(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】2019523451
(43)【公表日】20190822
(54)【発明の名称】フレキシブル折り畳み表示画面及び製造方法
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20190726BHJP
   G06F 3/041 20060101ALI20190726BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20190726BHJP
   G09F 9/302 20060101ALI20190726BHJP
【FI】
   !G09F9/00 338
   !G06F3/041 640
   !G09F9/30 308Z
   !G09F9/302 Z
   !G09F9/00 346A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】16
(21)【出願番号】2019503957
(86)(22)【出願日】20170919
(85)【翻訳文提出日】20190125
(86)【国際出願番号】CN2017102279
(87)【国際公開番号】WO2018059276
(87)【国際公開日】20180405
(31)【優先権主張番号】201610864036.3
(32)【優先日】20160929
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】515179314
【氏名又は名称】昆山工研院新型平板顕示技術中心有限公司
【氏名又は名称原語表記】KUNSHAN NEW FLAT PANEL DISPLAY TECHNOLOGY CENTER CO., LTD.
【住所又は居所】中国江蘇省昆山市玉山鎮晨豐路188号3号房
【住所又は居所原語表記】Building No.3,No.188 Chenfeng Road,Yushan Town,Kunshan,Jiangsu 215300,CHINA
(71)【出願人】
【識別番号】515179325
【氏名又は名称】昆山国顕光電有限公司
【氏名又は名称原語表記】KUNSHAN GO−VISIONOX OPTO−ELECTRONICS CO., LTD.
【住所又は居所】中国江蘇省昆山市開発区龍騰路1号4棟
【住所又は居所原語表記】Building 4, No. 1, Longteng Road, Development Zone Kunshan, Jiangsu, People’s Republic of China
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】丁立薇
【住所又は居所】中国江蘇省昆山市昆山高新区晨豐路188号
(72)【発明者】
【氏名】黄秀▲チ▼
【住所又は居所】中国江蘇省昆山市昆山高新区晨豐路188号
(72)【発明者】
【氏名】朱暉
【住所又は居所】中国江蘇省昆山市昆山高新区晨豐路188号
(72)【発明者】
【氏名】張小宝
【住所又は居所】中国江蘇省昆山市昆山高新区晨豐路188号
【テーマコード(参考)】
5C094
5G435
【Fターム(参考)】
5C094AA36
5C094AA43
5C094DA06
5C094DA09
5C094FA03
5C094FA04
5C094GB01
5G435AA07
5G435AA17
5G435EE17
5G435EE37
5G435KK05
(57)【要約】
本発明は、フレキシブル折り畳みディスプレイ及び製造方法を提供する。この方法は、ガラス基板上にフレキシブル画面本体を形成するステップであって、該フレキシブル画面本体は、表示領域とフレキシブル画面本体の端部にある硬化組立領域とを含むステップと、硬化組立領域内に制御IC回路を配置するステップと、表示領域に結合されたガラス基板を剥離するステップとを含む。本発明は、既存のフレキシブル画面本体の特性を十分に利用し、既存の表示画面製品を十分に利用し、市場の要求を満たすフレキシブル表示画面を形成することができる。容易に曲げられたり折り畳まれたりしない部材を、剥離する必要がないフレキシブル画面本体の硬化組立領域に集中させることにより、フレキシブル画面本体が曲げられたり、剥離される過程で画面本体回路やドライバチップが破損して表示効果が低下するという技術的課題が解決される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガラス基板上にフレキシブル画面本体を形成するステップであって、前記フレキシブル画面本体は、表示領域と前記フレキシブル画面本体の端部にある硬化組立領域とを含むステップと、
前記硬化組立領域内に制御IC回路を配置するステップと、
前記表示領域に対応するガラス基板を剥離するステップと、
を含むことを特徴とするフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法。
【請求項2】
前記フレキシブル画面本体の端部は、フレキシブル画面本体の延伸方向の一縁部、フレキシブル画面本体の延伸方向の対向する縁部、前記一縁部の一部、又は前記対向する縁部の一部である、
ことを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法。
【請求項3】
前記表示領域の縁部に画素疎領域を設置し、画素疎領域内に配置された画素ユニットの画素ユニット密度は、画素疎領域外の画素ユニットの画素ユニット密度より小さく、画素疎領域内の隣接する画素ユニットのピッチは、信号線の外径に適合する、
ことを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法。
【請求項4】
前記表示領域の縁部に画素疎領域を設置し、画素疎領域内の隣接する画素ユニットにより画素マトリックスを構成し、画素マトリックスは均一に配置され、画素疎領域内の隣接する画素マトリックスのピッチは、信号線の外径に適合する、
ことを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法。
【請求項5】
前記表示領域の縁部に画素疎領域を設置し、画素疎領域内において、内側から外側に向かって、画素ユニット密度は徐々に小さくなり、隣接する画素ユニットのピッチは信号線の外径に適合するとともに徐々に大きくなる、
ことを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法。
【請求項6】
表示領域に結合されたガラス基板を剥離する前記ステップは、レーザリフトオフ技術を使用する、
ことを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法。
【請求項7】
硬化組立領域に対応するガラス基板上にタッチ入力領域を配置するステップを更に含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法。
【請求項8】
フレキシブル折り畳み表示画面であって、フレキシブル画面本体(01)、ガラス基板(02)及び制御IC回路(03)を備え、フレキシブル画面本体(01)の端部には硬化組立領域(11)が画定され、硬化組立領域(11)以外のフレキシブル画面本体は表示領域とされ、硬化組立領域(11)の上部には制御IC回路(03)が配置され、硬化組立領域(11)の底部にはガラス基板(02)が配置される、
ことを特徴とするフレキシブル折り畳み表示画面。
【請求項9】
前記表示領域の縁部には画素疎領域(12)が設置され、画素疎領域(12)内に配置された画素ユニット(19)の画素ユニット密度は、画素疎領域(12)外の画素ユニット(19)の画素ユニット密度より小さく、画素疎領域(12)内の隣接する画素ユニット(19)のピッチは、信号線の外径に適合する、
ことを特徴とする請求項8に記載のフレキシブル折り畳み表示画面。
【請求項10】
前記表示領域の縁部には画素疎領域(12)が設置され、画素疎領域内において、内側から外側に向かって、画素ユニット密度は徐々に小さくなり、隣接する画素ユニットのピッチは信号線の外径に適合するとともに徐々に大きくなり、
あるいは、画素疎領域(12)内では、隣接する幾つかの画素ユニット(19)により画素マトリックス(13)を構成し、画素マトリックス(13)は均一に配置され、隣接する画素マトリックスのピッチは信号線の外径に適合する、
ことを特徴とする請求項8に記載のフレキシブル折り畳み表示画面。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は表示画面の構造及び製造方法に関し、特にフレキシブル折り畳み表示画面の構造及び製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
フレキシブル表示画面は、フレキシブル変形の利点を有し、大きな角度で曲げられたり折り畳まれたりすることができ、そのような画面の使用により、機器の携帯性を効果的に向上させることができる。フレキシブル表示技術の成熟に伴い、フレキシブル表示画面が徐々に携帯電話やタブレットなどのモバイル機器に組み込まれ、人々の生活の主要なツールになっている。
【0003】
既存の(剛性又は半剛性)表示画面は、一般的に、順に結合されたガラス基板(層)、フレキシブル画面本体(層)及び制御IC回路(層)を含む。画像を表示するためのフレキシブル画面本体は、フレキシブル基板上に密集して配置された画素ユニットと、画素ユニットの周辺に配置され、フレキシブル画面本体の縁部に配線された信号線(線束)とを含む。制御信号又は電力信号を生成するための制御IC回路は、フレキシブル回路基板(FPC)でパッチ素子及び硬化封止された集積回路モジュールを担持する。フレキシブル画面本体を支持するとともに固定して形成するためのガラス基板は、弾性と剛性を有するガラス基板を使用する。また、半硬化セルや大体積のパワーデバイスを含む電源回路も含まれる。
【0004】
いかにして画面全体からフレキシブル画面本体のみを分離し、フレキシブル画面本体の特性を十分に利用し良好な表示効果を形成し、フレキシブル画面本体の表示品質を実現し、表示効果及び品質を保証しながら制御回路の好ましくない影響を排除するかについては、新たな設計又は技術的改善が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上のことに鑑みて、本発明の実施例は、フレキシブル画面本体が曲げられたり、剥離される過程で画面本体回路やドライバチップが破損して表示効果が低下するという技術的課題を解決するフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法を提供する。
【0006】
本発明の実施例は、既存のモバイル機器がフレキシブル画面本体を十分に利用して表示効果を向上させることができないという技術的課題を解決するフレキシブル折り畳み表示画面をさらに提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法は、ガラス基板上にフレキシブル画面本体を形成するステップであって、該フレキシブル画面本体は、表示領域とフレキシブル画面本体の端部にある硬化組立領域とを含むステップと、硬化組立領域内に制御IC回路を配置するステップと、表示領域に対応するガラス基板を剥離するステップとを含む。
【0008】
本発明の一実施例では、フレキシブル画面本体の端部は、フレキシブル画面本体の延伸方向の一縁部、フレキシブル画面本体の延伸方向の対向する縁部、前記一縁部の一部、又は前記対向する縁部の一部である。
【0009】
本発明の一実施例では、表示領域の縁部に画素疎領域を設置し、画素疎領域内に配置された画素ユニットの画素ユニット密度は、画素疎領域外の画素ユニットの画素ユニット密度より小さく、画素疎領域内の隣接する画素ユニットのピッチは、信号線の外径に適合する。
【0010】
本発明の一実施例では、表示領域の縁部に画素疎領域を設置し、画素疎領域内の隣接する画素ユニットにより画素マトリックスを構成し、画素マトリックスは均一に配置され、画素疎領域内の隣接する画素マトリックスのピッチは、信号線の外径に適合する。
【0011】
本発明の一実施例では、表示領域の縁部に画素疎領域を設置し、画素疎領域内において、内側から外側に向かって、画素ユニット密度は徐々に小さくなり、隣接する画素ユニットのピッチは信号線の外径に適合するとともに徐々に大きくなる。
【0012】
本発明の一実施例では、表示領域に結合されたガラス基板を剥離するステップは、レーザリフトオフ技術を使用する。本発明の一実施例では、この方法は、硬化組立領域のガラス基板上にタッチ入力領域を配置するステップをさらに含む。
【0013】
本発明のフレキシブル折り畳み表示画面は、フレキシブル画面本体、ガラス基板及び制御IC回路を含む。フレキシブル画面本体の端部には硬化組立領域が画定され、硬化組立領域以外のフレキシブル画面本体は表示領域とされ、硬化組立領域の上部には制御IC回路が配置され、硬化組立領域の底部にはガラス基板が配置される。
【0014】
本発明の一実施例では、表示領域の縁部に画素疎領域が設置され、画素疎領域内に配置された画素ユニットの画素ユニット密度は、画素疎領域外の画素ユニットの画素ユニット密度より小さく、画素疎領域内の隣接する画素ユニットのピッチは、信号線の外径に適合する。
【0015】
本発明の一実施例では、表示領域の縁部には画素疎領域が設置され、画素疎領域内において、内側から外側に向かって、画素ユニット密度は徐々に小さくなり、隣接する画素ユニットのピッチは信号線の外径に適合するとともに徐々に大きくなる。あるいは、画素疎領域内では、隣接する幾つかの画素ユニットにより画素マトリックスを構成し、画素マトリックスは均一に配置され、隣接する画素マトリックスのピッチは信号線の外径に適合する。
【0016】
本発明のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法は、既存のフレキシブル画面本体の特性を十分に利用し、既存の表示画面製品を十分に利用し、市場の要求を満たすフレキシブル表示画面を形成することができる。容易に曲げられたり折り畳まれたりしない部材を、剥離する必要がないフレキシブル画面本体の硬化組立領域に集中させることにより、フレキシブル画面本体が曲げられたり剥離される過程で画面本体回路やドライバチップが破損して表示効果が低下するという技術的課題が解決される。
【0017】
本発明のフレキシブル折り畳み表示画面は、信頼性の高い品質を有し、フレキシブルプラットフォームを十分に利用し、表示領域によって形成された画面は、フレームなしで表示することができ、同時に制御信号及び電力信号の信頼できる伝送を保証する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明のフレキシブル折り畳み表示画面の一実施例の正面断面図である。
【図2】本発明のフレキシブル折り畳み表示画面の一実施例における表示領域のフレキシブル画面本体の画素ユニット配列の構造模式図(平面図)である。
【図3】本発明のフレキシブル折り畳み表示画面の別の実施例における表示領域のフレキシブル画面本体の画素ユニット配列の構造模式図(平面図)である。
【図4】本発明のフレキシブル折り畳み表示画面の他の実施例における表示領域のフレキシブル画面本体の画素配列の構造模式図(平面図)である。
【図5】本発明のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明は、出願人により2016年9月29日に出願された、「フレキシブル折り畳み表示画面及び製造方法」を名称とする中国特許出願第CN201610864036.3号の優先権を主張する。上記出願の全内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0020】
以下、本発明の実施形態に係る添付図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る技術的解決手段を明確かつ詳細に説明する。当然ながら、ここで説明する実施形態は本発明の諸実施形態の全てではなく一部にすぎない。当業者が創造的な作業なしに本発明の実施例に基づいて得られる全ての他の実施例は、本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【0021】
本実施例のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法は、フレキシブル画面本体の端部に硬化組立領域を配置するステップと、硬化組立領域内に制御IC回路を配置するステップと、硬化組立領域以外のフレキシブル画面本体を表示領域として、表示領域に結合されたガラス基板を剥離するステップと、ガラス基板のサイズを調整して、硬化組立領域に適合させるステップと、を含む。
【0022】
具体的には、ガラス基板上にフレキシブル画面本体を形成する。該フレキシブル画面本体は、表示領域と、フレキシブル画面本体の端部にある硬化組立領域とを含む。硬化組立領域内に制御IC回路を配置し、表示領域に結合されたガラス基板を剥離する。なお、制御IC回路は、硬化組立領域の内部に配置されてもよく、硬化組立領域内の上面に配置されてもよい。本発明は、それを制限しない。
【0023】
本実施例のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法は、既存のフレキシブル画面本体の特性を十分に利用し、既存の表示画面製品を十分に利用し、市場の要求を満たすフレキシブル表示画面を形成することができる。容易に曲げられたり折り畳まれたりしない部材を、剥離する必要がないフレキシブル画面本体の硬化組立領域に集中させることにより、フレキシブル画面本体とガラス基板及び制御IC回路との剥離歩留まりが保証され、画面本体の回路やドライバチップが損傷されない。
【0024】
上記フレキシブル画面本体の端部は、フレキシブル画面本体の延伸方向の一縁部、フレキシブル画面本体の延伸方向の対向する(2つの)縁部、一縁部の一部、又は対向する縁部の一部、一縁部の間隔部分、又は相対的な縁部の間隔部分であってもよい。
【0025】
上記間隔部分は、互いに離間した2以上の部分を意味する。
【0026】
本実施例のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法は、レーザリフトオフ技術を使用して、表示領域に結合されたガラス基板を剥離する。
【0027】
本実施例のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法は、レーザの直進性と高エネルギー可調整特性を利用して、正確な層分離を完成させることができ、分離面は平坦である。
【0028】
本実施例のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法は、硬化組立領域のガラス基板上にタッチ入力領域を配置するステップをさらに含む。
【0029】
上記タッチ入力領域は、ガラス基板の任意の位置、例えば、フレキシブル画面本体に近接するガラス基板の一方の側と表示領域との間、又はフレキシブル画面本体から離れたガラス基板の他方の側に配置されてもよい。本発明はこれを限定しない。
【0030】
本実施例のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法は、支持作用のみを果たすガラス基板を十分に利用し、固定されたインタラクティブ信号入力構造や入力回路を形成して、空間構造を余分に追加することなく、固定された入力インターフェースを得ることを保証する。
【0031】
タッチ入力領域を配置する上記ステップは、対応する回路配置及び回路接続を含む。
【0032】
また、従来技術では、表示領域の縁部に配線された信号線束によって形成された単色の帯が、フレキシブル画面本体の縁部に、例えば黒色の単色フレームをさらに形成し、フレキシブル画面本体の全体的な表示効果に影響を及ぼしていた。この欠点に対して、本実施例のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法は、表示領域の縁部に画素疎領域を設置し、画素疎領域内に配置された画素ユニットの画素ユニット密度は、画素疎領域外の画素ユニットの画素ユニット密度より小さく、画素疎領域内の隣接する画素ユニットのピッチを、信号線の外径に適合させるステップと、画素疎領域の画素ユニットの間に、信号線を均一に配置するステップとをさらに含む。
【0033】
上記画素ユニット密度は、単位面積内に配置された画素ユニットの数を意味する。
【0034】
本実施例のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法は、表示領域のフレキシブル画面本体の縁部の画素ユニット密度を小さくすることによって、画素ユニットを用いて表示領域の縁部で信号線の配線に使用できる小さな配線区間を区画する。それらの配線空間の整然とした分布のために、線束内の信号線はできるだけ均一に分布することができ、同時に画素ユニットの発光によって生じる回折と輝度効果は、単一の信号線による反射差を効果的に低減することができる。このようにして、表示領域の縁部の単色の帯が除去され、フレームレス効果が形成され、フレキシブル画面本体の全体的な表示効果が著しく向上する。
【0035】
本実施例のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法は、画素疎領域において、隣接する画素ユニットにより画素マトリックスを構成し、画素マトリックスを均一に配置し、画素疎領域内の隣接する画素マトリックスのピッチを信号線の外径に適合させるステップと、信号線を均一に配置するステップとをさらに含む。
【0036】
上記画素マトリックスは、隣接する画素ユニットによって、三角形、矩形、菱形又は他の多角形の輪郭を形成することができる。
【0037】
本実施例のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法は、画素疎領域において画素ユニット密度を局所的に調整して、信号線の数と配線距離に適合させることができる。
【0038】
本実施例のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法は、画素疎領域において、内側(垂直または非垂直にフレキシブル画面本体の中央部に向かう側)から外側(垂直または非垂直にフレキシブル画面本体の縁部に向かう側)に向かって、画素ユニット密度を徐々に小さくし、画素疎領域において、画素ユニットのピッチを信号線の外径に適合させるとともに、画素ユニットのピッチを徐々に大きくするステップと、画素疎領域の画素ユニットの間に、信号線を均一に配置するステップとをさらに含む。
【0039】
画素疎領域外の画素ユニット密度は、画素疎領域における内側の画素ユニット密度より大きく、画素疎領域における内側の画素ユニット密度は、画素疎領域における外側の画素ユニット密度より大きい。
【0040】
本実施例のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法は、表示効果を保証することを前提として、画素疎領域に疎な配線領域と密な配線領域を形成して、信号線束の合理的な配線を保証し、最縁部における密な配線は視覚効果上の品質が最も低いものの、単色の帯によるフレームが形成されないことを保証し、フレームレス効果を達成することができる。
【0041】
図1は、本発明のフレキシブル折り畳み表示画面の一実施例の正面断面図である。図1に示されるように、本発明の実施例のフレキシブル折り畳み表示画面は、フレキシブル画面本体01、ガラス基板02及び制御IC回路03を含む。フレキシブル画面本体01の端部には硬化組立領域11が画定され、硬化組立領域11以外のフレキシブル画面本体は表示領域とされ、硬化組立領域11の上部には制御IC回路03が配置され、硬化組立領域11の底部にはガラス基板02が配置される。
【0042】
図2は、本発明のフレキシブル折り畳み表示画面の一実施例における表示領域のフレキシブル画面本体の画素ユニット配列の構造模式図(平面図)である。図2に示されるように、本発明の実施例のフレキシブル折り畳み表示画面は、表示領域のフレキシブル画面本体01の縁部に画素疎領域12が配置され、画素疎領域12内に配置された画素ユニット19の密度は、画素疎領域12外の画素ユニット19の密度より小さい。
【0043】
画素疎領域12内の画素ユニット19のピッチは、信号線の外径に適合し、信号線の外径に等しいかわずかに大きい。
【0044】
画素疎領域12の画素ユニット19の間には、信号線が均一に配置される。
【0045】
図3は、本発明のフレキシブル折り畳み表示画面の別の実施例における表示領域のフレキシブル画面本体の画素ユニット配列の構造模式図(平面図)である。図3に示されるように、先の実施例の基本構造をそのまま保持することを前提として、画素疎領域12において、隣接する幾つかの画素ユニット19により画素マトリックス13を構成し、画素マトリックス13は均一に配置される。
【0046】
画素疎領域12内の隣接する画素マトリックスのピッチは、信号線の外径に適合する。
【0047】
画素疎領域12内の画素マトリックス13の間には、信号線が均一に配置される。
【0048】
図4は、本発明のフレキシブル折り畳み表示画面の他の実施例における表示領域のフレキシブル画面本体の画素配列の構造模式図(平面図)である。図4に示されるように、先の実施例の基本構造をそのまま保持することを前提として、画素疎領域12において、内側から外側に向かって、画素ユニット19の密度は徐々に小さくなる。画素疎領域12内の画素セルのピッチについては、内側から外側に向かって、画素ユニットのピッチは信号線の外径に適合するとともに、画素ユニットのピッチは徐々に大きくなる。
【0049】
画素疎領域の画素ユニットの間に、信号線が均一に配置される。
【0050】
図5は、本発明のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法のフローチャートである。図5に示されるように、この方法はステップS510〜ステップS530を含む。ステップ510では、ガラス基板上にフレキシブル画面本体を形成する。該フレキシブル画面本体は、表示領域と、フレキシブル画面本体の端部にある硬化組立領域とを含む。
【0051】
ステップ520では、硬化組立領域内に制御IC回路を配置する。
【0052】
ステップ530では、表示領域に対応するガラス基板を剥離する。
【0053】
本発明の実施例では、例えば、表示領域に対応するガラス基板を剥離して、剥離後の残りのガラス基板が硬化組立領域に適合するように、ガラス基板のサイズを調整する。
【0054】
上述は本発明の好適な実施形態に過ぎず、本発明はこれに限定されるものでなく、本発明の精神及び原則内に属する限り、行われるすべての修正、同等の置き換えなどは、いずれも本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0055】
本発明のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法は、容易に曲げられたり折り畳まれたりしない部材を、剥離する必要がないフレキシブル画面本体の硬化組立領域に集中させることにより、フレキシブル画面本体とガラス基板及び制御IC回路との剥離歩留まりを保証し、画面本体の回路やドライバチップを損傷しない。本発明のフレキシブル折り畳み表示画面は、信頼性の高い品質を有し、フレキシブルプラットフォームを十分に利用し、表示領域によって形成された画面は、フレームレスで表示することができ、同時に制御信号及び電力信号の信頼できる伝送を保証する。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【手続補正書】
【提出日】20190125
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本発明のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法は、ガラス基板上にフレキシブル画面本体を形成するステップであって、該フレキシブル画面本体は、表示領域とフレキシブル画面本体の端部にある硬化組立領域とを含むステップと、硬化組立領域内に制御IC回路を配置するステップと、表示領域に対応するガラス基板の一部を剥離するステップとを含む。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
本発明の一実施例では、表示領域に結合されたガラス基板の一部を剥離するステップは、レーザリフトオフ技術を使用し、この方法は、硬化組立領域のガラス基板上にタッチ入力領域を配置するステップをさらに含む。
【手続補正3】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガラス基板上にフレキシブル画面本体を形成するステップであって、前記フレキシブル画面本体は、表示領域と前記フレキシブル画面本体の端部にある硬化組立領域とを含むステップと、
前記硬化組立領域内に制御IC回路を配置するステップと、
前記表示領域に対応するガラス基板の一部を剥離するステップとを含む、
ことを特徴とするフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法。
【請求項2】
前記フレキシブル画面本体の端部は、フレキシブル画面本体の延伸方向の一縁部、フレキシブル画面本体の延伸方向の対向する縁部、前記一縁部の一部、又は前記対向する縁部の一部である、
ことを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法。
【請求項3】
前記表示領域の縁部に画素疎領域を設置し、画素疎領域内に配置された画素ユニットの画素ユニット密度は、画素疎領域外の画素ユニットの画素ユニット密度より小さく、画素疎領域内の隣接する画素ユニットのピッチは、信号線の外径に適合する、
ことを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法。
【請求項4】
前記表示領域の縁部に画素疎領域を設置し、画素疎領域内の隣接する画素ユニットにより画素マトリックスを構成し、画素マトリックスは均一に配置され、画素疎領域内の隣接する画素マトリックスのピッチは、信号線の外径に適合する、
ことを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法。
【請求項5】
前記表示領域の縁部に画素疎領域を設置し、画素疎領域内において、内側から外側に向かって、画素ユニット密度は徐々に小さくなり、隣接する画素ユニットのピッチは信号線の外径に適合するとともに徐々に大きくなる、
ことを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法。
【請求項6】
表示領域に結合されたガラス基板の一部を剥離する前記ステップは、レーザリフトオフ技術を使用硬化組立領域に対応するガラス基板上にタッチ入力領域を配置するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のフレキシブル折り畳み表示画面の製造方法。
【請求項7】
フレキシブル折り畳み表示画面であって、フレキシブル画面本体(01)、ガラス基板(02)及び制御IC回路(03)を備え、フレキシブル画面本体(01)の端部には硬化組立領域(11)が画定され、硬化組立領域(11)以外のフレキシブル画面本体は表示領域とされ、硬化組立領域(11)の上部には制御IC回路(03)が配置され、硬化組立領域(11)の底部にはガラス基板(02)が配置される、
ことを特徴とするフレキシブル折り畳み表示画面。
【請求項8】
前記表示領域の縁部には画素疎領域(12)が設置され、画素疎領域(12)内に配置された画素ユニット(19)の画素ユニット密度は、画素疎領域(12)外の画素ユニット(19)の画素ユニット密度より小さく、画素疎領域(12)内の隣接する画素ユニット(19)のピッチは、信号線の外径に適合する、
ことを特徴とする請求項に記載のフレキシブル折り畳み表示画面。
【請求項9】
前記表示領域の縁部には画素疎領域(12)が設置され、画素疎領域内において、内側から外側に向かって、画素ユニット密度は徐々に小さくなり、隣接する画素ユニットのピッチは信号線の外径に適合するとともに徐々に大きくなり、
あるいは、画素疎領域(12)内では、隣接する幾つかの画素ユニット(19)により画素マトリックス(13)を構成し、画素マトリックス(13)は均一に配置され、隣接する画素マトリックスのピッチは信号線の外径に適合する、
ことを特徴とする請求項に記載のフレキシブル折り畳み表示画面。
【国際調査報告】