(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】2019528496
(43)【公表日】20191010
(54)【発明の名称】道路状態を分析および調整するためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/09 20060101AFI20190913BHJP
【FI】
   !G08G1/09 Q
   !G08G1/09 F
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】24
(21)【出願番号】2018564807
(86)(22)【出願日】20180608
(85)【翻訳文提出日】20190221
(86)【国際出願番号】CN2018090379
(87)【国際公開番号】WO2018228279
(87)【国際公開日】20181220
(31)【優先権主張番号】201710440208.9
(32)【優先日】20170612
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201710439453.8
(32)【優先日】20170612
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201710440210.6
(32)【優先日】20170612
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】516317573
【氏名又は名称】ベイジン ディディ インフィニティ テクノロジー アンド ディベロップメント カンパニー リミティッド
【住所又は居所】中華人民共和国,ベイジン 100193,ハイディアン ディストリクト,ナンバー8 ドンベイワン ウエスト ロード,ビルディング 34
(74)【代理人】
【識別番号】100120891
【弁理士】
【氏名又は名称】林 一好
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【弁理士】
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100205659
【弁理士】
【氏名又は名称】齋藤 拓也
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100185269
【弁理士】
【氏名又は名称】小菅 一弘
(72)【発明者】
【氏名】ルー ドン
【住所又は居所】中華人民共和国 ベイジン 100193 ハイディアン ディストリクト ナンバー8 ドンベイワン ウエスト ロード ビルディング 34
(72)【発明者】
【氏名】リー ジアリー
【住所又は居所】中華人民共和国 ベイジン 100193 ハイディアン ディストリクト ナンバー8 ドンベイワン ウエスト ロード ビルディング 34
【テーマコード(参考)】
5H181
【Fターム(参考)】
5H181AA01
5H181BB04
5H181BB05
5H181CC04
5H181DD02
5H181EE02
5H181EE12
5H181EE13
5H181FF10
5H181FF11
5H181FF13
5H181FF27
5H181JJ02
5H181JJ06
5H181JJ13
5H181JJ15
(57)【要約】
本開示の実施形態は、道路条件を調整するための方法およびシステムを提供する。システムは、道路上の車両運転記録を示す運転情報を受信するように構成された通信インターフェースを含む。道路は、第1および第2の方向レーンを含む。システムは、プリセットパラメータを記憶するように構成されたストレージを含む。システムは、道路を道路区間に分割し、各道路区間に関連付けられた運転情報およびプリセットパラメータに基づいて、第1の方向レーンおよび第2の方向レーンのための第1の交通渋滞指数および第2の交通渋滞指数をそれぞれ決定するように構成されたプロセッサを含む。プロセッサは、第1および第2の交通渋滞指数に基づいて、道路の方向不均衡指数を決定するように構成される。プロセッサは、方向不均衡指数に基づいて、道路の第1の方向レーンおよび/または第2の方向レーンを調整する命令を提供するように構成される。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
道路状態を調整するためのシステムであって、
第1の方向レーンおよび第2の方向レーンを含む道路上の車両運転記録を示す運転情報を受信するように構成された通信インターフェースと、
プリセットパラメータのセットを記憶するように構成されたストレージと、
プロセッサと、
を備え、
前記プロセッサは、
前記道路を1以上の道路区間に分割し、
前記道路区間の各々に関連付けられた前記運転情報および前記プリセットパラメータのセットに基づいて、前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンのための第1の交通渋滞指数および第2の交通渋滞指数をそれぞれ決定し、
前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数に基づいて前記道路の方向不均衡指数を決定し、
前記方向不均衡指数に基づいて前記道路の第1方向レーンおよび第2方向レーンの少なくとも一方を調整する命令を提供する
ように構成される、システム。
【請求項2】
前記通信インターフェースは、さらに、前記道路の環境条件を示す環境情報を受信するように構成され、
前記プロセッサは、さらに、前記道路区間の各々に関連付けられた前記運転情報、前記環境情報および前記プリセットパラメータのセットに基づいて、前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンの前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数をそれぞれ決定するように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記命令を提供するために、前記プロセッサは、
前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数に基づいて前記道路の下流道路を識別し、
前記下流道路の下流方向不均衡指数を決定し、
前記方向不均衡指数および前記下流方向不均衡指数に基づいて前記道路の前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンの少なくとも一方を調整する命令を提供する
ようにさらに構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記道路に沿って装備されたセンサ、および/または前記道路を走行し、前記運転情報を取り込むように構成された車両をさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記プリセットパラメータのセットは、前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンの前記道路区間の各々に対する非交通通過時間をそれぞれ含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数を決定するために、前記プロセッサは、
前記運転情報に基づいて、前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンの各道路区間について実通過時間をそれぞれ算出し、
前記第1の方向レーンの各道路区間について、前記実通過時間および前記非交通通過時間に基づいて前記第1の交通渋滞指数を決定し、
前記第2の方向レーンの各道路区間について、前記実通過時間および前記非交通通過時間に基づいて前記第2の交通渋滞指数を決定する
ようにさらに構成される、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記道路の前記下流道路を識別するために、前記プロセッサは、
前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数に基づいて前記道路の下流方向を決定し、
各隣接道路の交通迂回率に基づいて、前記道路の下流方向の1以上の隣接道路から前記下流道路を選択する
ようにさらに構成される、請求項3に記載のシステム。
【請求項8】
道路状態を調整する方法であって、
第1の方向レーンおよび第2の方向レーンを含む道路上の車両運転記録を示す運転情報を受信するステップと、
プロセッサによって、前記道路を1以上の道路区間に分割するステップと、
前記プロセッサによって、前記道路区間の各々に関連付けられた前記運転情報およびプリセットパラメータのセットに基づいて、前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンのための第1の交通渋滞指数および第2の交通渋滞指数をそれぞれ決定するステップと、
前記プロセッサによって、前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数に基づいて前記道路の方向不均衡指数を決定するステップと、
前記プロセッサによって、前記方向不均衡指数に基づいて前記道路の前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンの少なくとも一方を調整する命令を提供するステップと、
を備える方法。
【請求項9】
前記道路の環境条件を示す環境情報を受信するステップと、
前記道路区間の各々に関連付けられた前記運転情報、前記環境情報および前記プリセットパラメータのセットに基づいて、前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンのための前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数をそれぞれ決定するステップと、をさらに備える、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記命令を提供するステップは、
前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数から下流道路を識別するステップと、
前記下流道路の下流方向不均衡指数を決定するステップと、
前記方向不均衡指数および前記下流方向不均衡指数に基づいて、前記道路の第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンの少なくとも一方を調整する命令を提供するステップと、
を備える、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記道路に沿って装備されたセンサおよび/または前記道路を走行する車両によって前記運転情報を取り込むステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記プリセットパラメータのセットは、前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンの前記道路区間の各々に対する非交通通過時間をそれぞれ含む、請求項8に記載の方法。
【請求項13】
前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数を決定するステップは、
前記運転情報に基づいて、前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンの各道路区間について実通過時間をそれぞれ算出するステップと、
前記第1の方向レーンの各道路区間について、前記実通過時間および前記非交通通過時間から前記第1の交通渋滞指数を決定するステップと、
前記第2の方向レーンの各道路区間について、前記実通過時間および前記非交通通過時間に基づいて前記第2の交通渋滞指数を求めるステップと、
を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記道路の前記下流道路を識別するステップは、
前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数に基づいて前記道路の下流方向を決定するステップと、
各隣接道路の交通迂回率に基づいて前記道路の下流方向の1以上の隣接道路から前記下流道路を選択するステップと、
を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
1以上のプロセッサによって実行されると、前記1以上のプロセッサに、
第1の方向レーンおよび第2の方向レーンを含む道路上の車両走行記録を示す走行情報を受信することと、
前記道路を1以上の道路区間に分割することと、
前記道路区間の各々に関連付けられた運転情報およびプリセットパラメータのセットに基づいて、前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンのための第1の交通渋滞指数および第2の交通渋滞指数をそれぞれ決定することと、
前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数に基づいて前記道路の方向不均衡指数を決定することと、
前記方向不均衡指数に基づいて前記道路の前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンの少なくとも一方を調整する指示を提供することと、
を含む動作を実行させる命令が格納された非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項16】
前記動作は、
前記道路の環境条件を示す環境情報を受信することと、
前記道路区間の各々に関連付けられた前記運転情報、前記環境情報および前記プリセットパラメータのセットに基づいて、前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンのための前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数をそれぞれ決定することと、
をさらに含む、請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項17】
前記命令を提供することは、
前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数から下流道路を識別することと、
前記下流道路の下流方向不均衡指数を決定することと、
前記方向不均衡指数および前記下流方向不均衡指数に基づいて、前記道路の前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンの少なくとも一方を調整する命令を提供することと、
を含む、請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項18】
前記プリセットパラメータのセットは、前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンの前記道路区間の各々の非交通通過時間をそれぞれ含む、請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項19】
前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数を決定することは、
前記運転情報に基づいて、前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンの道路区間の各々について実通過時間をそれぞれ算出することと、
前記第1の方向レーンの各道路区間について、前記実通過時間および前記非交通通過時間から第1の交通渋滞指数を求めることと、
前記第2の方向レーンの各道路区間について、前記実通過時間および前記非交通通過時間に基づいて前記第2の交通渋滞指数を求めることと、
を含む、請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項20】
前記道路の前記下流道路を識別することは、
前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数に基づいて前記道路の下流方向を決定することと、
隣接道路の交通迂回率に基づいて、前記道路の下流方向の隣接道路から前記下流道路を選択することと、
を含む、請求項17に記載のコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、中国出願第201710440208.9号(2017年6月12日出願)、中国出願第201710439453.8号(2017年6月12日出願)、および中国出願第201710440210.6号(2017年6月12日出願)に基づく優先権の利益を主張する。全ての出願の全内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
技術分野
本開示は、道路状態を分析および調整するためのシステムおよび方法に関し、より詳細には、道路に関連付けられた運転情報に基づいて双方向道路の交通状態を分析および調整するためのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0003】
背景
都市道路の性質は、時間と空間の両方において交通ホットスポットの不均一な分布を引き起こす。ある期間において、いくつかの双方向道路は、両方向における深刻な交通渋滞に苦しむ。交通渋滞を知らずにこれらの道路を走行することは、交通渋滞を悪化させるばかりでなく、運転者の通勤時間を増加させる。また、午前及び午後のラッシュアワーのようないくつかの時間帯では、交通渋滞が双方向道路の一方の方向にのみ発生し、他方の方向のレーンを非常に低い利用率で残す。この双方向道路における交通負荷の方向の不均衡は、「タイダルレーン(tidal lane)」として知られている。
【0004】
交通渋滞を低減し、双方向道路の交通負荷バランスを改善するために、交通制御および管理要員は、直接観測、特定の道路区間での画像取得、または測量車両の速度計に基づく交通量推定によって、タイダルレーンを識別することができる。しかし、これらの間接手段は撮像機器の観測や保守に多大な人員を要求したり、継続的な監視による冗長なデータ蓄積や、測量車の状態や運転者による交通量推定の不正確さなど、様々な問題を抱えている。
【0005】
本開示の実施形態は、道路状態分析および調整のための改善されたシステムおよび方法によって、上記の問題に対処する。
【発明の概要】
【0006】
本開示の実施形態は、道路状態を調整するためのシステムを提供する。本システムは、道路上の車両運転記録を示す運転情報を受信するように構成された通信インターフェースを含むことができる。道路は、第1の方向レーンおよび第2の方向レーンを含む。システムは、プリセットパラメータのセットを記憶するように構成されたストレージをさらに含むことができる。システムは、道路を1つまたは複数の道路区間に分割するように構成されたプロセッサも含むことができる。プロセッサは、また、道路区間の各々に関連付けられた運転情報およびプリセットパラメータのセットに基づいて、第1の方向レーンおよび第2の方向レーンのための第1の交通渋滞指数および第2の交通渋滞指数をそれぞれ決定するように構成されてもよい。プロセッサは、第1の交通渋滞指数および第2の交通渋滞指数に基づいて、道路の方向不均衡指数を決定するようにさらに構成されてもよい。プロセッサは、方向不均衡指数に基づいて、道路の第1の方向レーンおよび第2の方向レーンのうちの少なくとも1つを調整する命令を提供するようにさらに構成され得る。
【0007】
本開示の実施形態はまた、道路条件を調整するための方法を提供する。この方法は、道路上の車両運転記録を示す運転情報を受信するステップを含むことができる。道路は、第1の方向レーンおよび第2の方向レーンを含む。この方法はまた、プロセッサによって、道路を1つまたは複数の道路区間に分割するステップを含むことができる。この方法はさらに、プロセッサによって、道路区間のそれぞれに関連付けられた運転情報およびプリセットパラメータのセットに基づいて、第1の方向レーンおよび第2の方向レーンのそれぞれに関する第1の交通渋滞指数および第2の交通渋滞指数を決定することを含むことができる。方法は、プロセッサによって、第1の交通渋滞指数および第2の交通渋滞指数に基づいて、道路の方向不均衡指数を決定することをさらに含むことができる。この方法はさらに、プロセッサによって、方向不均衡指数に基づいて道路の第1の方向レーンおよび第2の方向レーンのうちの少なくとも1つを調整する命令を提供するステップを含むことができる。
【0008】
本開示の実施形態は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、1つまたは複数のプロセッサに動作を実行させる命令が格納された非一時的コンピュータ可読媒体をさらに提供する。動作は、道路上の車両運転記録を示す運転情報を受信することを含むことができる。道路は、第1の方向レーンおよび第2の方向レーンを含む。動作はまた、プロセッサによって、道路を1つまたは複数の道路区間に分割することを含んでもよい。動作は、プロセッサによって、道路区間の各々に関連付けられた運転情報およびプリセットパラメータのセットに基づいて、第1の方向レーンおよび第2の方向レーンのそれぞれに関する第1の交通渋滞指数および第2の交通渋滞指数を決定することをさらに含むことができる。動作は、プロセッサによって、第1の交通渋滞指数および第2の交通渋滞指数に基づいて、道路の方向不均衡指数を決定することをさらに含むことができる。動作は、プロセッサによって、方向不均衡指数に基づいて道路の第1の方向レーンおよび第2の方向レーンのうちの少なくとも1つを調整する命令を提供するステップをさらに含むことができる。
【0009】
当然ながら、上記の一般的記載と下記の詳細な記載単に例示的かつ説明的なものであり、主張されているように発明を制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、本開示の実施形態による、道路状態を調整するための例示的なシステムの概略図を示す。
【図2】図2は、本開示の実施形態による、道路状態を分析および調整するための例示的なサーバのブロック図を示す。
【図3】図3は、本開示の実施形態による、例示的な目標道路および隣接する下流の道路を示す。
【図4】図4は、本開示の実施形態による例示的な目標道路を示す。
【図5】図5は、本開示の実施形態による、道路状態を調整するための例示的な方法のフローチャートを示す。
【図6】図6は、本開示の実施形態による、交通渋滞指数を決定するための例示的な方法のフローチャートを示す。
【図7】図7は、本開示の実施形態による、交通渋滞指数を決定するための別の例示的な方法のフローチャートを示す。
【図8】図8は、本開示の実施形態による、下流の道路状態に基づいて道路状態を調整するための例示的な方法のフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
詳細な説明
ここで、例示的な実施形態を詳細に参照し、その例を添付の図面に示す。図面において、同一の参照符号は、可能な限り同一又は類似の構成要素に用いる。
【0012】
図1は、本開示の実施形態による、道路状態を調整するための例示的なシステム100の概略図を示す。システム100は、道路状況分析および調整サーバ101(簡略化のためにサーバ101とも呼ばれる)を含み得る。サーバ101は、汎用サーバであってもよいし、道路状況を分析し調整するために特別に設計された独自の装置であってもよい。サーバ101は、スタンドアロン・サーバまたはスタンドアロン・サーバの統合コンポーネントとすることができると考えられる。道路状況の分析および調整はかなりの計算リソースを必要とする場合があるので、いくつかの実施形態では、サーバ101は、スタンドアロンのシステムとして実装することができる。
【0013】
図1に示すように、サーバ101は、道路102の交通状況を分析し、交通制御および管理機構103を介して道路102の交通状況を調整することができる。道路102は、1つ又はそれ以上の第1の方向レーン104及び1つ又はそれ以上の第2の方向レーン106を含む双方向道路とすることができる。第1および第2の方向は、互いに反対であり、仕切り108によって分離されてもよい。位置、時刻、曜日、レーンの数、上流および下流の道路の交通状況、事故、および信号持続時間など(これらに限定されない)様々な要因が、道路102の各方向におけるレーンの交通渋滞の程度に影響を及ぼし得ることが企図される。いくつかの実施形態では、第1の方向レーン104および第2の方向レーン106の交通渋滞の程度が互いに異なり得、それによって、道路102を「タイダルレーン」にする 第1の方向レーン104と第2の方向レーン106との間の交通渋滞の不均衡は、望ましくなく、調整される必要がある。いくつかの実施形態では、サーバ101が第1の方向レーン104および第2の方向レーン106それぞれの交通渋滞の程度、ならびにそれらの間の交通不均衡の程度を分析することができる。
【0014】
本出願の開示と一致して、サーバ101は、第1の方向レーン104および第2の方向レーン106の各々について交通渋滞指数(traffic congestion index:TCI)を使用して交通渋滞の程度を測定し、方向不均衡指数(DII)を使用して交通渋滞の程度を測定することができる。サーバ101は、道路102に関連付けられた運転情報に基づいて、第1の方向レーン104及び第2の方向レーン106の各々についてTCIを決定することができる。運転情報は、道路102上の車両走行記録を示すことができ、交通量、リアルタイム走行速度、平均走行速度、走行時間、走行距離などを含むことができる。運転情報は、道路102に沿って装備されたセンサ110および/または道路102を通って走行する車両114上に装備されたセンサ112によって、連続的に、定期的に、または断続的に取り込まれ得る。センサ110および112は、カメラ、速度計、または運転情報を得るための任意の他の適切なセンサを含み得る。いくつかの実施形態では、サーバ101が連続的に、または定期的に、または断続的に、取り込まれた運転情報をセンサ110および112から取り出すことができる。いくつかの実施形態では、車両114は、運転記録を運転情報の一部としてサーバ101に報告することができる。
【0015】
サーバ101はある期間(例えば、週、月、四半期、または年)の運転情報と、プリセットパラメータ(例えば、非交通通過時間および重量)のセットとに基づいて、TCIを計算することができる。サーバ101は、さらに、第1の方向レーン104および第2の方向レーン106のTCIに基づいて道路102のDIIを計算することができる。いくつかの実施形態では、サーバ101がTCIのうちの少なくとも1つが閾値より大きい、すなわち、第1の方向レーン104および第2の方向レーン106のうちの少なくとも1つが、閾値より大きいTCIによって示されるように、期間において重大な交通渋滞を有する場合にのみ、DIIを計算することができる。
【0016】
重大な交通不均衡に応答して(例えば、閾値と比較することによって)、サーバ101は、交通制御および管理機構103に、交通不均衡を低減するために第1の方向レーン104および/または第2の方向レーン106を調整するように命令することができる。交通制御および管理機構103は、交通制御センタ、地方警察署、警察官、または道路102の交通状態を制御および管理するための任意の適当な自動、半自動、または手動手段を含むことができる。いくつかの実施形態では、道路102の交通状況を調整するために、交通制御および管理機構103は、例えば、ジッパートラックを使用するか、または仕切り108を変更することによって、第1および第2の方向にレーンを再割り当てすることができる。いくつかの実施形態では、交通制御および管理機構103は、例えば、赤ライトの持続時間を減少させ、および/または交通渋滞の激しい方向に緑ライトの持続時間を増加させ、および/または赤ライトの持続時間を増加させ、および/または軽い交通渋滞方向に緑ライトの持続時間を減少させることによって、道路102に隣接する交通信号の持続時間を変化させることができる。
【0017】
図2は、本開示の実施形態による、道路状態を分析および調整するための例示的なサーバ101のブロック図を示す。サーバ101は、通信インターフェース202、プロセッサ204、メモリ206、およびストレージ208を含むことができる。いくつかの実施形態では、サーバ101は、集積回路(IC)チップ(特定用途向け集積回路(ASIC)またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)として実装される)、または専用機能を有する別個のデバイスなど、単一のデバイス内に異なるモジュールを有することができる。サーバ101の構成要素は、統合された装置内にあってもよく、または異なる場所に分散されてもよいが、ネットワーク(図示せず)を介して互いに通信する。
【0018】
通信インターフェース202は通信ケーブル、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、広域ネットワーク(WAN)、電波などの無線ネットワーク、全国的なセルラーネットワーク、および/またはローカル無線ネットワーク(例えば、BluetoothTMまたはWiFi)、または他の通信方法を介して、センサ110および112のような構成要素にデータを送信し、センサ110および112のような構成要素からデータを受信することができる。いくつかの実施形態では、通信インターフェース202は、ISDN(integrated services digital network)カード、ケーブルモデム、衛星モデム、またはデータ通信接続を提供するモデムとすることができる。別の例として、通信インターフェース202は、互換性のあるLANへのデータ通信接続を提供するローカルエリアネットワーク(LAN:local area network)カードであり得る。無線リンクは、通信インターフェース202によっても実現できる。そのような実装形態では、通信インターフェース202は、ネットワークを介して様々なタイプの情報を表すデジタルデータストリームを搬送する電気信号、電磁信号、または光信号を送受信することができる。
【0019】
いくつかの実施形態と一致して、通信インターフェース202は、センサ110および112によって取得された運転情報を受信し、受信した運転情報を記憶のためにストレージ208に、または処理のためにプロセッサ204に提供することができる。通信インターフェース202は、また、プロセッサ204によって生成された道路102の交通状況を調整するための命令を受信し、ネットワークを介して交通制御および管理機構103に命令を提供してもよい。運転情報は、第1の方向レーン104および第2の方向レーン106を含む道路102上の車両運転記録を示すことができる。
【0020】
プロセッサ204は、任意の適切なタイプの汎用または専用マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、またはマイクロコントローラを含み得る。プロセッサ204は、道路状況の分析および調整に専用の別個のプロセッサモジュールとして構成することができる。あるいは、プロセッサ204は、道路状態調整とは関係のない他の機能を実行するための共有プロセッサモジュールとして構成されてもよい。
【0021】
図2に示すように、プロセッサ204は、道路分割ユニット210、交通渋滞指数ユニット212、方向不均衡指数ユニット214、道路調整命令ユニット216などの複数のモジュールを含むことができる。これらのモジュール(および任意の対応するサブモジュールまたはサブユニット)は、他のコンポーネントと共に使用するために、またはプログラムの一部を実行するために設計されたプロセッサ204のハードウェアユニット(例えば、集積回路の一部)であり得る。プログラムは、コンピュータ可読媒体に格納することができ、プロセッサ204によって実行されると、1つまたは複数の機能を実行することができる。図2は、すべて1つのプロセッサ204内のユニット210−216を示しているが、これらのユニットは互いに近くまたは遠隔に配置された複数のプロセッサに分散されてもよいと考えられる。
【0022】
道路分割ユニット210は、分析を容易にするために、道路102を1つまたは複数の道路区間に分割するように構成することができる。各道路区間は、開始座標、終了座標、および距離に関連付けることができる。いくつかの実施形態では、各道路区間は、例えば、道路102の速度限界に基づいて決定される同じ距離を有することができる。いくつかの実施形態では、少なくともいくつかの道路区間が道路102の入口および/または出口(例えば、ハイウェイランプおよび交通信号灯)に基づいて分割され得る。道路102は、反対方向に複数のレーン、すなわち第1の方向レーン104および第2の方向レーン106を含むので、道路区間は、第1または第2の方向にあってもよい。すなわち、第1の方向レーン104は、第1の方向における道路区間のセットに分割することができ、第2の方向レーン106は、第2の方向における別の道路区間のセットに分割することができる。通信インターフェース202によって受信された運転情報は、第1の方向レーン104および第2の方向レーン106における各道路区間に関連付けられてもよい。例えば、車両体積、リアルタイム車両速度、平均車両速度、走行時間、および走行距離などの車両走行記録を、道路102の各道路区間に関連付けることができる。
【0023】
交通渋滞指数ユニット212は、各道路区間に関連付けられた運転情報と、プリセットパラメータのセット209とに基づいて、第1の方向レーン104に対する第1のTCIと、第2の方向レーン106に対する第2のTCIとを決定するように構成され得る。プリセットパラメータ209は、サーバ101の通信インターフェース202に動作可能に結合され、TCIを計算するために交通渋滞指数ユニット212によって取り出されるローカルまたはリモートデータベースに格納され得る。プリセットパラメータ209は、それぞれ、第1の方向レーン104および第2の方向レーン106における各道路区間の非交通通過時間を含むことができる。非交通通過時間は、交通遅延なしにそれぞれの道路区間を通過する車両の理論走行時間を示す。例えば、道路区間の距離を、道路区間の制限速度または道路区間の過去の平均走行速度で除算することにより、一般通行時間を算出してもよい。
【0024】
いくつかの実施形態では、プリセットパラメータ209は、第1の方向レーン104および第2の方向レーン106のそれぞれにおける各道路区間の重みを含むこともできる。重量は、それぞれの道路区間に関連付けられた、履歴的な車両体積、人口密度、および交通事故率などの、しかしこれらに限定されない様々な要因に基づいてプリセットすることができる。
【0025】
TCIを決定するために、交通渋滞指数ユニット212は、運転情報に基づいて、第1の方向レーン104および第2の方向レーン106のそれぞれにおける各道路区間の実通過時間を計算するように構成され得る。実通過時間は、それぞれの道路区間を通過する車両の実際の走行時間を示す。いくつかの実施形態では、交通渋滞指数ユニット212は、期間中の受信したすべての車両運転記録を分析し、異常な車両運転記録をフィルタリングし、フィルタリングした車両運転記録を平均して、期間中の各道路区間の実通過時間を決定することができる。いくつかの実施形態では、実通過時間の精度を改善するために、特定の車両のみの運転記録(例えば、良好な運転履歴および低い事故率)が実通過時間を計算するために使用され得る。
【0026】
交通渋滞指数ユニット212は、第1の方向レーン104における各道路区間についての実通過時間および非交通通過時間に基づいて第1のTCIを決定し、第2の方向レーン106における各道路区間についての実通過時間および非交通通過時間に基づいて第2のTCIを決定するように構成され得る。例えば、TCIは、全ての道路区間の総実通過時間と全ての道路区間の総非交通通過時間との比に基づいて決定されてもよい。いくつかの実施形態では、TCIの計算が各道路区間の重みを考慮に入れてもよい。一例では、以下の式(1)がTCIの例示的な計算を示す:
【数1】
ここで、nは正の整数を表し、tは道路102の一方向におけるn番目の道路区間の実際の通過時間を表し、Tはn番目の道路区間の非交通通過時間を表し、Wはn番目の道路区間の重みを表す。
【0027】
大気質、降水量、視界、湿度、風速などの環境条件は、道路条件およびTCIの計算に影響を及ぼす可能性があると考えられる。道路102の環境条件を示す環境情報は例えば、局所的に又は遠隔的に記憶された履歴環境データから、サービス101によって受信されてもよい。いくつかの実施形態では、道路分割ユニット210は、環境情報に追加的に基づいて道路102を道路区間に分割することができる。例えば、各道路区間の距離は、環境条件に基づいて調整することができる。一例では、距離は、過去の悪い空気の質、大きな降水量、低い視認性、高い湿度、および/または高い風速のために、車両の走行速度が低下したときに増加され得る。いくつかの実施形態では、交通渋滞指数ユニット212は、環境条件に基づいて各道路区間の非交通通過時間を調整することもできる。例えば、それぞれの道路区間の非交通通過時間は、道路区間に関連付けられた過去の悪い空気の質、大きな降水量、低い視認性、高い湿度、および/または高い風速のために車両の走行速度が低下したときに増加され得る。その結果、交通渋滞指数ユニット212による第1の方向レーン104および第2の方向レーン106のTCIの算出は、運転情報、環境情報、及び各道路区間に関連付けられたプリセットパラメータ(例えば、重量)に基づいて行われてもよい。
【0028】
交通渋滞指数ユニット212によって計算されたTCIに基づいて、道路102の対応するレーンが時間期間において有意な交通渋滞を有するかどうかは、例えば、プリセットパラメータ209の一部として、閾値と比較することによって決定され得る。一例では、閾値は、2として設定されてもよく、2より大きい任意のTCIは、対応するレーンが期間において重大な交通渋滞を有することを示してもよい。別の例では、閾値が1.1、1.2、1.3、1.4、または1.5など、1以上に設定されてもよい。本出願の開示と一致して、一方向の交通渋滞を理解することに加えて、サーバ101は、適切な道路調整命令を行うために、道路102上の両方向の交通が不均衡であるかどうか(すなわち、「タイダルレーン」を形成するか)をさらに決定してもよい。
【0029】
方向不均衡指数ユニット214は、第1のTCIおよび第2のTCIに基づいて道路102のDIIを決定するように構成され得る。一例では、以下の式(2)は、DIIを計算する方法を示す:
【数2】
ここで、TCIは、第1のTCIを表し、TCIは、第2のTCIを表し、min(TCI,TCI)は、第1と第2のTCIの最小値を表し、|TCI−TCI|は、第1と第2のTCI間の差の絶対値を表す。いくつかの実施形態では、方向不均衡指数ユニット214が計算されたDIIを閾値(例えば、プリセットパラメータ209の一部)と比較して、道路102の両方向における交通が不均衡であるかどうかを決定し得る。一例では、閾値は70%とすることができ、70%より大きい任意のDIIは、道路102の両方向における不均衡な交通を示すことができる。いくつかの実施形態では、方向不均衡指数ユニット214が第1の方向レーン104および第2の方向レーン106のうちの1つが重大な交通渋滞(例えば、閾値よりも大きい)を有する場合にのみ、DIIを計算することができる。第1および第2の方向レーン104および106のいずれも有意な交通渋滞を有さない場合、または第1および第2の方向レーン104および106の両方が有意な交通渋滞を有する場合、道路102の調整が不要または非実用的になるため、方向不均衡指数ユニット214は、DIIの計算に進まなくてもよい。
【0030】
道路調整命令ユニット216は、DIIに基づいて第1の方向レーン104および/または第2の方向レーン106を調整する命令を提供するように構成され得る。いくつかの実施形態では、道路調整命令ユニット216は、第1および第2のTCIの一方または両方にも基づいて命令を提供することができる。例えば、第1および第2方向レーン104および106の一方が著しい交通渋滞を有し、道路102の双方向の交通が不均衡である場合、道路調整命令ユニット216は、それに応じて道路状態を調整するために、交通制御および運営手段に命令を提供してもよい。いくつかの実施形態では、重大な交通渋滞を伴う方向におけるレーンの数を増加させることができ、一方、逆方向におけるレーンの数をそれに応じて減少させることができる。例えば、道路102の中央(例えば、デバイダ108付近)における1つ以上の車線の方向は、可逆的であり、サーバ101からの命令に基づいて変更されて、道路102の両方向における交通のバランスを取ることができる。
【0031】
いくつかの実施形態では、道路調整命令ユニット216は、ある期間におけるTCIまたはDIIの変化を考慮して、その期間におけるTCIまたはDIIが命令の基礎として使用されるべきかどうかを判定することができる。道路状況分析は、意味のある交通パターンを明らかにするために、通常、1週間、1ヶ月、4分の1または1年などの比較的長い期間で実行されるので、TCIまたはDIIの突然の変化は、道路状況分析および調整に有用ではない場合がある。したがって、閾値(例えば、プリセットパラメータ209の一部)より大きい時間間隔におけるTCIまたはDIIの任意の変化は、ノイズ信号として道路調整命令ユニット216によってフィルタリングされ得る。
【0032】
本開示のいくつかの実施形態と一致して、(例えば、下流道路のTCIおよび/またはDIIによって示される)道路102の下流道路の道路条件は、道路102の道路条件の調整に影響を及ぼし得る。例えば、下流の道路が重大な交通渋滞を有さない場合(例えば、下流方向のTCIが閾値よりも小さい場合)、道路102の調整は、交通渋滞を低減するのに役立ち得る。下流の道路も著しい交通渋滞を有する場合、下流の道路のDIIを分析して、下流を道路102と一緒に調整して両方向の交通のバランスをとることができるかどうかを調べる必要がある。
【0033】
いくつかの実施形態では、道路調整命令ユニット216は、第1および第2のTCIに基づいて道路102の下流道路を識別するように構成されてもよい。次に図3を参照すると、目標道路302(道路102の一例)は、第1の方向レーン302Aと第2の方向レーン302Bとを含む。図4に示すように、第1の方向レーン302Aは、道路分割ユニット210によって、道路区間のセット3022A、3024A、および3026Aに分割することができる。同様に、第2の方向レーン302Bは、道路分割ユニット210によって、別の道路区間のセット3022B、3024Bおよび3026Bに分割することができる。第1の方向レーン302Aの第1のTCIおよび第2の方向レーン302Bの第2のTCIは、上で詳細に説明したように、各道路区間に関連付けられた運転情報に基づいて交通渋滞指数ユニット212によって決定することができる。道路302の下流方向は、例えば、第1および第2のTCIを閾値と比較することによって、重大な交通渋滞を伴うレーンの方向に基づいて決定することができる。
【0034】
図3において、第1のTCIが閾値より大きく、第2のTCIが閾値より小さいと仮定すると、下流方向は、第1の方向レーン302Aに続く第1の方向である。下流方向(信号機300によって示される)の目標道路302の端部には、3つの隣接する道路304、306、および308があり、それぞれ、第1の方向レーン304A、306A、または308A、および第2の方向レーン304B、306B、または308Bを有する。いくつかの実施形態では、目標道路302に隣接するすべての下流道路304−308が道路調整命令ユニット216によって分析される必要はない。道路調整命令ユニット216は、道路304−308の交通迂回率に基づいて、1つまたは複数の下流道路を識別することができる。一例では、道路調整命令部216は、交通迂回率が50%より大きい単一の下流道路を特定してもよい。すなわち、目標道路302を出る交通量の半分以上がその下流道路に行く。他の例では、道路調整命令部216は、交通迂回率が40%より大きい下流道路を識別してもよい。さらに別の例では、道路調整命令ユニット216は、実際の比率にかかわらず、最も高い交通迂回比率を有する1つまたは複数の下流道路を識別することができる。図3において、道路304、306、および308の交通迂回率が60%、20%、および20%であると仮定すると、道路調整命令ユニット216は、その交通迂回率が50%の閾値を超えているので、さらなる分析のために道路304のみを特定することができる。
【0035】
再び図2を参照すると、下流道路が識別されると、サーバ101は道路分割ユニット210、交通渋滞指数ユニット212、および方向不均衡ユニット214を使用して、道路102に関して詳細に上述したのと同じ方法で下流道路304の下流TCIおよび下流DDIを決定することができ、再び繰り返さない。いくつかの実施形態では、道路調整命令ユニット216は、道路102のDIIならびに下流道路(例えば、図3の304)の下流DIIに基づいて、第1の方向レーン104および/または第2の方向レーン106を調整するための命令を提供するように構成され得る。例えば、道路102の第1の方向レーン104および/または第2の方向レーン106を調整する命令は、下流道路の下流DII(および/または下流TCI)が下流道路が道路102の調整時に増加した交通量を吸収することができることを示すときに提供され得る。
【0036】
メモリ206およびストレージ208は、プロセッサ204が動作させる必要があり得る任意のタイプの情報を記憶するために提供される任意の適切なタイプの大容量ストレージを含み得る。メモリ206およびストレージ208は、ROM、フラッシュメモリ、ダイナミックRAM、およびスタティックRAMを含むがこれらに限定されない、揮発性または不揮発性、磁気、半導体、テープ、光、リムーバブル、非リムーバブル、または他のタイプのストレージデバイスまたは有形(すなわち、非一時的)コンピュータ可読媒体とすることができる。メモリ206および/またはストレージ208は、本明細書で開示される道路状況分析および調整機能を実行するためにプロセッサ204によって実行され得る1つまたは複数のコンピュータプログラムを記憶するように構成され得る。例えば、メモリ206および/または記憶208は、運転情報を取り込むようにセンサ110および112を制御し、取り込まれた運転情報を処理して道路状態調整命令を生成するために、プロセッサ204によって実行され得るプログラム(複数可)を格納するように構成され得る。
【0037】
メモリ206および/または、ストレージ208は、プロセッサ204によって使用される情報およびデータを記憶するようにさらに構成され得る。例えば、メモリ206および/または記憶装置208は、センサ110および112によって取り込まれた運転情報、ならびにプリセットパラメータ209を記憶するように構成され得る。様々なタイプのデータは、永久的に格納されてもよいし、定期的に除去されてもよいし、データの各フレームが処理された直後に無視されてもよい。
【0038】
図5は、本開示の実施形態による、道路状態を調整するための例示的な方法500のフローチャートを示す。例えば、方法500は、とりわけ、サーバ101、センサ110および112を含む道路状況調整システム100によって実施されてもよい。しかし、方法500は、その例示的な実施形態に限定されない。方法500は、以下に説明するステップS502−S510を含むことができる。ステップのいくつかは、本明細書で提供される開示を実行するために任意選択であり得ることを理解されたい。さらに、ステップのいくつかは、同時に、または図5に示す順序とは異なる順序で実行されてもよい。
【0039】
ステップS502では、双方向道路の運転情報を受信する。道路(例えば、道路102)は、第1の方向レーンと第2の方向レーンとを含む双方向道路であってもよい。運転情報は、道路102上の車両走行記録を示すことができ、交通量、リアルタイム走行速度、平均走行速度、走行時間、走行距離などを含むことができる。運転情報は、道路102に沿って装備されたセンサ110、および/または道路102を走行する車両114に装備されたセンサ112によって、ある期間内に取り込むことができる。
【0040】
ステップS504において、道路は、プロセッサ204によって、1つ以上の道路区間に分割される。いくつかの実施形態では、第1の方向レーン104および第2の方向レーン106は、それぞれ、例えば、道路102の速度限界および/または道路102の環境条件に基づいて、同じ距離を有する道路区間に分割され得る。いくつかの実施形態では、道路区間の少なくともいくつかは例えば、道路102の入口および/または出口(例えば、ハイウェイランプおよび信号機)に基づいて分割されるように、異なる距離を有することができる。道路102の運転情報は、各道路区間に関連付けられてもよい。
【0041】
ステップS506において、第1の方向レーンおよび第2の方向レーンの各道路区間に関連付けられた運転情報およびプリセットパラメータのセットに基づいて、プロセッサ204によって、第1の方向レーンの第1の交通渋滞指数および第2の方向レーンの第2の交通渋滞指数がそれぞれ決定される。プリセットパラメータは、第1の方向レーンおよび第2の方向レーンにおける各道路区間に対する非交通通過時間をそれぞれ含むことができる。いくつかの実施形態では、プリセットパラメータは、TCIを計算する際に、各道路区間に対する重みをさらに含むことができる。
【0042】
例えば、図6は、本開示の実施形態による、交通渋滞指数を決定するための例示的な方法600のフローチャートを示す。方法600は、ステップS506の一例とすることができる。ステップS602では、運転情報に基づいて、第1の方向レーン及び第2の方向レーンにおける各道路区間の実通過時間を決定する。実通過時間は、それぞれの道路区間を通過する車両の実際の走行時間を示す。ステップ604において、第1のTCIは、第1の方向レーンにおける各道路区間の実通過時間および非交通通過時間に基づいて決定される。いくつかの実施形態では、第1のTCIを決定する際に、第1の方向レーンにおける各道路区間の重みを考慮に入れることができる。ステップ606において、第2のTCIは、第2の方向レーンにおける各道路区間の実通過時間および非交通通過時間に基づいて決定される。いくつかの実施形態では、第2のTCIを決定する際に、第2の方向レーンにおける各道路区間の重みを考慮に入れることができる。例えば、上記式(1)は、第1のTCIまたは第2のTCIを算出する例を示す。
【0043】
いくつかの実施形態では、TCIを決定するために、大気質、降水量、視界、湿度、および風速などの道路の環境条件をさらに考慮することができる。例えば、図7は、本開示の実施形態による、交通渋滞指数を決定するための別の例示的な方法700のフローチャートを示す。ステップS702では、道路の環境条件を示す環境情報を受信する。ステップS704では、受信された環境情報に基づいて、第1および第2の方向レーンにおける各道路区間の非交通通過時間をそれぞれ調整することができる。いくつかの実施形態では、道路区間の分割が環境情報も考慮に入れることができる。ステップS706において、第1および第2のTCIは、それぞれ、第1および第2の方向レーンにおける実通過時間および調整された非交通通過時間に基づいて決定される。
【0044】
図5に戻って参照すると、ステップS508において、プロセッサ204によって、第1および第2のTCIに基づいて、道路のDIIが決定される。いくつかの実施形態では、DIIが第1および第2のTCIのうちの一方が閾値を上回り、第1および第2のTCIのうちの別の一方が閾値を下回る場合にのみ決定される。例えば、上記(2)式は、DIIの算出例を示す。ステップS510において、第1の方向レーンおよび/または第2の方向レーンを調整する命令は、DIIに基づいてプロセッサ204によって提供される。いくつかの実施形態では、DIIは、提供される命令を決定する前に閾値と比較されてもよい。いくつかの実施形態では、DIIならびに第1および第2のTCIの両方を使用して、提供される命令を決定することができる。例えば、第1および第2のTCIのうちの一方のみがTCI閾値を上回り、DIIが閾値を上回る場合、命令は、交通制御および管理機構103に、道路102の第1および第2の方向にレーンを再割り当てするように命令する。
【0045】
いくつかの実施形態では、道路の下流の道路の交通状況(例えば、下流の道路のTCIおよびDIIによって表される)を使用して、目標道路の第1の方向レーンおよび/または第2の方向レーンを調整する命令を提供することができる。例えば、図8は、本開示の実施形態による、下流の道路状態に基づいて道路状態を調整するための例示的な方法800のフローチャートを示す。方法800は、道路状態調整システム100によって実施することができる。しかし、方法800は、その例示的な実施形態に限定されない。方法800は、以下に説明するステップS802−S816を含むことができる。ステップのいくつかは、本明細書で提供される開示を実行するために任意選択であり得ることを理解されたい。さらに、ステップのいくつかは、同時に、または図8に示されるものとは異なる順序で実行されてもよい。
【0046】
ステップS802では、道路のDIIに基づいて調整対象道路を決定する。例えば、ターゲット道路のDIIは、DII閾値より上であり、ターゲット道路のTCIの1つは、TCI閾値より上であり、ターゲット道路のTCIの他の1つは、TCI閾値より下である。すなわち、目標道路の一方向のみが著しい交通渋滞を有し、両方向における目標道路の交通は不均衡であり、調整の余地を残す。
【0047】
ステップS804では、下流道路の交通迂回率に基づいて下流道路を特定する。下流方向は、目標道路の第1及び第2のTCI、例えば、交通渋滞が著しい車線の方向に基づいて決定することができる。下流方向において対象道路に隣接する道路が複数ある場合、交通迂回率に基づいて、1つ以上の下流道路を特定することができる。例えば、閾値を超える交通迂回率を有する下流の道路を識別することができる。
【0048】
ステップS806では、下流道路の下流レーンのTCIを決定する。下流道路は下流方向(すなわち、下流レーン)の第1の方向レーンと、下流方向とは反対の方向(すなわち、上流レーン)の第2の方向とを有する双方向道路とすることができると考えられる。この実施形態では、ステップS806において、下流レーンのTCIのみが決定され、上流レーンのTCIは決定されない。ステップS808では、TCIが閾値より大きいか否かが判定される。例えば、閾値は1.5であってもよい。閾値は1より大きい任意の値、例えば、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5などであり得ることが企図される。
【0049】
下流側道路の下流側車線のTCIが閾値よりも大きくない場合、すなわち、下流側車線が著しい交通渋滞を有さない場合、ステップS810において、目標道路を調整する命令は、例えば、サーバ101によって交通制御および管理機構103に提供される。そうでない場合、方法800は、ステップS812に進み、下流道路のDIIが決定される。DIIを決定する際には、下流道路の上流レーンのTCIも決定する必要がある。次いで、DIIは、下流レーンおよび上流レーンのためのTCIに基づいて計算され得る。ステップS814では、DIIが閾値より大きいか否かが判定される。例えば、閾値は80%であってもよい。DIIが閾値よりも大きい場合、すなわち、下流道路の交通が両方向で不均衡である場合、ステップS810において、目標道路を調整する命令は、例えば、サーバ101によって交通制御および管理機構103に提供される。そうでなければ、ステップS816において、目標道路を調整しないように命令する。
【0050】
本開示の別の態様は、実行されると、上述のような方法を1つまたは複数のプロセッサに実行させる命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体に関する。コンピュータ可読媒体は、揮発性または不揮発性、磁気、半導体、テープ、光、リムーバブル、非リムーバブル、または他のタイプのコンピュータ可読媒体またはコンピュータ可読ストレージ装置を含むことができる。例えば、コンピュータ可読媒体は、開示されるように、コンピュータ命令が格納されたストレージ装置またはメモリモジュールであってもよい。いくつかの実施形態では、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ命令が格納されたディスクまたはフラッシュドライブであってもよい。
【0051】
開示されたシステムおよび関連する方法に対して様々な修正および変形を行うことができることは、当業者には明らかであろう。他の実施形態は開示されたシステムおよび関連する方法の明細書および実施を考慮することから、当業者には明らかであろう。
【0052】
明細書および実施例は例示としてのみ考慮され、真の範囲は以下の特許請求の範囲およびそれらの均等物によって示されることが意図される。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【手続補正書】
【提出日】20190221
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
道路状態を調整するためのシステムであって、
第1の方向レーンおよび第2の方向レーンを含む道路上の車両運転記録を示す運転情報を受信するように構成された通信インターフェースと、
プリセットパラメータのセットを記憶するように構成されたストレージと、
プロセッサと、
を備え、
前記プロセッサは、
前記道路を1以上の道路区間に分割し、
前記道路区間の各々に関連付けられた前記運転情報および前記プリセットパラメータのセットに基づいて、前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンのための第1の交通渋滞指数および第2の交通渋滞指数をそれぞれ決定し、
前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数に基づいて前記道路の方向不均衡指数を決定し、
前記方向不均衡指数に基づいて前記道路の第1方向レーンおよび第2方向レーンの少なくとも一方を調整する命令を提供する
ように構成される、システム。
【請求項2】
前記通信インターフェースは、さらに、前記道路の環境条件を示す環境情報を受信するように構成され、
前記プロセッサは、さらに、前記道路区間の各々に関連付けられた前記運転情報、前記環境情報および前記プリセットパラメータのセットに基づいて、前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンの前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数をそれぞれ決定するように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記命令を提供するために、前記プロセッサは、
前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数に基づいて前記道路の下流道路を識別し、
前記下流道路の下流方向不均衡指数を決定し、
前記方向不均衡指数および前記下流方向不均衡指数に基づいて前記道路の前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンの少なくとも一方を調整する命令を提供する
ようにさらに構成される、請求項1または2に記載のシステム。
【請求項4】
前記道路に沿って装備されたセンサ、および/または前記道路を走行し、前記運転情報を取り込むように構成された車両をさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項5】
前記プリセットパラメータのセットは、前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンの前記道路区間の各々に対する非交通通過時間をそれぞれ含む、請求項1から4のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項6】
前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数を決定するために、前記プロセッサは、
前記運転情報に基づいて、前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンの各道路区間について実通過時間をそれぞれ算出し、
前記第1の方向レーンの各道路区間について、前記実通過時間および前記非交通通過時間に基づいて前記第1の交通渋滞指数を決定し、
前記第2の方向レーンの各道路区間について、前記実通過時間および前記非交通通過時間に基づいて前記第2の交通渋滞指数を決定する
ようにさらに構成される、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記道路の前記下流道路を識別するために、前記プロセッサは、
前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数に基づいて前記道路の下流方向を決定し、
各隣接道路の交通迂回率に基づいて、前記道路の下流方向の1以上の隣接道路から前記下流道路を選択する
ようにさらに構成される、請求項3に記載のシステム。
【請求項8】
道路状態を調整する方法であって、
第1の方向レーンおよび第2の方向レーンを含む道路上の車両運転記録を示す運転情報を受信するステップと、
プロセッサによって、前記道路を1以上の道路区間に分割するステップと、
前記プロセッサによって、前記道路区間の各々に関連付けられた前記運転情報およびプリセットパラメータのセットに基づいて、前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンのための第1の交通渋滞指数および第2の交通渋滞指数をそれぞれ決定するステップと、
前記プロセッサによって、前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数に基づいて前記道路の方向不均衡指数を決定するステップと、
前記プロセッサによって、前記方向不均衡指数に基づいて前記道路の前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンの少なくとも一方を調整する命令を提供するステップと、
を備える方法。
【請求項9】
前記道路の環境条件を示す環境情報を受信するステップと、
前記道路区間の各々に関連付けられた前記運転情報、前記環境情報および前記プリセットパラメータのセットに基づいて、前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンのための前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数をそれぞれ決定するステップと、をさらに備える、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記命令を提供するステップは、
前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数から下流道路を識別するステップと、
前記下流道路の下流方向不均衡指数を決定するステップと、
前記方向不均衡指数および前記下流方向不均衡指数に基づいて、前記道路の第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンの少なくとも一方を調整する命令を提供するステップと、
を備える、請求項8または9に記載の方法。
【請求項11】
前記道路に沿って装備されたセンサおよび/または前記道路を走行する車両によって前記運転情報を取り込むステップをさらに含む、請求項8から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記プリセットパラメータのセットは、前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンの前記道路区間の各々に対する非交通通過時間をそれぞれ含む、請求項8から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数を決定するステップは、
前記運転情報に基づいて、前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンの各道路区間について実通過時間をそれぞれ算出するステップと、
前記第1の方向レーンの各道路区間について、前記実通過時間および前記非交通通過時間から前記第1の交通渋滞指数を決定するステップと、
前記第2の方向レーンの各道路区間について、前記実通過時間および前記非交通通過時間に基づいて前記第2の交通渋滞指数を求めるステップと、
を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記道路の前記下流道路を識別するステップは、
前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数に基づいて前記道路の下流方向を決定するステップと、
各隣接道路の交通迂回率に基づいて前記道路の下流方向の1以上の隣接道路から前記下流道路を選択するステップと、
を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
1以上のプロセッサによって実行されると、前記1以上のプロセッサに、
第1の方向レーンおよび第2の方向レーンを含む道路上の車両走行記録を示す走行情報を受信することと、
前記道路を1以上の道路区間に分割することと、
前記道路区間の各々に関連付けられた運転情報およびプリセットパラメータのセットに基づいて、前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンのための第1の交通渋滞指数および第2の交通渋滞指数をそれぞれ決定することと、
前記第1の交通渋滞指数および前記第2の交通渋滞指数に基づいて前記道路の方向不均衡指数を決定することと、
前記方向不均衡指数に基づいて前記道路の前記第1の方向レーンおよび前記第2の方向レーンの少なくとも一方を調整する指示を提供することと、
を含む動作を実行させる命令が格納された非一時的コンピュータ可読媒体。
【国際調査報告】