(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】2019524038
(43)【公表日】20190829
(54)【発明の名称】広帯域不法無線信号の探知方法
(51)【国際特許分類】
   H04B 17/345 20150101AFI20190802BHJP
   H04B 1/7163 20110101ALI20190802BHJP
   G01R 23/173 20060101ALI20190802BHJP
   G01R 29/08 20060101ALI20190802BHJP
【FI】
   !H04B17/345
   !H04B1/7163
   !G01R23/173 H
   !G01R29/08 B
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】16
(21)【出願番号】2019517745
(86)(22)【出願日】20170605
(85)【翻訳文提出日】20181210
(86)【国際出願番号】KR2017005834
(87)【国際公開番号】WO2017217683
(87)【国際公開日】20171221
(31)【優先権主張番号】10-2016-0073387
(32)【優先日】20160613
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA
(71)【出願人】
【識別番号】518438678
【氏名又は名称】ジスン インコーポレイテッド
【住所又は居所】大韓民国 08377 ソウル クロ−グ ディジタル−ロ 33−ギル 28 810 811ホ(クロ−ドン ウリムイービズセンター ファースト)
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】ハン,ドン−ジン
【住所又は居所】大韓民国 06285 ソウル カンナム−グ ヨンドン−デーロ 220 8−609(テチ−ドン サンヨンアパート)
(72)【発明者】
【氏名】イ,チャン−イク
【住所又は居所】大韓民国 01775 ソウル ノウォン−グ ドンイル−ロ 207−ギル 186 106−403(ハゲ−ドン ハギョウルチョングアパート)
(72)【発明者】
【氏名】ホン,ソン
【住所又は居所】大韓民国 10504 キョンギ−ド コヤン−シ ドギャン−グ ファシン−ロ 233 1507−1305(ファジョン−ドン オクビッマウル)
(72)【発明者】
【氏名】シン,ヒョン−ヨン
【住所又は居所】大韓民国 14305 キョンギ−ド クァンミョン−シ クムダン−ロ 13 709−1109(ハアン−ドン コチュンジュゴンアパート)
(57)【要約】
広帯域不法無線信号の探知方法を提供する。
本発明の特徴は、受信部が、不法無線信号を探知すべき場所の周りの無線信号を受信するステップと、探知部が、前記受信される周りの無線信号のうち、予め設定された周波数帯域の信号を基本解像度で取り出す基本解像度スペクトルを生成し、前記基本解像度の正の整数倍の解像度で取り出す倍数の解像度スペクトルを生成することにより、基準多重スペクトルテーブルを作成して基準周波数情報を生成するステップと、前記探知部が、前記探知すべき場所において探知される探知無線信号のうち、前記予め設定された周波数帯域の信号を前記基本解像度で取り出す基本解像度スペクトルを生成し、前記基本解像度の正の整数倍の解像度で取り出す倍数の解像度スペクトルを生成することにより、探知多重スペクトルテーブルを作成して探知周波数情報を生成するステップと、検出部が、前記探知多重スペクトルテーブルに前記基準多重スペクトルテーブルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在するか否かを確認するステップと、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信部が、不法無線信号を探知すべき場所の周りの無線信号を受信するステップと、
探知部が、前記受信される周りの無線信号のうち、予め設定された周波数帯域の信号を基本解像度で取り出す基本解像度スペクトルを生成し、前記基本解像度の正の整数倍の解像度で取り出す倍数の解像度スペクトルを生成することにより、基準多重スペクトルテーブルを作成して基準周波数情報を生成するステップと、
前記探知部が、前記探知すべき場所において探知される探知無線信号のうち、前記予め設定された周波数帯域の信号を前記基本解像度で取り出す基本解像度スペクトルを生成し、前記基本解像度の正の整数倍の解像度で取り出す倍数の解像度スペクトルを生成することにより、探知多重スペクトルテーブルを作成して探知周波数情報を生成するステップと、
検出部が、前記探知多重スペクトルテーブルに前記基準多重スペクトルテーブルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在するか否かを確認するステップと、
を含む広帯域不法無線信号の探知方法。
【請求項2】
前記探知多重スペクトルテーブルの倍数の解像度スペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの倍数の解像度スペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在すると確認される場合に、前記検出部が、前記探知多重スペクトルテーブルの基本解像度スペクトルの信号強さ値と、前記基準多重スペクトルテーブルの基本解像度スペクトルの信号強さ値とを比較して、前記探知多重スペクトルテーブルの基本解像度スペクトルに前記基準多重スペクトルテーブルの基本解像度スペクトルよりも大きな信号強さ値が存在するか否かを確認するステップをさらに含む請求項1に記載の広帯域不法無線信号の探知方法。
【請求項3】
前記探知多重スペクトルテーブルの基本解像度スペクトルの信号強さ値と、前記基準多重スペクトルテーブルの基本解像度スペクトルの信号強さ値とを比較して、前記探知多重スペクトルテーブルの基本解像度スペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの基本解像度スペクトルよりも大きな信号強さ値が存在しないと確認される場合に、前記検出部が、前記探知無線信号のうち、不法無線信号が探知されたと確認するステップをさらに含む請求項2に記載の広帯域不法無線信号の探知方法。
【請求項4】
前記探知無線信号のうち、不法無線信号が探知されたと確認される場合に、前記検出部が、前記基準多重スペクトルテーブルと、前記探知多重スペクトルテーブルと、前記不法無線信号が探知されたと確認された旨と、を格納部に格納するステップをさらに含む請求項3に記載の広帯域不法無線信号の探知方法。
【請求項5】
前記探知無線信号のうち、不法無線信号が探知されたと確認される場合に、前記検出部が、前記不法無線信号が探知されたと確認された旨をディスプレイ部に表示するステップをさらに含む請求項3に記載の広帯域不法無線信号の探知方法。
【請求項6】
受信部が、不法無線信号を探知すべき場所の周りの無線信号を受信するステップと、
探知部が、前記受信される周りの無線信号のうち、予め設定された周波数帯域の信号を基本解像度で取り出す基本解像度スペクトルを生成し、前記基本解像度の多数の正の整数倍の解像度で取り出す多数の倍数の解像度スペクトルを生成することにより、基準多重スペクトルテーブルを作成して基準周波数情報を生成するステップと、
前記探知部が、前記探知すべき場所において探知される探知無線信号のうち、前記予め設定された周波数帯域の信号を前記基本解像度で取り出す基本解像度スペクトルを生成し、前記基本解像度の多数の正の整数倍の解像度で取り出す多数の倍数の解像度スペクトルを生成することにより、探知多重スペクトルテーブルを作成して探知周波数情報を生成するステップと、
検出部が、前記探知多重スペクトルテーブルに、前記基準多重スペクトルテーブルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在するか否かを確認するステップと、
を含む広帯域不法無線信号の探知方法。
【請求項7】
前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度スペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度スペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在すると確認される場合に、前記検出部が前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値と、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値とを比較して、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在するか否かを確認するステップをさらに含む請求項6に記載の広帯域不法無線信号の探知方法。
【請求項8】
前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在しないと確認される場合に、前記検出部が、前記探知無線信号のうち、不法無線信号が探知されたと確認するステップをさらに含む請求項7に記載の広帯域不法無線信号の探知方法。
【請求項9】
前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度スペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度スペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在しないと確認される場合に、前記検出部が、前記検出部が前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値と、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値とを比較して、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在するか否かを確認するステップをさらに含む請求項6に記載の広帯域不法無線信号の探知方法。
【請求項10】
前記検出部が、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在すると確認される場合に、前記検出部が、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の2番目の下位倍数のスペクトルの信号強さ値と、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の2番目の下位倍数のスペクトルの信号強さ値とを比較して、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の2番目の下位倍数のスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の2番目の下位倍数のスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在するか否かを確認するステップをさらに含む請求項9に記載の広帯域不法無線信号の探知方法。
【請求項11】
前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の2番目の下位倍数のスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の2番目の下位倍数のスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在しないと確認される場合に、前記検出部が、前記探知無線信号のうち、不法無線信号が探知されたと確認するステップをさらに含む請求項10に記載の広帯域不法無線信号の探知方法。
【請求項12】
前記探知無線信号のうち、不法無線信号が探知されたと確認される場合に、前記検出部が、前記基準多重スペクトルテーブルと、前記探知多重スペクトルテーブルと、前記不法無線信号が探知されたと確認された旨と、を格納部に格納するステップをさらに含む請求項8または請求項11に記載の広帯域不法無線信号の探知方法。
【請求項13】
前記探知無線信号のうち、不法無線信号が探知されたと確認される場合に、前記検出部が、前記不法無線信号が探知されたと確認された旨をディスプレイ部に表示するステップをさらに含む請求項8または請求項11に記載の広帯域不法無線信号の探知方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広帯域不法無線信号を探知する方法に関し、より詳しくは、周りの無線信号を基本解像度と多数の正の整数倍の解像度で取り出して作成した基準多重スペクトルテーブルと、探知無線信号を基本解像度と多数の正の整数倍の解像度で取り出して作成した探知多重スペクトルテーブルとを比較することにより、非常に広い周波数帯域にわたって低い電力の信号強さを有するスプレッドスペクトル(Spread Spectrum)を使用する不法無線信号や超広帯域(Ultra Wide Band;UWB)を使用する不法無線信号を効果的に探知することのできる広帯域不法無線信号の探知方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、不法無線信号を探知する装置は、微細な解像度で予め設定された周波数帯域の無線信号を取り出して不法無線信号を探知している。
【0003】
ところが、上述した従来の不法無線信号を探知する装置は、非常に広い周波数帯域にわたって低い電力の信号強さを有するスプレッドスペクトル(Spread Spectrum)を使用する不法無線信号や超広帯域(Ultra Wide Band;UWB)を使用する不法無線信号を探知するのに非常に弱いという問題を抱えている。
【0004】
本発明の背景技術は、大韓民国特許庁公開特許第10−2011−0022874号に2011年3月8日付けで開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国公開特許第10−2011−0022874号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した問題を解消するために案出された本発明の目的は、周りの無線信号を基本解像度と多数の正の整数倍の解像度で取り出して作成した基準多重スペクトルテーブルと、探知無線信号を基本解像度と多数の正の整数倍の解像度で取り出して作成した探知多重スペクトルテーブルとを比較することにより、非常に広い周波数帯域にわたって低い電力の信号強さを有するスプレッドスペクトル(Spread Spectrum)を使用する不法無線信号や超広帯域(Ultra Wide Band;UWB)を使用する不法無線信号を効果的に探知することのできる広帯域不法無線信号の探知方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係る広帯域不法無線信号の探知方法は、受信部が、不法無線信号を探知すべき場所の周りの無線信号を受信するステップと、探知部が、前記受信される周りの無線信号のうち、予め設定された周波数帯域の信号を基本解像度で取り出す基本解像度スペクトルを生成し、前記基本解像度の正の整数倍の解像度で取り出す倍数の解像度スペクトルを生成することにより、基準多重スペクトルテーブルを作成して基準周波数情報を生成するステップと、前記探知部が、前記探知すべき場所において探知される探知無線信号のうち、前記予め設定された周波数帯域の信号を前記基本解像度で取り出す基本解像度スペクトルを生成し、前記基本解像度の正の整数倍の解像度で取り出す倍数の解像度スペクトルを生成することにより、探知多重スペクトルテーブルを作成して探知周波数情報を生成するステップと、検出部が、前記探知多重スペクトルテーブルに前記基準多重スペクトルテーブルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在するか否かを確認するステップと、を含む。
【0008】
本発明の一実施形態に係る広帯域不法無線信号の探知方法は、前記探知多重スペクトルテーブルの倍数の解像度スペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの倍数の解像度スペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在すると確認される場合に、前記検出部が、前記探知多重スペクトルテーブルの基本解像度スペクトルの信号強さ値と、前記基準多重スペクトルテーブルの基本解像度スペクトルの信号強さ値とを比較して、前記探知多重スペクトルテーブルの基本解像度スペクトルに前記基準多重スペクトルテーブルの基本解像度スペクトルよりも大きな信号強さ値が存在するか否かを確認するステップをさらに含むことが好ましい。
【0009】
本発明の一実施形態に係る広帯域不法無線信号の探知方法は、前記探知多重スペクトルテーブルの基本解像度スペクトルの信号強さ値と、前記基準多重スペクトルテーブルの基本解像度スペクトルの信号強さ値とを比較して、前記探知多重スペクトルテーブルの基本解像度スペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの基本解像度スペクトルよりも大きな信号強さ値が存在しないと確認される場合に、前記検出部が、前記探知無線信号のうち、不法無線信号が探知されたと確認するステップをさらに含むことが好ましい。
【0010】
本発明の一実施形態に係る広帯域不法無線信号の探知方法は、前記探知無線信号のうち、不法無線信号が探知されたと確認される場合に、前記検出部が、前記基準多重スペクトルテーブルと、前記探知多重スペクトルテーブルと、前記不法無線信号が探知されたと確認された旨と、を格納部に格納するステップをさらに含むことが好ましい。
【0011】
本発明の一実施形態に係る広帯域不法無線信号の探知方法は、前記探知無線信号のうち、不法無線信号が探知されたと確認される場合に、前記検出部が、前記不法無線信号が探知されたと確認された旨をディスプレイ部に表示するステップをさらに含むことが好ましい。
【0012】
本発明の他の実施形態に係る広帯域不法無線信号の探知方法は、受信部が、不法無線信号を探知すべき場所の周りの無線信号を受信するステップと、探知部が、前記受信される周りの無線信号のうち、予め設定された周波数帯域の信号を基本解像度で取り出す基本解像度スペクトルを生成し、前記基本解像度の多数の正の整数倍の解像度で取り出す多数の倍数の解像度スペクトルを生成することにより、基準多重スペクトルテーブルを作成して基準周波数情報を生成するステップと、前記探知部が、前記探知すべき場所において探知される探知無線信号のうち、前記予め設定された周波数帯域の信号を前記基本解像度で取り出す基本解像度スペクトルを生成し、前記基本解像度の多数の正の整数倍の解像度で取り出す多数の倍数の解像度スペクトルを生成することにより、探知多重スペクトルテーブルを作成して探知周波数情報を生成するステップと、検出部が、前記探知多重スペクトルテーブルに、前記基準多重スペクトルテーブルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在するか否かを確認するステップと、を含む。
【0013】
本発明の他の実施形態に係る広帯域不法無線信号の探知方法は、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度スペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度スペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在すると確認される場合に、前記検出部が前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値と、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値とを比較して、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在するか否かを確認するステップをさらに含むことが好ましい。
【0014】
本発明の他の実施形態に係る広帯域不法無線信号の探知方法は、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在しないと確認される場合に、前記検出部が、前記探知無線信号のうち、不法無線信号が探知されたと確認するステップをさらに含むことが好ましい。
【0015】
本発明の他の実施形態に係る広帯域不法無線信号の探知方法は、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度スペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度スペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在しないと確認される場合に、前記検出部が、前記検出部が前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値と、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値とを比較して、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在するか否かを確認するステップをさらに含むことが好ましい。
【0016】
本発明の他の実施形態に係る広帯域不法無線信号の探知方法は、前記検出部が、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在すると確認される場合に、前記検出部が、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の2番目の下位倍数のスペクトルの信号強さ値と、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の2番目の下位倍数のスペクトルの信号強さ値とを比較して、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の2番目の下位倍数のスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の2番目の下位倍数のスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在するか否かを確認するステップをさらに含むことが好ましい。
【0017】
本発明の他の実施形態に係る広帯域不法無線信号の探知方法は、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の2番目の下位倍数のスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の2番目の下位倍数のスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在しないと確認される場合に、前記検出部が、前記探知無線信号のうち、不法無線信号が探知されたと確認するステップをさらに含むことが好ましい。
【0018】
本発明の他の実施形態に係る広帯域不法無線信号の探知方法は、前記探知無線信号のうち、不法無線信号が探知されたと確認される場合に、前記検出部が、前記基準多重スペクトルテーブルと、前記探知多重スペクトルテーブルと、前記不法無線信号が探知されたと確認された旨と、を格納部に格納するステップをさらに含むことが好ましい。
【0019】
本発明の他の実施形態に係る広帯域不法無線信号の探知方法は、前記探知無線信号のうち、不法無線信号が探知されたと確認される場合に、前記検出部が、前記不法無線信号が探知されたと確認された旨をディスプレイ部に表示するステップをさらに含むことが好ましい。
【発明の効果】
【0020】
本発明の実施形態に係る広帯域不法無線信号の探知方法は、周りの無線信号を基本解像度と多数の正の整数倍の解像度で取り出して作成した基準多重スペクトルテーブルと、探知無線信号を基本解像度と多数の正の整数倍の解像度で取り出して作成した探知多重スペクトルテーブルとを比較することにより、非常に広い周波数帯域にわたって低い電力の信号強さを有するスプレッドスペクトル(Spread Spectrum)を使用する不法無線信号や超広帯域(Ultra Wide Band;UWB)を使用する不法無線信号を効果的に探知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の一実施形態に係る広帯域不法無線信号の探知方法が適用されるシステムの構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る広帯域不法無線信号の探知方法に採用される基準多重スペクトルテーブルと探知多重スペクトルテーブルの構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
その他の実施形態の具体的な事項は、詳細な説明及び図面に含まれている。
【0023】
本発明の利点及び特徴、並びにこれらを達成する方法は、添付の図面と結び付けて詳細に後述されている実施形態を参照することによりなお一層明確になる。しかしながら、本発明は以下で開示される実施形態に何等限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態に具体化可能であり、単にこれらの実施形態は、本発明の開示を完全たるものにし、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者に本発明の範囲を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範囲によって定義されるだけである。明細書の全般に亘って、同じ参照符合は、同じ構成要素を指し示す。
【0024】
本発明の一実施形態に係る広帯域不法無線信号の探知方法は、まず、図1に示すように、受信部100が、不法無線信号を探知すべき場所の周りの無線信号を受信する。
【0025】
次いで、探知部200が、前記受信される周りの無線信号のうち、予め設定された周波数帯域の信号を基本解像度で取り出す基本解像度スペクトルを生成し、前記基本解像度の多数の正の整数倍の解像度で取り出す多数の倍数の解像度スペクトルを生成することにより、基準多重スペクトルテーブルを作成して基準周波数情報を生成する。
【0026】
次いで、探知部200が前記探知すべき場所において探知される探知無線信号のうち、前記予め設定された周波数帯域の信号を前記基本解像度で取り出す基本解像度スペクトルを生成し、前記基本解像度の多数の正の整数倍の解像度で取り出す多数の倍数の解像度スペクトルを生成することにより、探知多重スペクトルテーブルを作成して探知周波数情報を生成する。
【0027】
このような前記基準多重スペクトルテーブルと前記探知多重スペクトルテーブルの多数の倍数スペクトルを構成する数式は、次の通りである。
【0028】
【数1】
:最初のテーブルの解像度(基本解像度)
:n番目のテーブルの解像度
:最初のテーブルのx番目の区間の信号強さ値
(x):初のテーブルのx番目の区間の信号強さ値
例えば、前記基準多重スペクトルテーブルと前記探知多重スペクトルテーブルの基本解像度が25kHzであり、予め設定された周波数帯域が1GHzである場合に、図2に示すように、25kHzでP(1)からP(40000)までの基本解像度スペクトルを生成し、次いで、25kHzの200倍の解像度である5MHzでP(1)からP(200)までの200倍の解像度スペクトルを生成し、次いで、25kHzの400倍の解像度である10MHzでP(1)からP(100)までの400倍の解像度スペクトルを生成して、前記基準多重スペクトルテーブルと前記探知多重スペクトルテーブルを作成する。
【0029】
ここで、前記基準多重スペクトルテーブルと前記探知多重スペクトルテーブルは、必ずしも3つ以上のスペクトルとして作成される必要はなく、2つのスペクトルとして作成されてもよい。すなわち、25kHzの解像度スペクトルと200倍の解像度スペクトルだけでも、前記基準多重スペクトルテーブルと前記探知多重スペクトルテーブルを作成することができる。
【0030】
次いで、検出部400は、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値と、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値とを比較して、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在するか否かを確認する。
【0031】
具体的に、図2に示すように、前記探知多重スペクトルテーブルのP(1)からP(100)までのスペクトルの信号強さ値と、前記基準多重スペクトルテーブルのP(1)からP(100)までのスペクトルの信号強さ値とを比較して、前記探知多重スペクトルテーブルのP(1)からP(100)までのスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルのP(1)からP(100)までのスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在するか否かを確認する。
【0032】
次いで、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度スペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度スペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在すると確認される場合に、前記検出部400が、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値と、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値とを比較して、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在するか否かを確認する。
【0033】
具体的に、図2に示すように、前記探知多重スペクトルテーブルのP(1)からP(100)までのスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルのP(1)からP(100)までのスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在すると確認される場合に、前記探知多重スペクトルテーブルのP(1)からP(200)までのスペクトルの信号強さ値と、前記基準多重スペクトルテーブルのP(1)からP(200)までのスペクトルの信号強さ値とを比較して、前記探知多重スペクトルテーブルのP(1)からP(200)までのスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルP(1)からP(200)までのスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在するか否かを確認する。
【0034】
次いで、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在しないと確認される場合に、前記検出部400が、前記探知無線信号のうち、不法無線信号が探知されたと確認する。
【0035】
具体的に、図2に示すように、前記探知多重スペクトルテーブルのP(1)からP(200)までのスペクトルの信号強さ値と、前記基準多重スペクトルテーブルのP(1)からP(200)までのスペクトルの信号強さ値とを比較して、前記探知多重スペクトルテーブルのP(1)からP(200)までのスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルのP(1)からP(200)までのスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在しないと確認される場合に、前記検出部400が、前記探知無線信号のうち、不法無線信号が探知されたと確認する。
【0036】
次いで、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度スペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度スペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在しないと確認される場合に、前記検出部400が、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値と、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値とを比較して、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在するか否かを確認する。
【0037】
具体的に、図2に示すように、前記探知多重スペクトルテーブルのP(1)からP(100)までのスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルのP(1)からP(100)までのスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在しないと確認される場合に、前記探知多重スペクトルテーブルのP(1)からP(200)までのスペクトルの信号強さ値と、前記基準多重スペクトルテーブルのP(1)からP(200)までのスペクトルの信号強さ値とを比較して、前記探知多重スペクトルテーブルのP(1)からP(200)までのスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルのP(1)からP(200)までのスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在するか否かを確認する。
【0038】
次いで、前記検出部400が、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の直前の下位倍数のスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在すると確認される場合に、前記検出部400が、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の2番目の下位倍数のスペクトルの信号強さ値と、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の2番目の下位倍数のスペクトルの信号強さ値とを比較して、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の2番目の下位倍数のスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の2番目の下位倍数のスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在するか否かを確認する。
【0039】
具体的に、図2に示すように、前記探知多重スペクトルテーブルのP(1)からP(200)までのスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルのP(1)からP(200)までのスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在すると確認される場合に、前記探知多重スペクトルテーブルのP(1)からP(40000)までのスペクトルの信号強さ値と、前記基準多重スペクトルテーブルのP(1)からP(40000)までのスペクトルの信号強さ値とを比較して、前記探知多重スペクトルテーブルのP(1)からP(40000)までのスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルのP(1)からP(40000)までのスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在するか否かを確認する。
【0040】
次いで、前記探知多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の2番目の下位倍数のスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルの最も大きな倍数の解像度の2番目の下位倍数のスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在しないと確認される場合に、前記検出部400が、前記探知無線信号のうち、不法無線信号が探知されたと確認する。
【0041】
具体的に、図2に示すように、前記探知多重スペクトルテーブルのP(1)からP(40000)までのスペクトルの信号強さ値と、前記基準多重スペクトルテーブルのP(1)からP(40000)までのスペクトルの信号強さ値とを比較して、前記探知多重スペクトルテーブルのP(1)からP(40000)までのスペクトルに、前記基準多重スペクトルテーブルのP(1)からP(40000)までのスペクトルの信号強さ値よりも大きな信号強さ値が存在しないと確認される場合に、前記検出部400が、前記探知無線信号のうち、不法無線信号が探知されたと確認する。
【0042】
次いで、前記探知無線信号のうち、不法無線信号が探知されたと確認される場合に、前記検出部400が、前記基準多重スペクトルテーブルと、前記探知多重スペクトルテーブルと、前記不法無線信号が探知されたと確認された旨と、を格納部500に格納する。
【0043】
次いで、前記探知無線信号のうち、不法無線信号が探知されたと確認される場合に、前記検出部400が、前記不法無線信号が探知されたと確認された旨をディスプレイ部600に表示する。
【0044】
本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明がその技術的な思想や必須的な特徴を変更することなく、他の具体的な形態で実施可能であるということが理解できる筈である。よって、上述した実施形態は、あらゆる面において例示的なものに過ぎず、限定的ではないものと理解すべきである。
【0045】
本発明の範囲は、上述した詳細な説明よりは、特許請求の範囲によって表わされ、特許請求の範囲の意味及び範囲、並びにその均等概念から導き出されるあらゆる変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【図1】
【図2】
【国際調査報告】