(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】2021508807
(43)【公表日】20210311
(54)【発明の名称】昇降装置とそれを備えた洗濯機
(51)【国際特許分類】
   F16M 11/24 20060101AFI20210212BHJP
   D06F 39/12 20060101ALI20210212BHJP
   D06F 37/26 20060101ALI20210212BHJP
   F16M 3/00 20060101ALI20210212BHJP
   F16M 7/00 20060101ALI20210212BHJP
   F16M 11/00 20060101ALI20210212BHJP
   F16M 11/10 20060101ALI20210212BHJP
   F16M 11/20 20060101ALI20210212BHJP
   F16M 13/00 20060101ALI20210212BHJP
【FI】
   !F16M11/24 J
   !D06F39/12 A
   !D06F39/12 Z
   !D06F37/26
   !F16M3/00 Z
   !F16M7/00 B
   !F16M7/00 Z
   !F16M11/00 Z
   !F16M11/10 Z
   !F16M11/20 Q
   !F16M13/00 P
   !F16M13/00 S
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】16
(21)【出願番号】2020555274
(86)(22)【出願日】20181107
(85)【翻訳文提出日】20200626
(86)【国際出願番号】CN2018114293
(87)【国際公開番号】WO2019128482
(87)【国際公開日】20190704
(31)【優先権主張番号】201711475141.9
(32)【優先日】20171229
(33)【優先権主張国】CN
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
(71)【出願人】
【識別番号】520233504
【氏名又は名称】チンタオ・ジャオナン・ハイアール・ウォッシング・マシーン・カンパニー・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】QINGDAO JIAONAN HAIER WASHING MACHINE CO.,LTD.
【住所又は居所】中華人民共和国シャントン、チンタオ、シティー、ジャオナン、チエンワンガン、ロード、ハイアール、インダストリー、パーク
(71)【出願人】
【識別番号】520198579
【氏名又は名称】ハイアール・スマート・ホーム・カンパニー・リミテッド
【住所又は居所】中華人民共和国、シャンドン 266101、チンタオ、ラオシャン、ディストリクト、ハイアール・ロード・ナンバー 1
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100127465
【弁理士】
【氏名又は名称】堀田 幸裕
(74)【代理人】
【識別番号】100164688
【弁理士】
【氏名又は名称】金川 良樹
(72)【発明者】
【氏名】リウ、カイ
【住所又は居所】中華人民共和国シャントン、チンタオ、シティー、ジャオナン、チエンワンガン、ロード、ハイアール、インダストリー、パーク
(72)【発明者】
【氏名】シュ、シェン
【住所又は居所】中華人民共和国シャントン、チンタオ、シティー、ジャオナン、チエンワンガン、ロード、ハイアール、インダストリー、パーク
(72)【発明者】
【氏名】ソン、ホアチェン
【住所又は居所】中華人民共和国シャントン、チンタオ、シティー、ジャオナン、チエンワンガン、ロード、ハイアール、インダストリー、パーク
(72)【発明者】
【氏名】シャン、シーチエン
【住所又は居所】中華人民共和国シャントン、チンタオ、シティー、ジャオナン、チエンワンガン、ロード、ハイアール、インダストリー、パーク
(72)【発明者】
【氏名】ルゥ、ペイシー
【住所又は居所】中華人民共和国シャントン、チンタオ、シティー、ジャオナン、チエンワンガン、ロード、ハイアール、インダストリー、パーク
【テーマコード(参考)】
3B165
【Fターム(参考)】
3B165BA88
3B165CA06
3B165CA21
3B165DW05
3B165GA02
3B165GA24
(57)【要約】
従来の洗濯機は移動が困難であること、及び、従来の移動装置は構造が複雑であるという問題を解決することを目的とし、昇降装置とそれを備えた洗濯機が提供される。昇降装置は、駆動装置、第1のレバー(44)、第2のレバー(45)、及び支持脚を備える。駆動装置は、洗濯機の本体(1)の底部に設置される。支持脚は、本体(1)の底部に鉛直方向に沿って移動可能に設置される。第1のレバー(44)の第1の端部は、駆動装置に枢動可能に接続され、第1のレバー(44)の第2の端部は、1つの支持脚に枢動可能に接続され、第1のレバー(44)の枢動端は、本体に枢動可能に接続される。第2のレバー(45)の第1の端部は、駆動装置に枢動可能に接続され、第2のレバー(45)の第2の端部は、もう1つの支持脚に枢動可能に接続され、第2のレバー(45)の枢動端は、本体(1)に枢動可能に接続される。そのため、本発明の洗濯機は、駆動装置によって第1のレバー(44)及び第2のレバー(45)を駆動して支持脚を鉛直方向に移動させることにより、本体(1)を上昇又は下降させることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被支持設備を運載するための昇降装置であって、
前記昇降装置は、駆動装置、第1の長さを有する第1のレバー、第2の長さを有する第2のレバー、及び複数の支持脚を備え、
前記駆動装置は、前記被支持設備の底部に設置され、
前記支持脚は、前記被支持設備の底部に鉛直方向に沿って移動可能に設置され、
前記第1のレバーの第1の端部は、前記駆動装置に枢動可能に接続され、前記第1のレバーの第2の端部は、1つの前記支持脚に枢動可能に接続され、前記第1のレバーは、その第1の端部と第2の端部との間で前記被支持設備に枢動可能に接続され、
前記第2のレバーの第1の端部は、前記駆動装置に枢動可能に接続され、前記第2のレバーの第2の端部は、もう1つの前記支持脚に枢動可能に接続され、前記第2のレバーは、その第1の端部と第2の端部との間で前記被支持設備に枢動可能に接続され、
前記駆動装置は、前記第1のレバーと前記第2のレバーを通じて前記支持脚を駆動して鉛直方向に移動させることにより、被支持設備を上昇または下降させることができ、
前記第1のレバー及び前記第2のレバーと前記被支持設備との間の枢動接続点がその両端からの距離は、前記駆動装置が前記第1のレバーと前記第2のレバーを駆動すると、対応する支持脚が鉛直方向で移動する最大ストロークは互いに同じになるように、互いに対応付けられて設置されることを特徴とする昇降装置。
【請求項2】
前記昇降装置は、第1の端部が前記駆動装置の出力軸に固定接続され、第2の端部が前記第1のレバーの第1の端部及び前記第2のレバーの第1の端部にそれぞれ枢動可能に接続される接続材を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の昇降装置。
【請求項3】
前記接続材の第2の端部には円筒ピンが設けられており、前記接続材の第2の端部は、前記円筒ピンを通じて前記第1のレバーの第1の端部及び前記第2のレバーの第1の端部にそれぞれ枢動可能に接続されることを特徴とする請求項2に記載の昇降装置。
【請求項4】
前記第1のレバーの第1の端部には、前記円筒ピンにスライド接続される第1のシュートが設けられ、及び/又は、
前記第2のレバーの第1の端部には、前記円筒ピンにスライド接続される第2のシュートが設けられることを特徴とする請求項3に記載の昇降装置。
【請求項5】
前記第1のレバーの第2の端部には、第3のシュートが設けられており、前記第1のレバーは、前記第3のシュートを通じて対応する前記支持脚に枢動可能に接続され、及び/又は、
前記第2のレバーの第2の端部には、第4のシュートが設けられており、前記第2のレバーは、前記第4のシュートを通じて対応する前記支持脚に枢動可能に接続されることを特徴とする請求項4に記載の昇降装置。
【請求項6】
前記駆動装置は、前記被支持設備に接続される減速機と、前記減速機に接続されるパワー装置と、を備え、
前記パワー装置の出力軸は、前記減速機の入力軸に固定接続され、前記減速機の出力軸は、前記接続材の第1の端部に固定接続されることを特徴とする請求項2に記載の昇降装置。
【請求項7】
前記パワー装置はモーターであることを特徴とする請求項6に記載の昇降装置。
【請求項8】
前記支持脚の底部には走行輪が設置されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の昇降装置。
【請求項9】
前記走行輪はユニバーサルホイールであることを特徴とする請求項8に記載の昇降装置。
【請求項10】
本体と、本体の底部に設置される昇降装置と、を備える洗濯機であって、前記昇降装置は、請求項1〜9のいずれか一項に記載の昇降装置であることを特徴とする洗濯機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は家庭電器の分野に関するもので、具体的には昇降装置とそれを備えた洗濯機が提供される。
【背景技術】
【0002】
現在、ほとんどの洗濯機は移動が比較的に困難である。運搬しやすいため、洗濯機の両側に取っ手を設置することが多く採用され、手動で同時に持ち上げることによってのみ移動できる。洗濯機の移動を容易にするように、洗濯機の本体の底部支持板にキャスターを設置することもある。洗濯機の本体の底部支持板に液圧装置や気圧装置を設置して、洗濯機の昇降を図ることでキャスターが地面に直接接触して荷重を受けることを避けることもある。
【0003】
しかしながら、従来の技術案にはまだ、例えば手間がかかること、また、キャスターの車輪本体は直接地面に接触して荷重を受け、使用時に車輪本体は変形や破損しやすく、その機能を失い、洗濯機の本体が傾くことになり、通常の使用に影響すること、液圧装置や気圧装置を設置することは、構造が複雑であるだけでなく、一定の騒音も存在するため、ユーザーの使い心地や体験などに影響を与えることなどの一定の問題がある。
【0004】
したがって、上記の問題を解決するため、本分野では新しい洗濯機が必要とされる。
【発明の概要】
【0005】
従来技術における上記の問題を解決するために、すなわち、従来の洗濯機は移動が困難であること、及び、従来の移動装置は構造が複雑であるという問題を解決するために、本発明は、被支持設備を運載するための昇降装置が提供され、前記昇降装置は、駆動装置、第1の長さを有する第1のレバー、第2の長さを有する第2のレバー、及び複数の支持脚を備え、前記駆動装置は、前記被支持設備の底部に設置され、前記支持脚は、前記被支持設備の底部に鉛直方向に沿って移動可能に設置され、前記第1のレバーの第1の端部は、前記駆動装置に枢動可能に接続され、前記第1のレバーの第2の端部は、1つの前記支持脚に枢動可能に接続され、前記第1のレバーは、その第1の端部と第2の端部との間で前記被支持設備に枢動可能に接続され、前記第2のレバーの第1の端部は、前記駆動装置に枢動可能に接続され、前記第2のレバーの第2の端部は、もう1つの前記支持脚に枢動可能に接続され、前記第2のレバーは、その第1の端部と第2の端部との間で前記被支持設備に枢動可能に接続され、前記駆動装置は、前記第1のレバーと前記第2のレバーを通じて前記支持脚を駆動して鉛直方向に移動させることにより、前記被支持設備を上昇または下降させることができ、前記第1のレバー及び前記第2のレバーと前記被支持設備との間の枢動接続点がその両端からの距離は、前記駆動装置が前記第1のレバーと前記第2のレバーを駆動すると、対応する支持脚が鉛直方向で移動する最大ストロークは互いに同じになるように、互いに対応付けられて設置される。
【0006】
前記昇降装置の好ましい技術案では、前記昇降装置は、第1の端部が前記駆動装置の出力軸に固定接続され、第2の端部が前記第1のレバーの第1の端部及び前記第2のレバーの第1の端部とそれぞれ枢動可能に接続される接続材を更に備える。
【0007】
前記昇降装置の好ましい技術案では、前記接続材の第2の端部には円筒ピンが設けられており、前記接続材の第2の端部は、前記円筒ピンを通じて前記第1のレバーの第1の端部及び前記第2のレバーの第1の端部とそれぞれ枢動可能に接続される。
【0008】
前記昇降装置の好ましい技術案では、前記第1のレバーの第1の端部には、前記円筒ピンにスライド接続される第1のシュートが設けられ、及び/又は、前記第2のレバーの第1の端部には、前記円筒ピンにスライド接続される第2のシュートが設けられる。
【0009】
前記昇降装置の好ましい技術案では、前記第1のレバーの第2の端部には、第3のシュートが設けられ、前記第1のレバーは、前記第3のシュートを通じて対応する前記支持脚に枢動可能に接続され、及び/又は、前記第2のレバーの第2の端部には、第4のシュートが設けられ、前記第2のレバーは、前記第4のシュートを通じて対応する前記支持脚に枢動可能に接続される。
【0010】
前記昇降装置の好ましい技術案では、前記駆動装置は、前記被支持設備に接続される減速機と、前記減速機に接続されるパワー装置と、を備え、前記パワー装置の出力軸は、前記減速機の入力軸に固定接続され、前記減速機の出力軸は、前記接続材の第1の端部に固定接続される。
【0011】
前記昇降装置の好ましい技術案では、前記パワー装置はモーターである。
【0012】
前記昇降装置の好ましい技術案では、前記支持脚の底部に走行輪が設置される。
【0013】
前記昇降装置の好ましい技術案では、前記走行輪はユニバーサルホイールである。
【0014】
また、本発明はさらに、本体と、本体の底部に設置される昇降装置と、を備える洗濯機が提供され、前記昇降装置は、前記昇降装置の好ましい技術案のいずれか一項に記載の昇降装置である。
【0015】
当業者は、本発明の好ましい技術案では、駆動装置によって第1のレバーと第2のレバーが駆動され、第1のレバーと第2のレバーは、支持脚を連れて鉛直方向に移動させることにより、洗濯機の本体を上昇又は下降させると理解できる。そのため、本発明の昇降装置は、洗濯機の本体の上昇又は下降を実現できるとともに、構造が簡単であり、洗濯機の移動をより便利且つ速くし、ユーザー体験が最適化される。
【0016】
さらに、本発明の好ましい実施形態では、第1のレバーは第1の長さを有し、第2のレバーは第2の長さを有し、その中、第1の長さと第2の長さは、等しくない。支持脚の位置が固定されている場合、第1の長さ及び第2の長さの数値の大きさを調整することで、2つのレバーの間に位置する駆動装置の装着位置を調整できるため、駆動装置と、洗濯機の底部における駆動モーター及び排水管との干渉を回避できる。それに対応して、第1のレバー及び第2のレバーと洗濯機との間の枢動接続点がその両端からの距離は、駆動装置が第1のレバーと第2のレバーを駆動して枢動させると、それに接続する支持脚が鉛直方向で移動する最大ストロークは互いに同じになるように、互いに対応付けられて設置されるので、洗濯機が持ち上げられた後に傾斜することが防止される。
【0017】
さらに、支持脚の底部には走行輪が設置され、第1のレバーの第1の端部は、駆動装置に枢動可能に接続され、第1のレバーの第2の端部は、支持脚に枢動可能に接続され、第1のレバーの枢動端は、洗濯機の本体に枢動可能に接続される。第2のレバーの第1の端部は、駆動装置に枢動可能に接続され、第2のレバーの第2の端部は、支持脚に枢動可能に接続され、第2のレバーの枢動端は、洗濯機の本体に枢動可能に接続される。駆動装置が作動すると、第1のレバーの第1の端部及び第2のレバーの第1の端部を連れて上下に動かし、ひいては第1のレバーの第2の端部及び第2のレバーの第2の端部を駆動して上下に動かし、またさらに第1のレバー及び第2のレバーに対応する走行輪を連れて鉛直方向に移動させることにより、本体を上昇又は下降させるようになる。本体が上昇されると、洗濯機は走行輪によってユーザーに簡単に押されることができ、本体が下降されると、洗濯機は固定脚によって地面にしっかりと固定されることができる。これにより、ユーザー体験が最適化される。
【図面の簡単な説明】
【0018】
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照しながら、洗濯機と合わせて説明する。
【0019】
【図1】本発明の洗濯機の本体の底部の構造概略図である。
【0020】
【図2】本発明の昇降装置の側面図である。
【0021】
【図3】図2における昇降装置の上面図である。
【0022】
【図4】図3における昇降装置のA−A線の断面図である。
【0023】
【図5】本発明の昇降装置の他の実施形態の構造概略図である。
【0024】
【図6】本発明の弧状構造を有する第1のレバーによる効果の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
当業者は、本実施形態が本発明の技術的原理を説明するためだけに使用され、本発明の保護範囲を制限するためのものではないと理解すべきである。例えば、本実施形態では、本発明の昇降装置を洗濯機と合わせて説明しているが、本発明の昇降装置は、例えばエアコン、冷蔵庫、金庫などの他の設備にも適用できる。当業者は、具体的な用途に適応するために必要に応じてそれを調整することができ、調整された技術案は、依然として本発明の保護範囲に属する。
【0026】
なお、本発明の説明において、用語「中心」、「上」、「下」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「内」、「外」などの方向又は位置関係を示す用語は、図面に示される方向又は位置関係に基づいており、これは説明の便宜上のものであり、前記装置又は素子が特定の方向を有し、特定の方向で構築や操作をする必要があることを示したり暗示したりするものではないため、本発明に対する制限としては理解できない。また、用語「第1」、「第2」、「第3」は目的を説明するためだけに使用され、相対的な重要性を示したり暗示したりするものとは理解できない。
【0027】
また、本発明の説明において、特に明確な規定や限定がない限り、用語「装着」、「連通」、「接続」は広義的に理解されるべきであり、例えば、固定接続であっても良いし、取り外し可能に接続であっても良いし、一体的に接続しても良い。直接に接続しても良いし、中間媒体を介して間接に接続しても良いし、2つの素子の内部における連通であってもよい。当業者にとって、具体的な状況に応じて上述の用語が本発明における具体的な意味を理解できる。
【0028】
図1に示すように、本発明の洗濯機は、主に、本体1と、当該本体1の底部に設置される駆動モーター2、排水管3、2つの昇降装置4と、を備える。その中、駆動モーター2は、洗濯機のドラム(ドラム洗濯機のドラム)又はパルセーター(パルセーター洗濯機のパルセーター)を駆動して回動させるために使用される。排水管3は、洗濯機内の洗濯バケツにおける水を排出するために使用される。本体1の両側には、本体1を上昇や下降させるための昇降装置4がそれぞれ1つずつ設けられている。本体1が上昇されると、洗濯機は走行輪を通じて地面に接触し、このときユーザーは手動で洗濯機を押して走行させ、洗濯機を目的位置に移動させることができる。本体1が下降されると、洗濯機は固定脚を通じて地面に接触し、このときの洗濯機は固定脚によって地面にしっかりと固定されることになる。
【0029】
なお、本体1の底部に固定脚を設けるとともに、本体1を固定脚を通じて地面に接触させる技術手段は、当業者にとって常規的な技術手段であり、且つ固定脚を有する洗濯機は市販されているので、ここではこれ以上説明しない。
【0030】
図2から図4に示すように、本発明の昇降装置4は主に、駆動装置(図示せず)、第1の長さを有する第1のレバー44、第2の長さを有する第2のレバー45、第1の支持脚46及び第2の支持脚48を備える。その中、駆動装置は、本体1の底部に固定設置され、第1の支持脚46と第2の支持脚48は、それぞれ本体1の底部に鉛直方向に沿って移動可能にスライド接続される。第1の支持脚46及び第2の支持脚48と本体1との間の摩損を低減するために、本体1にはさらに、第1のスライドスリーブ13及び第2のスライドスリーブ14が固定設置されている。第1の支持脚46は、第1のスライドスリーブ13内に鉛直方向に沿って移動可能に設置され、第2の支持脚48は、第2のスライドスリーブ14内に鉛直方向に沿って移動可能に設置される。さらに、第1の支持脚46の底部には第1のユニバーサルホイール47が設置され、第2の支持脚48の底部には第2のユニバーサルホイール49が設置される。第1の支持脚46及び第2の支持脚48が鉛直方向に沿って下方にスライドすると、第1のユニバーサルホイール47及び第2のユニバーサルホイール49は地面と当接し、本体1が第1のユニバーサルホイール47及び第2のユニバーサルホイール49を通じて、地面と接触するようになり、そして、第1のユニバーサルホイール47及び第2のユニバーサルホイール49を通じて走行できる。当業者、第1のユニバーサルホイール47及び第2のユニバーサルホイール49は、例えば固定キャスターなどの他の如何なる形の走行輪に置き換えられ得ると理解できる。
【0031】
引き続き図2から図4を参照すると、第1のレバー44の第1の端部は、駆動装置に枢動可能に接続され、第1のレバー44の第2の端部は、第1の支持脚46の頂部に枢動可能に接続され、第1のレバー44の枢動端は、本体1上の第1の支持ラック11に枢動可能に接続される。第2のレバー45の第1の端部は、駆動装置に枢動可能に接続され、第2のレバー45の第2の端部は、第2の支持脚48の頂部に枢動可能に接続され、第2のレバー45の枢動端は、本体1上の第2の支持ラック12に枢動可能に接続される。駆動装置が作動すると、第1のレバー44の第1の端部及び第2のレバー45の第1の端部を連れて上下に動かし、ひいては第1のレバー44の第2の端部及び第2のレバー45の第2の端部を駆動して上下に動かし、そして第1の支持脚46及び第2の支持脚48を連れて鉛直方向に移動させることにより、本体1を上昇又は下降させるようになる。本体1が上昇されると、洗濯機は第1のユニバーサルホイール47及び第2のユニバーサルホイール49によって移動でき、ユーザーに容易に押される。本体1が下降されると、洗濯機は固定脚によって地面にしっかりと固定されることができる。
【0032】
引き続き図2から図4を参照すると、駆動装置は主に、昇降モーター41、減速機42及び接続材43を備える。その中、減速機42は本体1の底部に固定接続され、昇降モーター41は減速機42の入力端に設けられ、且つ昇降モーター41のハウジングは減速機42のハウジングに固定接続され、昇降モーター41の枢軸は減速機42の入力軸に固定接続される。接続材43は、減速機42の出力端に設けられ、且つ接続材43の第1の端部(図4に示す接続材43の円心)は、減速機42の出力軸に固定接続される。接続材43の第2の端部(図4に示す接続材43の円心から外れた位置)は、第1のレバー44の第1の端部及び第2のレバー45の第1の端部にそれぞれ枢動可能に接続される。当業者は、接続材43が、図示の円形構造に限定されず、他のストリップ状構造、カム構造、棒状構造などのような任意の実施可能な構造であってもよいと理解できる。また、本発明の他の実施例においては、当業者はまた、必要に応じて接続材43の第2の端部を如何なる実施可能な部材によって、第1のレバー44の第1の端部及び第2のレバー45の第1の端部に接続させることができる。例示的に、図5に示すように、この部材は、棒状構造を有するロッド410であり、ロッド410の一端は、接続材43の第2の端部に枢動可能に接続され、このロッド410の他端は、それぞれ第1のレバー44の第1の端部及び第2のレバー45の第1の端部に枢動可能に接続される。当業者はまた、昇降モーター41が、例えば液圧モーターや気圧モーターなどの他の任意の実施可能なパワー装置によって置き換えられ得ると理解できる。
【0033】
本発明の他の実施可能な技術案では、当業者はまた、必要に応じて減速機42を設置せず、昇降モーター41の出力軸を、接続材43の第1の端部に直接に固定接続させることもできる。しかし、このとき、洗濯機の昇降が速すぎて揺れや騒音が生じることを防止するために、昇降モーター41の回転数を下げて第1の支持脚46と第2の支持脚48の上下の移動速度を落とす必要がある。
【0034】
図2と図4に示すように、接続材43の第2の端部には円筒ピン431が設けられており、接続材43の第2の端部は、この円筒ピン431を通じて第1のレバー44の第1の端部及び第2のレバー45の第1の端部とそれぞれ枢動可能に接続される。接続材43が回動すると、円筒ピン431と第1のレバー44とが水平方向に干渉を起こすことを防止するために、第1のレバー44の第1の端部には、第1のシュート441が設けられており、円筒ピン431を第1のシュート441にスライド接続させる。円筒ピン431と第2のレバー45とが水平方向に干渉を起こすことを防止するために、第2のレバー45の第1の端部には、第2のシュート451が設けられており、円筒ピン431を第2のシュート451にスライド接続させる。接続材43が回動する時に、円筒ピン431は、第1のシュート441にスライドすると同時に、第1のレバー44の第1の端部を連れて上下に移動させ、ひいては第1のレバー44の枢動端を支点とする場合、第1のレバー44は、当該枢動端を通じて第1の支持脚46を駆動して上下に移動させることができる。接続材43が回動する時に、円筒ピン431は、第2のシュート451にスライドすると同時に、第2のレバー45の第1の端部を連れて上下に移動させ、ひいては第2のレバー45の枢動端を支点とする場合、第2のレバー45は、当該枢動端を通じて第2の支持脚48を駆動して上下に移動させることができる。
【0035】
図4に示すように、第1のレバー44の第2の端部には、第3のシュート442が設けられており、第1のレバー44と第1の支持脚46との枢動可能な接続は、ピンシャフト(図示せず)が第3のシュート442及び第1の支持脚46の頂部を貫通することによって実現される。当業者は、第3のシュート442が、第1の支持脚46が上下に移動するときに、第1の支持脚46と第1のレバー44が水平方向に干渉するのを回避できると理解できる。第2のレバー45の第2の端部には、第4のシュート452が設けられており、第2のレバー45と第2の支持脚48との枢動可能な接続は、ピンシャフト(図示せず)が第4のシュート452及び第2の支持脚48の頂部を貫通することによって実現される。当業者は、第4のシュート452が、第2の支持脚48が上下に移動するときに、第2の支持脚48と第2のレバー45が水平方向に干渉するのを回避できると理解できる。
【0036】
図1、図3及び図4に示すように、第1のレバー44の長さは第1の長さであり、第2のレバー45の長さは第2の長さであり、第1の長さ及び第2の長さは任意の値であってもよい。本発明の好ましい実施形態では、第1の長さは第2の長さよりも大きいので、昇降モーター41及び減速機42が、本体1における第2の支持脚48寄りの位置に設置されるようになり、これにより昇降モーター41及び減速機42が、図1に示すように駆動モーター2と排水管3を避けるようになる。このため、従来の洗濯機の構造を変えない上で、第1の長さ及び第2の長さの数値を調整することで、昇降モーター41及び減速機42が本体1における設置位置を変更できるため、昇降モーター41及び減速機42が、本体1の底部における駆動モーター2、排水管3及びその他の部品を避けるようになる。
【0037】
さらに、第1の支持ラック11が第1の支持脚46からの距離を調整し、また第2の支持ラック12が第2の支持脚48からの距離を調整することにより、円筒ピン431が接続材43の真上まで回動する時に、本体1の底部から突出する第1の支持脚46及び第2の支持脚48の長さは同じになるように保証でき、すなわち、本体1が持ち上げられた後、傾斜しないように保証できる。
【0038】
なお、本発明の第1のレバー44と第2のレバー45は図1から図4に示すようなストリップ状の接続レバーに限定されず、他の任意の形の接続レバーであってもよい。例示的に、図6に示すように、本発明の他の実施形態においては、第1のレバー44には弧状構造(図示せず)を有し、装着された状態では、第1のレバー44は、この弧状構造を通じて排水管3を避け、第1のレバー44が回動過程中に排水管3と干渉することを防止できる。当業者は、必要に応じて、第2のレバー45を第1のレバー44と同じ構造に設置できる。
【0039】
以下、本発明の昇降装置4の作動原理を図1及び図2と合わせて、詳しく説明する。
【0040】
洗濯機が移動する必要があるときに、昇降モーター41は、減速機42によって第1のレバー44の第1の端部及び第2のレバー45の第1の端部を駆動して上方に移動させ、第1のレバー44の第2の端部及び第2のレバー45の第2の端部は、てこの原理でそれぞれ下方に移動することにより、第1の支持脚46及び第2の支持脚48を連れて下方に移動させる。円筒ピン431が第1のレバー44の第1の端部及び第2のレバー45の第1の端部を連れて最上端まで回動させると、第1の支持脚46及び第2の支持脚48は最大ストロークまで突出されることになる。このとき、第1のユニバーサルホイール47及び第2のユニバーサルホイール49は、地面に接触して、本体1は突き上げられ、本体1の底部における固定脚は地面から離れる。第1のユニバーサルホイール47及び第2のユニバーサルホイール49の支持により、ユーザーは洗濯機を容易に押すことができる。
【0041】
洗濯機が所定の位置に移動してから、下降する必要がある場合、昇降モーター41は、減速機42によって第1のレバー44の第1の端部及び第2のレバー45の第1の端部を駆動して下方に移動させ、第1のレバー44の第2の端部及び第2のレバー45の第2の端部は、てこの原理でそれぞれ上方に移動することにより、第1の支持脚46及び第2の支持脚48を連れて上方に移動させる。円筒ピン431が第1のレバー44の第1の端部及び第2のレバー45の第1の端部を連れて最下端まで回動させると、第1の支持脚46及び第2の支持脚48は完全に退縮されることになる。このとき、第1のユニバーサルホイール47及び第2のユニバーサルホイール49は、地面と接触しなくなり、本体1は、その底部における固定脚を通じて地面と接触することになる。
【0042】
なお、本発明の好ましい実施形態では、昇降モーター41は、パワーオフセルフロック装置(例えば、モーター保持ブレーキ装置)を有することが好ましく、昇降モーター41の電源がオフになった時にも、昇降モーター41が現在の角度に維持できるので、第1のユニバーサルホイール47及び第2のユニバーサルホイール49が現在の位置に維持できる。これにより、ユーザーは、洗濯機の電源がオンになったときに、第1のユニバーサルホイール47及び第2のユニバーサルホイール49を突き出すことができ、洗濯機の電源がオフになった後も、洗濯機を引き続き押すことができるため、第1のユニバーサルホイール47及び第2のユニバーサルホイール49によっていずれかの電源が供給されていない場所にも洗濯機を押すことができるように保証できる。
【0043】
図示していないが、本発明の他の実施形態において、当業者はまた、必要に応じて、第1のユニバーサルホイール47及び第2のユニバーサルホイール49を設置せず、本体1が昇降装置4によって上昇された後、他の装置(例えば、小型フォークリフト)によって移動できる。
【0044】
まとめると、本発明の好ましい実施形態では、昇降モーター41によって第1のレバー44と第2のレバー45が駆動され、第1のレバー44と第2のレバー45は、支持脚46、48を連れて鉛直方向に移動させることにより、洗濯機の本体1を上昇又は下降させる。したがって、本発明の昇降装置4は、洗濯機の本体1の上昇又は下降を実現できるとともに、構造が簡単であり、洗濯機の移動をより便利且つ速くし、ユーザー体験が最適化される。
【0045】
さらに、第1のレバー44及び第2のレバー45の長さを調整することで、昇降モーター41及び減速機42が本体1における設置位置を変更できるため、昇降モーター41及び減速機42が、洗濯機の底部における駆動モーター2及び排水管3との干渉を回避できる。そのため、本発明の昇降装置4は、駆動モーター2及び排水管3が本体1における位置を再設計する必要がなく、第1のレバー44の長さ及び第2のレバー45の長さを調整することで、どのような型番の洗濯機にも適用できる。
【0046】
これで、本発明の技術案を、図面に示された好ましい実施形態と合わせて説明したが、本発明の保護範囲がこれらの具体的な実施形態に限定されないことは、当業者には容易に理解される。本発明の原理から逸脱することなく、当業者は、関連する技術的特徴に対して相当の変更又は置換を行うことができ、これらの変更又は置換後の技術案はすべて、本発明の保護範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0047】
1 本体
11 第1の支持ラック
12 第2の支持ラック
13 第1のスライドスリーブ
14 第2のスライドスリーブ
2 駆動モーター
3 排水管
4 昇降装置
41 昇降モーター
42 減速機
43 接続材
431 円筒ピン
44 第1のレバー
441 第1のシュート
442 第3のシュート
45 第2のレバー
451 第2のシュート
452 第4のシュート
46 第1の支持脚
47 第1のユニバーサルホイール
48 第2の支持脚
49 第2のユニバーサルホイール
410 ロッド
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【国際調査報告】