(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】2021501104
(43)【公表日】20210114
(54)【発明の名称】シャトル車両を備えた棚システム
(51)【国際特許分類】
   B65G 1/04 20060101AFI20201211BHJP
【FI】
   !B65G1/04 555A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
【全頁数】22
(21)【出願番号】2020543727
(86)(22)【出願日】20181030
(85)【翻訳文提出日】20200521
(86)【国際出願番号】EP2018079643
(87)【国際公開番号】WO2019086413
(87)【国際公開日】20190509
(31)【優先権主張番号】102017219431.6
(32)【優先日】20171030
(33)【優先権主張国】DE
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】520150809
【氏名又は名称】エフベー・インダストリー・オートメーション・ゲーエムベーハー
【住所又は居所】オーストリア・8200・アルバースドルフ−プレブーフ・ハインツ−シュトイーザー−シュトラーセ・5
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ヴェルナー・フリッセンビッヒラー
【住所又は居所】オーストリア・8200・アルバースドルフ−プレブーフ・ハインツ−シュトイーザー−シュトラーセ・5・エフベー・インダストリー・オートメーション・ゲーエムベーハー内
【テーマコード(参考)】
3F022
【Fターム(参考)】
3F022AA15
3F022CC03
3F022EE05
3F022EE09
3F022FF01
3F022JJ13
3F022JJ19
3F022JJ20
3F022KK03
3F022MM01
3F022MM05
3F022MM11
(57)【要約】
本発明は、収納システムの柔軟性および効率を高めるのに役立つ。これは、シャトル車両(10)を棚システムのガイドレール(16−1、16−2)に沿って移動するために取り付けられた車輪(14−1…14−4)を有する走行ギア(12)と、走行ギア(12)の両側において自己支持式に走行ギア(12)に対して平面内で伸縮できる、走行ギアで移動可能にガイドされる伸縮式システム(10)と、棚システムのガイドレール(16−1、16−2)に対して伸縮式システム(18)を上下させるための昇降システムとを備える棚システムで収納品を移送するためのシャトル車両(10)によって達成される。本発明によるシャトルシステムが使用される棚システムによっても達成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
棚システムにおいて収納品を移送するためのシャトル車両(10)であって、
前記棚システムのガイドレール(16−1,16−2)に沿って前記シャトル車両(10)を移動するための、取り付けられた車輪(14−1,…,14−4)を有する走行ギア(12)と、
前記走行ギアにおいて移動可能に案内される伸縮式システム(18)であって、前記走行ギア(12)の両側で自立式に、平面内で前記走行ギア(12)に対して収縮および伸長可能な伸縮式システム(18)と、
前記棚システムの前記ガイドレール(16−1,16−2)に対して前記伸縮式システム(18)を上下させるための昇降システム(30,32,34,36)と、
を備えるシャトル車両。
【請求項2】
前記伸縮式システム(18)が、
前記シャトル車両(10)の側部に向かって移動方向が配向されるように前記走行ギア(12)に取り付けられ、かつ上側にはローラー(40−1,40−2)が取り付けられた少なくとも1つのガイドレール(38−1,38−2)と、
前記ガイドレール(38−1,38−2)に沿って移動可能な積込エリア(42)であって、移動の際に前記積込エリア(42)を案内するために前記ローラー(40−1,40−2)が係合するような部分形状を有する断面形状を有する積込エリア(42)と、
前記少なくとも1つのガイドレール(38−1,38−2)に沿って、前記シャトル車両(10)に対して前記積込エリア(42)を収縮および伸長させるための駆動部(54)と、
を備えることを特徴とする、請求項1に記載のシャトル車両。
【請求項3】
前記駆動部がチェーンコンベヤ(44,46−1,46−2,48,52)によって構成されていることを特徴とする、請求項2に記載のシャトル車両。
【請求項4】
前記伸縮式システム(18)を上下させるための前記昇降システム(30,32,34,36)が前記シャトル車両のための前記走行ギア(12)に対して構成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のシャトル車両。
【請求項5】
前記シャトル車両(10)全体を上下させるための前記昇降システム(30,32,34,36)が前記棚システムの前記ガイドレール(16−1,16−2)に対して構成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のシャトル車両。
【請求項6】
前記昇降システム(30,32,34,36)が前記走行ギアの各コーナーに取り付けられた保持ブロック(30−1…30−4)を備え、前記保持ブロックは、昇降方向に沿って配向された通路チャネルを有し、前記通路チャネルに昇降カラム(32−1…32−4)が収容され、前記昇降カラムは、割り当てられた駆動部(36−1,36−2)によって収縮および伸長することができることを特徴とする請求項4または5に記載のシャトル車両。
【請求項7】
少なくとも1つの支持ローラーまたは少なくとも1つの対向接触面(28)が前記シャトル車両の底部に設けられ、前記少なくとも1つの支持ローラーまたは前記少なくとも1つの対向接触面(28)によって、前記伸縮式システム(18)が伸長する場合に傾斜力が前記棚システムのガイドレールに伝えられることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のシャトル車両。
【請求項8】
収納品は、所定の長さ、高さおよび幅の荷物キャリアで運ばれ、前記伸縮式システム(18)の積込エリアは、前記荷物キャリアの前記長さおよび/または幅の整数倍の長さを有することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のシャトル車両。
【請求項9】
前記シャトル車両(10)を移動駆動するための少なくとも1つの駆動部(24,26)、前記昇降システム(30,32,34,36)のための少なくとも1つの駆動(部36)、および少前記伸縮式システム(18)を収縮および伸長するためのなくとも1つの駆動部(54)を備えることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載のシャトル車両。
【請求項10】
前記伸縮式システム(18)の積込エリアの各長手方向側に沿って二重ベルトコンベヤ技術のコンベヤベルトが設けられ、コンベヤベルトの走行面が前記伸縮式システム(18)の前記積込エリア(42)の表面に対してゼロより大きい所定の距離を有することを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載のシャトル車両。
【請求項11】
外部制御システムとデータ通信を行うために無線通信のためのインターフェースを有するコントローラを備えることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載のシャトル車両。
【請求項12】
エネルギー貯蔵または摺動接点を備えることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載のシャトル車両。
【請求項13】
複数の収納ボックスが直角に配置された少なくとも1つの収納平面と、
前記棚システムの対向する外側の間をまっすぐに通る、収納平面ごとに少なくとも1つのシャトル通路であって、前記収納平面の収納ボックスに沿って走るガイドレールを備える、少なくとも1つのシャトル通路と、
収納品を収納および回収するために、収納システムの少なくとも1つのシャトル通路におけるシャトル通路の前記ガイドレールに沿って移動することができる請求項1〜12のいずれか一項に記載のシャトル車両と、
を備える、棚システム。
【請求項14】
L字形状の保持レール(58)が収納コンテナに関連して前記収納ボックスに設けられ、前記保持レールは、平行に走り、前記保持レール間の距離は、前記伸縮式システム(18)の積込エリア(42)の幅より大きいことを特徴とする、請求項13に記載の棚システム。
【請求項15】
各シャトル通路の前記ガイドレールの断面形状は、前記シャトル車両(10)の対向接触面(28)に対する相手側を形成する接触面(621,62−2)を有し、前記シャトル車両(10)の前記伸縮式システム(18)が伸長する場合に、前記接触面および前記対向接触面の係合によって前記シャトル車両の傾斜が防止されることを特徴とする、請求項13または14に記載の棚システム。
【請求項16】
前記シャトル車両(10)にエネルギーを供給するために各シャトル通路に沿って導体レールが設けられることを特徴とする、請求項13〜15のいずれか一項に記載の棚システム。
【請求項17】
高さ方向における異なる収納高さの間でシャトル車両(10)および/または収納品を移送するために、前記棚システムの外側に少なくとも1つの昇降システム(68−1,68−2,68−3,68−4)を備えることを特徴とする、請求項13〜16のいずれか一項に記載の棚システム。
【請求項18】
前記昇降システム(68−1,68−2,68−3,68−4)が前記棚システムの前部ゾーン(70)を作動的に提供し、前記前部ゾーン(70)が前記昇降システム(68−1,68−2,68−3,68−4)の反対に配置された供給および排出コンベヤ技術を有することを特徴とする、請求項17に記載の棚システム。
【請求項19】
前記棚システムに沿ってコンベヤ棚が配置され、前記コンベヤ棚は、上側においてシャトル車両(10)によって充填され、下部において収納品がシャトル車両(10)によって回収されることが特徴とする、請求項13〜18のいずれか一項に記載の棚システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シャトル車両を有する棚システムに関し、特に、シャトル車両を有する棚システムであって、伸縮式アンダーフィード技術を用いて荷物を収納および回収するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
既存の収納システムおよび小型部品収納では、収納および回収システムは、収納システムの収納ボックスから物品を積み込み、回収するためのベースを提供する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、このような収納および回収装置は、通常遅く、収納深度に関して制限されている。
【0004】
さらに、このような地上運搬車両は、通常操作のために追加のスペースを必要とするため、これらを使用することにより、収納に利用できる容量が減少する。
【0005】
したがって、本発明の技術的課題は、収納システムの柔軟性および効率を高めることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、この技術的問題は、請求項1に記載のシャトル車両によって解決される。
【0007】
本発明によると、棚システムで収納品を輸送するためのシャトル車両は、棚システムのガイドレールに沿ってシャトル車両を移動させるために取り付けられた車輪を有する走行ギアと、走行ギアで移動可能に案内される伸縮式システムであって、走行ギアの両側で自立式に平面内で走行ギアに対して後退および伸長することができる伸縮式システムと、棚システムのガイドレールに対して伸縮式システムを昇降させるための昇降システムとを備える。
【0008】
さらに、本発明の技術的問題は、請求項13による棚システムによって解決される。
【0009】
本発明によれば、棚システムは、複数の収納スペースが直角に配置される少なくとも1つの収納面を備える。収納面ごとに少なくとも1つの直線シャトル通路が棚システムの対向する外側の間を通っており、この収納面の収納スペースに沿って走るガイドレールを備える。さらに、本発明によるシャトル車両は、収納された商品を収納および回収するための収納システムの少なくとも1つのシャトル通路内のシャトル通路のガイドレールに沿って移動することができる。
【0010】
本発明のさらに有利な実施形態は、従属請求項に示されている。
【0011】
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】伸長または収縮する伸縮式システムを有する本発明によるシャトル車両の上面図を示す。
【図2】本発明によるシャトル車両の斜視図を示す。
【図3】本発明によるシャトル車両の部分斜視図を示す。
【図4】本発明によるシャトル車両の底面図を示す。
【図5】伸長した伸縮式システムを有する本発明によるシャトル車両の斜視図を示す。
【図6】本発明による棚システムに配置されている本発明によるシャトル車両の側面図、上面図および正面図を示す。
【図7】本発明による棚システムに配置されている本発明によるシャトル車両の斜視図を示す。
【図8】本発明に係る収納ジシステムの上面図を示す。
【図9】本発明による収納システムの斜視図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1は、図1(A)の収縮した伸縮式システム12、図1(B)の伸長した伸縮式システム12を有する本発明によるシャトルシステム10の上面図を示す。
【0014】
図1(A)に示すように、棚システムの収納品を移送するためのシャトル車両10は、棚システムのガイドレール16−1、16−2に沿ってシャトル車両10を移動させるために、シャトル車両に取り付けられた車輪14−1…14−4が取り付けられた走行ギア12を備える。
【0015】
図1(A)および図1(B)に示されるように、走行ギア12によって移動可能に案内される伸縮式システム18は、収縮および伸長することができる。これは、走行ギア12に対して平面で、走行ギアの両側で自立する方法で行われる。
【0016】
図1(A)および図1(B)に示されるように、伸縮式システム18は、収納コンテナ20−1、20−2を運搬する。収納コンテナ20−1、20−2を収納するために、伸縮式システム18は、シャトル車両10の走行ギア12の側から外に案内される。
【0017】
伸縮式システム18を上昇または下降させることにより、収納コンテナ20−1、20−2は収納システムに収納される。この目的のために、シャトル車両10は、棚システムのガイドレール16−1、16−2に対して伸縮式システム18を上昇および下降させるための昇降システムを備える。
【0018】
これは、一方で、シャトル車両10が全体として上方および下方への動きを実行して、伸縮式システム18の積込エリアの棚システムの支持レール16−1、16−2に対する相対的な動きを達成できることを意味する。
【0019】
代替として、棚システムのガイドレール16‐1、16‐2が棚システムの支持レールの下を走る場合に、伸縮式システム18はまた、走行ギア12に対して移動することができる。
【0020】
図1に示されるように、伸縮式システム18は、本発明に従って単動式に構成される。これは、伸縮式システム1の伸縮式アームが1つの部品として形成されているため、平面内で移動できることを意味する。これは、シャトル車両10の一般的に非常に簡単な構造につながり、これは棚システムの効率を高めるために特に重要である。
【0021】
さらに、本発明の範囲内で、シャトル車両10は、小さな荷物のためのシャトル車両として構成されることが好ましい。
【0022】
伸縮式システム18を動かすために、割り当てられた駆動装置、例えばチェーン駆動装置をシャトル車両10に設けることができる。あるいは、伸縮式システム18は、それ自体の駆動装置、例えば電気モーターを備えることができ、それによって、棚システムへの挿入深さに関して制限がなくなるため、柔軟性が高まる。
【0023】
走行ギア12と伸縮式システム18との組み合わせにより、本発明によれば、任意の可変性で多深度収納を実行することが可能である。
【0024】
図1(A)および図1(B)に示されるように、2つの収納コンテナ20−1、20−2が、例えば二深度収納のために使用され得る。ここで、シャトル車両は、伸縮式システム18を使用して収納コンテナ20−1、20−2を収納システムに積載するか、伸縮式システム18を使用して収納コンテナ20−1、20−2を取り出すことができる。
【0025】
しかし、本発明によれば、四深度収納が行われる場合に、400mm×300mmのサイズを有する最大4つのコンテナを取り扱うことも可能である。一方、一深度収納には総重量120kgまでの大型コンテナが使用され、二深度収納の場合、コンテナは、600mm×400mmのサイズが可能である。一般に、コンテナは一般に300mm〜800mmの幅と1600mmまでの長さを有することができ、示された寸法は単なる例であり、本発明の保護範囲を制限するものではない。
【0026】
全体として、本発明によるシャトル技術によれば、動的棚収納およびオーダーピッキングは、業界に応じて、1tまでの製品に使用でき、伸縮式システム18は、下からの供給、持ち上げ、および回収または収納に使用される。これは、例えば自動車業界でのアプリケーションや、標準化されたVDAコンテナ(「VDA」=「Verband der Automobilindustrie」[ドイツ自動車協会])の使用、およびeコマースソリューションの市場セグメントでの使用にも利点をもたらす。
【0027】
これらの利点は、特に効率とパフォーマンスにも関係する。この点において、効率は、基準(「FEM」=「Federation Europeenne de la Manutention」[European Materials Handling Federation])に従って、収納、回収および再配置の動き、特に二重の動きによって定義される。本発明の範囲内で達成可能な性能改善は、本発明の重要な利点である。
【0028】
図2は、本発明によるシャトル車両の斜視図を示す。
【0029】
図2に示すように、シャトル車両10の走行ギア12は、ベースプレート22から構成され、そのコーナーには、シャトル車両10の車輪14−1…14−4が取り付けられている。車輪14−1…14−4、または少なくとも1対の車輪14−1…14−4は、駆動モーター24によって駆動でき、駆動モーターは、ベルト26を介して、シャトル車両10の対向する2つの車輪14、1…14−4を接続する回転シャフトに連結される。
【0030】
本発明の範囲内で、シャトル車両10の負荷に応じて、前輪または後輪のペアの一方の車輪シャフト、または両方のシャフトを駆動することも可能である。
【0031】
図2に示すように、シャトル車両10の底部は、前輪対または後輪対に割り当てられた少なくとも二つの対向接触面28を備え、これによって伸縮式システム18が伸長する場合に生じる傾斜力が棚システムのガイドレールに導かれる。
【0032】
図3は、本発明によるシャトル車両10の部分斜視図を示す。
【0033】
図3に示される要素、対応する図3に示される要素は、同一の参照番号によって指定され、それらの説明は繰り返されない。
【0034】
図3は、特に、本発明による昇降システムの構成および伸縮式システム18のさらなる詳細を示す。
【0035】
図3に示すように、伸縮式システム18を上昇および下降させるための昇降システムは、シャトル車両10の走行ギア12に対して構成することができる。あるいは、シャトル車両10全体を上昇および下降させるための昇降システムは、棚システムのガイドレールに対して構成することができる。
【0036】
図3に示すように、昇降システムは一般に、走行ギア12の各コーナーに取り付けられた保持ブロック30−1…30−4で構成されている。各保持ブロック30−1…30−4には通路チャネルがあり、それぞれに昇降カラム32−1…32−4がガイドされる。
【0037】
図3に示すように、昇降カラム32−1…32−4の高さ調整は、割り当てられたモーター36−1、36−2によって駆動される駆動シャフト34−1、34−2によって実行される。
【0038】
図3はまた、伸縮式システム18のさらなる詳細を示す。
【0039】
図3に示すように、伸縮式システム18は、その移動方向がシャトル車両10の側面に向けられるようベースプレート22に取り付けられた少なくとも1つのガイドレール38−1、38−2を備える。ガイドレール38−1、38−2には、ローラー40−1、40−2が上側に設けられている。
【0040】
図3に示すように、伸縮式システム18は、ガイドレール38−1、38−2に沿って移動可能な積込エリア42をさらに含み、積込エリア42は、横U字部分形状を備えた断面形状を有する。U字部分形状は、移動中に積込エリア42をガイドするために、ローラー40−1、40−2と係合するように配置されている。
【0041】
図3に示すように、積込エリアの移動は、少なくとも1つのガイドレール38−1、38−2に沿ってシャトル車両10に対して積込エリア42を収縮および伸長させるための駆動装置によって行われる。図3によると、駆動部の1つの選択肢は、チェーンコンベヤである。この目的のために、コンベヤチェーン44が2つの歯車46−1、46−2に沿って案内される。
【0042】
図3に示されるように、シャトル車両10は、二重ベルトコンベヤ技術を備えることができ、このために駆動モーターが同様に設けられる。好ましくは、二重ベルトコンベヤ技術の2つのコンベヤベルトが、少なくとも1つの伸縮式システム18の積込エリア42の各長手方向側に沿って設けられる。より好ましくは、二重ベルトコンベヤ技術の走行面も、ゼロよりも大きい所定の距離に従って、伸縮式システム18の積込エリア42の表面に対して離間している。この距離は、たとえば5mm〜2cmの値とすることができる。
【0043】
さらに、本発明の範囲内では、要件に応じて、一般に任意の数のベルトコンベヤ装置を使用できることに留意されたい。また、これらはそのために設けられた駆動装置によって作動される。これは、たとえば電気モーターにすることができる(図3には不図示)。
【0044】
本発明のシャトル車両10は、コントローラをさらに備える。好ましくは、コントローラは、無線通信、例えばWLANのインターフェースにより、棚システムの外部制御システムにより提供される移動プロセスおよび積載プロセスに関連するデータを供給される。
【0045】
シャトル車両10の電気消費のエネルギー供給のために、例えばコンデンサ中間貯蔵技術と組み合わせてエネルギー貯蔵装置を設けることができる。別の方法として、シャトル車両10の走行通路に沿った導体レールを介してエネルギーを供給することもできる。
【0046】
図4は、本発明によるシャトル車両10の底面図を示す。
【0047】
図4に示すように、さらなるチェーン機構48がシャトル車両10の底部に設けられ、(図4ではカバー50によって隠されている)歯車に係合し、歯車46−1、46−2の底部に対応して設けられている。さらに、図3に示すチェーンコンベヤ44、46−1、46−2を動作させるために、図4に示す駆動装置54を介して回転可能に構成されるさらなる歯車52が設けられる。
【0048】
図5は、伸長された伸縮式システム18を備えた、本発明によるシャトル車両10のさらなる斜視図を示す。
【0049】
図5に示すように、収納品は、所定の長さ、高さおよび幅を有する荷物キャリア20−1、20−2で運ぶことができる。この点において、伸縮式システム18の積込エリア42は、二深度収納の場合、荷物キャリア20−1、20−2の長さおよび/または幅の2倍の長さを有する。
【0050】
図5に示すように、シャトル車両10は、右または左に伸ばすことができる単動式伸縮式システム18を備える。この点において、最小構造高さを達成するために、単動式とは、1つの平面に伸びることを意味する。
【0051】
図5に示されるように、伸縮式システム18が伸長される場合、伸縮式システム18とシャトル車両10との最小の重なりが観察されるべきであり、その結果、発生する傾斜力を捕捉することができる。
【0052】
本発明によれば、構造高さが小さい場合、伸縮式システム18と昇降ドライブとを組み合わせることにより、任意の数のコンテナを角型棚に収納することができ、制限は、伸縮式システム18の長さによってのみ与えられる。
【0053】
本発明によれば、シャトル車両10は、互いに独立して作動することができる可変数の伸縮式システム18を備えることができる。
【0054】
図6は、本発明による棚システムに配置された、本発明によるシャトル車両の側面図、上面図、および正面図を示す。
【0055】
図6(A)に示されるように、本発明による棚システムの収納ボックスは、ガイドレールに凹部56を有するため、各シャトル車両10−1、10−2の伸縮式システム18は、収納ボックスに対して、収縮および伸長される。
【0056】
図6(B)に示すように、各収納ボックスは、支承面58を有し、その距離は、収納コンテナ20−1、20−2の間の寸法によって決定される。好ましくは、接触面は、収縮された後の収納コンテナ20−1、20−2の横方向にも支持を提供するために、角度のあるレールとして構成される。
【0057】
図6(C)に示すように、棚システムの支承面58は、棚システムのシャトル通路のガイドレールと比較して高く配置されている。したがって、収納コンテナ20−1、20−2は、それを持ち上げ、収納コンテナを棚に格納し、続いて伸縮式システム18を下げることにより、首尾よく配置される。上述のように、これは、シャトル車両10の走行ギアに対して伸縮式システム18を上げることによっても行うことができる。あるいは、伸縮式システムの積込エリアが棚システムの支承面58よりも高く配置されるように、シャトル車両10全体を持ち上げることができる。
【0058】
図7は、本発明による棚システムに配置された、本発明によるシャトル車両10の斜視図を示す。
【0059】
図7に示すように、本発明による棚システムは、複数の収納ボックスが直角に配置される少なくとも1つの格納面を備える。棚システムでは、棚システムの対向する外側の間をまっすぐ通る、場所ごとに少なくとも1つのシャトル通路が提供され、この収納面の収納ボックスに沿って走るガイドレール60−1、60−2を備える。さらに、本発明によるシャトル車両10は、収納品を収納および回収するための収納システムの少なくとも1つのシャトル通路内のシャトル通路のガイドレール60−1、60−2に沿って移動することができる。
【0060】
図7に示すように、収納ボックスごとに平行に走るL字形の保持レール58が設けられ、その距離は、伸縮式システム18の積込エリア42の幅よりも大きい。したがって、積込エリア42の高さが変化する場合、保持レール58間の積込エリアが高さ方向に移動し、保持レール58に対して収納コンテナ20−1、20−2を昇降させることができ、その後、収納コンテナ20−1、20−2が収納されるか、回収されるかに応じて、伸縮式システム18を収縮、または伸長する。
【0061】
図7にも示されているように、各シャトル通路のガイドレール60−1、60−2の断面形状は、シャトル車両10の対向接触面28(図3に示す)に対応する形状を形成する接触面62−1、62−2を有する。このように、シャトル車両10の伸縮式システム18が伸長された場合に、接触面62−1、62−2および対向接触面28の係合により、シャトル車両10の傾斜が防止され得る。
【0062】
図8は、本発明による少なくとも1つのシャトル車両10と共に操作される本発明による棚システムの上面図を示す。
【0063】
図8に示すように、棚システム64は、複数の収納ボックスが直角に配置される少なくとも1つの収納面を備える。
【0064】
図8に示すように、棚システム64は、各収納面の収納ボックスに沿って延びる棚システム64の対向する外側の間を真っ直ぐに延びる収納面ごとに少なくとも1つのシャトル通路66‐1、66‐2を備える。
【0065】
さらに、本発明による棚システム64は、図1から図3に従って説明したように、少なくとも1つのシャトル車両10を備える。シャトル車両10は、本発明による伸縮技術を用いて収納された商品を収納および回収するために、収納システム64の少なくとも1つのシャトル通路66−1、66−2内を移動することができる。
【0066】
図8に示されるように、少なくとも1つの昇降システム68−1、68−2、68−3、68−4が棚システム64の外側に設けられ、棚システム64の個々の収納面に関して高さ方向の異なる収納レベル間でシャトル車両10および/または収納された商品を移送することができる。
【0067】
図8に示されるように、少なくとも1つのコンベヤまたは昇降システム68−1、68−2、68−3、68−4は、棚システム64の前部ゾーン70として動作可能に機能する。この点において、供給および排出コンベヤ技術72は、昇降システムの反対側に配置される。
【0068】
図9は、示す本発明による棚システムの斜視図を示す。
【0069】
図9に示すように、コンベヤまたは昇降システム68−1、68−2、68−3、68−4はそれぞれ、シャトル通路の端部に設けられる。コンベヤまたは昇降システム68−1、68−2、68−3、68−4によって、シャトル車両10を棚システム64の平面間または前部ゾーン70に運ぶことができる。本発明によれば、製品コンベヤとシャトルコンベヤの組み合わせも使用できる。コンベヤベルトは、棚システム64の長手方向側面に沿って積載することができるので、標準化された商品との組み合わせでオーダーピッキング空間を確保することも可能であるという効果が得られる。
【0070】
さらに、本発明によれば、収納品を含むシャトル車両10は、コンベヤまたは昇降システム68−1、68−2、68−3、68−4によって移送することができる。棚システム64の平面ごとにいくつかのシャトル車両10を使用することができる。商品とシャトル車両移送の組み合わせも可能である。
【0071】
図9に示す棚システム64に関して、以下のような標準化された手順が生じる。
【0072】
シャトルコンベヤまたは昇降システムは、シャトル車両10を前部ゾーン70に運ぶ。そこで、シャトル車両10は、収納すべき製品を収容する。コンベヤまたは昇降システム68−2、68−4は、製品と一緒にシャトル車両10をロジスティクス的に正しい平面に運び、そこで、シャトル車両10は、平面に乗り入れ、続いて、提供される収納ボックスに収納すべき製品を収納する。この手順は、回収時には逆の順序で適用することができる。
【0073】
いくつかの昇降システムを設けることにより、ルートを最適化し、同様に冗長な手順を保証することができる。
【0074】
図9に示されるように、本発明のさらなる利点は、棚システム64および/または棚システム64における別個の構成に基づいて、直接、収納機能とオーダーピッキング機能を組み合わせることにある。したがって、インダストリー4.0システムソリューションの環境において、収納、バッファリング、オーダーピッキングに関し、およびWLANによる上位通信の最適な解決策に関する増加する要求が満たされる。本発明によるシャトル技術は、エネルギー消費量が少なく、製品に非常に優しいソリューションを特徴としている。
【0075】
前部ゾーン70の領域では、シャトル車両10は、昇降によって正しい高さ位置まで運ばれた後、片側の収納品をコンベヤ技術に引き渡し、反対側の収納品をコンベヤ技術からピックアップする。この点で、送達と集荷は、伸縮式技術によって、または必要に応じてシャトル車両10に配置されたチェーンコンベヤによって実行される。コンベヤ技術の接続は、複数の層または一つの側で構成することができる。シャトル車両10への移送のための空間の位置で、棚の前側の両方での、または棚システム64に沿った接続も可能である。
【0076】
本発明によれば、非常に高い効率が要求される場合、1つまたは複数の昇降システムを、収納品を移送するための棚システム64の片側に設けることができる。この場合、シャトル車両10は、収納品のみを、好ましくはシャトル通路の端で、規定された移送ステーションにそれぞれの面で移送する。
【0077】
そこから、コンテナ、製品などは、収納品のコンベヤとして構成された昇降システムによって、供給および排出コンベヤ技術で前部ゾーン70に持ち込まれる。
【0078】
本発明の範囲内で、シャトル車両10を1つのシャトル通路から別のシャトル通路に水平方向に移送することも可能である。
【0079】
本発明によれば、1つまたはいくつかのオーダーピッキング用コンベヤ棚を棚システム64と組み合わせることができる。これにより、システム全体の収納と物質処理の制御が特に有利になる。さらに、効率要件に応じて、棚システムの範囲内で使用されるシャトル車両10の数は、可変的に決定され得る。
【0080】
オーダーピッキングのためにオーダーピッキング用コンベヤ棚が棚システム64に沿って配置されている場合、これらは上側、すなわち移動経路の側においてシャトル車両10によって充填される。下部では、製品をコンテナから、または直接荷物キャリアから取り出すことができる。空の荷物キャリアは、シャトル通路に対して下降するコンベヤ棚ルートを介して戻すことができる。下端では、収納品は、この場合、伸縮式アンダーフィード技術を使用してシャトル車両10によって順番に回収される。シャトル車両10へのインターフェースが駆動コンベヤ技術によって構成されている場合、回収のために二重ベルトコンベヤ技術をシャトル車両10で使用することができる。
【0081】
オーダーピッキングのために、コンベヤ棚は、例えば「光による取り出し」または「声による取り出し」などが表示システムに提供される。
【0082】
全体として、本発明は、棚システム40と組み合わせて多深度収納を可能にする非常に低い単動式のアンダーフィード伸縮の使用を可能にする。その結果、充填および取り出しの際に、伸縮式システム18によってコンベヤ棚をアクティブに操作することができる。結果として、本発明は、シャトル車両10の昇降システムを介して昇降させることができる伸縮式システム18によって多深度収納を達成することができる。
【符号の説明】
【0083】
10 シャトル車両
12 走行ギア
14 車輪
16 ガイドレール
18 伸縮式システム
20 荷物キャリア、収納コンテナ
22 ベースプレート
24 駆動部
26 ベルト
28 対向接触面
30 昇降システム
30 保持ブロック
32 昇降カラム
34 駆動シャフト
36 昇降システム
38 ガイドレール
40 棚システム
42 積込エリア
64 棚システム
66 シャトル通路
68 昇降システム
70 前部ゾーン
72 供給および排出コンベヤ技術
【図1(A)】
【図1(B)】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6(A)】
【図6(B)】
【図6(C)】
【図7】
【図8】
【図9】
【国際調査報告】