(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】2019527490
(43)【公表日】20190926
(54)【発明の名称】メッセージデータを選択的に適合して送信するための方法、システム、およびコンピュータプログラム製品
(51)【国際特許分類】
   H04W 40/02 20090101AFI20190830BHJP
   H04W 76/15 20180101ALI20190830BHJP
   H04W 88/06 20090101ALI20190830BHJP
   H04W 88/02 20090101ALI20190830BHJP
【FI】
   !H04W40/02 130
   !H04W76/15
   !H04W88/06
   !H04W88/02 110
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】16
(21)【出願番号】2018562957
(86)(22)【出願日】20170518
(85)【翻訳文提出日】20190108
(86)【国際出願番号】EP2017062018
(87)【国際公開番号】WO2018015046
(87)【国際公開日】20180125
(31)【優先権主張番号】16180012.3
(32)【優先日】20160718
(33)【優先権主張国】EP
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ
(71)【出願人】
【識別番号】513121384
【氏名又は名称】ベステル エレクトロニク サナイー ベ ティカレト エー.エス.
【住所又は居所】トルコ国 45030 マニサ, オーガナイズ サナイー ベルゲシ (番地無し)
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】特許業務法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】キリスケン,バルバロス
【住所又は居所】トルコ国 45030 マニサ,オーガナイズ サナイー ベルゲシ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD52
5K067EE02
5K067HH22
(57)【要約】
本システムは少なくとも第1のエンドユーザデバイス(1)および一つの他のエンドユーザデバイス(2)を有し、エンドユーザデバイス(1)、(2)はインターネット接続機能、およびGDM/CDMAに基づく接続機能を有し、少なくとも第1のエンドユーザデバイス(1)には、メッセージデータによって表される情報をユーザが作成できるようにするユーザインターフェース(14)を提供するアプリケーションが搭載され、アプリケーションは第1のエンドユーザデバイス(1)の制御手段、または通信手段から第1のエンドユーザデバイス(1)の接続特性を読出し、メッセージデータは読出されたデータに応じてインターネット接続パス、またはGSM/CDMAに基づく接続パスを介して送信され、メッセージデータは、GSM/CDMAに基づく接続パスが選択される場合、およびメッセージデータが所定の基準を満たす場合に所定の方法で自動的に修正される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のエンドユーザデバイス(1)を操作して前記第1のエンドユーザデバイス(1)から少なくとも一つの他のエンドユーザデバイス(2)に対して一つ、または複数の送信パスを介してメッセージデータを送信する方法であり、少なくとも
前記第1のエンドユーザデバイス(1)のディスプレイユニットを用いてユーザインターフェース(14)を表示するステップ、
前記複数の送信パスのうちどれが利用可能かを検出するステップ、および
ユーザコマンドの検出に応答して、前記メッセージデータ(9)を選択された前記送信パスを介して送信するステップを含み、
前記ユーザインターフェース(14)は、メッセージデータ(9)として送信する必要がある情報を前記ユーザが作成するためのセクションを含み、前記メッセージデータ(9)は、テキスト情報を表すデータとは異なるデータ、特に映像情報、または音声情報を表す情報を少なくとも含み、
主送信パスが、前記主送信パスが利用できる場合、またはデータ送信速度が所定の閾値よりも大きい場合に選択され、
予備送信パスが、前記主送信パスが利用できない場合、またはデータ送信速度が所定の閾値よりも小さい場合に選択され、
前記予備送信パスが選択された場合、前記メッセージデータ(9)が送信前に修正される方法。
【請求項2】
前記メッセージデータ(9)は、前記予備送信パスを介して送信される前記メッセージデータ(9)の前記決定された情報と異なる情報を表す所定のリンクメッセージデータを含むように、修正される、請求項1の方法。
【請求項3】
前記リンクメッセージデータは、前記残存メッセージデータのデータ送信、または前記全メッセージデータのデータ送信を前記他のデバイスに対して要求するリンク、またはルーティングデータを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
利用可能な主送信パスがのちに検出された場合、前記残存メッセージデータ、または前記全メッセージデータは、前記主送信パスを介して送信される、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
所定の閾値を下回るデータ、または特定のフォーマットを有するデータのみが前記予備送信パスを介して送信される、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記主送信パスはインターネット接続、特にインスタントメッセンジャー手段によって構成され、
前記予備送信パスはSMS、またはMMSによって構成される、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記メッセージデータは、ビデオ情報、映像情報、および/または音声情報を表す、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記メッセージデータは、テキスト情報とともに、少なくともビデオ情報、映像情報、および音声情報を含む群から選択されるいずれか一つの情報を表す、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の方法を実行するためのコンピュータプログラム製品。
【請求項10】
エンドユーザによって作成される情報を表し、第1のエンドユーザデバイス(1)から他のエンドユーザデバイス(2)へ送信されるメッセージデータを送信するためのシステムであり、
インターネットに接続する機能、およびGDM/CDMAに基づく接続を行う機能を有する前記第1のエンドユーザデバイス(1)、および一つの他のエンドユーザデバイス(2)を少なくとも有し、
少なくとも前記第1のエンドユーザデバイス(1)には、前記メッセージデータによって表される情報をユーザが作成できるようにするユーザインターフェース(14)を提供するアプリケーションが搭載され、前記アプリケーションは、第1のエンドユーザデバイス(1)の制御手段、または通信手段から前記第1のエンドユーザデバイス(1)の接続特性を読出し、
前記メッセージデータは、前記読出されたデータに応じてインターネット接続パス、またはGSM/CDMAに基づく接続パスを介して送信され、
前記メッセージデータは、前記GSM/CDMAに基づく接続パスが選択される場合、および前記メッセージデータが所定の基準を満たす場合に所定の方法で自動的に修正されるシステム。
【請求項11】
メッセージデータの前記修正によってメッセージデータの低減、またはメッセージデータの置換が生じ、
前記低減によってメッセージデータは所定の量へ制限され、
メッセージデータの置換により、メッセージデータが所定の量へ制限され、後に前記インターネット接続を介して前記残存メッセージデータ、または前記全メッセージデータのダウンロードを要求するルーディングデータが追加される、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記エンドユーザデバイス(1)、(2)のすべてに同一のアプリケーションが搭載される、請求項10または請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記第1のエンドユーザデバイス(1)上で動作する前記アプリケーションは、前記第1のエンドユーザデバイス(1)の前記インターネット接続、および前記他のエンドユーザデバイス(2)の前記インターネット接続をチェックする、請求項10から請求項12のいずれか一項に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
請求項1によると、本発明は、第1のエンドユーザデバイスを操作して、第1のエンドユーザデバイスから少なくとも一つの他のエンドユーザデバイスに対し、一つまたは複数の送信パスを用いてメッセージデータを送信するための方法に関連する。請求項8によると、本発明は、本発明に係る上記方法を実行するためのコンピュータプログラム製品に関連する。請求項10によると、本発明は、エンドユーザに作成され、第1のエンドユーザデバイスから第2のエンドユーザデバイスへ送信されるメッセージデータを送信するためのシステムに関連する。
【背景技術】
【0002】
文献US5974449A1は、メッセージを格納し、転送するための装置を開示している。この装置は、第1のネットワークとインターフェースで接続する第1のネット―ワークインターフェース、第2のネットワークとインターフェースで接続する第2のネット―ワークインターフェース、第1のネットワークインターフェースから受取メッセージと配信情報を受信する手段、第1形式のメッセージコンテントフォーマットを有する受取メッセージ、および配信情報に応答して第1形式のメッセージコンテントフォーマットを有する受取メッセージを第2形式のメッセージコンテントフォーマットを有するメッセージに変換する変換器、ならびに、配信情報で特定される少なくとも一人の受信者に対して第2形式のメッセージコンテントフォーマットを有するメッセージを提示する手段を備える。変換器は、配信情報を用いて当該メッセージのために第2形式のメッセージコンテントフォーマットを選択する。第2形式のメッセージコンテントフォーマットは、当該メッセージがメモリのある位置に格納される形式を含み、このメモリ内の位置は、位置情報によって決められる。提示する手段は、受取メッセージを提示するためのウェブページを作成するための手段を備える。配信情報は宛先アドレスを含み、宛先アドレスは、「.」記号、「@」記号、および「.com」記号を表したボタンを有する電話キーパッドを有するDTMFジェネレータから送信される。これらの記号は、当該ボタン上の決められた位置を占める。
【0003】
文献US2013157627A1は、第1のユーザから一人、またはそれ以上の第2のユーザに送信される通信にアクセスすること、第1と第2のユーザの両者に関連する特定のスレッドのために複数の通信スレッドを検索すること、特定の通信スレッドがある場合にはそのスレッドに当該通信を加えること、および、各第2のユーザのために、第2のユーザに対し、適切であると判断されて選択される通信プロトコルを用いて通信を送信することを含む方法を開示している。
【0004】
文献WO2013188078A2は、異なるデバイスを用いてユーザが一つのデバイス上のコンテントを他の複数のユーザと共有できるようにするためのツールを提供する実施形態を開示している。この共有操作を容易にするため、コンテント共有ツールは、共有されたコンテントセットを表示する共有されたストリームを生成し、共有されたストリームを購読するように複数の受信者を招待することをユーザに許容する。受信者が共有されたストリームを購読した場合、コンテントセットは、一人、または複数人のデバイスにわたってストリームされる。幾つかの実施形態のコンテント共有ツールは、ストリームのコンテントに関するコメントを交換するために用いることができる。
【0005】
文献US2014221027A1は、遠距離通信ネット―ワークにおいてショートメッセージサービスのショートメッセージを用いてマルチメディアメッセージサービスのマルチメディアメッセージを送信する方法を開示している。この方法は、ショートメッセージのヘッダー部に続くデータ部内にマルチメディアメッセージを埋めこむこと、当該マルチメディアメッセージがデータ部に存在していることを示す第1の識別子をショートメッセージに加えること、当該マルチメディアメッセージの形式を示す第2の識別子をショートメッセージのデータ部に加えること、および受信者に当該ショートメッセージを送信することを含む。
【0006】
文献US2007276587A1は、インターネット接続サービスを開示している。このサービスは、当該サービスへのインターネット接続上で、複数のコンテント設定ユーザが少なくとも一つの設定された状況位置に関連するコンテントをモバイルユーザのモバイルデータプロセスシステムに表示するためにコンテントを設定する手段、モバイルユーザのモバイル状況位置を決定するための手段、モバイル状況位置と設定された状況位置を比較することで当該コンテントを自動的に検索する手段、および当該コンテントをモバイルデータプロセスシステムに送信する手段を含む。コンテントは、少なくとも一つの設定された状況位置に関連する。
【0007】
受信者と送信者のいずれかががインターネット接続していない状況において、マルチメディアデータとテキストデータの両者を含むメッセージデータを効率よく送信する方法を開示した先行技術はない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】米国特許第5974449号明細書
【特許文献2】米国特許出願公開第2013/157627号明細書
【特許文献3】国際公開第2013/188078号
【特許文献4】米国特許出願公開第2014/221027号明細書
【特許文献5】米国特許出願公開第2007/276587号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
したがって、本発明の課題は、メッセージデータの送信を改善可能な方法、コンピュータプログラム製品、およびシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した課題は、第1のエンドユーザデバイスを操作して一つ、または複数の送信パスを用いて第1のエンドユーザデバイスから少なくとも一つの他のエンドユーザデバイスへメッセージデータを送信するための、請求項1に係る方法によって解決される。本発明に係る方法は、少なくとも、第1のエンドユーザデバイスの表示ユニットを用いてユーザインターフェースを表示するステップ、複数の送信パスのうちどれが利用可能かを検出するステップ、およびユーザコマンドの検出に応答して選択された送信パスを介してメッセージデータを送信するステップを含むことが好ましい。ユーザインターフェースは、メッセージデータとして送信する必要がある情報をユーザが作成するためのセクションを含み、メッセージデータは、少なくともテキスト情報を表すデータとは異なるデータ、特に映像情報、または音声情報を表すデータを含む。主送信パスは、それが利用できる場合、またはデータ送信速度が所定の閾値よりも大きい場合に選択される。予備送信パスは、主送信パスが利用できない場合、またはデータ送信速度が所定の閾値よりも小さい場合に選択される。予備送信パスが選択された場合、メッセージデータは送信前に修正される。メッセージデータの修正は、第1のエンドユーザデバイス内で動作するアプリケーションによって行われることが好ましい。アプリケーションは、好ましくは第1のエンドユーザデバイスの接続態様をチェックし、より好ましくは一つ以上の他のエンドユーザデバイスの接続態様もチェックし、特にどれがメッセージデータの受信者として選択されたかをチェックする。
【0011】
この解決法は、第1のエンドユーザデバイスのユーザ、好ましくはそれに加えて他のエンドユーザデバイスのユーザが特定の送信パスを選択する必要がない、またはメッセージデータを選択された送信パスに適合させる必要がないため、有益である。修正されたメッセージデータは、好ましくはハイブリッドメッセージデータとして理解され、ハイブリッドメッセージデータは、テキストを表すデータとともに他の内容に関する他のデータ、特にオリジナルメッセージデータの映像情報、および/または音声情報を含む。(オリジナルメッセージの)メッセージデータは、好ましくは、テキスト情報とともに、ビデオ情報、映像情報、および音声情報を少なくとも含む群から選択される情報のうち少なくともいずれか意味する。
【0012】
本発明に係る方法のさらに好ましい実施形態は、以下の明細書部において述べられ、説明され、および/または記載され、また、従属請求項の主題である。
【0013】
本発明の好ましい実施形態によると、メッセージデータは所定のリンクメッセージデータを含むように修正され、リンクメッセージデータは、予備送信パスを介して送信されるメッセージデータの確定された情報とは異なる情報を表す。このため、リンクメッセージデータは、残存メッセージデータ、または全メッセージデータを他のデバイスへデータ送信することを要求するためのリンク、またはルーティングデータを含むことが好ましい。残存メッセージデータ、または全メッセージデータは、好ましくは、利用可能な主送信パスを後に検出した後に主送信パスを経由して送信してもよい。このような送信は、主送信パスが設定または検出される場合、または主送信パスのデータ送信速度が所定の閾値よりも大きい場合、自動的に、特に上述したアプリケーションによって開始されることが好ましい。閾値は、例えば毎秒1KB、10KB、100KB、200KB、500KB、または100KBである。さらに/あるいは、残存メッセージデータ、または全メッセージは、一つ、または複数の格納手段、特にサーバデバイスやクラウドサーバデバイスの格納手段に格納することができる。このような格納手段から他のエンドユーザデバイスへのデータ送信は、他のエンドユーザデバイス上で動作するアプリケーションによって自動的に、または他のエンドユーザデバイスのユーザのユーザコマンドによって開始されてもよい。例えばこのようなユーザコマンドは、エンドユーザデバイスの特定のボタン、またはエリアをタッチする、クリックする、または押すことであってもよい。このようなコマンドは、声、またはエンドユーザデバイスの特異的な動き、特にセンサにかかる所定のバイアスによって入力されてもよい。本実施形態は、予備送信パス上で送信不可能なメッセージデータを、主送信パス上で後に取得することを可能にするデータに、特に自動的に、置換することができるため、有益である。
【0014】
好ましくは、所定の閾値、特に500KBを下回る、25KBを下回る、100KBを下回る、10KBを下回る、5KBを下回る、または2KBを下回る閾値のデータのみ、またはそれぞれ特定のフォーマット、特にテキストフォーマットを有するデータのみを予備送信パスを介して送信する。修正されたメッセージデータは、例えばリンク、またはルーティングデータがこのようなテキスト形式を表すデータによって参照されるように適合されることが好ましい。あるいは/さらに、テキスト情報を表すデータとともに他のリンク、またはルーティングデータを送信してもよい。この時、他のリンク、またはルーティングデータは、テキストのみを表すデータで構成されるわけではない。修正されたメッセージデータは、受信されたメッセージがオリジナルメッセージと比べて情報が欠落していることを示す情報を表すテキストデータを含むことが好ましい。
【0015】
主送信パスは、好ましくはインターネット接続、特に、インスタントメッセンジャー手段によって構成され、予備送信パスは、好ましくはGSM(登録商標)ネットワーク接続、特にSMS、MMS、またはJOYNによって構成される。
【0016】
上述した課題はさらに、ここで述べられる方法に係る方法を実行するためのコンピュータプログラム製品によって解決される。本発明に係るコンピュータプログラム製品、またはアプリケーションは、好ましくはJabber(XMPP)のようなシステムの一部であり、すべての通信がサーバを経由する。さらに/あるいは、本発明に係るコンピュータプログラム製品は、サーバハンドシェイクを有するP2P IMメッセージング、またはP2Pメッセージングをベースとするシステムの一部であるアプリケーションでもよい。 終端間暗号化の英語" 終端間暗号化、または、任意の追加的または代替的な暗号化も可能であり、暗号化には終端間暗号化の英語" 終端間暗号化、サーバサイドの暗号化、または他の任意の暗号化が含まれる。
【0017】
さらに、上述した課題は、エンドユーザによって作成され、第1のエンドユーザデバイスから第2の、または他のエンドユーザデバイスへ、およびその逆へ送信される情報を表すメッセージデータを送信するためのシステムによっても解決される。本発明に係るシステムは、少なくとも第1のエンドユーザデバイス、および一つの第2のエンドユーザデバイスを含むことが好ましい。エンドユーザデバイスはインターネットに接続する機能、特にWLAN、UMTS、またはLTEに接続する機能、およびGDM/CDMAに基づく接続を行う機能を有している。少なくとも第1のエンドユーザデバイスには、メッセージデータによって表される情報をユーザが作成できるようにするユーザインターフェースを提供するアプリケーションが搭載される。アプリケーションは、第1のエンドユーザデバイスの制御手段、または通信手段からエンドユーザデバイスの接続特性を読出す。メッセージデータは、読出されたデータに応じてインターネット接続パス、特にWi−Fi、3G、4G、5Gなどのインターネット接続パス、またはGSM/CDMAに基づく接続パスを介して送られる。GSM/CDMAに基づく接続パスが選択される場合、およびメッセージデータが所定の基準を満たす場合、メッセージデータは所定の方法で自動的に修正される。
【0018】
本発明の他の好ましい実施形態によると、メッセージデータの修正によってメッセージデータが低減し、この低減により、メッセージデータは所定の量へ制限される。さらに/あるいは、メッセージデータを低減することにより、メッセージデータが置換され、メッセージデータの置換によってメッセージデータが所定の量へ制限され、後にインターネット接続を介して残存メッセージデータ、または全メッセージデータのダウンロードを要求するルーディングデータが追加される。この解決方法は、残存メッセージデータ、または全メッセージデータを他のエンドユーザデバイスへ送り出す、または他のエンドユーザデバイスによって引き出すこと(ダウンロードされること)ができるので有益である。
【0019】
すべてのエンドユーザデバイスに同じアプリケーションが搭載されることが好ましい。エンドユーザデバイスは、好ましくは携帯デバイスであり、特にタブレットPC、スマートウォッチ、および/またはスマートフォンもしくは衛星電話などの携帯電話である。さらに/あるいは、ラップトップ型、または他のデジタルデバイス、特にデスクトップコンピュータ、車両通信システムが本発明の趣旨においてエンドユーザデバイスとして考えられる。
【0020】
本発明のさらに好ましい実施形態によると、第1のエンドユーザデバイスで動作するアプリケーションは、第1のエンドユーザデバイスのインターネット接続と第2のエンドユーザデバイスのインターネット接続をチェックする。予備送信パスは、主送信パスの接続性が悪く、特に低いデータ送信速度である、もしくは接続がない場合だけ選択されることが好ましい。
【0021】
本発明のさらなる利点、目的、および特徴は、以下の添付図面の明細書によって記載され、そこでは発明の例示的構成が図示される。本発明に係るシステムや方法の構成のうち、機能に関して実質的に合致する場合には同じ参照記号が付され、このような構成はすべての図面において表されること、または記述されることを要しない。
【0022】
以下、添付図面に関し、本発明は例示的に記述されるにすぎない。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本方法とシステムの一般的コンセプトの例を示す。
【図2】本方法とシステムのより詳細な他の例を示す。
【図3】本方法とシステムにおける好ましいシークエンスを表すフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0024】
図1は、本発明に係るシステムの例を示す。参照番号1は第1のエンドユーザデバイスを示し、第1のエンドユーザデバイスは、特にインターネット接続などの主送信パス、および特にGSM/CDMAに基づく接続などの予備送信パスを介してデータを送信することができる。主送信パスのステータス6と予備送信パスのステータス8は、その状況下(T=0)で各パスを介した通信が可能であることを示す。ユーザU1がエンドユーザデバイス2を有するユーザU2にテキストデータを送信したい場合、ユーザU1は所望の単語をタイプして送信コマンドを入力するだけで他のエンドユーザデバイス2へメッセージが送られる。テキストメッセージは、例えばSMSなどのインスタントメッセンジャーを利用することで容易に送信することができるので、このメッセージのルーティングも容易に行うことができる。状況T=0においては、他のエンドユーザデバイス2はインターネット接続されていないが、GSM/CDMA接続されている。第1のエンドユーザデバイス1上で動作するアプリケーションは、他のエンドユーザデバイス2が実際にインターネットに接続されているかどうかをチェックするため、このアプリケーションは、他のエンドユーザデバイス2が実際にインターネットに接続されていないことを認識する。したがって、テキストメッセージを表すメッセージデータは、予備送信パス、この場合にはSMS102を介してルーティングされる。
【0025】
オリジナルメッセージ9がテキストデータのみでなく、さらに映像データや音声データなどの他のデータを含む場合、オリジナルメッセージ9が修正され、リンク、またはダウンロードデータかルーティングデータが提供される。修正されたメッセージ10、または修正されたメッセージデータ、特に映像情報を表すデータがないメッセージデータが予備送信パスを介して他のエンドユーザデバイス2へ送信される。修正されたメッセージ10は、好ましくは象徴/置換標識を含み、象徴/置換標識は他のユーザU2へ出力され、特に可視化または表示される。その後の時間T=1において他のエンドユーザデバイス2が再度インターネットアクセス可能になったとき、他のエンドユーザデバイス2によって参照メッセージデータが、好ましくは自動的に主送信パスを介してダウンロードされる。写真、またはイメージデータ101、またはその他のデータは、任意のソース(カメラ、メモリなど)から受信される。
【0026】
第1のエンドユーザデバイス1と他のエンドユーザデバイス2が主送信パスを介して接続されている場合、すべてのデータがこの送信パスを介して送信されるのが好ましい。
【0027】
したがって、第1のエンドユーザデバイス1が主送信パスと予備送信パスへアクセスしており、他のエンドユーザデバイス2が主送信パスのみにアクセスしている場合、すべてのデータは主送信パスを介して送信することが好ましい。メッセージデータのルーティングは、好ましくはエンドユーザデバイスのデータ送信段へのアクセスがあり、かつ、ユーザインターフェース14へアクセスできる、またはユーザインターフェース14を提供するアプリケーションによって実行される。
【0028】
参照番号104は主送信パス、特にサーバまたはクラウド(例えばJabberのようなIM)への送信パスの一例を示す。
【0029】
発明に係るメッセージング方法に対応するメッセージングシステムは、一体化されたメッセージングシステムとして理解され、すべてのメッセージング活動において同一のインターフェース上で動作することが好ましい。図1に示すように、操作する間、システムは送信者と受信者が共にインターネット接続を利用できるかどうかをチェックし続けることが好ましい。したがって、ここで述べるメッセージングシステムは、利用可能な資源を有する情報をできるだけ多く送信することを試みることが好ましい。
【0030】
例えばテキスト情報を表すデータとともに、映像または音声情報を表すデータ、および/または、リンクまたはダウンロードデータかルーティングデータを含む複合メッセージが送信され、かつ、通信パーティーのいずれかがインターネット上に存在しない場合、システムはマルチメディアコンテントを象徴/置換標識へ変換するようにメッセージデータを修正し、インターネットが利用可能になった後にこの象徴/置換標識を置換する。
【0031】
図2は、より詳細なメッセージ送信スキームを示す。このスキームによると、第1のステップIにおいて、主送信パスによる送信が可能かどうか、または受信者U2−r側でインターネット接続が利用できるかどうかをチェックする(202)。主送信パスが利用できない場合、またはインターネットが利用できない場合には、有効なインターネット接続が利用できないことを示す信号203を第1のエンドユーザデバイス1へ返すことが好ましい。
【0032】
ステップIIIはステップIIIaとIIIbに分割される。ステップIIIaでは修正されたデータが予備送信パスを介してGSM/SDMAセルラープロバイダーへ送信され、ステップIIIbではGSM/CDMAセルラープロバイダーから他のエンドユーザデバイス2へ送信される。修正されたメッセージ10はユーザU2−rへ出力され、他のエンドユーザデバイスが主送信パスにアクセスできるようになったという情報を第1のエンドユーザデバイス1が受信すると、ステップIVにおいて、第1のエンドユーザデバイスは欠落したメッセージデータ、または全メッセージデータを主送信パスを介して送信する。これにより、欠落したメッセージデータ、または全メッセージデータは好適にサーバ、またはクラウド手段201に送信される。サーバ、またはクラウド手段は、ステップVaにおいて主送信パスが検出されたのち、またはインターネット接続が利用可能になった後に、ステップVbにしたがって他のエンドユーザデバイス2に対してデータを送信する。
【0033】
あるいは/さらに、他のエンドユーザデバイス2は、インターネットが利用可能かどうかを最初にチェックし(ステップVa)、その後第1のエンドユーザデバイス1に対して欠落したメッセージデータ、または全メッセージデータを主送信パスを介して送信するよう要求してもよい。
【0034】
あるいは/さらに、第1のエンドユーザデバイス2は、サーバ、またはクラウド手段201に対して欠落したメッセージデータ、または全メッセージデータを直接送信してもよい(T=0)。また、他のエンドユーザデバイスが主送信パスにアクセスできない場合には、欠落したメッセージデータ、または全メッセージデータをサーバ、またはクラウド手段に、特にデータが要求されるまで、または所定の期間が経過するまで格納してもよい。
【0035】
図1と図2に関するさらに他の状況として、U1−xがインターネット接続しておらず、テキスト情報とマルチメディア情報の両者を有する結合データの送信を試みる場合、修正されたメッセージ、特に象徴/置換標識を有するメッセージを再度送信するものの、U1−xがインターネット接続できるようになるまでマルチメディアコンテント、または映像情報や音声情報などの情報を第1のエンドユーザデバイスの内部メモリ、またはU1−x内に保存しても良い。
【0036】
図3にフローチャートを示す。このフローチャートでは、参照番号301は操作開始を表す。302では、送信者がインターネット接続を利用できるかどうかがチェックされる(Yはイエス、Nはノー)。受信者がインターネット接続を利用できるかどうかも303においてチェックされる。受信者がインターネット接続を利用できる場合、参照番号304は主送信パス上におけるIM(instant messenger)が使用されていることを意味し、操作が終了する。
【0037】
305では、メッセージがテキストと映像などの複合コンテントを含むかどうかがチェックされる。305においてチェック結果がノーであれば、SMSが306において送信され、操作が終了する。
【0038】
307では、メッセージがテキストとともに映像か音声などの複合コンテントを含むかどうかがチェックされる。結果がノーであれば、SMSが306において送信され、操作が終了する。
【0039】
チェック結果がイエスの場合、メッセージの全体がサーバ、またはクラウド手段201に送信される。その後ステップ313において、修正されたメッセージデータ、特に象徴/置換標識を有するテキストのみのメッセージデータがSMSを介して受信者に送信される。ステップ314では、送信者がインターネット接続を利用できるかどうかがチェックされる。チェックが否定的である場合、チェックが繰り返される。チェックがイエスの場合、マルチメディアコンテントが受信者へ引き出され(アップロード)、象徴/置換標識テキストのマルチメディアコンテントへの置換が実行され、操作が終了する。
【0040】
305でチェックがイエスの場合、マルチメディアコンテントはデバイスメモリに保存されることが好ましく、ステップ308においてオリジナルメッセージが修正され、特に象徴/置換標識テキストが付け加えられる。その後、ステップ309において、テキストのみのSMSが送信される。ステップ310では、送信者がインターネット接続を利用できるかどうかがチェックされる。結果がノーである場合、結果がイエスとなるまで、またはチェックがタイムアウトするまでチェックが繰り返される。ステップ311でチェック結果がイエスの場合、他のエンドユーザデバイスとサーバ、またはクラウド手段201に格納されているコンテントの同期が行われる。
【0041】
このように、本発明は、エンドユーザによって作成され、第1のエンドユーザデバイス1から他のエンドユーザデバイス2へ送信される情報を表すメッセージデータを送信するためのシステムに関連する。本発明に係るシステムは、
第1のエンドユーザデバイス1と一つの他のエンドユーザデバイス2を少なくとも有し、エンドユーザデバイス1、2はインターネットに接続する機能、およびGSM/CDMAに基づく接続を行う機能を有し、
少なくとも第1のエンドユーザデバイス1には、メッセージデータによって表される情報をユーザが作成できるようにするユーザインターフェース14を提供するアプリケーションが搭載され、アプリケーションは第1のエンドユーザデバイス1の制御手段、または通信手段から第1のエンドユーザデバイス1の接続特性を読出し、
メッセージデータは、読出したデータに応じてインターネット接続パス、またはGSM/CDMAに基づく接続パスを介して送信され、
GSM/CDMAに基づく接続パスが選択された場合、およびメッセージデータが所定の基準を満たす場合、メッセージデータは所定の方法によって自動的に修正される。
【0042】
さらに本発明は、第1のエンドユーザデバイス1を操作して第1のエンドユーザデバイス1から少なくとも一つの他のエンドユーザデバイス2に対し、一つ、または複数の送信パスを用いてメッセージデータを送信する方法に関連する。好ましくはこの方法は、第1のエンドユーザデバイス1のディスプレイユニットを用いてユーザインターフェース14を表示するステップ、複数の送信パスのうちどれが利用可能かを検出するステップ、およびユーザコマンドの検出に応答してメッセージデータ9を選択された送信パスを介して送信するステップを少なくとも含む。ユーザインターフェース14は、メッセージデータとして送信する必要がある情報をユーザが作成するためのセクションを含み、メッセージデータ9は、テキスト情報を表すデータとは異なるデータ、特に映像情報、または音声情報を表すデータを少なくとも含む。主送信パスは、それが利用できる場合、またはデータ送信速度が所定の閾値よりも大きい場合に選択される。予備送信パスは、主送信パスが利用できない場合、またはデータ送信速度が所定の閾値よりも小さい場合に選択される。予備送信パスが選択された場合、メッセージデータ9は送信前に修正される。
【符号の説明】
【0043】
T=0:複合メッセージングが開始したときにおける第1の初期時間
T=1:T=0後の時間
U1:操作を行っている第1のユーザ
U1−x:操作を行っている第1のユーザ(例示的ケースにおける送信者)
U2:操作を行っている第2のユーザ
U2−r:操作を行っている第2のユーザ(例示的ケースにおける受信者)
X:考慮しない
1:第1のエンドユーザデバイス
2:他のエンドユーザデバイス
4:異なる時間における他のエンドユーザデバイス
6:主送信パスのステータス
8:予備送信パスのステータス
9:オリジナルメッセージデータで表される情報
10:修正されたメッセージで表される情報
14:ユーザインターフェース
101:任意の資源(カメラ、メモリなど)から得られる写真、または映像
102:SMS
103:象徴/置換標識
104:サーバ、またはクラウド(JabberのようなIM)
201:サーバ、またはクラウド
202:U2−rにおいてインターネット接続が利用できるか?
203:U2−rインターネット接続が利用できない
204:GSM/CDMAセルラープロバイダー
205:U2−rに利用可能なインターネット接続
301:操作を開始せよ
302:送信者がインターネット接続を利用できるか?(Y:イエス、N:ノー)
303:受信者がインターネット接続を利用できるか?
304:インターネット上でIMを使用せよ
305:メッセージがテキストと映像などのハイブリッドコンテントを有するか?
306:SMSを送信せよ
307:メッセージがテキストと映像などのハイブリッドコンテントを有するか?
308:デバイスメモリ内にマルチメディアコンテントを保存し、象徴/置換標識テキストを追加せよ
309:テキストのみのSMSを送信せよ
310:送信者がインターネット接続を利用できるか?
311:格納されたコンテントをサーバと同期せよ
312:メッセージ全体をサーバへ送信せよ
313:象徴/置換標識テキストを有するテキストのみのメッセージをSMSを介して受信者へ送信せよ
314:送信者がインターネット接続を利用できるか?
315:マルチメディアコンテントを受信者へ引き出し、および象徴/置換標識テキストをマルチメディアコンテントで置換せよ
316:操作を終了せよ
【図1】
【図2】
【図3】
【国際調査報告】