(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】2021500810
(43)【公表日】20210107
(54)【発明の名称】非対称スペクトラムのBWP切り替え方法、端末およびネットワーク機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/20 20180101AFI20201204BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20201204BHJP
   H04W 48/16 20090101ALI20201204BHJP
【FI】
   !H04W76/20
   !H04W72/04 132
   !H04W48/16
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】28
(21)【出願番号】2020522860
(86)(22)【出願日】20181011
(85)【翻訳文提出日】20200422
(86)【国際出願番号】CN2018109808
(87)【国際公開番号】WO2019095900
(87)【国際公開日】20190523
(31)【優先権主張番号】201711122345.4
(32)【優先日】20171114
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所】中華人民共和国広東省東莞市長安鎮烏沙歩歩高大道283号
【住所又は居所原語表記】283#, BBK Road, Wusha, Chang’An, Dongguan, Guangdong, China
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100133835
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 努
(74)【代理人】
【識別番号】100196601
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 祐市
(72)【発明者】
【氏名】姜蕾
【住所又は居所】中華人民共和国広東省東莞市長安鎮烏沙歩歩高大道283号
(72)【発明者】
【氏名】潘学明
【住所又は居所】中華人民共和国広東省東莞市長安鎮烏沙歩歩高大道283号
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA11
5K067CC02
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067JJ31
(57)【要約】
本開示は、非対称スペクトラムのBWP切り替え方法、端末およびネットワーク機器を開示する。当該方法において、PDSCHスケジューリング用の第1DCIが検出されない場合、検出したPUSCHスケジューリング用の第2DCIに基づいてタイマーをリセットするステップと、リセットしたタイマーが切れると、現在のBWPをデフォルトBWPに切り替えるステップとを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末側に応用される非対称スペクトラムのBWP(bandwidth part)切り替え方法において、
PDSCH(Physical Downlink Share Channel)スケジューリング用の第1DCI(Downlink Control Information)が検出されない場合、検出したPUSCH(Physical Uplink Share Channel)スケジューリング用の第2DCIに基づいてタイマーをリセットするステップと、
リセットしたタイマーが切れると、現在のBWPをデフォルトBWPに切り替えるステップとを含む、非対称スペクトラムのBWP切り替え方法。
【請求項2】
検出したPUSCHスケジューリング用の第2DCIに基づいてタイマーをリセットするステップは、
前記第2DCIが検出された場合、タイマーの現在値とタイマーのタイムアウト値との差がPUSCHの待ちおよび伝送の時間より小さい場合、前記タイマーをリセットするステップを含む、請求項1に記載の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法。
【請求項3】
前記のタイマーをリセットするステップは、
タイマーの現在値を第1所定数の時間領域伝送ユニットだけ戻すことを含み、
ここで、前記第1所定数は、タイマーの現在値とタイマーの初期値との差である第1値と、PUSCHの待ちおよび伝送の時間に含まれる時間領域伝送ユニットの数である第2値のうちの小さいほうの値であり、
または、
前記第1所定数は、前記第2値と、タイマーの現在値とタイマーのタイムアウト値との差である第3値との差以上である、請求項1に記載の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法。
【請求項4】
タイマーをリセットするステップは、
前記タイマーが切れると、タイマーのタイムアウト値を第2所定数の時間領域伝送ユニットだけ戻すことを含み、
ここで、前記第2所定数は、PUSCHの待ちおよび伝送の時間に含まれる時間領域伝送ユニットの数である第2値と、タイマーの現在値とタイマーのタイムアウト値との差である第3値との差以上である、請求項1に記載の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法。
【請求項5】
前記第2値は、前記第2DCIとスケジューリング対象の前記PUSCHとの間隔の時間領域伝送ユニット数と、前記PUSCHに占用される時間領域伝送ユニット数との和である、請求項3または4に記載の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法。
【請求項6】
前記時間領域伝送ユニットは、サブフレーム、スロット、ミニスロットおよび時間領域伝送シンボルのうちの一つを含む、請求項3に記載の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法。
【請求項7】
検出したPUSCHスケジューリング用の第2DCIに基づいてタイマーをリセットするステップは、
前記検出した第2DCIによって、前記PUSCHのデフォルトBWPへのマッピングを指示すると、前記タイマーが計時を継続するステップを含み、
前記タイマーが計時を継続するステップの後に、
前記タイマーが切れると、現在のBWPをデフォルトBWPに切り替えるステップをさらに含む、請求項1に記載の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法。
【請求項8】
PDSCHスケジューリング用の第1DCIが検出されない場合、検出したPUSCHスケジューリング用の第2DCIに基づいてタイマーをリセットするためのリセットモジュールと、
リセットしたタイマーが切れると、現在のBWPをデフォルトBWPに切り替えるための第1切り替えモジュールとを含む、端末。
【請求項9】
前記リセットモジュールは、
前記第2DCIが検出された場合、タイマーの現在値とタイマーのタイムアウト値との差がPUSCHの待ちおよび伝送の時間より小さい場合、前記タイマーをリセットするための第1リセットサブモジュールを含む、請求項8に記載の端末。
【請求項10】
前記リセットモジュールは、
タイマーの現在値を第1所定数の時間領域伝送ユニットだけ戻すための第2リセットサブモジュールをさらに含み、
ここで、前記第1所定数は、タイマーの現在値とタイマーの初期値との差である第1値と、PUSCHの待ちおよび伝送の時間に含まれる時間領域伝送ユニットの数である第2値のうちの小さいほうの値であり、
または、
前記第1所定数は、前記第2値と、タイマーの現在値とタイマーのタイムアウト値との差である第3値との差以上である、請求項8に記載の端末。
【請求項11】
前記リセットモジュールは、
前記タイマーが切れると、タイマーのタイムアウト値を第2所定数の時間領域伝送ユニットだけ戻すための第3リセットサブモジュールをさらに含み、
ここで、前記第2所定数は、PUSCHの待ちおよび伝送の時間に含まれる時間領域伝送ユニットの数である第2値と、タイマーの現在値とタイマーのタイムアウト値との差である第3値との差以上である、請求項8に記載の端末。
【請求項12】
前記第2値は、前記第2DCIとスケジューリング対象の前記PUSCHとの間隔の時間領域伝送ユニット数と、前記PUSCHに占用される時間領域伝送ユニット数との和である、請求項10または11に記載の端末。
【請求項13】
前記時間領域伝送ユニットは、サブフレーム、スロット、ミニスロットおよび時間領域伝送シンボルのうちの一つを含む、請求項10に記載の端末。
【請求項14】
前記検出した第2DCIによって、前記PUSCHのデフォルトBWPへのマッピングを指示すると、前記タイマーが計時を継続するための計時モジュールと、
前記タイマーが切れると、現在のBWPをデフォルトBWPに切り替えるための第2切り替えモジュールとをさらに含む、請求項8に記載の端末。
【請求項15】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに格納されて前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含む端末において、
前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されると、請求項1〜7のいずれか一項に記載の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法のステップが実現される、端末。
【請求項16】
ネットワーク機器側に応用される非対称スペクトラムのBWP切り替え方法において、
PDSCHスケジューリング用の第1DCIとPUSCHスケジューリング用の第2DCIを、所定数の連続する時間領域伝送ユニット内で端末に送信しない場合、次回のPUSCHを前記端末のデフォルトBWPにスケジューリングするステップを含む、非対称スペクトラムのBWP切り替え方法。
【請求項17】
前記所定数は、端末のタイマーに含まれる時間領域伝送ユニットの数と、PUSCHの待ちおよび伝送の時間に含まれる時間領域伝送ユニットの数との差である、請求項16に記載の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法。
【請求項18】
次回のPUSCHを前記端末のデフォルトBWPにスケジューリングするステップは、
前記端末が現在のBWPからデフォルトBWPに切り替わると、次回のPUSCHをデフォルトBWPにスケジューリングするための第2DCIをデフォルトBWPによって端末に送信するステップ、
または、
次回のPUSCHをデフォルトBWPにスケジューリングするための第2DCIを現在のBWPによって端末に送信するステップを含む、請求項16に記載の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法。
【請求項19】
前記時間領域伝送ユニットは、サブフレーム、スロット、ミニスロットおよび時間領域伝送シンボルのうちの一つを含む、請求項16に記載の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法。
【請求項20】
PDSCHスケジューリング用の第1DCIとPUSCHスケジューリング用の第2DCIを、所定数の連続する時間領域伝送ユニット内で端末に送信しない場合、次回のPUSCHを前記端末のデフォルトBWPにスケジューリングするためのスケジューリングモジュールを含む、ネットワーク機器。
【請求項21】
前記所定数は、端末のタイマーに含まれる時間領域伝送ユニットの数と、PUSCHの待ちおよび伝送の時間に含まれる時間領域伝送ユニットの数との差である、請求項20に記載のネットワーク機器。
【請求項22】
前記スケジューリングモジュールは、
前記端末が現在のBWPからデフォルトBWPに切り替わると、次回のPUSCHをデフォルトBWPにスケジューリングするための第2DCIをデフォルトBWPによって端末に送信するための第1スケジューリングサブモジュール、
または、
次回のPUSCHをデフォルトBWPにスケジューリングするための第2DCIを現在のBWPによって端末に送信するための第2スケジューリングサブモジュールを含む、請求項20に記載のネットワーク機器。
【請求項23】
前記時間領域伝送ユニットは、サブフレーム、スロット、ミニスロットおよび時間領域伝送シンボルのうちの一つを含む、請求項20に記載のネットワーク機器。
【請求項24】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに格納されて前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含むネットワーク機器において、
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、請求項16〜19のいずれか一項に記載の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法のステップを実現する、ネットワーク機器。
【請求項25】
コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1〜7、または、請求項16〜19のいずれか一項に記載の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法のステップが実現される、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信技術分野に係り、特に非対称スペクトラムのBWP切り替え方法、端末およびネットワーク機器に係る。
【背景技術】
【0002】
本願は、2017年11月14日に中国特許庁に提出された中国特許出願201711122345.4の優先権を主張し、その全ての内容が援用によりここに取り込まれる。
【0003】
従来の移動通信システムに比較し、将来の5G(5th generation)移動通信システム(またはNR(New Radio)システムと称される)は、より多様化するシーンやトラフィックニーズに適応する必要がある。eMBB(Enhance Mobile Broadband)、mMTC(massive Machine Type of Communication)、uRLLC(ultra Reliable &Low Latency Communication)を含む5Gの主なシーンは、システムの高い信頼性、低遅延、広帯域幅、広いカバレッジなどを求める。異なるニーズのサービスや異なる応用シーンを満たすために、NRシステムのサブキャリア間隔としては、従来の4G(4th Generation)移動通信システム(またはLTE(Long Time Evolution)システムと称される)で単一の15kHzが用いられることとは異なり、多種類のサブキャリア間隔がシステムでサポートされ、それぞれ異なるシーンに適用できる。たとえば、高周波、広帯域幅に対し、大きめのサブキャリア間隔が配置される。また、大きいサブキャリア間隔は、時間領域では小さいシンボル長さに対応し、低遅延サービスの要件を満たすことができる。
【0004】
NRシステムにおいて、各搬送波のチャネル帯域幅(channel bandwidth)は、最大で400MHzに達するが、端末能力を考慮すると、端末でサポートされる最大帯域幅は、400MHzより小さい可能性があり、かつ端末が複数の小さいBWP(bandwidth part,BWP)で動作可能である。各BWPは、一つのヌメロロジー(Numerology)、帯域幅(bandwidth)および周波数領域位置(frequency location)に対応する。FDD(Frequency Division Duplexing,FDD)システムや対称スペクトラム(paired spectrum)システムでは、ネットワーク機器から端末に多くても最大で4つのDL BWP(Downlink bandwidth part)と多くても最大で4つのUL BWP(Uplink bandwidth part)を配置する。TDD(Time Division Duplexing,TDD)システムや非対称スペクトラムシステムでは、ネットワーク機器から端末に多くても最大で4つのDL/UL BWP pairを配置し、各DL/UL BWP pairでDL BWPとUL BWPの中心キャリア周波数が同じである。ここで、各端末では一つのデフォルト(default)DL BWPまたはデフォルトDL/UL BWP pairが配置されており、一般的に、デフォルトDL BWPまたはデフォルトDL/UL BWP pairは、相対的に小さい帯域幅のBWPである。端末は、長期間にわたりデータを受信できなかった場合やPDCCH(Physical Downlink Control Channel)を検出できなかった場合、一つのタイマー(timer)によって、現在の活性化(active)BWPからデフォルトDL BWPまたはデフォルトDL/UL BWP pairに切り替わり、節電効果を達成する。
【0005】
端末は、現在の活性化BWPから、デフォルトDL BWPとは異なるもう一つのDL BWPに切り替わると、タイマーによる計時を開始する。端末は、PDSCH(Physical Downlink Share Channel)スケジューリング用のDCI(Downlink Control Information)の復調に成功すると、タイマーによる計時をリスタートし、タイマーを初期値にセットする。タイマーが切れる(timer expires)と、端末は、デフォルトDL BWPに切り替わる。非対称スペクトラムシステムの場合、各DL BWPは、一つのUL BWPとはぺアになる。DL BWPが切り替わる際に、対応するUL BWPも一緒に切り替わる必要がある。しかし、PDSCH(Physical Downlink Share Channel)が事前にスケジューリングされ、すなわちアップリンクグラント(UL grant)は、データ伝送の前からK個のスロット(slot)で送信される。すると、端末では一定期間中にダウンリンクデータのスケジューリングが行われない可能性があるため、タイマーが切れてデフォルトDL BWPに切り替わる必要がある。この場合、UL BWPも一緒に切り替わる必要がある。しかし、遅延Kに達しておらずタイマーが切れる場合、UL BWPがDL BWPに追従して一緒に切り替わると、アップリンクスケジューリングができないことにつながる。
【発明の概要】
【0006】
第1方面では、本開示の実施例は、端末側に応用される非対称スペクトラムのBWP切り替え方法を提供する。当該方法において、PDSCHスケジューリング用の第1DCIが検出されない場合、検出したPUSCHスケジューリング用の第2DCIに基づいてタイマーをリセットするステップと、リセットしたタイマーが切れると、現在のBWPをデフォルトBWPに切り替えるステップとを含む。
【0007】
第2方面では、本開示の実施例は、PDSCHスケジューリング用の第1DCIが検出されない場合、検出したPUSCHスケジューリング用の第2DCIに基づいてタイマーをリセットするためのリセットモジュールと、リセットしたタイマーが切れると、現在のBWPをデフォルトBWPに切り替えるための第1切り替えモジュールとを含む端末をさらに提供する。
【0008】
第3方面では、本開示の実施例は、プロセッサと、メモリと、メモリに格納されてプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含む端末をさらに提供する。コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法のステップが実現される。
【0009】
第4方面では、本開示の実施例は、ネットワーク機器側に応用される非対称スペクトラムのBWP切り替え方法をさらに提供する。当該方法において、PDSCHスケジューリング用の第1DCIとPUSCHスケジューリング用の第2DCIを、所定数の連続する時間領域伝送ユニット内で端末に送信しない場合、次回のPUSCHを前記端末のデフォルトBWPにスケジューリングするステップを含む。
【0010】
第5方面では、本開示の実施例は、PDSCHスケジューリング用の第1DCIとPUSCHスケジューリング用の第2DCIを、所定数の連続する時間領域伝送ユニット内で端末に送信しない場合、次回のPUSCHを前記端末のデフォルトBWPにスケジューリングするためのスケジューリングモジュールを含むネットワーク機器をさらに提供する。
【0011】
第6方面では、本開示の実施例は、プロセッサと、メモリと、メモリに格納されてプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含むネットワーク機器をさらに提供する。プロセッサは、コンピュータプログラムを実行すると、上記の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法のステップを実現する。
【0012】
第7方面では、本開示の実施例は、コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法のステップが実現される。
【0013】
本開示の実施例の技術手段をより明確に説明するために、以下、本開示の実施例の記載に必要とされる図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の記載に関する図面は、単に本開示の一部の実施例である。当業者にとって、創造性のある作業をしない前提で、これらの図面から他の図面を得ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本開示の実施例における端末側の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法のフローチャートである。
【図2】本開示の実施例におけるBWP切り替えの概略図である。
【図3】本開示の実施例における端末のモジュール概略図である。
【図4】本開示の実施例における端末のブロック図である。
【図5】本開示の実施例におけるネットワーク機器側の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法のフローチャートである。
【図6】本開示の実施例におけるネットワーク機器のモジュール概略図である。
【図7】本開示の実施例におけるネットワーク機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付図面を参照して本開示の例示的な実施例をさらに詳細に記載する。本開示の例示的な実施例を図面に示しているが、本開示は、ここで説明した実施例に限定されることなく様々な形態で実現されうることが理解されるべきである。これらの実施例を示すことは、本開示をより徹底的に理解してもらい、本開示の範囲を当業者に全面的に伝えるためである。
【0016】
本願の明細書および特許請求の範囲における「第1」、「第2」などの用語は、類似対象を区別するためのものであり、特定の順番や前後順を記載することに用いられるとは限らない。なお、このように用いられるデータが適切な場合で互換可能であり、それによって、ここで記載した本願の実施例は、ここに図示または記載した順番以外の順番でも実施可能である。また、「含む」や「有する」またはそれらのあらゆる変形用語は、非排他的に含むことを意味する。たとえば、一連のステップまたはユニットを含むプロセス、方法、システム、製品または機器は、明確に列挙されているステップまたはユニットに限られず、明確に列挙されていないものや、これらのプロセス、方法、製品または機器に固有のほかのステップまたはユニットを含むことができる。
【0017】
図1に示すように、本開示の実施例は、端末側に応用される非対称スペクトラムのBWP切り替え方法を提供し、具体的に以下のステップを含む。
【0018】
ステップ11において、PDSCHスケジューリング用の第1DCIが検出されない場合、検出したPUSCHスケジューリング用の第2DCIに基づいてタイマーをリセットする。
【0019】
ここで、第1DCIと第2DCIは、PDCCHで伝送される。端末は、PDSCHスケジューリング用の第1DCIを受信すると、タイマーをリセットする。具体的に、端末は、PDSCHスケジューリング用の第1DCIを受信すると、タイマーを初期値に復帰させ、すなわちタイマーによる計時をリスタートする。端末がPDSCHスケジューリング用の第1DCIを検出しない場合、タイマーによる計時が継続する(タイマーは、1を足しまたは1を引く)。端末は、タイマーによる計時の開始からタイマーが切れるまで、第1DCIと第2DCIを検出できなかった場合、現在のBWPからデフォルトBWPに切り替わって節電効果を達成する。図2に示すように、端末のタイマーが2つ目の時間領域伝送ユニット(たとえばslot)で切れるとし、端末は、1つ目のslotと2つ目のslotで第1DCIと第2DCIを検出できなかった場合、2つ目のslotの後に切り替わり(retuning)、現在のBWPからデフォルトBWPに切り替わる。ここで、現在のBWPは、端末に対応するBWPのうち、デフォルトBWP以外のBWPのうちの一つである。ここで、時間領域伝送ユニットは、サブフレーム、スロット(slot)、ミニスロット(mini−slot)および時間領域伝送シンボル(OFDMシンボル)のうちの一つを含み、ここではslotを例とする。端末が1つ目のslotで第2DCIを検出すると、この場合に従来のBWP切り替えメカニズムを採用するのであれば、端末によって検出された第2DCIに対応するアップリンクスケジューリングは、無効のスケジューリングになる。一方、本開示の実施例の場合、このようなシーンではタイマーをリセットする。具体的なリセット値は、アップリンクスケジューリングの失敗を避けるように、第2DCIが検出された時間、タイマーの初期値、現在値およびタイムアウト値の関係、およびPUSCHの待ちおよび伝送の時間に基づいて決定される。
【0020】
ステップ12において、リセットしたタイマーが切れると、現在のBWPをデフォルトBWPに切り替える。
【0021】
ここで、図2に示すように、端末のタイマーが2つ目のslotで切れ、端末は、1つ目のslotで第2DCIを検出すると、タイマーをリセットし、PUSCH伝送が完成しかつリセットしたタイマーが切れると、現在のBWPからデフォルトBWPに切り替わる。端末がタイマーをリセットすることによって、タイマーの計時期間中に検出した第2DCIに対応するアップリンクスケジューリングの失敗問題を避け、タイマーをリセットすることによって、第2DCIに対応するアップリンクスケジューリングの伝送完成を保証でき、タイマーが切れると、現在のBWPからデフォルトBWPに切り替わり、現在BWPで端末の正常のアップリンク伝送を保証する。
【0022】
ここで、端末は、さらに、第2DCIが検出された場合にタイマーの現在値とタイマーのタイムアウト値との差と、PUSCHの待ちおよび伝送の時間との関係に基づいて、タイマーのリセットが必要であるかを決定する。具体的に、ステップ11では、第2DCIが検出された場合、タイマーの現在値とタイマーのタイムアウト値との差がPUSCHの待ちおよび伝送の時間より小さくなると、タイマーをリセットすることを含む。すなわち、タイマーが現在値からタイムアウト値まで計時し、第2DCIによってスケジューリングされるPUSCHの正常の伝送を満たせない場合、端末は、タイマーをリセットする必要がある。さらに、第2DCIが検出された場合、タイマーの現在値とタイマーのタイムアウト値との差がPUSCHの待ちおよび伝送の時間以上であれば、タイマーをリセットする必要がない。すなわち、タイマーが現在値からタイムアウト値まで計時し、第2DCIによってスケジューリングされるPUSCHの正常の伝送を満たせる場合、端末は、タイマーをリセットする必要がない。
【0023】
具体的に、タイマーのリセットが必要であれば、タイマーのリセットステップは、具体的に以下の方式を参照して実現される。
【0024】
方式1:タイマーの現在値を第1所定数の時間領域伝送ユニットだけ戻す。
【0025】
ここで、第1所定数は、タイマーの現在値とタイマーの初期値との差である第1値と、PUSCHの待ちおよび伝送の時間に含まれる時間領域伝送ユニットの数である第2値のうちの小さいほうの値である。ここで、タイマーにT個の時間領域伝送ユニットが含まれるとし、PUSCHスケジューリング用の第2DCIを検出した際にタイマーの現在値がtであり、かつタイマーが大きいほうから計時する場合、tがPUSCHの待ちおよび伝送の時間(M+N)以上であれば、タイマーをリセットする必要がない。tが(M+N)より小さくなると、タイマーをリセットする必要がある。具体的に、タイマーを直接初期値にリセットし、すなわちタイマーによる計時をリスタートし、また、直接タイマーをmin{M+N,T−t}だけ戻してもよい。または、PUSCHスケジューリング用の第2DCIを検出した際にタイマーの現在値がt´であり、かつタイマーが小さいほうから計時する場合、T−t´が(M+N)以上であれば、タイマーをリセットする必要がない。T−t´が(M+N)より小さくなると、タイマーをリセットする必要がある。具体的に、タイマーを直接初期値にリセットし、すなわちタイマーによる計時をリスタートし、また、直接タイマーをmin{M+N,t´}だけ戻してもよい。
【0026】
または、第1所定数は、PUSCHの待ちおよび伝送の時間に含まれる時間領域伝送ユニットの数である第2値と、タイマーの現在値とタイマーのタイムアウト値との差である第3値との差以上である。ここで、タイマーにT個の時間領域伝送ユニットが含まれるとし、PUSCHスケジューリング用の第2DCIを検出した際にタイマーの現在値がtであり、かつタイマーが大きいほうから計時する場合、tがPUSCHの待ちおよび伝送の時間(M+N)以上であれば、タイマーをリセットする必要がない。tが(M+N)より小さくなると、タイマーをリセットする必要がある。具体的に、タイマーを少なくとも(M+N−t)個の時間領域伝送ユニットだけ戻す。または、PUSCHスケジューリング用の第2DCIを検出した際にタイマーの現在値がt´であり、かつタイマーが小さいほうから計時する場合、T−t´が(M+N)以上であれば、タイマーをリセットする必要がない。T−t´が(M+N)より小さくなると、タイマーをリセットする必要がある。具体的に、タイマーを少なくとも(M+N−T+t´)個の時間領域伝送ユニットだけ戻す。
【0027】
なお、タイマーをリセットした後に、端末は、引き続き第1DCIと第2DCIを検出し、第1DCIを検出すると、タイマーを初期値に復帰させ、すなわちタイマーによる計時をリスタートするが、第1DCIを検出できなかった場合、タイマーが計時を継続する(タイマーは、1を足しまたは1を引く)。さらに、第1DCIを検出できず第2DCIを検出した場合、上記方式1でタイマーをリセットする。
【0028】
方式2:タイマーが切れると、タイマーのタイムアウト値を第2所定数の時間領域伝送ユニットだけ戻す。
【0029】
ここで、第2所定数は、PUSCHの待ちおよび伝送の時間に含まれる時間領域伝送ユニットの数である第2値と、タイマーの現在値とタイマーのタイムアウト値との差である第3値との差以上である。タイマーが切れた後に、端末は、スケジューリングされたものの伝送されていないアップリンクデータがあれば、切れたタイマーの上に、第2所定数の時間領域伝送ユニットを待ってから、現在のBWPからデフォルトBWPに切り替わることで、スケジューリングされたアップリンクデータの正常の伝送を保証する。ここで、第2所定数は、PUSCHの待ちおよび伝送の時間(M+N)、および、第2DCIが検出された時刻(すなわちタイマーの現在値)とタイマーのタイムアウト値との差によって決定される。すなわち、端末が、BWPの切り替えにおいて、タイマーが切れる前のアップリンクスケジューリングのみを考慮し、タイマーが切れた後の待ち時間に生じるアップリンクスケジューリングを考慮しないことを意味する。具体的に、端末は、タイマーが切れた後に、ネットワーク機器から送信される第1DCIと第2DCIを含むすべての情報を検出しない。
【0030】
なお、上記第2値は、第2DCIとスケジューリング対象のPUSCHとの間隔の時間領域伝送ユニット数(すなわちPUSCHのスケジューリング待ち時間M)と、PUSCHに占用される時間領域伝送ユニット数(すなわちPUSCHの伝送時間N)との和である。たとえば、LTEにおける単一サブフレームのスケジューリングにおいて、アップリンクスケジューリング遅延Kは、4であり、すなわちM=3、N=1に相当する。
【0031】
さらに、本開示の実施例における非対称スペクトラムのBWP切り替え方法において、第1DCIを検出できずかつ第2DCIを検出した場合、検出した第2DCIによって、PUSCHのデフォルトBWPへのマッピングを指示すると、タイマーによる計時を継続し、タイマーが切れると、現在のBWPをデフォルトBWPに切り替えることをさらに含む。すなわち、タイマーによる計時期間中に、端末が第1DCIを検出できず第2DCIを検出した場合、第2DCIによってスケジューリングされるPUSCHのマッピング先となるBWPが現在のBWPであるか、デフォルトBWPであるかを確定する必要があり、現在のBWPであれば、上記実施例に基づいてタイマーのリセットが必要であるかを決定するが、デフォルトBWPであれば、タイマーが切れると、直接現在のBWPからデフォルトBWPに切り替わる。このように、アップリンクスケジューリングが現在のBWPにマッピングされるか、それともデフォルトBWPにマッピングされるかにかかわらず、端末は、スケジューリングされたアップリンクデータの正常の伝送を保証することができる。
【0032】
本開示の実施例における非対称スペクトラムのBWP切り替え方法において、端末は、PDSCHスケジューリング用の第1DCIとPUSCHスケジューリング用の第2DCIの両方からタイマーのリセットを決定し、BWPの切り替えによるファジーのアップリンクスケジューリング問題を避け、BWPの切り替えにおける端末の正常のアップリンク伝送を保証することができる。
【0033】
以上の実施例は、異なるシーンでの非対称スペクトラムのBWP切り替え方法をそれぞれ詳細に紹介した。以下、本実施例は、さらに図面を参照して対応する端末を紹介する。
【0034】
図3に示すように、本開示の実施例の端末300は、上記の実施例における、PDSCHスケジューリング用の第1DCIが検出されない場合、検出したPUSCHスケジューリング用の第2DCIに基づいてタイマーをリセットし、リセットしたタイマーが切れると、現在のBWPをデフォルトBWPに切り替える方法の細部を実現可能であり、同一の効果を奏することもできる。当該端末300は、具体的に、PDSCHスケジューリング用の第1DCIが検出されない場合、検出したPUSCHスケジューリング用の第2DCIに基づいてタイマーをリセットするためのリセットモジュール310と、リセットしたタイマーが切れると、現在のBWPをデフォルトBWPに切り替えるための第1切り替えモジュール320を含む。
【0035】
ここで、リセットモジュール310は、第2DCIが検出された場合、タイマーの現在値とタイマーのタイムアウト値との差がPUSCHの待ちおよび伝送の時間より小さい場合、タイマーをリセットするための第1リセットサブモジュールを含む。
【0036】
ここで、リセットモジュール310は、タイマーの現在値を第1所定数の時間領域伝送ユニットだけ戻すための第2リセットサブモジュールをさらに含む。ここで、第1所定数は、タイマーの現在値とタイマーの初期値との差である第1値と、PUSCHの待ちおよび伝送の時間に含まれる時間領域伝送ユニットの数である第2値のうちの小さいほうの値である。または、第1所定数は、第2値と、タイマーの現在値とタイマーのタイムアウト値との差である第3値との差以上である。
【0037】
ここで、リセットモジュール310は、タイマーが切れると、タイマーのタイムアウト値を第2所定数の時間領域伝送ユニットだけ戻すための第3リセットサブモジュールをさらに含む。ここで、第2所定数は、PUSCHの待ちおよび伝送の時間に含まれる時間領域伝送ユニットの数である第2値と、タイマーの現在値とタイマーのタイムアウト値との差である第3値との差以上である。
【0038】
ここで、第2値は、第2DCIとスケジューリング対象のPUSCHとの間隔の時間領域伝送ユニット数と、PUSCHに占用される時間領域伝送ユニット数との和である。
【0039】
ここで、時間領域伝送ユニットは、サブフレーム、スロット、ミニスロットおよび時間領域伝送シンボルのうちの一つを含む。
【0040】
ここで、端末300は、検出した第2DCIによって、PUSCHのデフォルトBWPへのマッピングを指示すると、タイマーによる計時を継続するための計時モジュールと、タイマーが切れると、現在のBWPをデフォルトBWPに切り替えるための第2切り替えモジュールとをさらに含む。
【0041】
なお、本開示の実施例における端末は、PDSCHスケジューリング用の第1DCIとPUSCHスケジューリング用の第2DCIの両方からタイマーのリセットを決定し、BWP切り替えによるファジーのアップリンクスケジューリング問題を避け、BWP切り替えにおける端末の正常のアップリンク伝送を保証することができる。
【0042】
上記目的をよりよく実現するために、さらに、図4は、本開示の各実施例を実現する端末のハードウェア構造概略図である。当該端末40は、ラジオ周波数ユニット41と、ネットワークモジュール42と、音声出力ユニット43と、入力ユニット44と、センサ45と、表示ユニット46と、ユーザ入力ユニット47と、インタフェースユニット48と、メモリ49と、プロセッサ410と、電源411などの構成要素を含むが、これらに限定されない。図4に示される端末の構造で端末を限定することはなく、端末は、図示されるよりも多いまたは少ない構成要素を含むことができ、または特定の構成要素を組み合わせることができ、または異なる構成要素の配置を含むことができることを、当業者は理解可能である。本開示の実施例において、端末は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップパソコン、車載端末、ウェアラブルデバイスおよび歩数計などを含むが、それらに限定されない。
【0043】
ここで、ラジオ周波数ユニット41は、プロセッサ410による制御でデータを送受信することに用いられる。
【0044】
プロセッサ410は、PDSCHスケジューリング用の第1DCIが検出されない場合、検出したPUSCHスケジューリング用の第2DCIに基づいてタイマーをリセットし、リセットしたタイマーが切れると、現在のBWPをデフォルトBWPに切り替えることに用いられる。
【0045】
本開示の実施例における端末は、PDSCHスケジューリング用の第1DCIとPUSCHスケジューリング用の第2DCIの両方からタイマーのリセットを決定し、BWP切り替えによるファジーのアップリンクスケジューリング問題を避け、BWP切り替えにおける端末の正常のアップリンク伝送を保証することができる。
【0046】
なお、本開示の実施例において、ラジオ周波数ユニット41は、情報の送受信または通話中で信号の送受信に用いられ、具体的に、基地局からのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ410による処理に供し、また、アップリンクデータを基地局に送信する。一般に、ラジオ周波数ユニット41は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバ、結合器、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限定されない。また、ラジオ周波数ユニット41は、無線通信システムを介してネットワークや他の機器と通信を行うこともできる。
【0047】
端末は、ネットワークモジュール42を介して、電子メールの送受信、ウェブページの閲覧、ストリーミングメディアへのアクセスを支援するなど、無線ブロードバンドインターネットアクセスをユーザに提供する。
【0048】
音声出力ユニット43は、ラジオ周波数ユニット41やネットワークモジュール42が受信した音声データや、メモリ49に記憶された音声データを音声信号に変換して音声として出力することができる。また、音声出力ユニット43は、端末40が実行する特定の機能に関する音声(例えば、呼出信号着信音、メッセージ着信音等)を出力してもよい。音声出力ユニット43は、スピーカ、ブザーおよびレシーバなどを含む。
【0049】
入力ユニット44は、音声や映像の信号を受信することに用いられる。入力ユニット44は、ビデオキャプチャモードまたは画像キャプチャモードでカメラなどの画像キャプチャ装置によって取得された静止画または動画の画像データを処理するグラフィックスプロセッサGPU(Graphics Processing Unit)441と、マイク442とを含む。処理された画像フレームは、表示ユニット46上に表示される。グラフィックスプロセッサ441で処理された画像フレームは、メモリ49(又は他の記憶媒体)に記憶されるか、又はラジオ周波数ユニット41またはネットワークモジュール42を介して送信される。マイク442は、音声を受信し、音声データに加工することができる。処理された音声データは、電話通話モードの場合、ラジオ周波数ユニット41を介して移動通信基地局に送信可能な形式に変換して出力することができる。
【0050】
端末40は、光センサ、モーションセンサおよび他のセンサのような少なくとも1つのセンサ45を更に含む。具体的には、光センサは、周辺光センサおよび近接センサを含む。周辺光センサは、周辺光の明暗に応じて表示パネル461の輝度を調節し、近接センサは、端末40が耳に移動したときに表示パネル461および/またはバックライトを消灯する。モーションセンサの1種として、加速度計センサは、様々な方向(一般的には3軸)の加速度の大きさを検出でき、静止時は重力の大きさ及び方向を検出でき、端末姿勢の認識(例えば、縦横画面切替、関連ゲーム、磁力計姿勢キャリブレーション)、振動認識関連機能(たとえば、歩数計、ストローク)などに用いることができる。センサ45は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどをさらに含むことができるが、ここでは枚挙しない。
【0051】
表示ユニット46は、ユーザが入力した情報やユーザに提供した情報を表示するために用いられる。表示ユニット46は、液晶ディスプレイLCD(Liquid Crystal Display)、有機発光ダイオードOLED(Organic Light−Emitting Diode)などからなる表示パネル461を含んでもよい。
【0052】
ユーザ入力ユニット47は、数字や文字情報の入力を受け付け、ユーザによる端末の設定や機能制御に関するキー信号の入力を行うことに用いられる。具体的に、ユーザ入力ユニット47は、タッチパネル471と、その他の入力装置472とを含む。タッチパネル471は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上または付近でのユーザのタッチ操作を取得可能である(たとえばユーザが指やスタイラスなどの任意の適切な物体や付属部材を用いたタッチパネル471の上またはタッチパネル471の付近での操作)。タッチパネル471は、タッチ検出装置とタッチコントローラの2つの部分を含みうる。ここで、タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出してタッチコントローラに伝達する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からのタッチ情報を受信し、それを接点座標に変換してプロセッサ410に送り、プロセッサ410からの命令を受信して実行する。なお、タッチパネル471は、抵抗膜式、静電容量式、赤外線、表面弾性波など、種々の方式を用いて実現することができる。ユーザ入力ユニット47は、タッチパネル471の他に、他の入力装置472を含んでもよい。具体的に、他の入力装置472は、物理的なキーボード、機能キー(例えば、音量調節キー、スイッチキーなど)、トラックボール、マウス、レバーを含むが、ここでは枚挙しない。
【0053】
さらに、タッチパネル471は、表示パネル461に重ねられる。タッチパネル471は、その上またはその近くでタッチ操作を検出すると、プロセッサ410に送信して、タッチイベントのタイプを決定する。次いで、プロセッサ410は、タッチイベントのタイプに応じて、対応する視覚的出力を表示パネル461に提供する。図4では、タッチパネル471と表示パネル461は、独立した2つの部品として端末の入出力機能を実現するが、実施例によっては、タッチパネル471と表示パネル461を一体化して端末の入出力機能を実現することもでき、具体的にここでは限定しない。
【0054】
インタフェースユニット48は、外部装置と端末40とを接続するためのインタフェースである。例えば、外部装置は、有線または無線ヘッドホンポート、外部電源(又はバッテリ充電器)ポート、有線または無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置を接続するためのポート、オーディオ入出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、ヘッドホンポート等を含む。インターフェースユニット48は、外部装置から入力(たとえば、データ情報、電力など)を受信し、受信した入力を端末40内の1つ以上の要素に伝送するために使用されてもよく、または端末40と外部装置との間でデータを伝送するために使用されてもよい。
【0055】
メモリ49は、ソフトウェアプログラムおよび様々なデータを格納するために使用される。メモリ49は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーション(たとえば、音声再生機能、画像再生機能など)などを格納することができるプログラム格納領域と、データ格納領域とを主に含んでもよい。データ格納領域は、音声データや電話帳など、携帯電話機の使用に応じて作成されたデータを記憶することができる。さらに、メモリ89は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも1つの磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリデバイスなどの不揮発性メモリ、または他の揮発性固体記憶デバイスを含んでもよい。
【0056】
プロセッサ410は、端末の制御センタであり、各種インタフェースや回線を用いて端末全体の各部を接続し、メモリ49に格納されたソフトウェアプログラムおよび/またはモジュールを実行し、メモリ49に格納されたデータを呼び出して端末の各種機能および処理データを実行し、端末全体の監視を行う。プロセッサ410は、1つ以上の処理ユニットを含んでもよい。選択可能に、プロセッサ410は、オペレーティングシステム、ユーザインターフェースおよびアプリケーションなどを主に処理するアプリケーションプロセッサと、ワイヤレス通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合することができる。上述のモデムプロセッサは、プロセッサ410に統合されなくてもよいことが理解される。
【0057】
端末40は、各構成要素に電力を供給するためのバッテリのような電源411をさらに含んでもよい。選択可能に、電源411は、電源管理システムを介してプロセッサ410に論理的に接続されてもよく、電源管理システムを介して充電、放電、および消費電力管理などを管理する機能を実現してもよい。
【0058】
また、端末40は、図示しない機能モジュールをさらに含んでもよく、ここでの説明は省略する。
【0059】
選択可能に、本開示の実施例は、プロセッサ410と、メモリ49と、メモリ49に格納されて前記プロセッサ410で実行可能なコンピュータプログラムを含む端末をさらに提供する。当該コンピュータプログラムがプロセッサ410によって実行されると、上記の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法の実施例の各ステップが実現され、かつ同じ技術効果を奏することもできるため、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。ここで、端末機器は、無線端末であってもよく有線端末であってもよい。無線端末とは、ユーザに音声および/またはほかのサービスデータの接続性を提供する機器、無線接続機能を有するポータブル式機器、または、無線モデムに接続されるほかの処理機器である。無線端末は、RAN(Radio Access Network)を介して一つまたは複数のコアネットワークと通信する。無線端末は、移動電話(またはセルラ電話と称される)などの移動端末や、携帯式、ポータブル式、ハンドヘルド式、コンピュータ内蔵または車載の移動端末など、移動端末を有するコンピュータであり、無線アクセルネットワークとは音声および/またはデータをやり取りする。たとえば、PCS(Personal Communication Service)電話、ワイヤレス電話、SIP(Session Initiation Protocol)電話機、WLL(Wireless Local Loop)局、PDA(Personal Digital Assistant)などの機器である。無線端末は、システム、購読ユニット(Subscriber Unit)、購読局(Subscriber Station)、移動局(Mobile Station)、モバイル(Mobile)、遠隔局(Remote Station)、遠隔端末(Remote Terminal)、アクセス端末(Access Terminal)、ユーザ端末(User Terminal)、ユーザエージェント(User Agent)、ユーザ機器(User Device or User Equipment)と称してもよく、ここでは限定しない。
【0060】
本開示の実施例は、コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法の実施例の各プロセスが実現され、かつ同じ技術効果を奏することもできるため、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。ここで、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、たとえば、ROM(Read−Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、磁気ディスクまたは光ディスクなど等である。
【0061】
以上の実施例は、端末側から本開示の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法を紹介した。以下、本実施例において、さらに図面を参照して、ネットワーク機器側の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法を紹介する。
【0062】
図5に示すように、本開示の実施例における非対称スペクトラムのBWP切り替え方法は、ネットワーク機器側に応用され、具体的に以下のステップを含む。
【0063】
ステップ51において、PDSCHスケジューリング用の第1DCIとPUSCHスケジューリング用の第2DCIを、所定数の連続する時間領域伝送ユニット内で端末に送信しない場合、次回のPUSCHを前記端末のデフォルトBWPにスケジューリングする。
【0064】
ここで、所定数は、プロトコルまたはネットワーク機器で予め定義された値であってもよく、端末のタイマーに含まれる時間領域伝送ユニットの数と、PUSCHの待ちおよび伝送の時間に含まれる時間領域伝送ユニットの数との差であってもよい。具体的に、タイマーにT個の時間領域伝送ユニットが含まれ、PUSCHの待ちおよび伝送の時間が(M+N)であるとする。ここで、PUSCHの待ち時間に含まれる時間領域伝送ユニット数は、スケジューリング対象のPUSCHと検出されたPDCCHとの間隔の時間領域伝送ユニット数(すなわちPUSCHのスケジューリング遅延M)、および、PUSCHに占用される時間領域伝送ユニット数(すなわちPUSCHの伝送時間N)との和である。すなわち、ネットワーク機器は、T−M−N個のslot内でダウンリンクスケジューリングもなくアップリンクスケジューリングもなく、タイマーの最後のM+N個のslot内でアップリンクスケジューリングが必要であれば、直接PUSCHをデフォルトBWPにスケジューリングする。それによって、端末は、タイマーが切れた後に現在のBWPからデフォルトBWPに切り替わっても、スケジューリングされたPUSCHをデフォルトBWPによって伝送できる。なお、現在のBWPとデフォルトBWPとはヌメロロジーが異なる可能性があるため、PUSCHの最小スケジューリング遅延Mを考慮する必要がある。ここで、時間領域伝送ユニットは、サブフレーム、スロットslot、ミニスロットmini−slotおよび時間領域伝送シンボルのうちの一つを含む。本実施例では、slotを例とする。
【0065】
具体的に、ネットワーク機器が次回のPUSCHをデフォルトBWPにスケジューリングすることは、現在のBWPによってスケジューリングしてもよくデフォルトBWPによってスケジューリングしてもよい。ステップ51は、端末が現在のBWPからデフォルトBWPに切り替わると、次回のPUSCHをデフォルトBWPにスケジューリングするための第2DCIをデフォルトBWPによって端末に送信することを含む。すなわち、ネットワーク機器は、T−M−N個のslot内でダウンリンクスケジューリングもなくアップリンクスケジューリングもなく、タイマーの最後のM+N個のslot内でアップリンクスケジューリングが必要であれば、後のM+N個のslotでPUSCHをスケジューリングすることなく、端末のタイマーが切れた後に、デフォルトBWPによってスケジューリングする。または、ステップ51は、次回のPUSCHをデフォルトBWPにスケジューリングするための第2DCIを現在のBWPによって端末に送信することを含む。すなわち、ネットワーク機器は、T−M−N個のslot内でダウンリンクスケジューリングもなくアップリンクスケジューリングもなく、タイマーの最後のM+N個のslot内でアップリンクスケジューリングが必要であれば、後のM+N個のslotでPUSCHをスケジューリングするものの、当該PUSCHをデフォルトBWPにスケジューリングする。
【0066】
本開示の実施例における非対称スペクトラムのBWP切り替え方法において、ネットワーク機器が、PDSCHスケジューリング用の第1DCIとPUSCHスケジューリング用の第2DCIを、所定数の連続する時間領域伝送ユニット内で端末に送信しない場合、次回のPUSCHを端末のデフォルトBWPにスケジューリングすることによって、BWP切り替えによるファジーのアップリンクスケジューリング問題を避け、BWP切り替えにおける端末の正常のアップリンク伝送を保証することができる。
【0067】
以上の実施例は、異なるシーンで非対称スペクトラムのBWP切り替え方法を紹介した。以下、さらに、図面を参照して対応するネットワーク機器を紹介する。
【0068】
図6に示すように、本開示の実施例におけるネットワーク機器600は、上記実施例における、PDSCHスケジューリング用の第1DCIとPUSCHスケジューリング用の第2DCIを、所定数の連続する時間領域伝送ユニット内で端末に送信しない場合、次回のPUSCHを端末のデフォルトBWPにスケジューリングする方法の細部を実現可能であり、同じ効果を奏することもできる。当該ネットワーク機器600は、具体的に、PDSCHスケジューリング用の第1DCIとPUSCHスケジューリング用の第2DCIを、所定数の連続する時間領域伝送ユニット内で端末に送信しない場合、次回のPUSCHを端末のデフォルトBWPにスケジューリングするためのスケジューリングモジュール610を含む。
【0069】
ここで、所定数は、端末のタイマーに含まれる時間領域伝送ユニットの数と、PUSCHの待ちおよび伝送の時間に含まれる時間領域伝送ユニットの数との差である。
【0070】
ここで、スケジューリングモジュール610は、端末が現在のBWPからデフォルトBWPに切り替わると、次回のPUSCHをデフォルトBWPにスケジューリングするための第2DCIをデフォルトBWPによって端末に送信するための第1スケジューリングサブモジュール、または、次回のPUSCHをデフォルトBWPにスケジューリングするための第2DCIを現在のBWPによって端末に送信するための第2スケジューリングサブモジュールを含む。
【0071】
ここで、時間領域伝送ユニットは、サブフレーム、スロット、ミニスロットおよび時間領域伝送シンボルのうちの一つを含む。
【0072】
本開示の実施例におけるネットワーク機器が、PDSCHスケジューリング用の第1DCIとPUSCHスケジューリング用の第2DCIを、所定数の連続する時間領域伝送ユニット内で端末に送信しない場合、次回のPUSCHを端末のデフォルトBWPにスケジューリングすることによって、BWP切り替えによるファジーのアップリンクスケジューリング問題を避け、BWP切り替えにおける端末の正常のアップリンク伝送を保証することができる。
【0073】
なお、以上のネットワーク機器と端末の各モジュールの区分は、単に論理的機能の区分であり、実際に実現する際に、すべてまたは一部を一つの物理的エンティティに集積してもよく、物理的に分けてもよい。かつこれらのモジュールは、すべて処理素子によって呼び出されるソフトウェアの形式で実現されてもよく、すべてハードウェアの形式で実現されてもよく、さらに、一部が処理素子によって呼び出されるソフトウェアの形式で実現され、一部がハードウェアの形式で実現されるのもよい。たとえば、決定モジュールは、単独に設けられた処理素子であってもよく、上記装置のあるチップに集積して実現してもよく、また、プログラムコードの形式で上記装置のメモリに格納され、上記装置のある処理素子によって呼び出されて、上記決定モジュールの機能を実行するのもよい。ほかのモジュールの実現は、上記モジュールに類似する。また、これらのモジュールは、すべてまたは一部を一体に集積してもよく、独自に実現されてもよい。ここに記載した処理素子は、信号処理力を有する集積回路であってもよい。実現において、上記方法の各ステップまたは以上の各モジュールは、処理素子におけるハードウェアの集積論理回路またはソフトウェア形式の指令によって完成される。
【0074】
たとえば、以上のこれらのモジュールは、たとえば一つまたは複数のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、一つまたは複数のマイクロプロセッサ、一つまたは複数のDSP(digital signal processor)、一つまたは複数のFPGA(Field Programmable Gate Array)など、以上の方法を実施する一つまたは複数の集積回路として配置されてもよい。また、たとえば、上記のあるモジュールが処理素子でプログラムコードを呼び出す形式で実現される場合、当該処理素子は、CPU(Central Processing Unit)など汎用プロセッサ、またはそれ以外のプログラムコードを呼び出すことのできるプロセッサである。また、たとえば、これらのモジュールは、一体に集積され、SOC(system−on−a−chip)の形式で実現されてもよい。
【0075】
上記目的をよりよく実現するために、本開示の実施例は、プロセッサと、メモリと、メモリに格納されてプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含むネットワーク機器をさらに提供する。プロセッサは、コンピュータプログラムを実行すると、上記の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法のステップを実現する。本開示の実施例は、コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法のステップが実現される。
【0076】
具体的に、本開示の実施例は、ネットワーク機器をさらに提供する。図7に示すように、当該ネットワーク機器700は、アンテナ71と、ラジオ周波数装置72と、バースバンド装置73とを含む。アンテナ71は、ラジオ周波数装置72に接続される。アップリンクにおいて、ラジオ周波数装置72は、アンテナ71を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置73に送信してその処理に供する。ダウンリンクにおいて、ベースバンド装置73は、送信対象の情報を処理してラジオ周波数装置72に送信する。ラジオ周波数装置72は、受信した情報を処理してからアンテナ71を介して送信する。
【0077】
上記周波数帯域処理装置は、ベースバンド装置73に位置する。以上の実施例においてネットワーク機器によって実行される方法は、ベースバンド装置73で実現可能である。当該ベースバンド装置73は、プロセッサ74とメモリ75を含む。
【0078】
ベースバンド装置73は、たとえば少なくとも一つのベースバンドボードを含む。当該ベースバンドボードには、複数のチップが設けられている。図7に示すように、そのうちの一つのチップは、たとえばプロセッサ74であり、メモリ75に接続し、メモリ75からプログラムを呼び出すことによって、上記の方法実施例に示すネットワーク機器の動作を実行する。
【0079】
当該ベースバンド装置73は、ラジオ周波数装置72と情報をやり取りするためのネットワークインターフェース76をさらに含む。当該インタフェースは、たとえばCPRI(common public radio interface)である。
【0080】
ここのプロセッサは、一つのプロセッサであってもよく、複数の処理素子の総称であってもよい。例えば、当該プロセッサは、CPUであってもよく、ASICであってもよく、または、一つまたは複数のマイクロプロセッサ、一つまたは複数のDSP、または一つまたは複数のFPGAなど、上記ネットワーク機器によって実行される方法を実施する一つまたは複数の集積回路として配置されてもよい。格納素子は、一つのメモリであってもよく、複数の格納素子の総称であってもよい。
【0081】
メモリ75は、揮発性メモリまたは非揮発性メモリであり、または、揮発性メモリと非揮発性メモリの両方を含む。非揮発性メモリは、ROM(Read−Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、EEPROM(Electrically EP ROM)またはフラッシュメモリである。揮発性メモリは、RAM(Random Access Memory)であり、外部のキャッシュに用いられる。多くの形態のRAMが使用可能であるが、その例として、例えばSRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、SDRAM(Synchronous DRAM)、DDRSDRAM(Double Data Rate SDRAM)、ESDRAM(Enhanced SDRAM)、SLDRAM(Synchlink DRAM)、DRRAM(Direct Rambus RAM)が挙げられるが、それらに限られない。本願に記載のメモリ75は、これらに限られず、これらおよびこれら以外の任意の適合する種類のメモリを含むとする。
【0082】
具体的に、本開示の実施例のネットワーク機器は、メモリ75に格納されてプロセッサ74で実行可能なコンピュータプログラムをさらに含む。プロセッサ74は、メモリ75からコンピュータプログラムを呼び出して、図6に示す各モジュールによって実行される方法を実行する。
【0083】
具体的に、コンピュータプログラムがプロセッサ74によって呼び出されて、PDSCHスケジューリング用の第1DCIとPUSCHスケジューリング用の第2DCIを、所定数の連続する時間領域伝送ユニット内で端末に送信しない場合、次回のPUSCHを端末のデフォルトBWPにスケジューリングすることを実行することに用いられる。
【0084】
ここで、所定数は、端末のタイマーに含まれる時間領域伝送ユニットの数と、PUSCHの待ちおよび伝送の時間に含まれる時間領域伝送ユニットの数との差である。
【0085】
具体的に、コンピュータプログラムがプロセッサ74によって呼び出されて、端末が現在のBWPからデフォルトBWPに切り替わると、次回のPUSCHをデフォルトBWPにスケジューリングするための第2DCIをデフォルトBWPによって端末に送信すること、または、次回のPUSCHをデフォルトBWPにスケジューリングするための第2DCIを現在のBWPによって端末に送信することを実行することに用いられる。
【0086】
ここで、時間領域伝送ユニットは、サブフレーム、スロット、ミニスロットおよび時間領域伝送シンボルのうちの一つを含む。
【0087】
ここで、ネットワーク機器は、GSM(Global System of Mobile communication)やCDMA(Code Division Multiple Access)でのBTS(Base Transceiver Station)であってもよく、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)でのNB(NodeB)であってもよく、さらにLTEでのeNBまたはeNodeB(Evolutional Node B)または中継局またはアクセスポイント、または、将来の5Gネットワークでの基地局であってもよいが、ここでは限定しない。
【0088】
本開示の実施例におけるネットワーク機器が、PDSCHスケジューリング用の第1DCIとPUSCHスケジューリング用の第2DCIを、所定数の連続する時間領域伝送ユニット内で端末に送信しない場合、次回のPUSCHを前記端末のデフォルトBWPにスケジューリングすることによって、BWP切り替えによるファジーのアップリンクスケジューリング問題を避け、BWP切り替えにおける端末の正常のアップリンク伝送を保証することができる。
【0089】
本明細書に開示された実施例に記載の各例のユニットおよびアルゴリズムのステップが、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせによって実現可能であることは、当業者が理解できる。これらの機能がいったいハードウェアによって実行されるか、それともソフトウェアによって実行されるかは、技術手段の特定な応用や設計の制限条件によって決められる。当業者は、各特定な応用に対し、異なる方法によって記載の機能を実現することができるが、これらの実現は、本開示の範囲を超えたものとされるべきではない。
【0090】
記載の便利や簡潔化のために、以上記載したシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスは、前記方法実施例における対応プロセスを参照されたく、ここでは繰り返して記載しない。これは、当業者にとって自明である。
【0091】
本願で提供されるいくつかの実施例において、開示された装置および方法は、他の方式で実施されることを理解されたい。以上記載した装置実施例は、単に例示的なものである。例えば、記載したユニットの区分は、単に論理機能の区分であり、実際に実現する際に別の区分方式がある。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントは、組み合わせてもよく、別のシステムに一体化されてもよく、または、一部の特徴は、無視されてもよく、または実行されなくてもよい。また、示されておりまたは議論されている各構成部分の相互間の結合や直接結合や通信接続は、インタフェース、装置またはユニットを介した間接結合や通信接続であってもよく、電気的、機械的、または他の形式であってもよい。
【0092】
以上個別部品として説明したユニットは、物理的に離間したものであってもよく、そうでなくてもよい。ユニットとして示した部品は、物理ユニットであってもよく、そうでなくてもよい。すなわち、一箇所に位置してもよく、複数のネットワークユニットに位置してもよい。実際の必要に応じてそのうちの一部またはすべてのユニットを選択して本開示の実施例の目的を実現する。
【0093】
また、本開示の各実施例における各機能的ユニットは、1つの処理ユニットに一体化されていてもよいし、物理的に別々に設けられていてもよいし、2つ以上が一体化されてもよい。
【0094】
前記機能は、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、独立した製品として販売または使用される場合、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されてもよい。このような理解に基づき、本開示の技術手段の実質的または従来技術に貢献した部分、または当該技術手段の部分は、ソフトウェアプロダクトの形式で現れる。当該コンピュータソフトウェアプロダクトは、記憶媒体に記憶され、本開示の各実施例に記載の方法のすべてまたは一部のステップをコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置であってもよい)に実行させるいくつかの指令を含む。前記記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスクまたは光ディスクなど、プログラムコードを格納することができる様々な媒体を含む。
【0095】
また、本開示の装置や方法において、各部品または各ステップは、分解および/または再度の組み合わせが可能である。これらの分解および/または再度の組み合わせは、本開示の同等効果手段と見なされるべきである。しかも、上記一連の処理を実行するステップは、自然に説明順に時間順で実行されるが、必ず時間順に実行される必要がない。一部のステップは、並行に実行されてもよく、または、互いに独立に実行されてもよい。当業者にとって、本開示の方法および装置のすべてまたは任意のステップや部品は、任意の計算装置(プロセッサ、記憶媒体などを含む)や計算装置のネットワークでハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアまたはそれらの組み合わせによって実現されうることが理解できる。これは、当業者が本開示の説明を閲読して基本的なプログラミング技能を活用して実現できることである。
【0096】
したがって、本開示の目的は、任意の計算装置で1つまたは一連のプログラムを実行することによっても実現されうる。前記計算装置は、周知されている汎用装置である。したがって、本開示の目的は、前記方法または装置を実現するプログラムコードを含むプログラムプロダクトの提供のみでも実現されうる。すなわち、このようなプログラムプロダクトも本開示を構成し、しかもこのようなプログラムプロダクトを記憶した記憶媒体も本開示を構成する。明らかに、前記記憶媒体は、任意の周知される記憶媒体または将来開発されうる任意の記憶媒体である。なお、本開示の装置と方法において、各部品または各ステップは、分解および/または再度の組み合わせが可能である。これらの分解および/または再度の組み合わせは、本開示の同等効果手段と見なされるべきである。しかも、上記一連の処理を実行するステップは、自然に説明順に時間順で実行されるが、必ず時間順に実行される必要がない。一部のステップは、並行に実行されてもよく、または、互いに独立に実行されてもよい。
【0097】
以上の記載は、本開示の選択可能な実施形態である。当業者は、本開示に記載の原理を逸脱せずにいくつかの改良や修飾を行うこともできる。これらの改良や修飾も、本開示の保護範囲内にある。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【手続補正書】
【提出日】20200422
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末側に応用される非対称スペクトラムのBWP(bandwidth part)切り替え方法において、
PDSCH(Physical Downlink Share Channel)スケジューリング用の第1DCI(Downlink Control Information)が検出されない場合、検出したPUSCH(Physical Uplink Share Channel)スケジューリング用の第2DCIに基づいてタイマーをリセットするステップと、
リセットしたタイマーが切れると、現在のBWPをデフォルトBWPに切り替えるステップとを含む、非対称スペクトラムのBWP切り替え方法。
【請求項2】
検出したPUSCHスケジューリング用の第2DCIに基づいてタイマーをリセットするステップは、
前記第2DCIが検出された場合、タイマーの現在値とタイマーのタイムアウト値との差がPUSCHの待ちおよび伝送の時間より小さい場合、前記タイマーをリセットするステップを含む、請求項1に記載の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法。
【請求項3】
前記タイマーをリセットするステップは、
タイマーの現在値を第1所定数の時間領域伝送ユニットだけ戻すことを含み、
ここで、前記第1所定数は、タイマーの現在値とタイマーの初期値との差である第1値と、PUSCHの待ちおよび伝送の時間に含まれる時間領域伝送ユニットの数である第2値のうちの小さいほうの値であり、
または、
前記第1所定数は、前記第2値と、タイマーの現在値とタイマーのタイムアウト値との差である第3値との差以上である、請求項1に記載の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法。
【請求項4】
前記タイマーをリセットするステップは、
タイマーが切れると、タイマーのタイムアウト値を第2所定数の時間領域伝送ユニットだけ戻すことを含み、
ここで、前記第2所定数は、PUSCHの待ちおよび伝送の時間に含まれる時間領域伝送ユニットの数である第2値と、タイマーの現在値とタイマーのタイムアウト値との差である第3値との差以上である、請求項1に記載の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法。
【請求項5】
前記第2値は、前記第2DCIとスケジューリング対象の前記PUSCHとの間隔の時間領域伝送ユニット数と、前記PUSCHに占用される時間領域伝送ユニット数との和である、請求項3または4に記載の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法。
【請求項6】
前記時間領域伝送ユニットは、サブフレーム、スロット、ミニスロットおよび時間領域伝送シンボルのうちの一つを含む、請求項3に記載の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法。
【請求項7】
検出したPUSCHスケジューリング用の第2DCIに基づいてタイマーをリセットするステップは、
前記検出した第2DCIによって、前記PUSCHのデフォルトBWPへのマッピングを指示すると、前記タイマーが計時を継続するステップを含み、
前記タイマーが計時を継続するステップの後に、
前記タイマーが切れると、現在のBWPをデフォルトBWPに切り替えるステップをさらに含む、請求項1に記載の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法。
【請求項8】
PDSCHスケジューリング用の第1DCIが検出されない場合、検出したPUSCHスケジューリング用の第2DCIに基づいてタイマーをリセットするためのリセットモジュールと、
リセットしたタイマーが切れると、現在のBWPをデフォルトBWPに切り替えるための第1切り替えモジュールとを含む、端末。
【請求項9】
前記リセットモジュールは、
前記第2DCIが検出された場合、タイマーの現在値とタイマーのタイムアウト値との差がPUSCHの待ちおよび伝送の時間より小さい場合、前記タイマーをリセットするための第1リセットサブモジュールを含む、請求項8に記載の端末。
【請求項10】
前記リセットモジュールは、
タイマーの現在値を第1所定数の時間領域伝送ユニットだけ戻すための第2リセットサブモジュールをさらに含み、
ここで、前記第1所定数は、タイマイーの現在値とタイマーの初期値との差である第1値と、PUSCHの待ちおよび伝送の時間に含まれる時間領域伝送ユニットの数である第2値のうちの小さいほうの値であり、
または、
前記第1所定数は、前記第2値と、タイマーの現在値とタイマーのタイムアウト値との差である第3値との差以上である、請求項8に記載の端末。
【請求項11】
ネットワーク機器側に応用される非対称スペクトラムのBWP切り替え方法において、
PDSCHスケジューリング用の第1DCIとPUSCHスケジューリング用の第2DCIを、所定数の連続する時間領域伝送ユニット内で端末に送信しない場合、次回のPUSCHを前記端末のデフォルトBWPにスケジューリングするステップを含む、非対称スペクトラムのBWP切り替え方法。
【請求項12】
前記所定数は、端末のタイマーに含まれる時間領域伝送ユニットの数と、PUSCHの待ちおよび伝送の時間に含まれる時間領域伝送ユニットの数との差である、請求項11に記載の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法。
【請求項13】
次回のPUSCHを前記端末のデフォルトBWPにスケジューリングするステップは、
前記端末が現在のBWPからデフォルトBWPに切り替わると、次回のPUSCHをデフォルトBWPにスケジューリングするための第2DCIをデフォルトBWPによって端末に送信するステップ、
または、
次回のPUSCHをデフォルトBWPにスケジューリングするための第2DCIを現在のBWPによって端末に送信するステップを含む、請求項11に記載の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法。
【請求項14】
前記時間領域伝送ユニットは、サブフレーム、スロット、ミニスロットおよび時間領域伝送シンボルのうちの一つを含む、請求項11に記載の非対称スペクトラムのBWP切り替え方法。
【請求項15】
PDSCHスケジューリング用の第1DCIとPUSCHスケジューリング用の第2DCIを、所定数の連続する時間領域伝送ユニット内で端末に送信しない場合、次回のPUSCHを前記端末のデフォルトBWPにスケジューリングするためのスケジューリングモジュールを含む、ネットワーク機器。
【国際調査報告】