(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】2019531023
(43)【公表日】20191024
(54)【発明の名称】OvXDMシステムに適用される一種類のデコード方法、装置とシステム
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/00 20060101AFI20190927BHJP
【FI】
   !H04L27/00 C
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】26
(21)【出願番号】2019517297
(86)(22)【出願日】20170926
(85)【翻訳文提出日】20190329
(86)【国際出願番号】CN2017103308
(87)【国際公開番号】WO2018059369
(87)【国際公開日】20180405
(31)【優先権主張番号】201610875145.5
(32)【優先日】20160930
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】519182626
【氏名又は名称】シェンチェン クアンチー フージョン テクノロジー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】SHEN ZHEN KUANG−CHI HEZHONG TECHNOLOGY LTD.
【住所又は居所】中華人民共和国,518000 グアンドン,シェンチェン ナンシャン ディストリクト,ウェスト オブ ナンハイ ロード,ノース オブ グイミャオ ロード,ヤングアン フアイー ビルディング ナンバー1,スイート 15ディー−02エフ
(74)【代理人】
【識別番号】110002066
【氏名又は名称】特許業務法人筒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リウ,ルオペン
【住所又は居所】中華人民共和国 518057 コアントン,シェンチェン,ナンシャン ディストリクト,ハイ−テク インダストリアル エステート,ナンバー9 カオシンチョン ファースト ロード,ソフトウェア ビルディング
(72)【発明者】
【氏名】ジー,チュンリン
【住所又は居所】中華人民共和国 518057 コアントン,シェンチェン,ナンシャン ディストリクト,ハイ−テク インダストリアル エステート,ナンバー9 カオシンチョン ファースト ロード,ソフトウェア ビルディング
(72)【発明者】
【氏名】シュー,シンアン
【住所又は居所】中華人民共和国 518057 コアントン,シェンチェン,ナンシャン ディストリクト,ハイ−テク インダストリアル エステート,ナンバー9 カオシンチョン ファースト ロード,ソフトウェア ビルディング
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,シャーシャー
【住所又は居所】中華人民共和国 518057 コアントン,シェンチェン,ナンシャン ディストリクト,ハイ−テク インダストリアル エステート,ナンバー9 カオシンチョン ファースト ロード,ソフトウェア ビルディング
(57)【要約】
本発明はOvXDMシステムに適用される一種類のデコード方法を開示している。下記を含む:受信符号情報シーケンスと関連する拡大マトリックスBを生成する;上述拡大マトリックスBに対し特異値分解を行う;全体最小二乗法によりデコードし、デコード出力情報シーケンスを取得する。本発明は一種類のOvXDMシステムをも開示している。本発明の具体的な実施方法では、全体最小二乗法でデコードすることにより、伝統デコード方法では、例えばビタビデコードを採用する時に、大量の保存リソースが必要で(ルート保存と距離保存)、且つ重複回数の増加とともに、デコードの複雑度が急激に増える同時に、デコードプロセスは符号ごとにデコードし、デコード出力のリアルタイム性が低い問題を解決している。本発明は信号がノイズに干渉される時に、より精確なデコード結果を得られ、デコードプロセスを簡略化し、システムリソースを省き、デコードの複雑度を下げる同時にデコード効率を上げ、システムの性能を保証している。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
OvXDMシステムに適用される一種類のデコード方法であって、下記を含む:
受信符号情報シーケンスと関連する拡大マトリックスBを生成する;
上述拡大マトリックスBに対し特異値分解を行う;
全体最小二乗法によりデコードし、デコード出力情報シーケンスを取得する。
【請求項2】
請求項1記載のOvXDMシステムに適用されるデコード方法において、
前記拡大マトリックスは、
である;その中、Hは多重波形係数マトリックスで、yは受信符号情報シーケンスで、マトリックスBのサイズが
、Nはデータフレーム長さで、Kは重複多重回数である。
【請求項3】
請求項2記載のOvXDMシステムに適用されるデコード方法において、
前記拡大マトリックスBに対し特異値分解を行う;前記拡大マトリックスBを
に分割することを含み、その中、

のユニタリマトリックスであり、

の対角マトリックスであり、

のユニタリマトリックスである。
【請求項4】
請求項3記載のOvXDMシステムに適用されるデコード方法において、
前記全体最小二乗法によりデコードすることである;具体的には下記を含む:公式
により上述受信された符号シーケンスをデコードする;その中、

の第
列の第
個の要素である。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載のOvXDMシステムに適用されるデコード方法において、
前記シーケンスを生成する拡大マトリックスBの前には、さらに受信信号シーケンスに対し同期処理とチャンネルバランシングを行うことを含む。
【請求項6】
OvXDMシステムに適用される一種類のデコード装置であって、下記を含む:
処理モジュールは、受信符号情報シーケンスと関連する拡大マトリックスBを生成することに使われる;
分解モジュールは、上述拡大マトリックスBに対し特異値分解を行うことに使われる;
デコードモジュールは、全体最小二乗法によりデコードし、デコード出力情報シーケンスを取得することに使われる。
【請求項7】
請求項6記載のOvXDMシステムに適用されるデコード装置において、
前記拡大マトリックスは
であることである;その中、Hは多重波形係数マトリックスで、yは受信符号情報シーケンスで、マトリックスBのサイズが
、Nはデータフレーム長さで、Kは重複多重回数である。
【請求項8】
請求項7記載のOvXDMシステムに適用されるデコード装置において、
前記分解モジュールは、前記拡大マトリックスBを
に分解することにも使われる;その中、

のユニタリマトリックスであり、

の対角マトリックスであり、

のユニタリマトリックスである。
【請求項9】
請求項8記載のOvXDMシステムに適用されるデコード装置において、
前記デコードモジュールは、公式
により上述受信された符号シーケンスをデコードすることにも使われる;その中、

の第
列の第
個の要素である。
【請求項10】
請求項6〜9のいずれか一項に記載のOvXDMシステムに適用される装置において、
更に、下記を含む:
前処理モジュールは、受信信号シーケンスに対し同期処理とチャンネルバランシングを行うことにも使われる。
【請求項11】
一種類のOvXDMシステムであって、
請求項6〜10のいずれか一項に記載のOvXDMシステムに適用されるデコード装置を含む。
【請求項12】
請求項11記載のOvXDMシステムにおいて、
前記OvXDMシステムがOvTDMシステム、OvFDMシステム、OvCDMシステム、OvSDMシステム又はOvHDMシステムを含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はOvXDMシステムに適用される一種類のデコード方法、装置とシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
OvXDM(Overlapped X Division Multiplexing、X領域重複多重)システム(Xはいかなる領域を示す。時間T、スペースS、周波数F又は混合H等)の伝統デコードでは、例えば、ビタビデコードは、Trellisグラフの中のノードを絶えずにアクセスする必要があり、各ノードのために二つのストレージを設定し、一つは当該ノードに到達する相対的な最適ルートの保存に使われ、もう一つは当該ノードに到達する相対的な最適ルート対応の測度の保存に使われる。重複回数が
である
次元変調のシステムに対し、Trellisグラフの中のノード数が
であり、デコードプロセスでは、各ノードを拡張する必要があるので、ノード数がデコードの複雑度を決め、デコードの複雑度が重複回数とともに指数的に増える。周知されているように、OvXDMシステムで、重複回数
が大きいほどスペクトル効率が高いため、できるだけ重複回数
を増やす必要があるが、伝統のデコードアルゴリズム(例えばビタビデコード)は、重複回数が一定の値(
)に増える場合、デコードの複雑度が急激に増え、現有デコード方法はリアルタイムのデコード需要を満足しにくい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明はOvXDMシステムに適用される一種類のデコード方法、装置とOvXDMシステムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の第一の特徴によれば、本発明はOvXDMシステムに適用される一種類のデコード方法を提供し、下記を含むものである。
【0005】
受信符号情報シーケンスと関連する拡大マトリックスBを生成する;
上述拡大マトリックスBに対し特異値分解を行う;
全体最小二乗法によりデコードし、デコード出力情報シーケンスを取得する。
【0006】
本発明の第二の特徴によれば、本発明はOvXDMシステムに適用される一種類のデコード装置を提供し、下記を含むものである。
【0007】
処理モジュールは、受信符号情報シーケンスと関連する拡大マトリックスBを生成することに使われる;
分解モジュールは、上述拡大マトリックスBに対し特異値分解を行うことに使われる;
デコードモジュールは、全体最小二乗法によりデコードし、デコード出力情報シーケンスを取得することに使われる。
【0008】
本発明の第三特徴によれば、本発明は一種類のOvXDMシステムを提供し、上述デコード装置を含むものである。
【発明の効果】
【0009】
上記技術案の採用により、本発明有益な効果は下記の通りである。
【0010】
本発明の具体的な実施方法では、全体最小二乗法でデコードすることにより、伝統のデコード方法(例えばビタビデコード)では、大量の保存リソースが必要で(ルート保存と距離保存)、且つ重複回数の増加とともに、デコードの複雑度が急激に増える同時に、デコードプロセスは符号ごとにデコードし、デコード出力のリアルタイム性が低い問題を解決している。本発明は信号がノイズに干渉される時に、より精確なデコード結果を得られ、デコードプロセスを簡略化し、システムリソースを省き、デコードの複雑度を下げる同時にデコード効率を上げ、システムの性能を保証している。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】図1は、OvXDM等量畳み込みエンコードモデルである;
【図2】図2は、本発明の方法が一種類の実施方法にあるフローチャートである;
【図3】図3は、OvTDMのTrellisグラフである;
【図4】図4は、本発明のシステムが一種類の実施方法にある機能モジュールを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、具体的な実施方法と図面とを結び合わせ、本発明を更なる詳しく説明する。
【0013】
全体最小二乗法は回帰マトリックスが、干渉があると認め、最小二乘の解を計算する時にこの要素を配慮している。A0とb0は、それぞれ観測不可の誤差無きデータマトリックスと誤差無きデータベクトルとする。実際に観測したデータマトリックスとデータベクトルはそれぞれA=A0+E、b=b0+eである。その中、Eとeはそれぞれ誤差データマトリックスと誤差データベクトルを示す。全体最小二乗の基本的な考えは下記である:校正ベクトル
でデータベクトルbを干渉するだけでなく、同時に校正マトリックス
でデータマトリックスAを干渉することで、Aとbの間の誤差又はノイズに対し連結補償を行う。
【0014】
マトリックス方程式の計算に対し観測誤差又はノイズによる影響を抑止することで、誤差有りのマトリックス方程式計算から精確なマトリックス方程式計算への変換を実現する。
【0015】
もちろん、校正データマトリックスも校正データベクトルもできるだけ小さいことが望ましい。そのため、全体最小二乗の問題は制約最適問題で下記のように示せる。
【0016】
もともとのマトリックス方程は
に書き変えたり、
と等量したりすることができる。その中、拡大データマトリックス
も拡大校正マトリックス

次元のマトリックスであり、

ベクトルである。
拡大マトリックスBの特異値を
に分解させる。その中、

のユニタリマトリックスであり、

の対角マトリックスであり、

のユニタリマトリックスである。その全体最小二乗の解は
である。その中、

の第
列の第
個の要素である。
【0017】
OvXDMシステム(Xはいかなる領域を示す。時間T、スペースS、周波数F又は混合H等)は、実際は等量畳み込みエンコードシステムである。そのエンコードモデルは、図1に示すようである。入力する符号シーケンスxはこのモデルと多重波形hにより畳み込み運算を行い、発信符号シーケンスyを得ることで、符号間の相互変位重複を実現する。変位畳み込みプロセスは公式で下記のように示されている。
【0018】
その中、Nはデータフレーム長さで、Kは変位重複回数で、重複エンコード後のデータ長さは
である。
【0019】
上記公式を展開すると、各重複後の発信符号は下記のようである。
【0020】
上記一連の公式はマトリックスで下記のように示される。
【0021】
即ち、受信符号シーケンスマトリックスは、
と示され、サイズが

である。
【0022】
発信符号シーケンスマトリックスは下記のように示される。

、サイズが
である。
【0023】
多重波形係数マトリックスは下記のように示される。

、サイズが
である。
【0024】
即ち、OvXDMシステムの畳み込みエンコードプロセスはマトリックスの形で

と等量的に示される。
【0025】
実際のOvXDMシステム受信側では、信号がチャンネルにより伝送されるため、受信される信号は干渉されてしまう。全体最小二乗の方法はこの干渉を考慮しているので、OvXDMシステムのデコードプロセスに適用される。
【0026】
実施例一:
図2は、本発明のOvXDMシステムに適用されるデコード方法である。その実施方法は、下記ステップを含む:
ステップ102:受信符号情報シーケンスと関連する拡大マトリックスBを生成する。
【0027】
拡大マトリックス
の中では、Hは多重波形係数マトリックスで、yは受信符号情報シーケンスで、マトリックスBのサイズが
で、Nはデータフレーム長さで、Kは重複多重回数である。
【0028】
ステップ104:上述拡大マトリックスBに対し特異値分解を行う。
【0029】
上述拡大マトリックスBに対し特異値分解を行う。上述拡大マトリックスBを下記のように分解することを含む。
【0030】
その中、

のユニタリマトリックスであり、

の対角マトリックスであり、

のユニタリマトリックスである。
【0031】
ステップ106:全体最小二乗法によりデコードし、デコード出力情報シーケンスを取得する。
【0032】
上述全体最小二乗法により解を求める。具体的には下記を含む:公式
により、上述受信された符号シーケンスをデコードする。その中、

の第
列の第
個の要素である。
【0033】
本発明のOvXDMシステムでは、Xは時間T領域、スペースS領域、周波数F領域又は混合H領域を含む。
【0034】
下記から時分割重複多重システムOvTDMを例とし、具体的に本発明のデコード方法を説明する:
仮に重複多重回数K=3とすると、図3はK=3時のOvTDMシステムのTrellisグラフである。入力符号シーケンスは
で、長さN=10である。矩形波h=[1,1,1]を多重波形とし、OvTDMエンコード後のシーケンスは
である。発信側はエンコード後の信号をチャンネルにより伝送する。チャンネルノイズに干渉されるため、受信側の受信した同期・チャンネル推定・バランシング等処理後の信号は下記のようである。
【0035】
全体最小二乗法によるデコードの具体的なステップは下記のようである。
【0036】
(1)拡大マトリックスBを生成する。
【0037】
その中、Hマトリックスは
次元マトリックスであり、つまり12*10の二次元マトリックスである;
はマトリックスに対する転置運算で、

次元マトリックスで、つまり12*1の二次元マトリックスである。拡大後に得たBマトリックスは
次元マトリックスで、つまり12*11の二次元マトリックスである。
【0038】
(2)拡大マトリックスBに対し特異値分解を行う
拡大マトリックスBの特異値分解は
である。その中、

のユニタリマトリックスであり、

の対角マトリックスであり、

のユニタリマトリックスである。
【0039】
(3)全体最小二乗法求解
公式
により受信符号シーケンスをデコードする。その中、

の第
列の第
個の要素である。
【0040】
デコード後の結果は
である。それを入力符号シーケンスと比べれば、デコード結果が正しいことが分かる。
【0041】
全体最小二乗法デコードでは、そのアルゴリズムの複雑度は重複多重回数Kから受ける影響が小さく、主としてはデータフレーム長さNと関連する。
【0042】
一種類の実施方法では、ステップ102の前に下記ステップをも含む。
【0043】
ステップ100:受信信号シーケンスに対し同期処理とチャンネルバランシングを行う。
【0044】
本発明のOvTDMシステムでは、受信側処理プロセスが下記のようである。
【0045】
発信側はエンコード変調後の信号をアンテナにより発射し、信号は無線チャンネルにて伝送され、受信側は受信信号をマッチング・フィルタリングし、信号をサンプリング・デコードし、最終的にビットストリームの判決出力をする。
【0046】
ステップ100は具体的に下記ステップを含む。
【0047】
(1)まず受信信号を同期する。搬送波同期、フレーム同期、符号時間同期等を含む;
(2)サンプリング定理により、各フレーム内の受信信号に対しデジタル化処理を行う;
(3)受信された波形に対し波形発信時間間隔により切断する。
【0048】
実施例二:
図4は、本発明のOvXDMシステムに適用されるデコード装置である。その中、Xは時間T領域、スペースS領域、周波数F領域又は混合H領域を含む。一種類の実施方法は、処理モジュール、分解モジュールとデコードモジュールを含む。処理モジュールは、受信符号情報シーケンスと関連する拡大マトリックスBを生成することに使われる;分解モジュールは、拡大マトリックスBに対し特異値分解を行うことに使われる;デコードモジュールは、全体最小二乗法によりデコードし、デコード出力情報シーケンスを取得することに使われる。
【0049】
一種類の実施方法では、拡大マトリックスは
である。その中、Hは多重波形係数マトリックスで、yは受信符号情報シーケンスで、マトリックスBのサイズが
、Nはデータフレーム長さで、Kは重複多重回数である。
【0050】
本発明の分解モジュールは、拡大マトリックスBを
に分解することにも使われる。その中、

のユニタリマトリックスであり、

の対角マトリックスであり、

のユニタリマトリックスである。
【0051】
一種類の実施方法では、デコードモジュールは、公式
により受信符号情報をデコードすることにも使われる。その中、

の第
列の第
個の要素である。
【0052】
本発明のOvXDMシステムに適用されるデコード装置は、前処理モジュールをも含む。前処理モジュールは、受信信号シーケンスに対し同期処理とチャンネルバランシングを行うことに使われる。一種類の具体的な実施方法では、前処理モジュールは受信信号を同期することにも使われ、搬送波同期、フレーム同期、符号時間同期等を含む;サンプリング定理により、各フレーム内の受信信号に対しデジタル化処理を行う;受信された波形に対し波形発信時間間隔により切断する。
【0053】
実施例三:
本発明のOvXDMシステムは、実施例二のOvXDMシステムに適用されるデコード装置を含む。
【0054】
一種類の実施方法では、OvXDMシステムはOvTDM(Overlapped Time Division Multiplexing、重複時分割多重)システム、OvFDM(Overlapped Frequency Division Multiplexing、重複周波数分割多重)システム、OvCDM(Overlapped Code Division Multiplexing、重複コード分割多重)システム、OvSDM(Overlapped Space Division Multiplexing、重複スペース分割多重)システム又はOvHDM(Overlapped Hybrid Division Multiplexing、重複混合多重)システムを含んでよい。
【0055】
上記内容は具体的な実施方法と結び合わせ、本発明に対しさらなる詳しい説明であり、本発明の具体的な実施はこれらの説明に限られると見なしてはならない。本発明の所属技術分野の一般技術者にとっては、本発明の構想を逸脱しない前提では、また若干簡単な演繹や差し替えを行うことができるのである。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【手続補正書】
【提出日】20190329
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
OvXDMシステムに適用される一種類のデコード方法であって、下記を含む:
受信符号情報シーケンスと関連する拡大マトリックスBを生成する;
上述拡大マトリックスBに対し特異値分解を行う;
全体最小二乗法によりデコードし、デコード出力情報シーケンスを取得する。
【請求項2】
請求項1記載のOvXDMシステムに適用されるデコード方法において、
前記拡大マトリックスは、

である;その中、Hは多重波形係数マトリックスで、yは受信符号情報シーケンスで、マトリックスBのサイズが

、Nはデータフレーム長さで、Kは重複多重回数である。
【請求項3】
請求項2記載のOvXDMシステムに適用されるデコード方法において、
前記拡大マトリックスBに対し特異値分解を行う;前記拡大マトリックスBを

に分割することを含み、その中、



のユニタリマトリックスであり、



の対角マトリックスであり、



のユニタリマトリックスである。
【請求項4】
請求項3記載のOvXDMシステムに適用されるデコード方法において、
前記全体最小二乗法によりデコードすることである;具体的には下記を含む:公式

により上述受信された符号シーケンスをデコードする;その中、



の第

列の第

個の要素である。
【請求項5】
請求項記載のOvXDMシステムに適用されるデコード方法において、
前記シーケンスを生成する拡大マトリックスBの前には、さらに受信信号シーケンスに対し同期処理とチャンネルバランシングを行うことを含む。
【請求項6】
請求項2記載のOvXDMシステムに適用されるデコード方法において、
前記エンコードシーケンスを生成する拡大マトリックスBの前には、さらに受信信号シーケンスに対し同期処理とチャンネルバランシングを行うことを含む。
【請求項7】
請求項3記載のOvXDMシステムに適用されるデコード方法において、
前記エンコードシーケンスを生成する拡大マトリックスBの前には、さらに受信信号シーケンスに対し同期処理とチャンネルバランシングを行うことを含む。
【請求項8】
請求項4記載のOvXDMシステムに適用されるデコード方法において、
前記エンコードシーケンスを生成する拡大マトリックスBの前には、さらに受信信号シーケンスに対し同期処理とチャンネルバランシングを行うことを含む。
【請求項9】
OvXDMシステムに適用される一種類のデコード装置であって、下記を含む:
処理モジュールは、受信符号情報シーケンスと関連する拡大マトリックスBを生成することに使われる;
分解モジュールは、上述拡大マトリックスBに対し特異値分解を行うことに使われる;
デコードモジュールは、全体最小二乗法によりデコードし、デコード出力情報シーケンスを取得することに使われる。
【請求項10】
請求項9記載のOvXDMシステムに適用される装置において、
受信信号シーケンスに対し同期処理とチャンネルバランシングを行うことに使われる前処理モジュールをも含む。
【請求項11】
請求項記載のOvXDMシステムに適用されるデコード装置において、
前記拡大マトリックスは

であることである;その中、Hは多重波形係数マトリックスで、yは受信符号情報シーケンスで、マトリックスBのサイズが

、Nはデータフレーム長さで、Kは重複多重回数である。
【請求項12】
請求項11記載のOvXDMシステムに適用されるデコード装置において、
前記分解モジュールは、前記拡大マトリックスBを

に分解することにも使われる;その中、



のユニタリマトリックスであり、



の対角マトリックスであり、



のユニタリマトリックスである。
【請求項13】
請求項12記載のOvXDMシステムに適用されるデコード装置において、
前記デコードモジュールは、公式

により上述受信された符号シーケンスをデコードすることにも使われる;その中、



の第

列の第

個の要素である。
【請求項14】
一種類のOvXDMシステムであって、
一種類のOvXDMシステムに適用されるデコード装置を含み、
前記装置は、
受信符号情報シーケンスと関連する拡大マトリックスBを生成することに使われる処理モジュールと、
前記拡大マトリックスBに対し特異値分解を行うことに使われる分解モジュールと、
全体最小二乗法によりデコードし、デコード出力情報シーケンスを取得することに使われるデコードモジュールと、
を含み、
前記OvXDMシステムがOvTDMシステム、OvFDMシステム、OvCDMシステム、OvSDMシステム又はOvHDMシステムを含む
【請求項15】
請求項1記載のOvXDMシステムにおいて、
前記OvXDMシステムが、受信信号シーケンスに対し同期処理とチャンネルバランシングを行うことに使われる前処理モジュールをも含む。
【国際調査報告】