(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】2021510272
(43)【公表日】20210415
(54)【発明の名称】条件付きハンドオーバー手順
(51)【国際特許分類】
   H04W 36/26 20090101AFI20210319BHJP
   H04W 36/08 20090101ALI20210319BHJP
【FI】
   !H04W36/26
   !H04W36/08
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】44
(21)【出願番号】2020538554
(86)(22)【出願日】20190111
(85)【翻訳文提出日】20200710
(86)【国際出願番号】CN2019071282
(87)【国際公開番号】WO2019137453
(87)【国際公開日】20190718
(31)【優先権主張番号】62/616,785
(32)【優先日】20180112
(33)【優先権主張国】US
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JO,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】518446879
【氏名又は名称】鴻穎創新有限公司
【氏名又は名称原語表記】FG INNOVATION COMPANY LIMITED
【住所又は居所】中華人民共和国香港新界屯門海榮路22號屯門中央廣場26樓2623室
【住所又は居所原語表記】Flat 2623,26/F Tuen Mun Central Square,22 Hoi Wing Road,Tuen Mun,New Territories,The Hong Kong Special Administrative Region of the People’s Republic of China
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】チェン,フンチェン
【住所又は居所】台湾 300 シンチュウ,イースト ディストリクト,ティエダオ ロード,セクション 1,レーン 28,ナンバー87,4エフ,5エフ−1,エフエイシーエイ
(72)【発明者】
【氏名】チョウ,チェミン
【住所又は居所】台湾 300 シンチュウ,シンチュウ サイエンス−ベースド インダストリアル パーク,シン−アン ロード,ナンバー5,5エフ−1,5エフ−1,エフエイシーエイ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067DD43
5K067DD57
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE24
5K067JJ39
(57)【要約】
条件付きハンドオーバー(CHO)のための方法が、本実施形態のいくつかにおいて、開示される。本方法は、送信元基地局(例えばgNBまたはeNB)から、ターゲット基地局(例えばターゲットgNBまたはターゲットeNB)に関連付けられたターゲットセルへのCHOのための1つ以上のトリガー条件に各々が関連付けられる1つ以上のCHO命令を受信してよい。本方法は、各々受信した(および有効な)CHO命令に関連するトリガー条件を連続的に評価してよい。本方法が、トリガー条件の少なくとも1つが満たされたと決定するとき、本方法は、CHO命令に関連付けられた1つ以上の候補ターゲットセルに接続するために、トリガー条件に関連付けられたCHO命令を実行してもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)のための条件付きハンドオーバー(CHO)手順の方法であって、
前記UEによって、送信元基地局から1つ以上のCHO命令を受信し、保存する工程であって、前記1つ以上のCHO命令は、それぞれ1つ以上の候補ターゲットセルへの条件付きハンドオーバーのための少なくとも1つのトリガー条件を有する、工程と、
前記UEによって、前記1つ以上のCHO命令のいずれかにおける前記少なくとも1つのトリガー条件が満たされているかどうかを評価する工程と、
前記UEによって、前記評価に基づいて、CHO通知を前記送信元基地局に送信する工程と、を含む方法であって、
前記1つ以上のCHO命令の少なくとも1つは、
退出条件、
ターゲットセルの識別子(ID)、
ライフタイマー、
CHO命令の優先度、
CHO命令のID、
1つ以上の専用ランダムアクセスチャンネル(RACH)構成、または
1つ以上の共通RACH構成
のうち少なくとも1つを含む、方法。
【請求項2】
前記少なくとも1つのトリガー条件を満たすとき、前記1つ以上の候補ターゲットセルに接続するために、前記UEによって、前記少なくとも1つ以上のCHO命令のうち前記少なくとも1つを実行する工程、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つのトリガー条件を満たすとき、前記1つ以上のCHO命令の前記少なくとも1つを実行するかどうかについての、前記送信元基地局からの指令を受信するために、前記UEによって、待機する工程、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記送信元基地局からの前記指令は、
前記UEに対する前記1つ以上のCHO命令の前記少なくとも1つを実行することの確認、
前記UEに対する前記1つ以上のCHO命令の前記少なくとも1つを実行することの拒否、
前記CHO通知に示された前記1つ以上のCHO命令の前記少なくとも1つとは異なる、前記1つ以上のCHO命令の1つのCHO命令を実行することを前記UEに指令するCHO実行命令、または、
ターゲットセルに接続することを前記UEに指令する従来のハンドオーバー命令であって、前記従来のハンドオーバー命令は、トリガー条件なしのハンドオーバー命令であり、前記1つ以上のCHO命令のいずれでもない命令、
を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記送信元基地局からの指令を受信すると、
前記UEは、
前記1つ以上のCHO命令の1つを実行するか、
従来のハンドオーバー命令を実行するか、
CHO実行命令を受信したとき、進行中のCHO命令の実行を停止し、および、前記CHO実行命令により示された対応するCHO命令を実行するか、または
従来のハンドオーバー命令を受信したとき、進行中のCHO命令の実行を停止し、および前記従来のハンドオーバー命令を実行する
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記UEが前記CHO通知を前記送信元基地局に送信するとき、応答タイマーは動作を開始する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記応答タイマーが満了し、および、前記UEが前記送信元基地局からの指令を受信していないとき、前記UEは、前記1つ以上の候補ターゲットセルに接続するために、前記1つ以上のCHO命令のうちの前記少なくとも1つを実行する、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記退出条件が満たされる、
前記CHO手順が成功して実行される、
前記CHO通知に示される前記1つ以上のCHO命令の前記少なくとも1つを実行することの拒否が受信される、
受信された従来のハンドオーバー命令が成功して実行される、または、
前記ライフタイマーが満了になる、
とき、前記1つ以上のCHO命令の前記少なくとも1つは、無効になるかまたはリリースされる、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記1つ以上のCHO命令における前記少なくとも1つのトリガー条件のうちの1つより多い前記トリガー条件が満たされるとき、前記UEは、前記CHO命令の優先度に基づいて、前記1つ以上のCHO命令に優先順位を付け、最も高いCHO命令の優先度を有する前記CHO命令を実行する、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
CHO通知に含まれる前記CHO命令のIDは、
前記UEによって実行されるCHO命令、または
少なくとも1つのトリガー条件が満たされたCHO命令
に対応する、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記UEは、前記1つ以上の候補ターゲットセルに成功して接続しなかったことに応答して、
無線リソース制御(RRC)接続の再確立手順を実行する工程、
別のトリガーされたCHO命令を実行する工程、または、
前記送信元基地局にCHO失敗報告を送信する工程、
の少なくとも1つを実行するように、構成される、請求項2に記載の方法。
【請求項12】
1つ以上の非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体であって、コンピュータ実行可能な命令を有するコンピュータ読み取り可能媒体、および、
前記1つ以上の非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体に結合され、前記コンピュータ実行可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ実行可能な命令を実行して、
送信元基地局から1つ以上のCHO命令を受信し、保存することであって、前記1つ以上のCHO命令は1つ以上の候補ターゲットセルへの条件付きのハンドオーバーのための少なくとも1つのトリガー条件をそれぞれ有すること、
前記1つ以上のCHO命令のいずれかにおける前記少なくとも1つのトリガー条件が満たされているかどうかを評価すること、および
前記評価に基づいて前記送信元基地局へCHO通知を送信すること、を実行するように構成され、
前記1つ以上のCHO命令の少なくとも1つは、
退出条件、
ターゲットセルの識別子(ID)
ライフタイマー
CHO命令の優先度、
CHO命令のID、
1つ以上の専用ランダムアクセスチャンネル(RACH)構成、または、
1つ以上の共通RACH構成、
のうち少なくとも一つを含む、
ユーザ機器(UE)。
【請求項13】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ実行可能な命令を実行して
前記少なくとも1つのトリガー条件が満たされているとき、前記1つ以上のCHO命令の前記少なくとも1つを、前記1つ以上の候補ターゲットセルに接続するために、実行するように、
さらに構成される、請求項12に記載のUE。
【請求項14】
前記少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータ読み取り可能命令を実行して、
前記少なくとも1つのトリガー条件が満たされているとき、前記1つ以上のCHO命令の少なくとも1つを実行するかどうかについて、前記送信元基地局からの指令を受信するために待機する、ように、
さらに構成される、請求項12に記載のUE。
【請求項15】
前記送信元基地局からの前記指令は、
前記UEに対して、前記少なくとも1つの前記1つ以上のCHO命令を実行することの確認、
前記UEに対して、前記少なくとも1つの前記1つ以上のCHO命令を実行することの拒否、
前記CHO通知において示された前記1つ以上のCHO命令の前記少なくとも1つとは異なる前記1つ以上のCHO命令の1つのCHO命令を実行するように前記UEに指令するCHO実行命令、または
ターゲットセルに接続するように前記UEに指令する従来のハンドオーバー命令であって、前記従来のハンドオーバー命令は、トリガー条件なしのハンドオーバー命令であり、前記1つ以上のCHO命令のいずれでもない、ハンドオーバー命令
を含む、請求項14に記載の前記UE。
【請求項16】
前記送信元基地局から指令を受信すると、前記少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータ実行可能な命令を実行して、
前記1つ以上のCHO命令の1つを実行する、
従来のハンドオーバー命令を実行する、
CHO実行命令を受信したとき、進行中のCHO命令の実行を停止し、前記CHO実行命令により示された対応するCHO命令を実行する、または、
従来のハンドオーバー命令を受け取るとき、進行中のCHO命令の実行を停止し、前記従来のハンドオーバー命令を実行する、ように、
さらに構成される、請求項12に記載のUE。
【請求項17】
前記UEが前記CHO通知を前記送信元基地局に送信するとき、応答タイマーが動作を開始する、請求項12に記載のUE。
【請求項18】
前記応答タイマーが満了し、前記UEが前記送信元基地局からの指令を受信していないとき、前記UEは前記1つ以上の候補ターゲットセルに接続するために、前記1つ以上のCHO命令のうちの前記少なくとも1つを実行する、請求項17に記載のUE。
【請求項19】
前記退出条件が満たされる、
前記CHO手順が成功して実行される、
前記CHO通知に示される前記1つ以上CHO命令の前記少なくとも1つを実行することの拒否が受信される、
受信された従来のハンドオーバー命令が成功して実行されるか、または
前記ライフタイマーが満了する、とき
前記1つ以上のCHO命令の前記少なくとも1つが無効またはリリースされる、
請求項12に記載のUE。
【請求項20】
前記UEは、前記1つ以上のCHO命令の前記少なくとも1つのトリガー条件のうちの1つより多い前記トリガー条件が満たされるとき、前記CHO命令の優先度に基づいて前記1つ以上のCHO命令に優先順位を付け、最も高いCHO命令の優先度を有する前記CHO命令を実行する、請求項12に記載のUE。
【請求項21】
CHO通知に含まれる前記CHO命令のIDは、
前記UEによって実行されるCHO命令、または
少なくとも1つのトリガー条件が満たされたCHO命令
に対応する、請求項12に記載のUE。
【請求項22】
前記1つ以上の候補ターゲットセルに成功して接続しなかったことに応答して、前記UEは、
無線リソース制御(RRC)接続の再確立手順を実行する、
別のトリガーされたCHO命令を実行する、または、
前記送信元基地局にCHO失敗報告を送信する、
のうちの少なくとも1つを実行するように構成される
請求項13に記載のUE。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔関連出願の相互参照〕
本出願は、2018年1月12日に出願された「Conditional Handover Procedure」という名称の米国仮特許出願第62/616,785号、代理人整理番号US72116号(以下、「US72116出願」と称する)の利益および優先権を主張する。US72116出願の開示は、参照により本明細書に完全に組み込まれる。
【0002】
〔技術分野〕
本開示は概して、無線通信に関し、より詳細には、条件付きハンドオーバー手順に関する。
【背景技術】
【0003】
進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)といった無線通信ネットワークにおいて、ハンドオーバー障害の主な原因の1つは、ユーザ機器(UE)が送信元基地局(例えば、送信元進化型NodeB(eNB)または送信元次世代NodeB(gNB))またはサービング基地局(例えば、サービングeNBまたはサービングgNB)からハンドオーバー命令メッセージを受信しないことである。従来のハンドオーバー手順は、通常、UEからの測定報告によってトリガーされる。例えば、サービングセルの品質(例えば、信号強度および/またはサービス品質)が予め設定された閾値未満であり、また隣のセルの品質(例えば、信号強度および/またはサービス品質)が予め設定された閾値を超える場合、UEは、受信された測定設定に基づいて、サービングセル下の送信元基地局に測定報告を送ることができる。測定報告を受信すると、送信元基地局はアドミッション制御のために複数のターゲット基地局(例えば、eNBまたはgNB)にハンドオーバー要求メッセージを送信し、ターゲット基地局からハンドオーバー確認応答メッセージを受信することができる。送信元基地局はUEがターゲットセルに接続できるように、ターゲット基地局の一つからUEにハンドオーバー確認メッセージでハンドオーバー命令メッセージを選択して送信してもよい。
【0004】
全体的なハンドオーバー手順の成功は、いくつかの要因に依存する。要因の1つは、サービングセル品質が短時間内に急激に低下しないことであり、これは(例えば、X2/Xn/Xxインターフェースのための)バックホールの遅延、ターゲット基地局の処理時間、およびシグナリング送信時間によって支配され得る。残念なことに、実世界の状況において、サービングセル品質は短い期間内に非常に迅速に低下し、UEは、サービングセル品質が著しく低下する前に、ハンドオーバー命令メッセージを成功して受信するのに十分な時間を有さない可能性がある。結果として、UEは、無線リンク障害を検出し得る。その結果、無線リンク障害の検出に応答して、UEは、無線リソース制御(RRC)接続再確立手順を開始し、これは、次に、かなり長いサービス中断時間をもたらす。より高い周波数帯域における大規模アンテナビームフォーミングを用いる次世代ワイヤレスネットワーク(例えば、第5世代(5G)ニューラジオ(NR)ネットワーク)において、サービングセル品質は、特にUEに狭いビームが提供される場合、さらに速く劣化し得る。ブロッケージは、NR展開において避けられないもう1つの問題である。
【0005】
第3世代パートナーシップ計画(3GPP)は、全体的なハンドオーバー手順の信頼性を改善するために、条件付きハンドオーバー(CHO)の概念を導入した。多くの人は、CHO手順を従来のハンドオーバー手順の補足手順として、ハンドオーバー失敗率の低減を助けるものとみなしている。CHOの導入に伴い、シグナリングオーバーヘッドの増加、未使用のCHO命令による無線リソースの無駄、ネットワーク制御性、および予測不可能なUEの挙動を含む、多くの潜在的課題が存在する。CHO手順の詳細は、依然として、さらなる明確さを必要とする。
【0006】
CHO手順を適用すると、CHOの準備のための初期の測定報告および未使用のCHO命令の無駄のために、シグナリングオーバーヘッドが増加することがある。CHO命令を準備するためには、送信元基地局に通知し、潜在的なターゲットセルを準備するための緩和された閾値を有する測定設定が必要である。同時に、従来のハンドオーバー(HO)手順をトリガーするために、より高い閾値を有する測定設定が依然として与えられてもよい。
【0007】
未使用のCHO命令による無線リソースの無駄は、UEが1つ以上の保存されたCHO命令を保持する時間、および専用ランダムアクセス(RA)リソースや新しいセル無線ネットワーク一時的識別子(C−RNTI)といった、対応するターゲット基地局が予約されたリソースを保持する必要がある時間に依存する。
【0008】
CHO手順の間に、UEへのネットワークによる制御を行なわずに、UEは、ハンドオーバーのためのトリガー条件が満たされるCHO命令を選択してもよい。UEが選択されたCHO命令に基づいてハンドオーバー手順を実行する場合、ネットワークは、UEからハンドオーバー手順の通知を受信しないことがある。結果として、ネットワークは、例えば、選択されたCHO命令に基づいて、UEによって選択されたターゲット基地局への進行中のデータ転送のデータを、適時に転送しない場合がある。その結果、サービング基地局は、少なくとも一時的には1つ以上のUEとの無線通信の制御を失う可能性がある。
【0009】
UEの挙動の予測不可能性の観点から言うと、例えば、複数のCHO命令がそれらのトリガー条件を満たすとき、UEはハンドオーバー手順のために、トリガーされたCHO命令の一つ、そして続いてターゲットセルを任意に選択することができる。しかしながら、送信元基地局は、トリガーされたCHO命令を実行しているUEまたはターゲットセルの選択を知らないかもしれない。その結果、送信元基地局はUEへのダウンリンクデータ送信をいつ停止するか、および/またはターゲット基地局へのデータ転送を開始するかの正確なタイミングを知ることができず、これは事前に知ることさえできない可能性がある。予測不可能なUE挙動の別の態様は、CHO手順が失敗した場合に何が起こるかである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
したがって、当技術分野では、条件付きハンドオーバー手順に関連付けられた上記の問題に対処する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本開示は、条件付きハンドオーバー手順に関する。
【0012】
本出願の第1の態様において、ユーザ機器(UE)のための条件付きハンドオーバー(CHO)手順の方法が開示され、本方法は、送信元基地局からの1つ以上のCHO命令を、各々が1つ以上の候補ターゲットセルへの条件付きハンドオーバーのための少なくとも1つのトリガー条件を有する1つ以上のCHO命令を受信し、保存することと、UEによって、1つ以上のCHO命令のうちのいずれかにおける少なくとも1つのトリガー条件が満たされているかどうかを評価することと、評価に基づいて、UEによって、CHO通知を送信元基地局に送信することと、を含み、1つ以上のCHO命令のうちの少なくとも1つは、退出条件、ターゲットセルの識別子(ID)、ライフタイマー、CHO命令の優先度、CHO命令のID、1つ以上の専用ランダムアクセスチャネル(RACH)構成、または1つ以上の共通RACH構成のうちの少なくとも1つを含む。
【0013】
第1の態様の実装形態において、本方法がさらに、少なくとも1つのトリガー条件が満たされたときに、1つ以上の候補ターゲットセルに接続するために、1つ以上のCHO命令の少なくとも1つをUEによって実行する工程を含む。
【0014】
第1の態様の別の実装形態において、本方法は、少なくとも1つのトリガー条件が満たされたとき、1つ以上のCHO命令の少なくとも1つを実行するか否かについて、送信元基地局からの命令を受信するために、UEによって待機する工程をさらに含む。
【0015】
第1の態様のさらに別の実装形態において、送信元基地局からの命令は、に対する前記1つ以上のCHO命令の前記少なくとも1つを実行することの確認、前記UEに対する前記1つ以上のCHO命令の前記少なくとも1つを実行することの拒否、前記CHO通知に示された前記1つ以上のCHO命令の前記少なくとも1つとは異なる、前記1つ以上のCHO命令の1つのCHO命令を実行することを前記UEに指令するCHO実行命令、または、ターゲットセルに接続することを前記UEに指令する従来のハンドオーバー命令であって、前記従来のハンドオーバー命令は、トリガー条件なしのハンドオーバー命令であり、前記1つ以上のCHO命令のいずれでもない命令、を含む
第1の態様のさらに別の実装形態において、送信元基地局から命令を受信すると、UEは1つ以上のCHO命令のうちの1つを実行し、従来のハンドオーバー命令を実行し、CHO実行命令が受信されると進行中のCHO命令の実行を停止し、CHO実行命令が示す対応するCHO命令を実行し、または従来のハンドオーバー命令が受信されると進行中のCHO命令の実行を停止し、従来のハンドオーバー命令を実行する。
【0016】
第1の態様のさらに別の実装形態において、UEがCHO通知を送信元基地局に送信するとき、応答タイマーは、動作を開始する。
【0017】
第1の態様のさらに別の実装形態において、応答タイマーが満了し、UEが送信元基地局から命令を受信していないとき、UEは、1つ以上の候補ターゲットセルに接続するために、前記1つ以上のCHO命令の少なくとも1つを実行する。
【0018】
第1の態様のさらに別の実装形態において、退出状態が満たされる、CHO手順が成功して実行される、CHO通知に示される1つ以上のCHO命令のうちの少なくとも1つを実行する拒否が受信される、受信された従来のハンドオーバー命令が成功して実行される、またはライフタイマーが満了になるとき、1つ以上のCHO命令のうちの前記少なくとも1つは、無効またはリリースされる。
【0019】
第1の態様のさらに別の実装形態において、1つ以上のCHO命令の少なくとも1つのトリガー条件のうちの1つより多い前記トリガー条件が満たされるとき、UEは、CHO命令の優先度に基づいて、1つ以上のCHO命令に優先順位を付け、最も高いCHO命令の優先度を有するCHO命令を実行する。
【0020】
第1の態様のさらに別の実装形態において、CHO通知に含まれるCHO命令のIDは、UEによって実行されるCHO命令、または少なくとも1つのトリガー条件が満たされるCHO命令に対応する。
【0021】
第1の態様のさらに別の実装形態において、1つ以上の候補ターゲットセルに成功して接続しなかったことに応答して、UEは、無線リソース制御(RRC)の接続の再確立手順を実行すること、別のトリガーされたCHO命令を実行すること、または送信元基地局にCHO失敗報告を送信することのうちの少なくとも1つを実行するように構成される。
【0022】
本出願の第2の態様において、ユーザ機器(UE)は開示され、UEは、1つ以上の非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体であって、コンピュータ実行可能命令を有するコンピュータ読み取り可能媒体と、1つ以上の非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体に結合され、コンピュータ実行可能命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを備え、少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ実行可能な命令を実行して、送信元基地局から1つ以上のCHO命令を受信し、保存することであって、前記1つ以上のCHO命令は1つ以上の候補ターゲットセルへの条件付きハンドオーバーのための少なくとも1つのトリガー条件をそれぞれ有すること、1つ以上のCHO命令のいずれかにおいて、少なくとも1つのトリガー条件が満たされているかどうかを評価すること、および前記評価に基づいて送信元基地局へCHO通知を送信すること、を実行するように構成される。ここで、1つ以上の命令の少なくとも1つは、退出条件、ターゲットセルの識別(ID)、ライフタイマー、CHO命令の優先度、CHO命令のID、1つ以上の専用ランダムアクセスチャンネル(RACH)構成、または1つ以上の共通RACH構成、のうち少なくとも1つを含む。
【0023】
第2の態様の実装形態において、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトリガー条件が満たされたときに、1つ以上のCHO命令の少なくとも1つを実行して、1つ以上の候補ターゲットセルに接続するように、コンピュータ実行可能命令を実行するようにさらに構成される。
【0024】
第2の態様の別の実装形態において、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトリガー条件が満たされたときに、1つ以上のCHO命令の少なくとも1つを実行するか否かに基づいて、送信元基地局から命令を受信するのを待機するために、コンピュータ実行可能命令を実行するようにさらに構成される。
【0025】
第2の態様のさらに別の実装形態において、送信元基地局からの命令は、1つ以上のCHO命令のうちの少なくとも1つを実行するための確認、UEへの拒絶、1つ以上のCHO命令のうちの少なくとも1つを実行するための拒絶、CHO通知に示された1つ以上のCHO命令のうちの少なくとも1つとは異なる1つ以上のCHO命令からCHO命令を実行するようにUEに命令するCHO実行命令、またはターゲットセルに接続するようにUEに命令する従来のハンドオーバー命令のトリガー条件なしのハンドオーバー命令であり、1つ以上のCHO命令ではない。
【0026】
第2の態様のさらに別の実装形態において、送信元基地局から命令を受信すると、少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータ実行可能命令を実行して、1つ以上のCHO命令のうちの1つを実行し、従来のハンドオーバー命令を実行し、CHO実行命令が受信されたときに進行中のCHO命令を停止し、CHO実行命令が示す対応するCHO命令を実行し、または従来のハンドオーバー命令が受信されたときに進行中のCHO命令の実行を停止し、従来のハンドオーバー命令を実行するようにさらに構成される。
【0027】
第2の態様のさらに別の実装形態において、UEがCHO通知を送信元基地局に送信するときに、応答タイマーは、動作を開始する。
【0028】
第2の態様のさらに別の実装形態において、応答タイマーが終了し、UEが送信元基地局から命令を受信していないとき、UEは1つ以上のCHO命令の少なくとも1つを実行して、1つ以上の候補ターゲットセルに接続する。
【図面の簡単な説明】
【0029】
例示的な開示の態様は、添付の図面と共に読まれるときに、以下の詳細な説明から最も良く理解される。様々な特徴は、一定の縮尺で描かれておらず、様々な特徴の寸法は、議論を明確にするために任意に増減されてよい。
【図1】図1は、本出願の例としての実装形態による、CHO手順を示す図である。
【図2】図2は、本出願の例としての実装形態による、CHO手順を実行する方法を示すフローチャートである。
【図3】図3は、本出願の例としての実装形態による、CHO手順を実行する別の方法を示すフローチャートである。
【図4】図4は、本出願の例示的な実装形態に従った、短時間のCHO命令を用いたCHO手順を示す図である。
【図5】図5は、本出願の例示的な実装形態に従った、長時間のCHO命令を用いたCHO手順を示す図である。
【図6】図6は、本出願の例示的な実装形態に従った、CHO命令に対する応答における、特定の測定オブジェクトの測定を中断するCHO手順を示す図である。
【図7】図7は、本出願の例示的な実装形態に従った、CHO命令に対する応答における、ターゲットセルの測定内容を削除するCHO手順を示す図である。
【図8】図8は、本出願の例示的な実装形態に従った、CHO実行命令を有するCHO手順を示す図である。
【図9】図9は、本出願の例示的な実装形態に従った、CHO通知メッセージ、CHO確認メッセージ、および応答タイマーを有するCHO手順を示す図である。
【図10】図10は、本出願の例示的な実装形態に従った、1つのCHO命令を実行するためのCHO通知メッセージ、他のCHO命令を実行するためのCHO確認メッセージ、および応答タイマーを有するCHO手順を示す図である。
【図11】図11は、本出願の例示的な実装形態に従った、1つのCHO指令を実行するためのCHO通知メッセージを有するが、CHO確認メッセージおよび応答タイマーを有さないCHO手順を示す図である。
【図12】図12は、本出願の例示的な実装形態に従った、従来のHO命令、CHO通知、および応答タイマーを伴わない、従来のHO手順に続くCHO手順を示す図である。
【図13】図13は、本出願の例示的な実装形態に従った、1つのCHO命令、CHO拒否メッセージ、および応答タイマーを実行するためのCHO通知メッセージを有するCHO手順を示す図である。
【図14】図14は、本出願の例示的な実装形態に従った、1つのCHO命令を実行するためのCHO通知メッセージを有し、応答タイマーを有さないCHO手順を示す図である。
【図15】図15は、本出願の例示的な実装形態に従った、不成功のCHO通知メッセージ送達を有し、応答タイマーを有さないCHO手順を示す図である。
【図16】図16は、本出願の例示的な実装形態に従った、CHO通知が無し、およびトリガーされたCHO命令の衝突が無しの場合の、従来のHO手順に続くCHO手順を示す図である。
【図17】図17は、本出願の例示的な実装形態に従った、CHO通知が無し、およびトリガーされたCHO命令との衝突がある場合の、従来のHO手順に続くCHO手順を示す図である。
【図18】図18は、本出願の例示的な実装形態に従った、RRC接続の再確立を介したCHO失敗の対応の手順を示す図である。
【図19】図19は、本出願の例示的な実装形態に従った、CHO失敗報告を送信することによるCHO失敗の対応の手順を示す図である。
【図20】図20は、本出願の例示的な実装形態に従った、別のトリガーされたCHO命令を試みることによる、CHO失敗の対応の手順を示す図である。
【図21】図21は、本出願の様々な態様に従った、無線通信のためのノードのブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下の説明は、本開示における例示的な態様に関連する特定の情報を含む。本開示における図面およびそれらの添付の詳細な説明は、単に例示的な態様を対象としている。しかし、本開示は、これらの例示的な態様のみに限定されるものではない。本開示の他の変形および態様は、当業者には想起されるのであろう。特に断らない限り、複数の図中の同様のまたは対応する要素は、同様のまたは対応する参照番号によって示され得る。さらに、本開示における図面および例示は、ほとんどの場合、一定の縮尺ではなく、実際の相対的な寸法に対応することを意図していない。
【0031】
一貫性の目的および理解の容易さのために、同様の特徴は(いくつかの例では、図示されていないが)、例としての図では数字によって識別される。しかし、異なる実装形態における特徴は、他の点で異なっていてもよく、したがって、図面に示されるものに狭く限定されるものではない。
【0032】
「1つの実装形態」、「一実装形態」、「例としての実装形態」、「様々な実装形態」、「いくつかの実装形態」、「本出願のいくつかの実装形態」などへの言及は、そのように記載された本出願の実装形態(単数または複数)が特定の特徴、構造、または特性を含み得ることを示し得るが、本出願のすべての可能な実装形態が特定の特徴、構造、または特性を必ずしも含むわけではない。さらに、語句「1つの実装形態において」、または「一例としての実装形態において」、「一実装形態」の繰り返しの使用は必ずしも、同じ実装形態を指すわけではないが、同じ実装形態を指す場合もある。さらに、「本出願」に接続する「実装形態」のような語句の任意の使用は、本出願のすべての実装形態が特定の特徴、構造、または特性を含んでいなければならないことを特徴とすることを意味せず、また、代わりに、「本出願の少なくともいくつかの実装形態」が、特定の特徴、構造または特性を含むことを意味することを理解されたい。用語「接続した」は介在する構成要素を介して直接的または間接的であるかにかかわらず、接続されることと定義されるが、物理的な接続に必ずしも限定されない。「備える(comprise)」という単語は、使用される場合、「含む(include)、が限定するわけではない、」を意味するが、このように記載された組合せ、群、系列および均等物におけるオープンエンド包括またはメンバーシップを具体的に示す。
【0033】
さらに、説明および非限定の目的のために、機能エンティティ、技法、プロトコル、標準などの具体的な詳細が、説明される技術の理解を実現するために記載される。他の例では、不必要な説明により説明を不明瞭にしないように、周知の方法、技術、システム、アーキテクチャなどの詳細な説明は省略される。
【0034】
本明細書中の用語「および/または」は、関連するオブジェクトを記述するための関連した関係のみであり、3つの関係が存在し得ることを表し、例えば、Aおよび/またはBは以下を表すことができる。Aは単独で存在し、AおよびBは同時に存在し、Bは単独で存在する。さらに、本明細書中で使用される文字「/」は、前者および後者の関連する物体が「または」関係にあることを一般的に表す。
【0035】
さらに、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、および「A、B、C、またはすべてのそれらの組み合わせ」といった組み合わせは、A、B、および/またはCの全ての組み合わせを含み、A、複数のB、または複数のCを含んでもよい。特に、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」および「A、B、C、またはすべてのそれらの組み合わせ」といった組み合わせは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはAおよびBおよびCであってよく、すべてのそのような組み合わせは、A、BまたはCの1つ以上の構成を含んでよい。全ての構造的および機能的に相当する種々の形態の要素は、当業者に既知のまたは後に知られる本開示を通して記述され、参照により本明細書に明示的に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されることが意図される。
【0036】
当業者は、本開示に記載されている任意のネットワーク機能またはアルゴリズムがハードウェア、ソフトウェア、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実装されてもよいことを直ちに理解するだろう。説明される機能は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせであるモジュールに対応することができる。ソフトウェアの実装は、例えばメモリまたは他の種類の記憶装置といったコンピュータ読み取り可能媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令を備えてもよい。例えば、通信処理能力を有する1つ以上のマイクロプロセッサまたは汎用コンピュータは、対応する実行可能命令でプログラム化され、記載されているネットワーク機能またはアルゴリズムを実行してもよい。上記マイクロプロセッサまたは汎用コンピュータは特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラム可能な論理アレイ、および/または1つ以上のデジタルシグナルプロセッサ(DSPs)を用いて、形成されてよい。本明細書に記載する例としての実装形態のいくつかは、コンピュータハードウェア上にインストールされ、実行するソフトウェアに向けられているが、それにもかかわらず、ファームウェアとして、またはハードウェアまたはハードウェアとソフトウェアの組合せとして実装される代替の例としての実装形態は、本開示の範囲内である。
【0037】
コンピュータ読み取り可能媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラム可能な読み取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラム可能な読み取り専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュメモリ、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD ROM)、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置、またはコンピュータ読み取り可能命令を記憶することができる任意の他の同等の媒体が挙げられるが、これらに限定されない。
【0038】
無線通信ネットワークアーキテクチャ(例えば、ロングタームエボリューション(LTE)システム、LTE−Advanced(LTE−A)システム、またはLTE−Advanced Proシステム)は、典型的にネットワークに向かう接続を提供する少なくとも1つの基地局、少なくとも1つのUE、および1つ以上の任意選択のネットワーク要素を含む。UEは、基地局によって確立された無線アクセスネットワーク(RAN)によって、ネットワーク(例えば、CN、進化型パケットコア(EPC)ネットワーク、進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)、次世代コア(NGC)、またはインターネット)と通信する。
【0039】
なお、本出願において、UEは、移動局、携帯端末または携帯機器、ユーザ通信無線端末が挙げられるが、これらに限定されないことに留意されたい。例えば、UEは、携帯無線装置であってもよく、携帯無線装置は、無線通信能力を有する携帯電話、タブレット、ウェアラブルデバイス、センサ、または個人用デジタル補助装置(PDA)が挙げられるが、これらに限定されない。UEは、無線アクセスネットワークにおける1つ以上のセルと、エアーインターフェース上で、信号を送受信するよう構成されている。
【0040】
基地局は、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)におけるようなノードB(NB)、LTE−Aにおけるような進化型ノードB(eNB)、UMTSにおけるような無線ネットワークコントローラ(RNC)、グローバルシステムのためのモバイルコミュニケーション(GSM(登録商標))/GSM(登録商標) EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN)におけるような基地局コントローラ(BSC)、5GCに関連するE−UTRA基地局におけるようなng−eNB、5Gアクセスネットワーク(5G−AN)におけるような次世代ノードB(gNB)、およびセル内の無線通信を制御し、無線リソースを管理することができる任意の他の装置を含むことができるが、これらに限定されない。基地局は、ネットワークへの無線インターフェースを介して1つ以上のUEにサービスを提供するように接続し得る。
【0041】
基地局は、以下のラジオアクセス技術(RAT)である、マイクロ波アクセス(WiMAX)、GSM(登録商標)(しばしば2Gと呼ばれる)、GERAN、一般パケット無線サービス(GRPS)、基本ワイドバンドコードデビジョンマルチプルアクセス(W−CDMA)、高速パケットアクセス(HSPA)、LTE、LTE−A、eLTE、NR(しばしば5Gと呼ばれる)、およびLTE−Aプロのうちの少なくとも1つに従って通信サービスを提供するように構成され得る。しかし、本出願の範囲は、上述のプロトコルに限定すべきではない。
【0042】
基地局は、無線アクセスネットワークを形成する複数のセルを使用して、特定の地理的エリアに無線範囲を提供するように動作可能である。基地局は、セルの動作をサポートする。各セルは、その無線範囲内の少なくとも1つのUEにサービスを提供するように動作可能である。より具体的には、各セル(しばしば、サービングセルと呼ばれる)は、その無線範囲内の1つ以上のUEを提供するサービスを提供する(例えば、各セルは、ダウンリンクをスケジュールし、オプションで、ダウンリンクおよびオプションでアップリンクパケット送信のために、その無線範囲内の少なくとも1つのUEにリソースをアップリンクする)。基地局は、複数のセルによって無線通信システム内の1つ以上のUEと通信することができる。セルは、近接サービス(ProSe)をサポートするために、サイドリンク(SL)リソースを割り当ててもよい。各セルは、他のセルと重複する範囲領域を有する可能性がある。MR−DCの件において、MCGまたはSCGのプライマリセルをSpCellと呼ぶことがある。PCellは、MCGのSpCellを示してもよい。PSCellは、SCGのSpCellを示してもよい。MCGは、SpCellおよび任意の1つ以上の二次セル(SCell)を備え、MNに関連付けられた群のサービングセルを意味する。SCGは、SpCellおよび任意に1つ以上のSCellを備え、SNに関連付けられた群のサービングセルを意味する。
【0043】
上述したように、NRのためのフレーム構造は、高信頼性、高データ速度および低遅延要件を満たしつつ、強化されたモバイルブロードバンド(eMBB)、大規模マシンタイプ通信(mMTC)、超信頼性通信および低遅延の通信(URLLC)などの種々の次世代(例えば、5G)通信要件に適応するための柔軟な構成をサポートすることである。3GPPにおいて合意された直交周波数分割多重化(OFDM)技術は、NR波形のための基準として機能し得る。適応可能なサブキャリアの間隔、チャンネル帯域幅、およびサイクリックプレフィックス(CP)といったスケーラブルなOFDMネメロロジも使用することができる。さらに、NRには(1)低密度パリティ検査(LDPC)符号および(2)ポーラ符号の2つの符号化方式が考えられる。符号化スキーム適応は、チャンネル条件および/またはサービスアプリケーションに基づいて構成され得る。
【0044】
さらに、単一のNRフレームの送信時間の間隔TXにおいて、ダウンリンク(DL)送信データ、ガード期間、およびアップリンク(UL)送信データが、少なくとも含まれるべきであり、DL送信データ、ガード期間、およびUL送信データのそれぞれの部分も、また、例えば、NRのネットワークダイナミクスに基づいて設定可能であるべきであることも考慮される。さらに、ProSeサービスをサポートするために、サイドリンクリソースをNRフレーム内に提供することもできる。
【0045】
図1は、本出願の実装形態による、CHO手順を示す図である。図の100は、UE102、送信元基地局(例えばgNB)104、ターゲット基地局(例えばgNB)106、ターゲット基地局(例えばgNB)108を含む。なお、図1および続く図における送信元基地局およびターゲット基地局は次世代NodeBs(gNBs)として説明されているが、送信元基地局およびターゲット基地局は、本実施形態のいくつかにおいて、他のタイプの基地局の任意の組み合わせであってもよい。例えば、送信元および/またはターゲットの基地局のいずれかは、本実施形態のいくつかにおいて、進化したノードB(eNB)であり得る。すなわち、本実施形態のいくつかにおいて、送信元基地局104は、eNBであってもよく、一方、ターゲット基地局106はgNB(またはeNB)であってもよく、ターゲット基地局108はeNB(またはgNB)であってもよい。逆に、送信元基地局104は、gNBであってもよく、一方、ターゲット基地局106は、eNB(またはgNB)であってもよく、ターゲット基地局108はgNB(またはeNB)であってもよい。
【0046】
図の100に示されるように、アクション110において、送信元基地局104は、UE102に測定構成を提供することができ、ここで、測定構成は、ハンドオーバーのための潜在的なターゲットセルを決定するための早期の測定報告をトリガーするために、緩和された閾値を含むことができる。例えば、緩和された閾値は、測定報告をトリガーし得る測定イベントについての隣のセルについてのより低い閾値、および/またはサービングセルについてのより高い閾値であり得る。
【0047】
アクション112において、UE102は、測定イベント基準が満たされたとき(例えば、隣のセルに対して設定されたより低い閾値によってイベントがトリガーされたとき)、測定報告を送信元基地局104に送信することができる。アクション114において、UE102は、例えば、サービングセルまたはプライマリセルに対して設定されたより高い閾値によって、別のイベントがトリガーされた場合(例えば、サービングセル品質が、予め設定された閾値よりも低下した場合、またはプライマリセルの品質が予め設定された閾値よりも低下した場合)等、別の測定イベント基準が満たされた場合、別の測定レポートを送信元基地局104に送ることができる。
【0048】
アクション116において、UE102から測定報告を受信した後、送信元基地局104は、アクション116において、CHO決定を行うことができる。その後、送信元基地局104は、対応するハンドオーバー要求メッセージを、潜在的なターゲット基地局の各々に送信することができる。図の100において、送信元基地局104は、アクション118では、ハンドオーバー要求メッセージ#1をターゲット基地局106に送信することができる。送信元基地局104はまた、アクション120において、ハンドオーバー要求メッセージ#2をターゲット基地局108に送信することができる。
【0049】
アクション122および124において、それぞれ、ターゲット基地局106および108は、アドミッション制御手順を実行してよい。その後、アクション126において、ターゲット基地局106は、ターゲット基地局106が送信元基地局104からのハンドオーバー要求を受け付けると、ハンドオーバー承認応答メッセージ#1を送信元基地局104に送信することができる。同様に、アクション128において、ターゲット基地局108は、ターゲット基地局108が送信元基地局104からのハンドオーバー要求を受け付けると、ハンドオーバー承認応答メッセージ#2を送信元基地局104に送信することができる。その後、送信元基地局104は、アクション130において、CHO命令#1(またはCHO構成)を、ハンドオーバー承認応答メッセージ#1の応答としてUE102へ送信してもよく、アクション132において、CHO命令#2(またはCHO構成)を、ハンドオーバー承認応答メッセージ#2の応答として、送信してもよい。CHO命令の各々は、CHO手順のための少なくとも1つのトリガー条件を含んでよい。
【0050】
CHO命令メッセージを受信した後、アクション134において、UE102は、それの現在のRRC構成動作を継続しながら、CHO命令メッセージに対するトリガー条件が満たされているかどうかを決定するために、トリガー条件の評価を開始することができる。UE102は、トリガー条件が満たされると決定した場合、UE102は、対応するCHO命令を適用して、ターゲットセル(例えば、ターゲット基地局106または108)に接続することができる。
【0051】
本実施形態のいくつかの態様において、アドミッション制御の後、ターゲット基地局はコンテナ内のCHO命令(またはCHO構成)を用いるハンドオーバー承認応答を送信元基地局に送信することができる。次いで、送信元基地局および/またはターゲット基地局は、CHO命令をUEに送信することができる。CHO命令は、トリガー条件、退出条件、ターゲットセルのID、ターゲットセルのキャリア周波数(例えば、NR−絶対無線周波数チャンネル番号(ARFCN))、CHOのライフタイム、ハンドオーバー優先度(すなわち、HO優先度、またはCHO命令の優先度)、CHO命令のID、専用ランダムアクセスチャンネル(RACH)構成、および共通RACH構成のうちの少なくとも1つを含み得る(例えば、コンテンションフリーランダムアクセスのためのリソースを任意に提供するためである)。なお、本実施形態のいくつかの態様において、CHO命令における情報が送信元基地局によって提供されてもよいが、本実施形態の他の態様において、CHO命令における情報がターゲット基地局によって提供されてもよい。本実施形態のさらにいくつかの実装形態において、CHO命令のいくつかの情報(例えば、トリガー条件、CHO命令のID、ハンドオーバーの優先度など)は、送信元基地局によって提供されてもよく、一方、CHO命令の他の情報(例えば、ターゲットセルのID、ターゲットセルのキャリア周波数(例えば、ターゲットセルのNR−絶対無線周波数チャンネル番号(ARFCN)など)、CHOのライフタイム、CHOの専用ランダムアクセスチャネル(RACH)構成、共通RACH構成など)はターゲット基地局によって提供されてもよい。
【0052】
本出願の一実装形態によれば、トリガー条件を使用して、対応するCHO命令を実行することができるかどうかを決定することができる。UEは、有効のままである各CHO命令のトリガー条件を連続的に評価することができる。トリガー条件が満たされる場合(例えば、ターゲットセル信号品質が、時間TTT(time−to−trigger)内に所定の閾値を超える場合)、UEは(例えば、事前定義された構成に基づいて、NW構成に基づいて、など)、以下の選択肢のうちの1つから選択することができる。
(1)UEは、送信元基地局への通知なしに、対応するCHO命令を直接実行することができる。
(2)UEは、対応するCHO命令を直接実行し、送信元基地局にトリガーされたCHO命令について通知することができ、その結果、送信元基地局は、UEへのダウンリンクデータ送信を停止し(例えば、CHO命令がメイクビフォーブレイク機能を構成しない場合)、トリガーされたCHO命令に応答してターゲット基地局へのデータ転送を開始することができる。この選択肢は、ネットワーク制御性を強化することができる。本実施形態のいくつかにおいて、UEは、CHO命令の実行を開始し、選択されたターゲット基地局に対して同期およびランダムアクセス(RA)手順を実行した後、ターゲット基地局(および送信元基地局)に表示メッセージを送信することができる。この表示メッセージを受信した後、送信元基地局は、シーケンス番号(SN)状態転送およびデータ転送(例えば、ターゲット基地局へ)を実行することができる。
(3)UEは、最初に、トリガーされたCHO命令について送信元基地局に通知し、トリガーされたCHO命令を実行する前に、設定された、または事前に定義された応答タイマーが終了するのを待つことができる。応答タイマーが動作している間、送信元基地局は、トリガーされたCHO命令の実行を許可するか、UEに異なるハンドオーバー命令を送信するか、またはトリガーされたCHO命令の実行を拒否することができる。しかしながら、応答タイマーが終了しており、送信元基地局からの応答がまだ無い場合、UEは応答が受信され得ないように、サービングセル品質が急速に低下したと見なすことができる。この場合、UEはトリガーされたCHO命令を実行できる。応答タイマーは、送信元基地局、ターゲット基地局によって構成されてもよく、または事前に定義されてもよいことに留意されたい。また、各CHO命令は、対応する応答タイマーに関連付けられてもよい。
【0053】
図2は、本出願の例としての実施形態による、CHO手順を実行するプロセス/方法200を示すフローチャートである。本実施形態のいくつかにおいて、プロセス200は、UEによって実行され得る(例えば、UEの1つ以上のプロセッサによって実行され得る)。本実施形態のいくつかにおいて、プロセス200は、アクション210において、1つ以上のCHO命令を受信し、保存することによって開始することができる。CHO命令は、例えば、送信元基地局(例えば、gNBまたはeNB)から受信することができ、UE(例えば、UEの1つ以上のローカルメモリ)に保存することができる。CHO命令の各々は、ターゲットセル(例えば、ターゲットgNBまたはターゲットeNBに関連付けられた)への条件付きハンドオーバーのための1つ以上のトリガー条件を含んでよい。
【0054】
アクション220において、プロセス200は、保存された各CHO命令に関連付けられたトリガー条件の評価を開始してよい。すなわち、本実施形態のいくつかにおいて、プロセス200は、CHO命令の各々に関連付けられたトリガー条件のいずれかが合う(または満たされる)か、どうかを連続的に決定し得る。例えば、ターゲットセルのためのトリガー条件はある(または事前に定義された)時間内に、ある(または事前に定義された)閾値を超えるターゲットセルの信号品質であってよい。したがって、プロセス200は、ターゲットセルの信号品質が事前に定義された時間内に、事前に定義された閾値を超えたかどうかを連続的に決定してもよい。
【0055】
プロセス200がトリガー条件のうちの少なくとも1つが満たされたと決定するとき、プロセス200は、アクション230において、CHO命令に関連付けられた1つ以上の(候補)ターゲットセルに接続するために、トリガー条件に関連付けられたCHO命令を実行してよい。本実施形態のいくつかにおいて、プロセス200は、CHO通知を送信元基地局に送信し、送信元基地局からのCHO命令を実行する指令を待機することができ(図3を参照して後述するように)、他の実施形態において、プロセス200は、CHO命令の実行後に、送信元基地局にCHO通知を送信することができる。
【0056】
図3は、本出願の他の例としての実施形態による、CHO手順を実行するプロセス/方法300を示すフローチャートである。本実施形態のいくつかにおいて、プロセス300は、UEによって実行され得る(例えば、UEの1つ以上のプロセッサによって実行され得る)。プロセス300は、本実施形態のいくつかにおいて、(図2を参照して)最初の2つのアクション210および220が実行された後に開始され得る。すなわち、プロセス300は、送信元基地局から、ターゲットセルへの条件付きハンドオーバーのための1つ以上のトリガー条件を含むことができる1つ以上のCHO命令を最初に(アクション310の前に)受信することができる。
【0057】
CHO命令に関連付けられた少なくとも1つのトリガー条件が合う(または満たされる)と決定した後、プロセス300は、アクション310において、CHO命令に関連付けられたトリガー条件が満たされたことを送信元基地局に知らせる通知を送信元基地局に送信することができる。本実施形態のいくつかにおいて、通知を送信元基地局に送信すると、プロセス300は、CHO命令に関連付けられた応答タイマーを開始することができる。本実施形態のいくつかの態様において、各CHO命令は、(例えば他の応答タイマーと同じ値、または他の応答タイマーと異なる値を有する)別個の応答タイマーに関連付けられてもよい。本実施形態のいくつかにおいて、応答タイマーの値は、送信元基地局および/またはターゲット基地局から受信され得る(例えば、値はCHO命令に含まれ得る)。次いで、プロセス300は、アクション320において、CHO命令に関連付けられた応答タイマーが終了したかどうかを決定することができる。上述のように、応答タイマーは、NW構成に基づいて、および/または事前に定義された状態に基づいて、事前に定義されていてもよい。応答タイマーは、本実施形態のいくつかにおいて、送信元基地局またはターゲット基地局によって設定することができる。さらに、CHO命令ごとに、本実施形態のいくつかにおいて、異なる応答タイマーを設定(または定義)することができる。
【0058】
上述したように、本実施形態のいくつかにおいて、応答タイマーが動作している間に、送信元基地局は、トリガーされたCHO命令の実行を許可するか、UEに異なるハンドオーバー命令を送信するか、またはトリガーされたCHO命令の実行を拒否することができる。
【0059】
引き続き、図3を参照すると、プロセス300が、アクション320において、応答タイマーが終了した(および送信元基地局からの応答がまだない)と決定した場合、プロセス300は、アクション340において、CHO命令に関連する1つ以上の(候補)ターゲットセルに接続するために、満たされるトリガー条件に関連付けられたCHO命令を実行し得る。なぜなら、例えば、プロセスは、送信元基地局に関連付けられたサービングセル品質が応答を受信することができないほど急激に低下した可能性があることを決定することができるからである。次いで、プロセスは終了してよい。
【0060】
プロセス300がアクション320において、応答タイマーがまだ終了していないと決定するとき、プロセスは、アクション330において、CHO命令の実行のための許可が送信元基地局から受信されるかどうかを決定することができる。プロセス300は、許可が受信されたと決定するとき、プロセスは、アクション340において、満たされたトリガー条件に関連付けられたCHO指令を実行することができる。さもなければ、プロセス300は、許可が受信されなかった(および応答タイマーがまだアクティブであり、実行中である)と決定したとき、プロセスは、アクション350において、送信元基地局から任意の他のタイプの命令が受信されたかどうかを決定し得る。
【0061】
プロセスは、他のタイプの指令が受信されていないと決定したとき、プロセス300は、応答タイマーの終了を決定するために、アクション320にループバックしてよい。一方、プロセスがアクション350において、送信元基地局から指令を受信したと決定したとき、プロセスは、アクション360において、本実施形態のいくつかでは、受信された指令を実行する。本実施形態のいくつかにおいて、指令は、UEへの1つ以上のCHO命令のうちの少なくとも1つを実行することを拒否する命令、1つ以上のCHO命令からCHO命令を実行するようにUEに指示する実行命令(例えば、CHO通知に示される1つ以上のCHO命令とは異なるCHO命令)、ターゲットセルに接続するようにUEに指示する従来のハンドオーバー命令などを含むことができるが、これらに限定されない。例えば、上述したように、UEから通知を受信した後、応答タイマーが有効に動作している間、送信元基地局は、異なるハンドオーバー命令をUEに送信することができる。したがって、プロセス300は、アクション360において、送信元基地局から受信される異なるハンドオーバー命令を実行することができる。次いで、プロセスは終了してよい。
【0062】
本出願の一実装形態によれば、退出条件を使用して、CHO命令およびCHO命令に関連付けられた無線リソースが無効であるか、リリースされ得るかどうかを決定してもよい。退出条件が存在する場合、UEは、各CHO命令に関連付けられた退出条件を連続的に評価してもよい。退出条件が満たされるとき(例えば、ターゲットセル信号品質が、時間TTT内に所定の閾値未満となる)、UEは、対応するCHO命令が無効であると見なし、CHO命令に関連付けられた無線リソースを開放してもよい。一旦、CHO命令が無効になると、UEは次のオプション(たとえば、事前に定義された構成、NW構成などに基づいて)のいずれかを選択できる。
(1)一旦、UEによってCHO命令がリリースされると、UEは、リリースされたCHO命令について送信元基地局に通知することができる。通知に応答して、送信元基地局は関連するターゲット基地局に、UEのための予約されたリソース(例えば、専用RAリソース(または専用PRACHの場合)、UEがターゲットセルに接続するときに必要とされる新しいC−RNTIなど)をリリースするように通知することができる。
(2)一旦、UEによってCHO指令がリリースされると、UEは、送信元基地局に無効なCHO指令を通知しなくてもよい。UEは、測定構成がCHOの有効性とは無関係であり、対応する基地局の品質、または対応する隣のセルの品質を測定し続けることが要求され得ることに留意されたい。
【0063】
本出願の一実施形態によれば、ターゲットセルのIDを使用して、どのセルがハンドオーバーのためのターゲットセルであるかを示してもよい。
【0064】
本出願の一実施形態によれば、キャリア周波数(例えば、NR−ARFCN)は、ターゲットセル内でUEによって使用されるべきキャリア周波数を示すために使用され得る。アップリンク帯域幅およびダウンリンク帯域幅、必要なシステム情報(SI)などといった他の関連情報も、CHO命令に含めることができる。
【0065】
本出願の一実装形態によれば、ライフタイマーは、対応するCHO命令が有効のままである時間を示すために、CHO命令に含まれ得る。CHO命令のライフタイマーが存在する場合、UEは、ライフタイマーが終了するまで、CHO命令が有効であると見なすことができる。ライフタイマーは、UEが対応するCHO命令を受信したときに開始することができる。一実装形態において、ライフタイマーおよび退出条件は、共存してもよい。例えば、本実装形態のいくつかにおいて、CHO命令の退出条件が満たされているが、CHO命令のライフタイマーがまだ動作中である場合、CHO命令は無効であると見なされ、リリースされ得る。各CHO命令は、特定のライフタイマーに関連付けられてもよく、ライフタイマーは、独立して動作してもよいことに留意されたい。ライフタイマーが存在しないか、または無限に設定されている場合、ハンドオーバー手順が実行されるまで、CHO命令は常に有効であろう(例えば、CHO命令は、HO手順の後にリリースされ得る)。
【0066】
本出願の一実装形態によれば、ハンドオーバー優先度は、CHO命令の優先度を示すために使用され得る。例えば、複数のCHO命令がそれらのトリガー条件を満たすとき、本実施形態のいくつかにおいて、最も高いCHO命令の優先度(本開示において簡潔にするために「HO優先度」とも呼ばれる)を有するCHO命令は最初に実行されてもよい。本実施形態のいくつかの態様において、同じHO優先度を有するトリガーされたCHO命令が1つより多く存在する場合、(例えば、RSRPレベルにおいて)最高のターゲットセル信号品質を有するCHO命令は、第1の優先度を有し得る(すなわち、最初に実行され得る)。あるいは、同じHO優先度を有する1つより多いトリガーされたCHO命令が存在する場合、本実施形態のいくつかにおいて、UEは、実行するCHO命令の1つを選択してもよい。本実施形態の一態様において、CHO命令のHO優先度が存在しないとき、CHO命令のHO優先度はデフォルト優先度に設定することができ、またはHO優先度を1つ以上の事前に定義された規則に基づいて設定してもよい。
【0067】
本出願の一実装形態によれば、CHO命令のIDは、受信されたCHO命令の識別として使用され得る。UEは、送信元基地局から複数のCHO命令(複数の候補ターゲット基地局のための)を受信することができる。CHO命令のトリガー/実行に関して、UEと送信元基地局との間の通知を簡素化するために、UEは、関連するシグナリングのためにCHO命令のIDを使用してもよい。
【0068】
本出願の一実装形態によれば、コンテンションフリーランダムアクセスのための専用RAリソース(または専用PRACHの場合)を示すために、専用RACH構成を使用することができる。UEがターゲットセルにアクセスするために専用RAリソース(または専用PRACHの場合)を使用しない場合、UEは、共通RACH構成によって示される共通RAリソース(または共通PRACHの場合)を使用してフォールバックすることができる。
【0069】
本出願の一実装形態によれば、共通RACH構成は、コンテンションベースのランダムアクセスのための共通RACHリソース(または共通PRACHの場合)を示すために使用され得る。
【0070】
図4および図5における以下の実装形態は、短時間のCHO要求および長時間のCHO要求を伴う例示的なCHO手順を示す。本実施形態のいくつかにおいて、UEの挙動に基づいて、送信元基地局が短時間または長時間のCHO命令(またはCHO構成)のいずれかを要求するために、CHO命令要求をターゲット基地局に送信してもよい。ターゲット基地局は、次いで、CHO命令に含まれるべきパラメータおよび/または構成を選択することができる。
【0071】
図4を参照すると、図4は、本出願の例示的な実装形態に従った、短時間のCHO命令を伴うCHO手順を示す図である。図の400は、UE402、送信元基地局(例えば、gNB)404、ターゲット基地局(例えば、gNB)406、ターゲット基地局(例えば、gNB)408を含む。
【0072】
図の400に示すように、アクション410において、送信元基地局404は、UE402に測定構成を提供することができる。測定構成は、ハンドオーバーのための潜在的なターゲットセルを決定するための早期測定報告をトリガーするための緩和された閾値を含むことができる。測定構成のいくつかは、CHO条件の初期測定報告のための緩和された閾値に関連付けられるが、一方で、他の構成は、従来のHO条件についての通常の閾値に関連付けられる。例えば、緩和された閾値は、測定報告をトリガーし得る測定イベントについての隣のセルについてのより低い閾値、および/またはサービングセルについてのより高い閾値であり得る。
【0073】
送信元基地局404は、アクション412および414において、HOのためのいくつかの潜在的ターゲットセルを示す、いくつかの早期測定報告を受信し得る。アクション412において、UE402は、測定イベント基準が満たされたとき(例えば、隣のセルに対して設定された、より低い閾値によってイベントがトリガーされたとき)、測定レポートを送信元基地局404に送ることができる。アクション414において、UE402は、別の測定イベントの基準が合うとき、別の測定報告を送信元基地局404に送信することができる。例えば、別のイベントがサービングセルのために設定された、より高い閾値によってトリガーされるときなどである(例えば、サービングセル品質が、事前に構成された閾値よりも低いとき)。
【0074】
UE移動度の状態、UEターゲティングサービス、通信量の負荷条件、送信元基地局の範囲および他の統計情報といった様々な要因を考慮することによって、アクション416において、CHO決定を行った後、送信元基地局404は、CHO命令要求(またはCHO要求)を対応するターゲット基地局に送信することができる。各CHO要求に対して、送信元基地局は、要求されたCHO命令が長時間命令であるか短時間命令であるかも示すことができる。
【0075】
図4に示すように、アクション418および420において、送信元基地局404は、短時間CHO要求#1および短時間CHO要求#2を、それぞれターゲット基地局406および408に送信することができる。例えば、UE402がURLLCサービスにおいて高速に移動し、ターゲッティングしている場合、送信元基地局404は、短時間CHO要求をターゲット基地局406および408の各々に送ることができる。
【0076】
応答において、アクション422におけるアドミッション制御後、ターゲット基地局406は、専用のRACH構成、ターゲットセルのID、およびライフタイマーといったUEがターゲットセルに接続するために必要な情報とともに、短時間CHO命令(または短時間CHO構成)を含むハンドオーバー承認#1を、送信元基地局404に送信する。本開示の実施形態のいくつかにおいて、ライフタイマーの値は、送信元基地局404から受信されたCHO命令要求#1に基づいて、ターゲット基地局406によって決定される。ターゲット基地局406は、参照のための送信元基地局404の短時間の提案を受け入れ、ライフタイマーを短時間ライフタイマーとして設定することができる。ハンドオーバー承認#1をターゲット基地局406から受信した後、アクション430において、送信元基地局404は、CHOコマンド#1をUE402へ送信してよい。
【0077】
同様に、アクション424において、アドミッション制御の後、ターゲット基地局408は、専用RACH構成、ターゲットセルのID、およびライフタイマーといった必要な情報を有する短時間CHO命令(または短時間CHO構成)を含むハンドオーバー承認#2を送信元基地局404に送信することができる。本実施形態のいくつかにおいて、ライフタイマーの値が送信元基地局404から受信されたCHO命令要求#2に基づいて、ターゲット基地局408によって決定される。ターゲット基地局408は、参照のための送信元基地局404の短時間の提案を採用し、ライフタイマーを短時間ライフタイマーとして設定することができる。ターゲット基地局408からハンドオーバー承認#2を受信した後、アクション432において、送信元基地局404はCHO命令#2をUE402に送信する。
【0078】
UEがCHO命令#1および#2を受信した後、アクション434において、UE402は、対応するCHO命令がまだ有効である間、トリガー条件および退出条件(存在する場合)の評価を開始できる。CHO命令トリガー条件が満たされ、ライフタイマー(構成されている場合)がまだ動作している間に、UE402は、ハンドオーバーのためにCHO命令を実行することができる。対応するトリガー条件を満たす複数のCHO命令が存在する場合、UE402は、アクション436に示すように、最も高いHO優先度を有するCHO命令を実行してもよい。例えば、UE402は、CHO命令#1および#2の両方が対応するトリガー条件を満たし、かつCHO命令#1のHO優先度がCHO命令#2のHO優先度よりも高い場合、アクション438に示すように、CHO命令#1を実行してターゲット基地局406のターゲットセル#1に接続する。ターゲットセル#1へのランダムアクセスに成功した後、UE402は、アクション440において、CHO完了のメッセージをターゲット基地局406に送信することができる。一実装形態において、CHO命令が実行され、HOが成功した後、UE402に記憶された他のCHO命令(例えばCHO命令#2)は、リリースされてもよい。
【0079】
一実装形態において、CHO命令の退出条件が満たされた場合、またはCHO命令のライフタイマーが終了した場合、対応するCHO命令が無効になり、したがってリリースされてよい。
【0080】
図5を参照すると、図5は、本出願の例示的な実装形態に従った、長時間CHO命令を用いるCHO手順を示す図である。図の500はUE502、送信元基地局(例えば、gNB)504、ターゲット基地局(例えばgNB)506、ターゲット基地局(例えばgNB)508を含む。図の500に示すように、アクション510、512、514、516、および534は、図4のアクション410、412、414、416、および434とそれぞれ実質的に類似し得る。
【0081】
図5に示すように、アクション518および520において、送信元基地局504は、長時間CHO要求#1および長時間CHO要求#2を、それぞれターゲット基地局506および508に送信する。例えば、UE502はゆっくり移動している可能性があるが、統計情報はサービングセル品質がUE502の軌跡に基づいて不安定であることを示す。従って、送信元基地局504は、図5に示すように、各ターゲット基地局に長時間CHO命令の要求を送ることができる。
【0082】
これに応答して、アクション522におけるアドミッション制御の後、ターゲット基地局506は、送信元基地局504に、共通RACH構成、ターゲットセルのID、および長時間ライフタイマーといった必要な情報を長時間CHO命令(または長時間CHO構成)として含むハンドオーバー承認応答#1を送信してよい。本実施形態のいくつかにおいて、ライフタイマーの値は、送信元基地局504から受信されたCHO命令要求#1に基づいて、ターゲット基地局506によって決定される。ターゲット基地局506は、参照のための送信元基地局504の長時間の提案を受け入れ、ライフタイマーを長時間タイマーとして構成することができる。ターゲット基地局506からハンドオーバー承認#1を受信した後、送信元基地局504は、CHO命令#1をUE502へ、アクション530において、送信してもよい。
【0083】
同様に、アクション524におけるアドミッション制御の後、ターゲット基地局508は、送信元基地局504に、共通RACH構成、ターゲットセルのID、およびライフタイマーを有する長時間CHO命令(または長時間CHO構成)を含むハンドオーバー承認応答#2を送ることができる。本実施形態のいくつかにおいて、ライフタイマーの値は送信元基地局504から受信されたCHO命令要求#2に基づいて、ターゲット基地局508によって決定される。ターゲット基地局508は、参照のための送信元基地局504の長時間の提案を受け入れ、ライフタイマーを長期ライフタイマーとして構成することができる。ターゲット基地局508からハンドオーバー承認#2を受信した後、送信元基地局504はCHO命令#2をUE502へ、アクション532において送信してもよい。
【0084】
シグナリングオーバーヘッドを削減するために、本出願の図4および7において以下の実装形態により、測定報告の数および測定報告における測定内容を削減することができる。
【0085】
図6を参照すると、図6は、本出願の例示的な実装形態に従って、CHO命令に応答して特定の測定対象の測定を中断するCHO手順を示す図である。図の600は、UE602、送信元基地局(例えばgNB)604、ターゲット基地局(例えばgNB)606、ターゲット基地局(例えばgNB)608を含む。
【0086】
図の600に示されるように、アクション610、612、614、616、618、620、622、624、626、628、および636は、図1のアクション110、112、114、116、118、120、122、124、126、128、および134とそれぞれ実質的に類似し得る。
【0087】
本実装形態において、UE602は、測定構成に基づいて、受信され、記憶されたCHO命令のターゲットセルのキャリア周波数に関連付けられた測定対象の測定および報告を中断することができる。その結果、UE602は、CHO命令のターゲットセルのキャリア周波数に関連付けられた測定対象のトリガー条件を測定するだけでよい。本実施形態のいくつかにおいて、UE602による有効なCHO命令のターゲットセルのキャリア周波数に関する測定オブジェクトに関連付けられた測定構成を一時停止することは、送信元基地局604の構成または一連の事前に定義された規則に依存し得ることに留意されたい。CHO命令がUE602によってリリースされた場合、UE602は、測定構成に基づいて、リリースされたCHO命令のターゲットセルのキャリア周波数に関連付けられた測定対象の測定および報告を再開することができる。
【0088】
図6に示すように、アクション630において、UE602は、ターゲット基地局606からのハンドオーバー承認#1に基づいて、送信元基地局604からCHO命令#1を受信することができる。アクション632において、UE602は、ターゲット基地局608からのハンドオーバー承認#2に基づいて、送信元基地局604からCHO命令#2を受信することができる。アクション634において、UE602は測定オブジェクトNR−ARFCN#1(例えば、ターゲット基地局606を有するキャリア周波数ターゲットセル#1)および測定オブジェクトNR−ARFCN#2(例えば、ターゲット基地局608を有するキャリア周波数ターゲットセル#2)に関連する測定構成を一時停止することができる。しかしながら、本実施形態のいくつかにおいて、CHO命令#1および#2のトリガー条件のための測定が依然として実行されてもよい。
【0089】
図7を参照すると、図7は、本出願の例示的な実装形態に従って、CHO命令に応答してターゲットセルの測定内容を省略するCHO手順を示す図である。図の700は、UE702、送信元基地局(例えばgNB)704、ターゲット基地局(例えばgNB)706、ターゲット基地局(例えばgNB)708を含む。
【0090】
図の700に示されるように、アクション710、712、714、716、718、720、722、724、726、728および736は、図1のアクション110、112、114、116、118、120、122、124、126、128および134とそれぞれ実質的に類似し得る。
【0091】
本実装形態において、CHO命令を受信したとき、UE702は自律的に、または送信元基地局704の構成に基づいて、CHO命令に関連付けられたターゲットセルに関連する測定内容を省略して、対応する測定レポートの測定内容を減らすことができる。測定内容は、イベントによりトリガーされた測定報告および/または定期的な測定報告を含むことができる。CHO命令がUE702によってリリースされる場合、UE702は、リリースされたCHO命令のターゲットセルに関連付けられた測定内容を、対応する測定レポートに追加して戻すことができる。
【0092】
図7に示すように、アクション730において、UE702は、ターゲット基地局706からのハンドオーバー承認応答#1に基づいて、送信元基地局704から、ターゲットセル#1に関連付けられたCHO命令#1を受信する。アクション732において、UE702は、ターゲット基地局708からのハンドオーバー承認応答#2に基づいて、送信元基地局704から、ターゲットセル#2に関連付けられたCHO命令#2を受信する。アクション734において、UE702は、対応する測定報告におけるターゲットセル#1および#2に関する測定内容を省略することができる。
【0093】
ネットワーク制御性を増加させるために、本出願の図8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、および18における、以下の実装形態は、CHOに関するUEの決定を知る、または確認するためのネットワークのためのメカニズムを提供し得る。これらのメカニズムは、UE用に構成することも、UE用に事前に定義することもできる。
【0094】
図8を参照すると、図8は、本出願の例示的な実装形態に従った、CHO実行命令を有するCHO手順を示す図である。図の800はUE802、送信元基地局(例えばgNB)804、ターゲット基地局(例えばgNB)806、ターゲット基地局(例えばgNB)808を含む。
【0095】
図の800に示すように、アクション810、812、814、816、818、820、822、824、826、828、830、832および834は、それぞれ、図4のアクション410、412、414、416、418、420、422、424、426、428、430、432および434と実質的に同様であり得る。
【0096】
本実装形態において、送信元基地局804は、HO決定を行うように構成され、送信元基地局804から受信したCHO命令の1つを実行するようにUE802に命令するために、CHO実行命令をUE802に送信する。送信元基地局804は、ターゲット基地局806および808の負荷情報を含む、システム全体の状態に関する情報を有するため、送信元基地局804は、UE802に代わって決定を行い、HO手順の全体を制御するためのより良い位置にあり得、同時に、ハンドオーバー命令の失敗の可能性を低減するために、X2/Xnインターフェースを介してターゲット基地局とネゴシエートするための時間を節約することができる。
【0097】
図8に示すように、UE802は、CHO命令#1および#2をそれぞれアクション830および832において受信する。アクション834において、UE802は、対応するCHO命令が依然として有効である間、各CHO命令のトリガー条件および退出条件(存在する場合)を評価してもよい。CHO命令のトリガー条件が満たされ、ライフタイマー(構成されている場合)がまだ動作中であるとき、UEは、ハンドオーバーのためにCHO命令を実行することができる。しかしながら、UE802がCHO命令(例えばCHO命令#1および#2)を保存しているにもかかわらず、送信元基地局804は、特定の保存されたCHO命令を実行するようにUE802に指令するために、UE802へのCHO実行命令を送信してもよい。本実施形態のいくつかにおいて、UE802がCHO命令(例えばCHO命令#1および#2)を保存しているにもかかわらず、送信元基地局804は、受信した従来のハンドオーバー命令を実行するようにUE802に命令するために、依然として従来のハンドオーバー命令メッセージをUE802に送信することができる。送信元基地局804は、最新の測定報告836(例えば、CHO命令がUE802に記憶されている場合、送信元基地局804の測定構成に基づいて送信元基地局804に報告することもできる他のイベントによりトリガーされる測定報告および/または定期測定報告)に基づいて、CHO実行命令を送信することを決定することができる。図8に示すように、アクション840において、UE802は、送信元基地局804がアクション838においてHO決定を行った後、CHO命令#1を実行するためのCHO実行命令を受信してもよい。アクション842において、UE802は、ランダムアクセス手順を開始して、ターゲットセル#1に接続することができる。アクション844において、UE802は、CHO完了メッセージをターゲット基地局806に送信することができる。あるいは、UE802は、CHO完了メッセージを送信元基地局804に送信してもよい。一旦、HOが成功すると、UE802に記憶された他のCHO命令は、リリースされてもよい。別の実施形態において、CHO命令がトリガー条件なしで構成することができ、UEは、送信元基地局804からのCHO実行命令を待機するだけでよく、CHO命令のトリガー条件の評価は必要ない。
【0098】
図9を参照すると、図9は、本出願の例示的な実装形態に従った、CHO通知メッセージ、CHO確認メッセージ、および応答タイマーを有するCHO手順を示す図である。図の900は、UE902、送信元基地局(例えばgNB)904、ターゲット基地局(例えばgNB)906、ターゲット基地局(例えばgNB)908を含む。
【0099】
図の900に示すように、アクション910、912、914、916、918、920、922、924、926、928、930、932、および934は、それぞれ、図8のアクション810、812、814、816、818、820、822、824、826、828、830、832、および834と実質的に同様であり得る。
【0100】
アクション936において、CHO命令#1および#2の両方がトリガー条件を満たし、CHO命令#1は、CHO命令#2より高いHO優先度を持つ。本開示の実装形態において、ターゲットセル#1に接続するためにCHO命令#1を直ちに実行する代わりに、アクション938において、UE902は、トリガーされたCHO命令#1の情報を送信元基地局904に知らせるCHO通知メッセージを送信してもよい。CHO通知メッセージは、CHO命令のIDまたはCHO命令#1に対応する構成を含んでもよい。各CHO命令のCHO命令のIDは、送信元基地局904によって割り当てられ、対応するCHO命令による再構成の一部としてUE902に送信され得る。
【0101】
UE902がCHO通知メッセージを送信元基地局904に送信するとき、応答タイマーは開始する。応答タイマーの値は、送信元基地局904によって、またはトリガーされたCHO命令に関連付けられたターゲット基地局(例えばターゲット基地局906)によって構成されてもよく、あるいは事前に定義されてもよい。応答タイマーがまだ動作中である間、送信元基地局904は、トリガーされたCHO命令の実行を許可するかどうかを決定することができる。
【0102】
送信元基地局904が、トリガーされたCHO命令は許容可能であるとみなす場合、アクション940において、送信元基地局904は応答タイマーがまだ実行されている間に、CHO確認メッセージをUE902に送信して戻すことができる。UE902がCHO確認メッセージを受信した後、UE902は、アクション942において、トリガーされたCHO命令を実行して、CHO命令#1に関連付けられたターゲットセル#1に接続することができ、応答タイマーは停止する。CHO確認メッセージをUE902に送信した後、送信元基地局904は、アクション944において、UE902へのダウンリンクデータ送信を停止し得る。アクション946において、UE902は、CHO完了メッセージをターゲット基地局906に送信することができる。または、UE902がCHO完了メッセージを送信元基地局904に送信することができる。CHO確認メッセージをUE902に送信した後、またはUE902からCHO完了メッセージを受信した後、送信元基地局904は、アクション948において、ターゲット基地局906へのデータ転送を開始してもよい。一旦、HOが成功すると、UE902に記憶された他のCHO命令はリリースされてもよい。
【0103】
別の実装形態において、送信元基地局904がトリガーされたCHO命令が許容可能でないと見なす場合、送信元基地局904は、新しいハンドオーバー命令を送信するか、またはトリガーされたCHO命令の実行を拒絶することができる。別の実装形態において、応答タイマーが終了し、送信元基地局904からの応答が受信されない場合、UE902は、サービングセルの品質が送信元基地局904から応答を受信することができないほどに急速に低下したと判定することができる。このような場合、UE902は、トリガーされたCHO命令を実行することができる。
【0104】
図10を参照すると、図10は、本出願の実装形態に従って、1つのCHO命令を実行するためのCHO通知メッセージ、別のCHO命令を実行するためのCHO確認メッセージ、および応答タイマーを有するCHO手順を示す図である。図の1000は、UE1002、送信元基地局(例えばgNB)1004、ターゲット基地局(例えばgNB)1006、ターゲット基地局(例えばgNB)1008を含む。
【0105】
図の1000に示されるように、アクション1010、1012、1014、1016、1018、1020、1022、1024、1026、1028、1030、1032、1034、および1036は、図9におけるアクション910、912、914、916、918、920、922、924、926、928、930、932、934、および936と実質的に同様であり得る。
【0106】
本実装形態における、アクション1038において、UE1002は、トリガーされたCHO命令#1の情報を送信元基地局1004に知らせるCHO通知メッセージを送信することができる。CHO通知メッセージは、CHO命令のIDまたはCHO命令#1に対応する構成を含む。各CHO命令のCHO命令IDは、送信元基地局1004によって割り当てられ、対応するCHO命令による再構成の一部としてUE1002に送信され得る。
【0107】
UE1002がCHO通知メッセージを送信元基地局1004に送信するとき、応答タイマーは開始してよい。応答タイマーの値は、送信元基地局1004によって、またはトリガーされたCHO命令に関連付けられたターゲット基地局(例えば、ターゲット基地局1006)によって構成されてもよく、あるいは事前に定義されてもよい。応答タイマーがまだ動作中である間、送信元基地局1004は、トリガーされたCHO命令の実行を許可するかどうかを決定することができる。
【0108】
図9のアクション940とは対照的に、図10のアクション1040において、送信元基地局1004は、応答タイマーがまだ動作中にCHO確認メッセージをUE1002に送り返してもよく、ここで、CHO確認メッセージはUE1002に、CHO命令#2などの別の保存されたCHO命令を使用するように指令する。UE1002がCHO確認メッセージを受信した後、UE1002は、アクション1042において、トリガーされたCHO命令を実行して、CHO命令#2に関連付けられたターゲットセル#2に接続することができ、応答タイマーは停止することができる。CHO確認メッセージをUE1002に送信した後、送信元基地局1004は、アクション1044において、UE1002へのダウンリンクデータ送信を停止し得る。アクション1040において、UE1002は、CHO完了メッセージをターゲット基地局1008に送信することができる。あるいは、UE1002がCHO完了メッセージを送信元基地局1004に送信することができる。CHO確認メッセージをUE1002に送信した後、またはUE1002からCHO完了メッセージを受信した後、送信元基地局1004は、アクション1048でターゲット基地局1008へのデータ転送を開始してもよい。一旦、HOが成功すると、UE1002に記憶された他のCHO命令はリリースされてもよい。
【0109】
図11を参照すると、図11は本出願の例示的な実装形態に従った、1つのCHO命令を実行するが、CHO確認メッセージおよび応答タイマーを用いないCHO通知メッセージを有するCHO手順を示す図である。図の1100は、UE1102、送信元基地局(例えばgNB)1104、ターゲット基地局(例えばgNB)1106、ターゲット基地局(例えばgNB)1108を含む。
【0110】
図の1100に示されるように、アクション1110、1112、1114、1116、1118、1120、1122、1124、1126、1128、1130、1132、1134、および1136は、それぞれ図9のアクション910、912、914、916、918、920、922、924、926、928、930、932、934、および936と実質的に同様であり得る。
【0111】
本実装形態における、アクション1138において、UE1102は、トリガーされたCHO命令#1の情報を送信元基地局1104に知らせるCHO通知メッセージを送信することができる。CHO通知メッセージは、CHO命令のIDまたはCHO命令#1の対応する構成を含む。各CHO命令のCHO命令のIDは、送信元基地局1104によって割り当てられ、対応するCHO命令による再設定の一部としてUE1102に送信され得る。
【0112】
UE1102がCHO通知メッセージを送信元基地局1104に送信するとき、応答タイマーは、例えば、ネットワーク命令または指令を待機するために開始してもよい。応答タイマーの値は、送信元基地局1104によって、トリガーされたCHO命令に関連付けられたターゲット基地局(例えばターゲット基地局1106)によって構成されてもよく、または事前に定義されてもよい。
【0113】
本実装形態において、UE1102は、応答タイマーが終了する前に、送信元基地局1104からCHO確認メッセージ、他の命令または指令を受信しないことがある。したがって、UE902は、サービングセル品質が悪化して、送信元基地局904へのCHO通知メッセージ(ARQおよびHARQによって保護される)の送信が失敗したか、またはUE902へのCHO確認メッセージの送信が失敗したかのいずれかであると仮定することができる。応答タイマーが終了すると、UE1102は、トリガーされたCHO命令(例えばCHO命令#1)を実行し、アクション1140において、CHO命令#1に関連付けられたターゲットセル#1に接続することができる。
【0114】
UE1102からCHO完了メッセージを受信した後、アクション1142において、ターゲット基地局1106はHOが成功したと決定し、アクション1144において、CHO表示メッセージを送信元基地局1104に送信することができる。CHO表示メッセージを受信すると、送信元基地局1104は、アクション1146において、UE1102へのダウンリンクデータ送信を停止し、アクション1148において、ターゲット基地局1106へのデータ転送を開始することができる。送信元基地局1104は、また、他のターゲット候補基地局(例えば、ターゲット基地局1108)の他のCHO命令の情報をリリースすることができ、例えば、UEに提供される対応するCHO命令の対応するライフタイマーが終了してない間に、他のターゲット候補基地局に通知を送信することができる。
【0115】
図12を参照すると、図12は、本出願の例示的な実装形態による、従来のHO手順、従来のHO命令、CHO通知、および応答タイマーが後続するCHO手順を示す図である。図の1200はUE1202、送信元基地局(例えばgNB)1204、ターゲット基地局(例えばgNB)1206、ターゲット基地局(例えばgNB)1208を含む。
【0116】
図の1200に示すように、アクション1210、1212、1214、1216、1218、1220、1222、1224、1226、1228、1230、1232、1234、および1236は、それぞれ、図9のアクション910、912、914、916、918、920、922、924、926、928、930、932、934、および936と実質的に同様であり得る。
【0117】
本実装形態における、アクション1238において、UE1202は、トリガーされたCHO命令#1の情報を送信元基地局1204に知らせるCHO通知メッセージを送信することができる。CHO通知メッセージは、CHO命令のIDまたはCHO命令#1の対応する構成が含まれてもよい。各CHO命令のCHO命令IDは、送信元基地局1204によって割り当てられ、対応するCHO命令による再構成の一部としてUE1202に送信され得る。
【0118】
UE1202がCHO通知メッセージを送信元基地局1204に送信するとき、応答タイマーが例えば、ネットワーク命令または指令を待機するために開始してもよい。応答タイマーの値は、送信元基地局1204によって、トリガーされたCHO命令に関連付けられたターゲット基地局(例えばターゲット基地局1206)によって、または事前に定義されることによって構成されてよい。応答タイマーがまだ動作している間、送信元基地局1204は、アクション1240において、従来のハンドオーバー命令メッセージをUE1202に送信することができる。
【0119】
従来のハンドオーバー命令メッセージを送信元基地局1204から受信した後、CHO命令#1の実行を待機することは中断され、代わりに、UE1202は、送信元基地局1204から受信された従来のハンドオーバー命令を実行することができる。アクション1244に示されるように、UE1202は、従来のハンドオーバー命令に基づいて、ターゲットセルに接続することができる。
【0120】
アクション1246において、UE1202は、(すなわち、従来のハンドオーバー命令のための)HO完了メッセージをターゲット基地局1206に送ることができる。あるいは、UE1202は、CHO完了メッセージを送信元基地局1204に送信することができる。従来型ハンドオーバー命令をUE1202に送信した後、送信元基地局1204は、アクション1248において、ターゲット基地局1206へのデータ転送を開始することができる。
【0121】
図12に示す本実装形態における、アクション1240において、従来のハンドオーバー手順のために、送信元基地局1204によって選択されたターゲット基地局は、トリガーされたCHO命令に基づいて、たまたま選択されたターゲット基地局と同じであるターゲット基地局1206であることに留意されたい。別の実装形態において、従来のハンドオーバー手順のために選択されたターゲット基地局は、トリガーされたCHO命令に基づいて、選択されたターゲット基地局とは異なってもよい。
【0122】
図13を参照すると、図13は、本出願の例示的な実装形態に従った、1つのCHO命令、CHO拒否メッセージ、および応答タイマーを実行するためのCHO通知メッセージを有するCHO手順を示す図である。図の1300は、UE1302、送信元基地局(例えばgNB)1304、ターゲット基地局(例えばgNB)1306、ターゲット基地局(例えばgNB)1308を含む。
【0123】
図の1300に示されるように、アクション1310、1312、1314、1316、1318、1320、1322、1324、1326、1328、1330、1332、1334、および1336は、図9におけるアクション910、912、914、916、918、920、922、924、926、928、930、932、934、および936と実質的に同様であり得る。
【0124】
本実装形態における、アクション1338において、UE1302は、トリガーされたCHO命令(例えば、CHO命令#1)の情報を送信元基地局1304に知らせるためのCHO通知メッセージを送信することができる。CHO通知メッセージは、CHO命令のIDまたはCHO命令#1の対応する構成を含む。各CHO命令のCHO命令のIDは、送信元基地局1304によって割り当てられ、対応するCHO命令による再構成の一部としてUE1302に送信され得る。
【0125】
UE1302がCHO通知メッセージを送信元基地局1304に送信するとき、応答タイマーは開始してよい。応答タイマーの値は、送信元基地局1304またはターゲット基地局1306/1308によって構成されてもよく、または事前に定義されてもよい。応答タイマーがまだ動作中である間、送信元基地局1304は、トリガーされたCHO命令の実行を許可するかどうかを決定することができる。送信元基地局1304は、応答タイマーがまだ実行されている間に、アクション1340において、CHO拒否メッセージをUE1302に送信することによって、トリガーされたCHO命令の実行を拒否することを決定することができる。
【0126】
UE1302がCHO通知メッセージに応答してCHO拒絶メッセージを受信するとき、アクション1342において、CHO通知メッセージに関連するトリガーされたCHO命令はリリースされる。別のトリガーされたCHO命令がある場合、UE1302は、他のトリガーされたCHO命令に応答して、新しいCHO通知メッセージを送信元基地局1304に送信することができる。この場合、応答タイマーは終了するまで動作し続けるか、または他のトリガーされたCHO命令が送信されたときに再開する可能性がある。
【0127】
別の実装形態において、UE1302がCHO拒否命令を受信した場合、ネットワークはCHO手順全体を禁止/防止したいため、UE1302は、保存されたすべてのCHO命令をリリースしてよい。
【0128】
別の実装形態において、UE1302がCHO拒否命令を受信した場合、UE1302は、CHO拒否命令の中で表示されてもよい期間、保存されたすべてのCHO命令を中断してもよい。
【0129】
図14を参照すると、図14は、本出願の例示的な実装形態に従った、1つのCHO命令を実行するためのCHO通知メッセージを有し、応答タイマーを有さないCHO手順を示す図である。図の1400は、UE1402、送信元基地局(例えばgNB)1404、ターゲット基地局(例えばgNB)1406、ターゲット基地局(例えばgNB)1408を含む。
【0130】
図の1400に示されるように、アクション1410、1412、1414、1416、1418、1420、1422、1424、1426、1428、1430、1432、1434、および1436は、それぞれ、図9のアクション910、912、914、916、918、920、922、924、926、928、930、932、934、および936と実質的に同様であり得る。
【0131】
アクション1438において、UE1402は、トリガーされたCHO命令#1の情報を送信元基地局1404に知らせるCHO通知メッセージを送信することができる。CHO通知メッセージは、CHO命令のIDまたはCHO命令#1の対応する構成を含んでもよい。各CHO命令のCHO命令のIDは、送信元基地局1404によって割り当てられ、対応するCHO命令による再構成の一部としてUE1402に送信され得る。
【0132】
UE1402は、CHO通知メッセージを送信元基地局1404に送信した後、UE1402は、ネットワークまたは送信元基地局1404からの命令または指令を待機せずに、トリガーされたCHO命令#1を実行することができる。本実施形態のいくつかにおいて、UE1402は、トリガーされたCHO命令#1を最初に実行し、次いで、CHO通知メッセージを送信元基地局1404に送信することができる。一方、送信元基地局1404がUE1402からCHO通知命令を受信するとき、送信元基地局1404は、CHO命令#1に対応するターゲット基地局1406とのHOを準備してもよい。
【0133】
本実装形態において、CHO通知メッセージが送られるとき、応答タイマーがなくてもよい。アクション1440において、UE1402は、CHO通知メッセージを送信した後に、トリガーされたCHO命令#1を実行して、ターゲットセル#1内のターゲット基地局1406に接続することができる。その後、アクション1444において、UE1402は、CHO完了メッセージをターゲット基地局1406に送信することができる。
【0134】
送信元基地局1404がトリガーされたCHO命令の情報を含むCHO通知メッセージ(例えば、CHO命令のIDまたは対応する構成)を成功して受信すると、送信元基地局1404は、アクション1442において、UE1402へのダウンリンクデータ送信を停止し得る(CHO命令がメイクビフォーブレイク機能を構成しない場合)。また、アクション1446において、送信元基地局1404は、ターゲット基地局1406へのデータ転送を開始し得る。HO手順が成功すると、UE1402に保存された他のCHO命令はリリースされてもよい。
【0135】
図15を参照すると、図15は本出願の例示的な実装形態に従った、不成功のCHO通知メッセージ送達を有し、応答タイマーを有さないCHO手順を示す図である。図の1500は、UE1502、送信元基地局(例えばgNB)1504、ターゲット基地局(例えばgNB)1506、ターゲット基地局(例えばgNB)1508を含む。
【0136】
図の1500に示すように、アクション1510、1512、1514、1516、1518、1520、1522、1524、1526、1528、1530、1532、1534、および1536は、図14のアクション1410、1412、1414、1416、1418、1420、1422、1424、1426、1428、1430、1432、1434、および1436と実質的に同様であり得る。
【0137】
アクション1538において、UE1502は、トリガーされたCHO命令#1の情報を送信元基地局1504に通知するために、CHO通知メッセージを送信することができる。CHO通知メッセージは、CHO命令のIDまたはCHO命令#1の対応する構成が含んでよい。各CHO命令のCHO命令IDは、送信元基地局1504によって割り当てられ、対応するCHO命令による再構成の一部としてUE1502に送信され得る。
【0138】
しかしながら、CHO通知メッセージは、送信元基地局1504によって受信されない可能性がある。その結果、CHO命令#1がトリガーされたことを知らない送信元基地局1504は、CHO命令#1に対応するターゲット基地局1506との間でHOの準備を行わない可能性がある。
【0139】
UE1502がCHO通知メッセージを送信元基地局1504に送信した後、UE1502は、ネットワークまたは送信元基地局1504からの命令または指令を待たずに、トリガーされたCHO命令#1を実行するかもしれない。
【0140】
本実装形態において、CHO通知メッセージが送られるとき、応答タイマーがないかもしれない。アクション1540において、UE1502は、CHO通知メッセージを送信した後、トリガーされたCHO命令#1を実行して、ターゲットセル#1内のターゲット基地局1506に接続することができる。その後、アクション1542において、UE1502は、CHO完了メッセージをターゲット基地局1506に送信することができる。上述したように、本実施形態のいくつかにおいて、UE1502がまず、トリガーされたCHO命令#1(例えば、ターゲット基地局1506のターゲットセル#1に接続する)を実行し、次に、CHO通知メッセージ(例えば、送信元基地局1504に送信する)を送信することができる。
【0141】
UE1502からCHO完了メッセージを受信した後、ターゲット基地局1506は、HOが成功したと決定することができる。その後、アクション1544において、ターゲット基地局1506は、CHO表示メッセージを送信元基地局1504に送信することができる。CHO表示メッセージを受信すると、送信元基地局1504は、アクション1546において、UE1502へのダウンリンクデータ送信を停止し、アクション1548において、ターゲット基地局1506へのデータ転送を開始することができる。一旦、HO手順が成功すると、UE1502に保存された他のCHO命令はリリースされてもよい。
【0142】
図16を参照すると、図16は本出願の例示的な実装形態に従った、CHO通知がなく、トリガーされたCHO命令との衝突がない、従来のHO手順が後続するCHO手順を示す図である。図の1600は、UE1602、送信元基地局(例えばgNB)1604、ターゲット基地局(例えばgNB)1606、ターゲット基地局(例えばgNB)1608を含む。
【0143】
図の1600に示されるように、アクション1610、1612、1614、1616、1618、1620、1622、1624、1626、1628、1630、1632、および1634は、図9におけるアクション910、912、914、916、918、920、922、924、926、928、930、932、および934とそれぞれ実質的に同様であり得る。
【0144】
本実装形態において、UE1602は、CHO命令を保存するが、送信元基地局1604は、HOのために従来のハンドオーバー命令メッセージをUE1602に依然として送信することができる。アクション1636に示されるように、UE1602は、送信元基地局1604に測定報告を送ることができる。アクション1638において、送信元基地局1604は、ターゲット基地局1606とHO手順を開始するHO決定を行うことができる。その後、アクション1640、1642、1644、および1646において、従来のHO手順が実行される。
【0145】
本実装形態において、UE1602は、アクション1644において、従来のハンドオーバー命令メッセージを受信する前に、トリガーされたCHO命令が存在しない場合がある。したがって、UE1602は、アクション1646において、従来のハンドオーバー命令メッセージで示されるターゲットセルに接続するために、従来のハンドオーバー命令メッセージを実行し得る。HO手順が成功すると、UE1602は、アクション1648において、HO完了メッセージをターゲット基地局1606に送信することができる。その後、アクション1650において、UE1602内の全ての保存されたCHO命令は、図16に示されるようにリリースされ得る。
【0146】
図17を参照すると、図17は、本出願の例示的な実装形態に従って、CHO通知なし、およびトリガーされたCHO命令の衝突を伴う、従来のHO手順が後続するCHO手順を示す図である。図の1700は、UE1702、送信元基地局(例えばgNB)1704、ターゲット基地局(例えばgNB)1706、ターゲット基地局(例えばgNB)1708を含む。
【0147】
図の1700に示されるように、アクション1710、1712、1714、1716、1718、1720、1722、1724、1726、1728、1730、1732、および1734は、図9におけるアクション910、912、914、916、918、920、922、924、926、928、930、932、および934とそれぞれ実質的に類似し得る。
【0148】
本実装形態において、UE1702は、CHO命令を保存するが、送信元基地局1704は、HOのために従来のハンドオーバー命令メッセージをUE1702に依然として送信することができる。アクション1736に示されるように、送信元基地局1704は、ターゲット基地局1706とHO手順を開始するHO決定を行うことができる。その後、アクション1740および1742において、送信元基地局1704はそれぞれ、ターゲット基地局1706にハンドオーバー要求を送信し、ハンドオーバー承認を受信することができる。
【0149】
本出願における、アクション1738において、UE1702は、CHO命令#1と#2の両方がトリガー条件を満たすと決定し、CHO命令は、より高いHO優先度を有する。本実装形態において、UE1702は、CHO通知を送信元基地局1704に送信せず、代わりに、CHO命令#1に関連付けられたターゲット基地局1706への接続を開始することができる。
【0150】
UE1702は、アクション1744を実行するが、UE1702は、アクション1746において、送信元基地局1704から従来のハンドオーバー命令を受信することができる。すなわち、UE1702は例えば、アクション1744におけるランダムアクセス手順のための専用または共通RACHリソースを使用して、トリガーされたCHO命令を実行している間、UE1702は、アクション1746において、送信元基地局1704から従来のハンドオーバー命令メッセージを受信することもできる。従来のハンドオーバー命令メッセージは、最新の無線構成を用いる最新の測定報告に基づいているので、本実装形態において、UE1702は、進行中のトリガーされたCHO命令を中断することができ、代わりに、受信された従来のハンドオーバー命令を実行することができる。
【0151】
一実装形態において、トリガーされたCHO命令がメイクビフォーブレイク機能を構成する場合、UE1702は、CHO命令#1に応答してターゲットセル#1内のターゲット基地局1706に接続するための全体的なHO手順を完了しないので、CHO命令#1の実行は中断され得、受信された従来のハンドオーバー命令は代わりに実行され得る。すなわち、UE1702は、受信された従来のハンドオーバー命令の実行を開始し得る。HO手順が成功した後、1752に示すように、UE1702内の全ての保存されたCHO命令はリリースされ得る。
【0152】
別の実装形態において、CHO命令がメイクビフォーブレイク機能を構成しない場合、UE1702は、送信元基地局1704への接続を切断し得、ターゲット基地局1706へのランダムアクセス手順を実行し得るので、UE1702は、従来のハンドオーバー命令メッセージを受信し得ない可能性がある。このような場合、UE1702は、従来のハンドオーバー命令の効果なしに、トリガーされたCHO命令を実行することができる。
【0153】
なお、図17に示す本実装形態における、アクション1736において、従来のHO決定によって決定されたターゲット基地局は、ターゲット基地局1706であり、トリガーされたCHO命令に基づいて、たまたま選択されたターゲット基地局と同じである。別の実装形態において、従来のHO決定によって選択されたターゲット基地局は、トリガーされたCHO命令に基づいて、選択されたターゲット基地局とは異なってもよい。
【0154】
図18、19、および20における以下の実装形態は、未定義/予測不可能なUE挙動を防止および/または回避するための例示的なCHO失敗対応手順を示す。一実装形態において、CHO失敗に応答して、UEは、直接、RRC接続の再確立の手続きを行う可能性がある。別の実装形態において、CHO失敗に応答して、UEは、(他のCHO命令のトリガー条件を満たす場合)別のトリガーされたCHO命令を選択しようとするかもしれない。別の実装形態において、CHO失敗に応答して、UEは、CHO失敗レポートを送信することによって、ソース基地局の応答を待機することができる。
【0155】
図18を参照すると、図18は、本出願の例示的な実施に従った、RRC接続の再確立を介した例示的なCHO失敗対応手順を示す図である。本実装形態において、トリガーされたCHO命令に基づくCHO手順が失敗したとき、UEは、RRC接続の再確立手続きをトリガーすることがある。
【0156】
図18に示すように、図の1800はUE1802、送信元基地局(例えば、gNB)1804、ターゲット基地局(例えば、gNB)1806、ターゲット基地局(例えば、gNB)1808を含む。図の1800に示されるように、アクション1810、1812、1814、1816、1818、1820、1822、1824、1826、1828、1830、1832、1834、および1836は、図9におけるアクション910、912、914、916、918、920、922、924、926、928、930、932、934、および936と実質的に同様であり得る。
【0157】
図18に示すように、UE1802は、アクション1838において、CHO命令#1(最も高いHO優先度を有する)を実行することができる。しかしながら、CHO手順は、例えば、失敗したランダムアクセス手順が失敗またはCHO実行タイマーが終了したために、アクション1840において、失敗することがある。例えば、CHO実行タイマーは、CHO命令メッセージで構成されるLTEネットワークにおける時間T304と同様であり得る。一旦、CHO失敗が発生すると、アクション1840において、UE1802は、RRC接続の再確立手順をトリガーし、アクション1842において、RRC接続を再開することができる。RRC接続の再確立手順を実行するために、UE1802は予め定義された適切なセル基準(例えば、信号強度または品質基準)に基づいて、RRC接続の再確立要求メッセージを送信するために適切なセルを選択することができ、許可されたパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)(例えば、選択された非アクセス層(NAS)、登録されたPLMN、または等価PLMNリストのPLMN)の一部であり得る。また、適切なセルは、除外されず、ローミングのための禁止されたトラッキングエリアのリストのトラッキングエリアに属さない場合がある。いくつかの実装形態において、一旦、CHO失敗が起こり、UEがRRC接続の再確立の手順をトリガーすると、UEは、RRC再確立の要求メッセージのCHO失敗として再確立の原因を設定するかもしれない。
【0158】
別の実装形態において、UE1802のための各CHO命令のターゲットセルがRRC接続の再確立のための適切なセルとして考えることができ、一方、これらのターゲットセルは、上述の適切なセルの定義を満たす。HO優先度パラメータは、関連付けられたターゲットセルのための各CHO命令に与えられ得る。RRC接続の再確立のための適切なセルを選択する場合、HO優先度は、適切なセルの基準の一部として考慮され得る。具体的には、RRC接続の再確立のためのすべての適切なセルの中で、UE1802は最初に、最も高いHO優先度を有する適切なセルを選択し得る。HO優先度を持たない適切なセルがある場合(例えば、セルがCHO命令ターゲットセルでない場合、または関連するCHO命令がHO優先度を割り当てられていない場合)、セルのHO優先度はデフォルト優先度に設定されてもよい。
【0159】
図19を参照すると、図19は、本出願の例示的な実装形態に従って、CHO失敗報告を送信することによる、例示的なCHO失敗対応の手順を示す図である。本実装形態において、トリガーされたCHO命令に基づくCHO手順が失敗したとき、UEは、送信元基地局に知らせるためにCHO失敗報告を送信してもよく、送信元基地局はハンドオーバー手順を開始するなどのアクションを実行してもよい。また、トリガーされたCHO命令もそれに応じてリリースしてもよい。
【0160】
図19に示すように、図の1900は、UE1902、送信元基地局(例えばgNB)1904、ターゲット基地局(例えばgNB)1906、ターゲット基地局(例えばgNB)1908を含む。図の1900に示されるように、アクション1910、1912、1914、1916、1918、1920、1922、1924、1926、1928、1930、1932、1934、および1936は、それぞれ、図9のアクション910、912、914、916、918、920、922、924、926、928、930、932、934、および936と実質的に同様であり得る。
【0161】
図19に示すように、UE1902は、アクション1938において、CHO命令#1(最も高いHO優先度を有する)を実行し得る。しかしながら、CHO手順は例えば、失敗したランダムアクセス手順またはCHO実行タイマー(例えば、T304のようなタイマー)の終了のために、アクション1940において、失敗し得る。
【0162】
CHO失敗が起こると、UE1902は、送信元基地局1904に通知するためにCHO失敗報告を送信し得る。CHO失敗報告の内容は、失敗したCHO命令のID、失敗したCHO命令に関する構成、CHO失敗の原因、失敗したターゲットセルのID、失敗したターゲット基地局のID、および/または最新の測定結果が含まれてもよい。CHO失敗報告に基づいて、送信元基地局1904は、UE1902のための次の適切なアクションを決定することができる。一実装形態において、送信元基地局1904は、従来のHO手順を開始することを決定することができる。一実装形態において、送信元基地局1904が他のトリガーされたCHO命令(例えばCHO命令#2)を選択するようにUEに指令してもよい。一実装形態において、送信元基地局1904は、UE1902がCHO手順を実行するために、別のCHO命令を選択してもよい。
【0163】
本出願の一実装形態において、UEが構成された時間または予め定義された時間内に送信元基地局から応答を受信しない場合、または無線リンク失敗の問題を検出した場合、UEはRRC接続の再確立手順を実行してもよく(例えば、セキュリティがアクティブ化される)、またはIDLEモードに入ってもよい(例えば、セキュリティがアクティブ化されない)。
【0164】
図20を参照すると、図20は、本出願の例示的な実装形態に従って、別のトリガーされたCHO命令を試行することによる、例示的なCHO失敗の対応手順を示す図である。本実装形態において、トリガーされたCHO命令に基づくCHO手順が失敗したとき、UEは、(少なくとも1つのトリガーされたCHO命令が保留中の場合)別のトリガーされたCHO命令を実行することができる。実行するためにトリガーされたCHO命令がない場合、UEはRRC接続の再確立手順をトリガーしてRRC接続を再開するか(図18を参照)、次のアクションのために送信元基地局にCHO失敗報告を送信する(図19を参照)。異なるCHO失敗の対応手順を、互いに組み合わせて使用するように構成することができる。
【0165】
図20に示すように、図の2000はUE2002、送信元基地局(例えばgNB)2004、ターゲット基地局(例えばgNB)2006、ターゲット基地局(例えばgNB)2008を含む。図の2000に示されるように、アクション2010、2012、2014、2016、2018、2020、2022、2024、2026、2028、2030、2032、2034、および2036は、それぞれ、図9のアクション910、912、914、916、918、920、922、924、926、928、930、932、934、および936と実質的に同様であり得る。
【0166】
図20に示すように、UE2002は、アクション2038において、CHO命令(優先度が最も高い)を実行してもよい。しかし、CHO手順は例えば、失敗したランダムアクセス手順またはCHO実行タイマー(例えば、T304のようなタイマー)の終了のために、アクション2040において、失敗する。ただし、別のトリガーされたCHO命令#2は保留中である。従って、本実装形態において、UE2002は、CHO命令#2(2番目に最も高いHO優先度を有する)を実行し、ターゲットセル#2内のターゲット基地局2008への接続を試みることができる。ターゲットセル#2に対するHO手順が成功した場合、UE2002に保存された他のCHO命令は、それに応じてリリースされ得る。
【0167】
図21は、本出願の様々な態様による、無線通信のためのノードのブロック図を示す。図21に示すように、ノード2100は、トランシーバ2120、プロセッサ2126、メモリ2128、1つ以上の表示構成要素2134、および少なくとも1つのアンテナ2136を含むことができる。ノード2100はまた、無線周波数(RF)スペクトルバンドモジュール、基地局通信モジュール、ネットワーク通信モジュール、およびシステム通信管理モジュール、入出力(I/O)ポート、I/O構成要素、および電源(図21に明示的に示されていない)を含み得る。これらの構成要素の各々は1つ以上のバス2140を介して、直接的または間接的に、互いに通信してもよい。
【0168】
送信機2122および受信機2124を有するトランシーバ2120は、時間および/または周波数リソース分割情報を送信および/または受信するように構成されてもよい。いくつかの実装形態において、トランシーバ2120が使用可能、使用不能、および柔軟に使用可能なサブフレームおよびスロットフォーマットを含むがこれらに限定されない、異なるタイプのサブフレームおよびスロットで送信するように構成することができる。トランシーバ2120はデータ及び制御チャネルを受信するように構成されてもよい。
【0169】
ノード2100は、種々のコンピュータ読み取り可能媒体を含むことができる。コンピュータ読み取り可能媒体は、ノード2100によってアクセス可能な任意の利用可能媒体であり得、揮発性媒体と不揮発性媒体の両方、取り外し可能媒体と取り外し不可能媒体の両方を含む。例としての手段として、コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータ記憶媒体および通信媒体を備えてもよいが、限定されない。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能命令、データ構造、プログラムモジュールまたは他のデータといった情報を記憶するための任意の方法または技術で実装される揮発性および不揮発性、取り外し可能および不取り外し可能媒体の両方を含む。
【0170】
コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)または他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置を含む。コンピュータ記憶媒体は、伝播データ信号を含まない。通信媒体は、典型的には、搬送波または他の転送機構といったコンピュータ読み取り可能命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータと一体化しており、すべての情報デリバリー媒体を含む。用語「変調されたデータ信号」は、その特性のうちの1つ以上が信号内の情報を符号化するように設定または変更された信号を意味する。例として、通信媒体は、有線ネットワークまたは直接有線接続などの有線媒体と、音響、RF、赤外線、および他の無線媒体などの無線媒体とを含むが、これに限定されない。上記の全ての組み合わせは、コンピュータ読み取り可能媒体の範囲に含まれる。
【0171】
メモリ2128は、揮発性および/または不揮発性メモリの形態のコンピュータ記憶媒体を含むことができる。メモリ2128は、取り外し可能、取り外し不可能、またはそれらの組み合わせであってもよい。例示的なメモリは、固体メモリ、ハードドライブ、光ディスクドライブなどを含む。図21に示すように、メモリ2128は、実行されるときに、プロセッサ2126に、例えば、図1から図20を参照して本明細書に記載される様々な機能を実行させるように構成される、コンピュータ読み取り可能なコンピュータ実行可能命令2132(例えば、ソフトウェアコード)を保存してもよい。あるいは、命令2132は、プロセッサ2126によって直接実行可能ではなく、ノード2100に(例えば、コンパイルされ、実行されたときに)本明細書に記載する種々の機能を実行させるように構成されてもよい。
【0172】
プロセッサ2126は、インテリジェントハードウェアデバイス、例えば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなどを含むことができる。プロセッサ2126は、メモリを含むことができる。プロセッサ2126は、メモリ2128から受信したデータ2130および命令2132、ならびにトランシーバ2120、ベースバンド通信モジュール、および/またはネットワーク通信モジュールを介した情報を処理することができる。プロセッサ2126はまた、アンテナ2136を通して送信するためにトランシーバ2120に送られるべき情報を処理して、コアネットワークに送信するためにネットワーク通信モジュールに送ることができる。
【0173】
1つ以上の表示構成要素2134は、人または他のデバイスにデータ表示を提示する。例示的な1つ以上の表示構成要素2134は、ディスプレイ装置、スピーカー、印刷構成要素、振動構成要素などを含む。
【0174】
本出願のいくつかの実装形態において、保存されたCHO命令の応答として、測定報告内容のサイズまたは測定報告の数を減少させる。したがって、CHO手順中のシグナリングオーバーヘッドを低減することができる。
【0175】
本出願のいくつかの実装形態において、送信元基地局(例えばgNB)は、ターゲット基地局がUEに対して適切なCHO命令を行うことができるように、異なるUE特性に基づいて、所望のCHOの種類について1つ以上のターゲット基地局(例えばgNB)に通知することを可能にする。そのため、未使用のCHO命令による無線リソースの無駄が低減される可能性がある。
【0176】
本出願のいくつかの実装形態において、送信元基地局がシステムの状態をより良く見渡し(例えば、全体像)、送信元基地局が、X2/Xnインターフェースを介してターゲット基地局とのネゴシエーション時間を節約し得るので、事前に構成されたCHOのうちの1つを実行するようにUEに指示することを可能にする。
【0177】
CHO手順は、ネットワーク制御可能性を維持するために、UEによって開始されたネットワーク構成手順と見なすことができるため、本出願のいくつかの実装形態は、CHO命令に対応するトリガー条件が満たされたときにのみ、UEがCHO命令を実行できるようにしてもよい。CHO命令のトリガー条件は、本実施形態の一部において、ネットワークによって構成されてもよい。さらに、CHO命令は、UEに送信されるにもかかわらず、本出願のいくつかの実装形態は、ネットワークが例えば、UEに選択されたCHO手順に取って代わるか、または上書きする、従来のハンドオーバー手順をトリガーする能力を有することによって、最終的なハンドオーバー手順の制御可能性を維持することを可能にし得る。
【0178】
ネットワーク制御性を増加させるために、本出願のいくつかの実装形態によれば、UEは、応答タイマーに関連付けられたトリガーされたCHO命令を送信元基地局に知らせるための通知を送ることができる。トリガーされたCHO命令は、CHO命令のトリガー条件が満たされるものの1つであってもよい。本出願の一実装形態において、送信元基地局がトリガーされたCHO命令の実行に対する許可を与えること、新しいハンドオーバー命令を送信すること、またはトリガーされたCHO命令の実行を拒否することを決定する時間を有することができるように、新しいタイマーが利用される。本出願の一実装形態において、タイマーが終了する前に、UEが送信元基地局から応答を受信しない場合、UEはサービングセル品質が急速に低下し、応答を受信できなかったと決定してもよい。このような場合において、UEは、トリガーされたCHO命令を直接実行することができる。本出願の別の実装形態において、UEが送信元基地局に通知を送信し、送信元基地局からの許可を要求することなく、または応答を待つことなく、トリガーされたCHO命令を直接実行することができる。
【0179】
本出願のいくつかの実装形態において、複数のトリガーされたCHO命令の選択機構が、予測不能なUE挙動を回避するために利用され、選択機構に従って、トリガーされたCHO命令に対応するハンドオーバー手順が優先され得る。
【0180】
本出願のいくつかの実装形態によれば、ネットワーク性能を改善するために、CHO命令の実行を基地局に知らせるために、UEから送信元基地局に通知を送ることができる。
【0181】
本出願のいくつかの実装形態によれば、UE挙動の予測不能性を低減するために、CHO失敗の対応を選択するための機構が開示され得る。
【0182】
上記の説明から、本出願に記載される概念を実施するために、それらの概念の範囲から逸脱することなく、様々な技術を使用することができることが明らかである。さらに、概念は、特定の実装形態を特に参照して記載されているが、当業者はそれらの概念の範囲から逸脱することなく、形態および詳細に変更を行うことができることを認識することができる。したがって、説明された実施形態はすべての点において、例示的なものであり、限定的なものではないと考えられるべきである。また、本出願は、上述の特定の実施形態に限定されるものではなく、本開示の範囲から逸脱することなく、多くの再構成、修正、および置換が可能であることを理解されたい。

【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【国際調査報告】