(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】2019526903
(43)【公表日】20190919
(54)【発明の名称】積層型電極組立体およびこれを含むフレキシブル二次電池
(51)【国際特許分類】
   H01M 10/04 20060101AFI20190823BHJP
   H01M 2/02 20060101ALI20190823BHJP
【FI】
   !H01M10/04 Z
   !H01M2/02 K
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】16
(21)【出願番号】2019512604
(86)(22)【出願日】20170905
(85)【翻訳文提出日】20190304
(86)【国際出願番号】KR2017009671
(87)【国際公開番号】WO2018048165
(87)【国際公開日】20180315
(31)【優先権主張番号】10-2016-0114632
(32)【優先日】20160906
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ
(71)【出願人】
【識別番号】514278061
【氏名又は名称】サムスン エスディアイ カンパニー,リミテッド
【氏名又は名称原語表記】SAMSUNG SDI CO.,LTD.
【住所又は居所】大韓民国,17084,キョンギ−ド,ヨンイン−シ,キフン−ク,コンセ−ロ 150−20
【住所又は居所原語表記】150−20, Gongse−ro,Giheung−gu,Yongin−si,Gyeonggi−do 17084,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ヒェリ・オム
【住所又は居所】大韓民国・キョンギ−ド・17084・ヨンイン−シ・キフン−ク・コンセ−ロ・150−20
(72)【発明者】
【氏名】ジョントゥ・イ
【住所又は居所】大韓民国・キョンギ−ド・17084・ヨンイン−シ・キフン−ク・コンセ−ロ・150−20
(72)【発明者】
【氏名】ジュヒ・ソン
【住所又は居所】大韓民国・キョンギ−ド・17084・ヨンイン−シ・キフン−ク・コンセ−ロ・150−20
(72)【発明者】
【氏名】ダ−ウン・ハン
【住所又は居所】大韓民国・キョンギ−ド・17084・ヨンイン−シ・キフン−ク・コンセ−ロ・150−20
【テーマコード(参考)】
5H011
5H028
【Fターム(参考)】
5H011AA06
5H011CC02
5H011CC06
5H011CC10
5H028AA05
5H028AA07
5H028BB04
5H028BB17
5H028CC07
5H028CC15
(57)【要約】
本発明は、第1電極、前記第1電極の一面または両面に積層された第2電極、および前記第1電極と前記第2電極との間に位置する分離膜を含み、前記分離膜は、連続的なシート形状を有し、第1方向に折り曲げられて前記第1電極を囲み、前記第1方向と逆方向の第2方向に折り曲げられて前記第2電極を囲み、前記分離膜が折り曲げられた端部領域は、複数のパターンを含む積層型電極組立体およびこれを含むフレキシブル二次電池に関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1電極と、
前記第1電極の一面または両面に積層された第2電極と、
前記第1電極と前記第2電極との間に位置する分離膜と、
を含み、
前記分離膜は、連続的なシート形状を有し、第1方向に折り曲げられて前記第1電極を囲み、前記第1方向と逆方向の第2方向に折り曲げられて前記第2電極を囲み、
前記分離膜が折り曲げられた端部領域は、複数のパターンを含む、積層型電極組立体。
【請求項2】
前記複数のパターンは、前記折り曲げられた端部領域の折り曲げ線に沿って配列される、請求項1に記載の積層型電極組立体。
【請求項3】
前記複数のパターンは、線状パターンである、請求項2に記載の積層型電極組立体。
【請求項4】
前記複数のパターンは、円形、楕円形、三角形、四角形、多角形およびこれらの混合形態のうち少なくとも一つの形状を有する、請求項1に記載の積層型電極組立体。
【請求項5】
前記複数のパターンは、前記積層型電極組立体の垂直断面で見る時、複数の凹部および複数の凸部を含む凹凸パターンである、請求項1に記載の積層型電極組立体。
【請求項6】
前記複数のパターンは、前記積層型電極組立体の水平断面で見る時、前記折り曲げられた端部領域の折り曲げ線に沿って位置する複数の破断部を含む、請求項1に記載の積層型電極組立体。
【請求項7】
前記複数の破断部は、三角形、四角形、半円形、半楕円形およびこれらの混合形態のうち少なくとも一つの形状を有する、請求項6に記載の積層型電極組立体。
【請求項8】
前記折り曲げられた端部領域は、前記第1電極および前記第2電極と重ならない、請求項1に記載の積層型電極組立体。
【請求項9】
前記分離膜の厚さは、10μm〜20μmである、請求項1に記載の積層型電極組立体。
【請求項10】
請求項1ないし9のいずれか一項に記載の積層型電極組立体と、
前記積層型電極組立体を収容するケースと、
を含むフレキシブル二次電池。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層型電極組立体およびこれを含むフレキシブル二次電池に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、フレキシブルディスプレイ、ウェアラブル(wearable)携帯電話および時計などのようにフレキシブル電子機器の開発および商用化に関心が集中している。したがって、このようなフレキシブル電子機器に対する電源供給装置である二次電池に対してもフレキシブル特性の実現に関する要求が増加している。
【0003】
一般に、二次電池は正極と負極、および正極と負極との間に介在した分離膜を含む電極組立体を備える。
【0004】
このような電極組立体を含む二次電池にフレキシブルの特性を実現するために、比較的電極極板の損傷なしに柔軟性(flexibility)を実現できる利点があり、積層型構造を有する電極組立体をフレキシブル二次電池に適用しようとする多様な試みがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の一実施形態は、柔軟性が画期的に向上した積層型電極組立体を提供することにある。
【0006】
本発明の他の実施形態は、前記積層型電極組立体を含むフレキシブル二次電池を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、第1電極、前記第1電極の一面または両面に積層された第2電極、および前記第1電極と前記第2電極との間に位置する分離膜を含み、前記分離膜は、連続的なシート形状を有し、第1方向に巻き取られて前記第1電極を囲み、前記第1方向と逆方向の第2方向に巻き取られて前記第2電極を囲み、前記分離膜の折り曲げられた端部領域は、複数のパターンを含む積層型電極組立体を提供する。
【0008】
本発明の他の態様は、前記積層型電極組立体およびこれを収容するケースを含むフレキシブル二次電池を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一実施形態による積層型電極組立体およびこれを含むフレキシブル二次電池は、ベンディング時電極組立体に加えられる応力を均一に分散させることによってベンディング特性を顕著に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態による積層型電極組立体の分解斜視図を示す図である。
【図2】図1による積層型電極組立体の水平断面図を示す図である。
【図3】図1による積層型電極組立体の垂直断面図を示す図である。
【図4】折曲端部領域に含まれるパターンの多様な形態を例示的に示す図である。
【図5】折曲端部領域に含まれるパターンの多様な形態を例示的に示す図である。
【図6】折曲端部領域に含まれるパターンの多様な形態を例示的に示す図である。
【図7】折曲端部領域に含まれるパターンの多様な形態を例示的に示す図である。
【図8】折曲端部領域に含まれるパターンの多様な形態を例示的に示す図である。
【図9】本発明の一実施形態によるフレキシブル二次電池の斜視図を示す図である。
【図10】図9によるフレキシブル二次電池を分解して示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付する図面を参照して本発明の様々な実施形態について本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。本発明は、様々な異なる形態で具現でき、ここで説明する実施形態に限定されない。
【0012】
本発明を明確に説明するために説明と関係ない部分は省略し、明細書全体にわたって同一又は類似する構成要素に対しては、同じ参照符号を付ける。
【0013】
また、図面に示す各構成の大きさおよび厚さは、説明の便宜上任意に示すので、本発明は必ずしも図示する場合に限定されない。
【0014】
また、明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」という時、これは特に反対の意味を示す記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。
【0015】
図1は本発明の一実施形態による積層型電極組立体の斜視図を示す図であり、図2は図1による積層型電極組立体の水平断面図を示す図であり、図3は図1による積層型電極組立体の垂直断面図を示す図である。
【0016】
図1〜図3を参照すれば、本発明の一実施形態による積層型電極組立体10は、第1電極11、第2電極12、および第1電極11と第2電極12との間に位置する分離膜13を含む。
【0017】
本発明で前記分離膜13は、連続的なシート形状を有することを特徴とする。
また、分離膜13は、第1方向に折り曲げられて第1電極11を囲み、第1方向と逆方向の第2方向に折り曲げられて第2電極12を囲み得る。
【0018】
図1を参照すれば、連続的なシート形状の分離膜13は、第1方向およびこれと逆の第2方向に交互に折り曲げられる。したがって、積層型電極組立体10から分離膜13の垂直断面は、ジグザグ形状を有し得る。
【0019】
第1方向に折り曲げられた分離膜13の内部には第1電極11が位置し、第2方向に折り曲げられた分離膜13の内部には第2電極12が位置する。第1電極11および第2電極12がそれぞれ複数含まれる場合、第1電極11と第2電極12は交互に積層される。
【0020】
図2を参照すれば、本発明の分離膜13は、電極組立体10の水平断面(xy方向)で見る時、第1電極11または第2電極12より大きい大きさを有するように折り曲げられる。
【0021】
具体的には、分離膜13の短辺幅SW1は、第2電極12の短辺幅NW1より大きく、分離膜13の長辺幅SW2は、第2電極12の長辺幅NW2より大きい。
【0022】
図2には便宜上第2電極12の短辺および長辺幅NW1,NW2のみを示したが、第1電極11の短辺および長辺幅も前記第2電極12の短辺および長辺幅NW1,NW2と同じ大きさを有するように形成され得る。
【0023】
図2および図3を参照すれば、電極組立体10は一対の短辺および一対の長辺を有する形状である。
【0024】
本発明の分離膜13は折り曲げられて形成され、第1電極11および第2電極12より大きい大きさを有するので、電極組立体10の長辺側には分離膜13が第1電極11および第2電極12と重ならず、折り曲げられた分離膜13同士が重なる領域を含む。
【0025】
本発明ではこのように分離膜13が折り曲げられた端部領域で折り曲げられた分離膜13同士が重なる領域を折曲端部領域Aという。
【0026】
前記折曲端部領域Aの短幅WAは、第1電極11の短辺幅または第2電極12の短辺幅NW1の5%〜10%程度であり得、より具体的に7%〜8%程度であり得る。折曲端部領域Aの短幅WAが第1電極11の短辺幅または第2電極12の短辺幅NW1を基準に前記範囲を満す時、電極組立体10で正極および負極間の短絡を防止すると同時に高いエネルギー密度を有する電池を実現できる。
【0027】
本発明では折曲端部領域Aに複数のパターンを含むことを特徴とする。
【0028】
図4〜図8は折曲端部領域に含まれるパターンの多様な形態を例示的に示す図である。
【0029】
先に、図4および図5を参照すれば、分離膜13は、折り曲げ線BLに沿って折り曲げられ得、折曲端部領域Aは、折り曲げ線BLに沿って配列される複数のパターンを含み得る。
【0030】
前記複数のパターンは、折り曲げ線BLに沿って所定の間隔で配列される線状パターン51であり得る。線状パターン51は、分離膜13を貫くように形成され得る。
【0031】
また、線状パターン51を形成する工程は、ジグザグ形状に折り曲げられた分離膜13に第1電極11および第2電極12を交互に積層する前に行ってもよく、第1電極11および第2電極12を交互に積層した後に行ってもよい。
【0032】
すなわち、分離膜13の折り曲げられた端部領域Aに線状パターン51を先に形成し、第1電極11および第2電極12を交互に積層してもよく、ジグザグ形状に折り曲げられた分離膜13の内部に第1電極11および第2電極12を積層して電極組立体10を形成した後に線状パターン51を形成してもよい。
【0033】
ただし、線状パターン51を先に形成して第1電極11および第2電極12を積層する場合、分離膜13の折曲端部領域Aに線状パターン51を簡単に形成できる工程上の利点がある。
【0034】
また、前記線状パターン51は、あらかじめ裁断された折り曲げ線Lに沿って、例えば、ジグを用いて打ち抜く方法で形成してもよく、レーザーカッティングする方法で形成してもよい。
【0035】
図6を参照すれば、折曲端部領域Aに位置する複数のパターンは複数の円形パターン52であり得る。
【0036】
図面に示していないが、この時、複数のパターンは、円形パターン52の他にも楕円形、三角形、四角形および多角形のうち少なくとも一つの形状であるか、これらの形状が混合された形態で複数含まれ得る。この時、複数のパターンは分離膜13を貫くように形成され得る。
【0037】
複数の円形パターン52は、分離膜13が損傷して電極組立体10の性能に影響を与えない範囲でフレキシブル(flexible)特性を実現できるように適切に間隔を調節して形成され得る。
【0038】
このような複数のパターンを形成する工程は、ジグザグ形状に折り曲げられた分離膜13に第1電極11および第2電極12を交互に積層する前に行ってもよく、第1電極11および第2電極12を交互に積層した後に行ってもよい。
【0039】
すなわち、分離膜13の折り曲げられた端部領域Aに複数のパターンを先に形成し、第1電極11および第2電極12を交互に積層してもよく、ジグザグ形状に折り曲げられた分離膜13の内部に第1電極11および第2電極12を積層して電極組立体10を形成した後に複数のパターンを形成してもよい。
【0040】
ただし、複数のパターンを先に形成し、第1電極11および第2電極12を積層する場合、分離膜13の折曲端部領域Aに多様な形状のパターンをより簡単に形成できる工程上の利点がある。
【0041】
この時、複数のパターンは、例えば、ジグを用いて打ち抜く方法で形成してもよく、レーザーカッティングをする方法で形成してもよい。
【0042】
図7を参照すれば、複数のパターンは凹凸パターン53であり得る。
【0043】
凹凸パターン53は、電極組立体10の垂直断面で見る時、z軸方向に陥没した複数の凹部53aおよびz軸方向に突出した複数の凸部53bを含むように形成され得る。
【0044】
このような凹凸パターン53を形成する工程は、ジグザグ形状に折り曲げられた分離膜13に第1電極11および第2電極12を交互に積層する前に行ってもよく、第1電極11および第2電極12を交互に積層した後に行ってもよい。
【0045】
すなわち、分離膜13の折り曲げられた端部領域Aに凹凸パターン53を先に形成し、第1電極11および第2電極12を交互に積層してもよく、ジグザグ形状に折り曲げられた分離膜13の内部に第1電極11および第2電極12を積層して電極組立体10を形成した後に凹凸パターン53を形成してもよい。
【0046】
ただし、折り曲げられた分離膜13に凹凸パターン53を先に形成し、第1電極11および第2電極12を積層する場合、分離膜13の折曲端部領域Aに凹凸パターン53を簡単に形成できる工程上の利点がある。
【0047】
凹凸パターン53は、例えば、凹凸が形成されたジグを用いて常温または70℃以下の高温で圧延する方法で形成され得る。
【0048】
図8を参照すれば、複数のパターンは複数の破断部54を含み得る。
【0049】
複数の破断部54は、折曲端部領域Aの折り曲げ線BLに沿って位置し得る。
【0050】
また、複数の破断部54は、電極組立体10の水平断面で見る時、xy平面に形成されたものを意味する。すなわち、複数の破断部54は、電極組立体10の長辺側端部に位置する折り曲げ線BLに沿って分離膜13の一部を除去する形態で形成され得る。
【0051】
図8には複数の破断部54が三角形で形成された場合を示したが、複数の破断部54は、三角形の他にも四角形、半円形、および半楕円形のうち少なくとも一つの形状を有し得、これらの形状の混合形態で形成されることもできる。
【0052】
また、複数の破断部54を形成する工程は、ジグザグ形状に折り曲げられた分離膜13に第1電極11および第2電極12を交互に積層する前に行ってもよく、第1電極11および第2電極12を交互に積層した後に行ってもよい。
【0053】
すなわち、分離膜13の折り曲げられた端部領域Aに複数の破断部54を先に形成し、第1電極11および第2電極12を交互に積層してもよく、ジグザグ形状に折り曲げられた分離膜13の内部に第1電極11および第2電極12を積層して電極組立体10を形成した後に複数の破断部54を形成してもよい。
【0054】
ただし、複数の破断部54を先に形成し、第1電極11および第2電極12を積層する場合、分離膜13の折曲端部領域Aに複数の破断部54を簡単に形成できる工程上の利点がある。
【0055】
また、複数の破断部54は、例えば、ジグを用いて打ち抜く方法で形成してもよく、レーザーカッティングをする方法で形成してもよい。
【0056】
一方、本発明で分離膜13の厚さは、例えば、10μm〜20μmであり得る。より具体的には、分離膜13の厚さは、12μm〜18μmまたは14μm〜16μmであり得る。分離膜13の厚さが前記数値範囲を満す場合、分離膜13の折曲工程を円滑に行い得、ベンディング特性が向上した本発明による電極組立体10の薄膜化も可能である。
【0057】
一方、本発明で前記第1電極11は正極であり、第2電極12は負極であり得るが、場合によっては第1電極11が負極であり、第2電極12が正極であり得る。以下では便宜上第1電極11は正極であり、第2電極12は負極の場合を例に説明する。
【0058】
第1電極11は、金属箔板の集電体に正極活物質を塗布したコーティング部11a、および正極活物質を塗布せず露出した集電体に設定される無地部11bを含む。例えば、第1電極11の集電体および第1電極タブ21はアルミニウム(Al)で形成され得る。
【0059】
第2電極12は、第1電極11の活物質と負極活物質とを金属箔板の集電体に塗布したコーティング部12a、および負極活物質を塗布せず露出した集電体に設定される無地部12bを含む。例えば、第2電極12の集電体および第2電極タブ22は、銅(Cu)で形成され得る。
【0060】
本発明で、前記コーティング部11a,12aは、第1電極11および第2電極12の両面に形成され得る。ただし、電極組立体10の最外郭に位置する第1電極11および/または第2電極12の場合、エネルギー密度および電極組立体10の薄膜化などを考慮する時、ケースと当接する部分にはコーティング部11a,12aが形成されないことが好ましい。
【0061】
積層状態で、第1電極11および第2電極12は、無地部11b,12bを幅方向(y軸方向)の両側に交互に配置する。すなわち、図2で第1電極11の無地部11bは右側に配置され、第2電極12の無地部12bは左側に配置される。
【0062】
また、第1電極タブ21は、第1電極11の無地部11bに連結され、第2電極タブ22は、第2電極12の無地部12bに連結される。したがって、ケース120の一側の外部で第1,第2電極タブ21,22は、間隔を置いて離隔配置される。第1,第2電極タブ21,22は、無地部11b,12bに溶接で連結してもよく、無地部11b,12bを長く延びるように形成して第1,第2電極タブ20,21役割をするように構成してもよい。
【0063】
本発明による電極組立体10は、分離膜13の折曲端部領域Aに多様な形態に形成される複数のパターン(51,52,53,54)を含むので、電極組立体10をベンディングする場合、電極組立体10の内部および外部に加えられる引張応力および圧縮応力を均一に分散させることができ、これにより優れたフレキシブル特性を実現できる。
【0064】
次に、本発明の一実施形態によるフレキシブル二次電池の構成を調べる。
【0065】
図9は本発明の一実施形態によるフレキシブル二次電池の斜視図を示す図であり、図10は図9によるフレキシブル二次電池を分解して示した分解斜視図である。
【0066】
図9および図10を参照すれば、本発明の一実施形態に他のフレキシブル二次電池200は、前述した積層型電極組立体10およびこれを収容するケース130を含む。
【0067】
この時、ケース130は、上部ケース131および下部ケース132を含み得る。前記上部ケース131および下部ケース132は、積層型電極組立体10を内部に収容し、縁を熱融着などの方法で相互接合してフレキシブル二次電池を形成する。
【0068】
第1電極タブ21および第2電極タブ22はケース130の外に引き出され、保護回路モジュール(図示せず)および電子機器セットに電気的に接続され得る。ここで、前記第1および第2電極タブ21,22は、電気的な絶縁部材を介在して上部ケース131および下部ケース132の一側面に引き出されることもできる。
【0069】
一方、前記上部ケース131および下部ケース132それぞれは、例えば、外部樹脂層130a、金属層130b、および内部樹脂層130cが順次積層された構造を有し得る。
【0070】
先に、外部樹脂層130aは、基材および保護層の役割をする。外部樹脂層130aは、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレート、共重合ポリエステル、ポリカーボネートおよびナイロンフィルムからなるグループから選ばれた1種以上で形成されるが、これに限定されるものではない。
【0071】
次に、金属層130bは、本発明によるフレキシブル二次電池200で水分などが浸透することを防止する役割をし得る。
【0072】
このような金属層130bは、例えば、鉄(Fe)、炭素(C)、クロム(Cr)およびマンガン(Mn)の合金、鉄(Fe)、炭素(C)、クロム(Cr)およびニッケル(Ni)の合金、銅(Cu)、アルミニウム(Al)またはその等価物からなるグループから選ばれた少なくとも一つの材質からなるが、これに限定されるものではない。
【0073】
また、前記金属層130bは、フレキシブル二次電池200の柔軟性を損なわない範囲でできるだけ厚く形成されることが透湿防止などの効果面で好ましい。
【0074】
次に、内部樹脂層130cは、分離膜13または活物質がコーティングされていない第1電極11または第2電極12の片面と接着させる役割もする。場合によっては、前記内部樹脂層130cは、上部ケース131および下部ケース132の縁を別途の接着剤なしに直接接着させる役割をすることもできる。
【0075】
このような内部樹脂層130cは、例えば、ポリオレフィンまたはポリオレフィンの共重合体で形成され得、より具体的には、前記ポリオレフィンはポリエチレン(poly ethylene,PE)またはポリプロピレン(poly propylene,PP)からなるが、これに限定されるものではない。
【0076】
以上、本発明に関する好ましい実施形態について説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されず、本発明の実施形態から当該発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に変更して均等であると認められる範囲のすべての変更を含む。
【符号の説明】
【0077】
200:二次電池
10:電極組立体
21:正極タブ
22:負極タブ
130:ケース
131:上部ケース
132:下部ケース
11:正極
11a:正極コーティング部
11b:正極無地部
12:負極
12a:負極コーティング部
12b:負極無地部
13:セパレーター
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【国際調査報告】