(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】2021509116
(43)【公表日】20210318
(54)【発明の名称】ラクタム化合物の製造方法およびそれから製造されたラクタム化合物
(51)【国際特許分類】
   C07D 205/12 20060101AFI20210219BHJP
   C07D 209/34 20060101ALI20210219BHJP
   C07D 215/227 20060101ALI20210219BHJP
   C07D 221/06 20060101ALI20210219BHJP
   C07D 209/54 20060101ALI20210219BHJP
   C07D 209/96 20060101ALI20210219BHJP
   C07D 487/22 20060101ALI20210219BHJP
   B01J 31/22 20060101ALI20210219BHJP
   C07B 61/00 20060101ALN20210219BHJP
【FI】
   !C07D205/12
   !C07D209/34CSP
   !C07D215/227
   !C07D221/06
   !C07D209/54
   !C07D209/96
   !C07D487/22
   !B01J31/22 Z
   !C07B61/00 300
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】71
(21)【出願番号】2020536784
(86)(22)【出願日】20190102
(85)【翻訳文提出日】20200814
(86)【国際出願番号】KR2019000056
(87)【国際公開番号】WO2019135604
(87)【国際公開日】20190711
(31)【優先権主張番号】10-2018-0000421
(32)【優先日】20180102
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2018-0173117
(32)【優先日】20181228
(33)【優先権主張国】KR
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ
(71)【出願人】
【識別番号】516355542
【氏名又は名称】インスティテュート フォー ベーシック サイエンス
【氏名又は名称原語表記】INSTITUTE FOR BASIC SCIENCE
【住所又は居所】大韓民国 34126 テジョン,ユソン−ク,エクスポ−ロ,55
(71)【出願人】
【識別番号】592127149
【氏名又は名称】韓国科学技術院
【氏名又は名称原語表記】KOREA ADVANCED INSTITUTE OF SCIENCE AND TECHNOLOGY
【住所又は居所】大韓民国大田広域市儒城区大学路291
【住所又は居所原語表記】291,Daehak−ro Yuseong−gu,Daejeon 34141,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100107984
【弁理士】
【氏名又は名称】廣田 雅紀
(74)【代理人】
【識別番号】100182305
【弁理士】
【氏名又は名称】廣田 鉄平
(74)【代理人】
【識別番号】100102255
【弁理士】
【氏名又は名称】小澤 誠次
(74)【代理人】
【識別番号】100096482
【弁理士】
【氏名又は名称】東海 裕作
(74)【代理人】
【識別番号】100131093
【弁理士】
【氏名又は名称】堀内 真
(74)【代理人】
【識別番号】100150902
【弁理士】
【氏名又は名称】山内 正子
(74)【代理人】
【識別番号】100141391
【弁理士】
【氏名又は名称】園元 修一
(74)【代理人】
【識別番号】100198074
【弁理士】
【氏名又は名称】山村 昭裕
(74)【代理人】
【識別番号】100096013
【弁理士】
【氏名又は名称】富田 博行
(74)【代理人】
【識別番号】100221958
【弁理士】
【氏名又は名称】篠田 真希恵
(72)【発明者】
【氏名】チャン スクボク
【住所又は居所】大韓民国 34141 テジョン ユソン−グ テハク−ロ 291
(72)【発明者】
【氏名】ホン スンヨン
【住所又は居所】大韓民国 34141 テジョン ユソン−グ テハク−ロ 291
(72)【発明者】
【氏名】パク ユン ス
【住所又は居所】大韓民国 34141 テジョン ユソン−グ テハク−ロ 291
(72)【発明者】
【氏名】ファン ヨンギュ
【住所又は居所】大韓民国 34141 テジョン ユソン−グ テハク−ロ 291
(72)【発明者】
【氏名】キム ヨン バム
【住所又は居所】大韓民国 34141 テジョン ユソン−グ テハク−ロ 291
【テーマコード(参考)】
4C031
4C050
4C204
4G169
4H039
【Fターム(参考)】
4C031EA07
4C031EA11
4C050PA20
4C204AB02
4C204BB04
4C204CB03
4C204CB09
4C204CB27
4C204DB30
4C204DB31
4C204EB02
4C204FB01
4C204GB03
4C204GB24
4C204GB25
4G169AA06
4G169BA27A
4G169BA27B
4G169BC74A
4G169BC74B
4G169BE07A
4G169BE07B
4G169BE14A
4G169BE14B
4G169BE33A
4G169BE33B
4G169BE37A
4G169BE37B
4G169BE38A
4G169BE38B
4G169CB25
4G169CB77
4G169DA02
4H039CA42
(57)【要約】
本発明は、特定のリガンドを有する触媒の存在下で、ジオキサゾール−オンからラクタム化合物を製造する方法、およびそれにより製造されたラクタム化合物に関し、特定の官能基を有する出発物質と、特定のリガンドを有する特定の触媒との組み合わせを用いて、優れた選択性および収率でラクタム化合物を製造することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記化学式1で表される触媒および塩基の存在下で、3−置換されたジオキサゾール−オン化合物をアミド化することで、ラクタム化合物を製造するステップを含む、ラクタム化合物の製造方法。
【化1】
(前記化学式1中、
Mは、イリジウム、ロジウム、ルテニウム、またはコバルトであり;
Xはハロゲンであり;
〜Rは、互いに独立して、水素または(C1−C20)アルキルであり;
は、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、ハロ(C1−C20)アルキル、(C1−C20)アルコキシ、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロアリールであり;
nは0〜6の整数である。)
【請求項2】
前記化学式1で表される触媒および塩基の存在下で、下記化学式2の3−置換されたジオキサゾール−オン化合物をアミド化することで、下記化学式3のラクタム化合物を製造するステップを含む、請求項1に記載のラクタム化合物の製造方法。
【化2】
(前記化学式2および3中、
a1およびRa2は、互いに独立して、水素、(C1−C20)アルキル、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロシクロアルキルであり;
a3〜Ra6は、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、ハロ(C1−C20)アルキル、(C2−C20)アルケニル、(C2−C20)アルキニル、(C1−C20)アルコキシ、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロアリールであるか、あるいは隣接した置換基と連結され、縮合環を含むかまたは含まない芳香族環または脂環族環を形成してもよく;
qは1または2の整数である。)
【請求項3】
前記化学式1で表される触媒および塩基の存在下で、下記化学式4の3−置換されたジオキサゾール−オン化合物をアミド化することで、下記化学式5のラクタム化合物を製造するステップを含む、請求項1に記載のラクタム化合物の製造方法。
【化3】
(前記化学式4および5中、
a1およびRa2は、互いに独立して、水素、(C1−C20)アルキル、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロシクロアルキルであり;
a7〜Ra10は、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、ハロ(C1−C20)アルキル、(C2−C20)アルケニル、(C2−C20)アルキニル、(C1−C20)アルコキシ、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロアリールであるか、あるいは隣接した置換基と連結され、縮合環を含むかまたは含まない芳香族環または脂環族環を形成してもよく;
qは1または2の整数である。)
【請求項4】
前記化学式1で表される触媒および塩基の存在下で、下記化学式6の3−置換されたジオキサゾール−オン化合物をアミド化することで、下記化学式7のラクタム化合物を製造するステップを含む、請求項1に記載のラクタム化合物の製造方法。
【化4】
(前記化学式6および7中、
a1およびRa2は、互いに独立して、水素、(C1−C20)アルキル、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロシクロアルキルであり;
a7〜Ra10は、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、ハロ(C1−C20)アルキル、(C2−C20)アルケニル、(C2−C20)アルキニル、(C1−C20)アルコキシ、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロアリールであるか、あるいは隣接した置換基と連結され、縮合環を含むかまたは含まない芳香族環または脂環族環を形成してもよく;
qは1または2の整数である。)
【請求項5】
前記化学式1で表される触媒および塩基の存在下で、下記化学式8の3−置換されたジオキサゾール−オン化合物をアミド化することで、下記化学式9のラクタム化合物を製造するステップを含む、請求項1に記載のラクタム化合物の製造方法。
【化5】
(前記化学式8および9中、
a11〜Ra14は、互いに独立して、水素または(C1−C20)アルキルであり;
a15は、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、ハロ(C1−C20)アルキル、(C2−C20)アルケニル、(C2−C20)アルキニル、(C1−C20)アルコキシ、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロアリールであり;
a16は、水素または(C1−C20)アルキルであり;
pは0〜4の整数である。)
【請求項6】
前記触媒は、前記3−置換されたジオキサゾール−オン化合物1モルに対して0.01〜0.1モルで用いられる、請求項1に記載のラクタム化合物の製造方法。
【請求項7】
前記塩基は、NaBAr、AgSbF、AgNTf、AgBF、AgPF、AgOTf、およびAgOAcから選択される1つまたは2つ以上である、請求項1に記載のラクタム化合物の製造方法。
【請求項8】
前記塩基は、前記3−置換されたジオキサゾール−オン化合物1モルに対して0.01〜0.1モルで用いられる、請求項1に記載のラクタム化合物の製造方法。
【請求項9】
前記アミド化は20〜80℃で行われる、請求項1に記載のラクタム化合物の製造方法。
【請求項10】
前記化学式1中、Mはイリジウムであり、Xはクロロであり、R〜Rは、互いに独立して(C1−C20)アルキルであり、Rはハロゲンであり、nは0〜2の整数である、請求項1に記載のラクタム化合物の製造方法。
【請求項11】
a1およびRa2は、互いに独立して、水素、(C6−C20)アリール、またはフタルイミドであり;
a3〜Ra6は、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、ハロ(C1−C20)アルキル、または(C1−C20)アルコキシであるか、あるいは隣接した置換基と連結され、縮合環を含むかまたは含まない芳香族環を形成してもよく;
qは1〜2の整数である、請求項2に記載のラクタム化合物の製造方法。
【請求項12】
a1およびRa2は、互いに独立して、水素またはフタルイミドであり;
a7〜Ra10は、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、または(C1−C20)アルコキシであるか、あるいは隣接した置換基と連結され、縮合環を含むかまたは含まない芳香族環を形成してもよく;
qは1〜2の整数である、請求項3または4に記載のラクタム化合物の製造方法。
【請求項13】
a11〜Ra14は、互いに独立して水素であり;
a15は、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、または(C1−C20)アルコキシであり;
a16は、水素または(C1−C20)アルキルであり;
pは0または1の整数である、請求項5に記載のラクタム化合物の製造方法。
【請求項14】
下記化学式3、化学式5、化学式7、または化学式9で表されるラクタム化合物。
【化6】
(前記化学式3、化学式5、化学式7、または化学式9中、
a1およびRa2は、互いに独立して、水素、(C1−C20)アルキル、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロシクロアルキルであり;
a3〜Ra6は、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、ハロ(C1−C20)アルキル、(C2−C20)アルケニル、(C2−C20)アルキニル、(C1−C20)アルコキシ、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロアリールであるか、あるいは隣接した置換基と連結され、縮合環を含むかまたは含まない芳香族環または脂環族環を形成してもよく;
a7〜Ra10は、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、ハロ(C1−C20)アルキル、(C2−C20)アルケニル、(C2−C20)アルキニル、(C1−C20)アルコキシ、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロアリールであるか、あるいは隣接した置換基と連結され、縮合環を含むかまたは含まない芳香族環または脂環族環を形成してもよく;
a11〜Ra14は、互いに独立して、水素または(C1−C20)アルキルであり;
a15は、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、ハロ(C1−C20)アルキル、(C2−C20)アルケニル、(C2−C20)アルキニル、(C1−C20)アルコキシ、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロアリールであり;
a16は、水素または(C1−C20)アルキルであり;
pは0〜4の整数であり;
qは1または2の整数である。)
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラクタム化合物およびそれから製造されたラクタム化合物に関し、詳細には、特定の触媒を用いたラクタム化合物の製造方法、およびそれから製造されたラクタム化合物に関する。
【背景技術】
【0002】
石油または再生可能なバイオマス供給源で大量に供給される付加価値の低い炭化水素を、高付加価値の化学物質に精製する最も好ましい方法は、触媒を用いてC−H結合を酸化させる反応である。
【0003】
したがって、触媒を用いてC−H結合を酸化させる反応は、化学において最も重要な反応の1つとして扱われており、触媒を用いた、C−H結合を有する脂肪族化合物の窒素化反応は、様々な有機合成、医薬品、および材料化学において最もよく用いられている非常に重要な反応である。
【0004】
C−Nカップリング反応を行うための有効で且つ一般的な方法は、金属触媒を用いたC−Hアミン化反応において、求核性アミノ官能基を、反応性が著しく強い求電子性ニトレンに転換させることである。
【0005】
かかる反応は非常に効率的であるため、多くの研究者によって関連反応が長期間にわたって研究されている。
【0006】
一例として、Fe(III)またはRh(II)により触媒化されたオキサチアゾリジンの合成において、反応性過酸化物であるROSON=IR´(iminoiodinanes)がsulfonylnitrene前駆体として作用し得ることがBreslow等により公知されており、その後、それに関連した種々の方法が研究されて来た。
【0007】
しかしながら、C−Hアミド化は、有機合成の原料、中間体、および医薬用途に非常に有用なラクタムのような環状アミドの製造に適用するには、解決できていない課題を有しており、その経路も明らかではない。
【0008】
環状アミド化合物を直接製造することができる最も単純な前駆体であり、且つ最も重要な中間体は、in−situ反応で生成されたカルボニルニトレン(carbonylnitrenes)と知られている。
【0009】
したがって、原則的に、金属を利用した触媒反応は、主要金属−ニトレン中間体を介して反応が行われ、引き続きC−H結合が挿入されて、それに相応するアザヘテロ環化合物が生成されると判断される。
【0010】
しかし、C−Hアミド化反応によりラクタム化合物を合成できない最も主な理由は、中間体としてみなされる金属−カルボニルニトレン中間体が不安定であって、クルチウス(Curtius)タイプの再配置によりイソシアネートを生成しやすいということである。
【0011】
このような不安定性は、光分解、熱分解、および遷移金属触媒の条件下で合成前駆体としてのアシルアジドとしても説明される。
【0012】
したがって、アシルアジドがC−Hアミド化反応のアミド供給源として適しないため、特定のアミド供給源が必要であり、さらには、優れた選択性および収率でラクタム化合物を製造するための触媒に関する研究も必要な状況である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明者らは、上記のような問題を解決するために鋭意研究した結果、特定の官能基を有する出発物質と、特定のリガンドを有する特定の触媒との組み合わせを用いる場合、優れた選択性および収率でラクタム化合物を製造することができることを見出し、本発明を完成した。
【0014】
また、本発明は、本発明のラクタム化合物の製造方法により製造されたラクタム化合物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明は、特定の触媒と特定の出発物質との組み合わせにより、優れた選択性および収率でラクタム化合物を製造する方法を提供し、本発明のラクタム化合物の製造方法は、下記化学式1で表される触媒および塩基の存在下で、3−置換されたジオキサゾール−オン化合物(ジオキサゾロン化合物)をアミド化することで、ラクタム化合物を製造するステップを含むことを特徴とする。
【0016】
【化1】
【0017】
前記化学式1中、
Mは、イリジウム、ロジウム、ルテニウム、またはコバルトであり;
Xはハロゲンであり;
〜Rは、互いに独立して、水素または(C1−C20)アルキルであり;
は、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、ハロ(C1−C20)アルキル、(C1−C20)アルコキシ、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロアリールであり;
nは0〜6の整数である。
【0018】
具体的な本発明の第1態様に係るラクタム化合物の製造方法は、前記化学式1で表される触媒および塩基の存在下で、下記化学式2の3−置換されたジオキサゾール−オン化合物をアミド化することで、下記化学式3のラクタム化合物を製造するステップを含んでもよい。
【0019】
【化2】
【0020】
【化3】
【0021】
前記化学式2および3中、
a1およびRa2は、互いに独立して、水素、(C1−C20)アルキル、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロシクロアルキルであり;
a3〜Ra6は、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、ハロ(C1−C20)アルキル、(C2−C20)アルケニル、(C2−C20)アルキニル、(C1−C20)アルコキシ、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロアリールであるか、隣接した置換基と連結され、縮合環を含むかまたは含まない芳香族環または脂環族環(脂環式環)を形成してもよく;
qは1または2の整数である。
【0022】
具体的な本発明の第2態様に係るラクタム化合物の製造方法は、前記化学式1で表される触媒および塩基の存在下で、下記化学式4の3−置換されたジオキサゾール−オン化合物をアミド化することで、下記化学式5のラクタム化合物を製造するステップを含んでもよい。
【0023】
【化4】
【0024】
【化5】
【0025】
前記化学式4および5中、
a1およびRa2は、互いに独立して、水素、(C1−C20)アルキル、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロシクロアルキルであり;
a7〜Ra10は、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、ハロ(C1−C20)アルキル、(C2−C20)アルケニル、(C2−C20)アルキニル、(C1−C20)アルコキシ、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロアリールであるか、隣接した置換基と連結され、縮合環を含むかまたは含まない芳香族環または脂環族環を形成してもよく;
qは1または2の整数である。
【0026】
具体的な本発明の第3態様に係るラクタム化合物の製造方法は、前記化学式1で表される触媒および塩基の存在下で、下記化学式6の3−置換されたジオキサゾール−オン化合物をアミド化することで、下記化学式7のラクタム化合物を製造するステップを含んでもよい。
【0027】
【化6】
【0028】
【化7】
【0029】
前記化学式6および7中、
a1およびRa2は、互いに独立して、水素、(C1−C20)アルキル、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロシクロアルキルであり;
a7〜Ra10は、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、ハロ(C1−C20)アルキル、(C2−C20)アルケニル、(C2−C20)アルキニル、(C1−C20)アルコキシ、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロアリールであるか、隣接した置換基と連結され、縮合環を含むかまたは含まない芳香族環または脂環族環を形成してもよく;
qは1または2の整数である。
【0030】
具体的な本発明の第4態様に係るラクタム化合物の製造方法は、前記化学式1で表される触媒および塩基の存在下で、下記化学式8の3−置換されたジオキサゾール−オン化合物をアミド化することで、下記化学式9のラクタム化合物を製造するステップを含んでもよい。
【0031】
【化8】
【0032】
【化9】
【0033】
前記化学式8および9中、
a11〜Ra14は、互いに独立して、水素または(C1−C20)アルキルであり;
a15は、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、ハロ(C1−C20)アルキル、(C2−C20)アルケニル、(C2−C20)アルキニル、(C1−C20)アルコキシ、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロアリールであり;
a16は、水素または(C1−C20)アルキルであり;
pは0〜4の整数である。
【0034】
好ましくは、本発明の一実施形態に係る触媒は、前記3−置換されたジオキサゾール−オン化合物1モルに対して0.01〜0.1モルで用いられてもよい。
【0035】
好ましくは、本発明の一実施形態に係る塩基は、NaBAr(Sodium tetrakis[3,5−bis(trifluoromethyl)phenyl]borate)、AgSbF(Silver hexafluoroantimonate(V))、AgNTf(Silver bis(trifluoromethanesulfonyl)imide)、AgBF(Silver tetrafluoroborate)、AgPF(Silver hexafluorophosphate)、AgOTf(Silver trifluoromethanesulfonate)、およびAgOAc(Silver acetate)から選択される1つまたは2つ以上であってもよく、前記3−置換されたジオキサゾール−オン化合物1モルに対して0.01〜0.1モルで用いられてもよい。
【0036】
好ましくは、本発明の一実施形態に係るアミド化は、20〜80℃で行われてもよい。
【0037】
より向上した選択性および収率を有する点から、好ましくは、本発明の一実施形態に係る化学式1中、Mはイリジウムであり;Xはクロロであり;R〜Rは、互いに独立して(C1−C20)アルキルであり;Rはハロゲンであり;nは0〜2の整数であってもよい。
【0038】
好ましくは、本発明のラクタム化合物の製造方法の一実施形態に係る化学式2および3中、Ra1およびRa2は、互いに独立して、水素、(C6−C20)アリール、またはフタルイミドであり;Ra3〜Ra6は、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、ハロ(C1−C20)アルキル、または(C1−C20)アルコキシであるか、隣接した置換基と連結され、縮合環を含むかまたは含まない芳香族環を形成してもよく;qは1〜2の整数であってもよい。
【0039】
好ましくは、本発明のラクタム化合物の製造方法の一実施形態に係る化学式4〜7中、Ra1およびRa2は、互いに独立して、水素またはフタルイミドであり;Ra7〜Ra10は、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、または(C1−C20)アルコキシであるか、隣接した置換基と連結され、縮合環を含むかまたは含まない芳香族環を形成してもよく;qは1〜2の整数であってもよい。
【0040】
好ましくは、本発明のラクタム化合物の製造方法の一実施形態に係る化学式8および9中、Ra11〜Ra14は、互いに独立して水素であり;Ra15は、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、または(C1−C20)アルコキシであり;Ra16は、水素または(C1−C20)アルキルであり;pは0または1の整数であってもよい。
【0041】
また、本発明は、本発明のラクタム化合物の製造方法により製造された、前記化学式3、化学式5、化学式7、または化学式9で表されるラクタム化合物を提供する。
【発明の効果】
【0042】
本発明のラクタム化合物の製造方法は、特定のリガンドを有する特定の触媒の存在下で、特定の官能基を有する出発物質を用いることで、高い選択性および収率で高純度のラクタム化合物を容易に製造することができ、これにより製造されたラクタム化合物は、多様な分野における原料物質、中間体などとして有用に使用可能である。
【発明を実施するための形態】
【0043】
以下、本発明の特定触媒の存在下でジオキサゾール−オン化合物からラクタム化合物を製造する方法を詳細に説明するが、これに限定されるものではない。
【0044】
本明細書に記載の「アルキル」、「アルコキシ」、および「アルキル」を含む置換基は、炭素数1〜20を有する直鎖状または分岐状の炭化水素ラジカルを意味する。
【0045】
本明細書に記載の「アルケニル」は、1つ以上の二重結合を含む炭化水素から誘導された有機ラジカルであり、本明細書に記載の「アルキニル」は、1つ以上の三重結合を含む炭化水素から誘導された有機ラジカルである。
【0046】
本明細書に記載の「ハロアルキル」は、前記アルキルの1つ以上の水素が1つ以上のハロゲンで置換されたものを意味し、好ましくは、フッ素であってもよい。
【0047】
本明細書に記載の「アリール」は、1つの水素の除去により芳香族炭化水素から誘導された有機ラジカルであって、各環に、好適には4〜7個、好ましくは5または6個の環原子を含む単環または縮合環系を含み、多数個のアリールが単一結合により連結されている形態も含む。具体例として、フェニル、ナフチル、ビフェニル、テルフェニル、アントリル、インデニル、フルオレニル、フェナントリル、トリフェニレニル、ピレニル、ペリレニル、クリセニル、ナフタセニル、フルオランテニルなどが挙げられる。前記ナフチルは、1−ナフチルおよび2−ナフチルを含み、アントリルは、1−アントリル、2−アントリル、および9−アントリルを含み、フルオレニルは、1−フルオレニル、2−フルオレニル、3−フルオレニル、4−フルオレニル、および9−フルオレニルを何れも含む。
【0048】
本明細書に記載の「ヘテロアリール」は、芳香族環の骨格原子として、B、N、O、S、P(=O)、Si、およびPから選択される1〜4個のヘテロ原子を含み、残りの芳香族環の骨格原子が炭素であるアリール基を意味するものであって、5〜6員の単環式ヘテロアリール、および1つ以上のベンゼン環と縮合された多環式ヘテロアリールであり、部分的に飽和されてもよい。また、本発明におけるヘテロアリールは、1つ以上のヘテロアリールが単一結合により連結された形態も含む。
【0049】
本明細書に記載の「ヘテロシクロアルキル」は、B、N、O、S、P(=O)、Si、およびPから選択される1〜4個のヘテロ原子を含む、3〜20個の炭素原子を有する非芳香族単環式(monocyclic)または多環式(multicyclic)環系を意味するものであって、本発明のフタルイミド(phthalimido)
【化10】
もこれに含まれる。
【0050】
本明細書に記載の「縮合環を含む芳香族環または脂環族環」の縮合環は、芳香族環または脂環族環であってもよく、好ましくは、芳香族環または脂環族環であってもよく、具体的に、C6−C12の芳香族環またはC1−C12の脂環族環であってもよいが、これに限定されるものではない。
【0051】
また、本明細書に記載の「(C1−C20)アルキル」基は、好ましくは(C1−C10)アルキルであり、より好ましくは(C1−C7)アルキルであり、「(C6−C20)アリール」基は、好ましくは(C6−C12)アリールであり、「(C3−C20)ヘテロアリール」基は、好ましくは(C3−C12)ヘテロアリールであり、「(C3−C20)ヘテロシクロアルキル」基は、好ましくは(C3−C12)ヘテロシクロアルキルである。
【0052】
本発明は、優れた化学的選択性でラクタム化合物を製造する方法を提供し、本発明のラクタム化合物の製造方法は、下記化学式1で表される触媒および塩基の存在下で、3−置換されたジオキサゾール−オン化合物をアミド化することでラクタム化合物を製造するステップを含む。
【0053】
【化11】
【0054】
前記化学式1中、
Mは、イリジウム、ロジウム、ルテニウム、またはコバルトであり;
Xはハロゲンであり;
〜Rは、互いに独立して、水素または(C1−C20)アルキルであり;
は、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、ハロ(C1−C20)アルキル、(C1−C20)アルコキシ、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロアリールであり;
nは0〜6の整数である。
【0055】
本発明のラクタム化合物の製造方法において、前記化学式1で表される触媒以外の触媒ではラクタム化合物を製造することができず、前記化学式1で表される触媒を用いることで、穏やかな条件下で高い選択性および収率でラクタム化合物を得ることができる。
【0056】
さらに、本発明のラクタム化合物の製造方法は、前記化学式1で表される触媒と、特定の出発物質である3−置換されたジオキサゾール−オン化合物との組み合わせにより、高い選択性および収率でラクタム化合物を容易に製造することができる。
【0057】
すなわち、本発明のラクタム化合物の製造方法は、従来に出発物質として用いられていたカルボニルニトレン(carbonylnitrenes)の代わりに、特定の出発物質である3−置換されたジオキサゾール−オン化合物を出発物質として導入することで、不安定なカルボニルニトレンと異なってラクタムを容易に製造することができ、さらに、穏やかな条件下で高い選択性でラクタム化合物を製造することができる。
【0058】
具体的な本発明の一態様に係るラクタム化合物の製造方法は、前記化学式1で表される触媒および塩基の存在下で、下記化学式2の3−置換されたジオキサゾール−オン化合物をアミド化することで、下記化学式3のラクタム化合物を製造するステップを含んでもよい。
【0059】
【化12】
【0060】
【化13】
【0061】
前記化学式2および3中、
a1およびRa2は、互いに独立して、水素、(C1−C20)アルキル、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロシクロアルキルであり;
a3〜Ra6は、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、ハロ(C1−C20)アルキル、(C2−C20)アルケニル、(C2−C20)アルキニル、(C1−C20)アルコキシ、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロアリールであるか、隣接した置換基と連結され、縮合環を含むかまたは含まない芳香族環または脂環族環を形成してもよく;
qは1または2の整数である。
【0062】
具体的な本発明の第2態様に係るラクタム化合物の製造方法は、前記化学式1で表される触媒および塩基の存在下で、下記化学式4の3−置換されたジオキサゾール−オン化合物をアミド化することで、下記化学式5のラクタム化合物を製造するステップを含んでもよい。
【0063】
【化14】
【0064】
【化15】
【0065】
前記化学式4および5中、
a1およびRa2は、互いに独立して、水素、(C1−C20)アルキル、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロシクロアルキルであり;
a7〜Ra10は、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、ハロ(C1−C20)アルキル、(C2−C20)アルケニル、(C2−C20)アルキニル、(C1−C20)アルコキシ、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロアリールであるか、隣接した置換基と連結され、縮合環を含むかまたは含まない芳香族環または脂環族環を形成してもよく;
qは1または2の整数である。
【0066】
具体的な本発明の第3態様に係るラクタム化合物の製造方法は、前記化学式1で表される触媒および塩基の存在下で、下記化学式6の3−置換されたジオキサゾール−オン化合物をアミド化することで、下記化学式7のラクタム化合物を製造するステップを含んでもよい。
【0067】
【化16】
【0068】
【化17】
【0069】
前記化学式6および7中、
a1およびRa2は、互いに独立して、水素、(C1−C20)アルキル、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロシクロアルキルであり;
a7〜Ra10は、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、ハロ(C1−C20)アルキル、(C2−C20)アルケニル、(C2−C20)アルキニル、(C1−C20)アルコキシ、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロアリールであるか、隣接した置換基と連結され、縮合環を含むかまたは含まない芳香族環または脂環族環を形成してもよく;
qは1または2の整数である。
【0070】
具体的な本発明の第4態様に係るラクタム化合物の製造方法は、前記化学式1で表される触媒および塩基の存在下で、下記化学式8の3−置換されたジオキサゾール−オン化合物をアミド化することで、下記化学式9のラクタム化合物を製造するステップを含んでもよい。
【0071】
【化18】
【0072】
【化19】
【0073】
前記化学式8および9中、
a11〜Ra14は、互いに独立して、水素または(C1−C20)アルキルであり;
a15は、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、ハロ(C1−C20)アルキル、(C2−C20)アルケニル、(C2−C20)アルキニル、(C1−C20)アルコキシ、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロアリールであり;
a16は、水素または(C1−C20)アルキルであり;
pは0〜4の整数である。
【0074】
好ましくは、本発明のラクタム化合物の製造方法の一実施形態に係る塩基は、NaBAr(Sodium tetrakis[3,5−bis(trifluoromethyl)phenyl]borate)、AgSbF(Silver hexafluoroantimonate(V))、AgNTf(Silver bis(trifluoromethanesulfonyl)imide)、AgBF(Silver tetrafluoroborate)、AgPF(Silver hexafluorophosphate)、AgOTf(Silver trifluoromethanesulfonate)、およびAgOAc(Silver acetate)から選択される1つまたは2つ以上であってもよく、好ましくは、NaBAr(tetrakis[3,5−bis(trifluoromethyl)phenyl]borate)、AgSbF、AgNTf、およびAgBFから選択される1つまたは2つ以上であってもよく、前記3−置換されたジオキサゾール−オン化合物1モルに対して、0.01〜0.1モル、好ましくは0.03〜0.07モルで用いられてもよい。
【0075】
本発明の一実施形態に係る化学式1の触媒は、前記3−置換されたジオキサゾール−オン化合物1モルに対して、0.01〜0.1モル、好ましくは0.03〜0.07モルで用いられてもよい。
【0076】
好ましくは、本発明の一実施形態に係るアミド化は、20〜80℃、好ましく40〜80℃で8〜24時間、好ましくは8〜18時間撹拌させて行われてもよい。
【0077】
本発明の一実施形態に係るラクタム化合物の製造方法において、アミド化は有機溶媒下で行われてもよく、前記反応物質を溶解することができるものであれば、有機溶媒は特に制限される必要はない。本発明の一実施形態に係る前記有機溶媒としては、具体的に、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロパノール(1,1,1,3,3,3−Hexafluoro−2−propanol)、ジクロロメタン(dichloromethane)、ジクロロエタン(dichloroethane)、ニトロメタン(nitromethane)、トルエン(toluene)、ベンゼン(benzene)から選択される1つ以上が使用でき、反応物の溶解性および除去の容易性を考慮すると、ジクロロメタン(dichloromethane)、ジクロロエタン、および1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロパノールから選択される1つ以上を溶媒として使用可能である。
【0078】
高い選択性および収率でラクタム化合物を製造する点から、好ましくは、本発明のラクタム化合物の製造方法の一実施形態に係る化学式1中、Mはイリジウムであり;Xはクロロであり;R〜Rは、互いに独立して(C1−C20)アルキルであり;Rはハロゲンであり;nは0〜2の整数であってもよく、一実施形態に係る化学式2および3中、Ra1およびRa2は、互いに独立して、水素、(C6−C20)アリール、またはフタルイミドであり;Ra3〜Ra6は、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、ハロ(C1−C20)アルキル、または(C1−C20)アルコキシであるか、隣接した置換基と連結され、縮合環を含むかまたは含まない芳香族環を形成してもよく;qは1〜2の整数であってもよく、一実施形態に係る化学式4〜7中、Ra1およびRa2は、互いに独立して、水素またはフタルイミドであり;Ra7〜Ra10は、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、または(C1−C20)アルコキシであるか、隣接した置換基と連結され、縮合環を含むかまたは含まない芳香族環を形成してもよく;qは1〜2の整数であってもよく、一実施形態に係る化学式8および9中、Ra11〜Ra14は、互いに独立して水素であり;Ra15は、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、または(C1−C20)アルコキシであり;Ra16は、水素または(C1−C20)アルキルであり;pは0または1の整数であってもよい。
【0079】
また、本発明は、下記化学式3、化学式5、化学式7、または化学式9で表されるラクタム化合物を提供する。
【0080】
【化20】
【0081】
【化21】
【0082】
【化22】
【0083】
【化23】
【0084】
前記化学式3、化学式5、化学式7、または化学式9中、
a1およびRa2は、互いに独立して、水素、(C1−C20)アルキル、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロシクロアルキルであり;
a3〜Ra6は、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、ハロ(C1−C20)アルキル、(C2−C20)アルケニル、(C2−C20)アルキニル、(C1−C20)アルコキシ、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロアリールであるか、隣接した置換基と連結され、縮合環を含むかまたは含まない芳香族環または脂環族環を形成してもよく;
a7〜Ra10は、互いに独立して、水素、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、ハロ(C1−C20)アルキル、(C2−C20)アルケニル、(C2−C20)アルキニル、(C1−C20)アルコキシ、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロアリールであるか、隣接した置換基と連結され、縮合環を含むかまたは含まない芳香族環または脂環族環を形成してもよく;
a11〜Ra14は、互いに独立して、水素または(C1−C20)アルキルであり;
a15は、ハロゲン、(C1−C20)アルキル、ハロ(C1−C20)アルキル、(C2−C20)アルケニル、(C2−C20)アルキニル、(C1−C20)アルコキシ、(C6−C20)アリール、または(C3−C20)ヘテロアリールであり;
a16は、水素または(C1−C20)アルキルであり;
pは0〜4の整数であり;
qは1または2の整数である。
【0085】
以下、実施例を挙げて本発明の構成をより具体的に説明するが、下記の実施例は、本発明の理解を容易にするためのものであって、本発明の範囲がこれらに限定されるわけではない。
【0086】
実施例I:触媒の製造
[実施例1]触媒Aの製造
【化24】
バイエルに、[IrCpCl(Cp*:pentamethylcyclopentadienyl)(0.20g、0.25mmol)、キノリン−8−オール(72.6mg、0.50mmol)、炭酸ナトリウム(sodium carbonate)(0.21g、2.0mmol)、およびアセトン(10mL)を添加し、室温で12時間撹拌した。反応が完了されると、セライトで濾過(ジクロロメタン(15mL×3))し、減圧蒸留して溶媒を除去した後、カラムクロマトグラフィー(n−hexane/acetone=2:1〜1:1)により分離精製し、触媒Aを製造した。
【0087】
8−Hydroxyquinoline bound Cp−iridium complex(触媒A)
【化25】
Orange solid(0.20g、80%); 1H NMR (600 Hz, CDCl3) δ 8.54 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 8.03 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.36 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.30 (dd, J = 8.3, 4.9 Hz, 1H), 7.00 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 6.78 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 1.73 (s, 15H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 169.1, 146.0, 145.8, 137.7, 131.0, 130.7, 121.9, 115.6, 110.9, 84.8 (Cp*), 8.9 (Cp*); IR (cm-1) 1564, 1455, 1367, 1320, 1111, 826, 751, 512; HRMS (EI) m/z calcd. for C19H21ClIrNO [M]+: 507.0941, found: 507.0943.
【0088】
[実施例2]触媒Bの製造
キノリン−8−オールの代わりに、5,7−ジクロロキノリン−8−オール(0.50mmol)を使用したことを除き、前記実施例1と同様の方法により触媒Bを製造した。
【0089】
5,7−Dichloroquinolin−8−ol bound Cp−iridium complex(触媒B)
【化26】
Yellow solid(0.19g、67%); 1H NMR (800 MHz, CD2Cl2) δ 8.62 (dd, J = 5.0, 1.3 Hz, 1H), 8.37 (dd, J = 8.6, 1.3 Hz, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.50 (dd, J = 8.6, 4.9 Hz, 1H), 1.69 (s, 15H); 13C NMR (200 MHz, CD2Cl2) δ 164.5, 148.2, 146.7, 135.6, 130.5, 127.6, 123.5, 118.9, 113.1, 85.9, 9.1; IR (cm-1) 2920, 1441, 1368, 1193, 974, 745, 656; HRMS (EI) m/z calcd. for C19H19Cl3IrNO [M]+: 575.0161, found: 575.0164.
【0090】
[比較例1]触媒Cの製造
【化27】
バイエルに、[IrCpCl(Cp*:pentamethylcyclopentadienyl)(0.4106g、0.5154mmol)、2−(2´−ピリジル)−2−プロパノール(0.1420g、1.036mmol)、重炭酸ナトリウム(sodium bicarbonate)(0.345g、4.11mmol)、およびアセトン(50mL)を添加し、室温で2時間撹拌した。反応が完了されると、セライトで濾過(ジクロロメタン(15mL×3))し、減圧蒸留して溶媒を除去した後、カラムクロマトグラフィー(n−hexane/acetone=2:1〜1:1)により分離精製し、触媒Cを製造した。
【0091】
2−(2´−pyridyl)−2−propanolbound Cp−iridium complex(触媒C)
【化28】
Yellow solid(0.416g、81%);1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 8.69 (dt, J = 5.2, 1.3 Hz, 1H), 7.88 (td, J = 7.9,1.5 Hz, 1H), 7.467.31 (m, 2H), 1.67 (s, 15H), 1.46 (s, 6H); 13C NMR (150 MHz, MeOD) δ 177.34, 150.97, 139.53, 125.54, 122.95, 85.97, 84.74, 33.67, 9.01.
【0092】
[比較例2]触媒Dの製造
【化29】
バイエルに、[IrCpCl(Cp*:pentamethylcyclopentadienyl)(0.20g、0.25mmol)、8−[N−(N,N−ジメチルアミノカルボニル)アミノ]キノリン(0.50mmol)、炭酸ナトリウム(0.16g、1.50mmol)、およびジクロロメタン(10mL)を添加し、室温で12時間撹拌した。反応が完了されると、セライトで濾過(ジクロロメタン(15mL×3))し、減圧蒸留して溶媒を除去した後、カラムクロマトグラフィー(n−hexane/acetone=2:1〜1:1)により分離精製し、触媒Dを得た。
【0093】
8−[N−(N,N−Dimethylaminocarbonyl)amino]quinoline bound Cp−iridium complex(触媒D)
【化30】
Red solid(0.15g、51%); 1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.47 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.92 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.34-7.28 (m, 2H), 6.93 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.68 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 3.17 (s, 6H), 1.62 (s, 15H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3, two carbons merged to others) δ 166.5, 154.8, 147.0, 145.0, 137.7, 130.5, 129.9, 121.7, 115.6, 111.6, 86.0 (Cp*), 8.4 (Cp*); IR (cm-1) 2910, 1622, 1460, 1358, 1327, 1150, 811, 772; HRMS (EI) m/z calcd. for C22H27ClIrN3O [M]+: 577.1472, found: 577.1475.
【0094】
製造例I:ヒドロキサム酸の製造
Hydroxamic Acids from Carboxylic Acidsのワンポット(One−Pot)合成
【化31】
乾燥されたテトラヒドロフラン(THF、30ml)にカルボン酸(carboxylicacid)(10mmol)を添加し、これに、1,1´−カルボニルジイミダゾール(CDI、15mmol、1.5equiv)を添加して1時間撹拌した。粉末状のヒドロキシアミンヒドロクロリド(1.39g、20mmol)を添加し、16時間撹拌した。反応が完了された後、反応混合物を5%のKHSO水溶液(30mL)を追加してEtOAc(2×30mL)で抽出した。集められた有機層を塩水(50mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させてから濃縮させ、カラムクロマトグラフィー(eluent:n−hexane/EtOAc、1:1〜1:5)により分離精製し、目的のヒドロキサム酸(hydroxamic acid)化合物を得た。
【0095】
[製造例1]2−(3−Methoxyphenyl)acetylhydroxamic acidの製造
【化32】
2−(3−メトキシフェニル)酢酸(2−(3−methoxyphenyl)acetic acid)(10mmol scale)から製造;White solid(1.42g、78%);m.p.115−117℃; 1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ 10.62 (s, 1H), 8.81 (s, 1H), 7.20 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 6.86-6.77 (m, 3H), 3.73 (s, 3H), 3.25 (s, 2H); 13C NMR (150 MHz, DMSO-d6) δ 166.9, 159.1, 137.5, 129.2, 121.2, 114.7, 111.8, 55.0, 39.4; IR (cm-1) 3193, 3031, 2895, 1625, 1488, 1256, 1047, 761; HRMS (EI) m/z calcd. for C9H11NO3 [M]+: 181.0739, found: 181.0736.
【0096】
[製造例2]2−(3,4−Dimethoxyphenyl)acetylhydroxamic acidの製造
【化33】
2−(3,4−ジメトキシフェニル)酢酸(2−(3,4−dimethoxyphenyl)acetic acid)(5mmol scale)から製造;White solid(0.57mg、54%);m.p.144−146℃; 1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ 10.57 (s, 1H), 8.78 (s, 1H), 6.88-6.85 (m, 2H), 6.76 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 3.73 (s, 3H), 3.71 (s, 3H), 3.20 (s, 2H); 13C NMR (150 MHz, DMSO-d6) δ 167.2, 148.5, 147.5, 128.4, 120.9, 112.9, 111.8, 55.6, 55.4, 38.9; IR (cm-1) 3169, 3010, 1631, 1515, 1259, 1160, 1019, 601; HRMS (EI) m/z calcd. for C10H13NO4 [M]+: 211.0845, found: 211.0843.
【0097】
[製造例3]2−(3−Methylphenyl)acetylhydroxamic acidの製造
【化34】
2−(3−メチルフェニル)酢酸(2−(3−methylphenyl)acetic acid)(10mmol scale)から製造;White solid(1.17g、71%);m.p.128−130℃; 1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ 10.63 (s, 1H), 8.81 (s, 1H), 7.17 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.07 (s, 1H), 7.05-7.02 (m, 2H), 3.23 (s, 2H), 2.28 (s, 3H); 13C NMR (150 MHz, DMSO-d6, one carbon merged to others) δ 167.0, 137.2, 135.9, 129.5, 128.1, 127.0, 126.0, 21.0; IR (cm-1) 3159, 3004, 2865, 1628, 1555, 1049, 682, 542; HRMS (EI) m/z calcd. for C9H11NO2 [M]+: 165.0790, found: 165.0788.
【0098】
[製造例4]2−(3−Chlorophenyl)acetylhydroxamic acidの製造
【化35】
2−(3−クロロフェニル)酢酸(2−(3−chlorophenyl)acetic acid)(10mmol scale)から製造;White solid(0.92g、50%);m.p.128−130℃; 1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ 10.67 (s, 1H), 8.87 (s, 1H), 7.36-7.26 (m, 3H), 7.21 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 3.30 (s, 2H); 13C NMR (150 MHz, DMSO-d6) δ 166.4, 138.5, 132.8, 130.0, 128.7, 127.7, 126.4, 38.9; IR (cm-1) 3174, 3009, 2897, 1633, 1538, 1052, 617; HRMS (EI) m/z calcd. for C8H8ClNO2 [M]+: 185.0244, found: 185.0241.
【0099】
[製造例5]3−Phenylpropanyl hydroxamic acidの製造
【化36】
3−フェニルプロパン酸(3−phenylpropanoic acid)(5.0mmol scale)から製造;White solid(0.75g、91%);m.p.87−89℃; 1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ 10.38 (s, 1H), 8.72 (s, 1H), 7.27 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 7.23-7.13 (m, 3H), 2.80 (t, J = 7.7 Hz, 2H), 2.25 (t, J = 7.7 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, DMSO-d6) δ 168.2, 141.1, 128.3, 128.2, 125.9, 33.9, 30.8; IR (cm-1) 3285, 2766, 1604, 1059, 694; HRMS (FAB) m/z calcd. for C9H11NO2 [M+H]+: 166.0868, found: 166.0869.
【0100】
[製造例6]3−(2−Bromophenyl)propanyl hydroxamic acidの製造
【化37】
3−(2−ブロモフェニル)プロパン酸(3−(2−bromophenyl)propanoic acid)(5.0mmol scale)から製造;White solid(1.15g、85%);m.p.104−106℃; 1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ 10.42 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 7.58 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.34-7.28 (m, 2H), 7.21-7.11 (m, 1H), 2.91 (t, J = 7.7 Hz, 2H), 2.27 (t, J = 7.7 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, DMSO-d6) δ 167.8, 140.0, 132.5, 130.5, 128.3, 127.9, 123.6, 32.1, 31.2; IR (cm-1) 3160, 3041, 1618, 1024, 743; HRMS (FAB) m/z calcd. for C9H10BrNO2 [M+H]+: 243.9973, found: 243.9975.
【0101】
[製造例7]3−(3,4−Dimethoxyphenyl)propanoylhydroxamic acidの製造
【化38】
3−(3,4−ジメトキシフェニル)プロパン酸(3−(3,4−dimethoxyphenyl)propanoic acid)(10mmol scale)から製造;White solid(1.14g、50%);m.p.105−107℃; 1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ 10.35 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 6.83 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.79 (s, 1H), 6.69 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 3.73 (s, 3H), 3.70 (s, 3H), 2.74 (t, J = 7.7 Hz, 2H), 2.23 (t, J = 7.7 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, DMSO-d6) δ 168.3, 148.6, 147.1, 133.5, 119.9, 112.2, 111.9, 55.5, 55.4, 34.2, 30.5; IR (cm-1) 3191, 3003, 2909, 1631, 1512, 1144, 553; HRMS (EI) m/z calcd. for C11H15NO4 [M]+: 225.1001, found: 225.1003.
【0102】
製造例II:3−置換された−1,4,2−ジオキサゾール−5−オン化合物の製造
ジクロロメタン(50mL)にヒドロキサム酸(hydroxamic acid)化合物(5.0mmol)を溶かし、これに、室温で1,1´(0.81g、5.0mmol)を一度に添加して30分間撹拌した。反応が完了された後、1N HCl(30mL)でクエンチ(quenched)し、ジクロロメタンで抽出(50mL×3)し、マグネシウムサルフェートで乾燥し、減圧下で溶媒を除去した。残留物をシリカで濾過し、ジクロロメタン(10ml×2)で洗浄した後、濾液を減圧蒸留して標題の化合物を得た。
【0103】
出発物質を変えたことを除き、上記と同様の方法により下記の化合物を製造した。
【0104】
[製造例8]3−(3−Methoxybenzyl)−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化39】
2mmol scaleで製造;White solid(331mg、92%);m.p.44−46℃; 1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.33-7.27 (m, 1H), 6.91-6.86 (m, 2H), 6.83-6.81 (m, 1H), 3.89 (s, 2H), 3.82 (s, 3H); 13C NMR (100 MHz, CDCl3) δ 165.4, 160.3, 154.0, 131.9, 130.4, 121.3, 114.9, 113.9, 55.5, 31.4; IR (cm-1) 3079, 3011, 2842, 1810, 1348, 1147, 986, 745; HRMS (EI) m/z calcd. for C10H9NO4 [M]+: 207.0532, found: 207.0532.
【0105】
[製造例9]3−(3,4−Dimethoxybenzyl)−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化40】
2mmol scaleで製造;White solid(421mg、89%);m.p.73−75℃;1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 6.88-6.82 (m, 2H), 6.79-6.76 (m, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.88 (s, 3H), 3.87 (s, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 165.6, 154.1, 149.7, 149.4, 122.7, 121.6, 112.1, 111.9, 56.2, 56.1, 31.0; IR (cm-1) 3001, 2929, 2845, 1821, 1511, 1142, 987; HRMS (EI) m/z calcd. for C11H11NO5 [M]+: 237.0637, found: 237.0639.
【0106】
[製造例10]3−(3−Methylbenzyl)−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化41】
2mmol scaleで製造;Colorless liquid(353mg、93%); 1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.3 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.12-7.04 (m, 2H), 3.87 (s, 2H), 2.36 (s, 3H); 13C NMR (100 MHz, CDCl3) δ 165.5, 154.1, 139.2, 130.4, 129.8, 129.3, 129.2, 126.1, 31.2, 21.4; IR (cm-1) 3022, 2922, 1824, 1349, 1143, 981, 744; HRMS (EI) m/z calcd. for C10H9NO3 [M]+: 191.0582, found: 191.0581.
【0107】
[製造例11]3−(3−Chlorobenzyl)−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化42】
1mmol scaleで製造;White solid(187mg、88%);m.p.49−51℃;1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.37-7.29 (m, 3H), 7.19 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 3.92 (s, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 164.8, 153.8, 135.2, 132.3, 130.6, 129.3, 128.9, 127.3, 30.9; IR (cm-1) 3064, 2921, 1865, 1831, 1245, 993, 721; HRMS (EI) m/z calcd. for C9H6ClNO3 [M]+: 211.0036, found: 211.0035.
【0108】
[製造例12]3−Phenethyl−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化43】
2.0mmol scaleで製造;White solid(0.36g、95%);m.p.38−40℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.33 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 7.29-7.23 (m, 1H), 7.19 (d, J = 7.4 Hz, 2H), 3.03 (t, J = 7.7 Hz, 2H), 2.94 (t, J = 7.7 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 166.0, 154.1, 138.1, 129.0, 128.3, 127.3, 30.6, 26.8; IR (cm-1) 1815, 1636, 1149, 980, 694; HRMS (FAB) m/z calcd. for C10H9NO3 [M+H]+: 192.0661, found: 192.0663.
【0109】
[製造例13]3−(2−Bromophenethyl)−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化44】
5.0mmol scaleで製造。White solid(1.04g、85%);m.p.71−73℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.6 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.28 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 7.25 (t, J = 6.9 Hz, 1H), 7.15 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 3.16 (t, J = 7.7 Hz, 2H), 2.98 (t, J = 7.7 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 165.7, 154.1, 137.5, 133.4, 130.6, 129.2, 128.1, 124.3, 31.3, 25.2; IR (cm-1) 1862, 1831, 1632, 1150, 755; HRMS (FAB) m/z calcd. for C10H8BrNO3 [M+H]+: 269.9766, found: 269.9763.
【0110】
[製造例14]3−(3,4−Dimethoxyphenethyl)−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化45】
2mmol scaleで製造;White solid(409mg、82%);m.p.59−61℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 6.82 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.74 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.70 (s, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.86 (s, 3H), 2.98 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 2.92 (t, J = 7.1Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 166.0, 154.1, 149.3, 148.3, 130.6, 120.3, 111.7, 111.6, 56.1, 56.0, 30.3, 27.1; IR (cm-1) 2962, 2936, 2838, 1821, 1512, 1134, 754; HRMS (EI) m/z calcd. for C12H13NO5 [M]+: 251.0794, found: 251.0795.
【0111】
[製造例15]3−(4−Methoxyphenethyl)−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化46】
2mmol scaleで製造;White solid(420mg、95%);m.p.39−41℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.12 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 6.86 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 3.80 (s, 3H), 2.98 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 2.90 (t, J = 7.4 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 166.0, 158.8, 154.2, 130.1, 129.4, 114.5, 55.4, 29.8, 27.1; IR (cm-1) 3000, 2914, 2834, 1828, 1512, 1222, 750; HRMS (EI) m/z calcd. for C11H11NO4 [M]+: 221.0688, found: 221.0690.
【0112】
[製造例16]3−(4−Hydroxyphenethyl)−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化47】
2mmol scaleで製造;White solid(0.20g、50%);m.p.77−79℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.07 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.79 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 4.84 (br, 1H), 2.97 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 2.90 (t, J = 7.5 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 166.0, 154.8, 154.2, 130.3, 129.6, 115.9, 29.9, 27.1; IR (cm-1) 3454, 2918, 1810, 1513, 1166, 985, 825; HRMS (EI) m/z calcd. for C10H9NO4 [M]+: 207.0532, found: 207.0529.
【0113】
[製造例17]3−(4−Hydroxy−3−methoxyphenethyl)−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化48】
2mmol scaleで製造;White solid(0.19g、41%);m.p.96−98℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 6.87 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.73-6.64 (m, 2H), 5.55 (s, 1H), 3.88 (s, 3H), 2.99-2.95 (m, 2H), 2.94-2.88 (m, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 166.0, 154.2, 146.8, 144.9, 130.0, 121.0, 114.9, 110.9, 56.1, 30.4, 27.2; IR (cm-1) 3471, 1827, 1510, 1257, 981, 817; HRMS (EI) m/z calcd. for C11H11NO5 [M]+: 237.0637, found: 237.0635.
【0114】
[製造例18]3−(3−Bromo−4−hydroxyphenethyl)−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化49】
1mmol scaleで製造;White solid(0.07g、24%);m.p.71−73℃; 1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.32 (s, 1H), 7.05 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.51 (s, 1H), 3.45-2.01 (m, 4H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 165.7, 154.0, 151.6, 131.8, 131.7, 129.2, 116.6, 110.6, 29.4, 26.9; IR (cm-1) 3344, 1816, 1649, 1419, 1169, 985, 769; HRMS (EI) m/z calcd. for C10H8BrNO4 [M]+: 284.9637, found: 284.9639.
【0115】
[製造例19]3−(4−Hydroxy−2−methoxyphenethyl)−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化50】
1mmol scaleで製造;Colorless oil(0.05g、22%); 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 6.93 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.40 (s, 1H), 6.34 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 3.77 (s, 3H), 2.92 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 2.85 (t, J = 7.2 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 166.6, 158.6, 156.4, 154.6, 130.7, 118.5, 107.1, 99.2, 55.4, 25.8, 25.5; IR (cm-1) 3333, 2938, 1817, 1596, 1288, 1151, 831; HRMS (EI) m/z calcd. for C11H11NO5 [M]+: 237.0637, found: 237.0639.
【0116】
[製造例20]3−(4−Hydroxy−3,5−dimethylphenethyl)−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化51】
1mmol scaleで製造;White solid(0.08g、36%);m.p.100−102℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 6.81 (s, 2H), 4.65 (s, 1H), 2.93-2.85 (m, 4H), 2.23 (s, 6H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 166.2, 154.3, 151.4, 129.7, 128.4, 123.6, 29.9, 27.1, 16.0; IR (cm-1) 3459, 2942, 1861, 1418, 1202, 1149, 984; HRMS (EI) m/z calcd. for C12H13NO4 [M]+: 235.0845, found: 235.0843.
【0117】
[製造例21]2−{2−(4−Hydroxyphenyl)−1−(5−oxo−1,4,2−dioxazol−3−yl)ethyl}isoindoline−1,3−dioneの製造
【化52】
1mmol scaleで製造;White solid(0.11g、31%);m.p.153−155℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.85-7.79 (m, 2H), 7.79-7.70 (m, 2H), 7.05 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 6.68 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 5.54 (dd, J = 10.2, 5.6 Hz, 1H), 3.63-3.40 (m, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 166.8, 163.8, 155.2, 153.4, 134.9, 131.2, 130.5, 126.4, 124.1, 115.9, 46.7, 33.1; IR (cm-1) 3371, 1855, 1705, 1387, 1310, 991, 711; HRMS (EI) m/z calcd. for C18H12N2O6 [M]+: 352.0695, found: 352.0699.
【0118】
[製造例22]3−(2−Hydroxy−4−methoxyphenethyl)−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化53】
1mmol scaleで製造;White solid(0.05g、22%);m.p.59−61℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.00 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.44 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.34 (s, 1H), 5.57 (br, 1H), 3.76 (s, 3H), 2.97 (t, J = 6.7 Hz, 2H), 2.92 (t, J = 6.7 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 166.6, 160.0, 154.7, 154.5, 131.2, 117.2, 106.1, 102.4, 55.5, 25.5, 25.4; IR (cm-1) 3417, 2951, 1823, 1521, 1212, 1113, 978; HRMS (EI) m/z calcd. for C11H11NO5 [M]+: 237.0637, found: 237.0640.
【0119】
[製造例23]3−{2−(2−Hydroxynaphthalen−1−yl)ethyl}−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化54】
1mmol scaleで製造;Yellow resin(0.07g、27%); 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.84 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.81 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.69 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.54 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.37 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.03 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 5.47 (br, 1H), 3.49 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 2.99 (t, J = 7.4 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 166.6, 154.5, 151.1, 132.8, 129.6, 129.3, 129.2, 127.4, 123.6, 121.8, 117.8, 116.4, 24.8, 20.4; IR (cm-1) 3394, 3065, 1823, 1627, 1513, 1276, 988, 745; HRMS (EI) m/z calcd. for C14H11NO4 [M]+: 257.0688, found: 257.0689.
【0120】
[製造例24]3−(4−Hydroxybenzyl)−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化55】
2mmol scaleで製造;Colorless oil(0.22g、56%); 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.15 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 6.83 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 5.34 (br, 1H), 3.85 (s, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 165.7, 155.9, 154.2, 130.5, 122.5, 116.3, 30.6; IR (cm-1) 3413, 1818, 1513, 1215, 1145, 983, 756; HRMS (EI) m/z calcd. for C9H7NO4 [M]+: 193.0375, found: 193.0371.
【0121】
[製造例25]3−{2−(4−Methoxy−1H−indol−3−yl)ethyl}−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化56】
1mmol scaleで製造;Pale yellow solid(0.05g、26%);m.p.131−133℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.98 (br, 1H), 7.12 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 6.98 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 6.90 (s, 1H), 6.52 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 3.94 (s, 3H), 3.26 (t, J = 6.9 Hz, 2H), 3.05 (t, J = 6.9 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 166.9, 154.6, 154.5, 138.3, 123.5, 121.0, 116.9, 113.4, 104.8, 99.8, 55.3, 27.4, 22.8; IR (cm-1) 3414, 2926, 1812, 1507, 1079, 981, 734; HRMS (EI) m/z calcd. for C13H12N2O4 [M]+: 260.0797, found: 260.0794.
【0122】
[製造例26]3−{2−(1−Methyl−1H−indol−3−yl)ethyl}−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化57】
1mmol scaleで製造;Brown solid(0.12g、48%);m.p.78−80℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.55 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.29-7.24 (m, 1H), 7.15 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 6.91 (s, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.20 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 3.01 (t, J = 7.5 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 166.4, 154.3, 137.2, 127.2, 126.8, 122.2, 119.4, 118.4, 111.1, 109.7, 32.8, 26.2, 20.6; IR (cm-1) 2926, 1825, 1412, 1328, 1154, 976, 753; HRMS (EI) m/z calcd. for C13H12N2O3 [M]+: 244.0848, found: 244.0849.
【0123】
[製造例27]3−(4−Methylphenethyl)−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化58】
2mmol scaleで製造;White solid(0.40g、97%);m.p.35−37℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.14 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 7.09 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 3.00 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.92 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.34 (s, 3H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 166.0, 154.2, 136.9, 135.1, 129.7, 128.2, 30.2, 26.9, 21.2; IR (cm-1) 2924, 1861, 1815, 1629, 1337, 1147, 984, 788; HRMS (EI) m/z calcd. for C11H11NO3 [M]+: 205.0739, found: 205.0738.
【0124】
[製造例28]3−(4−Chlorophenethyl)−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化59】
2mmol scaleで製造;Yellow oil(0.50g、98%); 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.31 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 7.14 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 3.02 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.93 (t, J = 7.6 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 165.7, 154.0, 136.5, 133.3, 129.7, 129.3, 29.9, 26.7; IR (cm-1) 1866, 1823, 1635, 1491, 1091, 978, 758; HRMS (EI) m/z calcd. for C10H8ClNO3 [M]+: 225.0193, found: 225.0192.
【0125】
[製造例29]3−{4−(Trifluoromethyl)phenethyl}−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化60】
2mmol scaleで製造;Yellow oil(0.32g、61%); 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.60 (d, J = 7.9 Hz, 2H), 7.34 (d, J = 7.9 Hz, 2H), 3.11 (t, J = 7.7 Hz, 2H), 2.98 (t, J = 7.7 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 165.6, 154.0, 142.1, 129.8 (q, J = 33.0 Hz), 128.8, 126.1, 124.2 (q, J = 271.9 Hz), 30.2, 26.4; 19F NMR (564 MHz, CDCl3) δ -62.6; IR (cm-1) 1868, 1825, 1321, 1107, 979, 825, 760; HRMS (EI) m/z calcd. for C11H8F3NO3 [M]+: 259.0456, found: 259.0454.
【0126】
[製造例30]3−{2−(4−Methoxyphenyl)−2−phenylethyl}−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化61】
1mmol scaleで製造;Yellow oil(0.28g、97%); 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.33 (appt, J = 7.4 Hz, 2H), 7.28-7.20 (m, 3H), 7.16 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.86 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 4.43 (t, J = 8.2 Hz, 1H), 3.78 (s, 3H), 3.33 (d, J = 8.2 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 165.2, 158.9, 154.0, 141.8, 133.4, 129.4, 129.1, 128.6, 127.5, 114.5, 55.4, 46.1, 31.5; IR (cm-1) 2935, 2836, 1823, 1510, 1246, 979, 698; HRMS (EI) m/z calcd. for C17H15NO4 [M]+: 297.1001, found: 297.1004.
【0127】
[製造例31]3−(2−Methylphenethyl)−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化62】
2mmol scaleで製造;White solid(0.38g、92%);m.p.86−88℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.22-7.06 (m, 4H), 3.04 (t, J = 7.8 Hz, 2H), 2.90 (t, J = 7.8 Hz, 2H), 2.34 (s, 3H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 166.1, 154.2, 136.4, 136.0, 130.9, 128.6, 127.5, 126.7, 28.1, 25.6, 19.3; IR (cm-1) 3011, 1831, 1605, 1388, 1151, 984, 742; HRMS (EI) m/z calcd. for C11H11NO3 [M]+: 205.0739, found: 205.0739.
【0128】
[製造例32]3−(2,2,2−Triphenylethyl)−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化63】
2mmol scaleで製造;White solid(0.29g、43%);m.p.170−172℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.40-7.23 (m, 15H), 4.00 (s, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 165.0, 153.7, 144.8, 128.8, 128.4, 127.1, 56.3, 37.0; IR (cm-1) 3056, 1818, 1366, 1149, 977, 697; HRMS (EI) m/z calcd. for C22H17NO3 [M]+: 343.1208, found: 343.1212.
【0129】
[製造例33]3−{2−(Naphthalen−1−yl)ethyl}−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化64】
2mmol scaleで製造;White solid(0.20g、42%);m.p.78−80℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.98- 7.93 (m, 1H), 7.93-7.88 (m, 1H), 7.83-7.75 (m, 1H), 7.58 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.53 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 7.43 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.39-7.32 (m, 1H), 3.50 (t, J = 7.9 Hz, 2H), 3.07 (t, J = 7.9 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3, one carbon merged to others) δ 166.1, 154.1, 134.2, 131.3, 129.4, 128.3, 126.8, 126.5, 126.1, 125.7, 122.8, 28.0, 26.1; IR (cm-1) 3045, 1828, 1633, 1317, 1154, 986, 761; HRMS (EI) m/z calcd. for C14H11NO3 [M]+: 241.0739, found: 241.0739.
【0130】
[製造例34]3−(4−Methoxybenzyl)−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化65】
1mmol scaleで製造;White solid(0.20g、96%); 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.21 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 6.91 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.81 (s, 3H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 165.7, 159.8, 154.1, 130.3, 122.3, 114.8, 55.5, 30.6.
【0131】
[製造例35]3−(3−Methoxyphenethyl)−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化66】
2mmol scaleで製造;White solid(0.43g、97%);m.p.35−37℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.25 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 6.84-6.76 (m, 2H), 6.74 (s, 1H), 3.80 (s, 3H), 3.00 (t, J = 7.7 Hz, 2H), 2.93 (t, J = 7.7 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 166.0, 160.1, 154.1, 139.7, 130.1, 120.6, 114.3, 112.5, 55.4, 30.6, 26.7; IR (cm-1) 2940, 1826, 1583, 1257, 1151, 982, 782, 693; HRMS (EI) m/z calcd. for C11H11NO4 [M]+: 221.0688, found: 221.0686.
【0132】
[製造例36]3−(3−Bromophenethyl)−1,4,2−dioxazol−5−oneの製造
【化67】
2mmol scaleで製造;Colorless oil(0.51g、95%); 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.41 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.37 (s, 1H), 7.21 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 3.02 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.98-2.90 (t, J = 7.6 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 165.6, 154.0, 140.4, 131.5, 130.6, 130.5, 127.0, 123.1, 30.1, 26.6; IR (cm-1) 1866, 1823, 1634, 1145, 978, 757, 684; HRMS (EI) m/z calcd. for C10H8BrNO3 [M]+: 268.9688, found: 268.9690.
【0133】
実施例II:3−置換されたジオキサゾール−オン化合物からラクタム化合物の製造
【化68】
アルゴン雰囲気下で、よく乾燥されたバイアルに、イリジウム触媒(触媒A、2.6mg、5.0mol%)、テトラキス[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ホウ酸ナトリウム(sodium tetrakis[3,5−bis(trifluoromethyl)phenyl]borate)(NaBAr、4.43mg、5.0mol%)、およびヘキサフルオロ−2−プロパノール(HFP)またはジクロロメタン(1.2mL)を添加し、1分間撹拌した後、3−置換されたジオキサゾール−オン化合物(0.1mmol)を添加し、アルゴン雰囲気でバイアルを密封した。その後、反応混合物を60℃で12時間激しく撹拌した後、室温に冷却させ、セライトで濾過してからジクロロメタン(10mL×4)で洗浄した後、減圧下で濃縮した。濃縮された残留物をカラムクロマトグラフィー(展開液:n−hexane/10% methanol−EtOAc solution、2:1〜1:1またはn−hexane/EtOAc、2:1〜1:2)により分離精製し、目的のラクタム化合物を得た。
【0134】
[実施例3]5−Methoxyindolin−2−one(1−A)/7−Methoxyindolin−2−one(1−B)の製造
【化69】
溶媒としてDCM(1.2mL)を使用し、室温で反応を行った。White solid(15mg、90%);3.0:1の割合で2つの異性体の混合物を得た。
【0135】
Major isomer(5−Methoxyindolin−2−one(1−A)):White solid; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.90 (s, 1H), 6.85 (s, 1H), 6.80-6.72 (m, 2H), 3.78 (s, 3H), 3.52 (s, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 177.1, 155.9, 135.9, 126.8, 112.7, 112.0, 110.0, 56.0, 36.7.
【0136】
Minor isomer(7−Methoxyindolin−2−one(1−B)):White solid;1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.64 (s, 1H), 6.98 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 6.81 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.55 (s, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 176.4, 143.8, 131.3, 126.1, 122.9, 117.1, 110.3, 55.8, 36.8.
【0137】
[実施例4]5,6−Dimethoxyindolin−2−one(2)の製造
【化70】
溶媒としてHFP(1.2mL)を使用。White solid(18mg、93%); 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 8.60 (s, 1H), 6.84 (s, 1H), 6.54 (s, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.84 (s, 3H), 3.50 (s, 2H); 13C NMR (100 MHz, CDCl3) δ 178.5, 149.5, 145.1, 136.2, 116.0, 109.8, 95.8, 57.0, 56.4, 36.6.
【0138】
[実施例5]5−Methylindolin−2−one(3−A)/7−methylindolin−2−one(3−B)の製造
【化71】
溶媒としてHFP(1.2mL)を使用。White solid(8mg、55%);3.0:1の割合で2つの異性体の混合物を得、位置異性体が混合された混合物のH NMRから位置選択性(Regioselectivity)を決定した。
【0139】
Major isomer(5−Methylindolin−2−one(3−A)): 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 8.09 (s, 1H), 7.12-6.98 (m, 2H), 6.76 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 3.50 (s, 2H), 2.32 (s, 3H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 177.9, 140.1, 132.0, 128.3, 125.6, 125.5, 109.5, 36.4, 21.2.
【0140】
Minor isomer(7−methylindolin−2−one(3−B)): 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 8.55 (s, 1H), 7.12-6.98 (m, 2H), 6.94 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 3.56 (s, 2H), 2.28 (s, 3H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 178.4, 141.6, 129.3, 125.0, 122.4, 122.1, 119.4, 36.8, 16.6.
【0141】
[実施例6]5−Chloroindolin−2−one(4−A)/7−Chloroindolin−2−one(4−B)の製造
【化72】
溶媒としてHFP(1.2mL)を使用。White solid(7mg、40%);1.5:1の割合で2つの異性体の混合物を得た。
【0142】
Major isomer(5−Chloroindolin−2−one(4−A)):White solid; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 8.31 (s, 1H), 7.23-7.19 (m, 2H), 6.80 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 3.54 (s, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 176.9, 141.0, 128.1, 127.9, 127.0, 125.3, 110.6, 36.3.
【0143】
Minor isomer(7−Chloroindolin−2−one(4−B)):White solid; 1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.87 (s, 1H), 7.21 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 6.97 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 3.62 (s, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 175.5, 140.0, 127.8, 126.4, 123.2, 122.9, 114.7, 36.9.
【0144】
[実施例7]6,7−Dimethoxy−3,4−dihydroquinolin−2(1H)−one(5)の製造
【化73】
溶媒としてHFP(1.2mL)を使用。White solid(20mg、96%); 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 9.01 (s, 1H), 6.67 (s, 1H), 6.41 (s, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.84 (s, 3H), 2.88 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.61 (t, J = 7.6 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 172.1, 148.6, 144.9, 130.8, 115.0, 111.8, 100.6, 56.5, 56.3, 31.1, 25.2.
【0145】
実施例III:3−置換されたジオキサゾール−オン化合物からラクタム化合物の製造
アルゴン雰囲気下で、よく乾燥されたバイアルに、イリジウム触媒(触媒B、2.9mg、5.0mol%)、テトラキス[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ホウ酸ナトリウム(sodium tetrakis[3,5−bis(trifluoromethyl)phenyl]borate)(4.43mg、5.0mol%)、およびヘキサフルオロ−2−プロパノール(1.2mL)を添加して1分間撹拌した後、3−置換されたジオキサゾール−オン化合物(0.1mmol)を添加し、アルゴン雰囲気でバイアルを密封した。その後、反応混合物を60℃で12時間激しく撹拌した後、室温に冷却させ、セライトで濾過してからジクロロメタン(10mL×4)で洗浄した後、減圧下で濃縮した。濃縮された残留物をカラムクロマトグラフィー(展開液:n−hexane/10% methanol−EtOAc solution、2:1〜1:1またはn−hexane/EtOAc、2:1〜1:2)により分離精製し、目的のラクタム化合物を得た。
【0146】
[実施例8]6−Methoxy−3,4−dihydroquinolin−2(1H)−one(6)の製造
【化74】
White solid(18mg、99%);m.p.140−142℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 9.08 (s, 1H), 6.76 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.73-6.68 (m, 2H), 3.77 (s, 3H), 2.93 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 2.61 (t, J = 7.5 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 171.8, 155.7, 131.0, 125.1, 116.4, 114.0, 112.6, 55.7, 30.8, 25.8; IR (cm-1) 3191, 3054, 2934, 1660, 1499, 1240, 793; HRMS (EI) m/z calcd. for C10H11NO2 [M]+: 177.0790, found: 177.0791.
【0147】
[実施例9]3,4−Dihydroquinolin−2(1H)−one(7)の製造
【化75】
White solid(14mg、95%); 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 9.08 (s, 1H), 7.21-7.09 (m, 2H), 6.98 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 2.97 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 2.65 (t, J = 7.5 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 172.3, 137.4, 128.0, 127.7, 123.8, 123.2, 115.6, 30.9, 25.5.
【0148】
[実施例10]6−Methyl−3,4−dihydroquinolin−2(1H)−one(8)の製造
【化76】
White solid(14mg、88%);m.p.128−130℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 8.86 (s, 1H), 7.08-6.87 (m, 2H), 6.72 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 2.92 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 2.62 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 2.29 (s, 3H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 172.1, 134.9, 132.8, 128.7, 128.1, 123.7, 115.5, 30.9, 25.5, 20.9; IR (cm-1) 3189, 3051, 2918, 1667, 1504, 1373, 812; HRMS (EI) m/z calcd. for C10H11NO [M]+: 161.0841, found: 161.0838.
【0149】
[実施例11]6−Chloro−3,4−dihydroquinolin−2(1H)−one(9)の製造
【化77】
White solid(17mg、94%);m.p.158−160℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 9.25 (s, 1H), 7.19-7.08 (m, 2H), 6.77 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 2.95 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.63 (t, J = 7.6 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 172.0, 136.1, 128.2, 128.1, 127.6, 125.4, 116.8, 30.5, 25.4; IR (cm-1) 3193, 3051, 2895, 1669, 1406, 1186, 808; HRMS (EI) m/z calcd. for C9H8ClNO [M]+: 181.0294, found: 181.0298.
【0150】
[実施例12]6−Methoxy−4−phenyl−3,4−dihydroquinolin−2(1H)−one(10)の製造
【化78】
White solid(25mg、99%);m.p.122−124℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 9.55 (s, 1H), 7.32 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 7.28-7.21 (m, 1H), 7.18 (d, J = 7.3 Hz, 2H), 6.85 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.72 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.46 (s, 1H), 4.24 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 3.67 (s, 3H), 2.98-2.83 (m, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 170.9, 155.9, 141.5, 130.9, 129.1, 128.2, 127.9, 127.4, 116.8, 114.5, 112.9, 55.6, 42.4, 38.5; IR (cm-1) 3208, 3082, 1681, 1492, 1258, 1096, 701; HRMS (EI) m/z calcd. for C16H15NO2 [M]+: 253.1103, found: 253.1099.
【0151】
[実施例13]5−Methyl−3,4−dihydroquinolin−2(1H)−one(11−A)/8−Methyl−3,4−dihydroquinolin−2(1H)−one(11−B)の製造
【化79】
White solid(11mg、71%);1.2:1の割合で2つの異性体の混合物を得た。
【0152】
Major isomer(5−Methyl−3,4−dihydroquinolin−2(1H)−one(11−A)):White solid;m.p.160−162℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 8.18 (s, 1H), 7.07 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.63 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 2.91 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.64 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.29 (s, 3H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 171.5, 137.3, 136.3, 127.3, 125.2, 122.2, 113.5, 30.5, 22.1, 19.5; IR (cm-1) 3140, 2915, 1672, 1390, 1218, 766; HRMS (EI) m/z calcd. for C10H11NO [M]+: 161.0841, found: 161.0843.
【0153】
Minor isomer(8−Methyl−3,4−dihydroquinolin−2(1H)−one(11−B)):White solid;m.p.132−134℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.58 (s, 1H), 7.08-7.00 (m, 2H), 6.91 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 2.96 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 2.63 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 2.23 (s, 3H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 171.6, 135.6, 129.2, 126.0, 123.8, 122.9, 122.8, 30.9, 25.8, 16.8; IR (cm-1) 3233, 2848, 1659, 1381, 1191, 729; HRMS (EI) m/z calcd. for C10H11NO [M]+: 161.0841, found: 161.0839.
【0154】
[実施例14]4,4−Diphenyl−3,4−dihydroquinolin−2(1H)−one(12)の製造
【化80】
White solid(29mg、97%);m.p.253−255℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 8.40 (s, 1H), 7.43-7.17 (m, 7H), 7.11-7.02 (m, 4H), 6.99 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 6.89-6.78 (m, 2H), 3.40 (s, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 170.3, 143.8, 137.1, 131.4, 129.6, 128.7, 128.5, 128.3, 127.2, 123.2, 116.3, 52.0, 44.6; IR (cm-1) 3065, 2911, 1674, 1485, 1372, 757, 697; HRMS (EI) m/z calcd. for C21H17NO [M]+: 299.1310, found: 299.1313.
【0155】
[実施例15]3,4−Dihydrobenzo[h]quinolin−2(1H)−one(13)の製造
【化81】
Brown solid(18mg、93%);m.p.193−195℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 8.94 (s, 1H), 7.93 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.84 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.59-7.51 (m, 2H), 7.49 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.30 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 3.13 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.78 (t, J = 7.6 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 172.1, 133.2, 132.1, 128.8, 126.6, 126.2, 125.9, 123.1, 122.5, 119.6, 119.4, 31.1, 26.1; IR (cm-1) 3216, 2928, 1660, 1469, 1392, 816, 758; HRMS (EI) m/z calcd. for C13H11NO [M]+: 197.0841, found: 197.0842.
【0156】
[実施例16]8−Bromo−3,4−dihydroquinolin−2(1H)−one(14)の製造
【化82】
White solid(17mg、75%);m.p.77−79℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.80 (s, 1H), 7.40 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 6.87 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 2.99 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 2.64 (t, J = 7.5 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 170.7, 135.3, 131.0, 127.3, 125.7, 123.9, 109.8, 30.8, 26.1; IR (cm-1) 3185, 2915, 1674, 1467, 1193, 743; HRMS (EI) m/z calcd. for C9H8BrNO [M]+: 224.9789, found: 224.9786.
【0157】
[実施例17]5−Methoxyindolin−2−one(15)の製造
【化83】
White solid(9mg、56%); 1H NMR (600 MHz, CD2Cl2) δ 8.15 (s, 1H), 6.86 (s, 1H), 6.79 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.75 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.77 (s, 3H), 3.50 (s, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 176.7, 155.6, 136.0, 126.8, 112.3, 111.7, 109.6, 55.6, 36.5.
【0158】
[実施例18]6−Methoxy−3,4−dihydroquinolin−2(1H)−one(16−A)/8−Methoxy−3,4−dihydroquinolin−2(1H)−one(16−B)の製造
【化84】
White solid(18mg、99%);1.2:1の割合で2つの異性体の混合物を得た。
【0159】
Major isomer(6−Methoxy−3,4−dihydroquinolin−2(1H)−one(16−A)):White solid;m.p.140−142℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 9.08 (s, 1H), 6.76 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.73-6.68 (m, 2H), 3.77 (s, 3H), 2.93 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 2.61 (t, J = 7.5 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 171.8, 155.7, 131.0, 125.1, 116.4, 114.0, 112.6, 55.7, 30.8, 25.8; IR (cm-1) 3191, 3054, 2934, 1660, 1499, 1240, 793; HRMS (EI) m/z calcd. for C10H11NO2 [M]+ : 177.0790, found: 177.0791.
【0160】
Minor isomer(8−Methoxy−3,4−dihydroquinolin−2(1H)−one(16−B)):White solid;m.p.96−98℃; 1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.78 (s, 1H), 6.94 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 6.84-6.62 (m, 2H), 3.86 (s, 3H), 2.96 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 2.64 (t, J = 7.6 Hz, 2H); 13C NMR (100 MHz, CDCl3) δ 170.5, 145.9, 126.6, 124.1, 122.8, 120.1, 109.1, 55.9, 30.8, 25.5; IR (cm-1) 3204, 2953, 1666, 1377, 1261, 1092, 760; HRMS (EI) m/z calcd. for C10H11NO2 [M]+: 177.0790, found: 177.0788.
【0161】
[実施例19]6−Bromo−3,4−dihydroquinolin−2(1H)−one(17−A)/8−Bromo−3,4−dihydroquinolin−2(1H)−one(17−B)の製造
【化85】
White solid(12mg、55%);2:1の割合で2つの異性体の混合物を得た。
【0162】
Major isomer(6−Bromo−3,4−dihydroquinolin−2(1H)−one(17−A)):White solid;m.p.156−158℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 8.41 (s, 1H), 7.33-7.27 (m, 2H), 6.67 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 2.95 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 2.59 (t, J = 7.5 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 171.3, 136.5, 131.0, 130.6, 125.9, 116.9, 115.6, 30.5, 25.3; IR (cm-1) 3050, 2895, 1669, 1487, 1250, 811, 542; HRMS (EI) m/z calcd. for C9H8BrNO [M]+: 224.9789, found: 224.9787.
【0163】
Minor isomer(8−Bromo−3,4−dihydroquinolin−2(1H)−one(17−B)):White solid;m.p.77−79℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.80 (s, 1H), 7.40 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 6.87 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 2.99 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 2.64 (t, J = 7.5 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 170.7, 135.3, 131.0, 127.3, 125.7, 123.9, 109.8, 30.8, 26.1; IR (cm-1) 3185, 2915, 1674, 1467, 1193, 743; HRMS (EI) m/z calcd. for C9H8BrNO [M]+ : 224.9789, found: 224.9786.
【0164】
[実施例20]1−Azaspiro[4.5]deca−6,9−diene−2,8−dione(18)の製造
【化86】
アルゴン雰囲気下で、よく乾燥されたバイアルに、イリジウム触媒(触媒B、2.9mg、5.0mol%)、テトラキス[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ホウ酸ナトリウム(sodium tetrakis[3,5−bis(trifluoromethyl)phenyl]borate)(4.43mg、5.0mol%)、およびヘキサフルオロ−2−プロパノール(1.2mL)を添加して1分間撹拌した後、3−(4−ヒドロキシフェネチル)−1,4,2−ジオキサゾール−5−オン(0.1mmol)を添加し、アルゴン雰囲気でバイアルを密封した。その後、反応混合物を60℃で12時間激しく撹拌した後、室温に冷却させ、セライトで濾過してからジクロロメタン(10mL×4)で洗浄した後、減圧下で濃縮した。濃縮された残留物をカラムクロマトグラフィー(展開液:n−hexane/EtOAc、2:1〜1:2)により分離精製し、1−アザスピロ[4.5]デカ−6,9−ジエン−2,8−ジオン(18)を得た。
【0165】
1−Azaspiro[4.5]deca−6,9−diene−2,8−dione(18)
【化87】
White solid(16mg、98%);m.p.166−158℃; 1H NMR (600 MHz, acetone-d6) δ 7.04 (d, J = 9.7 Hz, 2H), 6.12 (d, J = 9.7 Hz, 2H), 2.45 (t, J = 8.0 Hz, 2H), 2.27 (t, J = 8.0 Hz, 2H); 13C NMR (150 MHz, acetone-d6, one carbon merged to others) δ 185.0, 177.0, 151.8, 128.5, 57.9, 32.8; IR (cm-1) 3246, 1696, 1618, 1247, 859, 682; HRMS (EI) m/z calcd. for C9H9NO2 [M]+: 163.0633, found: 163.0633.
【0166】
[実施例21]7−Methoxy−1−azaspiro[4.5]deca−6,9−diene−2,8−dione(19)の製造
3−(4−ヒドロキシフェネチル)−1,4,2−ジオキサゾール−5−オンの代わりに、3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェネチル)−1,4,2−ジオキサゾール−5−オン(0.1mmol)を出発物質として使用したことを除き、前記実施例20と同様に反応させて7−メトキシ−1−アザスピロ[4.5]デカ−6,9−ジエン−2,8−ジオン(19)を製造した。
【0167】
【化88】
White solid(19mg、99%);m.p.221−223℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 6.84 (d, J = 9.9 Hz, 1H), 6.23 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 6.16 (s, 1H), 5.71 (s, 1H), 3.68 (s, 3H), 2.60-2.52 (m, 2H), 2.38-2.24 (m, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 180.0, 177.1, 150.8, 150.0, 127.9, 116.7, 59.1, 55.2, 33.6, 29.7; IR (cm-1) 3301, 1671, 1640, 1395, 1209, 1109, 864; HRMS (EI) m/z calcd. for C10H11NO3 [M]+: 193.0739, found: 193.0739.
【0168】
[実施例22]7−Bromo−1−azaspiro[4.5]deca−6,9−diene−2,8−dione(20)の製造
3−(4−ヒドロキシフェネチル)−1,4,2−ジオキサゾール−5−オンの代わりに、3−(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェネチル)−1,4,2−ジオキサゾール−5−オン(0.1mmol)を出発物質として使用したことを除き、前記実施例20と同様に反応させて7−ブロモ−1−アザスピロ[4.5]デカ−6,9−ジエン−2,8−ジオン(20)を製造した。
【0169】
【化89】
White solid(23mg、95%);m.p.187−189℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.29 (s, 1H), 6.86 (d, J = 9.9 Hz, 1H), 6.70 (s, 1H), 6.34 (d, J = 9.9 Hz, 1H), 2.62-2.47 (m, 2H), 2.37-2.25 (m, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 177.5, 177.2, 149.7, 149.6, 127.3, 124.9, 60.3, 32.1, 29.3; IR (cm-1) 3144, 3053, 2854, 1667, 1334, 1098, 798, 665; HRMS (EI) m/z calcd. for C9H8BrNO2 [M+H]+: 241.9817, found: 241.9815.
【0170】
[実施例23]6−Methoxy−1−azaspiro[4.5]deca−6,9−diene−2,8−dione(21)の製造
3−(4−ヒドロキシフェネチル)−1,4,2−ジオキサゾール−5−オンの代わりに、3−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェネチル)−1,4,2−ジオキサゾール−5−オン(0.1mmol)を出発物質として使用したことを除き、前記実施例20と同様に反応させて6−メトキシ−1−アザスピロ[4.5]デカ−6,9−ジエン−2,8−ジオン(21)を製造した。
【0171】
【化90】
White solid(19mg、99%);m.p.179−181℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 6.84 (d, J = 9.9 Hz, 1H), 6.23 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 6.16 (s, 1H), 5.71 (s, 1H), 3.68 (s, 3H), 2.60-2.52 (m, 2H), 2.38-2.24 (m, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 180.0, 177.1, 150.8, 150.0, 127.9, 116.7, 59.1, 55.2, 33.6, 29.7; IR (cm-1) 3144, 3067, 2875, 1664, 1224, 855, 511; HRMS (EI) m/z calcd. for C10H11NO3 [M]+: 193.0739, found: 193.0741.
【0172】
[実施例24]7,9−Dimethyl−1−azaspiro[4.5]deca−6,9−diene−2,8−dione(22)の製造
3−(4−ヒドロキシフェネチル)−1,4,2−ジオキサゾール−5−オンの代わりに、3−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェネチル)−1,4,2−ジオキサゾール−5−オン(0.1mmol)を出発物質として使用したことを除き、前記実施例20と同様に反応させて7,9−ジメチル−1−アザスピロ[4.5]デカ−6,9−ジエン−2,8−ジオン(22)を製造した。
【0173】
【化91】
White solid(18mg、93%);m.p.183−185℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 6.57 (s, 2H), 6.52 (s, 1H), 2.51 (t, J = 7.8 Hz, 2H), 2.18 (t, J = 7.8 Hz, 2H), 1.87 (s, 6H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 186.0, 177.7, 144.6, 135.2, 57.7, 32.6, 29.8, 16.0; IR (cm-1) 3194, 2946, 1634, 1341, 902, 761; HRMS (EI) m/z calcd. for C11H13NO2 [M]+: 191.0946, found: 191.0948.
【0174】
[実施例25]3−(1,3−Dioxoisoindolin−2−yl)−1−azaspiro[4.5]deca−6,9−diene−2,8−dione(23)の製造
3−(4−ヒドロキシフェネチル)−1,4,2−ジオキサゾール−5−オンの代わりに、2−{2−(4−ヒドロキシフェニル)−1−(5−オキソ−1,4,2−ジオキサゾール−3−イル)エチル}イソインドリン−1,3−ジオン(0.1mmol)を出発物質として使用したことを除き、前記実施例20と同様に反応させて3−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)−1−アザスピロ[4.5]デカ−6,9−ジエン−2,8−ジオン(23)を製造した。
【0175】
【化92】
White solid(28mg、91%);m.p.260−262℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.87 (dd, J = 5.0, 2.7 Hz, 2H), 7.77 (dd, J = 5.0, 2.7 Hz, 2H), 7.19-7.06 (m, 1H), 7.06-6.88 (m, 1H), 6.58 (s, 1H), 6.37-6.20 (m, 2H), 5.17 (t, J = 9.9 Hz, 1H), 2.79-2.69 (m, 1H), 2.64-2.49 (m, 1H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 184.2, 171.5, 167.4, 149.3, 148.4, 134.7, 131.8, 129.7, 128.8, 123.9, 54.7, 48.3, 35.8; IR (cm-1) 3353, 1703, 1391, 1117, 860, 714; HRMS (EI) m/z calcd. for C17H12N2O4 [M]+: 308.0797, found: 308.0801.
【0176】
[実施例26]8−Methoxy−1−azaspiro[4.5]deca−7,9−diene−2,6−dione (24)の製造
3−(4−ヒドロキシフェネチル)−1,4,2−ジオキサゾール−5−オンの代わりに、3−(2−ヒドロキシ−4−メトキシフェネチル)−1,4,2−ジオキサゾール−5−オン(0.1mmol)を出発物質として使用したことを除き、前記実施例20と同様に反応させて8−メトキシ−1−アザスピロ[4.5]デカ−7,9−ジエン−2,6−ジオン(24)を製造した。
【0177】
【化93】
White solid(19mg、99%);m.p.127−129℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 6.38 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 6.19-6.07 (m, 2H), 5.41 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 3.79 (s, 3H), 2.75-2.58 (m, 1H), 2.45-2.20 (m, 2H), 2.08-1.95 (m, 1H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 199.7, 179.6, 170.7, 143.5, 123.1, 97.8, 64.3, 56.3, 32.4, 28.5; IR (cm-1) 3210, 1673, 1572, 1412, 1206, 995, 633; HRMS (EI) m/z calcd. for C10H11NO3 [M]+: 193.0739, found: 193.0741.
【0178】
[実施例27]2H−Spiro[naphthalene−1,2´−pyrrolidine]−2,5´−dione(25)の製造
3−(4−ヒドロキシフェネチル)−1,4,2−ジオキサゾール−5−オンの代わりに、3−{2−(2−ヒドロキシナフタレン−1−イル)エチル}−1,4,2−ジオキサゾール−5−オン(0.1mmol)を出発物質として使用したことを除き、前記実施例20と同様に反応させて2H−スピロ[ナフタレン−1,2´−ピロリジン]−2,5´−ジオン(25)を製造した。
【0179】
【化94】
White solid(21mg、99%);m.p.216−218℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.61 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.49-7.43 (m, 2H), 7.40-7.33 (m, 2H), 6.20 (d, J = 9.9 Hz, 1H), 5.95 (s, 1H), 2.59-2.49 (m, 2H), 2.49-2.39 (m, 1H), 2.09-1.98 (m, 1H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 200.4, 179.3, 145.4, 143.4, 131.1, 130.1, 129.7, 128.8, 125.6, 123.5, 68.8, 36.7, 28.3; IR (cm-1) 3167, 3070, 2922, 1672, 1353, 1086, 751; HRMS (EI) m/z calcd. for C13H11NO2 [M]+: 213.0790, found: 213.0792.
【0180】
[実施例28]1−Azaspiro[3.5]nona−5,8−diene−2,7−dione(26)の製造
3−(4−ヒドロキシフェネチル)−1,4,2−ジオキサゾール−5−オンの代わりに、3−(4−ヒドロキシベンジル)−1,4,2−ジオキサゾール−5−オン(0.1mmol)を出発物質として使用したことを除き、前記実施例20と同様に反応させて1−アザスピロ[3.5]ノナ−5,8−ジエン−2,7−ジオン(26)を製造した。
【0181】
【化95】
White solid(9mg、63%);m.p.158−160℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 6.96 (d, J = 9.8 Hz, 2H), 6.58-6.12 (m, 3H), 3.26 (s, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 184.6, 164.9, 148.2, 130.8, 51.0, 50.1; IR (cm-1) 3292, 1748, 1661, 1617, 1396, 1260, 866; HRMS (EI) m/z calcd. for C8H7NO2 [M]+: 149.0477, found: 149.0475.
【0182】
[実施例29]Di−spiroindoline compound A(27)の製造
3−(4−ヒドロキシフェネチル)−1,4,2−ジオキサゾール−5−オンの代わりに、3−{2−(4−メトキシ−1H−インドール−3−イル)エチル}−1,4,2−ジオキサゾール−5−オン(0.1mmol)を出発物質として使用したことを除き、前記実施例20と同様に反応させてDi−spiroindoline compound A(27)を製造した。
【0183】
【化96】
Yellow solid(12mg、56%);m.p.286−288℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 6.67 (t, J = 8.0 Hz, 2H), 6.07 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 5.64 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 5.59 (s, 2H), 3.80 (s, 6H), 2.79-2.67 (m, 2H), 2.53-2.43 (m, 2H), 2.43-2.36 (m, 2H), 2.32-2.22 (m, 2H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 176.2, 156.0, 150.0, 131.4, 115.0, 103.1, 101.4, 72.8, 65.8, 55.3, 34.2, 30.3; IR (cm-1) 3272, 2939, 1676, 1608, 1365, 1252, 1083, 728; HRMS (EI) m/z calcd. for C24H24N4O4 [M]+: 432.1798, found: 432.1801.
【0184】
[実施例30]Di−spiroindoline compound B(28)の製造
3−(4−ヒドロキシフェネチル)−1,4,2−ジオキサゾール−5−オンの代わりに、3, 3−{2−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)エチル}−1,4,2−ジオキサゾール−5−オン(0.1mmol)を出発物質として使用したことを除き、前記実施例20と同様に反応させてDi−spiroindoline compound B(28)を製造した。
【0185】
【化97】
Yellow solid(15mg、77%);m.p.204−206℃; 1H NMR (600 MHz, CDCl3) δ 7.02 (d, J = 7.3 Hz, 2H), 6.94 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 6.55 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 5.84 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 5.57 (s, 2H), 2.88-2.77 (m, 2H), 2.61-2.51 (m, 2H), 2.50-2.41 (m, 2H), 2.36-2.24 (m, 8H); 13C NMR (150 MHz, CDCl3) δ 176.1, 149.0, 130.0, 129.3, 122.1, 116.8, 105.1, 75.6, 65.4, 34.9, 30.2, 30.0; IR (cm-1) 3053, 2927, 1686, 1607, 1343, 1226, 729; HRMS (EI) m/z calcd. for C24H24N4O2 [M]+: 400.1899, found: 400.1899.
【0186】
[比較例3]
実施例3において、触媒Aの代わりに触媒Cを使用したことを除き、同様にして5−メトキシインドリン−2−オンを製造した。
【0187】
その結果、5−メトキシインドリン−2−オンと7−メトキシインドリン−2−オンがそれぞれ5%以下で得られた。
【0188】
[比較例4]
実施例3において、触媒Aの代わりに触媒Dを使用したことを除き、同様にして5−メトキシインドリン−2−オンを製造した。
【0189】
その結果、5−メトキシインドリン−2−オンは全く製造されなかった。
【0190】
本発明の実施例に係るラクタム化合物の製造方法により、特定の溶媒を用いることでラクタム化合物を製造することができたが、本発明の触媒と異なるリガンドを有する触媒である触媒Cおよび触媒Dを使用した比較例3〜4は、ラクタム化合物が製造されなかった。
【0191】
したがって、特定の触媒および特定の出発物質を用いた本発明のラクタム化合物の製造方法は、ラクタム化合物の製造に非常に有用に用いられることができる。
【国際調査報告】