては、食品サプリメント)が、重力によって、混合チャンバ200の中へ、したがって、第2の端部の側に、落下するようになっている。
【0030】
したがって、第1の調理局面の間に、混合パドル100を第1の回転方向に回転させ、原料が、第1の部分110aおよび120aによって、混合チャンバ200の第1の端部に向けて(したがって、図1の中の方向IIと一致して)押されまたは変位させられ、開口部211における原料の蓄積を防止するようになっているということが想定される。
【0031】
この第1の調理局面は、数分間続くことが可能であり、それは、ポット210の底部に向けて原料を押し、それらを混合し、それらを練り、動物によって消費される用意ができた均質なペーストまたはマッシュを取得するための時間である。また、回転を一時的に中断し、液体が乾燥飼料に適正に浸透することを可能にするということが想定され得る。効果的に原料を混合するために、第1の部分110aおよび120aは、それらの移動方向に対して実質的に垂直の細長い断面を有しているが、この断面の長さは、たとえば、12mmに限定されており、より具体的には、10mmに限定されており、混合パドルの周りの任意の汚れを防止する。それに加えて、この断面は、20mm2の最小表面積を有することが可能であり、20mm2の最小表面積は、それに十分な強度を提供する。
【0032】
混合パドル100は、アクリロニトリルブタジエンスチレンもしくはABS、ポリオキシメチレン(もしくは、ポリホルムアルデヒド)(POMと略される)、またはポリアミド(PAと略される)から作製され得る。当然のことながら、強化用繊維を材料に追加することを想定することが可能である。
【0033】
次いで、食物容器400の中のマッシュを分配するために、第2の調理局面が始まることが可能である。この目的のために、ポット210の歯付き部分212(図5bに見ることができる)と係合しているピニオン341によって、ギヤードモーター340は、開口部211を混合チャンバの底部に持っていくために、混合チャンバ200がハウジング350の中で枢動することを引き起こす。
【0034】
この瞬間において、混合パドル100が第2の回転方向に(第1の調理局面の第1の回転方向と反対に)回転することを引き起こすことによって、原料は、次いで、第1の部分110aおよび120aによって、混合チャンバの第2の端部に向けて、すなわち、開口部211に向かい合って位置づけられる第2の部分110bおよび120bに向けて持っていかれる。
【0035】
図4において見ることができるように、2つの部分110bおよび120bの配向される断面は、次いで、混合チャンバの外側に向けて原料を押す効果を有しており、このように、マッシュが開口部211を通過し、次いで、ちょうど下に置かれた食物容器400の中へ重力によって落下することを引き起こす。第2の部分110bおよび120bの長さは、これらの第2の部分110bおよび120bの少なくとも一部が開口部211に向かい合うように計算されている。
【0036】
それが第1の回転方向に回るときには、混合パドル100は、したがって、混合チャンバ200の第1の端部に向けて原料を変位させる効果、および、そこでそれらを混合する効果を有しており、それが第2の回転方向に回転するときには、混合パドル100は、したがって、混合チャンバ200の第2の端部に向けて原料を変位させる効果、および、開口部211を通してそれらを押し出す効果を有している。
【0037】
図5aにおいて見られるように、第2の部分110bおよび120bは、ポット210の直径に調節されており、混合パドル100とポット210との間において、マッシュの中に顆粒または固体粒子が存在している場合に、挟まりのリスクを制限するために、第2の部分110bおよび120bは、少なくとも部分的に可撓性であり、形状を変化させることができ、「これらの顆粒または固体粒子の上を通過する」ことができるようになっているということが想定される。したがって、第2の部分110bおよび120bの上のシリコーンパーツが想定され得る。
【0038】
図1、図2、および図3に表されているように、混合パドル100は、混合パドル100の剛性を確保するために、偏心アーム110と120との間に接続タブを含む。とりわけ、2つの半径方向のアーム142および143が、混合パドル100の端部に設けられており、偏心アーム110および120、ならびに、混合パドル100の中央パーツを取り付けている。
【0039】
それに加えて、半径方向のタブ141が、混合パドル100の中央に設けられており、長手方向のタブ151が、回転軸線150に設けられており、アッセンブリの剛性をさらに高め、混合パドル100が混合チャンバ200の中で動きが取れなくなることにつながる可能性のある、捩じりまたは曲げによる変形を防止する。
【0040】
また、図2は、センタリング131(ドリリング)を示しており、センタリング131は、混合チャンバ200との高品質の枢動接続を確保するためにアンカー部を形成しており、そこでは、対応するピンがカバー220の中に配置されている。
【0041】
最後に、図3は、スクエアドライブ(square drive)132を示しており、スクエアドライブ132は、別のアンカー部を形成し、ハウジング350の底部に置かれている、調理器500のドライバーと係合するように設計されている。異なる非対称的な形状が、混合パドル100を駆動するために、スクエアドライブ132の代わりに提供され得、回転を防止する形状であれば十分である。
【0042】
図8は、調理器500のハウジング350の底部の斜視図を表している。ギヤードモーター340およびそのピニオン341がそこに見られるが、ギヤードモーター330も見られ、ギヤードモーター330は、ハウジング350の底部に見ることができるドライバー331によって、混合パドル100を回転で駆動するように配置されている。
【0043】
また、ハウジング350の円筒形状の壁部の中に配置されているスロット351が見られ、スロット351は、ポット210のフック213(図5bに見ることができる)の通過を可能にし、それが適切な場所へまたは調理器500の上に置かれると、開口部211が混合チャンバ200の上側部の中にあることを保証するようになっている。
【0044】
スロット351は、ストリップまたは可撓性のタブ352の上で終了し、ストリップまたは可撓性のタブ352は、ハウジング350の内側面の上に360°にわたって配置されているスロート332の一部分を構成している。
【0045】
混合チャンバが調理器500に挿入されるとき、フック213は、次いで、スロット351によってガイドされ、可撓性のタブ352を上昇させ、スロート332に到達する。したがって、混合チャンバは、ハウジング350と一体になり、開口部211が上部にある。第1の調理局面は、重力によって混合チャンバ200の中へ原料を供給すること、および、第1の回転方向に回転する混合パドル100によって混合することから始まることが可能である。
【0046】
次いで、混合パドルが停止され、混合チャンバ200は、ギヤードモーター340によって枢動させられ、開口部211が混合チャンバ200の下側部を通るようにさせる。この移動は、フック213を収容するスロート332によって許容およびガイドされる。
【0047】
混合チャンバ200は、分配位置に停止され、開口部211が低い位置にある状態になり、次いで、混合パドルは、第2の回転方向にしたがった回転の状態にされ、開口部211を通して原料をマッシュの形態で排出することが可能である。開口部は、面取りされた縁部を有しており、マッシュが開口部211の縁部に詰まることを防止する。
【0048】
最後に、混合チャンバ200が空になると、混合パドル100は、再び停止され得、混合チャンバ200は、再び枢動させられ、混合位置へ戻ることが可能である。キャップ(たとえば、カバー220)において、混合チャンバ200の外側部分をつかむことによって、可撓性のタブがフック213を解放することが可能であるので、新しい調理を開始すること、またはユーザーによって混合チャンバ200を取り外すことができる。
【0049】
再び、図7において、スクリュー420とともに、乾燥飼料を貯蔵するための手段を形成するトレイ410を見ることが可能であり、スクリュー420は、螺旋形スクリューであることが可能であり、電気モーター430に接続されており、電気モーター430は、ギヤードモーターであることが可能である。したがって、スクリュー420は、トレイ410から乾燥飼料を移動し、分配エリア700へ、すなわち(混合チャンバ200が第1の位置にあるため)開口部211の上方にそれを輸送するように設計されている。
【0050】
図7では、取り外し可能なカートリッジ610も見ることができ、取り外し可能なカートリッジ610は、分配エリア700の上方に位置決めされており、ビタミン、微量元素、健康製品(たとえば、駆虫製品など)などの食品サプリメントを収容しており、動物の必要に応じて、調理されることとなる配合飼料をパーソナライズおよび調整するようになっている。取り外し可能なカートリッジ610は、理想的には、液体またはペーストの形態で食品サプリメントを収容しており、調理器500は、モーター630を含み、モーター630は、ピストン620を移動させるように設計されており、混合チャンバ200の中へ落下するように所定の量の食品サプリメントを押し込むようになっている。
【0051】
取り外し可能なカートリッジ610は、サポート611の上に装着されており、サポート611は、それを受容し、割り出しピン612(図12に見ることができる)を介してそれを割り出すことを可能にし、調理器500の中にそれを正しく位置決めするようになっている。
【0052】
図11において見られるように、調理器500は、液体リザーバー800を含み、液体リザーバー800は、液体貯留手段を形成するように設計されており、たとえば、水を貯留するように設計されている。液体リザーバー800は、取り外し可能に装着されており、それが、容易に充填され、洗浄され、または、乾燥され得るようになっている。
【0053】
液体リザーバー800は、供給チャネル810に接続されており、供給チャネル810の下流端部811が、図9に見られる。この断面図において、開口部211の一部、および、分配エリア700を画定する壁部710を見ることができる。したがって、供給チャネル810の下流端部811は、開口部211の上方に位置決めされているが、それは、また、壁部710に対してオフセットされており、分配エリアの壁部710の上の、また、開口部211の壁部との、水の任意の接触または流出を防止し、それは、乾燥飼料がこれらの壁部に付着して汚すことを防止することとなる。したがって、下流端部811は、開口部211に向かい合っており、それは、乾燥飼料および食品サプリメントの供給に対してオフセットされており、これらの3つの原料が、互いに接触することなく、混合チャンバ200に同時に加えられ得るようになっており、分配エリア700の中の汚れ(それは、取り外し可能でない)を防止する。
【0054】
当業者に明らかなさまざまな修正および/または改善が、添付の特許請求の範囲によって定義されている本発明の文脈から逸脱することなく、本明細書で説明されている本発明のさまざまな実施形態に対して行われ得るということが理解されることとなる。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5a】
【図5b】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【国際調査報告】